JP2010035146A - 符号化装置および符号化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1画面を分割した領域のそれぞれを複数の符号化装置で並列的に符号化する場合に、分割された領域の符号化順で境界部分のマクロブロックに対する符号化処理を容易とする。
【解決手段】1フレームを、マクロブロックが水平方向に連なるマクロブロックライン毎に、符号化部AおよびBに振り分ける。符号化部Aに対して数マクロブロック分遅延されて符号化部Bでの符号化処理が開始される。このとき、符号化部AおよびBにおいて、マクロブロックラインの右端のマクロブロックの量子化を、既に符号化が終了し、ピクチャタイプおよびフレーム内の位置が対応するマクロブロックに対する量子化パラメータを用いて行う。マクロブロックラインにおける最後の量子化に用いられる量子化パラメータを予め知ることができるので、マクロブロックラインの右端と次のマクロブロックラインの左端との量子化パラメータの差分を容易に算出できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、動画像データに対してブロック毎に符号化を行う符号化装置および符号化方法に関する。
動画像データの圧縮符号化方式として、MPEG2方式やH.264|AVC方式が知られている。このような圧縮符号化方式では、1フレームまたは1フィールド(以下、画面と呼ぶ)をマクロブロックと呼ばれる所定画素数の領域に分割し、このマクロブロックを単位にして、動き補償予測や直交変換処理、量子化処理、エントロピー符号化を施す。
一方、近年では、動画像データの高解像度化が進み、例えば、地上デジタル放送においては、フルハイビジョン映像と呼ばれる1920画素×1080画素の映像が用いられることが多くなっている。このような高解像度の動画像データは、単位時間当たりに伝送されるデータ量も膨大なものになるため、圧縮符号化を行う場合に、単体の符号化装置では処理しきれない事態が起こり得る。これを解消するために、特許文献1乃至3には、圧縮符号化を行う動画像データを分割し、それぞれの分割領域毎に符号化装置を用意して処理を行う技術が開示されている。
一例として、図1に例示するように、動画像データを画面の垂直方向にマクロブロック単位で分割して、マクロブロックが水平方向に連なるマクロブロックラインを形成する。そして、2台の符号化装置Aおよび符号化装置Bに対して、奇数ラインおよび偶数ラインのマクロブロックラインをそれぞれ入力して、符号化装置AおよびBでマクロブロックラインを並列的に符号化処理する。
ここで、H.264|AVC方式では、あるマクロブロックに対して符号化または復号化を行う場合、図2に示すように、符号化対象のマクロブロックに対して左横、左斜上、真上および右斜上にそれぞれ位置する4つのマクロブロックの処理結果を参照する。したがって、あるマクロブロックの符号化処理の際には、少なくともそのマクロブロックが参照する必要のあるマクロブロックは、符号化処理が完了してなければならない。
そのため、複数の符号化装置でマクロブロックラインの符号化を並列的に行う場合、工夫が必要となる。例えば、一方の符号化装置の処理タイミングに対して、当該符号化装置が符号化するマクロブロックラインの直下のマクロブロックラインを符号化する符号化装置の処理タイミングを、数マクロブロック分遅らせる。こうすることで、符号化対象のマクロブロックが参照する必要のあるマクロブロックの処理が完了しているようにできる。
また、H.264|AVCでは、直交変換係数の量子化に用いる量子化スケールを規定する量子化パラメータに関し、符号化対象マクロブロックの量子化パラメータと、直前に符号化されたマクロブロックの量子化パラメータとの差分値として扱う必要がある。すなわち、量子化パラメータは、画面の左上隅のマクロブロックを基準として、マクロブロックラインを画面の左から右に向けて順次、差分値が算出され、右端に達したら直下のマクロブロックラインに対して、左端から同様にして差分値が算出される。
特開平07−274180号公報 特開平10−234043号公報 特開2001−346201号公報
ここで、画面をマクロブロックラインで分割し、複数の符号化装置にマクロブロックラインを振り分けてそれぞれ処理を行った場合について、図3を参照しながら考える。この場合、量子化を行う量子化部において、量子化パラメータの差分値を、あるマクロブロックラインの右端のマクロブロックと、当該マクロブロックラインに対し画面上で直下に位置するマクロブロックラインの左端のマクロブロックとから求める必要がある。
従来では、このような場合、一方の符号化装置が1マクロブロックラインの処理を終了するまで他方の符号化装置を待たせたり、それぞれ1マクロブロックライン分の量子化パラメータをバッファリングして後で差し替えるといった方法をとる必要があった。前者の場合、全体として処理が遅延してしまうという問題点があった。また、後者の場合、1マクロブロックライン分の量子化パラメータをバッファリングし、符号化済みの符号化データの該当個所に量子化パラメータを挿入する必要があるため、バッファリングするためのメモリが必要になるという問題点があった。さらに、該当個所に量子化パラメータを挿入する必要があるため処理が複雑になるという問題点があった。
したがって、本発明の目的は、1画面を分割した領域のそれぞれを、画面内の符号化順で直前の領域の情報を用いながら複数の符号化装置で並列的に符号化する場合に、分割された領域の符号化順で境界部分のブロックに対する符号化処理が容易な符号化装置および符号化方法を提供することにある。
本発明は、上述した課題を解決するために、1画面を所定サイズに分割した符号化ブロックを、画面の水平方向へのスキャンを垂直方向に繰り返してスキャンして画像データの量子化を行い、量子化の結果の量子化値を符号化すると共に、量子化に用いた量子化パラメータの符号化ブロックのスキャン順に従った差分を符号化する符号化装置であって、1画面の画像データを符号化ブロック単位に分割し、スキャン順が連続する複数の符号化ブロックからなる符号化グループ単位で振り分けて出力する分割手段と、分割手段が振り分けて出力したそれぞれの符号化グループの画像データを、互いに並列的に、符号化ブロック単位で量子化パラメータを用いて量子化する複数の量子化手段と、量子化手段が符号化ブロックに対する量子化に用いた量子化パラメータと、符号化ブロックのスキャン順で直前の符号化ブロックに対する量子化に用いた量子化パラメータとの差分を算出する複数の差分算出手段と、複数の量子化手段による量子化の結果の量子化値と、複数の差分算出手段により算出された差分とを符号化して出力する符号化手段と、複数の量子化手段が量子化に用いた量子化パラメータを保持する保持手段と、量子化手段が量子化する符号化グループの中のスキャン順で後端の符号化ブロックの量子化に用いる量子化パラメータとして、保持手段に保持された、符号化が終了した画面の符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータを適用する量子化制御手段とを備え、量子化制御手段は、量子化手段が量子化を開始する前に、量子化手段に対する、保持手段に保持された、符号化が終了した画面の符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータの適用を行うことを特徴とする符号化装置である。
また、本発明は、1画面を所定サイズに分割した符号化ブロックを、画面の水平方向へのスキャンを垂直方向に繰り返してスキャンして画像データの量子化を行い、量子化の結果の量子化値を符号化すると共に、量子化に用いた量子化パラメータの符号化ブロックのスキャン順に従った差分を符号化する符号化方法であって、1画面の画像データを符号化ブロック単位に分割し、スキャン順が連続する複数の符号化ブロックからなる符号化グループ単位で振り分けて出力する分割ステップと、分割ステップが振り分けて出力したそれぞれの符号化グループの画像データを、互いに並列的に、符号化ブロック単位で量子化パラメータを用いて量子化する複数の量子化ステップと、量子化ステップが符号化ブロックに対する量子化に用いた量子化パラメータと、符号化ブロックのスキャン順で直前の符号化ブロックに対する量子化に用いた量子化パラメータとの差分を算出する複数の差分算出ステップと、複数の量子化ステップによる量子化の結果の量子化値と、複数の差分算出ステップにより算出された差分とを符号化して出力する符号化ステップと、複数の量子化ステップが量子化に用いた量子化パラメータを保持手段に保持する保持ステップと、量子化ステップが量子化する符号化グループの中のスキャン順で後端の符号化ブロックの量子化に用いる量子化パラメータとして、保持手段に保持された、符号化が終了した画面の符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータを適用する量子化制御ステップとを備え、量子化制御ステップは、量子化ステップが量子化を開始する前に、量子化ステップに対する、保持手段に保持された、符号化が終了した画面の符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータの適用を行うことを特徴とする符号化方法である。
本発明は、上述の構成を有するため、1画面を分割した領域のそれぞれを、画面内の符号化順で直前の領域の情報を用いながら複数の符号化装置で並列的に符号化する場合に、分割された領域の符号化順で境界部分のブロックに対する符号化処理が容易である。
複数の符号化装置で並列的に符号化を行うことを説明するための図。 マクロブロックの参照関係を説明するための図。 複数の符号化装置で並列的に符号化を行う処理を説明するための図。 本発明の実施形態を適用可能な符号化装置の一例の構成を示すブロック図。 本発明に適用可能な復号装置の一例の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態による符号化処理を説明するための図。 本発明の第1の実施形態による符号化処理を説明するための図。 本発明の第1の実施形態の別の例による符号化処理を説明するための図。 本発明の第2の実施形態による符号化処理を説明するための図。
<各実施形態に共通の構成>
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図4は、本発明の実施形態を適用可能な符号化装置100の一例の構成を示す。符号化装置100は、供給されたベースバンドの動画像データに対し、1画面を所定サイズに分割した符号化ブロック単位で、画面の水平方向にスキャンし更に垂直方向にスキャンして符号化を行う。符号化は、アダマール変換および整数精度DCTを用いた直交変換および変換係数に対する量子化と、フレーム内予測符号化および動き補償を用いたフレーム間予測符号化とを用い、さらにエントロピー符号化を施すことで行う。
以下では、アダマール変換および整数精度DCTを用いた直交変換を整数変換と呼び、フレーム内予測符号化およびフレーム間予測符号化をそれぞれイントラ符号化、インター符号化と呼ぶ。
インター符号化により、動き補償の単位(MCブロック)に対して1枚の参照フレームとの予測を行うPピクチャと、MCブロックに対して時系列的に前後の2枚までの参照フレームとの予測を行うBピクチャとが形成される。また、イントラ符号化によりIピクチャが形成される。このように、インター符号化およびイントラ符号化により、時間的な参照関係が異なる複数のタイプのピクチャが形成される。さらに、フレーム間予測符号化では、動画像データを、これらIピクチャ、PピクチャおよびBピクチャが所定に配列されたGOP構造を持つデータとして符号化する。
例えば、符号化装置100が1枚のIピクチャ、4枚のPピクチャおよび10枚のBピクチャからなる15フレームで1GOPを形成する場合、符号化装置100に入力されるフレームに対し、下記の順にピクチャタイプが割り当てられる。なお、添字は、入力順または表示順を示す。
101112131415
ここで、Bピクチャは、時系列的に過去のピクチャと共に未来のピクチャを用いて予測符号化を行うため、符号化は、Bピクチャの順序をIピクチャおよびPピクチャに対して入れ替えて、下記の順序で行われる。なお、I3ピクチャに続くB1ピクチャおよびB2ピクチャは、I3ピクチャと、直前のGOPにおけるP15ピクチャとを用いて予測符号化される。
121011151314
この符号化装置100は、量子化制御手段としての図示されないCPUにより、所定のプログラムに従って制御される。CPUは、符号化装置100を専用に制御するものでもよいし、この符号化装置100が組み込まれるより上位のシステムを制御するものでもよい。CPUは、図示されないROMおよびRAMを有し、ROMに予め格納されたプログラムに従いRAMをワークメモリとして動作し、符号化装置100の各部を制御する。
符号化装置100に入力されたベースバンドの動画像データ400は、分割手段としてのフレーム並び替えおよび分割部401で、ピクチャ配列が入力順から符号化順に並べ替られる。さらに、フレーム並び替えおよび分割部401は、動画像データ400を所定サイズ(例えば16画素×16画素)のマクロブロックに分割する。マクロブロックは、例えばマクロブロックが水平方向に連なるマクロブロックライン毎に、符号化部402−1、402−2、…、402−nに振り分けられて供給される。マクロブロックラインは、換言すれば、スキャン順が水平方向に連続する複数の符号化ブロックからなる符号化グループである。マクロブロックは、スキャン順に従い、画面上の位置で左側から右側へ向けて供給される。すなわち、マクロブロックライン単位での符号化処理は、画面上で左端側を前端として開始され、右端側を後端として終了される。
符号化部402−1、402−2、…、402−nは、互いにデータのやりとりが可能なように構成される。例えば、符号化部402−1、402−2、…、402−nは、共通してアクセス可能なメモリ420を介してデータのやりとりを行うことができる。これに限らず、符号化部402−1、402−2、…、402−n間で通信を行ったり、符号化装置100を制御するCPUを介して情報のやりとりを行うようにもできる。
なお、符号化部402−1、402−2、…、402−nは、それぞれ独立したハードウェアで構成してもよいし、1つのハードウェア内で処理を分割してもよい。また、符号化部402−1、402−2、…、402−nをソフトウェアで構成することもできる。この場合、符号化部402−1、402−2、…、402−nの動作をそれぞれ独立したCPU上で行ってもよいし、1のCPU上で時分割で行ってもよい。また、複数のコアから構成されるCPUにおいて、当該複数のコアのそれぞれに符号化部402−1、402−2、…、402−nの処理を割り当てることもできる。
以下では、符号化部402が符号化部402−1、402−2、…、402−nを代表するものとして説明する。符号化部402は、マクロブロック単位で後述する各種処理を行う。ここで、同一フレーム内において、符号化対象のマクロブロックと、当該マクロブロックの近傍のマクロブロックとの間には、図2を用いて既に説明したような参照関係がある。すなわち、あるマクロブロックは、当該マクロブロックに対して左辺、左上隅点、上辺および右上隅点で接する4つのマクロブロックを参照することができる。
そのため、各符号化部における符号化処理の開始タイミングを、各符号化部に振り分けられたマクロブロックラインのフレーム内での位置に応じて、直上のマクロブロックラインの符号化開始タイミングに対して2マクロブロックタイミング以上、遅延させる。
フレーム並び替えおよび分割部401からマクロブロック単位で出力された画像データは、減算器403の被減算入力に入力されると共に、動き検出部414に供給される。動き検出部414は、フレーム並び替えおよび分割部401から供給された画像データにおける動きベクトルを検出し、検出した動きベクトル情報をインター予測部413とエントロピー符号化部416とに出力する。
減算器403は、被減算入力に入力された画像データから、後述するスイッチ415から出力される予測画像データを減算し、画像残差データを生成する。画像残差データは、直交変換部404でアダマール変換や整数精度DCTといった直交変換処理によりDCT係数に変換される。
このDCT係数は、量子化手段としての量子化部405で所定の量子化パラメータを用いて量子化される。量子化パラメータは、DCT係数を量子化する際の量子化ステップと所定の関係を有するパラメータで、例えば量子化パラメータと量子化ステップの対数が比例するように決められる。量子化ステップおよび量子化パラメータは、マクロブロック単位で変更することが可能である。例えば、エントロピー符号化部416で発生した符号量に基づき、マクロブロック毎の符号量が一定範囲内になるように、量子化パラメータを制御する。量子化部405から出力された量子化値は、エントロピー符号化部416に供給される。
差分算出手段としての量子化部405は、あるマクロブロックの量子化に用いた量子化パラメータと、画面上で当該マクロブロックの直前に位置するマクロブロックの量子化に用いた量子化パラメータとの差分を算出する。また、詳細は後述するが、必要に応じて、ある量子化パラメータと、並列的に符号化を行う他の符号化部が量子化した際の量子化パラメータとの差分を算出する。算出された量子化パラメータの差分値は、量子化値に付加されて量子化部405から出力される。
なお、各符号化部402−1、402−2、…、402−nにおいて、量子化部405が量子化の際に用いた量子化パラメータは、例えば保持手段としてのメモリ420に記憶される。並列的に符号化を行う他の符号化部による量子化パラメータは、このメモリ420から読み出して取得することができる。これに限らず、符号化部402−1、402−2、…、402−nを全体として制御するCPUが、RAMなどに量子化パラメータを保持するようにしてもよい。
量子化部405から出力された量子化値は、逆量子化部406にも供給される。量子化値は、逆量子化部406で逆量子化され、逆直交変換部407で逆直交変換され、ローカルデコード画像データとされる。ローカルデコード画像データは、加算器408でスイッチ415から出力される予測画像データが加算され、再構成画像データが形成される。再構成画像データは、フレームメモリ409に格納されると共に、デブロッキングフィルタ410を介してフレームメモリ411に格納される。デブロッキングフィルタ410は、再構成画像データに対してフィルタ処理を施し、符号化歪を軽減させる。
イントラ予測部412は、フレームメモリ409に格納された再構成画像データを用いてフレーム内予測処理を行い、予測画像データを生成する。イントラ予測部412から出力されたイントラ予測画像データは、スイッチ415の一方の入力端に供給される。
インター予測部413は、フレームメモリ411に格納された再構成画像と、動き検出部414により検出された動きベクトルとに基づきフレーム間予測処理を行い、インター予測画像データを生成する。インター予測画像データは、スイッチ415の他方の入力端に供給される。
スイッチ415は、イントラ予測およびインター予測の何方を用いるかを選択する。イントラ予測部412から出力されたイントラ予測画像データと、インター予測部413から出力されたインター予測画像データとのうち一方を選択し、選択された予測画像データを減算器403の減算入力に供給すると共に、加算器408に供給する。
エントロピー符号化部416は、各符号化部402−1、402−2、…、402−nそれぞれから出力されたデータを図示されないバッファメモリに溜め込む。そして、バッファメモリに溜め込まれたデータをエントロピー符号化して、例えば画面の並び順に従って符号が配列された符号化ストリームとして出力する。
エントロピー符号化を行うデータとしては、量子化部405の出力の量子化値および量子化パラメータ、動き検出部414の出力の動きベクトル情報、イントラ符号化およびインター符号化の何れを行ったかを示す情報(マクロブロックタイプ)などがある。量子化パラメータは、直前のマクロブロックの量子化パラメータとの差分がエントロピー符号化される。また、マクロブロックのデータのそれぞれには、マクロブロックの画面上の位置を示す位置情報が付加される。
図5は、本発明に適用可能な復号装置101の一例の構成を示す。この復号装置101は、図示されないCPUにより、所定のプログラムに従って制御される。CPUは、復号装置101を専用に制御するものでもよいし、この復号装置101が組み込まれるより上位のシステムを制御するものでもよい。CPUは、図示されないROMおよびRAMを有し、ROMに予め格納されたプログラムに従いRAMをワークメモリとして動作し、復号装置101の各部を制御する。
復号装置101に入力された符号化ストリームは、エントロピー復号部501に供給され、エントロピー符号を復号されマクロブロック毎の復号データとされる。このとき、エントロピー復号部501は、符号化ストリーム中に含まれる量子化パラメータの差分情報を用いて、マクロブロック毎の量子化パラメータを復元する。マクロブロック毎の復号データは、位置情報に基づきそれぞれ対応する復号部502−1、502−2、…、502−nに供給される。
復号部502−1、502−2、…、502−nは、互いにデータのやりとりが可能なように構成される。例えば、復号部502−1、502−2、…、502−nは、共通してアクセス可能なメモリ520を介してデータのやりとりを行うことができる。これに限らず、復号部502−1、502−2、…、502−n間で通信を行ったり、復号装置101を制御するCPUを介してデータのやりとりを行うようにもできる。
なお、復号部502−1、502−2、…、502−nは、それぞれ独立したハードウェアで構成してもよいし、1つのハードウェア内で処理を分割してもよい。また、復号部502−1、502−2、…、502−nをソフトウェアで構成することもできる。この場合、復号部502−1、502−2、…、502−nの動作をそれぞれ独立したCPU上で行ってもよいし、1のCPU上で時分割で行ってもよい。また、複数のコアから構成されるCPUにおいて、当該複数のコアのそれぞれに復号部502−1、502−2、…、502−nの処理を割り当てることもできる。
以下では、復号部502が復号部502−1、502−2、…、502−nを代表するものとして説明する。復号部502は、マクロブロック単位で後述する各種処理を行う。
エントロピー復号部501から出力された復号データは、スイッチ回路510に供給されると共に、逆量子化部503に供給される。逆量子化部503は、復号データに含まれる量子化パラメータの差分データに基づき量子化パラメータを再構成し、逆量子化処理を行う。復号部間でのマクロブロックの処理の境界部分における量子化パラメータの差分データは、例えば、メモリ520を用いて、並列的に復号処理を行う他の復号部とデータのやりとりを行うことで取得することができる。逆量子化部503の出力は、逆直交変換部504に供給されて逆直交変換処理され、復号画像残差データとされる。この復号画像残差データは、加算器505に入力される。
スイッチ回路510の出力がインター予測部508またはイントラ予測部509に供給される。インター予測部508は、後述するフレームメモリ507に格納されたフレーム画像データを参照フレームとして用いて、復号データに含まれる動きベクトルを参照して動き補償を行い、予測ブロックを生成する。また、イントラ予測部509は、動き補償を行わずにそのまま予測ブロックとなるマクロブロック(イントラマクロブロック)が格納されている。スイッチ回路510は、供給される復号データのマクロブロックタイプに応じて、インター予測部508およびイントラ予測部509のうち一方を選択する。スイッチ回路510の選択に応じてインター予測部508またはイントラ予測部509から出力された予測ブロックは、加算器505に入力される。
逆直交変換部504から出力された復号画像残差データと、インター予測部508またはイントラ予測部509から出力された予測ブロックとが加算器505で加算される。加算器505の加算出力は、さらにデブロッキングフィルタ506でフィルタ処理を施され、復号マクロブロックとして復号部502から出力される。復号部502−1、502−2、…、502−nから出力された復号マクロブロックは、それぞれフレームメモリ507に格納される。フレームメモリ507に格納された復号マクロブロックは、所定のタイミングで出力される。
<第1の実施形態>
次に、本発明の第1の実施形態について、図6〜図8を用いて説明する。本第1の実施形態では、マクロブロックを量子化部405で量子化する際の量子化パラメータとして、符号化済みの、当該マクロブロックとピクチャタイプが同じで画面上の位置が対応するマクロブロックの量子化に用いた量子化パラメータを用いる。
図6を用いて、上述の処理についてより具体的に説明する。図6(a)に例示されるフレーム(またはフィールド)を、マクロブロックライン毎に交互に符号化部Aおよび符号化部Bに振り分け、符号化部Aおよび符号化部Bで、振り分けられた画像データに対して並列的に符号化処理を施す。なお、1フレームは、1画面に対応するものとする。この例では、図6(a)に斜線を付して示されるマクロブロックラインが符号化部Bに振り分けられ、白抜きで示されるマクロブロックラインが符号化部Aに振り分けられている。
図6(a)において、符号化部Bに振り分けるマクロブロックラインの左端に位置するマクロブロック600の量子化を行う場合について考える。この場合、量子化部405は、当該量子化に用いた量子化パラメータと、当該マクロブロックラインに対して画面上で直上に位置するマクロブロックラインにおける右端のマクロブロック601Aの量子化に用いた量子化パラメータとの差分を算出する必要がある。
マクロブロック601Aは、符号化部Aにより符号化される。本発明を適用しない場合、例えばマクロブロック601Aが符号化された直後から、符号化部Bでマクロブロック600の符号化を開始させることで、マクロブロック601Aとマクロブロック600との間で量子化パラメータの差分を求めることが可能となる。すなわち、符号化部Bは、符号化部Aがマクロブロック601Aの量子化を完了するまで、マクロブロック600の次のマクロブロックの量子化処理を開始できないことになる。
そのため、本発明の第1の実施形態では、符号化部Aは、マクロブロック601Aを、既に符号化が完了しており、マクロブロック601Aとピクチャタイプおよび画面上の位置が対応しているマクロブロックの量子化パラメータを用いて量子化する。図6(b)の例において、既に符号化され、マクロブロック601Aとピクチャタイプおよび位置が対応するマクロブロックがマクロブロック601Bであるものとする。符号化部Aは、マクロブロック601Aを、マクロブロック601Bの量子化に用いた量子化パラメータを使って量子化する。
例えば、符号化部Aは、マクロブロック601Aを量子化する際に、マクロブロック601Bを量子化した際に用いた量子化パラメータをメモリ420から読み出す。そして、符号化部Aは、読み出したこの量子化パラメータを用いて、マクロブロック601Aの量子化処理を行う。
また、上述したように、同一画面内におけるマクロブロックの、近傍のマクロブロックに対する参照関係に基づき、符号化部Bは、符号化の開始タイミングが少なくとも2マクロブロック分、符号化部Aに対して遅延される。この場合、符号化部Aが次のマクロブロックラインの符号化を開始する時点で、当該マクロブロックラインに対して画面上で直上に位置するマクロブロックラインの左端のマクロブロックを量子化した際の量子化パラメータを取得できない。そのため、符号化部Bにおいても、同様にして、マクロブロックラインの右端のマクロブロックを、既に符号化され、ピクチャタイプおよび位置が対応するマクロブロックを量子化する際の量子化パラメータを用いて量子化する。
尚、他のピクチャの位置が対応するマクロブロックの量子化パラメータを、量子化対象のマクロブロックの量子化パラメータとして用いると、該マクロブロックに対して水平方向に隣接するマクロブロックの量子化パラメータとの連続性が失われる可能性がある。ここで、画像データにおいて、時間的に連続するフレーム間における、画面上で位置が対応するブロックは、高い相関を持つことが知られている。そのため、実際の復号画像に対する影響は小さいと考えられる。
図7を用いて、マクロブロックの量子化を、既に符号化された、ピクチャタイプおよびフレーム内での位置が対応するマクロブロックの量子化に用いた量子化パラメータを使って行うことについて、より具体的に説明する。
ここでは、図7の上側に例示されるように、1枚のIピクチャと、4枚のPピクチャと、10枚のBピクチャの、合計で15枚のピクチャから1GOPが構成されているものとする。なお、図7は、各ピクチャが符号化順に並べられている。各ピクチャに記される数字はGOP内での並び順を示す。各ピクチャの順番は、上述したように、
121011151314
となる(添字は入力順を示す)。
一例として、GOP内において符号化順で10番目に位置するPピクチャ#10の右端のマクロブロック610を、量子化部405で量子化する場合について考える。この場合、既に符号化が完了している、Pピクチャ#10より符号化順が前のPピクチャ(例えばPピクチャ#7)の、マクロブロック610に対して画面上の位置が対応するマクロブロックは、マクロブロック611とする。量子化部405は、このマクロブロック611の量子化に用いた量子化パラメータを使って、マクロブロック610を量子化する。
Bピクチャの場合も同様である。例えば、6番目のBピクチャ#6の右端のマクロブロックを符号化する際には、既に符号化が完了している5番目のBピクチャ#5における位置が対応するマクロブロックの量子化パラメータを用いて量子化を行う。
Iピクチャの場合、GOP内に符号化が完了した他のIピクチャが存在しないので、1つ前のGOPにおけるIピクチャのデータを用いる。同様に、GOP内で最初に現れるピクチャタイプのピクチャを符号化する際には、1つ前のGOPにおける、同一のピクチャタイプのデータを用いる。
なお、上述では、1フレームの符号化を2つの符号化部AおよびBにより並列的に行う場合について説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、本第1の実施形態は、1フレームの符号化をn個の符号化部402−1、402−2、…、402−nにより、マクロブロックライン単位で振り分けて行う場合にも適用できる。
以上のように処理を行うことで、1つの画面を複数の符号化部で並列的に符号化するようなシステムにおいて、ある符号化部で用いる量子化パラメータの値が他の符号化部の処理結果に関わらず決まる。そのため、符号化順が画面上で連続するマクロブロックが異なる符号化部で符号化される境界部分において、当該マクロブロックに対する量子化パラメータの差分値を容易に求めることが可能となる。したがって、当該境界部分における符号化制御を容易に行うことができる。
<第1の実施形態の別の例>
次に、本発明の第1の実施形態の別の例について説明する。上述した第1の実施形態では、符号化順で前に位置する、ピクチャタイプおよび画面上の位置が対応するマクロブロックの量子化パラメータを順次用いるようにしている。この場合、1本の動画像データ内の、ピクチャタイプおよび画面上の位置が対応するマクロブロックの量子化パラメータが全て同一の値になってしまう。
そこで、図8に例示されるように、マクロブロック620を量子化部405が量子化する際に、同じピクチャタイプで同位置のマクロブロック621に加えて、その近傍のマクロブロック622および623の量子化パラメータをさらに用いてもよい。この場合、例えば、マクロブロック621、622および623にそれぞれ対応する量子化パラメータの加重平均を求め、この加重平均値を量子化パラメータとして用いてマクロブロック620の量子化を行うことが考えられる。
これに限らず、量子化パラメータの差分値を所定のタイミングでリセットすることもできる。例えば、GOPを単位として所定のフレーム毎に量子化パラメータの差分値をリセットする。また例えば、量子化パラメータの差分値をリセットするタイミングを、量子化パラメータの変化に応じて決めることも考えられる。すなわち、シーンチェンジなどにより画像データの内容があるフレームを境に大きく変化した場合には、量子化パラメータも大きく変化することが予測される。
また、本第1の実施形態においては、あるフレーム(またはフィールド)を符号化する際に、当該フレームより前に符号化が完了したフレームのデータを用いる必要がある。そのため、各符号化部402−1、402−2、…、402−nのそれぞれについて、ピクチャタイプ毎に最初に量子化が行われる、画面上のそれぞれの位置のマクロブロックには、量子化パラメータの初期値が必要となる。この量子化パラメータの初期値は、例えば、予め所定の方法で求めてメモリ420に格納しておく。量子化パラメータの初期値は、例えばMPEG2 TM5(Test Model 5)方式を用いて算出される量子化パラメータの初期値を用いることができる。
以下、MPEG2 TM5方式での量子化パラメータ算出方法を説明する。なお、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャごとに異なる定数や係数はそれぞれi、p、bの添字をつけて区別する。
まず、ピクチャタイプごとの目標符号量(Ti,Tp,Tb)を、以下の式に従って決定する。
Figure 2010035146
Xi=Si×Qi, Xp=Sp×Qp, Xb=Sb×Qb
Xi_init=160×Bit_Rate/115
Xp_init=60×Bit_Rate/115
Xb_init=42×Bit_rate/115
ここで、Kp,Kbは量子化マトリクスに依存する恒常な定数で、通常、Kp=1.0、Kb=1.4である。
RはGOP内で割り当てることができる残りビット数、Np,NbはGOP中の残り(未符号化)P、Bピクチャ数を示す。Si,Sp,Sbは直前のピクチャタイプ毎の発生符号量、Qi,Qp,Qbは直前の同ピクチャタイプの量子化パラメータ平均値、Xi,Xp,Xbはピクチャの複雑度(Complexity)を示す。Xi_init,Xp_init,Xb_initはXi,Xp,Xbの初期値を示す。
また、Bit_Rateは符号化装置に定められている、出力データを媒体に記録する際の品質を表す数値で(単位bps)、Picture_Rateは1秒間あたりのピクチャ数を示す。
量子化パラメータの初期値を求める場合、Xi,Xp,Xbの初期値を適用して、ピクチャタイプごとの目標符号量(Ti,Tp,Tb)を決定する。
次に、求めた目標符号量に従って、量子化パラメータQPを以下の式に従って算出する。
Figure 2010035146
ここで、d_jは仮想バッファフルネス(占有量)であり、量子化パラメータを求めるピクチャのピクチャタイプに応じてdi_j,dp_j,db_jを用いる。di_init,dp_init,db_initは仮想バッファフルネスの初期値である。MB_cntはピクチャ内のマクロブロック数であり、jは1からMB_cntまでの値を取る整数である。B_jはピクチャ開始からMB_jまでに発生した符合量(bits)、rはリアクションパラメータ(制御感度)である。
量子化パラメータの初期値を求める場合、ピクチャタイプに応じてdi_j,dp_j,db_jの何れかを算出すればよい。
このようにして、例えば1本の動画像における最初のフレームのような、符号化が完了したフレームが存在しないフレームについての量子化パラメータ(量子化パラメータの初期値)を求めることができる。
なお、ここで説明したMPEG2 TM5方式による量子化パラメータ算出は、初期値算出後の、符号化が完了したフレームが存在するフレームについての量子化パラメータの算出にも適用できる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本第2の実施形態では、上述した第1の実施形態と同様に、1つのフレーム(またはフィールド)を、マクロブロックライン毎に複数の符号化部402−1、402−2、…、402−nに振り分けて並列的に符号化を行う。
本発明の第2の実施形態では、マクロブロックラインの右端に位置するマクロブロックの量子化を、次のように行う。すなわち、量子化を、当該マクロブロックラインと並列的に処理される、画面上で当該マクロブロックラインの直下に位置するマクロブロックラインの左端のマクロブロックに対する量子化パラメータを用いて行う。また、当該左端のマクロブロックの量子化は、既に符号化が行われ、当該左端のマクロブロックとピクチャタイプおよび画面上の位置が対応するマクロブロックの量子化パラメータを用いて行う。
なお、画面上で左上隅に位置するマクロブロックについては、所定の量子化パラメータを用いて量子化を行う。例えば、既に符号化が行われ、ピクチャタイプが対応し画面上で左上隅に位置するマクロブロックを量子化する際に用いた量子化パラメータを、当該所定の量子化パラメータに適用できる。これに限らず、量子化部405において、当該マクロブロックデータに基づき生成した量子化パラメータを用いてもよい。予め設定した量子化パラメータを用いることもできる。
図9を用いて、より具体的に説明する。ここでは、上述した第1の実施形態の場合と同様にして、1つのフレームまたはフィールドを、マクロブロックライン毎に符号化部Aおよび符号化部Bに振り分け、符号化部Aおよび符号化部Bで並列的に符号化を行うものとする。図9において上から奇数行目のマクロブロックラインが符号化部Aに、偶数行目のマクロブロックラインが符号化部Bにそれぞれ振り分けられるものとする。
符号化部A、Bに振り分けられるマクロブロックラインの左端のマクロブロック630、632を、既に符号化された、ピクチャタイプと画面上での位置とが対応するマクロブロックの量子化に用いた量子化パラメータによって量子化する。さらに、マクロブロックラインの右端のマクロブロック631および633のそれぞれを、画面上で直下に位置するマクロブロックラインの左端のマクロブロック632および634量子化に用いた量子化パラメータそれぞれによって量子化する。
その結果、1フレーム(またはフィールド)を符号化部AおよびBで並列的に符号化処理を行う場合に、異なる符号化部で符号化されるフレームの境界部分における量子化パラメータの差分値が0になる。そのため、境界部分の符号化制御を容易に行うことができる。
なお、これに限らず、第1の実施形態の方法を取り入れ、マクロブロック631を、既に符号化された、ピクチャタイプと位置とが対応するマクロブロックの量子化に用いた量子化パラメータで量子化してもよい。この場合には、符号化部Bは、符号化部Aがマクロブロック631を量子化する際に用いた量子化パラメータを、マクロブロック632の処理を行う際に知ることができる。そのため、異なる符号化部で符号化される、マクロブロックラインの右端のマクロブロックと、フレーム内で直下に位置するマクロブロックラインの左端のマクロブロックとの、量子化する際に用いた量子化パラメータの差分を容易に求めることができる。
したがって、符号化順が画面上で連続するマクロブロックが異なる符号化部で符号化される境界部分において、当該マクロブロックに対する量子化パラメータの差分値を容易に求めることが可能となる。
また、マクロブロック631の量子化に用いる量子化パラメータ値が、既に符号化が行われ、ピクチャタイプおよびフレーム内の位置が対応するマクロブロックの量子化に用いた量子化パラメータ値に対して急激に変化することも考えられる。この場合には、マクロブロック631を含むピクチャにおいて画質が劣化してしまうことが考えられる。そこで、マクロブロック631より時間的に前の、ピクチャタイプおよびフレーム内の位置が対応する数マクロブロックの量子化パラメータ値を、緩やかに変化させることも可能である。
以上説明したように、本発明は、1フレーム(またはフィールド)のデータを複数の符号化部で並列的に符号化する際の符号化制御を容易に行うことが可能となる。すなわち、符号化順が画面上で連続するマクロブロックが異なる符号化部で符号化される境界部分の処理を、ピクチャタイプおよび画面上の位置が対応する、既に符号化されたマクロブロックに対する量子化パラメータを用いて行う。そのため、当該境界部分における量子化パラメータの差分値を、他の符号化部の処理に関わらず決定できるからである。
なお、本発明は、本発明の技術思想の範囲内において、上述の各実施形態に限定されるものではなく、対象となる回路形態により適時変更されて適応するべきものである。
<他の実施形態>
上述の各実施形態は、システムあるいは装置のコンピュータ(或いはCPU、MPU等)によりソフトウェア的に実現することも可能である。
したがって、上述の各実施形態をコンピュータで実現するために、当該コンピュータに供給されるコンピュータプログラム自体も本発明を実現するものである。つまり、上述の実施形態の機能を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
なお、上述の各実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能であれば、どのような形態であってもよい。例えば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等で構成することができるが、これらに限るものではない。
上述の各実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、記憶媒体又は有線/無線通信によりコンピュータに供給される。プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記憶媒体、MO、CD、DVD等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどがある。
有線/無線通信を用いたコンピュータプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバを利用する方法がある。この場合、本発明を形成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムファイル)をサーバに記憶しておく。プログラムファイルとしては、実行形式のものであっても、ソースコードであっても良い。
そして、このサーバにアクセスしたクライアントコンピュータに、プログラムファイルをダウンロードすることによって供給する。この場合、プログラムファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに分散して配置することも可能である。
つまり、上述の各実施形態を実現するためのプログラムファイルをクライアントコンピュータに提供するサーバ装置も本発明の一つである。
また、上述の各実施形態を実現するためのコンピュータプログラムを暗号化して格納した記憶媒体を配布し、所定の条件を満たしたユーザに、暗号化を解く鍵情報を供給し、ユーザの有するコンピュータへのインストールを許可してもよい。鍵情報は、例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給することができる。
また、上述の各実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、すでにコンピュータ上で稼働するOSの機能を利用するものであってもよい。
さらに、上述の各実施形態を実現するためのコンピュータプログラムは、その一部をコンピュータに装着される拡張ボード等のファームウェアで構成してもよいし、拡張ボード等が備えるCPUで実行するようにしてもよい。

Claims (11)

  1. 1画面を所定サイズに分割した符号化ブロックを、該画面の水平方向へのスキャンを垂直方向に繰り返してスキャンして画像データの量子化を行い、該量子化の結果の量子化値を符号化すると共に、該量子化に用いた量子化パラメータの該符号化ブロックのスキャン順に従った差分を符号化する符号化装置であって、
    1画面の画像データを前記符号化ブロック単位に分割し、前記スキャン順が連続する複数の該符号化ブロックからなる符号化グループを単位として振り分けて出力する分割手段と、
    前記分割手段が振り分けて出力したそれぞれの前記符号化グループの画像データを、互いに並列的に、前記符号化ブロック単位で量子化パラメータを用いて量子化する複数の量子化手段と、
    前記量子化手段が前記符号化ブロックに対する量子化に用いた量子化パラメータと、該符号化ブロックの前記スキャン順で直前の前記符号化ブロックに対する量子化に用いた量子化パラメータとの差分を算出する複数の差分算出手段と、
    前記複数の量子化手段による前記量子化の結果の量子化値と、前記複数の差分算出手段により算出された前記差分とを符号化して出力する符号化手段と、
    前記複数の量子化手段が前記量子化に用いた前記量子化パラメータを保持する保持手段と、
    前記量子化手段が量子化する前記符号化グループの中の前記スキャン順で後端の前記符号化ブロックの量子化に用いる前記量子化パラメータとして、前記保持手段に保持された、前記符号化が終了した前記画面の符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータを適用する量子化制御手段と
    を備え、
    前記量子化制御手段は、前記量子化手段が量子化を開始する前に、該量子化手段に対する、前記保持手段に保持された、符号化が終了した画面の符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータの前記適用を行う
    ことを特徴とする符号化装置。
  2. 前記量子化制御手段は、
    前記スキャン順で後端の符号化ブロックの量子化に用いる量子化パラメータとして、
    前記保持手段に保持された、前記符号化が終了した前記画面の、該符号化ブロックに位置が対応する符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータを適用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記量子化制御手段は、前記スキャン順で後端の符号化ブロックの量子化に用いる量子化パラメータとして、
    前記保持手段に保持された、前記符号化が終了した前記画面の、該符号化ブロックに位置が対応する符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータと、該位置が対応する符号化ブロックに対して前記画面で近傍に位置する符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータとに基づき生成した値を適用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  4. 前記符号化ブロックは、時間的な参照関係が異なる複数のタイプを有し、
    前記量子化制御手段は、前記符号化グループの中の前記スキャン順で後端の前記符号化ブロックの量子化に用いる前記量子化パラメータとして、
    前記保持手段に保持された、前記符号化が終了した前記画面の、該符号化ブロックに位置および前記タイプが対応する符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータを適用する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の符号化装置。
  5. 前記量子化制御手段は、前記量子化手段が前記符号化グループの中のスキャン順で後端の符号化ブロックの量子化に用いる量子化パラメータとして、
    前記保持手段に保持された、前記符号化が終了した前記画面の、該符号化グループに対してスキャン順で直後の前記符号化グループの前端の前記符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータを適用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  6. 前記量子化制御手段は、
    他の前記量子化手段が、前記量子化手段が量子化を行う前記符号化ブロックが含まれる前記符号化グループに対してスキャン順で直後の前記符号化グループの前端の符号化ブロックの量子化に用いる量子化パラメータとして、
    前記保持手段に保持された、前記符号化が終了した前記画面の、該符号化グループの前端の前記符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータを適用する
    ことを特徴とする請求項1または請求項5に記載の符号化装置。
  7. 前記量子化制御手段は、
    前記符号化ブロックのうち前記スキャン順が最も早い符号化ブロックの量子化に用いる量子化パラメータとして、予め決められた量子化パラメータを適用する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の符号化装置。
  8. 前記量子化制御手段は、
    前記符号化ブロックのうち前記スキャン順が最も早い符号化ブロックの量子化に用いる量子化パラメータとして、該符号化ブロックに基づき設定した量子化パラメータを適用する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の符号化装置。
  9. 前記符号化ブロックは、時間的な参照関係が異なる複数のタイプを有し、
    前記量子化制御手段は、前記符号化グループの中の前記スキャン順で前端の前記符号化ブロックの量子化に用いる前記量子化パラメータとして、
    前記保持手段に保持された、前記符号化が終了した前記画面の、該符号化ブロックに位置および前記タイプが対応する符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータを適用する
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項8の何れか1項に記載の符号化装置。
  10. 1画面を所定サイズに分割した符号化ブロックを、該画面の水平方向へのスキャンを垂直方向に繰り返してスキャンして画像データの量子化を行い、該量子化の結果の量子化値を符号化すると共に、該量子化に用いた量子化パラメータの該符号化ブロックのスキャン順に従った差分を符号化する符号化方法であって、
    1画面の画像データを前記符号化ブロック単位に分割し、前記スキャン順が連続する複数の該符号化ブロックからなる符号化グループを単位として振り分けて出力する分割ステップと、
    前記分割ステップが振り分けて出力したそれぞれの前記符号化グループの画像データを、互いに並列的に、前記符号化ブロック単位で量子化パラメータを用いて量子化する複数の量子化ステップと、
    前記量子化ステップが前記符号化ブロックに対する量子化に用いた量子化パラメータと、該符号化ブロックの前記スキャン順で直前の前記符号化ブロックに対する量子化に用いた量子化パラメータとの差分を算出する複数の差分算出ステップと、
    前記複数の量子化ステップによる前記量子化の結果の量子化値と、前記複数の差分算出ステップにより算出された前記差分とを符号化して出力する符号化ステップと、
    前記複数の量子化ステップが前記量子化に用いた前記量子化パラメータを保持手段に保持する保持ステップと、
    前記量子化ステップが量子化する前記符号化グループの中の前記スキャン順で後端の前記符号化ブロックの量子化に用いる前記量子化パラメータとして、前記保持手段に保持された、前記符号化が終了した前記画面の符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータを適用する量子化制御ステップと
    を備え、
    前記量子化制御ステップは、前記量子化ステップが量子化を開始する前に、該量子化ステップに対する、前記保持手段に保持された、符号化が終了した画面の符号化ブロックの量子化に用いた量子化パラメータの前記適用を行う
    ことを特徴とする符号化方法。
  11. コンピュータを請求項1乃至9の何れか1項に記載の符号化装置として機能させるためのプログラム。
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