JP2010035105A - サーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置およびサーバ制御プログラム - Google Patents

サーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置およびサーバ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】SBCシステムのネットワーク上で伝送遅延が発生し易い環境にあって、クライアント装置でのユーザ操作感覚が悪化するのを改善するサーバ装置を提供する。
【解決手段】ユーザ入力イベントに応じたアプリプログラムにより生成された画面描画データの描画コマンドをクライアント装置20へ送信する際、RTT測定される伝送遅延時間tが設定閾値TH内である場合、Eager Updateモードで描画データの生成順にその描画コマンドをリアルタイム送信し、遅延時間tが閾値THを超えている場合、Lazy Updateモードで描画更新タイマ間隔Tnに合わせたインターバルを置きその間の描画コマンドを纏めて送信する。Lazy Updateモードでは、描画コマンドの種別(ユーザ注目度)に応じた送信優先度を設定、同一優先度内の描画コマンドはサイズの小さい順にソートし、前記タイマ間隔Tnを初期に短く次第に長く多段階制御して優先度順に描画コマンドを送信する。
【選択図】 図14

Description

本発明は、SBC(Server Based Computing)システムにおいて、サーバ装置にて生成される画面描画データをクライアント装置へ送信転送して表示させるためのサーバ装置およびサーバ処理プログラムに関する。
サーバ・クライアント・システムにおいて、例えばクライアント装置からのリモート操作によりサーバ装置側で所望のアプリケーションプログラムを起動実行させるSBC(Server Based Computing)システムがある。
このSBCシステムでは、クライアント装置の操作入力に応じてサーバ装置のアプリケーションプログラムにより生成されるクライアント表示用の画面描画データが、該サーバ装置からその描画更新の都度クライアント装置へと送信転送されて表示される。
従来、SBCシステムは、社内LAN(Local Area Network)のような、遅延の存在しない高速ネットワークを前提に設計されている。しかしながら、画面更新のデータ量が大きかったり、ネットワークの通信速度(帯域幅)が低速(狭い)であったりした場合には、クライアント装置の操作入力に対してサーバ装置により生成される画面描画データが当該クライアント装置に送信転送されて1画面として完成表示されるまでに時間が掛かり、応答性の悪い問題となる。
そこで、クライアント装置におけるユーザの見かけの反応を良くするため、最初は低画質にしたデータ量の少ない画面描画データを送信し、その後インターバルを置いて高画質の画面描画データを送信する画面転送装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−246153号公報
一方、例えばネットワークが無線WAN(Wide Area Network)などにより伝送遅延が発生しやすい環境でも、クライアント装置の操作入力に対して応答性が悪くなる問題が生じる。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、ネットワーク上で伝送遅延が発生し易い環境にあって、クライアント装置でのユーザ操作感覚が悪化するのを改善することが可能になるサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置およびサーバ制御プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載のサーバ装置は、ネットワークを介したクライアント装置からの入力イベントに応じたアプリケーションプログラムに従い描画データを生成し、クライアント装置へ送信転送して表示させるサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置であって、前記ネットワークの伝送遅延速度を測定する伝送遅延測定手段と、この伝送遅延測定手段により測定された前記ネットワークの伝送遅延速度が、予め設定された閾値以下の場合は、前記描画データの描画命令を当該描画データの生成順にリアルタイムに前記クライアント装置へ送信する第1の描画命令送信手段と、前記伝送遅延測定手段により測定された前記ネットワークの伝送遅延速度が、予め設定された閾値を超えている場合は、初期に短く次第に長くなる描画更新間隔を設定しこの設定された更新間隔に合わせて、前記生成された描画データの描画命令を当該描画命令の送信優先度順に前記クライアント装置へ送信する第2の描画命令送信手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載のサーバ装置は、前記請求項1に記載のサーバ装置において、前記描画命令の送信優先度は、当該描画命令の種別に応じて異なる優先度を定めた優先度テーブルに基づき設定することを特徴としている。
請求項3に記載のサーバ装置は、前記請求項2に記載のサーバ装置において、前記第2の描画命令送信手段により送信優先度順に送信する描画命令について、同一優先度の複数の描画命令はデータサイズの小さい順にソートして送信することを特徴としている。
請求項4に記載のサーバ装置は、前記請求項1ないし請求項3に記載のサーバ装置において、前記第2の描画命令送信手段により描画命令を送信する描画更新間隔は、多段階の更新間隔を定めた更新間隔テーブルに基づき設定することを特徴としている。
請求項5に記載のサーバ装置は、前記請求項1ないし請求項4に記載のサーバ装置において、前記伝送遅延測定手段は、前記クライアント装置と協働して当該クライアント装置との間の伝送遅延速度を測定することを特徴としている。
請求項6に記載のサーバ制御プログラムは、ネットワークを介したクライアント装置からの入力イベントに応じたアプリケーションプログラムに従い描画データを生成し、クライアント装置へ送信転送して表示させるサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置のコンピュータを制御するためのサーバ制御プログラムであって、前記コンピュータを、前記ネットワークの伝送遅延速度を測定する伝送遅延測定手段、この伝送遅延測定手段により測定された前記ネットワークの伝送遅延速度が、予め設定された閾値以下の場合は、前記描画データの描画命令を当該描画データの生成順にリアルタイムに前記クライアント装置へ送信する第1の描画命令送信手段、前記伝送遅延測定手段により測定された前記ネットワークの伝送遅延速度が、予め設定された閾値を超えている場合は、初期に短く次第に長くなる描画更新間隔を設定しこの設定された更新間隔に合わせて、前記生成された描画データの描画命令を当該描画命令の送信優先度順に前記クライアント装置へ送信する第2の描画命令送信手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、ネットワーク上で伝送遅延が発生し易い環境にあって、クライアント装置でのユーザ操作感覚が悪化するのを改善することが可能になるサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置およびサーバ制御プログラムを提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るSBC(Server Based Computing)システムの構成を示すブロック図である。
このSBCシステムは、有線または無線のLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)からなるネットワークN上に接続されたサーバ装置10および複数のクライアント装置(Thin client)20,…を備える。
サーバ装置10は、テキスト作成処理プログラム,Webブラウザプログラム,表計算処理プログラム,メール処理プログラムなど、複数のアプリケーションプログラムを有し、当該サーバ装置10に接続されたクライアント装置20,…からの操作入力(入力イベント)信号に応じて起動しその処理を実行する。
このサーバ装置10において、クライアント装置20,…からの操作入力信号に応じたアプリケーションプログラムの実行に伴い、クライアント用のフレームバッファRAM14a(図2参照)上に生成された表示出力用の描画データGは、イメージ送信やコマンド送信を組み合わせてアクセス元のクライアント装置20,…へ転送される。
そして、クライアント装置20,…では、前記サーバ装置10から転送された描画データGがフレームバッファRAM25(図3参照)に展開され、表示装置26の表示画面に表示される。
つまり、このSBCシステムにおける各クライアント装置(Thin client)20,…は、何れもキーボードやマウスなどのユーザ操作に応じた入力機能とLCD表示部及びプリンタなどへの出力機能を主要な機能として有し、少なくとも前記サーバ装置10が有している各種のアプリケーション機能やデータファイルの管理機能を一切持っていない。
そして、クライアント装置20,…からの操作入力(入力イベント)信号に応じてサーバ装置10にて起動実行される各種の処理に伴い生成されたデータファイルは、基本的には、当該サーバ装置10内あるいは該サーバ装置10にて接続管理される磁気ディスクなどの記憶装置にユーザアカウント毎あるいは共有ファイルとして記憶され保存される。
図2は、前記SBCシステムにおけるサーバ装置10の回路構成を示すブロック図である。
サーバ装置10は、コンピュータとしてのCPU11を備え、このCPU11には、バス12を介してROM13、RAM14、フレームバッファRAM15、表示装置16が接続される。
また、CPU11には、バス12を介してキーボード,マウスなどの入力装置17、外部記憶装置18、クライアント装置20,…との通信I/F(インターフェイス)19が接続される。
CPU11は、ROM13のプログラムメモリ13aに予め記憶されているシステムプログラムや種々のアプリケーションプログラムに従ってRAM14を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力装置17からのキー入力信号や通信I/F19を介して受信されるクライアント装置20からのユーザ操作に応じた処理指令(入力イベント)信号などに応じて前記種々のプログラムが起動・実行される。
このサーバ装置10において、クライアント装置20からの入力イベント信号に応じて起動・実行されるアプリケーションプログラムに従い生成された種々のデータは、例えばそのユーザIDに対応付けられて外部記憶装置18に記憶される。またクライアント表示用の描画データGは、RAM14内のクライアント用フレームバッファRAM14aを使用して生成されると共に、通信I/F19からクライアント装置20へ転送されて表示出力される。
なお、当該サーバ装置10自身の表示装置16にて表示させるための描画データは、フレームバッファRAM15上に生成される。
図3は、前記SBCシステムにおけるクライアント装置20の回路構成を示すブロック図である。
クライアント装置20は、コンピュータとしてのCPU21を備え、このCPU21には、バス22を介してROM23、RAM24、フレームバッファRAM25が接続される。そして、このフレームバッファRAM25に書き込まれた描画データGが、表示装置26の表示画面に表示される。
また、CPU21には、バス22を介して入力装置27、外部記憶装置28、前記サーバ装置10との通信I/F(インターフェイス)29が接続される。
CPU21は、ROM23のプログラムメモリ23aに予め記憶されているシステムプログラムに従ってRAM24を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力装置27からのキー入力信号、通信I/F29を介して受信されるサーバ装置10からのアプリケーション応答信号や転送描画データGなどに応じて前記システムプログラムが起動され実行される。
このクライアント装置20において、前記サーバ装置10におけるアプリケーションプログラムを実行させて生成した種々のデータは、適宜、外部記憶装置28に読み込ませて記憶させ、また生成転送された表示用の描画データGは、フレームバッファRAM25に展開され表示装置26で表示出力される。
図4は、前記サーバ装置10とクライアント装置20におけるソフトウエア・モジュールの構成を示す図である。
サーバ装置10のプログラムメモリ13aに記憶されるサーバ制御プログラムは、RTT(Round Trip Time)測定モジュール13a1、画面制御モジュール13a2、通信モジュール13a3を有する。
RTT測定モジュール13a1は、ネットワークNにおけるクライアント装置20との間での伝送遅延の度合いを測定し、この測定結果を画面制御モジュール13a2に通知する機能を有する。
画面制御モジュール13a2は、クライアント装置20からの入力イベントに応じたアプリケーションプログラムを起動させて表示用の描画データGをクライアント用フレームバッファRAM14a上に生成し、前記RTT測定モジュール13a1から通知された伝送遅延の測定結果に応じて、前記描画データGのクライアント装置20への送信スケジュールを制御する機能を有する。
通信モジュール13a3は、クライアント装置20から受け取った入力イベントデータやRTT測定のためのデータを、画面制御モジュール13a2やRTT測定モジュール13a1に引き渡す機能、およびRTT測定モジュール13a1から受け取ったRTT測定のためのデータや画面制御モジュール13a2から受け取った描画データGをクライアント装置20へ送信する機能を有する。
一方、クライアント装置20のプログラムメモリ23aに記憶されるクライアント制御プログラムは、通信モジュール23a1、入力モジュール23a2、画面表示モジュール23a3を有する。
通信モジュール23a1は、サーバ装置10との間でRTT測定のためのデータを受信/送信する機能、および入力モジュール23a2から受け取った入力イベントデータをサーバ装置10へ送信し、サーバ装置10から受信された表示用の描画データGを画面表示モジュール23a3に引き渡す機能を有する。
入力モジュール23a2は、ユーザ操作に応じた入力イベントデータを通信モジュール23a1に引き渡す機能を有する。
画面表示モジュール23a3は、通信モジュール23a1から受け取った表示用の描画データGをフレームバッファRAM25に展開して表示装置26に表示させる機能を有する。
図5は、前記サーバ装置10のRAM14に用意される主要なデータメモリを示す図である。
RAM14には、前記クライアント用フレームバッファRAM14aの他に、RTTメモリ14b、描画更新モードメモリ14c、更新間隔テーブルメモリ14d、更新間隔タイマメモリ14e、コマンド優先度テーブルメモリ14f、Real Time FIFOメモリ14g、Priority FIFOメモリ14h、Normal FIFOメモリ14iなどが用意される。
RTTメモリ14bには、前記RTT測定モジュール13a1によるRTT測定機能により測定されたクライアント装置20との間での伝送遅延時間tが記憶される。
図6は、前記サーバ装置10のRTT測定モジュール13a1によるRTT測定処理のシーケンスを示す図である。
図7は、前記サーバ装置10のRTT測定処理に伴いクライアント装置20へ送信されるRTT測定リクエストのフォーマットを示す図である。
先ず、サーバ装置10は、RTT測定リクエストを一定間隔毎にクライアント装置20へ送信する(P1)。
このRTT測定リクエストのフォーマットは、図7に示すように、そのコマンド番号、データサイズ、測定番号、上り測定用の送信データ数(byte)とその分割回数、下り測定用の送信データ数(byte)とその分割回数を記述してなる。
クライアント装置20において、前記サーバ装置10から送信されたRTT測定リクエストが受信されると、前記フォーマット設定された上り測定用の送信データ数(byte)とその分割回数に従って、上りのRTT測定パケットを前記サーバ装置10へ送信する(P2)。
サーバ装置10において、前記クライアント装置20から送信された上りのRTT測定パケットが受信されると、前記フォーマット設定された下り測定用の送信データ数(byte)とその分割回数に従って、下りのRTT測定パケットを前記クライアント装置20へ送信する(P3)。
クライアント装置20において、前記サーバ装置10から送信された下りのRTT測定パケットが受信されると、前記上りのRTT測定パケット送出時のタイムスタンプと、当該下りのRTT測定パケット受信時との差分を伝送遅延時間tとし、サーバ装置10へ通知する(P4)。
サーバ装置10に通知された伝送遅延時間tは、前記RTT測定モジュール13a1に渡されてRTTメモリ14bに記憶されると共に、前記画面制御モジュール13a2に渡される。
前記画面制御モジュール13a2は、前記RTTメモリ14bに記憶されたクライアント装置20との間での伝送遅延時間tに基づき、クライアント画面更新のための描画データGの送信スケジュールを、「Eager Updateモード」または「Lazy Updateモード」に設定して制御する。
図8は、前記サーバ装置10のRTT測定モジュール13a1により取得された伝送遅延時間tに応じて設定される「Eager Updateモード」と「Lazy Updateモード」とによる画面送信スケジュールを対比して説明する図である。
サーバ装置10が画面を送信するスケジューリング方式は、主に以下の2つがあげられる。
(1)アプリケーションが描画命令を発行したタイミングに応じてその描画データGをリアルタイムに送信する方式(Eager Updateモード:図8(A)参照)。
(2)一定時間のインターバルを置き、その間の描画データGを前記一定時間のタイムアップに応じて纏めて送信する方式(Lazy Updateモード:図8(B)参照)。
クライアント画面更新のための描画データGの送信スケジュールについて、理想的には、図8(A)に示すように、余計な待ちが少なく、描画コマンドを生成順に送信するEager Updateモードが望ましい。しかしながら、伝送遅延の大きな環境で小さな送信を何度も繰り返すと、送信オーバヘッドが何度も起こってしまう。このため、伝送遅延の大きな環境では、図8(B)に示すように、パケット数を減らすべく、Lazy Updateモードが望ましい。
前記RAM14内の描画更新モードメモリ14cには、前記RTTメモリ14bに逐次更新されて記憶される伝送遅延時間tが、予め設定された閾値TH以下の場合に、前記Eager Updateモードを示すデータが記憶され、同閾値THを超える場合に、前記Lazy Updateモードを示すデータが記憶される。
Lazy Updateモードでは、上述したとおり、一定時間のインターバルを置き、その間の描画コマンドをタイマのタイムアップに応じて纏めて送信する方式である。しかし、この一定時間のタイマ間隔が長過ぎると、ユーザの入力イベント(キーボードやマウスなど)に対する描画更新の反応が悪くなり、一方で、この一定時間のタイマ間隔を短くすると、Eager Updateモードと同様に送信オーバヘッドが増加してしまう。そこで本実施形態のサーバ装置10では、前記タイマ間隔を多段階に制御する。
図9は、前記サーバ装置10でのLazy Updateモードによる描画更新タイマ間隔の多段階制御を示すイメージ図である。
図10は、前記サーバ装置10でのLazy Updateモードによる描画更新タイマ間隔を多段階に設定するための更新間隔テーブルを示す図である。
すなわち、クライアント装置20からのユーザ操作に伴う入力イベントが受信検出された直後は、送信インターバルを短めに設定し(描画更新タイマ間隔T1=5ms)、その後、T2(=15ms)〜T4(=25ms)と徐々にインターバルを長くしてデフォルト値T0(=30ms)に戻す。こうすることで、ユーザが入力イベントを発行した直後は、反応よく、早めに画面更新がなされ、その後は、伝送遅延に応じた一定の長さのインターバルで送信オーバヘッドを回避することができる。
前記RAM14内の更新間隔テーブルメモリ14dには、前記図10で示した更新間隔テーブルが記憶される。
前記RAM14内の更新間隔タイマメモリ14eには、前記テーブルメモリ14dに記憶された更新間隔テーブルに従い設定される描画更新タイマ間隔Tnがセットされ、前記描画データGを送信して描画更新するタイミングが制御される。
なお、前記Lazy Updateモードによって、一定時間のインターバルを置き、その間に描画更新された複数の描画データGを前記タイマメモリ14eにセットされた描画更新タイマ間隔Tnのタイムアップに応じて纏めて送信する場合、各描画データGの重なる領域についてはマージされ最新のものだけが送信される。
また、前記Lazy Updateモードによって、描画更新された複数の描画データGを纏めて送信する場合、当該各描画データGの描画コマンドの種別に応じた優先度(高・中・低)を判断し、この判断された優先度に対応して用意されたFIFOメモリ(Real Time FIFO(高)・Priority FIFO(中)・Normal FIFO(低))を使用して送信する。
前記Lazy Updateモードにおける描画コマンドの優先度(高・中・低)は、原則そのデータサイズの小さなものから高→中→低の順で判断される。すなわち、画面転送システムでは、「データサイズが小さなものほど処理時間が短い」という前提に基づき、データサイズの小さなものを優先にして送信する。一般に、コンピュータシステムのGUI(Graphic User Interface)において、データサイズの小さなコマンドは、ユーザの着目度が高いといえる。例えばフォントやウィンドウの背景の塗りつぶしは、画像データに比べればデータサイズが小さい。Webサイトの場合、ユーザが着目したいのは基本構成である背景部分やテキストであって、バナーや広告画像ではない。従って、伝送遅延が大きい場合でも、ユーザの着目度が高いコンテンツは早めに見られるようにする。
図11は、前記サーバ装置10でのLazy Updateモードにおいて描画コマンドに優先度を設定するためのコマンド優先度テーブルを示す図である。
このコマンド優先度テーブルは、前記RAM14内のコマンド優先度テーブルメモリ14fに記憶される。
図12は、前記サーバ装置10のRAM14に用意されたReal Time FIFOメモリ14g、Priority FIFOメモリ14h、Normal FIFOメモリ14iのそれぞれにおける描画コマンド格納状態の一例を示す図である。
すなわち、クライアント装置20からの入力イベントに応じたアプリケーションプログラムにより生成された画面描画データGの描画コマンドが、例えば「カーソル(Cursor)」の描画コマンドである場合には、優先度フラグ“高(0)”にセットされてReal Time FIFOメモリ14gに格納され、また、例えば「単色(SFILL)」や「フォント(Font)」の描画コマンドである場合には、優先度フラグ“中(1)”にセットされてPriority FIFOメモリ14hに格納され、また、例えば「イメージ(Image)」や「単一パターン(PFILL)」の描画コマンドである場合には、優先度フラグ“低(2)”にセットされてNormal FIFOメモリ14iに格納される。
なお、Real Time FIFOメモリ14gに格納される優先度フラグ“高(0)”の描画コマンドについては、Lazy Updateモードであっても、その描画データGが生成されたタイミングで逐次リアルタイムに送信される。
そして、Priority FIFOメモリ14hに格納される優先度フラグ“中(1)”の描画コマンドと、Normal FIFOメモリ14iに格納される優先度フラグ“低(2)”の描画コマンドについては、何れの場合もその平均応答時間を最小にする「最短ジョブスケジューリング」の手法に従い小さいサイズ順にソートされて格納され、前記更新間隔タイマメモリ14eにセットされた描画更新タイマ間隔Tnのタイムアップに従い、当該Priority FIFOメモリ14h内のデータ、Normal FIFOメモリ14i内のデータの順で送信される。
前記図12において、各FIFOメモリ14g,14h,14iに格納されているデータA,B,C,…は、当該各データA,B,C,…の生成された順番を示している。
図13は、画面転送システムにおける最短ジョブスケジューリングについて説明する図である。
例えば順次生成された4つのデータA(サイズ“8”)、B(サイズ“4”)、C(サイズ“4”)、D(サイズ“4”)を処理するのに、図13(A)に示すように、当該データA,B,C,Dをその順番通りに処理した場合の1データ当たりの平均応答時間は“14”になるが、図13(B)に示すように、最短ジョブスケジューリングによってサイズの小さいデータから順にB,C,D,Aとして処理した場合には、その1データ当たりの平均応答時間は“11”と短縮される。
従って、前記画面描画データGの描画コマンドは、そのデータサイズに応じた優先度(高・中・低)を判断して各対応するFIFOメモリ(Real Time FIFOメモリ14g“高”,Priority FIFO“中”メモリ14h,Normal FIFOメモリ“低”14i)に振り分け、リアルタイムにまたは描画更新タイマ間隔Tnに応じたインターバルを置いて順次送信するだけでなく、当該インターバルを置いて順次送信するPriority FIFO“中”メモリ14hとNormal FIFOメモリ“低”14iに格納する描画コマンドについては、「最短ジョブスケジューリング」に従い小さいサイズ順にソートして平均応答時間を最小化しながら送信する。
このため、伝送遅延が大きい環境でも、送信オーバヘッドを回避しながら、ユーザの注目度の高いテキストや背景のようなコンテンツを優先して送信でき、ユーザの操作感覚を向上できる。
次に、前記構成のSBCシステムにおけるサーバ装置10の画面描画データ更新機能について動作を説明する。
図14は、前記サーバ装置10による描画更新モード切り換え・送信処理を示すフローチャートである。
サーバ装置10において、クライアント装置20からの入力イベントに応じたアプリケーションプロクラムの実行により、クライアント用フレームバッファRAM14aに画面描画データGが生成されると、RTT測定モジュール13a1(図4参照)に従い、図6で示したように測定されてRTTメモリ14bに記憶されている最新の伝送遅延時間tが読み出され(ステップS1)、当該伝送遅延時間tが予め設定された閾値TH以下か否か判断される(ステップS2)。
ここで、測定された最新の伝送遅延時間tが予め設定された閾値TH以下であると判断された場合には(ステップS2(YES))、クライアント画面更新のための描画データGの送信スケジュールが「Eager Updateモード」に設定され、描画更新モードメモリ14cに記憶される(ステップS3)。
一方、前記測定された最新の伝送遅延時間tが予め設定された閾値THを超えていると判断された場合には(ステップS2(NO))、クライアント画面更新のための描画データGの送信スケジュールが「Lazy Updateモード」に設定され、描画更新モードメモリ14cに記憶される(ステップS4)。
ここで、前記伝送遅延時間tが閾値TH以下で(ステップS2(YES))、「Eager Updateモード」に設定された場合は(ステップS3)、前記クライアント用フレームバッファRAM14aに生成された画面描画データGの描画コマンドについて、コマンド優先度テーブルメモリ14fに記憶されているコマンド優先度テーブル(図11参照)に従い優先度が設定される(ステップS5)。そして、この設定された優先度順に順次、前記画面描画データGの描画コマンドがクライアント装置20へ送信されて描画更新される(ステップS6)。
一方、前記伝送遅延時間tが閾値THを超えていることで(ステップS2(NO))、「Lazy Updateモード」に設定された場合は(ステップS4)、前記クライアント用フレームバッファRAM14aに生成された画面描画データGの描画コマンドについて、図15におけるコマンド優先度決定処理に従い、コマンド種別に応じた優先度が決定されてReal Time FIFOメモリ14gまたはPriority FIFOメモリ14hまたはNormal FIFOメモリ14iに格納される(ステップS5)。そして、図16における描画更新間隔設定処理に従い、初期に短く次第に長くなる描画更新タイマ間隔Tnが設定され、この設定された描画更新タイマ間隔Tnに応じたタイミングで前記Priority FIFOメモリ14hおよびNormal FIFOメモリ14iに格納された各描画コマンドのデータが順次クライアント装置20へ送信される(ステップS6)。
ここで、前記Real Time FIFOメモリ14gに格納された画面描画データGの描画コマンドについては、前記描画更新タイマ間隔Tnに関わらずリアルタイムに送信される。
図15は、前記サーバ装置10による描画更新モード切り換え・送信処理に伴い「Lazy Updateモード」が設定された状態でのコマンド優先度決定処理を示すフローチャートである。
このコマンド優先度決定処理では、前記クライアント用フレームバッファRAM14aに生成された画面描画データGの描画コマンドについて、コマンド種別が確認され(ステップS51)、コマンド優先度テーブルメモリ14fに記憶されているコマンド優先度テーブル(図11参照)に従い、優先度フラグ“0(高)”か(ステップS52(Yes))、優先度フラグ“1(中)”か(ステップS54(Yes))、優先度フラグ“2(低)”か(ステップS54(No))、が判断される。
ここで、優先度フラグ“0(高)”と判断された描画コマンドについては(ステップS52(Yes))、図12(A)で示したように、Real Time FIFOメモリ14gに格納され(ステップS53)、当該格納順にリアルタイムでクライアント装置20へ送信される(ステップS6)。
一方、優先度フラグ“1(中)”と判断された描画コマンドについては(ステップS54(Yes))、図12(B)で示したように、Priority FIFOメモリ14hに格納され(ステップS55)、また、優先度フラグ“2(低)”と判断された描画コマンドについては(ステップS54(No))、図12(C)で示したように、Normal FIFOメモリ14iに格納される(ステップS56)。
前記Priority FIFOメモリ14hに格納された優先度フラグ“1(中)”の描画コマンド、前記Normal FIFOメモリ14iに格納された優先度フラグ“2(低)”の描画コマンドについては、その何れも「最短ジョブスケジューリング」に従い小さいサイズ順にソートされて格納され(ステップS57)、図16における描画更新間隔設定処理に従い設定される描画更新タイマ間隔Tnに応じたタイミングで、その優先順にクライアント装置20へ送信される(ステップS6)。
図16は、前記サーバ装置10による描画更新モード切り換え・送信処理に伴い「Lazy Updateモード」が設定された状態での描画更新間隔設定処理を示すフローチャートである。
この描画更新間隔設定処理では、クライアント装置20からの入力イベントが検出されることで、当該入力イベントに応じたアプリケーションプログラムの実行により、前記クライアント用フレームバッファRAM14aに画面描画データGが生成されると(ステップA1)、更新間隔テーブルメモリ14dに記憶されている更新間隔テーブル(図10参照)の更新間隔番号(Tn)がそのデフォルト値“0”から“1”にインクリメントされ(ステップA2)、当該更新間隔番号(T1)に対応付けられた最短の更新間隔(5ms)が更新間隔タイマメモリ14eにセットされる(ステップA3)。
ここで、前記ステップA3にて更新間隔タイマメモリ14eにセットされた最短の更新間隔T1(=5ms)が経過してタイムアップすると、現在タイマセットされている更新間隔番号(Tn)が最後の更新間隔番号“4”となったか否か判断される(ステップA4)。
この場合、現在タイマセットされている更新間隔番号(T1)が最後の更新間隔番号“4”に到達していないと判断されるので(ステップA4(No))、前記ステップA2にて当該更新間隔番号(T1)がさらにインクリメントされて(T2)になり(ステップA2)、当該更新間隔番号(T2)に対応付けられた2番目に短い更新間隔(15ms)が更新間隔タイマメモリ14eにセットされる(ステップA3)。
この後、前記同様にステップA2〜A4の処理が繰り返されることで、更新間隔タイマメモリ14eに対しセットされる更新間隔がT2[15ms]→T3[20ms]→T4[25ms]と次第に長くなる。
そして、前記ステップA4において、現在タイマセットされている更新間隔番号(T4)が最後の更新間隔番号“4”に到達したと判断されると(ステップA4(Yes))、当該更新間隔番号(Tn)は前記デフォルト値“0”に戻され(ステップA5)、当該更新間隔番号(T0)に対応付けられた長めの更新間隔(30ms)が更新間隔タイマメモリ14eにセットされる(ステップA6)。
このような描画更新間隔設定処理により、Lazy Updateモードでの描画更新の時間間隔(Tn)は、T1[=5ms]→T2[=15ms]→T3[20ms]→T4[25ms]→T0[30ms]と初期に短く次第に長くなるよう設定され、前記Priority FIFOメモリ14hに格納された優先度フラグ“1(中)”の描画コマンド、前記Normal FIFOメモリ14iに格納された優先度フラグ“2(低)”の描画コマンドが、前記描画更新タイマ間隔Tnに応じたタイミングで、その優先順にクライアント装置20へ送信される(ステップS6)。
したがって、前記構成のSBCシステムにおけるサーバ装置10の画面描画データ更新機能によれば、クライアント装置20からのユーザ入力イベントに応じたアプリケーションプログラムの実行により、クライアント用フレームバッファRAM14aに生成された画面描画データGの描画コマンドを前記クライアント装置20へ送信する際に、RTT測定モジュール13a1によりクライアント装置20との間で測定される伝送遅延時間tが予め設定された閾値TH以内である場合には、前記入力イベントに応じた画面描画データGが生成された順にその描画コマンドをリアルタイムに送信する「Eager Updateモード」を設定する。また、伝送遅延時間tが予め設定された閾値THを超えている場合には、描画更新タイマ間隔Tnに合わせたインターバルを置いてその間の描画コマンドを纏めて送信する「Lazy Updateモード」を設定する。
そして、前記「Lazy Updateモード」では、描画コマンドの種別(ユーザ注目度)に応じた送信優先度を設定すると共に、同一優先度内の描画コマンドはデータサイズの小さい順にソートし、前記描画更新タイマ間隔Tnを初期に短く次第に長くなるよう多段階に制御して、前記送信優先度順にその描画コマンドを送信する。
このため、伝送遅延が大きい環境でも、送信オーバヘッドを回避しながら、ユーザの注目度の高いテキストや背景のようなコンテンツを優先して送信でき、クライアント装置20でのユーザの操作感覚を向上できるようになる。
なお、前記実施形態において記載したSBCシステムのサーバ装置10によるに各処理の手法、すなわち、図14のフローチャートに示す描画更新モード切り換え・送信処理、図15のフローチャートに示す前記描画更新モード切り換え・送信処理に伴うコマンド優先度決定処理、図16のフローチャートに示す前記描画更新モード切り換え・送信処理に伴う描画更新間隔設定処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶装置18の記録媒体に格納して配布することができる。そして、サーバ装置10のコンピュータ(CPU11)は、この外部記憶装置18の記録媒体に記憶されたプログラムを記憶装置(フラッシュROM13やRAM14)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した画面描画データ更新機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から前記のプログラムデータを取り込んで記憶装置(フラッシュROM13やRAM14)に記憶させ、前述した画面描画データ更新機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の実施形態に係るSBC(Server Based Computing)システムの構成を示すブロック図。 前記SBCシステムにおけるサーバ装置10の回路構成を示すブロック図。 前記SBCシステムにおけるクライアント装置20の回路構成を示すブロック図。 前記サーバ装置10とクライアント装置20におけるソフトウエア・モジュールの構成を示す図。 前記サーバ装置10のRAM14に用意される主要なデータメモリを示す図。 前記サーバ装置10のRTT測定モジュール13a1によるRTT測定処理のシーケンスを示す図。 前記サーバ装置10のRTT測定処理に伴いクライアント装置20へ送信されるRTT測定リクエストのフォーマットを示す図。 前記サーバ装置10のRTT測定モジュール13a1により取得された伝送遅延時間tに応じて設定される「Eager Updateモード」と「Lazy Updateモード」とによる画面送信スケジュールを対比して説明する図。 前記サーバ装置10でのLazy Updateモードによる描画更新タイマ間隔の多段階制御を示すイメージ図。 前記サーバ装置10でのLazy Updateモードによる描画更新タイマ間隔を多段階に設定するための更新間隔テーブルを示す図。 前記サーバ装置10でのLazy Updateモードにおいて描画コマンドに優先度を設定するためのコマンド優先度テーブルを示す図。 前記サーバ装置10のRAM14に用意されたReal Time FIFOメモリ14g、Priority FIFOメモリ14h、Normal FIFOメモリ14iのそれぞれにおける描画コマンド格納状態の一例を示す図。 画面転送システムにおける最短ジョブスケジューリングについて説明する図。 前記サーバ装置10による描画更新モード切り換え・送信処理を示すフローチャート。 前記サーバ装置10による描画更新モード切り換え・送信処理に伴い「Lazy Updateモード」が設定された状態でのコマンド優先度決定処理を示すフローチャート。 前記サーバ装置10による描画更新モード切り換え・送信処理に伴い「Lazy Updateモード」が設定された状態での描画更新間隔設定処理を示すフローチャート。
符号の説明
10 …サーバ装置
20 …クライアント装置
11、21…CPU
12、22…バス
13、23…ROM
13a、23a…プログラムメモリ
13a1…RTT測定モジュール
13a2…画面制御モジュール
13a3、23a1…通信モジュール
23a2…入力モジュール
23a3…画面表示モジュール
14、24…RAM
14a…クライアント用フレームバッファRAM
14b…RTTメモリ
14c…描画更新モードメモリ
14d…更新間隔テーブルメモリ
14e…更新間隔タイマメモリ
14f…コマンド優先度テーブルメモリ
14g…Real Time FIFOメモリ
14h…Priority FIFOメモリ
14i…Normal FIFOメモリ
15、25…フレームバッファRAM
16、26…表示装置
17、27…キー入力装置
18、28…外部記憶装置
19、29…通信I/F
N …通信ネットワーク

Claims (6)

  1. ネットワークを介したクライアント装置からの入力イベントに応じたアプリケーションプログラムに従い描画データを生成し、クライアント装置へ送信転送して表示させるサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置であって、
    前記ネットワークの伝送遅延速度を測定する伝送遅延測定手段と、
    この伝送遅延測定手段により測定された前記ネットワークの伝送遅延速度が、予め設定された閾値以下の場合は、前記描画データの描画命令を当該描画データの生成順にリアルタイムに前記クライアント装置へ送信する第1の描画命令送信手段と、
    前記伝送遅延測定手段により測定された前記ネットワークの伝送遅延速度が、予め設定された閾値を超えている場合は、初期に短く次第に長くなる描画更新間隔を設定しこの設定された更新間隔に合わせて、前記生成された描画データの描画命令を当該描画命令の送信優先度順に前記クライアント装置へ送信する第2の描画命令送信手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記描画命令の送信優先度は、当該描画命令の種別に応じて異なる優先度を定めた優先度テーブルに基づき設定することを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記第2の描画命令送信手段により送信優先度順に送信する描画命令について、同一優先度の複数の描画命令はデータサイズの小さい順にソートして送信することを特徴とする請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 前記第2の描画命令送信手段により描画命令を送信する描画更新間隔は、多段階の更新間隔を定めた更新間隔テーブルに基づき設定することを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載のサーバ装置。
  5. 前記伝送遅延測定手段は、前記クライアント装置と協働して当該クライアント装置との間の伝送遅延速度を測定することを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載のサーバ装置。
  6. ネットワークを介したクライアント装置からの入力イベントに応じたアプリケーションプログラムに従い描画データを生成し、クライアント装置へ送信転送して表示させるサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置のコンピュータを制御するためのサーバ制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記ネットワークの伝送遅延速度を測定する伝送遅延測定手段、
    この伝送遅延測定手段により測定された前記ネットワークの伝送遅延速度が、予め設定された閾値以下の場合は、前記描画データの描画命令を当該描画データの生成順にリアルタイムに前記クライアント装置へ送信する第1の描画命令送信手段、
    前記伝送遅延測定手段により測定された前記ネットワークの伝送遅延速度が、予め設定された閾値を超えている場合は、初期に短く次第に長くなる描画更新間隔を設定しこの設定された更新間隔に合わせて、前記生成された描画データの描画命令を当該描画命令の送信優先度順に前記クライアント装置へ送信する第2の描画命令送信手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能なサーバ制御プログラム。
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