JP2010034785A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線タグとの間の無線通信のセキュリティを向上させる。
【解決手段】無線タグとの間で行う通信がセキュリティ情報を含む通信であるか否かを判断する。セキュリティ情報を含む通信であると判断されたとき、無線タグとの通信時の送信電力を、セキュリティ情報を含まない通信を行うときよりも弱める方向に調整する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、無線タグと無線通信を行う無線通信装置に関する。
無線タグには、自らがデータを送信するためのバッテリを内蔵したアクティブ型と、バッテリを持たないパッシブ型とがある。パッシブ型の無線タグと無線通信を行う無線通信装置は、変調無線信号を使用して無線タグへ情報を伝送し、情報の伝送終了後は無変調信号を送信し続ける。無線タグは、無線通信装置からの無変調信号の反射量を変化させてバックスキャッタ変調を行ない、無線通信装置に対して情報を送信する。無線通信装置は、バックスキャッタ変調波を受信して無線タグの情報を読取る。かくして、無線通信装置は、無線タグに記憶された情報を非接触で読み取ったり、無線タグに情報を非接触で書き込んだりできる。
近年、無線タグは、流通業界のみならず社会のIT化・自動化を推進する上での基盤技術として注目が高まっている。それに伴い、無線タグに格納される情報について保護し、セキュリティを向上させる必要が生じている。
無線通信装置が無線タグにデータを書き込む際に、書き込むデータが漏えいするのを防止する技術が非特許文献1に開示されている。非特許文献1によると、無線通信装置は、無線タグのメモリエリアに書き込むデータ(平文)を無線タグが発行した暗号鍵で暗号化してから送信する。この暗号化されたデータを受け取った無線タグは、自分が発行した暗号鍵によりデータを複号してからデータをメモリエリアに書き込む。
ISO/IEC 18000−6 Type C
図12に、無線通信装置1のアンテナ2から放射される電波が物理的に到達する領域3と、パッシブ型の無線タグ4から放射される電波が物理的に到達する領域5との対応関係を、模式的に示す。なお、同図において、符号6A,6Bは、第三者による受信装置を示している。
無線通信装置1のアンテナ2から放射される電波は、無線タグ4の応答率を高めるために大きな電力で放射される。このため、図示するように、無線タグ4から放射される電波の領域5よりも十分に大きい領域3まで電波が到達する。一方、パッシブ型の場合、無線タグ4から放射される電波は、その近傍の狭い領域5の範囲内でしか届かない。しかし、この領域5内に第三者の受信装置6Aがあると、この受信装置6Aによって無線タグ4からの電波が傍受される。
無線通信装置1と無線タグ4との間でセキュリティ情報を含む通信を行う手順について説明する。
先ず、無線通信装置1は、無線タグ4を認識するためのID問合せコマンドを無線送信する。このコマンドを受信した無線タグ4は、自身に設定されているIDを含む応答信号をバックスキャッタ変調により無線送信する。
上記応答信号を受信した無線通信装置1は、受信信号から無線タグ4のIDを認識する。そして、当該無線タグ4がセキュリティ情報を含む通信対象であるか否かを判断する。無線タグ4が通信対象である場合、無線通信装置1は、暗号鍵を要求するコマンドを通信対象の無線タグ4に無線送信する。このコマンドを受信した無線タグ4は、自身に設定されている暗号鍵を含む応答信号をバックスキャッタ変調により無線送信する。
上記応答信号を受信した無線通信装置1は、受信信号から暗号鍵を取得する。そして、この暗号鍵でタグ書込みデータを暗号化し、暗号化されたデータを引数に持った書込コマンドを無線送信する。このコマンドを受信した無線タグ4は、暗号化されたデータを復号し、復号したデータを内蔵メモリに書き込む。
上述した通信手順において、無線通信装置1のアンテナ2から無線送信されるコマンドは、図12中、領域3の範囲内に到達する。したがって、通信対象の無線タグ4は勿論のこと、領域3内に存在する第三者の受信装置6A,6Bも、上記コマンドを受信する。ここで、無線タグ4から発行される暗号鍵を受信装置6A,6B側が知らなければ、受信装置6A,6B側では、無線通信装置1から暗号化されて送信されるタグ書込データを復号できない。したがって、データの秘匿性は保たれる。
しかしながら、例えば図12の場合、無線通信装置1からの暗号鍵要求コマンドに対して無線タグ4から返信される応答信号は、領域5内に存在する受信装置6Aで受信される。この応答信号には、暗号鍵が含まれる。したがって、受信装置6A側では、無線通信装置1から暗号化されて送信されるタグ書込データを復号することができる。すなわち、データの秘匿性が保たれない。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、無線タグとの間の無線通信のセキュリティを向上させることができる無線通信装置を提供しようとするものである。
本発明は、パッシブ型の無線タグと無線通信を行う無線通信装置において、無線タグとの間で行う通信がセキュリティ情報を含む通信であるか否かを判断する判断手段と、この判断手段によりセキュリティ情報を含む通信であると判断されたとき、無線タグとの通信時の送信電力を、セキュリティ情報を含まない通信を行うときよりも弱める方向に調整する調整手段とを備えたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、無線タグとの間の無線通信のセキュリティを向上させることができる無線通信装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、パッシブ型の無線タグ4との間で無線通信を行って、無線タグ4に記憶されたデータを非接触で読み取ったり、無線タグ4にデータを非接触で書き込んだりできる無線通信装置1、いわゆるタグリーダライタに本発明を適用した場合である。
(第1の実施の形態)
無線通信装置1の要部構成を、図1のブロック図にて示す。無線通信装置1は、制御部10、デジタル信号処理部20、送信部30、受信部40及び通信部50を備えている。また無線通信装置1は、サーキュレータ等の方向性結合器61及びローパスフィルタ62を介してアンテナ2を接続している。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)やメモリを含み、予め記憶されたプログラムに従って動作する。また、制御部10は、通信部50を接続し、この通信部50を介してホストPC等の上位機器と通信を行う。
デジタル信号処理部20は、符号化部21、第1,第2のデジタルフィルタ22,23、IQ信号合成部24、復調部25及びAGC(Auto Gain Control)回路26を備えている。IQ信号合成部24は、I信号2乗部241、Q信号2乗部242及びIQ信号加算部243で構成している。
送信部30は、PLL(Phase Lock1ed Loop)部31、第1,第2のデジタル/アナログ・コンバータ(以下、DAコンバータと略称する)32,33、変調器34及びパワーアンプ35を備えている。パワーアンプ35は、増幅率を変更し得る可変ゲインアンプである。
受信部40は、第1、第2のミキサ41,42、90度位相シフト器43、第1、第2の直流カットコンデンサ44,45、第1、第2のローパスフィルタ46,47、第1、第2の可変利得増幅器48、49、第1、第2のアナログ/デジタル・コンバータ(以下、ADコンバータと略称する)410,411及びDAコンバータ412を備えている。受信部40は、ダイレクトコンバージョン方式で受信処理を行う。
制御部10は、PLL部31、符号化部21、DAコンバータ33、復調部25及びIQ信号合成部24との間で信号を送信または受信する。
制御部10は、PLL部31を制御し、搬送波周波数と同じ周波数のローカル信号をPLL部31から出力させる。PLL部31からのローカル信号は、変調器34、第1のミキサ41及び90度移相シフト器43に供給される。90度移相シフト器43に供給されたローカル信号は、位相が90度シフトされた後、第2のミキサ42に供給される。
制御部10は、送信データを符号化部21に出力する。符号化部21は、送信データを例えばPIE(Pulse Interval Encoding)符号によりデジタル符号化する。符号化された送信データは、送信部30のDAコンバータ32に供給され、アナログ信号に変換される。
送信部30は、PLL部31から出力されるローカル信号を変調器34で変調する。変調器34は、DAコンバータ32からのアナログ信号により、ローカル信号の振幅変調を行う。また、送信部30は、振幅変調された送信信号を、パワーアンプ35で増幅する。パワーアンプ35は、DAコンバータ33の出力信号により設定される増幅率で、送信信号の電力増幅を行う。電力増幅が行われた送信信号は、方向性結合器61及びローパスフィルタ62を介してアンテナ2に供給され、電波として放射される。このとき、電波到達領域内に無線タグ4が存在していると、この無線タグ4は、アンテナ2からの送信信号を受信することができる。
一方、無線タグ4から放射された電波をアンテナ2が受信すると、アンテナ2からローパスフィルタ62及び方向性結合器61を介して、受信信号が受信部40の第1,第2のミキサ41,42にそれぞれ入力される。第1のミキサ41は、受信信号と前記PLL部31からのローカル信号とを混合して、ローカル信号と同相成分のI信号を生成する。第2のミキサ42は、受信信号と前記90度位相シフト器43によって位相が90度シフトされたローカル信号とを混合して、ローカル信号と直交成分のQ信号を生成する。
受信部40は、第1のミキサ41で生成されたI信号から、直流カットコンデンサ44により直流成分を除去し、さらに、ローパスフィルタ46により不要な高周波成分を除去する。その後、このI信号を、可変利得増幅器48で増幅し、ADコンバータ410でデジタル信号に変換した後、デジタル信号処理部20における第1のデジタルフィルタ22に供給する。同じく、受信部40は、第2のミキサ42で生成されたQ信号から、直流カットコンデンサ45により直流成分を除去し、さらに、ローパスフィルタ47により不要な高周波成分を除去する。その後、このQ信号を、可変利得増幅器49で増幅し、ADコンバータ411でデジタル信号に変換した後、デジタル信号処理部20における第2のデジタルフィルタ23に供給する。
ADコンバータ410,411のサンプリング時間間隔は、変調された受信信号からデータを確実に取り出すために、変調された受信信号のレベルが変化しない最短時間の“1/2”より短い時間に設定する必要がある。ここでは、サンプリング時間間隔を変調された受信信号のレベルが変化しない最短時間の“1/4”の時間としている。換言すれば、変調された受信信号のレベルが変化しない最小周波数の4倍のサンプリング周波数に設定している。
デジタル信号処理部20は、第1,第2のデジタルフィルタ22,23でそれぞれ帯域制限されたデジタルのI信号及びQ信号を、IQ信号合成部24で合成する。IQ信号合成部24は、I信号をI信号2乗部241で2乗演算し、Q信号をQ信号2乗部242で2乗演算する。そして、この2乗したI信号と、同じく2乗したQ信号とを、IQ信号加算部243で加算する。デジタル信号処理部20は、IQ信号合成部24で合成した信号を、復調部25で復調する。復調部25は、IQ信号加算部243から出力される信号から、無線タグ4の応答信号の変調方式、例えばFM0変調といった変調方式に応じて、無線タグ4の応答データを復号する。また、デジタル信号処理部20は、IQ信号合成部24で合成した信号を、AGC回路26に供給して、受信部40における可変利得増幅器48,49の自動利得制御を行う。AGC回路26は、IQ信号加算部243から出力される信号の振幅が所定の閾値より低いレベルのときには、DAコンバータ412の出力電圧を制御して、各可変利得増幅器48,49の利得を高くするように制御する。
無線通信装置1は、図2に示すデータ構造のテーブル70を記憶する記憶手段を有している。本実施の形態では、制御部10が有するメモリ(ROMまたはRAM)に上記テーブル70を記憶している。テーブル70の記憶手段は、制御部10が有するメモリに限定されるものではない。例えば、制御部10に対して外付けされたHDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリ等であってもよい。
テーブル70には、タグ応答信号の強度を5段階に区分し、段階毎に設定されたレベルデータL5,L4,L3,L2,L1(L5(強度:高)>L4>L3>L2>L1(強度:低))にそれぞれ関連付けて、送信部30におけるパワーアンプ35のゲインデータ(1/5,2/5,3/5,4/5,5/5)を設定している。ゲインデータは、タグ応答信号の強度が弱まるほど送信電力が強くなるように、パワーアンプ35のゲインを調整するためのDAコンバータ33の値である。なお、タグ応答信号の強度分割数は“5”に限定されないのは言うまでもない。
次に、かかる構成の無線通信装置1が無線タグ4と無線通信を行う際の制御部10の制御手順について、図3乃至図4の流れ図、及び、図5乃至図7の信号波形図を用いて説明する。
通信部50を介して接続された上位機器からの指令により、無線タグ4との通信事象が発生すると、制御部10は、図3の流れ図に示す処理を開始する。すなわち、制御部10は、ステップST1として、今回の無線タグ4との通信がセキュリティ情報を含む通信であるか否かを判断する(ST1:判断手段)。
セキュリティ情報を含まない通信であると判断した場合には(ST1のNO)、制御部10は、ステップST2として通常通信処理を行う。通常通信処理では、制御部10は所定の送信パワー強度となるようにDAコンバータ33を制御して通信を行なう。ここで、所定の送信パワー強度は、例えばパワーアンプ35の出力が最大となる強度である。通常、複数の無線タグを読み取ろうとする場合、アンチコリジョン(衝突回避)を経て、1枚ずつ無線タグを読み取っていく。この場合において、無線タグがパッシブ型である場合、無線通信装置1の送信強度が強い方が無線タグを起動させる電力において有利であり、より多くの無線タグと通信を行なえるためである。すなわち制御部10は、DAコンバータ33を制御する初期値として、パワーアンプ35のゲインを“1”に設定するゲインデータを記憶しており、通常通信処理が開始されると、この初期値のゲインデータでDAコンバータ33を制御して通信を行なう。
セキュリティ情報を含む通信であると判断した場合には(ST1のYES)、制御部10は、ステップST3としてセキュリティ通信処理を行う。セキュリティ通信処理の処理手順を、図4の流れ図で示す。以下、この流れ図を用いて、セキュリティ通信処理について具体的に説明する。
セキュリティ通信処理を開始すると、制御部10は、先ず、ステップST11としてタグ応答強度測定用のダミーコマンドを送信する(送信手段)。ダミーコマンドには、セキュリティ情報は含まれない。したがって、制御部10は、通常通信処理で用いる初期値のデータでDAコンバータ33を制御して、ダミーコマンドの送信を行う。
ダミーコマンドを送信した後、制御部10は、ステップST12として無線タグ4の応答信号を受信するのを待機する。所定時間を経過してもタグ応答信号を受信できない場合には(ST12のNO)、ダミーコマンドの到達範囲内に無線タグ4が存在しないとみなす。制御部10は、今回の制御を終了する。
所定時間以内にタグ応答信号を受信した場合には(ST12のYES)、制御部10は、ステップST13としてこのタグ応答信号の強度を測定する(強度測定手段)。ここで、無線通信装置1の送信パワー強度と無線タグ4の応答信号強度の関係について説明する。
はじめに、無線通信装置1の無変調搬送波と、無線通信装置1のコマンドでASK(Amplitude Shift Keying)変調された変調搬送波と、無線タグ4の応答波の一例を図5に示す。図5において、信号波形A及びCは、無変調搬送波を示している。信号波計Bは、変調搬送波を示している。信号波形区間Cの搬送波に重畳されている太線の波形Dは、無線タグ4の応答波を示している。無線タグ4はパッシブ型であるため、その応答波は、無線通信装置1が送信する搬送波を反射するバックスキャタ信号となっており、ASK変調されている。
無線タグ4の応答波(バックスキャタ信号)Dの一部を拡大して図6に示す。同図は、図4における区間Eの応答波Dの波形を拡大している。バックスキャタ信号の信号強度は無線通信装置1が送信する搬送波の強度に依存する。タグ応答信号は、データの先頭を示すプリアンブル(preamble)信号と、これに続くデータ信号(Data)とから構成されている。制御部10は、タグ応答信号の強度レベルL1〜L5を、区間T1で示すプリアンブル信号の前半部におけるIQ信号合成部24の出力信号に基づいて決定する。
IQ信号合成部24の出力信号は、AGC回路26にも与えられ、第1、第2の可変利得増幅器48、49の自動利得制御にも利用される。このため、区間T2で示すプリアンブル信号の後半部以降のIQ信号合成部24の出力信号は、AGC回路26で第1、第2の可変利得増幅器48、49の自動利得を制御した後のI信号とQ信号を処理した出力である。したがって、タグ応答信号の強度判定には利用できない。これに対し、プリアンブル信号の区間T1で示す前半部は、I信号およびQ信号を増幅する第1、第2の可変利得増幅器48、49の増幅率が固定されている。したがって、この区間T1のプリアンブル信号の強度レベルは、そのままタグ応答信号の強度レベルとみなすことができる。
すなわち制御部10は、タグ応答信号の先頭部であるプリアンブル信号の自動利得制御が働いていない前半部の振幅レベルから、タグ応答信号の強度レベルを測定する。例えば図6の例では、プリアンブル信号の自動利得制御が働いていない前半部の振幅レベルはL3とL4の間である。この場合、制御部10は、タグ応答信号の強度レベルをL3と決定する。
こうして、タグ応答信号の強度レベルを測定したならば、制御部10は、ステップST14としてテーブル70を参照してタグ応答信号の強度レベルを、送信部30におけるパワーアンプ35のゲインデータに変換する。そして、ステップST15としてテーブル70から得られたゲインデータをDAコンバータ33に出力して、パワーアンプ35のゲインを調整する(調整手段)。
前述したように、テーブル70には、タグ応答信号の強度が高いほど送信電力を低減させるようなゲインデータが設定されている。ここで、タグ応答信号の最低強度レベルL1に関連付けて設定しているゲインデータ:5/5(=1)は、通常通信処理において用いる初期値のゲインデータである。また、この初期値のゲインデータは、強度測定用コマンド送信時にも使用する。すなわち制御部10は、タグ応答信号の強度レベルが低下するにつれ、通常通信処理時及び強度測定用コマンド送信時よりも送信電力を低減させる方向に調整する。
図6の例の場合、タグ応答信号の強度レベルはL3と決定される。テーブル70を参照すると、強度レベルL3に関連付けられたゲインデータは3/5である。したがって、制御部10は、パワーアンプ35のゲインが3/5となるように、DAコンバータ33を制御する。
パワーアンプ35のゲインを調整した後、制御部10は、ステップST16として応答信号送信元の無線タグ4との間で、セキュリティ情報を含む通信を実行する。
パワーアンプ35のゲインを初期値データ“1”で制御したときの通信と、同ゲインを初期値データの“3/5”で制御したときの通信とを交互に行った場合の信号波形の一例を図7に示す。同図において、区間S1,S3は、初期値データ“1”で制御したときの通信区間である。区間S2は、初期値データの“3/5”で制御したときの通信区間である。同図において、無線通信装置1から無線タグ4への送信区間をR→Tで示し、無線タグ4から無線通信装置1への送信区間をT→Rで示している。
例えば、無線通信装置1は、無線タグ4を認識するためのID問合せコマンドを無線送信する。このコマンドを受信した無線タグ4は、自身に設定されているIDを含む応答信号をバックスキャッタ変調により無線送信する。この通信は、セキュリティ情報を含まない通信である。すなわち、パワーアンプ35のゲインを初期値データ“1”で制御して実行する。また、セキュリティ情報を含む通信の場合でも、最初に、無線通信装置1は、タグ応答速度測定用のダミーコマンドを無線送信する。このコマンドを受信した無線タグ4は、応答信号をバックスキャッタ変調により無線送信する。この間の通信は、パワーアンプ35のゲインを初期値データ“1”で制御して実行する(区間S1またはS3)。
これに対し、例えば無線通信装置1が無線タグ4の暗号鍵を利用して行う暗号化通信は、セキュリティ情報を含む通信である。この場合、無線通信装置1は、無線タグ4に対して暗号鍵を要求するコマンドを無線送信する。このコマンドを受信した無線タグ4は、自身に設定されている暗号鍵を含む応答信号をバックスキャッタ変調により無線送信する。この応答信号を受信した無線通信装置1は、受信信号から暗号鍵を取得する。そして、この暗号鍵でタグ書込みデータを暗号化し、暗号化されたデータを引数に持った書込コマンドを無線送信する。このコマンドを受信した無線タグ4は、暗号化されたデータを復号し、複合されたデータを内蔵メモリに書き込む。この間の通信は、全て、信号の強度が3/5に低減されて実行される(区間B)。
図8に、無線通信装置1のアンテナ2から放射される電波が物理的に到達する領域3A,3Bと、パッシブ型の無線タグ4から放射される電波が物理的に到達する領域5A,5Bとの対応関係を、模式的に示す。なお、同図において、符号6A,6Bは、第三者による受信装置を示している。
同図において、領域3Aは、パワーアンプ35のゲインが“1”に設定されているとき(図7のS1またはS3)のアンテナ2からの電波到達領域である。このとき、この電波に応答した無線タグ4からの電波到達領域は領域5Aとなる。領域3Bは、パワーアンプ35のゲインが“3/5”に設定されているとき(図7の区間S2)のアンテナ2からの電波到達領域である。このとき、この電波に応答した無線タグ4からの電波到達領域は領域5Bとなる。
この場合、無線通信装置1から送信されるID問合せコマンドやタグ応答強度測定用のダミーコマンドは、領域3Aの範囲内に届く。そして、これらのコマンドに応答した無線タグ4からバックスキャッタ変調により送信される応答信号は、領域5Aの範囲内に届く。したがって、無線通信装置1は、領域3A内に位置する無線タグ4を認識することができる。
一方、無線通信装置1から送信される暗号鍵要求コマンドや暗号化された書込みコマンドは、パワーアンプ35のゲインが3/5に低減されているので、領域3Bの範囲内に届く。そして、暗号鍵要求コマンドに応答した無線タグ4からバックスキャッタ変調により送信される応答信号は、領域5Bの範囲内に届く。
したがって、無線通信装置1は、この応答信号を受信できるものの、領域5Bの範囲外に位置する第三者の受信装置6A,6Bは、無線タグ4からの応答信号を受信できない。この応答信号には、無線タグ4が有する暗号鍵が含まれている。したがって、無線通信装置1は、書込コマンドを暗号化して送信することができる。また、この暗号化された書込コマンドを受信した無線タグ4は、自身の暗号鍵を利用してコマンドを復号し、復号したデータを内蔵メモリに書き込むことができる。
このとき、書込みコマンドは、領域3B内に位置する第三者の受信装置6A,6Bで受信できる。しかし、受信装置6A,6Bは、無線タグ4から送信された暗号鍵を含む応答信号を受信していないので、書込コマンドを復号することができない。かくして、セキュリティ情報を含むデータの秘匿性を確保できる。
このように、本実施の形態によれば、無線タグ4との間で行う通信がセキュリティ情報を含む通信であるか否かを判断し、セキュリティ情報を含む通信であると判断されたとき、無線タグ4との通信時の送信電力を、セキュリティ情報を含まない通信を行うときよりも弱める方向に調整するようにしたので、無線タグ4との間の無線通信のセキュリティを向上させることができる。
(第2の実施の形態)
前記第1の実施の形態では、無線通信装置1が、テーブル70の記憶手段を有しており、このテーブル70に、段階的に設定された信号強度レベルにそれぞれ関連付けて、送信データにより搬送波を変調して送信信号をアンテナに出力する送信部30のパワーアンプ35のゲインを設定している。また、無線タグ4からの応答信号の強度を測定するための強度測定用コマンドを所定の送信電力で無線送信し、さらに、この強度測定用コマンドに対する無線タグ4からの応答信号を受信してその応答信号の強度を測定して、その応答信号の強度レベルに関連付けられたゲインをテーブル70から取得する。そして、パワーアンプ35のゲインをテーブル70から取得したゲインに変更することで、無線タグ4との通信時の送信電力を調整するようにしている。しかし、無線タグ4との通信時の送信電力を調整する手段は、これに限定されるものではない。次に、この調整手段を変更した第2の実施の形態について、図9〜図11を用いて説明する。
この第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、テーブル70のデータ構造と、制御部10が実行するセキュリティ通信処理の処理手順であり、その他の構成は第1の実施の形態と同様なので、第1の実施の形態と同一の図面及び同一の符号を使用し、詳しい説明は省略する。
第2の実施の形態におけるテーブル70のデータ構造を図9に示す。図示するように、テーブル70には、“1”から“5”までの連続番号nに関連付けて、送信部30におけるパワーアンプ35のゲインデータ(1/5,2/5,3/5,4/5,5/5)を設定している。ゲインデータは、連続番号nが増加するほど送信電力が強くなるように、パワーアンプ35のゲインを調整するためのDAコンバータ33の値である。
通信部50を介して接続された上位機器からの指令により、無線タグ4との通信事象が発生すると、制御部10は、図3の流れ図に示す処理を開始する。すなわち、制御部10は、ステップST1として、今回の無線タグ4との通信がセキュリティ情報を含む通信であるか否かを判断する(ST1:判断手段)。
セキュリティ情報を含まない通信であると判断した場合には(ST1のNO)、制御部10は、ステップST2として通常通信処理を行う。これに対し、セキュリティ情報を含む通信であると判断した場合には(ST1のYES)、制御部10は、ステップST3としてセキュリティ通信処理を行う。セキュリティ通信処理の処理手順を、図10の流れ図で示す。以下、この流れ図を用いて、セキュリティ通信処理について具体的に説明する。
セキュリティ通信処理を開始すると、制御部10は、先ず、ステップST21として番号カウンタnを“0”にリセットする。次に、制御部10は、ステップST22としてこの番号カウンタnを“1”だけカウントアップする。そして、ステップST23として番号カウンタnがテーブル70に設定されている連続番号の最大値N(本実施の形態ではN=5)を超えたか否かを判断する。
当初、番号カウンタnは“1”なので、最大値Nを越えていない。この場合、制御部10は、ステップST24としてテーブル70から番号カウンタnに一致する番号に関連付けられたゲインデータを取得する。すなわち、ゲインデータ“1/5”を取得する。そして、ステップST25としてこのゲインデータをDAコンバータ33に出力して、パワーアンプ35のゲインを調整する(調整手段)。
しかる後、制御部10は、ステップST26としてタグ応答監視用のダミーコマンドを送信する。そして、ステップST27として無線タグ4からの応答信号を受信するのを待機する。このダミーコマンドは、暗号化に関わらない通信、すなわちセキュリティ情報を含まない通信のコマンドである。
ここで、所定時間を経過してもタグ応答信号を受信できない場合(ST27のNO)、制御部10は、ステップST22の処理に戻る。すなわち、番号カウンタnをさらに“1”だけカウントアップする。そして、番号カウンタnが最大値Nを越えたか否かを判断する。この場合、番号カウンタnは“2”であり、最大値“5”を超えていない。したがって、制御部10は、テーブル70から番号カウンタnに一致する番号に関連付けられたゲインデータを取得する。すなわち、ゲインデータ“2/5”を取得する。そして、このゲインデータをDAコンバータ33に出力して、パワーアンプ35のゲインを調整する(調整手段)。
しかる後、制御部10は、タグ応答監視用のダミーコマンドを送信する。そして、無線タグ4からの応答信号を受信するのを待機する。
ここで、やはり、所定時間を経過してもタグ応答信号を受信できない場合、制御部10は、ステップST22の処理に戻って上記と同様な処理を繰り返す。すなわち、テーブル70から番号“3”に対応したゲインデータ“3/5”を取得し、このゲインデータをDAコンバータ33に出力して、パワーアンプ35のゲインを調整したならば、タグ応答監視用のダミーコマンドを送信する。
一方、タグ応答監視用のダミーコマンドを送信した後、所定時間以内にタグ応答信号を受信した場合には(ST27のYES)、制御部10は、ステップST28として応答信号送信元の無線タグ4との間で、セキュリティ情報を含む通信を実行する。
なお、番号カウンタnが最大値Nを越えた場合には(ST23のYES)、制御部10は、セキュリティ情報を含む通信を実行することなく、今回の通信処理を終了する。
このように第2の実施の形態の無線通信装置1は、送信部30におけるパワーアンプ35のゲインを段階的に設定したテーブル70を記憶する記憶手段を有している。そして制御部10は、セキュリティ情報を含む通信であると判断されたとき、最初にテーブル70から最低レベルのゲインデータを取得し、パワーアンプ35のゲインをテーブル70から取得したゲインデータの値に変更する。そして、セキュリティ情報を含まない通信(ダミーコマンドの送信)を行って無線タグ4からの応答信号を監視する。ここで、応答信号を受信できない場合には、テーブル70から1段階上のレベルのゲインデータを取得し、パワーアンプ35のゲインをテーブル70から取得したゲインデータの値に変更する。そして、再びセキュリティ情報を含まない通信を行って無線タグ4からの応答信号を監視する。以後、応答信号を受信できるまで、パワーアンプ35のゲインを段階的に増加させて、無線タグ4との通信時の送信電力を調整する。
パワーアンプ35のゲイン調整の一例を図11に示す。同図において、区間P1は、セキュリティ情報を含まない通信区間を示している。すなわち、この区間は、ゲインデータの初期値“1”でパワーアンプ35のゲインが調整されている。したがってこの区間では、無線タグ4との通信時の送信電力は最大である。
区間P2は、送信電力の強度調整区間を示している。すなわち、この区間は、無線タグ4からの応答信号を受信できるまで、最小のゲイン“1/5”から段階的にゲインを上昇させて、タグ応答監視用のダミーコマンドを送信させる。したがってこの区間では、無線タグ4との通信時の送信電力は最低電力から段階的に上昇する。
区間P3は、セキュリティ情報を含む通信区間を示している。すなわち、この区間は、ゲイン“3/5”のときのタグ応答監視用のダミーコマンドに対して無線タグ4から応答があった場合であり、パワーアンプ35のゲインは“3/5”に設定されている。したがってこの区間では、無線タグ4との通信時の送信電力は、セキュリティ情報を含まない通信区間と比較して低減される。すなわち、無線タグ4からの応答信号の到達領域が狭められる。
区間P4は、セキュリティ情報を含まない通信区間を示している。すなわち、この区間は、ゲインデータの初期値“1”でパワーアンプ35のゲインが調整されている。
このように、本実施の形態によれば、無線タグ4からの応答信号の強度が無線通信装置1で受信可能な最低レベルとなるように無線タグ4との通信時の送信電力が調整されるので、第1の実施の形態と同様な効果を奏することができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば、前記実施の形態では、無線通信装置1が、セキュリティ情報を含む通信を無線タグ4との間で行うとき、無線タグ4との通信時の送信電力を、セキュリティ情報を含まない通信を行うときよりも弱める方向に調整したが、セキュリティ情報を含まない通信を無線タグ4との間で行う際に、無線タグ4との通信時の送信電力を弱める方向に調整してもよい。例えば、多数の無線タグ4からそのメモリデータを読み取る場合、読取コマンドを送信する際に、第2の実施の形態のように、無線タグ4からの応答信号の強度が無線通信装置1で受信可能な最低レベルとなるように無線タグ4との通信時の送信電力を調整する。そうすることにより、アンテナ2から近い順に少しずつ無線タグ4のデータを読み取ることができるので、衝突の発生確率が低減され、処理効率を高めることができる。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明の一実施の形態である無線通信装置の要部構成を示すブロック図。 第1の実施の形態で使用するテーブルのデータ構造を示す模式図。 第1の実施の形態において、無線通信装置の制御部が無線タグと通信を行う際の処理手順を示す流れ図。 図3におけるセキュリティ通信処理の手順を具体的に示す流れ図。 無線通信装置の無変調搬送波,変調搬送波及び無線タグの応答波の一例を示す波形図。 無線タグの応答波の一部を拡大して示す波形図。 パワーアンプのゲインを初期値データ“1”で制御したときの通信と、同ゲインを初期値データの“3/5”で制御したときの通信とを交互に行った場合の信号波形の一例を示す波形図。 無線通信装置のアンテナから放射される電波が物理的に到達する領域と、パッシブ型の無線タグから放射される電波が物理的に到達する領域との対応関係を示す模式図。 本発明の第2の実施の形態で使用するテーブルのデータ構造を示す模式図。 第2の実施の形態におけるセキュリティ通信処理の手順を具体的に示す流れ図。 パワーアンプのゲイン調整の一例を示すタイミング図。 無線通信装置のアンテナから放射される電波が物理的に到達する領域と、パッシブ型の無線タグから放射される電波が物理的に到達する領域との従来の対応関係を示す模式図。
符号の説明
1…無線通信装置、2…アンテナ、4…無線タグ、10…制御部、20…デジタル信号処理部、24…IQ信号合成部、30…送信部、35…パワーアンプ、40…受信部、50…通信部、70…テーブル。

Claims (7)

  1. パッシブ型の無線タグと無線通信を行う無線通信装置において、
    前記無線タグとの間で行う通信がセキュリティ情報を含む通信であるか否かを判断する判断手段と、
    この判断手段によりセキュリティ情報を含む通信であると判断されたとき、前記無線タグとの通信時の送信電力を、前記セキュリティ情報を含まない通信を行うときよりも弱める方向に調整する調整手段と、
    を具備したことを特徴とする無線通信装置。
  2. パッシブ型の無線タグと無線通信を行う無線通信装置において、
    前記無線タグからの応答信号の強度を測定するための強度測定用コマンドを所定の送信電力で無線送信する送信手段と、
    前記強度測定用コマンドに対する前記無線タグからの応答信号を受信し、その応答信号の強度を測定する強度測定手段と、
    この強度測定手段により測定された前記応答信号の強度に応じて、前記無線タグとの通信時の送信電力を、前記強度測定用コマンド送信時よりも低減させる方向に調整する調整手段と、
    を具備したことを特徴とする無線通信装置。
  3. 前記無線タグとの間で行う通信がセキュリティ情報を含む通信であるか否かを判断する判断手段、をさらに具備し、
    前記送信手段は、前記判断手段によりセキュリティ情報を含む通信であると判断された場合に実行することを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  4. 段階的に設定された信号強度レベルにそれぞれ関連付けて、送信データにより搬送波を変調して送信信号をアンテナに出力する送信系回路のパワーアンプのゲインを設定したテーブルを記憶する記憶手段、をさらに具備し、
    前記調整手段は、前記強度測定手段により測定された前記応答信号の強度レベルに関連付けられたゲインを前記テーブルから取得し、前記送信系回路のパワーアンプのゲインを前記テーブルから取得したゲインに変更することで、前記無線タグとの通信時の送信電力を調整することを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  5. 前記強度測定手段は、前記無線タグからの応答信号の先頭に配置されるプリアンブル信号の振幅に基づいて測定することを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  6. 前記調整手段は、前記判断手段によりセキュリティ情報を含む通信であると判断されたとき、前記無線タグからの応答信号の強度が前記無線通信装置で受信可能な最低レベルとなるように前記無線タグとの通信時の送信電力を調整することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  7. 送信データにより搬送波を変調して送信信号をアンテナに出力する送信系回路のパワーアンプのゲインを段階的に設定したテーブルを記憶する記憶手段、さらに具備し、
    前記調整手段は、最初に前記テーブルから最低レベルのゲインを取得し、前記送信系回路のパワーアンプのゲインを前記テーブルから取得したゲインに変更してセキュリティ情報を含まない通信を行って前記無線タグからの応答信号を監視し、応答信号を受信できない場合には、前記テーブルから1段階上のレベルのゲインを取得し、前記送信系回路のパワーアンプのゲインを前記テーブルから取得したゲインに変更してセキュリティ情報を含まない通信を行って前記無線タグからの応答信号を監視し、以後、応答信号を受信できるまでゲインを段階的に増加させて、前記無線タグとの通信時の送信電力を調整することを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
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