JP2010034005A - 燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】 膜−電極接合体への反応ガスの供給の均一化を図ることができる燃料電池を提供する。
【解決手段】 本発明に係る燃料電池(40)は、膜−電極接合体(10)と、膜−電極接合体に沿って設けられたセパレータ(20,30)と、を備え、セパレータの膜−電極接合体側の面には、膜−電極接合体へ反応ガスを供給するための第1溝流路(26)と、第1溝流路のガス流れ方向に反応ガスを排出するための第2溝流路(27)とが形成され、第1溝流路の下流端および第2溝流路の上流端は閉塞されており、第1溝流路の断面積は上流側から下流側にかけて増加し、および/または、第2溝流路の断面積は上流側から下流側にかけて減少することを特徴とするものである。
【選択図】 図2
【解決手段】 本発明に係る燃料電池(40)は、膜−電極接合体(10)と、膜−電極接合体に沿って設けられたセパレータ(20,30)と、を備え、セパレータの膜−電極接合体側の面には、膜−電極接合体へ反応ガスを供給するための第1溝流路(26)と、第1溝流路のガス流れ方向に反応ガスを排出するための第2溝流路(27)とが形成され、第1溝流路の下流端および第2溝流路の上流端は閉塞されており、第1溝流路の断面積は上流側から下流側にかけて増加し、および/または、第2溝流路の断面積は上流側から下流側にかけて減少することを特徴とするものである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、燃料電池に関する。
燃料電池は、一般的には水素および酸素を燃料として電気エネルギを得る装置である。この燃料電池は、環境面において優れており、また高いエネルギ効率を実現できることから、今後のエネルギ供給システムとして広く開発が進められてきている。
燃料電池は、膜−電極接合体と、膜−電極接合体を挟持するように配置されたセパレータと、を備える。例えば、セパレータの膜−電極接合体側の面には、反応ガスが流動するための溝流路が形成されている。
特許文献1には、電極層に反応ガスを供給するための溝流路の下流端が閉塞され、反応ガスを排出するための溝流路の上流端が閉塞された燃料電池が開示されている。この構成においては、供給用の溝流路に供給された反応ガスは、電極層を介して排出用の溝流路に流動する。
しかしながら、特許文献1に係る技術では、マニホールドから遠い部分で反応ガスの流速が低下し、膜−電極接合体にガスを均一に供給することは困難である。
本発明は、膜−電極接合体への反応ガスの供給の均一化を図ることができる燃料電池を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池は、膜−電極接合体と、膜−電極接合体に沿って設けられたセパレータと、を備え、セパレータの膜−電極接合体側の面には、膜−電極接合体へ反応ガスを供給するための第1溝流路と、第1溝流路のガス流れ方向に反応ガスを排出するための第2溝流路とが形成され、第1溝流路の下流端および第2溝流路の上流端は閉塞されており、第1溝流路の断面積は上流側から下流側にかけて増加し、および/または、第2溝流路の断面積は上流側から下流側にかけて減少することを特徴とするものである。
本発明に係る燃料電池によれば、第1溝流路のガス流れ方向に第2溝流路からガスが排出され、さらに第1溝流路の断面積は上流側から下流側にかけて増加し、および/または、第2溝流路の断面積は上流側から下流側にかけて減少することから、反応ガスの圧力損失を均一化させることができる。それにより、膜−電極接合体への反応ガスの供給の均一化を図ることができる。
本発明に係る他の燃料電池は、膜−電極接合体と、膜−電極接合体に沿って設けられたセパレータと、を備え、セパレータの膜−電極接合体側の面には、膜−電極接合体へ反応ガスを供給するための第1溝流路と、第1溝流路のガス流れ方向と反対方向に反応ガスを排出するための第2溝流路とが形成され、第1溝流路の下流端および第2溝流路の上流端は閉塞されており、第1溝流路および第2溝流路の断面積の少なくとも一方は、上流側から下流側にかけて増加することを特徴とするものである。
本発明に係る他の燃料電池によれば、第1溝流路のガス流れ方向と第2溝流路のガス流れ方向とは反対方向であり、さらに第1溝流路および第2溝流路の断面積の少なくとも一方は、上流側から下流側にかけて増加することから、反応ガスの圧力損失を均一化させることができる。それにより、膜−電極接合体への反応ガスの供給の均一化を図ることができる。
上記構成において、第1溝流路および第2溝流路は、それぞれ複数形成され、所定の間隔を空けて交互に隣接してもよい。上記構成において、セパレータは、膜−電極接合体のカソード側に配置されていてもよい。
本発明によれば、膜−電極接合体への反応ガスの供給の均一化を図ることができる燃料電池を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の実施例1に係る燃料電池40について説明する。図1は、燃料電池40の模式的断面図である。燃料電池40は、膜−電極接合体10がセパレータ20とセパレータ30とによって挟持された構造を有する。膜−電極接合体10は、電解質膜11と、カソード触媒層12およびアノード触媒層13と、カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層15と、を備える。電解質膜11として、例えばプロトン伝導性を有する固体高分子電解質膜が用いられる。
カソード触媒層12は、電解質膜11の一面側に配置されている。アノード触媒層13は、電解質膜11の他面側に配置されている。カソード触媒層12は、プロトンと酸素との反応を促進する触媒を含む導電性材料からなる。アノード触媒層13は、水素のプロトン化を促進する触媒を含む導電性材料からなる。カソード触媒層12およびアノード触媒層13は、例えば白金を担持したカーボンからなる。
カソードガス拡散層14は、カソード触媒層12の電解質膜11と反対側に配置されている。アノードガス拡散層15は、アノード触媒層13の電解質膜11と反対側に配置されている。カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層15は、導電性およびガス透過性を備えた材料からなる。導電性およびガス透過性を備えた材料として、例えばカーボンペーパ、カーボンクロス等のカーボン繊維が用いられる。
セパレータ20は、カソードガス拡散層14のカソード触媒層12と反対側に配置されている。セパレータ30は、アノードガス拡散層15のアノード触媒層13と反対側に配置されている。セパレータ20およびセパレータ30は、導電性を有する材料からなる。また、セパレータ20およびセパレータ30には、後述する溝流路が形成されている。
図2は、セパレータ20をカソードガス拡散層14側から見た平面図である。セパレータ20には、カソードガスが供給されるガス供給口21と、発電に供されたカソードガスが排出されるガス排出口22と、が形成されている。ガス供給口21およびガス排出口22は、複数の燃料電池40が積層された場合には、それぞれマニホールドを形成する。
また、セパレータ20のカソードガス拡散層14側の面には、膜−電極接合体10にカソードガスを供給するための供給流路23およびカソードガスを排出するための排出流路24が形成されている。供給流路23および排出流路24は、セパレータ20のカソードガス拡散層14側の面に形成された凹溝によって構成された流路である。
供給流路23は、供給用共通流路25と、複数の供給用枝流路26と、を備える。供給用共通流路25の上流端は、ガス供給口21に接続されている。供給用枝流路26は、上流端が供給用共通流路25に接続され、下流端が閉塞されている。本実施例においては、複数の供給用枝流路26は、供給用共通流路25からくし歯状に形成されている。
排出流路24は、複数の排出用枝流路27と、排出用共通流路28と、を備える。排出用枝流路27の上流端は閉塞され、下流端は排出用共通流路28に接続されている。排出用共通流路28の下流端は、ガス排出口22に接続されている。本実施例においては、複数の排出用枝流路27は、排出用共通流路28からくし歯状に形成されている。
供給用枝流路26と排出用枝流路27とは、所定の間隔を空けて交互に隣接している。供給用共通流路25および排出用共通流路28は、枝流路を挟んで互いに反対側に設けられている。それにより、排出用枝流路27においては、供給用枝流路26に供給されるカソードガスの流動方向にカソードガスが排出される。すなわち、セパレータ20は、コフロー構造を有している。また、供給用枝流路26の断面積は上流側から下流側にかけて増加している。排出用枝流路27の断面積は上流側から下流側にかけて減少している。
なお、本実施例において、セパレータ30も、セパレータ20と同様のガス流路を有している。セパレータ30のガス流路の詳細な説明は省略する。
図3は、図2のA−A線断面図である。なお、図3において、カソードガス拡散層14も併せて図示されている。図1、図2および図3を参照して、燃料電池40の動作について説明する。酸素を含むカソードガスは、ガス供給口21から供給用共通流路25を介して供給用枝流路26に流入する。ここで、供給用枝流路26の下流端は閉塞されていることから、供給用枝流路26に流入したカソードガスは、カソードガス拡散層14を介して排出用枝流路27に流入する。それにより、カソードガスは、カソードガス拡散層14全体にわたって供給される。
水素を含むアノードガスは、セパレータ30のガス供給口(図示せず)からセパレータ30の供給側の枝流路(図示せず)および排出側の枝流路(図示せず)を通ってアノードガス拡散層15に拡散される。
アノードガス拡散層15を拡散したアノードガスは、アノード触媒層13に到達する。アノード触媒層13に到達したアノードガス中の水素は、プロトンと電子とに分離される。プロトンは、電解質膜11を伝導して、カソード触媒層12に到達する。
カソードガス拡散層14を拡散したカソードガスは、カソード触媒層12に到達する。カソード触媒層12においては、カソードガス中の酸素と電解質膜11を伝導したプロトンとから水が生成されるとともに、電力が発生する。発生した電力は、セパレータ20およびセパレータ30を介して回収される。以上の動作によって、燃料電池40は発電を行う。
なお、発電に供されたカソードガスは、セパレータ20の排出用共通流路28を通って、ガス排出口22から燃料電池40の外部へ排出される。
本実施例に係る燃料電池40によれば、供給用枝流路26のガス流動方向に排出用枝流路27からガスが排出され、かつ供給用枝流路26の断面積は上流側から下流側にかけて増加し、排出用枝流路27の断面積は上流側から下流側にかけて減少している。以下、この効果について、図4(a)および図4(b)を参照しつつ説明する。
図4(a)は、断面積が上流側から下流側にかけて一様である供給用枝流路および排出用枝流路を流動するガスの圧力変化を示す模式図である。縦軸は、供給用枝流路および排出用枝流路を流動するガスの圧力を示し、横軸は、それぞれの流路における位置を示している。横軸の左側(縦軸側)は供給用共通流路側であり、横軸の右側は排出用共通流路側である。実線100は、供給用枝流路を流動するガスの圧力変化を示し、実線110は、排出用枝流路を流動するガスの圧力変化を示している。
供給用枝流路においては、反応ガスは、流動するとともにガス拡散層に供給される。それにより、上流側に比較して下流側においてはガス圧力が低下する。その結果、実線100は負の傾きを有する。一方、排出用枝流路には、反応ガスがガス拡散層から流入する。それにより、上流側に比較して下流側においてはガス圧力が増加する。その結果、実線110の傾きは正の傾きを有する。
ここで、実線100と実線110との差(ΔP)は、膜−電極接合体10に供給されるガスの圧力損失を表している。図4(a)から判るように、断面積が上流側から下流側にかけて一様である場合、圧力損失は均一ではない。この場合、膜−電極接合体10に反応ガスを均一に供給しにくくなる。そこで、膜−電極接合体10にガスを均一に供給するためには、例えばガスを供給するための機器類の出力を上げてガスの供給流量を上げる、ガス拡散層の透気度を下げる等の対策を講じる必要がある。しかしながら、これらの対策を講じた場合、発電効率は低下する。したがって、断面積が上流側から下流側にかけて一様である場合には、発電効率を低下させずに膜−電極接合体10にガスを均一に供給することは困難である。
図4(b)は、図2に示すセパレータ20の供給用枝流路26および排出用枝流路27を流動するカソードガスの圧力変化を示す模式図である。実線120は、供給用枝流路26の圧力変化を示し、実線130は、排出用枝流路27の圧力変化を示している。セパレータ20においては、ガス流速の二乗とガス圧力との和は一定であるというベルヌーイの法則に従って、実線120の傾きは実線100に比較して大きくなる。断面積が減少する程、ガス流速は上昇してガス圧力は低下し、断面積が増加する程、ガス流速は低下してガス圧力は上昇するからである。同様に、ベルヌーイの法則に従って、実線130の傾きは実線110に比べて小さくなる。それにより、圧力損失(ΔP)を均一化させることができる。したがって、セパレータ20の場合、膜−電極接合体10へのカソードガスの供給の均一化を図ることができる。
以上のように、本実施例に係る燃料電池40によれば、燃料電池40の発電効率を向上させることができるとともに、膜−電極接合体10への反応ガスの供給の均一化を図ることができる。
なお、本実施例において、セパレータ30もセパレータ20と同様のガス流路を有しているがこれに限られない。セパレータ20およびセパレータ30の少なくとも一方が、図2に示すガス流路を有していればよい。ただし、カソード側のセパレータが図2に示すガス流路を有することが好ましい。カソードガスとしてエアを用いる場合にはカソードガス量が多くなるからである。
また、本実施例において、供給用枝流路26および排出用枝流路27のいずれか一方の断面積が上流側から下流側にかけて変化していてもよい。この構成においても、図4(a)および図4(b)に示すように、供給用枝流路26の断面積が上流側から下流側にかけて増加した場合には、実線120の傾きは実線100に比較して大きくなり、排出用枝流路27の断面積が上流側から下流側にかけて減少した場合には、実線130の傾きは実線110に比較して小さくなる。したがって、膜−電極接合体10への反応ガスの供給の均一化を図ることができる。
また、供給用枝流路26および排出用枝流路27のそれぞれの最小断面積および最大断面積の平均断面積に対する割合は、図4(b)のように圧力損失が均一化されるのであれば、特に限定されない。最小断面積および最大断面積の平均断面積に対する割合は、例えば供給用枝流路26および排出用枝流路27の平均流路長、ガスの流量、平均断面積、濡れ縁長さ、ガスの動粘性係数、ガスの密度、燃料電池40の使用温度等に基づいて設計することができる。例えば、供給用枝流路26および排出用枝流路27の最小断面積が平均断面積の5%以上、最大断面積が平均断面積の10倍以下であることが好ましい。また、最小断面積が平均断面積の20%以上、最大断面積が平均断面積の3倍以下であることがより好ましい。
実施例1において、供給用枝流路26が第1溝流路に相当し、排出用枝流路27が第2溝流路に相当する。
続いて、実施例2に係るセパレータ20aについて説明する。図5は、実施例2に係るセパレータ20aをカソードガス拡散層14側から見た平面図である。セパレータ20aは、供給流路23および排出流路24の代わりにそれぞれ供給流路23aおよび排出流路24aを備える。供給流路23aは、供給用枝流路26の代わりに供給用枝流路26aを備える。排出流路24aは、排出用枝流路27および排出用共通流路28の代わりに排出用枝流路27aおよび排出用共通流路28aを備える。なお、実施例1と同様の形状を有する部分については、同一の符号を付すことによって説明を省略する。
供給用枝流路26aの上流端は、供給用共通流路25に接続されている。供給用枝流路26aの下流端は、閉塞されている。供給用枝流路26aの断面積は、上流側から下流側にかけて減少している。排出用共通流路28aは、セパレータ20a内部に形成された流路である。排出用枝流路27aの上流端は閉塞されている。排出用枝流路27aの下流端は、排出用共通流路28aに接続されている。排出用枝流路27aの断面積は、上流側から下流側にかけて減少している。また、供給用共通流路25および排出用共通流路28aは、枝流路に対して同じ側に設けられている。それにより、排出用枝流路27aにおいては、供給用枝流路26aに供給されるカソードガスの流動方向と反対方向にカソードガスが排出される。すなわち、セパレータ20aは、カウンターフロー構造を有している。
図6(a)は、カウンターフロー構造を有するセパレータにおいて断面積が上流側から下流側にかけて一様である供給用枝流路および排出用枝流路を流動するガスの圧力変化を示す模式図である。図6(b)は、セパレータ20aの供給用枝流路26aおよび排出用枝流路27aを流動するガスの圧力変化を示す模式図である。図6(a)および図6(b)において、縦軸は、供給用枝流路および排出用枝流路を流動するガスの圧力を示し、横軸は、それぞれの流路における位置を示している。横軸の左側(縦軸側)は供給用共通流路側および排出用共通流路側である。
図6(a)の実線140は供給用枝流路を流動するガスの圧力変化を示し、実線150は排出用枝流路を流動するガスの圧力変化を示している。図6(b)の実線160は供給用枝流路26aを流動するガスの圧力変化を示し、実線170は排出用枝流路27aを流動するガスの圧力変化を示している。
図6(a)および図6(b)に示すように、供給用枝流路26aの断面積が上流側から下流側にかけて減少することによって、ベルヌーイの法則に従って実線160の傾きは実線140に比較して小さくなる。一方、排出用枝流路27aの断面積が上流側から下流側にかけて減少することによって、ベルヌーイの法則に従って実線170の傾きは実線150に比較して大きくなる。その結果、圧力損失(ΔP)が均一化される。それにより、セパレータ20aの場合、膜−電極接合体10へのカソードガスの供給の均一化を図ることができる。
本実施例に係るセパレータ20aにおいても、燃料電池40の発電効率を向上させることができるとともに、膜−電極接合体10への反応ガスの供給の均一化を図ることができる。
なお、本実施例において、カソード側およびアノード側の少なくとも一方がセパレータ20aと同様の構造を有していてもよい。また、供給用枝流路26aおよび排出用枝流路27aのいずれか一方の断面積が上流側から下流側にかけて減少していてもよい。また、供給用枝流路26aおよび排出用枝流路27aのそれぞれの最小断面積および最大断面積の平均断面積に対する割合は、圧力損失が均一化されるのであれば、特に限定されない。最小断面積および最大断面積の平均断面積に対する割合は、例えば供給用枝流路26aおよび排出用枝流路27aの平均流路長、ガスの流量、平均断面積、濡れ縁長さ、ガスの動粘性係数、ガスの密度、燃料電池40の使用温度等に基づいて設計することができる。例えば、供給用枝流路26aおよび排出用枝流路27aの最小断面積が平均断面積の5%以上、最大断面積が平均断面積の10倍以下であることが好ましい。また、最小断面積が平均断面積の20%以上、最大断面積が平均断面積の3倍以下であることがより好ましい。
実施例1において、供給用枝流路26aが第1溝流路に相当し、排出用枝流路27aが第2溝流路に相当する。
10 膜−電極接合体
11 電解質膜
12 カソード
13 アノード触媒層
14 カソードガス拡散層
15 アノードガス拡散層
20 セパレータ
21 ガス供給口
22 ガス排出口
23 供給流路
24 排出流路
25 供給用共通流路
26 供給用枝流路
27 排出用枝流路
28 排出用共通流路
30 セパレータ
40 燃料電池
11 電解質膜
12 カソード
13 アノード触媒層
14 カソードガス拡散層
15 アノードガス拡散層
20 セパレータ
21 ガス供給口
22 ガス排出口
23 供給流路
24 排出流路
25 供給用共通流路
26 供給用枝流路
27 排出用枝流路
28 排出用共通流路
30 セパレータ
40 燃料電池
Claims (4)
- 膜−電極接合体と、
前記膜−電極接合体に沿って設けられたセパレータと、を備え、
前記セパレータの前記膜−電極接合体側の面には、前記膜−電極接合体へ反応ガスを供給するための第1溝流路と、前記第1溝流路のガス流れ方向に前記反応ガスを排出するための第2溝流路とが形成され、
前記第1溝流路の下流端および前記第2溝流路の上流端は閉塞されており、
前記第1溝流路の断面積は上流側から下流側にかけて増加し、および/または、前記第2溝流路の断面積は上流側から下流側にかけて減少することを特徴とする燃料電池。 - 膜−電極接合体と、
前記膜−電極接合体に沿って設けられたセパレータと、を備え、
前記セパレータの前記膜−電極接合体側の面には、前記膜−電極接合体へ反応ガスを供給するための第1溝流路と、前記第1溝流路のガス流れ方向と反対方向に前記反応ガスを排出するための第2溝流路とが形成され、
前記第1溝流路の下流端および前記第2溝流路の上流端は閉塞されており、
前記第1溝流路および前記第2溝流路の断面積の少なくとも一方は、上流側から下流側にかけて増加することを特徴とする燃料電池。 - 前記第1溝流路および前記第2溝流路は、それぞれ複数形成され、所定の間隔を空けて交互に隣接することを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池。
- 前記セパレータは、前記膜−電極接合体のカソード側に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池。
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JP2011210398A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Toyota Motor Corp | 燃料電池 |
JP2017143051A (ja) * | 2016-02-12 | 2017-08-17 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池用のセパレータ |
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2008
- 2008-07-31 JP JP2008197669A patent/JP2010034005A/ja active Pending
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