JP2010033982A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
グリル部と加熱コイルとを仕切る仕切り板の上面に配置した電子制御部品の内、温度が高くなるチョークコイルの温度上昇を抑える。
【解決手段】
本体2内の前面寄りの左右と奥寄りの中央に配置された誘導加熱コイル12と、左側の加熱コイル12の下部に配置されたグリル部4と、誘導加熱コイル12の駆動を制御する制御基板19と、本体2内の後部側に設けられ制御基板19と誘導加熱コイル12を冷却する冷却ファン18とを備えた誘導加熱調理器において、グリル部4の後方で、加熱コイル12とグリル部4とを仕切る仕切り板14の上面にフィルター回路を搭載した制御基板25を配置し、前記フィルター回路を構成するチョークコイル24を上面が開口した略円柱状の絶縁ケース28で覆い、該絶縁ケース28の下部に流入口29を設け、冷却ファン18からの冷却風を流入口29から絶縁ケース28内に流入させてチョークコイル24を冷却する。
【選択図】図5

Description

本発明は、誘導加熱調理器に関するものである。
誘導加熱調理器は、誘導加熱コイルに高周波電流を流して発熱する磁力線が、金属製の鍋を通過するときに鍋底に生じるジュール加熱を利用して加熱調理を行う装置である。該装置は、加熱時には鍋だけではなく、誘導加熱コイルや誘導加熱コイルを制御する制御基板からも発熱が生じるため、冷却ファンを用いて送風冷却することが行われている。
従来の誘導加熱調理器の冷却流路構造は、本体の後部側に軸流ファンや多翼ファンよりなる冷却ファンを配置し、該冷却ファンにより本体の上面に配置したトッププレート後部の吸気口から外気を吸引して誘導加熱コイルの下部に配置された制御基板に送風し、その後、制御基板上に配置されている誘導加熱コイルに送風して制御基板および誘導加熱コイルを冷却するものである。
制御基板上には、回路損失の大きなIGBT等のパワー半導体素子等で構成した駆動素子を冷却風の上流側に配置し、他にトランジスタ,コンデンサ類,抵抗類などの各種制御部品を備えた構造である。
制御基板上の各種制御部品を冷却した空気は、該制御基板上の誘導加熱コイルや液晶部品等の発熱部品を冷却しながらトッププレート後部の排気口を通過して本体の外部に排出される。こうした流路構造の例として文献1,2に開示された例がある。
特開2004−111087号公報 特開2004−349185号公報
近年、誘導加熱調理器は、調理時間の短縮などの要請から加熱コイルはより高出力化される傾向にあり、グリル部は大型の調理品に対応できるように内容積が大型化される傾向にある。
使用する鍋の種類も、高効率で加熱できる鉄鍋だけでなく、加熱効率の低い非磁性ステンレス鍋も使用されるようになっている。また、多種の鍋に対応できるように鉄,非磁性ステンレス製の鍋に加えてアルミ製,銅製の鍋も使用できる機種が製品化されている。
また、従来の誘導加熱調理器は、本体内の前面寄りの左右に配置された2つの誘導加熱コイルと、該誘導加熱コイル間の奥寄りに配置された抵抗発熱体よりなるラジエントヒータと、前記2つの誘導加熱コイルのいずれか一方の下部に配置されたグリル部と、前記誘導加熱コイルの上面を覆い調理鍋を載せるプレートと、前記誘導加熱コイルの駆動を制御する制御基板と、前記本体内の後部側に設けられ前記制御基板および前記誘導加熱コイルを冷却する冷却ファンとを備えた構成が一般的であったが、近年は、安全面や清掃面などの要請から前記したラジエントヒータの代わりに第3の加熱コイルを配置する傾向にある。
この場合に、本体内の前面寄り左右に配置された2つの誘導加熱コイルを制御する制御基板は、前記したグリル部の隣に位置した誘導加熱コイルの下部の余剰空間内に配置されているが、上記したように誘導加熱コイルの高出力化や対応鍋の多様化、また、第3の誘導加熱コイルを制御する制御基板の増加に伴い、誘導加熱コイルの制御部品は増加し、制御基板の実装密度が高くなり、それに伴って通風抵抗も大きくなり、制御基板の熱損失も増大する傾向にある。
また、グリル部の内容積の大型化により、制御基板の配置空間がさらに縮小してしまい、実装密度が高くなり、前記した誘導加熱コイルの下部の余剰空間に実装できない制御基板をグリル部の上面後部側に実装し、該制御基板上に交流電源(電源コンセント)に近く、該交流電源を平滑化するフィルター回路のチョークコイルや平滑コンデンサ等を搭載する傾向にある。
しかし、グリル部の上面に流れる冷却風は、冷却ファンによりグリル部の隣に位置した誘導加熱コイルの下部の余剰空間内に配置されている制御基板に送風し、さらに、その後、誘導加熱コイルに送風して該誘導加熱コイルを冷却した後の冷却風が流れるため、該冷却風の空気温度が高くなっており、グリル部の上面に実装した制御基板上の電子制御部品の内、温度が高くなるチョークコイルの温度上昇を抑えることが難しいという課題があった。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1では、本体内の前面寄りの左右に配置された誘導加熱コイルと、該誘導加熱コイル間の奥寄りに配置された誘導加熱コイルと、前記左右の誘導加熱コイルのいずれか一方の下部に配置されグリル部と、前記誘導加熱コイルの上面を覆い調理鍋を載せるプレートと、前記誘導加熱コイルの駆動を制御する制御基板と、前記本体内の後部側に設けられ、前記制御基板および前記誘導加熱コイルを冷却する冷却ファンとを備えた誘導加熱調理器において、
前記グリル部の後方で、前記誘導加熱コイルと前記グリル部とを仕切る仕切り板の上面に交流電源を直流化した出力を平滑化するフィルター回路を搭載した制御基板を配置し、前記フィルター回路を構成するチョークコイルを上面が開口した略円柱状の絶縁ケースで覆い、該絶縁ケースの下部に冷却風の流入口を設け、前記冷却ファンにより前記誘導加熱コイルを冷却した後の冷却風を前記流入口から絶縁ケース内に流入させ、前記チョークコイルを冷却するものである。
請求項2では、前記チョークコイルと絶縁ケースを、本体の後部上面に設けられた排気口の近傍に配置したものである。
請求項3では、前記フィルター回路を搭載した制御基板の上面に、加熱コイルの下側に位置するように、冷却ファンからの冷却風が通る隙間を保持して遮熱板を略水平に配置し、該遮熱板の上面に前記絶縁ケースの上端開口部を突出させたものである。
上記請求項1によれば、グリル部の後方上部に配置したフィルター回路のチョークコイルを上面が開口した略円柱状の絶縁ケースで覆い、該絶縁ケースの下部に冷却風の流入口を設けることにより、冷却ファンにより誘導加熱コイルを冷却した後の冷却風が流入口から絶縁ケース内に流入すると、チョークコイルの温度上昇で暖められた空気の上昇が促進され、これによって温度の低い冷却風が絶縁ケース下部の流入口から絶縁ケース内に吸い込まれ、上面の開口部から排出されるため、チョークコイルおよびその周囲の温度上昇を抑えることができる。
請求項2によれば、チョークコイルを冷却した後の排気が絶縁ケースの上面開口部から排気口を通してスムーズに本体外に排出されるため、チョークコイル周辺の電子制御部品の温度を上昇させることがない。
請求項3によれば、加熱コイルからの放熱が遮熱板によって遮られてチョークコイルやその周辺の電子制御部品の温度を上昇させることがない。
以下、本発明の一実施例を図1から図5に従って説明する。
図1において、加熱調理器の本体2は、システムキッチン1の上面から落とし込んで設置され、設置後は後述するグリル部4及び操作部パネル17がシステムキッチン1の前面部から操作できるようになっている。
本体2の上面には、耐熱ガラス等からなるプレート3が設けられている。
図示しない調理鍋は、プレート3の上面手前に描かれた載置部右6a,載置部左6bと、これら両載置部6a,6bの間の中央後部に描かれた載置部中央6cに載置される。
また、プレート3に描かれた載置部右6aと載置部左6bに対応した本体2内の上部には図2に示すように調理鍋を加熱するための加熱コイルユニット右7aと加熱コイルユニット左7bがそれぞれ対応して設置され、載置部中央6cの下には中央加熱コイルユニット7cが配置されている。
載置部右6a,載置部左6b,載置部中央6cは、鉄,磁性ステンレスを材料とした磁性体金属製鍋の他、アルミニウム,銅を材料とした非磁性体金属製鍋も誘導加熱可能となっている。
プレート3の周囲には、端面を保護するためにフレーム5が設けられている。
本体2の内部には、前記した加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7b,中央加熱コイルユニット7cのほかに、後述する電子制御部品が配置されており、これらを冷却するために本体2の外部から空気を吸い込むための吸気口8が本体2上面の後部右側に設けられ、その左側に本体2内を冷却した後の排気を本体2外に排出する排気口9が設けられている。該排気口8からは後述するグリル部4の廃熱も同時に排出される。
グリル部4は、魚やピザ等を焼くためのもので、本体2前面部の左側もしくは右側に配置されている。本実施例では本体2前面に向かって左に配置されている。また、図からもわかるように、グリルドア11にはハンドル10が取り付けられ、その横には、グリル部4の操作パネル17(カンガルー式)が設けられている。
フレーム5の前部には加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7b,中央加熱コイルユニット7c火力等を制御する上面操作部15が設けられ、該上面操作部15近傍のプレート3には、上面表示部16が設けられている。
図2,図3において、調理鍋(図示せず)を加熱するための加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7b,中央加熱コイルユニット7cは、加熱コイル12と、コイルベース13と、フェライト(図示せず)とで構成されている。
また、各加熱コイルユニット7a,7b,7cは、プレート3の下方であって、プレート3と加熱コイル12との間に一定の隙間が開くように設置されている。この隙間は、後述する冷却風が流れるようにするためである。
コイルベース13は、加熱コイル12を下から固定すると共に、フェライト(図示せず)を埋設している。
加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7b,中央加熱コイルユニット7cは、該加熱コイルユニット7a,7b,7cとグリル部4とを上下に仕切る仕切り板14上に配置されている。
本体2内の後部側には、図4に示すように、吸気口8に連なる冷却ファン18が設けられ、後記する電子制御部品を搭載した制御基板19及び上記した各加熱コイルユニット7a,7b,7cを冷却する。
また、冷却ファン18は、ファンケーシング20により制御基板19側と吸気口8側が仕切られている。
基板ケース21は、プラスチックで形成された箱型をしており、加熱コイルユニット右7aの下方に配置されている。内部には、制御基板19a,19b,19cと前記したファンケーシング20が収納されている。制御基板19a,19b,19cは、主に加熱コイルユニット右7aと加熱コイルユニット左7b,中央加熱コイルユニット7cを制御する回路で構成されている。
尚、本実施例では、加熱コイルユニット右7aの下部に3枚の制御基板19a,19b,19cを上下に重ねた構造としている。制御基板19a及び制御基板19cにはインバータを構成するスイッチング素子,昇圧型チョッパ回路及び降圧型チョッパ回路を構成するスイッチング素子等が搭載されている。制御基板19bには、共振コンデンサ等を搭載している。
冷却ファン18の駆動によってプレート3後部上面の吸気口8から吸い込んだ空気は、制御基板19a,19b,19cに供給され、さらに、仕切り板14に開口させた通気口カバー23の吐出口22から仕切り板14上の加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7b,中央加熱コイルユニット7cに供給される。
通気口カバー23は、冷却ファン18の送風口と加熱コイルユニット右7aと加熱コイルユニット左7b,中央加熱コイルユニット7cを連通する流路であり、基板ケース21の上面および仕切り板14に設けた開口部(図示せず)と結合している。
また、グリル部4の後方で、仕切り板14の上面には、プレート3の排気口9の近くに位置するように交流電源から供給される交流を平滑化するためのフィルター回路を構成するチョークコイル24を搭載した制御基板25が台板30を介して配置され、その手前側にはリレー26を搭載した制御基板27が同じく台板30を介して配置されている。そして、前記チョークコイル24は、耐熱樹脂等よりなる略円柱状の絶縁ケース28によって覆われている。
該絶縁ケース28は、上面が開口しており、また下部の前面側には、冷却ファン18によって制御基板19,加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7b,中央加熱コイルユニット7cを冷却した後の冷却風を流入させる流入口29を設けている。
本実施例は以上の構成からなり、次に冷却構造における冷却空気の流れについて説明する。
調理鍋をプレート3上の載置部右6aと載置部左6bに載置し、操作パネル17の電源スイッチをONし、上面操作部15により載置部右6a,載置部6bの加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7bに対応した火力調整キーで好みの火力に調節する。すると、加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7bに高周波電流が流れ、加熱コイル12から磁力線を出し、調理鍋を加熱する。同時に、冷却ファン18も駆動する。
冷却ファン18の駆動により、吸気口8から吸い込まれた冷却風は、ファンケーシング20内に流入し、それより制御基板19a,19b,19c側に吹き出されて該制御基板19a,19b,19c上の各種電子制御部品を冷却するとともに、一部の冷却風が直接仕切り板14上の加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7b側に流入する。
そして、制御基板19a,19b,19c上の各種電子制御部品を冷却した後の冷却風は、通気口カバー23の吹出口22から仕切り板14上に吹き出されて前記した加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7b側に直接流入した冷却風とともに加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7bの加熱コイル12を冷却する。
その後、これらの冷却風は、本体2の後部上面に設けられた排気口9側に向きを変え、リレー26等を搭載した制御基板27を冷却し、さらに、制御基板25上に搭載された略円筒状の絶縁ケース28の流入口29から絶縁ケース29内に流入し、チョークコイル24を冷却してその上面開口部から排気口9にスムーズに排出され、該排気口9から本体2外に排出される。
このとき、冷却ファン18により制御基板19および加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7bの加熱コイル12を冷却した後の冷却風の温度分布は、温度の低い空気が下を流れ、温度の高い空気が上に昇ることから仕切り板14に近い側を流れる下部側の温度が低く、その温度の低い冷却風が流入口29から絶縁ケース28内に流入すると、チョークコイル24を効率よく冷却し、さらにチョークコイル24の温度上昇で暖められた空気の上昇が促進され、これによって温度の低い冷却風が絶縁ケース28下部の流入口29から絶縁ケース28内に連続して吸い込まれ、上面の開口部から排気口9に排出されるため、チョークコイル24およびその周囲の温度上昇が抑えられる。
ここで、冷却ファン18の駆動により、外気が本体2後部上面の吸気口8から本体2内に流入し、排気口9から本体2外に排出されるまでの概略の温度を説明すると、まず、冷却ファン18の駆動により、吸気口8から本体2内に吸い込まれる冷却風の温度は外気と同様20℃〜30℃である。
一方、制御基板19a,19b,19c等各種電子制御部品を配置した基板ケース21内は、60℃〜100℃に温度上昇し、仕切り板14上の加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7bの加熱コイル12は、アルミ鍋等の非磁性体鍋を加熱する場合には、150℃から180℃程度まで温度上昇し、さらに、制御基板25上のチョークコイル24は、100℃以上に温度上昇する。
上記本実施例では、冷却ファン18により制御基板19および加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7bの加熱コイル12を冷却した後の冷却風を流入口29から絶縁ケース28内に流入させることによりチョークコイル24の温度上昇を100℃以下にさげることができ、さらに、その後、本体2の後部上面の排気口9から排出される排気の温度を40℃〜50℃まで下げることができる。
次に、図6は、本発明の他の実施例を示したものであり、フィルター回路を搭載した制御基板25,27の上面に、加熱コイル12の下側に位置するように冷却風の通る隙間32を保持して遮熱板31を略水平に配置し、該遮熱板31の上面に前記絶縁ケース28の上端開口部を突出させたものである。
この実施例によれば、冷却ファン18により制御基板19および加熱コイルユニット右7a,加熱コイルユニット左7bの加熱コイル12を冷却した後の冷却風は、矢印のように隙間32を通して流入口29に誘導され、該流入口29から絶縁ケース28内に流入し、チョークコイル24を効率よく冷却したのち、上面の開口部から排気口9に排出されるため、チョークコイル24およびその周囲の温度上昇が抑えられるとともに、加熱コイル12からの放熱が遮熱板31によって遮られてチョークコイル24やその周辺の電子制御部品の温度を上昇させることがないものである。
以上のように、本実施例によれば、グリル部4の後方上部の制御基板25上に配置したフィルター回路のチョークコイル24を上面が開口した略円柱状の絶縁ケース28で覆い、該絶縁ケース28の下部に冷却風の流入口29を設けることにより、冷却ファン18により加熱コイル12を冷却した後の冷却風が流入口29から絶縁ケース28内に流入すると、チョークコイル24の温度上昇で暖められた空気の上昇が促進され、これによって温度の低い冷却風が絶縁ケース28下部の流入口29から絶縁ケース28内に吸い込まれ、上面の開口部から排出され、その近傍の排気口9から外部に排出されるるため、チョークコイル24およびその周囲の温度上昇を抑えることができる。
また、チョークコイル24を冷却した後の排気が絶縁ケース28の上面開口部から排気口9を通してスムーズに本体2外に排出されるため、チョークコイル24周辺の電子制御部品の温度を上昇させることがない。
さらに、加熱コイル12からの放熱が遮熱板31によって遮られ、チョークコイル24やその周辺の電子制御部品の温度を上昇させることがない。
本発明に係るビルトイン型の誘導加熱調理器をシステムキッチンに収納した状態の斜視図である。 同誘導加熱調理器のプレートを外した状態の上面図である。 同誘導加熱調理器のプレートを外した状態の上面斜視図である。 図3をA−A′線で切断した状態の斜視図である。 本発明に係る主要部分の斜視説明図である。 本発明に係る主要部分の他の実施例の斜視説明図である。
符号の説明
1 システムキッチン
2 本体
3 プレート
4 グリル部
12 加熱コイル
14 仕切り板
18 冷却ファン
19,25 制御基板
24 チョークコイル
28 絶縁ケース
29 流入口
31 遮熱板

Claims (3)

  1. 本体内の前面寄りの左右に配置された誘導加熱コイルと、該誘導加熱コイル間の奥寄りに配置された誘導加熱コイルと、前記左右の誘導加熱コイルのいずれか一方の下部に配置されたグリル部と、前記誘導加熱コイルの上面を覆い調理鍋を載せるプレートと、前記誘導加熱コイルの駆動を制御する制御基板と、前記本体内の後部側に設けられ前記制御基板および前記誘導加熱コイルを冷却する冷却ファンとを備えた誘導加熱調理器において、
    前記グリル部の後方で、前記誘導加熱コイルと前記グリル部とを仕切る仕切り板の上面に交流電源を直流化した出力を平滑化するフィルター回路を搭載した制御基板を配置し、前記フィルター回路を構成するチョークコイルを上面が開口した略円柱状の絶縁ケースで覆い、該絶縁ケースの下部に冷却風の流入口を設け、前記冷却ファンにより前記誘導加熱コイルを冷却した後の冷却風を前記流入口から絶縁ケース内に流入させ、前記チョークコイルを冷却することを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記チョークコイルと絶縁ケースは、本体の後部上面に設けられた排気口の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記フィルター回路を搭載した制御基板の上面に、加熱コイルの下側に位置するように、冷却ファンからの冷却風が通る隙間を保持して遮熱板を略水平に配置し、該遮熱板の上面に前記絶縁ケースの上端開口部を突出させたことを特徴とする請求項1から2の何れかに記載の誘導加熱調理器。
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