JP2010032650A - 活線検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より安定した活線検出が可能な活線検出装置を提供する。
【解決手段】2本の光ファイバ1,1の一端部同士を接続して形成する光線路Aが活線状態にあるか否かを検出する活線検出装置であって、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を接続するときに両光ファイバ1,1の光軸方向に直交する断面の屈折率分布を上記光軸方向の他の部位とは異ならせることにより形成され一方の光ファイバ1のコア11内を伝搬してきた光の一部を他方の光ファイバ1のクラッド12へ漏光させる漏光発生部3と、漏光発生部3から漏れる光に対して透明な接着剤からなる透明接着層4を介して上記他方の光ファイバ1のクラッド12の外周面に接着され漏光発生部3から漏れた光を検出可能な受光素子チップ5とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2本の光ファイバの一端部同士を接続して形成した光線路が活線状態(光線路を光が正常に伝送されている状態)にあるか否かを検出する活線検出装置に関するものである。
従来から、光ファイバ通信技術の分野において、局内、ビル内、宅内などに設置される光成端箱などに収納され光通信用の光ファイバにより形成される光線路が活線状態か否かを検出する活線検出装置として、光ファイバを屈曲させる必要のない活線検出装置が提案されており(例えば、特許文献1参照)、この種の活線検出装置は、光ファイバを屈曲させることなく、光線路が活線状態にあるか否かを検出することができるので、光ファイバを屈曲させることによる光ファイバの折損や、一時的な伝送損失の増加による伝送エラーの発生などの問題がないという特徴がある。
ここにおいて、上記特許文献1には、上述の活線検出装置として、図10に示すように、2本の光ファイバ1’,1’を接続して形成した光線路A’における2本の光ファイバ1’,1’の一端部同士の融着部2’を保護するとともに融着部2’から漏れる光を漏洩させる融着補強スリーブ42’と、融着補強スリーブ42’を収納するとともに各光ファイバ1’,1’が導出されるケース40’と、ケース40’の開口部に嵌入され融着部2’から融着補強スリーブ42’を通して漏れた光を検出する受光素子(図示せず)を有する光検出部50’とを備えたものが提案されている。
特開2007−85934号公報(段落〔0089〕−〔0096〕、および図4)
ところで、2本の光ファイバ1’,1’の一端部同士を融着する場合には、当該2本の光ファイバ1’,1’の光軸の軸ずれ、角度ずれなどに起因した接続損失が最小となるように融着するのが普通であり、上述の融着部2’での接続損失は波長1310nmで0.2dB程度となっている。
しかしながら、光通信では光ファイバを伝搬する光のパワー(以下、光パワーと称する)の範囲が広く、光パワーが小さい場合には−20dBm程度の場合もあり、融着部2’から漏れる漏光の光パワーが小さくなることや、融着補強スリーブ42’外に設置される上記受光素子と融着部2’との距離が離れているため上記受光素子での受光効率が低く、上記受光素子の受光面に到達する光量も少なくなるので、S/N比が小さくなり、活線検出が困難となってしまうことがあった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、より安定した活線検出が可能な活線検出装置を提供することにある。
請求項1の発明は、2本の光ファイバの一端部同士を接続して形成する光線路が活線状態にあるか否かを検出する活線検出装置であって、2本の光ファイバの前記一端部同士を接続するときに当該2本の光ファイバの光軸方向に直交する断面の屈折率分布を前記光軸方向の他の部位とは異ならせることにより形成され一方の光ファイバのコア内を伝搬してきた光の一部を他方の光ファイバのクラッドへ漏光させる漏光発生部と、漏光発生部から漏れる光に対して透明な接着剤からなる透明接着層を介して前記他方の光ファイバのクラッドの外周面に接着され漏光発生部から漏れた光を検出可能な受光素子チップとを備えることを特徴とする。
この発明によれば、2本の光ファイバの前記一端部同士を接続するときに当該2本の光ファイバの光軸方向に直交する断面の屈折率分布を前記光軸方向の他の部位とは異ならせることにより形成され一方の光ファイバのコア内を伝搬してきた光の一部を他方の光ファイバのクラッドへ漏光させる漏光発生部を備えているので、2本の光ファイバの前記一端部同士を接続損失が最小となるように融着したものに比べて、漏れる光の絶対光量を増やすことができ、しかも、漏光発生部から漏れた光を検出可能な受光素子チップが、漏光発生部から漏れる光に対して透明な接着剤からなる透明接着層を介して前記他方の光ファイバのクラッドの外周面に接着されているので、受光素子チップとクラッドの外周面との距離を短くでき、しかも、受光素子チップと前記他方の光ファイバのクラッドの外周面との間に空気が介在する場合に比べて、空気よりも大きい屈折率を有する透明接着層にクラッドから多くの漏れ光が入射して、漏れ光の受光素子チップへの到達効率が向上するから、より安定した活線検出が可能となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、漏光発生部は、2本の光ファイバの前記一端部同士を接続するときに前記光軸方向に直交する断面において当該2本の光ファイバそれぞれの前記他の部位におけるクラッドの屈折率よりも屈折率が高く且つ前記他の部位におけるコアの屈折率よりも屈折率が低い屈折率分布を有するように融着することで形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、漏光発生用の別部材を追加することなく、2本の光ファイバの前記一端部同士を接続するときに前記光軸方向に直交する断面において当該2本の光ファイバそれぞれの前記他の部位におけるクラッドの屈折率よりも屈折率が高く且つ前記他の部位におけるコアの屈折率よりも屈折率が低い中間屈折率領域が形成されるように融着することで漏光発生部を形成することができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、漏光発生部は、2本の光ファイバの前記一端部同士を融着する前に前記各一端部それぞれを各別に溶融させて前記各一端部の屈折率分布を前記他の部位とは異ならせてから前記一端部同士を融着することで形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、漏光発生部をより確実に形成することができるとともに、前記光軸方向に直交する断面における漏光発生部の形成領域の範囲をより広くすることが可能となり、活線検出に必要な漏れ光の光量をさらに多くすることができる
請求項4の発明は、請求項1の発明において、漏光発生部は、2本の光ファイバの前記一端部同士を当該2本の光ファイバとはコア径の異なる漏光発生用の光ファイバを挟んで接続することにより形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、2本の光ファイバの前記一端部同士の間に挟む漏光発生用の光ファイバのコア径を適宜選定して当該漏光発生用の光ファイバの両端部それぞれを2本の光ファイバの前記各一端部と融着すれば漏光発生部を形成することができるので、活線検出に必要な漏れ光の光量をより確実に確保することが可能となるとともに、融着の条件を変更することなく前記漏光発生部を形成することが可能となる。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、漏光発生用の光ファイバのコアの屈折率が、2本の光ファイバそれぞれのコアの屈折率とは異なることを特徴とする。
この発明によれば、漏光発生部で発生する漏れ光の光量を増加させることができ、より確実に活線検出を行うことができる。
請求項6の発明は、請求項1の発明において、漏光発生部は、2本の光ファイバの前記一端部同士を当該2本の光ファイバとコア径が同じで当該2本の光ファイバのコアとはコアの屈折率が異なる漏光発生用の光ファイバを挟んで接続することにより形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、2本の光ファイバの前記一端部同士の間に挟む漏光発生用の光ファイバのコアの屈折率を異ならせて当該漏光発生用の光ファイバの両端部それぞれを2本の光ファイバの前記各一端部と融着すれば漏光発生部を形成することができるので、活線検出に必要な漏れ光の光量をより確実に確保することが可能となるとともに、融着の条件を変更することなく前記漏光発生部を形成することが可能となる。
請求項7の発明は、請求項1の発明において、漏光発生部は、2本の光ファイバの前記一端部同士を当該2本の光ファイバのクラッドと同じ材料からなり屈折率が一様なファイバを挟んで接続することにより形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、2本の光ファイバのクラッドと同じ材料からなり屈折率が一様なファイバの両端部それぞれを2本の光ファイバの前記各一端部と融着すれば漏光発生部を形成することができるので、活線検出に必要な漏れ光の光量をより確実に確保することが可能となるとともに、融着の条件を変更することなく前記漏光発生部を形成することが可能となる。
請求項1の発明は、2本の光ファイバの一端部同士を接続損失が最小となるように融着したものに比べて、コアから漏れる光の絶対光量を増やすことができ、しかも、受光素子チップと光ファイバのクラッドの外周面との間に空気が介在する場合に比べて、漏れ光の受光素子チップへの到達効率が向上するから、より安定した活線検出が可能となるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態の活線検出装置は、図1に示すように、2本の光ファイバ1,1の一端部同士を接続して形成する光線路Aが活線状態にあるか否かを検出する活線検出装置であって、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を接続するときに両光ファイバ1,1の光軸方向に直交する断面の屈折率分布を上記光軸方向の他の部位とは異ならせることにより形成され一方の光ファイバ1(図示例では、右側の光ファイバ1)のコア11内を伝搬してきた光の一部を他方の光ファイバ1(図示例では、左側の光ファイバ)のクラッド12へ漏光させる漏光発生部3と、漏光発生部3から漏れる光に対して透明な接着剤からなる透明接着層4を介して上記他方の光ファイバ1のクラッド12の外周面(つまり、コア11とクラッド12とで構成される素線10の外周面)に接着され漏光発生部3から漏れた光を検出可能な受光素子チップ5とを備えている。なお、本実施形態では、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を融着することで接続してあり、当該2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士の融着部2に漏光発生部3が形成されている。また、図1中の太線の矢印は光の伝搬方向を示している。
また、本実施形態の活線検出装置は、受光素子チップ5の出力電流をオペアンプを用いた電流−電圧変換回路により電圧信号に変換し、上記電流−電圧変換回路から出力される電圧信号に基づいて光線路Aが活線状態にあるか否かをマイクロコンピュータにより判別して判別結果をディスプレイに表示させたり、あるいは、抵抗器、コンデンサ、増幅回路を内蔵したICなどを用いた判別回路による判別結果を発光ダイオードなどの表示手段に表示させるようになっている。
各光ファイバ1としては、各種の光ファイバの中で伝搬損失、伝送帯域幅および機械的強度などの耐環境性などに優れている石英ガラスファイバを用いている。ここで、本実施形態の光ファイバ1として用いる石英ガラスファイバとしては、シングルモードファイバを採用しているが、シングルモードファイバに限らず、ステップインデックス型(SI型)マルチモードファイバや、グレーデッドインデックス型(GI型)マルチモードファイバ、その他の特殊ファイバなど漏光発生部3を形成可能なファイバを採用してもよい。なお、各光ファイバ1としては、石英ガラスファイバに限らず、多成分ガラスファイバやプラスチックファイバなどを用いてもよい。
また、各光ファイバ1は、上記一端部側において被覆13が除去され素線10の外周面(つまり、クラッド12の外周面)が露出しており、受光素子チップ5は、受光面が上記他方の光ファイバ1のクラッド12側となる形で透明接着層4を介して上記他方の光ファイバ1のクラッド12の外周面に接着されている。ここで、各光ファイバ1において素線10の外周面が露出した部分の長さは10mm程度であり、受光素子チップ5は、上記他方の光ファイバ1の光軸方向において漏光発生部3から規定長さ(例えば、2〜5mm程度)だけ離れて配置されている。
光ファイバ1を伝搬する光としては、例えば波長が1310nmの光や波長が850nmの光を想定しており、透明接着層4は、これらの波長の光に対して透明な接着剤であるエポキシ系樹脂やアクリル系樹脂などにより形成すればよい。なお、透明接着層4は、必ずしもクラッド12よりも屈折率が高い材料で形成する必要はなく、空気とクラッド12との中間の屈折率を有する材料で形成してもよい。
また、受光素子チップ5としては、フォトダイオードチップを用いている。ここで、光ファイバ1を伝搬する光(つまり、光通信用の光)の波長が1μm帯波長領域(例えば1310nm)の場合には当該1μm帯波長領域で受光感度の高いInGaAsフォトダイオードチップを採用し、光の波長が0.8μm帯波長領域(例えば850nm)の場合には当該0.8μm帯波長領域で受光感度の高いSiフォトダイオードチップを採用すればよく、例えば1μm帯波長領域の光および0.8μm帯波長領域の光が光線路A内を伝搬される場合には、各波長領域それぞれにおいて受光感度の高い受光素子チップ5を各別に設ければよい。
ここで、上述の光線路Aの屈折率分布について図2を参照しながら説明する。なお、図2(b)〜(d)は上記光軸方向に直交する方向をx方向(横方向)としたときの上記光軸方向に直交する断面の屈折率分布を示している。
図2は、各光ファイバ1,1がシングルモードファイバの場合の屈折率分布の説明図であり、同図(a)が上記光軸方向に沿った概略断面図、(b)が(a)のC−C’断面(上記他方の光ファイバ11のC−C’断面)における屈折率分布図、(c)が(a)の融着部2における屈折率分布図、(d)が(a)のB−B’断面(上記一方の光ファイバ11のB−B’断面)における屈折率分布図である。ここで、図2(b),(d)は両光ファイバ1,1を融着する際に溶融されない部位であって両光ファイバ1,1本来の階段状の屈折率分布を有している。これに対して、図2(c)は中心から離れるにつれて屈折率が徐々に小さくなっていき且つ屈折率がコア11の屈折率nよりも低くクラッド12の屈折率nよりも高い領域の径が両光ファイバ1,1本来のコア径よりも大きくなる屈折率分布を有している。なお、各光ファイバ1,1がSI型マルチモードファイバの場合の屈折率分布も図2と同様である。
また、各光ファイバ1,1がGI型マルチモードファイバの場合を例示した図3(a)での屈折率分布は図3(b)〜(d)のようになる。ここで、図3(b),(d)は両光ファイバ1,1を融着する際に溶融されない部位であって両光ファイバ1,1本来の屈折率が中心から外に向かって2乗分布をもって徐々に小さくなっている屈折率分布を有している。これに対して、図3(c)は屈折率がコア11の中心の屈折率nよりも低くクラッド12の屈折率nよりも高い領域の径が両光ファイバ1,1本来のコア径よりも大きくなる屈折率分布を有している。
また、漏光発生部3は、図2に示すように、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を接続するときに両光ファイバ1,1の上記光軸方向に直交する断面において当該2本の光ファイバ1,1それぞれの上記他の部位におけるクラッド12の屈折率nよりも屈折率が高く且つ上記他の部位におけるコア11の屈折率nよりも屈折率が低い中間屈折率領域11aを有するように融着することで形成されている。ここにおいて、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を融着する際には、両光ファイバ1,1の上記一端部側の端面を突き合わせ、アーク放電などによって加熱溶融させてから冷却することにより2本の光ファイバ1,1を接続しているので、加熱溶融させたときにコア11およびクラッド12が短時間ではあるが固相から液相に相変化して混じり合いコア11とクラッド12との中間的な屈折率を有する領域ができるから、融着する際の条件(温度、時間など)を、接続損失が最小となるような条件から適宜変更することにより、所望の中間屈折率領域11aを積極的に形成すればよい。
ところで、図1には漏光発生部3で発生した漏れ光の光線経路を矢印で例示してある。すなわち、漏光発生部3で発生した漏れ光のうちクラッド12と空気との境界でも入射補角が全反射臨界補角よりも大きな光線P1はクラッド12からも漏れて外部に出てしまうが、全反射臨界補角よりも小さな光線P2,P3はクラッド12と空気との境界で全反射する。ここで、本実施形態のように両光ファイバ1,1として石英ガラスファイバを用いている場合には、クラッド12と空気との屈折率差が大きいので、漏光発生部3で発生した漏れ光についてはクラッド12と空気との境界で全反射される割合が高く、漏光発生部3で発生した漏れ光の多くは光線P2,P3のように伝搬する。ここにおいて、光線P2は全反射を繰り返しながら素線10内を伝搬していく。また、クラッド12と透明接着層4との屈折率差はクラッド12と空気との屈折率差よりも小さいので、クラッド12と透明接着層4との界面で全反射される光の割合が少なく、クラッド12と透明接着層4との界面を通過して受光素子チップ5の受光面に到達する。光線P3は、クラッド12と空気との境界で1回だけ全反射された後、クラッド12と透明接着層4との界面を通過して受光素子チップ5の受光面に到達する例を示してあるが、クラッド12と空気との境界で複数回全反射された後、クラッド12と透明接着層4との界面を通過して受光素子チップ5の受光面に到達してもよい。
以上説明した本実施形態の活線検出装置では、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を接続するときに上記光軸方向に直交する断面の屈折率分布を上記光軸方向の他の部位とは異ならせる(要するに、光線路Aの途中で屈折率分布を局所的に異ならせる)ことにより形成され上記一方の光ファイバ1のコア11内を伝搬してきた光の一部を上記他方の光ファイバ1のクラッド12へ漏光させる漏光発生部3を備えているので、図10に示した従来例のように2本の光ファイバ1’,1’の上記一端部同士を接続損失が最小となるように融着したものに比べて、漏れる光の絶対光量を増やすことができ、しかも、漏光発生部3から漏れた光を検出可能な受光素子チップ5が、漏光発生部3から漏れる光に対して透明な接着剤からなる透明接着層4を介して上記他方の光ファイバ1のクラッド12の外周面に接着されているので、図10に示した従来例のように融着補強スリーブ42’などが介在する場合に比べて受光素子チップ5とクラッド12の外周面との距離を短くでき、しかも、受光素子チップ5と上記他方の光ファイバ1のクラッド12の外周面との間に空気が介在する場合に比べて、空気よりも大きい屈折率を有する透明接着層4にクラッド12から多くの漏れ光が入射して、漏れ光の受光素子チップ5への到達効率が向上するから、光線路Aを伝搬する光の光パワーの大小によらず活線検出が可能となる。要するに、光線路Aを伝搬する光の光パワーが大きいときは勿論、光パワーが小さい場合であっても活線検出が可能となり、より安定した活線検出が可能となる。
なお、本実施形態の活線検出装置では、受光素子チップ5が上記他方の光ファイバ1のクラッド12の外周面に透明接着層4を介して接着されているが、上記他方の光ファイバ1の光軸方向において受光素子チップ5と漏光発生部3との距離が近すぎると、漏光発生部3から漏れる光の光強度分布が受光素子チップ5の出力電流にそのまま影響するので、受光素子チップ5の出力電流がばらつくことが考えられる。これに対して、本実施形態では、上述のように受光素子チップ5が、上記光軸方向において漏光発生部3から規定長さ(例えば、2〜5mm程度)だけ離れて配置されているので、漏光発生部3で発生した光が全反射を繰り返すことで光強度分布が平均化され、受光素子チップ5の出力電流がばらつくのを抑制することができ、受光素子チップ5の安定した出力を得ることが可能となる。
また、本実施形態の活線検出装置では、漏光発生部3が、上述のように、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を接続するときに両光ファイバ1,1の上記光軸方向に直交する断面において当該2本の光ファイバ1,1それぞれの上記他の部位におけるクラッド12,12の屈折率よりも屈折率が高く且つ上記他の部位におけるコア11,11の屈折率よりも屈折率が低い中間屈折率領域11aを有するように融着することで形成されており、光の伝搬方向で局所的な屈折率分布の変化が存在し、融着部2を光が通過する際に光強度分布も変化し、一部の光を漏光発生部3から漏れ光としてコア11からクラッド12に漏れさせることができるので、両光ファイバ1,1の上記一端部同士を融着する際に中間屈折率領域11aの屈折率分布を制御することにより、活線検出に必要な漏れ光を得ることができる。要するに、本実施形態の活線検出装置では、漏光発生用の別部材を追加することなく、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を接続するときに上記光軸方向に直交する断面において当該2本の光ファイバ1,1それぞれの上記他の部位におけるクラッド12,12の屈折率よりも屈折率が高く且つ上記他の部位におけるコア11,11の屈折率よりも屈折率が低い中間屈折率領域11aが形成されるように融着することで漏光発生部3を形成することができる。
(実施形態2)
本実施形態の活線検出装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を融着する前に図4(a)に示すように上記各一端部それぞれを各別に溶融させて上記各一端部の屈折率分布を上記他の部位とは異ならせてから(光ファイバ1,1本来の屈折率分布とは異ならせてから)、図4(b)に示すように2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を融着して融着部2を形成することで漏光発生部3が形成されている点が相違する。なお、他の構成は実施形態1と同じなので図示および説明を適宜省略する。
ところで、実施形態1で説明したように2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を融着する際には、光ファイバ1,1の溶融が伴いコア11,11とクラッド12,12とが混じり合って中間屈折率領域11aが形成されるが、単に融着の条件を変化させただけでは、中間屈折率領域11aをあまり大きくすることができない。これに対して、本実施形態では、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を融着する前に図4(a)に示すように各光ファイバ1の上記一端部を素線10の直径よりも直径が大きな球状に変形させて各光ファイバ1のコア径を上記光軸方向に沿って連続的に変化させている。
しかして、本実施形態の活線検出装置によれば、漏光発生部3をより確実に形成することができるとともに、上記光軸方向に直交する断面における漏光発生部3の形成領域の範囲をより広くすることが可能となり、活線検出に必要な漏れ光の光量をさらに多くすることができる。
(実施形態3)
本実施形態の活線検出装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図5に示すように、漏光発生部3が、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を当該2本の光ファイバ1,1とはコア径の異なる漏光発生用の光ファイバ6を挟んで接続することにより形成されている点が相違する。なお、他の構成は実施形態1と同じなので図示および説明を適宜省略する。
漏光発生用の光ファイバ6は、光ファイバ1,1と同様、石英ガラスファイバにより構成されている。ここにおいて、漏光発生用の光ファイバ6は、クラッド62の外径が両光ファイバ1,1のクラッド12,12の外径と同じであり(つまり、漏光発生用の光ファイバ6は、素線60の外径が両光ファイバ1,1の素線10,10の外径と同じであり)、コア61のコア径(直径)が両光ファイバ1,1のコア11,11のコア径よりも大きいものを用いており、当該漏光発生用の光ファイバ6の光軸方向の両端部を両光ファイバ1,1と光軸を合わせて両光ファイバ1,1それぞれの上記一端部と融着してある。なお、図5(b)は光ファイバ1の断面を示し、同図(c)は漏光発生用の光ファイバ6の断面を示している。
ここにおいて、漏光発生用の光ファイバ6の上記両端部と両光ファイバ1,1の上記一端部とがそれぞれ融着され融着部2,2が形成されており、両光ファイバ1,1の光軸方向において上記一方の光ファイバ1(図5の右側の光ファイバ1)と漏光発生用の光ファイバ6との融着部2(図5の右側の融着部2)を境界としてコア径が小さい方から大きい方へ変化するので接続損失はほとんど発生せず漏光発生部3は形成されないが、両光ファイバ1,1の光軸方向において漏光発生用の光ファイバ6と上記他方の光ファイバ1(図5の左側の光ファイバ1)との融着部2(図5の左側の融着部2)では当該融着部2を境界としてコア径が大きい方から小さい方へ変化するので、漏光発生部3が形成される。ここで、漏光発生部3では、光ファイバ6および上記他方の光ファイバ1がシングルモードファイバの場合、漏光発生用の光ファイバ6の上記光軸方向に直交する断面の屈折率分布と、上記他方の光ファイバ1の上記光軸方向に直交する断面の屈折率分布とに基づいて決まる光分布状態(固有モード)の差に応じて漏れ光の光量が変化し、光ファイバ6および上記他方の光ファイバ1がマルチモードファイバの場合、漏光発生用の光ファイバ6のコア61の断面積と上記他方の光ファイバ1のコア11の断面積との面積差に応じて漏れ光の光量が変化し、シングルモードファイバ、マルチモードファイバいずれの場合も上記面積差が大きいほど漏れ光の光量が多くなる。
しかして、本実施形態の活線検出装置では、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士の間に挟む漏光発生用の光ファイバ6のコア径を適宜選定して当該漏光発生用の光ファイバ6の両端部それぞれを2本の光ファイバ1,1の上記各一端部と融着すれば漏光発生部3を形成することができるので、活線検出に必要な漏れ光の光量をより確実に確保することが可能となるとともに、融着の条件を変更することなく漏光発生部3を形成することが可能となる。
ところで、本実施形態の活線検出装置では、漏光発生用の光ファイバ6のコア61の屈折率と上記他方の光ファイバ1のコア11の屈折率とが同じであり、図6(a)中に太線の矢印で示したように漏光発生用の光ファイバ6のコア61から上記他方の光ファイバ1のクラッド12へ光の一部が漏れるが、漏光発生用の光ファイバ6のコア61の屈折率と上記他方の光ファイバ1のコア11の屈折率とを異ならせておけば、漏光発生部3で発生する漏れ光の光量を増加させることができ、より確実に活線検出を行うことができる。
例えば、各光ファイバ1,1,6としてSI型マルチモードファイバを採用した場合、コア径が小さい上記他方の光ファイバ1の屈折率が、コア径が大きい漏光発生用の光ファイバ6の屈折率よりも低いとすると、漏光発生用の光ファイバ6と上記他方の光ファイバ1との融着部2での屈折が生じるので、図6(b)に示すように、上記他方の光ファイバ1の素線10内での光の広がりが大きくなり、上記他方の光ファイバ1のコア11とクラッド12との境界での入射補角が全反射臨界補角よりも大きな光は屈折して上記他方の光ファイバ1のクラッド12へ入っていくので、漏れ光の光量が増加する。
なお、本実施形態では、漏光発生用の光ファイバ6のコア径が両光ファイバ1,1のコア径よりも大きいが、漏光発生用の光ファイバ6として、両光ファイバ1,1よりもコア径の小さなものを用いてもよく、この場合には、上記一方の光ファイバ1と漏光発生用の光ファイバ6との融着部2の方に漏光発生部3が形成され、漏光発生用の光ファイバ6と上記他方の光ファイバ1との融着部2の方には漏光発生部3は形成されない。
(実施形態4)
本実施形態の活線検出装置の基本構成は実施形態3と略同じであって、図7に示すように、漏光発生部3が、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を当該2本の光ファイバ1,1とコア径が同じで当該2本の光ファイバ1,1のコア11とはコア71の屈折率が異なる漏光発生用の光ファイバ7を挟んで接続することにより形成されている点が相違する。なお、他の構成は実施形態1と同じなので図示および説明を適宜省略する。
漏光発生用の光ファイバ7は、光ファイバ1,1と同様、石英ガラスファイバにより構成されている。ここにおいて、漏光発生用の光ファイバ7は、クラッド72の外径が両光ファイバ1,1のクラッド12,12の外径と同じであり(つまり、漏光発生用の光ファイバ7は、素線70の外径が両光ファイバ1,1の素線10,10の外径と同じであり)、コア71のコア径(直径)も両光ファイバ1,1のコア11,11のコア径と同じものを用いており、当該漏光発生用の光ファイバ7の光軸方向の両端部を両光ファイバ1,1と光軸を合わせて両光ファイバ1,1それぞれの上記一端部と融着してある。ここで、本実施形態では、両光ファイバ1,1としてSI型マルチモードファイバを用い、漏光発生用の光ファイバ7として両光ファイバ1,1と開口数(Numerical Aperture:NA)が同じGI型マルチモードファイバを用いている。なお、図7(b)は上記一方の光ファイバ1(図7(a)の右側の光ファイバ1)の断面を示し、同図(c)は上記一方の光ファイバ1の屈折率分布を示し、同図(d)は漏光発生用の光ファイバ7の断面を示し、同図(e)は漏光発生用の光ファイバ7の屈折率分布を示している。
ここにおいて、漏光発生用の光ファイバ7の上記両端部と両光ファイバ1,1の上記一端部とがそれぞれ融着され融着部2,2が形成されており、両光ファイバ1,1の上記光軸方向において上記一方の光ファイバ1(図7(a)の右側の光ファイバ1)と漏光発生用の光ファイバ7との融着部2(図7(a)の右側の融着部2)を境界としてSI型マルチモードファイバからGI型マルチモードファイバへ変化するので漏光発生部3が形成されるが、両光ファイバ1,1の上記光軸方向において漏光発生用の光ファイバ7と上記他方の光ファイバ1(図7(a)の左側の光ファイバ1)との融着部2(図7(a)の左側の融着部2)を境界としてはGI型マルチモードファイバからSI型マルチモードファイバへ変化するので漏光発生部3は形成されない。この点について図8を参照しながら説明する。
SI型マルチモードファイバでは図7(c)に示すような階段状の屈折率分布を有するので、図8(a)中に太線の矢印で示すように光ファイバ1の径方向(x方向)のどの位置でも最大角度の光が存在するが、GI型マルチモードファイバでは図7(e)に示すような屈折率分布を有するので、図8(b)中に太線の矢印で示すように光ファイバ7の径方向(x方向)の位置によって存在する光の入射補角が変化する。つまり、GI型マルチモードファイバからなる光ファイバ7では、コア71内で当該コア71の中心に近い部分には最大角度の光が存在するが、クラッド72に近い周縁部には入射補角の小さい光しか存在しないので、光線の軌跡は正弦波状に蛇行する。したがって、図8(c)に示すようにSI型マルチモードファイバよりなる上記一方の光ファイバ1からGI型マルチモードファイバよりなる光ファイバ7への光の入射時には光ファイバ7のコア71においてクラッド72に近い周縁部に入射補角の大きな光が入射すると、コア71内に留まれずにクラッド72へ漏れてしまう。一方、図8(d)に示すようにGI型マルチモードファイバよりなる光ファイバ7からSI型マルチモードファイバよりなる上記他方の光ファイバ1への光の入射時には損失は生じない。
以上説明した本実施形態の活線検出装置では、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士の間に挟む漏光発生用の光ファイバ7のコア71の屈折率を異ならせて当該漏光発生用の光ファイバ7の両端部それぞれを2本の光ファイバ1,1の上記各一端部と融着すれば漏光発生部3を形成することができるので、活線検出に必要な漏れ光の光量をより確実に確保することが可能となるとともに、融着の条件を変更することなく漏光発生部3を形成することが可能となる。
なお、本実施形態では、両光ファイバ1,1としてSI型マルチモードファイバを用い、漏光発生用の光ファイバ7として両光ファイバ1,1とNAが同じGI型マルチモードファイバを用いているが、両光ファイバ1,1としてSI型マルチモードファイバを用い、漏光発生用の光ファイバ7として両光ファイバ1,1とはコア径が同じでNAが異なる(小さい)SI型マルチモードファイバを用いてもよい。また、両光ファイバ1,1としてGI型マルチモードファイバを用い、漏光発生用の光ファイバ7として両光ファイバ1,1とはコア径が同じでNAも同じSI型マルチモードファイバを用いてもよい。この場合には上記他方の光ファイバ1と漏光発生用の光ファイバ7との融着部2の方に漏光発生部3が形成され、上記一方の光ファイバ1と漏光発生用の光ファイバ7との融着部2の方には漏光発生部3は形成されない。
(実施形態5)
本実施形態の活線検出装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図9に示すように、漏光発生部3が、2本の光ファイバ1,1の上記一端部同士を当該2本の光ファイバ1,1のクラッド12,12と同じ材料(石英ガラス)からなり屈折率が一様なファイバ8を挟んで接続することにより形成されている点が相違する。ここで、ファイバ8の屈折率は、両光ファイバ1,1のクラッド12,12の屈折率と同じ値に設定してある。図9(b)は上記一方の光ファイバ1(図9(a)の右側の光ファイバ1)の断面を示し、同図(c)は上記一方の光ファイバ1の屈折率分布を示し、同図(d)はファイバ8の断面を示し、同図(e)はファイバ8の屈折率分布を示している。なお、他の構成は実施形態1と同じなので図示および説明を適宜省略する。
本実施形態の活線検出装置では、ファイバ8の両端部と両光ファイバ1,1の上記一端部とがそれぞれ融着され融着部2,2が形成されており、上記一方の光ファイバ1のコア11からファイバ8中へ拡がって出射した光が上記他方の光ファイバ1のコア11に結合する分以外は漏れ光となる。
しかして、本実施形態の活線検出装置では、2本の光ファイバ1,1のクラッド12,12と同じ材料からなり屈折率が一様なファイバ8の両端部それぞれを2本の光ファイバ1,1の上記各一端部と融着すれば漏光発生部3を形成することができるので、活線検出に必要な漏れ光の光量をより確実に確保することが可能となるとともに、融着の条件を変更することなく漏光発生部3を形成することが可能となる。
実施形態1を示し活線検出装置の要部概略断面図である。 同上を示し、(a)は光軸方向に沿った概略断面図、(b)は(a)のC−C’断面における屈折率分布図、(c)は(a)の融着部における屈折率分布図、(d)は(a)のB−B’断面における屈折率分布図である。 同上の他の構成例を示し、(a)は光軸方向に沿った概略断面図、(b)は(a)のC−C’断面における屈折率分布図、(c)は(a)の融着部における屈折率分布図、(d)は(a)のB−B’断面における屈折率分布図である。 実施形態2の活線検出装置の製造方法の説明図である。 実施形態3を示し、(a)は光軸方向に沿った概略断面図、(b)は(a)のB−B’断面図、(c)は(a)のE−E’断面図である。 同上の要部説明図である。 実施形態4を示し、(a)は光軸方向に沿った概略断面図、(b)は(a)のB−B’断面図、(c)は(a)のB−B’断面における屈折率分布図、(d)は(a)のE−E’断面図、(e)は(a)のE−E’断面における屈折率分布図である。 同上の要部説明図である。 実施形態5を示し、(a)は光軸方向に沿った概略断面図、(b)は(a)のB−B’断面図、(c)は(a)のB−B’断面における屈折率分布図、(d)は(a)のE−E’断面図、(e)は(a)のE−E’断面における屈折率分布図である。 従来例を示す活線検出装置の概略構成図である。
符号の説明
1 光ファイバ
2 融着部
3 漏光発生部
4 透明接着層
5 受光素子チップ
6 光ファイバ
7 光ファイバ
8 ファイバ
10 素線
11 コア
11a 中間屈折率領域
12 クラッド
13 被覆
61 コア
62 クラッド
71 コア
72 クラッド
A 光線路

Claims (7)

  1. 2本の光ファイバの一端部同士を接続して形成する光線路が活線状態にあるか否かを検出する活線検出装置であって、2本の光ファイバの前記一端部同士を接続するときに当該2本の光ファイバの光軸方向に直交する断面の屈折率分布を前記光軸方向の他の部位とは異ならせることにより形成され一方の光ファイバのコア内を伝搬してきた光の一部を他方の光ファイバのクラッドへ漏光させる漏光発生部と、漏光発生部から漏れる光に対して透明な接着剤からなる透明接着層を介して前記他方の光ファイバのクラッドの外周面に接着され漏光発生部から漏れた光を検出可能な受光素子チップとを備えることを特徴とする活線検出装置。
  2. 漏光発生部は、2本の光ファイバの前記一端部同士を接続するときに前記光軸方向に直交する断面において当該2本の光ファイバそれぞれの前記他の部位におけるクラッドの屈折率よりも屈折率が高く且つ前記他の部位におけるコアの屈折率よりも屈折率が低い中間屈折率領域が形成されるように融着することで形成されてなることを特徴とする請求項1記載の活線検出装置。
  3. 漏光発生部は、2本の光ファイバの前記一端部同士を融着する前に前記各一端部それぞれを各別に溶融させて前記各一端部の屈折率分布を前記他の部位とは異ならせてから前記一端部同士を融着することで形成されてなることを特徴とする請求項2記載の活線検出装置。
  4. 漏光発生部は、2本の光ファイバの前記一端部同士を当該2本の光ファイバとはコア径の異なる漏光発生用の光ファイバを挟んで接続することにより形成されてなることを特徴とする請求項1記載の活線検出装置。
  5. 漏光発生用の光ファイバのコアの屈折率が、2本の光ファイバそれぞれのコアの屈折率とは異なることを特徴とする請求項4記載の活線検出装置。
  6. 漏光発生部は、2本の光ファイバの前記一端部同士を当該2本の光ファイバとコア径が同じで当該2本の光ファイバのコアとはコアの屈折率が異なる漏光発生用の光ファイバを挟んで接続することにより形成されてなることを特徴とする請求項1記載の活線検出装置。
  7. 漏光発生部は、2本の光ファイバの前記一端部同士を当該2本の光ファイバのクラッドと同じ材料からなり屈折率が一様なファイバを挟んで接続することにより形成されてなることを特徴とする請求項1記載の活線検出装置。
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