JP2010032594A - 画像形成装置 - Google Patents

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正展 前嶌
Ryoji Nishimura
亮二 西村
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Abstract

【課題】ユニットが着脱自在に装着される画像形成装置において、ユニットの判別及び有無検知を同時に行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】コンテナ検知モジュール31は、カバー部材35、可動部材37、PIセンサ39、コイルバネ40で構成されている。可動部材37にはスライド規制爪42a〜42dが設けられており、全てのスライド規制爪42a〜42dが突起33a〜33dにより弾性変形することで可動部材37がカバー部材35に対してスライド可能となり、トナーコンテナ5Kの挿入に伴いコイルバネ40の付勢力に抗して矢印A方向にスライドする。トナーコンテナ5Kが所定位置まで挿入されると、フラグ43がPIセンサ39の検知部39aを遮断してトナーコンテナ5Kの装着が検知される。
【選択図】図4

Description

本発明は、着脱式ユニットを備えた画像形成装置におけるユニットの判別及び有無検知機構に関するものである。
従来、電子写真方式を利用した画像形成装置では、像担持体である感光体ドラム表面に形成された静電潜像を、現像装置からトナーを供給することによって感光体ドラム表面にトナー像を形成し、そのトナー像を記録媒体(用紙やOHPシート等)へと転写し画像形成を行う。このような画像形成装置では、現像装置内のトナー量が所定量以下になると、現像装置に接続されたトナーコンテナから現像装置へとトナーを補給し、常に、十分なトナーが現像装置から感光体ドラム表面に供給されるようになっている。
また、このような画像形成装置においては、トナーコンテナ内のトナーがなくなった際のトナー補給作業を容易にするために、トナーコンテナが装置内部に設けられたコンテナ収納部に自在に着脱できるようになっており、トナーコンテナ内のトナーがなくなった場合には、空のトナーコンテナを取り外し、トナーが充填された新たなトナーコンテナを装着することにより、トナー補給が行えるよう構成されている。
ところで、画像形成に用いられるトナーは装置の仕様によって異なり、その装置に応じた専用のトナーコンテナを装着する必要がある。そのため、空のトナーコンテナを取り外した後に誤ったトナーコンテナを装着してしまうと印刷不良の原因となる。また、同一の機種においてもトナーの品質や安定性等の改良により、トナーコンテナ内のトナーが全く異なるものとなり、過去のトナーコンテナと互換性がなくなることもある。
そこで、トナーコンテナの誤装着を防止する方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、トナーコンテナの挿入部の形状を色毎に異ならせることにより、各色のトナーコンテナが対応する位置に択一的に装着できるようにしたカラー画像形成装置が開示されている。
特開2003−84534号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、形状の違いが小さいと無理に変形させて装着されてしまうおそれがあるため、形状を大きく変化させておく必要があった。形状を大きく変化させた場合、例えばコンテナ内のトナー組成を変更したい場合に装置本体側の構成も大きく変化させる必要があり、対応が困難であった。また、駆動ジョイントの形状によって誤装着を防止する方法も考えられるが、ジョイントの種類を多くし難い上、使用後直ちに異常に気がつかない可能性もあった。さらに、上記の方法ではトナーコンテナが装着されているかどうかを判別できないため、トナーコンテナの有無を検知する機構も別途必要となっていた。
トナーコンテナの有無を検知する機構としては、電気接点や光学センサを用いて判別する方法、或いはコンテナに装着したICタグを本体側のアンテナで読み取る方法等が知られているが、電気接点やセンサ部がトナーで汚染された場合は誤検知のおそれがあった。また、高価な光学センサやタグ読み取り用のアンテナを用いるためコスト面でも不利となっていた。なお、ここではトナーコンテナを例に挙げて誤装着の防止や有無検知について説明したが、現像ユニットやドラムユニット等の、他の非互換性の着脱式ユニットを装着する場合においても事情は同じである。
本発明は上記問題点に鑑み、ユニットが着脱自在に装着される画像形成装置において、ユニットの判別及び有無検知を同時行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、装置本体に対し着脱可能なユニットを備えた画像形成装置において、所定のユニットが挿入された場合のみユニットの挿入又は脱離動作に連動してスライドする可動部材と、該可動部材のスライドを検知する検知部材と、を有するユニット検知機構を装置本体側のユニット装着部内面に配置したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記可動部材は、弾性変形可能なスライド規制爪を有しており、所定のユニットが挿入された場合は前記スライド規制爪が前記ユニットの外面に形成された突起部により弾性変形して前記可動部材のスライドが許容されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記突起部は、前記ユニットの種類毎に配置パターンの異なる複数の突起から成り、前記スライド規制爪は前記可動部材上において各突起に対応する位置に複数形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記ユニット検知機構は、前記可動部材をスライド可能に支持するとともに前記検知スイッチを保護するカバー部材を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記カバー部材は、前記スライド規制爪の一部が係合するとともに前記スライド規制爪の弾性変形により係合が解除される規制爪通過部を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記可動部材をユニット挿入時のスライド方向と逆方向に付勢する付勢部材を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記ユニット検知機構は、ユニット装着部内面の挿入方向奥側に配置されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記ユニットは、トナーコンテナであることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、所定のユニットが挿入された場合のみユニット挿入又は脱離動作に連動して可動部材がスライドし、検知部材が可動部材のスライドを検知するため、ユニット検知機構を用いてユニットの種類とユニットの有無とを同時に検知できる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、可動部材に弾性変形可能なスライド規制爪を設け、所定のユニットが挿入された場合はスライド規制爪がユニットの外面に形成された突起部により弾性変形して可動部材のスライドが許容されるため、簡易な構成でユニットの識別及び有無検知を行うことができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の画像形成装置において、ユニットの種類毎に長さや本数等の配置パターンの異なる複数の突起で突起部を構成し、可動部材の各突起に対応する位置に複数のスライド規制爪を形成することにより、狭いスペースで何通りもの突起部を形成可能となり、多種類のユニットを識別することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第2又は第3の構成の画像形成装置において、可動部材をスライド可能に支持するとともに検知スイッチを保護するカバー部材をユニット検知機構に設けることにより、予めカバー部材内に可動部材や検知部材を組み込んだアセンブリ状態のユニット検知機構を装置本体に装着可能となり、ユニット検知機構の取り付け作業性及び交換作業性が向上する。また、検知部材の汚染による誤検知も防止できる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第4の構成の画像形成装置において、スライド規制爪の一部が係合するとともにスライド規制爪の弾性変形により係合が解除される規制爪通過部をカバー部材に形成することにより、ユニット検知機構内で可動部材のスライドの規制及び許容が可能となるため、装置本体側のユニット装着部の構成を変更することなく装着可能なユニットを変更することができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成の画像形成装置において、可動部材をユニット挿入時のスライド方向と逆方向に付勢する付勢部材を設けることにより、ユニットを取り外した際に可動部材が確実に元の位置に戻るため、ユニットの検知精度を高めることができる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第1乃至第6のいずれかの構成の画像形成装置において、ユニット検知機構をユーザが触れる機会の少ないユニット装着部内面の挿入方向奥側に配置することにより、ユニット検知機構の故障や誤動作を抑制することができる。
また、本発明の第8の構成によれば、上記第1乃至第7のいずれかの構成の画像形成装置において、非互換性の着脱可能なユニットとしてトナーコンテナを用いることにより、ユーザによって交換される可能性の高いトナーコンテナの誤装着及び装着の有無を確実に検知することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の画像形成装置の内部構造を示す側面断面図である。画像形成装置(ここではカラープリンタ)100では、画像形成動作を行う場合、装置本体内において、図中反時計回りに回転する感光体ドラム1が帯電ユニット2により一様に帯電され、図示しないパーソナルコンピュータ等から送信された原稿画像データに基づく露光ユニット3からのレーザビームにより感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム1の近傍には現像剤(以下、トナーという)を感光体ドラム1上に供給するロータリー式の現像ユニット4が配置されている。現像ユニット4は、回転可能なロータリーラック内にシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色の現像装置4a、4b、4c及び4dが周方向において等間隔に搭載されており、現像装置4a〜4dを感光体ドラム1に対向する位置(以下、ホームポジションという)に順次回転移動させることにより、感光体ドラム1上の静電潜像にトナーが付着されて各色のトナー像が形成される。
現像装置4a〜4dへのトナー供給はブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色のトナーが充填されている4つのトナーコンテナ5K、5C、5M及び5Yから行われる。トナーコンテナ5K〜5Yにはトナー供給装置6が連結されており、トナーを補給する際、トナー供給装置6のトナー供給パイプ6aは図1の太線の位置まで移動する。トナーコンテナ5K〜5Yは、トナー補給作業を容易にするため画像形成装置100に対して着脱自在に構成されている。
感光体ドラム1の下方にはトナー像が転写される中間転写ベルト7が配置されており、感光体ドラム1に当接しながら図示しない駆動手段により図中時計回りに回転する。中間転写ベルト7には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
ユーザによりカラー画像の形成が入力されると、現像装置4aがホームポジションに配置され、所定のタイミングにより感光体ドラム1上にシアンのトナー像の形成を行う。そして、中間転写ベルト7に所定の転写電圧で電界が付与された後、一次転写ローラ8aにより感光体ドラム1上のシアンのトナー像が中間転写ベルト7上に転写される。その後、感光体ドラム1の表面に残留したトナーがクリーニングユニット9により除去され、現像ユニット4は所定量(ここでは90°)回転して現像装置4bがホームポジションに移動し、上記と同様に今度はマゼンタのトナー像が感光体ドラム1上に形成され、中間転写ベルト7上に転写される。
以下、上述と同様の方法により、感光体ドラム1によってそれぞれイエロー及びブラックのトナー像が中間転写ベルト7上に転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。中間転写ベルト7の下部には二次転写ローラ8bが配置されている。
上記のようにトナー像が形成された中間転写ベルト7に向けて、給紙カセット10aと、その上方に設けられる手差しトレイ(スタックバイパス)10bとから成る給紙機構10より用紙が給紙ローラ11及びレジストローラ対12を経由して搬送され、二次転写ローラ8bにより中間転写ベルト7の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は用紙搬送路13に沿って定着ローラ対14aを有する定着部14に搬送されてトナー像が定着される。定着部14を通過した用紙は、複数方向に分岐した分岐部15によって搬送方向が振り分けられる。用紙の片面のみに画像を形成する場合は、そのまま用紙搬送路16及び排出ローラ対17を介して排出トレイ18上に排出される。
一方、用紙の両面に画像を形成する場合は、定着部14を通過した用紙は用紙搬送路16内のフィードローラ19により搬送方向を下方向に切り換えられた後、分岐部15において画像面を上向きにして用紙再搬送路20へ振り分けられ、さらに反転ローラ21及びレジストローラ対12を経由して画像面が下向きの状態で二次転写ローラ8bに再搬送される。中間転写ベルト7上に形成された次の画像が、二次転写ローラ8bにより用紙の画像が形成されていない面に転写され、定着部14に搬送されてトナー像が定着された後、排出ローラ対17より排出トレイ18上に排出される。
なお、一次転写されずに感光体ドラム1上に残ってしまう未転写トナーはクリーニングユニット9で除去され、二次転写されずに中間転写ベルト7上に残った未転写トナーはクリーニングローラ22によって除去される。除去されたトナーは回収スクリューなどのトナー回収装置によって図示しない廃棄ボトルへと搬送される。
そして、図2に示すように、トナーコンテナ5K〜5Yは、画像形成装置100本体のコンテナ収納部25内に水平方向(図1の紙面方向)に並べて装着されている。また、画像形成装置100本体前面側の外装カバー29は開閉可能に構成されており、トナーコンテナ5K〜5Yの着脱作業を行えるようになっている。コンテナ収納部25の底面には、各トナーコンテナ5K〜5Yの有無を検知するコンテナ検知モジュール31(図4参照)が備えられており、全てのトナーコンテナ5K〜5Yが装着されていなければ画像形成動作を開始することができない構成となっている。なお、コンテナ検知モジュール31の動作については後述する。
次に、図3〜図5を参照して本発明の画像形成装置に用いられるトナーコンテナの検知機構について説明する。図3はトナーコンテナを下方から見た拡大斜視図、図4は装置本体側に配置されるコンテナ検知モジュールの斜視図、図5はコンテナ検知モジュールを裏面側から見た斜視図である。以下の説明では、トナーコンテナ5Kの検知機構について説明するが、他のトナーコンテナ5C〜5Yについても同様であるため説明は省略する。
図3に示すように、本体装着時に奥側となるトナーコンテナ5Kの底面外側には突起部33が形成されている。突起部33は、コンテナ挿脱方向(矢印AA′方向)に延びる長さの異なる4本の突起33a、33b、33c、及び33dから構成されている。各突起33a〜33dの先端は円柱状に成形され、コンテナ検知モジュール31のカバー部材35(図4参照)内へ円滑に挿入可能となっている。
図4及び図5に示すように、コンテナ検知モジュール31は、カバー部材35と、カバー部材35に対しコンテナ挿脱方向(矢印AA′方向)にスライド可能に支持される可動部材37と、可動部材37のスライドによってON/OFFされるPI(フォトインタラプタ)センサ39と、可動部材37をコンテナ脱離方向(矢印A′方向)に付勢するコイルバネ40とで構成されている。
可動部材37の上面にはスライド規制爪42a、42b、42c、及び42dが弾性変形可能に形成されている。カバー部材35の側面には、装置本体に固定するための2本の係止爪35a突設されており、長手方向の一端にはトナーコンテナ5Kの突起部33が挿入される挿入口41が形成されている。また、カバー部材35のスライド規制爪42a〜42dと対応する部分には規制爪通過部51a、51b、51c、及び51dが設けられており、スライド規制爪42a〜42dの一部が係合することで可動部材37のスライドを規制するとともに、スライド規制爪42a〜42dの弾性変形により係合が解除されて可動部材37のスライドを許容するようになっている。
PIセンサ39には、側面視コ字型の対向する内面に発光部と受光部とを有する検知部39aが設けられている。可動部材37のPIセンサ39に対峙する側の端部に突設されたフラグ43が検知部39aを通過して光路を遮断若しくは開放することにより、検知部39aの受光信号レベルがLOW又はHIGHに切り換わる。この受光信号レベルの変化によってトナーコンテナ5Kの装着の有無を検知する。なお、PIセンサ39に代えてマイクロスイッチを用いることもできる。
このように、予めカバー部材35内に可動部材37、PIセンサ39、コイルバネ40を組み込んだアセンブリ状態のコンテナ検知モジュール31を装置本体に装着するため、検知機構の取り付け作業性が向上し、またコンテナ検知モジュール31が故障した場合の交換作業も容易となる。さらに、トナーによる検知部39aの汚染も抑制できるため、PIセンサ39の誤検知も防止可能となる。
次に、コンテナ検知機構の動作について詳述する。図6は、コンテナ検知モジュール31の部分断面図(図4におけるBB′矢視断面図)である。なお、ここでは一例としてスライド規制爪42aと突起33aとの関係について説明するが、他のスライド規制爪42b〜42dと突起33b〜33dとの関係についても全く同様である。
コンテナ収納部25にトナーコンテナ5Kが装着されていない場合は、図6(a)に示すように、可動部材37はコイルバネ40(図5参照)によって矢印A′方向に付勢されている。また、スライド規制爪42aは先端部50aがカバー部材35の規制爪通過部51aの上面端部52と干渉する高さまで起立している。図6(a)の状態からトナーコンテナ5Kが矢印A方向に挿入されると、挿入口41(図4参照)からカバー部材35内に挿入された突起33aがスライド規制爪42aを押圧することにより、スライド規制爪42aは先端部50aと上面端部52とが干渉しない高さまで弾性変形する。
そして、他のスライド規制爪42b〜42dも突起33b〜33dにより同様に弾性変形することで規制爪通過部51b〜51dを通過可能となり、突起33a〜33dによって突出部50bの背面(図6では左側面)が押圧されるため、可動部材37はトナーコンテナ5Kの挿入に伴いコイルバネ40の付勢力に抗して矢印A方向にスライドする。トナーコンテナ5Kが所定位置まで挿入されると、図6(b)に示すように、突出部50bの前面(図6では右側面)が規制爪通過部51aの上面端部52に当接して可動部材37のスライドが停止する。このとき、フラグ43がPIセンサ39の検知部39aを遮断してトナーコンテナ5Kの装着が検知される。
一方、トナーコンテナ5Kを取り外すと可動部材37へ作用していた負荷が無くなるため、可動部材37はコイルバネ40の付勢力により元の位置へ戻り、フラグ43がPIセンサ39の検知部39aを開放してトナーコンテナ5Kの脱離が検知される。また、スライド規制爪42a〜42dも復元力により図6(a)の状態に戻る。
ここで、トナーコンテナ5K〜5Yの突起部33は、それぞれ長さのパターンが異なる突起33a〜33dで形成されている。例えばトナーコンテナ5Cの突起33aがトナーコンテナ5Kよりも長い場合、トナーコンテナ5Kの収納スペースにトナーコンテナ5Cを誤装着すると、突起33aがスライド規制爪42aを押圧したとき他の突起33b〜33dはスライド規制爪42b〜42dに到達しないため、スライド規制爪42b〜42dは弾性変形せず可動部材37はスライドしない。
また、例えばトナーコンテナ5Mの突起33aがトナーコンテナ5Kの突起33aよりも短い場合、トナーコンテナ5Kの収納スペースにトナーコンテナ5Mを誤装着すると、突起33b〜33dがスライド規制爪42b〜42dを押圧したとき突起33aはスライド係止爪42aに到達しないため、スライド係止爪42aは弾性変形せず可動部材37はスライドしない。従って、いずれの場合もPIセンサ39による検知が行われず、トナーコンテナの誤装着を確実に認識することができる。
また、上記の構成によれば、カバー部材35の規制爪通過部51a〜51dによって可動部材37のスライドが規制及び許容されるため、例えばトナー組成の改良等により装着可能なトナーコンテナを変更したい場合、トナーコンテナ側の突起部33のパターンを変更するとともに、それに合わせて可動部材37及びカバー部材35の仕様を変更すれば良く、装置本体側のコンテナ収納部25の構成を変更する必要がない。
さらに、突起部33の構成が一部でも相違していれば誤装着を認識可能であるため、スペースを広げることなく何通りもの突起部33を形成可能となり、多種類のトナーコンテナを容易に識別することができる。即ち、コンテナ検知モジュール31を用いてトナーコンテナの識別と共にコンテナの有無も検知できるため、有無検知機構を別途設ける必要がなくなる。
突起部33のパターン変更は、突起33a〜33dの長さに代えて、トナーコンテナ毎に突起の本数を変更しても良いし、長さ及び本数の両方を変更しても良い。また、例えば突起部33が一本の突起33aのみからなり、一つのスライド規制爪42aに対応する場合であっても、突起33aが短い場合はスライド規制爪42aに到達せず、突起33aが長い場合はスライド規制爪42aを押圧可能であるがトナーコンテナ自体がコンテナ収納部25内に完全に装着されないため誤装着が認識できる。しかし、識別可能なトナーコンテナの種類を増やすためには突起部33を複数の突起で形成して突起の配置パターンのバリエーションを増やすことが好ましい。
なお、コンテナ検知モジュール31及び突起部33は他の位置に配置しても良いが、装着方向手前側に配置した場合はユーザが触れることで故障や予期せぬ誤動作が発生するおそれがある。そのため、上記実施形態のようにトナーコンテナ5K〜5Yの装着方向奥側に配置することが好ましい。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では可動部材37、PIセンサ39、コイルバネ40をカバー部材35で外装しているが、カバー部材35は必須の構成ではなく、可動部材37を装置本体に直接装着してスライドさせる構成でも良い。
また、上記実施形態ではコイルバネ40を用いてトナーコンテナを取り外した時に可動部材37を元の位置に戻しているが、板バネやトーションバネ等の他のバネ部材を用いても良いし、可動部材37自体の弾性変形で元の位置に戻す構成としても良い。また、トナーコンテナを引き抜く際に突起部33と係合する部分を可動部材37に設け、コンテナの引き抜き動作に伴い可動部材37が元の位置まで戻った後、弾性変形により係合が外れるようにしても良い。
また、上記実施形態では非互換性の着脱式ユニットとしてトナーコンテナ5K〜5Yを例に挙げて説明したが、現像ユニットやドラムユニット等のような他の非互換性の着脱式ユニットを識別し、ユニット装着の有無を検知することもできる。さらに、本発明は図1に示したようなロータリー現像式のカラープリンタに限られるものではなく、モノクロプリンタやモノクロ及びカラー複写機、ファクシミリ等の、非互換性のユニットを装着する他の画像形成装置にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、装置本体に対し着脱可能なユニットを備えた画像形成装置において、所定のユニットが挿入された場合のみユニットの挿入又は脱離動作に連動してスライドする可動部材と、該可動部材のスライドを検知する検知部材と、を有するユニット検知機構を装置本体側のユニット装着部内面に配置したものである。
これにより、所定のユニットが挿入された場合のみユニット挿入動作に連動して可動部材がスライドし、検知部材が可動部材のスライドを検知するため、ユニットの種類とユニット装着の有無とを同時に検知可能な画像形成装置を提供することができる。特に、非互換性のユニットをトナーコンテナとした場合、ユーザにより交換される機会の多いトナーコンテナの誤装着を簡易且つ確実に防止することができる。
ユニット検知機構の構成としては、可動部材に弾性変形可能なスライド規制爪を設け、所定のユニットが挿入された場合のみスライド規制爪がユニットの外面に形成された突起部により弾性変形して可動部材のスライドが許容される簡易な構成でユニットの識別及び有無検知を行うことができる。また、ユニットの種類毎に配置パターンの異なる複数の突起で突起部を構成し、各突起に対応する位置に複数のスライド規制爪を形成したので、狭いスペースで多種類のユニットを識別することができる。
また、予めカバー部材内に可動部材や検知部材を組み込んだアセンブリ状態のユニット検知機構を装置本体に装着することで、ユニット検知機構の取り付け作業性及び交換作業性も向上する。さらに、付勢部材を設けてユニット取り外し後に可動部材を元の位置に確実に戻すようにしたので、ユニット装着の有無を誤検知するおそれのない画像形成装置となる。
は、本発明の画像形成装置の側面断面図である。 は、画像形成装置の外装カバーを開放した状態を示す部分斜視図である。 は、トナーコンテナを下方から見た拡大斜視図である。 は、装置本体側に配置されるコンテナ検知モジュールの斜視図である。 は、コンテナ検知モジュールを裏面側から見た斜視図である。 は、トナーコンテナの装着に伴いスライド規制爪が弾性変形する様子を示すコンテナ検知モジュールの部分断面図である。
符号の説明
1 感光体ドラム
4 現像ユニット
4a〜4d 現像装置
5K〜5Y トナーコンテナ(ユニット)
6 トナー供給装置
25 コンテナ収納部(ユニット装着部)
31 コンテナ検知モジュール(ユニット検知機構)
33 突起部
33a〜33d 突起
35 カバー部材
37 可動部材
39 PIセンサ(検知部材)
40 コイルバネ(付勢部材)
42a〜42d スライド規制爪
50 突出部
51a〜51d 規制爪通過部
100 画像形成装置

Claims (8)

  1. 装置本体に対し着脱可能なユニットを備えた画像形成装置において、
    所定のユニットが挿入された場合のみユニットの挿入又は脱離動作に連動してスライドする可動部材と、
    該可動部材のスライドを検知する検知部材と、
    を有するユニット検知機構を装置本体側のユニット装着部内面に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記可動部材は、弾性変形可能なスライド規制爪を有しており、所定のユニットが挿入された場合は前記スライド規制爪が前記ユニットの外面に形成された突起部により弾性変形して前記可動部材のスライドが許容されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記突起部は、前記ユニットの種類毎に配置パターンの異なる複数の突起から成り、前記スライド規制爪は前記可動部材上において各突起に対応する位置に複数形成されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ユニット検知機構は、前記可動部材をスライド可能に支持するとともに前記検知スイッチを保護するカバー部材を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記カバー部材は、前記スライド規制爪の一部が係合するとともに前記スライド規制爪の弾性変形により係合が解除される規制爪通過部を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記可動部材をユニット挿入時のスライド方向と逆方向に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記ユニット検知機構は、ユニット装着部内面の挿入方向奥側に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記ユニットは、トナーコンテナであることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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