JP2010031694A - 可変動弁機構の制御装置 - Google Patents

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利之 前原
Shuichi Ezaki
修一 江▲崎▼
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Abstract

【課題】本発明は、可変動弁機構の制御装置に関し、両弁可変モードと片弁可変モードとの切り換えが正常に行われているかどうかを精度良く判定することを目的とする。
【解決手段】可変動弁機構は、第1バルブおよび第2バルブの双方の開弁量を制御軸の回転位置に応じて変化させる両弁可変モードと、第1バルブの開弁量を制御軸の回転位置に応じて変化させるとともに第2バルブの開弁量を制御軸の回転位置にかかわらず固定とする片弁可変モードとを切り換える切換機構を有する。この可変動弁機構の制御装置は、制御軸に作用するトルクを検出するトルク検出手段と、トルク検出手段の検出結果に基づいて、両弁可変モードと片弁可変モードとの切り換えが正常に実行されているかどうかを気筒毎に判定する判定手段とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、可変動弁機構の制御装置に関する。
従来、例えば、特許文献1に記載されるように、内燃機関の運転状況に応じて吸気バルブのリフト量や作用角を変更可能な可変動弁装置が知られている。
特許文献1に記載される可変動弁装置では、2つの吸気バルブのうち、第1吸気バルブは第1回転カムによって開閉駆動され、第2吸気バルブは第2回転カムによって開閉駆動されるようになっている。そして、第1回転カムと第1吸気バルブとの間、および第2回転カムと第2吸気バルブとの間には、それぞれ四節リンク機構から構成される可変動弁伝達機構が配置されている。この四節リンク機構の姿勢を制御することで、吸気バルブの作用角およびリフト量を変更することができる。
また、上記可変動弁装置には、第1吸気バルブ用の四節リンク機構(第1リンク機構)と第2吸気バルブ用の四節リンク機構(第2リンク機構)とを連結する連結機構と、連結解除時に第2リンク機構の姿勢を第2吸気バルブの作用角が最大値になる姿勢に保持するための機構とが設けられている。連結機構は、各四節リンク機構のコントロールアームに形成された貫通孔と、貫通孔内に挿入される連結ピンとから構成されている。また、連結解除時に第2リンク機構の姿勢を保持する機構は、固定プレートに形成された貫通孔と、第2リンク機構のコントロールアーム(第2コントロールアーム)に形成された貫通孔と、前記の連結ピンとから構成されている。
両者のコントロールアーム同士が連結されているときには、第1リンク機構と第2リンク機構とは常に同一の姿勢をとることになる。したがって、この場合は、第1吸気バルブと第2吸気バルブとを等しい開弁量に可変制御することができる。これに対し、連結が解除されているときには、第2吸気バルブの開弁量は固定され、第1吸気バルブの開弁量のみが可変となる。
つまり、上記可変動弁装置によれば、第1吸気バルブおよび第2吸気バルブの開弁量を共に可変とする動作モード(両弁可変モード)と、第2吸気バルブの開弁量を固定し第1吸気バルブの開弁量を可変とする動作モード(片弁可変モード)とを、上記連結機構の切り換えによって選択することができる。これにより、燃焼室内に形成されるスワール(旋回流)の強さを変化させることができ、燃焼の改善が図れる。
特開2004−100555号公報
上記連結機構の連結動作は、気筒毎に行う必要がある。このため、連結動作を指令した場合に、全気筒において連結ピンが両コントロールアームの貫通孔に確実に挿入されることは必ずしも保証されず、一部の気筒が何らかの原因によって連結ピンの貫通孔への挿入に失敗する可能性がある。そのような場合には、連結に失敗した気筒では、スワールが他気筒のスワールより弱くなるため、燃焼状態が悪化するおそれがある。よって、そのような場合には、燃焼状態の悪化を回避するための何らかの制御を実行することが望まれる。しかしながら、上記従来の技術においては、各気筒の連結機構が正常に動作しているかどうかを検知することができず、燃焼状態の悪化を回避するための制御を必要時に行うことができない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、両弁可変モードと片弁可変モードとの切り換えが正常に行われているかどうかを精度良く判定することのできる可変動弁機構の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、可変動弁機構の制御装置であって、
多気筒内燃機関の各気筒に設けられ、吸気バルブあるいは排気バルブとして機能する第1バルブおよび第2バルブと、
制御軸を有し、前記第1バルブおよび第2バルブの双方の開弁量を前記制御軸の回転位置に応じて変化させる両弁可変モードと、前記第1バルブの開弁量を前記制御軸の回転位置に応じて変化させるとともに前記第2バルブの開弁量を前記制御軸の回転位置にかかわらず固定とする片弁可変モードとを切り換える切換機構を有する可変動弁機構と、
前記制御軸に作用するトルクを検出するトルク検出手段と、
前記トルク検出手段の検出結果に基づいて、前記両弁可変モードと前記片弁可変モードとの切り換えが正常に実行されているかどうかを気筒毎に判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記判定手段は、各気筒の前記第1バルブおよび第2バルブが開くときの前記制御軸のトルクの変化に基づいて、前記両弁可変モードと前記片弁可変モードとの何れにあるかを気筒毎に判定する手段を含むことを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記両弁可変モードと前記片弁可変モードとで、バルブスプリングが前記制御軸に及ぼす力の大きさが異なることを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明の何れかにおいて、
前記両弁可変モードと前記片弁可変モードとの切り換えが正常に実行されていない気筒が存在すると判定された場合に、前記内燃機関の燃焼状態を補正する燃焼状態補正手段を備えることを特徴とする。
また、第5の発明は、第1乃至第4の発明の何れかにおいて、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記可変動弁機構の故障を判定する故障判定手段を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、制御軸に作用するトルクを検出することにより、両弁可変モードと片弁可変モードとの切り換えが正常に実行されているかどうかを気筒毎に判定することができる。このため、切り換えが正常に実行されていない未切換気筒が発生した場合に、迅速且つ適切に措置を講ずることができ、弊害を抑制することができる。
第2の発明によれば、各気筒の第1バルブおよび第2バルブが開くときの制御軸のトルクの変化に基づいて、両弁可変モードと片弁可変モードとの何れにあるかを気筒毎に精度良く判定することができる。
第3の発明によれば、バルブスプリングが制御軸に及ぼす力の大きさが両弁可変モードと片弁可変モードとで異なることを検出することにより、未切換気筒を精度良く判定することができる。
第4の発明によれば、未切換気筒が検知された場合に、内燃機関の燃焼状態を補正することにより、内燃機関のトルク変動やトルク不足等の弊害を抑制することができる。
第5の発明によれば、可変動弁機構の故障を精度良く判定することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の可変動弁装置を備えたシステムの構成を説明するための図である。本実施の形態1のシステムは、車両に搭載される内燃機関1を備えている。内燃機関1は、複数の気筒を有している。本実施形態では、内燃機関1は、直列4気筒型であるものとする。図1には、そのうちの一つの気筒の断面が示されている。なお、本発明における内燃機関の気筒数および気筒配置は、直列4気筒に限定されるものではなく、直列3気筒、V型6気筒、V型8気筒などであってもよい。
各気筒に設けられたピストン3は、コネクティングロッドを介してクランクシャフト5と接続されている。クランクシャフト5の近傍には、クランクシャフト5の回転角度を検出するクランク角センサ6が設けられている。
各気筒には、燃焼室内の混合気に点火する点火プラグ11と、吸気バルブ14と、排気バルブ29とが更に設けられている。吸気バルブ14は、可変動弁機構18により駆動される。可変動弁機構18の詳細については、後述する。
各気筒の吸気ポートには、燃料を噴射するインジェクタ20が設置されている。なお、本発明は、図示の構成に限らず、筒内に直接に燃料を噴射するインジェクタを備える内燃機関にも適用可能である。各気筒の吸気ポートには、吸気通路19が連通している。吸気通路19の途中にはサージタンク21が設けられている。
サージタンク21の上流には、電子制御式のスロットルバルブ22が設けられている。スロットルバルブ22の上流には、吸入空気量を検出するエアフロメータ26が設けられている。エアフロメータ26の上流にはエアクリーナ27が設けられている。また、各気筒の排気ポートには、排気通路30が接続されている。
本実施の形態のシステムは、制御装置としてのECU(Electronic Control Unit)60を備えている。ECU60には、上述したクランク角センサ6、点火プラグ11、インジェクタ20、スロットルバルブ22、エアフロメータ26等の各種のセンサおよびアクチュエータが電気的に接続されている。ECU60には、更に、車両のアクセルペダル位置を検出するアクセルポジションセンサ31や、後述する可変動弁機構18が備えるモータ32、電流計33およびオイルコントロールバルブ83が電気的に接続されている。
図2は、図1に示す内燃機関1が備える可変動弁機構18の構成を説明するための斜視図である。内燃機関1は、クランクシャフト5により回転駆動される吸気カムシャフト15を有している。図2に示すように、吸気カムシャフト15には、1気筒当たり二つの吸気カム(第1吸気カム16および第2吸気カム17)が設けられている。また、内燃機関1は、1気筒当たり二つの吸気バルブ14を備えている。以下の説明では、その二つの吸気バルブ14を区別して述べる場合には、第1吸気バルブ14L、第2吸気バルブ14Rと称する。
可変動弁機構18は、第1吸気バルブ14Lの作用角およびリフト量(以下、両者を総称して「開弁量」とも呼ぶ)を連続的に可変とする可変機構40Lと、第2吸気バルブ14Rの開弁量を連続的に可変とする可変機構40Rと、吸気カムシャフト15と平行に配置された制御軸41と、制御軸41を所定角度範囲内で回転させる制御軸駆動機構とを有している。制御軸駆動機構の詳細については、後述する。
図3は、可変機構40L,40Rを吸気カムシャフト15の軸方向から見た図である。可変機構40Lおよび40Rは、ほぼ同様の構成である。以下の説明では、可変機構40Lおよび40Rを区別して述べる必要のないときには、符号を単に「40」と記載する。また、可変機構40L,40Rの各々が備える構成部品については、区別を要する場合には、名称に「第1」または「第2」を付すとともに符号に「L」または「R」を付す。区別の必要のない場合には、それらを省略する。
図3に示すように、制御軸41には、制御アーム42がボルト43によって固定されている。制御アーム42は、制御軸41の径方向に突出している。制御アーム42には、中間アーム44がピン45を介して回動可能に連結されている。この制御アーム42および中間アーム44は、可変機構40Lおよび40Rの双方に共用される。
また、制御軸41には、揺動カムアーム50が揺動可能に支持されている。揺動カムアーム50には、スライド面50aが形成されている。スライド面50aは、揺動カムアーム50の先端側から制御軸41の中心側に向かうほど、吸気カムシャフト15の中心との間隔が徐々に狭まるような曲面で形成されている。また、揺動カムアーム50は、スライド面50aの反対側に、揺動カム面51を有する。揺動カム面51は、揺動カムアーム50の揺動中心(つまり制御軸41の中心)からの距離が一定となるように形成された非作用面51aと、非作用面51aから離れた位置ほど制御軸41の中心からの距離が遠くなるように形成された作用面51bとで構成されている。
スライド面50aと第1吸気カム16の周面との間には、第1ローラ52および第2ローラ53が配置されている。第1ローラ52は、第1吸気カム16の周面と接触しており、第2ローラ53は、スライド面50aに接触している。第1ローラ52および第2ローラ53は、共に、中間アーム44の先端部に固定された連結軸54を中心に回転自在に支持されている。中間アーム44は、ピン45を支点として揺動する。第1ローラ52および第2ローラ53は、ピン45からの距離を一定に保ちながら、スライド面50aおよび第1吸気カム16の周面に沿って、移動する。
揺動カムアーム50には、バネ座50bが形成されている。このバネ座50bには、ロストモーションスプリング38の一端が掛けられている。ロストモーションスプリング38の他端は、内燃機関1の静止部位に固定されている。ロストモーションスプリング38は圧縮バネである。ロストモーションスプリング38から受ける付勢力により、揺動カムアーム50は、図3中で反時計回りに付勢されている。この付勢力により、スライド面50aは、第2ローラ53に押し当てられ、第1ローラ52は、第1吸気カム16に押し当てられている。
揺動カムアーム50の下方には、ロッカーアーム35が配置されている。ロッカーアーム35には、揺動カム面51に対向するようにロッカーローラ36が設けられている。ロッカーローラ36は、ロッカーアーム35の中間部に回転自在に取り付けられている。ロッカーアーム35の一端は、吸気バルブ14のバルブステム14aに当接している。ロッカーアーム35の他端は、油圧式ラッシュアジャスタ37によって回転自在に支持されている。リフト作動の際、バルブステム14aは、図示しないバルブスプリングによって、閉方向、すなわち、ロッカーアーム35を押し上げる方向に付勢されている。ロッカーローラ36は、この付勢力と油圧式ラッシュアジャスタ37によって揺動カムアーム50の揺動カム面51に押し当てられている。
第1吸気カム16が回転すると、第1吸気カム16が第1ローラ52および第2ローラ53を介してスライド面50aを押圧することにより、揺動カムアーム50が揺動する。揺動カムアーム50が図3中で時計回りに回動し、揺動カム面51とロッカーローラ36との接点が非作用面51aから作用面51bにまで及ぶと、ロッカーアーム35が押し下げられ、吸気バルブ14が開弁する。
このような可変機構40によれば、制御軸41の回転位置を変化させることにより、吸気バルブ14の開弁量を連続的に変化させることができる。図3は、吸気バルブ14の開弁量を最大とするような制御軸41の位置を表している。この状態から、制御軸41を図3中の反時計回りに回転させた場合の状態について以下に説明する。制御軸41を図3中の反時計回りに回転させると、まず、スライド面50a上における第2ローラ53の位置が揺動カムアーム50の先端側に移動する。このため、揺動カムアーム50の回転中心から遠い箇所を第2ローラ53が押圧することになるので、揺動カムアーム50の揺動範囲(振れ幅)が小さくなる。このことが、吸気バルブ14の開弁量を小さくするように作用する。また、揺動カムアーム50の先端側に行くほど、スライド面50aと吸気カムシャフト15の中心との距離は大きい。このため、第2ローラ53が揺動カムアーム50の先端側に行くほど、揺動カムアーム50の揺動開始位置は、図3中の反時計回りに移動する。これにより、揺動カムアーム50の揺動開始後、ロッカーアーム35が実際に動き出すまでに要する揺動カムアーム50の回転角度が大きくなる。このことも、吸気バルブ14の開弁量を小さくするように作用する。
このようにして、可変機構40では、制御軸41を図3中の反時計回りに回転させるほど、吸気バルブ14の開弁量を小さくすることができ、逆に、制御軸41を図3中の時計回りに回転させるほど、吸気バルブ14の開弁量を大きくすることができる。
次に、図2および図4を参照して、可変動弁機構18について更に説明する。図4は、可変動弁機構18が備える各種のアームの分解斜視図である。図2に示すように、可変動弁機構18は、第2吸気カム17に従って揺動する大作用角アーム71を有している。大作用角アーム71は、第2揺動カムアーム50Rの隣に配置され、制御軸41を中心に揺動する。大作用角アーム71には、入力ローラ73が設置されている。この入力ローラ73が第2吸気カム17の周面と接触している。図4に示すように、大作用角アーム71には、バネ座71aが形成されている。このバネ座71aには、図示しないロストモーションスプリングが掛けられている。そのロストモーションスプリングの付勢力により、入力ローラ73が第2吸気カム17の周面に押し当てられる。
図4に示すように、可変動弁機構18は、大作用角アーム71と第2揺動カムアーム50Rとを連結することのできるアーム連結機構72を更に備えている。アーム連結機構72は、切換ピン74と、ピン格納穴75と、ピン挿入穴76と、リターンスプリング77と、ピストン78とを有している。
大作用角アーム71には、第2揺動カムアーム50R側に開口部を有するピン格納穴75が形成されている。このピン格納穴75内に切換ピン74が配置されている。切換ピン74は、第2揺動カムアーム50Rに向かって突出した位置と、ピン格納穴75内に没入した位置とに変位可能になっている。ピン格納穴75は、後述する油圧系に接続されている。油圧系によりピン格納穴75内の油圧が高められた場合に、切換ピン74は、その油圧によってピン格納穴75から第2揺動カムアーム50Rに向けて押し出される。
一方、第2揺動カムアーム50Rには、大作用角アーム71側に開口部を有するピン挿入穴76が形成されている。切換ピン74とピン挿入穴76は、制御軸41の中心からの距離が等しい位置に形成されている。ピン挿入穴76内には、その奥側からリターンスプリング77と、リフタとしてのピストン78とが配置されている。
図5は、切換ピン74を作動させるための油圧系の構成を示す模式的な断面図である。図5に示すように、制御軸41内には、油路81が形成されている。この油路81は、ピン格納穴75と、制御軸41と大作用角アーム71との摺動隙間と、制御軸41と第2揺動カムアーム50Rとの摺動隙間とにそれぞれ接続されている。また、この油路81は、オイルポンプ82に接続されている。オイルポンプ82と油路81との間には、オイルコントロールバルブ(以下「OCV」という)83が設けられている。OCV83は、油路81をオイルポンプ82に連通させる状態(以下「ポンプ連通状態」という)と、油路81をドレーン84に連通させる状態(以下「ドレーン連通状態」という)と、油路81をオイルポンプ82およびドレーン84の何れにも連通させずに閉塞させる状態(以下「閉塞状態」という)と、に切り換え可能になっている。OCV83の状態は、ECU60によって制御される。
OCV83をポンプ連通状態とすると、油路81がオイルポンプ82に連通する。このため、オイルポンプ82で加圧された潤滑油がピン格納穴75に供給され、ピン格納穴75内の油圧が高くなる。一方、OCV83をドレーン連通状態とすると、油路81がドレーン84に連通する。これにより、ピン格納穴75内の油圧を下げることができる。
(両弁可変モード)
切換ピン74がピン格納穴75内に格納されている状態では、大作用角アーム71と第2揺動カムアーム50Rとは、連結されない。この状態では、第1吸気カム16の運動が可変機構40L,40Rを介して第1吸気バルブ14Lおよび第2吸気バルブ14Rにそれぞれ伝達される。この場合には、第1吸気バルブ14Lおよび第2吸気バルブ14Rの開弁量は、等しくなり、且つ、制御軸41の回転位置に応じて変化する。このような動作モードを本明細書では「両弁可変モード」と称する。
(片弁可変モード)
切換ピン74がピン挿入穴76内に挿入すると、第2揺動カムアーム50Rと大作用角アーム71とが、切換ピン74を介して連結される。この状態では、第2揺動カムアーム50Rは、大作用角アーム71と一体となって揺動する。つまり、この場合には、第2吸気バルブ14Rは、第2吸気カム17によって駆動される。この場合、第2吸気バルブ14Rの開弁量は、大作用角アーム71の振幅によって決定され、制御軸41の回転位置には依存しない。この場合の第2吸気バルブ14Rの開弁量は、大リフトおよび大作用角に固定される。一方、第1吸気バルブ14Lの開弁量は、両弁可変モードのときと同様に、制御軸41の回転位置に応じて変化する。すなわち、この場合には、第2吸気バルブ14Rの開弁量は大開弁量に固定され、第1吸気バルブ14Lの開弁量のみが制御軸41の回転位置に応じて変化する。このような動作モードを本明細書では「片弁可変モード」と称する。
以上説明したように、可変動弁機構18は、アーム連結機構72によって大作用角アーム71と第2揺動カムアーム50Rとを連結すると片弁可変モードになり、その連結を解除すると両弁可変モードとなる。
両弁可変モードでは、筒内に吸入される空気の量を、第1吸気バルブ14Lおよび第2吸気バルブ14Rの開弁量によって調節することができるという利点がある。
一方、片弁可変モードでは、第1吸気バルブ14Lの開弁量を第2吸気バルブ14Rの開弁量より小さくすることが可能である。この場合には、第2吸気バルブ14Rからは多量の空気が、第1吸気バルブ14Lからは少量の空気が筒内に流入する。この流入量の偏りにより、筒内に強いスワールを形成することができる。
以下、アーム連結機構72によって両弁可変モードと片弁可変モードとを切り換える場合の動作について説明する。大作用角アーム71は第2吸気カム17に駆動されて常に揺動するが、第2吸気カム17のベース円部分が入力ローラ73に接触している期間においては、一時的に静止する。また、第2揺動カムアーム50Rも、第1吸気カム16に駆動されて揺動するが、第1吸気カム16のベース円部分が第1ローラ52に接触している期間においては、一時的に静止する。この両者の静止期間は重なっている。つまり、大作用角アーム71と第2揺動カムアーム50Rとが同時に静止する期間が存在する。
上記静止状態における第2揺動カムアーム50Rの角度は、制御軸41の回転位置に応じて変化する。よって、大作用角アーム71と第2揺動カムアーム50Rとの静止状態において、切換ピン74の位置とピン挿入穴76の位置とを一致させることができるような制御軸41の回転位置が存在する。この制御軸41の回転位置を以下「ピン切換位置」と称する。
両弁可変モードから片弁可変モードへ切り換える際には、OCV83をポンプ連通状態とすることにより、ピン格納穴75内に油圧をかけた状態で、制御軸41を上記ピン切換位置まで回転させる。これにより、ピン挿入穴76の位置と切換ピン74の位置とが一致し、切換ピン74がピストン78に当接する。そして、切換ピン74は、油圧によって押し出され、リターンスプリング77の付勢力に抗して、ピン挿入穴76内に進入する。つまり、アーム連結機構72が連結状態となる。このようにして、両弁可変モードから片弁可変モードへ切り換えることができる。
逆に、片弁可変モードから両弁可変モードへ切り換える際には、OCV83をドレーン連通状態とすることにより、ピン格納穴75内の油圧を下げる。これにより、リターンスプリング77の付勢力によって、切換ピン74がピン格納穴75内に押し戻され、アーム連結機構72による連結が解除される。このようにして、片弁可変モードへ切り換えることができる。
図6は、ECU60に記憶されている吸気バルブ制御マップを示す図である。図6の吸気バルブ制御マップ中、二つ並んだ丸印内の記載は、第1吸気バルブ14Lおよび第2吸気バルブ14Rの開弁量を表している。すなわち、右側の丸印内の記載は第1吸気バルブ14Lの開弁量を表しており、左側の丸印内の記載は第2吸気バルブ14Rの開弁量を表している。
ECU60は、内燃機関1の運転状態(エンジン回転数、エンジン負荷等)に応じて、図6に示すマップに従って、両弁可変モードと片弁可変モードとを切り換えるとともに、吸気バルブ14の開弁量を変化させる。
図6の吸気バルブ制御マップ中の「片弁可変領域」とは、可変動弁機構18が片弁可変モードとされる運転領域であり、「両弁可変領域」とは、可変動弁機構18が両弁可変モードとされる運転領域である。本実施形態では、低中回転・中負荷域が片弁可変領域とされている。片弁可変領域においては、第1吸気バルブ14Lの開弁量が第2吸気バルブ14Rの開弁量より小さくなるように、制御軸41が小作用角側に制御される。これにより、筒内に強いスワールを形成することができ、このスワールによって燃焼を改善することができる。
一方、図6の吸気バルブ制御マップによれば、低中回転・中負荷域以外の領域は両弁可変領域とされている。この両弁可変領域では、第1吸気バルブ14Lおよび第2吸気バルブ14Rの双方の開弁量を連続的に変化させることによって吸入空気量を制御することができる。例えば、高負荷域では両吸気バルブ14の開弁量を大きくすることによって多量の空気を筒内に吸入することができる。一方、低負荷域やアイドル域では両吸気バルブ14の開弁量を小さくすることによって筒内に吸入する空気を少なくすることができる。このように、両弁可変モードにおいては、スロットルバルブ22によらずに吸入空気量を調節することができるので、ポンピングロスが小さい。このため、燃費を低減することができる。
図7は、制御軸41および制御軸駆動機構の平面図、図8は、制御軸駆動機構の側面図である。本実施形態の内燃機関1は、#1〜#4の気筒を有する直列4気筒型である。図7に示すように、制御軸41は、#1〜#4の各気筒の可変動弁機構18に共用されている。図7および図8に示すように、制御軸41の一端には、減速ギヤ85が固定されている。この減速ギヤ85は、減速ギヤ86と噛み合っている。減速ギヤ86と同軸上には、ウォームホイール87が設けられている。このウォームホイール87は、ウォームギヤ88と噛み合っている。ウォームギヤ88は、モータ32の出力軸に固定されている。モータ32には、モータ32に流れる電流を計測する電流計33が設けられている。モータ32を作動させることにより、上記のギヤ列を介して、制御軸41を回転させることができる。前述したように、モータ32および電流計33は、ECU60に電気的に接続されている。
図9は、制御軸41を回転させている際のモータ32の電流値の変化を示す波形である。モータ32の電流値は、制御軸41を回転させるために必要なトルクが大きい場合ほど、大きくなる。したがって、制御軸41に作用するトルクの大きさの変化を、モータ32の電流値に基づいて検出することができる。
本実施形態の可変動弁機構18では、吸気バルブ14がリフトしているときには、バルブスプリングが、制御軸41を所定方向に回転させようとする力を及ぼす。すなわち、吸気バルブ14がリフトしているときには、バルブスプリングは、吸気バルブ14を図3中の上方に押し上げる。その力は、ロッカーアーム35を介して揺動カムアーム50に伝達し、揺動カムアーム50を図3中で反時計回りに回転させようとする。スライド面50aと第1吸気カム16との距離は、揺動カムアーム50の先端に近いほど、広い。このため、揺動カムアーム50を図3中で反時計回りに回転させようとする力が働くと、第1ローラ52および第2ローラ53を揺動カムアーム50の先端方向へ逃がそうとする力が作用する。その力は、中間アーム44を介して、制御軸41を図3中で反時計回りに回転させる方向に作用する。このようにして、吸気バルブ14がリフトしているときには、バルブスプリングが、制御軸41を図3中で反時計回りに回転させようとする力を及ぼす。
モータ32が制御軸41を図3中で反時計回り(すなわち、作用角縮小方向)に回転させるように作動している場合には、モータ32が制御軸41に及ぼす力の方向と、バルブスプリングが制御軸41に及ぼす力の方向とが同じである。このため、この場合には、吸気バルブ14がリフトするタイミングに同期して、モータ32の駆動トルクが軽減され、電流値が小さくなる。図9は、そのような場合、つまりモータ32が作用角縮小方向に作動しているときの電流値の変化を示している。この場合には、各気筒の吸気バルブ14がリフトするタイミングに合わせて、電流値の波形に谷が現れる。
なお、何れの谷がどの気筒の吸気バルブ14のリフトに対応するかは、クランク角センサ6の信号と対比することによって判別することができる。本実施形態の内燃機関1の点火順序は、#1→#3→#4→#2である。従って、図9に示すように、各気筒の吸気バルブ14がリフトするときの電流値の変化も、この順序で現れる。
一方、モータ32が制御軸41を図3中で時計回り(すなわち、作用角拡大方向)に回転させるように作動している場合には、モータ32が制御軸41に及ぼす力の方向と、バルブスプリングが制御軸41に及ぼす力の方向とが反対である。このため、この場合には、吸気バルブ14がリフトするタイミングと同期して、モータ32の駆動トルクが増大し、電流値が大きくなる。よって、モータ32が作用角拡大方向に作動しているときには、各気筒の吸気バルブ14がリフトするタイミングに合わせて、電流値の波形に山が現れる。
バルブスプリングが制御軸41に及ぼす力の大きさは、両弁可変モードと片弁可変モードとで異なる。両弁可変モードにおいては、第1吸気バルブ14Lおよび第2吸気バルブ14Rの双方のバルブスプリングの力が中間アーム44を介して制御軸41にそれぞれ作用する。これに対し、片弁可変モードにおいては、第2吸気バルブ14Rのバルブスプリングの力は、第2揺動カムアーム50Rから大作用角アーム71へと作用するので、中間アーム44には作用しない。このため、片弁可変モードにおいては、第1吸気バルブ14Lのバルブスプリングの力のみが制御軸41に作用する。従って、バルブスプリングが制御軸41に及ぼす力の大きさは、片弁可変モードのときには、両弁可変モードのときの半分になる。よって、吸気バルブ14がリフトしてバルブスプリングの力が制御軸14に作用したときに生ずる、モータ32の電流値の変化は、両弁可変モードのときには大きく、片弁可変モードのときには小さい。本実施形態では、このことを利用して、可変動弁機構18が両弁可変モードにあるか片弁可変モードにあるかを、気筒毎に判定することができる。
図9に示す例では、#1,#3および#4気筒の吸気バルブ14がリフトしたときの電流値の谷は小さく、#2気筒の吸気バルブ14がリフトしたときの電流値の谷は大きい。このような波形は、#1,#3および#4気筒の可変動弁機構18は片弁可変モードにあり、#2気筒の可変動弁機構18は両弁可変モードにあることを示している。従って、ECU60が可変動弁機構18を片弁可変モードとすることを指令しているときに、図9に示すような電流値の波形が得られた場合には、#2気筒のアーム連結機構72の連結動作が何らかの理由によって正常に実行されず、#2気筒だけが両弁可変モードになっていると判定することができる。
片弁可変モードとすることが指令されている場合には、筒内に強いスワールを形成するため、第1吸気バルブ14Lの開弁量が第2吸気バルブ14Rの開弁量より小さくなるように、制御軸41が小作用角側に制御される。このような場合において、片弁可変モードへの切り換えが正常に実行されずに両弁可変モードのままになっている気筒(以下「未切換気筒」と称する)が発生した場合には、その未切換気筒においては、所期の強さのスワールが得られないため、燃焼が悪化し易い。また、未切換気筒では、第1吸気バルブ14Lおよび第2吸気バルブ14Rの双方の開弁量が共に小さくなってしまうため、空気量が不足し易い。このようなことから、内燃機関1に、トルク変動やトルク不足などの弊害が生ずるおそれがある。そこで、本実施形態では、未切換気筒の発生が検知された場合には、未切換気筒の発生に伴う弊害を回避するための補正制御を実施することとした。
また、未切換気筒の発生数や発生頻度が多かったり、あるいは未切換の持続時間が長い場合には、可変動弁機構18に何らかの故障が発生していると考えられる。そこで、本実施形態では、そのような場合には、運転者にその旨を報知するとともに、安全な場所や修理工場までの退避走行を可能とするべく、退避走行制御を実行することとした。
[実施の形態1における具体的処理]
図10は、上記の機能を実現するために本実施形態においてECU60が実行するルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、可変動弁機構18を両弁可変モードから片弁可変モードへ切り換える旨の指令が出された場合に実行されるものとする。
図10に示すルーチンによれば、まず、制御軸41に作用するトルクが検出される(ステップ100)。前述したように、本実施形態では、電流計33によってモータ32の電流値を計測することによって、制御軸41のトルクを検出することができる。
次いで、上記ステップ100で検出された結果に基づいて、片弁可変モードに切り換わっていない未切換気筒が存在するか否かが判定される(ステップ102)。このステップ102においては、各気筒の吸気バルブ14がリフトするタイミングと同期してモータ32の電流値の波形に生ずる谷または山のうち、その大きさが所定の判定値より大きい谷または山が存在する場合には、未切換気筒が存在すると判定される。
上記ステップ102で、未切換気筒が存在すると判定された場合には、#1〜#4のうちのどの気筒が未切換気筒であるかが特定される(ステップ104)。このステップ104では、モータ32の電流値の波形と、クランク角センサ6の信号とを対比することによって、未切換気筒を特定することができる。
未切換気筒が特定された場合には、次に、通常走行が可能であるかどうかが判定される(ステップ106)。このステップ106では、未切換気筒の発生数や、過去の発生頻度および持続時間を所定の判定値と比較することにより、通常走行が可能であるかどうかが判定される。
上記ステップ106で、通常走行が可能であると判定された場合には、未切換気筒の発生に伴うトルク変動やトルク不足等の弊害を回避するための補正制御が実行される(ステップ108)。この補正制御としては、未切換気筒のみを対象とする補正と、全気筒が対象となる補正とがあり、それらのうちの一方または両方を実行することができる。未切換気筒のみを対象とする補正としては、未切換気筒の燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期、燃料噴射パターン等の補正が挙げられる。例えば、未切換気筒を、正常気筒と比べて、噴射量を少なくしたり、噴射時期を進角したり、初期燃料噴射率をアップしたりすることにより、スモークの発生を抑制しつつ、トルクをアップすることができる。全気筒が対象となる補正としては、制御軸41の回転角、バルブタイミング、EGR率、スロットルバルブ22の開度、過給圧等の補正が挙げられる。例えば、EGR率を低下させることにより、未切換気筒の燃焼速度を速くすることができ、トルクアップすることができる。また、制御軸41を作用角拡大方向に回転させることによって正常気筒のスワールを低下させるとともに、過給圧を上昇させることによって未切換気筒の吸気量を増加させてスワールを高めることができる。これにより、未切換気筒と正常気筒とのスワールの強さを近づけることができる。
一方、上記ステップ106で、通常走行が困難であると判定された場合には、退避走行を行うための制御が実施される(ステップ110)。このステップ110では、未切換気筒の空気量不足を防止するため、制御軸41が大作用角側に制御される。また、燃料噴射量を制限する制御を実行することにより、損傷の拡大が防止される。また、運転席のインストルメントパネルの警告灯を点灯させることなどにより、修理工場への搬送を運転者に促すことが好ましい。
以上説明した図10に示すルーチンでは、両弁可変モードから片弁可変モードへの切り換えの際に未切換気筒を検知するものとして説明したが、本発明は、片弁可変モードから両弁可変モードへの切り換えの際に未切換気筒を検知する場合にも同様に適用可能である。
また、本実施形態では、モータ32の電流値に基づいて制御軸41のトルクを検出するようにしているが、制御軸41のトルク検出方法はこれに限定されるものではない。例えば、トルクセンサを用いて直接的にトルクを検出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、本発明を吸気バルブの可変動弁機構の制御装置に適用した場合について説明したが、本発明は、排気バルブの可変動弁機構の制御装置にも適用することが可能である。
上述した実施の形態1においては、第1吸気バルブ14Lが前記第1の発明における「第1バルブ」に、第2吸気バルブ14Rが前記第1の発明における「第2バルブ」に、アーム連結機構72が前記第1の発明における「切換機構」に、それぞれ相当している。また、ECU60が、モータ32の電流値に基づいて制御軸41のトルクを検出することにより前記第1の発明における「トルク検出手段」が、上記ステップ100〜104の処理を実行することにより前記第1および第2の発明における「判定手段」が、上記ステップ108の処理を実行することにより前記第4の発明における「燃焼状態補正手段」が、上記ステップ110の処理を実行することにより前記第5の発明における「故障判定手段」が、それぞれ実現されている。
本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。 図1に示す内燃機関が備える可変動弁機構の構成を説明するための斜視図である。 可変機構を吸気カムシャフトの軸方向から見た図である。 可変動弁機構が備える各種のアームの分解斜視図である。 切換ピンを作動させるための油圧系の構成を示す模式的な断面図である。 吸気バルブ制御マップを示す図である。 制御軸および制御軸駆動機構の平面図である。 制御軸駆動機構の側面図である。 制御軸を回転させている際のモータの電流値の変化を示す波形である。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
5 クランクシャフト
6 クランク角センサ
11 点火プラグ
14L 第1吸気バルブ
14R 第2吸気バルブ
15 吸気カムシャフト
16 第1吸気カム
17 第2吸気カム
18 可変動弁機構
19 吸気通路
20 インジェクタ
22 スロットルバルブ
26 エアフロメータ
30 排気通路
32 モータ
33 電流計
35 ロッカーアーム
36 ロッカーローラ
40 可変機構
41 制御軸
42 制御アーム
44 中間アーム
50 揺動カムアーム
52 第1ローラ
53 第2ローラ
60 ECU(Electronic Control Unit)
71 大作用角アーム
72 アーム連結機構
73 入力ローラ
74 切換ピン
75 ピン格納穴
76 ピン挿入穴
77 リターンスプリング
78 ピストン
81 油路
82 オイルポンプ
83 OCV
84 ドレーン
85,86 減速ギヤ
87 ウォームホイール
88 ウォームギヤ

Claims (5)

  1. 多気筒内燃機関の各気筒に設けられ、吸気バルブあるいは排気バルブとして機能する第1バルブおよび第2バルブと、
    制御軸を有し、前記第1バルブおよび第2バルブの双方の開弁量を前記制御軸の回転位置に応じて変化させる両弁可変モードと、前記第1バルブの開弁量を前記制御軸の回転位置に応じて変化させるとともに前記第2バルブの開弁量を前記制御軸の回転位置にかかわらず固定とする片弁可変モードとを切り換える切換機構を有する可変動弁機構と、
    前記制御軸に作用するトルクを検出するトルク検出手段と、
    前記トルク検出手段の検出結果に基づいて、前記両弁可変モードと前記片弁可変モードとの切り換えが正常に実行されているかどうかを気筒毎に判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする可変動弁機構の制御装置。
  2. 前記判定手段は、各気筒の前記第1バルブおよび第2バルブが開くときの前記制御軸のトルクの変化に基づいて、前記両弁可変モードと前記片弁可変モードとの何れにあるかを気筒毎に判定する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の可変動弁機構の制御装置。
  3. 前記両弁可変モードと前記片弁可変モードとで、バルブスプリングが前記制御軸に及ぼす力の大きさが異なることを特徴とする請求項1または2記載の可変動弁機構の制御装置。
  4. 前記両弁可変モードと前記片弁可変モードとの切り換えが正常に実行されていない気筒が存在すると判定された場合に、前記内燃機関の燃焼状態を補正する燃焼状態補正手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の可変動弁機構の制御装置。
  5. 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記可変動弁機構の故障を判定する故障判定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の可変動弁機構の制御装置。
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