JP2010031657A - 舶用推進機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気配線の劣化が早くなるのを抑制することが可能な舶用推進機を提供する。
【解決手段】この船外機1は、エンジン2と、エンジン2に取り付けられ、エンジン2の内部に燃料を噴射するインジェクタ44と、インジェクタ44と接続され、燃料を供給するデリバリーパイプ43と、インジェクタ44に接続され、インジェクタ44に電力を供給するハーネス51および52と、エンジン2と当接するようにデリバリーパイプ43に取り付けられ、ハーネス51および52を保持するハーネス保持部63を含むインジェクタ抜け止めクリップ60とを備える。
【選択図】図6

Description

この発明は、舶用推進機に関し、特に、エンジンに取り付けられた燃料噴射装置を備えた舶用推進機に関する。
従来、エンジンに取り付けられた燃料噴射装置を備えた舶用推進機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1には、シリンダヘッド(エンジン)に取り付けられたインジェクタ(燃料噴射装置)と、インジェクタと接続された燃料レール(燃料配管部材)と、エンジンに取り付けられている点火コイルから延びるコード(電気配線)とを備えた船外機(舶用推進機)が開示されている。上記特許文献1の船外機には、インジェクタを覆うカバーが設けられており、そのカバーは、弾性変形可能な係合爪により燃料レールに保持されている。また、カバーには、複数の切り込みが形成されており、複数の切り込みには、それぞれ、コードが保持されている。つまり、上記特許文献1の船外機のコードは、係合爪により燃料レールに保持されているカバーに保持されている。
特開2000−318684号公報
しかしながら、上記特許文献1では、カバーが、弾性変形可能な係合爪により燃料レール(燃料配管部材)に保持されているため、燃料レールに対してカバーが振動しやすいと考えられる。この場合のカバーの振動は、エンジンの振動とは異なる。この場合、シリンダヘッド(エンジン)に直接取り付けられている点火コイルから延びるコード(電気配線)には、燃料レールに保持されているカバーとは異なる振動が生じる。このため、エンジンに取り付けられている点火コイルから延びるコードがカバーの切り込みと擦れ合う場合があるため、コード(電気配線)の劣化が早くなる場合がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、電気配線の劣化が早くなるのを抑制することが可能な舶用推進機を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面による舶用推進機は、エンジンと、エンジンに取り付けられ、エンジンの内部に燃料を噴射する燃料噴射装置と、燃料噴射装置と接続され、燃料を供給する燃料配管部材と、燃料噴射装置に接続され、燃料噴射装置に電力を供給する電気配線と、エンジンと当接するように燃料配管部材に取り付けられ、電気配線を保持する電気配線保持部を含む保持部材とを備える。
この一の局面による舶用推進機では、上記のように、エンジンに取り付けられた燃料噴射装置に接続され、燃料噴射装置に電力を供給する電気配線と、エンジンと当接するように燃料配管部材に取り付けられ、電気配線を保持する電気配線保持部を含む保持部材とを設けることによって、エンジンが駆動している際に、エンジンに直接取り付けられた燃料噴射装置がエンジンと同じように振動するのに伴って、燃料噴射装置に接続された電気配線がエンジンと同じように振動するとともに、エンジンと当接される保持部材もエンジンと同じように振動するので、保持部材と電気配線とを実質的に同じように振動させることができる。これにより、保持部材の電気配線を保持する電気配線保持部と、電気配線とが互いに擦れ合うのを抑制することができるので、電気配線の劣化が早くなるのを抑制することができる。
上記一の局面による舶用推進機において、好ましくは、保持部材は、燃料噴射装置が燃料配管部材から脱落するのを抑制するように燃料噴射装置を保持する燃料噴射装置保持部をさらに含む。このように構成すれば、保持部材の燃料噴射装置保持部により、燃料噴射装置が燃料配管部材から脱落するのを抑制することができるので、1つの保持部材により電気配線および燃料噴射装置を保持することができる。
上記燃料噴射装置保持部を有する保持部材を備える舶用推進機において、好ましくは、燃料噴射装置は、燃料配管部材と接続される接続部と、エンジンの内部に燃料を噴射する噴射部と、接続部と噴射部との間に設けられ、噴射部が延びる方向と交差する方向に延びるフランジ部とを含み、保持部材の燃料噴射装置保持部は、燃料噴射装置のフランジ部の噴射部側によりエンジンに押圧されることにより、エンジンと当接するように構成されている。このように構成すれば、燃料噴射装置のフランジ部により、保持部材をエンジンに押圧することができるので、保持部材をエンジンと同じように振動させることができる。
この場合において、好ましくは、保持部材の燃料噴射装置保持部は、燃料噴射装置のフランジ部とエンジンとの間に挟み込まれることによりエンジンと面接触するように構成されている。このように構成すれば、保持部材がエンジンに対して面接触される分、保持部材をエンジンと同じようにより振動させることができる。
上記一の局面による舶用推進機において、好ましくは、保持部材は、燃料配管部材を保持するように構成された配管保持部をさらに含む。このように構成すれば、保持部材の電気配線保持部により電気配線を保持させることができるとともに、保持部材の配管保持部により燃料配管部材を保持させることができるので、1つの保持部材により、電気配線および燃料配管部材を保持することができる。
この場合において、好ましくは、保持部材の配管保持部は、燃料配管部材の外周面を燃料配管部材の略中心に向かって付勢した状態で挟み込むように構成されている。このように構成すれば、配管保持部により、燃料配管部材を強固に保持することができる。
上記一の局面による舶用推進機において、好ましくは、保持部材の電気配線保持部は、電気配線の外周面を電気配線の略中心に向かって付勢した状態で挟み込むように構成されている。このように構成すれば、電気配線保持部により、電気配線を強固に保持することができる。
上記一の局面による舶用推進機において、好ましくは、電気配線は、燃料配管部材が延びる方向に沿って配置される第1電気配線と、第1電気配線から分岐するとともに、燃料噴射装置に接続された第2電気配線とを含み、保持部材の電気配線保持部は、第1電気配線を保持する第1電気配線保持部と、第2電気配線を保持する第2電気配線保持部とを含む。このように構成すれば、第1電気配線保持部と第2電気配線保持部とにより、それぞれ、第1電気配線と第2電気配線との両方を保持することができるので、電気配線が垂れ下がるのを抑制することができる。
上記一の局面による舶用推進機において、好ましくは、保持部材は、燃料噴射装置が燃料配管部材から脱落するのを抑制するように燃料噴射装置を保持する燃料噴射装置保持部と、燃料配管部材を保持するように構成された配管保持部とをさらに含み、配管保持部、燃料噴射装置保持部および電気配線保持部は、一体的に形成されている。このように構成すれば、電気配線保持部、配管保持部および燃料噴射装置保持部を別体で設ける場合と比べて、部品点数が増加するのを抑制することができる。
上記配管保持部、燃料噴射装置保持部および電気配線保持部を一体的に形成する保持部材を備える舶用推進機において、好ましくは、保持部材は、配管保持部、燃料噴射装置保持部および電気配線保持部が板金により一体的に形成されている。このように構成すれば、板金により、機械的強度の高い配管保持部、燃料噴射装置保持部および電気配線保持部を容易に形成することができる。
上記配管保持部、燃料噴射装置保持部および電気配線保持部が板金により一体的に形成されている舶用推進機において、好ましくは、板金により形成された保持部材の配管保持部および電気配線保持部の少なくとも一方は、樹脂により被覆されている。このように構成すれば、板金の角部を覆い隠すことができるので、板金の角部に起因して配管保持部に保持される燃料配管部材と電気配線保持部に保持される電気配線とが損傷するのを抑制することができる。
この場合において、好ましくは、保持部材の配管保持部および電気配線保持部の少なくとも一方を被覆する樹脂は、耐熱性樹脂を含む。このように構成すれば、エンジンの熱が配管保持部および燃料噴射装置保持部に伝達された場合にも、配管保持部および電気配線保持部を被覆する樹脂が溶けるのを抑制することができる。
上記一の局面による舶用推進機において、好ましくは、保持部材の電気配線保持部は、樹脂により形成された電気配線保持クリップと、配管保持部および燃料噴射装置保持部と一体的に形成され、電気配線保持クリップを取り付けるための取付部とを含む。このように構成すれば、板金の硬度よりも樹脂の硬度の方が小さいので、板金のみで構成された電気配線保持部により電気配線を保持する場合に比べて電気配線が損傷しにくくすることができる。
この場合において、好ましくは、電気配線保持クリップを構成する樹脂は、耐熱性樹脂を含む。このように構成すれば、エンジンの熱が電気配線保持クリップに伝達された場合にも、電気配線保持クリップが熱により変形するのを抑制することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による舶用推進機が組み込まれた船外機の全体構成を示す側面図である。図2〜図11は、図1に示した船外機の構成を説明するための図である。まず、図1〜図11を参照して、本発明の第1実施形態による船外機1の構造を説明する。
図1に示すように、船外機1は、エンジン2と、エンジン2の駆動力により回転され、鉛直方向に延びるドライブ軸3と、ドライブ軸3の下端と接続された前後進切換機構4と、前後進切換機構4と接続され、水平方向に延びるプロペラ軸5と、プロペラ軸5の後端部に取り付けられたプロペラ6とを備えている。また、エンジン2は、カウリング7内に収納されている。また、カウリング7の下方に配置されたアッパーケース8およびロアーケース9内には、ドライブ軸3、前後進切換機構4およびプロペラ軸5が収納されている。また、船外機1は船体100の後進方向(矢印A方向)側に設けられた船尾板101にクランプブラケット10を介して取り付けられている。クランプブラケット10は、船外機1をチルト軸10aを中心に船体100に対して上下に揺動可能に支持している。また、船体100には、燃料(ガソリン)を貯留するための燃料タンク102が設けられている。
図2に示すように、エンジン2は、エンジン本体20と、エンジン本体20に空気を供給するための吸気系30と、エンジン本体20に燃料を供給する燃料系40とを含んでいる。
図3に示すように、エンジン本体20は、上下方向に延びるクランク軸21が配置されたクランクケース20aと、クランクケース20aから後方に延びるように設けられたシリンダ20bと、シリンダ20bの後端部を覆うシリンダヘッド20cと、シリンダヘッド20cの後端部を覆うシリンダヘッドカバー20dとにより構成されている。なお、第1実施形態では、シリンダ20bの内部には、後述するピストン22が摺動する内周面部20eが所定の間隔を隔てて所定の方向(上下方向)に並ぶように3つ設けられている。すなわち、エンジン2は、3気筒エンジンである。
エンジン本体20のシリンダ20bには、3つの内周面部20eが延びる方向(矢印FWD方向および矢印BWD方向)に沿って摺動する3つのピストン22が設けられている。これらピストン22は、それぞれ、コンロッド23を介してクランク軸21に接続されている。また、クランク軸21の下端部はドライブ軸3(図1参照)と接続されている。また、図2に示すように、クランク軸21(図3参照)の回転は、クランク軸21の上部に固定されたプーリ24と、ベルト25と、カム軸26(図3参照)に固定されたプーリ27とによりカム軸26に伝達されるように構成されている。カム軸26の回転により、シリンダヘッド20cの吸気バルブ27a(図3参照)および排気バルブ27b(図3参照)が所定のタイミングで駆動される。
また、図3に示すように、エンジン本体20のシリンダヘッド20cの内部には、燃焼室20fに空気を供給する吸気ポート20gと、燃焼室20fにおいて燃焼された燃焼ガスを排出する排気ポート20hとが設けられている。吸気ポート20gは、シリンダヘッド20cの外側部と燃焼室20fとを接続するように形成されているとともに、シリンダ20bの各内周面部20e毎に対応するように3つ設けられている。
また、図4に示すように、シリンダヘッド20cの外側部の各吸気ポート20gの開口部20iの近傍には、後述するインテークマニホールド33の合い面部33b(図3参照)との合い面部20jが形成されている。また、合い面部20jには、インテークマニホールド33に設けられた位置決めボス(図示せず)を挿入可能な凹部20kが設けられている。また、合い面部20jには、後述するインテークマニホールド33nの矢印BWD方向側をエンジン2に固定するためのねじ穴20lが設けられている。
また、図4および図5に示すように、3つの吸気ポート20gの各開口部20i(図4参照)近傍には、それぞれ、後述するインジェクタ44(図5参照)を取り付けるための取付穴20m(図4参照)が設けられている。これら取付穴20mは、図3に示すように、それぞれ、吸気ポート20gと接続されるように設けられている。また、図4に示すように、取付穴20mの開口部分近傍には、それぞれ、後述するインジェクタ44のフランジ部44c(図6参照)の噴射部44b(図6参照)側が配置される合い面部20nが設けられている。また、隣り合う取付穴20mの間には、それぞれ、ねじ穴20oが形成されている。これら2つのねじ穴20oは、それぞれ、後述するデリバリーパイプ43をエンジン2に対してねじ止めするために設けられている。
図2に示すように、吸気系30は、エンジン本体20の側方にエンジン本体20の前進方向(矢印FWD方向)に向かって右側の側部に沿って配置されている。吸気系30は、前進方向(矢印FWD方向)側に配置されるとともに吸気口31a(図3参照)を有するサイレンサケース31と、サイレンサケース31と接続されたスロットルボディ32と、スロットルボディ32と接続されるとともにエンジン本体20のシリンダヘッド20cの3つの開口部20i(図2参照)にそれぞれ接続されるインテークマニホールド33とを含んでいる。
図3に示すように、スロットルボディ32は円筒状の空気通路32aを有している。この空気通路32aには、バタフライ式のスロットルバルブ32bが設けられている。また、インテークマニホールド33は、樹脂により形成されているとともに、スロットルボディ32を介してサイレンサケース31から供給される空気をエンジン2の吸気ポート20gに供給する機能を有する。
図2に示すように、インテークマニホールド33のスロットルボディ32側(矢印FWD方向側)には、取付部33aが設けられている。インテークマニホールド33のスロットルボディ32側は、ねじ80により取付部33aがブラケット28にねじ止めされることによって、エンジン2のブラケット28に固定されている。
また、インテークマニホールド33の後方側(矢印BWD方向側)には、図3に示すように、上記したシリンダヘッド20cの合い面部20jと対応する合い面部33bが形成されている。また、合い面部33bには、ねじ81(図2参照)がそれぞれ配置されているとともに、ねじ81(図2参照)は、それぞれ、シリンダヘッド20cのねじ穴20lに固定されている。
ここで、第1実施形態では、図2に示すように、燃料系40は、船体100に配置された燃料タンク102(図1参照)と接続されたベーパセパレータタンク41(図1参照)と、ベーパセパレータタンク41から導出されるホース42と接続されたデリバリーパイプ43と、ベーパセパレータタンク41内の図示しない高圧燃料ポンプによりホース42およびデリバリーパイプ43を介して輸送された燃料を噴射する3つのインジェクタ44とを含んでいる。なお、デリバリーパイプ43は、本発明の「燃料配管部材」の一例であり、インジェクタ44は、本発明の「燃料噴射装置」の一例である。ベーパセパレータタンク41は、燃料タンク102から汲み上げられた燃料を貯留するとともに、燃料の蒸気(ベーパ)または空気と、液体の燃料とを分離するために設けられている。
デリバリーパイプ43は、上端部がホース42と接続され、上下方向に延びるメイン通路部43aと、メイン通路部43aから分岐するように形成され、後述するインジェクタ44の接続部44aを挿入可能な3つのインジェクタ取付部43b(図6参照)と、デリバリーパイプ43をエンジン2に取り付けるための2つの取付部43cとにより主に構成されている。また、デリバリーパイプ43は、樹脂製であり、メイン通路部43a、インジェクタ取付部43bおよび取付部43cは、一体的に形成されている。また、メイン通路部43aの下端部には、メイン通路部43aの下端部を塞ぐためのキャップ(図示せず)が取り付けられている。また、取付部43cは、シリンダヘッド20cのねじ穴20oと対応するように構成されており、デリバリーパイプ43は、ねじ82が取付部43cを介してねじ穴20oにねじ止めされることにより、エンジン2のシリンダヘッド20cに取り付けられている。
また、図6に示すように、デリバリーパイプ43の3つのインジェクタ取付部43bには、それぞれ、インジェクタ44の接続部44aが挿入されている。インジェクタ44は、上記接続部44aと、エンジン2の内部に燃料を噴射する噴射部44bと、接続部44aおよび噴射部44bの間に設けられ、噴射部44bが延びる方向と交差する方向に延びるフランジ部44cと、フランジ部44cに設けられたハーネス接続部44dとにより構成されている。インジェクタ44は、図示しない高圧燃料ポンプにより所定の圧力で送り出された燃料を所定のタイミングで噴射する機能を有する。また、インジェクタ44は、デリバリーパイプ43から燃料が供給される際に、燃料に付与された圧力により、インジェクタ取付部43bからシリンダヘッド20cの方向に押し出される力が付与される。このシリンダヘッド20cの方向に押し出される力は、シリンダヘッド20cの合い面部20nがインジェクタ44のフランジ部44cを後述する保持部61aのU字状の切欠部61cを介して支持される。また、インジェクタ44は、3つの吸気ポート20gに対応するように3つ設けられている。
インジェクタ44の噴射部44bは、シリンダヘッド20cの取付穴20mに挿入されており、噴射部44bの端部が吸気ポート20gに達するように配置されている。また、インジェクタ44のフランジ部44cは、後述するインジェクタ抜け止めクリップ60のインジェクタ保持部61を挟み込んだ状態で、噴射部44b側部分がシリンダヘッド20cの合い面部20nと対向するように配置されている。上記のようにインジェクタ44をエンジン2のシリンダヘッド20cに取り付けることによって、インジェクタ44は、エンジン2が駆動している際に、エンジン2と同じように振動される。
また、第1実施形態では、図5に示すように、3つのインジェクタ44のハーネス接続部44dには、それぞれ、インジェクタ44に電力を供給するハーネス51が接続されている。なお、ハーネス51は、本発明の「電気配線」および「第2電気配線」の一例である。ハーネス51は、それぞれ、プラグ51aによってハーネス接続部44dから外れないように接続されており、エンジン2およびインジェクタ44と同じように振動される。また、3つのハーネス51は、それぞれ、デリバリーパイプ43に沿って延びるハーネス52から分岐している。なお、ハーネス52は、本発明の「電気配線」および「第2電気配線」の一例である。
ここで、第1実施形態では、図6〜図8に示すように、デリバリーパイプ43およびインジェクタ44には、デリバリーパイプ43からインジェクタ44が抜けるのを抑制するインジェクタ抜け止めクリップ60が取り付けられている。なお、インジェクタ抜け止めクリップ60は、本発明の「保持部材」の一例である。インジェクタ抜け止めクリップ60は、インジェクタ44のフランジ部44cの噴射部44b側を保持するインジェクタ保持部61と、デリバリーパイプ43のメイン通路部43aを保持するパイプ保持部62と、ハーネス51および52(図6参照)を保持するハーネス保持部63とにより構成されている。なお、インジェクタ保持部61は、本発明の「燃料噴射装置保持部」の一例であり、パイプ保持部62は、本発明の「配管保持部」の一例である。また、ハーネス保持部63は、本発明の「電気配線保持部」の一例である。
第1実施形態では、図9〜図11に示すように、インジェクタ抜け止めクリップ60は、比較的機械的強度の高い板金により形成されており、インジェクタ保持部61、パイプ保持部62およびハーネス保持部63は、一体的に形成されている。インジェクタ保持部61は、図6に示すように、一方面が上記シリンダヘッド20cの合い面部20nと面接触するとともに、他方面が上記インジェクタ44のフランジ部44cの噴射部44b側部分と面接触する平板状の保持部61aと、平板状の保持部61aと直交する荷重受部61bとにより構成されている。インジェクタ保持部61の保持部61aには、図11に示すように、インジェクタ44の噴射部44bの外周面に沿うようにU字状の切欠部61cが形成されている。上記したように保持部61aは、図6に示すように、インジェクタ44にインジェクタ取付部43bからシリンダヘッド20cの方向に押し出される力が付与されるのに伴って、フランジ部44cによってシリンダヘッド20cの合い面部20nに押し付けられるように構成されている。また、荷重受部61bは、図9に示すように、一方側に保持部61aが設けられているとともに、他方側にパイプ保持部62が設けられており、デリバリーパイプ43のインジェクタ取付部43b(図6参照)から抜ける方向の力がインジェクタ44(図6参照)に加えられた際の荷重を受ける機能を有する。
インジェクタ保持部61の荷重受部61bの他方側に形成された一対のパイプ保持部62は、図9および図10に示すように、荷重受部61bの両側部がインジェクタ保持部61の保持部61aと同じ方向に切り出されることにより形成されており、一方側保持部62aと他方側保持部62bとにより構成されている。パイプ保持部62は、図6に示すように、一方側保持部62aと他方側保持部62bとにより、デリバリーパイプ43の外周面をデリバリーパイプ43の略中心に向かって付勢した状態で挟み込むように構成されている。また、パイプ保持部62は、耐熱性樹脂であるナイロン(耐熱温度:約140℃)により被覆されている。
また、図9および図10に示すように、インジェクタ保持部61の荷重受部61bの他方側には、ハーネス保持部63が形成されている。ハーネス保持部63は、一対のパイプ保持部62の内側部分がパイプ保持部62と反対方向に切り出されることにより形成されており、一方側保持部63aと他方側保持部63bとにより構成されている。なお、一方側保持部63aおよび他方側保持部63bは、それぞれ、本発明の「第1電気配線保持部」の一例である。ハーネス保持部63は、図6に示すように、一方側保持部63aと他方側保持部63bとにより、ハーネス52の外周面をハーネス52の略中心に向かって付勢した状態で挟み込むように構成されている。また、一方側保持部63aには、図9および図11に示すように、パイプ保持部62と隣接する部分にUの字状の曲げ部63cが形成されている。なお、曲げ部63cは、本発明の「第2電気配線保持部」の一例である。曲げ部63cは、図6に示すように、ハーネス51を挟み込むことが可能なように構成されており、ハーネス51は、曲げ部63cがハーネス51の略中心に向かって付勢した状態で挟み込まれることにより保持されている。また、ハーネス保持部63は、耐熱性樹脂であるナイロン(耐熱温度:約140℃)により被覆されている。
また、第1実施形態では、インジェクタ抜け止めクリップ60は、上記したインジェクタ保持部61の保持部61aがエンジン2のシリンダヘッド20cに対して面接触(当接)した状態で押し付けられているので、エンジン2(図2参照)と同じように振動される。つまり、第1実施形態では、エンジン2が駆動している際に、エンジン2(図2参照)、インジェクタ抜け止めクリップ60、ハーネス51および52は、同じように振動される。
第1実施形態では、上記のように、エンジン2に取り付けられたインジェクタ44に接続され、インジェクタ44に電力を供給するハーネス51および52と、エンジン2と当接するようにデリバリーパイプ43に取り付けられ、ハーネス51および52を保持するハーネス保持部63を含むインジェクタ抜け止めクリップ60とを設けることによって、エンジン2が駆動している際に、エンジン2に直接取り付けられたインジェクタ44がエンジン2と同じように振動するのに伴って、インジェクタ44に接続されたハーネス51および52がエンジン2と同じように振動するとともに、エンジン2に当接されたインジェクタ抜け止めクリップ60もエンジン2と同じように振動するので、インジェクタ抜け止めクリップ60とハーネス51および52とを実質的に同じように振動させることができる。これにより、インジェクタ抜け止めクリップ60のハーネス51および52を保持するハーネス保持部63と、ハーネス51および52とが互いに擦れ合うのを抑制することができるので、ハーネス51および52の劣化が早くなるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、インジェクタ抜け止めクリップ60に、インジェクタ44がデリバリーパイプ43から脱落するのを抑制するようにインジェクタ44を保持するインジェクタ保持部61を設けることによって、インジェクタ抜け止めクリップ60のインジェクタ保持部61により、インジェクタ44がデリバリーパイプ43から脱落するのを抑制することができるので、1つのインジェクタ抜け止めクリップ60によりハーネス51および52およびインジェクタ44を保持することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、インジェクタ抜け止めクリップ60のインジェクタ保持部61を、インジェクタ44のフランジ部44cとエンジン2(シリンダヘッド20cの合い面部20n)との間に挟み込まれることによりエンジン2と面接触させることによって、インジェクタ抜け止めクリップ60を、エンジン2と面接触される分、インジェクタ抜け止めクリップ60をエンジン2と同じようにより振動させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、インジェクタ抜け止めクリップ60に、デリバリーパイプ43を保持するように構成されたパイプ保持部62を設けることによって、インジェクタ抜け止めクリップ60のハーネス保持部63によりハーネス51および52を保持させることができるとともに、インジェクタ抜け止めクリップ60のパイプ保持部62によりデリバリーパイプ43を保持させることができるので、1つのインジェクタ抜け止めクリップ60により、ハーネス51および52およびデリバリーパイプ43を保持することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、インジェクタ抜け止めクリップ60のパイプ保持部62を、デリバリーパイプ43の外周面をデリバリーパイプ43の略中心に向かって付勢した状態で挟み込むように構成することによって、パイプ保持部62により、デリバリーパイプ43を強固に保持することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、インジェクタ抜け止めクリップ60のハーネス保持部63を、ハーネス51および52の外周面をハーネス51および52の略中心に向かって付勢した状態で挟み込むように構成することによって、ハーネス保持部63により、ハーネス51および52を強固に保持することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、インジェクタ抜け止めクリップ60のハーネス保持部63に、ハーネス52を保持する一方側保持部63aと他方側保持部63bと、ハーネス51を保持する曲げ部63cとを設けることによって、ハーネス51とハーネス52との両方を保持することができるので、一方側保持部63aおよび他方側保持部63bと曲げ部63cとにより、ハーネス51および52の両方が垂れ下がるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、パイプ保持部62、インジェクタ保持部61およびハーネス保持部63を一体的に形成することによって、パイプ保持部62、インジェクタ保持部61およびハーネス保持部63を別体で設ける場合と比べて、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、パイプ保持部62、インジェクタ保持部61およびハーネス保持部63を板金により一体的に形成することによって、機械的強度の高い板金により、パイプ保持部62、インジェクタ保持部61およびハーネス保持部63を容易に形成することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、板金により形成されたパイプ保持部62およびハーネス保持部63を、樹脂により被覆することによって、板金の角部を覆い隠すことができるので、板金の角部に起因してパイプ保持部62に保持されるデリバリーパイプ43とハーネス保持部63に保持されるハーネス51および52とが損傷するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、パイプ保持部62およびハーネス保持部63を被覆する樹脂に、耐熱性樹脂であるナイロン(耐熱温度:約140℃)を適用することによって、エンジン2の熱がパイプ保持部62およびハーネス保持部63に伝達された場合にも、パイプ保持部62およびハーネス保持部63を被覆する樹脂が溶けるのを抑制することができる。
(第2実施形態)
図12〜図15は、本発明の第2実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップの構成を説明するための図である。以下、図12〜図15を参照して、本発明の第2実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップの構成について詳細に説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、ハーネス保持部163の外周面を包み込むように保持する例について説明する。
第2実施形態では、図12〜図15に示すように、インジェクタ抜け止めクリップ160のハーネス保持部163は、一対のパイプ保持部162の内側部分がパイプ保持部162と反対方向に実質的に円弧形状に切り出されることにより形成されている。なお、パイプ保持部162は、本発明の「配管保持部」の一例であり、ハーネス保持部163は、本発明の「電気配線保持部」の一例である。ハーネス保持部163は、図12に示すように、ハーネス52の外周面をハーネス52の略中心に向かって付勢した状態で包み込むように構成されている。また、ハーネス保持部163は、シリンダヘッド20cの合い面部20n側に開口するように構成されている。また、ハーネス保持部163は、耐熱性樹脂であるナイロン(耐熱温度:約140℃)により被覆されている。
なお、第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
なお、第2実施形態の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図16〜図19は、本発明の第3実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップの構成を説明するための図である。以下、図16〜図19を参照して、本発明の第3実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップの構成について詳細に説明する。この第3実施形態では、上記第2実施形態とは異なり、ハーネス保持部263がシリンダヘッド20cの合い面部20nとは反対側に開口している例について説明する。
第3実施形態では、図16〜図19に示すように、インジェクタ抜け止めクリップ260のハーネス保持部263は、一対のパイプ保持部262の内側部分がパイプ保持部262と反対方向に実質的に円弧形状に切り出されることにより形成されている。なお、パイプ保持部262は、本発明の「配管保持部」の一例であり、ハーネス保持部263は、本発明の「電気配線保持部」の一例である。ハーネス保持部263は、図16に示すように、ハーネス52の外周面をハーネス52の略中心に向かって付勢した状態で包み込むように構成されている。また、ハーネス保持部263は、シリンダヘッド20cの合い面部20nとは反対側に開口するように構成されている。また、ハーネス保持部263は、耐熱性樹脂であるナイロン(耐熱温度:約140℃)により被覆されている。
なお、第3実施形態のその他の構造は、上記第1および第2実施形態と同様である。
なお、第3実施形態の効果は、上記第1および第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
図20〜図23は、本発明の第4実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップの構成を説明するための図である。以下、図20〜図23を参照して、本発明の第4実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップの構成について詳細に説明する。この第4実施形態では、上記第2および第3実施形態とは異なり、ハーネス保持部363がパイプ保持部362と同じ方向に開口している例について説明する。
第4実施形態では、図20〜図23に示すように、インジェクタ抜け止めクリップ360のハーネス保持部363は、一対のパイプ保持部362の内側部分がパイプ保持部362の他方側保持部362bと隣接するように円弧形状に切り出されることにより形成されている。なお、パイプ保持部362は、本発明の「配管保持部」の一例であり、ハーネス保持部363は、本発明の「電気配線保持部」の一例である。ハーネス保持部363は、図20に示すように、ハーネス52の外周面をハーネス52の略中心に向かって付勢した状態で包み込むように構成されている。また、ハーネス保持部363は、パイプ保持部362と同じ方向に開口するように構成されている。また、ハーネス保持部363は、耐熱性樹脂であるナイロン(耐熱温度:約140℃)により被覆されている。
なお、第4実施形態のその他の構造は、上記第1〜第3実施形態と同様である。
なお、第4実施形態の効果は、上記第1〜第3実施形態と同様である。
(第5実施形態)
図24〜図27は、本発明の第5実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップの構成を説明するための図である。以下、図24〜図27を参照して、本発明の第5実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップの構成について詳細に説明する。この第5実施形態では、上記第1〜第4実施形態とは異なり、ハーネス保持部463にナイロン製のハーネス保持クリップ464が取り付けられるとともに、ハーネス保持クリップ464によりハーネス52を挟み込むように保持する例について説明する。
第5実施形態では、図24〜図27に示すように、インジェクタ抜け止めクリップ460のハーネス保持部463は、一対のパイプ保持部462の内側部分がパイプ保持部462と反対方向に切り出されることにより形成されている。なお、パイプ保持部462は、本発明の「配管保持部」の一例であり、ハーネス保持部463は、本発明の「電気配線保持部」の一例である。具体的には、ハーネス保持部463は、図24に示すように、インジェクタ保持部461と反対方向に延びる延長部463aと、延長部463aと直交するようにパイプ保持部462と反対方向に折れ曲がるように形成された取付部463bとにより構成されている。取付部463bは、平板状に形成されているとともに、取付部463bには、略円形の開口部463cが形成されている。
また、第5実施形態では、開口部463cには、樹脂製のハーネス保持クリップ464が取り付けられている。なお、ハーネス保持クリップ464は、本発明の「電気配線保持クリップ」の一例である。ハーネス保持クリップ464は、開口部463cに係合可能で、かつ、弾性変形可能な係合爪部464aと、ハーネス52を挟み込むように保持可能な保持部464bとにより構成されている。保持部464bは、ハーネス52の外周面をハーネス52の略中心に向かって付勢した状態で挟み込むように構成されている。また、保持部464bは、シリンダヘッド20cの合い面部20n側に開口するように構成されている。また、ハーネス保持クリップ464は、耐熱性樹脂であるナイロン(耐熱温度:約140℃)により形成されている。
なお、第5実施形態のその他の構造は、上記第1〜第4実施形態と同様である。
第5実施形態では、上記のように、ハーネス保持部463に、樹脂により形成されたハーネス保持クリップ464と、パイプ保持部462およびインジェクタ保持部461と一体的に形成され、ハーネス保持クリップ464を取り付けるための取付部463bと設けることによって、板金の硬度よりも樹脂の硬度の方が小さいので、板金のみで構成されたハーネス保持部によりハーネス52を保持する場合に比べてハーネス52が損傷しにくくすることができる。
なお、第5実施形態のその他の効果は、上記第1〜第4実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第4実施形態では、ハーネス保持部およびパイプ保持部に耐熱性のナイロンを被覆した例について示したが、本発明はこれに限らず、耐熱性の樹脂であれば、たとえば、ポリプロピレン(約140℃)またはポリアセタール(約120℃)などのナイロン以外の耐熱性樹脂を被覆するようにしてもよい。
また、上記第5実施形態では、ハーネス保持クリップを耐熱性のナイロンにより形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、たとえば、ハーネス保持クリップを、ポリプロピレン(耐熱温度:約140℃)またはポリアセタール(耐熱温度:約120℃)などのナイロン以外の耐熱性樹脂により形成してもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、インジェクタ抜け止めクリップのインジェクタ保持部、パイプ保持部およびハーネス保持部を板金により一体的に形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、インジェクタ抜け止めクリップを、たとえば、樹脂などにより一体的に形成してもよい。また、インジェクタ抜け止めクリップを、別々の部材からなるインジェクタ保持部、パイプ保持部およびハーネス保持部を組み立てることにより形成してもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、本発明の舶用推進機を船外機に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、エンジン部が船体に配置された船内機または船内外機に適用してもよい。
本発明の第1実施形態による船外機の全体構成を示す側面図である。 図1に示した第1実施形態による船外機の構成を説明するための斜視図である。 図1に示した第1実施形態による船外機の構成を説明するための断面図である。 図1に示した第1実施形態による船外機のシリンダヘッド近傍を示した斜視図である。 図1に示した第1実施形態による船外機のシリンダヘッドにインジェクタが配置されている状態を示した斜視図である。 図1に示した第1実施形態による船外機のインジェクタおよびインジェクタ抜け止めクリップ近傍を示した図である。 図6の矢印P1方向から見た図である。 図7の矢印Q1方向から見た図である。 図1に示した第1実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップを示した図である。 図9の矢印X1方向から見た図である。 図10の矢印Y1方向から見た図である。 本発明の第2実施形態による船外機のインジェクタおよびインジェクタ抜け止めクリップ近傍を示した図である。 本発明の第2実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップを示した図である。 図13の矢印X2方向から見た図である。 図14の矢印Y2方向から見た図である。 本発明の第3実施形態による船外機のインジェクタおよびインジェクタ抜け止めクリップ近傍を示した図である。 本発明の第3実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップを示した図である。 図17の矢印X3方向から見た図である。 図18の矢印Y3方向から見た図である。 本発明の第4実施形態による船外機のインジェクタおよびインジェクタ抜け止めクリップ近傍を示した図である。 本発明の第4実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップを示した図である。 図21の矢印X4方向から見た図である。 図22の矢印Y4方向から見た図である。 本発明の第5実施形態による船外機のインジェクタおよびインジェクタ抜け止めクリップ近傍を示した図である。 本発明の第5実施形態による船外機のインジェクタ抜け止めクリップを示した図である。 図25の矢印X5方向から見た図である。 図26の矢印Y5方向から見た図である。
符号の説明
1 船外機
2 エンジン
43 デリバリーパイプ(燃料配管部材)
44 インジェクタ(燃料噴射装置)
44a 接続部
44b 噴射部
44c フランジ部
51 ハーネス(電気配線、第2電気配線)
52 ハーネス(電気配線、第1電気配線)
60、160、260、360、460 インジェクタ抜け止めクリップ(保持部材)
61、461 インジェクタ保持部(燃料噴射装置保持部)
62、162、262、362、462 パイプ保持部(配管保持部)
63、163、263、363、463 ハーネス保持部(電気配線保持部)
63a 一方側保持部(第1電気配線保持部)
63b 他方側保持部(第1電気配線保持部)
63c 曲げ部(第2電気配線保持部)
463c 開口部
464 ハーネス保持クリップ(電気配線保持クリップ)

Claims (14)

  1. エンジンと、
    前記エンジンに取り付けられ、前記エンジンの内部に燃料を噴射する燃料噴射装置と、
    前記燃料噴射装置と接続され、燃料を供給する燃料配管部材と、
    前記燃料噴射装置に接続され、前記燃料噴射装置に電力を供給する電気配線と、
    前記エンジンと当接するように前記燃料配管部材に取り付けられ、前記電気配線を保持する電気配線保持部を含む保持部材とを備える、舶用推進機。
  2. 前記保持部材は、前記燃料噴射装置が前記燃料配管部材から脱落するのを抑制するように前記燃料噴射装置を保持する燃料噴射装置保持部をさらに含む、請求項1に記載の舶用推進機。
  3. 前記燃料噴射装置は、前記燃料配管部材と接続される接続部と、前記エンジンの内部に燃料を噴射する噴射部と、前記接続部と前記噴射部との間に設けられ、前記噴射部が延びる方向と交差する方向に延びるフランジ部とを含み、
    前記保持部材の燃料噴射装置保持部は、前記燃料噴射装置のフランジ部の前記噴射部側により前記エンジンに押圧されることにより、前記エンジンと当接するように構成されている、請求項2に記載の舶用推進機。
  4. 前記保持部材の燃料噴射装置保持部は、前記燃料噴射装置のフランジ部と前記エンジンとの間に挟み込まれることにより前記エンジンと面接触するように構成されている、請求項3に記載の舶用推進機。
  5. 前記保持部材は、前記燃料配管部材を保持するように構成された配管保持部をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の舶用推進機。
  6. 前記保持部材の配管保持部は、前記燃料配管部材の外周面を前記燃料配管部材の略中心に向かって付勢した状態で挟み込むように構成されている、請求項5に記載の舶用推進機。
  7. 前記保持部材の電気配線保持部は、前記電気配線の外周面を前記電気配線の略中心に向かって付勢した状態で挟み込むように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の舶用推進機。
  8. 前記電気配線は、前記燃料配管部材が延びる方向に沿って配置される第1電気配線と、前記第1電気配線から分岐するとともに、前記燃料噴射装置に接続された第2電気配線とを含み、
    前記保持部材の電気配線保持部は、前記第1電気配線を保持する第1電気配線保持部と、前記第2電気配線を保持する第2電気配線保持部とを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の舶用推進機。
  9. 前記保持部材は、前記燃料噴射装置が前記燃料配管部材から脱落するのを抑制するように前記燃料噴射装置を保持する燃料噴射装置保持部と、前記燃料配管部材を保持するように構成された配管保持部とをさらに含み、
    前記配管保持部、前記燃料噴射装置保持部および前記電気配線保持部は、一体的に形成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の舶用推進機。
  10. 前記配管保持部、前記燃料噴射装置保持部および前記電気配線保持部は、板金により一体的に形成されている、請求項9に記載の舶用推進機。
  11. 板金により形成された前記保持部材の配管保持部および電気配線保持部の少なくとも一方は、樹脂により被覆されている、請求項10に記載の舶用推進機。
  12. 前記保持部材の配管保持部および電気配線保持部の少なくとも一方を被覆する樹脂は、耐熱性樹脂を含む、請求項11に記載の舶用推進機。
  13. 前記保持部材の電気配線保持部は、樹脂により形成された電気配線保持クリップと、前記配管保持部および前記燃料噴射装置保持部と一体的に形成され、前記電気配線保持クリップを取り付けるための取付部とを含む、請求項1に記載の舶用推進機。
  14. 前記電気配線保持クリップを構成する樹脂は、耐熱性樹脂を含む、請求項13に記載の舶用推進機。
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