JP2010029989A - タレット割り出し装置 - Google Patents

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Kazutoshi Kitazawa
和敏 北沢
Koki Takahashi
幸喜 高橋
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Abstract

【課題】部品点数の削減、および組み立て工数の削減を図ることにより、タレット割り出し装置の低コスト化を実現することのできる構成を提供すること。
【解決手段】タレット割り出し装置1では、タレットヘッド5を拘束するためのカップリング7として軸線L方向で対向する固定カップリング要素71と可動カップリング要素72とを備えた2ピースタイプのカップリングを用いている。可動カップリング要素72は、タレットヘッド5自身に形成され、固定カップリング要素71は、流体圧シリンダ装置8を構成するシリンダ部材22に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、工具を保持するタレットヘッドを旋回させて割り出し可能なタレット割り出し装置に関するものである。
工具を保持するタレットヘッドを旋回させて割り出しを行なうタレット割り出し装置では、タレットヘッドを含む複数の部材からなる可動体をカップリングによって旋回不能に拘束しておき、割り出し時には可動体を前進させてカップリングによる拘束を解除する(特許文献1参照)。
かかるタレット割り出し装置を構成するにあたって、特許文献1に記載の構成では、タレットヘッドとは別体の可動カップリング要素を旋回筒軸の外周側に取り付け、かかる可動カップリング要素を、刃物台本体の側に取り付けた固定カップリング要素に結合させる構造が採用されている。
特開2003−311514号公報
しかしながら、特許文献1に記載のタレット割り出し装置では、部品点数が多いため、部品コストが嵩むとともに、部品同士を高い精度をもって連結するのに多大な工数を必要とするという問題点がある。また、タレット割り出し装置では、タレットヘッドを組み付ける際、タレットヘッドの角度位置を調整する必要があるが、特許文献1に記載のタレット割り出し装置では、状況によっては、内部を分解して旋回筒軸に対する可動カップリング要素の角度位置を調整する必要があるため、このような調整作業には多大な工数を必要とする。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、部品点数の削減、および組み立て工数の削減を図ることにより、タレット割り出し装置の低コスト化を実現することのできる構成を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、工具を保持する工具保持部が周方向の複数個所に形成されたタレットヘッドを軸線周りに旋回させて割り出しを行なうタレット割り出し装置であって、固定体と、前記タレットヘッドを含む複数の部材からなり、軸線方向に移動可能かつ軸線周りに旋回可能に前記固定体に支持された可動体と、前記可動体側に形成された可動カップリング要素、および前記固定体側に形成された固定カップリング要素を備えたカップリングと、前記可動体を軸線方向に前進させて前記可動カップリング要素と前記固定カップリング要素との結合を解除した状態、および前記可動体を軸線方向に後退させて前記可動カップリング要素と前記固定カップリング要素とを結合させた状態に切り換える直線駆動装置と、前記可動体が軸線方向に前進した状態で前記可動体を旋回させる旋回駆動装置と、を有し、前記可動カップリング要素は、前記タレットヘッドに形成されていることを特徴とする。
本発明では、タレットヘッドを拘束するためのカップリングとして、軸線方向で対向する固定カップリング要素と可動カップリング要素とを備えた2ピースタイプのカップリングを用いているため、部品点数の削減を図ることができる。また、可動カップリング要素をタレット自身に形成したので、部品点数の削減を図ることができる。また、部品点数を削減した分、組み立て工数の削減を図ることができるとともに、カップリングを構成するのに必要なスペースが狭く済む。それ故、タレット割り出し装置のコストを削減することができるとともに、タレット割り出し装置の小型化を図ることができる。また、タレットヘッドには工具保持部と可動カップリング要素とが形成されているため、タレットヘッドを搭載する際、タレットヘッドの角度位置を調整すれば、可動カップリング要素の角度位置も適正に設定されるので、内部を分解しての調整作業が不要である。
本発明において、前記タレットヘッドは、外周形状が前記軸線を中心とする円形の外壁部、あるいは前記軸線を中心とする仮想外接円に周方向の複数個所で接する円弧状の外壁部の少なくとも一方を備えていることが好ましい。
本発明において、前記直線駆動装置は流体圧シリンダ装置であって、前記固定カップリング要素は、前記固定体の側において前記流体圧シリンダ装置のシリンダ室の少なくとも一部を構成するシリンダ部材の前端面に形成され、前記可動カップリング要素は、前記タレットヘッドの後端面に形成されていることが好ましい。このように構成すると、部品点数の削減を図ることができる。
本発明において、前記固定カップリング要素および前記可動カップリング要素では、双方に放射状に形成した歯部によって結合が行なわれることが好ましい。このように構成すると、可動カップリング要素を軸線方向にわずかに変位させるだけで、可動カップリング要素と固定カップリング要素との接続および切断を行なうことができる。
本発明では、タレットヘッドを拘束するためのカップリングとして、軸線方向で対向する固定カップリング要素と可動カップリング要素とを備えた2ピースタイプのカップリングを用いているため、部品点数の削減を図ることができる。また、可動カップリング要素をタレット自身に形成したので、部品点数の削減を図ることができる。また、部品点数を削減した分、組み立て工数の削減を図ることができるとともに、カップリングを構成するのに必要なスペースが狭く済む。それ故、タレット割り出し装置のコストを削減することができるとともに、タレット割り出し装置の小型化を図ることができる。また、タレットヘッドには工具保持部と可動カップリング要素とが形成されているため、タレットヘッドを搭載する際、タレットヘッドの角度位置を調整すれば、可動カップリング要素の角度位置も適正に設定されるので、内部を分解しての調整作業が不要である。
図面を参照して、本発明を適用した工作機械のタレット割り出し装置を説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したタレット割り出し装置の全体構成を示す断面図である。図1に示す本形態のタレット割り出し装置1は、工作機械において、工具1a、1bを保持するタレットヘッド5を軸線周りに旋回させて割り出しを行う装置である。
かかるタレット割り出し装置1には、刃物台本体21、およびこの刃物台本体21にボルトにより固定された円筒状のシリンダ部材22によって固定体2が構成され、かかる固定体2上で、以下に説明する可動体4が軸線L方向への移動、および軸線L周りの旋回を行なう。従って、本形態のタレット割り出し装置1では、刃物台本体21において軸線L方向に延在する円筒部215の内周面と可動体4の外周面との間に配置されたニードル軸受3aと、シリンダ部材22において軸線L方向に貫通する穴の内周面と可動体4の外周面との間に配置されたニードル軸受3bとによって、可動体4は、固定体2に軸線L方向に移動可能かつ軸線L周りに回転可能に支持されている。また、可動体4において軸線L方向に貫通する穴には、軸線L方向に延在するクーラント供給管15が嵌っており、クーラント供給管15は、刃物台本体21に固定されている。このため、可動体4は、クーラント供給管15の周りにおいて軸線L方向に移動かつ軸線L周りに回転する。
可動体4は、後端側から前端側に向かって、外歯歯車体91(動力伝達部)、円筒状のスリーブ6、およびタレットヘッド5が互いにボルトにより連結された構造を有している。スリーブ6の外周側には、後端側から前端側に向かって、ニードル軸受3aの円筒状の保持器31a、円筒状のピストン部材80、およびニードル軸受3bの円筒状の保持器31bがこの順に嵌められている。ここで、保持器31aの後端面には外歯歯車体91の前端面が当接し、保持器31bの前端面にはタレットヘッド5の後端面が当接している。このため、可動体4において、保持器31a、ピストン部材80および保持器31bは、外歯歯車体91、円筒状のスリーブ6、およびタレットヘッド5と一体に軸線L方向に移動可能である。
刃物台本体21には、タレットヘッド5を旋回させるためのタレットヘッド旋回用モータ90(旋回駆動装置)の本体部分が固定されている。かかるタレットヘッド旋回用モータ90の出力軸には、外歯歯車体91に噛合する駆動歯車92が機構的に接続されている。なお、タレットヘッド旋回用モータ90からの回転駆動力がタイミングベルトにより伝達される場合、可動体4では、外歯歯車体91に代えて、プーリが動力伝達部として用いられる。
(直線駆動機構の構成)
本形態では、可動体4を軸線L方向に往復移動させる直線駆動機構が構成されており、かかる直線駆動機構として、本形態では、油圧シリンダあるいはエアーシリンダ装置などからなる流体圧シリンダ装置8が用いられている。かかる流体圧シリンダ装置8を構成するにあたって、本形態では、刃物台本体21の円筒部215の内周面に形成した段部211と、ピストン部材80の外周面に形成したフランジ部85との間に環状のシリンダ室81を形成し、シリンダ部材22の後端部とピストン部材80のフランジ部85との間に環状のシリンダ室82を形成してある。かかる2つのシリンダ室81、82の各々では、流体出入り口(図示せず)が開口しており、2つのシリンダ室81、82のうち、前側に位置するシリンダ室82に流体圧が印加されている間、可動体4は軸線L方向の後方に位置する。また、後側のシリンダ室81に流体圧が印加されると、可動体4は軸線L方向の前方に移動する。このようにして、可動体4は、流体圧シリンダ装置8によって軸線L方向の前後に駆動される。
なお、可動体4の前方への移動範囲は、ピストン部材80とシリンダ部材22との干渉により規定され、可動体4の後方への移動範囲は、ピストン部材80と刃物台本体21の段部211との干渉により規定されている。
(カップリングの構成)
本形態において、工具1a、1bによりワークを加工している間、タレットヘッド5については旋回を阻止する必要がある一方、割り出しの際、タレットヘッド5の旋回を許容する必要がある。そこで、固定体2と可動体4との間には、以下に説明するカップリング7が構成されている。本形態では、カップリング7を構成するにあたって、固定体2側の側で前方の向く固定カップリング要素71と、可動体4の側において後方に向いて固定カップリング要素71に軸線L方向で対向する可動カップリング要素72とを備えた2ピースタイプのカップリングが構成されている。
ここで、固定カップリング要素71は、固定体2を構成する部材のうち、シリンダ部材22の前端面を利用して形成されている。可動カップリング要素72は、可動体4を構成する部材のうち、タレットヘッド5の後端面を利用して形成されている。かかる固定カップリング要素71および可動カップリング要素72は各々、放射状に延びた複数条の歯部によって形成されており、各々の歯部が互いに噛合することにより、固定カップリング要素71と可動カップリング要素72とが結合し、タレットヘッド5の旋回を阻止する。また、可動体4が軸線L方向の前側に移動して、歯部同士の噛合が解除されると、固定カップリング要素71と可動カップリング要素72の結合が解除され、タレットヘッド5の旋回が許容される。
(タレットヘッド5の詳細構成)
図2(a)、(b)は各々、本発明を適用したタレット割り出し装置に用いたタレットヘッドを前側からみた正面図、およびタレットヘッドを後側からみた背面図である。図1および図2(a)、(b)に示すように、タレットヘッド5には、工具1a、1bを保持する工具保持部55が周方向の複数個所に形成されている。本形態では、工具保持部55は、シャンクが丸棒状の工具1aを保持可能な工具保持部55aと、シャンクが角棒形の工具1bを保持可能な工具保持部55bが交互に3箇所ずつ形成されており、複数の工具保持部55a、55bの各々には、工具1a、1bをボルトにより固定するためのネジ穴56a、56bが形成されている。
ここで、タレットヘッド5を前側からみたとき、工具保持部55aは半径方向外側に突出した突部として形成され、工具保持部55bは半径方向内側に凹んだ凹部として形成されている。このため、タレットヘッド5を前側からみたとき、タレットヘッド5の外周形状は、軸線Lを中心とする円形状になっていないが、一点鎖線で示すように、軸線Lを中心とする仮想外接円(図2(a)、(b)に一点鎖線Sで示す)を描いたとき、工具保持部55aの円弧状の外壁部551aは、周方向の3箇所で等角度間隔で仮想外接円に接することになる。それ故、タレットヘッド5に可動カップリング要素72を形成する際、工具保持部55aの円弧状の外壁部551aをチャッキングすることができる。
タレットヘッド5の後側には、後方に突出する円柱部53が形成されており、かかる円柱部53は、外周形状が軸線Lを中心とする円形の外壁部53aを備えている。それ故、タレットヘッド5に可動カップリング要素72を形成する際、円柱部53の外壁部53aをチャッキングすることもできる。
円柱部53の後端面には、中心から所定の距離の位置に前記の可動カップリング要素72を構成する複数の歯部72aが放射状に形成されている。本形態において、歯部72aは、周方向において離間する3つの領域に形成されている。従って、固定カップリング要素71では、周方向の全体にわたって歯部が放射状に形成されている。なお、固定カップリング要素71において、周方向において離間する複数の領域に歯部を放射状に形成し、可動カップリング要素72では、周方向の全体にわたって歯部を放射状に形成した構成を採用してもよい。また、固定カップリング要素71および可動カップリング要素72の双方において、周方向の全体にわたって歯部を放射状に形成した構成を採用してもよい。
タレットヘッド5には、円柱部53を軸線L方向で貫通するように穴58が形成されており、かかる穴58をクーラント供給管15が貫通している。また、タレットヘッド5の前側には、前方に向けて開口する円形の凹部5aが形成されており、かかる凹部5aの内部では、クーラント供給管15の先端部が突出している。凹部5aには、肉厚の円盤からなる流路構成部材16が装着されている。かかる流路構成部材16は、クーラント供給管15の先端部に固定されているため、旋回不能である。流路構成部材16には、クーラント供給管15の出口開口と連通する流路16aが1本形成されており、かかる流路16aは軸線L方向に延在した後、直角に折れ曲がって流路構成部材16の外周側面で開口している。タレットヘッド5には、6つの工具保持部55の各々に対して半径方向内側で開口する流路5cが形成されており、これらの流路5cの他端は各々、凹部5aの内周側面で開口している。このため、タレットヘッド5の6本の流路5cのいずれか1本が流路構成部材16の流路16aと連通する。また、タレットヘッド5に割り出しが行なわれると、別の流路5cが流路構成部材16の流路16aと連通することになる。
(動作)
本形態のタレット割り出し装置1において、まず、工具1aを用いて加工を行なう間、可動体4が軸線L方向の後方に位置するため、カップリング7において、固定カップリング要素71と可動カップリング要素72とが結合した状態にある。このため、タレットヘッド5は、固定体2に拘束された状態にあり、旋回不能である。
かかる加工が終了した後、タレットヘッド5上の別の工具1bを用いる際には、流体圧シリンダ装置8によって、可動体4を軸線L方向の前方に移動させる。その結果、カップリング7において、固定カップリング要素71と可動カップリング要素72との結合が解除される。このため、タレットヘッド5は、固定体2による拘束が解除された状態になるので、旋回可能である。従って、タレットヘッド旋回用モータ90の回転出力が外歯歯車体91に伝達されると、タレットヘッド5が軸線L周りに回転するので、タレットヘッド5上の別の工具1bが所定位置に移動してくる。
しかる後に、新たな工具1bを用いて加工を行なう際は、流体圧シリンダ装置8によって、可動体4を軸線L方向の後方に移動させる。その結果、カップリング7において、固定カップリング要素71と可動カップリング要素72とが結合した状態にあるため、タレットヘッド5は、固定体2に拘束され、旋回不能となる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のタレット割り出し装置1では、タレットヘッド5を拘束するためのカップリング7として軸線L方向で対向する固定カップリング要素71と可動カップリング要素72とを備えた2ピースタイプのカップリングを用いているため、構成の簡素化を図ることができ、部品点数の削減を図ることができる。また、可動カップリング要素72および固定カップリング要素71では、双方に放射状に形成した歯部によって結合が行なわれる。このため、タレットヘッド5を軸線L方向にわずかに変位させるだけで、固定カップリング要素71と可動カップリング要素72との接続および切断を行なうことができる。また、固定カップリング要素71は、流体圧シリンダ装置8のシリンダ室82の一部を構成するシリンダ部材22を利用しているため、部品点数の削減を図ることができる。
また、本形態では、カップリング7の可動カップリング要素72をタレットヘッド5自身に形成してあるので、部品点数の削減を図ることができる。また、部品点数を削減した分、組み立て工数の削減を図ることができるとともに、カップリング7を構成するのに必要なスペースが狭く済む。それ故、タレット割り出し装置1のコストを削減することができるとともに、タレット割り出し装置1の小型化を図ることができる。
また、タレットヘッド5には工具保持部55と可動カップリング要素72とが形成されているため、タレットヘッド5を搭載する際、その角度位置を調整すれば、可動カップリング要素72の角度位置も適正に設定される。それ故、タレットヘッド5の角度位置を調整する際、内部を分解するなどといった手間のかかる作業が発生しない。
また、タレットヘッド5は、削り出し加工などにより高い精度で製作する必要があるが、本形態のタレットヘッド5には、工具保持部55に加えて、可動カップリング要素72も形成する必要があり、タレットヘッド5の形状が複雑である。それでも、タレットヘッド5は、図2(a)、(b)に一点鎖線で示すように、軸線Lを中心とする仮想外接円Sを描いたとき、工具保持部55aの円弧状の外壁部551aは、周方向の3箇所で等角度間隔で仮想外接円Sに接することになる。それ故、タレットヘッド5を削り出し加工などにより製作する際、工具保持部55aの円弧状の外壁部551aをチャッキングすれば、タレットヘッド5を軸線Lに対して同芯状に保持できる。それ故、削り出し加工などを高い精度で行なうことができる。また、タレットヘッド5の後側には、後方に突出する円柱部53が形成されているため、タレットヘッド5を削り出し加工などにより製作する際、円柱部53の外壁面53aをチャッキングすれば、タレットヘッド5を軸線Lに対して同芯状に保持できる。それ故、削り出し加工などを高い精度で行なうことができる。
本発明を適用したタレット割り出し装置の全体構成を示す断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用したタレット割り出し装置に用いたタレットヘッドを前側からみた正面図、およびタレットヘッドを後側からみた背面図である。
符号の説明
1 タレット割り出し装置
1a、1b 工具
2 固定体
4 可動体
5 タレットヘッド
7 カップリング
8 流体圧シリンダ装置(直線駆動装置)
21 刃物台本体
22 シリンダ部材
55 工具保持部
71 固定カップリング要素
72 可動カップリング要素
90 タレットヘッド旋回用モータ(旋回駆動装置)

Claims (4)

  1. 工具を保持する工具保持部が周方向の複数個所に形成されたタレットヘッドを軸線周りに旋回させて割り出しを行なうタレット割り出し装置であって、
    固定体と、
    前記タレットヘッドを含む複数の部材からなり、軸線方向に移動可能かつ軸線周りに旋回可能に前記固定体に支持された可動体と、
    前記可動体側に形成された可動カップリング要素、および前記固定体側に形成された固定カップリング要素を備えたカップリングと、
    前記可動体を軸線方向に前進させて前記可動カップリング要素と前記固定カップリング要素との結合を解除した状態、および前記可動体を軸線方向に後退させて前記可動カップリング要素と前記固定カップリング要素とを結合させた状態に切り換える直線駆動装置と、
    前記可動体が軸線方向に前進した状態で前記可動体を軸線周りに旋回させる旋回駆動装置と、
    を有し、
    前記可動カップリング要素は、前記タレットヘッドに形成されていることを特徴とするタレット割り出し装置。
  2. 前記タレットヘッドは、外周形状が前記軸線を中心とする円形の外壁部、あるいは前記軸線を中心とする仮想外接円に周方向の複数個所で接する円弧状の外壁部の少なくとも一方を備えていることを特徴とする請求項1に記載のタレット割り出し装置。
  3. 前記直線駆動装置は流体圧シリンダ装置であって、
    前記固定カップリング要素は、前記固定体の側において前記流体圧シリンダ装置のシリンダ室の少なくとも一部を構成するシリンダ部材の前端面に形成され、
    前記可動カップリング要素は、前記タレットヘッドの後端面に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のタレット割り出し装置。
  4. 前記固定カップリング要素および前記可動カップリング要素では、双方に放射状に形成された歯部によって結合が行なわれることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のタレット割り出し装置。
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