JP2010029291A - 血圧計用カフ - Google Patents

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孝 稲垣
Makoto Miyazaki
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Abstract

【課題】血圧測定時における外部から混入する振動を吸収するためのプロテクタの、装着性能の改善を可能とすることで、装着のための追加の時間を不要とし、また、被測定者に対する装着作業の開始を遅らせてしまうことのない構造を備える、血圧計用カフを提供する。
【解決手段】この血圧計用カフ100によれば、プロテクタ用空気袋105で血圧測定時における外部からの振動を吸収することが可能となる。また、プロテクタ用帯状部104が血圧測定用カフ101に対して一体となるように設けられていることから、血圧測定用カフ101を上腕1に巻き付けると同時に、プロテクタ用帯状部104も巻き付けることが可能となる。
【選択図】図1

Description

この発明は、血圧計用カフに関する。
生体の肢体にカフを巻いて行なう血圧測定では、被測定者への外部からの振動が多い状況や、被測定者の腕が絶えず動く状況などでは、その振動がカフに混入しノイズとなって誤った測定値となり、測定ができずにエラー表示になってしまうなどの問題があった。
特に医療用の血圧計の場合、救急車での搬送中、ストレッチャなどに寝た状態での搬送中に血圧が測定されるケースが多く、その場合、救急車の振動、ストレッチャの振動がカフにノイズとして混入する。
そこで、外部の振動が比較的大きい状況でも正確に血圧を測定するために、カフに混入する振動を阻止するためのプロテクタが下記特許文献1に開示されている。
しかしながら、下記特許文献1に開示されるプロテクタは、カフとは分離された別部材からなるため、カフを生体の肢体に巻く作業とは別に、被測定者にプロテクタを装着する作業が必要となる。そのため、血圧測定を開始するまでに、被測定者にプロテクタを装着するための追加の時間を要することになり、装着性能の点で問題があった。救急車での搬送中など、血圧測定に緊急を要する場合には、血圧測定開始までの時間が増加することを許容することはできない。
また、カフとプロテクタとは同時に使用するものであるから、常に同じ場所に収納しておくことが好ましいが、プロテクタは、カフとは分離された構造であるため、プロテクタをカフとは異なる場所に収納した結果、被測定者に対する装着作業の開始を遅らせてしまうことが懸念される。
実開平05−28307号公報
この発明が解決しようとする課題は、血圧測定時における外部から混入する振動を吸収するプロテクタとカフとが分離された構造であるため、装着性に問題が生じるとともに、プロテクタを装着するために追加の時間が必要となる点にある。また、プロテクタとカフとは分離された構造であるため、プロテクタをカフとは異なる場所に収納し、被測定者に対する装着作業の開始を遅らせてしまう点にある。
したがって、この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、血圧測定時における外部から混入する振動を吸収するためのプロテクタの装着性能を向上することで、装着のための追加の時間を不要とし、また、被測定者に対する装着作業の開始を遅らせてしまうことのない構造を備える、血圧計用カフを提供することにある。
この発明に基づいた血圧計用カフは、血圧測定を行なう血圧計に用いられる血圧計用カフであって、内部に血圧測定用流体袋を有し血圧測定を行なう際に生体の肢体に巻き付けられる帯状の血圧測定用カフと、外部から上記カフ本体へ混入する振動を遮るためのプロテクタを含むプロテクタ用帯状部とを備えている。
上記プロテクタ用帯状部は、上記血圧測定用カフとともに肢体に巻き付けられるように、上記血圧測定用カフに対して一体となるように取り付けられ、生体の血圧測定時に、生体の肢体の表面から外方に向かう上記血圧測定用流体袋の突出量よりも、上記プロテクタの肢体の表面から外方に向かう突出量の方が大きい。
この発明に基づいた血圧計用カフによれば、血圧測定用流体袋の肢体の表面から外方に向かう突出量よりも、プロテクタの肢体の表面から外方に向かう突出量の方が大きく設けられることで、肢体に巻き付けられた状態においては、肢体よりも先にプロテクタを外部に接触させることができる。これにより、血圧測定時における外部からの振動をプロテクタにより吸収することが可能となる。その結果、外部から振動が混入する可能性のある環境下でも正確に血圧測定を行なうことが可能となる。
また、プロテクタ用帯状部が血圧測定用カフに対して一体となるように設けられていることから、血圧測定用カフを生体の肢体に巻き付けると同時に、プロテクタ用帯状部も巻き付けることが可能となる。これにより、血圧測定時における外部からの振動を吸収するプロテクタの装着に追加の時間が不要となることから装着性能の向上が図られ、素早く血圧測定を行なうことが可能となる。さらに、プロテクタ用帯状部が血圧測定用カフに対して一体となるように設けられていることから、収納箇所が同一箇所となり、同時に取り出すことで、被測定者に対する血圧測定用カフの装着作業の開始を遅らせてしまうこともない。
また、上記血圧計用カフにおいて、上記プロテクタは、内部に流体を導入することにより肢体の表面から外方に突出するプロテクタ用流体袋である。また、上記血圧計用カフにおいて、上記血圧測定用流体袋は、内部に流体を導入するための第1導入管を有し、上記プロテクタ用流体袋は、内部に流体を導入するための第2導入管を有し、上記第1導入管および上記第2導入管は、上記第1導入管の一端と上記第2導入管の一端とを連結する分岐管を有し、血圧計本体から送り出される流体が、上記分岐管を介して上記第1導入管および上記第2導入管に送り出されることを可能とする。
このように、プロテクタにプロテクタ用流体袋を用いることで、素早くプロテクタ用流体袋を膨らませることができるとともに、容易に血圧測定時における外部からの振動の血圧測定用カフへの混入を阻止することが可能になる。
また、上記第2導入管は、流体の上記分岐管側への逆流を阻止するための逆止弁を有している。これにより、プロテクタ用流体袋により吸収した振動が流体を介して血圧測定用流体袋側に伝達することを防止することが可能となる。また、上記プロテクタ用流体袋は、内部の流体を外部に排出するための排出管を有し、上記排出管は開閉弁を有する。
これにより、血圧計用カフの未使用時には、血圧測定用流体袋と同様に、プロテクタ用流体袋内の流体を排出して、血圧計用カフを小型化し、収納時の利便性の向上を図ることが可能となる。
また、上記血圧計用カフにおいて、上記プロテクタは、肢体の表面から外方に突出するクッション性を有する固形物である。また、上記固形物は、肢体に対向する面に凹部面を有する。これにより、肢体よりも先に固形物を外部に接触させることができる。その結果、血圧測定時における外部からの振動をプロテクタにより吸収することが可能となる。また、上腕に本血圧計用カフを巻付けた場合には、プロテクタとしての固形物に設けられた凹部面にひじ等を載置することも可能となり、使用時における快適性を向上させることが可能となる。
また、上記血圧計用カフは、上記血圧測定用カフを挟んで第1プロテクタ用帯状部と第2プロテクタ用帯状部とを含み、上記第1プロテクタ用帯状部は、上記プロテクタとして第1プロテクタを有し、上記第2プロテクタ用帯状部は、上記プロテクタとして第2プロテクタを有する。これにより、2ヶ所のプロテクタを用いて外部からの振動を効果的に吸収することが可能になる。また、肢体を2ヶ所のプロテクタを用いて支持することも可能となるため、測定時における被測定者への負担を軽減させることが可能となる。
また、上記第1プロテクタの肢体の表面から外方に向かう突出量よりも、上記第2プロテクタの肢体の表面から外方に向かう突出量の方が大きく設けられている。これにより、血圧計用カフが巻きつけられる生体の肢体表面に傾斜が存在し、血圧計用カフの両側において外部との間に生じる隙間の間隔が異なる場合であっても、第1プロテクタと第2プロテクタとの突出量の差により、第1プロテクタおよび第2プロテクタと外部との間に隙間を生じさせることなく、第1プロテクタおよび第2プロテクタが外部と接し、振動を効果的に吸収するとともに、生体の肢体を支持することが可能となる。
また、上記血圧計用カフにおいて、上記プロテクタは生体の肢体を取り囲むように設けられる。これにより、生体の肢体への血圧計用カフの巻付け位置の自由度を向上させることができる。
また、上記プロテクタ用帯状部は、上記血圧測定用カフに対して着脱可能に設けられる。これにより、プロテクタ用帯状部のみの洗濯、プロテクタ用帯状部が破損した場合にプロテクタ用帯状部のみの交換が可能となり、血圧測定用カフを有効に利用し続けることが可能となる。
この発明に基づいた血圧計用カフによれば、血圧測定時における外部からの振動を吸収するプロテクタの装着に追加の時間が不要となることから装着性能の向上が図られ、また、被測定者に対する装着作業の開始を遅らせてしまうことのない構造を備える、血圧計用カフを提供することが可能となる。
以下に、本発明の各実施の形態に基づいた血圧計用カフについて説明する。なお、以下の説明において、同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。また、以下の説明においては、人体の上腕を被測定部位とする血圧計の血圧計用カフに本発明を適用した場合について説明しているが、測定部位として上腕に限定されるものではなく、手首、上肢、下肢、その他の生体の肢体に対して、血圧計用カフを巻き付けて血圧を測定する方式の血圧計に対しては、広く本発明を適用することが可能である。
また、生体の血圧測定を行なう血圧計の血圧測定方式には、代表的なものとして、オシロメトリック式、コロトコフ式が挙げられるが、本発明の特徴は、血圧計用カフの構造にあることから、血圧測定方式に限定されるものではない。また、血圧計用カフの構造として、血圧計用カフの形状を維持させるために内部にカーラを設けるタイプが存在するが、本発明は、カーラを設けるタイプ、カーラを設けないタイプの、いずれのタイプの血圧計用カフにも適用することが可能である。
また、以下に示す各実施の形態の形態おいて、流体に空気を用いた空気袋を用いた場合について説明しているが、流体は空気に限らずその他の気体を用いることが可能であり、また、気体に限らず水、その他の液体を用いることも可能である。
(実施の形態1)
以下、この発明に基づいた実施の形態1における血圧計用カフについて、図1から図3を参照して説明する。なお、図1は、本実施の形態における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す斜視図であり、図2は、本実施の形態における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す側面図であり、図3は、本実施の形態における血圧計用カフを開いた状態の平面図である。
(血圧計用カフ100の全体構成)
図1から図3を参照して、本実施の形態における血圧計用カフ100は、血圧測定を行なう際に、図1に示すように左腕の上腕1に巻き付けられ、血圧測定用空気袋102を有する帯状の血圧測定用カフ101と、外部からカフ本体へ混入する振動を遮るためのプロテクタを含むプロテクタ用帯状部104とを備えている。本実施の形態においては、上腕1に巻き付けることを目的としていることから、上腕1の末梢側(掌側)にプロテクタ用帯状部104を配置している。
血圧測定用カフ101の長手方向の一方端側には、上腕1に血圧計用カフ100を巻付けた状態において、血圧計用カフ100を上腕1に固定するための面ファスナ103が設けられている。血圧測定用カフ101とプロテクタ用帯状部104とは、一体となるよう連結されている。なお、血圧測定用カフ101とプロテクタ用帯状部104とは、図3に示すラインL11に沿って、ファスナ、面ファスナ等を用いることで相互に着脱可能に設けることも可能である。
プロテクタ用帯状部104を血圧測定用カフ101に対して着脱可能に設けることで、プロテクタ用帯状部104のみの洗濯、プロテクタ用帯状部104が破損した場合にプロテクタ用帯状部104のみの交換が可能となり、血圧測定用カフ101を有効に利用し続けることができる。
(プロテクタ用帯状部104)
プロテクタ用帯状部104に設けられるプロテクタには、血圧測定用空気袋102と同様に、内部に空気を導入することにより上腕1の表面から外方に突出するプロテクタ用空気袋105を用いている。また、プロテクタ用空気袋105は、血圧測定用カフ101を上腕1に巻き付けた状態において、略上腕1を取り囲むように設けられている。なお、図示においては、プロテクタ用空気袋105の形態を明確に示すためにプロテクタ用空気袋105が露出した状態を示しているが、実際の使用時においては、血圧測定用カフ101と同様の外装用の布等に覆われている。以下に示す実施の形態においても同様である。
本実施の形態においては、上腕の下方に位置するベッド面B1に対して、上腕1および血圧測定用カフ101を浮かせるようにするため、上腕1の下方側(ベッド面B1側)にのみプロテクタ用空気袋105を設ける構成の採用も可能である。しかし、図1に示すように、被測定者の身体1Bに対しても上腕1および血圧測定用カフ101を浮かせるようすることで、身体1Bを介しての振動の混入も遮ることができることから、本実施の形態においては、装着時の自由度を高めるためにも、プロテクタ用空気袋105は、略上腕1を取り囲むように設けている。
さらに、血圧測定においては、仰臥位のほか、座位、側位、伏臥位など様々な姿勢が考えられ、上腕1を取り囲むようにプロテクタ用空気袋105を設けておくことで、汎用的に、上腕1の下方側(ベッド面B1側)に常にプロテクタ用空気袋105を配置させることができる。
プロテクタ用空気袋105は、図2に示すように血圧測定時に上腕1の表面から外方に向かう血圧測定用空気袋102の突出量(L1)よりも、プロテクタ用空気袋105の上腕1の表面から外方に向かう突出量(L2)の方が大きくなるように設けられている。これにより、上腕1よりも先にプロテクタ用空気袋105をベッド面B1に接触させることができる。その結果、プロテクタ用空気袋105で血圧測定時における外部からの振動を吸収することが可能となり、外部から振動が混入する可能性のある環境下でも正確に血圧測定を行なうことが可能となる。
プロテクタ用空気袋105には、血圧計本体110から送り込まれる空気を内部に導入するための第2導入チューブ107を有している。血圧測定用空気袋102も血圧計本体110から送り込まれる空気を内部に導入するための第1導入チューブ106を有しており、第1導入チューブ106および第2導入チューブ107は、第1導入チューブ106の一端と第2導入チューブ107の一端とを連結する分岐管108を有し、血圧計本体110からメインチューブ109を通じて送り出される空気が、分岐管108を介して第1導入チューブ106と第2導入チューブ107とに送り出されることを可能としている。
このように、プロテクタとしてプロテクタ用空気袋105を用いることで、素早くプロテクタ用空気袋105を膨らませることができるとともに、容易に血圧測定時における外部からの血圧測定用カフ101への振動の混入を阻止することが可能になる。なお、血圧計本体110から導入チューブを分岐させて2つの空気袋を膨張させる方式について説明したが、各空気袋のそれぞれに空気袋を膨張させるためのポンプ機構を設けることも可能である。
また、第2導入チューブ107には、空気の分岐管108側への逆流を阻止するための逆止弁111が設けられている。これにより、プロテクタ用空気袋105により吸収した振動が空気を介して血圧測定用空気袋102に伝達することを防止している。なお、第2導入チューブ107からの空気の分岐管108側への逆流が問題にならない場合には、逆止弁111を設ける必要なない。
さらに、プロテクタ用空気袋105は、内部の空気を外部に排出するための排出チューブ112を有し、この排出チューブ112には開閉弁113が設けられている。これにより、血圧計用カフ100の未使用時には、血圧測定用空気袋102と同様に、プロテクタ用空気袋105内の空気を排出して、血圧計用カフ100を小型化し、収納時の利便性の向上を図ることを可能としている。
以上、本実施の形態における血圧計用カフ100によれば、血圧測定用空気袋102の上腕1の表面から外方に向かう突出量(L1)よりも、プロテクタ用空気袋105の上腕1の表面から外方に向かう突出量(L2)の方が大きく設けられることで、プロテクタ用空気袋105をベッド面B1に接触させて、上腕1をベッド面B1から離すことができる。これにより、プロテクタ用空気袋105で血圧測定時における外部からの振動を吸収することが可能となる。その結果、外部から振動が混入する可能性のある環境下でも正確に血圧測定を行なうことができる。
また、プロテクタ用帯状部104が血圧測定用カフ101に対して一体となるように設けられていることから、血圧測定用カフ101を上腕1に巻き付けると同時に、プロテクタ用帯状部104も巻き付けることが可能となるため、血圧測定時における外部からの振動を吸収するプロテクタの装着に追加の時間が不要となることから装着性能の向上が図られ、素早く血圧測定を行なうことが可能となる。さらに、プロテクタ用帯状部104が血圧測定用カフ101に対して一体となるように設けられていることから、収納箇所が同一箇所となり、同時に取り出すことで、被測定者に対する血圧測定用カフ101の装着作業の開始を遅らせてしまうこともない。
(実施の形態2)
次に、この発明に基づいた実施の形態2における血圧計用カフについて、図4および図5を参照して説明する。なお、図4は、本実施の形態における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す側面図であり、図5は、本実施の形態における血圧計用カフを開いた状態の平面図である。
(血圧計用カフ200の全体構成)
上記実施の形態における血圧計用カフ100と本実施の形態における血圧計用カフ200との相違点は、血圧計用カフ100は、血圧測定用カフ101に対して、上腕1の末梢側(掌側)にプロテクタ用帯状部104を配置しているが、本実施の形態においては、血圧測定用カフ201を挟んで第1プロテクタ用帯状部204と第2プロテクタ用帯状部206とを配置している点が相違する。以下、詳細に説明する。
図4および図5を参照して、本実施の形態における血圧計用カフ200は、血圧測定を行なう際に、図4に示すように左腕の上腕1に巻き付けられる帯状の血圧測定用カフ201と、外部からカフ本体へ混入する振動を吸収するため、第1プロテクタを含む第1プロテクタ用帯状部204を末梢側(掌側)に配置し、第2プロテクタを含む第2プロテクタ用帯状部206を肩側に配置し、第1プロテクタ用帯状部204と第2プロテクタ用帯状部206とにより血圧測定用カフ201を挟み込んでいる。
血圧測定用カフ201の長手方向の一方端側には、上腕1に血圧計用カフ200を巻付けた状態において、血圧計用カフ200を上腕1に固定するための面ファスナ203が設けられている。血圧測定用カフ201と第1プロテクタ用帯状部204および第2プロテクタ用帯状部206とは、一体となるよう連結されている。なお、血圧測定用カフ201と第1プロテクタ用帯状部204および第2プロテクタ用帯状部206とは、図5に示すラインL21,L22に沿って、ファスナ、面ファスナ等を用いることで相互に着脱可能に設けることも可能である。
第1プロテクタ用帯状部204および第2プロテクタ用帯状部206を血圧測定用カフ201に対して着脱可能に設けることで、第1プロテクタ用帯状部204および第2プロテクタ用帯状部206のみの洗濯、第1プロテクタ用帯状部204および第2プロテクタ用帯状部206が破損した場合に第1プロテクタ用帯状部204および第2プロテクタ用帯状部206のみの交換が可能となり、血圧測定用カフ201を有効に利用し続けることができる。
なお、本実施の形態2における血圧測定用カフ201と第1プロテクタ用帯状部204および第2プロテクタ用帯状部206とは、長手方向の長さが異なるように設けられ、一体となった状態では、血圧測定用カフ201に切欠領域C1,C2が設けられる。これは、上腕1に巻き付けた状態において、血圧測定用カフ201の面ファスナ203との巻付け量を大きく確保するためである。この切欠を設ける構成は、上記実施の形態1に採用することも可能である。
(第1プロテクタ用帯状部204および第2プロテクタ用帯状部206)
第1プロテクタ用帯状部204に設けられるプロテクタには、血圧測定用空気袋202と同様に、内部に空気を導入することにより上腕1の表面から外方に突出する第1プロテクタ用空気袋205を用いている。また、第2プロテクタ用空気袋205は、血圧測定用カフ201を上腕1に巻き付けた状態において、略上腕1を取り囲むように設けられている。
第2プロテクタ用帯状部206に設けられるプロテクタも、血圧測定用空気袋202と同様に、内部に空気を導入することにより上腕1の表面から外方に突出する第2プロテクタ用空気袋207を用いている。また、第2プロテクタ用空気袋207は、血圧測定用カフ201を上腕1に巻き付けた状態において、略上腕1を取り囲むように設けられている。
本実施の形態においては、上腕の下方に位置するベッド面B1に対して上腕1を浮かせるようにするため、上腕1の下方側(ベッド面B1側)にのみ第1プロテクタ用空気袋205および第2プロテクタ用空気袋207を設ける構成の採用も可能である。しかし、被測定者の身体1Bに対しても上腕1を浮かせるようすることで、身体1Bを介しての振動の混入も遮ることができることから、本実施の形態においては、装着時の自由度を高めるためにも、第1プロテクタ用空気袋205および第2プロテクタ用空気袋207は、略上腕1を取り囲むように設けている。
第1プロテクタ用空気袋205は、図4に示すように、血圧測定時に上腕1の表面から外方に向かう血圧測定用空気袋202の突出量(L1)よりも、第1プロテクタ用空気袋205の上腕1の表面から外方に向かう突出量(L2)の方が大きくなるように設けられている。さらに、第2プロテクタ用空気袋207は、血圧測定時に上腕1の表面から外方に向かう第1プロテクタ用空気袋205の突出量(L2)よりも、第2プロテクタ用空気袋207の上腕1の表面から外方に向かう突出量(L3)の方が大きくなるように設けられている。
これにより、血圧計用カフ200が巻きつけられる上腕1に傾斜が存在し、血圧計用カフ200の両側(掌側と肩側)においてベッド面B1や身体1Bとの間に生じる隙間の間隔が異なる場合であっても、第1プロテクタ用空気袋205と第2プロテクタ用空気袋207との突出量の差により、第1プロテクタ用空気袋205および第2プロテクタ用空気袋207と外部との間に隙間を生じさせることなく、第1プロテクタ用空気袋205および第2プロテクタ用空気袋207がベッド面B1や身体1Bと接し、振動を効果的に吸収して上腕1をしっかり支持することを可能とする。その結果、外部から振動が混入する可能性のある環境下でも正確に血圧測定を行なうことが可能となる。
血圧測定用空気袋202には、血圧計本体213から送り込まれる空気を内部に導入するための第1導入チューブ218を有している。第1プロテクタ用空気袋205には、血圧計本体213から送り込まれる空気を内部に導入するための第2導入チューブ227を有している。第2プロテクタ用空気袋207には、血圧計本体213から送り込まれる空気を内部に導入するための第3導入チューブ228を有している。
第1導入チューブ218、第2導入チューブ227および第3導入チューブ228は、第1導入チューブ218、第2導入チューブ227および第3導入チューブ228の一端をそれぞれ連結する分岐管211を有し、血圧計本体213からメインチューブ212を通じて送り出される空気が、分岐管211を介して第1導入チューブ218、第2導入チューブ227および第3導入チューブ228に送り出されることを可能としている。
このように、プロテクタとして第1プロテクタ用空気袋205および第2プロテクタ用空気袋207を用いることで、素早く第1プロテクタ用空気袋205および第2プロテクタ用空気袋207を膨らませることができるとともに、容易に血圧測定時における外部からの血圧測定用カフ201への振動の混入を阻止することが可能になる。なお、血圧計本体213から導入チューブを分岐させて3つの空気袋を膨張させる方式について説明したが、各空気袋のそれぞれに空気袋を膨張させるためのポンプ機構を設けることも可能である。
また、第2導入チューブ227および第3導入チューブ228には、空気の分岐管211側への逆流を阻止するための逆止弁209,210が設けられている。これにより、第1プロテクタ用空気袋205および第2プロテクタ用空気袋207により吸収した振動が空気を介して血圧測定用空気袋202に伝達することを防止している。なお、第2導入チューブ227および第3導入チューブ228からの空気の分岐管211側への逆流が問題にならない場合には、逆止弁209,210を設ける必要なない。
さらに、第1プロテクタ用空気袋205は、内部の空気を外部に排出するための第1排出チューブ223を有し、第2プロテクタ用空気袋207は、内部の空気を外部に排出するための第2排出チューブ225を有している。
第1排出チューブ223には開閉弁224が設けられ、第2排出チューブ225には開閉弁226が設けられている。これにより、血圧計用カフ200の未使用時には、血圧測定用空気袋202と同様に、第1プロテクタ用空気袋205および第2プロテクタ用空気袋207内の空気を排出して、血圧計用カフ200を小型化し、収納時の利便性の向上を図ることを可能としている。
以上、本実施の形態における血圧計用カフ200によれば、血圧測定用空気袋202の上腕1の表面から外方に向かう突出量(L1)よりも、第1プロテクタ用空気袋205および第2プロテクタ用空気袋207の上腕1の表面から外方に向かう突出量(L2,L3)の方が大きく設けられることで、上腕1よりも先に第1プロテクタ用空気袋205および第2プロテクタ用空気袋207をベッド面B1に接触させることができる。
これにより、第1プロテクタ用空気袋205および第2プロテクタ用空気袋207で血圧測定時における外部からの振動を吸収することが可能となる。その結果、外部から振動が混入する可能性のある環境下でも正確に血圧測定を行なうことができる。
また、第1プロテクタ用帯状部204および第2プロテクタ用帯状部206が血圧測定用カフ201に対して一体となるように設けられていることから、血圧測定用カフ201を上腕1に巻き付けると同時に、第1プロテクタ用帯状部204および第2プロテクタ用帯状部206も巻き付けることが可能となるため、血圧測定時における外部からの振動を吸収するプロテクタの装着に追加の時間が不要となることから装着性能の向上が図られ、素早く血圧測定を行なうことが可能となる。
さらに、第1プロテクタ用帯状部204および第2プロテクタ用帯状部206が血圧測定用カフ101に対して一体となるように設けられていることから、収納箇所が同一箇所となり、同時に取り出すことで、被測定者に対する血圧測定用カフ201の装着作業の開始を遅らせてしまうこともない。
(実施の形態3)
以下、この発明に基づいた実施の形態3における血圧計用カフについて、図6から図9を参照して説明する。なお、図6は、本実施の形態における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す斜視図であり、図7は、本実施の形態における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す側面図であり、図8は、本実施の形態における血圧計用カフに用いられるプロテクタの構造を示す斜視図であり、図9は本実施の形態における血圧計用カフを開いた状態の平面図である。
(血圧計用カフ300の全体構成)
図6から図9を参照して、本実施の形態における血圧計用カフ300は、血圧測定を行なう際に、図6に示すように左腕の上腕1に巻き付けられる帯状の血圧測定用カフ301と、外部からカフ本体へ混入する振動を遮るためのプロテクタ305を含むプロテクタ用帯状部304とを備えている。
本実施の形態においては、上腕1に巻き付けることを目的としていることから、上腕1の末梢側(掌側)にプロテクタ用帯状部304を配置している。また、血圧測定用空気袋302は、血圧計本体307から送り込まれる空気を内部に導入するための導入チューブ306を有している。
血圧測定用カフ301の長手方向の一方端側には、上腕1に血圧計用カフ300を巻付けた状態において、血圧計用カフ300を上腕1に固定するための面ファスナ303が設けられている。血圧測定用カフ301とプロテクタ用帯状部304とは、一体となるよう連結されている。なお、血圧測定用カフ301とプロテクタ用帯状部304とは、図9に示すラインL31に沿って、ファスナ、面ファスナ等を用いることで相互に着脱可能に設けることも可能である。
プロテクタ用帯状部304を血圧測定用カフ301に対して着脱可能に設けることで、プロテクタ用帯状部304のみの洗濯、プロテクタ用帯状部304が破損した場合にプロテクタ用帯状部304のみの交換が可能となり、血圧測定用カフ301を有効に利用し続けることができる。
(プロテクタ用帯状部304)
プロテクタ用帯状部304に設けられるプロテクタには、図8に示すように、上記各実施の形態とは異なり、上腕1の表面から外方に突出するクッション性を有する固形物として、肘当て部材305を採用している。肘当て部材305には、クッション性能を与えるため、ウレタンゴム、スポンジ等を用いている。また、肘当て部材305は、上腕の肘に対向する面に肘を受け入れることが可能な凹部面305bが設けられている。
以上、本実施の形態における血圧計用カフ300によれば、プロテクタ用帯状部304に肘当て部材305を設けることで、図7に示すように、血圧測定時には、肘当て部材305により外部からの振動を吸収することが可能となり、外部から振動が混入する可能性のある環境下でも正確に血圧測定を行なうことが可能となる。
また、肘当て部材305に凹部面305bを設けることで、被測定者の肘を載置することができるため、上腕1を安定した状態で保持できるとともに、被測定者への負担を軽減することが可能になり、使用時における快適性を向上させることも可能となる。
また、プロテクタ用帯状部304が血圧測定用カフ301に対して一体となるように設けられていることから、血圧測定用カフ301を上腕1に巻き付けると同時に、プロテクタ用帯状部304も巻き付けることが可能となるため、血圧測定時における外部からの振動を吸収するプロテクタの装着に追加の時間が不要となることから装着性能の向上が図られ、素早く血圧測定を行なうことが可能となる。
さらに、プロテクタ用帯状部304が血圧測定用カフ301に対して一体となるように設けられていることから、収納箇所が同一箇所となり、同時に取り出すことで、被測定者に対する血圧測定用カフ301の装着作業の開始を遅らせてしまうこともない。
(実施の形態4)
以下、この発明に基づいた実施の形態4における血圧計用カフについて、図10から図11を参照して説明する。なお、図10は、本実施の形態における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す斜視図であり、図11は、本実施の形態における血圧計用カフを開いた状態の平面図である。
(血圧計用カフ400の全体構成)
図10および図11を参照して、本実施の形態における血圧計用カフ400は、血圧測定を行なう際に、図10に示すように左腕の上腕1に巻き付けられる帯状の血圧測定用カフ401と、外部からカフ本体へ混入する振動を遮るためのプロテクタを含むプロテクタ用帯状部404とを備えている。
本実施の形態においては、上腕1に巻き付けることを目的としていることから、上腕1の末梢側(掌側)にプロテクタ用帯状部404を配置している。また、血圧測定用空気袋402は、血圧計本体407から送り込まれる空気を内部に導入するための導入チューブ406を有している。なお、本実施の形態においては、肩側にも同様のプロテクタ用帯状部404を配置することも可能である。
血圧測定用カフ401の長手方向の一方端側には、上腕1に血圧計用カフ400を巻付けた状態において、血圧計用カフ400を上腕1に固定するための面ファスナ403が設けられている。血圧測定用カフ401とプロテクタ用帯状部404とは、一体となるよう連結されている。なお、血圧測定用カフ401とプロテクタ用帯状部404とは、図9に示すラインL41に沿って、ファスナ、面ファスナ等を用いることで相互に着脱可能に設けることも可能である。
プロテクタ用帯状部404を血圧測定用カフ401に対して着脱可能に設けることで、プロテクタ用帯状部404のみの洗濯、プロテクタ用帯状部404が破損した場合にプロテクタ用帯状部404のみの交換が可能となり、血圧測定用カフ401を有効に利用し続けることができる。
(プロテクタ用帯状部404)
プロテクタ用帯状部404に設けられるプロテクタには、図10に示すように、上記実施の形態1および2とは異なり、上腕1の表面から外方に突出するクッション性を有する固形物として環状部材405を採用している。環状部材405には、クッション性能を与えるため、ウレタンゴム、スポンジ等を用いている。
また、環状部材405は、上腕1に巻き付けた場合に、環状部材405の先端部同士の重なりを回避するために、プロテクタ用帯状部404の長手方向において傾斜するように取り付けられている。これは、人体の個人差により上腕1の長さ(周長)が異なるため、長手方向に余裕を持った寸法設計を行なうためである。
以上、本実施の形態における血圧計用カフ400によれば、プロテクタ用帯状部404に環状部材405を設けることで、図10に示すように、血圧測定時には、環状部材405により外部からの振動を吸収することが可能となり、外部から振動が混入する可能性のある環境下でも正確に血圧測定を行なうことが可能となる。
また、上腕1を取り囲むように環状部材405を配置することで、被測定者の身体1Bに対しても上腕1を浮かせることができ、身体1Bを介しての振動の混入も遮ることができる。
さらに、血圧測定においては、仰臥位のほか、座位、側位、伏臥位など様々な姿勢が考えられ、上腕1を取り囲むように環状部材405を設けておくことで、汎用的に、上腕1の下方側(ベッド面B1側)に常に環状部材405を配置させることができる。
また、プロテクタ用帯状部404が血圧測定用カフ401に対して一体となるように設けられていることから、血圧測定用カフ401を上腕1に巻き付けると同時に、プロテクタ用帯状部404も巻き付けることが可能となるため、血圧測定時における外部からの振動を吸収するプロテクタの装着に追加の時間が不要となることから装着性能の向上が図られ、素早く血圧測定を行なうことが可能となる。
さらに、プロテクタ用帯状部404が血圧測定用カフ401に対して一体となるように設けられていることから、収納箇所が同一箇所となり、同時に取り出すことで、被測定者に対する血圧測定用カフ401の装着作業の開始を遅らせてしまうこともない。
なお、本実施の形態においては、上腕1の末梢側(掌側)にプロテクタ用帯状部404を配置した場合について説明しているが、肩側にも同様の構成を有するプロテクタ用帯状部404を配置することも可能である。
この場合には、実施の形態1の図2を用いて説明したように、血圧測定時に上腕1の表面から外方に向かう末梢側(掌側)に環状部材405の突出量よりも、肩側に配置される環状部材405の突出量の方が大きくなるように設けている。
これにより、血圧計用カフ400が巻きつけられる上腕1に傾斜が存在し、血圧計用カフ400の両側(掌側と肩側)においてベッド面B1や身体1Bとの間に生じる隙間の間隔が異なる場合であっても、末梢側と肩側との突出量の差により、環状部材405と外部との間に隙間を生じさせることなく、両側(掌側と肩側)の環状部材405がベッド面B1や身体1Bと接し、振動を効果的に吸収して上腕1をしっかり支持することを可能とする。その結果、外部から振動が混入する可能性のある環境下でも正確に血圧測定を行なうことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す斜視図である。 実施の形態1における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す側面図である。 実施の形態1における血圧計用カフを開いた状態の平面図である。 実施の形態2における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す側面図である。 実施の形態2における血圧計用カフを開いた状態の平面図である。 実施の形態3における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す斜視図である。 実施の形態3における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す側面図である。 実施の形態3における血圧計用カフに用いられるプロテクタの構造を示す斜視図である。 実施の形態3における血圧計用カフを開いた状態の平面図である。 実施の形態4における血圧計用カフを左腕の上腕に巻き付けた状態を示す斜視図である。 実施の形態4における血圧計用カフを開いた状態の平面図である。
符号の説明
1 上腕、1B 身体、100,200,300,400 血圧計用カフ、101,201,301,401 血圧測定用カフ、102,202,302,402 血圧測定用空気袋、103,203,303 面ファスナ、104,304,404 プロテクタ用帯状部、105 プロテクタ用空気袋、106 第1導入チューブ、107 第2導入チューブ、108,211 分岐管、109,212 メインチューブ、110,213,307,407 血圧計本体、111,209,210 逆止弁、112 排出チューブ、113,224,226 開閉弁、204 第1プロテクタ用帯状部、205 第1プロテクタ用空気袋、206 第2プロテクタ用帯状部、207 第2プロテクタ用空気袋、218 第1導入チューブ、223 第1排出チューブ、225 第2排出チューブ、227 第2導入チューブ、228 第3導入チューブ、305 肘当て部材、305b 凹部面、306,406 導入チューブ、405 環状部材、B1 ベッド面、C1,C2 切欠領域、L11,L21,L22,L31 ライン。

Claims (11)

  1. 血圧測定を行なう血圧計に用いられる血圧計用カフであって、
    内部に血圧測定用流体袋を有し血圧測定を行なう際に生体の肢体に巻き付けられる帯状の血圧測定用カフと、
    外部から前記カフ本体へ混入する振動を吸収するためのプロテクタを含むプロテクタ用帯状部と、を備え、
    前記プロテクタ用帯状部は、前記血圧測定用カフとともに生体の肢体に巻き付けられるように、前記血圧測定用カフに対して一体となるように取り付けられ、
    生体の血圧測定時に、肢体の表面から外方に向かう前記血圧測定用流体袋の突出量よりも、前記プロテクタの肢体の表面から外方に向かう突出量の方が大きい、血圧計用カフ。
  2. 前記プロテクタは、内部に流体を導入することにより肢体の表面から外方に突出するプロテクタ用流体袋である、請求項1に記載の血圧計用カフ。
  3. 前記血圧測定用流体袋は、内部に流体を導入するための第1導入管を有し、
    前記プロテクタ用流体袋は、内部に流体を導入するための第2導入管を有し、
    前記第1導入管および前記第2導入管は、前記第1導入管の一端と前記第2導入管の一端とを連結する分岐管を有し、
    血圧計本体から送り出される流体が、前記分岐管を介して前記第1導入管および前記第2導入管に送り出されることを可能とする、請求項2に記載の血圧計用カフ。
  4. 前記第2導入管は、流体の前記分岐管側への逆流を阻止するための逆止弁を有する、請求項3に記載の血圧計用カフ。
  5. 前記プロテクタ用流体袋は、内部の流体を外部に排出するための排出管を有し、
    前記排出管は、開閉弁を有する、請求項2に記載の血圧計用カフ。
  6. 前記プロテクタは、肢体の表面から外方に突出するクッション性を有する固形物である、請求項1に記載の血圧計用カフ。
  7. 前記固形物は、肢体に対向する面に凹部面を有する、請求項6に記載の血圧計用カフ。
  8. 前記プロテクタ用帯状部は、
    前記血圧測定用カフを挟んで第1プロテクタ用帯状部と第2プロテクタ用帯状部とを含み、
    前記第1プロテクタ用帯状部は、前記プロテクタとして第1プロテクタを有し、
    前記第2プロテクタ用帯状部は、前記プロテクタとして第2プロテクタを有する、請求項1に記載の血圧計用カフ。
  9. 前記第1プロテクタの肢体の表面から外方に向かう突出量よりも、前記第2プロテクタの肢体の表面から外方に向かう突出量の方が大きい、請求項8に記載の血圧計用カフ。
  10. 前記プロテクタは、肢体を取り囲むように設けられる、請求項1に記載の血圧計用カフ。
  11. 前記プロテクタ用帯状部は、前記血圧測定用カフに対して着脱可能に設けられる、請求項1に記載の血圧計用カフ。
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