JP2010028923A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】コイルエンド部及び引出線の温度上昇を抑制する。
【解決手段】回転電機1のハウジング9には、回転電機1の軸方向に孔12が設けられている。孔12は、回転電機1の巻線4から引出線13を引き出す引出管14に連通している。コイルエンド部5a,5bからは、それぞれ1本以上の引出線13が引き出されている。引出線13は、孔12に挿通され、引出管14から回転電機1の外部へ引き出されている。
【選択図】 図1
【解決手段】回転電機1のハウジング9には、回転電機1の軸方向に孔12が設けられている。孔12は、回転電機1の巻線4から引出線13を引き出す引出管14に連通している。コイルエンド部5a,5bからは、それぞれ1本以上の引出線13が引き出されている。引出線13は、孔12に挿通され、引出管14から回転電機1の外部へ引き出されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、固定子に巻線を有する回転電機における引出線の配索に関する。
モータの発熱は、主として巻線の電気抵抗による銅損と磁性体の鉄損からなる。これらの発熱は、固定子コアやハウジングを介して外部へ放熱される。しかし、巻線の温度上昇は、主要な放熱経路である固定子コアまでの距離が長い巻線端部(コイルエンド)において最も大きくなる。このため、モータにオイルポンプを併設し、冷却油を循環させてモータを冷却する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2006−197772号公報
しかしながら、特許文献1に記載の回転電機では、複数の引出線が集中配置されているために、発熱源が集中し、巻線端部の温度が更に上昇するという問題点があった。
上記問題点を解決するために本発明は、固定子を収容するハウジングの回転電機軸方向に孔を設け、巻線の引出線を軸方向の両巻線端部に配分して、前記孔を介してハウジングの外部へ前記複数の引出線を引き出すようにした。
本発明によれば、巻線端部から引き出す引出線を両巻線端部に配分しているので発熱源が分散し、さらにハウジングに設けた孔を介して引出線をハウジング外部へ引き出しているので、孔を介して引出線から放熱することができ、巻線端部及び引出線の温度上昇を抑制することができるという効果がある。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。尚、以下に説明する各実施例は、特に限定されないが、電気自動車やハイブリッド車の駆動用に好適な回転電機である。
図1(a)〜(c)は、本発明に係る回転電機の実施例1の構造を説明する断面図である。図1(b)は回転電機軸方向の断面、(a)は(b)のA−A線断面図、(c)は(b)のC−C線断面図である。
回転電機1は、固定子コア2と、固定子コア2の溝3に巻回された巻線4と、出力軸6と、出力軸6に固着されたロータ7とを備えている。
固定子コア2は、これとほぼ同じ長さの略円筒形のハウジング9に納められている。ハウジング9の図中左側の開口部は、軸受8を備えるブラケット10により覆われている。同様にハウジング9の図中右側の開口部は、軸受8を備えるブラケット11により覆われている。出力軸6は、軸受8により軸支されている。また巻線4には、巻線4の図中左側(出力軸6側)端部であるコイルエンド部5aと、巻線4の図中左側(反出力軸側)端部であるコイルエンド部5bが形成されている。
ハウジング9には、回転電機1の軸方向に孔12が設けられている。孔12は、回転電機1の巻線4から引出線13を引き出す引出管14に連通している。コイルエンド部5a,5bからは、それぞれ1本以上の引出線13が引き出されている。引出線13は、孔12に挿通され、引出管14から回転電機1の外部へ引き出されている。
次に、図2を参照して実施例1における引出線13の接続の詳細を説明する。回転電機1を車両駆動用の回転電機とした場合、その結線方式には、中性点を有する星形結線(Y結線)が採用されることが多い。従って、以下の説明では、図1の引出線13を3相の各相毎のリード線と、各相から中性点へ引き出すための中継線とに区別して説明する。
図2は、各コイルエンド部5a,5bから引き出されるリード線及び中継線の端子台15への接続を示す結線図である。端子台15は、ハウジング9の外部に設けられ、U相端子16と、V相端子17と、W相端子18と、中性点端子19とを備えている。
本実施例1は、三相巻線のU相とW相の引出線を出力軸6側のコイルエンド部5aから引き出し、V相を反出力軸側のコイルエンド部5bから引き出す例である。
出力軸6側のコイルエンド部5aからU相リード線20a、W相リード線22a、U相中継線23a、及びW相中継線25aを引き出している。反出力軸側のコイルエンド部5bからは、V相リード線21a、V相中継線24aを引き出している。
そして、端子台15のU相端子16にはU相リード線20a、V相端子17にはV相リード線21a、W相端子18にはW相リード線22aがそれぞれ接続されている。中性点端子19には、3本の中継線、即ち、U相中継線23a、V相中継線24a、W相中継線25aが接続されている。
図5は、あるモータの銅損1kW発生時の各部の温度上昇を示す図である。図中、□印が本実施例であり、△印が従来のモータ内で中性点を接続する引出方法を用いた参考例である。参考例に比べて、本実施例では、コイルエンド部のリード線下で、10K程度の温度低下が認められた。またモータ内で中性点を接続する参考例に比べて、実施例は中性点最高温度が6.6K低下している。コイルエンド頂点及び外周を通じて、参考例の最高温度に比べて実施例の最高温度が5.6K低下している。
100%の電流で60K温度が上昇するモータの場合、発熱を銅損のみとすると、60Kより5K低い55K温度上昇するのに必要な電流は、100×√(55/60)≒95.7%となる。従って、モータのトルクが電流に比例する領域では、本実施例を適用しない場合と同じ温度まで温度上昇を許すとすれば、本実施例により約4.3%モータのトルクを増加させることができる。
以上説明したように本実施例によれば、一方のコイルエンド部5aから、U相及びW相の引出線を引き出し、他方のコイルエンド部5bから、V相の引出線を引き出すように、両コイルエンド部5a、5bに引出線を配分して、引出線の一方のコイルエンド部への集中を避けることにより、引出線の発熱を分散させ、引出線の温度上昇を抑制することができるという効果がある。
また、本実施例によれば、ハウジング9の回転電機軸方向に孔12を設け、この孔12を介してハウジングの外部へ複数の引出線13を引き出しているために、孔12を介して、引出線の発熱を放散させ、引出線の温度上昇を抑制することができるという効果がある。
さらに、本実施例によれば、引出線を回転電機の両コイルエンド部に配分しているために、両コイルエンド部の寸法が均一化され、回転電機内の容積を有効利用することができ、回転電機の小型化を図ることができるという効果がある。
次に、本発明に係る回転電機の実施例2を説明する。実施例2の回転電機の構造は、図1に示した実施例1の構造と同様である。本実施例は、引出線の引出方法が実施例1とは異なる。実施例2は、各相の引出線を半分ずつに分け、それぞれ出力軸側のコイルエンド部と、反出力軸側のコイルエンド部から引き出す配索である。
図3は、各コイルエンド部5a,5bから引き出されるリード線及び中継線の端子台15への接続を示す結線図である。端子台15への接続を示す結線図である。端子台15はハウジングの外部に設けられ、U相端子16と、V相端子17と、W相端子18と、中性点端子19とを備えている。
コイルエンド部5aからは、U相リード線20a、V相リード線21a、W相リード線22a、U相中継線23a、V相中継線24a、及びW相中継線25aを引き出している。コイルエンド部5bからは、U相リード線20b、V相リード線21b、W相リード線22b、U相中継線23b、V相中継線24b、及びW相中継線25bを引き出している。
そして、端子台15のU相端子16にはU相リード線20a、U相リード線20b、V相端子17にはV相リード線21a、V相リード線21b、W相端子18にはW相リード線22a、W相リード線22bがそれぞれ接続されている。中性点端子19には、6本の中継線、即ち、U相中継線23a、U相中継線23b、V相中継線24a、V相中継線24b、W相中継線25a、及びW相中継線25bが接続されている。
以上説明した本実施例2においても、実施例1と同様な効果がある。
図4(a)〜(c)は、本発明に係る回転電機の実施例3の構造を説明する断面図である。図1(b)は回転電機軸方向の断面、(a)は(b)のA−A線断面図、(c)は(b)のC−C線断面図である。
本実施例は、図1に示した実施例1の回転電機に、冷却媒体として冷却油28を供給する給油管26と、回転電機1を冷却して温度上昇した冷却油28を排出する排油管27a、27bを追加した実施例である。その他の構成は、図1に示した実施例1と同様であるので、同じ構成要素には、同じ符号を付与して、重複する説明を省略する。
給油管26は、ハウジング9の上部に設けられている。排油管27aはブラケット10の下部に、排油管27bはブラケット11の下部に、それぞれ設けられている。冷却油28は、図示しないオイルクーラで冷却され、同じく図示しないオイルポンプで給油管26へ供給されるものとする。尚、冷却油は冷却媒体の一例であり、冷却油に限らず、回転電機1を構成する各部材に対して無害な冷却媒体であれば、どのような冷却媒体でも使用可能である。
給油管26は、引出線13を挿通する孔12に連通し、孔12が冷却媒体である冷却油28の供給経路の一部を兼ねている。
給油管26から孔12を通ってブラケット10,11の内部へ達した冷却油28は、油滴29となって、コイルエンド部5a、5bを冷却しながら落下し、ブラケット10,11内部の下方に一旦溜まる。そしてブラケット10,11と熱交換した後、ブラケット10,11の下部に設けられた排油管27a、27bから回転電機1の外部へ排出され、図示しないオイルクーラへ戻り、再循環する。
このように、孔12を冷却油28の供給経路とすることにより、最も温度が低い冷却油28で引出線13を効率的に冷却することができる。また、次に温度の低い冷却油28でコイルエンド部5a,5bを効率的に冷却することができる。
本実施例3における引出線13の引出方法は、実施例1,2と同様に、図2、図3に示した引出方法を利用することができる。
以上説明した本実施例によれば、実施例1の効果に加えて、最も温度が低い冷却媒体で引出線を効率的に冷却することができ、次に温度が低い冷却媒体でコイルエンド部全体を効率的に冷却することができるという効果がある。
1…回転電機、2…固定子コア、3…溝、4…巻線、5a、5b…コイルエンド部(巻線端部)、6…出力軸、7…回転子、8…軸受、9…ハウジング、10…ブラケット、11…ブラケット、12…孔、13…引出線、14…引出管、15…端子台、26…給油管、27a、27b…排油管、28…冷却油、29…油滴。
Claims (2)
- 固定子に巻線を有する回転電機において、
固定子を収容するハウジングの回転電機軸方向に孔を設け、
巻線端部から引き出される複数の引出線を回転電機軸方向の両巻線端部に配分し、
前記孔を介してハウジングの外部へ前記複数の引出線を引き出したことを特徴とする回転電機。 - 前記孔は、回転電機を冷却する冷却媒体の供給経路の少なくとも一部を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2008184877A JP2010028923A (ja) | 2008-07-16 | 2008-07-16 | 回転電機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010028923A (ja) |
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