JP2010028462A - ストリーミングデータのノイズ低減処理方法およびデジタル信号受信装置 - Google Patents

ストリーミングデータのノイズ低減処理方法およびデジタル信号受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010028462A
JP2010028462A JP2008187551A JP2008187551A JP2010028462A JP 2010028462 A JP2010028462 A JP 2010028462A JP 2008187551 A JP2008187551 A JP 2008187551A JP 2008187551 A JP2008187551 A JP 2008187551A JP 2010028462 A JP2010028462 A JP 2010028462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
value
median
difference
noise reduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008187551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4975694B2 (ja
Inventor
Shogo Matsushita
省吾 松下
Kazuaki Maeda
和昭 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Corp filed Critical Toa Corp
Priority to JP2008187551A priority Critical patent/JP4975694B2/ja
Publication of JP2010028462A publication Critical patent/JP2010028462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4975694B2 publication Critical patent/JP4975694B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

【課題】ストリーミングデータを非同期に送受信するデジタル通信システムにおいて、送信側と受信側との処理速度に差が生じることにより、発生するノイズを抑制することができるノイズ低減処理方法を提供する。
【解決手段】本発明を具体化したデジタル信号受信装置は送信装置から送信されたストリームデータを受信する受信機1と、DSP2で構成されたデータ補償部およびデータ補償部から出力されたデジタル信号を音声に変換するデジタル−アナログコンバータ(以下、単に、DAC3とする。)を備えている。更に具体的には、データ補償部には、受信機1から受け取ったストリームデータを順に書き込むライトポインタと、r_data_buf21、x_data_buf22およびデータ補償部のデータを書き込むp_data_buf23の3種類のバッファ、およびバッファのデータを読み込みDAC3に送信するリードポインタを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信プロトコルにおいてデータを送信する送信側とデータを受信する受信側との間で、サンプリング周波数の同期を取らない通信システムによるストリーミングの際のノイズ低減処理方法に関する。特に、ストリーミングデータの送信側の送信速度と、受信側の処理速度との違いによって受信側でストリーミングデータを再生した際に生ずるノイズを低減するノイズ低減処理方法に関する。また、かかるストリーミングデータのノイズ低減処理方法を用いたデジタル信号受信装置に関する。
ストリーミングデータを非同期に送受信するデジタル通信システムにおいて、同じサンプリング周波数を出力する水晶発信器を送信側および受信側において使用することが一般的である。しかし、水晶発信器の周波数精度のばらつき等により、送信側のデータ送信速度と受信側のデータ処理速度とのあいだにずれが生じることがある。この場合、送信側のデータ送信速度より受信側のデータ処理速度が速ければ、やがて処理するデータがなくなるため、受信側においてデータ不足が発生する。一方、送信側のデータ送信速度より受信側のデータ処理速度が遅ければ、処理すべきデータが蓄積されるため、受信側においてデータ超過が発生する。
例えばストリーミングデータ配信される音声信号において、データが不足すれば、無音部分が1データ分生じる結果を招き、有音状態から無音状態を経て再び有音に復帰する際に雑音(ノイズ)が発生する。逆に、データが1データ分超過となれば、1データ分情報を廃棄する必要が生じ、廃棄したデータの前後の音声が不自然につながるため、やはり雑音(ノイズ)が発生する。このように同期が取れないことを原因としてノイズが発生するという問題を解決するために、受信側にサンプリングレート・コンバータ(以下、「SRC」という。)を備えて、送信側と受信側のサンプリング周波数のズレを補償することも可能であるが、一般的にSRCの価格は高く、受信機の製品コストを上げる要素になる。
そこで、例えば、特許文献1には、「受信バッファから読み出した音声データに対しデータの間引きあるいは補間を行う間引き補間部を備え、バッファ量監視部の監視結果に応じてデータの間引きあるいは補間の量を切り替えることにより読み出し速度を変えることを特徴とする音声伝送装置。(特許文献1〔請求項2〕)」が提示されている。かかる音声伝送装置によれば、「受信バッファのあふれや、音声データ転送中に受信バッファが空になることによる音声データの欠落の発生を回避することができる。したがって、非同期転送を行う通信網を利用し、送信側端末と受信側端末とでクロックの速度が僅かにずれているような場合でも、末端装置間でクロック同期をとることなく、連続的な音声データを高品質で伝送することが可能となる。(特許文献1〔0047〕)」と記載されている。
また、例えば、特許文献2には損失した音声データの再現方法として、前後の音声データとの比例配分した音声データを補間して再現する旨が記載されている(特許文献2〔0017〕)。かかる方法により、「非同期デジタル通信網上での音声パケット紛失や輻輳状態等に起因して、音声パケット受信端末で音声パケットが損失パケットとして廃棄される場合であっても、音声が途切れることなく、しかも再生上での品質劣化が抑えられた状態で、音声が再生出力され得る(特許文献2〔0019〕)」と記載されている。
特開2001−45067 特開2000−59391
確かに、特許文献1にかかる方法を用いた場合においては、データを「間引きあるいは補間」するため、末端装置間でクロック同期をとることなく、連続的な音声データを伝送することが可能となる。しかし、かかる方法によっても「間引きあるいは補間」する方法如何によっては、「間引きあるいは補間」したデータの前後のつながりが悪くなるためノイズが発生し、連続的な音声データを「高品質で、」伝送することが可能とはいえなくなる。
また、特許文献2にかかる方法を用いた場合においては、損失した音声データの再現方法として、前後の音声データとの比例配分した音声データを補間して再現するため、音声パケット受信端末で音声パケットが損失パケットとして廃棄される場合であっても、音声が途切れることなく、音声が再生出力され得る。しかし、多くのデータが損失した場合、同じ箇所に多くのデータが補間されるため、「再生上での品質劣化が抑えられた状態で、音声が再生出力され得る。」とは認めがたい。また、データ超過が生じた場合には対応できない。
本発明はかかる実情を鑑みてなされたもので、ストリーミングデータを非同期に送受信するデジタル通信システムにおいて、送信側と受信側との処理速度に差が生じることにより、受信側においてデータ不足が生じた場合およびデータ超過が生じた場合のいずれにも対応可能であり、データの空白またはデータの超過によるノイズを抑制することができるノイズ低減処理方法を提供することを目的とする。
本発明にかかるノイズ低減処理方法は、非同期通信によりストリーミングデータを送受信する通信システムについて、送信側のデータの送信速度と、受信側が受信したデータの処理速度との速度差に起因して受信側でストリーミングデータを再生した際に生ずるノイズを受信側で低減するノイズ低減処理方法である。また、受信側で前記速度差を検出した場合、その差分に応じたデータ数を、受信した未再生のストリーミングデータのうち互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が小さくなるデータ列に対して、前記ノイズを低減する態様で補間または間引きをすることを特徴とする。
上記構成によると、受信側で送信側のデータの送信速度と、受信側が受信したデータの処理速度との速度差を検出した場合、その差分に応じたデータ数を、受信した未再生のストリーミングデータのうち互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が小さくなるデータ列に対して、前記ノイズを低減する態様で補間または間引きをする。従って、送信速度が処理速度に対して大きい場合においても、送信速度が処理速度に対して小さい場合のいずれにも対応可能である。
また、互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が小さくなるデータ列に対して、ノイズを低減する態様で、順次補間または間引きをするため、データ補間または間引きの影響が最も小さくなるようにデータ補間または間引きをすることが可能となる。
本発明にかかるノイズ低減処理方法は、前記未再生のストリーミングデータにおける連続するn個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央に、隣接する2データの重み付け加算値を挿入することにより、前記補間を行うことが好ましい。
上記構成によると、未再生のストリーミングデータにおける連続するn個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、差分絶対値最小データ列の中央に、隣接する2データの重み付け加算値を挿入することにより、補間を行うため、データ補間の影響が最も小さくなるようにデータの補間を行うことが可能となる。ここで、重み付け加算値としては、例えば平均値などが利用できる。また、かかる方法はデータ列としてn個のデータ即ち、偶数個のデータを用いる場合に有効である。
本発明にかかるノイズ低減処理方法は、前記未再生のストリーミングデータにおける連続するn+1個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央値を、該中央値の直前のデータと該中央値との重み付け加算値、および該中央値の直後のデータと該中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することにより、前記補間を行うことが好ましい。
上記構成によると、未再生のストリーミングデータにおける連続するn+1個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、かかる差分絶対値最小データ列の中央値を、中央値の直前のデータと中央値との重み付け加算値、および中央値の直後のデータと中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することにより、補間を行うため、データ補間の影響が最も小さくなるようにデータ補間することが可能となる。ここで、重み付け加算値としては、例えば平均値などが利用できる。また、この方法はデータ列としてn+1個のデータ即ち、奇数個のデータを用いる場合に有効である。
本発明にかかるノイズ低減処理方法は、前記未再生のストリーミングデータにおける連続するn個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央の隣接する2データを、該中央の隣接する2データの重み付け加算値に置換することにより、前記間引を行うことが好ましい。
上記構成によると、未再生のストリーミングデータにおける連続するn個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、差分絶対値最小データ列の中央の隣接する2データを、中央の隣接する2データの重み付け加算値に置換することにより、間引を行うため、影響が最も小さくなるようにデータの間引を行うことが可能となる。ここで、重み付け加算値としては、例えば平均値などが利用できる。また、この方法はデータ列としてn個のデータ、即ち偶数個のデータを用いる場合に有効である。
本発明にかかるノイズ低減処理方法は未再生のストリーミングデータにおける連続するn+1個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央値、該中央値の直前のデータおよび該中央値の直後のデータからなる3データを、該中央値の直前のデータと該中央値との重み付け加算値、および該中央値の直後のデータと該中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することにより、前記間引を行うことが好ましい。
上記構成によると、未再生のストリーミングデータにおける連続するn+1個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、差分絶対値最小データ列の中央値、中央値の直前のデータおよび中央値の直後のデータからなる3データを、中央値の直前のデータと中央値との重み付け加算値、および中央値の直後のデータと中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することにより、間引を行うため、影響が最も小さくなるようにデータの間引を行うことが可能となる。ここで、重み付け加算値としては、例えば平均値などが利用できる。また、この方法はデータ列としてn+1個のデータ即ち、奇数個のデータを用いる場合に有効である。
また、本発明にかかるノイズ低減処理方法は、デジタル信号受信装置に好適に用いられる。
本発明によれば、ストリーミングデータを非同期に送受信するデジタル通信システムにおいて、送信側と受信側との処理速度に差が生じることにより、データ不足が生じた場合およびデータ超過が生じた場合のいずれにも対応可能であり、データの空白およびデータの超過によるノイズを抑制することができるノイズ低減処理方法を提供することができる。
(第1の実施形態)
本発明を具体化したノイズ低減処理方法、および同ノイズ低減処理方法を用いたデジタル信号受信装置の一実施形態を図1〜図17を用いて、以下に説明する。
デジタル信号受信装置の模式図である図1に示すように、本受信機は送信装置から送信されたストリーミングデータを受信する受信機1と、DSP2(Digital Signal Processor)で構成されたデータ補償部およびデータ補償部から出力されたデジタル信号を音声に変換するデジタル−アナログコンバータ(以下、単に、DAC3とする。)を備えている。更に具体的には、デジタル信号受信装置の概念図である図2に示すように、データ補償部には、受信機1から受け取ったストリームデータを順に書き込むライトポインタ(以下、単に、WPとする。)と、3種類のバッファ、およびバッファのデータを読み込みDAC3に送信するリードポインタ(以下、単に、RPとする。)を備えている。この3種類のバッファr_data_buf21、x_data_buf22および p_data_buf23はそれぞれデータ格納番号0からデータ格納番号7までの8つのデータ格納領域を有する。
このデジタル信号受信装置の受信機1がストリームデータの信号受信を開始すると、受信したストリームデータはWPを介してr_data_buf21にデータ単位で書き込まれる。受信開始時において、WPはr_data_buf21のデータ格納番号4にストリームデータを書き込む。同タイミングでr_data_buf21のデータ格納番号0のデータがフィルタ24を介して、x_data_buf22のデータ格納番号4に書き込まれる。更に同じタイミングで、r_data_buf21のデータ格納番号0の値がRPによって読み出され、DAC3に送られる。
ここで、WPによるr_data_buf21へのデータ書き込み速度は受信機1の受信速度より速いため、WPのデータ格納領域の移動速度は受信機1によるストリームデータの信号受信速度、即ち、図示しない送信機の送信速度に依存する。同様に、RPによるx_data_buf22のデータ読み出し速度はDAC3の変換処理速度より速いため、RPのデータ格納領域の移動速度はDAC3の変換処理速度に依存する。通常、送信機の送信速度とDAC3の変換処理速度とはそれぞれ水晶発信機等により同じ速度になるように調整されている。従って、送信機の送信速度とDAC3の変換処理速度とは特に同期を取らなくても、通常は、同速度となっている。
送信機の送信速度とDAC3の変換処理速度とが等しい場合、受信機1が次のストリームデータを受信すると、WPはr_data_buf21のデータ格納番号5にストリームデータを書き込む。同タイミングでr_data_buf21のデータ格納番号1のデータがフィルタ24を介して、x_data_buf22のデータ格納番号5に書き込まれる。更に同じタイミングで、x_data_buf22のデータ格納番号1の値がRPによって読み込まれ、DAC3に送られる。同様の繰り返しで、図3に示すように、r_data_buf21のデータ格納番号7にWPがデータを書き込むのと、r_data_buf21のデータ格納番号3のデータをx_data_buf22のデータ格納番号7にコピーするのと、x_data_buf22のデータ格納番号3のデータがRPによって読み込まれ、DAC3に送られるのが同タイミングとなる。なお、r_data_buf21およびx_data_buf22には初期状態において0が入力されているので、r_data_buf21のデータ格納番号7にWPがデータを書き込んだ時点において、x_data_buf22のデータ格納番号0〜データ格納番号3には0が入力されている。また、x_data_buf22のデータ格納番号4〜データ格納番号7には、r_data_buf21のデータ格納番号0〜データ格納番号3のデータがコピーされているのであるが、r_data_buf21の初期状態におけるデータ格納番号0〜データ格納番号3のデータは0であるので、結局x_data_buf22のデータ格納番号0〜データ格納番号7の全てに0が入力されている。
図4に示すように、受信機1が5つ目のストリームデータを受信すると、WPはr_data_buf21のデータ格納番号0にストリームデータを書き込む。同タイミングでr_data_buf21のデータ格納番号4のデータがフィルタ24を介して、x_data_buf22のデータ格納番号0に書き込まれる。更に同じタイミングで、x_data_buf22のデータ格納番号4の値がRPによって読み込まれ、DAC3に送られる。
このようにr_data_buf21 およびx_data_buf22のデータ格納番号7までデータが書き込まれると、データ格納番号0に戻ってデータが上書きされる。以後この処理が繰り返される。なお、図4の状態において始めてr_data_buf21のデータ格納番号4に書き込まれたストリームデータが、x_data_buf22のデータ格納番号0にコピーされる。しかし、RPはまだデータ格納番号4に書き込まれたr_data_buf21の初期値である0を読み込んでいる。
その後、図5に示すように、受信機1が8つ目のストリームデータを受信すると、WPはr_data_buf21のデータ格納番号3にストリームデータを書き込む。同タイミングでr_data_buf21のデータ格納番号7のデータがフィルタ24を介して、x_data_buf22のデータ格納番号3に書き込まれる。更に同じタイミングで、x_data_buf22のデータ格納番号7の値がRPによって読み込まれ、DAC3に送られる。
WPがr_data_buf21のデータ格納番号3にストリームデータを書き込むことで、r_data_buf21のデータ格納番号0〜データ格納番号7の初期値0は全て更新されたこととなる。また、以後の処理によって、1つ目のストリームデータから順に新しいデータに更新されてゆく。
WPがr_data_buf21のデータ格納番号3にストリームデータを書き込み終えるのと同タイミングでr_data_buf21のデータ格納番号7のデータの、x_data_buf22のデータ格納番号3へのコピーが終了し、x_data_buf22のデータ格納番号7のデータのRPによる読み込みおよびDAC3への送信が終了する。結局、受信機1により受信されたストリームデータは、x_data_buf22に4データ遅れでコピーされ、RPによって更に4データ遅れて読み込まれ、DAC3へ送信される。つまり8データ遅れでDAC3によりデジタルアナログ変換処理が行われる。さらにx_data_buf22へコピーされるデータ格納番号とRPによって読み込まれるデータ格納番号とを4データ格納番号進めることによって、RPの移動方向の前方および後方に4データ格納番号分の余裕を備えさせている。なお、r_data_buf21とx_data_buf22との間に設けられたフィルタ24としてはローパスフィルタやハイパスフィルタ等が考えられるが、特に必要でなければ無くても良い。
ところで、送信機の送信速度とDAC3の変換処理速度とは、通常は、同速度となっているが、特に同期を取っていないため、完全には一致しない。従って、WPとRPとの移動速度も厳密には異なっている。ここで、RPの移動方向の前方および後方に4データ格納番号分の余裕を持たせているため、WPとRPとの移動速度が厳密には異なっていても、短時間であれば、移動速度のずれ、即ち送信数と処理数の不一致を吸収することができる。しかし、例えば、RPの移動速度がWPの移動速度より速い状態が続けば、RPの移動方向の前方に備えられた4データ格納番号分の余裕が小さくなり、ついには0データ格納番号となり、処理すべきデータがなくなるデータ不足が発生する。一方で、RPの移動速度がWPの移動速度より遅い状態が続けば、RPの移動方向の後方に備えられた4データ格納番号分の余裕が小さくなり、ついには0データ格納番号となり、受信したデータの処理が間に合わなくなるデータ過剰が発生する。かかる事態を防止するため、RPの移動速度がWPの移動速度より速いか遅いかを確認し、RPの移動速度がWPの移動速度より速い場合にはデータを補間することによりデータ不足を解消し、RPの移動速度がWPの移動速度より遅い場合にはデータをデータ間引きすることにより、データ過剰を解消することによって、データ不足またはデータ超過を原因としてノイズが発生することを抑制するノイズ低減処理をこのデジタル信号受信装置は行っている。以下、その方法を具体的に説明する。
図2に示すように、デジタル信号受信装置の受信機1がストリームデータの信号受信を開始すると、WPはr_data_buf21のデータ格納番号4にストリームデータを書き込むのと同タイミングで、x_data_buf22のデータ格納番号0の値がRPによって読み出され、DAC3に送られる。このときのWPが書き込んでいるr_data_buf21のデータ格納番号4から、RPが読み出しているx_data_buf22のデータ格納番号0を引くと、4である。ここで、RPの移動速度とWPの移動速度とが等しい場合には、図3に示すように、デジタル信号受信装置の受信機1が4つ目のストリームデータの信号受信を開始すると、WPはr_data_buf21のデータ格納番号7にストリームデータを書き込むのと同タイミングで、x_data_buf22のデータ格納番号3の値がRPによって読み出され、DAC3に送られる。このときのWPが書き込んでいるr_data_buf21のデータ格納番号7から、RPが読み出しているx_data_buf22のデータ格納番号3を引くと、やはり4である。つまり、WPが書き込んでいるr_data_buf21のデータ格納番号から、RPが読み出しているx_data_buf22のデータ格納番号を引くと、4であり変化しない。
しかし、RPの移動速度がWPの移動速度より速い場合には、例えば、図6に示すように、WPはr_data_buf21のデータ格納番号7にストリームデータを書き込むのと同タイミングで、x_data_buf22のデータ格納番号4の値がRPによって読み出され、DAC3に送られる場合がある。このときのWPが書き込んでいるr_data_buf21のデータ格納番号7から、RPが読み出しているx_data_buf22のデータ格納番号4を引くと、3となる。つまり、RPの移動速度がWPの移動速度より速い場合にはデータ格納番号差は4より小さくなる。
一方、RPの移動速度がWPの移動速度より遅い場合には、例えば、図7に示すように、WPはr_data_buf21のデータ格納番号7にストリームデータを書き込むのと同タイミングで、x_data_buf22のデータ格納番号2の値がRPによって読み出され、DAC3に送られる場合がある。このときのWPが書き込んでいるr_data_buf21のデータ格納番号7から、RPが読み出しているx_data_buf22のデータ格納番号2を引くと、5となる。つまり、RPの移動速度がWPの移動速度より遅い場合にはデータ格納番号差は4より大きくなる。
即ち、データ格納番号差が4より大きいか小さいかによってRPの移動速度がWPの移動速度より速いか遅いかを確認することが出来る。言い換えると、データ格納番号差が4より小さい場合、その時点より先の時期において処理数が送信数を上回る状態が生ずるとと推定することができ、データ格納番号差が4より大きい場合、その時点より先の時期において処理数が送信数を下回る状態が生ずると推定できる。より具体的には、WPがデータ格納番号を移動するごとにデータ格納番号差を算出し、データ格納番号差が4より小さければ、RPの移動速度がWPの移動速度より速いことが確認でき、データ格納番号差が4より大きければ、RPの移動速度がWPの移動速度より遅いことが確認できる。なお、図3に示すようにr_data_buf21のデータ格納番号7にWPが書き込んだ後には、図4に示すようにWPはr_data_buf21のデータ格納番号0に書き込むため、WPが書き込んでいるr_data_buf21のデータ格納番号0から、RPが読み出しているx_data_buf22のデータ格納番号4を引くとデータ格納番号差は−4となる。そこで、r_data_buf21のデータ格納番号7へのWPによる書き込みが終了すれば、WPが書き込んでいるr_data_buf21のデータ格納番号に8を足した上でRPが読み出しているx_data_buf22のデータ格納番号を引くよう算出方法を変更する。例えば、WPが書き込んでいるr_data_buf21のデータ格納番号0に8を足した上で、RPが読み出しているx_data_buf22のデータ格納番号4を引くとデータ格納番号差は4となる。逆に、x_data_buf22のデータ格納番号7へのRPによる読み出しが終了すれば、WPが書き込んでいるr_data_buf21のデータ格納番号に8を足すことなくx_data_buf22のデータ格納番号を引くよう算出方法を変更する。即ち、データ格納番号差の算出方法を再度、元に戻す措置を取る。このようにすることでデータ格納番号差は常に正の値となる。
このように求めたデータ格納番号差が一定以上変化した場合、処理数と全送信数との差に相当するデータ数を複数のグループに分割し、この分割した複数のグループのそれぞれを受信側が受信したストリーミングデータに対して、一定時間ごとに且つノイズを低減する態様で順次反映させる処理を行う。例えば4+2以上(即ち、6以上)となり、処理数が送信数を上回る状態が生ずると推定される場合、受信側が受信したストリーミングデータにおける不足分のデータ数を補間する態様で複数のグループのそれぞれを同ストリーミングデータに対して一定時間ごとに順次反映させる。また、例えば4−2以下(即ち、2以下)となり、処理数が送信数を下回る状態が生ずると推定される場合、受信側が受信したストリーミングデータにおける超過分のデータを間引きする態様で複数のグループのそれぞれを同ストリーミングデータに対して一定時間ごとに順次反映させる。
より具体的には、データ格納番号差が2以下となった場合にはデータ補間により、一定時間、ここでは1秒当たりにRPの読み出すデータ数を増加させることによりRPの移動速度を遅くする。その結果、データ格納番号差が3以上に回復すれば、データ補間を終了する。一方、RPの読み取るデータを1秒あたり1データ補間してもデータ格納番号の差が3以上に回復せず、逆に1以下となれば、RPの読み取るデータ数を1秒あたり2データ補間する。更に、この処理によってもデータ格納番号の差が3以上に回復しない場合にはRPの読み取るデータ数を1秒あたり2データ以上補間する。
逆に、データ格納番号差が6以上となった場合にはデータ間引きにより、一定時間、ここでは1秒当たりに、RPの読み出すデータ数を減少させることによりRPの移動速度を速くする。その結果、データ格納番号の差が5以下に回復すれば、データ間引きを終了する。一方、RPの読み取るデータを1秒あたり1データ間引きしてもデータ格納番号の差が5以下に回復せず、逆に7以上となれば、RPの読み取るデータ数を1秒あたり2データ間引きする。更に、この処理によってもデータ格納番号の差が5以下に回復しない場合にはRPの読み取るデータ数を1秒あたり2データ以上間引きする。
このノイズ低減処理方法は、処理数と全送信数との差に相当するデータ数を複数のグループに分割し、この分割した複数のグループのそれぞれを受信側が受信したストリーミングデータに対して、1秒ごとに且つノイズを低減する態様で順次反映させる。従って、データ不足が生じた場合およびデータ超過が生じた場合のいずれにも対応可能である。
また、処理数と全送信数との差に相当するデータ数を複数のグループに分割し、この分割した複数のグループのそれぞれを受信側が受信したストリーミングデータに対して、1秒ごとに且つノイズを低減する態様で順次反映させるため、多くのデータが損失した場合であっても、1秒間に多くのデータが補間されることがない。従って、再生上での品質劣化が抑制される。
データの具体的な増加方法を、送信側が1秒間に20データのストリームデータを受信し、受信側が同時間内に20データの処理をする設定である場合を例示して説明する。図8に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が大きい場合には、WPが20データを書き込む間に、RPは20データ以上のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けば、いずれ標準状態より1データ分WPが遅れた状態となる。これが上述したデータ格納番号差が3(4−1)となった状態である。更にこの状態が進み、データ格納番号差がなくなると、RPが読み込むデータが枯渇する結果を招く。そこで、上述した様に、1秒あたりに1サンプルずつデータを増加させるのであるが、このデータの増加は一定時間(ここでは1秒間内)に処理される予定の20データのうち隣り合うデータの間にデータを補間することにより行う。かかるデータ補間は、データ補間による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを補間する場所を選定する方法が問題となる。1つの方法として、図9に示すように、隣り合う2つのデータの差が最も小さいx14とx15との間に、図10に示すように補間するデータx20を挿入する。より具体的には、まず、1秒間内に処理される予定の20データ内において隣り合う2データの差分絶対値を全て求める。即ち、a= |x −x|からa18 =|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a18の最小値aを探す。そして、xとxx+1との間に重み付け加算値としてその平均値(x+xx+1)/2を挿入する。かかる作業によって、差分絶対値の最も小さい箇所、言い換えればデータ値の変化が少ない箇所にデータを挿入することができる。かかる処理によってRPの読み込むデータ量が増えるため、RPの移動速度が遅くなり、図11に示すようにRPの移動速度の進みが解消されれば、データ補償を終了する。なお、データ数を1秒あたり1個増加させてもRPの移動速度の進みが解消されない場合には、データ数を1秒あたり2個増加させる。具体的には、a〜a18の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値が小さいax’ を探し、xx’とxx’+1との間に重み付け加算値としてその平均値(xx’+xx’+1)/2を更に挿入する。データ数を1秒あたり3個以上増加させる場合も同様の処理を行う。
次に、データの減少方法を、送信側が1秒間に20データのストリームデータを受信し、受信側が同時間内に20データの処理をする設定である場合を例示して説明する。図12に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が小さい場合には、WPが20データを書き込む間に、RPは20データ以下のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けば、いずれ標準状態より1データ分WPが進んだ状態となる。これが上述したデータ格納番号差が5(4+1)となった状態である。更にこの状態が進み、データ格納番号差が8となると、RPが読み込む前にデータが更新される結果を招く。そこで、上述した様に、1秒あたりに1サンプルずつデータを減少させるのであるが、このデータの増加は、1秒間内に処理される予定の20データ内において互いに隣り合うデータ2個を、他の1個のデータと置換することにより行う。かかるデータ置換は、データ置換による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを置換する場所を選定する方法が問題となる。1つの方法として、図13に示すように、隣り合う2つのデータの差が最も小さいx14およびx15を図14に示すようにデータx20と置換する。より具体的には、上記20データ内において隣り合う2データの差分絶対値を全て求める。即ち、a= |x −x|からa18 =|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a18の最小値aを探す。そして、xとxx+1との間に重み付け加算値としてその平均値(x+xx+1)/2を挿入し、xとxx+1とを間引きする。かかる処理によってRPの読み込むデータ量が減るため、RPの移動速度が速くなり、図15に示すようにRPの移動速度の遅れが解消されれば、データ間引きを終了する。なお、データ数を1秒あたり1個減少させてもRPの移動速度の遅れが解消されない場合には、データ数を1秒あたり2個減少させる。具体的には、a〜a18の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値が小さいax’ を探し、xx’とxx’+1との間に重み付け加算値としてその平均値(xx’+xx’+1)/2を更に挿入し、xx’とxx’+1とを間引きする。データ数を1秒あたり3個以上減少させる場合も同様の処理を行う。
次にデータ数を増加あるいは減少させた後のデータをRPに読み取らせる方法について説明する。上述のデータ数の増加あるいはデータ数の減少は、データ補償部が有する3種類のバッファのうち、p_data_buf23 を用いて、以下のように行われる。図16に示すように、p_data_buf23は0〜7までの8つのデータ格納領域を有し、1データ格納領域に1データを記録する。上述のように増加または減少を行ったデータはこのp_data_buf23に記録される。またRPはデータ数の増加あるいは減少が行われた場合、図17に示すように、x_data_buf22に記録されたコピーデータに換えて、p_data_buf23に記録されたデータ数を増加あるいは減少させた後のデータを読み込み、DAC3に送る。データ数を増加あるいは減少が終了すると、RPはp_data_buf23に換えて、再びx_data_buf22のデータを読み込みDAC3に送る。
上記実施形態のデジタル信号受信装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態のノイズ低減処理方法は、受信側で送信側のデータの送信速度と、受信側が受信したデータの処理速度との速度差を検出した場合、その差分に応じたデータ数を、受信した未再生のストリーミングデータのうち互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が小さくなるデータ列に対して、前記ノイズを低減する態様で補間または間引きをする。従って、送信速度が処理速度に対して大きい場合においても、送信速度が処理速度に対して小さい場合のいずれにも対応可能である。
(2)また、互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が小さくなるデータ列に対して、ノイズを低減する態様で、順次補間または間引きをするため、データ補間の影響が最も小さくなるようにデータ補間または間引きをすることが可能となる。
(3)上記実施形態のノイズ低減処理方法によると、データ補間は、連続する2データからなる差分絶対値最小aのデータ列つまりxおよびxx+1からなるデータ列の、隣接する2データ即ちxとxx+1との平均値(x+xx+1)/2を挿入することによりデータ補間を行うため、データ補間の影響が最も小さくなるようにデータ補間することが可能となる。
(4)上記実施形態のノイズ低減処理方法によると、データ間引きは、連続する2データからなる差分絶対値最小aのデータ列、つまりxおよびxx+1からなるデータ列の隣接する2データデータxおよびxx+1を、xとxx+1との平均値(x+xx+1)/2に置換することにより行うため、影響が最も小さくなるようにデータ間引きをすることが可能となる。
(5)また上記実施形態のデジタル信号受信装置は、本発明にかかる上記実施形態のノイズ低減処理方法を用いているため、上記(1)〜(4)の効果を全て有するデジタル信号受信装置である。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化したデジタル信号受信装置の第2の実施形態を説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のノイズ低減処理方法を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
第2の実施形態において、ノイズ低減処理は以下のように行う。図8に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が大きい場合には、WPが20データを書き込む間に、RPは20データ以上のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けば、いずれ標準状態より1データ分WPが遅れた状態となる。これが上述したデータ格納番号差が3(4−1)となった状態である。更にこの状態が進み、データ格納番号差がなくなると、RPが読み込むデータが枯渇する結果を招く。そこで、上述した様に、1秒あたりに1サンプルずつデータを増加させるのであるが、このデータの増加は一定時間(ここでは1秒間内)に処理される予定の20データのうち隣り合うデータの間にデータを補間することにより行う。かかるデータ補間は、データ補間による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを補間する場所を選定する方法が問題となる。1つの方法として、第2の実施形態においては、図18に示すように、連続する4つのデータ間における値の変化が最も小さいx13〜x16の4データの中間であるx14とx15との間に、図19に示すように補間するデータx20を挿入する。より具体的には、まず、1秒間内に処理される予定の20データ内において連続する4データの隣り合う2データの差分絶対値の総和を全て求める。即ち、a= |x −x|+|x−x|+|x −x|からa16 =|x17−x16|+|x18−x17|+|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a16の最小値aを探す。そして、xx+1とxx+2との間に重み付け加算値としてその平均値(xx+1+xx+2)/2を挿入する。かかる処理によって、差分絶対値の総和の最も小さい箇所、言い換えればデータ値の変化が少ない箇所にデータを挿入することができる。なお、データ数を1秒あたり2個増加させる場合には、a〜a16の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値の総和が小さいax’ を探し、xx’ +1とxx’ +2との間に重み付け加算値としてその平均値(xx’+1+xx’ +2)/2を更に挿入する。データ数を1秒あたり3個以上増加させる場合も同様の処理を行う。
データを減少させることによってノイズ低減処理する方法を、次に説明する。図12に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が小さい場合には、WPが20データを書き込む間に、RPは20データ以下のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けば、いずれ標準状態より1データ分WPが進んだ状態となる。これが上述したデータ格納番号差が5(4+1)となった状態である。更にこの状態が進み、データ格納番号差が8となると、RPが読み込む前にデータが更新される結果を招く。そこで、上述した様に、1秒あたりに1サンプルずつデータを減少させるのであるが、このデータの増加は、1秒間内に処理される予定の20データ内において互いに隣り合う2個のデータを他の1個のデータと置換することにより行う。かかるデータ置換は、データ置換による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを置換する場所を選定する方法が問題となる。本実施形態においては、図20に示すように、連続する4つのデータ間における値の変化が最も小さいx13〜x16の4データの中間であるx14およびx15を図21に示すようにデータx20と置換する。より具体的には、1秒間内に処理される予定の20データ内において連続する4データの隣り合う差分絶対値の総和を全て求める。即ち、a= |x −x|+|x−x|+|x −x|からa16 =|x17−x16|+|x18−x17|+|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a16の最小値aを探す。そして、xx+1とxx+2との間に重み付け加算値としてその平均値(xx+1+xx+2)/2を挿入し、xx+1とxx+2とを間引きする。かかる処理によって、差分絶対値の総和の最も小さい箇所、言い換えればデータ値の変化が少ない箇所の2データを重み付け加算値としてその平均値である1データと置き換えることができる。なお、データ数を1秒あたり2個減少させる場合には、a〜a16の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値の総和が小さいax’ を探し、xx’ +1とxx’ +2との間に重み付け加算値としてその平均値(xx’+1+xx’ +2)/2を更に挿入し、xx’ +1とxx’ +2とを間引きする。データ数を1秒あたり3個以上減少させる場合も同様の処理を行う。
なお、データ数を増加あるいは減少させたデータをRPに読み取らせる方法については、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(1)第2の実施形態では、1秒間内に処理される予定の20データ内において連続する4データの隣り合う差分絶対値の総和の最小値aを求め、総和の最小値aを有するデータ列x,xx+1,xx+2,xx+3,の中央であるxx+1とxx+2との間に重み付け加算値としてその平均値(xx+1+xx+2)/2を挿入する。従って、1秒間内に処理される予定の20データ内において隣り合う2データの差分絶対値の最小値aを求め、xとxx+1との間に重み付け加算値としてその平均値(x+xx+1)/2を挿入する第1の実施形態に比べ、データ値のマクロな変化が少ない箇所にデータを補間することが可能となる。そのため、マクロな変化による影響が、ミクロな変化による影響以上に重視される用途に使用することができる。
(2)第2の実施形態では、1秒間内に処理される予定の20データ内において連続する4データの隣り合う差分絶対値の総和の最小値aを求め、総和の最小値aを有するデータ列x,xx+1,xx+2,xx+3,の中央の隣接する2データであるxx+1およびxx+2を、重み付け加算値としてその平均値(xx+1+xx+2)/2と置換する。従って、1秒間内に処理される予定の20データ内において隣り合う2データの差分絶対値の最小値aを求め、xとxx+1とを重み付け加算値としてその平均値(x+xx+1)/2と置換する第1の実施形態に比べ、データ値のマクロな変化が少ない箇所においてデータ間引きをすることが可能となる。そのため、マクロな変化による影響が、ミクロな変化による影響以上に重視される用途に使用することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明を具体化したデジタル信号受信装置の第3の実施形態を説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態および第2の実施形態のノイズ低減処理方法を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
第3の実施形態において、ノイズ低減処理は以下のように行う。図8に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が大きい場合には、WPが20データを書き込む間に、RPは20データ以上のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けば、いずれ標準状態より1データ分WPが遅れた状態となる。これが上述したデータ格納番号差が3(4−1)となった状態である。更にこの状態が進み、データ格納番号差がなくなると、RPが読み込むデータが枯渇する結果を招く。そこで、上述した様に、1秒あたりに1サンプルずつデータを増加させるのであるが、このデータの増加は一定時間(ここでは1秒間内)に処理される予定の20データのうち隣り合うデータの間にデータを補間することにより行う。かかるデータ補間は、データ補間による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを補間する場所を選定する方法が問題となる。本実施形態においては、図22に示すように、連続する3つのデータ間における値の変化が最も小さいx13〜x15の3データの中間であるx14を、図23に示すように補間するデータx20およびx21と置換する。より具体的には、まず、1秒間内に処理される予定の20データ内において連続する3データの隣り合う2データの差分絶対値の総和を全て求める。即ち、a= |x −x|+|x−x|からa17 =|x18−x17|+|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a17の最小値aを探す。そしてx,xx+1,xx+2の中央値であるxx+1を、中央値の直前のデータxと中央値xx+1との平均値(x+xx+1)/2、および中央値の直後のデータxx+2と中央値xx+1との平均値(xx+1+xx+2)/2の2つのデータと置換する。かかる処理によって、差分絶対値の総和の最も小さい箇所、言い換えればデータ値の変化が少ない箇所にデータを補間することができる。なお、データ数を1秒あたり2個増加させる場合には、a〜a17の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値の総和が小さいax’ を探し、xx’,xx’+1,xx’+2の中央値であるxx’ +1を中央値の直前のデータxx’と中央値xx’+1との平均値(xx’+xx’+1)/2および中央値の直後のデータxx’+2と中央値xx’+1との平均値(xx’+1+xx’+2)/2の2つのデータと置換する。データ数を1秒あたり3個以上増加させる場合も同様の処理を行う。
データを減少させることによってノイズ低減処理する方法を、次に説明する。図12に示すように、WPの移動速度よりRPの移動速度が小さい場合には、WPが20データを書き込む間に、RPは20データ以下のデータの読み込みを行う。従ってこの状態が続けば、いずれ標準状態より1データ分WPが進んだ状態となる。これが上述したデータ格納番号差が5(4+1)となった状態である。更にこの状態が進み、データ格納番号差が8となると、RPが読み込む前にデータが更新される結果を招く。そこで、上述した様に、1秒あたりに1サンプルずつデータを減少させるのであるが、このデータの増加は、1秒間内に処理される予定の20データ内において互いに隣り合う2個のデータを他の1個のデータと置換することにより行う。かかるデータ置換は、データ置換による影響が最も小さくなるように行うことが好ましい。そのため、データを置換する場所を選定する方法が問題となる。本実施形態においては、図24に示すように、3つのデータ間における値の変化が最も小さいx13〜x15の3データを図25に示すようにデータx20およびデータx21と置換する。より具体的には、1秒間内に処理される予定の20データ内において連続する3データの隣り合う差分絶対値の総和を全て求める。即ち、a= |x −x|+|x−x|からa17 =|x18−x17|+|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a16の最小値aを探す。そして、x,xx+1,xx+2の3データを中央値の直前のデータxと中央値xx+1との平均値(x+xx+1)/2および中央値の直後のデータxx+2と中央値xx+1との平均値(xx+1+xx+2)/2の2つのデータと置換する。かかる処理によって、差分絶対値の総和の最も小さい箇所、言い換えればデータ値の変化が少ない箇所の3データを各々の平均値である2データと置換することができる。なお、データ数を1秒あたり2個減少させる場合には、a〜a16の最小値aに加えて最小値aの次に差分絶対値の総和が小さいax’ を探し、xx’,xx’ +1,xx’ +2の3データをその中央値の直前のデータxx’と中央値xx’ +1との平均値(xx’ +xx’+1)/2および中央値の直後のデータxx’ +2と中央値xx’ +1との平均値(xx’+1+xx’ +2)/2と置換する。データ数を1秒あたり3個以上減少させる場合も同様の処理を行う。
なお、データ数を増加あるいは減少させたデータをRPに読み取らせる方法については、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
従って、第3の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果および第2の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(1)第3の実施形態では、データ補間は、1秒間内に処理される予定の20データ内において連続する3データの隣り合う2データの差分絶対値の総和を全て求める。即ち、a= |x −x|+|x−x|からa17 =|x18−x17|+|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a17の最小値aを探す。そして、差分絶対値最小データ列の中央値xx+1を、中央値の直前のデータxと中央値xx+1との平均値(x+xx+1)/2、および中央値の直後のデータxx+2と中央値xx+1との平均値(xx+1+xx+2)/2からなる2データと置換することによりデータ補間を行うため、データ補間の影響が最も小さくなるようにデータ補間することが可能となる。また、この方法はデータ列として奇数個のデータを用いる場合に有効である。
(2)第3の実施形態では、データ間引きは、1秒間内に処理される予定の20データ内において連続する3データの隣り合う差分絶対値の総和を全て求める。即ち、a= |x −x|+|x−x|からa17 =|x18−x17|+|x19 −x18|までを全て求める。次に、a〜a16の最小値aを探す。そして、x,xx+1,xx+2の3データを中央値の直前のデータxと中央値xx+1との平均値(x+xx+1)/2および中央値の直後のデータxx+2と中央値xx+1との平均値(xx+1+xx+2)/2の2つのデータと置換することによりデータ間引きする。従って、影響が最も小さくなるようにデータ間引きをすることが可能となる。また、この方法はデータ列として奇数個のデータを用いる場合に有効である。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1の実施形態または第2の実施形態においては、1秒間内に処理される予定の20データ内において隣り合う2データまたは4データの差分絶対値の総和の最小値を求め、その結果を基に、データの挿入または置換を行っているが、他の方法でも良い。即ち、2データ、4データの差分絶対値の総和に限らず、6、8などの偶数データの差分絶対値の総和の最小値を求め、その結果を基に、データの挿入または置換を行なう方法であってもよい。データ数が多いほどよりマクロな変化が少ない箇所にデータ増加または減少させることができる。
・第3の実施形態においては、1秒間内に処理される予定の20データ内において隣り合う3データの差分絶対値の総和の最小値を求め、その結果を基に、データの挿入または置換を行っているが、他の方法でも良い。即ち、3データの差分絶対値の総和に限らず、5、7などの奇数データの差分絶対値の総和の最小値を求め、その結果を基に、データの挿入または置換を行なう方法であってもよい。データ数が多いほどよりマクロな変化が少ない箇所にデータ増加または減少させることができる。
・上記実施形態においては、データ格納番号差が標準から2ずれた場合にデータの補間または間引きを行っているが、他の方法であっても良い。即ち、データの補間または間引きが過剰にならず、かつデータの補間または間引きが間に合わない事態が生じない様にデータの補間または間引きを行なうタイミングが調整できれば良い。
・上記実施形態において、DSP2は3種類のバッファr_data_buf21、x_data_buf22および p_data_buf23を備えているが、他の構成であっても良い。例えば、p_data_buf23を備えず、r_data_buf21、からデータの補間または間引き後のデータをx_data_buf22に直接書き込む構成であっても良い。即ち、データ補間またはデータ間引きによるノイズ低減処理方法が実現可能となるバッファ構成であれば良い。
・上記実施形態において、DSP2は3種類のバッファr_data_buf21、x_data_buf22および p_data_buf23を備えているが、他の構成であっても良い。例えば、x_data_buf22を備えず、RPがr_data_buf21を読み取る構成であっても良い。即ち、データ補間またはデータ間引きによるノイズ低減処理方法が実現可能となるバッファ構成であれば良い。
・上記実施形態において、3種類のバッファr_data_buf21、x_data_buf22および p_data_buf23はデータ格納番号0からデータ格納番号7までのデータ格納番号を持つ8つのデータ格納領域を持っているが、他の構成であっても良い。例えば、p_data_buf23のデータ格納領域が他の2つのバッファより小さくても良いし、それぞれのバッファの大きさが全て異なっていても良い。即ち、ノイズ低減処理方法が実現可能な程度に一時記憶できる構造であればよい。
・上記実施形態においては、データ補償部をDSPで構成しているが、他の構成であっても良い。上記したノイズ低減処理方法が可能であれば良いのであり、マイコン等他の電子部品(回路)で構成しても良い。
・上記実施形態においては、フィルタ24としてローパスフィルタやハイパスフィルタを例示しているが、他のフィルタであっても良い。また、フィルタに換えて、例えば、符号データの複合やエラー訂正などの信号処理手段を備えても良い。この、フィルタ24や信号処理手段は回路によりハードウエアとして構成されたものであっても、DSPに組み込まれたプログラム等によるソフトウエアとして実現されたものであっても良い。
本発明は、通通信プロトコルにおいて送信側と受信側のサンプリング周波数の同期を取らない非同期通信によるストリーミングの際のノイズ低減処理方法に関し、特に、ストリーミングデータの処理速度の違いによって生ずるノイズに対するノイズ低減処理方法に関し、またかかるノイズ低減処理方法を用いたデジタル信号受信装置であるため、特に、ストリーミングデータの品質劣化を防止する必要がある分野において、広く利用することが可能である。
本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の模式図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、WPの移動速度よりRPの移動速度が大きい場合に、データ格納番号差が標準値より減少することを説明するための図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、最もデータ値の変化が最も少ない2つのデータを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、最もデータ値の変化が最も少ない2つのデータ間にデータを補間した状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、最もデータ値の変化が最も少ない2つのデータ間にデータを補間することにより、WPの移動速度に対する、RPの移動速度の進みが解消された状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、WPの移動速度よりRPの移動速度が小さい場合に、データ格納番号差が標準値より増加することを説明するための図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、データ値の変化が最も少ない2つのデータを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、データ値の変化が最も少ない隣り合う2つのデータを平均値と置換した状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、データ値の変化が最も少ない隣り合う2つのデータ間にデータを補間することにより、WPの移動速度に対する、RPの移動速度の遅れが解消された状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図であり、データ補償時の状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の一実施形態について説明する図面であって、デジタル信号受信装置の概念図であり、データ補償時の状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第2の実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、データ値の変化が最も少ない連続する4データを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第2の実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、データ値の変化が最も少ない連続する4データの中央2つのデータ間にデータを補間した状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第2の実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、データ値の変化が最も少ない連続する4データを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第2の実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、データ値の変化が最も少ない連続する4データの中央2つのデータを、その中央2つのデータの平均値と置換した状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第3の実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、データ値の変化が最も少ない連続する3データを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第3の実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、データ値の変化が最も少ない連続する3データ間にデータを補間した状態を示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第3の実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、データ値の変化が最も少ない連続する3データを示す図である。 本発明にかかるデジタル信号受信装置の第3の実施形態について説明する図面であって、1秒間にRPの読み込むデータのうち、データ値の変化が最も少ない連続する4データの中央2つのデータを、その中央2つのデータの平均値と置換した状態を示す図である。
符号の説明
1…受信機、2…DSP(Digital Signal Processor)、3…DAC(デジタル−アナログコンバータ)、21…r_data_buf、22…x_data_buf、23…p_data_buf、24…フィルタ。

Claims (6)

  1. 非同期通信によりストリーミングデータを送受信する通信システムについて、送信側のデータの送信速度と、受信側が受信したデータの処理速度との速度差に起因して受信側でストリーミングデータを再生した際に生ずるノイズを受信側で低減するノイズ低減処理方法において、
    受信側で前記速度差を検出した場合、その差分に応じたデータ数を、受信した未再生のストリーミングデータのうち互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が小さくなるデータ列に対して、前記ノイズを低減する態様で補間または間引きをすることを特徴とするノイズ低減処理方法。
  2. 前記未再生のストリーミングデータにおける連続するn個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央に、隣接する2データの重み付け加算値を挿入することにより、前記補間を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ低減処理方法。
  3. 前記未再生のストリーミングデータにおける連続するn+1個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央値を、該中央値の直前のデータと該中央値との重み付け加算値、および該中央値の直後のデータと該中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することにより、前記補間を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ低減処理方法。
  4. 前記未再生のストリーミングデータにおける連続するn個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央の隣接する2データを、該中央の隣接する2データの重み付け加算値に置換することにより、前記間引を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ低減処理方法。
  5. 前記未再生のストリーミングデータにおける連続するn+1個のデータ(nは偶数)からなるデータ列において、該データ列内の互いに隣接する2データの差分絶対値の総和が最小となる差分絶対値最小データ列を算出し、前記差分絶対値最小データ列の中央値、該中央値の直前のデータおよび該中央値の直後のデータからなる3データを、該中央値の直前のデータと該中央値との重み付け加算値、および該中央値の直後のデータと該中央値との重み付け加算値からなる2データと置換することにより、前記間引を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ低減処理方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のノイズ低減処理方法を用いたデジタル信号受信装置。
JP2008187551A 2008-07-18 2008-07-18 ストリーミングデータのノイズ低減処理方法およびデジタル信号受信装置 Active JP4975694B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008187551A JP4975694B2 (ja) 2008-07-18 2008-07-18 ストリーミングデータのノイズ低減処理方法およびデジタル信号受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008187551A JP4975694B2 (ja) 2008-07-18 2008-07-18 ストリーミングデータのノイズ低減処理方法およびデジタル信号受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010028462A true JP2010028462A (ja) 2010-02-04
JP4975694B2 JP4975694B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=41733865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008187551A Active JP4975694B2 (ja) 2008-07-18 2008-07-18 ストリーミングデータのノイズ低減処理方法およびデジタル信号受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4975694B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006135657A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ受信装置及びデータ受信方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006135657A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ受信装置及びデータ受信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4975694B2 (ja) 2012-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3687188B2 (ja) パケット伝送方法
JP4905060B2 (ja) 受信装置およびデータ再生方法
EP1654903A2 (en) Buffer management system, digital audio receiver, headphones, loudspeaker, method of buffer management
KR20090079406A (ko) 동영상 전송 시스템의 송신 장치 및 수신 장치, 그 버퍼제어 방법
US7865255B2 (en) Audio buffering system and method of buffering audio in a multimedia receiver
JP2005192174A (ja) 非同期信号入力装置およびサンプリング周波数変換装置
TW201236382A (en) Apparatus and method for cross clock domain interference cancellation
JP4975694B2 (ja) ストリーミングデータのノイズ低減処理方法およびデジタル信号受信装置
JP3286110B2 (ja) 音声パケット補間装置
JP2002185440A (ja) 通信方法、通信システム及び通信プログラムを記録した記録媒体
JP5186094B2 (ja) 通信端末、マルチメディア再生制御方法、およびプログラム
CN113037853B (zh) 数据处理方法、装置、设备及存储介质
JP2005184383A (ja) リアルタイムデータ通信システム、リアルタイムデータ通信装置及びリアルタイムデータ通信方法
JP4888865B2 (ja) ストリーミングデータ補償方法およびデジタル信号受信装置
JP4572755B2 (ja) 復号化装置,復号化方法及びデジタル音声通信システム
JP2008178049A (ja) サンプリング周波数変換装置
JP2006135657A (ja) データ受信装置及びデータ受信方法
JP4613080B2 (ja) クロック再生情報生成回路及びクロック再生回路
JPH1169327A (ja) 同期制御装置
JP2009162918A (ja) 復号再生装置及び方法並びに受信装置
JP5023434B2 (ja) サンプリング周波数変換装置
JP6103718B2 (ja) 効率的な2段構成の非同期式サンプルレートコンバータ
US20230021109A1 (en) Dp-out adapter and associated control method
JP2008022432A (ja) 信号送受信装置および通信同期制御方法
JP2000358021A (ja) デジタルpll回路とそれを用いた光受信回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100629

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100629

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4975694

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250