JP2010026712A - 特徴抽出装置および特徴抽出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラー画像データから色と形状の情報を同時に含む新規な特徴データを抽出することができる特徴抽出装置および特徴抽出方法を提供すること。
【解決手段】特徴抽出装置は、色空間における基準色ベクトルまでの距離に基づいてカラー画像データの各画素の色ベクトルを量子化する量子化手段、量子化された色ベクトルを用いて局所自己相関値を算出する局所自己相関値算出手段、局所自己相関値を足し合わせる積算手段とを備える。カラー画像データの色空間をRGB空間からHSV空間へ変換する色空間変換手段を備えてもよい。局所相関をとることにより色と形状の情報を同時に抽出可能であり、対象認識に必要な情報が効果的に抽出され、対象物の識別能力が高くなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、特徴抽出装置および特徴抽出方法に関し、特にカラー画像データから特徴データを抽出する特徴抽出装置および特徴抽出方法に関するものである。
従来、画像の色の情報に基づいて画像や対象物を認識/識別する各種の方法が提案されている。例えば下記の特許文献1には、色彩的特徴ベクトルを使用して、大量の物品の中に混入した異種物品を高速かつ高精度に判別する物品判別方法が開示されている。この物品判別方法は、形状的特徴ベクトル抽出ステップ(Step2)と、色彩的特徴ベクトル抽出ステップ(Step3)と、前記色彩的特徴ベクトルと前記形状的特徴ベクトルを合成して、判別対象物品の画像の特徴ベクトルを作成する特徴ベクトル作成ステップ(Step4)と、正準相関解析で得られた変換行列によって前記特徴ベクトルを写像して新特徴ベクトルを算出する次元圧縮ステップ(Step5)と、前記判別対象物品の画像の新特徴ベクトルと基準クラスに属するサンプル画像の新特徴ベクトルの間の距離を算出する距離算出ステップ(Step6)と、前記距離を閾値判別して、前記対象物品が前記基準クラスに属すか否かを判別する判別ステップ(Step7)とを有する。
特開2006−260310号公報
前記した従来の色彩的特徴ベクトルは、判別対象物品の画像に属する画素の各色成分の輝度の平均値を成分とするベクトルであるために形状の情報は全く含まれておらず、別途形状に関する情報を抽出する必要があるという問題点があった。また、上記方法では色と形状の相関情報については抽出できないという問題点もあった。
本発明の目的は、上記したような従来例の問題点を解決し、色と形状の情報を同時に抽出可能な新規な特徴データを抽出することができる特徴抽出装置および特徴抽出方法を提供する点にある。
本発明の特徴抽出装置は、予め定められた基準色ベクトルを参照してカラー画像データの各画素の色ベクトルを量子化する量子化手段と、前記量子化手段によって量子化された色ベクトルを用いて局所自己相関値を算出する局所自己相関値算出手段と、算出された前記局所自己相関値を足し合わせる積算手段とを備えたことを主要な特徴とする。
また、前記した特徴抽出装置において、更に、カラー画像データの色空間を変換する色空間変換手段を備えた点にも特徴がある。また、前記した特徴抽出装置において、前記色空間変換手段は非線形変換する点にも特徴がある。
また、前記した特徴抽出装置において、前記色空間変換手段は、色空間をRGB空間からHSV空間へ変換し、前記基準色ベクトルは、黒を含まないHSV空間の7色、黒を含むHSV空間の8色あるいは黒および中間明度の色を含むHSV空間の15色のいずれかである点にも特徴がある。また、前記した特徴抽出装置において、前記局所自己相関値算出手段は、相関を取るための積に重みを乗算する重み付け手段を備えた点にも特徴がある。
また、前記した特徴抽出装置において、前記基準色ベクトルは、直交する座標軸によって表されるRGB空間全体を示す立方体の全ての頂点の8色あるいは前記8色に加えてRGBの内の少なくとも2値が中間明度であり、他の値が0か1である基準色を含むRGB空間の15色のいずれかである点にも特徴がある。また、前記した特徴抽出装置において、更に、基準色ベクトルをカラー画像データの色情報のクラスタリングにより決定する基準色ベクトル決定手段を備えた点にも特徴がある。
本発明の特徴抽出方法は、予め定められた基準色ベクトルまでの距離に基づいてカラー画像データの各画素の色ベクトルを量子化するステップ、前記量子化手段によって量子化された色ベクトルを用いて局所自己相関値を算出するステップ、算出された前記局所自己相関値を足し合わせるステップを含むことを主要な特徴とする。
本発明によれば、以下のような効果がある。
(1)相関により色と形状の情報を同時に抽出可能であり、対象認識に必要な情報が効果的に抽出され、対象物の識別能力が高くなる。
(2)対象物の切り出しを行わず(位置不変性)に複数の対象物を同時に認識可能(加法性)であるので、対象物がどこに何個あるかを予め認識する必要が無い。
(3)全体の特徴次元としては大きくなるが、各ピクセル(画素)において計算する特徴要素数は非常に少ないため、特徴抽出のための計算量が少ない。また、計算量は対象物の個数に依らず一定である。従って、高速(実時間)処理が可能である。
以下の実施例においては、デジタルカメラで撮影した画像データを読み込んでオフラインで処理する例について説明するが、本発明の特徴抽出処理は、例えばビデオカメラで撮影した動画像に対してリアルタイムに実行することも可能である。
図1は、本発明による特徴抽出装置の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ10は対象物の画像を撮影し、ケーブルあるいはメモリカード等を介して画像ファイルをコンピュータ11に転送する。コンピュータ11は例えば画像ファイルを取り込むための汎用インターフェイス回路あるいはメモリカードリーダを備えた周知のパソコン(PC)であってもよい。本発明は、パソコンなどの周知の任意のコンピュータ11に後述する処理を実行するプログラムを作成、インストールすることにより実現される。
モニタ装置12はコンピュータ11の周知の出力装置であり、例えば対象物の種別や検出個数などの認識結果、画像などをオペレータに表示するために使用される。キーボード13およびマウス14は、オペレータが入力に使用する周知の入力装置である。なお、デジタルカメラ10は任意の通信網を介してコンピュータ11と接続されていてもよい。
図2は、本発明の実施例1の色情報特徴量生成処理の内容を示すフローチャートである。実施例1は色空間をRGB空間からHSV空間へと変換する例である。S10においては、予めデジタルカメラ10から転送され、保存されているカラー画像データファイルを読み込む。画像データがJPEG形式等に圧縮/符号化されている場合には、周知の方法によって例えば画素毎にR(赤)、G(緑)、B(青)の輝度値を持つRGBビットマップデータに変換する。
S11においては、各画素の色情報をRGB空間からHSV色空間へ変換する。HSV色空間とは色相を表すH(Hue)、彩度を表すS(Saturation)、明度を表すV(Value)の3成分からなる周知の色空間である。R、G、Bそれぞれの輝度値が0.0〜1.0の範囲であるとき、H、S、Vの値は次の数式1によって求められる。
Figure 2010026712
但し、MAX、MINはそれぞれR、G、Bの輝度値の内の最大値および最小値であり、modは360を法とするモジュロ演算子である。求められたHは0.0〜360.0までの値を取り得る。SおよびVの値は0.0〜1.0の範囲である。
図3は、HSV空間および7基準色の位置を示す説明図である。HSV色空間は図3に示すような倒立した円錐形の内部空間として表すことができる。円錐の中心軸がV(明度)に対応し、中心軸から画素色までの距離がS(彩度)に対応し、中心軸および赤の点を含む平面と、画素色から中心軸に降ろした垂線とのなす水平角度(0〜360)がH(色相)と対応している。HSV色空間は人間が色を知覚する方法と類似している。
図3左側は、HSV色空間を表す円錐を斜め上方から見た斜視図であり、図3右側は、円錐を上側から見た平面図である。7個の基準色は全てV=1であり、白はS=0、その他はS=1であり、かつHが0(赤)、60(黄)、120(緑)、180(水色)、240(青)、300(紫)である。なお、基準色としては、前記した7基準色にV=0の黒を加えた8基準色を採用してもよい。
図4は、HSV空間における15基準色の位置を示す説明図である。15個の基準色位置は、図3に示した7個の基準色に加えて、図3に示した7個の基準色のV値を0.5に変換した7色およびV=0(黒)を足したものである。なお、基準色の配置は図3、図4に示したもの以外にも個数や配置を任意に変更したものを採用可能である。
ここで、彩度S、明度Vについて、更に下記の数式2に記載されている非線形変換を行ってもよい。この非線形変換はS、Vの変化が、より人間の感覚刺激値の変化に近くなるようにするためのものであり、自然画像の色分布にも基づいている。変換後のS~、V~は0と1の間を対数的に変化する。
Figure 2010026712
S12においては、基準色位置を参照して各画素の色を量子化する。ここでは15基準色を採用する例について説明する。量子化ベクトルは基準色の個数分の要素を持つ。量子化方法、即ち量子化ベクトルの各要素値は以下のようにして決定する。
図5は、HSV空間において15基準色を採用した場合の量子化方法を示す説明図である。HSV空間内における画素色を(h,s,v)とする。まず、画素色の色相hを以下の数式3で外周の分割割合を表すθに変換する。なお、Hy、Hrは画素値のhを挟む両側の2つ基準色の色相値である(Hy>Hr)。また、画素色の明度vを以下の数式3で明度の分割割合を表すφに変換する。
Figure 2010026712
量子化ベクトルの要素値は上記したθ、φおよびs(彩度)を用いて算出する。即ち、画素色のv値がVg(例えば0.5)以上の場合には、V=1の平面上にある白(要素値=(1-s)φ)および画素値のhを挟む両側の2つ基準色(右回りでhより先にある基準色の要素値=θsφおよび右回りでhより手前にある基準色の要素値=(1-θ)sφ)、およびV=Vg(例えば0.5)の平面上にある灰色(要素値=(1-s)(1-φ))および画素値のhを挟む両側の2つ基準色(右回りでhより先にある基準色の要素値=θs(1-φ)および右回りでhより手前にある基準色の要素値=(1-θ)s(1-φ))の計6個の基準色について、図5(c)に式を示すような値を量子化ベクトルの要素値とし、他の要素値は0とする。
画素色のv値がVg(例えば0.5)未満の場合には同様にV=Vg(例えば0.5)の平面上にある灰色(要素値=(1-s)φ)および画素値のhを挟む両側の2つ基準色(右回りでhより先にある基準色の要素値=θsφおよび右回りでhより手前にある基準色の要素値=(1-θ)sφ)および黒(要素値=(1-φ))の計4個の基準色について、図5(d)に式を示すような値を量子化ベクトルの要素値とし、他の要素値は0とする。
S13においては、後述する方法で各画素の量子化色ベクトルの局所自己相関値を算出する。S14においては、局所自己相関値を要素毎に画像全体で足し合わせて特徴データを得る。
ここで、局所自己相関特徴について説明する。自己相関特徴は注目画素とこの注目画素と特定の位置関係にある他の画素との相関(要素毎の積)を表す関数であり、他の画素の位置や数のとり方により無数に考えられるが、他の画素の位置を局所領域に限定したものが局所自己相関特徴である。本発明では他の画素の位置=変位方向を参照点rを中心とする3×3画素の局所領域内、即ち注目画素の8近傍に限定している。
1組の変位方向に対応して量子化色ベクトルの要素のそれぞれの積が特徴量の要素になる。従って、[変位方向の組み合わせ(=相関パターン)の数]×[量子化色ベクトルの要素数の二乗]だけ特徴量の要素(=特徴ベクトル次元)が生成される。
相関パターンは、相関を取る画素の組合せを示す情報であり、相関パターンによって選択された画素のデータは相関値の計算に使用されるが、相関パターンによって選択されなかった画素は無視される。相関パターンでは注目画素(中心の画素:参照点)は必ず選択される。本発明においては0次および1次の相関パターンを採用する。
また、積分操作(平行移動:スキャン)で重複するパターンは同じ情報を複数回積算することになるので、1つの代表パターンを残して他を削除する。この結果、中心点を含むマスクパターンの種類は、選択画素数が1個のもの(0次):1パターン、選択画素数が2個のもの(1次):4パターンとなる。従って、量子化色ベクトルの要素数が7個であれば、局所自己相関特徴ベクトルは1×7+4×7×7=203次元となる。
図7は、局所自己相関における1次相関パターンを示す説明図である。前記したように、重複するパターンを除いた、ハッチングを施した2つの画素が選択されている1次マスクパターン4種類を示している。
局所自己相関特徴には、対象の切り出しを必要とせず、画像内における対象の位置によらず同一の対象から同一の特徴量が得られるという位置不変性、および画像内に複数の対象がある場合、この画像全体から得られる特徴量がそれぞれの対象から得られる特徴量の和となる加法性がある。
図6は、本発明におけるS13、14の局所自己相関値算出積算処理の内容を示すフローチャートである。S30においては、未処理の画素を選択する。S31においては、未処理の相関パターンを選択する。S32においては、相関パターンに基づき、2つの量子化色ベクトルのベクトル要素間の全ての組み合わせに対する積を求める。
S33においては、2つの量子化色ベクトルの明度Vの内の最も小さい値を重みとして各積に乗算する。但し、この処理はHSV空間を黒を除く7基準色で量子化する場合のみの処理であり、それ以外の場合にはS33はスキップする。S34においては、パターン、積対応に加算し、保存する。
S32、33、34の処理を数式で表すと次の数式4となる。なお、minは最小値を出力する演算子、**は2つの量子化色ベクトルのベクトル要素を1つずつ選択した全組み合わせに対するそれぞれの積を出力する演算子、Σは、相関パターン別、前記した積別に画像の全画素についての要素値を積算する演算子である。また、minは前述したようにHSV空間を黒を除く7基準色で量子化する場合のみ存在する。
Figure 2010026712
S35においては、全パターンについて処理が完了したか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS31に移行するが、肯定の場合にはS36に移行する。S36においては、全画素について処理が完了したか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS30に移行するが、肯定の場合には処理を終了する。
算出された特徴データは例えば画像データと対応して保存され、画像に含まれる対象物の認識/識別、類似する画像の検索などに利用される。以上のような構成および処理によって、カラー画像から色と形状の相関情報が同時に抽出されるので、対象認識に必要な情報が効果的に抽出され、対象物の識別能力が高くなる。
図8は、本発明の実施例2の色情報特徴量生成処理の内容を示すフローチャートである。この実施例はHSV色空間に変換せず、RGB色空間において局所自己相関値を算出するものである。
図9は、RGB空間上の基準色の位置例を示す説明図である。図9中の黒点が基準色候補の位置を示している。基準色の組み合わせとしては、座標軸が直交するR、G、Bそれぞれの輝度値が0.0〜1.0の範囲であるとき、例えばRGB全て0の原点、およびRGBのいずれか1つあるいは複数個の値が1であり、他は0である7点の計8点(実線で示したRGB空間全体を示す立方体の頂点)を採用可能である。
また、上記8点に加えて、RGBのいずれか2個の値が中間明度(0.5)であり、他の値は0または1である6点、およびRGB全ての値が0.5である1点の計7点を加えた15点を採用してもよい。
図8のS40においては、カラー画像データを読み込む。S41においては、RGB色空間の基準色位置までの距離に基づいて各画素の色を量子化する。量子化ベクトルは基準色の個数分の要素を持つ。量子化方法、即ち量子化ベクトルの各要素値は以下のようにして決定する。まず、RGB色空間内において画素色と各基準色との距離dをそれぞれ計算し、距離が近い順に所定個数(例えば3個でもよい)の基準色を選択する。
次に各基準色と対応する要素値を以下の条件(1)、(2)に基づき決定する。(1)要素値は画素色と基準色との距離dが小さいほど大きくなる。例えば要素値は[1/d]あるいは[exp(−d)]に比例する。(2)全ての要素の値の合計は1である。
例えば、近傍の基準色の上位N個を採用し、距離を近い順にd1,…dNとした場合、[1/d]に比例する要素値(=重みw^i)は以下の数式5によって算出できる。仮に最近傍の距離d1の重みを1とすると、2番目以降の距離diの重みwiは、wi=d1/di(i>1)となる。ここで要素値の合計を1にするため、各重みwiを重みの合計Sで除算する。重みの合計Sは下記の通りであり、結果として各重みw^iは数式5によって表される。
Figure 2010026712
S42以降の処理は図2のS13以降と同一であり、S42においては各画素の色ベクトルの局所自己相関値を算出する。S43においては局所自己相関値を画像全体で足し合わせて特徴データを得る。
図10は、本発明の実施例3の色情報特徴量生成処理の内容を示すフローチャートである。実施例3はカラー画像からクラスタリングによって基準色を決定するものである。なお、実施例3としては色空間を変換する例を開示するが、クラスタリングによる基準色の決定は色空間変換手段の有無に関わらず、任意の色空間において実施可能である。
S50においては、カラー画像データを読み込む。S51においては、各画素の色情報をRGB空間からHSV色空間へ変換する。S52においては、色分布に従って色空間をクラスタリングし、基準色を決定する。
クラスタリングには公知の任意の方法を採用可能であり、例えば公知のMean Shift法を用いることができる。Mean Shift法の内容については下記の非特許文献1に開示されている。Mean Shift法は、クラス数を与えないクラスタリング手法であり、どの程度の近傍を近いものとするかのスケールパラメータはデータに応じて適宜選択するが、例えば全データ間の距離の平均であってもよい。なお、Mean Shift法の他、k-means法も採用可能であり、この場合にはクラスタ数kがパラメータとなる。
Dorin Comaniciu and Peter Meer. Mean shift:A robust approach toward feature space analysis.IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence,Vol.24, No.5, pp.603-619, 2002。
図11は、HSV空間上のクラスタリングによる基準色の位置例を示す説明図である。この例では5個の基準色が示されている。なお、基準色を決める際には、例えば画像検索における母集団となる多数の画像データから上記したクラスタリング手法により基準色を決定する。
S53以降の処理は図2のS12以降と同一であり、S53においては基準色位置までの距離に基づいて各画素の色を量子化する。これは、図8のS41の方法と同一である。S54においては各画素の色ベクトルの局所自己相関値を算出する。S55においては、局所自己相関値を画像全体で足し合わせて特徴データを得る。
以上、実施例について説明したが、本発明には以下のような変形例も考えられる。実施例においては、量子化方法として複数の基準色からの距離に基づいて要素値を決定する方法を開示したが、より簡便な量子化方法として、画素色に最も近い基準色と対応する要素のみを1、他を0とする最近傍量子化方法を採用してもよい。また、実施例においては1次の相関までを採用する例を開示したが、2次以上(3点関係以上)の相関も同様に定義し、採用することが可能である。
実施例としては、コンピュータを使用してソフトウェア処理する例を開示したが、本発明を実施するハードウェアとしてはコンピュータに限らず、論理回路の組み合わせによっても実現可能であり、LSI化することによってより高速な処理が可能となる。
本発明による特徴抽出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の色情報特徴量生成処理の内容を示すフローチャートである。 HSV空間および7基準色の位置を示す説明図である。 HSV空間における15基準色の位置を示す説明図である。 HSV空間において15基準色を採用した場合の量子化方法を示す説明図である。 本発明におけるS13、14の局所自己相関値算出積算処理の内容を示すフローチャートである。 局所自己相関における1次相関パターンを示す説明図である。 本発明の実施例2の色情報特徴量生成処理の内容を示すフローチャートである。 RGB空間上の基準色の位置例を示す説明図である。 本発明の実施例3の色情報特徴量生成処理の内容を示すフローチャートである。 HSV空間上のクラスタリングによる基準色の位置例を示す説明図である。
符号の説明
10…デジタルカメラ
11…コンピュータ
12…モニタ装置
13…キーボード
14…マウス

Claims (8)

  1. 予め定められた基準色ベクトルを参照してカラー画像データの各画素の色ベクトルを量子化する量子化手段と、
    前記量子化手段によって量子化された色ベクトルを用いて局所自己相関値を算出する局所自己相関値算出手段と、
    算出された前記局所自己相関値を足し合わせる積算手段と
    を備えたことを特徴とする特徴抽出装置。
  2. 更に、カラー画像データの色空間を変換する色空間変換手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の特徴抽出装置。
  3. 前記色空間変換手段は非線形変換することを特徴とする請求項2に記載の特徴抽出装置。
  4. 前記色空間変換手段は、色空間をRGB空間からHSV空間へ変換し、
    前記基準色ベクトルは、黒を含まないHSV空間の7色、黒を含むHSV空間の8色あるいは黒および中間明度の色を含むHSV空間の15色のいずれかであることを特徴とする請求項2乃至3のいずれかに記載の特徴抽出装置。
  5. 前記局所自己相関値算出手段は、相関を取るための積に重みを乗算する重み付け手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の特徴抽出装置。
  6. 前記基準色ベクトルは、直交する座標軸によって表されるRGB空間全体を示す立方体の全ての頂点の8色あるいは前記8色に加えてRGBの内の少なくとも2値が中間明度であり、他の値が0か1である基準色を含むRGB空間の15色のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の特徴抽出装置。
  7. 更に、基準色ベクトルをカラー画像データの色情報のクラスタリングにより決定する基準色ベクトル決定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の特徴抽出装置。
  8. 予め定められた基準色ベクトルまでの距離に基づいてカラー画像データの各画素の色ベクトルを量子化するステップ、
    前記量子化手段によって量子化された色ベクトルを用いて局所自己相関値を算出するステップ、
    算出された前記局所自己相関値を足し合わせるステップ
    を含むことを特徴とする特徴抽出方法。
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