JP2010025196A - 管継手用インナーリング、管継手、インナーリング製造方法 - Google Patents
管継手用インナーリング、管継手、インナーリング製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010025196A JP2010025196A JP2008185964A JP2008185964A JP2010025196A JP 2010025196 A JP2010025196 A JP 2010025196A JP 2008185964 A JP2008185964 A JP 2008185964A JP 2008185964 A JP2008185964 A JP 2008185964A JP 2010025196 A JP2010025196 A JP 2010025196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner ring
- pipe joint
- tubular
- tube
- tubular portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Joints With Pressure Members (AREA)
Abstract
【解決手段】管継手において、外周に雄ネジ9を持って継手本体1から突設される管状部6と、外径側に隆起した環状大径部11aを有するシール用のインナーリング4と、雌ネジ18が形成されるユニオンナット3とから成り、インナーリング4の外周面4Gと管状部6の内周部6Nとの間にフッ素樹脂製のチューブ部2Aの端部2aが嵌装される状態におけるユニオンナット3の管状部6の付根側への螺進による締付けにより、インナーリング4の環状大径部11aとチューブ2Aの内周部との間と、チューブ部2Aの外周部と管状部6の内周部6Nとの間とのうちの少なくとも一方を密着するシール部Sが構成され、インナーリング4には、その流体移送用流路4Wに作用するストレーナ4Sが一体的に装備される。
【選択図】図4
Description
外周に雄ネジ部9が形成された状態で継手本体1から突設される管状部6の内周部6Nと前記外周部4Gとの間に可撓性材料で成る流体移送用チューブ2Aの端部2aが嵌装される状態における、前記雄ネジ部9に螺合自在な雌ネジ部18が形成されたユニオンナット3の前記管状部6の付根側への螺進による締付けにより、前記環状大径部分11aと前記チューブ2Aの内周部との間と、前記チューブ2Aの外周部と前記管状部6の内周部6Nとの間とのうちの少なくとも一方を密着するシール部Sが形成されるように構成されるとともに、前記流体移送用流路4Wに作用するストレーナ4Sが一体的に装備されていることを特徴とするものである。
前記インナーリング4の外周面4Gと前記管状部6の内周部6Nとの間に可撓性材料で成る流体移送用チューブ2Aの端部2aが嵌装される状態における前記ユニオンナット3の前記管状部6の付根側への螺進による締付けにより、前記インナーリング4の環状大径部11aと前記チューブ2Aの内周部との間と、前記チューブ2Aの外周部と前記管状部6の内周部6Nとの間とのうちの少なくとも一方を密着するシール部Sが構成されるとともに、
前記インナーリング4には、その流体移送用流路4Wに作用するストレーナ4Sが一体的に装備されていることを特徴とするものである。
樹脂製の管継手Aは、図4に示すように、第1連結部R1、第2連結部R2、及び継手部Tを有して構成されている。継手部Tは、それぞれが耐熱、耐薬品性に優れるフッ素樹脂(例:PTFE)等の樹脂によって成形された第1継手体1と、第2継手体2と、ユニオンナット3と、インナーリング(管継手用インナーリング)4とを備えて構成されている。インナーリング4は、主として、第1継手体1に挿入して接続される第2継手体2のチューブ部(流体移送用チューブの一例)2Aに圧入されている。
インナーリング4は、図6に示すように、流体移送用流路4Wの根元側部分に一体的に形成されるストレーナ4Sを有するものでも良い。即ち、ストレーナ4Sは、インナーリング4の突出部10の内径側に一体形成されるエレメント24に、複数の開口部K、例えば小円孔28が形成されて構成されている。この場合、インナーリング4の根元側部分の強度や剛性が向上するようになる。
インナーリング4は、図8に示すように、流体移送用流路4Wにおける軸心C方向(長手方向)の中間部に一体的に形成されるストレーナ4Sを有するものでも良い。即ち、ストレーナ4Sは、インナーリング4の圧入部11の内径側に一体形成されるエレメント24に、複数の開口部K、例えば小円孔28が形成されて構成されている。この場合、インナーリング4の軸心C方向(長手方向)の中央部分の強度や剛性が向上するようになる。
開口部Kの形状は、図6,8,10に示すように、エレメント24に形成される多数の小円孔28で成るものでも良い。この場合は、図3等に示される長孔25のものよりも濾過対象物が小さなものとなる。
開口部Kは、図11に示すように、軸心方向視の形状が互いに複数種に異なる円孔30、小円弧孔31、及び大円弧孔32とを有して成るものでも良い。この図11の場合は、小円弧孔31及び大円弧孔32は四つずつ形成され、中心の円孔30は一つのみ形成されている。
インナーリング4と第1継手体1とで構成される奥シール部Qは、図12に示すように、第1継手体1の軸心C方向の外方に向けて漸次拡径するテーパ面より構成されるシール面33と、インナーリング4の突出部(端部)10に形成されたテーパ面からなる突出端面34との密着によって形成される構造でも良い。即ち、シール面33は、受口6の内径側において胴部5から第2継手体2側に突出する円錐筒状突起35の傾斜外周面であり、突出端面34は、インナーリング4の内周面4Nにおける突出部10側端が先拡がりする状態に傾斜する面である。その他の構造は、図4に示す管継手Aと同じであり、同一箇所には同一の符号を記す。
2A チューブ
2a 端部
3 ユニオンナット
4 インナーリング
4G 外周部
4N 内周部
4S ストレーナ
4T 筒状体
4W 流体移送用流路
6 管状部
6N 内周部
8 シール面
9 雄ネジ部
11a 環状大径部分
10 付根側の端部
15 内向きテーパ面
18 雌ネジ部
20 円筒部
21 環状溝部
24 エレメント
25 長孔
27 遮断壁
33 シール面
34 突出端面
C 軸心
K 開口部
Q 奥シール部
S シール部
Claims (10)
- 外径側に隆起した環状大径部分が形成される外周部、及び流体移送用流路として形成される内周部を有する筒状体で成り、
外周に雄ネジ部が形成された状態で継手本体から突設される管状部の内周部と前記外周部との間に可撓性材料で成る流体移送用チューブの端部が嵌装される状態における、前記雄ネジ部に螺合自在な雌ネジ部が形成されたユニオンナットの前記管状部の付根側への螺進による締付けにより、前記環状大径部分と前記チューブの内周部との間と、前記チューブの外周部と前記管状部の内周部との間とのうちの少なくとも一方を密着するシール部が形成されるように構成されるとともに、前記流体移送用流路に作用するストレーナが一体的に装備されている管継手用インナーリング。 - 前記ユニオンナットの前記管状部の前記付根側への螺進による締付けによって、前記管状部又は前記継手本体と前記筒状体の付根側の端部とが密着しての奥シール部が構成されるように、前記筒状体における前記環状大径部よりも前記付根側の端部が、前記管状部又は前記継手本体に内嵌自在に形成されている請求項1に記載の管継手用インナーリング。
- 前記ストレーナが、前記筒状体における前記管状部の先端側に相当する圧入部側端部の前記流体移送用流路に設けられている請求項1又は2に記載の管継手用インナーリング。
- 前記ストレーナを構成するエレメントの開口部が、互いに同一方向に揃えられる多数の長孔で形成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の管継手用インナーリング。
- 外周に雄ネジ部が形成された状態で継手本体から突設される管状部と、外径側に隆起した環状大径部を有するシール用のインナーリングと、前記雄ネジ部に螺合自在な雌ネジ部が形成されるニオンナットとから成り、
前記インナーリングの外周面と前記管状部の内周部との間に可撓性材料で成る流体移送用チューブの端部が嵌装される状態における前記ユニオンナットの前記管状部の付根側への螺進による締付けにより、前記インナーリングの環状大径部と前記チューブの内周部との間と、前記チューブの外周部と前記管状部の内周部との間とのうちの少なくとも一方を密着するシール部が構成されるとともに、
前記インナーリングには、その流体移送用流路に作用するストレーナが一体的に装備されている管継手。 - 前記シール部が、前記管状部の先端部における内周部に、前記管状部の軸心に対して交差するテーパ面により構成されたシール面と、前記インナーリングの前記環状大径部の斜面部に形成された内向きテーパ面との間に、前記チューブの端部を傾斜状態に挟持することによって構成されている請求項5に記載の管継手。
- 前記インナーリングにおける前記環状大径部よりも前記付根側の端部が前記管状部又は前記継手本体に内嵌されており、その内嵌部分における前記管状部又は前記継手本体と前記インナーリングとを、前記ユニオンナットの前記管状部の付根側への螺進による締付けによって密着する奥シール部が形成されている請求項5又は6に記載の管継手。
- 前記奥シール部が、前記管状部又は前記継手本体の軸心方向の外方に向けて漸次拡径するテーパ面より構成されるシール面と、前記インナーリングの端部に形成されたテーパ面からなる突出端面との密着によって形成されている請求項7に記載の管継手。
- 前記奥シール部が、前記管状部又は前記継手本体の前記シール面よりも径方向で外側において前記管状部の軸心と平行に形成された環状溝部に、前記インナーリングの端部に形成された円筒部を嵌入することで構成されている請求項8に記載の管継手。
- 請求項1〜4に記載の管継手用インナーリング及び請求項5〜9に記載の管継手のうちの何れか一項に記載の前記スレーナが、前記流体移送用流路を閉塞する状態の遮断壁を前記インナーリングに一体形成し、それから前記遮断壁に複数の開口部を貫通形成することにより形成されるインナーリング製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008185964A JP4701271B2 (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | 管継手用インナーリング、管継手、インナーリング製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008185964A JP4701271B2 (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | 管継手用インナーリング、管継手、インナーリング製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010025196A true JP2010025196A (ja) | 2010-02-04 |
JP4701271B2 JP4701271B2 (ja) | 2011-06-15 |
Family
ID=41731229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008185964A Active JP4701271B2 (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | 管継手用インナーリング、管継手、インナーリング製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4701271B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020233335A1 (zh) * | 2019-05-17 | 2020-11-26 | 杭州科百特过滤器材有限公司 | 一种与管子连接的管接头 |
WO2020233336A1 (zh) * | 2019-05-17 | 2020-11-26 | 杭州科百特过滤器材有限公司 | 密封导管接头 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07243563A (ja) * | 1994-03-02 | 1995-09-19 | Showa Tansan Kk | 高圧ガス用ジョイント |
JP2005344795A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | 管継手用のインナーリング、管継手、及び管継手の接続方法 |
WO2007046185A1 (ja) * | 2005-10-19 | 2007-04-26 | Arai Machinery Corporation | 孔明き加工部材 |
-
2008
- 2008-07-17 JP JP2008185964A patent/JP4701271B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07243563A (ja) * | 1994-03-02 | 1995-09-19 | Showa Tansan Kk | 高圧ガス用ジョイント |
JP2005344795A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | 管継手用のインナーリング、管継手、及び管継手の接続方法 |
WO2007046185A1 (ja) * | 2005-10-19 | 2007-04-26 | Arai Machinery Corporation | 孔明き加工部材 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020233335A1 (zh) * | 2019-05-17 | 2020-11-26 | 杭州科百特过滤器材有限公司 | 一种与管子连接的管接头 |
WO2020233336A1 (zh) * | 2019-05-17 | 2020-11-26 | 杭州科百特过滤器材有限公司 | 密封导管接头 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4701271B2 (ja) | 2011-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3604883B1 (en) | Resinous pipe joint | |
JP5871855B2 (ja) | インナーリング | |
JP4253026B2 (ja) | 樹脂製管継手およびその製造方法 | |
US9109728B2 (en) | Resinous pipe joint | |
JP2011503449A (ja) | Oリングが不要なシール連結部 | |
KR20160024847A (ko) | 관 접속 장치 | |
JP5764469B2 (ja) | インナーリング | |
JP5186329B2 (ja) | 管継手用継手本体、管継手、継手本体製造方法 | |
JP4701271B2 (ja) | 管継手用インナーリング、管継手、インナーリング製造方法 | |
JP4131716B2 (ja) | 管継手用のフッ素樹脂製インナーリング、管継手、及び管継手の接続方法 | |
JP2006161873A (ja) | 集積パネルと流体デバイスとの接続構造 | |
JP2005344796A (ja) | 流体機器 | |
US20220025996A1 (en) | Conversion adapter and fitting with the same | |
JP4848467B2 (ja) | フランジ配管と流体機器との接続構造 | |
JP4654013B2 (ja) | 集積パネルと流体デバイスとの接続構造 | |
US11885444B2 (en) | Sleeve and fitting with the same | |
JP2013100876A (ja) | 管継手構造 | |
JP2006161830A (ja) | フランジ配管どうしの接続構造及びフランジ配管と流体機器との接続構造 | |
CN114599907B (zh) | 管接头 | |
JP6913541B2 (ja) | 流体機器の接続構造 | |
JP6913540B2 (ja) | 流体機器の接続構造 | |
JPH0620985U (ja) | 樹脂製管継手 | |
KR20230160189A (ko) | 푸시-피팅 | |
JP2023547913A (ja) | 流体接続アセンブリ | |
JP2010038267A (ja) | 樹脂管継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101005 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4701271 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |