JP2010024889A - 内燃機関の回転制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ECM(エンジンコントロールモジュール)を具備したコモンレールエンジンのアイドリング回転数を容易に変更可能とし、微調整も可能とすることで、エンジンと他の機器を効率的に稼働させるためのアイドル回転調整方法及びその装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
コモンレールエンジンのアイドリング回転数を調整するアイドル回転調整装置であって、前記エンジンの回転数を制御するスロットルレバーからの入力を電気信号に変換するコントロールボックスと、前記コントロールボックスとエンジンを制御するECMを電気的に結合するように設置されたアイドル回転調整回路とを具備し、前記ECMにアイドル回転数に応じた電圧を、前記アイドル回転調整回路を介して印加することで、前記エンジンのアイドル回転数を調整する。
【選択図】図1

Description

内燃機関のアイドリング回転数を調整する方法及びその装置に関するものであって、特に、ECMを具備したコモンレールエンジンのアイドリング回転数を調整する方法及びその装置に関するものである。
発電機用、産業用、車両用、船舶用の内燃機関として、コモンレールディーゼルエンジンがあり、前記ディーゼルエンジンは、燃料や空気の供給、燃料噴射量、噴射時期等の制御を行うECM(Engine Control Module)を具備している。
前述した発電機、産業、車両、船舶用の内燃機関としてコモンレールディーゼルエンジンを使用する場合には、それぞれの装置ごとにエンジンを設計するには莫大なコストがかかるため、同じ型のエンジンを多種の機器に流用することが多く、その際、ECMもエンジンと共に流用されることが多い。
ここで、前記ECMはコモンレールディーゼルエンジンを最適に稼動させるための制御を担っており、コンピュータのプログラムによって制御を行っており、各制御対象としている項目が最適のバランスを有するように構成されている。そのため、例えば、アイドリング回転数のみを変更しようとしたとき、前記ECMのプログラム自体を書き換える必要があり、変更されたアイドリング回転数を中心として、各制御対象項目が最適のバランスを有するようにプログラムを設計しなおす必要がある。
例えば、乗用車等であれば同型の車種が量産されるため、車種ごとにエンジン及びEC
Mを設計することは可能であるが、例えば、船舶はそれぞれが異なる船型、プロペラを有しており、搭載している補機も異なるため、同サイズの船舶であっても、必要となるエンジン特性が大きく異なるという特徴を持っており、同型のエンジンを搭載する際の大きな問題となっている。
具体的には船型、プロペラの特性が異なると、最適となるエンジンの制御も異なり、例えば、アイドリング状態から前進へスロットルを操作する場合、プロペラとアイドリング回転数の相性によりクラッチが入る瞬間のショックの大きさが決まる。
また、船舶により操舵装置、発電機、水ポンプ、油圧ポンプ等、搭載している補機が異なり、前記補機の動力はエンジンから取出すため、同型の船型及びプロペラであっても、エンジンへの負荷が異なるため、必要となるエンジン特性が異なってしまう。
即ち、異なるエンジン特性が必要である船舶をはじめとする機器に対して、それぞれに対して最適なコモンレールエンジン及びECMを提供することが困難であるという現状がある。
上記に対して、エンジンやECMのプログラムを設計することは困難であるが、例えば船舶の過給器やクラッチ機構の構造や制御の変更により、加速性能の向上及びクラッチが入る瞬間のショックを低減する発明が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−150792号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置によると、船型、プロペラ等の性能、及び搭載する補機等に合わせて、過給器の稼働するエンジン回転領域を変える必要があり、そのために過給器は船舶ごとに設計や選択をする必要があり、それぞれの船舶に対して最適な過給器等を提供することは困難となっている。
また、船舶では補機の動力をエンジンから取るため、補機が増えたりすることでエンジン負荷が増加し、アイドリング回転数が低下するという問題を解決することはできない。このアイドリング回転数の低下により、過給器の作動するポイントが遅れてしまう。即ち、アイドリング回転数の低下及びエンジン負荷の増加により、過給器の作動する回転数までエンジン回転数を上昇させるために時間がかかるようになってしまう問題がある。
さらに、船舶は使用経過年数により船体の抵抗やプロペラの推進力が、貝類の付着等によって著しく変化してしまい、引用文献1に記載の装置では、この変化に対応することができない。即ち、微調整が困難な装置であるため、例え、前記装置を船舶ごとに設計して設置した場合であっても、経過年数により最適であったエンジンとのバランスが崩れてしまう問題がある。
本願発明は上述の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ECMを具備したコモンレールエンジンのアイドリング回転数を容易に変更可能とし、微調整も可能とすることで、エンジンと他の機器を効率的に稼働させるためのアイドル回転調整方法及びその装置を提供するものである。
特に、船舶においては船型やプロペラ、及び搭載している補機により異なるエンジンの最適なアイドリング回転数の調整を可能とし、船舶ごとに専用エンジンを設計した様なエンジン特性を提供するものである。
上記の目的を達成するための本願発明に係るアイドル回転調整方法は、コモンレールエンジンのアイドリング回転数を調整するアイドル回転調整方法であって、エンジン始動時に前記エンジンの回転数を制御するスロットルレバーからの入力を電気信号に変換するコントロールボックスで予め調整された電圧を、アイドル回転調整回路を介して、エンジンを制御するECMに印加することで、予め調整されたアイドル回転数で前記エンジンを回転させるように制御することを特徴とする。
上記の方法により、コモンレールエンジンのアイドリング回転数を変更する必要があった際に、ECMの制御プログラムをその度設計し、変更する従来の方法を用いずに、前記コントロールボックス及びアイドル回転調整回路を介して、ECMへ電圧を印加することで、容易にアイドリング回転数を変更、調整することが可能となった。
上記の目的を達成するための本願発明に係るアイドル回転調整装置は、コモンレールエンジンのアイドリング回転数を調整するアイドル回転調整装置であって、前記エンジンの回転数を制御するスロットルレバーからの入力を電気信号に変換するコントロールボックスと、前記コントロールボックスとエンジンを制御するECMを電気的に結合するように設置されたアイドル回転調整回路とを具備し、前記ECMにアイドル回転数に応じた電圧を、前記アイドル回転調整回路を介して印加することで、前記エンジンのアイドル回転数を調整することを特徴とする。
上記の構成により、コモンレールエンジンのアイドリング回転数を任意の値に調整することが容易となった。即ち、コモンレールエンジンを搭載している機器のアイドリング回転数を変更、調整する場合には、機器に設置されているECMとコントロールヘッドの間
に、本願発明のアイドル回転調整装置(コントロールボックスとアイドル回転調整回路からなるアイドル回転調整装置)を設置することで可能となる。
上記のアイドル回転調整装置において、前記コントロールボックスが、前記スロットルレバーと接続されたワイヤーと、前記ワイヤーを回転自在に支持された回転板の一端に接続し、前記回転板の他端から可変抵抗部材にワイヤーを接続することで、物理的変位を電気信号に変換するよう構成されており、前記回転板の回転量を可動ストッパー部材により制御するように構成していることを特徴とする。
上記の構成により、スロットルレバーの物理的変位がワイヤーを介してコントロールボックスに伝達され、コントロールボックス内では、前記ワイヤーの移動が回転板を介して可変抵抗部材に伝達されることで、前記可変抵抗部材が生じる抵抗値が変わり、電気信号として出力することが可能となった。
物理的変位を伝達する前記回転板の回転量を、前記可動ストッパー部材(アイドル回転調整ビス)により制御しているため、前記可変抵抗部材が生じる抵抗値が制御され、前記コントロールボックスから出力される電気信号の値を制御することが可能となる。
上記のアイドル回転調整装置において、前記可動ストッパー部材によりコントロールボックスに設置された可変抵抗部材の抵抗を変化させることで、前記ECMに印加する電圧を調整し、アイドリング回転数を制御することを特徴とする。
上記の構成により、この電圧(電気信号)がECMに入力されることで、アイドリング回転数を変更、調整することが可能となった。
即ち、前記可動ストッパー部材である例えばアイドル回転調整ビスの締め込み量が、アイドリング回転数に影響するため、アイドリング回転数の変更、調整が容易に行なうことが可能となった。
上記のアイドル回転調整装置において、前記コントロールボックスの出力(Vout)
とECMの入力(Vout)の間にサイリスタを接続し、前記エンジンのキースイッチのエンジン始動ポジション(C)と前記サイリスタのゲートを接続したアイドル回転調整回路を具備したアイドル回転調整装置であって、前記キースイッチが電源入力ポジション(Acc)の際に、前記ECMに初期設定のアイドル回転数に相当する電圧を印加し、前記キースイッチがエンジン始動ポジション(C)の際に、コントロールボックスで調整された変更後のアイドル回転数に相当する電圧を前記ECMに印加するように構成したことを特徴とする。
上記の構成により、予め前記アイドル回転調整ビス(可動ストッパー部材)により調整された前記コントロールボックスからの出力信号(電圧)を、キースイッチによりエンジンを起動する際に、自動的にECMに読み込み、予め設定されたアイドリング回転数を反映させることが可能となった。
即ち、前記キースイッチとアイドル回転調整装置を連動させるように接続したことで、アイドル回転調整ビスが調整されていれば、通常のエンジン始動と同様の操作で、予め設定された任意のアイドリング回転数で自動的にエンジンを始動させることが可能となった。
また、アイドル回転調整回路にサイリスタを利用することで、回路自体を単純な構造とすることが可能となった。
上記の目的を達成するための本願発明に係るアイドル回転調整装置は、前記コントロールボックスの出力とECMの入力の間にリレーを接続し、前記電源入力ポジションと前記リレーのスイッチの間にサイリスタを接続し、前記サイリスタのゲートとエンジン始動ポジションを接続したアイドル回転調整回路を具備したアイドル回転調整装置であって、前記キースイッチが電源入力ポジションの際に、前記ECMに初期設定のアイドル回転数に相当する電圧を印加し、前記キースイッチがエンジン始動ポジションの際に、コントロールボックスで調整された変更後のアイドル回転数に相当する電圧を前記ECMに印加するように構成したことを特徴とする。
上記の目的を達成するための本願発明に係るアイドル回転調整装置は、前記コントロールボックスの出力とECMの入力の間にリレーを接続し、前記電源入力ポジション及びエンジン始動ポジションを前記リレーのスイッチを接続したアイドル回転調整回路を具備したアイドル回転調整装置であって、前記キースイッチが電源入力ポジションの際に、前記ECMに初期設定のアイドル回転数に相当する電圧を印加し、前記キースイッチがエンジン始動ポジションの際に、コントロールボックスで調整された変更後のアイドル回転数に相当する電圧を前記ECMに印加するように構成したことを特徴とする。
上記の構成により、リレーを利用することで電圧のドロップが微小となり、制御可能となる電圧の領域が広がるため、ECMに入力される電圧の微調整が可能となり、そのため前記電圧により制御されるアイドリング回転数の微調整が可能となった。
本願発明のアイドル回転調整方法及びその装置によれば、ECMを具備したコモンレールエンジンのアイドリング回転数を容易に変更可能とし、微調整も可能とすることで、エンジンと他の機器を効率的に稼働させるためのアイドル回転調整方法及びその装置を提供することが可能となった。
特に、船舶においては船型やプロペラ、及び搭載している補機により異なるエンジンの最適なアイドリング回転数の調整を可能とし、船舶ごとに専用エンジンを設計した様なエンジン特性を提供することを可能とした。
以下、本願発明を図に示す実施形態を参照して具体的に説明する。
(アイドル回転調整装置)
図2は本願発明のアイドル回転調整装置とエンジン等との関係を示した概略図であり、アイドル回転調整装置1は、アイドル回転調整回路10とコントロールボックス20を具備し、前記コントロールボックス20はスロットルレバー35を有したコントロールヘッド36とワイヤーで物理的に接続されており、前記コントロールボックス20によりワイヤーの物理的変位量を電気信号に変換してアイドル回転調整回路10に信号線40を介して送るよう構成している。
前記アイドル回転調整回路10はECM(エンジンコントロールモジュール)と信号線40で接続されており、前記ECMはリレー32と合わせてジャンクションボックス33に設置されている。
前記ECM31はさらにコモンレールエンジン30と接続されており、前記ECMから空気、燃料等の供給量や燃料噴射用バルブの開閉タイミング等、コモンレールエンジン30を最適に稼働させるための制御をしている。
また、前記ECMはメーターボード34に接続されており、コモンレールエンジン30の回転数やアラーム等を示すよう構成されており、コントロールヘッド36はマリンギア38とワイヤー37で接続されている。
(第1のアイドル回転調整回路)
図1はアイドル回転調整回路10の第1の実施例であるアイドル回転調整回路10Aを示しており、コントロールボックス20の出力(Vout)とECM31の入力(Vout)の間にサイリスタ11を接続し、前記エンジン30のキースイッチ41のエンジン始動ポジション(C)と前記サイリスタ11のゲートを接続したアイドル回転調整回路10Aであって、前記キースイッチ41が電源入力ポジション(Acc)の際に、前記ECM31に初期設定のアイドル回転数に相当する電圧を印加し、前記キースイッチ41がエンジン始動ポジション(C)の際に、コントロールボックス20で調整された変更後のアイドル回転数に相当する電圧を前記ECM31に印加するように構成している。
以下にアイドル回転調整装置が作動する際の原理を説明する。
図1に示したキースイッチ41をON(電源入力ポジション、Acc)にすることでB−Accが導通し、ECMにはバッテリー42により電気が流れ、Vout−GND間に設定されたアイドル回転数に相当する印加電圧(例えば1.0V)が印加される。これは従来のコモンレールエンジン始動前に、ECMに印加される電圧である。ここで、ECMはスロットルレバー35が中立の位置にあること(異常のないこと)を確認する。
次にキースイッチ41をエンジン始動ポジション(C)にすることで、B−Cが導通する。ここで、従来のコモンレールエンジンであれば、コントロールボックス20の出力(Vout)からECM31の入力(Vout)に、電源入力時と同等の電圧(例えば1.0V)が印加されエンジンが始動し、予めECMにより設定されているアイドリング回転数で前記エンジンが回転する。
しかし、本願発明のアイドル回転調整回路10Aを設置している場合は、エンジン始動時に、B−Cが導通し、抵抗13(例えば2kΩ)を経由してサイリスタ11のゲートに電圧を印加し、これによりサイリスタ11が導通するようになり、コントロールボックス20の出力(Vout)からECM31の入力(Vout)に、アイドル回転調整ビスにより調整された電圧(例えば1.2V)が印加される。
その結果、ECM31のVout−GND間にアイドルアップの電圧(例えば1.2V)が印加され、始動後のエンジンはこのアイドルアップされた回転数を基準に回転数が変化するようになる。
また、コントロールボックス20側のVoutの電圧を低下させることにより、アイドリング回転数を下げること(アイドルダウン)も可能である。
つまり、電源入力時には異常なしの情報として、通常時と同様の電圧(例えば1.0V)をECM31に印加し、エンジン始動時には異なる電圧(例えば1.2V)を印加することで、基準となるアイドリング回転数をECMにあたかも誤認させるようにすることで、アイドリング回転数を調整することを可能としている。
(第2のアイドル回転調整回路)
図3は、エンジン始動ポジション(C)が抵抗13を介してサイリスタ11のゲートに接続され、電源入力ポジション(Acc)は前記サイリスタ11を介してリレー15に接
続されている第2の実施例であるアイドル回転調整回路10Bを示している。リレー15が印加されるとコントロールボックス20とECM31が導通し、コントロールボックス20で設定されたアイドリング回転数に応じた電圧をECMに印加するように構成されている。
(第3のアイドル回転調整回路)
図4は、電源入力ポジション(Acc)が抵抗13を介してリレー15に接続され、エンジン始動ポジション(C)が前記リレー15に接続されている第3の実施例であるアイドル回転調整回路10Cを示している。
上記のアイドル回転調整回路の3つの実施例は、アイドリング回転数を調整するために同様の働きをする。
(コントロールボックス)
図5はコントロールボックス20の機構の概略を示しており、前記コントロールボックス20の役割は、スロットルレバー35の物理的な動きを、電気信号に変換してECMへ出力すること、また、アイドリング回転数を調整することである。
例えば、スロットルレバー35の操作によってワイヤー37が引かれた場合、前記ワイヤー37の先端に接続された回転板22が、固定軸23を中心に時計回りに回転し、前記回転板22の他端及び可変抵抗25に固定されたワイヤー37が左方向に引かれ、前記可変抵抗25が回転することで抵抗値が変わるため、信号線40を介してECM31へ信号(電気)が送られるよう構成されている。
ここで、ばね24により回転板22は初期位置に戻るよう構成されており、例えばスロットルレバー35から操縦者が手を離した場合には、回転板22の位置は中立となり、ECMはエンジンの回転をアイドリング回転数まで下げるよう制御される。
ここで、回転板22の初期位置を変更するための可動ストッパー部材21(アイドル回転調整ビス)が設けられており、例えば、ねじ等で構成することが可能である。このねじにより回転板22の初期位置を変更することで、前記アイドル回転調整回路10を介してECMに送られる信号(電圧)を調整することが可能となっている。
(まとめ)
本願発明におけるアイドル回転調整方法及びその装置により、ECMを具備したコモンレールエンジンのアイドリング回転数を容易に変更可能とし、微調整も可能とすることで、エンジンと他の機器を効率的に稼働させるためのアイドル回転調整方法及びその装置を提供することが可能となった。
例えば、船舶において補機を大量に搭載することによって、アイドリング回転数が低下してしまい、船舶のスロットルレバー操作時に、エンジン回転数及び船速の上昇がもたついたり、あるサイズのエンジンを搭載するには小さい船体である場合、アイドリング回転数が高すぎて、クラッチがつながる際のショックが大きく、クラッチを破損してしまったり等の問題を、アイドル回転調整装置を機器(例えば船舶)に搭載し、アイドル回転調整ビスを調節することで、容易に解決することが可能となった。
また、船舶においては船型やプロペラ、及び搭載している補機により異なるエンジンの最適なアイドリング回転数の調整を可能とし、船舶ごとに専用エンジンを設計した様なエンジン特性を提供することを実現した。
さらに、エンジンや付属の機器の経年劣化等による性能の変化に対しても、最適となるアイドリング回転数に容易に調整することが可能となった。
本願発明のアイドル回転調整回路の第1の実施例の回路図である。 本願発明のアイドル回転調整装置とエンジン等との関係を示した概略図である。 本願発明のアイドル回転調整回路の第2の実施例の回路図である。 本願発明のアイドル回転調整回路の第3の実施例の回路図である。 本願発明のコントロールボックスの実施例を示した概略図である。
符号の説明
1 アイドル回転調整装置
10A、10B、10C アイドル回転調整回路
11 サイリスタ
12 ダイオード
13 抵抗
14 可変抵抗
15 リレー
20 コントロールボックス
21 アイドル回転調整ビス
22 回転板
23 固定軸
24 ばね
25 可変抵抗
30 コモンレールエンジン
31 ECM(エンジンコントロールモジュール)
32 リレー
33 ジャンクションボックス
34 メーターボード
35 スロットルレバー
36 コントロールヘッド
40 信号線
41 キースイッチ

Claims (7)

  1. コモンレールエンジンのアイドリング回転数を調整するアイドル回転調整方法であって、エンジン始動時に前記エンジンの回転数を制御するスロットルレバーからの入力を電気信号に変換するコントロールボックスで予め調整された電圧を、アイドル回転調整回路を介して、エンジンを制御するECMに印加することで、予め調整されたアイドル回転数で前記エンジンを回転させるように制御することを特徴とするアイドル回転調整方法。
  2. コモンレールエンジンのアイドリング回転数を調整するアイドル回転調整装置であって、
    前記エンジンの回転数を制御するスロットルレバーからの入力を電気信号に変換するコントロールボックスと、前記コントロールボックスとエンジンを制御するECMを電気的に結合するように設置されたアイドル回転調整回路とを具備し、前記ECMにアイドル回転数に応じた電圧を、前記アイドル回転調整回路を介して印加することで、前記エンジンのアイドル回転数を調整することを特徴とするアイドル回転調整装置。
  3. 前記コントロールボックスが、前記スロットルレバーと接続されたワイヤーと、前記ワイヤーを回転自在に支持された回転板の一端に接続し、前記回転板の他端から可変抵抗部材にワイヤーを接続することで、物理的変位を電気信号に変換するよう構成されており、前記回転板の回転量を可動ストッパー部材により制御するように構成していることを特徴とする請求項2に記載のアイドル回転調整装置。
  4. 前記可動ストッパー部材によりコントロールボックスに設置された可変抵抗部材の抵抗を変化させることで、前記ECMに印加する電圧を調整し、アイドリング回転数を制御することを特徴とする請求項3に記載のアイドル回転調整装置。
  5. 前記コントロールボックスの出力とECMの入力の間にサイリスタを接続し、前記エンジンのキースイッチのエンジン始動ポジションと前記サイリスタのゲートを接続したアイドル回転調整回路を具備したアイドル回転調整装置であって、
    前記キースイッチが電源入力ポジションの際に、前記ECMに初期設定のアイドル回転数に相当する電圧を印加し、前記キースイッチがエンジン始動ポジションの際に、コントロールボックスで調整された変更後のアイドル回転数に相当する電圧を前記ECMに印加するように構成したことを特徴とする請求項4に記載のアイドル回転調整装置。
  6. 前記コントロールボックスの出力とECMの入力の間にリレーを接続し、前記電源入力ポジションと前記リレーのスイッチの間にサイリスタを接続し、前記サイリスタのゲートとエンジン始動ポジションを接続したアイドル回転調整回路を具備したアイドル回転調整装置であって、
    前記キースイッチが電源入力ポジションの際に、前記ECMに初期設定のアイドル回転数に相当する電圧を印加し、前記キースイッチがエンジン始動ポジションの際に、コントロールボックスで調整された変更後のアイドル回転数に相当する電圧を前記ECMに印加するように構成したことを特徴とする請求項4に記載のアイドル回転調整装置。
  7. 前記コントロールボックスの出力とECMの入力の間にリレーを接続し、前記電源入力ポジション及びエンジン始動ポジションを前記リレーのスイッチを接続したアイドル回転調整回路を具備したアイドル回転調整装置であって、
    前記キースイッチが電源入力ポジションの際に、前記ECMに初期設定のアイドル回転数に相当する電圧を印加し、前記キースイッチがエンジン始動ポジションの際に、コントロールボックスで調整された変更後のアイドル回転数に相当する電圧を前記ECMに印加するように構成したことを特徴とする請求項4に記載のアイドル回転調整装置。
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