JP2010022024A - 携帯電話機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は携帯電話機に係り、薄型を維持したまま携帯電話用情報カードが挿入されるようにしたことを課題とする。
【解決手段】加入者識別用カード装着機構50を、携帯電話機30のうち、バッテリーパック装着部45の隣りの部分でありバッテリーパック装着部45の底に対して凸となっているバッテリーパック装着隣接部47の内部に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は携帯電話機に係り、特に、GSM(Global System for Mobile Communication) に適用される携帯電話機に関する。
近年、わが国において、携帯電話機を使用する通信のシステムとして、ヨーロッパ地域において採用されているGSMの採用が検討されている。GSMは、携帯電話機毎に電話番号等を登録する必要がないシステムであり、各個人(加入者)が加入者に関する情報が記憶された加入者識別用モジュール(SIM:Subscriber Identity Module) を所持し、携帯電話機を買換えた場合には古い携帯電話機から加入者識別用モジュールを取り外し新しい携帯電話機に自分の加入者識別用モジュールを装着し、また、携帯電話機をレンタルした場合にはレンタルした携帯電話機に自分の加入者識別用モジュールを装着し、この状態で買換えた又はレンタルした携帯電話機が自分の携帯電話機として使用可能となるシステムである。
この加入者識別用モジュールとしては、サイズが小さくて済む、例えば、メモリを含む集積回路が内蔵された加入者識別用カードが使用されることが検討されている。この加入者識別用カードは、約25mm×15mmのサイズである。
一方、携帯電話機としては、厚さが厚くならないこと、加入者識別用カードの挿入抜去が容易であること等が要望される。
また、携帯電話機に装着されるカードとしては、加入者識別用カードの他に、加入者識別情報や課金情報等の加入者にとって重要な情報が書き込まれた状態で使用されるものもある。このような携帯電話用情報カードについては、プライバシー保守の意味で、携帯電話機から簡単に挿抜されるものは望ましくない。携帯電話機はこの要求を満たすものであることが要求される。
本明細書では、携帯電話機に装着されるカードを「携帯電話用情報カード」という。携帯電話用情報カードとは、携帯電話機に装着されるカード一般をいい、上記の加入者識別用カード、及び加入者識別情報以外の情報が書き込まれているカードを包含する。
図15(A),(B)は、特開平8−265404号公報に記載されている構成であり、GSMに適用される従来の携帯電話機10を示す。携帯電話機10は、背面にバッテリーパック11が装着される構成である。12は加入者識別用カード装着機構であり、携帯電話機10の背面のバッテリーパック装着部13の底面の部分、即ち、装着されたバッテリーパック11の裏側の部分に組み込んである。バッテリーパック装着部13の底板14には、矩形の開口15が形成してある。
この加入者識別用カード装着機構12は、大略、ハウジング20とホルダ21とよりなる。ハウジング15は、携帯電話機10の内部に固定してあり、上記開口15に臨んでいる。ホルダ21は、ハウジング15にヒンジで連結されている。
加入者識別用カード22は、図15(B)に示すように、ホルダ21を回動させて起こし、加入者識別用カード22を起こしたホルダ21内に挿入し、ホルダ21を押し下げて回動させ、開口15を通ってハウジング20と嵌合させることによって装着される。
また、上記と逆の操作をすることによって、装着されている加入者識別用カード22が取り出される。即ち、装着されているバッテリーパック11を取り外さなければ、装着されている加入者識別用カード22が取り出させない構成となっている。
特開平8−265404号公報
携帯電話機10の背面のバッテリーパック装着部13は少し凹ませてあることもあって、携帯電話機10のうちバッテリーパック装着部13に対向する部分16の内部には回路基板、テンキー等が隙間無く組み込まれており、新しい機構を組み込む余裕はない。上記の加入者識別用カード装着機構12はこの部分16に組み込まれているため、加入者識別用カード装着機構12は、加入者識別用カード装着機構12自体の厚さt1を増やして組み込んである。よって、携帯電話機の厚さt3は、プリント配線基板ユニット、テンキー等を組み込むのに元々必要な厚さt2に加入者識別用カード装着機構12自体の厚さt1がまるまる加算された厚さとなっている。よって、加入者識別用カード装着機構12は携帯電話機の小型化の弊害となり、従来の携帯電話機10は厚さt3が大きくなってしまっていた。
そこで、本発明は、上記課題を解決した携帯電話機を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、バッテリーパックが取付けられるバッテリーパック装着部と、前記バッテリーパック装着部の底面の側壁とを有し、前記側壁は、携帯電話用情報を記憶するカード部材が挿入されるカード部材挿入開口があり、前記カード部材が、前記バッテリーパック装着部側から前記カード部材挿入開口を通して挿入されて前記バッテリーパックと重ならない位置まで装着され、且つ、前記バッテリーパック装着部に前記バッテリーパックが装着された場合に、前記カード部材挿入開口に対し前記カード部材を挿脱不可とする構成としたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、携帯電話用情報を記憶するカード部材が、バッテリーパックが取付けられるバッテリーパック装着部の底面の側壁に、この側壁に対して、バッテリバックと重ならない位置までスライド挿入される構成であり、バッテリーパック装着部の底面の側壁は携帯電話機の内部のなかでも空間的な余裕のある部分であり、カード部材が装着される部分を携帯電話機の厚さを増やさずに比較的無理無く設けることが出来、カード部材を有する携帯電話機を薄型に構成することが出来る。
本発明の一実施例になる携帯電話機を示す図である。 図1の携帯電話機の分解斜視図である。 図1(B)中、矢印IIIの方向からみた図である。 図1及び図2中、加入者識別用カード装着機構を示す斜視図である。 カードホルダを下面側から見上げて示す斜視図である。 カードが装着された状態の加入者識別用カード装着機構を示す図である。 図3及び図5中、検出スイッチを示す図である。 カードホルダを抜き出す操作を示す図である。 カードホルダの装着操作を示す図である。 加入者識別用カード装着機構の別の例を示す図である。 図10の加入者識別用カード装着機構が組み込まれている状態を示す図である。 カードホルダを表裏反転した状態で示す図である。 ハウジングを示す図である。 検出スイッチの変形例を示す図である。 従来の携帯電話機を示す図である。
以下、発明の実施例について説明する。
図1(A),(B)及び図2は、本発明の一実施例になるGSMに適用される携帯電話機30を示す。
携帯電話機30は、大略、複数のキーが並んでいるキー集合シート31が組み込まれたフロントケース32と、アンテナ37が取り付けられたリアケース34とが、間に、液晶ユニット35を一体に有するプリント配線板ユニット36を挟んで組み合わされてなる構成であり、Y1,Y2方向に細長い形状を有する。プリント配線板ユニット36に後述するハウジング51が取り付けてある。Y1方向端にアンテナ37を有する。携帯電話機30については、Z2側が前面であり、Z1側が背面である。
携帯電話機30の前面30aには、複数のキー39が携帯電話機30の長手方向上略中央からY2方向側の部分を占めて設けてある。キー39の位置よりY1方向側の部分に、液晶ユニット35の表示窓40とスピーカよりなる受話部41とが設けてある。キー39よりY2方向側の部分に、マイクロフォンよりなる送話部42が設けてある。
図3に併せて示すように、携帯電話機30の背面30bは、長手方向上略中央よりY2方向側の部分、即ち、上記のキー39に対応する部分に、バッテリーパック装着部45を有する。このバッテリーパック装着部45に、携帯電話機30の長さの約半分の長さを有するバッテリーパック46が装着される。バッテリーパック46が装着された状態で携帯電話機30の背面30bが平らな面となるように、バッテリーパック装着部45は凹状となっており、且つ長手方向上バッテリーパック装着部45の隣の部分であってバッテリーパック装着部45よりY1方向側の全体を占める部分(バッテリーパック装着隣接部という)47は、バッテリーパック装着部45の底面45aに対してZ1方向に隆起した凸となっている。バッテリーパック装着部45とバッテリーパック装着隣接部47との境界は、底面45aからZ1方向に垂直に立ち上がった垂直壁45bとなっている。垂直壁45bの下端側には、カードホルダ挿入開口45b−1が形成してある。カードホルダ挿入開口45b−1が形成してある位置が垂直壁45bの下端側であるため、図9を参照して後述するように、カードホルダ52を携帯電話機30のバッテリーパック装着部45の底面45a上に置くと、カードホルダ52はカードホルダ挿入開口45b−1に対向する。
50は加入者識別用カード装着機構であり、上記のバッテリーパック装着隣接部47の内部空間47a内に組み込まれている。このバッテリーパック装着隣接部47はバッテリーパック装着部45の底面45aに対して隆起した凸となっており、携帯電話機30の内部のうちでも空間的に比較的余裕のある場所であること、及び、加入者識別用カード装着機構50自体のサイズが小さいことによって、加入者識別用カード装着機構50は、携帯電話機30の厚さを特別に増やさずに携帯電話機30内に組み込まれている。携帯電話機30の厚さは、加入者識別用カード装着機構50が組み込まれていない場合の厚さと略同じであり、t10である。
次に、図4乃至図6を参照して、加入者識別用カード装着機構50の構成について説明する。
加入者識別用カード装着機構50は、ハウジング51と、加入者識別用カード22を保持してハウジング51に装着されるカードホルダ52とよりなる。この加入者識別用カード装着機構50については、Z1側が上面、Z2側が下面、Y2側が前面、Y1側が奥部、X1,X2が幅方向である。
加入者識別用カード22は、図5に示すように、メモリを含む集積回路22aが内蔵され、下面に6つの電極22bを有し、且つ、向きを決めるための一の面取りコーナ部22cを有する。
カードホルダ52は、合成樹脂製の成形部品であり、Y1,Y2方向に長い偏平な形状をしている。カードホルダ52は、下面側に加入者識別用カード収容部52aを有し、上面側に片持ちの板ばね部52cを有し、X1,X2端側にY1,Y2方向に延在するレール部52d,52eを有する。
加入者識別用カード収容部52aは、加入者識別用カード22に対応する大きさと形状を有し、加入者識別用カード22の厚さt20に対応する深さaを有し、加入者識別用カードが収まる偏平凹状を有する。加入者識別用カード収容部52aは、一の面取りコーナ部22aに対応する、斜め部52a−1を有する。この加入者識別用カード収容部52aのX2側には、成形されてなる合成樹脂製の2つの板ばね52a−2、52a−3が、その自由端が対向する向きでY1,Y2方向に整列して形成してある。板ばね52a−2、52a−3はX2方向に弾性的に撓む。この板ばね52a−2、52a−3が特許請求の範囲の欄記載の加入者識別用カード押さえ部を構成する。また、加入者識別用カード収容部52aの底には、Y1方向端近傍の部位に、加入者識別用カード押し出し用の穴52a−4、52a−5が形成してある。
前面パネル部52bは、中央に、U字状切欠部52b−1を有し、且つ、U字状切欠部52b−1の両側の部位に、Z1方向に突き出た突部52b−2、52b−3を有する。U字状切欠部52b−1は、後述する取っ手部52c−3を収める役割を有する。突部52b−2、52b−3は、後述する中央逆U字状フレーム部51a−4aに当たる。
片持ちの板ばね部52cは、カードホルダ52の成形時に一体成形されたものであり、X1,X2の幅方向の中央にカードホルダ52の上面を切り起こした状態で形成されており、幅w1がカードホルダ52の幅w2の約1/4であり、カードホルダ52のY1,Y2方向の略中央が付け根部52c−1であり、ここから少しZ1方向に寸法b立ち上がってY2方向に延在しており、前面パネル部52bまで到っている。片持ちの板ばね部52cは、上面の略中央にZ1方向に突き出た係止爪52c−2を有し、且つ、先端に取っ手部52c−3を有する。係止爪52c−2は、Y1方向側に傾斜面52c−2aを有し、Y2方向側に垂直面52c−2bを有する。取っ手部52c−3は、上面のY1方向側に、凹部52c−3aを有し、操作者の手のひとさし指の指先が引っ掛かり易いようになっている。また、取っ手部52c−3は、前面パネル部52bのU字状切欠部52b−1内に位置している。
取っ手部52c−3がZ2方向に押されると、片持ちの板ばね部52cが撓み、係止爪52c−2がZ2方向に変位する。片持ちの板ばね部52cはカードホルダ52の上面より寸法b上方の位置にあり、よって、片持ちの板ばね部52cを撓ませても、片持ちの板ばね部52cは加入者識別用カード収容部52a内に入り込まない。
ハウジング51は、合成樹脂製の成形部品であるハウジング本体51aと、ハウジング本体51aに固定してある複数の端子部材51bと、ハウジング本体51aに設けてある検出スイッチ51cとよりなり、カードホルダ52よりひとまわり大きいサイズである。
ハウジング本体51aは、底板部51a−1と、この底板部51a−1のX1,X2の両側のZ1方向に立ち上がっている側壁部51a−2,51a−3と、底板部51a−1のY2方向端側の逆U字状のフレーム部51a−4とよりなる。側壁部51a−2,51a−3のうち底板部51a−1に臨む部位には、ガイド溝51a−5,51a−6が形成してある。底板部51a−1の上面側に、両側を側壁部51a−2,51a−3によって仕切られた偏平な空間であるカードホルダ収容部51dが形成してある。逆U字状のフレーム部51a−4は、カードホルダ収容部51dへの入口51eを形成する。底板部51a−1は下面に、ハウジング51の取付け位置を決めるための2つボス51a−1a,51a−1bを有する。
逆U字状のフレーム部51a−4は、中央に、更に一段高い中央逆U字状フレーム部51a−4aを有する。この中央逆U字状フレーム部51a−4aは、カードホルダ52の片持ちの板ばね部52cが通過するようにするために形成してある。また、この中央逆U字状フレーム部51a−4aの両側の立ち上がり部51a−4b,51a−4cは、カードホルダ52が挿入されたときに、上記の突部52b−2、52b−3を受け止める。また、中央逆U字状フレーム部51a−4aの横桟部51a−4dのY1方向端側には、上記の係止爪52c−2の大きさに対応した大きさのU字状の切欠部51a−4eが形成してある。この横桟部51a−4dは、係止爪52c−2が係止される被係止部として機能する。
6つの端子部材51bは、上記底板部51a−1の上面51a−1aに固定してあり、一端側の円弧状の端子部51b−1が加入者識別用カード22の6つの電極22bに対応する配置となっており、他端の端子部51b−2が底板部51a−1のY1、Y2方向の端のから外側に延びている。端子部51b−2の高さは、底板部51a−1の下面51a−1bと同じ高さである。
検出スイッチ51cは、図7(A)に併せて示すように、第1の接点部材51c−1とL字状の第2の接点部材51c−2とよりなり、常閉形のスイッチである。第1の接点部材51c−1と第2の接点部材51c−2とは、共に底板部51a−1の下面51a−1bに固定してある。第1の接点部材51c−1は、Y1方向端側を固定してあり、先端側は弾性的に撓み得る状態にある。第1の接点部材51c−1は先端側に、Z1方向に凸の凸部51c−1aを有する。この凸部51c−1aが、底板部51a−1の開口窓51a−1cを通して底板部51a−1の上面51a−1aより少し突き出ている。開口窓51a−1c(凸部51c−1a)は、カードホルダ52がハウジング51内に挿入されたときに、カードホルダ52ではなく、カードホルダ52に保持された加入者識別用カード22によって押される位置に配置してある。
加入者識別用カード22が装着されていない場合には、図7(A)に示すように、第1の接点部材51c−1が第2の接点部材51c−2と接触してあり、検出スイッチ51cは閉成している。
プリント配線板ユニット36は、上記構成のハウジング51を取付けるために、図2に示すように、プリント配線板ユニット36の内部から引き出されたフレキシブルプリント板60が折り返されてプリント配線板ユニット36の上面に、接着してある。このフレキシブルプリント板60に上記の端子部51b−2に対応した配置でランド61が形成してある。また、プリント配線板ユニット36の上面及びフレキシブルプリント板60には、上記のボス51a−1a,51a−1bに対応して、穴部62が形成してある。
ハウジング51は、ボス51a−1a,51a−1bを穴部62に嵌合して位置決めされて、且つ、端子部51b−2をランド61に半田付けされて、プリント配線板ユニット36の上面に搭載されて、入口51eがY2側を向いた向きで固定してある。
プリント配線板ユニット36がフロントケース32とリアケース34とで覆われた状態で、ハウジング51は、バッテリーパック装着隣接部47内に収まり、入口51eが、垂直壁45bのカードホルダ挿入開口45b−1に対向している。
図3に示すように、垂直壁45bには、カードホルダ挿入開口45b−1と指先入れ凹部45b−2とが形成してある。カードホルダ挿入開口45b−1は、カードホルダ52の前面パネル部52bに対応する形状を有する。指先入れ凹部45b−2は、操作者の手のひとさし指の指先が入り込んで取っ手部52c−3に引っ掛かり易いようするために形成してあり、カードホルダ挿入開口45b−1の直ぐ上側に位置して、Y1方向の凹んで、且つ、凹み寸法がZ2方向に変位するにつれて増える形状を有する。
カードホルダ52がハウジング51内に装着されている状態では、図3に示すように、前面パネル部52bがカードホルダ挿入開口45b−1に収まっており、且つ、取っ手部52c−3が指先入れ凹部45b−2の下端に突き出している。
次に、例えば携帯電話機をレンタルした操作者が自己の加入者識別用カード22をレンタルした携帯電話機30に装着するときの操作及び動作について説明する。
操作は概略次の手順で行う。(1)携帯電話機30からバッテリーパック46を取り外し、(2)空のカードホルダ52を抜き出し、(3)抜いた空のカードホルダ52に自己の加入者識別用カード22を装着し、(4)自己の加入者識別用カード22を装着したカードホルダ52を差し込んでハウジング51内に装着し、(5)バッテリーパック46を取り付ける。
次に、上記各操作及び動作について説明する。
(1)携帯電話機30からバッテリーパック46を取り外す。
携帯電話機30からバッテリーパック46を取り外すと、図3に示すように、取っ手部52c−3が露出する。
(2)空のカードホルダ52を引き出して抜き出す。
図8に示すように、手のひとさし指の指先70を指先入れ凹部45b−2に入れ、最初に矢印71で示すようにZ2方向に押し、次いで矢印72で示すようにY2方向に引く。最初の押し下げる操作で、取っ手部52c−3をZ2方向に押し下げられ、図6(D)に示すように、片持ちの板ばね部52cがZ2方向に撓み、係止爪52c−2が中央逆U字状フレーム部51a−4aから外れ、カードホルダ52のハウジング51に対するロックが解除される。また、手のひとさし指の指先70が取っ手部52c−3の凹部52c−3aにしっかり掛かる。続いての引く操作で、係止爪52c−2が中央逆U字状フレーム部51a−4aの下側をくぐり抜けてカードホルダ52がハウジング51外に引き出される。
よって、手のひとさし指一本の操作で、カードホルダ52が引き出される。
(3)抜いた空のカードホルダ52に自己の加入者識別用カード22を装着する。
図5に示す向きとは逆の向き、即ち、加入者識別用カード収容部52aが上を向く向きとして、加入者識別用カード収容部52aに自己の加入者識別用カード22を軽く押し込んで、板ばね52a−2、52a−3を弾性的に撓ませて装着する。ここで、カードホルダ52が携帯電話機30から分離された状態にあり、作業はカードホルダ52を手元に持ち来して行うため、自己の加入者識別用カード22を加入者識別用カード収容部52aに装着する作業はし易い。
なお、加入者識別用カード22の面取りコーナ部22c及び加入者識別用カード収容部52aの斜め部52a−1によって、加入者識別用カード22は正常の向きで装着される。また、加入者識別用カード22は板ばね52a−2、52a−3によって一側に押しつけられており、カードホルダ52を反転して加入者識別用カード収容部52aが下向きとなっても加入者識別用カード22はカードホルダ52から脱落しない。
(4)カードホルダ52を差し込んでハウジング51内に装着する。
図9に示すように、カードホルダ52をカードホルダ挿入開口45b−1に対向するようにして、携帯電話機30のバッテリーパック装着部45の底面45a上に置き、Y1方向にスライドさせて、カードホルダ挿入開口45b−1を通してハウジング51内に挿入する。カードホルダ52をバッテリーパック装着部45の底面45a上に置くとカードホルダ52がカードホルダ挿入開口45b−1に対向するため、カードホルダ52をカードホルダ挿入開口45b−1に対向させる操作がし易く、よって、カードホルダ52をハウジング51内に装着する操作はし易い。
カードホルダ52は、レール部52d,52eがハウジング51のガイド溝51a−5,51a−6に嵌合して、案内されつつ、且つX1,X2方向及びZ1,Z2方向の位置を規制されつつ挿入される。カードホルダ52は、図3に示すように、取っ手部52c−3がカードホルダ挿入開口45b−1内に嵌合するまで挿入される。
カードホルダ52はレール部52d,52eがガイド溝51a−5,51a−6に嵌合していることによって、Z1方向には動けないようになっており、加入者識別用カード22はカードホルダ52によってZ1方向には動けないようになっており、加入者識別用カード22はZ1方向には動けない状態にある。
図6(E)に示すように、係止爪52c−2が中央逆U字状フレーム部51a−4aに当たると、傾斜面52c−2aが中央逆U字状フレーム部51a−4aによって案内されて、片持ちの板ばね部52cがZ2方向に撓まされ、係止爪52c−2は中央逆U字状フレーム部51a−4aの下側に入り込む。即ち、取っ手部52c−3をわざわざ押し下げなくても、カードホルダ52をY1方向に押すだけで、カードホルダ52はハウジング51内に挿入される。これによっても、カードホルダ52をハウジング51内に装着する操作はし易い。
カードホルダ52がハウジング51内に最終位置まで挿入されると、係止爪52c−2が中央逆U字状フレーム部51a−4aを潜り抜け、片持ちの板ばね部52cが弾性復帰し、係止爪52c−2の垂直面52c−2bが中央逆U字状フレーム部51a−4aと係合し、カードホルダ52はハウジング51に対してロックされ、抜け出ない状態となる。
ここで、また、カードホルダ52がハウジング51内に最終位置まで挿入されると、加入者識別用カード22の6つの電極22bが6つの端子部材51bの円弧状の端子部51b−1と接触する。また、図7(B)に示すように、加入者識別用カード22の下面22eが凸部51c−1aを押し下げ、第1の接点部材51c−1が第2の接点部材51c−2から離れ、検出スイッチ51cが開成され、加入者識別用カード22が装着されたことの情報が携帯電話機30の所定の回路に供給される。ここで、加入者識別用カード22は上記のようにZ1方向には動けない状態にあるため、電極22bと端子部51b−1との接触及び検出スイッチ51cの開成は確実になされる。
(5)バッテリーパック46を取り付ける。
携帯電話機30にバッテリーパック46を取り付けると、携帯電話機30は加入者識別用カード22の所有者が使用出来る状態となる。検出スイッチ51cが開成されているため、携帯電話機30は正常に動作する。
また、携帯電話機30にバッテリーパック46を取り付けると、バッテリーパック46によって、取っ手部52c−3が隠される。よって、バッテリーパック46が装着されている場合には加入者識別用カードが取り外されないため、誤って加入者識別用カードを離脱させる事故は起きない。
なお、空のカードホルダ52が装着されている状態では、検出スイッチ51cが閉成しているため、携帯電話機30は始めから動作しない。よって、従来のように携帯電話機30が途中まで意味の無い動作を行う不都合は起きない。
加入者識別用カード22が装着されているカードホルダ52の取り出しは、上記と同様に行われる。図6(C)に示すように、片持ちの板ばね部52cはカードホルダ52内の加入者識別用カード22上面より比較的大きい寸法c上方の位置にあるため、片持ちの板ばね部52cを下方に撓ませても、片持ちの板ばね部52cは加入者識別用カード22には当たらず、よって、係止爪52c−2は中央逆U字状フレーム部51a−4aから確実に外れる。また、カードホルダ52から加入者識別用カード22を取り外す際には、穴52a−4、52a−5にボールペン等の先を差し込んで加入者識別用カード22を押すことによって、加入者識別用カード22は簡単に取り外される。
次に、別の加入者識別用カード装着機構50Aの構成について、図10乃至図13を参照して説明する。
加入者識別用カード装着機構50Aは、ハウジング51Aと、加入者識別用カード22を保持してハウジング51Aに装着されるカードホルダ52Aとよりなる。加入者識別用カード装着機構50Aは、カードホルダ52Aが取っ手部をX1,X2側に有する構成である以外は、上記の加入者識別用カード装着機構50と実質上同じ構成である。
カードホルダ52Aは、図12(A)に示すように、前面パネル部52AbのX1,X2側に取っ手部52Ac−3a,52Ac−3bを有する。取っ手部52Ac−3aは、ばね部52Aに設けてある。ばね部52Aの先端に係止爪52Ac−2を有する。また、ばね部52Aの撓む方向は、携帯電話機30Aの幅方向である。カードホルダ52Aはレール部52Ad,52eAがハウジング51Aのガイド溝51Aa−5,51Aa−6に案内されて挿入され、係止爪52Ac−2がハウジング51Aの凹部51Aに嵌合してロックされる。
携帯電話機30Aのバッテリーパック装着部45Aの垂直壁45Abには、カードホルダ挿入開口45Ab−1が形成してある。垂直壁45Abには、カードホルダ挿入開口45Ab−1のX1,X2側に指先入れ凹部45Ab−2a,45Ab−2bが形成してある。
カードホルダ52Aは、図11に示すように、手の親指75を指先入れ凹部45Ab−2bに入れ、ひとさし指の指先70を指先入れ凹部45Ab−2baに入れ、取っ手部52Ac−3a,52Ac−3bを軽く挟み、ばね部52Aを撓ませて係止爪52Ac−2を凹部51Apから抜け出させ、Y2方向に引くことによってハウジング51Aから引き出される。途中で持ちかえることなく、取っ手部52Ac−3a,52Ac−3bを挟んだまま、カードホルダ52Aはテーブル上まで持ち来たされる。
他の操作は、上記実施例になる加入者識別用カード装着機構50と同じであり、その説明は省略する。
図14(A)乃至(C)は、検出スイッチの変形例を示す。検出スイッチ51Acは、第1の接点部材101と第2の接点部材102とよりなり、図14(A)、(B)に示すように、常閉形のスイッチであり、加入者識別用カード装着機構50のY1方向端に設けてある。検出スイッチ51Acは、加入者識別用カード22が収まっているカードホルダがハウジング内に装着されたときに、図14(C)に示すように、加入者識別用カード22のY1方向の端面22fで押されて開成される。
この検出スイッチ51Acを加入者識別用カード装着機構50のY1方向端に設けた構成は、例えば、加入者識別用カードの電極の数が例えば8個であり、ハウジングの底面に設ける端子部材の数が多く、ハウジングの底面に余裕が無くなった場合に有効である。
なお、上記実施例は、加入者識別用カードを例にとって説明したが、本発明は、加入者識別用カードに限らず、他のカード、即ち、加入者識別情報以外の情報が書き込まれているカードにも適用出来る。即ち、本発明は携帯電話用情報カードに適用出来る。
22 加入者識別用カード
30 携帯電話機
45 バッテリーパック装着部
45b 垂直壁
45b−1 カードホルダ挿入開口
46 バッテリーパック
47 バッテリーパック装着隣接部
50、50A 加入者識別用カード装着機構
51,51A ハウジング
52,52A カードホルダ
52a 加入者識別用カード収容部
52c 片持ちの板ばね部
52c−2,52Ac−2 係止爪
52c−3 取っ手部

Claims (2)

  1. バッテリーパックが取付けられるバッテリーパック装着部と、
    前記バッテリーパック装着部の底面の側壁とを有し、
    前記側壁は、携帯電話用情報を記憶するカード部材が挿入されるカード部材挿入開口があり、
    前記カード部材が、前記バッテリーパック装着部側から前記カード部材挿入開口を通して挿入されて前記バッテリーパックと重ならない位置まで装着され、且つ、前記バッテリーパック装着部に前記バッテリーパックが装着された場合に、前記カード部材挿入開口に対し前記カード部材を挿脱不可とする構成としたことを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記カード部材挿入開口を通して挿入されているカード部材の前記バッテリーパック装着部側の面と、前記バッテリーパック装着部に装着されたバッテリーパックの前記側壁側の面とが近接することを特徴とした請求項1記載の携帯電話機。
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