JP2010020995A - 面状照明装置、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明範囲の周辺部分における照明輝度の低下の回避及び当該周辺部分の照明輝度の均一性の向上を従来装置よりも容易に実現する。
【解決手段】本発明の面状照明装置100は、基体130と、該基体上に配置され、前記基体上の一方向及び該一方向と交差する他方向に沿って配列されてなり、前記基体から離反する方向である照明方向に光を出射する複数の第1光源111と、前記複数の第1光源が配置されてなる第1光源配置領域Aの外側に配置され、前記第1光源とは異なる方向に光を出射する複数の第2光源121,121′と、前記基体上に形成され、前記第2光源から放出された光の少なくとも一部を前記照明方向に反射する反射面131a,131bと、を具備することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の面状照明装置100は、基体130と、該基体上に配置され、前記基体上の一方向及び該一方向と交差する他方向に沿って配列されてなり、前記基体から離反する方向である照明方向に光を出射する複数の第1光源111と、前記複数の第1光源が配置されてなる第1光源配置領域Aの外側に配置され、前記第1光源とは異なる方向に光を出射する複数の第2光源121,121′と、前記基体上に形成され、前記第2光源から放出された光の少なくとも一部を前記照明方向に反射する反射面131a,131bと、を具備することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は面状照明装置、電気光学装置及び電子機器に関する。
一般に、液晶表示体等のバックライトとして用いられる面状照明装置としては、いわゆるエッジライト型と直下型が知られている。エッジライト型の照明装置は、導光板の側縁に光源を配置し、光源の光を導光板の側縁から入射して内部を伝播させて導光板の表面から出射させるものであり、照明装置の薄型化を図ることができるので、主としてノートパソコンや携帯電話の表示部に備えた液晶表示装置のバックライトに使用されている。一方、直下型の照明装置は、複数の光源を配列させるとともに、当該複数の光源の光の上方に光拡散板等の光散乱手段を配置し、複数の光源から放出される光を光散乱手段で均一化させて出射するように構成されるもので、主として大画面の液晶テレビの表示部に備えた液晶表示装置のバックライトに使用されている。
具体例を挙げると、図12に示す照明装置10は、ケース等の基体11上に配線基板12を設置し、この配線基板12上に複数のLED(発光ダイオード)等よりなる光源13を実装してなる。光源13以外の部分は反射シート14で被覆される。複数の光源13は、図13に示すように、基体11上において縦横に配列される。ここで、基体11上のX方向に一列に配列された光源列13XがY方向に複数並列され、或いは、Y方向に一列に配列された光源列13YがX方向に複数並列される。上記の複数の光源13の上方には光散乱手段15が配置され、この光散乱手段15は、光拡散板16、プリズムシート17及び光拡散板18を順次に配置してなるものであり、光源13から出射される光を均一化している。上記のように構成された照明装置10の光出射側には液晶表示パネル20が配置されて液晶表示装置30が構成される。この液晶表示パネル20は基板21と22の間に液晶23が封入されてなる。そして、照明装置10から出射される照明光が液晶表示パネル20を透過することで所望の表示画面が視認可能となる。
図13には、光源13の配列態様とともに照明範囲における照明輝度の分布を示してある。このように、直下型の照明装置において照明範囲の中心部分では光源が縦横に配置されているために輝度が高くなるが、照明範囲の周辺部分では外側に配置されている光源13が存在しないために中央部分に比べて輝度が低下し、これによって照明範囲内に輝度ムラが生じるという問題があった。
上記の問題を解決する方法として、特許文献1には、複数の光源を周辺側より中央側に向けて低密度になる態様で一方向に配列してなる光源列を設けるとともに、この光源列を複数本並列させ、しかも、当該複数本の光源列の並列間隔についても周辺側より中央側に向けて小さくなるように配置してなる照明装置が記載されている。
また、特許文献2には、所定間隔を空けて配列された複数の蛍光管と、前記複数の蛍光管のうち最も外側に配置された2つの蛍光管のそれぞれの外側にLEDを配置することで、蛍光管の赤色波長の発光強度が補強され、全体で均一な発色光を得ることができる照明装置が記載されている。
さらに、特許文献3には、エッジライト型のバックライト層の背面側に色彩を補うためにLEDを配列させてなる第2のバックライト層を重ねて配置してなる照明装置が記載されている。
特開2006−120644号公報
特開2007−73290号公報
特開平5−289076号公報
しかしながら、特許文献1に記載の照明装置は、周辺部分の光源を中央部分の光源に比べて高密度に配列することにより、照明範囲の周辺部分の光量を一様に増加させることができるが、あくまでも中央部分と同じ方向に配列された光源列中の光源の配列間隔、或いは、光源列の並列間隔を変えるだけであるので、光源の配列態様そのものが大きく変化するわけではないことから、照明範囲の周辺部分の照明輝度を中央部分の照明輝度に合わせつつ、周辺部分の照明輝度の均一性を得ることが難しいという問題点がある。
また、特許文献2及び3に記載の照明装置では、照明光の色彩を調整若しくは選択するための構成であり、照明輝度の均一性を考慮しておらず、特に周辺部分の照明輝度の均一性を高めることができないという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は照明範囲の周辺部分における照明輝度の低下の回避及び当該周辺部分の照明輝度の均一性の向上を従来よりも容易に実現することができる照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の面状照明装置は、基体と、該基体上に配置され、前記基体上の一方向及び該一方向と交差する他方向に沿って配列されてなり、前記基体から離反する方向である照明方向に光軸を有する複数の第1光源と、前記複数の第1光源が配置されてなる第1光源配置領域の外側に配置され、前記第1光源とは異なる方向に光軸を有する複数の第2光源と、前記基体上に形成され、前記第2光源から放出された光の少なくとも一部を前記照明方向に反射する反射面と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、前記複数の第2光源が、前記複数の第1光源が配列されてなる第1光源配置領域のの外側に配置され、第1光源とは異なる方向に光を放出し、前記第2光源から放出される光の少なくとも一部が基体上に形成された反射面で反射されるように構成することにより、第1光源配置領域の外周部や周辺領域において出射する照明光を補強することができるため、照明範囲の周辺部分の照明輝度を高めやすくなる。
この場合に、前記第1光源及び前記第2光源からの光放出方向に配置された光散乱手段をさらに具備することが好ましい。光散乱手段によって照明方向に出射する照明光の輝度の均一化を図ることができるが、本発明では、第2光源が第1光源とは異なる方向に光を出射することから光散乱手段に至る光路長を長く採ることができるため周辺部分の照明輝度の均一性もさらに高めやすくなる。
本発明の一の態様においては、前記反射面は、前記第1光源配置領域の周囲に形成され、前記第1光源配置領域の側に傾斜した傾斜反射面を含む。これによれば、第1光源配置領域の外側において第1光源配置領域の側に傾斜した傾斜反射面が設けられることで、第2光源から放出される光を照明範囲の周辺部分において照明方向に反射させやすくなる。
本発明の他の態様においては、前記複数の第2光源は前記第1光源配置領域の周囲を取り巻くように分散配置される。これによれば、第1光源配置領域の周囲を取り巻くように複数の第2光源が分散配置されることで、周辺部分の照明輝度の均一性をさらに向上させることができる。
本発明の別の態様においては、前記基体には前記第1光源配置領域の外側に角部を有し、前記複数の第2光源は前記第1光源配置領域の外側の角部に隣接して配置される。これによれば、第2光源が第1光源配置領域の外側の基体の角部にそれぞれ隣接して配置されることにより、照明範囲のコーナー部分の照明輝度の向上を図ることが可能になる。
本発明の更に別の態様においては、前記第1光源は配列方向を有し、前記複数の第2光源は前記第1光源の配列方向の各辺に沿って配列される。これによれば、矩形状の第1光源配置領域の各辺に沿って第2光源を配列させることで、照明範囲の周辺部分をより広範囲に照明することができる。
本発明において、前記複数の第2光源は前記第1光源配置領域に向かう側に光を放出することが好ましい。第1光源配置領域の外周部若しくはその外側に配置された第2光源から第1光源配置領域に向かう側に光を放出させることで、第2光源から光散乱手段へ到達するまでの光路長をさらに長く採ることができるため、周辺部分の照明輝度の均一性をさらに向上できる。
本発明において、前記複数の第2光源は前記傾斜反射面上に配置されることが好ましい。第2光源が傾斜反射面上に配置されることで、照明範囲の最も外側に第2光源を配置できるので、上記光路長をさらに増大できるとともに、第1光源配置領域に配置される複数の第1光源に妨げられずに第2光源を容易に配置できる。
本発明において、前記複数の第2光源は前記傾斜反射面の内側に隣接して配置されることが好ましい。これによれば、傾斜反射面の内側に隣接して第2光源を配置することで、傾斜反射面を除く照明範囲の最も外側に第2光源を配置できるとともに、第2光源を傾斜面上に配置する必要もなくなるので、第2光源を容易に設置できる。
本発明において、前記複数の第2光源は前記第1光源配置領域とは反対側の前記傾斜反射面に向けて光を放出することが好ましい。このように、第2光源から第1光源配置領域とは反対側に光を放出させて傾斜反射面で反射させることによっても、より外側に光を放出でき、照明範囲の周辺部分の照明輝度の低下を抑制できる。
上記各発明において、前記第1光源の輝度と前記第2光源の輝度を独立して制御可能な発光制御手段を備えることが好ましい。これによれば、発光制御手段により第1光源と第2光源の輝度を別々に制御することにより、照明範囲内の周辺部分の照明輝度をより容易に調整できるようになる。
この場合にはさらに、発光制御手段により第1光源配置領域内の内側部分と外側部分で第1光源の輝度を独立に制御できるように構成することが望ましい。これによれば、照明範囲全体の輝度の均一性をさらに高めることができる。
また、前記複数の第2光源の指向性が前記複数第1の光源の指向性と異なることが好ましい。これによれば、第2光源の指向性が第1光源と異なることにより、周辺部分の照明輝度や均一性をさらに調整しやすくなる。
次に、本発明の電気光学装置は、上記のいずれかに記載の面状照明装置と、該面状照明装置の光出射側に配置された電気光学パネルとを備えたことを特徴とする。この発明によれば、電気光学装置の表示画面において周縁部が暗くない良好な視認性が確保される。また、照明範囲全体に亘り照明輝度の均一性が確保できるため、照明装置の平面サイズをコンパクトに構成できる。上記の電気光学パネルとしては液晶表示パネル等が挙げられる。
本発明の電子機器は、上記の電気光学装置と、該電気光学装置の制御手段とを備えたことを特徴とする。この電子機器としては、液晶テレビジョン受像機、各種モニタ装置、カーナビゲーション装置等が挙げられる。
次に、添付図面を参照して本発明に係る面状照明装置の実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明に係る第1実施形態の面状照明装置を模式的に示す概略縦断面図である。図2は図1のII−II′線で切断した部分を上方向から見た状態を模式的に示す概略縦断面図である。面状照明装置100は縦横方向に配列されたLED(発光ダイオード)等よりなる第1光源111と、この第1光源111の配列範囲の外側に配置された第2光源121、121′と、第1光源111及び第2光源121、121′を収容した基体であるケース130と、第1光源111及び第2光源121、121′に対して上方に離間した状態で平面的に重なるように配置された光散乱手段140とを有している。
図1は本発明に係る第1実施形態の面状照明装置を模式的に示す概略縦断面図である。図2は図1のII−II′線で切断した部分を上方向から見た状態を模式的に示す概略縦断面図である。面状照明装置100は縦横方向に配列されたLED(発光ダイオード)等よりなる第1光源111と、この第1光源111の配列範囲の外側に配置された第2光源121、121′と、第1光源111及び第2光源121、121′を収容した基体であるケース130と、第1光源111及び第2光源121、121′に対して上方に離間した状態で平面的に重なるように配置された光散乱手段140とを有している。
図1及び図2に示すように、複数の第1光源111は短冊状の配線基板112の上に配線基板112の長手方向に沿って一列に等間隔に実装される。そして、このように複数の第1光源111を実装してなる複数の配線基板112は長手方向に対して交差(直交)する方向に等間隔に配列されている。したがって、図2に示すように、第1光源111は相互に直交するX方向とY方向に配列され、平面視矩形状の第1光源配置領域A内において縦横に規則的に配置されている。第1光源配置領域A内における第1光源111は、上記X方向とY方向に沿ってそれぞれ等しい配列周期となるように等間隔に配置される。図示例の場合、第1光源111のX方向の配列周期とY方向の配列周期がほぼ等しく構成されるが、このような態様に限定されるものではない。
第2光源121、121′は、複数個の第1光源111が縦横に配列されている第1光源配置領域Aの外側に配置される。図示例の場合、当該第1光源配置領域Aの周囲に複数の第2光源121、121′が分散配置されている。第1光源配置領域Aは矩形状に構成され、第2光源121、121′は第1光源配置領域Aの各辺に沿った方向(X方向及びY方向)にそれぞれ直線状に配列される。なお、図示例では、複数の第2光源121、121′が第1光源配置領域Aの外側に配置されているが、第1光源配置領域Aの外周部、たとえば、最外周の第1光源111の間などに配置されていてもよい。
ケース130は、底部130aと、この底部130aの周縁部から立設した側部130bとを有している。この側部130bは底部側から外側に開くように傾斜した内面、すなわち、上記第1光源配置領域A側に斜めに向いた傾斜面を有している。また、ケース130の内面全体に亘って、つまり底部130aの内面と側部130bの内面のいずれにも光反射手段131がそれぞれ形成されている。この光反射手段131は第1光源111と第2光源121、121′から出射した光を反射するものであり、例えば銀、アルミニウムなどからなる金属層又はPE(ポリエチレン)やPET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂からなるフィルムで構成できる。以上の構成により、底部130aの底面上の上記光反射手段131は底部反射面131aを構成し、側部130bの傾斜内面上の上記光反射手段131は傾斜反射面131bを構成する。
光散乱手段140は入射した光を散乱させて照明輝度の均一性を高めるものであり、ケース130の上部開口を閉鎖するようにケース130の側部130bの上端に支持されている。光散乱手段140は、例えば、光拡散板141、142、プリズムシート143及び光拡散板144が順次積層されてなるものである。これらの光拡散板141、142、144は光を散乱により拡散させるものであり、プリズムシート143は光の出射方向をプリズムシート143に直交する方向に集光して輝度を向上させるものである。ただし、光散乱手段140は単一の光拡散板で構成してもよく、また、上記とは異なる組み合わせで構成してもよい。
なお、上記第1光源配置領域AにはPD(フォトダイオード)等よりなる光センサ151が設置され、この光センサ151によって第1光源配置領域A内の照明輝度を検出し、後述する発光制御回路によって第1光源111の輝度調整を行うようにしている。また、第1光源配置領域Aの外側の第2光源121が配置されている周辺部分Pでは、上記と同様の光センサ152が配置され、この光センサ151によって周辺部分Pの照明輝度を検出し、後述する発光制御回路によって第2光源121の輝度調整を行うようになっている。
上記の複数の第1光源111は、基体であるケース130の底部130a上に配置されるとともに、当該底部130aの内面と直交する上向き方向(以下、単に照明方向という。)へ向く光軸を有する、いわゆるトップライト型のLED等で構成される。一方、複数の第2光源121、121′は、上記底部130aの内面上に配置される配線基板122上に実装され、上記内面とほぼ平行に向いた光軸を有する、いわゆるサイドライト型のLED等で構成される。そして、複数の第2光源121、121′の光の放出方位はいずれも第1光源配置領域Aの側(内側)に設定されている。
複数の第2光源121、121′のうち、矩形状の第1光源配置領域Aの角部に隣接する、X方向とY方向の隅部に配置された第2光源121′は、第1光源配置領域Aの対角方向に向いた光軸を有し、その他の第2光源121、すなわち、第1光源配置領域Aの各辺に沿って配列された複数の第2光源121は、X方向内側若しくはY方向内側に向いた光軸を有する。具体的には、第1光源配置領域AのX方向に延在する辺に沿って配列された複数の第2光源121はY方向内側(第1光源配置領域Aの側)に向いた光軸を有し、第1光源配置領域AのY方向に延在する辺に沿って配列された複数の第2光源121はX方向内側(第1光源配置領域Aの側)に向いた光軸を有する。
なお、本実施形態では、複数の第2光源121、121′はいずれも基体であるケース130の底部130aの内面に沿った光軸を有するが、当該光軸は、斜め上方(照明方向の側)に多少傾斜していてもよく、斜め下方(底部130aの側)に多少傾斜していてもよい。また、第1光源111、第2光源121、121′は、上記光軸を中心とする所定の立体角範囲において光放射分布を有し、したがって、第2光源121、121′の光軸が底部130aの内面に沿った方向に設定されていたとしても、放射された光の一部は斜め上方に向いて放出され、他の一部は斜め下方に向けて放出される。上記の立体角範囲としては、例えば、60〜120度程度が好ましい。なお、本発明は本実施形態の態様に限定されるものではなく、第2光源が第1光源と異なる方向に光を出射するものであればよい。また、後述する配向分布(図14)に示すように、例えば、第1光源と第2の光源のうち一方が複数の光軸を有し、他方が単一の光軸を有するものであってもよい。
したがって、第1光源111から放出された光L1は光散乱手段140に直接向かうが、第2光源121から放出された光L2は底面に沿って進行し、第1光源配置領域Aを通過する。光L2のうち斜め上方に向かう光は第1光源配置領域Aを越えて直接に光散乱手段140に照射されるか、或いは、上記傾斜反射面131bに到達し、ここで反射される。傾斜反射面131bで反射された光は照明方向に偏向され、光散乱手段140に到達する。また、光L2のうち斜め下方に向かう光がある場合には、当該光は底部130a上の底部反射面131aによって反射され、光散乱手段140若しくは傾斜反射面131bに向かう。いずれにしても、第2光源121、121′から放出された光L2は、光L1よりも長い光路長を経て最終的には光散乱手段140に到達し、光散乱手段140から出射する照明範囲S内の照明光となる。
上記第2光源121、121′から放出された光L2は、主として照明範囲Sの周辺部分Pから出射するので、当該周辺部分Pの照明輝度を向上させる。また、光L2は光L1に比べて長い光路長を有するので広範囲に広がった後に光散乱手段140に入射するため、周辺部分Pの照明輝度の均一性も向上させることができる。
以上説明した本実施形態では、第1光源111が配列されてなる第1光源配置領域Aの外側に第2光源121、121′が配置され、この第2光源121が基体であるケース130の底面に沿った方向に光を放射するように構成されていることにより、第2光源121から放射された光L2は主として周辺領域Pから出射されるとともに、第1光源111から放射された光L1より長い光路長で光散乱手段140に到達するため、照明範囲S内の周辺部分Pの照明輝度の低下を抑制しつつ、当該周辺部分Pの照明輝度の均一性を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1光源配置領域Aの外側に複数の第2光源121、121′が配置されることで、上記光路長をさらに増大できるとともに、第2光源121、121′を第1光源111と干渉せずに容易に配置できる。特に、第2光源121、121′は傾斜反射面131bの内側に隣接して配置されるので、第2光源121、121′の実装や組み込みにかかる手間を低減できる。
さらに、全て(X方向とY方向の角部(コーナー部)に配置された第2光源121′を含む。)の第2光源121、121′が第1光源配置領域Aの側に光を放出するので、上記光路長をさらに長くすることができるため、照明輝度の均一性をさらに高めることができる。特に、本実施形態では、第2光源121、121′が第1光源配置領域Aの周囲を取り囲むように分散して配置されていることにより、周辺部分Pの全体の照明輝度の均一性がさらに向上する。
第2光源121、121′は、その発光面形状が第1光源111の発光面形状とは異なるもの、その配向分布が異なるものであってもよい。これによれば、第1光源111とは照明輝度に与える光学的影響が異なるものとなる。この場合、第1光源111が配列された光源配置領域Aの外側にある周辺部分Pの照明輝度及びその均一性は、外縁に配置された第1光源111の光学的影響と、第2光源122の光学的影響との組み合わせによって実現されるから、両者の光学的影響を相互に異なるものとすることで、周辺部分Pの照明輝度及びその均一性ををさらに容易に調整することが可能になる。
図14は各種のLEDの配向分布(指向性)を示すグラフ(a)乃至(f)である。第2光源121、121′の指向性を第1光源111とは異なるものとする場合、例えば、第1光源111を図14(a)、(b)、(c)及び(f)に示すように対称な配向分布を有するものとし、第2光源121、121′を図14(d)及び(e)に示すような非対称な配向分布を示すものとすることができ、あるいは、第1光源と第2光源を上記とは逆の関係としてもよい。また、第1光源111として比較的強い指向性を呈し、法線方向に集中した図14(a)及び(b)に示す配向分布を有するものとし、第2光源121、121′を図14(c)及び(d)に示すような弱い指向性を呈し、複数の光軸を有するか、広い配向分布を有するものとすることができ、あるいは、第1光源と第2光源を上記とは逆の関係とすることもできる。
[第2実施形態]
次に、図3を参照して本発明に係る照明装置の第2実施形態について説明する。ここで、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。図3に示すように、本実施形態の複数の第2光源121′は、第1光源111の第1光源配置領域Aの周囲を取り囲むように分散配置されている点では第1実施形態と同様であるが、第1光源111が配列されてなる矩形状の第1光源配置領域Aの角部に隣接した位置にのみ配置されている。第2光源121′は第1光源配置領域Aの四つの角部の外側にそれぞれ配置され、その光の放射方位は、対向する第1光源配置領域Aの角部に向かう方向とされる。
次に、図3を参照して本発明に係る照明装置の第2実施形態について説明する。ここで、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。図3に示すように、本実施形態の複数の第2光源121′は、第1光源111の第1光源配置領域Aの周囲を取り囲むように分散配置されている点では第1実施形態と同様であるが、第1光源111が配列されてなる矩形状の第1光源配置領域Aの角部に隣接した位置にのみ配置されている。第2光源121′は第1光源配置領域Aの四つの角部の外側にそれぞれ配置され、その光の放射方位は、対向する第1光源配置領域Aの角部に向かう方向とされる。
このように構成すると、照明範囲Sのうち特に照明輝度の低下する周辺部分Pのコーナー部分を中心に第2光源121′から放射された光によって照明輝度を高めることができるとともに、第2光源121′から放射された光は対角方向に進行するので、光路長がきわめて長くなることから、周辺部分Pの照明輝度の均一性を向上させることができる。なお、周辺部分Pのコーナー部分の照度を高めるためには、基体において光源配置領域の外側に角部が設けられ、この角部に隣接して第2光源が配置されていてもよい。例えば、矩形状のケース(基体)の内部に同心円状の光源配置領域が形成されるように第1光源111を配置した場合には、第1光源の配置されない基体の角部に隣接した位置にのみ第2光源121′を配置した場合でも周辺領域Pの照明輝度の均一性を向上させることができる。
[第3実施形態]
次に、図4を参照して本発明に係る第3実施形態について説明する。ここで、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。図4に示すように、本実施形態の第2光源121、121″は、第1光源111の第1光源配置領域Aの周囲を取り囲むように分散配置され、第1光源配置領域Aの各辺に沿ったX方向及びY方向に配列されている点では第1実施形態と同様であるが、全ての第2光源121、121″が第1光源配置領域Aの側に向けて光を放出するのではなく、X方向とY方向の角部に配置された第2光源121″が他のY方向に沿って配列された第2光源121と同様にX方向に光を放出するように構成されている点で異なる。
次に、図4を参照して本発明に係る第3実施形態について説明する。ここで、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。図4に示すように、本実施形態の第2光源121、121″は、第1光源111の第1光源配置領域Aの周囲を取り囲むように分散配置され、第1光源配置領域Aの各辺に沿ったX方向及びY方向に配列されている点では第1実施形態と同様であるが、全ての第2光源121、121″が第1光源配置領域Aの側に向けて光を放出するのではなく、X方向とY方向の角部に配置された第2光源121″が他のY方向に沿って配列された第2光源121と同様にX方向に光を放出するように構成されている点で異なる。
本実施形態では、角部の第2光源121″の光放射方向が異なるものの、全体として複数の第2光源121、121″から放射された光が照明範囲S内に広がり、最終的に光散乱手段140に向けて主として周辺部分Pにおいて出射されることで、周辺部分Pの照明輝度の低下を抑制するとともに、周辺部分Pの照明輝度の均一性を高めることができる。
[第4実施形態]
次に、図5を参照して本発明に係る第4実施形態について説明する。ここで、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。図5に示すように、本実施形態の第2光源123は、上記各実施形態と同様に第1光源配置領域Aの外側に配置されるが、側部130bの内面上に配置されている点で異なる。第2光源123は、側部130bの内面上に配置されることで複数の第1光源111よりも光散乱手段140側に配置され、その光L2の放射方向は、第1光源配置領域Aを越えた反対側の傾斜反射面131bに向かっている。これによって、第2光源123から放射された光L2の多くは反対側の傾斜反射面131bによって反射され、先の各実施形態よりも広範囲に反射される。すなわち、周辺部分Pにとどまらず、第1光源配置領域Aの外周部に属する光散乱手段140の部分にも到達し、これによって周辺部分P及びその内側の第1光源配置領域Aの外周部の照明輝度を高めることができる。
次に、図5を参照して本発明に係る第4実施形態について説明する。ここで、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。図5に示すように、本実施形態の第2光源123は、上記各実施形態と同様に第1光源配置領域Aの外側に配置されるが、側部130bの内面上に配置されている点で異なる。第2光源123は、側部130bの内面上に配置されることで複数の第1光源111よりも光散乱手段140側に配置され、その光L2の放射方向は、第1光源配置領域Aを越えた反対側の傾斜反射面131bに向かっている。これによって、第2光源123から放射された光L2の多くは反対側の傾斜反射面131bによって反射され、先の各実施形態よりも広範囲に反射される。すなわち、周辺部分Pにとどまらず、第1光源配置領域Aの外周部に属する光散乱手段140の部分にも到達し、これによって周辺部分P及びその内側の第1光源配置領域Aの外周部の照明輝度を高めることができる。
[第5実施形態]
次に、図6を参照して本発明に係る第5実施形態について説明する。ここで、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。図6に示すように、本実施形態の第2光源124は、第1乃至第3実施形態と同様に第1光源配置領域Aの外側で傾斜反射面131bの内側に配置されるが、第2光源124の光放射方向が第1光源配置領域Aとは反対側の傾斜反射面131b(すなわち、第2光源124の外側に隣接する傾斜反射面131bの部分)に向かう方向とされている点で異なる。
次に、図6を参照して本発明に係る第5実施形態について説明する。ここで、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。図6に示すように、本実施形態の第2光源124は、第1乃至第3実施形態と同様に第1光源配置領域Aの外側で傾斜反射面131bの内側に配置されるが、第2光源124の光放射方向が第1光源配置領域Aとは反対側の傾斜反射面131b(すなわち、第2光源124の外側に隣接する傾斜反射面131bの部分)に向かう方向とされている点で異なる。
上記のように構成されていることにより、第2光源124から放射された光L2は、外側に隣接した傾斜反射面131bで反射され、その結果、主として周辺部分Pにおいて光散乱手段140に到達する。このため、本実施形態では第2光源124によって周辺部分Pの照明輝度が集中的に高められる。
[第6実施形態]
次に、上記の第1実施形態の構成を前提とし、当該構成に基づいて図1、図2及び図7を参照して光源の制御方法及び制御系の構成について説明する。図7は発光制御手段の構成を示す概略ブロック図である。この場合において第1実施形態と同一部分部分については同一符号を付しその説明を省略する。
次に、上記の第1実施形態の構成を前提とし、当該構成に基づいて図1、図2及び図7を参照して光源の制御方法及び制御系の構成について説明する。図7は発光制御手段の構成を示す概略ブロック図である。この場合において第1実施形態と同一部分部分については同一符号を付しその説明を省略する。
本実施形態の面状照明装置100では、図2に示すように第1光源111が配列された第1光源配置領域A内に上記光センサ151が配置され、この第1光源配置領域Aの外側の第2光源121が配置されている領域に光センサ152が配置されている。そして、これらの光センサ151、152は、図7に示す発光制御回路160に接続される。また、発光制御回路160の制御出力は光源駆動回路161、162に送出されるように構成されている。光源駆動回路161は上記複数の第1光源111を一括して駆動する。また、光源駆動回路162は上記複数の第2光源121を一括して駆動する。例えば、光源駆動回路161、162は、発光制御回路160から送出される制御指令に基づいて各第1光源111にそれぞれ当該制御指令に対応する電流を流すように構成された定電流回路、パルス幅変調回路等などで実現できる。
本実施形態では、光センサ151、152の検出値は発光制御回路160に入力され、この検出値に基づいて第1光源111と第2光源121の電流値がそれぞれ独立して制御され、各光源の発光輝度が定められる。また、光センサ151の検出値と光センサ152の検出値を比較して、両検出値の差、比率等の各種の関係量に基づいて制御することも可能である。例えば、両検出値の差若しくは比率が所定の範囲内に収まるように両光源の電流値をそれぞれ制御することで、第1光源配置領域Aと周辺部分Pのそれぞれの照明輝度の差が所定値より低くなるように構成してもよい。
また、上記発光制御手段には、発光制御回路160を手動で操作する操作部163が設けられる。この操作部163は、例えば、第1光源111の電流値と第2光源121の電流値を独立して調整可能に構成される。また、第1光源111の電流値と第2光源121の電流値の差、比率等の各種の関係量を調整できるように構成してもよい。この操作部163を設けることで、例えば出荷時などにおいて第1光源配置領域Aと周辺部分Pの照明輝度のバランスを確認しながら手動で調整を行うことが可能になる。
本実施形態においては、第1光源111とその外側に配置した第2光源121とを独立して発光制御するように構成されていることにより、第1光源配置領域Aとその外側の周辺部分Pの照明輝度に応じて第1光源111と第2光源121の発光輝度のバランスを容易に調整することができる。また、従来の面状照明装置に備えられた、第1光源111を駆動させる光源駆動回路161をそのまま使用した上で、第2光源121と新たな光源駆動回路162を付加することで構成できるので、第1光源111のみ配列されてなる従来の面状照明装置からそれに第2光源121を追加した本発明に係る面状照明装置への転換を低コストで行うことも可能になる。
[第7実施形態]
次に、図8を参照して第7実施形態に係る面状照明装置について説明する。図8には第7実施形態における発光制御手段の構成ブロック図を示す。この場合において第1実施形態と同一部分部分については同一符号を付しその説明を省略する。
次に、図8を参照して第7実施形態に係る面状照明装置について説明する。図8には第7実施形態における発光制御手段の構成ブロック図を示す。この場合において第1実施形態と同一部分部分については同一符号を付しその説明を省略する。
本実施形態では、第1光源配置領域A内の第1光源111を内側部分に配置された第1光源111aと、外側部分に配置された第1光源111bとに分けて駆動する光源駆動回路161A及び161Bを設け、発光制御回路160によって第1光源111aと111bの電流値を独立して制御可能に構成してある。
このように構成すると、第1光源配置領域A内の内側部分A1と外側部分A2にそれぞれ属する第1光源111a、111bの発光輝度を別々に設定することができるので、外側部分A2に属する第1光源111bの発光輝度と周辺部分Pに属する第2光源121の発光輝度の両者を内側部分A1に属する第1光源111とは別にそれぞれ調整することが可能になり、その結果、周辺部分Pの照明輝度をより精密に設定することが可能になる。
なお、本実施形態では、第6実施形態と同様に第1光源配置領域Aと周辺部分Pのそれぞれに一つずつ光センサ151,152を設けているが、第1光源配置領域A内の内側部分A1と外側部分A2のそれぞれにも光センサを設けることで、内側部分A1、外側部分A2、及び、周辺部分Pのそれぞれにおいて発光輝度を検出し、これらの検出値に基づいて発光制御回路160が各光源駆動回路161A、161B、162の電流値をそれぞれ設定するように構成してもよい。
[電気光学装置]
次に、図9を参照して上記照明装置を有する電気光学装置の例について説明する。図9は本発明の電気光学装置200の実施形態の構造を模式的に示す概略分解斜視図である。電気光学装置200には上記の照明装置100が含まれ、基体であるケース130内に配置された上記第1光源111及び第2光源121を有し、側部130bの上縁によって光散乱手段140が支持される。この光散乱手段140の上方には液晶表示パネルで構成される電気光学パネル150が配置される。電気光学パネル150は、ガラス等の透明な基板151と152が図示しないシール材を介して貼り合わされ、両基板間に図示しない液晶が封入されている。また、基板151には基板152の外形より外側に張り出した基板張出部151Tが設けられ、この基板張出部151T上に液晶駆動回路を構成する半導体ICチップ等よりなる駆動回路155が実装されている。また、基板張出部151T上にはフレキシブル配線基板(FPC)等で構成される配線基板156が実装される。
次に、図9を参照して上記照明装置を有する電気光学装置の例について説明する。図9は本発明の電気光学装置200の実施形態の構造を模式的に示す概略分解斜視図である。電気光学装置200には上記の照明装置100が含まれ、基体であるケース130内に配置された上記第1光源111及び第2光源121を有し、側部130bの上縁によって光散乱手段140が支持される。この光散乱手段140の上方には液晶表示パネルで構成される電気光学パネル150が配置される。電気光学パネル150は、ガラス等の透明な基板151と152が図示しないシール材を介して貼り合わされ、両基板間に図示しない液晶が封入されている。また、基板151には基板152の外形より外側に張り出した基板張出部151Tが設けられ、この基板張出部151T上に液晶駆動回路を構成する半導体ICチップ等よりなる駆動回路155が実装されている。また、基板張出部151T上にはフレキシブル配線基板(FPC)等で構成される配線基板156が実装される。
照明装置100は背面枠51の内部に収容されて固定されるとともに、この背面枠51の内部周縁部に形成された支持面51a上には上記電気光学パネル150が配置され、この上から前面枠52が装着されて背面枠51に係合し、これによって照明装置100及び電気光学パネル150が内部に保持される。前面枠52には電気光学パネル150の表示画面を露出する開口部52aが設けられている。上記配線基板156は背面枠51の側面と前面枠52の側面との間を抜けて外部に引き出される。また、照明装置100内の配線基板(図示せず)はケース130から導出されるフレキシブル配線基板(FPC)等の配線基板119に接続される。この配線基板119は直接電子機器側のコネクタに接続されてもよく、或いは、上記配線基板156に接続されるようにしてもよい。
[電子機器]
図10は、本発明に係る電子機器の一実施形態である液晶テレビジョン受像機の外観を示す。この液晶テレビジョン受像機よりなる電子機器300は、表示部310と、支持部320とを有し、表示部310の内部に上記電気光学パネル150及び面状照明装置100を含む電気光学装置200が配置されている。面状照明装置100から出射される照明光は電気光学パネル150を通過して出射し、これによって電気光学パネル150の表示画面を表示部310の表示面310Aを通して視認できるようになっている。
図10は、本発明に係る電子機器の一実施形態である液晶テレビジョン受像機の外観を示す。この液晶テレビジョン受像機よりなる電子機器300は、表示部310と、支持部320とを有し、表示部310の内部に上記電気光学パネル150及び面状照明装置100を含む電気光学装置200が配置されている。面状照明装置100から出射される照明光は電気光学パネル150を通過して出射し、これによって電気光学パネル150の表示画面を表示部310の表示面310Aを通して視認できるようになっている。
図11は電子機器300における電気光学装置200に対する制御系(表示制御系)の全体構成を示す概略構成図である。電子機器300は、表示情報出力源291と、表示情報処理回路292と、電源回路293と、タイミングジェネレータ294と、照明装置100への電力供給を行う光源制御回路295とを含む表示制御回路290を有する。また、電気光学装置200には、上述の構成を有する電気光学パネル150と、この電気光学パネル150を駆動する駆動回路155と、バックライトである上記の照明装置100とが設けられている。ただし、駆動回路155は、上記のような態様の他に、電気光学パネル150の基板表面上に形成された電子部品や回路パターン、或いは、電気光学パネル150に導電接続された回路基板に実装されたICチップ若しくは回路パターンなどによっても構成することができる。
表示情報出力源291は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ294によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路292に供給するように構成されている。
表示情報処理回路292は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路155へ供給する。駆動回路155は、走査線駆動回路、信号線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路293は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
光源制御回路295は、電源回路293から供給される電圧に基づいて面状照明装置100の第1光源111及び第2光源121に電力を供給し、所定の制御信号に基づいて第1光源111及び第2光源121の点灯の有無及びその輝度等を制御するようになっている。
また、本発明に係る電子機器としては、図10に示す液晶テレビジョン受像機の他に、カーナビゲーションシステム、携帯電話機、電子時計、電子手帳、電卓、ワークステーション、テレビ電話、POS端末機などが挙げられる。
尚、本発明の照明装置、電気光学装置及び電子機器は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。たとえば、上記各実施形態のそれぞれの特徴的な構成を相互に組み合わせて他の種々の構造を実現することは当業者にとって自明な事項である。また、本実施形態においては第1光源111及び第2光源121としてLEDを用いる例を挙げたが、少なくとも一方に冷陰極管を用いてもよい。
100…照明装置、111…第1光源、112…配線基板、121、121′、121″、123、124…第2光源、130…ケース、131…光反射手段、131a…底部反射面、131b…傾斜反射面、140…光散乱手段、151、152…光センサ、160…発光制御回路、161,162…光源駆動回路、A…第1光源配置領域、A1…内側部分、A2…外側部分、S…照明範囲、P…周辺部分
Claims (14)
- 基体と、
該基体上に配置され、前記基体の一方向及び該一方向と交差する他方向に沿って配列されてなり、前記基体から離反する方向である照明方向に光を出射する複数の第1光源と、
前記複数の第1光源が配置されてなる第1光源配置領域の外側に配置され、前記第1光源とは異なる方向に光を出射する複数の第2光源と、
前記基体上に形成され、前記第2光源から放出された光の少なくとも一部を前記照明方向に反射する反射面と、
を具備することを特徴とする照明装置。 - 前記第1光源及び前記第2光源からの光放出方向に配置された光散乱手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記反射面は、前記第1光源配置領域の周囲に形成され、前記第1光源配置領域の側に傾斜した傾斜反射面を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
- 前記複数の第2光源は前記第1光源配置領域の周囲を取り巻くように分散配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の面状照明装置。
- 前記基体には第1光源配置領域の外側に角部を有し、前記複数の第2光源は前記第1光源配置領域の複数の外側の角部に隣接して配置されることを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
- 前記第1光源は配列方向を有し、前記複数の第2光源は前記第1光源の配列方向の各辺に沿って配列されることを特徴とする請求項4又は5に記載の照明装置。
- 前記複数の第2光源は前記第1光源配置領域に向かう側に光を放出することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光源装置。
- 前記複数の第2光源は前記傾斜反射面上に配置されることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
- 前記複数の第2光源は前記傾斜反射面の内側に隣接して配置されることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
- 前記複数の第2光源は前記第1光源配置領域とは反対側の前記傾斜反射面に向けて光を放出することを特徴とする請求項9に記載の光源装置。
- 前記第1光源の輝度と前記第2光源の輝度を独立して制御可能な発光制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記複数の第2光源の指向性が前記複数第1の光源の指向性と異なることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の照明装置。
- 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の照明装置と、該照明装置の光出射側に配置された電気光学パネルとを備えたことを特徴とする電気光学装置。
- 請求項13に記載の電気光学装置と、該電気光学装置の制御手段とを備えたことを特徴とする電子機器。
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JP2008179867A JP2010020995A (ja) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | 面状照明装置、電気光学装置及び電子機器 |
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- 2008-07-10 JP JP2008179867A patent/JP2010020995A/ja not_active Withdrawn
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