JP2010019322A - Bearing unit, motor and electronic equipment using the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、回転軸を回転可能に支持し、又は軸に対し回転体を回転可能に支持する軸受ユニット、この軸受ユニットを用いたモータ及び電子機器に関する。 The present invention relates to a bearing unit that rotatably supports a rotating shaft or a rotating body that rotatably supports a shaft, and a motor and an electronic apparatus using the bearing unit.
従来から、回転軸を回転可能に支持する軸受ユニットとして、図13に示すように構成されたものが用いられている。図13に示す軸受ユニット100は、回転軸101と、回転軸101の外周面を回転可能に支持するラジアル軸受102と、回転軸101のスラスト方向の他端を回転可能に支持するスラスト軸受103とを有する。また、この軸受ユニット100は、ラジアル軸受102及びスラスト軸受103を収容するハウジング104と、ハウジング104内に摩擦を減じるために充填された潤滑油の漏洩を防止するオイルシール105とを有する。
Conventionally, a bearing unit configured to rotatably support a rotating shaft has been used as shown in FIG. A
ハウジング104は、回転軸101が挿入される一端側が開放された円筒形状をなし、閉塞部となる他端側にスラスト軸受103が設けられている。また、ハウジング104には、内部にラジアル軸受102が設けられるとともに、開放端となる一端側にオイルシール105が設けられている。
The
ラジアル軸受102は、ハウジング104内に充填された潤滑油とともに動圧流体軸受を構成するためにその内周面に形成される動圧発生溝を有している。また、ハウジング104とラジアル軸受102の間には、連通路106が形成されている。
The
この連通路106は、ラジアル軸受102から突出した回転軸101のスラスト方向の一端側と他端側とを連通し、ハウジング104内の閉塞端側と開放端側とを連通させて圧力を短絡させる。これにより、連通路106は、ハウジング104の閉塞端側の静圧低下を緩和し、ハウジング104の潤滑油中の残留空気の膨張により潤滑油が開放端側から飛散することを防止する。
This
回転軸101は、他端側の軸先端部101aをスラスト軸受103によって支持され、軸本体部101bの外周面をラジアル軸受102により支持される。これにより、回転軸101は、一端側に設けられた取付部101c側をハウジング104のオイルシール105に形成された軸挿通孔105aから突出されてハウジング104に支持される。
In the rotating
また、回転軸101には、軸先端部101aと軸本体部101bとの間に、軸抜け止め用の溝部101dが設けられている。この軸抜け止め用の溝部101dと対応するように、環状の抜け止め部材107が設けられている。この抜け止め部材107は、軸挿入時に弾性変形するように、ポリイミド等の樹脂材料により形成されている。
Further, the
オイルシール105は、ハウジング104の開放端側の端面に取り付けられることにより、ハウジング104内に充填された潤滑油の漏洩を防止するものであり、金属材料又は樹脂材料を用いて環状に形成されることにより、軸挿通孔105aを有する。
The
オイルシール105は、例えば真鍮等の金属からなるときには、ラジアル軸受102、スラスト軸受103及び抜け止め部材107が挿入されたハウジング104の開放端に圧入され、接着等により取り付けられる。そして、オイルシール105は、一端面からの潤滑油の這い出しを防止するために撥油処理が施される。また、オイルシール105は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂材料からなるときには、同じ樹脂材料よりなるハウジング104との接合部が熱溶着又は超音波溶着等により封止される。
When the
そして、上述した回転軸101は、このようにオイルシール105及びハウジング104が一体化された後に、軸挿通孔105aより挿通されてラジアル軸受102及びスラスト軸受103に支持されることになる。例えば、このような軸受ユニット100を有するモータ120を組み立てるときには、図14(a)に示すように、ステータ131となるモータ120のケーシング121に回転軸101が取り付けられていない状態のハウジング104が固定される。このケーシング121には、ハウジング104を固定するホルダー126と、ホルダー126の外周部に取り付けられるコイル124が巻回されたコア125とが設けられている。その一方で、回転軸101は、ロータアッセンブリ122の一部品としてロータ132に固定される。このロータアッセンブリ122には、ロータヨーク127と、リング状のロータマグネット128とが固定されている。また、ロータアッセンブリ122の外周部には、ロータ132と一体に回転されるファンを構成する図示しない複数の羽根が取り付けられる。そして、ケーシング121に固定されたハウジング104内に潤滑油123が付与された後に、ロータ132に一体化された回転軸101が挿入されることにより、図14(b)に示すように、モータ120の軸受ユニット100の部分の組立が完了することとなる。なお、このとき、潤滑油123は、図14(c)に示すように、軸挿通孔105aの臨む程度まで充填されることとなる。
Then, after the
以上のような軸受ユニット100は、ラジアル軸受102とスラスト軸受103により、回転軸101を周回り方向及びスラスト方向に支持する。また、軸受ユニット100は、軸挿通孔105a以外は封止された構造とされていることから潤滑油の漏洩もない。更に、回転軸101が軸抜け止め部材107に抜け止められていることから、回転軸101の抜け等の問題もある程度は防げる。
The
ところで、抜け止め部材107は、図15に示すように、その内径寸法a101が回転軸101の外径寸法a102よりも小さく形成されており、回転軸101の軸抜け止め用の溝部101dの部分に取り付けられることとなる。これにより、抜け止め部材107は、回転軸101がスラスト方向の軸抜け方向に移動したときに、軸抜け止め用の溝部101dの一端側の端部101eと抜け止め部材107が係合されることにより、回転軸101の脱落を防止している。
By the way, as shown in FIG. 15, the
したがって、抜け止め部材107は、組立時には既にハウジング104に設けられた状態で、抜け止め部材107の内径寸法a101より大きな外形寸法a102を有する回転軸101が挿通される。このとき、抜け止め部材107は、回転軸101を挿通させやすい構造としたときには、その一方で回転軸101に対する抜け止め力が小さくなってしまうという性質がある。また、抜け止め部材107は、抜け止め力を大きくしようとすると、内径寸法を小さくする必要があり、その組立工程において非常に大きな力を加える必要が発生したり、無理に挿入して塑性変形が発生して抜け止めの機能を果たさなくなるといった問題が起こる。
Accordingly, the
また、抜け止め部材107は、例えば弾性特性を有する樹脂材料等で形成され、この樹脂材料等の弾性特性を利用して、上述のような既にハウジング104に設けられた状態で、抜け止め部材107の内径寸法a101より大きな外形寸法a102を有する回転軸101が挿通される。したがって、抜け止め部材107は、樹脂材料等で形成されていると、強い衝撃等が加わったときに、弾性変形され、回転軸101がラジアル軸受102から抜けてしまうといった問題がある。
Further, the
本発明の目的は、容易な組み立てを可能にするとともに、強い衝撃等が加わったときにおいても、軸がラジアル軸受から抜けることを防止することができる軸受ユニット、この軸受ユニットを有するモータ及び電子機器を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a bearing unit that enables easy assembly and prevents the shaft from coming off from the radial bearing even when a strong impact or the like is applied thereto, a motor having the bearing unit, and an electronic apparatus Is to provide.
上述した課題を解決するため、本発明に係る軸受ユニットは、一端から他端に延在する軸と、ラジアル軸受と、上記ラジアル軸受を内部に収容するハウジングとを備え、上記ハウジングには、規制部材が一体に形成され、上記軸には、上記規制部材の一端側と係合する他端方向抜け止め部が形成されるとともに、上記規制部材の他端側と係合する一端方向抜け止め部材が取り付けられている。 In order to solve the above-described problems, a bearing unit according to the present invention includes a shaft extending from one end to the other end, a radial bearing, and a housing that accommodates the radial bearing therein. A member is integrally formed, and the shaft is provided with a stopper in the other end direction that engages with one end of the restricting member, and a stopper in one direction that engages with the other end of the restricting member. Is attached.
また、本発明に係るモータは、ステータに対してロータを回転可能に支持する軸受ユニットを備え、上記軸受ユニットは、一端から他端に延在する軸と、ラジアル軸受と、上記ラジアル軸受を内部に収容するハウジングとを備え、上記ハウジングには、規制部材が一体に形成され、上記軸には、上記規制部材の一端側と係合する他端方向抜け止め部が形成されるとともに、上記規制部材の他端側と係合する一端方向抜け止め部材が取り付けられている。 The motor according to the present invention further includes a bearing unit that rotatably supports the rotor with respect to the stator. The bearing unit includes a shaft extending from one end to the other end, a radial bearing, and the radial bearing. The housing is integrally formed with a restricting member, and the shaft is formed with a stopper in the other end direction that engages with one end of the restricting member. One end direction retaining member that engages with the other end side of the member is attached.
更に、本発明に係る電子機器は、ステータに対してロータを回転可能に支持する軸受ユニットを備えたモータを搭載し、上記軸受ユニットは、一端から他端に延在する軸と、ラジアル軸受と、上記ラジアル軸受を内部に収容するハウジングとを備え、上記ハウジングには、規制部材が一体に形成され、上記軸には、上記規制部材の一端側と係合する他端方向抜け止め部が形成されるとともに、上記規制部材の他端側と係合する一端方向抜け止め部材が取り付けられている。 Furthermore, the electronic apparatus according to the present invention is equipped with a motor including a bearing unit that rotatably supports the rotor with respect to the stator. The bearing unit includes a shaft extending from one end to the other end, a radial bearing, And a housing for housing the radial bearing therein, the housing is integrally formed with a restricting member, and the shaft is formed with a stopper in the other end direction that engages with one end of the restricting member. In addition, a one-way direction retaining member that engages with the other end side of the regulating member is attached.
本発明によれば、容易な組み立てを可能とするとともに、強い衝撃等が加わったときにおいても、軸の他端方向抜け止め部及び一端方向抜け止め部材が、規制部材と係合されることにより、軸がラジアル軸受から他端側へ抜けることを防止することができる。 According to the present invention, it is possible to easily assemble, and even when a strong impact or the like is applied, the other end direction retaining portion and the one end direction retaining member of the shaft are engaged with the restriction member. The shaft can be prevented from coming off from the radial bearing to the other end side.
以下、本発明が適用された軸受ユニットが用いられたモータについて、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明が適用されたモータは、例えば、図1に示すように、各種情報の演算処理を行う情報処理装置である携帯型コンピュータ50等の電子機器に設けられた放熱装置51に用いられる。
Hereinafter, a motor using a bearing unit to which the present invention is applied will be described in detail with reference to the drawings. A motor to which the present invention is applied is used in a
この種の放熱装置51は、図2及び図3に示すように、携帯型コンピュータ本体内に配設された金属製のベース52を有す。このベース52に設置された電子基板53には、CPU(中央処理装置)の如く通電されて作動することによって発熱する発熱素子53aが取り付けられている。また、このベース52には、ヒートシンク54と、本発明が適用されたモータ1と、モータ1によって回転操作されるファン2と、ファン2を収納したファンケース3とが取り付けられている。そして、放熱装置51のファン2を回転駆動するモータ1には、軸受ユニット4が用いられている。
As shown in FIGS. 2 and 3, this type of
ベース52は、略矩形状に形成され、発熱素子53aが取り付けられた電子基板53が設置されている。この発熱素子53a上には、熱伝達シール53bを介して、ヒートシンク54が取り付けられている。ヒートシンク54は、コルゲート状若しくはフィン状のヒートシンクが用いられ、放熱性に優れた金属、例えばアルミニウムにより形成されている。このヒートシンク54は、ベース52が携帯型コンピュータ本体内に取り付けられたとき、携帯型コンピュータ本体の側面に設けた貫通孔55に対向する位置に配設される。
The
また、ベース52には、ヒートシンク54と隣接するように、モータ1が取り付けられるとともに、このモータ1によって回転操作されるファン2を収納するファンケース3が取り付けられている。ファンケース3には、モータ1によって回転されるファン2の略中央部に対応する位置を開放する円形の第1の吸気口5が形成されている。携帯型コンピュータ本体の一端側には、ファンケース3に形成された第1の吸気口5に対向して、この第1の吸気口5から連通するように開口6が形成されている。更に、ファンケース3には、第1の吸気口5から吸引したエアーを外部に排気するための排気口7が形成されている。なお、第1の吸気口5は、少なくとも1個以上形成されていればよい。
In addition, the
以上のような放熱装置51は、モータ1が駆動され、ファン2がモータ1により図3中矢印R1方向に回転されると、携帯型コンピュータ本体に設けた開口6を介して外部のエアーを図2及び図3中矢印D1方向に吸引する。更に、放熱装置51は、第1の吸気口5を介してファンケース3内にエアーを吸引する。ファン2の回転によってファンケース3内に吸引されたエアーは、図2及び図3中矢印D2方向に流入し、更にヒートシンク54中を通過するように図2及び図3中矢印D3方向に流通し、貫通孔55を介して携帯型コンピュータ本体の外部に排気される。
When the
発熱素子53aの作動により発生する熱は、熱伝達シール53bを介して、発熱素子53a上に取り付けられたヒートシンク54に伝達される。そして、放熱装置51において、ファン2がモータ1により回転され携帯型コンピュータ本体の外部から吸引されたエアーが、ヒートシンク54の複数のフィン中を流通する。放熱装置51は、このエアーの流通により、ヒートシンク54に伝達された熱を、貫通孔55を介して携帯型コンピュータ本体の外部に放熱する。
The heat generated by the operation of the heat generating element 53a is transmitted to the
次いで、上述した放熱装置51に用いられているモータ1について説明する。このモータ1は、図4に示すように、ステータ10とロータ11とを備える。
Next, the
ステータ10は、図4に示すように、携帯型コンピュータ本体内に配設されたベース52上に設けられている。ステータ10は、本発明が適用された軸受ユニット4と、コイル13と、このコイル13が巻回されたコア14とを有する。駆動電流が供給されるコイル13が巻回されたコア14は、後に詳細に説明する軸受ユニット4のハウジング12の外周部に取り付けられている。
As shown in FIG. 4, the
ステータ10とともにモータ1を構成するロータ11は、図4に示すように、軸受ユニット4のラジアル軸受31に回転可能に支持された回転軸30に取り付けられ、回転軸30と一体に回転する。ロータ11は、ヨーク19と、このヨーク19と一体に回転する複数の羽根20が形成されたファン2とを有する。ファン2の羽根20は、ヨーク19の外周面にアウトサート成型されることにより、ヨーク19と一体に形成されている。
As shown in FIG. 4, the
ヨーク19は、軸方向の一方側が閉塞された円筒形状に形成されることにより、筒状部19aと平板部19bとを有する。ヨーク19の筒状部19aの内周面には、ステータ10のコイル13と対向するように、リング状のマグネット21が設けられている。このマグネット21は、周回り方向にS極とN極とが交互に着磁されたプラスチックマグネットであり、接着剤等によりヨーク19の筒状部19aの内周面に固定されている。ヨーク19の平板部19bは、略中心部に回転軸30が取り付けられるボス部22が形成されている。ボス部22には、貫通孔23が形成され、この貫通孔23に回転軸30の一端側に設けられた取付部39が圧入される。これにより、ヨーク19は、回転軸30と一体とされ、ステータ10に回転可能に取り付けられる。
The
以上のように構成を有するモータ1は、ステータ10側のコイル13に、モータ1の外部に設けた駆動回路部から所定の通電パターンにより駆動電流が供給される。そして、モータ1は、コイル13に駆動電流が供給されると、コイル13に発生する磁界とロータ11側のマグネット21からの磁界の作用によって、ロータ11が回転軸30と一体に回転する。そして、ロータ11が回転することにより、このロータ11に取り付けられた複数の羽根20を有するファン2は、ロータ11と一体に回転する。そして、ファン2は、ロータ11と一体に回転されることにより、図2及び図3に示すように、携帯型コンピュータ本体に設けた開口6を介して外部のエアーを吸引し、更に携帯型コンピュータ本体内を流通させ、携帯型コンピュータ本体内に設けたヒートシンク54中を流通しながら貫通孔55を介して携帯型コンピュータ本体の外部に排気される。この吸引、流通及び排気により、発熱素子53aから発生する熱を携帯型コンピュータ本体の外部に放熱し、発熱素子53a及び携帯型コンピュータ50を冷却する。
In the
次に、このモータ1に用いられ、ロータ11を回転自在に支持する、本発明が適用された軸受ユニット4について詳細に説明する。軸受ユニット4は、図5に示すように、ヨーク19のボス部22に一体に取り付けられた回転軸30と、回転軸30の周回り方向の支持を行うラジアル軸受31と、ラジアル軸受31を内部に収容し回転軸30を一端側の軸挿通孔47から挿通させて、回転軸30がラジアル軸受31から他端側へ抜けることを防止する規制部材15を有するハウジング12と、回転軸30のスラスト方向の一端を支持するスラスト軸受32と、スラスト軸受32を支持する弾性部材33と、弾性部材33を支持するとともにハウジング12内に、回転軸30、ラジアル軸受31、規制部材15、スラスト軸受32及び弾性部材33等を封止する封止部材34とを備える。なお、以下、回転軸30に対してシール部材35が設けられた方向を一端方向(図中の矢印A1方向)として説明し、回転軸30に対してスラスト軸受32が設けられた方向を他端方向(図中の矢印A2方向)として説明していく。
Next, the
ハウジング12は、図4に示すように、ベース52と連接するように設けられている。ハウジング12は、略円盤形状の規制部材15と、この規制部材15の略中心部に形成されたハウジング部16とからなる。
As shown in FIG. 4, the
規制部材15は、例えばステンレス鋼(SUS)等の金属材料により、図6に示すような略円盤形状に形成されている。規制部材15の略中心部には、回転軸30が挿通される貫通孔17が形成され、この貫通孔17の周囲に回転軸30がラジアル軸受31から抜けることを防止する規制部18が形成されている。そして、この規制部18の周囲には、図4に示すように、ハウジング部16が形成されている。また、ハウジング部16の周囲には、図4及び図6に示すように、1個以上の第2の吸気口15aが形成されていてもよい。モータ1は、第1の吸気口5からファンケース3内に吸引したエアーを排気口7より外部に排気したり、第2の吸気口15aからファンケース3内に吸引したエアーを排気口7より外部に排気したり、第1の吸気口5と第2の排気口15aとの両方からファンケース3内に吸引したエアーを排気口7より外部に排気したりすることができる。また、規制部材15の外周部には、複数個の取付部15bが設けられている。モータ1は、これらの取付部15bにより、例えば図示しないネジ等によってベース52に取り付けられる。
The restricting
ハウジング部16は、図5に示すように、金属材料により形成された規制部材15の一端面側の略中心部に一端面側に対して円筒形状に、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂材料によりアウトサート成型されることにより規制部材15と一体に形成されている。すなわち、ハウジング12は、規制部材15が金属材料により形成され、ハウジング部16が樹脂材料により形成されている。ハウジング部16は、回転軸30の挿入端となる一端側開口部16aと、スラスト軸受32が配設される他端側開口部16bとを有する。ハウジング部16の一端側開口部16aには、一端側開口部16aを封止するシール部材35と一体化するときに、シール部材35が嵌合される一端側段部16cが形成されている。一端側段部16cは、シール部材35が嵌合されたときに、例えばシール部材35の一端面とハウジング部16の一端面とが略同一面上となるように設けられている。また、ハウジング部16の他端側開口部16bには、他端側開口部16bを封止する封止部材34と一体化するときに、封止部材34が嵌合される他端側段部16dが形成されている。他端側段部16dは、封止部材34が嵌合されたときに、例えば封止部材34の他端面とハウジング部16の他端面とが略同一面上となるように設けられている。
As shown in FIG. 5, the
以上のような構成を有するハウジング12のハウジング部16の内部には、ラジアル軸受31が圧入又は接着、若しくは圧入とともに接着により固定されている。また、ハウジング部16の内部には、回転軸30の回転摩擦を減じる粘性流体である潤滑油36が充填されている。また、ハウジング部16の外周部には、駆動電流が供給されるコイル13が巻回されたコア14が取り付けられている。なお、ハウジング12は、ベース52と別体に形成されたものに限定することなく、ベース52やファンケース3と一体に形成されるものでもよい。
Inside the
回転軸30は、ラジアル軸受31内への挿入端となる軸方向の他端が円弧状あるいは先端先細り状に形成されスラスト軸受32に支持される軸先端部37と、軸先端部37の一端側に連続して設けられ、ラジアル軸受31内に挿入されて回転自在に支持される軸本体部38と、軸本体部38の一端側に連続して設けられヨーク19のボス部22へ取り付けられる取付部39とを有している。軸本体部38は、ラジアル軸受31の軸方向の長さと略同一の軸方向の長さを有し、且つラジアル軸受31の内径と略同一の外径を有している。また、軸先端部37は、軸本体部38の外径より小さな外径を有し、取付部39は、軸本体部38の外径と略同一の大きさの外径を有している。
The
また、軸先端部37と軸本体部38との間には、図7に示すように、溝部40が設けられている。この溝部40は、規制部材15の規制部18と対応する位置に回転軸30の周方向に形成され、且つその断面が略コの字状となるように形成されている。すなわち、軸先端部37と軸本体部38との間には、軸先端部37及び軸本体部38と連続し、軸先端部37及び軸本体部38の外径より小さい外径を有する細径部40aが設けられている。また、溝部40には、細径部40aを挟んでそれぞれ回転軸30に略直交する面状に設けられる他端方向抜け止め部40b及び一端方向抜け止め部40cとを有している。
Further, as shown in FIG. 7, a
他端方向抜け止め部40bは、軸本体部38の他端面であり、ラジアル軸受31の内径と略同一の外径を有するとともに、規制部材15の規制部18の内径より大きな外径を有している。他端方向抜け止め部40bは、回転軸30がラジアル軸受31に挿入されラジアル軸受31及びスラスト軸受32に支持されたときに、規制部18の一端面18aとの間に所定の間隔を有するように設けられている。これにより、他端方向抜け止め部40bは、回転軸30が回転駆動されたとき、規制部18の一端面18aと接触して回転軸30の回転性能が劣化することを防止することができる。また、他端方向抜け止め部40bは、衝撃等により回転軸30がラジアル軸受31に対して軸抜け方向である他端方向(図7中の矢印A2方向)に移動されたときに、規制部18の一端面18aに係合されることにより、これ以上回転軸30が軸抜け方向である他端方向に移動することを規制する。これにより、軸受ユニット4は、回転軸30がラジアル軸受31から他端方向(図7中の矢印A2方向)へ抜けることを防止することができる。このとき、軸受ユニット4は、衝撃等を規制部18を介してハウジング部16で吸収することができ、封止部材34に衝撃が伝わることを防止することができる。
The other end
また、細径部40aには、回転軸30がラジアル軸受31から一端方向へ抜けることを防止する一端方向抜け止め部材41が係合されて取り付けられる取付溝部40dが形成されている。この取付溝部40dは、例えば細径部40aと一端方向抜け止め部40cとでなす角部の細径部40a上に周方向に形成され、且つ一端方向抜け止め部材41の軸方向の厚さと略同一の軸方向の幅を有し、断面が略コの字状となるように形成されている。取付溝部40dは、一端方向抜け止め部材41の一端面41aと規制部18の他端面18bとの間に所定の間隔を有するように、一端方向抜け止め部材41の軸方向を位置決めする。したがって、取付溝部40dに係合されて取り付けられる一端方向抜け止め部材41は、回転軸30が回転駆動されたとき、一端方向抜け止め部材41の一端面41aと規制部18の他端面18bとが接触して回転性能が劣化することを防止することができる。
In addition, the narrow-diameter portion 40a is formed with an
また、一端方向抜け止め部材41は、衝撃等により回転軸30がラジアル軸受31に対して軸抜け方向である一端方向(図7中の矢印A1方向)に移動されたときに、規制部18の他端面18bに係合されることにより、これ以上軸抜け方向である一端方向に回転軸30が移動されることを規制する。これにより、軸受ユニット4は、回転軸30がラジアル軸受31から一端方向(図7中の矢印A1方向)へ抜けることを防止することができる。このとき、軸受ユニット4は、衝撃等を規制部18を介してハウジング部16で吸収することができる。また、取付溝部40dに係合されて取り付けられた一端方向抜け止め部材41は、取付溝部40dが細径部40aと一端方向抜け止め部40cとでなす角部の細径部40a上に周方向に形成されているので、規制部18の他端面18bに係合されているときに、他端面41bが一端方向抜け止め部40cとも係合されるため、一端方向抜け止め部材41に掛かる力を一端方向抜け止め部40cでも受けることができ、他端側へ弾性変形されることを防止することができる。
Further, the one-end-
ここで、溝部40に係合される一端方向抜け止め部材41は、ステンレス鋼(SUS)等の金属材料により形成されたCリングである。一端方向抜け止め部材41は、規制部18の貫通孔17の内径より大きな外径を有している。そして、一端方向抜け止め部材41は、衝撃等により回転軸30が軸抜け方向である一端方向(図7中の矢印A1方向)に移動したときに、一端面41aが規制部18の他端面18bに係合されることにより、回転軸30がラジアル軸受31から一端方向(図7中の矢印A1方向)へ抜けることを防止することができる。なお、一端方向抜け止め部材41は、Cリングに限定されるものではなく、分割リングやばねワッシャー等、回転軸30がラジアル軸受31に挿入された後にハウジング部16の他端側開口部16bから回転軸30の溝部40の取付溝部40dに係合されて取り付けられるものであればいかなるものでもよい。また、一端方向抜け止め部材41は、取付溝部40dに係合されて取り付けられたものに限定することなく、取付溝部40dを設けずに、細径部40aに、取り付けられるものでもよい。
Here, the one-way
また、軸本体部38と取付部39との間には、図5に示すように、テーパ部42が形成されている。テーパ部42は、シール部材35の軸挿通孔47と所定の間隔を隔てて対峙される。このテーパ部42は、取付部39側に向かって漸次外径が小さくなるように傾斜されている。したがって、テーパ部42とシール部材35の軸挿通孔47との空隙43は、ハウジング部16の外方に向かうにつれて漸次大きくなっている。これにより、テーパ部42は、回転軸30とシール部材35との間の空隙43に圧力勾配を形成し、ハウジング部16の内部に空隙43に臨む程度にまで充填された潤滑油36をハウジング部16の内部へ引き込む力を発生させる。したがって、軸受ユニット4は、回転軸30の回転駆動時に、潤滑油36がハウジング部16の内部に引き込まれることから、潤滑油36がハウジング部16から漏洩することを防止できる。
Further, a tapered
回転軸30の周回り方向の支持を行うラジアル軸受31は、例えば、銅系又は銅−鉄系の焼結金属を用いて円筒形状に形成されている。このラジアル軸受31には、焼結金属特有の多孔質構造を利用して、ハウジング部16に充填される潤滑油36が保持されている。なお、ラジアル軸受31は、真鍮、ステンレス又は高分子材料を用いて形成してもよい。ラジアル軸受31は、潤滑油36とともに動圧流体軸受を構成するものであり、回転軸30が挿通される内周面には、動圧発生溝44,45が形成されている。
The
動圧発生溝44,45は、図8に示すように、ラジアル軸受31の内周面にV字状をなし、周回り方向に複数連続して形成されている。各動圧発生溝44,45は、V字状の先端が回転軸30の回転方向R2に向くように形成されている。また、ここでは、動圧発生溝44,45は、ラジアル軸受31の軸方向に、上下に並列して形成されている。なお、ラジアル軸受31に設けられる動圧発生溝の数や大きさ等は、ラジアル軸受31の大きさや長さ等により適宜変更可能である。
As shown in FIG. 8, the dynamic
動圧流体軸受として形成されたラジアル軸受31に挿通された回転軸30が、中心軸CLを中心に図8中矢印R2方向に連続して回転すると、ハウジング部16の内部に充填された潤滑油36は、動圧発生溝44,45内を流通することとなる。かかる動圧流体軸受としてのラジアル軸受31は、回転軸30の外周面とラジアル軸受31の内周面との間に動圧を発生させて回転する回転軸30を支持する。このとき発生する動圧は、回転軸30とラジアル軸受31との間の摩擦係数を極めて小さくするものであって、回転軸30の円滑な回転を実現する。
When the
また、ラジアル軸受31には、図5及び図9に示すように、ハウジング部16との間に、ラジアル軸受31から突出した回転軸30のスラスト方向の一端部と他端部とを連通する連通路46が形成されている。具体的に、ラジアル軸受31の外周面には、スラスト方向に形成される周面溝部46aが形成されている。また、ラジアル軸受31の一端面31aには、周面溝部46aの一端と連続される一端面溝部46bが形成され、ラジアル軸受31の他端面31bには、周面溝部46aの他端と連続する他端面溝部46cが形成されている。このような周面溝部46a、一端面溝部46b及び他端面溝部46cは、ラジアル軸受31がハウジング部16の内部に収容されることにより、連通路46として機能する。連通路46は、図5に示すように、ハウジング部16の内部におけるラジアル軸受31の一端側の空間である軸挿通孔47における空隙部分の空間と、ラジアル軸受31の他端側の空間である回転軸30の軸先端部37周辺の空間とを連通する。
Further, as shown in FIGS. 5 and 9, the
かかる連通路46を形成することにより、軸受ユニット4は、回転軸30の回転による動圧の発生及びこれにともなう回転軸30の軸先端部37周辺の空間の静圧の低下を防止することができる。そしてこれに伴う、ハウジング部16の内部に滞留する空気の膨張及びこれによる潤滑油36の漏洩を防止することができる。このように、軸受ユニット4は、連通路46によって、ラジアル軸受31の一端側と他端側との空間、すなわち、ハウジング部16の内部の一端側の空間と他端側の空間とを連通することができる。そして、軸受ユニット4は、ハウジング部16の内部の圧力差をこの連通路46により短絡させ、他端側の空間の静圧の低下を防止することで、ハウジング部16の内部に滞留する空気の膨張や潤滑油36に溶解する空気の発生を抑止し、潤滑油36の漏洩を防止できる。なお、ここでは、ラジアル軸受31側に各溝部を設けることにより連通路46を形成するようにしたが、ハウジング側に溝を設けることにより、又はハウジング及びラジアル軸受に溝を設けることにより連通路を形成するようにしてもよい。
By forming such a
ラジアル軸受31に支持された回転軸30のスラスト方向の支持を行うスラスト軸受32は、図5及び図7に示すように、ハウジング部16の他端側開口部16bを封止する封止部材34の略中央部に設けられた弾性部材33上に設けられている。スラスト軸受32は、円弧状又は先端先細り状に形成された回転軸30の軸先端部37を回転可能に点で支持するピボット軸受として形成されている。
As shown in FIGS. 5 and 7, the thrust bearing 32 that supports the
弾性部材33は、例えば、弾性特性を有するゴムシートであり、一端面上にスラスト軸受32が設けられ、ハウジング部16の他端側開口部16bを封止する封止部材34の略中央部に設けられている。弾性部材33は、衝撃等により回転軸30がラジアル軸受31に対して軸抜け方向である他端方向(図5及び図7中の矢印A2方向)に移動したときに、回転軸の30の他端方向抜け止め部40bが規制部18の一端面18aと係合されるまでの間、回転軸30を介してスラスト軸受32に掛かる衝撃等を弾性変形して緩衝し、この衝撃等が封止部材34に伝わることを防止する。なお、弾性部材33は、ゴムシートに限定されるものではなく、ゴム、発泡樹脂材料の少なくとも一つにより形成されたシート及び/又はスポンジからなり、スラスト軸受32に掛かる衝撃等を緩衝することができるものであればいかなるものでもよい。
The
封止部材34は、例えばPBT等の樹脂材料で形成され、一端面の略中央部に、スラスト軸受32を支持する弾性部材33が設けられている。封止部材34は、ハウジング部16の他端側開口部16bに圧入されると、ハウジング部16の他端側段部16dに係止され、ハウジング部16に嵌合される。そして、封止部材34は、同様に樹脂成形されたハウジング部16に、撥油処理TLが施された後に、熱溶着又は超音波溶着されることにより、一体に設けられている。そして、封止部材34は、ハウジング部16に熱溶着又は超音波溶着されて一体に設けられることにより、ハウジング部16の他端側開口部16bを封止する。また、封止部材34は、ハウジング部16及び後述するシール部材35によって、回転軸30の軸本体部38、ラジアル軸受31、規制部材15の規制部18、一端方向抜け止め部材41、スラスト軸受32及び弾性部材33等を、ハウジング部16内に封止する。
The sealing
シール部材35は、例えばPBT等の樹脂材料又は真鍮等の金属材料を用いて形成され、ハウジング部16の一端側開口部に嵌合可能な外径を有する環状に形成されている。そして、シール部材35は、後述のようにラジアル軸受31、スラスト軸受32等を収容したハウジング部16の一端側開口部16aに圧入されると、ハウジング部16の一端側段部16cに係止され、ハウジング部16に嵌合される。シール部材35が樹脂材料により形成されているときには、このシール部材35と、同様に樹脂成形されたハウジング部16とが、撥油処理TLが施された後に、熱溶着又は超音波溶着されることにより一体化される。また、シール部材35が金属材料により形成されているときには、圧入接着されて一体化され、その後に上端面に潤滑油36の這い出しを防止するための撥油処理が施されることとなる。そして、シール部材35は、ハウジング部16及び封止部材34によって、回転軸30の軸本体部38、ラジアル軸受31、規制部材15の規制部18、一端方向抜け止め部材41、スラスト軸受32及び弾性部材33等を、ハウジング部16内に封止する。
The
また、シール部材35は、環状の孔部が回転軸30を挿通する軸挿通孔47として機能する。そして、シール部材35は、この軸挿通孔47に挿通された回転軸30が軸挿通孔47の内周面に摺接することなく回転するように、軸本体部38の外径よりやや大きな内径を有するように形成されている。そして、軸挿通孔47は、その内周面と軸本体部38の外周面との間にハウジング部16内に充填された潤滑油36が漏れを防止するに足る間隔の空隙43を有するように形成される。このような軸挿通孔47を形成したシール部材35は、潤滑油36の漏洩を防止するオイルシール部として機能する。
Further, the
以上のような構成を有する本発明が適用された軸受ユニット4は、衝撃等により回転軸30がラジアル軸受31に対して軸抜け方向である他端方向(図中の矢印A2方向)に移動されたときに、回転軸30の他端方向抜け止め部40bが規制部材15の規制部18の一端面18aと係合されることにより、衝撃等をハウジング部16で緩衝することができるとともに、これ以上回転軸30が軸抜け方向である他端方向に移動することを規制し、回転軸30がラジアル軸受31から他端方向(図中の矢印A2方向)へ抜けることを防止することができる。このとき、軸受ユニット4は、衝撃等を規制部18を介してハウジング部16で吸収することができ、封止部材34に衝撃が伝わることを防止することができる。
In the
また、軸受ユニット4は、回転軸30の他端方向抜け止め部40bが金属材料により形成され、ハウジングの規制部18が金属材料により形成されているので、金属材料により形成された回転軸30の他端方向抜け止め部40bが同様に金属材料により形成された規制部材15の規制部18の一端面18aと係合されることにより、強い衝撃等が加わったときにも確実に回転軸30がラジアル軸受31から他端方向(図中の矢印A2方向)へ抜けることを防止することができる。
Further, in the
また、軸受ユニット4は、衝撃等により回転軸30がラジアル軸受31に対して軸抜け方向である一端方向(図5及び図7中の矢印A1方向)に移動されたときに、回転軸30の溝部40の取付溝部40dに係合されて取り付けた一端方向抜け止め部材41が、規制部材15の規制部18の他端面18bに係合されることにより、これ以上軸抜け方向である一端方向に回転軸30が移動することを規制することができ、回転軸30がラジアル軸受31から一端方向(図中の矢印A1方向)へ抜けることを防止することができる。このとき、軸受ユニット4は、衝撃等を規制部18を介してハウジング部16で吸収することができる。
Further, the
また、軸受ユニット4は、一端方向抜け止め部材41がCリング等の、回転軸30がラジアル軸受31に挿入された後に回転軸30の溝部40の取付溝部40dに係合されて取り付けられるものであるので、従来の抜け止め部材のように軸挿通時において規制部材を一度弾性変形させるために回転軸30に強い力を加えて回転軸30を挿通させる必要がなく、容易に組み立てを行うことができる。
Further, the
更に、軸受ユニット4は、一端方向抜け止め部材41をステンレス鋼(SUS)等の金属材料により形成することができるので、同様に金属材料により形成された規制部材15の規制部18の他端面18bと係合されることにより、強い衝撃等が加わったときにも確実に回転軸30がラジアル軸受31から一端方向(図中の矢印A1方向)へ抜けることを防止することができる。
Furthermore, since the
また、軸受ユニット4は、衝撃等により回転軸30がラジアル軸受31に対して軸抜け方向である他端方向(図中の矢印A2方向)に移動したとき、回転軸30の他端方向抜け止め部40bが規制部18の一端面18aと係合されることになる。この場合においても、係合されるまでの間に、回転軸30のスラスト方向を支持する弾性部材33が、回転軸30を介して受ける衝撃等を緩衝することで、この衝撃等が封止部材34に伝わることを防止することができる。
In addition, the
これにより、軸受ユニット4は、ハウジング部16の他端側開口部16bと封止部材34との間を溶接やかしめ等で強固に一体に設ける必要がなく、更に封止部材34自体も強固な機械的強度を有する必要がなく、ハウジング部16の他端側開口部16bを封止する封止部材34を樹脂材料で形成することができる。また、軸受ユニット4は、ハウジング部16及び封止部材34とがともに樹脂材料で形成されることにより、ハウジング部16の他端側開口部16bと封止部材34とを熱溶着又は超音波溶着等で一体に設けることができ、容易に組み立てを行うことができるとともに、ハウジング部16内の密封性を向上させることができる。
Thereby, the
また、軸受ユニット4は、ハウジング12が、規制部18を有する規制部材15が金属材料により形成されているので、強い衝撃等が加わったときにも確実に回転軸30がラジアル軸受31から一端方向及び他端方向へ抜けることを防止することができる。さらに、樹脂材料で形成されるハウジング部16の他端側開口部16bと封止部材34とを熱溶着又は超音波溶着等で一体に設けることができるので、ハウジング部16内の密封性を向上させることができる。
Further, in the
すなわち、本発明が適用された軸受ユニット4は、容易な組み立てを可能とし、強い衝撃等が加わったときにも確実に回転軸30がラジアル軸受31から一端方向及び他端方向へ抜けることを防止することができるとともに、ハウジング部16内の密封性を向上させることができる。
In other words, the
次に、上述したように構成された本発明が適用された軸受ユニット4の製造方法について図10を用いて説明する。
Next, a manufacturing method of the
本発明が適用された軸受ユニット4の製造方法は、ハウジング部16にラジアル軸受31を挿入するステップと、ハウジング部16の一端側を封止するステップと、回転軸30を挿入するステップと、一端方向抜け止め部材41を回転軸30に係合するステップと、潤滑油36を注入するステップと、ハウジング部16の他端側を封止するステップとからなる。
The manufacturing method of the
ハウジング部16にラジアル軸受31を挿入するステップでは、図10(a)に示すように、円筒状で且つその軸方向の一端側及び他端側が開口されたハウジング部16に、一端側開口部16aから、上述したラジアル軸受31を挿入する。このステップにおいて、ラジアル軸受31は、一端側開口部16aよりラジアル軸受31の一端面をハウジング部16の外方に臨ませた状態で、規制部材15の規制部18の一端面18a上に載置され位置決めされて取り付けられる。そして、ハウジング部16の一端側を封止するステップに移る。
In the step of inserting the
ハウジング部16の一端側を封止するステップでは、図10(b)に示すように、軸挿通孔47を除いて封止するシール部材35が、ハウジング部16の一端側開口部16aの一端側段部16cに嵌合される。そして、ハウジング部16の一端側開口部16aとシール部材35とは、撥油処理TLが施された後に、例えば熱溶着又は超音波溶着されることにより一体化される。これにより、ハウジング部16の一端側は、軸挿通孔47を除いて封止される。そして、回転軸30を挿入するステップに移る。
In the step of sealing one end side of the
回転軸30を挿入するステップでは、図10(c)に示すように、図示しないロータ11が既に取り付けられた回転軸30を、ハウジング部16の一端側開口部16aからハウジング部16の内部に挿入する。このステップでは、回転軸30の軸本体部38がラジアル軸受31に支持されることになる。そして、一端方向抜け止め部材41を回転軸30に係合するステップに移る。
In the step of inserting the rotating
一端方向抜け止め部材41を回転軸30に係合するステップでは、図10(c)に示すように、一端方向抜け止め部材41が、ハウジング部16の他端側開口部16bから、ハウジング部16の内部に挿入された回転軸30の取付溝部40dに係合されて取り付けられる。これにより、回転軸30は、他端方向抜け止め部40bが、規制部材15の規制部18の一端面18aと係合されることにより、ラジアル軸受31から他端方向へ抜けることが防止されるとともに、一端方向抜け止め部材41が、規制部材15の規制部18の他端面18bに係合されることにより、ラジアル軸受31から一端方向へ抜けることが防止される。そして、潤滑油36を注入するステップに移る。
In the step of engaging the one end
潤滑油36を注入するステップでは、図11(d)に示すように、封止部材34及びシール部材35により封止されたハウジング部16の内部に所定量の粘性流体である潤滑油36を注入する。そして、ハウジング部16の他端側を封止するステップに移る。
In the step of injecting the lubricating
ハウジング部16の他端側を封止するステップでは、図11(d)に示すように、弾性部材33を支持する封止部材34が、ハウジング部16の他端側開口部16bの他端側段部16dに嵌合される。そして、ハウジング部16の他端側開口部16bと封止部材34とは、撥油処理TLが施された後に、例えば熱溶着又は超音波溶着されることにより一体化される。これにより、ハウジング部16の他端側は、封止される。そして、封止部材34、シール部材35及びハウジング部16によって、回転軸30の軸本体部38、ラジアル軸受31、規制部材15の規制部18、一端方向抜け止め部材41、スラスト軸受32及び弾性部材33等が、ハウジング部16内に封止される。以上のステップにより、図11(e)に示すように、軸受ユニット4の組立工程が完了する。
In the step of sealing the other end side of the
なお、ここでは、一端方向抜け止め部材41を回転軸30に係合するステップを行った後に、潤滑油36を注入するステップを行ったが、これに限定されるものではなく、シール部材35を嵌合した後であれば、封止部材34をする嵌合までの間のいつ潤滑油36を注入するステップを行うようにしてもよい。
Here, the step of injecting the lubricating
以上のように、本発明が適用された軸受ユニット4の製造方法は、上述のステップを経ることにより、上述したような機能及び効果を有する軸受ユニット4を得ることができる。また、この軸受ユニット4の製造方法は、ラジアル軸受31に回転軸30を挿通させた後に、一端方向抜け止め部材41をハウジング部16の他端側開口部16bから取付溝部40dに係合して取り付けることができる。かかる軸受ユニット4の製造方法は、従来の軸受ユニット4のように、軸挿通時において、規制部材を弾性変形させるための強い力を加えて回転軸30を挿通させる必要がなく、容易に組み立てを行うことができる。
As described above, the manufacturing method of the
また、この軸受ユニット4の製造方法は、ハウジング部16の他端側開口部16bと封止部材34とを熱溶着又は超音波溶着等で一体に設けることができる。かかる軸受ユニット4の製造方法は、従来の軸受ユニット4のように、ハウジング部16の他端側開口部16bと封止部材34との間を溶接やかしめ等で強固に一体に設ける必要がなく、容易に組み立てを行うことができるとともに、ハウジング部16内の密封性を向上させることができる。
Further, in the method of manufacturing the
そして、以上のような製造方法で製造される本発明が適用された軸受ユニット4は、簡易な組立で、強い衝撃等が加わったときにも確実に回転軸30がラジアル軸受31から一端方向及び他端方向へ抜けることを防止することができるとともに、ハウジング部16内の密封性を向上させることができる。
And the bearing
また、本発明が適用されたモータ1は、ステータ10に対してロータ11を回転可能に支持する軸受ユニットを備えたモータであり、この軸受ユニットとして上述のような軸受ユニット4を備えたものである。かかるモータ1は、簡易な組立で、強い衝撃等が加わったときにも確実に回転軸30がラジアル軸受31から一端方向及び他端方向へ抜けることを防止することができるとともに、ハウジング部16内の密封性を向上させることができる。
The
また、本発明が適用された携帯型コンピュータ50は、ステータ10に対してロータ11を回転可能に支持する軸受ユニットを備えたモータ1を搭載した携帯型コンピュータ50であり、この軸受ユニットとして上述のような軸受ユニット4を備えたものである。かかる携帯型コンピュータ50は、簡易な組立で、強い衝撃等が加わったときにもより確実に回転軸30がラジアル軸受31から一端方向及び他端方向へ抜けることを防止することができるとともに、ハウジング部16内の密封性を向上させることができる。
The
なお、本発明が適用されたモータ1は、携帯型コンピュータ50の放熱装置51のモータとして用いられることに限定されるものではなく、携帯型コンピュータ50等、発熱素子53aを有する各種の電子機器の放熱装置として用いることができる。また、上述のような本発明に係る軸受ユニット4は、放熱装置51のモータやディスクドライブのスピンドルモータの軸受として用いられることに限定されるものではなく、各種のモータの軸受として用いることができる。更に、本発明に係る軸受ユニット4は、モータに限らず、回転軸を備える機構や軸に対し回転する部品を支持する機構に広く用いることができる。
The
また、本発明が適用された軸受ユニット4は、回転軸30を回転可能に支持することに限定されるものではなく、軸に対し回転体を回転可能に支持するものでもよい。
Further, the
次に、軸に対し回転体を回転可能に支持する軸受ユニット4を有するモータ60について説明する。なお、上述した回転軸30を回転可能に支持するモータ1と同様の構成を有するものは同じ符号を付して説明を省略し、以下、モータ1と異なる構成についてのみ説明する。
Next, the
このモータ60は、図12に示すように、ステータ61とロータ62とを備える。ステータ61は、携帯型コンピュータ本体内に配設されたベース52上に設けられている。ステータ61は、ヨーク19と、コイル13と、このコイル13が巻回されたコア14とを有する。ヨーク19の筒状部19aの内周面には、駆動電流が供給されるコイル13が巻回されたコア14が取り付けられている。また、ステータ61が配設されたベース52には、ステータ61の周囲に、図12に示すような、ファンケース3内にエアーを吸引する第3の吸気口52aが1個以上形成されていてもよい。
The
ステータ61とともにモータ60を構成するロータ62は、軸30に対し回転可能に支持された軸受ユニット4のハウジング63に取り付けられ、ハウジング63と一体に回転する。ロータ62は、本発明が適用された軸受ユニット4と、この軸受ユニット4のハウジング63と一体に回転する複数の羽根20が形成されたファン2とを有する。ファン2の羽根20は、規制部材64の外周面にアウトサート成型されることにより、ハウジング63と一体に形成されている。なお、ハウジング63は、規制部材64とハウジング部16とを有し、規制部材64が、上述した回転軸30を回転可能に支持するモータ1に用いられていた規制部材15に対して、第2の吸気口15aと取付部15bとを有しない構成以外は同じ構成であるので、説明を省略する。また、ハウジング部16の外周面には、ステータ61のコイル13と対向するように、リング状のマグネット21が設けられている。このマグネット21は、周回り方向にS極とN極とが交互に着磁されたプラスチックマグネットであり、接着剤によりハウジング63の外周面に固定されている。
The
以上のような構成を有するモータ60は、ステータ61側のコイル13に、モータ60の外部に設けた駆動回路部から所定の通電パターンにより駆動電流が供給される。そして、モータ60は、コイル13に駆動電流が供給されると、コイル13に発生する磁界とロータ62側のマグネット21からの磁界の作用によって、ロータ62がハウジング63と一体に回転する。そして、ロータ62が回転することにより、このロータ62に取り付けられた複数の羽根20を有するファン2もロータ62と一体に回転する。そして、ファン2が回転することにより、モータ60は、図2及び図3に示すように、第1の吸気口5からファンケース3内に吸引したエアーを排気口7より外部に排気したり、第3の吸気口52aからファンケース3内に吸引したエアーを排気口7より外部に排気したり、第1の吸気口5と第3の吸気口52aとの両方からファンケース3内に吸引したエアーを排気口7より外部に排気したりする。この吸引、流通及び排気により、発熱素子53aから発生する熱を携帯型コンピュータ本体の外部に放熱し、発熱素子53a及び携帯型コンピュータ50を冷却することができる。
In the
また、以上のような構成を有する本発明が適用されたモータ60は、ステータ10に対してロータ11を回転可能に支持する軸受ユニットを備えたモータであり、この軸受ユニットとして上述のようなモータ1と同様の軸受ユニット4を備えたものである。かかるモータ1は、簡易な組立で、強い衝撃等が加わったときにも確実に回転軸30がラジアル軸受31から一端方向及び他端方向へ抜けることを防止することができるとともに、ハウジング部16内の密封性を向上させることができる。
The
1 モータ、2 ファン、3 ファンケース、4 軸受ユニット、5 第1の吸気口、6 開口、7 排気口、10 ステータ、11 ロータ、12 ハウジング、13 コイル、14 コア、15 規制部材、15a 第2の吸気口、15b 取付部、16 ハウジング部、16a 一端側開口部、16b 他端側開口部、16c 一端側段部、16d 他端側段部、17 貫通孔、18 規制部、18a 一端面、18b 他端面、19 ヨーク、19a 筒状部、19b 平板部、20 羽根、21 マグネット、22 ボス部、23 貫通孔、30 回転軸、31 ラジアル軸受、31a 一端面、31b 他端面、32 スラスト軸受、33 弾性部材、34 封止部材、35 シール部材、36 潤滑油、37 軸先端部、38 軸本体部、39 取付部、40 溝部、40a 細径部、40b 他端方向抜け止め部、40c 一端方向抜け止め部、40d 取付溝部、41 一端方向抜け止め部材、41a 一端面、41b 他端面、42 テーパ部、43 空隙、44 動圧発生溝、45 動圧発生溝、46 連通路、46a 周面溝部、46b 一端面溝部、46c 他端面溝部、47 軸挿通孔、50 携帯型コンピュータ、51 放熱装置、52 ベース、52a 第3の吸気口、53 電子基板、53a 発熱素子、53b 熱伝達シール、54 ヒートシンク、55 貫通孔、60 モータ、61 ステータ、62 ロータ、63 ハウジング、64 規制部材、100 軸受ユニット、101 回転軸、101a 軸先端部、101b 軸本体部、101c 取付部、101d 溝部、101e 端部、102 ラジアル軸受、103 スラスト軸受、104 ハウジング、105 オイルシール、105a 軸挿通孔、106 連通路、107 抜け止め部材、120 モータ、121 ケーシング、122 ロータアッセンブリ、123 潤滑油、124 コイル、125 コア、126 ホルダー、127 ロータヨーク、128 ロータマグネット、131 ステータ、132ロータ DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Motor, 2 Fan, 3 Fan case, 4 Bearing unit, 5 1st inlet port, 6 opening, 7 Exhaust port, 10 Stator, 11 Rotor, 12 Housing, 13 Coil, 14 Core, 15 Control member, 15a 2nd 15b mounting portion, 16 housing portion, 16a one end side opening portion, 16b other end side opening portion, 16c one end side step portion, 16d other end side step portion, 17 through hole, 18 regulating portion, 18a one end surface, 18b Other end surface, 19 York, 19a Cylindrical portion, 19b Flat plate portion, 20 Blade, 21 Magnet, 22 Boss portion, 23 Through hole, 30 Rotating shaft, 31 Radial bearing, 31a One end surface, 31b Other end surface, 32 Thrust bearing, 33 Elastic member, 34 Sealing member, 35 Seal member, 36 Lubricating oil, 37 Shaft tip, 38 Shaft body, 39 Mounting portion, 4 Groove portion, 40a narrow diameter portion, 40b other end direction retaining portion, 40c one end direction retaining portion, 40d mounting groove portion, 41 one end direction retaining member, 41a one end surface, 41b other end surface, 42 taper portion, 43 gap, 44 movement Pressure generating groove, 45 Dynamic pressure generating groove, 46 Communication path, 46a Circumferential groove portion, 46b One end surface groove portion, 46c Other end surface groove portion, 47 Shaft insertion hole, 50 Portable computer, 51 Heat dissipation device, 52 Base, 52a Third Inlet, 53 Electronic board, 53a Heat generating element, 53b Heat transfer seal, 54 Heat sink, 55 Through hole, 60 Motor, 61 Stator, 62 Rotor, 63 Housing, 64 Restriction member, 100 Bearing unit, 101 Rotating shaft, 101a Shaft tip Part, 101b shaft main body part, 101c mounting part, 101d groove part, 101e end part, 102 Radial bearing, 103 Thrust bearing, 104 Housing, 105 Oil seal, 105a Shaft insertion hole, 106 Communication path, 107 Retaining member, 120 Motor, 121 Casing, 122 Rotor assembly, 123 Lubricating oil, 124 Coil, 125 Core, 126 Holder 127 rotor yoke, 128 rotor magnet, 131 stator, 132 rotor
Claims (12)
ラジアル軸受と、
上記ラジアル軸受を内部に収容するハウジングとを備え、
上記ハウジングには、規制部材が一体に形成され、
上記軸には、上記規制部材の一端側と係合する他端方向抜け止め部が形成されるとともに、上記規制部材の他端側と係合する一端方向抜け止め部材が取り付けられている軸受ユニット。 A shaft extending from one end to the other,
Radial bearings,
A housing for housing the radial bearing therein,
The housing is integrally formed with a regulating member,
A bearing unit in which the shaft is provided with a one-end-direction retaining member that engages with the other end side of the restricting member and is formed with a second-end direction retaining portion that engages with one end side of the restricting member. .
上記スラスト軸受を支持する弾性部材と、
上記弾性部材を支持するとともに上記ハウジング内に封止する封止部材とを備える請求項1記載の軸受ユニット。 A thrust bearing that supports the other end of the shaft;
An elastic member for supporting the thrust bearing;
The bearing unit according to claim 1, further comprising a sealing member that supports the elastic member and seals the elastic member in the housing.
上記封止部材は、溶着により上記ハウジングに一体に形成される請求項6記載の軸受ユニット。 The sealing member is made of a resin material,
The bearing unit according to claim 6, wherein the sealing member is integrally formed with the housing by welding.
上記軸受ユニットは、
一端から他端に延在する軸と、
ラジアル軸受と、
上記ラジアル軸受を内部に収容するハウジングとを備え、
上記ハウジングには、規制部材が一体に形成され、
上記軸には、上記規制部材の一端側と係合する他端方向抜け止め部が形成されるとともに、上記規制部材の他端側と係合する一端方向抜け止め部材が取り付けられているモータ。 A stator, a rotor, and a bearing unit that rotatably supports the rotor;
The bearing unit is
A shaft extending from one end to the other,
Radial bearings,
A housing for housing the radial bearing therein,
The housing is integrally formed with a regulating member,
The motor in which the one end direction retaining member that engages with the other end side of the restriction member is attached to the shaft, and the other end direction retaining portion that engages with the one end side of the restriction member.
上記軸受ユニットは、
一端から他端に延在する軸と、
ラジアル軸受と、
上記ラジアル軸受を内部に収容するハウジングとを備え、
上記ハウジングには、規制部材が一体に形成され、
上記軸には、上記規制部材の一端側と係合する他端方向抜け止め部が形成されるとともに、上記規制部材の他端側と係合する一端方向抜け止め部材が取り付けられている電子機器。 A motor including a stator, a rotor, and a bearing unit that rotatably supports the rotor is mounted.
The bearing unit is
A shaft extending from one end to the other,
Radial bearings,
A housing for housing the radial bearing therein,
The housing is integrally formed with a regulating member,
An electronic device in which the shaft is provided with a one-end-direction retaining member that engages with the other end side of the regulating member and is formed with a second-end-direction retaining portion that engages with one end side of the regulating member. .
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