JP2010018441A - 画像形成装置と接続される周辺機器ならびに両者を接続する接続機構 - Google Patents

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Takahiro Kawaguchi
貴弘 川口
Tetsuhiro Morita
哲弘 森田
Tomomi Iijima
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Abstract

【課題】画像形成装置と接続される周辺機器の両者を接続する際に、不完全な状態の接続を排除し、動作する時点で確実な接続の可能な接続機構を提供する。
【解決手段】この発明の実施の一形態は、接続相手先が接続することを電気的に検出するインターロックスイッチ311と、接続相手先が接続することをインターロックスイッチによる検出に並列して検出するフックセンサ321と、インターロックスイッチ及びフックセンサのそれぞれが接続相手先の接続を検出した場合に、動作用電源を提供する電源制御端と、インターロックスイッチ及びフックセンサのそれぞれが接続相手先の接続を検出した場合に接続相手先から制御情報を受け取る信号伝達部と、を有する。
【選択図】図3

Description

この発明は、画像形成装置と接続される周辺機器ならびに両者を接続する接続機構に関する。
MFP(Multi-Functional Peripheral、多機能周辺機器)が広く普及している。
MFPには、画像形成に用いる数千枚の用紙を収容し、供給する外部給紙装置、画像を形成した用紙を受け取り、例えば中綴じやステープル留めなどの後処理を施す後処理装置が接続する。
特許文献1は、装置の運搬用に用いるキャスタと処理装置の動作中に用いるキャスタを備えるシート処理装置を示す。
上記文献は、運搬時のみに用いるキャスタを有する。運搬時のみに用いるキャスタにはブレーキが装着されている。
しかしながら、シート処理装置と画像形成装置とを接続する際に、電気的な接続の前提条件として、相互に一定の位置関係に位置することを実現する方法および構成については記載がない。
この発明の目的は、画像形成装置に関連して動作する装置と画像形成装置との接続において、特に不完全な状態の接続を排除し、動作する時点で確実に接続する接続機構を提供することである。
この発明の目的は、接続機構により接続される画像形成装置と画像形成装置に関連して動作する装置の確実な分離と安全な接続を可能とする接続機構を実現することである。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、画像形成装置が接続することを検出する第1の検出機構と、前記画像形成装置が接続することを検出する第2の検出機構と、前記第1及び第2の検出機構の両方が相互の接続を検出した場合に、動作用電源を提供する電源制御部と、前記第1及び第2の検出機構の両方が相互の接続を検出した場合に相互間の信号の受け渡しを可能とする信号伝達部と、前記動作用電源と前記信号により動作する動作部と、を有する画像形成装置と接続可能な接続機器を提供するものである。
この発明の一つの実施の形態は、接続相手先との相互の接続が確認できた場合のみ、動作用電源の供給と相互間の信号の受け渡しが可能である。従って、接続相手先との相互の接続が不完全となることが防止できる。これにより、動作中の不所望な動作停止(相手先の不所望な分離)や搬送途中のシート媒体の詰まり(ジャム)等の発生がなくなる、という効果をもたらす。
この発明のまた一つの実施の形態は、設置環境、例えば床材等が重量物の沈みこみ易いような場合等であっても、後処理装置の容易な移動(画像形成装置との間の確実な接続と解放)を実現できる。
この発明の実施の一形態を適用する後処理装置が接続する画像形成装置(Multi-Functional Peripheral(MFP))の一例を示す概略図。 図1に示す後処理装置に組み込まれるインターロック機構付単位ユニットの一例を示す概略図。 図2に示す単位ユニットに取り付くインターロック機構を抜き出した概略図。 図3に示すインターロック機構を背面(MFPとの接続面と逆の面)から見た概略図。 図2に示す単位ユニットに取り付く解放レバーを示す概略図。 図1に示した画像形成装置と画像形成装置に接続する後処理装置の各要素のうちの後処理装置(フィニッシャ)側の要素を、インターロックスイッチを境界として説明する概略図。 図1に示した画像形成装置と画像形成装置に接続する後処理装置の各要素のうちの画像形成装置(MFP)側の要素を、インターロックスイッチを境界として説明する概略図。 図6及び図7により説明した後処理装置が接続する画像形成装置との接続において、制御情報の受け渡し(画像形成装置から後処理装置への制御情報の供給)を可能とする一定条件の一例を説明する概略図。 図8(a)、図8(b)に示した画像形成装置から後処理装置(フィニッシャ)側への制御信号の供給の許可を、ソフトウエア的に示す概略図。 図1に示した画像形成装置と後処理装置との結合を解放した状態(画像形成装置から後処理装置を分離した)を示す概略図。 後処理装置を支持するキャスターの構成の一例を示す概略図。 インターロック機構によるインターロックを容易に確立可能で、しかも画像形成装置への接続や画像形成装置からの離脱(往復動以外の任意の方向への移動を含む)を実現するキャスターの構造の一例を示す概略図。 図12に示すキャスターのロック状態を示す概略図。 図12に示すキャスターのロック状態/開放状態を異なる角度から見た状態を示す概略図。 キャスターが4ヶ所に配置される場合、旋回タイプのキャスターを配置すべき位置を特定する例を示す概略図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1は、この発明が適用可能な画像形成装置(MFP、Multi-Functional Peripheral)の概略を示す。
画像形成装置101は、画像情報を可視化し、広く用紙と称するシート媒体が保持する状態の“出力画像”を形成する画像形成部本体(画像形成部)1、画像形成部1に、任意サイズのシート媒体(被転写体)すなわち(出力用)用紙を供給する用紙供給部3、画像形成部1が画像形成する対象すなわち画像情報を光の明暗として取り込み、画像形成部1に画像データを供給する画像読取部5、及び画像形成部1による画像形成および画像読取部5による対象物の画像情報の読み込みなどの制御情報の入力が可能な制御入力部(操作部もしくはコントロールパネルと呼ぶこともある)9を有する。“出力画像”は、ハードコピーもしくはプリントアウトと称する場合を含む。
画像形成部1は、詳述しないが、画像データに対応する潜像を保持する感光体、感光体が保持する潜像を現像して可視像を形成する現像機構、現像機構が形成した可視像を用紙供給部3が保持するシート媒体上に移動する移動機構(転写機構)、シート媒体に可視像を固定する固定機構(定着機構)等を含む。なお、シート媒体を移動する媒体移動機構も含む。シート媒体移動機構は、シート媒体の表裏を反転する媒体反転機構も含む。
用紙供給部3は、詳述しないが、例えばトレイまたはカセット状のストック部を1以上含み、画像形成部1が形成する可視像を保持するシート媒体を保持し、画像データのサイズに基づいて規定される大きさ(サイズ)の媒体を、画像形成部1側の要求に基づいて、画像形成部1に提供する。
画像読取部5は、詳述しないが、例えば透明ガラスを含み、画像情報を保持する対象物を支持する原稿テーブル、例えばCCDセンサを含み、対象物に画像情報を画像データに変換する画像センサを有し、対象物の画像情報を画像データとして、出力する。画像読取部5は、対象物がシート状である場合、画像情報の取り込み(以下読み取りと称する)終了後、読み取りが終了したシート(対象物)を読み取り位置から移動し、次の原稿を読み取り位置に案内する自動原稿送り装置(ADF)7と接続する。ADF7は、シート状の対象物の表裏を反転するシート反転機構も含む。
制御入力部9は、例えば画像読取部5に対して後方の左側または右側のコーナー等に、画像読取部5の原稿テーブルに比較して上方に、例えば柱状あるいはスイングアーム形式の支持機構を伴って、位置する。制御入力部9は、ユーザーの操作により、画像読取部5と接することのない所定範囲内の任意の位置に、位置する。
画像形成装置101は、単体で動作できる(画像形成部1が形成した“出力画像”を、そのまま所定位置で保持することが通常可能である)が、図1に示す例では、排出位置でフィニッシャ201と接続する。
フィニッシャ201は、詳述しないが、ファイリングに用いる穴を所定の位置に開けるパンチユニット211と、予め指定された場合にステープル留めするステープラ221とを含み、画像形成装置101との接続に、図2〜図4により説明するインターロック機構301を伴う。なお、フィニッシャ201は、パンチユニット211の除外されたものであってもよく、またステープラ221の機能として、中綴じと称する簡易製本向けの用紙の中央をステープル留めする機能が設けられてもよい。
もちろん、フィニッシャ201は、パンチユニット211と中綴じ可能なステープラ221の双方を有し、さらに粘着剤と表紙用シートを提供して平綴じと呼ばれる接着形製本機能を提供可能な簡易製本ユニット(図示しない)が併設するものであってもよい。
図2は、フィニッシャから抜き出したパンチユニットに位置するインターロック機構を示す。
インターロック機構301は、主要部が平面状に形成され、少なくとも1つのインターロックスイッチ311と、パンチユニット211(画像形成装置101)の奥行き方向に距離を置いて位置する2つのフックセンサ321とを保持したジョイントユニット303を含む。ジョイントユニット303は、パンチユニット211(フィニッシャ201)または画像形成装置101のいずれか一方に、図示しないが、例えばネジ(工具を用いることによってのみ分離できる)により固定する。なお、図2は、ジョイントユニット303がパンチユニット211に固定され、ジョイントユニット303と画像形成装置101とが接続する例を示す。
インターロックスイッチ311は、ヒューマンインターフェース(マン/マシン−インターフェース)として周知であり、インターロックスイッチ311がオン(2つの機器または装置が相互に結合している)状態においてのみ、双方の機器または装置の動作を可能とする。
フックセンサ321は、ジョイントユニット303と接続対象の装置あるいは機器との結合の程度を検出するもので、少なくとも1つ設けることで基本的な機能を提供する。反面、フィニッシャ201及び画像形成装置101は、前後方向(奥行き方向)長さが50cm程度より長い場合が多く、前後方向の少なくとも2ヶ所に設けることが好ましい(前後方向の少なくとも2ヶ所に設けることで、インターロックスイッチ311の動作の確実性を高めることができる)。
ジョイントユニット303は、上述の少なくとも1つのインターロックスイッチ311に対し、接続対象となる機器または装置側のインターロック機構が接触可能とする開口部311a、フックセンサ321に対し、接続対象機器または装置側の結合機構(結合器)が所定位置に位置することを検出可能とする開口部321−1,321−1(2ヶ所)を含む。
図3は、図2に示したインターロック機構301を単独で示す。また、図4は、図3により示すインターロック機構301を背面(図2において、パンチユニット211と接続する側)から見た状態を示す。
図3及び図4に示す通り、ジョイントユニット303に設けられた開口部321−1,321−1近傍の所定位置には、詳述しないが、接続対象機器あるいは装置側の結合機構(結合器)が位置することで、フックセンサ321をオンからオフへ、あるいはオフからオンへ遷移するフック323(2ヶ所)が位置する。
フック323は、接続対象機器あるいは装置側の結合機構(結合器)の離脱(分離)に合わせ、フック323をフックセンサ321の検出位置から所定の初期位置へ戻すバネ323−1が接続する。
フック323及びフックセンサ321は、それぞれ、図3において一端が露出した状態を示す解放レバー325と接続する。
従って、解放レバー325が所定方向に変位すると、フック323が解放され、フックセンサ321がオンからオフへ、あるいはオフからオンへ遷移する。なお、フックセンサ321の初期状態(非検出時の出力信号がHレベルかLレベル)は、その出力信号を処理する信号処理部のロジックが支配的であるため、オンからオフあるいはオフからオンへの変化が明確であれば、任意である。また、フック323が接続対象機器あるいは装置側の結合機構(結合器)の離脱(分離)と結合を確実にフックセンサ321へ伝達することが可能であれば、フック323の形状や、フック323の変位をフックセンサ321に伝達する機構、フックセンサ321の検出方式などは、任意である。
図5は、図2が示すパンチユニットのフロントカバーを取り外し、図3に示すインターロック機構の解放レバーがフロントカバー内の所定位置に露出する状態を示す。
例えば、図5に示した矢印A方向(パンチユニット211(画像形成装置101)の奥行き方向)において、手前(装置前側)に引き出した位置がフック解放位置、すなわちパンチユニット211(及びフィニッシャ201)を画像形成装置101との結合から分離する位置である。もちろん、解放レバー325とフック323とのリンク機構や接続構造などにより、例えば図5において矢印Aと逆方向である矢印B方向を解放位置とすることも可能である。
図6及び図7は、図1に概略を示した画像形成装置と、画像形成装置に接続する後処理装置(フィニッシャ)の各要素を、ブロックとして示す。なお、図6は、フィニッシャ側を、図7は、画像形成装置側を、それぞれ、インターロックスイッチを境界として模式的に示す。
図6に示す通り、フィニッシャ201は、図1により概略を説明したパンチユニット211とステープラ221の動作を制御する主制御部209、主制御部209の動作プログラムを保持するROM(Read Only Memory)209a、主制御部209が作業領域として利用するRAM(Random Access Memory)209b、電源部203を含む。
電源部203は、インターロックスイッチ311により制御される開放端311Sbにより、2次回路(24V及び5V(または3.5V))以外の高電圧の供給については、一定条件下の制限を伴う。また、信号伝達部205を経由して取り込む画像形成装置101側からの制御情報についても、インターロックスイッチ311により制御される開放端311Saにより、一定条件下では、取り込み動作(制御バス207及び主制御部209との接続)が禁止される。
インターロックスイッチ311は、図8及び図9を参照して後段で説明するが、図3及び図4で説明したフックセンサ321と協動して、開放端311Saと開放端311Sbの開放(回路「遮断」)と接続(回路「導通」)を選択的に切り替える。なお、開放端311Sa及び開放端311Sbは、ブザー(ボタン)スイッチ状の記号を用いて説明するが、開放(回路「遮断」)と接続(回路「導通」)の切り替えが可能であれば、その形状や構成は、任意である。
図7は、画像形成装置101の概略を示し、図1により概略を説明した画像形成部1、用紙搬送部3、画像読取部5(ADF7)、制御入力部9に加え、フィニッシャ201側のインターロックスイッチ311を動作する(詳述しない)インターロック機構103、電源部111、主制御部109を含む。なお、RAM109b、ROM109aは、主制御部109の動作のために利用することは言うまでもない。
信号伝達部105は、インターロックスイッチ311(フィニッシャ201側)による一定条件の成立の確認の後、信号伝達部205(フィニッシャ201側)との間で通信を確立し、フィニッシャ201に、制御情報を供給する。なお、信号伝達部105は、インターロック機構103及びインターロックスイッチ311(フィニッシャ201側)によるインターロックの成立により制御情報の供給が可能であり、インターロックスイッチ311(フィニッシャ201側)による一定条件の成立がチェックできた時点で接続(回路「通」)に切り替わる開放端103Saを介して主制御部109(制御バス107)と接続する。
なお、電源部111は、2次回路(24V及び5V(または3.5V))に加え、画像形成装置101内部の各要素を動作するための所定の電力(規定電圧の印加と設定電流値の電流)の供給が可能である。
また、信号伝達部105(画像形成装置101側)と信号伝達部205(フィニッシャ201側)との間の制御情報(信号)の受け渡しは、例えば『ドロワーコネクタ』として知られている一定範囲内の可動が許可されたプラグとコネクタを用い、信号線を相互に接続する有線方式、『赤外線カプラー』として知られている赤外線ユニットを用いる非接触方式、あるいは『Blue tooth(登録商標)』を用いる無線式などの任意の信号伝達方式が利用できる。なお、有線方式による制御情報の受け渡しは、例えば図10により後段に示すように、ガイド機構201aを用いてもよい。
図8は、図6及び図7により説明した後処理装置が接続する画像形成装置との接続において、制御情報の受け渡し(画像形成装置から後処理装置への制御情報の供給)を可能とする一定条件の一例を示す。
図8(b)に示すように、インターロックスイッチ311の出力が「1」あるいは図示しないが「H(High)からL(Low)」あるいは「L(Low)からH(High)」に遷移し、図3及び図4により説明したフックセンサ321の出力が「1」あるいは図示しないが「H(High)からL(Low)」あるいは「L(Low)からH(High)」に遷移した場合、画像形成装置101側の開放端103Saと後処理装置(フィニッシャ)201側の開放端311Sb及び311Saが、それぞれ、接続(回路「導通」)に切り替わる。この場合、画像形成装置101から後処理装置(フィニッシャ)201側への制御信号の供給を許可する。
これに対し、例えば図8(a)に示すように、インターロックスイッチ311の出力が「1」あるいは図示しないが「H(High)からL(Low)」あるいは「L(Low)からH(High)」に遷移した場合であっても、フックセンサ321の出力が「1」あるいは図示しないが「H(High)からL(Low)」あるいは「L(Low)からH(High)」に遷移しない場合は、画像形成装置101側の開放端103Sa、後処理装置(フィニッシャ)201側の開放端311Sb及び311Saが、いずれも、開放(回路「遮断」)のまま維持する。
これにより、後処理装置201は、2次回路(待機状態を維持する24Vと5V(または3.5V)の供給)は継続するが、パンチユニット211及びステープラ221を動作するための高電圧は、処断状態を維持する。従って、例えばステープラ221への針(ステープル)の補給や、万一のシート媒体の詰まり、すなわちジャム(JAM)などの発生により後処理装置201と画像形成装置101との接続を解放することが必要となる場合に、ユーザーが誤って高電圧がかかる環境におかれることを防止できる。
なお、図8(a)は、フックセンサがオフ(非接続状態)でインターロックスイッチがオン(接続維持状態)である場合を例に説明したが、何らかの要因で、フックセンサがオン(接続維持状態)でインターロックスイッチアオフ(非接続状態)に陥った場合、例えば通常動作中に、ユーザーにより大きな衝撃が与えられるなどによりインターロックスイッチが非接続状態を示すなどの場合であっても、各開放端103Sa、311Sb、311Saが開放することは言うまでもない。
図9は、図8(a)、図8(b)に示した画像形成装置101から後処理装置(フィニッシャ)201側への制御信号の供給の許可を、ソフトウエア的に示す。
例えば画像形成装置101が通常動作中であって、ユーザーからの制御入力に従い、後処理装置(フィニッシャ)201によるステープル留めなどの処理が要求されると、第1に、インターロックスイッチがオンであること(画像形成装置と後処理装置とが一定間隔以内に位置していること)をチェックする(動作[01])。
インターロックスイッチがオンである場合(動作[01]−YES)、フックセンサがオンであること(後処理装置が画像形成装置に対して確実に接続していること)をチェックする(動作[02])。
フックセンサがオンである場合(動作[02]−YES)、後処理装置201の開放端311Sbが開放(回路「遮断」)から接続(回路「導通」)に切り替わり(動作[03])、開放端311Sa(後処理装置側)及び開放端103Sa(画像形成装置側)が接続(回路「導通」)に切り替わる(動作[04])。
以下、画像形成装置101が供給する制御情報に従い、後処理装置201が制御情報に従って動作する(動作[05])。
次に、画像形成装置101が供給する制御情報に従う全ての動作が終了するまでの間、インターロックスイッチのオン状態とフックセンサのオン状態のチェックが継続する(動作[06]、動作[01]、動作[02]・・・)。
全ての動作が終了すると、待機状態に戻る(動作[06]−YES)。
上述の通り、本件の実施の形態は、インターロック機構301は、画像形成装置101とフィニッシャ201が確実に接続した状態においてのみ画像形成装置101及びフィニッシャ201の動作を可能とする。なお、フィニッシャ201を伴わない画像形成装置101単体での動作は、もちろん可能であるが、ここでは説明を省略する。
なお、フィニッシャ201は、図1により説明したように、画像形成装置101の側方から画像形成装置101と接続する。すなわち、フィニッシャ201は、図10に概略を示すが、キャスター251(4ヶ所)の車輪(ころ)253の回転を利用した矢印D方向の移動により画像形成装置101と接続(結合)し、あるいは矢印C方向の移動により画像形成装置101との結合(接続)から離脱する。
フィニッシャ201から伸びるガイド機構201aは、図6及び図7に示した信号伝達部105/205が有線方式である場合の信号線の接続の一形態である。
ところで、キャスターは、図11(a)に示すが、車輪233(識別のため異なる参照符号を付している)の中心軸に荷重が直接作用する非旋回タイプ231、図11(b)に示すが、車輪243(識別のため異なる参照符号を付している)の中心軸から離れた位置に荷重が作用する旋回タイプ241に、大別される。なお、図11(a)に示す非旋回タイプのキャスター231は、主として往復動に適する。このため、フィニッシャ201では、図11(a)に示す非旋回タイプのキャスター231が、通常、用意される。このことは、同時にインターロック機構301の不完全なロックを抑止(インターロックが不完全となることを防止)できる。
反面、非旋回タイプのキャスター231を用いる場合、フィニッシャ201を、画像形成装置101の前後方向に移動する要求に対し、フィニッシャ201の取り回し(任意方向への移動)が困難となることが知られている。
このような背景から、全て旋回タイプのキャスター241をフィニッシャ201に用意することは容易であるが、画像形成装置101との接続において、インターロック機構301のロックが不完全となる場合があることは上述の通りである。
図12は、インターロック機構によるインターロックを容易に確立可能で、しかも画像形成装置への接続や画像形成装置からの離脱(往復動以外の任意の方向への移動を含む)を実現するキャスターの構造の一例を示す。
図12に示すキャスター251は、図11(b)に示す旋回タイプに類似した構造を有し、車輪253(識別のため異なる参照符号を付している)が旋回中心255の周囲を回転できる方向を制限できるロックプレート257をさらに有する。
ロックプレート257は、バネ259の作用により、図12に示す開放位置と図13に示すロック位置のいずれか一方で安定する。
従って、キャスター251は、図14(a)または図14(b)に示す旋回方向が制限を受ける状態と任意の方向に旋回可能な状態を、ロックプレート257の位置の変移のみにより、容易に提供できる。
なお、キャスター251は、上下方向の調整が可能であってもよく、かつ車輪が旋回中心の回りを旋回できる構造であれは、市中で容易に入手可能な旋回タイプのキャスターにロックプレートを付加することで容易に実現できる。
図15は、キャスターが4ヶ所に配置される場合、旋回タイプのキャスターを配置すべき位置を特定する例を示す。
後処理装置に4つのキャスターを設ける場合、全てのキャスターを旋回タイプとすることは、(画像形成装置との間の)インターロックが不完全となることを既に説明したが、少なくとも1つのキャスターを非旋回タイプとする場合は、図15(a)〜図15(d)のそれぞれにおいて説明するが、画像形成装置寄り、かつ後処理装置の後方すなわち符号「RR(Right/Rear)」を付した領域のキャスターを非旋回タイプとすることがインターロックスイッチ311の不所望な解放(画像形成装置からの予期しない分離)を抑止するために有益である。なお、画像形成装置と後処理装置の左右が反転する構成においては、キャスターの位置の表示は省略するが、「LR(Left/Rear)」を付した領域のキャスターを非旋回タイプとすることが好ましいことは容易に理解できる。また、インターロックスイッチ311が装置前方に位置する配置では、図示しないが「RF(Right/Front)」を付した領域のキャスターを非旋回タイプとすることが好ましいことはいうまでもない。
ところで、図12、図13、図14(a)及び図14(b)に示したロックプレート付キャスターは、図11(b)に示すロックプレートのないキャスターに比較して僅かではあるがコストの上昇を引き起こす。
このため、ロックプレート付のキャスターを2個のみ用いる場合、図15(a)に示す「LR(Left/Rear)」と「LF(Left/Front)」すなわち画像形成装置から離れた側の前後の2ヶ所、図15(b)に示す「LF(Left/Front)」と「RF(Right/Front)」すなわち画像形成装置との接続位置にかかわらず、後処理装置の前方の2ヶ所、及び図15(c)に示す「LR(Left/Rear)」と「RF(Right/Front)」すなわち画像形成装置と接続する側でインターロックスイッチを設ける領域とその対角となる領域を除いた2ヶ所を、ロックプレート付(旋回タイプ)とすることで、コストを低減可能である。
このような背景において、図15(c)に示す「LR(Left/Rear)」と「RF(Right/Front)」すなわち画像形成装置と接続する側でインターロックスイッチを設ける領域とその対角となる領域を除いた2ヶ所を、ロックプレート付(旋回タイプ)とすることは、画像形成装置への後処理装置の接続および画像形成装置からの後処理装置の分離に際し、最も安定な後処理装置の移動が可能であることを、反復実験により確認している。
また、図15(c)に示す領域への旋回タイプのキャスターの配置は、特に絨毯のような柔らかで重量物が沈みこみ易い床材に対しても、後処理装置の容易な移動を可能とすることを、確認している。
なお、この発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて、もしくは一部を削除して実施されてもよく、その場合は、組み合わせもしくは削除に起因したさまざまな効果が得られる。
1…画像形成部本、5…画像読取部、9…制御入力部、101…画像形成装置(対象の装置)、103…(画像形成装置側)インターロック機構、103Sa…(インターロック制御用)開放端、105…(画像形成装置側)信号伝達部、109…(画像形成装置側)主制御部、111…(画像形成装置側)電源部、201…後処理装置(受け入れ側装置/インターロック受けつけ側装置)、203…(受け入れ側装置側)電源部、205…(受け入れ側装置側)信号伝達部、209…(受け入れ側装置側)主制御部、211…パンチユニット(受け入れ側装置)、221…ステープラ(受け入れ側装置)、301…インターロック機構、303…ジョイントユニット、311…インターロックスイッチ、311Sa…(インターロック制御用)開放端、311Sb…(受け入れ側装置側電源部制御用)開放端、321…フックスイッチ、323…フック、325…解放レバー。
特開2007−197112号公報、段落[0019]

Claims (8)

  1. 画像形成装置が接続することを検出する第1の検出機構と、
    前記画像形成装置が接続することを検出する第2の検出機構と、
    前記第1及び第2の検出機構の両方が相互の接続を検出した場合に、動作用電源を提供する電源制御部と、
    前記第1及び第2の検出機構の両方が相互の接続を検出した場合に相互間の信号の受け渡しを可能とする信号伝達部と、
    前記動作用電源と前記信号により動作する動作部と、
    を有する画像形成装置と接続可能な接続機器。
  2. 前記第1及び第2の検出機構の両方が相互の接続を検出した場合に、前記動作部を制御する情報の受け入れを許可する制御情報入力制御部をさらに有することを特徴とする請求項1記載の接続機器。
  3. 前記第2の検出機構は、前記画像形成装置の接続を2ヶ所以上で検出することを特徴とする請求項1記載の接続機器。
  4. 前記第2の検出機構は、前記画像形成装置との接続を解放する解放機構をさらに有することを特徴とする請求項1記載の接続機器。
  5. 第1の接続検出結果に従い、第2の接続を検出し、
    第2の接続検出結果から、第1及び第2の接続の確立を検出し、
    接続対象からの制御情報の受け取りを可能に、装置の1次回路に通電する接続機器の接続方法。
  6. 第1及び第2の接続の確立の検出は、第1の接続検出結果と第2の接続検出結果のアンドであることを特徴とする請求項5記載の接続機器の接続方法。
  7. 装置の1次回路への通電後、接続対象からの制御情報の受け取りを可能に、信号伝達系を起動することを特徴とする請求項5記載の接続機器の接続方法。
  8. 画像形成装置が接続することを検出する第1の検出機構と、
    前記画像形成装置が接続することを検出する第2の検出機構と、
    前記第1及び第2の検出機構の両方が相互の接続を検出した場合に、動作用電源を提供する電源制御部と、
    前記第1及び第2の検出機構の両方が相互の接続を検出した場合に接続相手先からの制御情報を受けつける信号伝達部と、
    前記動作用電源と前記信号により用紙を処理する用紙処理部と、
    を有する画像形成装置に接続する用紙処理装置。
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