JP2010017989A - 樹脂凸版の貼込方法及びそれに使用する貼込装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂凸版の版交換において、シリンダーに特別の機構を設けることなく、版の位置精度を向上できるようにする。
【解決手段】版設置部とその両サイドにシリンダー設置部11を設けるとともに、版設置部には樹脂凸版1の印字面及びベアラーバーが入るサイズの凹部とその両サイドに位置決め用の突起10bを設けてなる貼り台を用意し、一方ではその貼り台における版設置部の突起10bに合う孔1aを樹脂凸版1に形成しておき、貼り台の凹部内に樹脂凸版1の印字面及びベアラーバーの部分を入れた状態で貼り台の突起10bに樹脂凸版1の孔1aをはめ込むことで樹脂凸版1の位置決めをし、シリンダー設置部11の高さを調整してから、クッション両面粘着テープを巻き付けたシリンダー20をシリンダー設置部11の開始端側に載置し、シリンダー20を回転させながらシリンダー設置部11の終端側まで移動させてその周囲に樹脂凸版1を巻き付ける。
【選択図】図8
【解決手段】版設置部とその両サイドにシリンダー設置部11を設けるとともに、版設置部には樹脂凸版1の印字面及びベアラーバーが入るサイズの凹部とその両サイドに位置決め用の突起10bを設けてなる貼り台を用意し、一方ではその貼り台における版設置部の突起10bに合う孔1aを樹脂凸版1に形成しておき、貼り台の凹部内に樹脂凸版1の印字面及びベアラーバーの部分を入れた状態で貼り台の突起10bに樹脂凸版1の孔1aをはめ込むことで樹脂凸版1の位置決めをし、シリンダー設置部11の高さを調整してから、クッション両面粘着テープを巻き付けたシリンダー20をシリンダー設置部11の開始端側に載置し、シリンダー20を回転させながらシリンダー設置部11の終端側まで移動させてその周囲に樹脂凸版1を巻き付ける。
【選択図】図8
Description
本発明は、フレキソ印刷の技術分野に属し、詳しくは、フレキソ印刷で用いられる樹脂凸版の貼込技術に関する。
印刷方式には大きく凸版、平版、凹版の三版式がある。このうち凸版印刷は、画線部を形成する凸部にインキを載せ、そのインキを圧胴と版に挟まれた原反に転移させることで画像を印刷するようになっている。この凸版印刷で使用する版材には、鉛活版、樹脂凸版などがあり、樹脂凸版を用いる印刷の一つにフレキソ印刷がある。
フレキソ印刷の樹脂凸版1には、図13に示すように、絵柄等の画線部2とは関係のないベアラーバー3と呼ばれる部分を設けることが通例である。このベアラーバー3は、版1の両側に設けるものであるが、デザイン上の画線部2の有無に関わらず、図14に示すように、版胴4と圧胴5の距離を一定に保つ働きがあり、印圧の差が生まれることによる印刷不良や版1の破損を防ぐことができる。
ところで、フレキソ印刷の現場では、現在のところ、シリンダーに対する版の交換作業を手作業で行っている。具体的には、シリンダーにクッション両面粘着テープを貼っておき、版とシリンダーに形成した左右のトンボマークをモニターで確認しながら両者の位置合わせを繰り返し行った後、版をシリンダーに手貼りしてから、再度左右のトンボマーク位置を確認し、合っていない場合はこの一連の作業を繰り返し行うようにしている。このため、樹脂凸版の貼込作業は時間と手間が掛かる上に、貼込の位置精度が悪く、印刷不良が発生する原因となっている。また、印字面を手で押し付けて貼り込むため、貼込中に版が破損する可能性がある。これらの問題を解決する技術の一例として、例えば特許文献1に記載の如く、版に取付け用の孔を開けておくようにしたものがある。
特許文献1に記載のような位置合わせ技術は、シリンダーの側に位置決めのための機構が予め存在することが前提条件にある。したがって、既設のシリンダーを用いる場合には適用することができない。また、専用のシリンダーを使用するにしても、印字面を手で押し付けることにより版が破損する可能性を低減できないという問題点がある。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、樹脂凸版の版交換において、シリンダーに特別の機構を設けることなく、版の位置精度を向上させることのできる貼込方法を提供し、併せてそれに用いる貼込装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係る樹脂凸版の貼込方法は、樹脂凸版をシリンダーに貼り込む方法であって、版設置部とその両サイドにシリンダー設置部を設けるとともに、版設置部には樹脂凸版の印字面及びベアラーバーが入るサイズの凹部とその両サイドに位置決め用の突起を設けてなる貼り台を用意し、一方ではその貼り台における版設置部の突起に合う孔を樹脂凸版に形成しておき、貼り台の凹部内に樹脂凸版の印字面及びベアラーバーの部分を入れた状態で貼り台の突起に樹脂凸版の孔をはめ込むことで当該樹脂凸版の位置決めをし、シリンダー設置部の高さを調整してから、クッション両面粘着テープを巻き付けたシリンダーをシリンダー設置部の開始端側に載置し、シリンダーを回転させながらシリンダー設置部の終端側まで移動させてその周囲に樹脂凸版を巻き付けることで、シリンダーに版を貼り込むことを特徴としている。
そして、本発明に係る樹脂凸版の貼込装置は、上記の樹脂凸版の貼込方法に使用する貼込装置であって、版設置部とその両サイドにシリンダー設置部が設けられるとともに、版設置部には樹脂凸版の印字面及びベアラーバーが入るサイズの凹部とその両サイドに位置決め用の突起が設けられ、シリンダー設置部にはシリンダーの押付け圧を調整するための高さ調整手段が設けられてなる貼り台を備えることを特徴とする。
本発明によれば、樹脂凸版は貼り台に位置決めされた状態でセットされ、シリンダーの高さを調整することでシリンダーの押付け圧が調整された後、シリンダーを回転させてその表面に巻き付けられるので、シリンダーに特別の機構を設けることなく、位置精度が良好な状態での貼込が行われる。また、印字面を手で押し付けることがないので、貼込中に版が破損するようなことがない。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る樹脂凸版の貼込装置の一例を示す平面図、図2は正面図、図3は側面図である。なお、図3では中の構造が見える状態で図示している。
この貼込装置は、樹脂凸版のサイズに対応させた版設置部10とその左右両サイドにシリンダー設置部11とが設けられた貼り台で構成されている。版設置部10には、樹脂凸版の印字面及びベアラーバーが入るサイズの凹部10aが設けられ、その凹部10aの左右両サイドの土手の上に位置決め用の突起10bが一定間隔で連続的に設けられている。シリンダー設置部11は、版設置部10の両サイドに壁状に設けられ、前後方向の中央に凹状の案内溝11aを有した形状になっている。そして、版設置部10は、上下に2分割され、その間にジャッキ12が配置されており、これによってシリンダーの押付け圧を調整するための高さ調整手段を構成している。なお、図3では符号αで示す領域が版設置部10aに対応している。
樹脂凸版をシリンダーに貼り込むに際しては、まずこの貼込装置である貼り台に樹脂凸版をセットする。その際、図4及び図5に示すように、予め樹脂凸版1におけるベアラーバー3より外側に、貼り台の突起10bと位相が同調し突起10bの形状に追従する孔1aを空けておく。そして、図6及び図7に示すように、貼り台の凹部10a内に樹脂凸版1の印字面及びベアラーバーの部分を入れた状態で、樹脂凸版1の孔1aを貼り台の版設置部10における突起10bにはめ込んで樹脂凸版1の位置を決定する。
このように貼り台に樹脂凸版1を位置決めしてセットした後、ジャッキ12によりシリンダー設置部11の高さを調整する。すなわち、貼込の際にシリンダーの過度の加重による版の破損を防ぐため、シリンダー設置部11の案内溝11aを通るときに、画線部及びベアラーバーが凹部10aの底に当接するかしないかの状態になるように高さを調整する。例えば、図9で示す位置Sにレーザー投光部と受光部を組み合わせた位置センサーを設置しておき、その位置センサーがレーザー光を感知できなくなった位置でシリンダー20の高さを決めるようにするとよい。或いは、カメラ、電磁石等の位置センサーを使用してもよいし、圧力センサーによる制御を使用するようにしてもよい。
そして、図8に示すように、クッション両面粘着テープを巻き付けたシリンダー20をシリンダー設置部11の開始端側に載置し、そのまま図9,10に示す如くシリンダー20を回転させながら、シリンダー設置部11の案内溝11aを経てシリンダー設置部11の終端側まで移動させることで、シリンダー20の周囲に樹脂凸版1を巻き付けて貼り込む。
シリンダー20の回転移動は、手動によるほか、自重による運動でもよいし、或いは、図11,12に示すように、原動機を用いてシリンダー20を回転移動させるようにしてもよい。図11,12において、30はモーター、31はラック、32はシリンダー20の軸端部に設けたピニオンであり、このピニオン32はラック31に噛み合っており、モーター30によりピニオン32を駆動することでシリンダー20を回転移動させるようになっている。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明による樹脂凸版の貼込方法及びそれに使用する貼込装置は、上記した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
1 樹脂凸版
1a 孔
2 画線部
3 ベアラーバー
4 版胴
5 圧胴
10 版載置部
10a 凹部
10b 突起
11 シリンダー載置部
11a 案内溝
12 ジャッキ
20 シリンダー
30 モーター
31 ラック
32 ピニオン
1a 孔
2 画線部
3 ベアラーバー
4 版胴
5 圧胴
10 版載置部
10a 凹部
10b 突起
11 シリンダー載置部
11a 案内溝
12 ジャッキ
20 シリンダー
30 モーター
31 ラック
32 ピニオン
Claims (2)
- 樹脂凸版をシリンダーに貼り込む方法であって、版設置部とその両サイドにシリンダー設置部を設けるとともに、版設置部には樹脂凸版の印字面及びベアラーバーが入るサイズの凹部とその両サイドに位置決め用の突起を設けてなる貼り台を用意し、一方ではその貼り台における版設置部の突起に合う孔を樹脂凸版に形成しておき、貼り台の凹部内に樹脂凸版の印字面及びベアラーバーの部分を入れた状態で貼り台の突起に樹脂凸版の孔をはめ込むことで当該樹脂凸版の位置決めをし、シリンダー設置部の高さを調整してから、クッション両面粘着テープを巻き付けたシリンダーをシリンダー設置部の開始端側に載置し、シリンダーを回転させながらシリンダー設置部の終端側まで移動させてその周囲に樹脂凸版を巻き付けることで、シリンダーに版を貼り込むことを特徴とする樹脂凸版の貼込方法。
- 請求項1に記載の樹脂凸版の貼込方法に使用する貼込装置であって、版設置部とその両サイドにシリンダー設置部が設けられるとともに、版設置部には樹脂凸版の印字面及びベアラーバーが入るサイズの凹部とその両サイドに位置決め用の突起が設けられ、シリンダー設置部にはシリンダーの押付け圧を調整するための高さ調整手段が設けられてなる貼り台を備えることを特徴とする樹脂凸版の貼込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008182535A JP2010017989A (ja) | 2008-07-14 | 2008-07-14 | 樹脂凸版の貼込方法及びそれに使用する貼込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008182535A JP2010017989A (ja) | 2008-07-14 | 2008-07-14 | 樹脂凸版の貼込方法及びそれに使用する貼込装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010017989A true JP2010017989A (ja) | 2010-01-28 |
Family
ID=41703346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008182535A Pending JP2010017989A (ja) | 2008-07-14 | 2008-07-14 | 樹脂凸版の貼込方法及びそれに使用する貼込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010017989A (ja) |
-
2008
- 2008-07-14 JP JP2008182535A patent/JP2010017989A/ja active Pending
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