JP2010016418A - 送信装置、受信装置、送受信システム、送信方法、受信方法、画像データ送信装置、画像データ受信装置 - Google Patents

送信装置、受信装置、送受信システム、送信方法、受信方法、画像データ送信装置、画像データ受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】送受信を行うデータサイズや速度に応じて、最適な伝送形態で送受信を行うことができる送信装置、受信装置、送受信システム、送信方法、受信方法、画像データ送信装置、画像データ受信装置を提供する。
【解決手段】送信機1は動画像データを均等に複数に分割し、動画像データの入力のバスクロックに応じてスイッチ切替制御部123が切り替えるスイッチ機構122により異なる伝送ライン121を介して伝送する。そして、動画像データのバスクロックに応じた数の光電変換器601〜610をオンにし、動画像データのビットレートに応じた伝送速度で1つまたは複数のケーブル3を使用して伝送する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像データを伝送する送信装置、受信装置、送受信システム、送信方法、受信方法、画像データ送信装置、画像データ受信装置に関する。
近年では、動画像の高画質化・高解像度化が進んでおり、これに伴い動画像データが大容量化している。
放送やネットワークによる配信、或いはパッケージ販売などの形態での動画像データの頒布においては、動画像データはほぼ圧縮されているため、既存の送受信装置や光ファイバー等の通信インフラにより動画像データの送信を行うことができた。
しかし、動画像データの作成現場レベルでは、SDDI(Serial Digital Data Interface)方式で機器間伝送を行う場合が多い。SDDIとは、SDI(Serial Digital Interface)方式の改良方式であり、圧縮符号化されていない非圧縮映像・音声データを、伝送用パケットを用いて、データ速度270Mbpsシリアル形式のデータとして放送局の機器間で伝送する方式である。
このような伝送方式で扱われる動画像データのデータ量は、今後も増大する一方であると考えられるため、従来の送受信装置では伝送速度が不足し、送受信を行うことができない、という不利益があった。
また、従来の送受信装置では、装置によって速度やレーン数が決まっていたため、多様なデータサイズを有するデータ類を送受信するためには、複数の送受信装置が必要であった。したがって、データサイズがばらばらである複数の動画像データの送受信を行うような場合には、従来の送受信装置を利用できない、という不利益があった。
上述した不利益を解消するために、送受信を行うデータサイズや速度に応じて、最適な伝送形態で送受信を行うことができる送信装置、受信装置、送受信システム、送信方法、受信方法、画像データ送信装置、画像データ受信装置を提供することを目的とする。
上記した不利益を解消するために、第1の発明の送信装置は、データの入力を受け付けるデータ入力部と、複数の伝送経路を有する伝送経路部と、前記伝送経路部を介して伝送された前記データを送信する送信部と、を有し、前記データ入力部は、入力されたデータを所定数に分割するデータ分割部と、データ入力時のバスクロックをカウントするカウント部と、を有し、前記伝送経路部は、前記カウント部がカウントしたカウント結果に基づいて、前記データ分割部によって分割されたデータの伝送経路を決定する。
第2の発明の受信装置は、分割されたデータを受信する受信部と、複数の伝送経路を有する伝送経路部と、前記伝送経路部を介して伝送された前記分割されたデータを合成して出力する合成部と、を有し、前記受信部は、複数の受信経路に接続され、前記伝送経路部は、前記複数の受信経路のいずれにより前記データを受信したかに応じて前記受信したデータの伝送経路を決定する。
第3の発明の送受信システムは、データの入力を受け付け、当該データを分割して送信する送信機と、前記送信装置により分割されて送信された前記データを受信し、合成して元のデータを出力する受信機と、を有し、前記送信機は、入力されたデータを所定数に分割するデータ分割部と、データ入力時のバスクロックをカウントするカウント部と、を有する前記データ入力部と、複数の第1の伝送経路を有し、前記カウント部がカウントしたカウント結果に基づいて、前記データ分割部によって分割されたデータの伝送経路を決定する第1の伝送経路部と、前記第1の伝送経路部を介して伝送された前記データを送信する送信部と、を有し、前記受信機は、前記送信部が送信した前記分割されたデータを複数の受信経路から受信する受信部と、複数の第2の伝送経路を有し、前記複数の受信経路のいずれにより前記データを受信したかに応じて前記受信したデータの伝送経路を決定する第2の伝送経路部と、前記第2の伝送経路部を介して伝送された前記分割されたデータを合成して出力する合成部と、を有する。
第4の発明の送信方法は、データの入力を受け付け、所定数に分割する第1の工程と、前記データ入力時のバスクロックをカウントする第2の工程と、複数の伝送経路を有する伝送経路部において、前記第2の工程においてカウントされたバスクロックのカウント結果に応じて前記伝送経路のいずれかを選択する第3の工程と、前記第3の工程において選択された伝送経路を介して伝送された、前記分割されたデータを複数の送信経路のいずれかを介して送信する第4の工程と、を有する。
第5の発明の受信方法は、複数の受信経路のいずれかを介して、分割されたデータを受信する第1の工程と、前記複数の受信経路のうちのいずれを介してデータを受信したかを判別する第2の工程と、複数の伝送経路を有する伝送経路部において、前記第2の工程において判別された、前記複数の受信経路のうちデータを受信した受信経路に応じて前記伝送経路のいずれかを選択する第3の工程と、前記第3の工程において選択された前記伝送経路を介して伝送された、前記分割されたデータを合成する第4の工程と、を有する。
第6の発明の画像データ送信装置は、画像データの入力を受け付け、入力された画像データのビットレートに応じて所定数に分割するとともに、前記画像データ入力時のバスクロックをカウントするデータ入力部と、所定数に分割された画像データのそれぞれを伝送する複数の伝送ラインを有し、前記複数の伝送ラインにおいて複数の伝送経路のうちの1つを前記データ入力部がカウントした前記バスクロックのカウント結果に応じて選択する伝送経路部と、前記伝送経路部において選択された伝送経路を介して伝送された、前記所定数に分割された画像データを、複数の送信経路のうちの当該伝送経路に応じた送信経路を介して送信する送信部と、を有する。
第7の発明の画像データ受信装置は、所定の画像データ送信装置に複数の受信経路を介して接続され、当該受信経路のうちのいずれかを介して送信された、分割された画像データを受信する受信部と、前記受信経路に応じた複数の伝送経路を有し、前記画像データを受信した受信経路に応じて前記複数の伝送経路のうちのいずれかを選択する伝送経路部と、前記伝送経路部を介して伝送された前記画像データを合成して出力する合成部と、を有する。
本発明は送受信を行うデータサイズや速度に応じて、最適な伝送形態で送受信を行うことができる送信装置、受信装置、送受信システム、送信方法、受信方法、画像データ送信装置、画像データ受信装置を提供することを目的とする。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の送受信装置100の構成の一例を示したブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の送受信装置100は、送信機1(本発明の送信装置及び送信機に対応)と受信機2(本発明の受信装置及び受信機に対応)、これらを接続するケーブル3(本発明の送信経路、受信経路に対応)を有する。
送信機1が、多様なデータ容量を有する動画像データなどを取得し、受信機2へと送信し、受信機2がこれを受信する。ケーブル3は例えば光ファイバーで構成された伝送線であり、高速なデータ通信が可能になっている。
以下、本実施形態の送信機1の構成について説明する。
図2は、送信機1の構成の一例を示したブロック図である。
図2に示すように、送信機1は、画像入力部11(本発明のデータ入力部に対応)、伝送経路部12(本発明の伝送経路部或いは第1の伝送経路部に対応)、送信部13(本発明の送信部に対応)を有する。
画像入力部11は、ビットレート判別部111、データ分割部112(本発明のデータ分割部に対応)、データ出力部113、PLL回路114(本発明のカウント部及びPLL回路に対応)を有する。
ビットレート判別部111は、送信機1に対して入力された動画像データのビットレートを判別する。
データ分割部112は、入力された動画像データを所定の数(本実施形態では8個)の同一サイズに分割する。
データ出力部113は、データ分割部112が分割した画像データを出力するための、分割されたデータと同数の出力端子である。
PLL(Phase-locked loop)回路114は、画像データ入力のバスクロックをカウントするとともに、バスクロックを基にシステムクロックを生成して出力する。
次に、伝送経路部12は、複数の伝送ライン121と、複数個のスイッチ機構122と、スイッチ切替制御部123とを有する。
伝送ライン121は、データを伝送するためのラインである。伝送ライン121は、画像入力部11において複数の分割された画像データが出力されるデータ出力部113にそれぞれ接続されている。
伝送ライン121は、図2に示すように、複数のスイッチ機構122によって信号の伝達経路が選択可能であるように配設されている。
スイッチ機構122は、スイッチ切替制御部123の制御により切り替えられて、所定のレーン数へと分割するための伝送経路を伝送ライン121により形成するスイッチである。
スイッチ切替制御部123は、PLL回路114がバスクロックをカウントした結果を基に、伝送ライン121上で画像データを伝達するための伝送経路を決定し、当該伝送経路に画像データを伝送させるようにスイッチ機構122の切替を制御する。
送信部13は、複数の光電変換部131と、光電変換制御部132とを有する。
光電変換部131は、複数の光電変換器601〜610を有する。それぞれの光電変換器601〜610は、伝送ライン121にそれぞれ接続されており、それぞれの伝送ライン121を通る電気信号を光信号へと変換し、光ファイバーで構成されたケーブル3へと送信する。
光電変換制御部132は、PLL回路114がバスクロックをカウントした結果を基に、10個の光電変換器601〜610のうち使用するもののみ電源を入れ、使用しないものの電源を切る。
ケーブル3は、本実施形態では10本用意されており、そのうちの8本は例えば10Gbpsの伝送速度を有し、残り2本は2.5Gbpsの伝送速度を有する光ファイバー等の回線である。
本実施形態の送信機1は、上述した構成により、入力された画像データのビットレートに応じて、画像データを適切に分割し、適切な伝送経路で送信することができる。
次に、本実施形態の受信機2の構成について説明する。
図3は、受信機2の構成の一例を示したブロック図である。
図3に示すように、受信機2は、受信部21(本発明の受信部に対応)、伝送経路部22(本発明の伝送経路部或いは第2の伝送経路部に対応)、画像合成部23(本発明の合成部に対応)を有する。
受信部21は、光電変換部211と、受信判別部212を有する。
光電変換部211は、ケーブル3を介して送信機1から送信された光信号を電気信号に変換する複数の光電変換器701〜710を有する。光電変換器701〜710の数10個は、本実施形態においては送信機1の光電変換部131の光電変換器601〜610の数10個と同数である。
受信判別部212は、ケーブル3を介して動画像データを受信したのが光電変換器701〜710のいずれであるか、及び、その伝送速度を判別する。送信機1から送信される動画像データは、上述したように、複数のケーブル3の全てを通って伝送されるわけではないので、このような判別を行うことが必要になる。
伝送経路部22は、複数の伝送ライン221(本発明の伝送ラインに対応)と、複数個のスイッチ機構222(本発明のスイッチに対応)と、スイッチ切替制御部223(本発明のスイッチ切替制御部に対応)とを有する。
伝送ライン221は、データを伝送するためのラインである。複数の伝送ライン221は、受信部21の光電変換部211のそれぞれに接続され、光電変換部211が変換した電気信号を伝送する。
スイッチ機構222は、スイッチ切替制御部223の制御により切り替えられて、送信機1によって所定のレーン数に分割された画像データを結合してもとの画像データに戻すための伝送経路を伝送ライン221により形成するスイッチである。
スイッチ切替制御部223は、ケーブル3を通じて画像データを受信したとき、どの光電変換部211によって受信を行ったかに従い、スイッチの切り替えを制御する。
画像合成部23は、送信機1により分割され、スイッチ機構222により複数の伝送ラインを通過して取得された画像データを1つの画像データに合成して出力する。
本実施形態の受信機2は、上述した構成により、送信機1により分割された画像データを好適に元の画像データに復元・合成することができる。
図4は、本実施形態において送信機1から受信機2へと送信される動画像データの例を示した図である。
本発明の送受信装置100においては、例えば、図4に示すように、2種類の解像度(2k1k、4k2k)、4種類のフレーム周波数(30p、60p、120p、240p(例えば30pは秒間30フレームのプログレッシブ画像を意味する))、RGB各色(もしくはYCC各要素)のビット数が3種類(8bit、10bit、12bit)の組み合わせにより、24通りのビットレートを有する動画像データが送受信されることを想定している。
これら24種類の動画像データは、送受信装置100において送受信される際には、図4に示すようにそのビットレートに応じて6種類に分類される。すなわち、2.5Gbpsの伝送線1本で送受信可能なもの、2.5Gbpsの伝送線2本が必要なもの、10Gbpsの伝送線1本で送受信可能なもの、10Gbpsの伝送線2本が必要なもの、10Gbpsの伝送線4本が必要なもの、10Gbpsの伝送線8本が必要なものの6種類である。
本実施形態の送受信装置100は、これら24種類の動画像データのいずれも送受信可能な構成を有する。
なお、図4に示した以外の動画像データでも、例えばダミーデータを重畳することにより、図4に示した各種動画像データと同様のビットレートとすることにより、本実施形態の送受信装置100により伝送が可能となる。
次に、画像データ送信時の送信機1の動作例について説明する。
図5は、動画像データが入力された場合の送信機1の動作例を示したフローチャートである。
ステップST1:
ビットレート判別部111は、送信機1に入力された画像データのビットレート判別を行う。
ステップST2:
データ分割部112は、ステップST1においてビットレート判別された動画像データを所定数に分割する。所定数は本実施形態では8個である。具体的には、例えば、まず、データ分割部112は、画像データをフレーム単位で2分割する。その後、フレーム単位で2分割された画像データをスキャンライン単位で4分割ずつする。そして、分割した各々の画像データをRGB(YCC)バスによりスイッチ部12に入力する。
ステップST3:
PLL回路114は、動画像データ入力のバスクロックをカウントするとともに、バスクロックを基にシステムクロックを生成する。
PLL回路114の構成について説明する。
図6は、PLL回路114の構成について説明するための図である。
図6に示すように、PLL回路114は、VCO401、位相比較器402、ループフィルタ403、レジスタ404、ピークホルダ405を有する。
VCO401は、入力された電圧によって出力パルスの周波数を制御する回路である。
位相比較器402は、入力された二つの信号の位相差を電圧に変換し出力する回路である。
ループフィルタ403は、位相補償を行い、回路全体を安定化する。ループフィルタ403には、例えばローパスフィルタを使用する。
PLL回路114では、入力信号(バスクロック)をVCO401に同期したレジスタ404でカウントし、その出力をピークホルダ405でホールドしてカウントした結果を出力している。バスクロックのカウント結果を以下CC(CLK Count)と称する。
また、PLL回路114では、VCO401の出力信号の周波数を1/CC倍したものがシステムクロックとして出力される。
PLL回路114では、入力される動画像データのRGB(YCC)毎のビット数によりVCO401における分周比を可変としている。そして、RGB(YCC)毎のビット数に応じて入力される画像データのバスクロックが異なる。その結果、バスクロックのカウント結果CCやシステムクロックが異なる。
ステップST4:
スイッチ切替制御部123は、ステップST3においてカウントされたバスクロックのカウント結果(CC)を基に、スイッチ機構122を切り替える。
図2に示すように、スイッチ機構122は、26個のスイッチ501〜516と8個のデシリアライザ511〜518を有する。
スイッチ501〜508、513〜518、521〜524は、1系統の入力とA及びBの2系統の出力を有するスイッチであり、スイッチ切替制御部123の制御に応じて、入力された信号をAまたはBのいずれかから出力する。
また、スイッチ509〜512、519、520、525,526は、A及びBの2系統の入力と1系統の出力を有するスイッチであり、スイッチ切替制御部123の制御に応じて、AまたはBから入力された信号のうちのいずれかを出力する。
デシリアライザ511〜518は、2系統の入力をデシリアライズ(直列化復元)する。
スイッチ切替制御部123は、図2に示すように、スイッチ501〜512に対しては、CCが8〜192であった場合にAを、CCが4〜6であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。また、図2に示すように、スイッチ513〜516に対しては、CCが16〜192であった場合にAを、CCが4〜12であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。また、図2に示すように、スイッチ517,518に対しては、CCが64〜192であった場合にAを、CCが16〜48であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。また、図2に示すように、スイッチ519,520に対しては、CCが16〜48であった場合にAを、CCが4〜12であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。また、図2に示すように、スイッチ521,522,525に対しては、CCが32〜48であった場合にAを、CCが4〜24であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。また、図2に示すように、スイッチ523,524,526に対しては、CCが128〜192であった場合にAを、CCが64〜96であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。
ステップST5:
光電変換制御部132は、CCを基に送信に使用する光電変換部131の電源をオンする。
図2に示すように、光電変換部131は、10個の光電変換器601〜610を有する。ここで、光電変換器605と610とは、伝送速度が2.5Gbpsのケーブル3に接続され、残りの光電変換器601〜604、606〜609は伝送速度が10Gbpsのケーブル3に接続されている。
図2に示すように、光電変換制御部132は、CCが128から192である場合は光電変換器605のみをオンにし、CCが64から96である場合は光電変換器605と610とをオンにする。また、CCが32〜48である場合は、光電変換器601のみをオンにし、CCが16〜24である場合は光電変換器601と606とをオンにし、CCが8〜12である場合は光電変換器601,603,606,608をオンにし、CCが4〜6である場合は全ての光電変換器601〜610をオンにする。
以上説明したような動作により、送信機1は、入力された動画像データのビットレートに応じた適切な伝送速度で動画像データの送信を行うことができる。
次に、送信機1から送信された動画像データを受信機2が受信するときの受信機2の動作例について説明する。
図7は、動画像データ受信時の受信機2の動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
光電変換部211は、送信機1から送信された動画像データを受信する。
ステップST12:
受信判別部212は、ステップST11においてどの光電変換器701〜710が動画像データを受信したか、を判別し、その結果を、例えばパラメータSD(signal detect)として出力する。以下の説明では、動画データの受信に使用された光電変換器701〜710の番号をパラメータSDとして扱う。
ステップST13:
スイッチ切替制御部223は、ステップST12において判別された結果(SD)を基に、スイッチ機構222を切り替える。
図3に示すように、スイッチ機構222は、26個のスイッチ801〜816と8個のシリアライザ811〜818を有する。図3に示すように、スイッチ機構222は、図2に示す送信機1のスイッチ機構122の構成を反転させたものとなっている。
スイッチ801〜808、813〜818、821〜824は、A及びBの2系統の入力と1系統の出力を有するスイッチであり、スイッチ切替制御部123の制御に応じて、AまたはBから入力された信号のうちのいずれかを出力する。
また、スイッチ809〜812、819、820、825,826は、1系統の入力とA及びBの2系統の出力を有するスイッチであり、スイッチ切替制御部123の制御に応じて、入力された信号をAまたはBのいずれかから出力する。
シリアライザ811〜818は、2系統の入力をシリアライズ(直列化)する。
スイッチ切替制御部223は、図3に示すように、スイッチ801,803,804に対しては、SDが705であった場合にAを、SDが705及び710であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。また、図3に示すように、スイッチ802,805,806に対しては、SDが701であった場合にAを、SDが701及び706であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。また、図3に示すように、スイッチ807,808に対しては、SDが701であった場合にAを、SDが701,703,706,708であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。また、図3に示すように、スイッチ809,810に対しては、SDが705であった場合にAを、SDが701であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。また、図3に示すように、スイッチ811〜815に対しては、SDが701或いは705であった場合にAを、SDが701,703,706,708であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。また、図3に示すように、スイッチ815〜826に対しては、SDが701或いは705であった場合にAを、SDが702、704、707,709であった場合にBを選択させるように制御するように構成されている。
このようなスイッチ制御により、受信した分割画像データが均等に画像合成部へと入力される。
ステップST14:
画像合成部23は、ステップST13におけるスイッチ制御により実現した伝送ライン221によるルートを通って取得した、分割された画像データを合成する。分割された画像データは、フレーム単位で2分割され、さらにスキャンライン単位で2分割されているため、これらを逆の手順で合成することにより、合成画像データが得られる。
以上説明したような動作により、受信機2は、送信機1が分割して送信した動画像データを好適に取得し、合成して元の動画像データを得ることができる。
以下、本実施形態の送受信装置100において、図4に示したような各種動画像データを送受信する場合の具体例について説明する。
(1)2k1k、30pの動画像データの送信の場合
まず、2k1k、30pの動画像データを送信機1で送信する場合について説明する。
ビットレート判別部111は、2k1k、30pの動画像データが入力された場合には、RGBごとに8ビット有する場合には1.782Gbpsであり、10ビットの場合には2.2275Gbpsであり、12ビットの場合には2.673Gbpsのビットレートを有する動画像データであると判別することになる。
また、PLL回路114が、バスクロックのカウント結果(CC)とシステムクロックを生成する。
PLL回路114における各種信号のタイムチャートの一例を図8に示す。
図8は、2k1k、30pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路114における各種信号のタイムチャートの一例である。
図8において、「VCO」はVCO401の出力信号であり、「Bus CLK」は入力されるバスクロックであり、「Register」はバスクロックのカウント結果CCであり、「VCO/N(Nは整数)」はVCO401の出力信号をN=CCで除算して得られるシステムクロックであり、「Phase Detect」は位相比較器402の出力信号である。
また、図8(a)がRGB(YCC)毎のビット数が8ビットである場合のタイムチャート、図8(b)がRGB(YCC)毎のビット数が10ビットである場合のタイムチャート、図8(c)がRGB(YCC)毎のビット数が12ビットである場合のタイムチャートを示している。
図8に示すように、2k1k、30pの動画像データの場合、バスクロックのカウント結果CCは、192、154、128のいずれかの値となる。
PLL114が生成したCCの値は、図5のフローチャートにおいて説明したように、スイッチ切替制御部123に入力され、スイッチ切替制御部123はCCに応じてスイッチの切り替えを制御することになる。
スイッチ切替制御部123は、図2に示す判断基準に従って、全てのスイッチに対してAを選択させるようにスイッチ501〜526を制御する。結果、分割された動画像データは図9に示すルートαを通ることになる。
図9は、2k1k、30pの動画像データを送信する際の送信機1におけるスイッチ機構122の切り替えを説明するための図である。
図9において太線αで示したルートを通って、データ分割部112により分割された動画像データは伝送ライン121上を順次伝送される。
そして、光電変換制御部132が、CCに応じて送信に使用する光電変換器をオンにする。すなわち、2k1k、30pの動画像データの場合には、CCは128、154、192のいずれかであるため、上述した判断基準に従って、光電変換器605のみをオンにする。
以上説明した動作により、送信機1において、2k1k、30pの動画像データは、1本の伝送速度2.5Gbpsのケーブル3により送信されることになる。
図4に示すように、2k1k、30pの動画像データを送信するために必要な伝送速度は、RGB(YCC)ごとに8ビットの場合で1.782Gbps、10ビットの場合で2.2275Gbps、12ビットの場合で2.673Gbpsであるため、適正な伝送速度で送信を行うことができるようになっている、といえる。
(2)2k1k、30pの動画像データの受信の場合
まず、光電変換部211が送信機1から送信されたデータを受信したら、受信判別部212が受信に使用した光電変換器を判別する。
2k1k、30pの動画像データの受信の場合、2.5Gbpsのケーブル3を使用して動画像データは送信機1から送信され、2.5Gbpsのケーブル3に接続された光電変換器705が受信を行うことになる。したがって、受信判別部212が生成するパラメータSDは705となる。
次に、スイッチ切替制御部223は、パラメータSDに応じてスイッチ機構222を切り替える。
スイッチ切替制御部123は、図3に示す判断基準に従って、全てのスイッチに対してAを選択させるようにスイッチ801〜826を制御する。結果、分割された動画像データは図10に示すルートβを通ることになる。
図10は、2k1k、30pの動画像データを受信する際の受信機2におけるスイッチ機構222の切り替えを説明するための図である。
図10において太線βで示したルートを通って、送信機1から受信した分割された動画像データは伝送ライン221上を順次伝送される。
そして、画像合成部23が分割された画像データを合成し、出力する。
以上説明した動作により、送信機1から送信された分割された2k1k、30pの動画像データは、好適に送信機2により受信され、合成されて出力される。これにより。好適な受信が行われる。
(3)2k1k、60pの動画像データの送信の場合
次に、2k1k、60pの動画像データを送信機1で送信する場合について説明する。
ビットレート判別部111は、2k1k、60pの動画像データが入力された場合には、RGBごとに8ビット有する場合には3.564Gbpsであり、10ビットの場合には4.455Gbpsであり、12ビットの場合には5.346Gbpsのビットレートを有する動画像データであると判別することになる。
また、PLL回路114が、バスクロックのカウント結果(CC)とシステムクロックを生成する。
図11は、2k1k、60pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路114における各種信号のタイムチャートの一例である。
図11(a)がRGB(YCC)毎のビット数が8ビットである場合のタイムチャート、図11(b)がRGB(YCC)毎のビット数が10ビットである場合のタイムチャート、図11(c)がRGB(YCC)毎のビット数が12ビットである場合のタイムチャートを示している。
図11に示すように、2k1k、60pの動画像データの場合、バスクロックのカウント結果CCは、96、77、64のいずれかの値となる。
PLL114が生成したCCの値は、図5のフローチャートにおいて説明したように、スイッチ切替制御部123に入力され、スイッチ切替制御部123はCCに応じてスイッチの切り替えを制御することになる。
スイッチ切替制御部123は、図2に示す判断基準に従って、スイッチ501〜518に対してはAを、スイッチ523、524、526に対してはスイッチBを選択させるようにスイッチ501〜526を制御する。結果、分割された動画像データは図12に示すルートγを通ることになる。
図12は、2k1k、60pの動画像データを送信する際の送信機1におけるスイッチ機構122の切り替えを説明するための図である。
図12において太線γで示したルートを通って、データ分割部112により分割された動画像データは伝送ライン121上を順次伝送される。
そして、光電変換制御部132が、CCに応じて送信に使用する光電変換器をオンにする。すなわち、2k1k、60pの動画像データの場合には、CCは96、77、64のいずれかであるため、上述した判断基準に従って、光電変換器605と610とをオンにする。
以上説明した動作により、送信機1において、2k1k、60pの動画像データは、2本の伝送速度2.5Gbpsのケーブル3により送信されることになる。
図4に示すように、2k1k、60pの動画像データを送信するために必要な伝送速度は、RGB(YCC)ごとに8ビットの場合で3.564Gbps、10ビットの場合で4.455Gbps、12ビットの場合で5.346Gbpsであるため、適正な伝送速度(2.5Gbpsのケーブル2本、すなわち約5Gbps)で送信を行うことができるようになっている、といえる。
(4)2k1k、60pの動画像データの受信の場合
まず、光電変換部211が送信機1から送信されたデータを受信したら、受信判別部212が受信に使用した光電変換器を判別する。
2k1k、60pの動画像データの受信の場合、2本の2.5Gbpsのケーブル3を使用して動画像データは送信機1から送信され、2本の2.5Gbpsのケーブル3に接続された光電変換器705及び710が受信を行うことになる。したがって、受信判別部212が生成するパラメータSDは705及び710となる。
次に、スイッチ切替制御部223は、パラメータSDに応じてスイッチ機構222を切り替える。
スイッチ切替制御部123は、図3に示す判断基準に従って、スイッチ801、803、に対してBを、スイッチ808〜826までの全てのスイッチに対してAを選択させるようにスイッチ801〜826を制御する。結果、分割された動画像データは図13に示すルートδを通ることになる。
図13は、2k1k、30pの動画像データを受信する際の受信機2におけるスイッチ機構222の切り替えを説明するための図である。
図13において太線δで示したルートを通って、送信機1から受信した分割された動画像データは伝送ライン221上を順次伝送される。
そして、画像合成部23が分割された画像データを合成し、出力する。
以上説明した動作により、送信機1から送信された分割された2k1k、60pの動画像データは、好適に送信機2により受信され、合成されて出力される。これにより。好適な受信が行われる。
(5)2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データの送信の場合
次に、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データを送信機1で送信する場合について説明する。
図4に示すように、2k1k、120pの動画像データと、4k2k、30pの動画像データとは、同じビットレートを有する。
すなわち、ビットレート判別部111は、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データが入力された場合には、RGBごとに8ビット有する場合には7.128Gbpsであり、10ビットの場合には8.91Gbpsであり、12ビットの場合には10.692Gbpsのビットレートを有する動画像データであると判別することになる。
また、PLL回路114が、バスクロックのカウント結果(CC)とシステムクロックを生成する。
図14は、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路114における各種信号のタイムチャートの一例である。
図14(a)がRGB(YCC)毎のビット数が8ビットである場合のタイムチャート、図14(b)がRGB(YCC)毎のビット数が10ビットである場合のタイムチャート、図14(c)がRGB(YCC)毎のビット数が12ビットである場合のタイムチャートを示している。
図14に示すように、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データの場合、バスクロックのカウント結果CCは、48、38、32のいずれかの値となる。
PLL114が生成したCCの値は、図5のフローチャートにおいて説明したように、スイッチ切替制御部123に入力され、スイッチ切替制御部123はCCに応じてスイッチの切り替えを制御することになる。
スイッチ切替制御部123は、図2に示す判断基準に従って、スイッチ501〜516、519〜522、525に対してはAを、スイッチ517、518に対してはスイッチBを選択させるようにスイッチ501〜526を制御する。結果、分割された動画像データは図15に示すルートεを通ることになる。
図15は、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データを送信する際の送信機1におけるスイッチ機構122の切り替えを説明するための図である。
図15において太線εで示したルートを通って、データ分割部112により分割された動画像データは伝送ライン121上を順次伝送される。
そして、光電変換制御部132が、CCに応じて送信に使用する光電変換器をオンにする。すなわち、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データの場合には、CCは48、38、32のいずれかであるため、上述した判断基準に従って、光電変換器601のみをオンにする。
以上説明した動作により、送信機1において、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データは、1本の伝送速度10Gbpsのケーブル3により送信されることになる。
図4に示すように、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データを送信するために必要な伝送速度は、RGB(YCC)ごとに8ビットの場合で7.128Gbps、10ビットの場合で8.91Gbps、12ビットの場合で10.692Gbpsであるため、適正な伝送速度(10Gbpsのケーブル1本、すなわち約10Gbps)で送信を行うことができるようになっている、といえる。
(6)2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データの受信の場合
まず、光電変換部211が送信機1から送信されたデータを受信したら、受信判別部212が受信に使用した光電変換器を判別する。
2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データの受信の場合、1本の10Gbpsのケーブル3を使用して動画像データは送信機1から送信され、1本の10Gbpsのケーブル3に接続された光電変換器701が受信を行うことになる。したがって、受信判別部212が生成するパラメータSDは701となる。
次に、スイッチ切替制御部223は、パラメータSDに応じてスイッチ機構222を切り替える。
スイッチ切替制御部123は、図3に示す判断基準に従って、スイッチ802、805〜808、811〜826に対してAを、スイッチ809、810に対してBを選択させるようにスイッチ801〜826を制御する。結果、分割された動画像データは図16に示すルートζを通ることになる。
図16は、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データを受信する際の受信機2におけるスイッチ機構222の切り替えを説明するための図である。
図16において太線ζで示したルートを通って、送信機1から受信した分割された動画像データは伝送ライン221上を順次伝送される。
そして、画像合成部23が分割された画像データを合成し、出力する。
以上説明した動作により、送信機1から送信された分割された2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データは、好適に送信機2により受信され、合成されて出力される。これにより。好適な受信が行われる。
(7)2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データの送信の場合
次に、2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データを送信機1で送信する場合について説明する。
図4に示すように、2k1k、240pの動画像データと、4k2k、60pの動画像データとは、同じビットレートを有する。
すなわち、ビットレート判別部111は、2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データが入力された場合には、RGBごとに8ビット有する場合には14.256Gbpsであり、10ビットの場合には17.82Gbpsであり、12ビットの場合には21.384Gbpsのビットレートを有する動画像データであると判別することになる。
また、PLL回路114が、バスクロックのカウント結果(CC)とシステムクロックを生成する。
図17は、2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路114における各種信号のタイムチャートの一例である。
図17(a)がRGB(YCC)毎のビット数が8ビットである場合のタイムチャート、図17(b)がRGB(YCC)毎のビット数が10ビットである場合のタイムチャート、図17(c)がRGB(YCC)毎のビット数が12ビットである場合のタイムチャートを示している。
図17に示すように、2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データの場合、バスクロックのカウント結果CCは、24、19、16のいずれかの値となる。
PLL114が生成したCCの値は、図5のフローチャートにおいて説明したように、スイッチ切替制御部123に入力され、スイッチ切替制御部123はCCに応じてスイッチの切り替えを制御することになる。
スイッチ切替制御部123は、図2に示す判断基準に従って、スイッチ501〜516、519、520に対してはAを、スイッチ517、518、521,522,525に対してはスイッチBを選択させるようにスイッチ501〜526を制御する。結果、分割された動画像データは図17に示すルートηを通ることになる。
図18は、2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データを送信する際の送信機1におけるスイッチ機構122の切り替えを説明するための図である。
図18において太線ηで示したルートを通って、データ分割部112により分割された動画像データは伝送ライン121上を順次伝送される。
そして、光電変換制御部132が、CCに応じて送信に使用する光電変換器をオンにする。すなわち、2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データの場合には、CCは24、19、16のいずれかであるため、上述した判断基準に従って、光電変換器601及び606をオンにする。
以上説明した動作により、送信機1において、2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データは、2本の伝送速度10Gbpsのケーブル3により送信されることになる。
図4に示すように、2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データを送信するために必要な伝送速度は、RGB(YCC)ごとに8ビットの場合で14.256Gbps、10ビットの場合で17.82Gbps、12ビットの場合で21.384Gbpsであるため、適正な伝送速度(10Gbpsのケーブル2本、すなわち約20Gbps)で送信を行うことができるようになっている、といえる。
(8)2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データの受信の場合
まず、光電変換部211が送信機1から送信されたデータを受信したら、受信判別部212が受信に使用した光電変換器を判別する。
2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データの受信の場合、2本の10Gbpsのケーブル3を使用して動画像データは送信機1から送信され、2本の10Gbpsのケーブル3に接続された光電変換器701及び706が受信を行うことになる。したがって、受信判別部212が生成するパラメータSDは701及び706となる。
次に、スイッチ切替制御部223は、パラメータSDに応じてスイッチ機構222を切り替える。
スイッチ切替制御部123は、図3に示す判断基準に従って、スイッチ807,808、811〜826に対してAを、スイッチ802、805、806、809、810に対してBを選択させるようにスイッチ801〜826を制御する。結果、分割された動画像データは図19に示すルートθを通ることになる。
図19は、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データを受信する際の受信機2におけるスイッチ機構222の切り替えを説明するための図である。
図19において太線θで示したルートを通って、送信機1から受信した分割された動画像データは伝送ライン221上を順次伝送される。
そして、画像合成部23が分割された画像データを合成し、出力する。
以上説明した動作により、送信機1から送信された分割された2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データは、好適に送信機2により受信され、合成されて出力される。これにより。好適な受信が行われる。
(9)4k2k、120pの動画像データの送信の場合
次に、4k2k、120pの動画像データを送信機1で送信する場合について説明する。
すなわち、ビットレート判別部111は、4k2k、120pの動画像データが入力された場合には、RGBごとに8ビット有する場合には28.512Gbpsであり、10ビットの場合には35.64Gbpsであり、12ビットの場合には42.768Gbpsのビットレートを有する動画像データであると判別することになる。
また、PLL回路114が、バスクロックのカウント結果(CC)とシステムクロックを生成する。
図20は、4k2k、120pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路114における各種信号のタイムチャートの一例である。
図20(a)がRGB(YCC)毎のビット数が8ビットである場合のタイムチャート、図20(b)がRGB(YCC)毎のビット数が10ビットである場合のタイムチャート、図20(c)がRGB(YCC)毎のビット数が12ビットである場合のタイムチャートを示している。
図20に示すように、4k2k、120pの動画像データの場合、バスクロックのカウント結果CCは、12、10、8のいずれかの値となる。
PLL114が生成したCCの値は、図5のフローチャートにおいて説明したように、スイッチ切替制御部123に入力され、スイッチ切替制御部123はCCに応じてスイッチの切り替えを制御することになる。
スイッチ切替制御部123は、図2に示す判断基準に従って、スイッチ501〜512に対してはAを、スイッチ513〜516、519〜522、525に対してはスイッチBを選択させるようにスイッチ501〜526を制御する。結果、分割された動画像データは図20に示すルートιを通ることになる。
図21は、4k2k、120pの動画像データを送信する際の送信機1におけるスイッチ機構122の切り替えを説明するための図である。
図21において太線ιで示したルートを通って、データ分割部112により分割された動画像データは伝送ライン121上を順次伝送される。
そして、光電変換制御部132が、CCに応じて送信に使用する光電変換器をオンにする。すなわち、4k2k、120pの動画像データの場合には、CCは12、10、8のいずれかであるため、上述した判断基準に従って、4個の光電変換器601、603、606及び608をオンにする。
以上説明した動作により、送信機1において、4k2k、120pの動画像データは、4本の伝送速度10Gbpsのケーブル3により送信されることになる。
図4に示すように、4k2k、120pの動画像データを送信するために必要な伝送速度は、RGB(YCC)ごとに8ビットの場合で28.512Gbps、10ビットの場合で35.64Gbps、12ビットの場合で42.768Gbpsであるため、適正な伝送速度(10Gbpsのケーブル4本、すなわち約40Gbps)で送信を行うことができるようになっている、といえる。
(10)4k2k、120pの動画像データの受信の場合
まず、光電変換部211が送信機1から送信されたデータを受信したら、受信判別部212が受信に使用した光電変換器を判別する。
4k2k、120pの動画像データの受信の場合、4本の10Gbpsのケーブル3を使用して動画像データは送信機1から送信され、4本の10Gbpsのケーブル3に接続された光電変換器701、703、706及び708が受信を行うことになる。したがって、受信判別部212が生成するパラメータSDは701、703、706、708となる。
次に、スイッチ切替制御部223は、パラメータSDに応じてスイッチ機構222を切り替える。
スイッチ切替制御部123は、図3に示す判断基準に従って、スイッチ815〜826に対してAを、スイッチ802、805〜808、811〜814に対してBを選択させるようにスイッチ801〜826を制御する。結果、分割された動画像データは図22に示すルートκを通ることになる。
図22は、4k2k、120pの動画像データを受信する際の受信機2におけるスイッチ機構222の切り替えを説明するための図である。
図22において太線κで示したルートを通って、送信機1から受信した分割された動画像データは伝送ライン221上を順次伝送される。
そして、画像合成部23が分割された画像データを合成し、出力する。
以上説明した動作により、送信機1から送信された分割された4k2k、120pの動画像データは、好適に送信機2により受信され、合成されて出力される。これにより。好適な受信が行われる。
(11)4k2k、240pの動画像データの送信の場合
次に、4k2k、240pの動画像データを送信機1で送信する場合について説明する。
すなわち、ビットレート判別部111は、4k2k、240pの動画像データが入力された場合には、RGBごとに8ビット有する場合には57.024Gbpsであり、10ビットの場合には71.28Gbpsであり、12ビットの場合には85.536Gbpsのビットレートを有する動画像データであると判別することになる。
また、PLL回路114が、バスクロックのカウント結果(CC)とシステムクロックを生成する。
図23は、4k2k、240pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路114における各種信号のタイムチャートの一例である。
図23(a)がRGB(YCC)毎のビット数が8ビットである場合のタイムチャート、図23(b)がRGB(YCC)毎のビット数が10ビットである場合のタイムチャート、図23(c)がRGB(YCC)毎のビット数が12ビットである場合のタイムチャートを示している。
図23に示すように、4k2k、240pの動画像データの場合、バスクロックのカウント結果CCは、6、5、4のいずれかの値となる。
PLL114が生成したCCの値は、図5のフローチャートにおいて説明したように、スイッチ切替制御部123に入力され、スイッチ切替制御部123はCCに応じてスイッチの切り替えを制御することになる。
スイッチ切替制御部123は、図2に示す判断基準に従って、スイッチ501〜516、519〜522,525に対してスイッチBを選択させるようにスイッチ501〜526を制御する。結果、分割された動画像データは図24に示すルートλを通ることになる。
図24は、4k2k、240pの動画像データを送信する際の送信機1におけるスイッチ機構122の切り替えを説明するための図である。
図24において太線λを示したルートを通って、データ分割部112により分割された動画像データは伝送ライン121上を順次伝送される。
そして、光電変換制御部132が、CCに応じて送信に使用する光電変換器をオンにする。すなわち、4k2k、240pの動画像データの場合には、CCは6、5、4のいずれかであるため、上述した判断基準に従って、4個の光電変換器601〜604、606〜609をオンにする。
以上説明した動作により、送信機1において、4k2k、240pの動画像データは、8本の伝送速度10Gbpsのケーブル3により送信されることになる。
図4に示すように、4k2k、240pの動画像データを送信するために必要な伝送速度は、RGB(YCC)ごとに8ビットの場合で57.024Gbps、10ビットの場合で71.28Gbps、12ビットの場合で85.536Gbpsであるため、適正な伝送速度(10Gbpsのケーブル8本、すなわち約80Gbps)で送信を行うことができるようになっている、といえる。
(12)4k2k、240pの動画像データの受信の場合
まず、光電変換部211が送信機1から送信されたデータを受信したら、受信判別部212が受信に使用した光電変換器を判別する。
4k2k、240pの動画像データの受信の場合、8本の10Gbpsのケーブル3を使用して動画像データは送信機1から送信され、8本の10Gbpsのケーブル3に接続された光電変換器701〜704、706〜709が受信を行うことになる。したがって、受信判別部212が生成するパラメータSDは701〜704、706〜709となる。
次に、スイッチ切替制御部223は、パラメータSDに応じてスイッチ機構222を切り替える。
スイッチ切替制御部123は、図3に示す判断基準に従って、スイッチ802、805〜808、811〜826に対してBを選択させるようにスイッチ801〜826を制御する。結果、分割された動画像データは図25に示すルートμを通ることになる。
図25は、4k2k、240pの動画像データを受信する際の受信機2におけるスイッチ機構222の切り替えを説明するための図である。
図25において太線μで示したルートを通って、送信機1から受信した分割された動画像データは伝送ライン221上を順次伝送される。
そして、画像合成部23が分割された画像データを合成し、出力する。
以上説明した動作により、送信機1から送信された分割された4k2k、240pの動画像データは、好適に送信機2により受信され、合成されて出力される。これにより。好適な受信が行われる。
以上説明したように、本実施形態の送受信装置100によれば、送信機1は動画像データを均等に複数に分割し、動画像データの入力のバスクロックに応じてスイッチ切替制御部123が切り替えるスイッチ機構122により異なる伝送ライン121を介して伝送する。そして、動画像データのバスクロックに応じた数の光電変換器601〜610をオンにし、動画像データのビットレートに応じた伝送速度で1つまたは複数のケーブル3を使用して伝送する。これにより、各種動画像データを、1つの送信機1によって、適切な伝送速度で送信を行うことができるようになる。
また、本実施形態の送受信装置100によれば、受信機2は、送信機1が分割して送信した動画像データを1つまたは複数のケーブル3を介して受信し、受信に使用した光電変換器701〜710の個数に応じてスイッチ切替制御部223が切り替えるスイッチ機構222により異なる伝送ライン221を介して伝送する。そして、画像合成部23が分割された動画像データを合成して出力する。これにより、送信機1から分割して送信された動画像データを好適に受信して元のデータへ戻すことができる。
なお、上述した実施形態では入力された動画像データを8個に分割して送受信を行っていたが、本発明はこれには限定されない。すなわち、例えば2のn乗個(nは正の整数)に分割して送信するようにしてもよい。ただし、この場合は、スイッチの数をこれに応じて増減させればよい。
また、上述した実施形態では、送受信装置100において送受信を行うデータを動画像データとしたが、本発明はこれには限定されない。すなわち、本発明の送受信装置は、他の大容量データの送受信時にも利用可能である。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、本発明の実施に際しては、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し様々な変更並びに代替を行ってもよい。
図1は、送受信装置の構成の一例を示したブロック図である。 図2は、送信機の構成の一例を示したブロック図である。 図3は、受信機の構成の一例を示したブロック図である。 図4は、送信機から受信機へと送信される動画像データの例を示した図である。 図5は、動画像データが入力された場合の送信機の動作例を示したフローチャートである。 図6は、PLL回路の構成の一例を示した図である。 図7は、動画像データ受信時の受信機の動作例を示したフローチャートである。 図8は、2k1k、30pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路における各種信号のタイムチャートの一例である。 図9は、2k1k、30pの動画像データを送信する際の送信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。 図10は、2k1k、30pの動画像データを受信する受信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。 図11は、2k1k、60pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路における各種信号のタイムチャートの一例である。 図12は、2k1k、60pの動画像データを送信する際の送信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。 図13は、2k1k、60pの動画像データを受信する受信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。 図14は、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路における各種信号のタイムチャートの一例である。 図15は、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データを送信する際の送信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。 図16は、2k1k、120p或いは4k2k、30pの動画像データを受信する受信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。 図17は、2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路における各種信号のタイムチャートの一例である。 図18は、2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データを送信する際の送信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。 図19は、2k1k、240p或いは4k2k、60pの動画像データを受信する受信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。 図20は、4k2k、120pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路における各種信号のタイムチャートの一例である。 図21は、4k2k、120pの動画像データを送信する際の送信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。 図22は、4k2k、120pの動画像データを受信する受信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。 図23は、4k2k、240pの動画像データのバスクロックを入力した場合の、PLL回路における各種信号のタイムチャートの一例である。 図24は、4k2k、240pの動画像データを送信する際の送信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。 図25は、4k2k、240pの動画像データを受信する受信機におけるスイッチ切替の様子を説明するための図である。
符号の説明
100…送受信装置、1…送信機、11…ドライブ、111…ビットレート判別部、112…データ分割部、113…データ出力部、114…PLL回路、12…伝送経路部、121…伝送ライン、122…スイッチ機構、123…スイッチ切替制御部、13…送信部、131…光電変換部、132…光電変換制御部、2…受信機、21…受信部、211…光電変換部、212…受信判別部、22…伝送経路部、23…画像合成部、221…伝送ライン、222…スイッチ機構、223…スイッチ切替制御部、3…ケーブル、401…VCO、402…位相比較器、403…ループフィルタ、404…レジスタ、405…ピークホルダ、501-526…スイッチ、601-610…光電変換器、701-710…光電変換器、801-826…スイッチ

Claims (11)

  1. データの入力を受け付けるデータ入力部と、
    複数の伝送経路を有する伝送経路部と、
    前記伝送経路部を介して伝送された前記データを送信する送信部と、
    を有し、
    前記データ入力部は、入力されたデータを所定数に分割するデータ分割部と、データ入力時のバスクロックをカウントするカウント部と、を有し、
    前記伝送経路部は、前記カウント部がカウントしたカウント結果に基づいて、前記データ分割部によって分割されたデータの伝送経路を決定する
    送信装置。
  2. 前記伝送経路部は、
    前記複数の伝送経路を形成し、前記分割されたデータを伝送する複数の伝送ラインと、
    2つ以上の入力のうちのいずれか、或いは、2つ以上の出力のうちのいずれかを切り替え可能であり、前記伝送ラインと接続されたスイッチと、
    前記カウント結果に基づいて、前記スイッチを切り替えて前記複数の伝送経路のうちのいずれか1つの経路を前記伝送ラインと前記スイッチとにより構成するスイッチ切替制御部と、
    を有する請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記カウント部は、前記バスクロックをレジスタでカウントするPLL回路を有する
    請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記送信部は、前記複数の伝送経路に接続された複数の出力部と、前記カウント結果に基づいてオンする出力部を決定する出力制御部とを有する
    請求項2に記載の送信装置。
  5. 分割されたデータを受信する受信部と、
    複数の伝送経路を有する伝送経路部と、
    前記伝送経路部を介して伝送された前記分割されたデータを合成して出力する合成部と、
    を有し、
    前記受信部は、複数の受信経路に接続され、
    前記伝送経路部は、前記複数の受信経路のいずれにより前記データを受信したかに応じて前記受信したデータの伝送経路を決定する
    受信装置。
  6. 前記伝送経路部は、
    前記受信したデータを伝送する複数の伝送ラインと、
    2つ以上の入力のうちのいずれか、或いは、2つ以上の出力のうちのいずれかを切り替え可能であり、前記伝送ラインと接続されたスイッチと、
    前記複数の受信経路のいずれにより前記データを受信したかに応じて、前記スイッチを切り替えて前記複数の伝送経路のうちのいずれか1つの経路を前記伝送ラインと前記スイッチとにより構成するスイッチ切替制御部と、
    を有する請求項5に記載の受信装置。
  7. データの入力を受け付け、当該データを分割して送信する送信機と、
    前記送信装置により分割されて送信された前記データを受信し、合成して元のデータを出力する受信機と、
    を有し、
    前記送信機は、入力されたデータを所定数に分割するデータ分割部と、データ入力時のバスクロックをカウントするカウント部と、を有する前記データ入力部と、複数の第1の伝送経路を有し、前記カウント部がカウントしたカウント結果に基づいて、前記データ分割部によって分割されたデータの伝送経路を決定する第1の伝送経路部と、前記第1の伝送経路部を介して伝送された前記データを送信する送信部と、を有し、
    前記受信機は、前記送信部が送信した前記分割されたデータを複数の受信経路から受信する受信部と、複数の第2の伝送経路を有し、前記複数の受信経路のいずれにより前記データを受信したかに応じて前記受信したデータの伝送経路を決定する第2の伝送経路部と、前記第2の伝送経路部を介して伝送された前記分割されたデータを合成して出力する合成部と、を有する
    送受信システム。
  8. データの入力を受け付け、所定数に分割する第1の工程と、
    前記データ入力時のバスクロックをカウントする第2の工程と、
    複数の伝送経路を有する伝送経路部において、前記第2の工程においてカウントされたバスクロックのカウント結果に応じて前記伝送経路のいずれかを選択する第3の工程と、
    前記第3の工程において選択された伝送経路を介して伝送された、前記分割されたデータを複数の送信経路のいずれかを介して送信する第4の工程と、
    を有する送信方法。
  9. 複数の受信経路のいずれかを介して、分割されたデータを受信する第1の工程と、
    前記複数の受信経路のうちのいずれを介してデータを受信したかを判別する第2の工程と、
    複数の伝送経路を有する伝送経路部において、前記第2の工程において判別された、前記複数の受信経路のうちデータを受信した受信経路に応じて前記伝送経路のいずれかを選択する第3の工程と、
    前記第3の工程において選択された前記伝送経路を介して伝送された、前記分割されたデータを合成する第4の工程と、
    を有する受信方法。
  10. 画像データの入力を受け付け、入力された画像データのビットレートに応じて所定数に分割するとともに、前記画像データ入力時のバスクロックをカウントするデータ入力部と、
    所定数に分割された画像データのそれぞれを伝送する複数の伝送ラインを有し、前記複数の伝送ラインにおいて複数の伝送経路のうちの1つを前記データ入力部がカウントした前記バスクロックのカウント結果に応じて選択する伝送経路部と、
    前記伝送経路部において選択された伝送経路を介して伝送された、前記所定数に分割された画像データを、複数の送信経路のうちの当該伝送経路に応じた送信経路を介して送信する送信部と、
    を有する画像データ送信装置。
  11. 所定の画像データ送信装置に複数の受信経路を介して接続され、当該受信経路のうちのいずれかを介して送信された、分割された画像データを受信する受信部と、
    前記受信経路に応じた複数の伝送経路を有し、前記画像データを受信した受信経路に応じて前記複数の伝送経路のうちのいずれかを選択する伝送経路部と、
    前記伝送経路部を介して伝送された前記画像データを合成して出力する合成部と、
    を有する画像データ受信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011093266A1 (ja) 2010-01-28 2011-08-04 株式会社ブリヂストン タイヤ
WO2023035115A1 (en) * 2021-09-07 2023-03-16 Huawei Technologies Co., Ltd. Communication interface and method for seamless data communication over multilane communication link

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