JP2010016197A - フレキシブル基板の接続構造、光ピックアップ装置およびフレキシブル基板の端部処理方法 - Google Patents

フレキシブル基板の接続構造、光ピックアップ装置およびフレキシブル基板の端部処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接続対象基板にフレキシブル基板を重ねた状態で確実に接続し、接続対象基板とフレキシブル基板との接続に対する信頼性を向上することができるフレキシブル基板の接続構造、光ピックアップ装置およびフレキシブル基板の端部処理方法を提供する。
【解決手段】接続対象とする一方のフレキシブル基板25上に、複数の配線層毎に接続補助部が形成される他方のフレキシブル基板21の一端部を重ねて載置し、半田付けすることによって各複数の配線層間にわたる半田32を形成して、高い接合強度の接続部33を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレキシブル基板(Flexible Printed Circuits;略称FPC)を他の配線基板に確実に接続するためのフレキシブル基板の接続構造、それによって接続されたフレキシブル基板を具備する光ピックアップ装置およびフレキシブル基板の端部処理方法に関する。
図9は従来技術のフレキシブル基板の接続構造を示す斜視図であり、図10は図9の切断面線X−Xから見た断面図であり、この先行技術は特許文献1に開示されている。光ピックアップ装置は、対物レンズを保持し、光源、フォーカシングコイルおよびトラッキングコイルなどを具備した光ピックアップ本体に接続される第1フレキシブル基板1と、この第1フレキシブル基板1に接続される接続対象基板としての第2フレキシブル基板2とを有し、これらのフレキシブル基板1,2は、前記光ピックアップ本体がターンテーブルに搭載されたディスク状記録媒体の一半径線に沿うトラッキング方向の移動に追従して変形することによって、光ピックアップ本体の移動を許容し、光ピックアップ本体と筐体側の回路基板とを電気的に接続するように構成されている。
このような第1および第2フレキシブル基板1,2間の接続は、第1フレキシブル基板1の一端部3を第2フレキシブル基板2の一端部4上に重ねて配置し、第1フレキシブル基板1の各配線層5と第2フレキシブル基板2の各配線層6とにわたって、半田7によって接続されている。
特開2007−5387号公報
このような先行技術では、第1フレキシブル基板1の一端部3を第2フレキシブル基板2の一端部4上に重ねると、第1フレキシブル基板1の厚みによって段差が生じ、段差が発生した箇所に溶融半田を確実に付着させることが困難であるため、接続不良の原因となってしまう。また、仮に良好な半田付けが行えたとしても、2枚のフレキシブル基板1,2を重ねた箇所には前記段差が発生しているため、半田7と第2フレキシブル基板2との間には空洞8が生じ、半田7のクラック等による接続不良の発生原因になってしまうという問題がある。
本発明の目的は、接続対象基板にフレキシブル基板を重ねた状態で確実に接続し、接続対象基板とフレキシブル基板との接続に対する信頼性を向上することができるフレキシブル基板の接続構造、光ピックアップ装置およびフレキシブル基板の端部処理方法を提供することである。
本発明は、配線層が形成される接続対象基板上に、フレキシブル基板の一端部を積重して、接続対象基板の配線層と前記フレキシブル基板の配線層とを半田付けによって電気的に接続するためのフレキシブル基板の接続構造であって、
前記フレキシブル基板の一端部には、導電性材料から成り、前記一端部の配線層から端面に沿って厚み方向に延びる接続補助部が設けられることを特徴とするフレキシブル基板の接続構造である。
本発明に従えば、フレキシブル基板の一端部に導電性材料から成る接続補助部が設けられる。この接続補助部は、フレキシブル基板の一端部において、配線層に連なり、端面に沿って厚み方向に延びる。したがって、接続対象基板とフレキシブル基板とを接続するに際して、接続対象基板上にフレキシブル基板の一端部を積重して、接続対象基板の各配線層とフレキシブル基板の一端部の各配線層とにわたって溶融した半田が供給されると、その溶融した半田は接続補助部上にも付着して硬化し、前記従来技術のように、接続対象基板上におけるフレキシブル基板の厚みによる段差に起因する空洞を発生せずに、接続対象基板の各配線層とフレキシブル基板の一端部の各配線層とを半田によって確実に接続することができる。このように接続対象基板の各配線層とフレキシブル基板の一端部の各配線層とが接続補助部を介して確実に接続されるので、接続対象基板とフレキシブル基板との接続に対する信頼性を向上することができる。
また本発明は、前記フレキシブル基板は、両面に各1層の配線層を有し、各配線層は前記接続補助部によって電気的に接続されることを特徴とする。
本発明に従えば、前記フレキシブル基板には両面に各1層の配線層が形成されるので、フレキシブル基板の一端部が接続対象基板上に積重されると、接続対象基板の各配線層と、フレキシブル基板の一端部における前記接続対象基板に対向する側の配線層とが接触した状態となる。また、接続補助部は、フレキシブル基板の一端部の端面に沿って形成されるので、フレキシブル基板の前記接続対象基板に臨む一方の配線層と、この一方の配線層とは反対側の他方の配線層とにわたって前記接続補助部が延在し、その接続補助部上に半田が付着し、両面に各1層の配線層が形成される厚みの大きなフレキシブル基板であっても、段差による空洞を生じることなく、確実な接続を実現することができる。
また本発明の前記接続補助部は、銅または銅を主成分とする導電性材料から成ることを特徴とする。
また本発明は、前記接続補助部は、銅または銅を主成分とする導電性材料から成り、表面がニッケルめっきまたは金めっきされていることを特徴とする。
本発明に従えば、接続補助部が銅または銅を主成分とする導電性材料から成るので、接続対象基板の各配線層とフレキシブル基板の各配線層とを、可及的に小さい電気抵抗で接続することができる。
また本発明は、前記接続補助部は、フレキシブル基板の厚み方向に垂直な断面が凹状に形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、接続補助部の断面が凹状とされるので、接続対象基板上でフレキシブル基板の厚みによる空洞の発生が防がれる。また半田との接触面積が大きくなり、接続部の機械的な接続強度を大きくすることができるとともに、より確実な電気的接続状態を実現することができる。
また本発明は、前記接続補助部は、フレキシブル基板の前記接続対象基板に臨む一方の表面から他方の表面に向かって前記端面から退避する方向に傾斜して形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、接続補助部が傾斜して形成されるので、接続対象基板上でフレキシブル基板の厚みによる空洞の発生が防がれる。また傾斜に応じて半田との接触面積が増加し、これによって機械的な接続強度を大きくし、電気的な接続状態の信頼性を向上することができる。
また本発明は、前記接続補助部は、フレキシブル基板の厚み方向に垂直な断面が凹状に形成され、この凹状の前記端面に隣接する両端部分が、フレキシブル基板の前記接続対象基板に臨む一方の表面から他方の表面に向かって前記端面から退避する方向に傾斜して形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、断面が凹状の接続補助部が傾斜して形成されるので、接続対象基板上でフレキシブル基板の厚みによる空洞の発生が防がれる。また半田との接触面積の増加によって、接続部の機械的な接続強度を向上し、より確実な電気的接続状態を実現して、接続に対する信頼性を向上することができる。
また本発明は、前記接続補助部は、フレキシブル基板の厚み方向に垂直な断面が凹状に形成され、この凹状の前記端面に隣接する両端部分の間の中間部分が、フレキシブル基板の前記接続対象基板に臨む一方の表面から他方の表面に向かって前記端面から退避する方向に傾斜して形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、断面が凹状の接続補助部の中間部分が傾斜して形成されるので、接続対象基板上でフレキシブル基板の厚みによる空洞の発生が防がれる。また半田との接触面積の増加によって、接続部の機械的な接続強度を向上し、より確実な電気的接続状態を実現して、接続に対する信頼性を向上することができる。
また本発明は、前記接続対象基板は、前記フレキシブル基板の一端部が積重される領域の配線層の厚みが、前記フレキシブル基板の一端部が積重されない隣接領域における配線層の厚みに比べて、小さく形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、接続対象基板の配線層の厚みが小さく形成されるので、フレキシブル基板の一端部の端面による段差を少なくして、接続対象基板の配線層とフレキシブル基板の配線層との接続強度を向上することができる。
さらに本発明は、前記フレキシブル基板の接続構造を用いて接続されたフレキシブル基板を具備することを特徴とする光ピックアップ装置である。
本発明に従えば、光ピックアップ装置は、前記接続構造を適用して接続対象基板に接続されたフレキシブル基板を具備するので、トラッキング方向に頻繁に移動する光ピックアップ部などに電力供給および信号伝送などを行うために前記フレキシブル基板を好適に実施することができ、断線などの故障の発生を格段に減少させて、信頼性の高い光ピックアップ装置を実現することができる。
さらに本発明は、両面に各1層の配線層を有するフレキシブル基板に、各配線層間にわたって貫通する孔を形成する工程と、
前記孔が形成されたフレキシブル基板の前記孔に臨む内周面に、金属から成るめっき層を形成する工程と、
前記めっき層が形成されたフレキシブル基板を、前記めっき層を分断する位置で長手方向に垂直に切断して、この切断によって形成された端面に前記分断されためっき層の一部から成る接続補助部が残着した端部を形成する工程とを含むことを特徴とするフレキシブル基板の端部処理方法である。
本発明に従えば、両面に各1層の配線層を有するフレキシブル基板に、各配線層間にわたって貫通する孔を形成し、孔に臨む内周面に金属から成る下地層を形成し、下地層に銅または銅を主成分とする導電性材料から成る成長層を形成した後、成長層を分断する位置で、フレキシブル基板を長手方向に垂直に切断することによって、端部に接続補助部が設けられたフレキシブル基板が実現される。
本発明のフレキシブル基板の接続構造によれば、接続対象基板上におけるフレキシブル基板の厚みによる段差に起因する空洞の発生を防止し、接続対象基板の各配線層とフレキシブル基板の一端部の各配線層とを半田によって確実に接続することができ、接続対象基板とフレキシブル基板との接続に対する信頼性を向上することができる。
また本発明の光ピックアップ装置によれば、トラッキング方向に頻繁に移動する光ピックアップ部などに電力供給および信号伝送などを行うに際して、断線などの故障の発生を格段に減少させて、信頼性の高い光ピックアップ装置を実現することができる。
さらに本発明のフレキシブル基板の端部処理方法によれば、両面に各1層の配線層を有するフレキシブル基板に、各配線層間にわたって貫通する孔を形成し、孔に臨む内周面に金属から成るめっき層を形成した後、めっき層を分断する位置で、フレキシブル基板を長手方向に垂直に切断することによって、端部に接続補助部が設けられたフレキシブル基板を容易に実現することができる。
図1は本発明の実施の一形態のフレキシブル基板の接続構造が適用された駆動側フレキシブル基板21を具備する光ピックアップ装置20の簡略化した平面図であり、図2は図1の切断面線II−IIから見た断面図である。なお、図1はディスク状記録媒体を上方から見た平面を示す。本実施形態では、ディスク状記録媒体に記録された信号の再生またはディスク状記録媒体に情報を記録するための光ピックアップ装置20で使用されるアクチュエータ側フレキシブル基板21と処理回路基板に接続される処理回路側フレキシブル基板25との接続構造について説明し、アクチュエータ側フレキシブル基板21は、本発明のフレキシブル基板の端部処理方法によって形成される。
光ピックアップ装置20は、アクチュエータ側フレキシブル基板21と、レーザ光を出射する光源であるレーザユニット22、ターンテーブル31上のディスク状記録媒体(図示せず)の情報記録面にレーザ光を集光する対物レンズ23、アクチュエータ側フレキシブル基板21が接続され、回折格子などの光学部品が搭載されるシャーシ24、および前記アクチュエータ側フレキシブル基板21が接続される接続対象基板である処理回路側フレキシブル基板25を含む。
対物レンズ23は、レンズホルダ26に搭載され、レンズホルダ26にはコイル27が巻回される。このコイル27と磁石28との電磁気力によって、対物レンズ23をディスク状記録媒体の情報記録面のトラック上の信号を読む位置に制御することができる。レンズホルダ26は、支持部材29に固定されたワイヤばね30によって変位自在に支持されている。
前記対物レンズ23およびレンズホルダ26を駆動する前記コイル27を含んで、アクチュエータを構成する。前記コイル27に電気信号を流すために、前記アクチュエータ側フレキシブル基板21と、前記処理回路側フレキシブル基板25とは、シャーシ24上で重ね合わせ、半田32によって電気的に接続されている。
図3はアクチュエータ側フレキシブル基板21の一端部の一部分を拡大した斜視図であり、図4は各フレキシブル基板21,25間の接続部33付近の断面図であり、図5は接続部33付近の斜視図である。なお、図5は図解の容易のため左側2箇所の接続部33だけを示し、右側2箇所は接続前の状態を示している。前記アクチュエータ側フレキシブル基板21は、大略的に帯状の基層40と、基層40の一表面上に形成される複数の配線層41と、基層40の他表面上に形成される複数の配線層42とを有する。
前記基層40は、ポリエステルおよびポリイミドなどの電気絶縁性合成樹脂製フィルムから成る。各複数の配線層41,42は、一例として述べると、各配線層41,42の基材である銅箔の表面を研磨またはアルカリ処理などによって表面処理して清浄化し、銅箔表面の有機物などの異物を除去する。表面処理を行った銅箔の表面に、基層40の素材であるポリエチレンまたはポリイミドなどを溶媒に溶解または分散させた溶液を塗布し、乾燥および硬化させて、基層40の両面に銅箔が積層された3層構造体を形成する。
このようにして得られた3層構造体の各銅箔の表面にフォトレジスト液を塗布してプリベークした後、フォトマスクを形成して露光現像し、各銅箔上にフォトレジストパターンを作製する。このフォトレジストパターンをマスクとしてエッチング液で各銅箔をエッチングした後、フォトレジストパターンを剥離することによって、基層40の両面に銅箔から成る配線層41,42が配線パターンとして形成される。
これらの配線層41,42の形成は、前述のようなエッチング処理に限定されるものではなく、めっき法などが採用されてもよい。なお、基層40の両面に各複数の配線層41,42を形成した後に、各配線層41,42を保護するために、パターン形成後にポリエチレンまたはポリイミドから成る保護層がそれぞれ形成されてもよい。
前記処理回路側フレキシブル基板25は、基層43の一表面にのみ複数の配線層44が形成される点で、前述のアクチュエータ側フレキシブル基板21と相違するが、基層43および配線層44の材質およびパターン形成方法は、前記アクチュエータ側フレキシブル基板21と同様である。処理回路側フレキシブル基板25の配線層44は、前記アクチュエータ側フレキシブル基板21の各複数の配線層41,42と同様な幅およびピッチで形成されている。
前記一表面上に配線層44が形成される接続対象基板としての前記処理回路側フレキシブル基板25上には、前記アクチュエータ側フレキシブル基板21の一端部が積重される。この状態では、アクチュエータ側フレキシブル基板21の下方の配線層42は、処理回路側フレキシブル基板25の配線層25上に重ねられて直接接触している。このようなアクチュエータ側フレキシブル基板21の一端部には、導電性材料から成り、前記一端部の図4において上方に臨む一表面上の複数の配線層41から端面46に沿って下方に臨む他表面上の複数の配線層42にわたって厚み方向に延びる接続補助部47が、各複数の配線層41,42毎に設けられる。
これらの接続補助部47は、両面に各1層の配線層41,42を有する前記アクチュエータ側フレキシブル基板21に、各配線層41,42間にわたって各配線層41,42の幅よりも小さい直径の孔を、厚み方向に貫通して形成し、各孔に臨む内周面48に銅めっき処理を行うことによってめっき層を形成した後、めっき層を分断する位置で、フレキシブル基板を長手方向に垂直に切断することによって、端部に接続補助部47が設けられたアクチュエータ側フレキシブル基板21を得ることができる。
前述のようにアクチュエータ側フレキシブル基板21には、両面に各1層の配線層41,42が形成されるので、アクチュエータ側フレキシブル基板21の一端部が接続対象基板である処理回路側フレキシブル基板25上に積重されると、処理回路側フレキシブル基板25の各配線層44と、アクチュエータ側フレキシブル基板21の一端部における前記対向する側の配線層42とが接触した状態となる。また、接続補助部47は、アクチュエータ側フレキシブル基板21の一端部の端面46に沿って形成されるので、アクチュエータ側フレキシブル基板21の前記処理回路側フレキシブル基板25に臨む一方の配線層42と、この一方の配線層42とは反対側の他方の配線層41とにわたって前記接続補助部47が延在し、その接続補助部47上に半田32が付着し、両面に各1層の配線層41,42が形成される厚みの大きなアクチュエータ側フレキシブル基板21であっても、段差による空洞を生じることなく、確実な接続状態を実現することができる。
本発明の実施の他の形態では、所定の幅および長さに外形を切断等によって成形したアクチュエータ側フレキシブル基板21に、ニッケル・金めっき処理を行うことによって、銅の表面にニッケル・金が付着し、そのアクチュエータ側フレキシブル基板21を処理回路側フレキシブル基板25上に重ねて半田32によって接続し、より一層接合強度を向上するようにしてもよい。
図6は本発明のさらに他の実施形態のフレキシブル基板の接続構造を示す接続部33付近の拡大断面図である。なお、前述の実施形態と対応する部分には、同一の参照符を付す。図1〜図5の実施形態で説明したように、銅めっき処理まで行い、外形をカットするとき、アクチュエータ側フレキシブル基板21の素材を面方向に垂直にカットするのではなく、少し傾斜をつけてカットすることによって、接続補助部47の端面は処理回路側フレキシブル基板25に向かって緩やかな傾斜を有し、溶融状態の半田が流れ易くなり、接合強度を向上することができる。
図7は本発明のさらに他の実施形態のフレキシブル基板の接続構造を示す接続部33付近の拡大断面図である。なお、前述の各実施形態と対応する部分には、同一の参照符を付す。図1〜図5の実施形態で説明したような方法でアクチュエータ側フレキシブル基板21を作製するが、厚み方向に貫通する前記孔を形成するとき、アクチュエータ側フレキシブル基板21の表面に対し垂直にあけるのではなく、斜めにあけることによって、外形をカットするとアクチュエータ側フレキシブル基板21に形成された銅めっき層に覆われた半円は、処理回路側フレキシブル基板25の表面に対して傾斜のつけられた形状となり、アクチュエータ側フレキシブル基板21と処理回路側フレキシブル基板25とを重ねて半田32によって接続すると、接合強度を向上することができる。
図8は本発明のさらに他の実施形態のフレキシブル基板の接続構造を示す接続部33付近の断面図である。第5の実施形態と示した説明図である。なお、前述の各実施形態と対応する部分には、同一の参照符を付す。図1〜図5の実施形態で説明したような方法でアクチュエータ側フレキシブル基板21は製造するのであるが、処理回路側フレキシブル基板25の銅箔を、アクチュエータ側フレキシブル基板21と重なる部分の配線層44を、ハーフエッチング処理によって、半分程度の厚みとし、アクチュエータ側フレキシブル基板21と処理回路側フレキシブル基板25とを重ねた状態における段差を少なくし、半田32の密着性をさらに高めて、接着強度を向上することができる。
本発明は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blu-
ray Disc(登録商標))などのディスク状記録媒体の記録・再生に使用され、内外周に高速に移動することが要求される光ピックアップに用いられるフレキシブル基板に好適に実施することができる。この場合、フレキシブル基板同士の接続強度が向上されているので、より信頼性の高い装置を実現することができる。
本発明のさらに他の実施形態では、接続対象基板はフレキシブル基板だけでなく、その他の硬質のプリント基板へのフレキシブル基板の接続を行う場合にも、本発明を好適に実施することができる。
本発明の実施の一形態のフレキシブル基板の接続構造が適用された駆動側フレキシブル基板21を具備する光ピックアップ装置20の簡略化した平面図である。 図1の切断面線II−IIから見た断面図である。 アクチュエータ側フレキシブル基板21の一端部の一部分を拡大した斜視図である。 各フレキシブル基板21,25間の接続部33付近の断面図である。 接続部33付近の斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態のフレキシブル基板の接続構造を示す接続部33付近の拡大断面図である。 本発明のさらに他の実施形態のフレキシブル基板の接続構造を示す接続部33付近の拡大断面図である。 本発明のさらに他の実施形態のフレキシブル基板の接続構造を示す接続部33付近の断面図である。 従来技術のフレキシブル基板の接続構造を示す斜視図である。 図9の切断面線X−Xから見た断面図である。
符号の説明
20 光ピックアップ装置
21 駆動側フレキシブル基板
22 レーザユニット
23 対物レンズ
24 シャーシ
25 処理回路側フレキシブル基板
26 レンズホルダ
27 コイル
28 磁石
29 支持部材
30 ワイヤばね
32 半田
33 接続部
40,43 基層
41,42,44 配線層
46 端面
47 接続補助部

Claims (11)

  1. 配線層が形成される接続対象基板上に、フレキシブル基板の一端部を積重して、接続対象基板の配線層と前記フレキシブル基板の配線層とを半田付けによって電気的に接続するためのフレキシブル基板の接続構造であって、
    前記フレキシブル基板の一端部には、導電性材料から成り、前記一端部の配線層から端面に沿って厚み方向に延びる接続補助部が設けられることを特徴とするフレキシブル基板の接続構造。
  2. 前記フレキシブル基板は、両面に各1層の配線層を有し、各配線層は前記接続補助部によって電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル基板の接続構造。
  3. 前記接続補助部は、銅または銅を主成分とする導電性材料から成ることを特徴とする請求項1または2記載のフレキシブル基板の接続構造。
  4. 前記接続補助部は、銅または銅を主成分とする導電性材料から成り、表面がニッケルめっきまたは金めっきされていることを特徴とする請求項3記載のフレキシブル基板の接続構造。
  5. 前記接続補助部は、フレキシブル基板の厚み方向に垂直な断面が凹状に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のフレキシブル基板の接続構造。
  6. 前記接続補助部は、フレキシブル基板の前記接続対象基板に臨む一方の表面から他方の表面に向かって前記端面から退避する方向に傾斜して形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のフレキシブル基板の接続構造。
  7. 前記接続補助部は、フレキシブル基板の厚み方向に垂直な断面が凹状に形成され、この凹状の前記端面に隣接する両端部分が、フレキシブル基板の前記接続対象基板に臨む一方の表面から他方の表面に向かって前記端面から退避する方向に傾斜して形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のフレキシブル基板の接続構造。
  8. 前記接続補助部は、フレキシブル基板の厚み方向に垂直な断面が凹状に形成され、この凹状の前記端面に隣接する両端部分の間の中間部分が、フレキシブル基板の前記接続対象基板に臨む一方の表面から他方の表面に向かって前記端面から退避する方向に傾斜して形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のフレキシブル基板の接続構造。
  9. 前記接続対象基板は、前記フレキシブル基板の一端部が積重される領域の配線層の厚みが、前記フレキシブル基板の一端部が積重されない隣接領域における配線層の厚みに比べて、小さく形成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載のフレキシブル基板の接続構造。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載のフレキシブル基板の接続構造を用いて接続されたフレキシブル基板を具備する光ピックアップ装置。
  11. 両面に各1層の配線層を有するフレキシブル基板に、各配線層間にわたって貫通する孔を形成する工程と、
    前記孔が形成されたフレキシブル基板の前記孔に臨む内周面に、金属から成るめっき層を形成する工程と、
    前記めっき層が形成されたフレキシブル基板を、前記めっき層を分断する位置で長手方向に垂直に切断して、この切断によって形成された端面に前記分断されためっき層の一部から成る接続補助部が残着した端部を形成する工程とを含むことを特徴とするフレキシブル基板の端部処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012093646A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Seiko Epson Corp 電子デバイス及びその製造方法
JP2015177082A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 岡谷電機産業株式会社 基板間接続構造

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