JP2010015978A - 水中照明装置 - Google Patents

水中照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010015978A
JP2010015978A JP2009123754A JP2009123754A JP2010015978A JP 2010015978 A JP2010015978 A JP 2010015978A JP 2009123754 A JP2009123754 A JP 2009123754A JP 2009123754 A JP2009123754 A JP 2009123754A JP 2010015978 A JP2010015978 A JP 2010015978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser light
light source
fiber
underwater
water tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009123754A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Yamamoto
和久 山本
Shinichi Shikii
愼一 式井
Shinichi Kadowaki
愼一 門脇
Kenji Nakayama
健二 中山
Tatsuo Ito
達男 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009123754A priority Critical patent/JP2010015978A/ja
Publication of JP2010015978A publication Critical patent/JP2010015978A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bathtub Accessories (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】浴槽内等の水中照明において、浴槽に直接光源を取り付けると、防水のために部材が必要になりコストアップを招くという課題や、さらには故障した場合等のメンテナンス性に対する課題を解決する水中照明装置を提供する。
【解決手段】レーザ光を出射するレーザ光源と、人が中に入り利用する水槽と、前記レーザ光を前記水槽内に導くファイバとを備え、前記ファイバの先端部から出射される照射光を光学系により照射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、人が入る水槽内において高輝度で色彩豊かな照明を行う水中照明装置に関する。
身体的なリラックス効果だけでなく、精神的にもリラックスした時間を得るために室内プールなどで過ごしたり、スパやジャグジーなどを利用したり、入浴を行なったりすることがある。このような場所で視覚的なリラックス効果を得るために照明装置が利用されており、水中や水面などを色彩豊かに照明するような演出がなされている。
このような演出として、浴槽の内部の側面に光ファイバチューブを周設して浴槽内に柔らかい光を放出している例がある(例えば、特許文献1参照)。浴槽内の湯などを良好な色彩などに変化させることにより、浴槽内が良好に演出されてリラックスした入浴時間を得ることができるとしている。
また、浴槽水中に気泡を発生させて、この気泡に対して局所的かつ直線的な光照射を行なうことにより様々な光演出を可能とするリラックス効果に優れた入浴装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような入浴装置において、人体検知手段を備えることによりレーザ光が人体、特に眼球などに照射されることが予防でき、微細気泡による白濁した浴槽水中に映像を投影することができるとしている。
一方、プールなどにおいては、水底の底面に多数のファイバや発光体を敷設して競泳者が泳ぐときのペースメーカとなる光のシグナルを送る、またはオリエンテーリング用に水中に光の壁を形成して水中に迷路を形成することなどが提案されている(例えば、特許文献3、4参照)。このようにして、プール内での利便性を高め、あるいはレーザ光による演出効果を高めて、リラックス効果をさらに向上させたものとしている。
実開平7−16688号公報 特開2006−296913号公報 特開平2−209172号公報 特開平2−124183号公報
しかしながら、浴槽内の水や湯の中から直接レーザ光等の光を出射させる場合、人体検知手段等を用いることでレーザ光の人体に対する安全面に十分配慮されているが、浴槽に直接光源を取り付けると、防水のために部材が必要になりコストアップを招き、さらには故障した場合メンテナンス性に課題を抱えている。また、従来から水や湯に入る前にその水や湯の深さや場所に応じた温度を直感的に確認したいという欲求があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、水槽から離れたレーザ光源からファイバによりレーザ光を導き、水槽に水または湯が入った状態でのみレーザ光が照射される構成を提供することで、安全を維持したまま簡便かつ低コストでメンテナンス性に優れた水中照明装置を提供することを目的とする。同時に照射する場所の水や湯の温度をレーザ光の色により表示することが可能な、直感的に水または湯の温度を把握できる水中照明装置を提供することを目的とする。
上記従来の目的を達成するために、本発明の水中照明装置は、レーザ光を出射するレーザ光源と、人が中に入り利用する水槽と、前記レーザ光を前記水槽内に導くファイバとを備え、前記ファイバの先端部から出射される照射光を光学系により照射する構成からなる。この様な構成とすることにより、防水等に特にコストをかける必要がなく、低コストに水中照明装置を実現することができる。また、光源の交換においても、本構成の様に遠隔場所からレーザ光を持ち込んでおれば、防水等の大掛かりな部材を取り外す必要もなく、メンテナンス性に優れている。
また、光学系は、光学軸のいずれかの位置を横切る空洞を有し、前記空洞内が空気の時と水または湯で満たされた時とで、前記照射光の光軸の向きが異なる構成として良い。このような光学系の構成とすることにより、水または湯が満たされていない場合にレーザ光の出射を抑えることが可能であり、人体検知手段等がなくても安全かつ低コストに構成することが出来る。
また、水槽は、前記照射光が照明される側面に光センサを有する構成として良い。こうすることで、光センサの出力により、湯または水が所定の水位に達したかどうか、深さを知ることが出来る。
また光学系は、光学軸のいずれかの位置を横切る空洞を有し、さらに受光素子を備え、前記レーザ光源を同一光量で点灯させた時の前記受光素子からの信号出力により、レーザ光量を決定する構成として良い。こうすることで、水または湯が満たされていない場合にレーザ光の出射を抑えることが可能であり、人体検知手段等がなくても安全かつ低コストに構成することが出来る。
また、レーザ光源は、可視のレーザ光源を含む構成として良い。こうすることで、水槽内を所定の色で照明することが出来るため、リラックス効果やセラピー効果を高めることができる。
また、水槽は、気体からなる泡を発生する発泡部をさらに備え、前記照射光が前記泡の一部に照射されている構成としてもよい。こうすることで、リラックス効果やセラピー効果をさらに高めることができる。
また、ファイバはイメージファイバを含んでも良い。こうすることで、パターン照明ではなく画像を投射することが可能になる。
また、レーザ光源は縦モードがシングルモードの光源を使用してもよい。こうすることで、スペックルノイズによりレーザ光が醸しだす幻想的な模様や色彩とともにリラックス効果を高めることができる。
また、レーザ光源は、波長の異なる複数のレーザ光源からなり、水槽内に温度センサを有し、温度センサの出力に応じて、各波長の光量を決定する構成を取っても良い。こうすることで、水槽内の水または湯の温度を直感的に把握することができる。
また、水槽は、底面または側面に前記ファイバに接続された導光板が配置され、前記導光板の全体または一部が前記照射光により光っている構成としてもよい。これによりリラックス効果やセラピー効果をさらに高めることができる。
また、レーザ光源は、赤外のレーザ光源を含んでも良い。こうすることで、体の保温効果を向上させることが出来る。
また、レーザ光源は、紫外のレーザ光源を含んでも良い。こうすることで、体の所定の部位を殺菌することが可能になる。
また、水槽内側面もしくは前記水槽内に、蛍光粒子が配置され、前記蛍光粒子は前記可視もしくは赤外のレーザ光源から出射されたレーザ光を吸収して赤外線を発する構成を取ってもよい。こうすることでさらに保温効果に優れた水中照明装置を構成することが出来る。
また、水槽は、浴槽やプールに適用してもよい。こうすることで、リラックス効果やセラピー効果に優れた浴槽やプールを安全かつ低コストに構成することが出来る。
本発明の水中照明装置は、簡便に安全かつ低コストで、レーザ光の特長を活かして色再現性がよく高輝度で高出力の照射光を利用できる。その結果、リラックス効果やセラピー効果の高い水中照明が安全かつ低コストに実現することができるので大きな効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる水中照明装置の模式図 本発明の実施の形態1にかかる水中照明装置のレーザ光源の近傍を詳細に示す模式図 (a)本発明の実施の形態1にかかる水中照明装置の浴槽の垂直な切断面から見たファイバの先端部および光学系を示す断面図で、光学系が湯に浸かっていないときの断面図(b)光学系が湯に浸かっているときの断面図(c)色ばらつきを補正する系の断面図 (a)本発明の実施の形態1にかかる水中照明装置の浴槽の垂直な切断面から見た他のファイバの先端部および光学系を示す断面図で、光学系が湯に浸かっていないときの断面図(b)光学系が湯に浸かっているときの断面図 本発明の実施の形態1にかかる他の水中照明装置の概略構成を示す斜視図 本発明の実施の形態2にかかる水中照明装置の模式図 本発明の実施の形態3にかかる水中照明装置の模式図 本発明の実施の形態3にかかる他の水中照明装置の模式図 本発明の実施の形態3にかかる他の水中照明装置の模式図 本発明の実施の形態3にかかる他の水中照明装置の浴槽(水槽)の近傍の上面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ要素には同じ符号を付しており、説明を省略する場合もある。また、図面は、理解しやすくするためにそれぞれの構成要素を主体に模式的に示してある。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1にかかる水中照明装置10の模式図である。ここでは浴槽を含む浴室を鉛直方向に切断して側面から見た図を示している。
図1に示すように本発明の水中照明装置10は、レーザ光11を出射するレーザ光源12と、人13が中に入り利用する水槽14と、レーザ光11を水槽14内に導くファイバ15とを備えている。ここでは一例として、水槽14は浴槽としており、人13が湯17に浸かっている。そして、ファイバ15の先端部15aから出射される照射光16を光学系15bにより拡大照射する構成としている。なお、浴槽14は図1に示すように浴室18内に配置されており、別室に配置されたレーザ光源12とこれを駆動する電源12aとによりレーザ光11が出射され、このレーザ光11はファイバ15により浴室18内の浴槽14に導かれ、照射光16として拡大照射されている。
また、図1に示すように浴槽(水槽)14は、気体からなる泡14aを発生する発泡部14bをさらに備え、照射光16が泡14aの一部に照射されて反射されている。
このような構成とすることにより、電気配線を使用することなくレーザ光11をファイバ15により水中に導くことができるため防水等に特にコストをかける必要がなく、低コストに水中照明装置10を実現することができる。また、水中を直接照明する水中照明装置において浴槽側面等にレーザ光源が取り付けられている場合、仮にレーザ光源が故障すると、通常は防水のために覆われている浴槽側面を開ける等、修理には大掛かりな手間が発生するが、図1の通りファイバ15で遠隔場所からレーザ光11を持ち込む場合、レーザ光源12が故障した場合でも、防水等の大掛かりな部材を取り外す必要もなく、簡便に取り替えることが可能である。
また、発泡部14bから水中に泡14aを発生させることにより、水中の所定の位置14cに映像を映し出したり、照射光(レーザ光)16による色彩や模様の演出効果を高めたりすることができる。このことにより、リラックス効果やセラピー効果をさらに高めることができる。なお、光学系15bは照射光16を拡大照射できるものであれば使用することができ、例えばレンズ系、回折光学素子および球面ミラーなどにより構成することができ、これらの組み合わせにより構成することもできる。
図2は、図1のレーザ光源12の近傍を詳細に示す模式図である。図2に示すレーザ光源12は、少なくとも赤色レーザ光(R光)11Rを出射する赤色レーザ光源(R光源)12R、緑色レーザ光(G光)11Gを出射する緑色レーザ光源(G光源)12Gおよび青色レーザ光(B光)11Bを出射する青色レーザ光源(B光源)12BからなるRGB光源を含む構成としている。具体的には、R光源12RおよびB光源12Bには、例えば波長640nmおよび波長445nmのR光11RおよびB光11Bを出射する高出力半導体レーザを用い、G光源12Gには波長535nmのG光11Gを出射する半導体レーザ励起の高出力SHGレーザを用いている。レーザ光源12は電源12aにより駆動され、出射するレーザ光11(11R、11G、11B)はそれぞれのファイバ15(15R、15G、15B)の中を伝播して浴槽14の湯17の中に導かれる。このように波長純度の高いレーザ光11を出射するレーザ光源12を使用しているので色表現範囲の広い色彩、模様、画像およびこれらを組み合わせたものを実現することができ、リラックス効果を高めることができる。また、高輝度の照射光16を高出力かつ低消費電力で照射することができる。
なお、図2に示すレーザ光源12を、単一縦モードで発振するレーザとして、図2に示すように浴槽14の湯17の中に照射光16を出射する。そうすると、照射光(レーザ光)16のスペックルノイズをレーザ光16の揺らぎとして利用することが容易となり、レーザ光16が醸しだす幻想的な模様や色彩とともにリラックス効果を高めることができる。このようにレーザ光16のコヒーレンシを保持しつつスペックルノイズによるレーザ光16の特性を強調して利用するためには、レーザ光16の波長幅が1nm以下であることが望ましい。したがって、波長幅が1nm以下であるレーザ光16を出射するレーザ光源12を使用することが望ましい。
図3は浴槽14の垂直な切断面の光学系15bを示す断面図で、(a)は光学系15bが湯17に浸かっていないときの断面図、(b)は光学系15bが湯17に浸かっているときの断面図を示す。
図3(a)および(b)に示すように光学系15bは、プリズムレンズ15f、投射レンズ15e、入排水口15hをもつフレーム15gからなり、フレーム15gの内部は空洞15dである。プリズムレンズ15fは第一面が例えば凸面のレンズ面で、第二面はレンズ軸に対して所定の角度チルトさせたプリズム面である。また、プリズムレンズ15fはファイバ先端部15aからプリズムレンズ15fの焦点距離の位置に配置されている。ファイバ先端部15aから出射されたレーザ光16は、ファイバコアの屈折率と出射した空間の屈折率に依存する角度で拡がりながらプリズムレンズ15fに入射する。図3(a)の様に空洞15dが湯や水で満たされていない状態では空洞は空気であり空気の屈折率は約1.0であるため、ファイバの先端部15aから出射したレーザ光16は、図3(b)の様に周囲を湯17(屈折率約1.33)と比較してファイバ15のコア(石英ファイバであれば屈折率約1.45、プラスチックファイバであれば約1.49)よりも屈折率差が大きいため、ファイバから出射されるレーザ光16の広がり角は広くなる。プリズムレンズ15fの第一面で略平行に変換されたレーザ光16は、同第二面のプリズム作用により、所定の角度で屈折する。この時も同様にプリズムレンズ15fと空気の屈折率差の方が、プリズムレンズ15fと湯17の屈折率差の方より大きいため、より角度が付いて出射することになる。図3(b)の様に空洞15dを湯や水が満たされた場合にレーザ光16が透過するように光学軸15cを設定し投射レンズ15eを配置すると、空洞15dを湯や水が満たされていない状態では、図3(a)の通り光学軸15cよりも下側に向けて出射されることになる。このように配置することで、空洞15dに湯や水が満たされていない状態では、フレーム15gからはレーザ光が出射されないため安全である。これは、水中に直接出射されたレーザ光は、水面に対して所定角度(約48度)以下で入射しないと、水面で全反射して空中には出射されないためある。この様にすることで、電気制御がないため防水が不要になり、低コストな水中照明装置を安全に構成することが出来る。
尚、光学系から出射する照射光16の広がり角は投射レンズ15eの曲率で設定できるため、水面に対して約48度以下の成分が発生しない様に投射レンズ15eの曲率を設定することで、本質的に浴槽14の湯や水17から照射光16が直接出射しない様にできる。
尚、ここでは光学系15bから出射するレーザ光16が水平に出射する様に、ファイバ先端部15aから出射するレーザ光16の光軸を、図3(a)や(b)の通りチルトさせている。こうするためには、図3(a)、(b)のとおりファイバ先端部15aを上向きになる様に取り付ければよい。
尚、プリズムレンズ15fの屈折率は透過する波長により分散を持つため、用いるレーザ光16が複数波長から構成されている場合、プリズムレンズ15fを透過する際に分光されることになるが、例えば図3(c)に示す様なプリズム15r、15sのプリズム等で補償光学系を構成することで、色ばらつきのない照明を得ることができる。ここで、図3(c)はプリズムレンズ15fの光学軸15c上にプリズム15r、sを配置することで、空洞15dが空気である場合は図3(c)のレーザ光16の点線の様に光学軸15cから外れ、空洞15dが水や湯で満たされた場合にプリズム15r、sを透過するようにプリズム15r、sを配置しており、プリズムレンズ15fからプリズム15s間を伝播する間に異なる波長の光路は補償される。尚、ここで図3(c)は理解し易くするために、プリズムレンズ15f、プリズム15r、sの各軸が平行に配置される様に配置している。
図4は図3とは別の光学系15xに関して説明したものであり、図3の光学系15bと類似であるが、プリズムレンズ15fの代わりにレンズ15jが配置され、フレーム15gに出射口15tが設けられ、フレーム15gの所定の位置に受光素子15uが配置されていることが異なる。ファイバ先端部15aから出射したレーザ光16はレンズ15jで光学軸15c上に集光されながら空洞15dを伝播する。さらに図4(b)の様に空洞15dが湯や水17で満たされている時にレーザ光16が出射口15t近傍に集光される様に、レンズ15jの曲率を設定しておく。この時、やはりレンズ15jと空気の屈折率差の方がレンズ15jと湯や水の屈折率差の方が大きいため、図4(a)の様に空洞15dが空気である場合、レーザ光16はレンズ15j寄りに集光されることになり、フレーム15g内に大部分が照射されることになる。この時、受光素子15uを、空洞15dが空気であるときにのみ照射されるフレーム15g内の所定の位置に配置する。この状態で、目に入射しても問題のない微弱な光量でレーザ光源12を駆動し、受光素子から信号が出力される時にはレーザ光源12の光量を微弱なまま維持し、受光素子から信号が出力されない時にのみ必要光量でレーザ光源12を点灯するよう駆動することで、図3と同様に空洞15dに湯や水が満たされていない状態では、フレーム15gからは危険な光量のレーザ光が出射されなくすることができ安全であり、湯や水が満たされたときには必要光量でロスなくレーザ光が出射されるため、有用である。
尚、図3、4は光学系15b、15xの構成例を例示しているが、本発明はこれらの構成例に制限されるものではない。
図5は本発明の実施の形態1にかかる他の水中照明装置20の概略構成を示す斜視図である。図5に示すようにレーザ光源12は電源12aにより駆動されてレーザ光11が出射され、このレーザ光11がファイバ15中を伝播して液晶表示部21に照射され、液晶表示部21を透過したレーザ光11は液晶表示部21で表示された画像を形成する。この画像はイメージファイバ22により画像情報として光学的に浴槽14内の湯17の中に設置されている画像表示部23に伝播され、画像表示部23により浴槽14内の人が視覚的に見ることができるように表示される。ここで、画像表示部23は例えばスクリーンであり、イメージファイバ22の端面に対して図示しない投射レンズでスクリーン上に拡大投射された構成が取りえる。このような構成にすることにより、湯17の中に電気配線を使用することなく画像を表示できるため、防水等の余分なコストをかけることなく、安価で簡便に水中照明装置20を構成することが可能になる。
尚、図5ではバンドルファイバ22は浴槽14外部に配置しているが、浴槽14内部の湯17の中に配置して画像表示部23まで導いてもよい。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2にかかる水中照明装置30の模式図である。ここでは浴槽を含む浴室を鉛直方向に切断して側面から見た図を示している。
本実施の形態2に示す水中照明装置30は、実施の形態1に示す水中照明装置10と異なり、浴槽(水槽)14は、ファイバ15は複数の分岐ファイバ15n、15p、15qを有し、複数の分岐ファイバ15n、15p、15qのそれぞれの先端部15aと対向する側面14dに複数の光センサ42(42a、42b、42c)を有している。また、各ファイバには実施の形態1で説明した光学系15bや15xが配置されている。よって、湯または水17がファイバ15の先端部15aと光センサ42が配置された深さまで満たされると、各光学系15からレーザ光16が出射され、その光が光センサ42に入射することになる。
このような構成とすることにより、ファイバ15の先端部15aと光センサ42が配置された深さまで水17または湯17が満たされているか否かを判断することができるため、離れた場所であっても湯または水の深さを知ることが出来る。
また、複数の分岐ファイバ15n、15p、15qは、それぞれの先端部15aが異なる深さに配置されている。このような構成とすることにより、深さごとに照射光16の色や照射光16で表示される模様などを変えて表示することができる。図6に示すように光センサ42と同じ深さの領域の側面14dにさらに温度センサ43を配置し、この温度センサ43により検知した温度に基づいて各レーザ光の混合割合を決定することで、照射光16の色を変えている構成としてもよい。このような構成とすることにより、水槽14に入らずに外から水槽14に満たされた水または湯17の深さごとの温度を直感的に知ることができる。
尚、図6においては、深さを3段階に分けた構成を図示しているが、4段階以上でも2段階でももちろん構わない。
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3にかかる水中照明装置60の模式図である。ここでは浴槽を含む浴室を鉛直方向に切断して側面から見た図を示している。
図7に示すように本発明の水中照明装置60は、赤外レーザ光62aを出射する赤外レーザ光源62と、人13が中に入り利用する浴槽(水槽)14と、赤外レーザ光62aを水槽14内に導くファイバ62bとを備えている。ここでは一例として、浴槽14の中で人13が湯17に浸かっている。そして、ファイバ62bの先端部15aから出射される照射光61を光学系15bにより所定の領域64に拡大照射する構成としている。なお、実施の形態1、2と同様に浴槽14は図10に示すように浴室18内に配置されており、別室に配置された赤外レーザ光源62とこれを駆動する電源12aとにより赤外レーザ光62aが出射されている。
一般に、赤外線には人体に対して保温効果を有し、それにより照射された領域に血行促進等の効果を有する。よって、水中において例えば肩や腰などに赤外線を照射されることにより、マッサージ効果やセラピー効果を高めることができる。
また、実施の形態1、2と同様に電気配線を使用することなく赤外レーザ光62aをファイバ62bにより水中に導くことができるため、防水等に特にコストをかける必要がなく、低コストに水中照明装置60を実現することができる。さらに、レーザ光源62が故障した場合でも、防水等の大掛かりな部材を取り外す必要もなく、簡便に取り替えることが可能である。
尚、図7の様にファイバを分岐することで、複数箇所に一度に照射できるようにしても良い。
図8は、本発明の実施の形態3にかかる他の水中照明装置70を示す図である。図7と異なる点は、ファイバ72bが浴槽の前後に配置されていることと、湯17の中に蛍光粒子71が浮遊している点である。蛍光粒子71は例えば可視光を吸収して赤外光を放射するような特性を有するものを考える。この時、光源として図8の様に可視レーザ光源72から出射された可視レーザ光72aは、ファイバ72bを伝播して照射光73として出射される。出射された照射光73は蛍光粒子71に一部散乱されることで湯全体に発光することになり、演出効果を高めたりすることができる。このことにより、リラックス効果やセラピー効果をさらに高めることができる。また、照射光73の一部を吸収した蛍光粒子71は、赤外線を周囲全体に放出することで、体全体に赤外線が放射されることになる。放出された赤外線は人体に対して保温効果を有するため、体全体に対して保温効果を有し、体全体の血行促進等の効果を有することになる。
尚、ここでは光源として可視レーザ光源72を用いたが、それ以外の波長域でも蛍光粒子71に吸収される波長であれば、他の波長域でも構わない。
尚、ここでは蛍光粒子71を湯17の中に分散させたが、浴槽14の側面に固定させても構わない。
図9は、本発明の実施の形態3にかかる他の水中照明装置90を示す図である。図7と異なる点は、光源が紫外レーザ光82aを出射する紫外レーザ光源82であることである。紫外レーザ光82aはファイバ82bで導光された後に、人13の所定の部位に照射されることで、所定の部位を殺菌消毒することが可能である。例えば水虫等であれば、ファイバを引き回して図9の様に足にのみ照射させればよく、他の部位であればその部分にのみ照射されるようにファイバを引き回せばよいことになる。本実施例の様に、光源に紫外レーザ光源82を用いてファイバで導光することで、水中で安全に任意の部位のみを殺菌することが可能となる。
図10は、本発明の実施の形態3にかかる他の水中照明装置100の浴槽(水槽)91の近傍の上面図である。図10に示すようにレーザ光92はバンドルファイバ93により伝播されたのち複数の分岐ファイバ93aに分岐されて接続された浴槽91の底面に配置された導光板94に導かれている。そして各分岐ファイバ93aの出力や波長を独立に制御することで、各分岐ファイバ93aが導光板94に接続された近傍が光ることにより、例えば模様97などが表示されている。このような構成により、スポット照明や全体的な模様を表示することなどもできるのでリラックス効果やセラピー効果をさらに高めることができる。さらに、本水中照明装置の通り、湯や水95に触れる部分には電気部品を用いずに浴槽91の底面を照明可能なため、防水等が不要で低コストに構成することが可能になる。
また、プールなどにも本実施の形態3の水中照明装置100を適用することもできる。
本発明の水中照明装置は、安全を維持したまた簡便に低コストで、レーザ光の特長を活かして色再現性がよく高輝度で高出力の照射光を利用できる。その結果、リラックス効果やセラピー効果の高い水中照明を、安全を維持したまま低コストに実現することができ有用である。
10,20,30,60,70,90,100 水中照明装置
11,92 レーザ光
11R 赤色レーザ光(R光)
11G 緑色レーザ光(G光)
11B 青色レーザ光(B光)
12 レーザ光源(RGB光源)
12a 電源
12R 赤色レーザ光源(R光源)
12G 緑色レーザ光源(G光源)
12B 青色レーザ光源(B光源)
13 人
14,91 浴槽(水槽)
14a 泡
14b 発泡部
14c 所定の位置
14d 側面
15(15R,15G,15B),62b,72b,82b ファイバ
15a 先端部
15b,15x 光学系
15c 光学軸
15d 空洞
15e 投射レンズ
15f プリズムレンズ
15g フレーム
15h 入排水口
15j レンズ
15n,15p,15q,93a 分岐ファイバ
15r,15s プリズム
15t 出射口
15u 受光素子
16,61,73 照射光(レーザ光)
17,95 湯(水)
18 浴室
21 液晶表示部
22 イメージファイバ
23 画像表示部
42(42a、b、c) 光センサ
43 温度センサ
62 赤外レーザ光源
62a 赤外レーザ光
64 所定の領域
71 蛍光粒子
72 可視レーザ光源
72a 可視レーザ光
82 紫外レーザ光源
82a 紫外レーザ光
93 バンドルファイバ
94 導光板
97 模様

Claims (15)

  1. レーザ光を出射するレーザ光源と、
    人が中に入り利用する水槽と、
    前記レーザ光を前記水槽内に導くファイバと、を備え、
    前記ファイバの先端部から出射される照射光を光学系により照射する水中照明装置。
  2. 前記光学系は、光学軸のいずれかの位置を横切る空洞を有し、前記空洞内が空気の時と水または湯で満たされた時とで、前記照射光の光軸の向きが異なることを特徴とする、請求項1に記載の水中照明装置。
  3. 前記水槽は、前記照射光が照明される側面に光センサを有することを特徴とする請求項1から2のいずれか1項に記載の水中照明装置。
  4. 前記光学系は、光学軸のいずれかの位置を横切る空洞を有し、さらに受光素子を備え、前記レーザ光源を同一光量で点灯させた時の前記受光素子からの信号出力により、レーザ光量を決定することを特徴とする、請求項1に記載の水中照明装置。
  5. 前記レーザ光源は、可視のレーザ光源を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の水中照明装置。
  6. 前記水槽は、気体からなる泡を発生する発泡部をさらに備え、前記照射光が前記泡の一部に照射されていることを特徴とする請求項5に記載の水中照明装置。
  7. 前記ファイバはイメージファイバを含むことを特徴とする、請求項5に記載の水中照明装置。
  8. 前記レーザ光源は縦モードがシングルモードであることを特徴とする請求項5に記載の水中照明装置。
  9. 前記レーザ光源は、波長の異なる複数のレーザ光源からなり、前記水槽内に温度センサを有し、前記温度センサの出力に応じて、各波長の光量を決定することを特徴とする、請求項5に記載の水中照明装置。
  10. 前記水槽は、底面または側面に前記ファイバに接続された導光板が配置され、前記導光板の全体または一部が前記照射光により光っていることを特徴とする請求項5に記載の水中照明装置。
  11. 前記レーザ光源は、赤外のレーザ光源を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の水中照明装置。
  12. 前記レーザ光源は、紫外のレーザ光源を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の水中照明装置。
  13. 前記水槽内側面もしくは前記水槽内に蛍光粒子が配置され、前記蛍光粒子は前記レーザ光源から出射されたレーザ光を吸収して赤外線を発することを特徴とする、請求項5、11、12のいずれかに記載の水中照明装置。
  14. 前記水槽は、浴槽であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の水中照明装置。
  15. 前記水槽は、プールであることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の水中照明装置。
JP2009123754A 2008-06-05 2009-05-22 水中照明装置 Pending JP2010015978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009123754A JP2010015978A (ja) 2008-06-05 2009-05-22 水中照明装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008147752 2008-06-05
JP2009123754A JP2010015978A (ja) 2008-06-05 2009-05-22 水中照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010015978A true JP2010015978A (ja) 2010-01-21

Family

ID=41701880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009123754A Pending JP2010015978A (ja) 2008-06-05 2009-05-22 水中照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010015978A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013526019A (ja) * 2010-04-16 2013-06-20 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 照明デバイス
KR101487621B1 (ko) * 2013-10-18 2015-01-30 단국대학교 천안캠퍼스 산학협력단 산란모듈을 포함하는 의료용 욕조
CN106989291A (zh) * 2017-05-17 2017-07-28 重庆市光遥光电节能科技有限公司 一种光纤水下灯

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013526019A (ja) * 2010-04-16 2013-06-20 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 照明デバイス
KR101487621B1 (ko) * 2013-10-18 2015-01-30 단국대학교 천안캠퍼스 산학협력단 산란모듈을 포함하는 의료용 욕조
CN106989291A (zh) * 2017-05-17 2017-07-28 重庆市光遥光电节能科技有限公司 一种光纤水下灯

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2366434T3 (es) Sistema de cromoterapia para bañera.
AU2017258399B2 (en) Phototherapy apparatuses and methods
EP2301418A1 (en) Medical apparatus and endoscope apparatus
US20110118547A1 (en) Endoscope apparatus
JP2011156339A (ja) 医療機器及び内視鏡装置
JP2010015978A (ja) 水中照明装置
US20120053420A1 (en) Endoscopic light guide and endoscope having the same
JP2017104401A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US20090080190A1 (en) Illumination Device for a Medical Care Unit
JP2018170154A (ja) 照明装置および照明システム
IT8922467A1 (it) Bagno di luce a superfici piane a pianta esagonale con emissione di luce multidirezionale.
JP2014502734A (ja) 表示灯
JP6877086B2 (ja) 照明装置
JP5455212B2 (ja) 遊具装置
JP2005080913A (ja) 演出照明付き気泡浴槽およびその制御方法
ES2209725T3 (es) Bañera para la hidroterapia y la cromoterapia.
JP2006296913A (ja) 入浴装置
JPH09211566A (ja) カメラシステム
KR101125505B1 (ko) 차량용 탑승자 두피 광학 치료 장치
JP2003052842A (ja) 光線力学治療装置
KR101814995B1 (ko) 복합치료카트리지 및 이를 구비한 복합치료장치
JP3246659U (ja) 気泡式水治療機
JP7361328B2 (ja) 照明システム
KR101716461B1 (ko) 출입구 시선 차단 장치
RU5U1 (ru) Прибор для акупунктуры