JP2010015332A - クロスドメインで情報を伝達可能な情報処理システム - Google Patents

クロスドメインで情報を伝達可能な情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010015332A
JP2010015332A JP2008173925A JP2008173925A JP2010015332A JP 2010015332 A JP2010015332 A JP 2010015332A JP 2008173925 A JP2008173925 A JP 2008173925A JP 2008173925 A JP2008173925 A JP 2008173925A JP 2010015332 A JP2010015332 A JP 2010015332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web page
information
domain
server device
file
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008173925A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Fujita
岳史 藤田
Tsutomu Kawachi
勉 河内
Keiichi Ogawa
慶一 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2008173925A priority Critical patent/JP2010015332A/ja
Publication of JP2010015332A publication Critical patent/JP2010015332A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 ウェブページ上の処理において、セキュリティを維持しつつ、サーバの負荷を極端に増加させずに、他のドメインから情報を取得することを可能とする。
【解決手段】 サーバ装置2は、サーバ装置1のドメインD1とは異なるドメインD2に属する。端末装置4は、サーバ装置1からウェブページデータを取得し、そのウェブページデータに記述されている処理の実行に伴って要求される情報をサーバ装置2から取得する。サーバ装置2は、その情報を含むスタイルシートファイルを格納する。サーバ装置1におけるウェブページデータには、ドメインD1のウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとしてサーバ装置2からスタイルシートファイルを取得しその情報を抽出する処理が記述されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、クロスドメインで情報を伝達可能な情報処理システムに関するものである。
近年、Ajax(Asynchronous JavaScript + XML )技術により、ウェブブラウザのウィンドウ内で動作するウェブアプリケーションが開発されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、サーバ上でユーザ管理およびユーザデータ管理を行いクライアントのウェブブラウザ上でデスクトップ環境を提供するウェブOS(Operating System)が提案されている。
上述の技術では、ウェブブラウザでJavaScript(商標)等を実行することで、動的にデータファイルが取得され、既に表示中のウィンドウにそのデータファイルが適用される。これにより、端末装置のOSにより提供されるウィンドウでアプリケーションなどを実行させる場合と同等の環境が得られる。
このようなウェブアプリケーションの実行環境では、セキュリティの観点から、あるドメインのウェブページでの処理において、他のドメインからデータファイルを取得することが制限されている。JavaScriptでは、動的にデータファイルを取得する場合、XMLHTTPリクエストを使用するが、XMLHTTPリクエストにより他のドメインからデータファイルを取得することはできない。
このようなクロスドメインのアクセス制限があるため、あるドメインのウェブページデータに記述されている処理を実行する端末装置が他のドメインのサーバからファイルを取得する場合、次の2つの方法のいずれかを使用することが多い。
第1の方法として、同一ドメイン内のサーバを介して間接的にファイルを取得する方法がある。この方法では、他のドメインのサーバから直接データファイルを取得せず、そのウェブページデータのドメインと同一のドメインのサーバのCGI(Common Gateway Interface)を実行させ、そのCGIにより、他のドメインのサーバから所望のデータファイルを取得する。この場合、ウェブページデータ内では、同一ドメインのサーバのCGIのURLが指定され、ファイルが取得される。
第2の方法として、ウェブページデータの解釈時に動的にスクリプトファイルを読み込んで直接的に他のドメインのサーバへアクセスする方法がある。この方法では、ウェブページデータ内のscript要素において、ソースに他のドメインのJavaScriptファイルを指定することで、そのJavaScriptファイルを実行して他のドメインのファイルにアクセスすることが可能となる。これは、script要素には、クロスドメイン制限が適用されないからである。
例えば、domain1のウェブページデータ(例えば、http://domain1/main.html)において、<script language="JavaScript" src="http://domain2/sample.js"></script>などと記述される。ここで、domain2は、domain1とは異なるドメインである。
特開2007−323537号公報
しかしながら、上述の方法を使用する場合には、それぞれ問題がある。第1の方法を使用する場合、サーバのCGIが実行されるため、サーバの負荷が大きくなってしまう。特に、ウェブページのサーバのCGIが、他のドメインのサーバのCGIにアクセスして、データファイルを取得する場合には、双方のサーバの負荷が大きくなってしまう。また、第2の方法を使用する場合、外部サーバからスクリプトファイルを取得して実行するため、セキュリティ上の問題がある。つまり、外部サーバのスクリプトファイルが置き換えることにより任意の処理が端末装置において実行されてしまう可能性がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ウェブページ上の処理において、セキュリティを維持しつつ、サーバの負荷を極端に増加させずに、他のドメインから情報を取得することを可能とする情報処理システムおよび情報処理方法、並びにそれらに使用可能なサーバ装置およびウェブページデータを得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る情報処理システムは、第1ドメインに属する第1サーバ装置と、第1ドメインと異なる第2ドメインに属する第2サーバ装置と、第1サーバ装置からウェブページデータを取得し、ウェブページデータに記述されている処理の実行に伴って要求される情報を第2サーバ装置から取得する端末装置とを備える。そして、第2サーバ装置は、情報を含むスタイルシートファイルを格納する。ウェブページデータは、第1のドメインにおけるウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとしてスタイルシートファイルを第2サーバ装置から取得し情報を抽出する処理を記述されている。端末装置は、ウェブページデータを解釈し、第2サーバ装置からスタイルシートファイルを取得し、スタイルシートファイルからその情報を抽出する。
これにより、セキュリティを維持しつつ、サーバの負荷を極端に増加させずに、あるドメインのウェブページでの処理において他のドメインから情報を取得することができる。
また、本発明に係る情報処理システムは、上記の情報処理システムに加え、次のようにしてもよい。この場合、第1サーバ装置は、第1ユーザの登録情報を管理し、その第1ユーザのログイン処理を実行し、第2サーバ装置は、第2ユーザの登録情報およびその第2ユーザのデータファイルを管理し、その第2ユーザのログイン処理を実行する。そして、第1サーバ装置は、第1ユーザがログイン中の端末装置に対してウェブページデータを送信する。また、第2サーバ装置は、ウェブページデータに記述されている処理の実行に伴って要求される情報として、第2ユーザのログイン状態および/またはデータファイルの属性情報をスタイルシートファイルに書き込む。
これにより、複数ユーザを複数ドメインで管理する場合に、あるユーザ(第1ユーザ)が登録されているドメインのウェブページでの処理において、そのドメインとは異なるドメインのユーザ(第2ユーザ)に関する情報を取得することができる。
本発明に係るサーバ装置は、端末装置との間でデータ通信を行う通信装置と、端末装置からの要求に応じてウェブページデータを送信するサーバ処理部とを備える。そして、このウェブページデータは、このウェブページデータに記述されている処理の実行に伴って要求される情報を他のドメインから取得するために、所定のドメインにおける情報取得用ウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして他のドメインに属するスタイルシートファイルを他のドメインのサーバ装置から取得し、取得したスタイルシートファイルからその情報を抽出する処理を記述されている。
これにより、セキュリティを維持しつつ、サーバの負荷を極端に増加させずに、あるドメインのウェブページでの処理において他のドメインから情報を取得することができる。
また、本発明に係るサーバ装置は、上記のサーバ装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、所定のドメインにおける情報取得用ウェブページが、ウェブページデータの適用されるウィンドウ内のフレームに適用される。そして、ウェブページデータは、フレーム内の情報取得用ウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして他のドメインに属するスタイルシートファイルを他のドメインのサーバ装置から取得しその情報を抽出する処理を記述されている。
これにより、スタイルシートファイルの要求がJavaScriptなどのスクリプトによる要求ではなくHTML上での要求となるため、クロスドメインの制約を受けずにセキュリティを維持しつつ、サーバの負荷を極端に増加させずに、あるドメインのウェブページでの処理において他のドメインから情報を取得することができる。
また、本発明に係るサーバ装置は、上記のサーバ装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、サーバ装置により供給されるウェブページデータは、フレームを生成し、情報取得用ウェブページをそのフレームに適用し、その情報取得用ウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして他のドメインに属するスタイルシートファイルを他のドメインのサーバ装置から取得しその情報を抽出する処理を記述されている。
これにより、スタイルシートファイルの要求がJavaScriptなどのスクリプトによる要求ではなくHTML上での要求となるため、クロスドメインの制約を受けずにセキュリティを維持しつつ、サーバの負荷を極端に増加させずに、あるドメインのウェブページでの処理において他のドメインから情報を取得することができる。また、情報を取得する際にフレームを生成するので、任意のタイミングで、情報を取得することができる。また、複数のフレームを生成することで、複数のスタイルシートファイルを並行して取得することができる。
また、本発明に係るサーバ装置は、上記のサーバ装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、フレームがインラインフレームとしてかつ不可視で生成されるようにウェブページデータに記述されている。
これにより、スタイルシートファイルの取得に使用されるフレームがユーザに視認されずに済む。
また、本発明に係るサーバ装置は、上記のサーバ装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、スタイルシートファイルから抽出される情報は、他のドメインのサーバ装置により管理されている他のユーザのログイン状態および/またはそのユーザのデータファイルの属性情報である。
これにより、複数ユーザを複数ドメインで管理する場合に、あるユーザが登録されているドメインのウェブページでの処理において、そのドメインとは異なるドメインのユーザに関連する情報を取得することができる。
また、本発明に係るサーバ装置は、上記のサーバ装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、ユーザの登録情報を管理し、そのユーザのログイン処理を実行するユーザ管理部と、他のドメインのサーバ装置に問い合わせて、端末装置から当該サーバ装置にログインしているユーザへの提供を許可されているスタイルシートファイルのリストを取得し端末装置へ送信するリスト送信処理部とをさらに備える。そして、ウェブページデータは、所定のドメインにおけるウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして、リスト送信処理部により取得されたリストにおけるスタイルシートファイルを他のドメインのサーバ装置から取得し、取得したスタイルシートファイルからその情報を抽出する処理を記述されている。
これにより、スタイルシートファイルのリストの取得については、ユーザが登録されているサーバ装置を介して実行し、スタイルシートファイル自体の取得については、そのスタイルシートファイルを有するサーバ装置に対して直接実行される。したがって、頻繁にスタイルシートファイルを取得してもサーバの負荷を極端に増加させずに、他のドメインから情報を取得することができる。
また、本発明に係るサーバ装置は、上記のサーバ装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、スタイルシートファイルを取得する処理の記述は、他のドメインのサーバ装置のCGIへのアクセスの記述を含まないものとされる。
また、本発明に係るサーバ装置は、上記のサーバ装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、サーバ装置により供給されるウェブページに記述されている処理において使用される情報取得用ウェブページは以下のようにされる。情報取得用ウェブページのデータは、HTMLにより記述され、情報取得用ウェブページのデータにおけるhead要素内には、スタイルシートファイルをスタイルシートとして情報取得用ウェブページに適用するためのlink要素が記述される。また、情報取得用ウェブページのデータにおけるbody要素内には、スタイルシートファイルにおいて定義され上述の情報をプロパティの値として与えられるセレクタを指定された要素が記述されている。
これにより、情報取得用ウェブページにスタイルシートが適用された後に、処理に必要な情報をその情報取得用ウェブページから抽出することができる。
また、本発明に係るサーバ装置は、上記のサーバ装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、ウェブページデータには、script要素で処理が記述されている。
本発明に係るサーバ装置は、端末装置との間でデータ通信を行う通信装置と、端末装置からの要求に応じてスタイルシートファイルを送信する通信処理部と、ユーザの登録情報およびそのユーザのデータファイルを管理し、そのユーザのログイン処理を実行するユーザ管理部とを備える。そして、ユーザ管理部は、ユーザのログイン状態および/またはデータファイルの属性情報をスタイルシートファイルに書き込む。
これにより、セキュリティを維持しつつ、サーバの負荷を極端に増加させずに、このサーバ装置のドメインとは異なる他のドメインのウェブページでの処理において要求される、このサーバ装置に登録されているユーザに関連する情報を提供することができる。
また、本発明に係るサーバ装置は、上記のサーバ装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、ユーザ管理部は、ユーザのログイン状態および/またはデータファイルの属性情報が変化するたびに、スタイルシートファイルを更新する。
これにより、ユーザのログイン状態および/またはデータファイルの属性情報の変化が、他のドメインのウェブページでの処理において検出することができる。
また、本発明に係るサーバ装置は、上記のサーバ装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、スタイルシートファイルは、ユーザのログイン状態に関連付けられたセレクタ、および/または属性情報における項目のそれぞれに関連付けられたセレクタを有する。そして、ユーザ管理部は、ユーザのログイン状態および/またはデータファイルの属性情報を、スタイルシートファイルにおいて対応するセレクタのプロパティの値として書き込む。
これにより、端末装置において、上述の情報取得用ウェブページにスタイルシートが適用された後に、処理に必要な情報をその情報取得用ウェブページから抽出することができる。
本発明に係る情報処理方法は、第1ドメインに属する第1サーバ装置からウェブページデータを取得し、ウェブページデータに記述されている処理の実行に伴って要求される情報を、第1ドメインと異なる第2ドメインに属する第2サーバ装置から取得する情報処理方法である。そのウェブページデータは、第1のドメインにおけるウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとしてスタイルシートファイルを第2サーバ装置から取得し情報を抽出する処理を記述されている。そして、第2サーバ装置に、情報を含むスタイルシートファイルを格納し、第1サーバ装置から取得したウェブページデータを解釈し、第2サーバ装置からスタイルシートファイルを取得し、スタイルシートファイルからその情報を抽出し、抽出した情報を使用してウェブページデータに記述されている処理を実行する。
これにより、セキュリティを維持しつつ、サーバの負荷を極端に増加させずに、あるドメインのウェブページでの処理において他のドメインから情報を取得することができる。
本発明に係るウェブページデータは、所定のドメインに属しスクリプトで処理を記述されておりコンピュータ上のウェブブラウザにより解釈されるウェブページデータである。そして、そのスクリプトは、コンピュータに、このウェブページデータに記述されている処理の実行に伴って要求される情報を取得するために、所定のドメインにおける情報取得用ウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして他のドメインに属するスタイルシートファイルを他のドメインのサーバ装置から取得させ、取得したスタイルシートファイルからその情報を抽出させる。
これにより、あるドメインに配置されたこのウェブページデータに記述された処理において、セキュリティを維持しつつ、サーバの負荷を極端に増加させずに、他のドメインから情報を取得することができる。
本発明によれば、ウェブページ上の処理において、セキュリティを維持しつつ、サーバの負荷を極端に増加させずに、他のドメインから情報を取得することを可能とする。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。図1において、サーバ装置1,2は、ネットワーク3に接続されており、ネットワーク3を介して端末装置4に各種情報を提供する。
サーバ装置1は、ドメインD1に属し、1または複数のユーザの登録情報を管理する装置である。サーバ装置1は、自己に登録されているユーザ(以下、登録ユーザという)のログイン処理を実行し、ログインした登録ユーザの端末装置4に対してウェブOS環境を提供する。サーバ装置1は、ウェブサーバ機能を有し、登録ユーザの操作する端末装置4のウェブクライアントとの間で非同期通信を行い、ウェブクライアント上でウェブOS環境を実現するためのデータを送信する。ウェブクライアントとは、ウェブブラウザなどの、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)クライアント機能、HTML(Hypertext Markup Language)処理機能、スクリプト実行機能などを有する処理部である。
サーバ装置2は、ドメインD2に属し、サーバ装置1のユーザとは異なる1または複数のユーザの登録情報を管理する装置である。サーバ装置2は、登録ユーザのログイン処理を実行し、ログインした登録ユーザの端末装置4に対してウェブOS環境を提供する。サーバ装置2は、ウェブサーバ機能を有し、登録ユーザの操作する端末装置4のウェブクライアントとの間で非同期通信を行い、ウェブクライアント上でウェブOS環境を実現するためのデータを送信する。
ウェブOS環境を実現するためにサーバ装置1,2から端末装置4へ送信されるウェブページデータには、そのウェブページデータのファイルが属するドメインとは異なるドメインに属する属性ファイルを取得するためのスクリプトが記述されている。各ドメインにおける属性ファイルには、他のドメインのウェブページデータが適用された端末装置4へ提供する情報が含められる。属性ファイルは、スタイルシートファイルとされ、提供すべき情報は、スタイルシートファイルの書式に従って記述される。また、そのスクリプトには、そのスタイルシートファイルを適用されるHTMLファイルをフレームに対して適用し、そのスタイルシートファイルから適用された属性値を抽出する処理が記述されている。これにより、例えば、ユーザが、端末装置4を操作し、ウェブクライアントを使用してドメインD1のサーバ装置1にログインし、ウェブクライアント上でドメインD1のサーバ装置1から取得したウェブページデータに記述されている処理を実行する際に、別のドメインD2のサーバ装置2で管理されている他のユーザにより公開されている情報(ログイン情報、共有ファイルの更新情報など)を取得することができる。
以下に、サーバ装置1,2および端末装置4の構成およびクロスドメインで情報を送受する方法について説明する。
図2は、図1におけるサーバ装置1,2の構成を示すブロック図である。図2において、データ格納装置11は、ユーザ登録情報21、データファイル22、属性ファイル23およびウェブページデータ24を格納する記録媒体を有する装置である。データ格納装置11には、ハードディスクドライブ、ディスクアレイなどの装置が使用される。なお、データ格納装置11をサーバ装置1,2とは別のサーバ装置に設け、サーバ装置1,2がそのサーバ装置にアクセス可能にしてデータの読み書きを実行するようにしてもよい。
ユーザ登録情報21は、1または複数のユーザのIDおよびパスワード、その他のユーザの属性情報(個人情報、ニックネーム、所属ドメインなど)を含む。ユーザは、自己のログイン状態情報への、他のユーザからのアクセスの可否を設定することができる。他のユーザは、所有者と同一のドメインのサーバ装置1,2に登録されている者でも、他のドメインのサーバ装置1,2に登録されている者でもよい。また、他のユーザとして特定のユーザを指定してもよいし、ドメイン単位、所定のグループ単位あるいは全ユーザを対象にしてアクセスの可否を設定するようにしてもよい。そして、その設定情報は、ユーザ登録情報21に関連付けられて格納される。
データファイル22は、ユーザ登録情報21に登録されているユーザの所有するデータファイルである。このデータファイル22は、テキストデータファイル、画像データファイル、音楽データファイルなどである。データファイル22は、ユーザの操作に従って各種アプリケーションあるいはOSにより生成されたり、編集されたり、削除されたりする。データファイル22には、他のユーザからのアクセス(閲覧、編集など)の可否を、所有者であるユーザが設定することができる。他のユーザは、所有者と同一のドメインのサーバ装置1,2に登録されている者でも、他のドメインのサーバ装置1,2に登録されている者でもよい。また、他のユーザとして特定のユーザを指定してもよいし、ドメイン単位、所定のグループ単位あるいは全ユーザを対象にしてアクセスの可否を設定するようにしてもよい。そして、その設定情報は、データファイル22に関連付けられて格納される。
属性ファイル23は、ユーザのログイン状態情報またはデータファイル22の属性情報を含むファイルである。ログイン状態情報は、ログインしているか否かの情報を含む。さらに、ログイン状態情報は、ログインからの経過時間、最後に操作を検出してからの経過時間などを含んでもよい。データファイル22の属性情報は、作成日時、最終更新日時などを含む。さらに、データファイル22の属性情報は、データファイル22のサイズなどを含んでもよい。
属性ファイル23は、ウェブページに適用されるスタイルシートファイルとして生成される。この実施の形態では、属性ファイル23は、CSS(Cascading Style Sheets)ファイルとされる。
CSSファイルの書式は、規格などにより定められている。CSSは、「『セレクタ』{『属性』:『値』}」という書式で記述される。このうち、『セレクタ』には、任意の文字列を使用することができる。『属性』および『値』には、任意の文字列を使用することができるが、既定のもの以外は、ウェブクライアントにおいて無視される。このため、この実施の形態では、『属性』および『値』として既定のものが使用される。つまり、上述のログイン状態情報および属性情報は、既定の『属性』および『値』の書式を利用して属性ファイル23において表現される。なお、『値』としては、プロパティに応じて、既定の単語、任意の数値などを示す文字列が使用可能である。
ウェブページデータ24は、HTMLで記述されており、所定の処理を記述したスクリプトを含むデータである。スクリプトは、HTMLのscript要素内に記述される。1ウェブページのウェブページデータ24が1つのファイルに含まれる。この実施の形態では、スクリプトは、JavaScriptで記述されている。ウェブページデータ24は、端末装置4などからの要求に応じてサーバ処理部31により送信される。ウェブページデータ24は、サーバ装置1の属するドメインD1またはサーバ装置2の属するドメインD2に属し、所定のURL(Uniform Resource Locator)でアクセスされる。
さらに、ウェブページデータ24の属するドメインD1(またはドメインD2)以外の別のドメインD2(またはドメインD2)から情報(上述のログイン状態情報、属性情報など)を取得する必要のある処理がウェブページデータ24に記述されている場合、そのウェブページデータ24には、そのウェブページデータ24と同一のドメインの情報取得用ウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして他のドメインに属する属性ファイル23を他のドメインのサーバ装置1,2から取得させ、取得した属性ファイルから情報を抽出させる処理を実行させるスクリプトが記述されている。
また、通信装置12は、ネットワーク3を介して、ネットワーク3に接続している他の装置(サーバ装置1,2、端末装置4など)との間でデータ通信を実行する装置である。通信装置12としては、ネットワークインタフェース、モデムなどが適宜使用される。
また、コンピュータ13は、図示せぬCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびハードディスクドライブなどの記録媒体を有する。コンピュータ13では、そのROM、記録媒体などに格納されているプログラムがCPUで実行されることにより、各種処理部が実現される。このサーバ装置1,2では、コンピュータ13により、サーバ処理部31、ユーザ管理部32、ファイル操作処理部33およびサーバ間通信処理部34が実現される。
サーバ処理部31は、IPネットワーク上でデータ通信を行う通信機能およびHTTPサーバ機能を有する処理部である。つまり、サーバ処理部31は、HTTPのGETコマンドを受信すると、そのコマンドで指定されたURLのファイルを、データ格納装置11から読み出して送信したり、そのコマンドで指定されたURLのCGIを起動しCGIの処理結果を送信したりする。
ユーザ管理部32は、CGIが実行されることにより実現され、ログイン管理機能を有する。ユーザ管理部32は、各登録ユーザがログインしているか否かをそれぞれユーザごとの属性ファイル23に書き込む。つまり、ユーザ管理部32は、ある登録ユーザがログインすると、そのユーザのログイン状態情報についての属性ファイル23における、ログインしているか否かを示すデータの値を、ログインしていることを示す値へ更新し、その登録ユーザがログアウトすると、ログインしているか否かを示すデータの値を、ログインしていないことを示す値へ更新する。
例えば、そのユーザの属性ファイル23がCSSに従って記述される場合には、ログイン状態情報を格納するセレクタの名称が予め定められており、そのセレクタにおける所定のプロパティの値がログイン時およびログアウト時に更新される。
なお、ユーザ管理部32は、ログイン処理において、端末装置4で入力されたユーザのIDおよびパスワードを受信し、ユーザ登録情報21を参照して、そのユーザが正規の登録ユーザであるか否かを判定する。
ファイル操作処理部33は、CGIが実行されることにより実現されるアプリケーションのサーバサイドの処理部であり、ログイン中の登録ユーザの操作に応じて、データファイル22の生成、編集、削除などを実行する処理部である。さらに、ファイル操作処理部33は、データファイル22の生成に合わせて、そのデータファイル22用の属性ファイル23を生成する。また、ファイル操作処理部33は、データファイル22の編集に合わせて、そのデータファイル22用の属性ファイル23内の属性情報を更新する。ファイル操作処理部33は、データファイル22の削除に合わせて、そのデータファイル22用の属性ファイル23を削除する。
サーバ間通信処理部34は、CGIが実行されることにより実現され、他のサーバ装置のサーバ間通信処理部34との間で通信を行う処理部である。また、サーバ間通信処理部34は、他のサーバ装置からデータファイルを取得するとともに、他のサーバ装置のサーバ間通信処理部34から要求があると、要求されたデータファイル22を要求元のサーバ装置34へ送信する。なお、ここでいう他のサーバ装置は、サーバ間通信処理部34を内蔵するサーバ装置1,2と同一ドメインのサーバ装置でもよいし、異なるドメインのサーバ装置でもよい。つまり、CGIを使用する際には、両方のサーバ間通信処理部34により、サーバ装置1とサーバ装置2との間での通信が行われる。
サーバ装置1の構成とサーバ装置2の構成は同一とされるが、ユーザ登録情報21、データファイル22および属性ファイル23の内容は異なる。
図3は、図1における端末装置4の構成を示すブロック図である。図3において、通信装置41は、ネットワーク3を介して、ネットワーク3に接続している他の装置(サーバ装置1,2など)との間でデータ通信を実行する装置である。通信装置41としては、ネットワークインタフェース、モデムなどが適宜使用される。入力装置42は、ユーザ操作を検出し、ユーザ操作に応じた電気信号を出力する装置である。入力装置42としては、キーボード、マウスなどが使用される。また、表示装置43は、画像信号に従ってユーザに対して各種情報を表示する装置である。表示装置43としては、液晶ディスプレイなどが使用される。
コンピュータ44は、図示せぬCPU、ROM、RAM、ハードディスクなどの記録媒体、並びに、入力装置42および表示装置43を接続されるインタフェースを備える。コンピュータ44では、そのROM、記録媒体などに格納されているプログラムがCPUで実行されることにより、各種処理部が実現される。また、処理部は、インタフェースを介して、入力装置42で検出されたユーザ操作の情報を取得したり、表示装置43に情報を表示させたりする。
この端末装置4では、コンピュータ44により、ウェブクライアント51が実現される。ウェブクライアント51は、HTTPクライアント機能、HTML処理機能、スクリプト実行機能などを有する処理部である。ウェブクライアント51としては、例えばインターネットエクスプローラ(商標)などのウェブブラウザが使用される。
つまり、端末装置4には、例えばOSとしてマイクロソフト社のウィンドウズ(商標)などがインストールされ、アプリケーションとしてウェブブラウザが動作するパーソナルコンピュータを使用することができる。
次に、上記システムにおける各装置の動作について説明する。
まず、登録ユーザのログインの処理およびその登録ユーザに対してアクセス許可されているデータファイル(以下、共有ファイルという)のリストを収集する処理について説明する。図4は、サーバ装置1の登録ユーザが端末装置4にログインしている際に、その登録ユーザに対してアクセス許可が設定されている他のユーザのデータファイル22のリストを収集する処理を説明する図である。
サーバ装置1の登録ユーザが端末装置4を操作して、ウェブクライアント51を起動させる(ステップS1)。
次に、その登録ユーザが入力装置42を操作してドメインD1の所定のURLを入力しアクセス実行操作をすると、ウェブクライアント51は、そのURLに向けて、ログイン画面データの要求を送信する(ステップS2)。
その要求は、ネットワーク3上を伝送していき、サーバ装置1のサーバ処理部31により受信される。サーバ装置1のサーバ処理部31は、その要求に応じて、ログイン画面のウェブページデータ24を送信する(ステップS3)。
そのウェブページデータ24は、ネットワーク3上を伝送していき、要求の送信元である端末装置4のウェブクライアント51により受信される。
ウェブクライアント51は、そのウェブページデータ24の内容を解釈し、ログイン画面を表示装置43に表示させる(ステップS4)。そのログイン画面には、ユーザIDとパスワードを入力するフィールドが設けられている。その後、それらのフィールドにユーザIDとパスワードを入力する操作が入力装置42により検出されると(ステップS5)、ウェブクライアント51は、ウェブページデータ24に記述されているスクリプトに従って、入力されたユーザIDおよびパスワードをサーバ装置1へ送信する(ステップS6)。その際、サーバ装置1のユーザ管理部32のCGIのURLが送信先に指定される。
そのユーザIDおよびパスワードは、サーバ処理部31により受信され、ユーザ管理部32に供給される。ユーザ管理部32は、そのユーザIDおよびパスワードがユーザ登録情報21に含まれるいずれかの登録ユーザのものと一致するか否かを判定する(ステップS7)。
ユーザ管理部32は、そのユーザIDおよびパスワードがユーザ登録情報21に含まれるいずれかの登録ユーザのものと一致する場合、そのユーザのログインを許可し、セッション情報を、そのウェブクライアント51へ送信する(ステップS8)。セッション情報には、他のユーザのセッションと区別するためのセッションの識別情報が含まれる。また、ユーザ管理部32は、ログインを許可すると、属性ファイル23に記述されているその登録ユーザのログイン状態情報を更新する。
ウェブクライアント51は、ログイン画面でのログインに成功し、セッション情報を受信すると、ウェブOSのデスクトップ環境のためのウェブページデータ24をサーバ装置1に要求する。サーバ装置1のユーザ管理部32は、その要求に応じて、ウェブページデータ24を送信する。ウェブクライアント51は、そのウェブページデータ24に基づき自己のウィンドウにデスクトップ環境を形成する。図5は、端末装置4のウェブクライアント51により表示装置43で表示されるデスクトップ環境の一例を示す図である。図5に示すように、端末装置4のOSにより提供されるウィンドウ101内に、ウェブクライアント51によるウィンドウ102が存在し、そのウィンドウ102にデスクトップ環境が形成される。
なお、この実施の形態では、ネットワーク3を介してサーバ装置1,2および端末装置4の間で行われる通信は、下位層では通信装置12,41により実行される。つまり、サーバ処理部31とウェブクライアント51との間のHTTPなどの上位層の通信は、通信装置12,41を介して行われる。
次に、そのデスクトップ環境において、ログイン中の登録ユーザに対してアクセス許可が設定されている他のユーザのデータファイル22のリストを表示する処理について説明する。
その場合、ウェブクライアント51は、サーバ装置1から取得したウェブページデータ24内のスクリプトに従って、サーバ装置1のユーザ管理部32に対して、ログイン中の登録ユーザについての共有ファイルリストの要求を送信する(ステップS9)。
サーバ装置1のユーザ管理部32は、その要求を受信すると、サーバ間通信処理部34にドメインD1内の他のサーバ装置(図示せず)および他のドメインD2のサーバ装置2に登録されているユーザによりアクセス許可されている共有ファイルリストを収集させる。また、ユーザ管理部32は、サーバ装置1に登録されているユーザによりアクセス許可されている共有ファイルリストを収集させる。
サーバ装置1のサーバ間通信処理部34は、ログイン中の登録ユーザのユーザIDとともに、共有ファイルリストの要求を、サーバ装置2のサーバ間通信処理部34へ送信する(ステップS10)。
サーバ装置2のサーバ間通信処理部34は、その要求およびユーザIDを受信すると、サーバ装置2の登録ユーザのデータファイル22のうち、そのユーザIDに対してアクセス許可が設定されているデータファイル22のリストを生成し(ステップS11)、サーバ装置1のサーバ間通信処理部34へ送信する(ステップS12)。サーバ装置1のサーバ間通信処理部34は、そのリストを受信すると、ユーザ管理部32に供給する。この共有ファイルリストには、共有ファイル(つまり、データファイル22)の識別情報(URLなど)およびその共有ファイルの属性ファイル23のURLが含まれる。また、共有ファイルリストには、共有ファイルの所有者のユーザID、ニックネームなどのユーザ情報、共有ファイルのアイコン画像データファイル、その他の属性情報が含まれていてもよい。
そして、ユーザ管理部32は、他のサーバ装置2から収集したリストと、このサーバ装置1で得られたリストとを併合して1つの共有ファイルリストを生成し(ステップS13)、端末装置4のウェブクライアント51に送信する(ステップS14)。
端末装置4のウェブクライアント51は、サーバ装置1から取得したウェブページデータ24内のスクリプトに従って、そのリストを取得すると、共有ファイルのリストを保持し、ウィンドウ102内に表示する(ステップS15)。
共有ファイルのリストは、その共有ファイルの所有者ごとに分類して表示されるようにしてもよい。図6は、共有ファイルリストの表示例を示す図である。例えば、図6(A)に示すように、ログインしている登録ユーザに対してアクセス許可を設定しているデータファイル22の所有者である他のユーザについてユーザアイコン111が表示され、そのユーザアイコン111がクリックされると、図6(B)に示すように、小ウィンドウ112が開き、その小ウィンドウ112に、そのユーザアイコン111のユーザの共有ファイルのリスト113が表示されるようにしてもよい。リスト113は、例えば図6(B)に示すように、共有ファイルのアイコンおよびファイル名のリストとされる。このように、ウェブクライアント51は、共有ファイルリストを保持しつつ、その共有ファイルリストから、ユーザ操作に応じて、表示すべきリスト113を生成して表示してもよい。
このようにして、ログイン処理および共有ファイルリストの取得が実行される。
次に、ウェブクライアント51は、サーバ装置1から取得したウェブページデータ24内のスクリプトに従って、取得した共有ファイルリスト内の各共有ファイルの更新を監視する。図7は、サーバ装置1の登録ユーザが端末装置4にログインしている際に、その登録ユーザに対してアクセス許可が設定されているデータファイル22の属性情報を定期的に収集する処理を説明する図である。
上述のように共有ファイルリストを取得した後、ウェブクライアント51は、サーバ装置1から取得したウェブページデータ24内のスクリプトに従って、共有ファイルの更新を定期的に確認する。したがって、ウェブクライアント51は、確認のタイミングになると、更新確認処理を開始する(ステップS21)。
ウェブクライアント51は、サーバ装置1から取得したウェブページデータ24内のスクリプトに従って、共有ファイルリストから各共有ファイルの属性ファイル23のURLを抽出し、各属性ファイル23の送信要求を送信する(ステップS22)。この送信要求は、そのURLを指定したHTTPのGETコマンドとされる。なお、サーバ装置1の登録ユーザの属性ファイル23については、送信要求はサーバ装置1へ送信され、サーバ装置2の登録ユーザの属性ファイル23については、送信要求はサーバ装置1を介さずにサーバ装置2へ送信される。サーバ装置1,2のサーバ処理部31は、その送信要求を受信すると、要求において指定されている属性ファイル23を読み出し、要求元のウェブクライアント51へ送信する(ステップS23)。ウェブクライアント51は、その属性ファイル23を取得し、属性ファイル23から、共有ファイルの属性情報を取得する。
このとき、属性ファイル23がそのウェブページデータ24のドメインD1と同一のドメインD1に属する場合と、属性ファイル23がそのウェブページデータ24のドメインD1と異なるドメインD2に属する場合とで、属性情報の取得方法が異なる。属性情報を取得する際の処理の詳細については後述する。
共有ファイルの属性情報を取得すると、ウェブクライアント51は、属性情報における最終更新日時に基づいて、共有ファイルが更新されたか否かを判定する(ステップS25)。新規に追加された共有ファイルの場合、および前回共有ファイルを取得した時点より最終更新日時が後である場合には、その共有ファイルは、更新されたものと判定される。なお、共有ファイルを取得する場合には、図6(B)に示すようなリスト113におけるアイコンがクリックされ、ウェブクライアント51は、その共有ファイルの送信要求をサーバ装置1へ送信する。サーバ装置1のサーバ処理部31は、同一ドメインD1の共有ファイルについては、その共有ファイルを読み出し、ウェブクライアント51へ送信する。一方、サーバ装置1のサーバ処理部31は、他のドメインD2の共有ファイルについては、サーバ間通信処理部34を介して他のドメインD2のサーバ装置2からその共有ファイルを取得し、ウェブクライアント51へ送信する。
ウェブクライアント51は、共有ファイルが更新されていないと判定した場合には、その共有ファイルについての今回の更新確認処理を終了する(ステップS25)。
一方、サーバ装置1,2のファイル操作処理部33により共有ファイルが追加または更新され(ステップS26)、それに伴い属性ファイル23が追加または更新された場合(ステップS27)、その後のある時点で、ウェブクライアント51は、上述と同様にして更新確認処理を開始し(ステップS28)、属性情報を取得すると(ステップS29,S30)、共有ファイルが更新されていると判定し(ステップS31)、共有ファイルの更新に対応した処理を実行する(ステップS32)。そして、その処理が完了すると、ウェブクライアント51は、更新確認処理を終了する(ステップS33)。
共有ファイルの更新に対応した処理では、例えば図6(B)に示すように、表示された共有ファイルのリスト113において、更新された共有ファイルのアイコンの画像が変更される。図8は、更新が検出された共有ファイルのアイコン画像の一例を示す図である。例えば図6(B)に示す「document1」という共有ファイルが更新され、「picture1」という共有ファイルが追加された場合、図8に示すように、それらの共有ファイルのアイコン121は、更新を示すマークを有する画像で表示される。
このようにして、CSSファイルである属性ファイル23の送受により、共有ファイルの属性情報が定期的に取得され、共有ファイルの更新などといった属性情報の変化が検出される。
以上のように、属性ファイル23は公開領域に格納され、CGIを介さずに端末装置4により直接取得される。一方、共有ファイル(データファイル22)は非公開領域に格納され、サーバ装置1,2のCGI(サーバ間通信装置34)を介して端末装置4により取得される。
次に、属性情報を取得する際の処理の詳細について説明する。図9は、属性情報を取得する際の処理の詳細について説明するフローチャートである。
ウェブクライアント51は、属性情報を取得する際、属性ファイル23のURLを指定して、サーバ装置1から取得したウェブページデータ24内に記述されたスクリプトを以下のように実行する。
ウェブクライアント51は、属性ファイル23のURLに基づき、属性ファイル23がそのウェブページデータ24と同一のドメインD1のものか否かを判定する(ステップS41)。
ウェブクライアント51は、取得すべき属性ファイル23が別のドメインD2のものであると判定した場合、ウィンドウ102内にインラインフレームを生成し(ステップS42)、そのインラインフレームに適用するウェブページデータ(以下、情報取得用ウェブページデータという)を生成する(ステップS43)。情報取得用ウェブページデータは、HTMLにより記述される。また、情報取得用ウェブページデータにおけるhead要素内には、その属性ファイル23をスタイルシートとしてこの情報取得用ウェブページに適用するためのlink要素が記述される。さらに、情報取得用ウェブページデータにおけるbody要素内には、その属性ファイル23において定義されているセレクタを指定された要素が記述される。また、情報取得用ウェブページデータには、インラインフレームのウィンドウ内で表示されるテキストなどは含まれない。つまり、インラインフレームに情報取得用ウェブページデータを適用しても情報取得用ウェブページデータは処理されるがテキストなどは表示されない。
図10は、属性ファイル23の一例を示す図である。図11は、図10に示す属性ファイル23をスタイルシートに指定している情報取得用ウェブページデータの一例を示す図である。図11に示す情報取得用ウェブページデータでは、「http://domain2/aaa.css」という別ドメインD2の属性ファイル23(図10に示すもの)をスタイルシートとして指定しているlink要素、およびその属性ファイル23で定義されているセレクタ「afs1」,「afs2」,「afs3」,「afs4」を指定されたdiv要素が記述されている。さらに、図11に示す情報取得用ウェブページデータには、この情報取得用ウェブページデータに適用されたスタイルシートのプロパティ値を取得するコールバック用の関数getValueがJavaScriptでDOM(Document Object Model)要素を利用して定義されている。この関数では、適用されたスタイルシートの所定のプロパティの値(文字列)が変数arrに含められ、その変数が関数の戻り値とされる。したがって、生成されたインラインフレームにおいて情報取得用ウェブページデータが適用され、その際に、CSSファイルとして属性ファイル23が取得され、インラインフレーム内の情報取得用ウェブページに反映された後に、この関数を読み出すことにより、スタイルシートとして取得された属性ファイル23に含まれている属性情報が抽出される。なお、図11に示す情報取得用ウェブページデータにおいて、属性ファイル23のURLに、パラメータとして、情報取得用ウェブページデータを生成するたびに生成される乱数を付加してもよい。そのようにすることで、属性ファイル23を繰り返し取得しても、キャッシュされている属性ファイル23を取得せずに済む。
このような情報取得用ウェブページデータを生成すると、ウェブクライアント51は、その情報取得用ウェブページデータをインラインフレームに適用する(ステップS44)。
このとき、ウェブクライアント51は、情報取得用ウェブページデータを解釈し、情報取得用ウェブページデータのlink要素に記述されている属性ファイル23をCSSファイルとして取得し、その情報取得用ウェブページに適用する(ステップS45)。この処理が、図7におけるステップS22,23の処理およびステップS29,S30の処理に相当する。
CSSファイルとしての属性ファイル23の、情報取得用ウェブページへの適用が完了すると、ウェブクライアント51は、コールバック関数を実行し、そのコールバック関数内で上述の関数getValueを使用して、情報取得用ウェブページに適用されたスタイルシートのプロパティの値として属性情報を取得する(ステップS46)。
このようにして、他のドメインD2の共有ファイルについては、クロスドメイン制限を受けずに、かつサーバ装置1,2のCGIを使用することなく、他のドメインD2の共有ファイルの属性情報が取得される。
なお、上述の説明では、1つの属性ファイル23を取得しているが、取得すべき属性ファイル23の数と同数の同様の処理を順番にあるいは並行して実行することにより、複数の属性ファイル23を取得することができる。なお、同様の処理を順番に実行する場合には、生成したインラインフレームを複数の情報取得用ウェブページに使用するようにしてもよい。また、上述の処理では、インラインフレームを新たに生成しているが、その代わりに、既に生成済みのインラインフレームを使用するようにしてもよい。また、インラインフレームの代わりに、画面分割フレームを使用するようにしてもよい。また、インラインフレームのウィンドウを表示する必要はないので、インラインフレームは不可視の状態で生成してもよい。また、属性情報の取得が完了した後に、インラインフレームは削除してもよいし、他の属性ファイル23の取得に利用してもよい。
一方、取得すべき属性ファイル23がウェブページデータ24と同一のドメインD1のものであると判定した場合、ウェブクライアント51は、XMLHTTPリクエストで、その属性ファイル23を取得する(ステップS47)。この処理が、図7におけるステップS22,23の処理およびステップS29,S30の処理に相当する。その際、取得に失敗した場合には(ステップS48)、ウェブクライアント51は、他のドメインD2の属性情報を取得する場合と同様にして、属性情報を取得する(ステップS42〜S46)。ウェブクライアント51は、XMLHTTPリクエストにより属性ファイル23を取得すると、その属性ファイル23から属性情報を取得する(ステップS49)。
このようにして、同一のドメインD1の共有ファイルの属性ファイル23については、通常の方法で、XMLHTTPリクエストを使用して属性情報が取得される。
さらに、他のユーザのログイン状態情報を取得するようにしてもよい。
その場合、端末装置4からサーバ装置1へログインしたユーザに対してログイン状態情報の公開を許可している他のユーザのリスト(以下、ユーザリストという)が、ログイン処理後に上述の共有ファイルリストと同様にして収集されウェブクライアント51へ供給される。ユーザリストには、ユーザごとに、ユーザIDおよびその他の属性情報並びにログイン状態情報を含む属性ファイル23のURLが含まれる。
そして、ユーザリストがウェブクライアント51により取得されると、例えば図6に示すように、ユーザリストに含まれる各ユーザのアイコン111がウィンドウ102に表示される。
その後、上述の共有ファイルの更新を監視する場合と同様にして、ユーザリストに含まれる各ユーザのログイン状態情報が定期的に確認される。その際、ユーザリストにおいて指定されている各ユーザの属性ファイル23が定期的に取得される。その属性ファイル23もCSSファイルであり、上述の共有ファイルの属性ファイル23と同様にして、ウェブクライアント51により取得される。そして、その属性ファイル23からユーザのログイン状態情報が抽出される。
このようにして取得されたログイン状態情報は、例えば、ユーザのアイコン111の表示制御に使用される。図12は、ログイン状態情報に応じたユーザのアイコンの表示例を示す図である。図12に示すように、ログイン状態情報を取得可能な他のユーザのうち、ログイン中であるユーザのアイコン111aは、カラーで表示され、ログイン中であるユーザのアイコン111bは、グレースケールで表示されるようにしてもよい。このように、ログインしているか否かに応じてデスクトップに表示されるユーザのアイコンの画像を変化させることができる。また、ログイン中のユーザのアイコン111aのみを表示し、ログイン中でないユーザのアイコン111bは表示しないようにしてもよい。さらに、ログインしているか否か、最終操作からの経過時間などに応じて、アイコン111a,111bのサイズ、形状などを変更するようにしてもよい。
ログイン状態情報を定期的に取得することにより、ウェブクライアント51において、各時点での他のユーザのログイン状態を確認することが可能となる。
以上のように、上記実施の形態に係るシステムは、ドメインD1に属するサーバ装置1と、ドメインD1と異なるドメインD2に属するサーバ装置2と、サーバ装置1からウェブページデータ24を取得し、ウェブページデータ24に記述されている処理の実行に伴って要求される情報をサーバ装置2から取得する端末装置4とを備える。サーバ装置2は、その情報を含む属性ファイル23をスタイルシートファイルとして格納する。ウェブページデータ24には、ドメインD1における情報取得用ウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして属性ファイル23をサーバ装置2から取得しその情報を抽出する処理が記述されている。そして、端末装置4のウェブクライアント51は、ウェブページデータ24を解釈し、サーバ装置2から属性ファイル23を取得し、その属性ファイル23からその情報を抽出する。
これにより、セキュリティを維持しつつ、サーバ装置1,2の負荷を極端に増加させずに、ドメインD1のウェブページデータ24に記述された処理においてドメインD2から情報を取得することができる。
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施の形態において、サーバ装置1,2は、それぞれ、複数のコンピュータにより上述の機能を実現している構成であってもよい。
また、上記実施の形態において、ウェブページデータ24は、CGIにより動的に生成されるものであってもよい。
また、上記実施の形態においては、一例として、ドメインD1のウェブページデータ24に記述された処理において、ドメインD2の情報を取得しているが、ドメインD2のウェブページデータ24に記述された処理において、ドメインD1の情報を同様に取得することも可能である。
また、上記実施の形態において、CGIに使用される言語には、perl、PHP(Hypertext Preprocessor)などが適宜採用される。
本発明は、例えば、マルチドメイン構成のマルチユーザウェブOSに適用可能である。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図1におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 図1における端末装置の構成を示すブロック図である。 サーバ装置の登録ユーザが端末装置にログインしている際に、その登録ユーザに対してアクセス許可が設定されているデータファイルのリストを収集する処理を説明する図である。 端末装置のウェブクライアントにより表示装置で表示されるデスクトップ環境の一例を示す図である。 共有ファイルリストの表示例を示す図である。 サーバ装置の登録ユーザが端末装置にログインしている際に、その登録ユーザに対してアクセス許可が設定されているデータファイルの属性情報を定期的に収集する処理を説明する図である。 更新が検出された共有ファイルのアイコン画像の一例を示す図である。 属性情報を取得する際の処理の詳細について説明するフローチャートである。 属性ファイルの一例を示す図である。 図10に示す属性ファイルをスタイルシートに指定している情報取得用ウェブページデータの一例を示す図である。 ログイン状態情報に応じたユーザのアイコンの表示例を示す図である。
符号の説明
1 サーバ装置(第1サーバ装置)
2 サーバ装置(第2サーバ装置)
4 端末装置
12 通信装置
23 属性ファイル(スタイルシートファイル)
24 ウェブページデータ
31 サーバ処理部(サーバ処理部,通信処理部)
32 ユーザ管理部(ユーザ管理部,リスト送信処理部の一部)
34 サーバ間通信処理部(リスト送信処理部の一部)
102 ウィンドウ
D1 ドメイン(第1ドメイン)
D2 ドメイン(第2ドメイン)

Claims (16)

  1. 第1ドメインに属する第1サーバ装置と、
    前記第1ドメインと異なる第2ドメインに属する第2サーバ装置と、
    前記第1サーバ装置からウェブページデータを取得し、前記ウェブページデータに記述されている処理の実行に伴って要求される情報を前記第2サーバ装置から取得する端末装置とを備え、
    前記第2サーバ装置は、前記情報を含むスタイルシートファイルを格納し、
    前記ウェブページデータは、前記第1のドメインにおけるウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして前記スタイルシートファイルを前記第2サーバ装置から取得し前記情報を抽出する処理を記述されており、
    前記端末装置は、前記ウェブページデータを解釈し、前記第2サーバ装置から前記スタイルシートファイルを取得し、前記スタイルシートファイルから前記情報を抽出すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第1サーバ装置は、第1ユーザの登録情報を管理し、その第1ユーザのログイン処理を実行し、
    前記第2サーバ装置は、第2ユーザの登録情報およびその第2ユーザのデータファイルを管理し、その第2ユーザのログイン処理を実行し、
    前記第1サーバ装置は、前記第1ユーザがログイン中の前記端末装置に対して前記ウェブページデータを送信し、
    前記第2サーバ装置は、前記ウェブページデータに記述されている処理の実行に伴って要求される情報として、前記第2ユーザのログイン状態および/または前記データファイルの属性情報を前記スタイルシートファイルに書き込むこと、
    を特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 所定のドメインに属しウェブページデータを端末装置へ提供するサーバ装置において、
    前記端末装置との間でデータ通信を行う通信装置と、
    前記端末装置からの要求に応じてウェブページデータを送信するサーバ処理部とを備え、
    前記ウェブページデータは、このウェブページデータに記述されている処理の実行に伴って要求される情報を他のドメインから取得するために、前記所定のドメインにおける情報取得用ウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして前記他のドメインに属するスタイルシートファイルを前記他のドメインのサーバ装置から取得し、取得した前記スタイルシートファイルから前記情報を抽出する処理を記述されていること、
    を特徴とするサーバ装置。
  4. 前記所定のドメインにおける情報取得用ウェブページは、前記ウェブページデータの適用されるウィンドウ内のフレームに適用され、
    前記ウェブページデータは、前記フレーム内の前記情報取得用ウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして前記他のドメインに属するスタイルシートファイルを前記他のドメインのサーバ装置から取得し前記情報を抽出する処理を記述されていること、
    を特徴とする請求項3記載のサーバ装置。
  5. 前記ウェブページデータは、フレームを生成し、前記情報取得用ウェブページをそのフレームに適用し、その情報取得用ウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして他のドメインに属するスタイルシートファイルを前記他のドメインのサーバ装置から取得し前記情報を抽出する処理を記述されていることを特徴とする請求項3記載のサーバ装置。
  6. 前記フレームは、インラインフレームとして、かつ不可視で生成されることを特徴とする請求項5記載のサーバ装置。
  7. 前記スタイルシートファイルから抽出される情報は、前記他のドメインのサーバ装置により管理されている他のユーザのログイン状態および/またはそのユーザのデータファイルの属性情報であることを特徴とする請求項3記載のサーバ装置。
  8. ユーザの登録情報を管理し、そのユーザのログイン処理を実行するユーザ管理部と、
    前記他のドメインのサーバ装置に問い合わせて、前記端末装置から当該サーバ装置にログインしているユーザへの提供を許可されている前記スタイルシートファイルのリストを取得し前記端末装置へ送信するリスト送信処理部とを備え、
    前記ウェブページデータは、前記所定のドメインにおけるウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして、前記リスト送信処理部により取得されたリストにおけるスタイルシートファイルを前記他のドメインのサーバ装置から取得し、取得した前記スタイルシートファイルから前記情報を抽出する処理を記述されていること、
    を特徴とする請求項7記載のサーバ装置。
  9. 前記スタイルシートファイルを取得する処理の記述は、前記他のドメインのサーバ装置のCGIへのアクセスの記述を含まないことを特徴とする請求項8記載のサーバ装置。
  10. 前記情報取得用ウェブページのデータは、HTMLにより記述され、
    前記情報取得用ウェブページのデータにおけるhead要素内には、前記スタイルシートファイルをスタイルシートとして前記情報取得用ウェブページに適用するためのlink要素が記述され、
    前記情報取得用ウェブページのデータにおけるbody要素内には、前記スタイルシートファイルにおいて定義され前記情報をプロパティの値として与えられるセレクタを指定された要素が記述されていること、
    を特徴とする請求項3記載のサーバ装置。
  11. 前記ウェブページデータには、script要素で前記処理が記述されていることを特徴とする請求項3記載のサーバ装置。
  12. 所定のドメインに属しウェブページデータを端末装置へ提供するサーバ装置において、
    前記端末装置との間でデータ通信を行う通信装置と、
    前記端末装置からの要求に応じてスタイルシートファイルを送信する通信処理部と、
    ユーザの登録情報およびそのユーザのデータファイルを管理し、そのユーザのログイン処理を実行するユーザ管理部とを備え、
    前記ユーザ管理部は、前記ユーザのログイン状態および/または前記データファイルの属性情報を前記スタイルシートファイルに書き込むこと、
    を特徴とするサーバ装置。
  13. 前記ユーザ管理部は、前記ユーザのログイン状態および/またはデータファイルの属性情報が変化するたびに、前記スタイルシートファイルを更新することを特徴とする請求項12記載のサーバ装置。
  14. 前記スタイルシートファイルは、前記ユーザのログイン状態に関連付けられたセレクタ、および/または前記属性情報における項目のそれぞれに関連付けられたセレクタを有し、
    前記ユーザ管理部は、前記ユーザのログイン状態および/または前記データファイルの属性情報を、前記スタイルシートファイルにおいて対応する前記セレクタのプロパティの値として書き込むこと、
    を特徴とする請求項12または請求項13記載のサーバ装置。
  15. 第1ドメインに属する第1サーバ装置からウェブページデータを取得し、前記ウェブページデータに記述されている処理の実行に伴って要求される情報を、前記第1ドメインと異なる第2ドメインに属する第2サーバ装置から取得する情報処理方法において、
    前記第2サーバ装置に、前記情報を含むスタイルシートファイルを格納し、
    前記第1のドメインにおけるウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして前記スタイルシートファイルを前記第2サーバ装置から取得し前記情報を抽出する処理を記述されているウェブページデータを前記第1サーバ装置から取得し、
    前記第1サーバ装置から取得したウェブページデータを解釈し、そのウェブページデータに従って前記第2サーバ装置から前記スタイルシートファイルを取得し、
    前記スタイルシートファイルから前記情報を抽出し、
    前記情報を使用して前記ウェブページデータに記述されている処理を実行すること、
    を特徴とする情報処理方法。
  16. 所定のドメインに属しスクリプトで処理を記述されておりコンピュータ上のウェブブラウザにより解釈されるウェブページデータにおいて、
    前記スクリプトは、前記コンピュータに、
    このウェブページデータに記述されている処理の実行に伴って要求される情報を他のドメインから取得するために、前記所定のドメインにおける情報取得用ウェブページに対して適用されるスタイルシートのファイルとして他のドメインに属するスタイルシートファイルを前記他のドメインのサーバ装置から取得させ、
    取得したスタイルシートファイルから前記情報を抽出させること、
    を特徴とするウェブページデータ。
JP2008173925A 2008-07-02 2008-07-02 クロスドメインで情報を伝達可能な情報処理システム Withdrawn JP2010015332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008173925A JP2010015332A (ja) 2008-07-02 2008-07-02 クロスドメインで情報を伝達可能な情報処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008173925A JP2010015332A (ja) 2008-07-02 2008-07-02 クロスドメインで情報を伝達可能な情報処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010015332A true JP2010015332A (ja) 2010-01-21

Family

ID=41701402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008173925A Withdrawn JP2010015332A (ja) 2008-07-02 2008-07-02 クロスドメインで情報を伝達可能な情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010015332A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017199433A (ja) * 2017-08-09 2017-11-02 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 ファイル管理システム、管理装置とその処理方法及びプログラム
CN110727482A (zh) * 2018-07-16 2020-01-24 阿里巴巴集团控股有限公司 一种界面的更新方法和装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017199433A (ja) * 2017-08-09 2017-11-02 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 ファイル管理システム、管理装置とその処理方法及びプログラム
CN110727482A (zh) * 2018-07-16 2020-01-24 阿里巴巴集团控股有限公司 一种界面的更新方法和装置
CN110727482B (zh) * 2018-07-16 2023-05-12 阿里巴巴集团控股有限公司 一种界面的更新方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10447742B2 (en) Information sharing method and device
JP4624376B2 (ja) データのビジュアルキャビネットシステム及びそのシステムを利用したデータ表示方法
US20050240869A1 (en) Method and system for editable web browsing
US20070220145A1 (en) Computer product, access-restricting method, and proxy server
KR20070117703A (ko) 웹 브라우저들 사이에서 웹 브라우저 데이터를 전송하기위한 방법 및 시스템
US20130097522A1 (en) Method and system of generating composite web page elements with an annotating proxy server
US7716352B2 (en) Method and system for retrieving information using an authentication web page
JP2013054435A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
US20060031398A1 (en) Apparatus, method, and computer product for web-based data management
JP4944411B2 (ja) メニュー生成システム、メニュー生成方法およびメニュー生成プログラム
JP4788768B2 (ja) Getメソッドで長いデータを取得する方法
US20090037741A1 (en) Logging Off A User From A Website
RU2272318C2 (ru) Считываемый компьютером носитель записи, на котором записан файл изображения, устройство для изготовления носителя записи, носитель, на котором записана программа для создания файла изображения, устройство для передачи файла изображения, устройство для обработки файла изображения и носитель, на котором записана программа обработки файла изображения
JP2010015332A (ja) クロスドメインで情報を伝達可能な情報処理システム
JP2012063813A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびコンピュータプログラム
US8566723B2 (en) Menu bar providing method and information browsing screen configuration file creation program
JP4807411B2 (ja) 別ドメインの情報を利用する方法、別ドメインの情報を利用するためのプログラム及び情報転送プログラム
JP2008071116A (ja) 情報配信システム、情報配信装置、情報配信方法および情報配信用プログラム
JP2008299788A (ja) ウェブサーバ装置、ウェブサーバプログラムおよびウェブサーバ装置の管理方法
Penberthy Exam Ref 70-486 Developing ASP. NET MVC 4 Web Applications (MCSD): Developing ASP. NET MVC 4 Web Applications
JP2006048144A (ja) 自動巡回装置,クライアント端末および自動巡回方法
JP2006048505A (ja) フレーム表示状態の履歴記録方法/プログラム、プロキシサーバ
JP2010146111A (ja) 多言語データベースサーバ及び多言語データベースシステム
JP4681823B2 (ja) 管理情報提供方法、管理装置及びプログラム
KR20040045122A (ko) 인터넷 사이트의 자동 접속 및 로그인 시스템과 자동접속및 로그인을 위한 사이트 등재방법 및 자동접속 및 로그인실행방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110906