JP2010011970A - ボビンケース自動交換装置及びボビンケース交換方法 - Google Patents

ボビンケース自動交換装置及びボビンケース交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多頭ミシンを休止してボビンケースを交換する回数を少なくする。
【解決手段】ボビンケース自動交換装置は、所定の第一交換基準量p(例えば、90%)と該第一交換基準量pを越える所定の第二交換基準量q(例えば、97%)とを記憶しておき、下糸の消費が最も進行しているボビンケースの下糸消費量が第一交換基準量p(90%)を越えて第二交換基準量q(97%)に達した時に、多頭ミシンの運転を休止して、下糸消費量が第一交換基準量p(90%)以上の全てのボビンケースを交換用ボビンケースに交換する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ミシン釜に取り付けられたボビンケースを交換するための装置及び方法に関する。
ミシンヘッドを複数備えた多頭ミシンとしては、図12に示す従来例1の多頭ミシン91のように、全ミシンヘッド6,6・・が同じ刺繍をするものが一般的であり、この場合には、複数のミシン釜7,7・・に取り付けられた各ボビンケースB,B・・の下糸も同時期になくなるので、該同時期に、図12(b)に示すように、全てのボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に一斉に交換する。
特公平7−112519号公報
ところが、多頭ミシンの中には、図13に示す従来例2(特許文献1)の多頭ミシン92のように、奇数番目のミシンヘッド6,6・・と偶数番目のミシンヘッド6,6・・とで異なる刺繍を行うモードや、ヘッドセレクションなどの機能を使用して各頭部6,6・・でバラバラに刺繍を行うモードを搭載したものもあり、この場合には、複数のミシン釜7,7・・に取り付けられた各ボビンケースB,B・・の下糸が同時期になくならないので、図13(a)(b)に示すように、いずれかのボビンケースBの下糸がなくなる度に該多頭ミシン92の運転を休止してそのボビンケースBを交換用ボビンケースSに交換する。
しかしながら、このような方法で各ボビンケースB,B・・を順に交換していった場合、各ボビンケースBの下糸は、通常、連続運転で40分程度(3万針から3万5千針程度)で交換時期がくるため、例えば、該多頭ミシン92が40頭であって各ボビンケースB,B・・の下糸消費量が全くバラバラであった場合、平均して1分毎に、該多頭ミシン92の運転を休止してボビンケースBを交換用ボビンケースSに交換していかなければならなず、これではせっかくの該多頭ミシン92の生産性を活かせない。
そこで、多頭ミシンを休止してボビンケースを交換する回数を少なくすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のボビンケース自動交換装置は、多頭ミシンが備える複数のミシン釜にそれぞれ取り付けられた各ボビンケースの下糸消費量を計測する消費量計測装置と、各ボビンケースを交換用ボビンケースに交換するボビンケース交換装置と、前記消費量計測装置から各ボビンケースの下糸消費量に関する情報を得て、該情報に基づいて前記多頭ミシン及び前記ボビンケース交換装置を制御する制御装置とを含み構成され、前記制御装置は、所定の第一交換基準量と該第一交換基準量を越える所定の第二交換基準量とを記憶しておき、下糸の消費が最も進行しているボビンケースの下糸消費量が前記第一交換基準量を越えて前記第二交換基準量に達した時又はそれ以降の所定のボビンケース交換時期に、前記多頭ミシンの運転を休止して、前記ボビンケース交換装置で、下糸消費量が前記第一交換基準量以上の全てのボビンケースを前記交換用ボビンケースに交換するように制御する。但し、ここでは、ボビンケースと、そのボビンケースの内側に収納されたボビンと、そのボビンに巻かれた下糸とをまとめてボビンケースという。このことは以下においても同様とする。
また、同目的を達成するため、本発明のボビンケース交換方法では、多頭ミシンが備える複数のミシン釜にそれぞれ取り付けられた各ボビンケースの下糸消費量を計測する消費量計測装置と、各ボビンケースに対して交換サインを表示する交換サイン表示部と、前記消費量計測装置から各ボビンケースの下糸消費量に関する情報を得て、該情報に基づいて前記多頭ミシン及び前記交換サイン表示部を制御する制御装置とを設け、前記制御装置に、所定の第一交換基準量と該第一交換基準量を越える所定の第二交換基準量とを記憶させておき、下糸の消費が最も進行しているボビンケースの下糸消費量が前記第一交換基準量を越えて前記第二交換基準量に達した時又はそれ以降の所定のボビンケース交換時期に、前記多頭ミシンの運転を休止するとともに、前記交換サイン表示部で、下糸消費量が前記第一交換基準量以上の全てのボビンケースに対して前記交換サインを表示するように制御させ、前記ボビンケース交換時期に、前記交換サインが表示された全てのボビンケースを交換用ボビンケースに交換する。
前記ボビンケース自動交換装置及び前記ボビンケース交換方法において、前記ボビンケース交換時期は、特に限定されないが、次の{i}{ii}の場合が例として挙げられる。
{i}下糸の消費が最も進行しているボビンケースの下糸消費量が前記第一交換基準量を越えて前記第二交換基準量に達した時である場合。
{ii}下糸の消費が最も進行しているボビンケースの下糸消費量が前記第一交換基準量を越えて前記第二交換基準量に達した後、最初に前記多頭ミシンにより意図的に下糸が切られた時である場合。
前記第一交換基準量は、その量に各ボビンケースの下糸消費量が達した際には該ボビンケースの下糸の残量が該ボビンケースの交換を許容できる程度に十分に少なくなったと判断する基準の下糸量であって、その値は、特に限定されないが、前記ボビンケースのボビンに巻かれていた当初の下糸量の80〜95%に相当する下糸量であることが好ましく、85〜92%に相当する下糸量であることがより好ましい。該値は小さいほど、下糸の無駄が多くなってしまう一方、大きいほど、第二交換基準量との差が小さくなることによって、一回の多頭ミシンの休止で交換するボビンケースの数が少なくなり、それによって、必然的に多頭ミシンを休止する頻度が多くなってしまうからである。
前記第二交換基準量は、その量に各ボビンケースの下糸消費量が達した際には該ボビンケースの下糸の残量が該ボビンケースの交換を必要とする程度に十分に少なくなったと判断する基準の下糸量であって、その値は、特に限定されないが、前記ボビンケースのボビンに巻かれていた当初の下糸量の90〜99%に相当する下糸量であることが好ましく、94〜98%に相当する下糸量であることがより好ましい。該値は小さいほど、下糸の無駄が多くなってしまうのに加え、第一交換基準量との差が小さくなることによって、一回の多頭ミシンの休止で交換するボビンケースの数が少なくなり、それによって、必然的に多頭ミシンを休止する頻度が多くなってしまう一方、大きいほど、下糸を誤差等によって使い切ってしまうおそれが多くなってしまうからである。
また、前記第一交換基準量と前記第二交換基準量との差は、特に限定されないが、前記ボビンケースのボビンに巻かれていた当初の下糸量の2〜10%に相当する下糸量であることが好ましく、4〜8%に相当する下糸量であることがより好ましい。該値は小さいほど、一回の多頭ミシンの休止で交換するボビンケースの数が少なくなり、それによって、必然的に多頭ミシンを休止する頻度が多くなってしまう一方、大きいほど、第一交換基準量が小さくなり過ぎたり、第二交換基準量が大きくなり過ぎたりし易いからである。
また、前記多頭ミシンは、特に限定されないが、20頭以上であることが好ましく、30頭以上であることがより好ましく、40頭以上であることが最も好ましい。前記装置及び方法は、頭数の多い多頭ミシンに採用した場合の方が、その効果が大きいからである。
本発明によれば、下糸の消費が最も進行しているボビンケースの下糸消費量が第一交換基準量を越えて第二交換基準量に達した時又はそれ以降に、多頭ミシンの運転を休止して、下糸消費量が第一交換基準量以上の全てのボビンケースを交換用ボビンケースに交換するため、第一交換基準量から第二交換基準量まで及びそれ以上の下糸消費量の全てのボビンケースを、一回の多頭ミシンの休止で一気に交換することができる。そのため、多頭ミシンを休止してボビンケースを交換する回数を少なくすることができる。
本発明の図1〜図7に示すボビンケース自動交換装置9は、多頭ミシン5が備える複数のミシン釜7,7・・にそれぞれ取り付けられた各ボビンケースB,B・・の下糸消費量を計測する消費量計測装置10と、各ボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換するボビンケース交換装置20,20・・と、消費量計測装置10から各ボビンケースB,B・・の下糸消費量に関する情報を得て、該情報に基づいて多頭ミシン5及びボビンケース交換装置20,20・・を制御する制御装置50とを含み構成されている。そして、制御装置50は、所定の第一交換基準量pと該第一交換基準量pを越える所定の第二交換基準量qとを記憶しておき、下糸の消費が最も進行しているボビンケースBの下糸消費量が第一交換基準量pを越えて第二交換基準量qに達した時又はそれ以降の所定のボビンケース交換時期に、多頭ミシン5の運転を休止して、ボビンケース交換装置20で、下糸消費量が第一交換基準量p以上の全てのボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換するように制御する。このボビンケース自動交換装置9については、実施例1,2で詳述する。
本発明の図8〜図11に示すボビンケース交換方法では、多頭ミシン5が備える複数のミシン釜7,7・・にそれぞれ取り付けられた各ボビンケースB,B・・の下糸消費量を計測する消費量計測装置10と、各ボビンケースB,B・・に対して交換サインを表示する交換サイン表示部60,60・・と、消費量計測装置10から各ボビンケースB,B・・の下糸消費量に関する情報を得て、該情報に基づいて多頭ミシン5及び交換サイン表示部60,60・・を制御する制御装置70とを設ける。そして、制御装置70に、所定の第一交換基準量pと該第一交換基準量pを越える所定の第二交換基準量qとを記憶させておき、下糸の消費が最も進行しているボビンケースBの下糸消費量が第一交換基準量pを越えて第二交換基準量qに達した時又はそれ以降の所定のボビンケース交換時期に、多頭ミシン5の運転を休止するとともに、交換サイン表示部60,60・・で、下糸消費量が第一交換基準量p以上の全てのボビンケースB,B・・に対して交換サインを表示するように制御させる。そして、該ボビンケース交換時期に、交換サインが表示された全てのボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換する。このボビンケース交換方法については、実施例3,4で詳述する。
本実施例1の図1〜図6に示すボビンケース自動交換装置9は、ヘッドセレクションなどの機能を使用して各ミシンヘッド6,6・・でバラバラに刺繍を行うモードを搭載した多頭ミシン5に対して設けられており、該多頭ミシン5が備える複数のミシン釜7,7・・にそれぞれ取り付けられた各ボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に自動で交換する。このボビンケース自動交換装置9は、消費量計測装置10とボビンケース交換装置20,20・・と制御装置50とを含み構成されている。
[消費量計測装置]
消費量計測装置10は、多頭ミシン5全体を制御するためのコンピュータ8と、該コンピュータ8に組み込まれた消費量計測プログラム(図示略)とを含み構成されている。この消費量計測装置10は、各ミシンヘッド6が運転中か休止中であるかを判断し、運転中である場合には、CPUにて、運転中の刺繍データー(X、Y軸のベクトル合成値+アルファ)から該ミシンヘッド6に対するボビンケースBの下糸消費量を演算してカウントする一方、休止中である場合には、該カウントを休止することによって、各ボビンケースB,B・・の下糸消費量を計測する。ここで、ミシンヘッド6が休止中である場合の事例としては、ヘッドセレクション機能やサンプル縫い機能などを使用して一部のミシンヘッド6,6・・のみで運転した際の他のミシンヘッド6,6・・である場合や、糸切れなどによりミシンヘッド6の運転が中止された際の該ミシンヘッド6である場合や、該運転が中止されたミシンヘッド6のみで補修運転した際の他のミシンヘッド6,6・・である場合等が例として挙げられる。
[ボビンケース交換装置]
ボビンケース交換装置20,20・・は、各ミシン釜7,7・・毎に一つずつ設けられており、各ボビンケース交換装置20は、ボビンケースBを交換用ボビンケースSに交換する。詳しくは、各ボビンケース交換装置20は、次に示すボビンケース収納部21とボビンケース把持部31と前後移送装置41と昇降装置47を含み構成されている。
ボビンケース収納部21は、複数の交換用ボビンケースS,S・・を収納する部位であって、収納した各交換用ボビンケースS,S・・を順にボビンケース把持部31によって把持可能な位置に移送可能に構成されている。詳しくは、このボビンケース収納部21は、交換用ボビンケースS,S・・を収納する複数の収納凹部23,23・・を同一円周上に備えた円盤状の回転体22と、支軸25を介して該回転体22を回転可能に支持した支持フレーム24と、回転体22を動力伝達部材27を介して回転駆動するモータ26とを含み構成されている。
ボビンケース把持部31は、ボビンケースB及び交換用ボビンケースSを前方から把持する部位である。このボビンケース把持部31は、取付具33を介して前後移送装置41の後述するスライド部材43に取り付けられた基本フレーム32と、該基本フレーム32に対して回動可能に取り付けられた把持爪34と、該把持爪34を動力伝達部材36を介して駆動するシリンダ35とを含み構成されている。そして、基本フレーム32の後端部がボビンケースB又は交換用ボビンケースSの前面に当接するとともに、把持爪34がボビンケースB又は交換用ボビンケースSの摘みtを前方に引き寄せることによって、ボビンケースB又は交換用ボビンケースSを前方から把持する仕組みとなっている。
前後移送装置41は、ボビンケース把持部31を前後方向に移送する装置である。この前後移送装置41は、昇降装置47によって上下方向に昇降可能に支持された昇降部材42と、該昇降部材42上に前後方向にスライド可能に載置されたスライド部材43と、該スライド部材43に貫設された雌ネジ穴44に螺合した前後方向に延びる雄ネジ状の駆動軸45と、駆動軸45を回転駆動するモータ46とを含み構成されている。
昇降装置47は、ボビンケース把持部31を昇降させる装置である。この昇降装置47は、動力伝達部材49を介して前後移送装置41の昇降部材42を上下に駆動するシリンダ48を含み構成されている。
[制御装置]
制御装置50は、多頭ミシン5全体を制御するためのコンピュータ8と、該コンピュータ8に組み込まれた制御プログラム(図示略)とを含み構成されている。この制御装置50は、消費量計測装置10から各ボビンケースB,B・・の下糸消費量に関する情報が入力されることによって該情報を得て、該情報に基づいて、多頭ミシン5に運転を休止させる運転休止指令と、ボビンケース交換装置20,20・・にボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換させるボビンケース交換指令と、消費量計測装置10に該交換した交換用ボビンケースS,S・・に対する下糸消費量のカウントを初期化させる初期化指令と、多頭ミシン5に該休止させた運転を再開させる運転再開指令とを出力することによって、多頭ミシン5、消費量計測装置10及びボビンケース交換装置20,20・・を制御する。
この制御装置50は、例えば、各ボビンケースBのボビンに巻かれていた当初の下糸量の90%に相当する下糸量を、各ボビンケースBの下糸消費量が達した際には該ボビンケースBの下糸の残量が該ボビンケースBの交換を許容できる程度に十分に少なくなったと判断する第一交換基準量pとして記憶しておき、また、例えば、該当初の下糸量の97%に相当する下糸量を、各ボビンケースBの下糸消費量が達した際には該ボビンケースBの下糸の残量が該ボビンケースBの交換を必要とする程度に十分に少なくなったと判断する第二交換基準量qとして記憶しておく。そして、下糸の消費が最も進行しているボビンケースBの下糸消費量が第一交換基準量p(90%)を越えて第二交換基準量q(97%)に達した時に、多頭ミシン5の運転を休止して、ボビンケース交換装置20,20・・で、下糸消費量が第一交換基準量p(90%)以上の全てのボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換するように制御する。
本実施例1のボビンケース自動交換装置9を用いて、ボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換する際の様子を、図5のフローチャートを参照に、次の{1}〜{8}に説明する。
{1} 作業者が、コンピュータ8から制御装置50に第一交換基準量p(90%)と第二交換基準量q(97%)とを入力する。次の{2}に進む。
{2} 作業者が、コンピュータ8から制御装置50に多頭ミシン5の運転開始を指示するコマンドを入力することによって、多頭ミシン5の運転を開始する。次の{3}に進む。
{3} 消費量計測装置10が、各ボビンケースB,B・・の下糸消費量をカウントする。次の{4}に進む。
{4} 制御装置50が、各ボビンケースB,B・・の下糸消費用をチッェクする。ここで、下糸消費量が第二交換基準量q(97%)以上のボビンケースBの存在が検出されなかった場合には、{3}に戻ってボビンケースB,B・・のカウントを繰り返し行う。その一方、下糸消費量が第二交換基準量q(97%)以上のボビンケースBの存在が検出された場合には、次の{5}に進む。
{5} 制御装置50が、多頭ミシン5に運転休止指令を出力することによって、多頭ミシン5の運転を休止する。次の{6}に進む。
{6} 制御装置50が、各ボビンケースB,B・・の下糸消費用をチッェクして、下糸消費量が第一交換基準量p(90%)以上のボビンケースB,B・・を検出した後、該検出したボビンケースB,B・・に対応する全てのボビンケース交換装置20,20・・に対して、ボビンケース交換指令を出力することによって、図6に示すように、該ボビンケース交換装置20,20・・で、該検出した全てのボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換する。次の{7}に進む。
{7} 制御装置50が、消費量計測装置10に初期化指令を出力することによって、該交換した交換用ボビンケースS,S・・に対応する下糸消費量のカウントを零に初期化する。次の{8}に進む。
{8} 制御装置50が、多頭ミシン5に運転再開指令を出力することによって、該多頭ミシン5の運転を再開する。交換した交換用ボビンケースS,S・・を、ボビンケースB,B・・と呼び換えて{3}に戻る。
本実施例1によれば、下糸の消費が最も進行しているボビンケースBの下糸消費量が第一交換基準量p(90%)を越えて第二交換基準量q(97%)に達した時に、多頭ミシン5の運転を休止して、下糸消費量が第一交換基準量p(90%)以上の全てのボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換するため、第一交換基準量pから第二交換基準量qまで(90〜97%)の下糸消費量の全てのボビンケースB,B・・を、一回の多頭ミシン5の休止で一気に交換することができる。そのため、多頭ミシン5を休止してボビンケースBを交換する回数を少なくすることができる。
本実施例2は、実施例1と略同様であるが、ボビンケースBを交換用ボビンケースSに交換するボビンケース交換時期が相違し、具体的には、制御装置50による制御方法のみが実施例1と相違している。その制御装置50は、実施例1の場合と同様、例えば、各ボビンケースBのボビンに巻かれていた当初の下糸量の90%に相当する下糸量を、第一交換基準量pとして記憶しておく一方、実施例1の場合よりも少ない、例えば、該当初の下糸量の95%に相当する下糸量を、第二交換基準量qとして記憶しておく。そして、下糸の消費が最も進行しているボビンケースBの下糸消費量が第一交換基準量p(90%)を越えて第二交換基準量q(95%)に達した後、最初に多頭ミシン5により意図的に下糸が切られた時に、多頭ミシン5の運転を休止して、ボビンケース交換装置20,20・・で、下糸消費量が第一交換基準量p(90%)以上の全てのボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換するように制御する。
本実施例2のボビンケース自動交換装置9を用いて、ボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換する際の様子を、図7のフローチャートを参照に、次の{1}〜{9}に説明する。
{1} 作業者が、コンピュータ8から制御装置50に第一交換基準量p(90%)と第二交換基準量q(95%)とを入力する。次の{2}に進む。
{2} 作業者が、コンピュータ8から制御装置50に多頭ミシン5の運転開始を指示するコマンドを入力することによって、多頭ミシン5の運転を開始する。次の{3}に進む。
{3} 消費量計測装置10が、各ボビンケースB,B・・の下糸消費量をカウントする。次の{4}に進む。
{4} 制御装置50が、多頭ミシン5が最後に行った動作を刺繍データからチッェクする。ここで、該最後の動作が刺繍等、下糸を切る糸切り以外の動作であった場合には、{3}に戻ってボビンケースB,B・・のカウントを繰り返し行う。その一方、該最後の動作が下糸を切る糸切りであった場合には、次の{5}に進む。
{5} 制御装置50が、各ボビンケースB,B・・の下糸消費量をチッェクする。ここで、下糸消費量が第二交換基準量q(95%)以上のボビンケースBの存在が検出されなかった場合には、{3}に戻ってボビンケースB,B・・のカウントを繰り返し行う。その一方、下糸消費量が第二交換基準量q(95%)以上のボビンケースBの存在が検出された場合には、次の{6}に進む。
{6} 制御装置50が、多頭ミシン5に運転休止指令を出力することによって、多頭ミシン5の運転を休止する。次の{7}に進む。
{7} 制御装置50が、各ボビンケースB,B・・の下糸消費用をチッェクして、下糸消費量が第一交換基準量p(90%)以上のボビンケースB,B・・を検出した後、該検出したボビンケースB,B・・に対応する全てのボビンケース交換装置20,20・・に対して、ボビンケース交換指令を出力することによって、該ボビンケース交換装置20,20・・で、該検出した全てのボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換する。次の{8}に進む。
{8} 制御装置50が、消費量計測装置10に初期化指令を出力することによって、該交換した交換用ボビンケースS,S・・に対応する下糸消費量のカウントを零に初期化する。次の{9}に進む。
{9} 制御装置50が、多頭ミシン5に運転再開指令を出力することによって、該多頭ミシン5の運転を再開する。交換した交換用ボビンケースS,S・・を、ボビンケースB,B・・と呼び換えて{3}に戻る。
本実施例2によれば、下糸の消費が最も進行しているボビンケースBの下糸消費量が第一交換基準量p(90%)を越えて第二交換基準量q(95%)に達した後、最初に多頭ミシン5により意図的に下糸が切られた時に、多頭ミシン5の運転を休止して、下糸消費量が第一交換基準量p(90%)以上の全てのボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換するため、第一交換基準量pから第二交換基準量qまで(90〜95%)及びそれ以上(95%〜)の下糸消費量の全てのボビンケースB,B・・を、一回の多頭ミシン5の休止で一気に交換することができる。そのため、多頭ミシン5を休止してボビンケースBを交換する回数を少なくすることができる。また、それに加え、本実施例2では、多頭ミシン5により意図的に下糸が切られた時にボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換するため、刺繍の最中に多頭ミシン5の運転を休止してボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換することはなく、そのため、実施例1に比べて刺繍の質を向上させることができる。
本実施例3の図8〜図10に示すボビンケース交換方法では、まず、実施例1のものと同様の消費量計測装置10と、交換サイン表示部60,60・・と、実施例1のものとは異なる制御装置70とを設ける。
[交換サイン表示装置]
交換サイン表示部60,60・・は、各ミシンヘッド6,6・・のテンション台6a,6a・・にそれぞれ設けられたランプであって、普段は消灯しており、点灯することによって、そのミシンヘッド6に対応するボビンケースBに対して交換サインを表示する。
[制御装置]
制御装置70は、多頭ミシン5全体を制御するためのコンピュータ8と、該コンピュータ8に組み込まれた制御プログラム(図示略)とを含み構成されている。この制御装置70は、消費量計測装置10から各ボビンケースB,B・・の下糸消費量に関する情報が入力されることによって該情報を得て、該情報に基づいて、多頭ミシン5に運転を休止させる運転休止指令と、交換サイン表示部60,60・・に交換サインを表示させる交換サイン表示指令とを出力することによって、多頭ミシン5及び交換サイン表示部60,60・・を制御する。
この制御装置70は、例えば、各ボビンケースBのボビンに巻かれていた当初の下糸量の90%に相当する下糸量を、第一交換基準量pとして記憶しておき、また、例えば、該当初の下糸量の97%に相当する下糸量を、第二交換基準量qとして記憶しておく。そして、下糸の消費が最も進行しているボビンケースBの下糸消費量が第一交換基準量p(90%)を越えて第二交換基準量q(97%)に達した時に、多頭ミシン5の運転を休止するとともに、交換サイン表示部60,60・・で、下糸消費量が第一交換基準量p以上の全てのボビンケースB,B・・に対して交換サインを表示するように制御する。
これらの設備を用いて、ボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換する際の様子を、図9のフローチャートを参照に、次の{1}〜{9}に説明する。
{1} 作業者が、コンピュータ8から制御装置70に第一交換基準量p(90%)と第二交換基準量q(97%)とを入力する。次の{2}に進む。
{2} 作業者が、コンピュータ8から制御装置70に多頭ミシン5の運転開始を指示するコマンドを入力することによって、多頭ミシン5の運転を開始する。次の{3}に進む。
{3} 消費量計測装置10が、ボビンケースB,B・・の下糸消費量をカウントする。次の{4}に進む。
{4} 制御装置70が、各ボビンケースB,B・・の下糸消費用をチッェクする。ここで、下糸消費量が第二交換基準量q(97%)以上のボビンケースBの存在が検出されなかった場合には、{3}に戻ってボビンケースB,B・・のカウントを繰り返し行う。その一方、下糸消費量が第二交換基準量q(97%)以上のボビンケースBの存在が検出された場合には、次の{5}に進む。
{5} 制御装置70が、多頭ミシン5に運転休止指令を出力することによって、多頭ミシン5の運転を休止する。次の{6}に進む。
{6} 制御装置70が、各ボビンケースB,B・・の下糸消費用をチッェクして、下糸消費量が第一交換基準量p(90%)以上のボビンケースB,B・・を検出した後、該検出したボビンケースB,B・・に対応する全ての交換サイン表示部60,60・・に対して、交換サイン表示指令を出力することによって、該交換サイン表示部60,60・・で、該検出した全てのボビンケースB,B・・に対して交換サインを表示する。次の{7}に進む。
{7} 作業者が、図10に示すように、交換サインが表示された全てのボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換する。
{8} 作業者が、コンピュータ8から消費量計測装置10に該交換した交換用ボビンケースS,S・・に対応する下糸消費量のカウントを零に初期化するコマンドを入力することよって、該カウントを初期化する。次の{8}に進む。
{9} 作業者が、コンピュータ8から制御装置70に多頭ミシン5の運転再開を指示するコマンドを入力することによって、多頭ミシン5の運転を再開する。交換した交換用ボビンケースS,S・・を、ボビンケースB,B・・と呼び換えて{3}に戻る。
本実施例3によれば、実施例1と同様の効果を、作業者がボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,Sに交換する場合においても得ることができる。
本実施例4で用いる設備は、実施例3のものと略同様であるが、ボビンケースBを交換用ボビンケースSに交換するボビンケース交換時期が相違し、具体的には、制御装置70による制御方法のみが実施例3と相違している。その制御装置70は、実施例3の場合と同様、例えば、各ボビンケースBのボビンに巻かれていた当初の下糸量の90%に相当する下糸量を、第一交換基準量pとして記憶しておく一方、実施例3の場合よりも少ない、例えば、該当初の下糸量の95%に相当する下糸量を、第二交換基準量qとして記憶しておく。そして、下糸の消費が最も進行しているボビンケースBの下糸消費量が第一交換基準量p(90%)を越えて第二交換基準量q(95%)に達した後、最初に多頭ミシン5により意図的に下糸が切られた時に、多頭ミシン5の運転を休止するとともに、交換サイン表示部60,60・・で、下糸消費量が第一交換基準量p以上の全てのボビンケースB,B・・に対して交換サインを表示するように制御する。
これらの設備を用いて、ボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換する際の様子を、図11のフローチャートを参照に、次の{1}〜{10}に説明する。
{1} 作業者が、コンピュータ8から制御装置70に第一交換基準量p(90%)と第二交換基準量q(95%)とを入力する。次の{2}に進む。
{2} 作業者が、コンピュータ8から制御装置70に多頭ミシン5の運転開始を指示するコマンドを入力することによって、多頭ミシン5の運転を開始する。次の{3}に進む。
{3} 消費量計測装置10が、各ボビンケースB,B・・の下糸消費量をカウントする。次の{4}に進む。
{4} 制御装置70が、多頭ミシン5が最後に行った動作を刺繍データからチッェクする。ここで、該最後の動作が刺繍等、下糸を切る糸切り以外の動作であった場合には、{3}に戻ってボビンケースB,B・・のカウントを繰り返し行う。その一方、該最後の動作が下糸を切る糸切りであった場合には、次の{5}に進む。
{5} 制御装置70が、各ボビンケースB,B・・の下糸消費量をチッェクする。ここで、下糸消費量が第二交換基準量q(95%)以上のボビンケースBの存在が検出されなかった場合には、{3}に戻ってボビンケースB,B・・のカウントを繰り返し行う。その一方、下糸消費量が第二交換基準量q(95%)以上のボビンケースBの存在が検出された場合には、次の{6}に進む。
{6} 制御装置70が、多頭ミシン5に運転休止指令を出力することによって、多頭ミシン5の運転を休止する。次の{7}に進む。
{7} 制御装置70が、各ボビンケースB,B・・の下糸消費用をチッェクして、下糸消費量が第一交換基準量p(90%)以上のボビンケースB,B・・を検出した後、該検出したボビンケースB,B・・に対応する全ての交換サイン表示部60,60・・に対して、交換サイン表示指令を出力することによって、該交換サイン表示部60,60・・で、該検出した全てのボビンケースB,B・・に対して交換サインを表示する。次の{8}に進む。
{8} 作業者が、交換サインが表示された全てのボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換する。
{9} 作業者が、コンピュータ8から消費量計測装置10に該交換した交換用ボビンケースS,S・・に対応する下糸消費量のカウントを零に初期化するコマンドを入力することよって、該カウントを初期化する。次の{10}に進む。
{10} 作業者が、コンピュータ8から制御装置70に多頭ミシン5の運転再開を指示するコマンドを入力することによって、多頭ミシン5の運転を再開する。交換した交換用ボビンケースS,S・・を、ボビンケースB,B・・と呼び換えて{3}に戻る。
本実施例4によれば、実施例2と同様の効果を、作業者がボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,Sに交換する場合においても得ることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成や形状を任意に変更して実施することもでき、例えば、次の[a]〜[c]のように変更してもよい。
[a]実施例1,2において、複数のボビンケース交換装置20,20・・を各ミシン釜7,7・・毎に設ける代わりに、ボビンケース交換装置20を左右方向(ミシン釜7の並設方向)に移送可能に設けることによって、一のボビンケース交換装置20を複数のミシン釜7,7・・に対して兼用にしてもよい。
[b]実施例3,4において、各ミシン釜7,7・・毎に交換サイン表示部60,60・・を設ける代わりに、コンピュータ8のディスプレー等に、交換するボビンケースの一覧を一括表示するようにしてもよい。
[c]実施例1〜4に示した時期にボビンケースB,B・・を交換用ボビンケースS,S・・に交換するのに加え、上糸の色換え時に、ボビンケースB,B・・を、該色換え後の上糸の色と同じ色の下糸を収納した交換用ボビンケースS,S・・に交換するようにしてもよい。
実施例1のボビンケース自動交換装置及びその装置でボビンケースを交換する多頭ミシンを示す示す正面図である。 同実施例のボビンケース交換装置を示す正面断面図である。 同実施例のボビンケース交換装置を示す側面断面図である。 同実施例のボビンケース交換装置を駆動した際の様子を(a)(b)に示す平面断面図である。 同実施例のボビンケース自動交換装置でボビンケースを交換する際の手順を示すフローチャートである。 同実施例のボビンケース自動交換装置でボビンケースを交換する際の様子を示す正面図である。 実施例2のボビンケース自動交換装置でボビンケースを交換する際の手順を示すフローチャートである。 実施例3のボビンケース交換方法でボビンケースを交換する多頭ミシンを示す正面図である。 同実施例のビンケース交換方法でボビンケースを交換する際の手順を示すフローチャートである。 同実施例のボビンケース交換方法でボビンケースを交換する際の様子を示す正面図である。 実施例4のビンケース交換方法でボビンケースを交換する際の手順を示すフローチャートである。 従来例1の多頭ミシンのボビンケースを交換する際の様子を示す正面図である。 従来例2の多頭ミシンのボビンケースを交換する際の様子を示す正面図である。
符号の説明
5 多頭ミシン
7 ミシン釜
9 ボビンケース自動交換装置
10 消費量計測装置
20 ボビンケース交換装置
50 制御装置
60 交換サイン表示部
70 制御装置
B ボビンケース
S 交換用ボビンケース
p 第一交換基準量
q 第二交換基準量

Claims (6)

  1. 多頭ミシン(5)が備える複数のミシン釜(7)にそれぞれ取り付けられた各ボビンケース(B)の下糸消費量を計測する消費量計測装置(10)と、各ボビンケース(B)を交換用ボビンケース(S)に交換するボビンケース交換装置(20)と、前記消費量計測装置(10)から各ボビンケース(B)の下糸消費量に関する情報を得て、該情報に基づいて前記多頭ミシン(5)及び前記ボビンケース交換装置(20)を制御する制御装置(50)とを含み構成され、
    前記制御装置(50)は、所定の第一交換基準量(p)と該第一交換基準量を越える所定の第二交換基準量(q)とを記憶しておき、下糸の消費が最も進行しているボビンケース(B)の下糸消費量が前記第一交換基準量(p)を越えて前記第二交換基準量(q)に達した時又はそれ以降の所定のボビンケース交換時期に、前記多頭ミシン(5)の運転を休止して、前記ボビンケース交換装置(20)で、下糸消費量が前記第一交換基準量(p)以上の全てのボビンケース(B)を前記交換用ボビンケース(S)に交換するように制御するボビンケース自動交換装置。
  2. 前記ボビンケース交換時期は、下糸の消費が最も進行しているボビンケース(B)の下糸消費量が前記第一交換基準量(p)を越えて前記第二交換基準量(q)に達した時である請求項1記載のボビンケース自動交換装置。
  3. 前記ボビンケース交換時期は、下糸の消費が最も進行しているボビンケース(B)の下糸消費量が前記第一交換基準量(p)を越えて前記第二交換基準量(q)に達した後、最初に前記多頭ミシン(5)により意図的に下糸が切られた時である請求項1記載のボビンケース自動交換装置。
  4. 多頭ミシン(5)が備える複数のミシン釜(7)にそれぞれ取り付けられた各ボビンケース(B)の下糸消費量を計測する消費量計測装置(10)と、各ボビンケース(B)に対して交換サインを表示する交換サイン表示部(60)と、前記消費量計測装置(10)から各ボビンケース(B)の下糸消費量に関する情報を得て、該情報に基づいて前記多頭ミシン(5)及び前記交換サイン表示部(60)を制御する制御装置(70)とを設け、
    前記制御装置(70)に、所定の第一交換基準量(p)と該第一交換基準量を越える所定の第二交換基準量(q)とを記憶させておき、下糸の消費が最も進行しているボビンケース(B)の下糸消費量が前記第一交換基準量(p)を越えて前記第二交換基準量(q)に達した時又はそれ以降の所定のボビンケース交換時期に、前記多頭ミシン(5)の運転を休止するとともに、前記交換サイン表示部(60)で、下糸消費量が前記第一交換基準量(p)以上の全てのボビンケース(B)に対して前記交換サインを表示するように制御させ、
    前記ボビンケース交換時期に、前記交換サインが表示された全てのボビンケース(B)を交換用ボビンケース(S)に交換するボビンケース交換方法。
  5. 前記ボビンケース交換時期は、下糸の消費が最も進行しているボビンケース(B)の下糸消費量が前記第一交換基準量(p)を越えて前記第二交換基準量(q)に達した時である請求項4記載のボビンケース交換方法。
  6. 前記ボビンケース交換時期は、下糸の消費が最も進行しているボビンケース(B)の下糸消費量が前記第一交換基準量(p)を越えて前記第二交換基準量(q)に達した後、最初に前記多頭ミシン(5)により意図的に下糸が切られた時である請求項4記載のボビンケース交換方法。
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