JP2010011567A - 電源装置及び電源装置の制御方法 - Google Patents

電源装置及び電源装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のスイッチング電源を並列接続して負荷に供給するようにした電源装置で、負荷電流を検出することなく、ドループ特性を実現できると共に、定常状態を保ったまま、出力電圧を変化させることができるようにする。
【解決手段】減算器53で偏差(E[n]=Vref−Vout)を算出し、偏差E[n]に基づいて操作量修正量算出部54で、操作量の修正量ΔUを算出し、ドループ操作量演算部56で前回の操作量U[n−1]にドループ操作量算出関数Pを演算し、操作量の修正量ΔUと、ドループ操作量算出関数Pが演算された前回の操作量P×U[n−1]とを加算器55で加算することで、電流値を検出することなく、安定状態を保ったまま、負荷電流の増大に伴って出力電圧を低下させるようなドループ特性を実現する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のスイッチング電源を並列に接続した構成の電源装置及び電源装置の制御方法に関する。
複数のスイッチング電源を並列に接続した構成の電源装置においては、例えば特許文献1に示されるように、負荷電流が増大すると出力電圧を低下させるようなドループ特性を持たせて、並列に接続された複数のスイッチング電源で電流を分担させることが行われている。
すなわち、図6は、複数のスイッチング電源を並列に接続した構成の従来の電源装置である。図6において、各スイッチング電源101a、101bは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)からなる2つのスイッチング素子111及び112と、インダクタ113と、コンデンサ114、115と、ディジタル制御回路116と、ドライバ117とから構成される。
電源入力端子121及び122には、直流電源120が接続される。電源入力端子121は、電源ライン123、スイッチング素子111、電源ライン124、インダクタ113、電源ライン125を通じて、電源出力端子127に接続される。電源入力端子122は、電源ライン126を通じて、電源出力端子128に接続される。電源ライン123と電源ライン126との間に、コンデンサ114が接続される。電源ライン124と電源ライン126との間に、スイッチング素子112が接続される。電源ライン125と電源ライン126との間に、コンデンサ115が接続される。
各スイッチング電源101a、101bの出力電圧は、ディジタル制御回路116に送られる。ディジタル制御回路116で、出力電圧と基準電圧との偏差に基づいた操作量(デューティ比)で、スイッチング素子111及び112を駆動するための駆動パルスが形成される。
ディジタル制御回路116からの駆動パルスは、ドライバ117を介して、スイッチング素子111及び112のゲートに供給される。これにより、所望の出力電圧の電源出力が電源出力端子127及び128から得られる。
各スイッチング電源101a、101bの電源出力端子127及び128は、並列に接続される。この並列接続された各スイッチング電源101a、101bに対して、負荷130が接続され、負荷130に対して、各スイッチング電源101a、101bから電力が供給される。
この場合、スイッチング電源101a、101bの特性のバラツキにより、スイッチング電源101a、101bのうちの一方の出力電圧が高くなると、負荷電流は、出力電圧の高いスイッチング電源からの電流に偏ってしまう。例えば、スイッチング電源101aの出力電圧がスイッチング電源101bの出力電圧より高くなると、負荷130に流れる電流は、殆ど、スイッチング電源101aからの電流が集中する。
そこで、スイッチング電源101a、101bには、負荷電流を検出し、負荷電流が増大すると出力電圧を下降させるようなドループ特性を持たせるようにしている。つまり、各スイッチング電源101a、101bに、負荷電流検出回路140が設けられる。負荷電流の検出値は、ディジタル制御回路116に送られる。ディジタル制御回路116は、この負荷電流の検出値が大きくなると、出力電圧が下がるように制御して、ドループ特性を実現する。
例えば、スイッチング電源101aの出力電圧がスイッチング電源101bの出力電圧より高い場合には、ドループ特性の制御により、スイッチング電源101aの出力電圧が下げられる。スイッチング電源101aの出力電圧が下がれば、スイッチング電源101aからの負荷電流が減少し、スイッチング電源101bからの負荷電流が増加する。このようにして、並列に接続された複数のスイッチング電源101a、101bで、負荷に供給される電流が分担される。
図7は、ドループ特性を実現するための従来のディジタル制御回路116の動作を示す機能ブロック図である。図7において、出力電圧Voutは、出力電圧サンプリング部151でサンプリングされ、A/D変換される。この出力電圧Voutが減算器152に供給される。
また、負荷電流検出回路140からの負荷電流Ioutが負荷電流サンプリング部153で検出される。この負荷電流Ioutの検出値が基準電圧演算部154に供給される。基準電圧演算部154で、負荷電流Ioutに応じて、基準電圧が演算される。基準電圧演算部154で演算された電圧に基づいて、基準電圧発生部155から、基準電圧Vrefが生成される。この基準電圧Vrefが減算器152に供給される。
減算器152により、基準電圧Vrefと出力電圧Voutとの偏差E[n](E[n]=Vref−Vout)が求められる。この偏差E[n]が操作量演算部156に供給される。操作量演算部156で、偏差E[n]に応じて、操作量(デューティ比)が演算される。この操作量がドライバ117に供給され、この操作量に基づく駆動パルスがスイッチング素子111及び112に駆動パルスが供給される。
負荷電流Ioutが大きくなると、負荷電流サンプリング部153で検出される負荷電流Ioutの検出値が大きくなる。負荷電流Ioutの検出値が大きくなると、基準電圧発生部155からの基準電圧Vrefの設定値が下げられる。減算器152で、基準電圧Vrefと出力電圧Voutとの偏差E[n]が求められ、この偏差E[n]がゼロになるように、操作量演算部156で、操作量が演算される。このため、負荷電流サンプリング部153で検出される負荷電流Ioutの検出値が大きくなり、基準電圧発生部155からの基準電圧Vrefの設定値が下げられると、これに応じて、出力電圧が下げられ、ドループ特性が実現される。
図8は、上述の従来のディジタル制御回路116の動作をフローチャートで示したものである。図8において、ステップS101で負荷電流Ioutの検出が行われる。ステップS102で、負荷電流Ioutの検出値に基づいて、基準電圧Vrefの修正が行われる。ステップS103で、出力電圧が検出され、ステップS104で、基準電圧Vrefと出力電圧Voutとの偏差(E[n]=Vref−Vout)の算出が行われる。ステップS105で、偏差E[n]に基づいて、操作量が算出され、ステップS106で、操作量の更新が行われる。
特開2004−304960号公報
このように、複数のスイッチング電源101a、101bを並列接続した従来の電源装置においては、負荷電流Ioutを検出し、負荷電流Ioutが増大すると、出力電圧Voutが低下するように、基準電圧Vrefを変化させるようにして、ドループ特性を実現している。
しかしながら、このような従来の電源装置においては、負荷電流を検出する必要のない電源でも、電流検出回路140を付加する必要がある。また、このような従来の電源装置では、電流検出回路140の精度が重要になる。検出電流のバラつきが存在すると、負荷電流によって出力電圧が決定される関係上、出力電圧の安定性にも係わってくるためである。
上述の課題を鑑み、本発明は、複数のスイッチング電源を並列接続して負荷に供給するようにした電源装置で、負荷電流を検出することなく、ドループ特性を実現できると共に、定常状態を保ったまま、出力電圧を変化させることができる電源装置及び電源装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1)本発明は、複数のスイッチング電源を並列接続し、前記並列接続された複数のスイッチング電源からの電力を負荷に供給するようにした電源装置において、基準電圧と出力電圧との偏差を算出する手段と、前記偏差に応じてスイッチング素子の操作量の修正量を算出する手段と、前記操作量の修正量から演算によりドループ特性を実現する手段と、
を有することを特徴とする電源装置を提案している。
この発明によれば、基準電圧と出力電圧との偏差を算出し、偏差に応じてスイッチング素子の操作量の修正量を算出し、操作量の修正量からドループ特性を実現することで、電流値を検出することなく、安定状態を保ったまま、負荷電流の増大に伴って出力電圧を低下させるようなドループ特性を実現できる。
(2)本発明は、(1)の電源装置について、前記ドループ特性を実現する手段は、前回の操作量に対してドループ操作量算出関数を演算する手段と、前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した前回の操作量とを加算する手段と、を有することを特徴とする電源装置を提案している。
この発明によれば、前回の操作量にドループ操作量算出関数を演算し、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数を演算した前回の操作量とを加算し、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数を演算した前回の操作量との和により操作量を更新している。これにより、操作量の修正量と前回の操作量との和が変化せず、定常状態は保ったまま、出力電圧を変化させることができる。
(3)本発明は、(1)の電源装置について、前記ドループ特性を実現する手段は、今回の操作量に対してドループ操作量算出関数を演算する手段と、前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した今回の操作量とを加算する手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の電源装置を提案している。
この発明によれば、今回の操作量にドループ操作量算出関数を演算し、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数を演算した今回の操作量とを加算し、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数を演算した今回の操作量との和により操作量を更新している。これにより、定常状態は保ったまま、出力電圧を変化させることができる。
(4)本発明は、複数のスイッチング電源を並列接続し、前記並列接続された複数のスイッチング電源からの電力を負荷に供給するようにした電源装置の制御方法において、基準電圧と出力電圧との偏差を算出する第1のステップと、前記偏差に応じてスイッチング素子の操作量の修正量を算出する第2のステップと、前記操作量の修正量からドループ特性を演算により実現する第3のステップと、を含むことを特徴とする電源装置の制御方法を提案している。
この発明によれば、基準電圧と出力電圧との偏差を算出し、偏差に応じてスイッチング素子の操作量の修正量を算出し、操作量の修正量からドループ特性を実現することで、電流値を検出することなく、安定状態を保ったまま、負荷電流の増大に伴って出力電圧を低下させるようなドループ特性を実現できる。
(5)本発明は、(4)の電源装置の制御方法について、前記第3のステップは、前回の操作量にドループ操作量算出関数を演算する第4のステップと、前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した前回の操作量とを加算する第5のステップと、前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した前回の操作量とを加算して操作量を更新する第6のステップと、を含むことを特徴とする電源装置の制御方法を提案している。
この発明によれば、前回の操作量にドループ操作量算出関数を演算し、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数を演算した前回の操作量とを加算し、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数を演算した前回の操作量との和により操作量を更新している。これにより、操作量の修正量と前回の操作量との和が変化せず、定常状態は保ったまま、出力電圧を変化させることができる。
(6)本発明は、(4)の電源装置の制御方法について、前記第3のステップは、今回の操作量にドループ操作量算出関数を演算する第7のステップと、前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した今回の操作量とを加算する第8のステップと、前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した今回の操作量とを加算して操作量を更新する第9のステップと、を含むことを特徴とする電源装置の制御方法を提案している。
この発明によれば、今回の操作量にドループ操作量算出関数を演算し、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数を演算した今回の操作量とを加算し、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数を演算した今回の操作量との和により操作量を更新している。これにより、操作量の修正量と前回の操作量との和が変化せず、定常状態は保ったまま、出力電圧を変化させることができる。
本発明によれば、操作量の修正量を算出し、操作量にドループ操作量算出関数を演算し、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数を演算した操作量とを加算することで、電流値を検出することなく、安定状態を保ったまま、負荷電流の増大に伴って出力電圧を低下させるようなドループ特性を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態を示すものである。
この実施形態では、2つのスイッチング電源1a、1bを並列に接続して、負荷30に電力を供給するようにした電源装置である。なお、ここでは、2つのスイッチング電源1a、1bを並列に接続しているが、並列接続するスイッチング電源の数はこれに限定されるものではなく、任意の数のスイッチング電源を並列接続した場合も同様である。
図1において、各スイッチング電源1a、1bは、MOSFETからなる2つのスイッチング素子11及び12と、インダクタ13と、コンデンサ14、15と、ディジタル制御回路16と、ドライバ17とから構成される。
電源入力端子21及び22には、直流電源20が接続される。電源入力端子21は、電源ライン23、スイッチング素子11、電源ライン24、インダクタ13、電源ライン25を通じて、電源出力端子27に接続される。
電源入力端子22は、電源ライン26を通じて、電源出力端子28に接続される。電源ライン23と電源ライン26との間に、コンデンサ14が接続される。電源ライン24と電源ライン26との間に、スイッチング素子12が接続される。電源ライン25と電源ライン26との間に、コンデンサ15が接続される。
スイッチング電源1a、1bの出力電圧は、ディジタル制御回路16に送られる。ディジタル制御回路16で、出力電圧と基準電圧との偏差に基づいた操作量(デューティ比)で、スイッチング素子11及び12を駆動するための駆動パルスが形成される。
ディジタル制御回路16からの駆動パルスは、ドライバ17を介して、スイッチング素子11及び12のゲートに供給される。これにより、所望の出力電圧の電源出力が電源出力端子27及び28から得られる。
各スイッチング電源1a、1bの電源出力端子27及び28は、並列に接続される。この並列接続された各スイッチング電源1a、1bに対して、負荷30が接続され、負荷30に対して、各スイッチング電源1a、1bから電力が供給される。
また、ディジタル制御回路16では、負荷電流が大きくなると、出力電圧を下げるようなドループ特性が実現される。本発明の第1の実施形態においては、操作量の修正量と前回の操作量とからドループ特性を演算により求めて、ドループ特性を実現している。このドループ特性により、並列に接続された複数のスイッチング電源1a、1bで、電流が分担される。
このとき、本発明の第1の実施形態では、前回の操作量に対してドループ操作量算出関数を演算し、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数を演算した前回の操作量とを加算し、その和が変化しないようにしてドループ特性を実現し、定常状態を保つようにしている。これにより、負荷電流を検出する回路が不要になる。また、ドループ操作量算出関数を演算する際に、前回の操作量に対してドループ操作量算出関数として乗算する係数を変更するだけで、ドループ機能の追加による演算時間の増加がないようにしている。
次に、本発明の第1の実施形態におけるディジタル制御回路16について説明する。図2は、ディジタル制御回路16の構成を示す機能ブロック図である。図2において、出力電圧Voutは、出力電圧サンプリング部51でサンプリングされ、A/D変換される。また、基準電圧発生部52からは、基準電圧Vrefが生成される。減算器53により、基準電圧Vrefと出力電圧Voutとの偏差E[n](E[n]=Vref−Vout)が求められる。
減算器53で求められた偏差E[n]は、操作量修正量算出部54に送られる。操作量修正量算出部54は、基準電圧Vrefと出力電圧Voutとの偏差E[n]に基づいて、操作量の修正量ΔUを算出する。この操作量の修正量ΔUは、加算器55に送られる。
ドループ操作量演算部56は、安定状態を保ったまま、ドループ特性を持たせるために、前回の操作量U[n−1]にドループ操作量算出関数Pを演算するものである。ドループ操作量演算部56で、前回の操作量U[n−1]にドループ操作量算出関数Pが演算され、このドループ操作量算出関数Pが演算された前回の操作量U[n−1]が加算器55に送られる。
操作量修正量算出部54からの操作量の修正量ΔUと、ドループ操作量演算部56からのドループ操作量算出関数Pが演算された前回の操作量(P×U[n−1])とが加算器55で加算される。この加算器55の出力が駆動パルスとしてドライバ17を介してスイッチング素子11及び12のゲートに供給される。
このように、本発明の第1の実施形態では、操作量修正量算出部54で、操作量の修正量ΔUを算出し、ドループ操作量演算部56で前回の操作量U[n−1]にドループ操作量算出関数Pを演算し、操作量の修正量ΔUと、ドループ操作量算出関数Pを演算した前回の操作量(P×U[n−1])とを加算器55で加算することで、安定状態を保ったまま、ドループ特性を実現している。このようにして、ドループ特性が得られることについて、以下に説明する。
一般的に、ディジタル制御において、操作量は、新たに得られた偏差から修正量を算出し、前回の操作量に加算することで決定される。つまり、前回の操作量をU[n−1]、前回の偏差をE[n−1]、今回の偏差をE[n]とすると、今回の操作量U[n]は、前回の操作量をU[n−1]に、修正量(K×E[n]+K×E[n−1])を加算して、以下のようにして求められる。
U[n]=K×E[n]+K×E[n−1]+U[n−1] …(1)
なお、Kは比例要素、Kは積分要素である。
定常状態においては、修正量はゼロとなり、前回の操作量U[n−1]と更新された今回の操作量U[n]は同じ値になる。すなわち、(1)式において、修正量を示す部分(K×E[n]+K×E[n−1])がゼロとなるため、
U[n]=U[n−1] …(2)
となる。
ドループ特性は、負荷電流が大きくなったら、出力電圧を下げるように変化させるものである。このような制御を行うために、前回の操作量をU[n−1]に応じて、基準電圧Vrefを動かすことが考えられる。しかしながら、基準電圧Vrefを動かせば、偏差(E[n]=Vout−Vref)が変化することになり、修正量を示す部分(K×E[n]+K×E[n−1])がゼロとならなくなり、定常状態を保てなくなる。
定常状態において操作量の修正量がゼロになる理由は、(1)式において、基準電圧と出力電圧との偏差(E[n]=Vref−Vout)がゼロになるためである。偏差E[n]は、負荷電流に関係なくゼロに収束する。よって、出力電圧Voutは、基準電圧Vrefに近づいていくことになり、定常状態を保ったまま、偏差E[n]を変化させて、出力電圧Voutを変化させていくような制御はできないことになる。
これに対して、この実施形態では、操作量の修正量と対応するように、前回の操作量に修正を加えることで、定常状態を保ったまま、操作量の修正量を変化させ、ドループ特性を実現している。
つまり、前述の説明では、操作量が安定する条件は、操作量の修正量(K×E[n]+K×E[n−1])がゼロの場合と述べたが、これは、前回の操作量U[n−1]と今回の操作量U[n]とが等しくなって安定した定常状態となった場合である。
しかしながら、(1)式より、操作量の修正量(K×E[n]+K×E[n−1])と、前回の操作量U[n−1]との和
×E[n]+K×E[n−1]+U[n−1]
が一定の場合にも、更新された今回の操作量U[n]は一定になり、定常状態を保つことができる。
つまり、修正量(K×E[n]+K×E[n−1])を変化させても、これを補償するように、前回の操作量U[n−1]を変化させ、修正量と前回の操作量との和が変化しないようにすれば、定常状態は保つことができる。
この実施形態では、以下の(3)式のように、前回の操作量U[n−1]に対してドループ操作量算出関数Pを用いた演算を行い、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数Pを用いた演算を行った前回の操作量とを加算し、その和が変化しないようにして、定常状態を保つようにしている。ドループ操作量算出関数は、ドループ特性を実現するために前回の操作量に対して演算を行うための関数である。
U[n]=K×E[n]+K×E[n−1]+P×U[n−1] …(3)
つまり、前回の操作量U[n−1]に、例えば0.9などの係数Pを乗算する。この場合、これによって、0.1の分だけ定常的に修正量が存在することになり、偏差E[n]をその分だけ変化させていくような制御が可能になる。
ドループ特性を持たせるためには、負荷電流によって、上記の偏差E[n]の値は変化しなければならないが、この問題も、前回の操作量U[n−1]にドループ操作量算出関数Pを演算することによって解決している。
つまり、制御時において操作量は負荷の変動に合わせて逐次更新される。例えばバックコンバータの場合、負荷が軽いとき操作量は小さく、負荷が重くなったら操作量は大きくなる。即ち、前回の操作量にドループ操作量算出関数Pとして係数を乗じた場合、相対的には修正量と前回の操作量との比率は変わらないが、絶対的には修正量の値、即ち偏差は変わる。この特性によって負荷電流を検出せずにドループ特性を持たせることが可能となる。
図2に示す機能ブロック図においては、減算器53で、基準電圧Vrefと出力電圧Voutとの偏差E[n](E[n]=Vref−Vout)が求められ、操作量修正量算出部54で、偏差E[n]に基づいて、以下の式のように、操作量の修正量ΔUが算出される。
ΔU=K×E[n]+K×E[n−1]
また、ドループ操作量演算部56で、以下の式のように、前回の操作量U[n−1]にドループ操作量算出関数Pが演算される。
P×U[n−1]
そして、加算器55で、以下の式のように、操作量修正量算出部54からの操作量の修正量ΔU(ΔU=K×E[n]+K×E[n−1])と、ドループ操作量演算部56からのドループ操作量算出関数Pが演算された前回の操作量P×U[n−1]とが加算される。
U[n]=K×E[n]+K×E[n−1]+P×U[n−1]
これにより、前述の(3)式で示したように、定常状態を保ったまま、ドループ特性が得られることになる。
図3は、本発明の第1の実施形態の動作をフローチャートで示したものである。
図3において、ステップS1で出力電圧Voutを検出し、ステップS2で、基準電圧と出力電圧との偏差(E[n]=Vref−Vout)の算出が行われる。ステップS3で、操作量の修正量ΔUが算出される。操作量の修正量ΔUは、(3)式における(K×E[n]+K×E[n−1])の部分である。
ステップS4で、ドループ操作量が算出される。ドループ操作量は、(3)式におけるドループ操作量算出関数Pを演算した前回の操作量U[n−1]の部分(P×U[n−1])である。ステップS5で、(3)式に基づいて、操作量の修正量(K×E[n]+K×E[n−1])と、ドループ操作量算出関数Pを演算した前回の操作量(P×U[n−1])との和により、操作量が算出される。ステップS6で、これに基づいて、操作量の更新が行われる。
図4は、本発明の上述の第1の実施形態のように、操作量の修正量と、ドループ操作量算出関数Pとして1以下の係数を乗じた前回の操作量U[n−1]との和から演算によりドループ特性を実現した場合(曲線A1で示す)と、従来の負荷電流の電流値を検出して基準電圧を変更してドループ特性を実現した場合(曲線B1で示す)とを比較したものである。
図4において、横軸は負荷電流、縦軸は出力電圧を示している。
図4に示すように、本発明の第1の実施形態では、操作量の修正量と、1以下の係数Pを乗じた前回の操作量U[n−1]との和から演算によりドループ特性を実現したため、曲線A1で示すように、定常状態が保たれ、安定したドループ特性が実現できる。これに対して、従来では、基準電圧を変更することにより定常状態が保たれなくなり、曲線B1で示すように、ドループ特性が不安定になる。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態を示すものである。
上述の第1実施形態では、前回の操作量U[n−1]に、ドループ操作量算出関数Pを乗じて、定常状態を保つようにしている。これに対して、第2の実施形態では、今回の操作量U[n]にドループ操作量算出関数Pを乗じて、定常状態を保つようにしている。
図5に示す第2の実施形態においては、出力電圧Voutは、出力電圧サンプリング部61でサンプリングされ、減算器63で、基準電圧発生器62からの基準電圧Vrefと出力電圧Voutとの偏差E[n](E[n]=Vref−Vout)が求められる。
操作量修正量算出部64で、偏差E[n]に基づいて、以下の式のように、操作量の修正量ΔUが算出される。
ΔU=K×E[n]+K×E[n−1]
また、ドループ操作量演算部66で、今回の操作量U[n]に、ドループ操作量算出関数Pが乗じられる。
P×U[n]
そして、加算器65で、ドループ操作量算出部66からの、ドループ操作量算出関数Pが乗じられた今回の操作量(P×U[n])と操作量修正量算出部64からの操作量の修正量ΔUとが加算される。
尚、上述の実施形態では、操作量に応じてスイッチング素子のデューティ比を制御しているが、本発明は、このような制御に限定されるものではない。負荷によって操作量を変更するものには全て有効である。例えば、周波数制御においても負荷によって操作量を変更するので同様に適用できる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
本発明の第1の実施形態の電源装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態の電源装置におけるディジタル制御回路の説明に用いる機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態の電源装置におけるドループ制御の説明に用いるフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の電源装置のドループ特性と従来の電源装置のドループ特性との比較に用いるグラフである。 本発明の第2の実施形態の電源装置におけるディジタル制御回路の説明に用いる機能ブロック図である。 従来の電源装置のブロック図である。 従来の電源装置におけるディジタル制御回路の説明に用いる機能ブロック図である。 従来の電源装置におけるドループ制御の説明に用いるフローチャートである。
符号の説明
1a、1b;スイッチング電源
11,12:スイッチング素子
13:インダクタ
14、15:コンデンサ
16:ディジタル制御回路
17:ドライバ
30:負荷
51:出力電圧サンプリング部
52:基準電圧発生部
53:減算器
54:操作量修正量算出部
55:加算器
56:ドループ操作量演算部
61:出力電圧サンプリング部
62:基準電圧発生部
63:減算器
64:操作量修正量算出部
65:加算器
66:ドループ操作量演算部

Claims (6)

  1. 複数のスイッチング電源を並列接続し、前記並列接続された複数のスイッチング電源からの電力を負荷に供給するようにした電源装置において、
    基準電圧と出力電圧との偏差を算出する手段と、
    前記偏差に応じてスイッチング素子の操作量の修正量を算出する手段と、
    前記操作量の修正量から演算によりドループ特性を実現する手段と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  2. 前記ドループ特性を実現する手段は、
    前回の操作量に対してドループ操作量算出関数を演算する手段と、
    前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した前回の操作量とを加算する手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記ドループ特性を実現する手段は、
    今回の操作量に対してドループ操作量算出関数を演算する手段と、
    前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した今回の操作量とを加算する手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  4. 複数のスイッチング電源を並列接続し、前記並列接続された複数のスイッチング電源からの電力を負荷に供給するようにした電源装置の制御方法において、
    基準電圧と出力電圧との偏差を算出する第1のステップと、
    前記偏差に応じてスイッチング素子の操作量の修正量を算出する第2のステップと、
    前記操作量の修正量からドループ特性を演算により実現する第3のステップと、
    を含むことを特徴とする電源装置の制御方法。
  5. 前記第3のステップは、
    前回の操作量にドループ操作量算出関数を演算する第4のステップと、
    前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した前回の操作量とを加算する第5のステップと、
    前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した前回の操作量とを加算して操作量を更新する第6のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の電源装置の制御方法。
  6. 前記第3のステップは、
    今回の操作量にドループ操作量算出関数を演算する第7のステップと、
    前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した今回の操作量とを加算する第8のステップと、
    前記操作量の修正量と、前記ドループ操作量算出関数を演算した今回の操作量とを加算して操作量を更新する第9のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の電源装置の制御方法。
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