JP2010010934A - リモコン操作装置 - Google Patents

Abstract

【課題】使用者が実際に操作しようとするタイミングでのみ点灯して電力消費を極力抑えることのできるリモコン操作装置を提供する。
【解決手段】リモコン操作装置はトイレ内に設置され、暗所用の照明部１を備えている。このリモコン操作装置のボタン操作によって、トイレ内の便器に設置してある局部洗浄装置のおしり洗浄、ビデ洗浄、乾燥、脱臭、運転停止等の各種動作を遠隔操作することができる。リモコン操作装置には、発光部２と受光部３を有する光電センサから成る測距センサ４を備えており、検知対象物体Ｂとリモコン操作装置との距離を測定し、その測定結果をリモコン操作装置に内蔵の制御部５に入力する。マイコンから成る制御部５は、測距センサ４から入力される測定結果を基に、使用者がリモコン操作装置の前方に意図的に手をかざしたか否かを判断し、照明部１に対して点灯出力を行う。
【選択図】図１

Description

本発明は、リモコン操作装置に関し、詳しくは、必要時のみ点灯して省エネルギ化を図るための技術に関する。

暗所用の照明部を備えたリモコン操作装置においては、照明にかかる電力消費を抑制することが課題となっている。特に電池駆動式のリモコン操作装置では、電力消費を抑制することが電池交換の手間を減らすために必要である。

上記課題に対して、リモコン操作装置の照明部を常時点灯させるのではなく、一定間隔をあけて一瞬のみ点灯をさせる点滅方式や、或いは、ボタンを押したときにのみ点灯する方式が採用されている。しかし、前者の方式では不必要時にも継続的に点滅して電力を消費することになる。また、後者の方式においては、使用者が所定のボタンを視認して押すまでは点灯しないので、暗所での認識性を向上させるという点では不十分である。

これに対して、特許文献１に記載の局部洗浄装置用のリモコン操作装置では、使用者がトイレに入室したことを検知する人体検知センサを具備し、入室を検知した際に照明部を点灯させることが提案されている。しかし、この場合には、トイレを使用する以外の用事で入室した際にもその度に点灯して余計に電力消費するという問題や、トイレを使用する場合であっても実際に操作装置を操作するタイミングの前から点灯しているため、やはり余計に電力消費するという問題がある。
実開平５−６００６９号公報

本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、使用者が実際に操作しようとするタイミングでのみ点灯して電力消費を極力抑えることのできるリモコン操作装置を提供することを、課題とするものである。

上記課題を解決するために本発明を、暗所用の照明部１を具備するリモコン操作装置であって、測距センサ４と、測距センサ４の出力に基づいて使用者が手を近づけた動作を検知したときに照明部１を点灯させる制御部５とを具備したものとする。

このようにすることで、使用者がトイレを使用する以外の用事で入室した場合に照明部１が点灯して電力を消費することがない。また、使用者がトイレを使用する場合であっても、使用者が手を近づける前は照明部１が点灯することがなく、余計に電力を消費することが極力防止される。

請求項１に係る発明は、測距センサと、測距センサの出力に基づいて使用者が手を近づけた動作を検知したときに照明部を点灯させる制御部とを具備することにより、使用者が実際に操作しようとするタイミングでのみ点灯し、暗所での認識性を向上させると同時に電力消費を極力抑えることができるというという効果を奏する。

本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図１には、本発明の実施形態における一例のリモコン操作装置の構成を、概略的に示している。なお、リモコン操作装置の基本構成は例えば特許文献１等で周知であるから、以下においては本発明の特徴的な構成について詳述する。

本例のリモコン操作装置は、トイレ内に設置されるものであって、暗所用の照明部１を備えている。照明部１は、使用者が暗所でも容易にボタン操作等を行えるように点灯するものであればよく、例えば液晶パネルのバックライトや、各ボタンに備えた発光素子（ＬＥＤライト）等から成る。なお、このリモコン操作装置のボタン操作によって、トイレ内の便器に設置してある局部洗浄装置（図示せず）のおしり洗浄、ビデ洗浄、乾燥、脱臭、運転停止等の各種動作を遠隔操作することができる。

また、本例のリモコン操作装置には、発光部２と受光部３を有する光電センサから成る測距センサ４を備えている。測距センサ４は、発光部２から発した光が検知対象物体Ｂで反射したものを受光部３で受光し、検知対象物体Ｂとリモコン操作装置との距離を測定するものであって、その測定結果を、リモコン操作装置に内蔵の制御部５に入力するようになっている。なお、測距センサ４は、検知対象物体Ｂとの距離を測定できるものであればよく、光電センサに限らず種々の方式のものが適用可能である。

マイコンから成る制御部５は、測距センサ４から入力される測定結果（即ち、検知対象物質Ｂの位置情報）を基に、使用者がリモコン操作装置の前方に意図的に手をかざしたか否かを判断する。具体的には、検知対象物体Ｂとの距離が１０センチ程度の所定距離以下であると測定された場合に、検知対象物体Ｂが意図的にかざした使用者の手の平であると判断し、照明部１に対して点灯出力を行う。

したがって、使用者がトイレを使用する以外の用事で入室した場合には、意図的にリモコン操作装置の前に手をかざすことがないので照明部１を点灯して電力を消費することがない。また、使用者がトイレを使用する場合であっても、実際にリモコン操作装置を操作するに際して手をかざす前に照明部１が点灯することはなく、余計に電力を消費することが極力防止される。これにより、特に電池駆動式のリモコン操作装置であるときには、電力消費の抑制によって電池交換の手間を減らすことが可能となる。

なお、測距センサ４の測距動作にも電力はある程度消費されるので、本例のリモコン操作装置では、一定間隔をあけながら必要最低限の所定時間のみ測距動作を行うように設けている。具体的は、図２のフローチャートに示すように、測距動作を０．５ｓ毎に実施する定期確認動作を行い、入力指令があれば入力確定動作に移行する。このような動作シーケンスを構成することにより、待機電力を低減させることができる。

本発明の実施形態における一例のリモコン操作装置を示す概略構成図である。 測距センサの測距動作を示すフローチャートである。

符号の説明

１ 照明部
４ 測距センサ
５ 制御部

Claims (1)

1. 暗所用の照明部を具備するリモコン操作装置であって、測距センサと、測距センサの出力に基づいて使用者が手を近づけた動作を検知したときに照明部を点灯させる制御部とを具備することを特徴とするリモコン操作装置。
   
   

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