JP2010010452A - Fixture of transformer core - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、トランスを構成するトランスコアを放熱部材に固定するトランスコアの固定具に関する。 The present invention relates to a transformer core fixture for fixing a transformer core constituting a transformer to a heat radiating member.
従来から、トランス(変圧器)がヒートシンク(放熱部材)を備えたインバータなどに装着されている。トランスを構成するトランスコアは、一次,二次巻線を組み付けた状態で、ブラケットを用いてヒートシンクに固定されている。一般に、トランスは、電圧を変換する際の電力損失により発熱することが知られており、トランスコアをヒートシンクに密着させたりする等して、発生した熱を放熱させることが行われている。ところで、トランスには、焼結法によって製造されたフェライトからなるトランスコアが広く利用されている。焼結法により製造されたトランスコアは、外形寸法のばらつきが大きく、該外形寸法のばらつきにより、トランスコアとヒートシンクとの間に隙間が生じることを抑制するばね機構を設けたブラケットが提案されている(例えば、特許文献1)。 Conventionally, a transformer (transformer) is mounted on an inverter provided with a heat sink (heat radiating member). The transformer core constituting the transformer is fixed to the heat sink using a bracket in a state where the primary and secondary windings are assembled. In general, it is known that a transformer generates heat due to power loss when converting a voltage, and heat generated is radiated by, for example, bringing a transformer core into close contact with a heat sink. By the way, transformer cores made of ferrite manufactured by a sintering method are widely used as transformers. A transformer core manufactured by a sintering method has a large variation in outer dimensions, and a bracket having a spring mechanism that suppresses a gap between the transformer core and a heat sink due to the variation in the outer dimension has been proposed. (For example, Patent Document 1).
図6に示すように、特許文献1では、ヒートシンク(金属筐体)61に対し、トランス62(各トランスコア63a,63b)をブラケット64により固定している。ブラケット64は、板状の天板部64aと、該天板部64aの両端から下方に延設した側壁部64bとから形成されている。そして、ブラケット64は、側壁部64bの下端部をそれぞれ図示しないネジで固定されることにより、各トランスコア63a,63bをヒートシンク61に固定するようになっている。また、ブラケット64の天板部64aは、その略中央部分が下方(トランスコア63a,63b側)に向かって円弧状に突出しており、ばね機構を形成している。このため、ブラケット64は、天板部64aが上下方向に撓むことにより、トランスコア63a,63bの外形寸法のばらつきを吸収し、トランスコア63bをヒートシンク61に密着させた状態で固定できるようになっている。
しかしながら、特許文献1において、天板部64aは、下方に突出する円弧状をなしているため、天板部64aと、上側に配設されるトランスコア63aとの間に隙間66が生じる。このため、トランスコア63aと天板部64a(ブラケット64)との接触面積が小さく、トランスコア63aから天板部64aに熱が伝わりにくい。すなわち、特許文献1では、トランス62で発生する熱を、トランスコア63aからブラケット64を経由してヒートシンク61へ放熱させにくいという問題があった。
However, in Patent Document 1, since the
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、トランスで発生する熱を、ブラケットを通してヒートシンクへ逃がしやすくすることができるトランスコアの固定具を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art, and its purpose is to fix the transformer core that can easily release the heat generated in the transformer to the heat sink through the bracket. It is in providing tools.
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、放熱部材に載置されたトランスコアを囲うブラケットの先端部を前記放熱部材に連結して伝熱経路となる前記ブラケットと前記放熱部材との間に前記トランスコアを固定するトランスコアの固定具であって、前記放熱部材における前記ブラケットの連結部に貫通孔を形成して、当該貫通孔を通して、前記ブラケットを前記放熱部材側に付勢して前記トランスコアを前記ブラケットに密着させてなることを要旨とする。 In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 is characterized in that the bracket that forms a heat transfer path by connecting a tip portion of a bracket surrounding a transformer core placed on a heat radiating member to the heat radiating member; A transformer core fixture for fixing the transformer core to a heat radiating member, wherein a through hole is formed in a connecting portion of the bracket in the heat radiating member, and the bracket is placed on the heat radiating member side through the through hole. The gist is that the transformer core is brought into close contact with the bracket.
これによれば、トランスコアは、放熱部材におけるブラケットの連結部に形成した貫通孔を通して放熱部材側に付勢されるブラケットと、放熱部材との間に固定される。このため、トランスコアの外形寸法が不均一であったとしても、トランスコアを放熱部材に固定することができる。このとき、ブラケットとトランスコアが密着されることで、トランスコアとの接触面積が大きくなり、トランスコアからブラケットに伝達される熱量が増加される。したがって、トランスで発生した熱は、トランスコアからブラケットを通して放熱部材に伝達されやすくなり、トランスコアの放熱が促進される。 According to this, the transformer core is fixed between the heat radiating member and the bracket urged toward the heat radiating member through the through hole formed in the connecting portion of the bracket in the heat radiating member. For this reason, even if the outer dimensions of the transformer core are not uniform, the transformer core can be fixed to the heat dissipation member. At this time, when the bracket and the transformer core are brought into close contact with each other, the contact area with the transformer core is increased, and the amount of heat transferred from the transformer core to the bracket is increased. Therefore, heat generated in the transformer is easily transmitted from the transformer core to the heat radiating member through the bracket, and heat dissipation of the transformer core is promoted.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のトランスコアの固定具において、前記貫通孔には連結部材が摺動可能に配置されるとともに、前記放熱部材における前記トランスコアの搭載面とは反対面には、前記ブラケットを前記放熱部材側に付勢するための板ばねの基端が固定され、前記連結部材の一端に前記ブラケットが固定されるとともに前記連結部材の他端に前記板ばねの自由端が固定されていることを要旨とする。 According to a second aspect of the present invention, in the transformer core fixture according to the first aspect, a connecting member is slidably disposed in the through hole, and the mounting surface of the transformer core in the heat radiating member; On the opposite surface, a base end of a leaf spring for urging the bracket toward the heat radiating member is fixed, the bracket is fixed to one end of the connecting member, and the plate is fixed to the other end of the connecting member. The gist is that the free end of the spring is fixed.
これによれば、ブラケットは、連結部材を介して連結された板ばねによって、放熱部材側に付勢される。すなわち、放熱部材の反対面に基端を固定された板ばねの付勢力は、連結部材を介してブラケットに伝達される。 According to this, a bracket is urged | biased to the heat radiating member side by the leaf | plate spring connected via the connection member. That is, the urging force of the leaf spring whose base end is fixed to the opposite surface of the heat radiating member is transmitted to the bracket via the connecting member.
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のトランスコアの固定具において、前記貫通孔には、前記ブラケットを前記放熱部材側に付勢するための圧縮コイルばねが配置され、前記圧縮コイルばねの一端が前記放熱部材に連結されるとともに前記圧縮コイルばねの他端が前記ブラケットに連結されていることを要旨とする。 According to a third aspect of the present invention, in the transformer core fixture according to the first aspect, a compression coil spring for urging the bracket toward the heat radiating member is disposed in the through hole, and the compression The gist is that one end of the coil spring is connected to the heat radiating member and the other end of the compression coil spring is connected to the bracket.
これによれば、貫通孔に配設される圧縮コイルばねによって、ブラケットを放熱部材に向けて付勢することができる。 According to this, the bracket can be biased toward the heat radiating member by the compression coil spring disposed in the through hole.
本発明によれば、トランスで発生する熱を、ブラケットを通してヒートシンクへ逃がしやすくすることができる。 According to the present invention, the heat generated in the transformer can be easily released to the heat sink through the bracket.
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のトランス11には、トランスコア14が備えられ、該トランスコア14には、巻線15が巻回されている。トランスコア14により、入力される交流電力の電圧が所定の電圧に変換され出力される。トランスコア14は、側面視略E字状に形成された上側コア14a及び下側コア14bを向き合うように配置して構成されている。本実施形態において、上側コア14a及び下側コア14bは、焼結法により形成されたフェライトコアとされている。上側コア14a及び下側コア14bの間には、巻線15が巻回される空間Kが形成されている。トランスコア14は、放熱部材としてのヒートシンク13に載置されている。
(First embodiment)
A first embodiment embodying the present invention will be described below with reference to FIGS.
As shown in FIGS. 1 and 2, the
トランスコア14の固定具は、ブラケット12と、連結部材16と、板ばね19とを備えている。
トランスコア14を囲うように配設されるブラケット12について説明する。
The fixture for the
The
本実施形態のブラケット12は、矩形板状の金属(例えば、鉄や銅)を折り曲げて形成されている。そして、ブラケット12は、平板状に形成され上側コア14aの上面に接触するように配置される保持部12aと、該保持部12aの両端からヒートシンク13(下側コア14b)側に向けて延設された伝熱部12bとから、側面視略逆チャンネル状に形成されている。ブラケット12の保持部12aは、上側コア14aの上面と対応した形状をなしており、上側コア14aに密着可能に構成されている。具体的に説明すると、本実施形態において、上側コア14aの上面は、平面をなす一方、保持部12aは、上側コア14aの平面(上面)に対応するように、平面を有する平板状に形成されている。そして、保持部12aは、上側コア14a側に配置される面の略全体が、上側コア14aの上面に密着(接触)されるようになっている。また、伝熱部12bの長さは、保持部12aを上側コア14aに密着させたときに、ヒートシンク13に接触しない長さに設定されている。
The
また、保持部12aと伝熱部12bの各接続部分には、側面視円弧状をなす接続部12eがそれぞれ設けられている。本実施形態において、接続部12eは、伝熱部12bの一部を構成している。各接続部12eは、該接続部12eを基点として、各伝熱部12bの全体をトランスコア14の側面に向けて付勢するようになっている。そして、各伝熱部12bは、トランスコア14の側面に密着されるようになっている。
Moreover, each connection part of the holding |
また、伝熱部12bの下端(先端)部は、側方に向かって略直角に折り曲げ形成され、平板状の固定部12cをなしている。固定部12cは、ヒートシンク13と略並行となるように形成されている。固定部12cには、ブラケット12をヒートシンク13に固定(連結)するためのボルトB1が挿通される挿通孔12dが設けられている。
Further, the lower end (tip) portion of the
次に、トランスコア14(トランス11)が固定されるヒートシンク13について説明する。
ヒートシンク13は、金属(例えば、アルミニウム)からなり、該ヒートシンク13の内部には、冷却媒体として流体が通過される流体経路Sが形成されている。本実施形態では、冷却媒体として水が用いられている。ヒートシンク13は、トランスコア14(トランス11)等からヒートシンク13に伝達される熱を、流体経路Sを通過される流体により奪うことで、放熱(冷却)するようになっている。
Next, the
The
ヒートシンク13において、ブラケット12の伝熱部12b(固定部12c)が固定される部分には、該ヒートシンク13を貫通する2つの貫通孔17が形成されている。なお、各貫通孔17は、ヒートシンク13において、トランスコア14が搭載される搭載面13aをなす壁部13cと、搭載面13aの反対面13bをなす壁部13dをそれぞれ貫通する一対の孔により構成されている。各貫通孔17の離間距離は、ブラケット12の各固定部12cに形成された挿通孔12dの離間距離と対応するように設定されている。
In the
各貫通孔17には、該貫通孔17の内壁面を摺動する円柱状の連結部材16がそれぞれ配設されている。各連結部材16は、熱伝導性に優れた素材(例えば、アルミニウムや銅)により形成されており、ヒートシンク13の一部として機能する。また、各連結部材16は、流体経路Sの内部に露出し、流体経路Sの内部を通過される流体が接触するようになっている。各連結部材16には、壁部13c及び壁部13dに形成された貫通孔17に対応する位置に、それぞれOリング18が配設されている。そして、Oリング18により、連結部材16と貫通孔17との間から、流体経路Sを通過される流体が漏出しないようになっている。
Each through
各連結部材16の端部のうち、ヒートシンク13の搭載面13a側に位置する端部には、それぞれブラケット12の伝熱部12b(固定部12c)がボルトB1により固定(連結)されるようになっている。ブラケット12の伝熱部12bの下端部(固定部12c)と、連結部材16の端部とは、密着されるようになっている。
Of the end portions of each connecting
このため、本実施形態では、伝熱部12bにより、ブラケット12の保持部12aからヒートシンク13(連結部材16)まで、熱を伝達可能となっている。すなわち、本実施形態のブラケット12は、トランスコア14からヒートシンク13に熱を伝達する伝熱経路をなしている。また、連結部材16に伝達された熱は、連結部材16と貫通孔17との接触部分から、ヒートシンク13の各壁部13c,13dに伝達可能となっている。
For this reason, in this embodiment, heat can be transmitted from the holding
ヒートシンク13の下面(反対面13b)には、板ばね19が配置されている。板ばね19の中央には、固定孔19aが設けられている。板ばね19は、ヒートシンク13の反対面13bに凸設されたボス部20を固定孔19aに挿通させることで、ヒートシンク13の反対面13bに固定されている。すなわち、板ばね19の固定孔19aは、板ばね19の基端部をなしている。ボス部20は、各貫通孔17の中間(中央)に配置されている。また、板ばね19は、ヒートシンク13の反対面13bと略並行に配設されている。
A
各連結部材16の端部のうち、下端、すなわちヒートシンク13の反対面13b側に位置する端部には、板ばね19の端部(自由端)がそれぞれ固定されている。具体的に説明すると、板ばね19の両端には、挿通孔19bが形成されており、該挿通孔19bを挿通させたボルトB2により、板ばね19の両端がそれぞれ連結部材16に固定されるようになっている。
Of the end portions of each connecting
次に、本実施形態におけるトランスコア14の固定具の作用について説明する。
本実施形態の板ばね19は、ボルトB2により連結部材16に固定されていない状態において、図2の二点鎖線で示すように、固定孔19a(ボス部20)を基点として、ヒートシンク13の反対面13bから両端が離間するように反った状態となっている。このため、板ばね19は、ボルトB2により板ばね19の両端を連結部材16に固定されると、その付勢力(復元力)により各連結部材16を、ヒートシンク13の搭載面13a側から反対面13b側に向けて付勢するようになっている。
Next, the operation of the fixture of the
The
各連結部材16が板ばね19により付勢されることで、各連結部材16にボルトB1で固定されているブラケット12の全体が、ヒートシンク13に向けて付勢されることになる。つまり、ブラケット12は、連結部材16が配設される貫通孔17を通して、板ばね19によりヒートシンク13側に付勢される。伝熱部12bの長さは、保持部12aを上側コア14aに密着させたときに、ヒートシンク13に接触しない長さに設定されている。このため、トランスコア14は、ブラケット12の保持部12aと、ヒートシンク13の搭載面13aとの間に挟持され、ヒートシンク13に固定される。ブラケット12の伝熱部12b(固定部12c)と、ヒートシンク13との間には、隙間21が生じるようになっている。
By urging each connecting
この状態において、下側コア14bとヒートシンク13の搭載面13aとが密着される。このため、トランス11で発生した熱は、下側コア14bからヒートシンク13に伝達されやすくなり、トランスコア14の放熱が促進される。
In this state, the
また、ブラケット12の保持部12aと上側コア14aとが密着している。このため、トランス11で発生した熱は、上側コア14aから保持部12aに伝達され易くなる。保持部12aに伝達された熱は、各伝熱部12bを経由して、連結部材16(ヒートシンク13)に伝達される。連結部材16に伝達された熱は、連結部材16に接触する流体によって奪われ、放熱される。また、連結部材16に伝達された熱は、ヒートシンク13の壁部13c,13dに伝達され、放熱される。
Further, the holding
また、ブラケット12は、板ばね19の付勢力によってトランスコア14を挟持しているため、トランスコア14の外形寸法(上下方向に沿った厚さ)が異なっていても、トランスコア14をヒートシンク13に固定することができる。
Further, since the
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)ブラケット12の保持部12aを、上側コア14aの上面と対応した形状とするとともに、ブラケット12の全体を、ヒートシンク13に向けて付勢するようにした。このため、トランスコア14は、ブラケット12の保持部12aと、ヒートシンク13の搭載面13aとの間に挟持され、ヒートシンク13に固定される。一般に、焼結法で製作されたフェライトコアは、その外形寸法のばらつきが大きいことが知られている。本実施形態によれば、トランスコア14の外形寸法が不均一であったとしても、保持部12aと上側コア14aとを密着させつつ、ヒートシンク13に固定することができる。よって、トランス11で発生する熱をヒートシンク13へ逃がしやすくすることができる。また、ブラケット12自体に、トランスコア14の外形寸法の不均一さを吸収するためのばね機構を設ける必要がなくなる。したがって、ブラケット12の構成を簡略化するとともに、ブラケット12を含めたトランス11が大型化することを抑制することができる。
Therefore, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1) The holding
(2)保持部12aは、上側コア14aの上面と対応した形状とし、さらに上側コア14a側に配置される面の略全体が、上側コア14aの上面に密着(接触)されるように構成した。このため、トランスコア14と保持部12aとの接触面積が大きくなり、トランスコア14(上側コア14a)から保持部12aに伝達される熱量が増加される。したがって、トランス11で発生した熱は、上側コア14aからブラケット12(保持部12a及び伝熱部12b)を経由してヒートシンク13に伝達されやすくなり、トランスコア14の放熱が促進される。そして、トランス11で発生する熱を、ヒートシンク13に確実に伝達させることができる。
(2) The holding
(3)板ばね19をヒートシンク13の反対面13b側に配設し、板ばね19の付勢力を、連結部材16を介してブラケット12に伝達するようにした。このため、板ばね19により、ブラケット12の全体をヒートシンク13に向けて付勢できる。また、板ばね19は、ヒートシンク13の反対面13bと略並行に配設されていることから、ヒートシンク13が大型化することを抑制できる。
(3) The
(4)各連結部材16は、ヒートシンク13の流体経路Sに露出するようにした。このため、ヒートシンク13を冷却する流体が連結部材16に接触し、各連結部材16を強制的に放熱させることができる。したがって、ブラケット12の保持部12aから伝達される熱をすばやく放熱し、トランスコア14の放熱を促進することができる。
(4) Each connecting
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図3及び図4に従って説明する。以下の説明では、既に説明した実施形態と同一の構成について同一の符号を付すなどし、その重複する説明を省略又は簡略化する。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment embodying the present invention will be described with reference to FIGS. In the following description, the same reference numerals are given to the same configurations as those of the already described embodiments, and the overlapping description is omitted or simplified.
図3に示すように、本実施形態のヒートシンク13には、流体経路Sにおいて搭載面13a側の壁部13cと反対面13b側の壁部13dとを連結する2つの円筒部26が形成されている。各円筒部26の内壁面は、ヒートシンク13を貫通する貫通孔17をなしている。なお、本実施形態では、貫通孔17と流体経路Sとは連通されておらず、流体経路Sを通過される流体が漏出されないようになっている。
As shown in FIG. 3, the
各貫通孔17には、ヒートシンク13の反対面13b側の開口部から溝状に切り欠いたガイド溝17aが設けられている。また、各貫通孔17には、略円盤状に形成され、貫通孔17の内壁面に沿って移動する可動駒27が配設されている。図3及び図4に示すように、可動駒27の側面には、ガイド溝17aに係合可能なリブ部27aが立設されている。そして、可動駒27は、ガイド溝17aにリブ部27aが係合されることで、その円周方向に回転しないようになっている。また、可動駒27は、ガイド溝17aが形成された範囲内で、移動可能となっている。このため、可動駒27は、常に、ヒートシンク13の反対面13b側に位置するようになっている。
Each through-
各貫通孔17内には、圧縮コイルばね28が配設されている。圧縮コイルばね28は、可動駒27の上部に固定されており、ヒートシンク13に連結した構成となっている。また、圧縮コイルばね28の上端は、ブラケット12の伝熱部12bの下端部(固定部12c)に固定されたピン29に固定されている。
A
可動駒27の下部には、調整ボルトB3が螺入されるネジ孔27bが設けられている。調整ボルトB3の頭部の大きさは、貫通孔17より大きくなっている。そして、可動駒27は、調整ボルトB3をネジ孔27bに螺入させることにより、ヒートシンク13の反対面13b側に移動可能となっている。
A
なお、ブラケット12の保持部12aと上側コア14aとの間には、放熱シート25が配設されている。放熱シート25は、熱伝導性に優れるとともに、柔軟性を有する素材により形成されている。また、本実施形態において、ブラケット12の伝熱部12bの長さは、保持部12aが放熱シート25を介して上側コア14aに密着された状態において、ヒートシンク13に密着(接触)する長さに設定されている。
A
第2の実施形態において、ブラケット12、可動駒27、及び圧縮コイルばね28が、トランスコア14の固定具を構成している。
次に、第2の実施形態におけるトランスコア14の固定具の作用について説明する。
In the second embodiment, the
Next, the operation of the fixture for the
圧縮コイルばね28は、該圧縮コイルばね28の一端を可動駒27に、他端をブラケット12のピン29に固定した状態において、調整ボルトB3を該調整ボルトB3と可動駒27とが接触されるまで螺入させることにより、伸長される。なお、図3において、左側に示す調整ボルトB3は、ネジ孔27bに途中まで螺入した状態となっており、右側に示す調整ボルトB3は、可動駒27と接触されるまでネジ孔27bに螺入させた状態を示している。そして、圧縮コイルばね28が伸長されることにより、ブラケット12は、ヒートシンク13側に付勢される。つまり、ブラケット12は、圧縮コイルばね28が配設される貫通孔17を通して、圧縮コイルばね28によりヒートシンク13側に付勢されている。
The
ここで、ブラケット12の伝熱部12bの長さは、保持部12aが放熱シート25を介して上側コア14aに密着された状態において、ヒートシンク13に密着(接触)する長さに設定されている。このため、トランスコア14は、ブラケット12の保持部12aと、ヒートシンク13の搭載面13aとの間に挟持され、ヒートシンク13に固定される。
Here, the length of the
このとき、下側コア14bとヒートシンク13の搭載面13aとが密着しているため、トランス11で発生した熱は、下側コア14bからヒートシンク13に伝達されやすくなり、トランスコア14の放熱が促進される。
At this time, since the
また、ブラケット12の伝熱部12bの下端部(固定部12c)は、ヒートシンク13に密着される。さらに、圧縮コイルばね28の付勢力により、ブラケット12の保持部12aと、上側コア14aとが、放熱シート25を介して密着される。このため、トランス11で発生した熱は、上側コア14aから保持部12aに、放熱シート25を介して伝達され易くなる。そして、保持部12aに伝達された熱は、各伝熱部12bを経由して、ヒートシンク13に伝達される。したがって、トランスコア14の放熱を促進することができる。
Further, the lower end portion (fixed
したがって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1),(2)に加えて、以下の効果を得ることができる。
(5)圧縮コイルばね28をヒートシンク13に形成された貫通孔17の内部に配設した。このため、圧縮コイルばね28は、ヒートシンク13から突出せず、ヒートシンク13が大型化することを抑制できる。
Therefore, according to the second embodiment, in addition to the effects (1) and (2) of the first embodiment, the following effects can be obtained.
(5) The
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 各実施形態において、冷却媒体(流体)として水を用いた例を示したが、水に代えて空気や油を用いてもよい。
In addition, you may change the said embodiment as follows.
In each embodiment, an example in which water is used as the cooling medium (fluid) has been shown, but air or oil may be used instead of water.
○ 第1の実施形態において、板ばね19の付勢力は、1本の連結部材16により伝達するようにしてもよく、3本以上の連結部材16により伝達するようにしてもよい。
○ 第1の実施形態において、各連結部材16に放熱用のフィンを設けてもよい。この場合、連結部材16の周方向に沿って1つ、又は2つ以上(複数)のフィンを形成する。また、フィンは、連結部材16の軸線方向に沿って形成してもよい。このように構成することで、連結部材16の放熱性をさらに向上させることができる。
In the first embodiment, the urging force of the
In the first embodiment, each connecting
○ 第1の実施形態において、冷却媒体として空気を用いる場合、連結部材16に配設したOリング18を省略することが可能である。ただし、流体経路Sから流体(空気)が漏出することを防止するため、Oリング18を配設することが望ましい。
In the first embodiment, when air is used as the cooling medium, the O-
○ 第1の実施形態において、冷却媒体として空気を用いる場合、各連結部材16は貫通孔17を摺動しないように構成することが可能である。すなわち、各連結部材16の直径を貫通孔17の内径より小さく設定し、連結部材16が貫通孔17の中心線の伸びる方向に沿って単に移動可能となるように構成してもよい。このように構成しても、板ばね19の付勢力をブラケット12に伝達させることができる。
In the first embodiment, when air is used as the cooling medium, each connecting
○ 第2の実施形態において、図5に示すように、ヒートシンク13において、ブラケット12の伝熱部12b(固定部12c)と密着される部分を、可動するように構成してもよい。具体的に説明すると、ヒートシンク13にガイド孔30を設けるとともに、該ガイド孔30を摺動可能な円筒状の円筒摺動部材31を配設する。この場合、圧縮コイルばね28は、円筒摺動部材31(貫通孔17)を挿通するように配置する。このように構成すれば、ブラケット12の保持部12aと、上側コア14aとの間に放熱シート25を配設しなくても、トランスコア14を、ブラケット12の保持部12a及びヒートシンク13の搭載面13aに密着させつつ、且つブラケット12の伝熱部12b(固定部12c)を円筒摺動部材31に密着させた状態で、固定することができる。この場合において、ばね等の付勢手段により円筒摺動部材31をブラケット12側に付勢してもよい。このように構成すれば、ブラケット12の伝熱部12bと円筒摺動部材31とをより確実に密着させることができる。
In the second embodiment, as shown in FIG. 5, a portion of the
○ 各実施形態において、上側コア14aの上面は、平面以外の形状に形成してもよい。すなわち、上側コア14aの上面がどのような形状であっても、保持部12aを上側コア14aの上面形状に対応した形状(沿った形状)に形成すればよい。このように構成しても、ブラケット12の保持部12aと、上側コア14aとを密着させることができる。
(Circle) in each embodiment, you may form the upper surface of the
○ 各実施形態において、ブラケット12に接続部12eを設けなくてもよい。このように構成しても、伝熱部12bは、保持部12aからヒートシンク13に熱を伝達させることができる。
In each embodiment, the
○ 各実施形態において、ヒートシンク13の内部に、流体経路Sを設けなくてもよい。このように構成しても、ヒートシンク13は、放熱することができる。
以下、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、追記する。
In each embodiment, the fluid path S may not be provided inside the
Hereinafter, the technical idea that can be grasped from the above embodiment and other examples will be additionally described.
(イ)前記放熱部材の内部には、流体が通過される流体経路が形成されており、前記連結部材は、前記流体流路の内部に露出していることを特徴とする請求項2に記載のトランスコアの固定具。 (A) A fluid path through which a fluid passes is formed inside the heat radiating member, and the connecting member is exposed inside the fluid flow path. Transformer core fixture.
(ロ)前記貫通孔の内壁面に沿って移動可能な可動駒と、当該可動駒に螺入されることにより、前記可動駒を前記放熱部材の前記搭載面側から前記反対面側に向けて移動させる調整ボルトとを備え、前記圧縮コイルばねは、前記可動駒と前記調整ボルトを介して前記放熱部材に連結されていることを特徴とする請求項3に記載のトランスコアの固定具。 (B) A movable piece movable along the inner wall surface of the through-hole, and being screwed into the movable piece, the movable piece is directed from the mounting surface side to the opposite surface side of the heat radiating member. The transformer core fixture according to claim 3, further comprising an adjustment bolt to be moved, wherein the compression coil spring is connected to the heat radiating member via the movable piece and the adjustment bolt.
11…トランス、12…ブラケット、13…ヒートシンク、13a…搭載面、13b…反対面、14…トランスコア、16…連結部材、17…貫通孔、19…板ばね、28…圧縮コイルばね。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記放熱部材における前記ブラケットの連結部に貫通孔を形成して、当該貫通孔を通して、前記ブラケットを前記放熱部材側に付勢して前記トランスコアを前記ブラケットに密着させてなることを特徴とするトランスコアの固定具。 A transformer core fixture for fixing the transformer core between the bracket and the heat radiating member, which is connected to the heat radiating member by connecting the tip of a bracket surrounding the transformer core placed on the heat radiating member to the heat radiating member. There,
A through hole is formed in a connecting portion of the bracket in the heat radiating member, the bracket is urged toward the heat radiating member through the through hole, and the transformer core is adhered to the bracket Transformer core fixture.
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- 2008-06-27 JP JP2008168729A patent/JP2010010452A/en active Pending
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