JP2010004310A - パケット中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ユーザのサービスを識別して優先度を決定するQoS情報管理テーブルの使用エントリ数を抑制すると共に、優先度や帯域制御というQoS制御情報の設定に伴うコマンド入力の煩雑さを軽減する。
【解決手段】
階層的に帯域制御する機能を備えるパケット中継装置において、送信するパケットの帯域を制御する帯域制御部300におけるキューイング部400は、受信したTag−VLANパケットのVLAN IDからユーザを特定するユーザ情報を認識し、またパケット内のユーザ優先度から優先度マッピングテーブル430を参照してキューの位置を示すキュー情報を求め、当該ユーザ情報とキュー情報から該当するキュー320−336へパケットをキューイングすることで、QoS情報管理テーブルを検索せずに帯域制御することを可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワーク内でパケットを転送するパケット中継装置における、パケットを識別して優先度を決定する技術、優先度に応じてパケットをキューイングし帯域を制御する帯域制御技術に関する。またパケット中継装置における優先制御情報および帯域制御情報を設定する技術に関する。
近年、LAN(Local Area Network)で使用していたイーサネット(登録商標)の技術をWAN(Wide Area Network)に拡張した広域イーサネット(登録商標)ワークが広く普及している。イーサネット(登録商標)上に複数のVLAN(Virtual LAN)を多重化するIEEE802.1QのTag−VLAN技術により、Tag−VLANを一人のユーザと扱うことで、多数のユーザを安価で容易に収容できるようになった。
また広域イーサネット(登録商標)ワーク内で特定ユーザのパケットを優先して中継したり、帯域制御したりする技術にQoS(Quality of Service)制御機能がある。QoS制御機能はパケットを転送するパケット中継装置内にあり、主にパケットを識別して優先度を決めるQoS検索部と当該優先度に従いパケットをキューイングし帯域制御を行う帯域制御部がある。
一例として、特許文献1にQoS制御機能の実現方法が述べられている。本方法ではQoS検索部が検索テーブルの条件と受信したパケットのヘッダを比較し、一致したら指定のキューへパケットをキューイングするものである。検索テーブルは予め条件を設定する必要がある。特に一つのパケットが分割されたフラグメントパケットを一つに再構築することなく、QoS検索を行い、キューイング先を決定する方法に特徴がある。
また、帯域制御部では非特許文献1に示す階層化シェーパ機能がある。非特許文献1に記述された階層化シェーパ機能では、例えば一つの物理ポートにTag−VLAN機能を使用してVLANを多重化するネットワーク構成のときに、VLANごとに帯域制御しつつTag−VLANヘッダのユーザ優先度情報に応じて優先制御することが可能である。VLAN毎に最低帯域値や最大帯域値、余剰となる帯域を配分する際の重み値などを設定する。また階層化シェーパ機能を使用するときは、QoS検索部の優先度決定機能おいてVLANに相当するアグリゲートキュー情報(ユーザ情報ともいう)およびキュー情報を決定して、パケットのキューイング先を指定する。本機能は広域イーサネット(登録商標)ワークのエッジ装置における下りのトラフィックに適用することで、トラフィックの輻輳が発生してもユーザ単位に最低帯域を保証することを可能とするものである。
階層化シェーパ機能が必要となる一例を示す。例えば、500人が所属するネットワークと本パケット中継装置が1Gbit/sの回線で接続されているときに、回線の契約帯域が500Mbit/s、一人当たり最低1Mbit/sの帯域を保証したい場合などである。階層化シェーパ機能を用いることで、回線を契約帯域に絞りつつ、各ユーザの最低帯域を1Mbit/sに制御するという2段階の帯域制御をすることができる。なお将来のネットワーク構成では回線−事業所−ユーザなど3段階の帯域制御を用いることで複数の事業所を一つの回線に集約するという要求があり、帯域制御する階層が増加することが予想される。
特開2004−363681 「AX7800S・AX5400Sソフトウェアマニュアル 解説書Vol.2 Ver 10.6対応」、アラクサラネットワークス株式会社、2007年11月、p.26、35−44
階層化シェーパ機能を使用するときは複数のユーザを一つの回線に束ねる使い方が一般的であり、またパケット中継装置におけるポート当たりの単価を低減するため、ポート当たりの収容ユーザ数は増加する傾向がある。ポート当たりのユーザ数が増加すると、ユーザのサービスを識別して優先度を決定するQoS情報管理テーブルのエントリ数が増加する。このとき特許文献1に示す方法では、ユーザ数の増加に伴いQoS情報管理テーブルのエントリ数が制約となり、エントリ数が不足するという課題がある。
またユーザ数の増加に伴い、QoS情報管理テーブルにエントリを登録するためのコマンド数は増加する。更に非特許文献1の階層化シェーパ機能では、帯域制御部におけるユーザ毎の最低帯域値や最大帯域値、余剰帯域の配分の重み値など帯域制御情報を設定するコマンド数が増加するという課題がある。
また将来のネットワーク構成の対応で、帯域制御する階層が増加しても適用可能なキューイング手段である必要があることが課題である。
上記課題の少なくとも一つを解決するために、本発明は、帯域制御部を備えるパケット中継装置であって、前記帯域制御部が備えるキューイング部は、受信したパケット内の所定のフィールドからユーザを特定するユーザ情報と優先度情報を取得し、当該ユーザ情報と優先度情報に基づいてパケットを格納すべきキューを特定するパケット中継装置を提供する。
パケットのヘッダ情報に基づいてパケットの格納先を決定するため、パケット処理部において保持するQoS情報管理テーブルの使用エントリ数を抑制もしくは不要とすることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるパケット中継装置の内部構成と当該パケット中継装置を用いたネットワーク構成例を示している。本実施形態のネットワークは、本発明を実装したパケット中継装置10と、支店ネットワークおよび広域イーサネット(登録商標)ワーク20−23に接続された構成である。支店ネットワーク内のユーザ30−31は、他の支店ネットワークまたは本店ネットワーク内のユーザやサーバと通信を行う。また支店ネットワーク内のユーザは、Tag−VLANを使用して回線上を多重化している。
ここでイーサネット(登録商標)におけるTag−VLANパケットのフォーマットを図5に示す。Tag−VLANパケット1000は、宛先のMACアドレス1010、送信元のMACアドレス1020、VLANのプロトコル番号を示すVLANプロトコルID1030、図6で後述するタグ制御情報1040、上位層のプロトコル種別を示すタイプ1050、イーサネット(登録商標)のデータを格納するデータ部1060、データが壊れてないかを判別するFCS1070から構成される。
図6にタグ制御情報1040の詳細を示す。Tag−VLANパケットの優先度を示すユーザ優先度1041、MACアドレスのビット順序形式を示すCFI1042、VLANを識別するVLAN ID1043から構成される。
以下、Tag−VLANパケットの場合、つまりパケット種別がTag−VLANの場合を例として本実施の形態を説明する。
本実施の形態では、パケット中継装置10は、ネットワーク20−23を接続し、ネットワークに対するパケットの送受信制御を行うネットワークインタフェース部200−202と、 当該ネットワークインタフェース部を接続し、送受信するパケットのヘッダ情報に基づいてパケットの中継先を決めるパケット処理部100−101と、装置を制御するソフトウェアプログラム等を格納するメモリ40と、当該メモリ内にあるソフトウェアプログラムを実行するCPU60とが、それぞれバスで接続された構成をとる。例えば、ユーザa30が支店ネットワーク22内の同一ユーザa宛てにパケットを送信すると、ネットワークインタフェース部200は受信したパケットをパケット処理部100に転送する。パケット処理部100はヘッダ情報に基づいて中継先を決定し、パケットを出力すべきポートを有するネットワークインタフェース部201へ転送する。ネットワークインタフェース201は、ユーザaに決められた帯域制御を行い、パケットをネットワーク22へ送出する。
メモリ40には、階層化シェーパ機能を設定するコマンドや入力されたコマンドを解析してハードウェアへ設定するコマンド解析・設定処理プログラム50等を含む。
パケット処理部100−101は、受信したTag−VLANパケットを格納するパケットバッファ部110、宛先MACアドレスと出力先ポート番号との対応を管理するアドレス管理テーブル140、受信したパケットのヘッダ情報からアドレス管理テーブル140を検索するルート検索部130、受信したパケットをパケットバッファ部110へ格納し、パケットから抽出したヘッダ情報を基にルート検索部130へ検索指示を出し、検索結果に該当するポートへパケットを送信する中継処理部120から構成される。
ネットワークインタフェース部200−202は、受信したパケットの帯域制御を行う帯域制御部300−302、パケットを物理回線へ送信または物理回線から受信する物理レイヤ対応部210−212から構成される。なお、物理レイヤ対応部のことをポートともいう。
本発明の特徴となる帯域制御部300の詳細を図2示す。帯域制御部300は、後述するキューイング部400、パケットを格納するキュー320−336を保持するバッファ部310、設定した帯域に基づきキュー320−336からパケットを送信する送信制御部330とで構成される。バッファ部310には、デフォルトユーザ用にキュー320が、ユーザ1用にキュー321−328の8つが、ユーザ2用にキュー329−336の8つがそれぞれ備えられている。
キューイング部400は、Tag−VLANパケット1000のVLANプロトコルID1030、ユーザ優先度1041、VLAN ID1043の情報を基に受信したパケットのキューイング先を決定するヘッダ参照部410、Tag−VLAN以外のパケットに対するキューイング情報を管理するデフォルトユーザテーブル420、Tag−VLANパケット内の優先度情報とキュー情報の対応を管理する優先度マッピングテーブル430から構成される。デフォルトユーザテーブル420は、図3に示すデフォルトユーザ情報421とデフォルトキュー情報422の情報を保持する。また優先度マッピングテーブル430は、図4に示す優先度情報431と当該優先度情報に対応付けるキュー情報432の情報を保持する。キュー情報432に保持する「1−8」は、ユーザ毎に備えられたキューの相対的な位置を示しており、例えばユーザ1の場合、キュー321−328がキュー情報「1−8」に対応する。したがって、ユーザ1のパケットは、優先度情報が「1」であればキュー情報「1」に対応するキュー321に格納される。デフォルトユーザおよびユーザ2の場合も同様である。優先度情報とキュー情報との対応付けは本テーブルを設定することで柔軟に変えることが可能となる。
次に、図7の処理フローを用いて、ヘッダ参照部410の動作の一例を説明する。
ヘッダ参照部410は、受信したTag−VLANパケット1000のVLANプロトコルID1030が、Tag−VLANパケットであることを示す0x8100または0x9100と一致するか判定する(ステップ2010)。一致した場合、パケットヘッダ情報を参照して、ユーザ情報をVLAN ID1043とし(ステップ2020)、更に優先度情報をユーザ優先度1041とする(ステップ2030)。当該優先度情報から優先度マッピングテーブル430を参照して、優先度情報431に対応するキュー情報432を求める(ステップ2040)。そして求めたユーザ情報およびキュー情報へパケットをキューイングする(ステップ2050)。
具体的には、例えば、受信したTag−VLANパケット1000のVLANプロトコルID1030に「0x8100」が、VLAN ID1043に「ユーザ1」を示す情報(例えば単に「1」)が、ユーザ優先度1041に「2」がそれぞれ格納されていたとする。この場合、ステップ2010においてTag−VLANパケットであると判定されるため、ユーザ情報=「ユーザ1」(単に「1」でもよい)、優先度情報=「2」とされる(ステップ2020、2030)。ステップ2040では優先度情報「2」に対応するキュー情報「2」を取得する。ステップ2050において、ユーザ情報「ユーザ1」用に備えられたキュー321−328の中からキュー情報「2」に対応するキュー322が選択され、キュー322にパケットが格納(キューイング)される。
なおステップ2010が不一致の場合、デフォルトユーザテーブル420を参照して、ユーザ情報をデフォルトユーザ情報421、キュー情報をデフォルトキュー情報422とした後(ステップ2060)、ステップ2050を実施する。この場合は、デフォルトユーザテーブル420を参照するため、ユーザ情報=「デフォルトユーザ」、デフォルトキュー情報「1」となり(ステップ2060)、ステップ2050において、ユーザ情報「デフォルトユーザ」用に備えられたキュー320の中からデフォルトキュー情報「1」に対応するキュー320が選択され、キュー320にパケットが格納(キューイング)される。
本実施形態によれば、パケットヘッダ内のユーザ優先度1041に格納された値がそのまま優先度情報となり、VLAN ID1043に格納された値がそのままユーザ情報となるため、受信したパケットについてヘッダ情報を参照するだけでキューイング先を決定することが可能である。これにより、従来技術のようにQos情報管理テーブルを設けて当該テーブルを検索することでパケットのキューイング先を決定する必要がなくなるため、QoS情報管理テーブルを設ける必要も、QoS情報管理テーブルにエントリを設定する必要もなく、エントリ数が不足するという課題を解決することができる。また、パケット処理部においてQoS情報管理テーブルの検索を行う必要がないため、パケット処理部の負荷を低減でき、更に、エントリ数が膨大となるQoS情報管理テーブル自体を備える必要がないため、メモリ量を削減することができ、高速にキューイング処理を行うパケット中継装置を安価に提供することが可能となる。
なお、本実施形態では、優先度情報とユーザ情報を決定するために、パケットヘッダ内のユーザ優先度1041とVLAN ID1043を採用したが、パケット内の別のフィールドを用いて決定してもよい。本実施形態は、優先度情報とユーザ情報がパケット内の一つのフィールドでそれぞれ決定できる場合に特に有効な手段である。
次に、コマンド解析・設定処理プログラム50について説明する。
コマンド解析・設定処理プログラム50において、階層化シェーパ機能に対する設定コマンドの入力形式を図20に示す。設定コマンドは、階層化シェーパ機能のコマンド名称「shaper」5100、サブコマンド名称「auto−configuraton」5110、後述する帯域制御情報のシナリオを選択するパラメータ「<シナリオ名>」5120、ポート当たりのユーザ数を決めるパラメータ「<ユーザ数>」5130から構成される。帯域制御情報のシナリオは、図19に示すように、帯域制御を決める最低帯域5040、最大帯域5050、パケットを出力する順番を決めるスケジューリング方式5060等から構成され、その組合せに応じたシナリオ5010−5030を提供する。
例えば、シナリオA5010では、ユーザ毎の最大帯域5050を回線帯域と同じ100Mbpsと設定しておき、ユーザ毎の最低帯域5040は回線帯域を入力するパラメータであるユーザ数5130(100ユーザとする)で均等割りにした1Mbpsに設定する。スケジューリング方式5060としてはPQ(Priority Queuing)が設定されている。選択したシナリオに従い、階層化シェーパ機能の帯域情報を全ての帯域制御部300−302の送信制御部330へ設定する。送信制御部330は、設定された帯域情報(ユーザ毎の最低帯域、ユーザ毎の最大帯域、スケジューリング方式)に基づいて、バッファ部310の各キューからパケットを読み出し、ネットワークに送出することで、ユーザおよび回線の帯域を保証した2段階の帯域制御を実現する。例えば、二人のユーザ1と2から100Mbpsのトラフィックが入力された場合の帯域制御の動作を示す。まず各ユーザは最低帯域である1Mbpsを確保する。次に回線帯域100Mbpsから最低帯域の総和である2Mbpsを引いた残りである98Mbpsをトラフィックの入力があった2ユーザで均等割するため、各ユーザは49Mbpsの帯域を更に使用できる。最終的にユーザ1と2に割り当てられる帯域は、1+49=50Mbps分となり、送信制御部は各ユーザへ割り当てた帯域を守りキューからパケットを読み出す。このようにユーザの最低帯域と回線帯域を守りつつ、回線内に未使用帯域があればユーザの最大帯域の範囲内で有効に活用できる点が2段階の帯域制御の特徴である。なお、ユーザ毎の最低帯域5040については回線帯域を入力されたユーザ数で均等割りにした値を用いたが、予め設定されていてもよい。
また、設定したユーザ数に応じてパケットヘッダ情報のユーザ情報(VLAN ID)における対象領域を変更することもできる。例えば図22に示すように、ユーザ数を2のべき乗個とすると、ポート当たりのユーザ数が512の場合下位8ビットが対象領域となり、ハードウェアへの実装が容易となる。
本実施形態によれば、一つのコマンド入力によって、予め決められたシナリオを選択し、一つの帯域制御方針を全てのユーザに適用することができるため、従来技術のようにユーザ毎に帯域制御情報を設定する必要がなく、コマンド数が増加するという課題を解決することができ、コマンド入力に伴う設定時間を短縮することができる。
図8に本実施形態におけるパケット中継装置3010の別の構成例を示す。パケット中継装置3010は、図1で説明したパケット中継装置10と比較すると、パケット処理部3100に、パケット検出条件と検出したパケットに対するユーザ情報とキュー情報を含むQoS情報とを格納するQoS情報管理テーブル3160と、受信したパケットのヘッダ情報からQoS情報管理テーブル3160を検索してQoS情報を取得するQoS検索部3150とを備える点が異なる。中継処理部3120は、ネットワークインタフェース部3200−3202から受信したパケットをパケットバッファ部3110へ格納し、パケットから抽出したヘッダ情報を基にルート検索部3130およびQoS検索部3150へ検索指示を出し、検索結果に該当するポートへパケットを送信する。なお、詳細は図12において説明するが、ネットワークインタフェース部3200−3202における帯域制御部3300−3302内にQoS情報としてQoS検索部3150の検索結果とパケットヘッダ情報のどちらを参照するかを決めるQoS参照モードを更に備える。
QoS検索部3150が検索するQoS情報管理テーブル3160の一例を図9に示す。本テーブルは、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、VLAN番号、ユーザ優先度等のパケットヘッダ情報からパケットを検出する条件を決めるパケット検出条件3161と、パケット検出条件に一致したパケットに対してどこのユーザ情報3162、キュー情報3163へパケットをキューイングするかを指示するQoS情報から構成される。
パケット処理部3100−3101とネットワークインタフェース部3200−3202間は、図10に示す制御情報ヘッダ3400をパケットの先頭に付与してQoS情報を伝達する。制御情報ヘッダ3400には、図11に示すとおり、QoS検索部3150の検索結果であるユーザ情報(制御情報)3410、キュー情報(制御情報)3420が記入される。つまり、パケット処理部3100−3103は、受信したパケットの出力すべきポートをルート検索部3130により検索し、QoS情報をQoS検索部3150により検索する。そしてパケットを出力すべきポートを有するネットワークインタフェース部3200−3202のいずれかへ転送する際に、パケットの先頭に制御情報ヘッダ3400を付加して、その中にQoS検索部3150で検索したQoS情報(ユーザ情報およびキュー情報)を格納する。
次に帯域制御部3300−3302のヘッダ参照部410におけるキューイング処理フローの一例を図12に示し、説明する。帯域制御部3300−3302内の構成は、図2と同じである。
ヘッダ参照部410は、パケット処理部3100−3103から制御情報ヘッダ3400が付加されたパケットを受信すると、帯域制御部のQoS参照モードがパケットヘッダ参照か否かを判定する(ステップ4010)。パケットヘッダ参照である場合、図7のキューイング処理A(ステップ2000)を実行する(ステップ4020)。パケットヘッダ参照でない場合、制御情報ヘッダ3400を参照して、ユーザ情報をユーザ情報(制御情報)3410、キュー情報をキュー情報(制御情報)3420とする(ステップ4030)。そして求めたユーザ情報およびキュー情報へパケットをキューイングする(ステップ4040)。
本実施形態によれば、受信したパケットについて、Qos情報管理テーブルの検索結果とパケットヘッダ情報のどちらの情報を参照してキューイングするためのユーザ情報およびキュー情報を決定するかを装置単位に選択することが可能となり、ネットワーク要件に併せて柔軟な装置構成を採用することができる。
更に本発明における別の実施形態について説明する。本実施形態では、パケット中継装置3010の構成は図8と同様であるが、図9に示したQoS情報管理テーブル3160が管理するデータが図13のようになる点が異なる。すなわちQoS情報管理テーブル4100は、パケットを検出する条件を決めるパケット検出条件4110、ユーザ情報をパケットヘッダ情報かQoS検索部3150の検索結果かのどちらを参照するかを決めるユーザ情報参照モード4120、キュー情報をパケットヘッダ情報かQoS検索部3150の検索結果かのどちらを参照するかを決めるキュー情報参照モード4130、パケット検出条件に一致したパケットに対してどこのユーザ情報4140、キュー情報4150へパケットをキューイングするかを指示する条件から構成される。本実施形態では、ユーザ情報参照モード4120、キュー情報参照モード4130、ユーザ情報4140、キュー情報4150を合わせてQoS情報という。
またパケット処理部3100−3101とネットワークインタフェース部3200−3202間のQoS情報を伝達する制御情報ヘッダは、図14に示すとおり、QoS検索部3150の検索結果であるユーザ情報参照モード4210、キュー情報参照モード4220、ユーザ情報(制御情報)4230、キュー情報(制御情報)4240が格納される。
次に図15、図16に本実施形態に示すヘッダ参照部のキューイング処理フローの一例を示し、説明する。
ヘッダ参照部410は、パケット処理部3100−3103から制御情報ヘッダ4200が付加されたパケットを受信すると、制御情報ヘッダ4200のユーザ情報参照モード4210とキュー情報参照モード4220のどちらかまたは両方がパケットヘッダ参照モードであるかを判定する(ステップ4510)。ユーザ情報参照モード4210とキュー情報参照モード4220のどちらもヘッダ参照モードでない場合(ステップ4510のN)、制御情報ヘッダ4200を参照して、ユーザ情報をユーザ情報(制御情報)4230、キュー情報をキュー情報(制御情報)4240とする(ステップ4550)。ステップ4510において、ユーザ情報参照モード4210とキュー情報参照モード4220の少なくとも一方がヘッダ参照モードである場合(ステップ4510のY)、受信したTag−VLANパケット1000のVLANプロトコルID1030がTag−VLANパケットであることを示す0x8100または0x9100と一致するか判定する(ステップ4520)。不一致の場合、デフォルトユーザテーブル420を参照して、ユーザ情報をデフォルトユーザ情報421、キュー情報をデフォルトキュー情報422とする(ステップ4560)。ステップ4520の判定が一致する場合、後述するキューイング処理D(ステップ4600)を実行する(ステップ4530)。最終的に、求めたユーザ情報およびキュー情報へパケットをキューイングする(ステップ4540)。
図16に示すキューイング処理D(ステップ4600)は、制御情報ヘッダ4200のユーザ情報参照モード4210がパケットヘッダ参照モードであるか判定する(ステップ4610)。パケットヘッダ参照モードでない場合、ユーザ情報をユーザ情報(制御情報)4230とする(ステップ4670)。ステップ4610においてパケットヘッダ参照モードである場合、ユーザ情報をパケットヘッダ内のVLAN ID1043とする(ステップ4620)。次に、制御情報ヘッダ4200のキュー情報参照モード4220がパケットヘッダ参照モードであるか判定する(ステップ4630)。パケットヘッダ参照モードでない場合、優先度情報をキュー情報(制御情報)4240とする(ステップ4680)。ステップ4630においてパケットヘッダ参照モードである場合、優先度情報をパケットヘッダ内のユーザ優先度1041とする(ステップ4640)。当該優先度情報から優先度マッピングテーブル430を参照して、優先度情報431に対応するキュー情報432を求める(ステップ4650)。
本実施形態によれば、パケットごとにキューイング方法を変えることができ、例えばアプリケーション種別に対する優先度を明確化したQoSポリシーがある組織から送信されるパケットは、優先度情報をパケットヘッダから参照する方式を使い、QoSポリシーがない組織からのパケットは、QoS検索部を使用することで対応することが考えられる。QoSポリシーがある場合、本装置の設定は簡単に行うことができ、QoS情報管理テーブルのエントリ数使用も抑えることができる。
なお、図20において説明したコマンド解析・設定処理プログラム50は同一の階層化シェーパ機能の帯域制御情報を全ユーザへ割り当てたが、図21に示す設定コマンドのように個別設定が可能な特別ユーザをパラメータとして拡張することで、特別ユーザに帯域を多く割り当てたい等の要求に答えることを可能となる。当該設定コマンドは、階層化シェーパ機能のコマンド名称「shaper」5200、サブコマンド名称「auto−configuration」5210、帯域制御情報のシナリオを選択するパラメータ「<シナリオ名>」5220、ポート当たりのユーザ数を決めるパラメータ「<ユーザ数>」5230、ポート当たりの特別ユーザ数を決めるパラメータ「<特別ユーザ数>」5240から構成される。特別ユーザについては、個別に設定するコマンド「shaper user」5300−5310、設定したい特別ユーザ名「特別ユーザ1」5320、設定する階層化シェーパ機能の設定情報「設定情報」5330から構成される。
当該設定を行うことにより、特別ユーザ以外のユーザ(「通常ユーザ」ともいう。)は「<シナリオ名>」5220において指定したシナリオに従って帯域制御を行い、特別ユーザについては、個別に設定した「設定情報」5330に従って帯域制御を行うことが可能となる。例えば、回線帯域のうち、特別ユーザが使用する残りの帯域を通常ユーザが使用できる回線帯域とし、通常ユーザへ分配してもよい。この場合、図19のシナリオにおいて、スケジューリング方式5060のみを予め設定しておき、通常ユーザ毎の最大帯域5050を回線帯域のうち特別ユーザが使用する残りの帯域とし、通常ユーザ毎の最低帯域5040を最大帯域5050をユーザ数で割った帯域とするように設定すればよい。これにより、パケット中継装置において、一律同一の帯域制御方針を適用する通常ユーザと、当該通常ユーザと異なる帯域等を個別に割り当てられる特別ユーザとを混在させることが可能となる。このような帯域設定はコマンド解析・設定処理プログラム50において任意に定義することが可能である。
以上説明してきた実施形態では、パケット種別がTag−VLANの場合についてユーザ情報および優先度情報との対応付けを説明したが、本発明はTag−VLANに限定する方式ではなく、図17に示すようにIPv4(Internet Protocol version 4)3540、IPv6(Internet Protocol version 6)3550−3560、MPLS(Multi Protocol Label Switching)3570にも応用可能である。
また、これまで2階層の階層化シェーパ機能について本発明の適用方法を示したが、本発明は図18に示すように3階層3700やN階層3800のようにユーザ情報を論理的に分割することで帯域制御する階層の数が増加しても利用可能な方法である。
例えば、3階層で帯域制御する場合、パケットヘッダ情報におけるユーザ情報部(Tag−VLANの場合は、VLAN ID1043)の前半部分にグループ情報3720を格納し、後半部分にユーザ情報3710を格納しておき、前半部分および後半部分のそれぞれを、図7、図12、図15、図16の各キューイング処理におけるユーザ情報として扱って処理すればよい。なお、バッファ部310については、グループ情報3720とユーザ情報3710の組合せ毎にキューを設けておき、グループ情報3720とユーザ情報3710とキュー情報により特定されるキューへキューイングする。仮にVLAN ID1043の12ビットを半分に分割して、グループ情報3720が前半6ビット、ユーザ情報3710が後半6ビットとしたとき、グループ情報3720=3(2進数の場合「000011」)、ユーザ情報3710=2(2進数の場合「000010」)、キュー情報=1(2進数の場合「001」)とすると、それら2進数のビットを組み合わせた番号「000011 000010 001」=1553(10進数)がキューイングすべきキュー番号となる。帯域制御する階層がN(Nは整数)個であるとした場合は、パケットヘッダ情報におけるユーザ情報部を(N−1)個に分割して、それぞれの分割部分を個別のユーザ情報として扱えばよい。送信制御部は、まずN層の各ユーザへ帯域を割り当て、当該帯域の範囲内で(N−1)層の各ユーザへ帯域を順に割り当てていき、最終的に2層に位置するユーザに割り当てた帯域を守りながら該当するキューからパケットを読み出す。これにより帯域制御する階層の数に依存せず、パケットをキューイングすることが可能となる。
以上、本発明を実施の形態に基づき具体的に説明してきたが、本発明は前記実施の形態に限定する方式ではなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々変更可能な方式であることを明記しておく。
パケット中継装置の内部構成例とネットワーク構成例を示す図である。 帯域制御部の内部構成例を示す図である。 デフォルトユーザテーブルの構成例を示す図である。 優先度マッピングテーブルの構成例を示す図である。 Tag−VLANパケットのフォーマットを示す図である。 タグ制御情報の詳細フォーマットを示す図である。 ヘッダ参照部のキューイング処理Aを示すフローチャートである。 パケット中継装置の別の構成例を示す図である。 QoS情報管理テーブルの構成例を示す図である。 制御情報ヘッダを付与したTag−VLANパケットのフォーマットを示す図である。 制御情報ヘッダの詳細フォーマットを示す図である。 ヘッダ参照部のキューイング処理Bを示すフローチャートである。 QoS情報管理テーブルの別の構成例を示す図である。 制御情報ヘッダの詳細フォーマット示す図である。 ヘッダ参照部のキューイング処理Cを示すフローチャートである。 ヘッダ参照部のキューイング処理Dを示すフローチャートである。 プロトコル種別とユーザ情報、優先度情報の対応付けの例を示す図である。 ユーザ情報に相当するフィールドと多段階層の対応付けの例を示す図である。 階層化シェーパ機能の帯域情報シナリオの例を示す図である。 階層化シェーパ機能の設定コマンドの例を示す図である。 特別ユーザに対応した階層化シェーパ機能の設定コマンドの例を示す図である。 ユーザ数とユーザ情報におけるビット範囲との関係を示す図である。
符号の説明
10,3010:パケット中継装置、40,3040:メモリ、50,3050:コマンド解析・設定処理プログラム、60,3060:CPU、100−101,3100−3101:パケット処理部、110,3110:パケットバッファ部、120,3120:中継処理部、130,3130:ルート検索部、140,3140:アドレス管理テーブル、200−202,3200−3202:ネットワークインタフェース部、210−212,3210−3212:物理レイヤ対応部(ポート)、300−302,3300−3302:帯域制御部、310:バッファ部、320−336:キュー、330:送信制御部、400:キューイング部、410:ヘッダ参照部、420:デフォルトユーザテーブル、430:優先度マッピングテーブル、3150:QoS検索部、3160,4100:QoS情報管理テーブル、

Claims (7)

  1. ユーザを収容する複数のネットワークと接続されるパケット中継装置であって、
    前記ネットワークに対してパケットの送受信を行い、帯域制御部を有する複数のネットワークインタフェース部と、
    前記複数のネットワークインタフェース部のいずれかを介して受信したパケットのヘッダ情報を参照して中継先を決定し、前記複数のネットワークインタフェース部のいずれかに前記パケットを転送するパケット処理部とを備え、
    前記帯域制御部は、複数のキューを有するバッファ部と、
    前記複数のキューのいずれかに前記パケットを格納するキューイング部と、
    前記キューに格納されたパケットを帯域情報に基づいて送信する送信制御部とを有し、
    前記キューイング部は、第1の処理として、前記パケットのヘッダ情報の第1のフィールドを参照し所定のパケット種別であるか否かを判定し、所定のパケット種別であれば、前記ヘッダ情報の第2のフィールドを参照して前記パケットを送受信するユーザを示すユーザ情報を取得し、前記ヘッダ情報の第3のフィールドを参照して前記パケットの優先度を示す優先度情報を取得し、前記取得したユーザ情報および優先度情報に基づいて前記複数のキューの中から前記パケットの格納先を決定する処理を行うことを特徴とするパケット中継装置。
  2. 請求項1記載のパケット中継装置であって、
    前記パケット処理部は、パケット検出条件と前記パケットを送受信するユーザを示すユーザ情報と前記パケットの優先度を示す優先度情報とを対応づけて記憶するQoS情報管理部と、
    前記QoS管理部を参照し、前記パケットのヘッダ情報に一致するパケット検出条件に対応付けられて記憶される前記ユーザ情報と前記優先度情報を取得するQoS検索部と、
    前記パケットに前記QoS検索部が取得したユーザ情報と優先度情報を含む制御情報ヘッダを付加し、前記ネットワークインタフェース部へ転送する中継処理部とを有し、
    前記キューイング部は、前記第1の処理を行うか、または、
    第2の処理として、前記制御情報ヘッダ情報に含まれるユーザ情報と優先度情報に基づいて前記複数のキューの中から前記パケットの格納先を決定する処理を行うことを特徴とするパケット中継装置。
  3. ユーザを収容する複数のネットワークと接続されるパケット中継装置であって、
    前記ネットワークに対してパケットの送受信を行い、帯域制御部を有する複数のネットワークインタフェース部と、
    前記複数のネットワークインタフェース部のいずれかを介して受信したパケットのヘッダ情報を参照して中継先を決定し、前記複数のネットワークインタフェース部のいずれかに前記パケットを転送するパケット処理部とを備え、
    前記帯域制御部は、複数のキューを有するバッファ部と、
    前記複数のキューのいずれかに前記パケットを格納するキューイング部と、
    前記キューに格納されたパケットを帯域情報に基づいて送信する送信制御部とを有し、
    前記パケット処理部は、パケット検出条件と前記パケットを送受信するユーザを示すユーザ情報と前記パケットの優先度を示す優先度情報と前記ユーザ情報をパケットヘッダ情報を参照して取得するか否かを示す第1の情報と前記優先度情報をパケットヘッダ情報を参照して取得するか否かを示す第2の情報とを対応づけて記憶するQoS情報管理部と、
    前記QoS管理部を参照し、前記パケットのヘッダ情報に一致するパケット検出条件に対応付けられて記憶される前記ユーザ情報と前記優先度情報と前記第1の情報と前記第2の情報とを取得するQoS検索部と、
    前記パケットに前記QoS検索部が取得したユーザ情報と優先度情報と前記第1の情報と前記第2の情報とを含む制御情報ヘッダを付加し、前記ネットワークインタフェース部へ転送する中継処理部とを有し、
    前記キューイング部は、前記第1の情報と前記第2の情報のうち少なくとも一方がパケットヘッダ情報を参照することを示す情報であった場合に、前記パケットのヘッダ情報の第1のフィールドを参照し所定のパケット種別であるか否かを判定し、所定のパケット種別であれば、前記第1の情報に基づいて前記パケットのヘッダ情報もしくは制御情報ヘッダからユーザ情報を取得し、前記第2の情報に基づいて前記パケットのヘッダ情報もしくは制御情報ヘッダから優先度情報を取得し、前記取得したユーザ情報および優先度情報に基づいて前記複数のキューの中から前記パケットの格納先を決定することを特徴とするパケット中継装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパケット中継装置であって、更に、
    前記帯域制御部に前記帯域情報を設定する帯域設定部を有し、
    前記帯域情報は前記ユーザ毎の最低帯域もしくはユーザ毎最大帯域もしくは回線帯域のうち少なくとも一つを含み、
    前記帯域設定部は、前記帯域情報を複数の前記ユーザに一律同一に割り当てるように前記帯域制御部に設定することを特徴とするパケット中継装置。
  5. 請求項4記載のパケット中継装置であって、
    前記最低帯域は、前記回線帯域をユーザ数に応じて分配した帯域とすることを特徴とするパケット中継装置。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパケット中継装置であって、更に、
    前記帯域制御部に前記帯域情報を設定する帯域設定部を有し、
    前記帯域情報は前記ユーザ毎の最低帯域もしくはユーザ毎最大帯域もしくは回線帯域のうち少なくとも一つを含み、
    前記帯域設定部は、特定ユーザに指定された帯域を割り当て、残りの回線帯域を通常ユーザの数に応じて分配した帯域を前記ユーザ毎の最低帯域として前記通常ユーザに割り当てるように前記帯域制御部に設定することを特徴とするパケット中継装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のパケット中継装置であって、
    前記所定のパケット種別は、Tag−VLAN、IPv4、IPv6、MPLSのいずれかであることを特徴とするパケット中継装置。
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