JP2010004155A - 半導体集積回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】負荷短絡状態を検出することで、負荷短絡に起因する焼損を回避する。
【解決手段】半導体集積回路20は、負荷24に接続され、かつ負荷24を介して電源Vccを受ける端子T3と、電源Vssを受ける端子T4と、電源Vccを用いて、電源Vregを生成するレギュレータ30と、電源Vregが供給されるセンサ21からの検知信号に基づいて、電源Vccを降下電圧Vdes以下に設定するシャント回路32と、シャント回路32によるシャント動作時に、負荷24が短絡したか否かを判定し、かつ負荷24が短絡したと判定した場合に負荷24が短絡したことを示す出力信号STPを出力する保護回路33とを含む。
【選択図】 図3
【解決手段】半導体集積回路20は、負荷24に接続され、かつ負荷24を介して電源Vccを受ける端子T3と、電源Vssを受ける端子T4と、電源Vccを用いて、電源Vregを生成するレギュレータ30と、電源Vregが供給されるセンサ21からの検知信号に基づいて、電源Vccを降下電圧Vdes以下に設定するシャント回路32と、シャント回路32によるシャント動作時に、負荷24が短絡したか否かを判定し、かつ負荷24が短絡したと判定した場合に負荷24が短絡したことを示す出力信号STPを出力する保護回路33とを含む。
【選択図】 図3
Description
本発明は、半導体集積回路に係り、例えば可動部の位置を検出する2線式磁気近接センサに関する。
シリンダ等の可動部に固定された磁石によって印加される磁界の変化を検出することで、可動部の位置を検知する磁気近接センサが知られている。この磁気近接センサは、電源電圧Vcc及び接地電圧Vssのみ給電され、可動部の接近に反応して電源電圧Vccをある規定の降下電圧まで引き込む、いわゆるシャント動作を行う。通常では、磁気近接センサと電源間には規定の負荷インピーダンスが存在し、この負荷インピーダンスと降下電圧と引き込み電流とが全て規定されているため、磁気近接センサが焼損することは少ない。
しかしながら、磁気近接センサに接続される負荷としてのフォトダイオードやコイルなどの内部インピーダンスの故障が発生した場合や、取り付け方法を誤って磁気近接センサが逆接された状態で起動された場合において、この状態で磁気近接センサがシャント動作を行うと、磁気近接センサに過大な電力が加わり、磁気近接センサが焼損してしまう。
電力が加わらない制御部はモノリシックIC、高電圧が印加されるスイッチ部はディスクリート部品を使ったハイブリッドモジュールで磁気近接センサを構成すれば、特段の保護機能を設けなくとも部品単体の放熱効果と、ハイブリット構成による熱の分散とにより、過大な電力が加わった場合でも磁気近接センサの焼損は免れることが可能である。
この磁気近接センサの電気的仕様を全て踏襲した1チップにより磁気近接センサを構成した場合、磁気近接センサは小型で薄いパッケージに封止され、全ての機能回路が1つのシリコン基板上に存在するため、熱の分散は不可能となる。このような1チップ構成では、負荷短絡状態を検知して磁気近接センサの動作を停止する保護機能の搭載が必須となる。
負荷短絡状態を検知するには短絡時の高電力により昇温する温度を検出するサーマルシャットダウンや、負荷短絡時の過大電流を検出する過電流検出回路による保護対策が考えられるが、これは使用状況により左右され、例えば非常に高い熱抵抗を有するパッケージに封止せざるを得ないケースや、最大駆動電流及び最大印加電圧などのスペックがこれらの保護可能な仕様を逸脱するケースにおいてはこれらの手法を使うことができない。これら以外で対策するには、直接出力電圧を監視して異常か否かを判断する手法が考えられるが、電圧検出及び判定回路等は自身を支える安定的な電源電圧に接続されるのが一般的であり、シャントされる電源電圧が自身の電源である2線式近接センサの場合、検出手段とその信号を伝達する手段の実現が困難となる。
また、この種の関連技術として、部品点数を削減でき、かつ小型化が可能な磁気近接センサが開示されている(特許文献1参照)。
特開平11−312447号公報
本発明は、負荷短絡状態を検出することで、負荷短絡に起因する焼損を回避することが可能な半導体集積回路を提供する。
本発明の一視点に係る半導体集積回路は、負荷に接続され、かつ前記負荷を介して第1の電源を受ける第1の端子と、第2の電源を受ける第2の端子と、前記第1の電源を用いて、前記第1の電源より低い第3の電源を生成するレギュレータと、前記第3の電源が供給されるセンサからの検知信号に基づいて、前記第1の電源を降下電圧以下に設定するシャント回路と、前記シャント回路によるシャント動作時に、前記負荷が短絡したか否かを判定し、かつ前記負荷が短絡したと判定した場合に前記負荷が短絡したことを示す出力信号を出力する保護回路とを具備する。
本発明によれば、負荷短絡状態を検出することで、負荷短絡に起因する焼損を回避することが可能な半導体集積回路を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
[1.全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る磁気近接センサモジュール10の基本動作を説明する概略図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る磁気近接センサモジュール10の基本動作を説明する概略図である。
磁気近接センサモジュール10は、磁石12の接近に反応し、磁石12との位置関係をインジケータ等を利用してユーザに通知する。例えば、磁気近接センサモジュール10はシリンダ等の固定部に固定されており、一方、磁石はピストン等の可動部11に固定されている。この可動部11は、外力により移動するようになっている。そして、可動部11とともに磁石12が移動し、磁石12の位置を磁気近接センサモジュール10が検出する。
図2は、磁気近接センサモジュール10の構成を示す概略図である。磁気近接センサモジュール10は、半導体集積回路(ICチップ)20、センサ21、ダイオード22、23を備えている。
半導体集積回路20の端子T5〜T7には、センサ21が接続されている。本実施形態では、センサ21に磁気抵抗(MR:magnetoresistive)素子を用いる場合を一例として説明する。センサ21は、2個のMR素子21−1、21−2を備えている。MR素子21−1、21−2は、直列に接続されている。MR素子21−1の一端は、半導体集積回路20の端子T5に接続されている。MR素子21−1の他端は、半導体集積回路20の端子T6に接続されている。MR素子21−2の一端は、半導体集積回路20の端子T6に接続されている。MR素子21−2の他端は、半導体集積回路20の端子T7に接続されている。
MR素子21−1、21−2は、それらに印加される磁界の大きさに基づいて抵抗値が変化する。従って、本実施形態の場合、MR素子21−1、21−2は、磁石12との位置関係によってそれらの抵抗値が変化する。端子T5に内部電圧Vreg、端子T7に接地電圧Vss(0V)が印加されるとすると、MR素子21−1、21−2の抵抗値が変化することで、センサ21から端子T6へ供給される電圧(センサ入力)Vsenが変化する。半導体集積回路20は、センサ入力Vsenのレベル変化を検知して、所定の動作を実行する。
半導体集積回路20には、端子T3及びT4から電源電圧Vcc及び接地電圧Vssが供給される。すなわち、本実施形態の磁気近接センサは、2線式磁気近接センサである。半導体集積回路20の端子T3には、ダイオード22のカソードが接続されている。ダイオード22のアノードには、例えば、フォトカプラ25が接続されている。具体的には、フォトカプラ25は、発光ダイオード25A及びフォトトランジスタ25Bから構成されている。発光ダイオード25Aのカソードは、ダイオード22のアノードに接続されている。フォトトランジスタ25Bのエミッタ及びコレクタには、端子T1及びT2を介して、シーケンサ(PLC:programmable logic controller)が接続される。フォトカプラ25は、発光ダイオード25Aに流れる電流に応じてオン/オフする。PLCは、フォトカプラ25の出力を利用して所定の制御を実行する。なお、ダイオード22のアノードに接続される素子は、フォトカプラに限らず、リレー等であってもよい。
フォトカプラ25に含まれる発光ダイオード25Aのアノードには、負荷抵抗24の一端が接続されている。負荷抵抗24の他端には、外部電源Vexが供給されている。
半導体集積回路20の端子T4には、ダイオード23のアノードが接続されている。ダイオード23のカソードは、接地されている。
[2.半導体集積回路20の構成]
図3は、半導体集積回路20の構成を示すブロック図である。半導体集積回路20は、レギュレータ30、判定回路31、シャント回路32、及び短絡保護回路33を備えている。半導体集積回路20は、これらの回路が同一基板上に形成された1チップとして構成される。
図3は、半導体集積回路20の構成を示すブロック図である。半導体集積回路20は、レギュレータ30、判定回路31、シャント回路32、及び短絡保護回路33を備えている。半導体集積回路20は、これらの回路が同一基板上に形成された1チップとして構成される。
レギュレータ30は、電源電圧Vcc及び接地電圧Vssを受ける。レギュレータ30は、この電源電圧Vccを用いて電源電圧Vccより低い内部電圧Vregを生成する。この内部電圧Vregは、判定回路31、短絡保護回路33、及び端子T5を介してセンサ21に供給される。
判定回路31は、内部電圧Vreg及び接地電圧Vssを受ける。また、判定回路31には、端子T6を介してセンサ21からセンサ入力Vsenが供給される。判定回路31は、センサ入力Vsenと所定の閾値電圧とを比較し、この比較結果を判定信号Sjとしてシャント回路32及び短絡保護回路33に送る。
シャント回路32は、判定信号Sjが活性化された場合に、電源電圧Vccを所定の降下電圧Vdes以下になるまで引き込む(降下させる)、いわゆるシャント動作を実行する。電源電圧Vccが降下電圧Vdes以下になることで、発光ダイオード25Aに電流が流れ、フォトトランジスタ25Bをオンさせることができる。
短絡保護回路33は、シャント回路32によるシャント動作時に電源電圧Vccのレベルを判定することで、負荷としての負荷抵抗24或いはフォトカプラ25が短絡しているか否かを判定する。そして、負荷が短絡していると判定した場合に、スイッチ停止信号STPを外部に出力する。短絡保護回路33の具体的な構成については後述する。
[3.半導体集積回路20の動作]
図4は、半導体集積回路20の動作を説明するタイミングチャートである。図4に示すセンサ入力Vsenの波形は、例えば、磁石12が磁気近接センサモジュール10から最も離れている場合にセンサ入力Vsenが最も高い電圧となり、磁石12が磁気近接センサモジュール10に近づくにつれてセンサ入力Vsenが低下する。そして、磁石12が磁気近接センサモジュール10に最も近い場合にセンサ入力Vsenが最も低い電圧となり、磁石12が磁気近接センサモジュール10から離れるにつれてセンサ入力Vsenが高くなるものとする。
図4は、半導体集積回路20の動作を説明するタイミングチャートである。図4に示すセンサ入力Vsenの波形は、例えば、磁石12が磁気近接センサモジュール10から最も離れている場合にセンサ入力Vsenが最も高い電圧となり、磁石12が磁気近接センサモジュール10に近づくにつれてセンサ入力Vsenが低下する。そして、磁石12が磁気近接センサモジュール10に最も近い場合にセンサ入力Vsenが最も低い電圧となり、磁石12が磁気近接センサモジュール10から離れるにつれてセンサ入力Vsenが高くなるものとする。
判定回路31は、センサ入力Vsenと、閾値電圧VTH1とを比較する。また、判定回路31は、センサ入力Vsenと、閾値電圧VTH2(<VTH1)とを比較する。そして、センサ入力Vsenが閾値電圧VTH1以下かつ閾値電圧VTH2より大きい場合に、判定回路31は、例えば、インジケータに含まれる赤色LED(図示せず)を点灯させる。また、センサ入力Vsenが閾値電圧VTH2以下の場合に、判定回路31は、例えば、インジケータに含まれる緑色LED(図示せず)を点灯させる。このような動作により、ユーザは、インジケータを確認することで、磁石12と磁気近接センサモジュール10との位置関係を認識することが可能となる。
一方で、判定回路31によってセンサ入力Vsenが閾値電圧VTH1以下と判定された場合、判定回路31は、判定信号Sjを活性化する。この判定信号Sjは、シャント回路32及び短絡保護回路33に送られる。
シャント回路32は、判定信号Sjが活性化されると、シャント動作を実行する。すなわち、シャント回路32は、電源電圧Vccを降下電圧Vdes以下になるまで引き込む(降下させる)。なお、シャント回路32によるシャント動作が行われる前の電源電圧Vccは、例えば30Vであるものとする。降下電圧Vdesは、30Vより低くかつVss以上の範囲で任意に設定可能であり、本実施形態では例えば3.5Vに設定される。電源電圧Vccが30Vの場合は、フォトカプラ25に含まれる発光ダイオード25Aには電流が流れないため、フォトトランジスタ25Bはオフしている。一方、電源電圧Vccが3.5V以下に低下すると、発光ダイオード25Aに電流が流れ、フォトトランジスタ25Bがオンする。このフォトトランジスタ25Bの動作を受けて、PLCは所定の制御を実行する。
[4.短絡保護回路33の構成]
図5は、短絡保護回路33の構成を示す回路図である。電源線34は、端子T3に接続されており、電源電圧Vccが供給される。電源線35は、端子T4に接続されており、接地電圧Vssが供給される。電源線36は、レギュレータ30から内部電圧Vregが供給される。短絡保護回路33は、電圧検出回路40、タイマー41、コンパレータ42、ラッチ回路43、及びパワーオンリセット回路(POR)44を備えている。
図5は、短絡保護回路33の構成を示す回路図である。電源線34は、端子T3に接続されており、電源電圧Vccが供給される。電源線35は、端子T4に接続されており、接地電圧Vssが供給される。電源線36は、レギュレータ30から内部電圧Vregが供給される。短絡保護回路33は、電圧検出回路40、タイマー41、コンパレータ42、ラッチ回路43、及びパワーオンリセット回路(POR)44を備えている。
電圧検出回路40は、電源電圧Vccが降下電圧Vdes以下であるか否かを判定する。電圧検出回路40は、固定電圧生成回路45、定電流源46、NPN型トランジスタQ1〜Q4,Q7,Q9、及びPNP型トランジスタQ5、Q6、Q8、Q10を備えている。
定電流源46の一端は、電源線36に接続されている。定電流源46の他端は、NPN型トランジスタQ1のコレクタに接続されている。NPN型トランジスタQ1は、それのコレクタとベースとが接続されている(ダイオード接続されている)。NPN型トランジスタQ1のエミッタは、電源線35に接続されている。
NPN型トランジスタQ1及びQ2、Q1及びQ3、Q1及びQ4のペアはそれぞれ、カレントミラー回路を構成している。これらのカレントミラー回路は、定電流源として機能する。NPN型トランジスタQ2のベースは、NPN型トランジスタQ1のベースに接続されている。NPN型トランジスタQ2のエミッタは、電源線35に接続されている。NPN型トランジスタQ3、Q4についても、NPN型トランジスタQ2と同様の接続である。
PNP型トランジスタQ5のエミッタは、電源線34に接続されている。PNP型トランジスタQ5は、それのコレクタとベースとが接続されている(ダイオード接続されている)。PNP型トランジスタQ5及びQ6は、カレントミラー回路を構成している。PNP型トランジスタQ6のエミッタは、電源線34に接続されている。PNP型トランジスタQ6のベースは、PNP型トランジスタQ5のベースに接続されている。
PNP型トランジスタQ5のコレクタは、NPN型トランジスタQ7のコレクタに接続されている。NPN型トランジスタQ7のベースは、電源線36に接続されている。NPN型トランジスタQ7のエミッタは、NPN型トランジスタQ2によって定電流で駆動される。
PNP型トランジスタQ6のコレクタは、PNP型トランジスタQ8のエミッタに接続されている。PNP型トランジスタQ8のベースは、電源線36に接続されている。PNP型トランジスタQ8のコレクタは、電源線35に接続されている。
固定電圧生成回路45は、電源線34とNPN型トランジスタQ9のコレクトとの間に接続されている。固定電圧生成回路45は、固定電圧VXを生成する。NPN型トランジスタQ9のベースは、PNP型トランジスタQ8のエミッタに接続されている。NPN型トランジスタQ9のエミッタは、NPN型トランジスタQ3によって定電流で駆動される。
PNP型トランジスタQ10のエミッタは、電源線36に接続されている。PNP型トランジスタQ10のベースは、NPN型トランジスタQ9のエミッタに接続されている。PNP型トランジスタQ10のコレクタは、NPN型トランジスタQ4によって定電流で駆動される。
PNP型トランジスタQ10のコレクタ電圧に対応する電圧検出回路40の出力電圧OUT1は、2個のインバータINV1、INV2を介して、タイマー41に供給される。タイマー41は、定電流源47、キャパシタC、及びNチャネルMOSトランジスタ(metal oxide semiconductor field effect transistor)NM1,NM2を備えている。
定電流源47の一端は、電源線36に接続されている。定電流源47の他端は、キャパシタCの第1の電極に接続されている。キャパシタCの第2の電極は、電源線35に接続されている。
MOSトランジスタNM1のドレインは、キャパシタCの第1の電極に接続されている。MOSトランジスタNM1のゲートは、インバータINV2の出力に接続されている。MOSトランジスタNM1のソースは、電源線35に接続されている。MOSトランジスタNM2のドレインは、キャパシタCの第1の電極に接続されている。MOSトランジスタNM2のゲートには、判定回路31から判定信号Sjが供給されている。MOSトランジスタNM2のソースは、電源線35に接続されている。
キャパシタCの第1の電極の電圧に対応するタイマー41の出力電圧OUT2は、コンパレータ42の第1の入力に供給されている。コンパレータ42の第2の入力には、基準電圧Vt2が供給されている。コンパレータ42は、2つの入力に供給される電圧を比較し、タイマー41の出力電圧OUT2が基準電圧Vt2を超えた場合に、ハイレベル信号を生成する。コンパレータ42の出力信号は、ラッチ回路43にラッチされる。ラッチ回路43は、ラッチした信号をスイッチ停止信号STPとして外部に出力する。
負荷が短絡した状態で電源電圧Vccが変動すると、電圧検出回路40の出力がハイレベルとローレベルを繰り返す可能性があり、これに伴い、スイッチ停止信号STPもハイレベルとローレベルを繰り返すようになる。このような動作を防ぐために、コンパレータ42の出力信号が一度活性化されると、ラッチ回路43は、活性化されたスイッチ停止信号STPを出力しつづける。これにより、半導体集積回路20の出力が発振動作するのを防ぐことが可能となる。
パワーオンリセット回路(POR)44は、ラッチ回路43をリセットするために設けられている。パワーオンリセット回路(POR)44は、半導体集積回路20の電源(電源電圧Vcc)がリセットされたか否かを監視し、半導体集積回路20の電源がリセットされ場合に、ラッチ回路43をリセットする。これにより、ラッチ回路43は、スイッチ停止信号STPを非活性化する。
[5.短絡保護回路33の動作]
図6は、正常時における短絡保護回路33の動作を示すタイミングチャートである。なお、「正常時」とは、負荷としての負荷抵抗24或いはフォトカプラ25が短絡していない状態をいう。
図6は、正常時における短絡保護回路33の動作を示すタイミングチャートである。なお、「正常時」とは、負荷としての負荷抵抗24或いはフォトカプラ25が短絡していない状態をいう。
センサ入力Vsenが閾値電圧VTH1より大きい場合、判定回路31は判定信号Sjを非活性化(ハイレベル)しており、従ってシャント回路32はシャント動作を行っていない。この場合、電源電圧Vccが30Vである。
NPN型トランジスタQ7がオンし、NPN型トランジスタQ9のベース電圧は、内部電圧VregからPNP型トランジスタQ8の閾値電圧分大きい電圧に設定される。よって、NPN型トランジスタQ9はオンする。
固定電圧生成回路45が生成する固定電圧をVX、NPN型トランジスタQ9の閾値電圧をVF(Q9)とすると、PNP型トランジスタQ10のベース電圧Vt1は以下の式で表される。
Vt1=Vcc−VX−VF(Q9)
シャント回路32によるシャント動作が行われていない(すなわち、Vcc=30V)状態で、固定電圧VXは、Vt1≧Vregの関係を満たすように設定される。よって、固定電圧VXは、以下のように設定される。
VX≦Vcc−Vreg−VF(Q9)
例えば、固定電圧生成回路45の固定電圧VX=1V、NPN型トランジスタQ9の閾値電圧VF(Q9)=0.7Vとすると、Vt1=28.3Vとなる。レギュレータ30の内部電圧Vreg=2Vとすると、Vt1≧Vregの関係が成り立つ。PNP型トランジスタQ10のエミッタ電圧は内部電圧Vregであるため、PNP型トランジスタQ10はオフする。
Vt1=Vcc−VX−VF(Q9)
シャント回路32によるシャント動作が行われていない(すなわち、Vcc=30V)状態で、固定電圧VXは、Vt1≧Vregの関係を満たすように設定される。よって、固定電圧VXは、以下のように設定される。
VX≦Vcc−Vreg−VF(Q9)
例えば、固定電圧生成回路45の固定電圧VX=1V、NPN型トランジスタQ9の閾値電圧VF(Q9)=0.7Vとすると、Vt1=28.3Vとなる。レギュレータ30の内部電圧Vreg=2Vとすると、Vt1≧Vregの関係が成り立つ。PNP型トランジスタQ10のエミッタ電圧は内部電圧Vregであるため、PNP型トランジスタQ10はオフする。
この時、電圧検出回路40の出力電圧OUT1はローレベルとなり、従ってMOSトランジスタNM1はオフする。MOSトランジスタNM2のゲートには、判定回路31から非活性化された(ハイレベルの)判定信号Sjが供給されており、従ってMOSトランジスタNM2はオンする。これにより、キャパシタCは充電されず、タイマー41の出力電圧OUT2は接地電圧Vss(0V)である。
基準電圧Vt2は接地電圧Vssより大きい電圧に設定されている。よって、コンパレータ42は、ローレベルの出力信号を出力し、この出力信号はラッチ回路43にラッチされる。この時、スイッチ停止信号STPは非活性化される。
次に、負荷抵抗24(或いはフォトカプラ25)が正常(短絡されていない)であり、かつシャント回路32によるシャント動作が行われた場合の短絡保護回路33の動作について説明する。
センサ入力Vsenが閾値電圧VTH1より小さくなると、判定回路31は判定信号Sjを活性化(ローレベル)する。これにより、シャント回路32によってシャント動作が行われ、電源電圧Vccが降下する。これと同時に、ローレベルの判定信号Sjをゲートで受けるMOSトランジスタNM2がオフし、キャパシタCの充電が開始される。これにより、タイマー41が起動し、タイマー41の出力電圧OUT2が上昇する。
電源電圧Vccが降下していき、Vt1<Vregになると、PNP型トランジスタQ10がオンする。具体的には、電源電圧Vccが以下の式を満たす場合に、PNP型トランジスタQ10がオンする。
Vcc<Vreg+VX+VF(Q9)
タイマー41が起動してから電源電圧Vccが“Vreg+VX+VF(Q9)”になるまでの時間をT1とする。
Vcc<Vreg+VX+VF(Q9)
タイマー41が起動してから電源電圧Vccが“Vreg+VX+VF(Q9)”になるまでの時間をT1とする。
この時、電圧検出回路40の出力電圧OUT1はハイレベルとなり、従ってMOSトランジスタNM1はオンする。これにより、キャパシタCの電荷がMOSトランジスタNM1を介して放電され、タイマー41の出力電圧OUT2は接地電圧Vss(0V)となり、タイマー41が停止する。基準電圧Vt2は、タイマー41停止時の出力電圧OUT1より大きく設定される。これにより、コンパレータ42は、ローレベルの出力信号を出力し、この出力信号はラッチ回路43にラッチされる。この時、スイッチ停止信号STPは非活性化される。
次に、負荷抵抗24(或いはフォトカプラ25)が短絡しており、かつシャント回路32によるシャント動作が行われた場合の短絡保護回路33の動作について説明する。図7は、負荷短絡時における短絡保護回路33の動作を示すタイミングチャートである。
センサ入力Vsenが閾値電圧VTH1より小さくなると、判定回路31は判定信号Sjを活性化(ローレベル)する。これにより、シャント回路32によってシャント動作が行われる。これと同時に、ローレベルの判定信号Sjをゲートで受けるMOSトランジスタNM2がオフし、キャパシタCの充電が開始される。これにより、タイマー41が起動し、タイマー41の出力電圧OUT2が上昇する。
ここで、負荷抵抗24(或いはフォトカプラ25)が短絡しているため、電源電圧Vccは降下していかない。これにより、Vt1<Vregとならないため、PNP型トランジスタQ10はオフのままである。
この時、電圧検出回路40の出力電圧OUT1はローレベルとなり、従ってMOSトランジスタNM1もオフのままである。これにより、キャパシタCへの充電が継続され、タイマー41の出力電圧OUT2は上昇する。
タイマー41の出力電圧OUT2が基準電圧Vt2以上になると、コンパレータ42は、ハイレベルの出力信号を出力し、この出力信号はラッチ回路43にラッチされる。この時、スイッチ停止信号STPは活性化される。このスイッチ停止信号STPにより、ユーザは、負荷抵抗24(或いはフォトカプラ25)が短絡していることを認識することができる。
短絡した負荷抵抗24(或いはフォトカプラ25)をユーザが修理した後、半導体集積回路20への電源が投入されると、パワーオンリセット回路(POR)44が電源リセットを検出し、ラッチ回路43をリセットする。これにより、ラッチ回路43は、スイッチ停止信号STPを非活性化する。
なお、基準電圧Vt2は、正常時と負荷短絡時とを切り分けるために用いられる。タイマー41の出力電圧OUT2が基準電圧Vt2になるまでの時間をT2、定電流源47の電流をI、キャパシタCの容量をCとすると、時間T2は以下の式で表される。
T2=Vt2×C/I
スイッチ停止信号STPの誤動作を防ぐために、時間T1、T2は以下の関係を満たすように設定される。
T2>T1
従って、T2>T1の関係を満たすように、基準電圧Vt2が設定される。なお、基準電圧Vt2が大きすぎると、負荷短絡状態でのシャント動作が長く継続されることになる。よって、T2>T1の関係を満たしつつ、時間T2は極力短く設定することが好ましい。なお、基準電圧Vt2は、トランジスタ及びキャパシタ等の特性を考慮して決定される。
T2=Vt2×C/I
スイッチ停止信号STPの誤動作を防ぐために、時間T1、T2は以下の関係を満たすように設定される。
T2>T1
従って、T2>T1の関係を満たすように、基準電圧Vt2が設定される。なお、基準電圧Vt2が大きすぎると、負荷短絡状態でのシャント動作が長く継続されることになる。よって、T2>T1の関係を満たしつつ、時間T2は極力短く設定することが好ましい。なお、基準電圧Vt2は、トランジスタ及びキャパシタ等の特性を考慮して決定される。
[6.固定電圧生成回路45の構成]
図8は、固定電圧生成回路45の第1の構成例を示す回路図である。固定電圧生成回路45は、複数のNPN型トランジスタ45Aを備えている。各NPN型トランジスタ45Aは、それのコレクタとベースとが接続されている(ダイオード接続されている)。そして、複数のNPN型トランジスタ45Aは、直列に接続されている。
図8は、固定電圧生成回路45の第1の構成例を示す回路図である。固定電圧生成回路45は、複数のNPN型トランジスタ45Aを備えている。各NPN型トランジスタ45Aは、それのコレクタとベースとが接続されている(ダイオード接続されている)。そして、複数のNPN型トランジスタ45Aは、直列に接続されている。
このように構成された固定電圧生成回路45は、複数のNPN型トランジスタ45Aの閾値電圧を足した電圧に対応する固定電圧VXを生成することができる。固定電圧VXの大きさは、NPN型トランジスタ45Aの数によって任意に設定することが可能である。
図9は、固定電圧生成回路45の第2の構成例を示す回路図である。固定電圧生成回路45は、複数のツェナーダイオード(定電圧ダイオード)45Aを備えている。複数のツェナーダイオード45Aは、電源線34側にカソードが接続されるようにして直列に接続されている。
このように構成された固定電圧生成回路45は、複数のツェナーダイオード45Aの電圧降下を足した電圧に対応する固定電圧VXを生成することができる。固定電圧VXの大きさは、ツェナーダイオード45Aの数によって任意に設定することが可能である。
図10は、固定電圧生成回路45の第3の構成例を示す回路図である。固定電圧生成回路45は、NPN型トランジスタ45A、抵抗45B、45Cを備えている。NPN型トランジスタ45Aのコレクタ及びベース間には、抵抗45Bが接続されている。NPN型トランジスタ45Aのベース及びエミッタ間には、抵抗45Cが接続されている。NPN型トランジスタ45Aのコレクタは、電源線34に接続されている。NPN型トランジスタ45Aのエミッタは、NPN型トランジスタQ9のコレクタに接続されている。
図10に示したような定電圧回路を用いて固定電圧生成回路45を構成した場合、NPN型トランジスタ45Aのベース−エミッタ間電圧Vbeに比例する固定電圧VXを生成することができる。
以上詳述したように本実施形態では、シャント回路32によるシャント動作が行われた場合に、短絡保護回路33に含まれる電圧検出回路40によって、電源電圧Vccが降下電圧Vdes以下であるか否かを判定する。これにより、電源電圧Vccが降下電圧Vdes以下である場合は、負荷が短絡していないと判定し、一方、電源電圧Vccが降下電圧Vdesより大きい場合は、負荷が短絡していると判定するようにしている。さらに、短絡保護回路33に含まれるタイマー41によって、負荷が短絡しているか否かを判定するタイミングを設定するようにしている。
従って本実施形態によれば、シャント回路32によるシャント動作時に、負荷としての負荷抵抗24或いはフォトカプラ25等が短絡しているか否かを検出することが可能となる。これにより、半導体集積回路20を1チップで構成した場合でも、半導体集積回路20が焼損するのを防ぐことが可能となる。
また、負荷が短絡しているか否かを判定するタイミングをタイマー41によって設定することができるため、正常時のシャント動作と、負荷短絡時のシャント動作とを正確に識別することが可能となる。これにより、負荷短絡の判定を正確に行うことができる。
また、電源として電源電圧Vccと接地電圧Vssとの2つのみ供給され、かつ半導体集積回路20に供給される電源電圧Vcc自身が変動するような2線式の磁気近接センサに対して、半導体集積回路20に接続される負荷が短絡しているか否かを判定することができる。
また、負荷短絡が一度でも検出されると、その状態は不具合の起こっている負荷状態を人為的に補修しない限り、負荷が自己復帰することはありえない。このため、負荷短絡が一度でも検出されると、ラッチ回路43によって、スイッチ停止信号STPを出力しつづけるようにしている。これにより、負荷短絡条件下において、半導体集積回路20の出力が発振動作するのを防止することが可能となる。
また、電源起動時に、パワーオンリセット回路44によってラッチ回路43をリセットするようにしいている。これにより、電源が起動されてから回路が安定して動作が可能となる前の段階でラッチ回路43が誤ロックするのを防ぐことが可能となる。
また、半導体集積回路20を1チップで構成することができるため、微細化、低コスト化、及び低消費電力化が可能となる。
[7.短絡保護回路33の変形例]
上記実施形態では、電源電圧Vccを主に扱う電圧検出回路40はバイポーラトランジスタを用いて構成している。しかし、電源電圧Vccのレベルに応じて、電圧検出回路40にMOSトランジスタを用いるようにしてもよい。同様に、タイマー41に用いるトランジスタとしては、内部電圧Vregのレベルに応じて、バイポーラトランジスタを用いるようにしてもよい。
上記実施形態では、電源電圧Vccを主に扱う電圧検出回路40はバイポーラトランジスタを用いて構成している。しかし、電源電圧Vccのレベルに応じて、電圧検出回路40にMOSトランジスタを用いるようにしてもよい。同様に、タイマー41に用いるトランジスタとしては、内部電圧Vregのレベルに応じて、バイポーラトランジスタを用いるようにしてもよい。
図11は、短絡保護回路33の他の構成例を示す回路図である。電圧検出回路40は、固定電圧生成回路45、定電流源46、NチャネルMOSトランジスタQ1〜Q4,Q7,Q9、及びPチャネルMOSトランジスタQ5、Q6、Q8、Q10を備えている。電圧検出回路40に用いられるMOSトランジスタQ5〜Q9としては、高耐圧のMOSトランジスタが使用される。高耐圧のMOSトランジスタは、それのゲート絶縁膜が厚く構成され、高電圧での動作が可能である。電圧検出回路40に用いられるMOSトランジスタQ1〜Q4、Q10としては、高耐圧でない通常のMOSトランジスタ(タイマー41に使用されるMOSトランジスタと同じもの)が使用される。
定電流源46の一端は、電源線36に接続されている。定電流源46の他端は、NチャネルMOSトランジスタQ1のドレインに接続されている。NチャネルMOSトランジスタQ1は、それのドレインとゲートとが接続されている(ダイオード接続されている)。NチャネルMOSトランジスタQ1のソースは、電源線35に接続されている。
NチャネルMOSトランジスタQ1及びQ2、Q1及びQ3、Q1及びQ4のペアはそれぞれ、カレントミラー回路を構成している。これらのカレントミラー回路は、定電流源として機能する。NチャネルMOSトランジスタQ2のゲートは、NチャネルMOSトランジスタQ1のゲートに接続されている。NチャネルMOSトランジスタQ2のソースは、電源線35に接続されている。NチャネルMOSトランジスタQ3、Q4についても、NチャネルMOSトランジスタQ2と同様の接続である。
PチャネルMOSトランジスタQ5のソースは、電源線34に接続されている。PチャネルMOSトランジスタQ5は、それのドレインとゲートとが接続されている(ダイオード接続されている)。PチャネルMOSトランジスタQ5及びQ6は、カレントミラー回路を構成している。PチャネルMOSトランジスタQ6のソースは、電源線34に接続されている。PチャネルMOSトランジスタQ6のゲートは、PチャネルMOSトランジスタQ5のゲートに接続されている。
PチャネルMOSトランジスタQ5のドレインは、NチャネルMOSトランジスタQ7のドレインに接続されている。NチャネルMOSトランジスタQ7のゲートは、電源線36に接続されている。NチャネルMOSトランジスタQ7のソースは、NチャネルMOSトランジスタQ2によって定電流で駆動される。
PチャネルMOSトランジスタQ6のドレインは、PチャネルMOSトランジスタQ8のソースに接続されている。PチャネルMOSトランジスタQ8のゲートは、電源線36に接続されている。PチャネルMOSトランジスタQ8のドレインは、電源線35に接続されている。
固定電圧生成回路45は、電源線34とNチャネルMOSトランジスタQ9のコレクトとの間に接続されている。固定電圧生成回路45は、固定電圧VXを生成する。NチャネルMOSトランジスタQ9のゲートは、PチャネルMOSトランジスタQ8のソースに接続されている。NチャネルMOSトランジスタQ9のソースは、NチャネルMOSトランジスタQ3によって定電流で駆動される。
PチャネルMOSトランジスタQ10のソースは、電源線36に接続されている。PチャネルMOSトランジスタQ10のゲートは、NチャネルMOSトランジスタQ9のソースに接続されている。PチャネルMOSトランジスタQ10のドレインは、NチャネルMOSトランジスタQ4によって定電流で駆動される。
電源電圧Vccが降下していき、Vt1<Vregになると、PチャネルMOSトランジスタQ10がオンする。具体的には、NチャネルMOSトランジスタQ9の閾値電圧をVth(Q9)とすると、電源電圧Vccが以下の式を満たす場合に、PチャネルMOSトランジスタQ10がオンする。
Vcc<Vreg+VX+VF(Q9)
その他の関係式についても、VF(Q9)がVth(Q9)に変わる以外は同じである。
Vcc<Vreg+VX+VF(Q9)
その他の関係式についても、VF(Q9)がVth(Q9)に変わる以外は同じである。
このようにして短絡保護回路33を構成した場合でも、バイポーラトランジスタを用いた場合と同様の動作が可能であり、また同様の効果を得ることが可能である。
なお、MOSトランジスタの種類には特に限定されず、電源電圧Vccや内部電圧Vregのレベルに応じて、様々な種類のトランジスタを使用することが可能である。具体的には、ドレイン及びゲート間の電界強度を緩和する構造を有するLDMOS(lateral double diffusion MOS)トランジスタ、高耐圧用MOSトランジスタ、低耐圧用MOSトランジスタなどが挙げられる。さらに、バイポーラトランジスタ、LDMOSトランジスタ、高耐圧用MOSトランジスタ、及び低耐圧用MOSトランジスタを組み合わせて、短絡保護回路33を構成するようにしてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化できる。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…磁気近接センサモジュール、11…可動部、12…磁石、20…半導体集積回路、21…センサ、21−1,21−2…MR素子、22,23…ダイオード、24…負荷抵抗、25…フォトカプラ、25A…発光ダイオード、25B…フォトトランジスタ、30…レギュレータ、31…判定回路、32…シャント回路、33…短絡保護回路、34〜36…電源線、40…電圧検出回路、41…タイマー、42…コンパレータ、43…ラッチ回路、44…パワーオンリセット回路、45…固定電圧生成回路、46…定電流源、47…定電流源、T1〜T7…端子、Q1,Q2,Q3,Q4,Q7,Q9…NPN型トランジスタ、Q5,Q6,Q8,Q10…PNP型トランジスタ、C…キャパシタ、NM1,NM2…NチャネルMOSトランジスタ、INV1,INV2…インバータ。
Claims (6)
- 負荷に接続され、かつ前記負荷を介して第1の電源を受ける第1の端子と、
第2の電源を受ける第2の端子と、
前記第1の電源を用いて、前記第1の電源より低い第3の電源を生成するレギュレータと、
前記第3の電源が供給されるセンサからの検知信号に基づいて、前記第1の電源を降下電圧以下に設定するシャント回路と、
前記シャント回路によるシャント動作時に、前記負荷が短絡したか否かを判定し、かつ前記負荷が短絡したと判定した場合に前記負荷が短絡したことを示す出力信号を出力する保護回路と、
を具備することを特徴とする半導体集積回路。 - 前記保護回路は、前記第1の電源が前記降下電圧以下であるか否かを検出する電圧検出回路を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
- 前記電圧検出回路は、
前記第1の電源に接続されたエミッタを有しかつダイオード接続された第1のPNPトランジスタと、前記第1の電源に接続されたエミッタと、前記第1のPNPトランジスタのベースに接続されたベースとを有する第2のPNPトランジスタとから構成されるカレントミラーと、
前記第1のPNPトランジスタのコレクタに接続されたコレクタと、前記第3の電源に接続されたベースと、定電流駆動されるエミッタとを有する第1のNPNトランジスタと、
前記第2のPNPトランジスタのコレクタに接続されたエミッタと、前記第3の電源に接続されたベースと、前記第2の電源に接続されたコレクタとを有する第3のPNPトランジスタと、
前記第3のPNPトランジスタのエミッタに接続されたベースと、定電流駆動されるエミッタとを有する第2のNPNトランジスタと、
前記第1の電源と前記第2のNPNトランジスタのコレクタとの間に接続され、かつ固定電圧を生成する電圧生成回路と、
前記第3の電源に接続されたエミッタと、前記第2のNPNトランジスタのエミッタに接続されたベースと、定電流駆動されるコレクタとを有する第4のPNPトランジスタと、
を含み、
前記電圧検出回路の出力は、前記第4のPNPトランジスタのコレクタ電圧に対応し、かつ前記第1の電源Vcc、前記第3の電源Vreg、前記固定電圧VX、前記第2のNPNトランジスタの閾値電圧VFとすると、
Vcc<Vreg+VX+VF
の関係を満たす場合に活性化されることを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。 - 前記電圧検出回路は、
前記第1の電源に接続されたソースを有しかつダイオード接続された第1のP型MOSトランジスタと、前記第1の電源に接続されたソースと、前記第1のP型MOSトランジスタのゲートに接続されたゲートとを有する第2のP型MOSトランジスタとから構成されるカレントミラーと、
前記第1のP型MOSトランジスタのドレインに接続されたドレインと、前記第3の電源に接続されたゲートと、定電流駆動されるソースとを有する第1のN型MOSトランジスタと、
前記第2のP型MOSトランジスタのドレインに接続されたソースと、前記第3の電源に接続されたゲートと、前記第2の電源に接続されたドレインとを有する第3のP型MOSトランジスタと、
前記第3のP型MOSトランジスタのソースに接続されたゲートと、定電流駆動されるソースとを有する第2のN型MOSトランジスタと、
前記第1の電源と前記第2のN型MOSトランジスタのドレインとの間に接続され、かつ固定電圧を生成する電圧生成回路と、
前記第3の電源に接続されたソースと、前記第2のN型MOSトランジスタのソースに接続されたゲートと、定電流駆動されるドレインとを有する第4のP型MOSトランジスタと、
を含み、
前記電圧検出回路の出力は、前記第4のP型MOSトランジスタのドレイン電圧に対応し、かつ前記第1の電源Vcc、前記第3の電源Vreg、前記固定電圧VX、前記第2のN型MOSトランジスタの閾値電圧Vthとすると、
Vcc<Vreg+VX+Vth
の関係を満たす場合に活性化されることを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。 - 前記保護回路は、前記負荷が短絡したか否かを判定するタイミングを設定するタイマーを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記タイマーは、
定電流源と、
前記定電流源に接続された第1の電極と、前記第2の電源に接続された第2の電極とを有するキャパシタと、
前記キャパシタの第1の電極に接続されたドレインと、前記電圧検出回路の出力を受けるゲートと、前記第2の電源に接続されたソースとを有するN型MOSトランジスタと、
を含み、
前記保護回路は、前記キャパシタの電圧が基準電圧以上である場合に、前記出力信号を活性化するコンパレータを含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008159513A JP2010004155A (ja) | 2008-06-18 | 2008-06-18 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008159513A JP2010004155A (ja) | 2008-06-18 | 2008-06-18 | 半導体集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010004155A true JP2010004155A (ja) | 2010-01-07 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008159513A Withdrawn JP2010004155A (ja) | 2008-06-18 | 2008-06-18 | 半導体集積回路 |
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Country | Link |
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-
2008
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