JP2010002812A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走査信号の波形を改善した液晶表示装置。
【解決手段】走査線駆動回路は、走査線g1〜gmの前部入力端V1〜Vmからオン電圧Vpを選択期間に供給しオフ電圧Vcを非選択期間に供給する。走査線の末端部E1〜Emには補助駆動回路100が設けられる。補助走査線は、オン電圧に対応する第1の電圧V1とオフ電圧に対応する第2の電圧V2からなる方形波交流電圧信号を補助駆動回路に供給する。そして、補助駆動回路が選択期間に方形波交流電圧信号の第1の電圧を末端部から走査線に印加する。このような構成によれば、走査線の末端部に補助駆動回路を設けて方形波交流電圧信号を供給するだけの簡単な構成で走査信号の立ち上がりの波形を改善することができる。また、補助駆動回路が、走査信号がオン電圧からオフ電圧に遷移するタイミングで第2の電圧を走査線に印加することで走査信号の立ち下がりの波形を改善することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置の走査信号の波形を改善する技術に関する。
液晶表示装置は、アレイ・セル基板とこれを駆動する走査線駆動回路およびデータ線駆動回路などを含んで構成される。アクティブ・マトリクス方式の液晶表示装置は、アレイ基板に複数の走査線とデータ線が直交する方向に配置され、それぞれの交差部分に薄膜トランジスタ(TFT)および画素電極が配置される。TFTのドレインは画素電極に接続され、ソースはデータ線に接続され、ゲートは走査線に接続される。また、画素電極と所定の間隔で対向電極(共通電極)が設けられ、画素電極と対向電極との間に液晶層が配置されて画素容量が形成される。
データ線が画素容量に所定量の電荷を蓄積してデータを書き込む際には、選択された1つの走査線に所定のパルス幅の走査信号が供給されてそこに接続された複数のTFTが同時にオン状態になり、それぞれのデータ線から対応する画素容量に階調電圧が供給される。TFTは走査信号が閾値を越えている間だけオン状態になり、その間にデータ線から流れ込んだ電荷が画素容量に蓄積される。線順次走査方式では、走査線駆動回路が同様の手順で隣接する走査線に順番に走査信号を供給して各画素容量にデータを書き込む。
そして画素容量に蓄積した電荷により液晶層には電界が発生し、液晶層の光透過率が変化して所定の画像を表示することができるようになる。ここで、走査線に供給する走査信号を走査線の一端に設けた走査線駆動回路から供給する方法がある。その場合、走査線の抵抗および浮遊容量などで構成される分布定数回路に基づいて、走査線の末端部ではパルス波形の立ち上がり時間および立ち下がり時間に遅れが生じる。結果として、1つの走査線に接続された複数のTFTの中で、走査線駆動回路に近い部分に接続されたTFTと末端部に近い部分に接続されたTFTの間に、選択期間に対してオン状態になっている時間および位相に差が生じて、画素容量にデータ線から供給された階調電圧に対応した電荷が均一に蓄積されなくなり画像品質が低下する。
このような問題は、液晶パネルが大型化して走査線の長さが長くなるほど、また、画素の開口率を大きくするために走査線のパターンを細くするほど顕著になる。走査信号の波形の鈍りまたは歪みに起因する問題を解決するために、特許文献1は、走査線左駆動回路と走査線右駆動回路を設けて、走査線の両側から同時に駆動することで横方向輝度差を解消した両端同時駆動方式の液晶パネルを開示する。しかし、この技術では、走査線駆動回路を1つ追加する必要があるため、そのコストが2倍になるという問題があり、さらに、追加した走査線駆動回路のためのスペースが必要となる。
特許文献2は、走査線駆動回路を片側にだけ設け、走査線に選択電圧が印加されたことを検知する微分回路と、走査線の終端に接続されたFETを含んだ電気光学装置を開示する。FETには、選択電圧が供給されており、走査線駆動回路から走査線に選択電圧が印加されると微分回路がそれを検知してFETをオン状態にすることで擬似的に両端給電を実現する。その結果走査線には、終端側からも選択電圧が供給されるため走査線駆動回路から選択電圧が印加される際の波形鈍りを改善することができる。
特開平11−295696号公報 特開2006−162828号公報
特許文献2に記載の発明では、走査線駆動回路から選択電圧を印加する際の波形鈍りは改善されるが、走査線の終端に配置したFETが選択電圧と同期してオフ状態にならないため、必ずしもデータ信号通りの表示画像を得ることができなかった。また、微分回路や終端の電源回路にnチャネル形のトランジスタとpチャネル形のトランジスタを使用するために、画素トランジスタにアモルファス・シリコン(非結晶シリコン)形のTFT(a−Si形TFT)を採用するアレイ基板の中に、同じフォトリソグラフィの半導体プロセスで必要な回路を形成することができなかった。
そこで本発明の目的は、走査線駆動回路を片側にだけ配置して走査信号の波形を改善した液晶表示装置を提供することにある。さらに本発明の目的は、簡単な回路で走査信号の波形を改善した液晶表示装置を提供することにある。さらに本発明の目的は、画素トランジスタと同じ半導体製造プロセスでアレイ基板に形成することができる補助駆動回路で走査信号の波形を改善した液晶表示装置を提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような液晶表示装置における走査線への走査信号の供給方法およびそのような液晶表示装置を含む画像表示システムを提供することにある。
本発明は、アクティブ・マトリクス駆動方式の液晶表示装置において片側駆動方式を維持しながら走査信号の波形を改善する。走査線駆動回路は、走査線の前部入力端から画素トランジスタをオン状態にするオン電圧を選択期間に供給し、画素トランジスタをオフ状態にするオフ電圧を非選択期間に供給する。走査線駆動回路が接続される走査線の前部入力端に対して反対側に位置する末端部には補助駆動回路が設けられる。補助走査線は、オン電圧に対応する第1の電圧とオフ電圧に対応する第2の電圧からなる方形波交流電圧信号を補助駆動回路に供給する。そして、補助駆動回路が選択期間に方形波交流電圧信号の第1の電圧を末端部から走査線に印加する。このような構成によれば、走査線の末端部に補助駆動回路を設けて方形波交流電圧信号を供給するだけの簡単な構成で走査信号の立ち上がりの波形を改善することができる。また、補助駆動回路が、走査信号がオン電圧からオフ電圧に遷移するタイミングで第2の電圧を走査線に印加することで走査信号の立ち下がりの波形を改善することができる。
補助駆動回路には非選択期間にも、方形波交流電圧信号が印加される。補助駆動回路は、非選択期間に第1の電圧により走査線の電圧が画素トランジスタの閾値を超えないように方形波交流電圧信号が走査線に与える電圧の影響を抑制することで、非選択期間における画像品質の劣化を防ぐことができる。方形波交流電圧信号の周期は、選択期間の2倍が望ましい。また、補助走査線は、奇数行の走査線と偶数行の走査線に対して位相が半周期シフトした方形波交流電圧信号を供給することで簡単に線順次走査方式に対応することができる。方形波交流電圧信号の第1の電圧は走査信号のオン電圧と同じであっても、それ以上であってもよい。第1の電圧が高いほど走査信号の立ち上がり時の波形改善効果が高くなる。方形波交流電圧信号の第2の電圧は、オフ電圧に等しくすることができる。補助駆動回路および補助走査線を、画素トランジスタが形成されるアレイ基板に形成すれば、波形改善のためにアレイ・セル基板の周囲に追加のスペースを設ける必要がなくなりさらに製造コストも低下する。
補助駆動回路をゲートが走査線に接続されたnチャネル形のTFTだけで構成すれば、a−Si形TFTのアレイ基板に同一の半導体プロセスで形成することができる。複数個のTFTが直列になるように相互のドレインとソースを接続して方形波交流電圧信号を走査線に印加することで、走査信号の波形を改善するとともに、非選択期間において走査線が画素トランジスタの閾値を越える電圧に到達することを抑制することができる。直列に接続するTFTの個数は好ましくは2個である。補助駆動回路は、TFTのオフ電流またはリーク電流を利用することで、画素トランジスタがnチャネル形の場合にも適用することができる。
補助駆動回路は、走査信号がオン電圧に遷移することに応答してオン状態になり、走査信号がオフ電圧に遷移することに応答してオフ状態になるスイッチ素子で構成することができる。この場合は、スイッチ素子の抵抗はオン状態のときに小さくなり、オフ状態のときに大きくなるので、方形波交流電圧信号を走査線に有効に印加することができるため一層の波形改善効果を得ることができ、かつ、非選択期間に走査線の電圧が方形波交流電圧信号の影響で変動することがなくなる。補助駆動回路は、画素トランジスタがnチャネル形の薄膜トランジスタのときには、pチャネル形の薄膜トランジスタを含んで構成することができる。
本発明により、走査線駆動回路を片側にだけ配置して走査信号の波形を改善した液晶表示装置を提供することができた。さらに本発明により、簡単な回路で走査信号の波形を改善した液晶表示装置を提供することができた。さらに本発明により、画素トランジスタと同じ半導体製造プロセスでアレイ基板に形成することができる補助駆動回路で走査信号の波形を改善した液晶表示装置を提供することができた。さらに本発明により、そのような液晶表示装置における走査線への走査信号の供給方法およびそのような液晶表示装置を含む画像表示システムを提供することができた。
[液晶表示装置の構成]
図1は、本実施形態にかかるアクティブ・マトリクス方式の液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。液晶表示装置10は、アレイ・セル基板11、データ線駆動回路13、走査線駆動回路15、電源回路17、および信号処理回路19を含み、さらに図示しないバックライトおよびバックライト駆動回路を含んで構成されている。信号処理回路19は、ライン65を通じて画像表示システムの画像データ生成回路から入力された画像信号から、データ線駆動回路13、走査線駆動回路15を制御する信号を生成してそれらに転送し、電源回路に共通電極線63および蓄積容量線61の電圧を制御する信号を転送する。電源回路17は、データ線駆動回路13、走査線駆動回路15、および信号処理回路19などに電源を供給する。電源回路17は、さらに蓄積容量線61および共通電極線63を所定の電圧に設定する。
アレイ・セル基板11は、アレイ基板と、アレイ基板に対向して所定の間隔で配置されたカラー・フィルタ基板と、アレイ基板とカラー・フィルタ基板との間に挟まれた液晶層で構成されている。アレイ基板には、所定の間隔で隣接するn本のデータ線d1〜dnとm本の走査線g1〜gmが直交して配置され、データ線と走査線が交差する領域の近くにはそれぞれ同一構造の画素領域が形成されており、アレイ基板はn×mの画素マトリクスを構成している。1つの画素領域は、画素トランジスタ51、画素容量53、および蓄積容量55で構成されている。
データ線dnと走査線g1が直交する近辺の画素領域で画素マトリクスの全体を代表して説明すると、画素トランジスタ51は、ゲートが走査線g1に接続され、ドレインがデータ線dnに接続されている。画素トランジスタ51は、nチャネルのa−Si形TFTである。画素トランジスタ51のソースは、画素容量53を形成する一方の画素電極と蓄積容量55の一方の電極に接続される。画素電極は、インジウム・スズ酸化物(ITO:Indium-tin-oxide) で形成された透明な電極である。蓄積容量55はアレイ基板に形成されて他方の電極がアレイ基板に形成された蓄積容量線61に接続される。画素容量53を形成する他方の共通電極はITOで形成され、カラー・フィルタ基板の表面全体に渡って形成される。図1では共通電極を共通電極線63で表している。
各走査線g1〜gmの末端には、補助駆動回路100が接続されている。補助駆動回路100の構成については後に詳しく説明する。補助駆動回路100および補助走査線57、59は、アレイ基板に形成される。奇数行の走査線に接続された補助駆動回路100は補助走査線57を通じて走査線駆動回路15に接続され、偶数行の走査線に接続された補助駆動回路100は補助走査線59を通じて走査線駆動回路15に接続される。データ線d1〜dnはデータ線駆動回路13に接続され、走査線g1〜gmは走査線駆動回路15に接続される。データ線駆動回路13と走査線駆動回路15は、TAB(Tape Automated Bonding)法によりFPC(Flexible Printed Circuit)上にパターン形成されたリード線で、データ線d1〜dn、走査線g1〜gm、電源回路17、および信号処理回路19に接続される。
液晶表示装置10は線順次走査方式を採用している。走査線駆動回路15は画素トランジスタ51をオン状態にするために、1水平走査期間ごとに順番に走査線g1〜gmにパルス状の走査信号を印加して選択する。選択された特定の走査線に走査信号が印加されている1水平走査期間を選択期間Htということにする。走査線駆動回路15は、選択期間Htの間、走査線に画素トランジスタ51をオン状態にするオン電圧の走査信号を印加する。そしてオン電圧の走査信号が印加された走査線に接続された画素トランジスタは、それぞれのゲート・ソース間の電圧が閾値電圧を超えた時点でオン状態になる。走査線駆動回路15は、ある走査線に対する選択期間が終了すると、当該走査線の電圧をオフ電圧に遷移させて画素トランジスタ51をオフ状態にする。走査線g1〜gmがオフ電圧の状態になっている期間を非選択期間Hnということにする。
データ線駆動回路13は、走査線駆動回路15と同期して動作し、1水平走査期間の間各画素容量53に輝度値に対応するデータ電圧を印加する。データ電圧は、選択期間Htの間だけ選択された走査線に接続された画素トランジスタ51のドレインに印加され、データ電圧の値をデータ電圧が印加されている時間に応じた量の電荷画素容量53に蓄積される。したがって、もし、ひとつの走査線に接続される複数の画素トランジスタがオン状態になる期間が選択期間Htに対してバラツキがあると、画像データを忠実に表示することができなくなり走査線方向に輝度ムラが生じてしまう。
[補助駆動回路と補助走査信号]
図2は、走査線g1〜gmにおける走査信号の電圧波形の歪みを改善する方法を説明する図である。図3は、走査線の電圧波形の歪みを説明する図である。図2(A)は走査線および補助駆動回路100の等価回路で、図2(B)は走査線の前部入力端および後部入力端に印加する走査信号と補助走査信号の波形を示す図である。図2(A)に示すように、走査線g1〜gmは抵抗Rgと浮遊容量Cgの分布定数回路で表すことができる。各走査線g1〜gmの前部入力端V1〜Vmは走査線駆動回路15に接続されている。各前部入力端V1〜Vmの反対側に位置する走査線g1〜gmの末端部E1〜Emには、それぞれ補助駆動回路100が接続されている。大型の液晶表示装置では走査線g1〜gmの長さが長くなり、また、画素密度を向上させるときには走査線g1〜gmの幅も狭くなる。その結果、走査線の抵抗Rgは一層大きくなる。浮遊容量Cgは、画素トランジスタ51のゲート・ドレイン間容量、ゲート・ソース間容量を含み画素密度の増大や画素マトリクスの大型化により大きくなる。
いま、走査線駆動回路15は、図2(B)に示すように走査線g1〜gmの前部入力端V1〜Vmから線順次走査方式で、選択期間Htに相当するパルス幅の走査信号P1〜Pmを順番に印加していく。走査信号の大きさは、オフ電圧Vcとオン電圧Vpの電位差に相当する。走査線g1が選択されたときに走査信号P1はオフ電圧Vcからオン電圧Vpに遷移し、選択期間Htの間オン電圧Vpを維持し、その後オフ電圧Vcに遷移する。走査信号P1がオフ電圧に遷移するタイミングでは走査線g2が選択されてオン電圧Vpに遷移するといったように順番に走査線g1〜gmが選択される。
走査線gmに対する走査信号Pmの印加が終了すると、走査線g1に対して走査信号P1が印加されるといったように同じ動作が繰り返される。走査線g1から走査線gmまで走査信号が印加される期間をフレーム期間または垂直走査期間Vtという。ある走査線について選択期間Htの終了のタイミングからつぎのフレーム期間における新たな選択期間Htの開始のタイミングまでの期間は、当該走査線に走査信号が印加されない非選択期間Hnである。
図2(A)に示したような分布定数回路の走査線g1にオン電圧Vpとオフ電圧Vcのパルス状の走査信号P1を印加すると、抵抗と浮遊容量の影響を受けない前部入力端V1には、図3(A)に示すように走査線駆動回路15から供給された走査信号P1によりパルス状の電圧が発生する。前部入力端V1では走査信号P1と同じ時刻t0で走査線g1の電位がオン電圧Vpまで遷移し、選択期間Htが終了すると走査信号P1とほぼ同じ時刻tで走査線g1の電位がオフ電圧Vcまで遷移する。
しかし、前部入力端V1から遠いデータ線dnの近くの末端部E1では、走査信号P1が時刻t0でオン電圧Vpに遷移する立ち上がり時に電位が上昇するまでの時間に遅れが生じ、時刻t1でオフ電圧Vcに遷移する立ち下がり時に電位が下降するまでの時間にも遅れが生じるために図3(B)に示すような波形になる。このような波形の歪みは、前部入力端V1から遠い末端部E1に近い位置ほど大きくなる。
nチャネル型の画素トランジスタ51は、ゲートとソースの間の電圧が閾値電圧を超えた時点でオン状態になり、閾値より下がった時点でオフ状態になるため、画素トランジスタ51は末端部E1に近づくほど走査信号P1の位相が遅れた動作をするようになる。データ線d1〜dnには、選択期間Htに同期してデータ電圧が印加されるが、走査信号の歪みによりデータ電圧が印加されている期間に画素トランジスタ51がオンになっていなかったり、選択期間Htが終了してデータ信号がゼロになっても画素トランジスタ51がオフになっていなかったりして、データ電圧を正しく反映した画素容量53の充電が行われなくなる。別の見方をすれば、1水平走査期間内に、走査信号の位相のズレがない前部入力端V1側の画素トランジスタ51と、位相のズレがある末端部E1側の画素トランジスタ51のスイッチングを行う必要があるが、位相のズレの分だけ1水平走査期間よりも画素トランジスタ51のオン期間を短くしなければならない。このオン期間短縮の影響は画面サイズの大型化や高精細化につれて増大する。
この問題を解消するために、本実施の形態では、各走査線g1〜gmの末端部E1〜Emに、それぞれ後部入力端Va1〜Vamに連絡した補助駆動回路100を接続する。代表的な奇数行の走査線g1、g3に連絡する後部入力端Va1、Va3は、補助走査線57を通じて走査線駆動回路15に接続され、代表的な偶数行の走査線g2、gmに連絡する後部入力端Va2、Vamは、補助走査線59を通じて走査線駆動回路15に接続される。走査線駆動回路15は、走査信号P1の立ち上がりのタイミングと位相が一致した補助走査信号Vo、Veを生成する。
補助駆動回路15が生成する補助走査信号Vo、Veは、それぞれ第1の電圧V1と第2の電圧V2からなる交流の方形波交流電圧信号である。第1の電圧V1および第2の電圧の周期はそれぞれ選択期間Htに等しく、方形波交流電圧信号の周期は選択期間Htの2倍になっている。第1の電圧V1はオン電圧Vpに対応し、第2の電圧V2はオフ電圧Vcに対応する。本実施の形態では、第1の電圧V1とオン電圧Vpの大きさを等しくし、第2の電圧V2とオフ電圧Vcの大きさを等しくしている。補助走査信号Vo、Veは、奇数行の走査線g1、g3に印加する補助走査信号Voと、偶数行の走査線g2、gmに印加する補助走査信号Veで構成されている。補助走査信号Voと補助走査信号Veは、位相が相互に半周期シフトしている。そして、図1、図2(B)に示すように、後部入力端子Va1、Va3には補助走査線57から補助走査信号Voが印加され、後部入力端子V2、Vmには補助走査線59から補助走査信号Veが印加される。その結果、図2(B)に示すように、線順次走査方式により各走査線g1〜gmに走査信号P1〜Pmが印加される選択期間Htには、後部入力端Va1〜Vamから方形波交流電圧信号の第1の電圧が印加されることになる。
このとき補助駆動回路100が各走査線g1〜gmに対して、選択期間Htの間にオン状態になるように動作または機能すれば、選択期間Htには各走査線g1〜gmには後部入力端Va1〜Vamから第1の電圧V1が印加されるので、末端部E1〜Emにおける走査信号P1の立ち上がり時の波形が改善される。また、選択期間Htが終了すると、それに続く半周期の間は、後部入力端Va1〜Vamから方形波交流電圧信号の第2の電圧が印加されることになる。このとき、補助駆動回路100が、走査信号P1〜Pmがオン電圧Vpからオフ電圧Vcに遷移するタイミングで方形波交流電圧信号の第2の電圧が後部入力端Va1〜Vamから印加されるように動作または機能すれば、末端部E1〜Emにおける走査信号P1の立ち下がり時の波形が改善される。
したがって、走査線g1〜gmの電位は末端部E1〜Emにおいても走査信号P1〜Pmの電圧波形と同じように変化し、同一走査線に接続された画素トランジスタ51の動作にバラツキがなくなる。非選択期間Hnには、周期的に後部入力端Va1〜Vamから第1の電圧V1が印加される。したがって、補助駆動回路100は非選択期間Hnの間に、方形波交流電圧信号の第1の電圧V1が走査線g1〜gmに与える影響を抑制して走査線の電圧が画素トランジスタの閾値を超えないようにする必要がある。
[実装方法1]
アレイ・セル基板11をガラス基板で製作する際には、ガラス基板は高温に耐えることができないため通常の半導体回路の形成に使用する単結晶シリコンを使用することはできない。アレイ基板を製造するために、ガラス基板にアモルファス・シリコン(非結晶シリコン)またはポリシリコン(多結晶シリコン)の薄膜を蒸着技術によって形成し、その領域にTFTを形成している。a−Si形TFTは、大面積の液晶パネルの製造に適し、かつ、製造コストが低いため多くの液晶表示装置に採用されている。しかし、a−Si形TFTでは、安定した性能を発揮できるのはnチャネル形TFTだけであり、安定した抵抗素子を形成することも困難である。
図4(A)は、アレイ・セル基板11をa−Si形TFTで形成し、補助駆動回路100として、nチャネル形の3つのTFT111、113、115を走査線g1の末端部E1に直列に接続した図である。また、走査線g2〜gmについても走査線補助回路100の構成は同一となる。TFT111、113、115およびそれらが接続される補助走査線57、59は、アレイ・セル基板11の半導体プロセスにおいて同じガラス基板に形成される。TFT111のドレインは後部入力端Va1に連絡し、TFT111のソースとTFT113のドレインが接続され、TFT113のソースとTFT115のドレインが接続され、TFT115のソースが走査線g1の末端部E1に接続されている。
また、TFT111、113、115のゲートはそれぞれ走査線g1の末端部E1に接続されている。図4(B)は、a−Si形TFTのゲート・ソース間電圧(Vgs)に対するドレイン・ソース間電流(Ids)の特性を示す図である。a−Si形TFTは、オフ領域でもわずかな電流が流れるという特性を備えている。本実施の形態では、a−Si形TFTのこの性質を利用して、図2、図3で説明した原理に基づいて走査信号の立ち上がり時および立ち下がり時の波形を改善する。前部入力端V1に走査信号P1を印加し、後部入力端Va1に補助走査信号Voを印加した場合には、TFT111、113、115はフレーム期間Vtにおいて、ゲート・ソース間電圧Vgsがゼロ以下になり閾値電圧を超えることはなくオフ状態を維持する。
しかし、オフ状態でのTFT111、113、115のリーク電流により、走査信号Voの立ち上がり時は、走査線g1に後部入力端Va1から第1の電圧V1による電流が流れ込んで走査線g1の末端部E1の電圧が上昇し、立ち下がり時は第2の電圧V2により後部入力端Va1から電流が流れ出すため走査線g1の末端部E1の電位は走査信号P1の波形に一致するように遷移して波形が改善される。
図4(A)の補助駆動回路100により補助走査信号Vo、Veによる波形の歪みが改善される様子を、図5を参照して説明する。走査線g1に走査信号P1が印加されたとき、図2(B)の補助走査信号Vo1のオン電圧V1の印加がなければ走査線g1の電圧はライン101のように遷移する。しかし、補助走査信号Vo1は走査信号P1と同じタイミングで第1の電圧V1(オン電圧Vpに等しい)に遷移するので、後部入力端Va1と走査線g1の末端部E1との間に生じた電圧差が走査線g1を充電して末端部E1の電位を上昇させる。そして末端部E1と後部入力端Va1との間の抵抗値が小さいほど末端部E1の電位の上昇速度は速くなる。
走査信号P1がオン電圧Vpからオフ電圧Vcに遷移するときに、図2(B)の補助走査信号Voの第2の電圧V1(オフ電圧Vcに等しい)の印加がなければ走査線g1の電圧はライン103のように遷移する。しかし、時刻t1で走査信号P1がオフ電圧Vcに遷移するときは、同じタイミング補助走査信号Voは第2の電圧に遷移するので、走査線g1の末端部E1と後部入力端Va1との間に生じた電圧差で走査線g1は放電され急速に電位が下降する。そして、末端部E1と後部入力端Va1との間の抵抗値が小さいほど末端部E1の電位の下降速度は速くなる。時刻t1以降は、フレーム期間Vtが到来するまで非選択期間Hnであるが、時刻t2では後部入力端Va1に第1の電圧V1の補助走査信号Vo3が印加される。このとき後部入力端Va1と走査線g1の末端部E1との間には電圧差が生じているので、TFT111、113、115を通じて末端部E1に電流が流れ込み時刻t3まで走査線g1の電位を上昇させる。このときTFTの数が少ないほど補助駆動回路100の抵抗値が小さくなり末端部E1の電位は高くなる。
補助駆動回路100に直列接続して使用するTFTの数は、時刻t2と時刻t3の間で走査線g1の末端部E1の電位が補助走査信号Voにより画素トランジスタ51の閾値電圧Vthを超えないように選択する。TFTの数は少ないほど抵抗が小さくなって立ち上がり時も立ち下がり時も波形歪みの改善には効果があるが、非選択期間Hnの間に補助走査信号Voにより走査線g1が画素トランジスタ51の閾値電圧Vthを超えない範囲で選択する必要がある。時刻t3では、補助走査信号Voの電圧はオフ電圧Vcに遷移するのでこれ以上電位が上昇することはなく、つぎの選択期間Htまで補助走査信号Voの第1の電圧V1が複数回印加されても画素トランジスタ51が誤動作することはない。
ここでは、3つのTFT111、113、115を例示しているが好適にはTFTの数は2個にする。なお補助走査信号Voのオン電圧V1を走査信号P1のオン電圧Vpと一致させる場合を例にして説明したが、本発明では、補助走査信号の第1の電圧V1を走査信号のオン電圧Vpよりも大きな値に設定してもよい。その場合は、立ち上がり時の波形を一層改善することができる。なお、補助走査信号Veにつても同様に理解することができる。
[実装方法2]
実装方法1の説明で明らかなように、補助駆動回路100は、各走査線g1〜gmの選択期間Htの間だけ補助走査信号Vo、Veの第1の電圧V1を末端部E1〜Emに印加し、末端部E1〜Emがオフ電圧Vcに遷移したあとの非選択期間Hnの間は補助走査信号Vo、Veの第1の電圧V1を末端部E1〜Emに印加しないことが望ましい。実装方法1では、nチャネル形のTFTを前提にしたa−Si形TFTの半導体プロセスでアレイ基板を形成する場合の例を説明したが、本発明は、a−Si形TFTのアレイ基板に限定する必要はなく、低温プロセスで形成した多結晶Si形TFT(LTPS−TFT)または高温プロセスで形成した多結晶Si形TFT(HTPS−TFT)でアレイ基板を形成することもできる。また、In−Ga−Zn−O形TFTなどの酸化物半導体薄膜トランジスタでアレイ基板を形成することもできる。このようなアレイ基板では、ガラス基板または石英基板にnチャネルのTFTとpチャネルのTFTを混在して形成することも可能である。
実装方法2では、画素トランジスタ51にnチャネル形のTFTを採用し、補助駆動回路100にpチャネル形のTFTとインバータを採用して波形改善を行う。図6は走査線g1および補助駆動回路100の等価回路で、図7は、図6の補助駆動回路による走査線g1における走査信号の波形改善の様子を説明する図である。図6において、走査線g1の末端部E1には、インバータ151の入力を接続し、インバータ151の出力はpチャネル形のTFT153のゲートに接続する。TFT153のドレインは走査線g1の末端部E1に接続しソースは後部入力端Va1に連絡している。他の走査線g2〜gmの補助駆動回路100も同じ構造である。
図7(A)は走査信号P1の波形を示し、図7(B)は補助駆動回路100がない場合に走査信号P1が前部入力端V1に印加されたときの末端部E1の電圧155を示している。図7(C)は、補助駆動回路100を設けた場合に走査信号P1が前部入力端V1に印加されたときの末端部E1の電圧157を示している。図7(D)は、補助走査信号Voを示している。つぎに、図6の補助駆動回路100の動作を説明する。時刻t0において走査線g1の前部入力端V1に走査信号P1が印加され、同時に後部入力端Va1にも補助走査信号Voの第1の電圧V1が印加される。走査線g1の電圧はインバータ151の閾値電圧Th1以下であるため、時刻t0ではソース・ゲート間の電圧はプラスになりTFT153はオフ状態になっている。
時間が経過すると走査線g1の末端部E1の電圧157は走査信号P1より時間が遅れて電圧155と同様に上昇する。やがて電圧157がインバータ151の閾値Th1を越えるとインバータ151が反転動作をしてTFT153はゲート電圧がアース電位まで下がり時刻t1でオン状態になる。そして走査線g1には補助走査信号Voの第1の電圧V1により後部入力端Va1から電流が流れ込んで、末端部E1の電圧157は急激にオン電圧Vpまで上昇する。選択期間Htが経過して時刻t3で走査信号P1がオフ電圧Vcに遷移すると、位相が合致している補助走査信号Voも第2の電圧V2に遷移するため、末端部E1の電圧157は急激に低下する。
電圧157がインバータ151の閾値を下回るとインバータ151が反転動作をしてTFT153はゲート電圧が電源電圧まで上がり時刻t4でオフ状態になる。時刻t4以降は、電圧157は電圧155と同様にオフ電圧Vcまで低下する。つぎのフレーム期間Vtまでは走査線g1には走査信号P1が印加されないので、TFT153はオフ状態を維持し、走査線g1の末端部E1の電位は補助走査信号Voの影響を受けない。図6の補助駆動回路100によれば、走査線g1に走査信号P1が印加される選択期間Htの間にTFT153がオン状態になって後部入力端Va1から補助走査信号Voの第1の電圧V1が印加され、走査信号P1がオフ電圧に遷移するタイミングに補助走査信号Voの第2の電圧V2が印加されるので、走査信号P1の波形を立ち上がり時および立ち下がり時のいずれにおいても良好に改善することができる。図6の補助駆動回路100は、画素トランジスタ51がpチャネル形のTFTの場合は、TFT153をnチャネル形にして同様に構成することができる。
本発明は、特に走査線の長さが長くなる大型の液晶表示装置に適している。このような液晶表示装置は、画像信号を生成するテレビ受像機、またはコンピュータ・システムなどの画像表示システムに採用することができる。これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
アクティブ・マトリクス方式の液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 走査線における走査信号の電圧波形の歪みを改善する方法を説明する図である。 走査線の電圧波形の歪みを説明する図である。 第1の実装方法にかかる補助駆動回路の例を示す図である。 第1の実装方法による波形改善の様子を説明する図である。 第2の実装方法にかかる補助駆動回路の例を示す図である。 第2の実装方法による波形改善の様子を説明する図である。
符号の説明
10…液晶表示装置
11…アレイ・セル基板
d1〜dn…データ線
g1〜gn…走査線
51…画素トランジスタ
53…画素容量
55…蓄積容量
57、59…補助走査線
61…蓄積容量線
63…共通電極線
100…補助駆動回路
E1〜Em…末端部
V1〜Vm…前部入力端
Va1〜Vam…後部入力端
P1〜Pm…走査信号
Vo、Ve…補助走査信号
Vp…走査信号のオン電圧
Vc…走査信号のオフ電圧
V1…補助走査信号の第1の電圧
V2…補助走査信号の第2の電圧
Ht…選択期間(1水平走査期間)
Hn…非選択期間
Vt…フレーム期間(垂直走査期間)

Claims (17)

  1. アクティブ・マトリクス駆動方式の液晶表示装置であって、
    複数の走査線と、
    前記複数の走査線と直交するように配置された複数のデータ線と、
    各走査線と各データ線が交差する位置に対応して配置され対応する走査線と対応するデータ線に接続された複数の画素トランジスタと、
    選択期間に印加するオン電圧と非選択期間に印加するオフ電圧からなる走査信号を前記複数の走査線のそれぞれの前部入力端から印加する走査線駆動回路と、
    前記オン電圧に対応する第1の電圧と前記オフ電圧に対応する第2の電圧からなる方形波交流電圧信号を供給する補助走査線と、
    前記複数の走査線のそれぞれの末端部と前記補助走査線に接続され、前記選択期間に前記第1の電圧を前記走査線に印加する補助駆動回路と
    を有する
    液晶表示装置。
  2. 前記補助駆動回路は、前記走査信号が前記オン電圧から前記オフ電圧に遷移するタイミングで前記第2の電圧を前記走査線に印加する請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記補助駆動回路は、前記非選択期間に前記第1の電圧により前記走査線の電圧が前記画素トランジスタの閾値を超えないように前記方形波交流電圧信号が前記走査線に与える電圧の影響を抑制する請求項1または請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記方形波交流電圧信号の周期は、前記選択期間の2倍である請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 前記補助走査線は、奇数行の前記走査線と偶数行の前記走査線に対して相互に位相が半周期シフトした前記方形波交流電圧信号を供給する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 前記方形波交流電圧信号の第1の電圧が前記走査信号のオン電圧以上である請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の液晶表示装置。
  7. 前記方形波交流電圧信号の第2の電圧が前記走査信号のオフ電圧に等しい請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の液晶表示装置。
  8. 前記補助駆動回路および前記補助走査線は、前記画素トランジスタが形成されるアレイ・セル基板に形成されている請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の液晶表示装置。
  9. 前記補助駆動回路は、ゲートが前記走査線に接続されたnチャネル形の薄膜トランジスタで構成されている請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の液晶表示装置。
  10. 前記薄膜トランジスタは、前記走査線と前記補助走査線との間に複数直列に接続されている請求項8に記載の液晶表示装置。
  11. 前記薄膜トランジスタの個数は2である請求項9に記載の液晶表示装置。
  12. 前記画素トランジスタがnチャネル形であり、前記薄膜トランジスタは前記選択期間と前記非選択期間においてオフ状態で使用される請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の液晶表示装置。
  13. 前記補助駆動回路は、前記走査信号がオン電圧に遷移することに応答してオン状態になり前記走査信号がオフ電圧に遷移することに応答してオフ状態になるスイッチ素子で構成されている請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の液晶表示装置。
  14. 前記画素トランジスタがnチャネル形の薄膜トランジスタであり、前記補助駆動回路がpチャネル形の薄膜トランジスタを含む請求項12に記載の液晶表示装置。
  15. 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の液晶表示装置を含む画像表示システム。
  16. 走査線に画素トランジスタが接続されたアクティブ・マトリクス駆動方式の液晶表示装置に走査信号を供給する方法であって、
    いずれかの走査線を選択するステップと、
    前記選択した走査線の前部入力端から前記画素トランジスタをオン状態にするオン電圧を供給するステップと、
    それぞれ前記オン電圧の周期に等しい第1の電圧と第2の電圧からなる方形波交流電圧信号を生成し、前記オン電圧を供給するタイミングで前記第1の電圧を前記走査線の後部入力端から供給するステップと、
    前記走査線の前部入力端から前記画素トランジスタをオフ状態にするオフ電圧を供給するステップと、
    前記オフ電圧を供給するタイミングで前記第2の電圧を前記走査線の後部入力端から供給するステップと
    を有する供給方法。
  17. 前記走査線の後部入力端から奇数行の走査線と偶数行の走査線に対して相互に位相が半周期シフトした前記方形波交流電圧信号を供給するステップを有する請求項15に記載の供給方法。
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