JP2010002638A - 画像形成装置、情報処理装置及びそれらの制御方法 - Google Patents

画像形成装置、情報処理装置及びそれらの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ジョブの内容に従って最適な処理を実行するために、ユーザに設定の変更を促す画像形成装置、情報処理装置及びそれらの制御方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置又は情報処理装置は、画像形成モードとして、カラー/モノクロ自動切替モードが設定されている場合に、全てのページがモノクロであるジョブが連続した回数をカウントし、保持する。また、カウントした回数が所定回数を超えるとカラーモードを白黒モードへ変更することをユーザに促すためのモード切替画面を画像形成装置の表示部又は情報処理装置の表示部に表示させる。さらに、モード切替画面を介して入力された情報に従って画像形成モードを切り替える。
【選択図】図11

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置、情報処理装置及びそれらの制御方法に関するものである。
カラー印刷及びモノクロ(白黒)印刷が可能な画像形成装置において、従来では、モノクロ印刷の場合であっても、モノクロ印刷よりも遅いプロセススピードでの実行が必要となるカラー印刷時のプロセススピードに合わせて動作していた。しかし、近年では、モノクロ印刷時のプロセススピードがカラー印刷時のプロセススピードよりも速く動作する画像形成装置が増えてきている。これは、モノクロ印刷時のプロセススピードを高速化し、モノクロのファーストコピー時間の短縮や生産性の向上を実現し、ユーザに便利な画像形成装置を提供するためである。上述したファーストコピー時間とは、コピーボタンを押してから印刷が完了するまでの時間を示す。
しかしながら、上述の画像形成装置では、カラーのプロセススピードとモノクロのプロセススピードとが異なるために、ジョブの実行中にプロセススピードの切り替えが発生すると、プロセススピードを変更するための準備時間が必要となる。この準備時間は、例えばスキャナモータの速度の切り替え時間等であり、このスキャナモータの切り替えだけでも数秒以上となる。したがって、ジョブの実行中にプロセススピードの変更が発生すると、その準備に時間が掛かってしまうため、カラーモノクロの自動選択動作が選択されている場合は、全てのページにおいてカラーのプロセススピードで動作していた。
特許文献1には、印刷ジョブの全てのページがモノクロであると分かっている場合にカラー印刷時よりも速いプロセススピードを適用する技術が提案されている。具体的には、ユーザがモノクロモードを指定した場合のみに、カラー印刷時よりも速いプロセススピードを適用していた。
特開2003−215984号公報
しかしながら、従来技術においては、以下に記載する問題がある。例えば、モノクロモードが設定されている場合のみにプロセススピードを高速化する画像形成装置では、ユーザが十分に画像形成装置の機能を利用できない場合がある。具体的には、モノクロのみの印刷ジョブやコピージョブであっても、ユーザが明示的にモノクロモードを指定しない限りプロセススピードが高速化されず、カラー印刷時のプロセススピードが適用されてしまう。特に、デフォルトの設定では、カラーモノクロ自動判断モードに設定されている可能性が高い。したがって、ユーザがその設定に気付くことなく、十分に画像形成装置の機能が利用されないケースが多く存在してしまう。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、ジョブの内容に従って最適な処理を実行するために、ユーザに設定の変更を促す画像形成装置、情報処理装置及びそれらの制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、画像形成モードとして、第1プロセススピードで画像を形成する第1モードと、第1プロセススピードよりも高速な第2プロセススピードで画像を形成する第2モードとを有する画像形成装置として実現できる。画像形成装置は、第1モードで、かつ、モノクロで画像形成した回数をカウントするカウント手段と、カウントされた回数が所定値を超えると、画像形成モードを第1モードから第2モードへ切り替えるか否かを操作者に選択させる選択画面を画像形成装置の表示装置に表示させる表示制御手段と、選択画面を介して入力された情報に従って画像形成モードの設定を切り替える切替手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、画像形成モードとして、第1プロセススピードで画像を形成する第1モードと、第1プロセススピードよりも高速な第2プロセススピードで画像を形成する第2モードとを有する画像形成装置にネットワークを介して接続された情報処理装置として実現できる。情報処理装置は、第1モードで、かつ、モノクロで画像形成を画像形成装置に対して要求した回数をカウントするカウント手段と、カウントされた回数が所定値を超えると、画像形成モードを第1モードから第2モードへ切り替えるか否かを操作者に選択させる選択画面を情報処理装置の表示装置に表示させる表示制御手段と、選択画面を介して入力された情報に従って画像形成モードの設定を切り替える切替手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、例えば、画像形成モードとして、第1プロセススピードで画像を形成する第1モードと、該第1プロセススピードよりも高速な第2プロセススピードで画像を形成する第2モードとを有する画像形成装置の制御方法として実現できる。制御方法は、前記第1モードで、かつ、モノクロで画像形成した回数をカウントするカウントステップと、カウントされた前記回数が所定値を超えると、前記画像形成モードを第1モードから第2モードへ切り替えるか否かを操作者に選択させる選択画面を前記画像形成装置の表示装置に表示させる表示制御ステップと、前記選択画面を介して入力された情報に従って画像形成モードの設定を切り替える切替ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成モードとして、第1プロセススピードで画像を形成する第1モードと、該第1プロセススピードよりも高速な第2プロセススピードで画像を形成する第2モードとを有する画像形成装置にネットワークを介して接続された情報処理装置の制御方法として実現できる。制御方法は、前記第1モードで、かつ、モノクロで画像形成を前記画像形成装置に対して要求した回数をカウントするカウントステップと、カウントされた前記回数が所定値を超えると、前記画像形成モードを第1モードから第2モードへ切り替えるか否かを操作者に選択させる選択画面を前記情報処理装置の表示装置に表示させる表示制御ステップと、前記選択画面を介して入力された情報に従って画像形成モードの設定を切り替える切替ステップとを含むことを特徴とする。
本発明は、例えば、ジョブの内容に従って最適な処理を実行するために、ユーザに設定の変更を促す画像形成装置、情報処理装置及びそれらの制御方法を提供できる。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念及び下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
以下では、図1乃至図12を参照して、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係るプリンタの構成例を示す断面図である。ここでは、本発明に関する画像形成装置として、印刷機能及びコピー機能を有するカラープリンタ(以下、プリンタ100と称する。)を例に説明する。
プリンタ100は、イエロー(y)、マゼンダ(m)、シアン(c)、ブラック(k)のトナーに対応するトナーボトル101(y、m、c、k)、プロセスユニット102(y、m、c、k)及びレーザスキャナユニット103(y、m、c、k)を備える。さらに、プロセスユニット102(y、m、c、k)の対向には、一次転写ローラ105(y、m、c、k)が配置される。
トナーボトル101(y、m、c、k)は、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックのトナーが充填されている。プロセスユニット102(y、m、c、k)は、感光ドラム、現像器、帯電ローラ及び感光ドラムクリーナを備える。帯電ローラは、感光ドラム面を一様に帯電する。レーザスキャナユニット103(y、m、c、k)は、帯電ローラによって一様に帯電された感光ドラムに対して、画像情報に従ってレーザ露光を行い静電潜像を形成する。形成された静電潜像は、プロセスユニット102(y、m、c、k)の現像器によってトナー像に現像される。
また、プリンタ100は、中間転写体104、二次転写ローラ106、中間転写体クリーナ107、反射光量センサ108、用紙カセット109、給紙ローラ110、レジストローラ112、定着ローラ113及び加圧ローラ114を備える。さらに、プリンタ100は、排紙フラッパ115、インナー排紙トレイ116、排紙トレイ117、原稿読取装置118及び圧板119を備える。
中間転写体104は、感光ドラム上に作像されたトナー像を各色逐次重ね合わせて一次転写し、さらに用紙上に二次転写するためのものである。一次転写ローラ105(y、m、c、k)は、感光ドラムから中間転写体104に一次転写する際にバイアス電圧を印加しつつ安定した転写を実現する。
中間転写体104に一次転写されたトナー像は、二次転写ローラ106によって用紙上に二次転写される。二次転写ローラ106で転写しきれなかった残トナーは、中間転写体クリーナ107によって回収される。反射光量センサ108は、中間転写体上のトナー濃度を反射光量によって検知する。
用紙は用紙カセット109から給紙ローラ110によって搬送され、レジストローラ112によって斜行を補正された後、二次転写ローラ106に搬送される。その後、用紙には、二次転写ローラ106でトナー像が転写され、定着ローラ113及び加圧ローラ114によってトナーが熱定着される。さらに、排紙フラッパ115によってインナー排紙トレイ116又は排紙トレイ117に搬送される。原稿読取装置118は、セットされたコピー原稿をスキャンして画像データを読み取る。圧板119は、原稿読取装置118上に載置した原稿の上に置く蓋の役割を持つ。
本実施形態に係るプリンタ100は、2種類のプロセススピードを有する。これらのプロセススピードには、カラープリント及び白黒(モノクロ)プリントを実行可能な低速のプロセススピード(第1のスピード)と、白黒プリントを実行可能な高速のプロセススピード(第2のスピード)とが含まれる。これらのプロセススピードは、中間転写体104や感光ドラムの作像周りの回転速度や、二次転写位置に用紙が突入してから定着を完了するまでに用紙の搬送速度を示す。
次に、図2を参照して、プリンタ100の制御構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係るプリンタ100の制御構成を示す図である。ここでは、主に本発明に係るブロックについて説明する。したがって、プリンタ100は、他のブロックを含んで構成されてもよい。
プリンタ100は、制御構成として、CPU171、操作部172、入出力ポート173、ROM174、RAM175、画像形成部200、画像メモリ部300及び外部I/F処理部400を備える。CPU171は、プリンタ100を統括的に制御し、制御プログラムが書き込まれたROM174、処理を行うためのRAM175及び入出力ポート173が、アドレスバス及びデータバスにより接続されている。RAM175は、大容量のハードディスクによって構成される。入出力ポート173には、プリンタ100を制御するためのモータ、クラッチ等の各種負荷や、用紙の位置を検知するセンサ等の入力が接続されている。
CPU171は、ROM174の内容に従って入出力ポート173を介して順次入出力の制御を行い画像形成動作を実行する。また、CPU171には、操作部172が接続されており、操作部172の表示機能、キー入力機能を制御する。操作者は、キー入力により、画像形成動作モードや、表示の切り替えをCPU171に指示する。CPU171は、プリンタ100の状態や、キー入力による動作モード設定の表示を行う。
外部I/F処理部400は、PCなど外部機器からの画像データ・処理データなどを送受信する。画像メモリ部300は、画像を伸張処理や一時的に蓄積処理などを実行する。画像形成部200は、画像メモリ部300から転送されたライン画像データをレーザスキャナユニット103(y、m、c、k)に露光させるべく処理を実行する。画像形成部200、画像メモリ部300、外部I/F処理部400は、それぞれCPU171に接続されている。
次に、図3を参照して、画像メモリ部300の詳細について説明する。図3は、第1の実施形態に係る画像メモリ部300の構成例を示す図である。画像メモリ部300は、ページメモリ301、メモリコントローラ部302及び圧縮データ伸張部303を備える。画像メモリ部300では、DRAM等のメモリを含むページメモリ301に、メモリコントローラ部302を介して外部I/F処理部400から受け取った画像データを書き込み、画像形成部200への画像読み出しなど画像の入出力が制御される。
メモリコントローラ部302は、外部I/F処理部400から受け取った外部機器からの画像データが圧縮データであるか否かを判定する。ここで、圧縮データであると判定すると、圧縮データ伸張処理部303を用いて伸張処理を行った後、メモリコントローラ部302を介してページメモリ301へ書き込み処理を行う。
メモリコントローラ部302は、ページメモリ301のDRAMリフレッシュ信号を発生させる。また、メモリコントローラ部302は、画像I/F処理部400からの書き込み、画像形成部200への読み出しに対するページメモリ301へのアクセスの調停を行う。さらに、CPU171の指示に従い、ページメモリ301への書き込みアドレス、ページメモリ301からの読み出しアドレス、読み出し方向などの制御を行う。
次に、図4Aを参照して、外部I/F処理部400の詳細について説明する。図4Aは、第1の実施形態に係る外部I/F処理部400の構成例を示す図である。外部I/F処理部400は、USBI/F部401、セントロI/F部402及びネットワークI/F部403を備える。
外部I/F処理部400は、PC500から送信される画像データやプリントコマンドデータを、USBI/F部401、セントロI/F部402、ネットワークI/F部403のいずれかを介して受信する。また、CPU171で判断された画像形成部200の状態情報などをPC500に対し送信する。ここでPC500とは、プリンタ100にネットワークを介して接続された情報処理装置であるコンピュータやワークステーションなどをいう。
PC500からUSBI/F部401、セントロI/F部402、ネットワークI/F部403のいずれかを介して受信したプリントコマンドデータは、CPU171にて処理される。ここで、プリント動作を画像形成部200や図2の入出力ポート173などを用いてプリント動作を実行するための設定やタイミングが生成される。PC500からUSBI/F部401、セントロI/F部402、ネットワークI/F部403のいずれかを介して受信した画像データは、プリントコマンドデータに基づくタイミングに応じて画像メモリ部300に送信される。さらに、画像形成部200によって画像形成が実行される。
次に、図4Bを参照して、本実施形態に係る情報処理装置であるPC500の構成について説明する。図4Bは、第1の実施形態に係るPC500の構成例を示す図である。
PC500は、本体部202、表示装置203、キーボード204、及びマウス205を備える。表示装置203は、本体部202からの指示により画面表示を行う。キーボード204は、PC500にユーザ(オペレータ)の指示や文字情報を入力する。マウス205は、表示装置203上の任意の位置を指定することにより、その位置に表示されていたアイコン等に応じた指示を入力する。また、本体部202は、中央処理装置206、主記憶装置207及びハードディスク208を備える。
ハードディスク208には、シミュレータの各機能を実現するためのプログラム、及び、シミュレーション対象装置に関する情報を含むシミュレーションのための各種データが格納される。本実施形態に係るシミュレーションは、例えば、中央処理装置(以下では、CPUと称する。)206がプログラム、各種データを主記憶装置207にロードし、当該プログラムを実行することにより実行される。また、PC500に対する基本制御は基本プログラムであるオペレーティングシステム(以下、OSと記す)によって行われる。
次に、図5を参照して、レーザスキャナユニット103(y、m、c、k)の詳細について説明する。図5は、第1の実施形態に係るレーザスキャナユニット103の構成例を示す図である。ここでは、レーザスキャナユニット103yの構成について説明するがレーザスキャナユニット103(m、c、k)についても同様の構成である。
レーザスキャナユニット103yは、レーザダイオード501、ポリゴンモータ502、ポリゴンミラー503、結像レンズ504、折り返しミラー505及びビーム検知センサ507を備える。また、図5の506は、プロセスユニット102yに備えられる感光ドラムを示す。
レーザダイオード501の前方には、ポリゴンモータ502によって回転駆動されるポリゴンミラー503が配置される。結像レンズ504及び折り返しミラー505は、ポリゴンミラー503によってレーザ光が反射される方向に配置される。また、ポリゴンミラー503の反射方向の結像レンズ504の近傍には、ビーム検知センサ507が配置される。
レーザダイオード501は、画像信号に基づいて変調されたレーザ光を照射する。レーザ光は回転するポリゴンミラー503によって反射され、結像レンズ504を通過し、折り返しミラー505に反射され感光ドラム506に達し、感光ドラム506上に潜像を形成する。
上述したように、本実施形態に係るプリンタ100においては、複数のプロセススピードを有し、感光ドラム506は設定されたプロセススピードに合わせてスピードが調整される。また、ポリゴンモータ502の回転数もモータのスピードに応じて変化する。これにより、感光ドラム506のスピードが変化した場合であっても、それに合わせて画像が正確に形成されるように、ポリゴンモータ502のスピードを調整することができる。
また、本実施形態に係るプリンタ100では、ジョブの途中でプロセススピードを変更することを許可していない。これは、ポリゴンモータ502等がプロセススピードを変更した際に、その準備に時間がかかり、その時間を考慮すると、遅いプロセススピードで動作した方が最終的な出力時間が短縮される場合が多いためである。
次に、図6を参照して、ポリゴンモータ502とプロセススピードについて説明する。図6は、第1の実施形態に係るポリゴンモータ502のスピードと時間の関係を表した図である。横軸は時間(sec)を示し、縦軸はポリゴンモータ502の回転数(rps)を示す。
ここでは、まず、ポリゴンモータ502を白黒高速プリント時のプロセススピード(第1プロセススピード)に上げ、その後カラープリント時のプロセススピード(第2プロセススピード)に下げた時のポリゴンモータ502の速度と時間の関係を示す。ポリゴンモータ502は、かなりの高速で回転し、その回転の精度により感光ドラム506への画像形成に影響を与えてしまうため、正確な回転数で回転することが求められる。
まず、520に示す白黒高速プリント時のプロセススピードに上げているが、実際に画像形成動作に入るにはT1秒の時間を必要とする。これは、上述したように、ポリゴンモータ502が正確に白黒高速プリント時の動作になるための安定時間が必要となるためである。実際には、本実施形態に係るプリンタ100では5秒程度の時間が必要となる。
また、白黒高速プリント時のプロセススピードを521に示すカラープリントのプロセススピードまでポリゴンモータ502の回転数を下げる場合には、安定するまでにT2秒の時間を必要とする。回転数が0から白黒高速プリント時のプロセススピードに挙げる場合と比べて、白黒高速プリント時からカラープリント時のプロセススピードに下げる場合は、回転数の差は前者と比較してkなり小さい。しかし、T1の時間とT2の時間はほとんど変わらない。これは、白黒高速プリント時で動作している時の回転の慣性等が関連していると考えられる。本実施形態に係るプリンタ100ではT2の安定時間として、4.5秒の時間が必要となる。
このように、白黒高速モードで動作してからカラーモードのプロセススピードに下げると、その切り替えに余分な時間が必要となる。したがって、プリンタ100では、ジョブの途中で速度の切り替えが起こらないように、白黒でプリントするとユーザが指定した場合以外は、カラープリントのプロセススピードでカラープリント及び白黒プリントを実行している。
以下では、図7乃至図12を参照して、プリンタ100のプリント処理における制御について説明する。ここでは、プリンタ100に対して、ネットワークを介して接続されたPC500からプリントジョブが発行された場合について説明する。図7は、第1の実施形態に係るプリンタ100の印刷設定画面700を示す図である。通常、PC500にインストールされたアプリケーションにおいて印刷を実行する場合には、印刷設定画面700が表示装置203上に表示される。印刷設定画面700では、基本的なプリントの設定を行うことができる。
61は、プリントに利用するプリンタを選択するための選択欄を示す。62は、印刷の範囲を選択するための選択欄を示す。63は、印刷部数を選択するための選択欄を示す。65は、OKボタン示し、押下されることによりプリントが開始される。66は、キャンセルボタンを示し、押下されることにより印刷設定画面700が閉じられる。64は、プロパティボタンを示し、押下されることにより選択欄61で選択されたプリンタでのさらに詳細な設定を行うことができる。
次に、図8を参照して、印刷設定画面700において本実施形態に係るプリンタ100が選択され、プロパティボタン64が押下された場合のプロパティ設定画面800について説明する。図8は、第1の実施形態に係るプロパティ設定画面800を示す図である。プロパティ設定画面800は、印刷設定画面700のプロパティボタン64が押下されるとPC500の表示装置203上に表示される。
プロパティ設定画面800は、原稿サイズ、出力用紙サイズ、出力部数、7印刷の向きを設定するための選択欄71、72、73、74を含んで表示される。また、75は、設定確認ボタンであり、押下されることにより現在の設定の一覧が表示される。78は、キャンセルボタンであり、押下されることにより、このプロパティ設定画面800で設定された値は設定されずに印刷設定画面700に戻る。77は、OKボタンであり、押下されることにより、プロパティ設定画面800で選択された設定が設定され、印刷設定画面700に戻る。76は、プロパティ設定画面800のタブであり、それぞれ様々な設定をする場合に選択される。例えば、「仕上げ」については、ソートやステープル等の仕上げに関する詳細な設定が可能であり、「給紙」については給紙段等の詳細な設定が可能である。
次に、図9を参照して、プロパティ設定画面800のタブ76のうち、「印刷モード」タブが選択された場合の印刷モード設定画面900について説明する。図9は、第1の実施形態に係る印刷モード設定画面900を示す図である。印刷モード設定画面900は、タブ76のうち「印刷モード」が押下されるとPC500の表示装置203上に表示される。
82は、カラーモード(画像形成モード)を選択するための選択欄である。カラーモードには、カラー/モノクロ自動切替モード(第1モード)、モノクロモード(第2モード)及びカラーモード(第3モード)が含まれる。図9に示すように、標準ではカラー/モノクロ自動切替が設定されている。
ここで、上述の3つのモードについての動作を説明する。カラーが選択された場合には、低速であるカラーのプロセススピードで、プロセスユニット102(y、m、c、k)、各一次転写ローラ105(y、m、c、k)、及び二次転写ローラ106が制御される。プリントジョブが開始されると、低速に対応する搬送速度で用紙の搬送が開始される。
また、モノクロが選択された場合には、高速白黒モードでのプロセススピードで、プロセスユニット102k、一次転写ローラ105k、及び二次転写ローラ106が制御される。プリントジョブが開始されると、高速であるモノクロのプロセススピードに対応する搬送速度で用紙の搬送が開始される。
また、カラー/モノクロ自動切替が選択された場合には、低速であるカラーのプロセススピードで、プロセスユニット102k、一次転写ローラ105k、及び二次転写ローラ106が制御される。プリントジョブが開始されると、白黒のページであれば、そのまま低速であるカラースピードでジョブが開始され、途中でカラーのページが入ると、プロセスユニット102(y、m、c)、及び一次転写ローラ105(y、m、c)の準備が行われる。その後、低速であるカラーのプロセススピードで動作する。一度カラーの準備が行われるとそのままカラーの準備状態は残したまま動作する。つまり、全てのプロセスユニット102(y、m、c、k)及び一次転写ローラ105(y、m、c、k)が動作している状態である。このようにカラー/モノクロ自動切替が選択された場合に、最初に白黒プリントのみに対応する動作制御しか行わないのは、利用しない場合にバイアス電荷等をかけることによる早い消耗を防ぐためである。
上述したように、本実施形態に係るプリンタ100は、仮に全て白黒であるファイル等を印刷する場合には、白黒モードを選択して印刷を行うことで、高速のプロセススピードで印刷することができ、印刷時間を高速化することができる。また、カラー/モノクロプリントでも対応できるように、デフォルトでは、図9に示すように、カラー/モノクロ自動切替モードが設定されている。カラー/モノクロ自動切替モードがデフォルトで設定されているため、印刷設定画面700からプロパティ設定画面800の画面に移行しない場合には、自動的にカラー/モノクロ自動切替モードで動作することとなる。またプロパティ設定画面800に移行しても、この設定を変更するユーザは少ない。そのため、白黒のみの原稿を印刷している場合には白黒モードにした方が早く印刷されるが、一般的にユーザはデフォルトの設定で印刷をする場合が多い。
図9に示す83はOKボタンであり、押下されることにより、プロパティ設定画面800で設定された設定がなされて、図7の印刷設定画面に戻る。84はキャンセルボタンであり、押下されることにより設定の変更をせずに印刷設定画面700に戻る。
次に、図10を参照して、白黒ジョブが連続した場合の表示画面について説明する。図10は、第1の実施形態に係るモード切替画面1000を示す図である。モード切替画面1000は、カラーモードとして、カラー/モノクロ自動切替が選択されている間に、白黒のジョブのみが一定以上実行された場合に、PC500の表示装置203上に表示される。また、モード切替画面1000は、選択画面の一例である。
上述したように、印刷のプロパティ設定では、大部分のユーザが、常にデフォルトであるカラー/モノクロ自動切替が設定されている状態でプリントを実行してしまう。したがって、白黒の印刷ばかりを行っているユーザは、白黒モードにすればより早い印刷出力が可能となるにも関わらず、それに気付かずに印刷している場合がほとんどである。
そこで、本実施形態に係るプリンタ100は、カラーモードとして、カラー/モノクロ自動切替が選択されている間に白黒のみのプリントが一定以上続いた場合に、その次のジョブが開始されるときモード切替画面1000を表示する。つまり、印刷設定画面700のOKボタン65が押された直後に、モード切替画面1000を表示する。詳細なシーケンス等の説明は図11、図12を用いて後述する。
図10に示すように、モード切替画面1000は、そのままボタン91及び白黒モード切替ボタン92を含んで表示される。そのままボタン91が押下されると、図9の印刷モード設定画面900で設定されているカラーモードでプリントを実行する。白黒モード切替ボタン92が押下されると、ジョブを白黒モードのプロセススピードで開始し、全てを白黒の印刷で高速に出力する。
次に、図11を参照して、カラー/モノクロ自動切替が設定されている場合の情報処理装置の動作制御について説明する。図11は、第1の実施形態に係るカラー/モノクロ自動切替が設定されている場合の処理手順を示すフローチャートである。以下で説明する処理は、印刷設定画面700が表示装置203上に表示された場合に開始されるものである。また、以下で説明する処理は、PC500のCPU206がハードディスク208に格納されたプログラムを主記憶装置207にロードして実行することにより実現される。また、以下では、PC500のCPU206が実行する処理として説明するが、プリンタ100のCPU171が実行し、各処理ごとに処理結果又は処理指示をPC500へ送信することにより実現されてもよい。
ステップS101において、CPU206は、印刷設定画面700のOKボタン65が押下されたか否かを判定する。ここで、OKボタン65が押下されていないと判定すると、OKボタン65が押下されるまでステップS101の判定を繰り返す。一方、OKボタン65が押下されたと判定すると、ステップS102に進む。
ステップS102において、CPU206は、印刷モード設定画面900で設定可能であるカラーモードがカラー/モノクロ自動切替であるか否かを判定する。ここで、カラー/モノクロ自動切替でないと判定すると、ステップS103に進み、ACS白黒ジョブカウンタをクリアし、ステップS107に進む。ACSとはAutoColorSelectの略であり、カラー/モノクロ自動選択という意味を示す。また、ACS白黒ジョブカウンタとは、カラー/モノクロ自動切替設定で、白黒のジョブが続いた回数を保持するカウンタを示す。ここで回数とは、例えば画像を形成する記録材(用紙)の枚数をカウントした値であってもよい。
一方、ステップS102で設定がカラー/モノクロ自動切替であると判定した場合にはステップS104に進み、CPU206は、ACS白黒ジョブカウンタが10(所定値)より大きいか否かを判定する。ここで、10以上でないと判定すると、ステップS107に進む。ステップS107において、CPU206は、設定されているカラーモードで、ジョブの開始をプリンタ100に指示して処理を終了する。
ステップS104でACS白黒ジョブカウンタが10以上であると判定すると、ステップS105に進み、CPU206は、図10で示したモード切替画面1000を表示装置203上に表示させる。ここで、CPU206は、表示制御手段の一例である。続いて、ステップS106において、CPU206は、モード切替画面1000を介して、そのままボタン91が押下された否かを判定する。ステップS106でそのままボタン91が押下されたと判定すると、ステップS107に進み、CPU206は、カラーモードの設定は変えずジョブの開始をプリンタ100に指示して処理を終了する。
一方、ステップS106でそのままボタン91が押下されていないと判定すると、ステップS108に進み、CPU206は、白黒モード切替ボタン92が押下されたか否かを判定する。ステップS108で押下されていないと判定すると、ステップ106に戻り、どちらかのボタンが押下されるまでステップS106及びS108の判定を繰り返す。ステップS107で白黒モード切替ボタン92が押下されたと判定すると、ステップS109に進み、CPU206は、カラーモードを白黒モードに設定しジョブの開始をプリンタ100に指示して処理を終了する。
次に、図12を参照して、図11のフローチャートにおいてジョブの開始をプリンタ100に指示した後の処理について説明する。図12は、第1の実施形態に係るジョブの開始後の処理手順を示すフローチャートである。本フローチャートは、図11に示すシーケンスの後、ジョブがカラー/モノクロ自動切替モードである場合にのみ実行される。なお、図11のフローチャートと同様に、以下で説明する処理は、PC500のCPU206によって統括的に制御される。ここで、CPU206は、カウント手段としての一例である。
ステップS110において、CPU206は、新しいページの送信準備ができたか否かを判定する。ここで、まだ送信準備ができていないと判定すると、ステップS110を新しいページの準備ができるまで繰り返す。ステップS110で新しいページの準備ができたと判定すると、ステップS111に進み、CPU206は、準備されたページが白黒か否かを判定する。ステップS111で白黒のページでないと判定すると、ステップS112に進み、CPU206は、ACS白黒カウンタをクリアし、処理を終了する。このように、1ページでもカラーのページがジョブ中に存在したら、ACS白黒カウンタはクリアすることとなる。
一方、ステップS111で準備されたページが白黒であると判定すると、ステップS113に進む。ステップS113において、CPU206は、準備ができたページが当該ジョブの最終ページであるか否かを判定する。ここで、最終ページでないと判定すると、CPU206は、処理をステップS110に戻す。一方、ステップS113で最終ページであると判定すると、ステップS114に進み、CPU206は、ACS白黒カウンタをカウントアップして処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置は、カラー/モノクロ自動切替モードが設定されている場合に、全てのページが白黒(モノクロ)であるジョブが連続した回数をカウントし、保持する。さらに、情報処理装置は、カウントした回数が所定の回数を超えるとカラーモードを白黒モードへ変更することをユーザに促す。具体的には、情報処理装置は、カラーモードを変更するためのモード切替画面1000を情報処理装置の表示装置に表示させる。これにより、ユーザはジョブに適したモードを入力装置を介して選択することができ、生産性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、情報処理装置側で白黒印刷の出力情報を保持し、有益な情報をユーザに提供する形態を説明した。しかし、本発明においては、白黒印刷の出力情報をどのパソコンから又はどのユーザから出力要求されたかを、画像形成装置側で管理し、条件を満たした場合に、情報処理装置に対してモード切替画面1000を表示するように依頼してもよい。このようにすることで、複数の情報処理装置又は複数のユーザを一括管理でき、これら複数の情報に基づいて最適な設定を依頼することができる。具体的には、あるユーザが白黒印刷ばかりしていても、他のユーザがカラー印刷を実行するのであれば設定はカラー/モノクロ自動切替が望ましい。また、全てのユーザが白黒印刷ばかりしていれば、白黒モードへ変更させるべく、モード切替画面1000を表示させることが望ましい。このように、画像形成装置側で一括管理することができれば、複数のユーザから要求されるジョブに対して、最適なカラーモードで動作を行うことができる。また、画像形成装置、例えば、プリンタ100で一括管理する場合、図11及び図12のフローチャートで説明した制御は、CPU171によって統括的に制御される。
<第2の実施形態>
次に、図13乃至図18を参照して、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、コピージョブの際の処理について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成及び制御については説明を省略する。図13は、第2の実施形態に係るプリンタ100の操作部172を示す図である。
1200は操作部172に備えられる操作パネルである。操作パネル1200は、操作情報を表示するとともに、タッチパネルとなっており、画面にタッチすると表示された項目を選択できる仕組みとなっている。操作パネル1200は、入力手段として、カラーモード設定ボタン1201、数字キー1202、スタートボタン1203及びログインボタン1204を備える。
カラーモード設定ボタン1201は、カラーモードとして、白黒モード、カラーモード、カラー/モノクロ自動切替モードを選択することができる。これらの各モードは、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、カラー、白黒のどちらのコピーでも対応できるように、デフォルトでは、図13に示すように、カラー/モノクロ自動切替モードが設定されている。
数字キー1202は、出力部数等を設定するときに使用される。スタートボタン1203は、押下されることにより、コピージョブを開始させる。ログインボタン1204は、押下されることにより、各ユーザの画面に遷移させる。
図14は、第2の実施形態に係るログインボタン1204が押下された場合に表示される画面1300を示す図である。画面1300は、ユーザNo入力窓1301、パスワード入力窓1302及びOKキー1303を含んで表示される。ユーザNo入力窓1301は、押下されることにより選択され、選択された状態で数字キー1202でユーザNoを入力することができる。パスワード入力窓1302は、押下されることにより選択され、選択された状態で数字キー1202を介してパスワードを入力することができる。パスワード入力窓1302は、パスワードが入力されても、パスワードが他人に漏れてしまわないように、入力した数字は表示されない。
OKキー1303は、押下されることにより、ユーザNoとパスワードとを照会し、ユーザ認証が成功した場合には、個人毎の画面に遷移させる。これらのユーザNo及びパスワードは、別途、予め設定されてRAM175に保存され、必要に応じて読み出される。OKキー1303が押下されて、ユーザNo及びパスワードの認証が成功すると図15に示すユーザ専用画面1400が表示される。
図15は、第2の実施形態に係るユーザ専用画面1400を示す図である。ユーザ専用画面1400は、ログイン状態1401、濃度設定1402、両面設定1405、及びログオフボタン1406を含んで構成される。
ログイン状態1401には、明示的にどのユーザがログイン状態であるかを示している。ログオフボタン1406は、押下されることにより、図13の操作パネル1200に表示されているような通常画面に遷移させる。図15のユーザ専用画面1400では、ユーザが任意に設定した設定となっている。本実施形態に係るプリンタ100は、上述したユーザ専用画面1400が表示されている状態で行われたジョブ等も、ユーザ毎に履歴等を記憶する。
図16は、第2の実施形態に係るモード切替画面1501を示す図である。モード切替画面1501は、ユーザ専用画面1400で操作中に、カラー/モノクロ自動切替モードでコピージョブが実行され、かつ、全てのページが白黒であるジョブが続いた場合に表示される画面である。
カラーモードのデフォルトの設定としてはカラー/モノクロ自動切替モードが設定されている場合が多い。ユーザは、白黒のコピージョブばかりを実行しているにも関わらず、この状態でコピーをしており、プリンタ100の機能が十分に活かされていない。
そこで、本実施形態に係るプリンタ100は、カラー/モノクロ自動切替モードが設定されている状態で、白黒コピーが一定以上続いた場合にモード切替画面1501を操作パネル1200上に表示し、ユーザに適切なモードへの切替を促す。具体的には、モード切替画面1501は、ジョブが開始されるタイミング、つまり、図13に示すスタートボタン1203が押下された直後に、モード切替画面1501を表示する。
図16に示すように、モード切替画面1501は、そのままボタン1502及び白黒モード切替ボタン1503を含んで表示される。そのままボタン1502は、押下されることにより、現在の設定であるカラー/モノクロ自動切替モードでコピーを開始させる。一方、白黒モード切替ボタン1503は、押下されることにより、ジョブを白黒モードに切り替えて、白黒コピーを開始させる。これにより、生産性を向上することができる。
図17は、第2の実施形態に係るカラー/モノクロ自動切替が設定されている場合の処理手順を示すフローチャートである。以下で説明する処理は、プリンタ100のCPU171によって統括的に制御される。
ステップS1601において、CPU171は、スタートボタン1203が押下されたか否かを判定する。ここで、スタートボタン1203が押下されていないと判定すると、CPU171は、スタートボタン1203が押下されるまでステップS1601の判定を繰り返す。一方、ステップS1601でスタートボタン1203が押下されたと判定すると、ステップS1602に進む。
ステップS1602において、CPU171は、カラーモードがカラー/モノクロ自動切替に設定されているか否かを判定する。ここで、カラー/モノクロ自動切替モードでないと判定すると、ステップS1603に進み、CPU171は、ACS白黒ジョブカウンタをクリアし、ステップS1607に進む。
一方、ステップS1602でカラー/モノクロ自動切替モードに設定されていると判定すると、ステップS1604に進み、CPU171は、ACS白黒ジョブカウンタが10より大きいか否かを判定する。10より大きくないと判定すると、ステップS1607に進む。
ステップS1607において、CPU171は、現在設定されているカラーモードでのコピーを開始して処理を終了する。
一方、ステップS1604でACS白黒ジョブカウンタが10より大きいと判定すると、S1605に進み、CPU171は、モード切替画面1501を操作パネル1200上に表示させる。ステップS1606において、CPU171は、そのままボタン1502が押下されたか否かを判定する。ここでそのままボタン1502が押下されたと判定すると、ステップS1607に進み、CPU171は、カラーモードの設定を変えず、カラー/モノクロ自動切替モードでコピージョブを開始する。
一方、ステップS1606で、そのままボタン1502が押されていない判定すると、ステップS1608に進み、CPU171は、白黒モード切替ボタン1503が押下されたか否かを判定する。ここで押下されていないと判定すると、ステップS1606に戻り、どちらかのボタンが押下されるまでステップS1606及びS1608の判定を繰り返す。
一方、ステップS1608で白黒モード切替ボタン1503が押下されたと判定すると、ステップS1609に進み、モードを白黒モードに設定し、コピージョブを開始する。
図18は、第2の実施形態に係るジョブの開始後の処理手順を示すフローチャートである。以下で説明する処理は、プリンタ100のCPU171によって統括的に制御される。また、以下で説明する処理は、カラー/モノクロ自動切替モードでコピージョブが開始された場合に実行される。
カラー/モノクロ自動切替モードでコピージョブが開始されると、ステップS1710において、CPU171は、新しいページの読取が終了したか否かを判定する。ここで、まだ読取が終了していないと判定すると、ステップS1710を新しいページの読取が終了するまで繰り返す。ステップS1710で新しいページの読取が終了したと判定すると、ステップS1711に進み、CPU171は、読み取られたページが白黒であるか否かを判定する。ステップS1711で白黒のページでないと判定すると、ステップS1712に進み、CPU171は、ACS白黒カウンタをクリアし、処理を終了する。
一方、ステップS1711で読み取られたページが白黒であると判定すると、ステップS1713に進む。ステップS1713において、CPU171は、読み取られたページが当該ジョブの最終ページであるか否かを判定する。最終ページでない場合にはステップS1710に戻る。一方、最終ページであると判定すると、ステップS1714に進み、CPU171は、ACS白黒カウンタをカウントアップして処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、カラー/モノクロ自動切替モードが設定されている場合に、全てのページが白黒(モノクロ)であるジョブが連続した回数をカウントし、保持する。さらに、画像形成装置は、カウントした回数が所定の回数を超えるとカラーモードを白黒モードへ変更することをユーザに促す。具体的には、画像形成装置は、カラーモードを変更するためのモード切替画面1501を画像形成装置の表示装置に表示させる。これにより、ユーザはジョブに適したモードを入力装置を介して選択することができ、生産性を向上させることができる。
第1の実施形態に係るプリンタの構成例を示す断面図である。 第1の実施形態に係るプリンタ100の制御構成を示す図である。 第1の実施形態に係る画像メモリ部300の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る外部I/F処理部400の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るPC500の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るレーザスキャナユニット103の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るポリゴンモータ502のスピードと時間の関係を表した図である。 第1の実施形態に係るプリンタ100の印刷設定画面700を示す図である。 第1の実施形態に係るプロパティ設定画面800を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷モード設定画面900を示す図である。 第1の実施形態に係るモード切替画面1000を示す図である。 第1の実施形態に係るカラー/モノクロ自動切替が設定されている場合の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るジョブの開始後の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るプリンタ100の操作部172を示す図である。 第2の実施形態に係るログインボタン1204が押下された場合に表示される画面1300を示す図である。 第2の実施形態に係るユーザ専用画面1400を示す図である。 第2の実施形態に係るモード切替画面1501を示す図である。 第2の実施形態に係るカラー/モノクロ自動切替が設定されている場合の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るジョブの開始後の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100:プリンタ
101:トナーボトル
102:プロセスユニット
103:スキャナユニット
104:中間転写体
105:一次転写ローラ
106:二次転写ローラ
107:中間転写体クリーナ
108:反射光量センサ
109:用紙カセット
110:給紙ローラ
112:レジストローラ
113:定着ローラ
114:加圧ローラ
115:排紙フラッパ
116:インナー排紙トレイ
117:排紙トレイ
118:原稿読取装置
119:圧板
500:PC

Claims (7)

  1. 画像形成モードとして、第1プロセススピードで画像を形成する第1モードと、該第1プロセススピードよりも高速な第2プロセススピードで画像を形成する第2モードとを有する画像形成装置であって、
    前記第1モードで、かつ、モノクロで画像形成した回数をカウントするカウント手段と、
    カウントされた前記回数が所定値を超えると、前記画像形成モードを第1モードから第2モードへ切り替えるか否かを操作者に選択させる選択画面を前記画像形成装置の表示装置に表示させる表示制御手段と、
    前記選択画面を介して入力された情報に従って画像形成モードの設定を切り替える切替手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カウント手段は、前記回数として、モノクロで画像形成した記録材の枚数をカウントすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1プロセススピードは、モノクロでの画像形成及びカラーでの画像形成を実行可能なプロセススピードであり、
    前記第2プロセススピードは、モノクロでの画像形成を実行可能なプロセススピードであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成モードとして、第1プロセススピードで画像を形成する第1モードと、該第1プロセススピードよりも高速な第2プロセススピードで画像を形成する第2モードとを有する画像形成装置にネットワークを介して接続された情報処理装置であって、
    前記第1モードで、かつ、モノクロで画像形成を前記画像形成装置に対して要求した回数をカウントするカウント手段と、
    カウントされた前記回数が所定値を超えると、前記画像形成モードを第1モードから第2モードへ切り替えるか否かを操作者に選択させる選択画面を前記情報処理装置の表示装置に表示させる表示制御手段と、
    前記選択画面を介して入力された情報に従って画像形成モードの設定を切り替える切替手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記カウント手段は、前記回数として、モノクロで画像形成を要求した記録材の枚数をカウントすることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 画像形成モードとして、第1プロセススピードで画像を形成する第1モードと、該第1プロセススピードよりも高速な第2プロセススピードで画像を形成する第2モードとを有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記第1モードで、かつ、モノクロで画像形成した回数をカウントするカウントステップと、
    カウントされた前記回数が所定値を超えると、前記画像形成モードを第1モードから第2モードへ切り替えるか否かを操作者に選択させる選択画面を前記画像形成装置の表示装置に表示させる表示制御ステップと、
    前記選択画面を介して入力された情報に従って画像形成モードの設定を切り替える切替ステップと
    を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 画像形成モードとして、第1プロセススピードで画像を形成する第1モードと、該第1プロセススピードよりも高速な第2プロセススピードで画像を形成する第2モードとを有する画像形成装置にネットワークを介して接続された情報処理装置の制御方法であって、
    前記第1モードで、かつ、モノクロで画像形成を前記画像形成装置に対して要求した回数をカウントするカウントステップと、
    カウントされた前記回数が所定値を超えると、前記画像形成モードを第1モードから第2モードへ切り替えるか否かを操作者に選択させる選択画面を前記情報処理装置の表示装置に表示させる表示制御ステップと、
    前記選択画面を介して入力された情報に従って画像形成モードの設定を切り替える切替ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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