JP2010000896A - 回転軸継手及び電動式パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記スプライン係合部にグリースを介在させた状態で、このスプライン係合部を設置した空間の軸方向両側を、仕切膜17とOリング24とにより塞ぐ。この様な構成を採用することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
特に、請求項1に記載した回転軸継手に於いては、上記スプライン孔の奥側部分で上記スプライン軸部の先端面と対向する部分に、当該部分を塞ぐ状態で、弾性材製の仕切膜を内嵌設置している。これと共に、上記一方の回転部材の一部で上記スプライン孔の開口側端部と上記他方の回転部材との間部分に、当該間部分を塞ぐ状態で、シール部材を設置している。更に、上記スプライン孔の内径側でこのシール部材と上記仕切膜との間に挟まれた空間内にグリースを、少なくとも上記スプライン孔と上記スプライン軸部とのスプライン係合部に介在させた状態で充填している。
尚、上記グリースは、上記空間の一部のみを満たす様に充填しても良いし、この空間の全体を満たす様に充填しても良い。
又、上述の様な本発明の回転軸継手を実施する場合に、好ましくは、請求項3に記載した様に、上記グリースに、弾性材料から成る微粉体(パウダー)を添加する。
このうちのハウジングは、固定の部分に支持されて回転する事がない。
又、上記回転軸は、上記ハウジングに対し回転自在に設けられて、ステアリングホイールの操作により回転させられ、回転に伴って操舵輪に舵角を付与する。この様な回転軸としては、前述の図5に示したステアリングシャフト2の他、中間シャフト15、ステアリングギヤユニット16の入力軸(ピニオン軸)等が採用可能である。勿論、上記回転軸が何れであるかにより、上記ハウジングを支持する為の固定の部分は異なる。
又、上記ウォームホイールは、上記ハウジングの内部で上記回転軸の一部に、この回転軸と同心に支持されて、この回転軸と共に回転する。
又、上記ウォームは、上記ウォームホイールと噛合した状態で、上記ハウジング内に回転自在に設けられている。
又、上記電動モータは、その出力軸の先端部を上記ウォームの基端部に、回転軸継手により結合した状態で、上記ハウジングに支持固定されている。
特に、請求項4に記載した電動式パワーステアリング装置に於いては、上記回転軸継手が、上述した本発明の回転軸継手である。
図1〜2は、請求項1、2、4に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の特徴は、ウォーム8の基端部に設けたスプライン孔11aと、電動モータ7(図6参照)の出力軸10の先端部に設けたスプライン軸部12aとのスプライン係合部に、潤滑構造を付加した点にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図5〜6に示した従来構造の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
図3〜4は、請求項1、2、4に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、仕切膜17aの構造が、上述した第1例の場合と異なる。即ち、本例の場合、この仕切膜17aは、全体を円盤状に形成しており、スプライン孔11aの奥端部に設けた下孔部21の開口側端部に、がたつきなく内嵌している。又、上記仕切膜17aの背面(図3〜4の左側面)の中央部に、この中央部から軸方向に延出する円柱状の支持部25を、上記仕切膜17aと同じ弾性材により一体形成している。そして、この支持部25の円すい状の先端部を、上記スプライン孔11aの円すい凹面状の奥端面26の中心部に係合させている。この様な構成を有する本例の場合には、上述した第1例の場合と異なり、上記スプライン孔11aの内周面に設けた段差面23に、上記仕切膜17aの外周縁を係合させる必要がない分、この仕切膜17aの設置作業を容易に行える。又、本例の場合、上記スプライン孔11aに対してスプライン軸部12aが軸方向に変位する際には、主に、上記仕切膜17aの外周縁部分と上記支持部25とが軸方向に撓む(弾性変形する)事に基づいて、上記スプライン軸部12aの先端面と上記仕切膜17aとの間の容積変化を抑える。その他の構成及び作用は、上述した第1例の場合と同様である。
2 ステアリングシャフト
3 ハウジング
4 ウォームホイール
5 ウォーム歯
6 ウォーム軸
7 電動モータ
8 ウォーム
9a、9b 転がり軸受
10 出力軸
11、11a スプライン孔
12、12a スプライン軸部
13 押圧駒
14 コイルばね
15 中間シャフト
16 ステアリングギヤユニット
17、17a 仕切膜
18 大径部
19 小径部
20 段差面
21 下孔部
22 雌スプライン歯形成部
23 段差面
24 Oリング
25 支持部
26 奥端面
Claims (4)
- 1対の回転部材のうちの一方の回転部材に、この一方の回転部材の端面に開口する状態で設けられたスプライン孔と、上記両回転部材のうちの他方の回転部材に設けられた、このスプライン孔にスプライン係合させたスプライン軸部とを備えた回転軸継手に於いて、上記スプライン孔の奥側部分で上記スプライン軸部の先端面と対向する部分に、当該部分を塞ぐ状態で弾性材製の仕切膜を内嵌設置すると共に、上記一方の回転部材の一部で上記スプライン孔の開口側端部と上記他方の回転部材との間部分に、当該間部分を塞ぐ状態でシール部材を設置し、更に上記スプライン孔の内径側でこのシール部材と上記仕切膜との間に挟まれた空間内にグリースを、少なくとも上記スプライン孔と上記スプライン軸部とのスプライン係合部に介在させた状態で充填している事を特徴とする回転軸継手。
- シール部材が、一方の回転部材の一部でスプライン孔の開口側端部と他方の回転部材との間で全周に亙り弾性的に圧縮されたOリングである、請求項1に記載した回転軸継手。
- グリースに、弾性材料から成る微粉体を添加している、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した回転軸継手。
- 固定の部分に支持されて回転する事のないハウジングと、このハウジングに対し回転自在に設けられて、ステアリングホイールの操作により回転させられ、回転に伴って操舵輪に舵角を付与する回転軸と、上記ハウジングの内部でこの回転軸の一部に、この回転軸と同心に支持されて、この回転軸と共に回転するウォームホイールと、このウォームホイールと噛合した状態で、上記ハウジング内に回転自在に設けられたウォームと、その出力軸の先端部をこのウォームの基端部に、回転軸継手により結合した状態で、上記ハウジングに支持固定された電動モータとを備えた電動式パワーステアリング装置に於いて、上記回転軸継手が、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した回転軸継手である事を特徴とする電動式パワーステアリング装置。
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