JP2009545085A - パイプラインオーバーラップが組み込まれた表示処理ラインバッファ - Google Patents

パイプラインオーバーラップが組み込まれた表示処理ラインバッファ Download PDF

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Abstract

【課題】 パイプラインオーバーラップが組み込まれた表示処理ラインバッファを提供する。
【解決手段】 パイプラインオーバーラップが組み込まれた表示処理ラインバッファ用の装置、システムおよび方法を開示する。例えば、開示されている装置は、画素処理アルゴリズムを用いて画像の第1の部分の画素値を処理する処理ロジックと、処理ロジックに接続されている複数のラインバッファとを備える。複数のラインバッファは、画像のうち、第1の部分に隣接する複数のほかの部分の画素値を少なくともいくつか保持している。複数のラインバッファが保持する画像の複数のほかの部分の画素値は、第1の部分の画素値と画素処理アルゴリズムによって畳み込まれる、画像の複数の隣接する部分の画素値に対応する。これ以外の実施形態も複数開示する。
【選択図】 図1

Description

表示用の画像処理は通常、ラスタ方式で行われる。ラスタ方式によると、画素処理は順次行われ、フレーム内の最上行の左端の画素から開始されて、どの行もすべての画素を処理しつつフレーム中を1行毎に下がっていく。フレーム内のある1行の任意の1つの画素を処理している場合、画素処理アルゴリズム「フィルタカーネル」は、その周囲の垂直方向に隣接する画素にアクセスしなければならない場合がある。しかし、通常の処理パイプラインでは画素は普通ラスタ方式で順次走査されるので、周囲の垂直方向に隣接する画素は即座に利用可能でない場合もある。
周囲の垂直方向に隣接する画素にアクセスするための解決方法として一般的に用いられているのは、処理対象の画素の周囲に設けられている複数の行にわたる画素を格納しておくラインバッファを用いて、実施されるフィルタがこれらの垂直方向に隣接する画素を利用できるようにする方法である。このように、例えば、5×5の2次元(2D)フィルタカーネルを用いる場合、通常は周囲の4つの行の画素を格納するべく4つのラインバッファを利用する。9×9の2Dフィルタの場合には、8つのラインバッファを使用する必要がある。しかし、ラインバッファは高価なものである。特に、各ラインバッファが通常少なくとも1920個の画素値を格納する幅を持つフルハイビジョン(HD)画像処理では、コストが高い。複数のフィルタカーネルを使用する通常の画像処理パイプラインでは、フル幅のラインバッファの利用に関連するコストは受け入れがたいレベルに達し得る。
添付図面は、本明細書に組み込まれその一部を成し、本発明の原理に応じた1以上の実施形態を説明するものであって、本発明の記載と共に、実施形態を説明する。図面内容は、必ずしも実寸に即したものではなく、本発明の原理を説明することに重点を置く。図面は以下の通りである。
本発明の一部の実施形態に係る画像処理システムの一部を示す図である。
画像処理方式の一例を示す図である。
本発明の一部の実施形態に係るプロセスを示すフローチャートである。
画像処理パイプライン方式の一例を示す図である。
画像処理画素ラベリング方式の一例を示す図である。
本発明の一部の実施形態に係るパイプラインオーバーラップが組み込まれた画像処理方式の一例を示す図である。
本発明の一部の実施形態に係るシステムを示す図である。
以下では添付図面を参照しつつ本発明を説明する。複数の図面において、同一の参照番号を用いて、同一または同様の構成要素を特定している場合がある。以下では特定の構造、アーキテクチャ、インターフェース、方法等の具体的且つ詳細な内容に基づいて本発明のさまざまな側面について十分に説明するが、こういった詳細な内容は説明を目的として述べられているに過ぎず本発明を限定するものと解されるべきではない。さらに、当業者であれば、本開示内容を鑑みることによって、本発明のさまざまな側面は、以下に記載する具体的且つ詳細な内容から離れたほかの例または実施形態において実現され得ることが分かる。以下に開示する内容では、公知のデバイス、回路、および方法については、不必要に詳細な内容によって本発明の説明が分かりにくくなるのを避けるべく、説明を省略している。
図1は、本発明の一部の実施形態に係る画像処理システム100の一部を示す簡略化ブロック図である。システム100は、表示処理エンジン(DPE)102と、表示コントローラ104と、メモリコントローラ106と、メモリ108とを備えるとしてもよい。DPE102は、複数のラインバッファ112を含むバッファ群を有する。
DPE102は、画素データの処理をサポートすることができるものであれば、ハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの形態のロジックをどのように組み合わせるとしてもよい。ここで、本発明の一部の実施形態によると、DPE102は、複数のフィルタカーネルを含むフィルタカーネル群に対応付けられる水平方向の総パイプラインオーバーラップを少なくとも評価できる処理ロジックを有するとしてもよい。ここで、該フィルタカーネル群は、DPE102が実施するフィルタパイプラインを構成するものと考えられ得る。この点については以下で詳細に後述する。このため、本発明の一部の実施形態によると、DPE102は、画素データの処理をサポートするために十分な幅を有するラインバッファ112を提供することができるとしてもよい。ここで、以下に詳述するように、水平方向に隣接し合う領域間におけるオーバーラップの程度を変化させるとしてもよい。また、DPE102は1以上の処理コア(不図示)を有するとしてもよい。処理コアはそれぞれ、並列および/または同時に、本発明の実施形態に係るプロセスを実行することができるとしてもよい。DPE102の利用および機能については、以下でさらに詳述する。
表示コントローラ104は、DPE102から供給される処理後の画素データをディスプレイを駆動するのに適したフォーマット(つまり、表示向けデータ)に変換することができるものであれば、どのような処理および/または制御ロジック(つまり、ハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの形態)を有するとしてもよい。例えば、本発明はこれに限定されないが、DPE102がコントローラ104に供給する処理後の画素データは特定のカラーデータフォーマット、例えば圧縮RGB(赤緑青)フォーマットで、コントローラ104は、例えば対応する液晶ディスプレイ(LCD)用駆動データレベル等を生成することによって、このデータを変形するとしてもよい。図1に示す構成ではDPE102とコントローラ104とが別々の構成要素として示されているが、本発明はこのような構成に限定されない。当業者であれば、例えば、表示コントローラ104の機能の一部またはすべてがDPE102によって実行される構成、または、DPE102および/またはコントローラ104の機能が表示プロセッサおよび/またはマイクロプロセッサ等のホストプロセッサによって実現され得る構成に想到するであろう。
メモリコントローラ106は、フィルタカーネル群に応じてDPE102によって処理またはフィルタリングされる画素データ(つまり、画素値)をDPE102に供給することができるものであれば、どのようなメモリアクセスロジック(つまり、ハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの形態)を有するとしてもよい。コントローラ106はさらに、DPE102によって処理された画素値に対応する画素データを格納するべく、メモリ108へのアクセスをDPE102に与えるとしてもよい。メモリコントローラ106はさらに、メモリ108に格納または保持されている画素データ(処理後または未処理)に対するアクセスを表示コントローラ104に与えるとしてもよい。しかし、本発明はメモリコントローラ106について、特定の実施形態に限定されるものではないので、この点についてはこれ以上詳細には説明しない。
メモリ108は、画素データを格納および/または保持するのに適しているメモリデバイスまたはメモリ機構であればどのようなものを有するとしてもよい。画素データは、例えば、輝度および色差信号(つまり、「YUV」データ)の形態を取るとしてもよいし、または、RGB(赤緑青)カラー画素データまたはカラー画素値であってもよいし、またはその他の可能な形態を取るとしてもよい。メモリ108は、RAM(ランダムアクセスメモリ)メモリ等の不揮発性メモリ技術または例えばフラッシュメモリ等の揮発性メモリ技術のうちどのようなメモリ技術によって構成されるとしてもよく、本発明はメモリ108として利用されるメモリの種類によって限定されるものではまったくない。
図2は、画像処理の方法200の一例を簡略化して示す図である。図2は、本発明の一部の実施形態に係るプロセスを説明することのみを目的としているので、図2に示す量または項目はいずれも本発明を限定するものと解釈されるべきではない。図2は、例えばハイビジョン(HD)の1920×1080表示フォーマット(つまり、フレーム202は1920個の垂直方向に延伸する列と1080個の水平方向に延伸する行で配置される画素値を含む)に対応する画像フレーム202を示す。ここで、フレーム202は、互いに水平方向に隣接し合う4つの領域204〜207に分割され、領域204〜207はそれぞれ、1080行と480列で配置される画素値を含み、境界208によって、隣接する領域に対して画定されている。図2に示す構成では4つの領域204〜207が示されているが、本発明は領域の数または領域の幅(例えば、1領域当たりのピクセル列数)によって限定されるものではない。
本発明の一部の実施形態に係る、フレーム202の所与のピクセル行に適用される画像処理方法によると、任意の領域204〜207の画素は、ほかの領域204〜207の画素とは別に処理されるとしてもよい。つまり、一例を挙げると、領域205の画素は領域206の画素とは別に処理されるとしてもよい。さらに、本発明の一部の実施形態によると、領域204〜206のそれぞれの領域の画素は別々に、順次および/またはシリアルに(つまり、1つの処理コアを用いる)処理されるとしてもよいし、または並列に(つまり、複数の処理コアを用いる)処理されるとしてもよい。また、本発明の一部の実施形態に係る画像処理方法は、ラスタ走査式画像処理方法とは区別されるとしてもよい。ここで、ラスタ走査型画像処理方法は、フレーム202の任意の行について、その行の画素をすべて順次および/またはシリアルに処理する。
図3は、本発明の一部の実施形態に係るプロセス300を示すフローチャートである。説明の便宜上、図1に示すシステム100および図2に示す方法200を参照しつつプロセス300を説明するが、本発明はこれに限定されるのではなく、本発明に係る適切なデバイスがサポートするほかのプロセスまたは方法も実施可能である。
プロセス300は、画像処理パイプラインに対応付けられるパイプラインオーバーラップ値を決定することから開始されるとしてもよい(動作302)。本発明の一部の実施形態によると、DPE102は前処理段階で動作302を実行するとしてもよい。つまり、動作302は、画素データを処理することを目的として1以上のフィルタカーネルを利用する画像処理パイプラインを実施するべくDPE102が構成される時点で実行されるとしてもよい。当業者であれば、DPE102のようなデバイスが実行する画像処理は、例えば所定の画素値と周囲の画素の重み付け値とを畳み込むべく機能する数値マトリックスを実際には構成している、フィルタカーネルを1以上利用することに想到するであろう。また、当業者であれば想到するように、DPE102のようなデバイスが、フィルタアルゴリズムに応じて、内部処理ロジックを用いて、画素値を処理して対応する数値カーネルを実施するとしてもよい。
図4は、一連のフィルタカーネルを用いる画像処理パイプライン400の一例を示す図である。図4は、プロセス300、特に動作302、を説明するために供されており、同図に示す量または項目は本発明を限定するものと解釈されるべきではない。パイプライン400は、アルゴリズムまたはフィルタカーネルを3つ有する。具体的には、第1のアルゴリズム402(5×5の2次元(2D)フィルタカーネルに対応)、第2のアルゴリズム404(9タップの水平フィルタ、または1次元(1D)フィルタに対応)、および第3のアルゴリズム406(9×9の2Dフィルタに対応)を有する。当業者であれば、N×Nの2Dフィルタカーネル(例えば、5×5の2D、9×9の2D等)およびNタップの水平フィルタといった用語の意味するところを理解するであろうが、これらの用語は今後の説明でも用いられる。アルゴリズム402〜406はアルゴリズムの一例で、図4において説明のみを目的として供されており、特定の画像処理アルゴリズムおよび/または特定の画像処理パイプライン方式に本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
当業者であればさらに、アルゴリズム402を用いる画像処理方法は、少なくとも4ラインを有するラインバッファ408を用いて、画素値の行のうち、アルゴリズム402が処理している画素に対して垂直方向に隣接および/または近接する4行(上の2行と下の2行)の画素値を格納する必要があり得ることに想到する。同様に、アルゴリズム406を利用する場合には、少なくとも8ラインを有するラインバッファ410を利用して8行の画素値を格納する必要があり得る。さらに、当業者であれば想到するように、アルゴリズム404、つまり9タップの水平アルゴリズムは、互いに隣接する行の画素値を格納するラインバッファを利用する必要がない。これは、該アルゴリズムは処理対象の画素に対して、同一の行内で隣接および/または近接する画素の値を畳み込むためである。また、本発明の一部の実施形態によると、互いに水平方向に隣接する画像領域に分割されるフレームの画素データに対して画像処理を行うべくパイプライン400を利用する場合、ラインバッファ408/410の幅(つまり、1ラインまたは1行当たりに格納される画素値の数)は、パイプライン400が処理する画像フレームの水平方向の最大解像度よりも小さい。
図5は、画素をラベリングする方法500の一例を示す図である。図5は、プロセス300、特に、動作302を説明するために供されており、同図に示す量または項目はいずれも本発明を限定するものと解釈されるべきではない。図5には、領域境界506で互いから分離される2つの隣接する画像領域504および505の代表的な部分を示す。領域504内にあって領域境界に隣接する画素508が(例えば、画素508は、幅が240画素の領域の1つの行で240番目の画素である)、パイプライン400(図4)を利用するDPE102によって処理される場合を考える。画素508について、アルゴリズム402を適用すると、画素508の値に対して、当該画素508の周囲の5×5のマトリックス510に含まれる画素の重み付け値を畳み込み、アルゴリズム404を適用すると、画素508の値に対して、当該画素508と同じ行内で両側に位置する4つの隣接する画素512の重み付け値を畳み込み、アルゴリズム406を適用すると、画素508の値に対して、当該画素508の周囲の9×9のマトリックス514に含まれる画素の重み付け値を畳み込む。
パイプライン400(図4)を参照しつつ図5を考えると、領域504内の画素508にパイプライン400が適用される場合、画素508の値がパイプライン400によって正確に処理されるとすると、画素508の値に対して領域505内のいくつかの画素の値を畳み込むことになると考えられ得る。特に、画素508を含む行のみを考えると、画素508は領域504内で240番目の最後の画素であり(領域幅は例えば240画素である)、アルゴリズム402(5×5の2Dフィルタ)は、画素508の右側に隣接する2つの画素516(例えば、241番目と242番目の画素)の値を畳み込まなければならない。同様に、アルゴリズム404(9タップの水平フィルタ)は、画素508の右側に隣接する4つの画素517(例えば、241番目から244番目の画素)の値を畳み込まなければならない。しかし、このような畳み込みを実行する場合、アルゴリズム402がそれら4つの画素517のさらに右側に隣接する2つの画素518(例えば、245番目と246番目の画素)に畳み込みを先に行っていなければ、アルゴリズム404は240番目の画素の値(つまり、画素508の値)と244番目の画素の値を畳み込む場合に、244番目の画素について正確な値を用いることができない場合がある。
同様に、アルゴリズム406(9×9の2Dフィルタ)は画素508の右側に隣接する4つの画素517(例えば、241番目から244番目の画素)の値を畳み込まなければならない。しかし、このような畳み込みを実行する場合、アルゴリズム404がこれら4つの画素517のさらに右側に隣接する4つの画素519(例えば245番目から248番目の画素)に畳み込みを先に行っていなければ、そして、アルゴリズム402がこれら4つの画素519のさらに右側に隣接する2つの画素520(例えば、249番目と250番目の画素)に対して先に畳み込みを行っていなければ、アルゴリズム406は244番目の画素と240番目の画素の値とを畳み込む場合に244番目の画素について正確な値を用いることができない場合がある。このため、水平方向に互いに隣接する領域に分割される画像フレームの1つの領域内の画素に対してパイプライン400を適用して得られる結果が、ラスタ走査型画素処理方法を利用する場合に得られる結果と数学的に略等しくなるように、本発明では水平方向にオーバーラップを定義する。該水平方向のオーバーラップは、処理中の領域に隣接する領域から取られる十分な数の画素を含む。
例えば、図5に示すように、本発明の一部の実施形態によると、領域504内の最右端の画素508に対してパイプライン400を数学的に正しく適用できるように、オーバーラップ522を定義する。該オーバーラップは、最右端の画素に隣接する領域505内の10個の画素を含む。このため、本発明の一部の実施形態によると、領域504の処理にオーバーラップ522を組み込むことによって、領域504を画像処理すると、標準的なラスタ走査型プロセスによって得られる結果に数学的に略等しい結果を得ることができる。
一般的に、本発明の一部の実施形態で定義されるパイプラインオーバーラップ係数は、以下の式1で表される。
Figure 2009545085
ここで、画素処理パイプラインの各アルゴリズム「i」には水平方向オーバーラップ係数h_overlap[i]が対応付けられている。このような構成とする場合、例えば、パイプライン400のアルゴリズム402の水平方向オーバーラップ係数は2で、パイプライン400のアルゴリズム404と406の水平方向オーバーラップ係数は4である。このため、パイプライン400のpipeline_overlap(式1)の値は「10」となる。本発明の一部の実施形態によると、動作302は、式1に従ってパイプラインオーバーラップ係数をDPE102に決定させることを含むとしてもよい。DPE102には、プロセス300で用いられる画素処理パイプラインの各アルゴリズムの水平方向オーバーラップ係数h_overlap[i]が与えられている。これに代えて、パイプラインオーバーラップ係数は、例えばホストプロセッサ等の別のデバイスからDPE102に与えられるとしてもよい。
プロセス300では続いて、領域幅とパイプラインオーバーラップ係数の2倍とを収納するのに十分な幅を持つラインバッファを1以上提供する(動作304)。図6は、本発明の一部の実施形態に従って、画像領域に対応付けられている水平方向のオーバーラップを含む画像600の一例を示す図である。この水平方向のオーバーラップの幅は、動作302で決定されるパイプラインオーバーラップ係数に対応する。図6は、プロセス300、特に動作304を説明するために供されており、同図に示す量または項目はいずれも本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
図6に示すように、一例として挙げる画像600は、互いに水平方向に隣接する3つの領域に分割されている。そのうち左端の領域602は、本発明の一部の実施形態によると、隣接する領域606の複数の列を組み込んだオーバーラップ604を有するとしてもよい。オーバーラップ604の幅は、動作302において特定の画像処理パイプラインについて決定されるパイプラインオーバーラップ係数に対応する。フィルタカーネル等の画像処理アルゴリズムの多くは対称性を有するので、次の領域606は、本発明の一部の実施形態によると、2つのオーバーラップを有するとしてもよい。第1のオーバーラップ608は領域606の左側に位置する領域604の複数の列を組み込んでおり、第2のオーバーラップ610は領域606の右側に位置する領域612の複数の列を組み込んでいる。オーバーラップ608および610の幅もまた、動作302で決定されるパイプラインオーバーラップ係数に対応するとしてもよい。
第3番目の右端の領域612は、該領域612の左側に位置する領域606の複数の列を組み込んでいるオーバーラップ614を有するとしてもよい。オーバーラップ614の幅もまた、動作302で決定されるパイプラインオーバーラップ係数に対応するとしてもよい。このように、例えば、パイプライン400が領域602、606および612の画素に対して別々に適用される場合、本発明の一部の実施形態によると、オーバーラップ604、608、610および614はそれぞれ、パイプラインオーバーラップ係数「10」に等しい幅を持つとしてもよい。つまり、この例を用いると、オーバーラップ604、608、610および614それぞれの幅は、隣接する領域606、602、612および606のうち10列を含めるものしてよい。
図6に示すように、処理対象の画像の水平方向および垂直方向の寸法がそれぞれimage_wおよびimage_hである場合、各領域「j」の水平方向および垂直方向の寸法はそれぞれregion_w(j)およびimage_hとなり得る。さらに、上述したように、各領域はpipeline_overlapに等しい幅のオーバーラップの1つまたは2つに対応付けられ得る。このように、本発明の一部の実施形態によると、領域602および612のそれぞれについて、処理対象の画素データの全幅は以下の式で表されるとしてもよい。
Figure 2009545085
一方、領域606について、処理対象の画素データの全幅は以下の式で表されるとしてもよい。
Figure 2009545085
ここで、3つの領域すべての領域幅が同一で例えば240画素でありpipeline_overlap値が10画素であるとすると、領域602および612について処理対象となる画素データの幅は250画素で、領域606について処理対象となる画素データの幅は260画素となる。このように、画像600の各領域に対して画像処理パイプラインを適用して、全画像600をラスタ走査型で処理する場合と数学的に同様の結果を得るためには、本発明の一部の実施形態によると、式(2)で表される幅のラインバッファを使用するとしてもよい。つまり、上記の例を用いると、そのようなラインバッファは、領域幅が240画素であるのに対して、260画素の幅を持つとしてもよい。
しかし、本発明は、画像フレームを処理する際に用いられる領域の数について特定の数に限定するものではなく、すべての領域の領域幅が同一である構成に限定されるものでもないことに留意されたい。また、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、画像領域、画像区分、画像ストリップ、画像ストライド、画像帯、および/または画像部分といった用語をほとんど同じ意味で用いるとしてもよい。
図3に戻って説明を続けると、動作304を実行する場合、動作302でパイプラインオーバーラップ係数(例えば、pipeline_overlap)についてアクセスまたは決定しているので、DPE102は該オーバーラップ係数および所定の領域幅(例えば、region_w)に基づいて1以上のラインバッファを提供する。ここで、これらのラインバッファの幅は、上述した式(2)に対応する。例えば、パイプライン400(図4)および画像600(図6)について、動作304は、幅が260画素であるラインバッファを10個提供することを含む。
プロセス300は続いて、処理対象の画素データを受信するとしてもよい(動作306)。本発明の一部の実施形態によると、動作306は、DPE102にメモリコントローラ106を利用させてメモリ108に格納されている画素データにアクセスさせることによって実行されるとしてもよい。このように、例えば、動作306は、DPE102が内部DMA(ダイレクトメモリアクセス)エンジン(不図示)を利用してコントローラ106を介してメモリ108に格納されている画素データにアクセスすることを含むとしてもよい。ここで、本発明の一部の実施形態によると、メモリ108から取得する画素データの幅は動作304で提供されるラインバッファの幅に一致する。上述の例を用いて説明を続けると、DPEの処理対象が画素508(図5)で、動作304で提供されるラインバッファの幅が260画素である場合、動作306は、画素508を含む行を中心とした、領域606(幅=240画素)の9行に対応する画素データ、および、これら9行について、領域602および612に対応する画素データからオーバーラップ領域608および610の画素データをDPE102が取得することを含むとしてもよい。
プロセス300は続いて、画像処理パイプラインによって画素データを処理するとしてもよい(動作308)。本発明の一部の実施形態によると、DPE102は、動作306で受け取った画素データを動作304で提供されたラインバッファ内に格納して、該画素データに対してフィルタパイプラインを適用することによって動作308を実行するとしてもよい。上述の例を用いて説明を続けると、DPE102は、アルゴリズム402、404および406(つまり、パイプライン400)を連続で利用して、動作306で受け取った画素データを処理して、該画素データをフィルタリングするとしてもよい。
図3に示す動作は、図中の順序で実行される必要はない。また、図示されている動作をすべて実行する必要は必ずしもない。また、ほかの動作に左右されない動作は、そのようなほかの動作と並行して実行されるとしてもよい。さらに、動作302および304は、例えば前処理段階などで、一回実行されるとしてもよい。これに続いて、2つ以上の処理コアおよび/または2つ以上のDPE102によって、動作306および308が複数回且つ同時に実行されるとしてもよい。ここで、例えば、動作306/308を1回実行することは、1つの領域(例えば、領域602)の画素を処理することと関連付けられ得る。一方、動作306/308をこれとは別に1回実行することは、別の領域(例えば、領域606)の画素を処理することと関連付けられ得る。また、同図に示す動作の少なくとも一部は、機械可読媒体において実施される複数の命令または複数の命令群としてインプリメントされるとしてもよい。
図7は、本発明の一部の実施形態に係るシステム700の一例を示す図である。システム700は、ホストプロセッサ702と、グラフィクスプロセッサ704と、メモリ706および708(例えば、DRAM:ダイナミックランダムアクセスメモリ、SRAM:スタティックランダムアクセスメモリ、不揮発性メモリ等)と、バスまたは通信経路710と、入出力(I/O)インターフェース712(例えば、USB(ユニバーサルシンクロナスバス)インターフェース、パラレルポート、シリアルポート、電話ポート、および/またはほかのI/Oインターフェース)と、ネットワークインターフェース714(例えば、有線および/または無線LAN(ローカルエリアネットワーク)および/またはWAN(ワイドエリアネットワーク)および/またはPAN(パーソナルエリアネットワーク)および/またはほかの有線および/または無線ネットワークインターフェース)と、表示プロセッサおよび/またはコントローラ716と、ディスプレイ718とを備えるとしてもよい。システム700はまた、ネットワークインターフェース714に接続されるアンテナ715(例えば、ダイポールアンテナ、狭帯域メアンダラインアンテナ(MLA)、広帯域MLA、逆Fアンテナ、面状逆Fアンテナ、グーバー(Goubau)アンテナ、パッチアンテナ等)を備える。一般的に、システム700は表示向けに画素データを処理するのに適しているシステムであればどのようなシステムであってもよい。
システム700には、さまざまな物理的実施形態が考えられ得る。例えば、システム700は、パーソナルコンピュータ(PC)、ネットワーク化PC、メディアPC、サーバーコンピュータシステム、ハンドヘルドコンピュータプラットフォーム(例えば、携帯情報端末(PDA))、ゲームシステム(携帯可能またはそれ以外)、セットトップボックス(STB)、携帯電話ハンドセット等において、実施されるとしてもよい。また、システム700の一部の構成要素は、SOC(システムオンチップ)集積回路(IC)等の単一のデバイス内で実施され得るが、システム700の構成要素は、複数のICまたはデバイスにわたって別々に設けられるとしてもよい。例えば、ホストプロセッサ702ならびに構成要素704、706、712および714は、例えば単一のPC内に含まれる複数のICとして実施され得る一方、表示プロセッサ716は、ホストプロセッサ702ならびに構成要素704、706、712および714に対して通信経路710を介して接続されるディスプレイ718等の別のデバイスにおいて実施され得る。これに代えて、ディスプレイ718以外のシステム700の構成要素はすべて、ディスプレイ718に接続される単一のプラットフォームまたはデバイスにおいて実施されるとしてもよい。そのようなプラットフォームまたはデバイスは、いくつか例をあげると、メディアPCまたはSTBがある。
ホストプロセッサ702は、表示プロセッサ716に対して画素データおよび/または命令を与えることができる任意の制御および/または処理ロジック(つまり、ハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの形態)を含む特定用途向けまたは汎用プロセッサを有するとしてもよい。例えば、ホストプロセッサ702は、画像フレーム(または画像領域の複数の行等の、画像フレームの一部)の画素データをメモリ708に格納するとしてもよい。ここで、表示プロセッサ716は、メモリ708の画素データにアクセスするとしてもよい。一実施形態によると、ホストプロセッサ702は、パイプラインオーバーラップが組み込まれた表示処理ラインバッファをサポートする多数のタスクのうち任意のものを実行することができるとしてもよい。これらのタスクには、これに本発明が限定されるわけではないが、例えば、フィルタパイプライン(例えば、パイプライン400)を構成するアルゴリズム等の画素処理アルゴリズムを表示プロセッサ716に提供すること、プロセッサ716に(アンテナ715およびインターフェース714を介して)マイクロコードをダウンロードすること、プロセッサ716内のレジスタを初期化および/または構成すること、サービスを中断すること、画素および/または画像データをアップロードおよび/またはダウンロードするためのバスインターフェースを提供すること等が含まれるとしてもよい。別の実施形態によると、これらの機能の一部またはすべてが表示プロセッサ716によって実行されるとしてもよい。さらに、図7はホストプロセッサ702と表示プロセッサ716とを別々の構成要素として示しているが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、当業者であればプロセッサ702および716を、システム700の他の構成要素と共に、単一のIC内で実施し得ることに想到するであろう。
バスまたは通信経路710は、システム700の構成要素のうち任意の構成要素間で、情報(例えば、画素データ、命令等)を伝送するための任意の機構を有するとしてもよい。例えば、本発明はこのような構成に限定されないが、通信経路710は、メモリ706または108と表示プロセッサ716との間で例えば画素データを伝送することができる多目的バスを有するとしてもよい。これに代えて、通信経路710は無線通信経路を有するとしてもよい。さらに、グラフィクスプロセッサ704は、表示プロセッサ716にメモリ706/708との間で画素データの送受信を行わせることができる機能を実現するメモリコントローラ(不図示)を有するとしてもよい。
表示プロセッサ716は、本発明の一部の実施形態に従ってパイプラインオーバーラップが組み込まれた表示処理ラインバッファを実施することができ、処理後の画素データをディスプレイ718に与えることができる、任意の制御および/または処理ロジック(つまり、ハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの形態)を有するとしてもよい。さらに、プロセッサ716は、DPE102を1以上有するとしてもよいし、または、上述したようなDPE102の機能を実現するとしてもよい。さらにプロセッサ716は、プロセス300を実施するDPE102が生成する、処理後の画素データをさらに処理して、例えばカラー画素値を対応する表示駆動データレベル等に変換するとしてもよい。図7では表示プロセッサ716を独立構成要素として示しているが、本発明はこのような構成に限定されず、当業者であれば、例えば表示プロセッサ716の機能の一部またはすべてがグラフィクスプロセッサ704および/またはホストプロセッサ702によって実行され得ることに想到するであろう。
最後になったが、ディスプレイ718は、表示プロセッサ716から供給され、DPE102によって処理される画素データを表示することができるデバイスであればどのようなものであってもよい。ここで、優れた例をいくつか挙げると、ディスプレイ718は液晶ディスプレイ(LCD)またはプラズマディスプレイパネル(PDP)であってもよい。しかし、本発明は、ディスプレイ718で利用される表示パネルについて特定の種類に限定されるものではない。
このように、本発明の一部の実施形態によると、パイプラインオーバーラップを含むようにサイズが決定されるラインバッファを利用した表示プロセッサおよび/または表示処理エンジンによって、複雑で高品質の画素処理アルゴリズム(例えば、動き補償デインターレース、モスキートノイズ低減等)を、水平方向に互いに隣接する複数の領域に分割される画像に対して行われる処理方法において利用することができるようになるとしてもよい。ここで、このような処理方法によれば、上述したアルゴリズムを数学的に正確に実行することができるとともに、表示処理パイプライン専用のシリコン領域についてコストを最小化することができる。
本発明に整合する1以上の例を以上で説明して本発明を図示および説明したが、上記の説明は本発明をすべて網羅しているものではなく、また本発明の範囲を開示されている特定の実施形態に限定するものでもない。上記の教示内容に鑑みて変形および変更を行うことは明らかに可能であり、または、本発明のさまざまな実施形態を実施することによって本発明を変形および変更し得る。例えば、図1および同図に関連する説明はメモリコントローラ106に接続されている単一の表示処理エンジン102を示すものであるが、当業者であれば、本発明に係る表示処理システムは複数の表示処理エンジンを利用して、各表示処理エンジンが本発明に従って動作して、複数の表示処理エンジンは1以上のメモリコントローラに接続される構成としてもよいことに想到するであろう。多くのほかの実施形態に基づいて、パイプラインオーバーラップが組み込まれた表示処理ラインバッファを実現し得ることは明らかである。
本願の明細書において記載したデバイス、素子、動作、データの種類、命令等はいずれも、明示的に特定されていなければ、本発明にとって本質的または不可欠なものと解釈されるべきではない。また、本明細書において、冠詞「a(1つ)」は1以上を意味するものとする。「接続された」または「応答する」または「〜と通信する」といった用語または表現は、本明細書または本願特許請求の範囲において、広く解釈されるべきである。例えば、「〜に接続された」という表現は、使用されている文脈に応じて適切に解釈され、通信用に接続された状態、電気的に接続された状態、および/または動作可能に接続された状態を意味するものであってよい。さらに、当業者であれば、画素、画素値、画素データ、表示データおよび/または画像データは略同じ意味を指す用語として利用され得ることに想到するであろう。本発明の精神および原理から大きく離れることなく、本発明の上述した実施形態を変更および変形するとしてもよい。そのような変更および変形はすべて、本開示内容の範囲に含まれて本願の特許請求の範囲によって保護されるべく、本明細書に含まれるものとする。

Claims (18)

  1. 画像に対して適用される画像処理パイプラインと対応付けられるパイプラインオーバーラップ係数を決定する段階と、
    複数のラインバッファを提供する段階と、
    前記複数のラインバッファを利用する前記画像処理パイプラインに基づいて画素データを処理する段階と
    を備え、
    前記画像は互いに水平方向に隣接する複数の画像領域に分割され、前記複数の画像領域はそれぞれ領域幅を持ち、前記複数のラインバッファは、前記領域幅および前記パイプラインオーバーラップ係数の2倍を収容するのに十分な幅を持つ
    方法。
  2. 前記画像処理パイプラインは複数のアルゴリズムを有し、各アルゴリズムは水平方向のオーバーラップに対応付けられており、パイプラインオーバーラップ係数を決定する段階は複数の前記水平方向のオーバーラップの和を決定する段階を含む
    請求項1に記載の方法。
  3. 各アルゴリズムの水平方向のオーバーラップは、各アルゴリズムが1つの画像領域の境界に隣接する画素に対して適用される場合に、各アルゴリズムがサンプリングする、隣接する画像領域の水平方向に互いに隣接する複数の画素値の数を含む
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記領域幅は、画像領域の1次元における画素数を含む
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記複数のラインバッファを利用する前記画像処理パイプラインに基づいて画素データを処理する段階は、前記画像処理パイプラインを用いて、前記複数のラインバッファに格納されている画素値に対して、任意の一の画像領域の画素値を畳み込む段階を含み、前記複数のラインバッファは前記任意の画像領域の画素を格納するとともに隣接する画像領域の画素を格納する
    請求項4に記載の方法。
  6. 画素処理アルゴリズムを用いて画像の第1の部分の画素値を処理する処理ロジックと、
    前記処理ロジックに接続されている複数のラインバッファと
    を備え、
    前記複数のラインバッファは、前記画像のうち、前記第1の部分に隣接する複数のほかの部分の画素値を少なくともいくつか保持しており、前記複数のラインバッファが保持する前記画像の前記複数のほかの部分の画素値は、前記画素処理アルゴリズムによって前記第1の部分の画素値に対して畳み込まれる、前記画像において隣接する前記複数のほかの部分の画素値に対応する
    装置。
  7. 前記処理ロジックに接続されるメモリ
    をさらに備え、
    前記メモリは、前記第1の部分の前記画素値を少なくとも格納する
    請求項6に記載の装置。
  8. 前記処理ロジックに接続される表示ロジック
    をさらに備え、
    前記表示ロジックは、前記処理ロジックによって処理された画素値を受け取る
    請求項6に記載の装置。
  9. 前記第1の部分の画素値に対して前記画素処理アルゴリズムによって畳み込まれる、前記画像において隣接する前記複数のほかの部分の画素値は、各画素処理アルゴリズムが前記第1の部分の画素値に対して畳み込む画素値の数を足し合わせた和に対応する、隣接する前記複数のほかの部分の複数の画素値を含む
    請求項6に記載の装置。
  10. 画素処理アルゴリズムを用いて画像の第1の部分の画素値を処理する処理ロジックと、
    前記処理ロジックに接続され、前記第1の部分の前記画素値を少なくとも格納するメモリと、
    前記処理ロジックに接続されている複数のラインバッファと
    を備え、
    前記複数のラインバッファは、前記画像のうち、前記第1の部分に隣接する複数のほかの部分の画素値を少なくともいくつか保持しており、前記複数のラインバッファが保持する前記画像の前記複数のほかの部分の画素値は、前記画素処理アルゴリズムによって前記第1の部分の画素値に対して畳み込まれる、前記画像において隣接する前記複数のほかの部分の画素値に対応する
    システム。
  11. 前記メモリは、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、または不揮発性メモリのうち1つを含む
    請求項10に記載のシステム。
  12. 前記第1の部分の前記画素値を受け取るアンテナ
    をさらに備える請求項10に記載のシステム。
  13. 前記アンテナは、ダイポールアンテナ、狭帯域メアンダラインアンテナ(MLA)、広帯域MLA、逆Fアンテナ、面状逆Fアンテナ、グーバーアンテナ、またはパッチアンテナのうち1つを含む
    請求項12に記載のシステム。
  14. 複数の命令を格納する機械アクセス可能媒体を備える物品であって、前記複数の命令が機械によって実行されると、前記機械は、
    画像処理パイプラインに対応付けられるパイプラインオーバーラップ係数を決定し、
    複数のラインバッファを提供し、
    前記複数のラインバッファを用いる前記画像処理パイプラインに基づいて画素データを処理し、
    前記画像処理パイプラインは画像フレームを処理し、前記画像データフレームは水平方向に互いに隣接する複数の画像領域に分割され、各画像領域は領域幅を持ち、前記複数のラインバッファは、前記領域幅および前記パイプラインオーバーラップ係数の2倍を収容するのに十分な幅を持つ
    物品。
  15. 前記画像処理パイプラインは複数のアルゴリズムを有し、各アルゴリズムは水平方向のオーバーラップに対応付けられており、パイプラインオーバーラップ係数を決定する前記複数の命令が機械によって実行されると、前記機械は、
    複数の前記水平方向のオーバーラップの和を決定する
    請求項14に記載の物品。
  16. 各アルゴリズムの水平方向のオーバーラップは、各アルゴリズムが1つの画像領域の境界に隣接する画素に対して適用される場合に、各アルゴリズムがサンプリングする、隣接する画像領域の水平方向に互いに隣接する複数の画素値の数を含む
    請求項15に記載の物品。
  17. 前記領域幅は、画像領域の1次元における画素数を含む
    請求項14に記載の物品。
  18. 前記複数のラインバッファを利用する前記画像処理パイプラインに基づいて画素データを処理するための前記複数の命令を機械が実行すると、前記機械は、
    前記画素処理パイプラインを用いて、前記複数のラインバッファに格納されている画素値に対して、任意の一の画像領域の画素値を畳み込み、前記複数のラインバッファは前記任意の画像領域の画素を格納するとともに隣接する画像領域の画素を格納する
    請求項17に記載の物品。
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