JP2009543483A - 伝送線路における異方性媒質のエミュレーション - Google Patents

伝送線路における異方性媒質のエミュレーション Download PDF

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Abstract

単純で製造可能なマイクロ波及び光学的な結合伝送線路の幾何学構造体である。1つの例示的実施形態において、伝送線路の幾何学構造体は、誘電性及び/又は適格なバイアスの強磁性基板上の周期プリント結合/非結合マイクロストリップ線路として容易に実現可能である。伝送線路の幾何学構造体の例は、異方性の誘電性および磁性材料のバルク周期アセンブリ内部での異常な伝搬モードをエミュレートするようになっている。例えば、異方性媒質における波の伝搬は、特殊に設計された幾何学形状を有する1対の結合伝送線路(30、32)を使用することによってエミュレートすることができ、それによってマイクロ波または光導波構造におけるモード波の分散を使用可能にする。デジェネレートバンドエッジ共振、フローズンモード、他の異常なモードおよび、負の屈折率といった他の独自の電磁特性は、例えば現代のRFまたはフォトニクス/ソリッドステート技術を用いて容易に製造することができる独自の幾何学的な構成を用いて実現することができる。本発明の構造体は、結合線路、移相器、プリントアンテナ及びアレー素子等の通常のマイクロ波/光学部品の小型化を可能にする。本発明の構造体は、単独で使用可能又は複雑なマイクロ波/光ネットワーク内で使用可能である。

Description

本発明は、伝送線路における異方性媒質のエミュレーションに関するものであり、本願は、2006年7月6日出願の米国特許仮出願第60/806632号の優先権を主張するものである。
周期性を有する材料から成るアセンブリはマイクロ波および光学用途のための独自で有用な特性を有すると示されている。これらの例は、フォトニックおよびマイクロ波バンドギャップ構造、左手系材料(LHM;left handed materials)および他の関連する周期アセンブリである。そのような周期媒質は、遅延線、カプラおよびアンテナといったいくつかの実用的なマイクロ波構成要素を可能にしてきた。
バンドギャップ構造に加え、他の周期構造も独自で異常な(extraordinary)特性を提供する。それらのうち、磁性フォトニック結晶(MPC;magnetic photonic crystals)およびそれらの関連する「類縁」、デジェネレートバンドエッジ(DBE;degenerate band edge)構造は、小領域内での著しい波の減速および振幅増大につながることが示されている。従って、これらの結晶は、小型で高感度のアンテナおよび、おそらく小型のマイクロ波デバイスに極めて魅力的であるとわかっている。しかし、それらの異方性の性質はそれらの製作を極めて難しく高コストにさせる。それゆえ、MPC、DBEおよび、他の電磁特性および異常なモードばかりでなくそのような媒質における波分散をプリント回路技術を用いてエミュレートできる必要性が存在し、それはMPCおよびDBEモードに基づく低コストの高性能なデバイスを製作するうえで重要なステップを提供するであろう。
本発明の1つの例示的な実施形態は、例えば、MPCまたはDBE結晶といった異方性媒質内の伝搬をエミュレートすることができる新規な結合マイクロストリップ線路である。例えば、結合マイクロストリップ線路ジオメトリは、階層化異方性媒質構成DBEまたはMPC結晶を模倣することができる。詳細には、本発明の1つの例示的実施形態は、DBEまたはMPC結晶のバンド図(または等しくそれらにおける波分散)を付与するように適応された周期プリント回路を(カスケードされた時に)それらの散乱パラメータ行列が形成することができる結合および非結合マイクロストリップ伝送線路(TL)セグメントから構成され得る。本発明の例示的ないくつかの実施形態はMPCまたはDBEモードに特に有用となり得るが、他の異常なモードおよび電磁特性が本発明の種々の実施形態において実現され得ることを認識しなければならない。
1つの例示的実施形態において、新しい部類のフォトニック結晶のためのマイクロストリップ伝送線路構造が磁性フォトニック結晶(MPC)におけるデジェネレートバンドエッジ(DBE)およびフローズンモード(frozen mode)挙動をエミュレートすることができる。例えば、マイクロストリップ線路モデルは、バルク異方性階層化媒質内部での波の伝搬をエミュレートするように適応された少なくとも1対の結合および非結合線路から形成することができる。そのような周期マイクロストリップ構造内部での波の分散は、例えば、標準的なRFプリント回路技法を用いて容易に製造することができる特定のジオメトリ設計のためのDBEおよびMPCモードをサポートすることができる。さらに、本発明の例示的ないくつかの実施形態において、フェライト基板上に印刷物を製造することにより、MPCアセンブリの場合と同様フローズンモードの実現を可能にすることができる。
本発明の例示的実施形態は、バルク異方性誘電材料および磁気回転フェライト材料の周期アセンブリにおいて遭遇する異常な伝搬現象をエミュレートするためにマイクロ波伝送線路構成要素を使用することができる初のものである。さらに、成熟した回路最適化ツールと一体でのプリントマイクロ波伝送線路の例示的実施形態の単純さは、前述の異常なモードばかりでなく負の屈折率といった他の独自の電磁特性を示すメタマテリアル(metamaterial)の極めて高速かつ効率的な設計を生成することを可能にする。他の利益もまた可能である。結合伝送線路レイアウトの例示的実施形態はまた、ソリッドステート結合光ファイバ/チャネルを用いて製造することができ、強磁性基板に代替するために半導体の電気回転(gyroelectric)および磁気回転挙動を利用することができ、それによって導波フローズン光モード(guided frozen light mode)の実現を可能にする。
上述の新規な特徴および利点に加えて、他の利益は図面および例示的実施形態の以下の説明から容易に明らかになるであろう。
1組の異方性誘電層(A、A)および等方性層(F)から集成されたDBE結晶を通るエネルギー伝搬の概略図である。 図1のDBE結晶の分散図の例である。 図1のDBE結晶をエミュレートし、DBE結晶内の電界波とプリントマイクロストリップDBE構造内の電圧波との対応を示すプリントマイクロストリップ伝送線路ジオメトリの例示的実施形態の概略図である。 単に図3のユニットセルの第1の区域のVフィード線のマイクロストリップ幅wを変えることによって得ることができる種々のバンドエッジの例のグラフである。 DBE分散を実現するために均質基板にプリントされたプリント結合マイクロストリップユニットセルジオメトリの例示的実施形態の概略図である。 バンドギャップおよびデジェネレートバンドエッジを示す図5Aのユニットセルの分散図の例である。 DBE結晶をエミュレートするプリントユニットセルの例示的実施形態の略回路モデルであり、等価な誘電率テンソルがジオメトリ細部に関して示されている。 結合線路内での遅い波およびフィールド成長を実現するための8ユニットセルDBEマイクロストリップ構造の例示的実施形態の概略図である。 内部に大きなフィールド振幅を示す図7の8ユニットセル構造における電界分布の概略図である。 バイアスされたフェライト基板にプリントされたマイクロストリップ構造のユニットセルジオメトリの概略図であり、バイアス方向およびプリント結合マイクロストリップ線路を示している。 フローズンモードをもたらすバンドギャップおよび停留変曲点を示している図9Aのプリントユニットセルの分散図の例のグラフである。 共振アンテナといった放射構造を形成するために円形周期構成に適するDBEマイクロストリップユニットセルの例示的実施形態の概略図である。 図10Aに図示された2個のDBEユニットセルを円形状にラップすることによって実現される共振アンテナジオメトリの例示的実施形態の概略図であり、同軸線路フィード位置の例もまた示されている。 図10BのDBEアンテナを用いた4×4アンテナアレイジオメトリの例示的実施形態の概略図である。 図11Aのアレイアンテナの主ビームのスキャン性能の例の概略図である。 負の屈折率を呈する周波数領域および固有モード分枝を示すDBEマイクロストリップジオメトリの分散図の例である。 一般化マイクロストリップレイアウトの例示的実施形態の概略図であり、マイクロストリップ線路は低周波数バンドギャップならびに負の誘電率および透磁率を実現するために容量性および誘導性素子を装荷している。 図13Aのマイクロストリップレイアウトの対応する分散図の例である。 バルク媒質に存在しない高次のデジェネレートモードを実現するように設計され得る複数結合伝送線路の例示的実施形態の概略図であり、それによって自然には存在しないモードを可能にする。 バンドエッジが(複数結合伝送線路を用いてのみ実現可能な、すなわちそれらのモードは自然には存在しない)6次のデジェネラシー(degeneracy)を呈するように設計され得る3結合伝送線路ユニットセルの分散図の例である。 バンドエッジが(やはり複数結合伝送線路を用いてのみ実現可能な、すなわちこれらのモードは自然には存在しない)3つのピークを呈するように設計され得る3結合伝送線路ユニットセルの分散図の例である。 強磁性材料を使用することなく相反停留変曲点が実現され得る複数結合伝送線路ユニットセルの分散図の例である。 標準的なプリントマイクロ波回路板技術を用いて容易に製造することができる複数結合伝送線路の例示的実施形態の概略図である。 より幅広いモード制御を実現するためにバイアスされた強磁性基板にプリントすることができる複数結合伝送線路の例示的実施形態の概略図である。 複数結合伝送線路(すなわちTRL)が、複数の周波数でフローズンモードを使用可能にするとともに、遅い伝搬モードの周波数バンド幅を増大させるために利用することもできる複数の停留変曲点を可能にする、分散図の例である。 複数結合TRLがより高い平坦さの程度の停留変曲点を実現するように設計することができ、それによって従来にないモード多様性を可能にし、また種々の分枝(曲線)がSIPを同時に呈するように設計することができる、分散図の例である。
DBE結晶が図1に図示の通りユニットセルの周期構成から構成される。図1はDBE結晶内のエネルギー伝搬の例を示しており、各ユニットセルは2個の異方性誘電層A1およびA2ならびに1個の強磁性層Fから構成され得る。誘電層はそれらの原理異方軸に関して位置がずれている。フェライト層は外部dc磁界によりバイアスされている。DBE結晶の分散図の例が図2に図示されている。
本発明の1つの例示的実施形態において、マイクロストリップ伝送線路の幾何学構造(ジオメトリ)がそうしたDBEまたはMPC周期構造における伝搬をエミュレートすることができる。マイクロストリップの幾何学構造もまた周期性である。図2の図の独自の様相は、1次および2次導関数がゼロになるk−ω曲線の区域(DBE領域とも呼ばれる)の平坦化である。対照的に、正規バンドエッジ(RBE)結晶は1次導関数0を有するにすぎない。
プリントマイクロ波伝送線路設定においてDBE分散を得るために、2つの原理電界成分EおよびE(z方向に沿って伝搬)は、振幅VおよびVを有し、図3に表示の通り2個の近接するマイクロストリップ線路30および32に沿って伝搬する1対の電圧波によって表現される。対応する伝送フィールド(または電圧)はVおよびVとして示される。すなわち、DBE結晶のユニットセルの3層の各々は、周期構造を構築するためにカスケードされた4ポート網によって表現される。等価なマイクロストリップ回路のこの例示的実施形態の場合、第1の異方性層は2個の非結合マイクロストリップ線路30および32によってモデル化される。第2の層については、マイクロストリップ線路30および32はより近づけられ(図3参照)、電圧波は結合することが可能になる。近接結合に加え、(ハイブリッドカプラといった)他の結合方法もまた容易に使用することができる。Vがマイクロストリップ線路30に沿って伝搬するがマイクロストリップ線路32はVと関係するので、線路間の結合は異方性誘電率テンソルの非対角要素をエミュレートする。さらに、図3に示すように、誘電率テンソルの対角項は種々の値を有することができる。この例では、DBE結晶のための単純な等方性誘電材料であるフェライト層は、インピーダンスおよび伝搬定数と関係する1対の非結合線路によってモデル化することができる。
ここで検討する例(すなわちDBE結晶)の場合、2個の区域が1対の非結合線路から構成される。従って、それらの散乱行列は線路の各々についての標準的な散乱パラメータを用いて容易に表すことができる。伝達行列を生成するために、全部の3区域からの散乱パラメータは共通インピーダンス(例えばZ=50Ω)に正規化することができる。結晶ユニットセルの伝達行列は引き続き層の伝達行列をカスケードすることによって決定することができる。ユニットセルの周期構成内部でのブロッホ波の伝搬定数(分散関係とも呼ばれる)は固有値表現から決定することができ、結果的に図3および図4の設計をもたらし、それによって単に1個の幾何学構造のパラメータ(この場合、線路幅w)を変えることにより、RBE、DBE、または二重(または分割)バンドエッジ挙動を実現することが可能である。
例示的実施形態において、特殊に設計されたカスケードされた結合伝送線路と非結合伝送線路との対(例えば図3および図5A参照)は、階層化異方性材料アセンブリにおいて見られる同じ波伝搬特性を再現することができる。詳細には、図5AはDBE構造のユニットセルの例を図示しており、伝送線路40および42が誘電基板44によって支持されている。構造の例示的実施形態は、デジェネレート周波数バンドエッジ(例えば図4および図5B参照)または停留変曲点(stationary inflection point)(例えば図9B参照)を呈することができる。図5Bにはフォトニックバンドギャップ46およびデジェネレートバンドエッジ48が示されている。前記特性は、前記特殊材料アセンブリ(例えば図1および図2)において見られた異常な伝搬モード、はるかに良好な周波数選択性、ほとんど完全な整合および深い波侵入を生じることができる。例示的実施形態において、異常な現象の全部は部分結合伝送線路を製作するための単純で相対的に安価で簡単な方法を用いて再現/再構成することができる。
1つの例示的実施形態において、伝送線路の対が異方性材料層の結晶性質(例えば行列/テンソルパラメータ)をエミュレートするために使用することができる。例えば、種々の線路特性を備える非結合区域は(入射波の偏波に関して)完全にアライメントされた材料パラメータを模倣することができ、そしてアライメントされていない材料は伝送線路区域を結合することによってエミュレートすることができる。例示的実施形態において、等方性材料は1対の同一の非結合伝送線路(例えば図3および6参照)を用いてエミュレートすることができる。図6には、第1ポート50、第2ポート52、第3ポート54および第4ポート56を有する4ポート回路モデルが図示されている。この例において、結合部分58はアライメントされていない異方性をエミュレートし、非結合部分60はアライメントされた異方性をエミュレートする。
随意選択で、プリント回路板技術を含むがこれに限らず、従来の、または別様に適格なプリント回路技術を使用して通常の誘電基板に部分結合デジェネレートバンドエッジ伝送線路区域を実現することができる。バイアスされた強磁性基板が分散における停留変曲点の結果としてフローズンモードを実現するために使用できる。多数のそうした区域(ユニットセル)が多数の等方性および異方性材料の層をエミュレートするために線形または円形状に製造および構成することができる(例えば図7のユニットセルの線形構成参照)。詳細には、図7は8ユニットセルのプリント周期マイクロストリップ結合線路の例を図示している。他方、図8はフィールド振幅70を示すDBEマイクロストリップ結合線路に沿って観察されたフィールドの例を図示している。
例示的実施形態において、特殊に設計された材料結晶における異常な電磁的挙動(例えば図4参照)につながるDBE挙動は、その材料の場合(例えば図5参照)とほぼ同じ設計基準を満たす複数区域のプリントTRL(例えば図7参照)によってエミュレートすることができる。例示的実施形態において、電界成分は随意選択でTRLポートにおける電圧波振幅にコード化することができる。フィールド挙動は、結合TRLペアの例示的実施形態における電圧波の挙動を考慮することによってエミュレートすることができる。
構造の例示的実施形態は、バイアスされた強磁性材料に製造された場合(例えば図9A参照)、磁性フォトニック結晶におけるゼロ群速度(すなわちフローズンモード(frozen mode)現象、図9B参照)様式をエミュレートすることができる。図9Aにはフローズンモード構造のユニットセルが図示されており、伝送線路80および82がDC磁気バイアス方向86を備えるバイアスされたフェライト基板84によって支持されている。図9Bにはバンドギャップ88および停留変曲点90が図示されている。例示的実施形態において、フローズンモード周波数は、フローズンモード構造の幾何学的なレイアウトにける非対称性及びフェライト材料によるファラデー回転のエミュレーションによって実現することができる。
結合TRL概念を用いて実現可能なよりシャープな共振のために、本発明の構造の例示的実施形態における電圧波振幅は通常の共振器よりもはるかに大きくなり得る。これはフィールド振幅および非線形材料を使用する(例えば図8参照)光変調器といった多様な用途において利用することができる。
例示的実施形態において、磁性材料結晶のフローズンモードが本発明の構造の例示的実施形態における電圧波についてエミュレートすることができる。波の減速および振幅の増大(波の圧縮)が、この製造が単純な構造(例えば図9B参照)において1対1で模倣され得る。
例示的実施形態において、2個以上の結合線路をラップするか、または構造体のポートの一部または全部を短絡(または開路)させるかのどちらかによって共振アンテナを作ることができ、それによって小型の共振アンテナ(例えば図10B参照)の実現を可能にする。そのような共振アンテナはこれまでで物理的に最も小さいものの1つになり得る。この例示的手法はそのようなアンテナのシステム的な設計を可能にする。図10Aは、結合区域100および非結合区域102を有するマイクロストリップDBEユニットセルの例を図示している。図10Bにおいて、2個のユニットセルが、この例では一般的に110で示されたアンテナ給電体(アンテナフィード)(例えば50Ω同軸ケーブル)と電気通信している(例えば容量結合されている)アンテナレイアウトを形成するために円形状にラップされている。この例示的実施形態において、構造はおよそ1.05インチ(2.67cm)×0.88インチ(2.24cm)である。基板のこの例示的実施形態は以下の特性を有する。デュロイド(duroid)、ε=2.2、tanδ=0.0009、2インチ×2インチ(〜5.08cm×5.08cm)、厚さ100ミル。これらの寸法および特性は例示的な目的でのみ提示されている。他の適格な寸法および特性が可能である。
直交偏波のために2自由度だけが存在するバルク材料結晶とは反対に、本発明の例示的実施形態には近接結合によるより多くの付加的な伝送線路を含むことが可能である。これは、材料結晶に存在しないはるかに豊富な多様な伝搬モードおよびフィールド挙動を可能にすることができる。そのような例示的実施形態は、例えば種々のRFおよび光学回路素子だけでなく小型アンテナおよびアレイにつながる異常な伝搬および共振挙動を伴う従来にないモードを可能にすることができる。
さらに、例示的実施形態において、複数線路フェライト基板構造は、(例えばデジェネレート変曲点または複数フローズンモード様式といった)予想外の特性を備える従来にない分散関係を生じるように調整することができる。
上記の例示的構造の全部は高周波数について負の伝搬指数を有することができる。強磁性材料または基板はそのような負の指数領域だけでなく前述の異常なフローズンモードの調整を可能にすることができる。さらに、複数線路構造は特殊な負の指数モードおよびフィールドを生じ得る(例えば図12参照)。図12には負の指数領域120の例が図示されている。
容量性および誘導性回路成分を結合線路に戦略的に入れることによって低周波共振を本発明の例示的な幾何学的なバンド構造に導入することができる。これは、従来にないモード挙動を可能にすることができる(例えば13A、図および13B参照)。集中素子を随意選択で金属印刷物に製作でき、それゆえ製造の複雑さに加担することはない(例えば図13A参照)。図13には、第1ポート130、第2ポート132、第3ポート134および第4ポート136を有する4ポート回路モデルが図示されている。加えて、直列チップキャパシタ138および並列チップインダクタ140がマイクロストリップ伝送線路142と電気通信して設けられている。インターディジタルキャパシタ144および分路インダクタ(shunt inductor)146の対応する例もまた設けられている。図13Bは、MPC/DBE挙動にK=0で動作するように強いることが小型化およびバンド幅にとってより望ましくなり得る分散図の例を示す(例えば分散図の部分150参照)。
異方性材料結晶におけるデジェネレート共振は本発明の例示的実施形態によってエミュレートされ、デジェネレートバンドエッジの付近で相当にシャープな共振を生じることができ、それによって高選択性のマイクロ波フィルタの実現を可能にする。
本発明の構造の例示的実施形態における“凍りついた(frozen)”または極めて遅い電圧波は、通常の速い波よりもはるかに多く損失を被るかもしれない。一部の損失をプリント回路板といった周囲材料に取り込むことにより小さな物理的大きさにおいて極めて高い損失を可能にすることができ、それによって極めて小型のアイソレータの実現を可能にする。
例示的実施形態において、フローズンモード現象によって減速した電圧波は近接する伝送線路および/または構造によりいっそう効果的に結合することができる。これははるかに小さな物理的大きさを備える増大した効率の方向性カプラにつながり得る。
例示的実施形態において、遅い電圧波の位相は小さな物理的長さの内部でよりいっそう急速に変化し得る。それゆえ、より小型の移相器ブロックまたはマイクロ波整合スタブを実現することができる。
例示的実施形態における強磁性基板は、物理的に小さい構造内部での電圧波位相シフトを調整するための調整可能な外部磁気バイアスフィールドを可能にすることができる。
上記アンテナのアレイは、それらの小さな大きさゆえに最小限の素子内結合(intra-element coupling)により設計することができ、連続ビームスキャニングを可能にすることができる(例えば図11A参照)。図11Aは図10BのDBEアンテナを用いた4×4アンテナアレイジオメトリの例を図示しており、図11Bは図11Aのアンテナアレイの主ビームのスキャン性能の例を図示している。代替として、本発明の例示的アレイは、素子が密接にパックされ結合させられた時により広い動作バンド幅を付与することができる。
強磁性基板にプリントされた構造の例示的実施形態は、外部バイアスフィールドにアンテナおよびアレイの動作周波数、放射方向、ゲイン、帯域幅および入力インピーダンスを調整させることができる。
本発明の複数の部分結合伝送線路の単純な例示的モデルは、各々のデジェネレートモード周波数と関係する共振を連続しているようにシステム的に設計するために使用することができ、それゆえブロードバンド動作を創出する。また、一部の共振は複数の同時の動作バンドを備えるアンテナおよびアレイを製作するために一緒に群にすることができる。
前述の通り、3以上の伝送線路を用いて種々の利点を実現することができる。図14は、誘電基板160によって支持され、バルク媒質に存在しない高次のデジェネレートモードを実現するように設計された複数伝送線路の例を図示している。これは自然には存在しないモードを可能にする。詳細には、図14の例示的ユニットセルは第1ポート162、第2ポート164、第3ポート166、第4ポート168、第5ポート170および第6ポート172を有しており、3個の伝送線路の非結合区域174および結合区域176が存在する。他の例示的実施形態において、ユニットセルは3超の伝送線路を含むことができる。
図15は、バンドエッジが6次のデジェネラシーを呈するように設計され得る3結合伝送線路ユニットセルの分散図の例である。詳細には、分散図は、2次RBE180、4次DBE182、6次DBE184およびバンドギャップ186の例を図示している。そのような性能は複数結合伝送線路を用いてのみ実現可能である。これらのモードは自然には存在しない。
図16は、バンドエッジが3つのピークを呈するように設計され得る3結合伝送線路ユニットセルの分散図の例である。図16には、2次RBE190、二重バンドエッジ192、三重バンドエッジ194およびバンドギャップ196の例が図示されている。やはり、そのような性能は複数結合伝送線路を用いてのみ実現可能である。これらのモードは自然には存在しない。
図17は、レシプロカル(相反)停留変曲点(reciprocal stationary inflection point)が強磁性材料を用いずに実現され得る複数結合伝送線路ユニットセルの分散図の例である。詳細には、図17は2次RBE200、二重バンドエッジ202、相反SIP204およびバンドギャップ206の例を示す。
図18は、標準的なプリントマイクロ波回路板技術を用いて容易に製造することができる複数結合伝送線路の例示的実施形態の概略図である。詳細には、これは9ユニットセル6次デジェネレートバンドエッジ構造の例である。
図19は、より幅広いモード制御を実現するためにバイアスされた強磁性基板210にプリントされ得る複数結合伝送線路の例示的実施形態の概略図である。この例において、ユニットセルは、第1ポート212、第2ポート214、第3ポート216、第4ポート218、第5ポート220および第6ポート222から構成され、3個の伝送線路の非結合区域224および結合区域226が存在する。
図20は、複数の周波数でフローズンモードを使用可能にするとともに遅い伝搬モードの周波数帯域幅を増大させるために利用することもできる複数の停留変曲点を複数結合TRLが可能にする分散図の例である。この例では、RBE230、SIP232、複数のSIP234およびバンドギャップ236が図示されている。
図21は、複数結合TRLがより高い平坦さの程度の停留変曲点を実現するように設計することができ、それによって従来にないモード多様性を可能にする、分散図の例である。そうしたものとしてこの例では、種々の分枝がSIPを同時に呈するように設計することができる。詳細には、図21は、RBE240、2次SIP242、4次SIP244およびバンドギャップ246の例を図示している。
要約すると、以下を含むがこれらに限らない多数の利益が本発明の例示的実施形態を用いて可能である。
1)プリント回路を用いて材料異方性をエミュレートする少なくとも部分的に結合された伝送線路(TRL)ペア:アライメントされていない結晶パラメータを備える異方性材料における電磁波伝搬を単純で製造が容易な伝送線路構造によってエミュレートする。
2)部分結合TRL概念:異方性材料におけるベクトル波成分間の結合が少なくとも1対の(例えば、近接によって、または他の適格な手段によって)結合された伝送線路を用いてエミュレートすることができる。
3)電磁バンドギャップおよびフォトニック結晶のエミュレーション:プリント形態で異方性電磁バンドギャップ(EBG)およびフォトニック結晶をエミュレートするために結合および非結合線路区域を実現するためにプリント回路技術を利用する。
4)異方性結晶におけるデジェネレートバンドエッジ(DBE)挙動の実現:異方性DBE結晶における分散を模倣するためにマイクロストリップ結合TRLを使用する。
5)少なくとも1個のTRLペアを用いた磁性フォトニック結晶(MPC)の実現:構造の例示的実施形態は適正に磁化された強磁性基板にプリントされた時にMPC材料において観察される分散図を模倣することができる。
6)構造内部でのフィールド振幅の実現:構造の例示的実施形態は構造内部でより大きな電圧波につながるデジェネレートモードをサポートする。
7)フローズンモード概念をエミュレートする少なくとも1個のTRLペアを用いた変曲点の実現:フェライト基板構造の例示的実施形態は波挙動におけるフローズンモード周波数をエミュレートすることができる。
8)DBEモードをエミュレートする少なくとも1個のTRLペアを用いた小型プリントアンテナの実現。非磁性構造の例示的実施形態から作られたアンテナの物理的大きさは遅いモードのために通常のアンテナよりも小さくなり得る。
9)プリント構造における高次のデジェネレートモード(degenerate mode)およびフィールド:上記概念の直接的な拡張として、3個以上の部分結合線路は、上に挙げた効果の直接的な拡大につながる2次超のフィールドデジェネラシーを備える異常なモードを可能にすることができる。
10)外部調整可能性のための強磁性基板で作られたマルチTRL:アンテナ、アレイおよび整合網における調整可能動作がフェライト基板および外部磁気バイアスフィールドを使用する構造の例示的実施形態を用いて実現することができる。
11)負の屈折挙動:構造の例示的実施形態における波挙動は特定の周波数バンドで負の伝搬を呈するように設計することができる。フェライト材料により、これらの負の指数領域を制御することができる。
12)統合された集中回路素子を備える結合線路:結合線路モード構造は付加的なキャパシタおよびインダクタ集中素子を用いて低周波動作について改善することができる。
13)超選択性マイクロ波(および恐らく光)フィルタ概念の実現:構造の例示的実施形態は、向上した質要素およびより小さな物理的大きさを備えるフィルタ設計につながるよりいっそう強い周波数選択性を可能にするデジェネレートモードをサポートすることができる。
14)改良されたマイクロ波アイソレータ:構造の例示的実施形態によってサポートされるフローズンモードは遅い波の伝搬のために損失を拡大することができ、それによって物理的により小型のアイソレータにつながる。
15)改良された方向性カプラ:標準的な方向性カプラの性能は、物理的により小型の方向性カプラにつながる構造の例示的実施形態における遅い波の伝搬を利用して改善することができる。
16)物理的により小型の移相器および整合スタブの実現。遅い波の伝搬のために、物理的により小型の移相器および整合スタブを実現することができる。
17)調整可能移相器の実現:波の位相および群速度は物理的に小型の調整可能移相器を作るために外部磁気バイアスフィールド(フェライト材料について)を用いて制御することができる。
18)低い素子内結合およびより大きなバンド幅を備えるアレイのための小型アンテナの実現:プリントアンテナ素子のより小さな大きさは、よりいっそう少ない結合および向上した性能を備える高密度にパックされたアレイを可能にすることができる。
19)調整可能アンテナおよびアレイ:外部磁気バイアスがプリントアンテナおよびアレイの動作周波数を調整するために使用することができる。
20)ブロードバンドアンテナのための設計ツールとしてのマルチTRLユニットセル:例示的実施形態において、複数伝送線路構造における波の伝搬は調整することができ、連続する共振はアンテナおよび整合網のためのブロードバンドまたはマルチバンド動作を実現するためにアライメントさせることができる。
本発明のいずれの実施形態も本発明の他の実施形態の選択的または好ましい特徴のいずれかを含むことができる。ここに開示された例示的実施形態は、網羅的であるように、または本発明の範囲を不要に限定するように意図されていない。例示的実施形態は当業者が本発明を実施できるように本発明の原理を解説するために選択され記載された。本発明の例示的実施形態を図示説明したが、当業者は、記載した発明に影響を及ぼすために多くの変更および修正が行い得ることを理解するであろう。それらの変更および修正の多くは同じ結果をもたらし請求された本発明の精神に該当するであろう。従って、請求の範囲によって示されるところによってのみ本発明を限定することがその意図である。

Claims (39)

  1. ユニットセル構造体であって、
    前記ユニットセル構造体は、少なくとも1対の互いに近接している伝送線路を備えており、
    前記少なくとも1対の伝送線路は、結合区域と非結合区域とを有することによって、活性化した時に異方性材料におけるエネルギー伝搬をエミュレートするようになっていることを特徴とするユニットセル構造体。
  2. 前記少なくとも1対の伝送線路は、活性化した時にデジェネレートバンドエッジ結晶におけるエネルギー伝搬をエミュレートするようになっている請求項1のユニットセル構造体。
  3. 前記少なくとも1対の伝送線路は、活性化した時に磁性フォトニック結晶におけるエネルギー伝搬をエミュレートするようになっている請求項1のユニットセル構造体。
  4. 前記少なくとも1対の伝送線路は、誘電基板に固定されている請求項1のユニットセル構造体。
  5. 前記少なくとも1対の伝送線路は、強磁性材料から構成された基板に固定されている請求項1のユニットセル構造体。
  6. 前記少なくとも1対の伝送線路は基板に固定されており、
    前記少なくとも1対の伝送線路は前記基板がバイアス磁界によって調整された時に磁性フォトニック材料のフローズンモードをエミュレートするようになっている請求項1のユニットセル構造体。
  7. 前記ユニットセル構造体は、更に、モード制御を改善するのを助成するために前記少なくとも1対の伝送線路のうちの少なくとも1個に挿入された少なくとも1個の容量性成分を備える請求項1のユニットセル構造体。
  8. 前記ユニットセル構造体は、更に、モード制御を改善するのを助成するために前記少なくとも1対の伝送線路のうちの少なくとも1個に挿入された少なくとも1個の誘導性成分をさらに備える請求項1のユニットセル構造体。
  9. 前記ユニットセル構造体は、更に、モード制御を改善するのを助成するために前記少なくとも1対の伝送線路のうちの少なくとも1個に挿入された少なくとも1個の誘導性成分および少なくとも1個の容量性成分を備える請求項1のユニットセル構造体。
  10. 前記少なくとも1対の伝送線路は、電気エネルギーによって活性化するようになっている請求項1のユニットセル構造体。
  11. 前記少なくとも1対の伝送線路は、光エネルギーによって活性化するようになっている請求項1のユニットセル構造体。
  12. 前記ユニットセル構造体は、前記少なくとも1対の伝送線路のうちの少なくとも3個から構成される請求項1のユニットセル構造体。
  13. 前記少なくとも1対の伝送線路は、6次バンドエッジデジェネラシーをエミュレートするようになっている請求項12のユニットセル構造体。
  14. 前記少なくとも1対の伝送線路は、少なくとも3つのピークを有するバンドエッジを提供するようになっている請求項12のユニットセル構造体。
  15. 前記少なくとも1対の伝送線路は、相反停留変曲点を有するバンドエッジを付与するように適応されている、請求項12のユニットセル構造体。
  16. 前記相反停留変曲点は、前記少なくとも1対の伝送線路に強磁性基板を使用することなく実現されるようになっている請求項15のユニットセル構造体。
  17. 前記少なくとも1対の伝送線路は、強磁性材料から構成された基板に固定されている請求項12のユニットセル構造体。
  18. 前記少なくとも1対の伝送線路は、複数の周波数でフローズンモードを可能にする複数の停留変曲点を提供するようになっている請求項12のユニットセル構造体。
  19. 前記少なくとも1対の伝送線路は、遅い伝搬モードの周波数帯域幅の増大に伴い複数の停留変曲点を提供するようになっている請求項12のユニットセル構造体。
  20. 前記少なくとも1対の伝送線路は、改善されたモードの多様性のためにより高い程度の平坦さを複数の停留変曲点に提供するようになっている請求項12のユニットセル構造体。
  21. 前記少なくとも1対の伝送線路は、停留変曲点を同時に呈する種々の分散曲線を提供するようになっている請求項12のユニットセル構造体。
  22. 前記ユニットセル構造体は、アンテナ、アンテナアレイ、共振器、光変調器、フィルタ、アイソレータ、方向性カプラおよび、移相器および整合スタブのうちの1つ以上に使用されるようになっている請求項1のユニットセル構造体。
  23. 構造体であって、
    前記構造体は、線形または円形状に配置されているとともに放射構造を形成するようになっている少なくとも2個のユニットセルを備えており、
    前記少なくとも2個のユニットセルの各々は、少なくとも1対の互いに近接している伝送線路を備えており、
    前記少なくとも1対の伝送線路は、結合区域と非結合区域とを有することによって、活性化した時に異方性材料におけるエネルギー伝搬をエミュレートするようになっていることを特徴とする構造体。
  24. 前記構造体はアンテナである請求項23の構造体。
  25. 前記構造体は高品質共振器である請求項23の構造体。
  26. 前記構造体は光変調器である請求項23の構造体。
  27. 前記構造体はフィルタである請求項23の構造体。
  28. 前記構造体はアイソレータである請求項23の構造体。
  29. 前記構造体は方向性カプラである請求項23の構造体。
  30. 前記構造体は移相器である請求項23の構造体。
  31. 前記少なくとも2個のユニットセルの各々は、前記構造体がブロードバンドアンテナであるように前記少なくとも1対の伝送線路のうちの少なくとも3個から構成される請求項23の構造体。
  32. 前記少なくとも2個のユニットセルの各々は、前記少なくとも1対の伝送線路のうちの少なくとも3個から構成され、
    前記少なくとも2個のユニットセルは、線形状に構成配置されている請求項23の構造体。
  33. 異方性材料におけるエネルギー伝搬をエミュレートする方法であって、前記方法は、
    結合区域と非結合区域とが存在するように周期性を有する少なくとも1対の伝送線路を設けることと、
    異方性材料におけるエネルギー伝搬をエミュレートするために前記伝送線路を活性化させることと、
    を含むことを特徴とする方法。
  34. 前記方法において、デジェネレートバンドエッジ結晶におけるエネルギー伝搬がエミュレートされる請求項33の方法。
  35. 前記方法において、磁性フォトニック結晶におけるエネルギー伝搬がエミュレートされる請求項33の方法。
  36. 前記方法は、更に、誘電基板を提供して、前記少なくとも1対の伝送線路が前記誘電基板に固定されるようにすることを含む請求項33の方法。
  37. 前記方法は、更に、
    基板を提供して、前記少なくとも1対の伝送線路が前記基板に固定されるようにすることと、
    磁性フォトニック材料のフローズンモードがエミュレートされるように、磁気バイアスフィールドにより前記基板を調整することと、
    含む請求項33の方法。
  38. 前記方法は、更に、モード制御を助成するために前記少なくとも1対の伝送線路のうちの少なくとも1個に少なくとも1個の誘導性成分および少なくとも1個の容量性成分を提供することを含む請求項33の方法。
  39. 前記方法は、更に、前記少なくとも1対の伝送線路にアンテナ給電体を容量結合することを含む請求項33の方法。
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