JP2009543342A - ロック部材を有する電気モジュールおよび当該電気モジュールを含むシステム - Google Patents

Abstract

電子モジュール。電子モジュールは、シャーシと、シャーシに接続されているロック部材を含んでいる。ロック部材は、ハンドル部分と、湾曲部分と、タブ部分とを含んでいる。湾曲部分はハンドル部分に隣接している。タブ部分は湾曲部分の反対側にある。

Description

ロック部材を有する電気モジュールおよび当該電気モジュールを含むシステム。

関連出願の相互参照
本願は、２００６年６月３０日出願の米国暫定特許出願第６０／８１７．８７０号の優先権を主張するものである。

背景技術
本願は、一般的に、および種々の実施形態において、ロック部材を有している電子モジュールに関した発明を開示している。

電子モジュールは形状およびサイズにおいて様々であり、幅広い用途において使用される。例えば、幾つかの用途では、電子モジュールは電源の一部を形成している。一般的に、各電源内での各電子モジュールの重さは、自身の全体サイズとともに変化する。 重い電子モジュールの場合には、この重さによって、電子モジュールを所望の位置に取り付けること、および／または、電子モジュールを電源から取り出すことがより困難になってしまう。

電源の一部を成す各電子モジュールは、三相ＡＣ入力パワーを受容し、単相ＡＣ電圧を出力する。従って、このような用途の場合には、５つの電気的接続部（３つの入力側と２つの出力側）が各電子モジュールに対して必要とされる。

５つの電気的接触接続は、各電子モジュールに直接的に接続されている給電線を用いて実現される。電気的接触接続を形成する、労力のかかるプロセスによって、電源の全体的なコストが増大してしまう。すなわち、これに直接的に接続されている給電線を有する電子モジュールの交換が必要な場合には、給電線の接続を外す労力のかかるプロセスによって、電子モジュール交換に関して相対的なコストが増大してしまう。

発明の概要
一般的には、本出願は電子モジュールを開示している。種々の実施形態では、この電子モジュールはシャーシと、このシャーシに接続されたロック部材を含んでいる。ロック部材はハンドル部分、湾曲部分およびタブ部分を含んでいる。湾曲部分はハンドル部分に隣接している。タブ部分は湾曲部分の反対側にある。

別の一般的な点においては、本願はシステムを開示している。種々の実施形態では、このシステムは電子モジュールを含んでおり、電子モジュールと接触して第１および第２のモジュールサポートレールを含んでいる。この電子モジュールはシャーシと、このシャーシに接続されたロック部材を含んでいる。このロック部材はハンドル部分、湾曲部分およびタブ部分を含んでいる。湾曲部分はハンドル部分に隣接している。タブ部分は湾曲部分の反対側にある。

本発明の種々の実施形態を、以下の図に関連した例を用いて説明する。

電子モジュールの種々の実施形態 図１の電子モジュールのロック部材の種々の実施形態 図１に示された電子モジュールのロック部材とシャーシとの間の接続の種々の実施形態 電子モジュールの種々の実施形態 システムの種々の実施形態 システムの種々の実施形態 図５Ａのシステムのモジュールサポートレールの種々の実施形態 図５Ａに示されたシステムのシステムバスの種々の実施形態 図５Ａに示されたシステムのシステムバスの種々の実施形態 図７Ａに示されたシステムバスの一部の種々の実施形態 システム内に電子モジュールをロードするためのプロセスの種々のステージでの、図５Ａに示されたシステムの電子モジュール システム内に電子モジュールをロードするためのプロセスの種々のステージでの、図５Ａに示されたシステムの電子モジュール システム内に電子モジュールをロードするためのプロセスの種々のステージでの、図５Ａに示されたシステムの電子モジュール

詳細な説明
本発明の少なくとも幾つかの図面および説明は、本発明を明確に理解するために重要な部材に焦点を合わせるために、簡易化されていることを理解されたい。また、明確にする目的で、本発明の一部に含まれていることが当業者に明確な他の部材は削除されている。しかし、このような部材は当業者には公知であり、必ずしも本発明のよりよい理解を促進するものではない。このような部材の説明はここではされない。

図１は電子モジュール１０の種々の実施形態を示している。
電子モジュール１０はあらゆるタイプのモジュール、例えば電力セル、電源、インバーター、駆動シャーシとして実装されている。種々の実施形態では、電子モジュール１０は電力セルとして実装されている。ここでこの電力セルは三相AC入力を受容し、単相AC電圧を出力する。このような電力セルは、アメリカ合衆国特許第５６２５５４５号（Ｈａｍｍｏｎｄ）に記載されており、ＡＣ／ＤＣ整流器、平滑回路、出力ＤＣ／ＡＣコンバータおよびコントロール回路を含んでいる。

電子モジュール１０はシャーシ１２と、このシャーシに接続されているロック部材１４を含んでいる。種々の実施形態では、シャーシ１２は、相互に接続された幾つかの部分（例えば頂上部、底部、および４つの面）から構成されており、シャーシ１２の１つまたは複数の部分は取り外し可能である。シャーシ１２は電子モジュール１０の外側部分を定め、電子モジュール１０の種々のコンポーネント（例えば以下のものうちのいずれかまたは全て：キャパシタ、プリント回路基板、ヒートシンク等）を取り囲んでいる。シャーシ１２はあらゆる適切な材料から製造される。例えば、種々の実施形態では、シャーシ１２は導電性の材料、例えば電気メッキされたスチールから製造される。このような実施形態に対しては、シャーシ１２の導電性材料は、シャーシ１２内のアークエラーに対する低インピーダンス経路を提供するために用いられ、これによって生じ得る潜在的な損傷が最小化される。シャーシ１２は、電子モジュール１０の内部コンポーネントのエラーから結果として生じるあらゆる破壊物の破片が、シャーシ１２によって取り囲まれた空間から出ないようにするのに充分な厚さを有している。これによって、電子モジュール１０の近くの、他のコンポーネントに対するあらゆる二次的な損傷が阻止される。これに加えて、シャーシ１２は電子モジュール１０の内部コンポーネントを、搬送中および取り扱い中の損傷から保護するために用いられ、電子モジュール１０が、電子モジュール１０のコンポーネントにあらゆる損傷を生じさせることなく、そのあらゆる面に配置可能であるように構成されている。さらに、シャーシ１２は、シャーシ１２内の全コンポーネントの促進された空気冷却をアシストするために用いられる吹き出し口も定める。

図２は、ロック部材１４の種々の実施形態を示している。ロック部材１４は開口部１６を規定し、ハンドル部分１８、湾曲部分２０、およびタブ部分２２を含む。図２に示されているように、湾曲部分２０はハンドル部分１８と隣接し、タブ部分２２は湾曲部分２０の反対側にある。ロック部材１４はあらゆる適切な材料から製造される。これは例えば電気メッキされたスチールである。ハンドル部分１８、湾曲部分２０およびタブ部分２２は別個にまたは相互に一体化して製造される。

ロック部材１４は、あらゆる適切な方法でシャーシ１２に接続される。例えば、ロック部材１４は、シャーシ１２の１つの面に回転可能に接続される。図３は、ロック部材１４とシャーシ１２との間の回転可能な接続の種々異なる実施形態を示している。このような実施形態の場合には、段つきねじ２４によって回転可能な接続が形成される。この段つきねじはばね座金２６を通過し、開口部１６を通過し、第１のロック部材１４とシャーシ１２との間に配置されたショルダーワッシャ２８を通過し、シャーシ１２内の開口部を通って、ボルト方式でナット３０に接続される。種々の実施形態では、ナット３０はセルフクリンチングナットであり、これはシャーシ１２に接続される。ショルダーワッシャ２８によって、ロック部材１４は留まりながらも回転する；これはシャーシ１２に接続され、ばね座金２６は、ロック部材１４に対して回転抵抗を提供する。

ハンドル部分１８は、人間の手によって握られるのに適したあらゆる形状であってよい。例えば種々の実施形態では、ハンドル部分１８の形状は、適切な方形断面を有する、延長部分を有する形状である。種々の実施形態では、ロック部材１４はハンドル部分１８上にカバー部３２も含む（図１参照）。カバー部３２は、鋭利な端部からユーザを保護するために使用され、ゴム、ビニル、プラスチック等のあらゆる適切な材料から製造される。
湾曲部分２０およびタブ部分２２は、電子モジュール１０の取り付け、保護またはシステム（例えば電源）からの取り外しに協力するのにあらゆる適切な形状である。種々の実施形態では、湾曲部分２０は一般的にカム形状であり、タブ部分２２は一般的に長方形の形状である。

再び図１を参照すると、種々の実施形態では、電子モジュール１０はシャーシ１２に接続された第２のロック部材３４も含んでいる。この第２のロック部材３４は、ロック部材１４と同一である。従って、この第２のロック部材３４はハンドル部分、ハンドル部分に隣接した湾曲部分、湾曲部分と反対側にあるタブ部分およびハンドル部分上のカバー部を有している。付加的に、第２のロック部材３４はシャーシ１２に、ロック部材１４に関して説明したのと同じ方法で接続される。従って、第２のロック部材３４はシャーシ１２に回転可能に接続されている。図１に示されているように、ロック部材１４および第２のロック部材３４は、電子モジュール１０の反対側に接続されている。

図４は電子モジュール４０の種々の実施形態を示している。種々の実施形態では、電子モジュール４０は、図１の電子モジュール１０に関して説明された全ての特徴を含んでいる。電子モジュール４０は母線システム４２および、母線システム４２に接続されているパワープラグコネクタ４４を含んでいる。母線システム４２は複数の母線４２ａを含んでいる。各母線はあらゆる適切な導電性材料から製造され、集結され、電子モジュール１０へ電力を案内し、電子モジュール１０から電力を案内する。母線４２ａの少なくとも２つは入力母線として構成され、母線４２ａの少なくとも２つは出力母線として構成される。母線４２ａの数、大きさおよび形状は用途によって変化する。一般的に、各母線４２ａは特定の用途に関連した要求を受容できるサイズにされている。

パワープラグコネクタ４４は導電性材料４６とハウジング４８を含む。ここでこのハウジングは導電性材料４６を取り囲んでいる。導電性材料４６は、例えば銅である適切なコンダクターから製造される。ハウジング４８は、例えばプラスチックである、あらゆる適切な絶縁材料から製造される。ハウジング４８は開口部を規定する。ここでこの開口部は、電子モジュール４０がシステムバスに接続されている場合には、システムバスの一部を受容するように構成されている。開口部は導電性材料４６を取り囲み、導電性材料４６は、電子モジュール４０がシステムバスに接続されている場合に、システムバスの一部を受容するように構成された、より小さい開口部を規定する。従って、ハウジング４８および導電性材料４６は集結されて、開口部５０を規定する。ここでこの開口部は、電子モジュール４０がシステムバスに接続されている場合には、システムバスの一部を受容する大きさにされる。

パワープラグコネクタ４４は、あらゆる適切な方法で、母線システム４２に接続される。例えば、種々の実施形態では、パワープラグコネクタ４４は機械的に母線システム４２に、固定用具（例えばねじまたはナットとボルト）を介して、導電性材料４６が母線システム４２と直接的に接触するように接続される。従って、この母線システム４２はパワープラグコネクタ４４に対するヒートシンクとしても作用する。このパワープラグコネクタ４４は、パワープラグコネクタ４４の多少の動きが可能であるように母線システム４２に接続されるように構成されている。図４に示されているように、電子モジュール４０は、母線システム４２に接続されている複数のパワープラグコネクタ４４を含んでいる。

他の実施形態では、パワープラグコネクタは異なる方法で構成される。例えば、種々の実施形態では、所与のパワープラグコネクタは雄型部分と、別個の雌型部分を含んでいる。これらの部分は集合的に、電子モジュール４０をシステムバスに接続するための機能をする。幾つかの実施形態の場合には、雄型部分は母線システム４２に接続され、雌型部分はシステムバスに接続される。他の実施形態では、雄型部分はシステムバス４２に接続され、雌型部分は母線システム４２に接続される。一般的に、所与の用途では、パワープラグコネクタの特定の構成は、特定の用途に関連する要求を受容できるように選択されている。

種々の実施形態では、電子モジュール４０は母線システム支持部５２も含んでいる。母線システム支持部５２はあらゆる適切な非導電性材料から製造される。これは例えばプラスチック、ガラス繊維等であり、電子モジュール４０内でのコンポーネント上の機械的なストレスを低減するために用いられる。母線システム支持部５２は、母線システム４２の種々異なる母線４２ａをアライメントするためにも用いられ、これに対して機械的な支持を提供する。 種々異なる実施形態では、電子モジュール４０は、図４に示されているように第２の母線システム支持部５４も含む。第２の母線システム支持部５４は、母線システム支持部５２と同様であり、同様の機能を呈する。

図５Ａおよび５Ｂはシステム６０の種々の実施形態を示している。システム６０は様々な用途で使用される。例えば、システム６０は電源として使用される。システム６０は電子モジュール６２を含む。種々の実施形態では、電子モジュール６２は、図１の電子モジュール１０および／または図４の電子モジュール４０に関して説明された全ての特徴を含んでいる。種々の実施形態では、システム６０はあらゆる数の電子モジュール６２を含むことができる。例えば、種々の実施形態では、システム６０は１〜２４個の電子モジュール６２を含むことができる。分かりやすくするために、図５Ａには電子モジュール６２が１つだけ示されており、図５Ｂには電子モジュール６２が１つだけ示されている。

システム６０は複数のモジュールサポートレール６４も含んでいる。モジュールサポートレール６４は対になって配置されており、この対の１つのモジュールサポートレール６４は、別のモジュールサポートレール６４の鏡像である。モジュールサポートレール６４の各対は接触接続しており、所与の電子モジュール６２がシステム６０内に組み込まれると、所与の電子モジュール６２に対して機械的な支持を提供する。電子モジュール６２をシステム６０内にロードするまたはシステム６０からアンロードするとき、モジュールサポートレール６４は電子モジュール６２の経路を案内するために使用される。これによって電子モジュール６２がシステム６０内に組み込まれるときに電子モジュール６２の側面から側面への移動が阻止され、システム６０内に組み込まれる、場所への電子モジュール６２の保持が補助される。モジュールサポートレール６４はあらゆる適切な材料から製造される。例えば、種々の実施形態では、モジュールサポートレール６４は導電性材料（例えば金属）から製造される。他の実施形態では、モジュールサポートレール６４は非導電性材料（例えば非金属材料）から製造される。モジュールサポートレール６４の種々の実施形態をより詳細に、以下で図６を参照して説明する。

システム６０はシステム格納部６６、格納支持構造６８、背面７０およびシステムバス７２を含む。分かりやすくするために、図５Ａおよび５Ｂに示されたシステム格納部６６の一部のみが示されている。システム格納部６６はあらゆる適切な材料から製造される。これは例えば電気メッキされたスチールである。システム格納部６６はシステム６０の種々のコンポーネントを取り囲むために用いられ、あらゆる数の開口部または穴（例えば電力接続およびコントロール接続のために）を規定し、あらゆる数のヒンジ結合されたまたは取り外し可能なパネルを含む。ここでこのパネルはシステム格納部６６内の種々のコンポーネントのアクセスおよびメンテナンスを提供する。

格納部支持構造６８は、システム格納部６６内に位置付けされており、これと接続されている。格納部支持構造６８は、あらゆる適切な方法で、システム格納部６６に接続される。例えば、種々の実施形態では、格納部支持構造６８は、機械的な固定用具を介してシステム格納部６６に取り外し可能に接続されている。他の実施形態では、格納部支持構造６８はシステム格納部６６に溶接されている。格納部支持構造６８は、図５Ａで示されているように水平配置で構成されるか、または図５Ｂで示されているように垂直配置で構成される。所与の大きさの電子モジュール６２の場合には、格納部支持構造６８の垂直配置が、格納支持構造６８の水平配置が用いられる場合よりも、システム６０の全体的な高さをより低く保つために使用される。

背面７０は、あらゆる適切な非導電性材料から製造される。種々の実施形態では、背面７０は高い強度の非導電性ラミネート材料から製造される。背面７０は、ねじまたはナットおよびボルト等の機械的な固定用具を介して格納部支持構造６８に接続される。背面７０は、電子モジュール６２のパワープラグコネクタとシステムバス７２との間の接続部の視覚的な検査を可能にするために複数の開口部を規定する。すなわち背面７０は、モジュールサポートレール６４の一部を受容するように構成された複数の開口部（例えばスロットまたはスリット）を定める。これを以下でより詳細に説明する。

図６は、図５Ａのシステム６０のモジュールサポートレール６４の種々異なる実施形態を示している。種々の実施形態では、各モジュールサポートレール６４は第１の部分７４、この第１の部分７４に対して実質的に垂直に配向された第２の部分７６を含んでいる。第１の部分７４は開口部７８を定める。ここでこの開口部は、格納部支持構造６８の開口部とアライメントされ、これによってモジュールサポートレール６４が格納部支持構造６８に接続される。第１の部分７４は、電子モジュール６２のロック部材のタブ部分および湾曲部分および／または電子モジュール６２の第２のロック部材のタブ部分および湾曲部分を受容するように構成された１つまたは複数の開口部８０も規定する。種々の実施形態では、１つまたは複数の開口部８０はスロットまたはスリットとして構成される。各モジュールサポートレール６４は、第１の部分７４に取り付けられた低摩擦材料８２も含む。これは例えばポリエチレンである。低摩擦材料８２は、電子モジュール６２をシステム６０内にロードする／システム６０からアンロードするのに必要な努力を最小化するために使用される。

第２の部分７６は、背面７０によって規定された開口部（例えばスロットまたはスリット）を通過するように構成された部分８４を含んでおり、背面とのインターロック接続を提供する。種々の実施形態では、図６に示されているように部分８４は一般的にフック形状の部分である。図５Ｂに示されているような垂直配置を用いた格納部支持構造６８の場合には、第２の部分７６は開口部７８と類似した、格納部支持構造６８の開口部とアライメントするように構成された開口部を規定する。これによって、モジュールサポートレール６４は格納部支持構造６８に接続される。

図７Ａおよび７Ｂは、図５Ａのシステム６０のシステムバス７２の種々の実施形態を示している。システムバス７２の各部分は背面７０に、ねじまたはナットおよびボルトを介して少なくとも２つの異なる位置で接続される。電子モジュール６２がシステム６０内に組み込まれている場合には、システムバス７２は、電子モジュール６２のパワープラグコネクタと結合するように構成されている。図８に示されているように、電子モジュール６２のパワープラグコネクタに結合しているシステムバス７２の部分８６は丸みが与えられている、または面取りされている。電子モジュール６２がシステムバス７２に接続されている場合には、システム７２の丸みが付けられた、または面取りがされた部分８６は、パワープラグコネクタの各ハウジングへのあらゆる潜在的な機械的損傷を最小化するために用いられる。ここでこの損傷はパワープラグコネクタとシステムバス７２との間のあらゆるミスアライメントから生じる。システムバス７２の部分８６に丸みを付けることまたは面取りすることの組み合わせ、およびパワープラグコネクタが電子モジュール６２の母線システムに接続される方法によって、システムバス７２とパワープラグコネクタが相互にミスアライメントされている場合であっても、システムバス７２と母線システムの間に専用の電気的接続が形成される。例えば、種々の実施形態では、システムバス７２とあらゆるパワープラグコネクタとの間のミスアライメントが全ての方向において近似的に６度またはそれ以下である場合には、専用の電気接続が、システムバス７２と電子モジュール６２の母線システムとの間に依然として形成されている。

システムバス７２はあらゆる適切な導電性材料から製造される。例えば、種々の実施形態では、システムバス７２は銅またはアルミから製造され、ニッケルメッキまたは銀メッキによってコーティングされる。これは丸みを付けられたまたは面取りされた部分８６の近くである。種々の実施形態では、電気的な潤滑剤がシステムバス７２に加えられる。これは丸みが付けられた部分または面取された部分８６の近くである。図７Ｂに示されているように、ワイヤー８８または付加的なバスが、システムバス７２を、システム６０の他のコンポーネントに接続するのに用いられる。

図９Ａ〜９Ｃは、図５Ａのシステム内に電子モジュール６２をロードするためのプロセスの種々のステージでの電子モジュール６２を示している。図９Ａに示されているように、電子モジュール６２はモジュールサポートレール６４の対の各第１の部分上に配置されており、ロック部材３４のハンドル部分は「水平」位置へむかって電子モジュール６２の「正面」へ向かって回転される。これによってロック部材３４のタブ部分は電子モジュール６２の「底部」にまたは「底部」上に位置付けされる。ハンドル部分は、電子部分６２が各第１の部分上に配置される前または配置された後に回転される。電子モジュール６２は各第１の部分上で低摩擦材料に沿ってシステム格納部の「背面」へ向かって動かされるので、タブ部分は、図９Ｂに示されているように、モジュールサポートレール６４の第１の部分によって規定された開口部８０（例えばスリットまたはスロット）とアライメントされて接近する。タブ部分が開口部８０とアライメントされると、ハンドル部分は「上方に」、図９Ｃに示されたような「垂直」位置に向かって回転される。ハンドル部分が「上方」へ回転されるので、湾曲部分も回転し、第１の部分と協働し、これによってパワープラグコネクタがシステムバスと結合される。湾曲部分が回転するので、タブ部分も回転する。「垂直」位置へのハンドル部分の回転が終了すると、パワープラグコネクタは完全にシステムバスと結合され、電子モジュール６２は、タブ部分と第１の部分の協働によって場所にロックされる。電子モジュール６２が第２のロック部材も含んでいる実施形態の場合には、上述のプロセスは類似している。しかしロック部材の回転は、第２のロック部材の併行する回転によって行われる。

システムから電子モジュール６２をアンロードするためのプロセスは、上述したロードプロセスの反対にある。例えば、ロック部材３４を「垂直」位置から「水平」位置へ回転させることができる。第１の部分との協働によって、パワープラグコネクタをシステムバスから分離させる。その後、電子モジュール６２は各第１の部分上で、低摩擦材料に沿って、システム格納部の「正面」に向かって動かされ、このシステムから取り外される。

本発明の幾つかの実施形態を例として説明してきたが、当業者は上述の実施形態に対して種々の修正、変更および整合が、添付の特許請求の範囲によって規定されている本発明の概念および範囲を逸脱することなく可能であることを理解するであろう。

Claims (20)

1. 電子モジュールであって：
   シャーシと；
   当該シャーシに接続されたロック部材を有しているものであって、当該ロック部材は以下のものを含んでおり：すなわち、
   ハンドル部分と；
   当該ハンドル部分に隣接した湾曲部分と；
   前記湾曲部分の反対側にあるタブ部分とを含んでいる、
   ことを特徴とする電子モジュール。
2. 前記シャーシは前記電子モジュールの外部部分を規定する、請求項１記載の電子モジュール。
3. 前記シャーシは前記電子モジュールの少なくとも１つのコンポーネントを取り囲む、請求項１記載の電子モジュール。
4. 前記シャーシは導電性材料から製造される、請求項１記載の電子モジュール。
5. 前記ロック部材は前記シャーシに回転可能に接続されている、請求項１記載の電子モジュール。
6. 前記ハンドル部分は延長部分を有している、請求項１記載の電子モジュール。
7. さらに、前記ハンドル部分上にカバー部を含んでいる、請求項１記載の電子モジュール。
8. 前記シャーシに接続されている第２のロック部材を含んでいる、請求項１記載の電子モジュール。
9. 前記第２のロック部材は前記シャーシに回転可能に接続されている、請求項８記載の電子モジュール。
10. 前記ロック部材および第２のロック部材は、前記電子モジュールの反対側に接続されている、請求項８記載の電子モジュール。
11. 前記第２のロック部材はハンドル部分；
    当該第２のロック部材のハンドル部分に隣接された湾曲部分；および
    前記第２のロック部材の湾曲部分の反対側にあるタブ部分を含んでいる、請求項８記載の電子モジュール。
12. 前記第２のロック部材の前記操作部分は延長部分を有している、請求項１１記載の電子モジュール。
13. さらに、前記第２のロック部材の前記ハンドル部分上にカバー部を含んでいる、請求項１１記載の電子モジュール。
14. システムであって：
    電子モジュールと；
    当該電子モジュールと接触している第１のモジュールサポートレールと第２のモジュールサポートレールとを含んでおり、
    当該電子モジュールは：
    シャーシ；および
    当該シャーシに接続されているロック部材とを含んでおり、前記ロック部材は、
    ハンドル部分；
    当該ハンドル部分に隣接した湾曲部分；および
    当該湾曲部分と反対側にあるタブ部分を含んでいる、
    ことを特徴とするシステム。
15. 前記システムは電源である、請求項１４記載のシステム。
16. 前記ロック部材はシャーシに回転可能に接続されている、請求項１４記載のシステム。
17. さらに、前記ハンドル部分上にカバー部を含んでいる、請求項１４記載のシステム。
18. 前記シャーシに接続されている第２のロック部材を含んでいる、請求項１４記載のシステム。
19. 前記第２のロック部材はシャーシに回転可能に接続されている、請求項１８記載のシステム。
20. 前記ロック部材および第２のロック部材は、前記電子モジュールの反対側に接続されている、請求項１８記載のシステム。

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