JP2009543139A - 自動化された分析、処理及び地理データ更新をサポートするために、地理データに関するユーザの更新要求を収集する方法及びシステム - Google Patents

自動化された分析、処理及び地理データ更新をサポートするために、地理データに関するユーザの更新要求を収集する方法及びシステム Download PDF

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Abstract

システム及び方法は、地理データに対する更新の自動処理を可能にするために、地理データと実世界との間の地理的不一致に関するユーザ更新レポートを収集する機能性を提供する。ユーザの入力は収集され、地理データと実世界との間の地理的不一致である異常を記述する。ユーザの入力は、地理データに対する更新の自動処理を可能にする言語的に中立な構造化データとして格納される。構造化データを処理する自動処理は、電子メールエージェント、事象エージェント、地理拡大エージェント、ケース生成エージェント、クラスタ化エージェント、自動検証エージェント及び監視サービスを含む。互いに組み合わされた自動処理及び手動処理は、異常の処理及び他の関連する処理を実行し、地理データに対する更新の処理を最終的に実行して、ユーザにより報告された異常を解決する。

Description

この特許文書の記載には、著作権保護されるものが含まれている。この特許文献が特許庁に係属もしくは登録されていることを示す限り、この特許文書の複製に対して著作権者は異議を申し立てるものではないが、それ以外では全てが著作権により保護されるものである。本願は、35U.S.C.セクション119の下で、表題“自動化された分析、処理及びフィードバックをサポートするために、地理データに関するユーザの更新要求を、種々のソースから収集する方法及びシステム”とする、2006年6月30日に出願された米国特許出願第60/817,895号、及び、表題“自動化された分析、処理及び地理データ更新をサポートするために、地理データに関するユーザの更新要求を収集する方法及びシステム”とする、2007年7月2日に出願された米国特許出願第11/772,771号の各々への優先権を請求するものであり、その各々の全体の内容をこれによって参照により本願に援用する。そして、本発明は地理データベースに関し、特に、地理データベース内のデータを更新するための実世界の地理情報の収集に関する。
近年、消費者が街路、道路及び船舶のルートを車両、自転車、船舶及び徒歩等の手段でナビゲートできるようにすると共に、消費者が特定の地理的位置をデジタル地図上に配置できるようにするための種々のデバイス及びシステムが消費者に提供されている。これらのデバイス及びシステムは、車載ナビゲーションシステム、同様の機能を有するパーソナルデジタルアシスタント(PDA)、パーソナルナビゲーションデバイス及び携帯電話等のポータブルハンドヘルドデバイス、並びにウェブアプリケーションの形態をとる。上記の種類及び他の種類のデバイス及びシステムの全てに共通する面は、地理特徴の地理データベース及びユーザ入力に応答して地理データベースにアクセスし且つそれを操作するソフトウェアである。基本的に、上記のデバイス及びシステムの全てにおいて、ユーザは目的の場所を入力でき、目的の場所の位置が返される。通常、ユーザは住所、レストラン等の事業の名称、都市中心又はゴールデンゲートブリッジ等の目的地の目印を入力し、要求した場所又は特徴の位置を返される。位置は、地図表示上に示されてもよく、その位置への運転指示を計算及び表示するために使用されてもよく、又は他の方法で使用されてもよい。
これらのシステム及びデバイスを使用して地理データを閲覧する際、ユーザは不正確又は不完全な地理データを見つけることがある。地図表示を閲覧中、ユーザは欠落したデータ、誤った名称を付けられたデータ又は誤配置されたデータ、示されるが実際は存在しないデータ、あるいは他の理由で不正確なデータに気付くことがある。同様に、システム又はデバイスで運転指示を視聴中、指示が何らかの理由で不正確な場合、ユーザは地理データが不正確であることに気付くことがある。「この位置には新しい区画が存在します」は、欠落データの一例である。「新しい街路名はFlanders Laneです」は、誤った名称を付けられたデータの一例である。「ここは左折禁止です」は、実際は存在しないが示されるデータの一例である。
多くの場合、これらの誤りは、実世界において継続的に発生する変化がユーザの地理データベースに反映されないことがあるために生じる。場合によっては、これらの誤りは、地図作成時に使用される地図メーカのソースデータ又は手順における間違いにより引き起こされる。ソフトウェアが誤りを有するか又は地理データのある特定の組合せを解釈できない場合、これらの誤りは地理データベースを解釈するソフトウェアにより引き起こされることがある。いずれにしても、進行中の業務の一部として、地図メーカは地理データベースを向上し且つ誤りが補正されたより新しいバージョンを提供するために継続的に作業する。地図メーカは、誤りを補正し且つ地図を更新するための多くのソース及び技術を有する。これらのソース及び技術の例は、自身の地域社会における変化に精通し又はそれらを制御する地方自治体からの更新データの収集、地図メーカの専門職員により実行される現地でのデータ撮影、マッピング又は他の目的のために収集された空中写真の分析及び地図メーカの地図を有する製品の使用時に誤りを偶然見つけたエンドユーザからの更新要求である。従来、地図メーカは、誤りに関する情報を地図メーカに与える方法をエンドユーザに提供してきた。
現在、地理データベースを利用するアプリケーションのユーザは、そのようなデータの脱落又は誤りを見つけた場合、気付いた問題をアプリケーション又は地理データベンダに通信することに依存しなければならず、データの実現及び誤りの位置に関する自身の理解に基づいて自然言語で問題を記述しなければならない。これらのシステムは、特に、記述される問題点の種類及び位置に関して、非構造化データをエンドユーザから収集する。このように構造化されていないため、ユーザの更新要求は人間により処理される必要があり、そのため大容量化は容易ではない。
地図メーカが正確且つ時宜を得た地理データを用いて自社開発の地理データベースを更新するために、エンドユーザが不正確な地理データに関する有用な情報を構造化された方法で容易に報告できるウェブ系収集システムが必要とされる。エンドユーザが処理可能なデータ又は有用なデータを提出することを促進する必要がある。処理可能なデータは「不要情報」、すなわち不完全なデータ及び/又は有意義な処理を実行できるほど完全ではないデータではない。ユーザは、地図に関連する問題が位置する場所を示すことができ且つ問題を分類できるようにされる必要がある。しかし、有用ではない又は不正確なユーザの更新要求を制限し、それにより有用なデータの汚損を防止するために、必要な入力及び自由形式の言語は可能な限り回避される必要がある。それと同時に、ユーザは正確で有用な情報を所定の位置に入力可能である必要がある。
ユーザが有限で明確な問題記述の集合において問題を示すように制限し、それによりユーザが入力した情報が手動処理ではなく自動処理可能な構造化データとして格納されるシステムが必要とされる。世界中の多くの国を範囲に含むデータを使用する数百万人のエンドユーザが存在するため、非常に大量のエンドユーザの更新要求を処理する自動化された手段及び大容量のデータに対して段階的に拡大する疎結合分散システムが必要とされる。更に、世界中のエンドユーザと共に動作可能であるように、言語が関連する部分において局地化可能な収集システムが必要とされる。システムは、入力データが言語翻訳又は言語解釈に依存しないように、エンドユーザが不正確な地理データに関する情報を入力できるようにする必要がある。従って、世界中のユーザにより入力された情報を処理するための構造化データの種類の1つの集合が必要とされる。
正確且つ時宜を得た地理データの更なる目的のために、エンドユーザが供給したデータを自社開発のデータベースの製造プロセス及びビジネスプランニングプロセスを指導するための情報に変換することを可能にするツールセットが必要とされる。ツールセットは、現在のビジネス及びオペレーションのプラクティス及び優先順位の確認又は変更をサポートするための情報を提供するために、既存のビジネスプロセスとインタフェースする必要がある。ツールセットは、処理可能な問題点をワークフローシステムに効率的に提示するために既存の演算プロセスとインタフェースすることにより、演算のコスト構造を減少するのが好ましい。
最後に、ユーザの提出の状態及びユーザの提出の状態を判定するために実行可能なレポートに関してエンドユーザと通信する方法が必要とされる。
システム及び方法は、地理データに対する更新の自動処理を可能にするために、地理データと実世界との間の地理的不一致に関するユーザ更新レポートを収集する機能性を提供する。ユーザの入力は収集され、地理データと実世界との間の地理的不一致である異常を記述する。ユーザの入力は、地理データに対する更新の自動処理を可能にする言語的に中立な構造化データとして格納される。構造化データを処理する自動処理は、電子メールエージェント、事象エージェント、地理拡大エージェント、ケース生成エージェント、クラスタ化エージェント、自動検証エージェント及び監視サービスを含む。互いに組み合わされた自動処理及び手動処理は、異常の処理及び他の関連する処理を実行し、地理データに対する更新の処理を最終的に実行して、ユーザにより報告された異常を解決する。
添付図面を使用して、本発明の更なる詳細を説明する。
実施形態に係る顧客フィードバックループ(CFL)システムの概要の一例を示す図である。 実施形態に従って、エンドユーザ及びパートナーがCFLフロントエンドにおいて地理データの異常の情報を提出できるようにするウェブアプリケーションのフローチャートの一例を示す図である。 実施形態に従って、ウェブアプリケーションの「ウェルカム」ページの一例を示す図である。 実施形態に従って、図3の「ウェルカム」ページと共に使用される国名及び対応する国コードの表の一例を示す図である。 実施形態に従って、ウェブアプリケーションの「位置特定」ページの例を示す図である。 実施形態に従って、ウェブアプリケーションの「対象特定」ページの例を示す図である。 実施形態に従って、図6Aの「対象特定」ページの例に対する異常の種類の集合の一例を示す図である。 実施形態に従って、図6A及び図6Bの「対象特定」ページにおける処理及び対象に対する異常の種類の集合の更なる例を示す図である。 実施形態に従って、ウェブアプリケーションの「確認」ページの一例を示す図である。 実施形態に従って、ウェブアプリケーションの「謝辞」ページの一例を示す図である。 実施形態に従って、図2のウェブアプリケーションのフローチャートにおいて説明するページの流れの一例を高レベルで示す図である。 実施形態に係る顧客フィードバックループ(CFL)のフロントエンドの一例を示す図である。 実施形態に従って、CFLフロントエンドの場所検索サービスと共に使用される地図場所フォーム変数の表の一例を示す図である。 実施形態に従って、CFLフロントエンドの地図サービスと共に使用される地図位置フォーム変数の表の一例を示す図である。 実施形態に従って、CFLフロントエンドの異常収集サービスにより受け付けられる異常パラメータのリストの一例を示す図である。 実施形態に係る顧客フィードバックループ(CFL)のバックエンドの一例を示す図である。 実施形態に従って、CFLバックエンドの異常ブラウザアプリケーションにより提供される異常グループレポートの一例を示す図である。 実施形態に従って、CFLバックエンドの異常ブラウザアプリケーションの画面の一例を示す図である。 実施形態に従って、異常の状態の例を示す図である。 実施形態に従って、エンドユーザのフィードバック処理のフローチャートの一例を示す図である。
図1は、実施形態に係る顧客フィードバックループ(CFL)システム100の概要の一例を示す図である。システムは、CFLフロントエンド105及びCFLバックエンド110を含む。システムは、エンドユーザ115として示されるエンドユーザ顧客が、地理データ125の現在のバージョンにおけるデータの不一致に関する更新要求120をCFLウェブアプリケーション130として示される自社開発のウェブサイトに提出できるようにするウェブアプリケーションを含む。これらのデータの不一致は、不正確なデータ及びデータの脱落を含む。デバイス、システム及びアプリケーションのビジネスパートナーである製造業者、並びにパートナーの顧客135として示されるエンドユーザ顧客は、パートナーウェブアプリケーション140として示されるパートナーのウェブサイトを介して、同様の更新要求120を同様に提出できる。パートナーウェブアプリケーション140及びCFLウェブアプリケーション130の双方は、CFLウェブサービスアプリケーションプログラムインタフェース(API)145として示されるCFLウェブサービスAPIを利用する。
本説明において、用語「エンドユーザ」又は単に「ユーザ」は、エンドユーザ顧客、ビジネスパートナー及びビジネスパートナーのエンドユーザ顧客を含む。実施形態において、CFLウェブアプリケーション130及びパートナーウェブアプリケーション140はウェブアプリケーションに限定されず、単にアプリケーションであってもよい。便宜上、用語「ウェブアプリケーション」は、本説明においてウェブアプリケーション及びアプリケーションの双方を参照するために使用される。ウェブアプリケーション及びウェブサービスAPIにより、ユーザは、「異常(anormaly)」と呼ばれる地図の不一致の種類及び位置を構造化形式で記述できる。
これらのウェブアプリケーションは、車載ナビゲーションシステム、同様の機能を有するパーソナルデジタルアシスタント(PDA)、パーソナルナビゲーションデバイス及び携帯電話等のポータブルハンドヘルドデバイス、パーソナルコンピュータ、並びにラップトップコンピュータを含むがそれらに限定されない種々のデバイス及びシステムのうち任意のものを使用してアクセス可能である。
異常(anormalies)は、CFLフロントエンド105からCFLバックエンド110に転送される。CFLバックエンド110において、異常は異常リポジトリ150に格納され、自律エージェント155及び人間の制御により動作するアプリケーション160の双方により分析される。一般に、アプリケーション160は、自社開発の地理データベース170の新バージョンにおいて地理データを更新するために、自社開発の演算プロセス165と共に動作する。更新のワークフロー中の種々の時点において、エージェント155は、ユーザが報告した異常の状態の変化を知らせるフィードバック175をエンドユーザ115、135に送出できる。ユーザが異常の入力を完了し且つアプリケーション160及び演算プロセス165が異常に関する情報を更新する必要があると判定した後、自社開発のデータベース170は異常に関する正確な情報を用いて更新される。地理データ125は、自社開発のデータベース170からのデータを用いて定期的に更新される。
更新された地理データ125がCFLウェブサービスAPI145に対して利用可能になると、エージェント155は、データ更新に関するフィードバックをCFLウェブアプリケーション130を使用して提供するようにユーザに要求するフィードバック175をエンドユーザ115、135に送出できる。この時点で、システムは、エンドユーザの更新要求を受信及び処理済みであり、異常が地理データ125において対処されたことを元のエンドユーザを介して検証済みである。
[処理の開始:エンドユーザの更新要求の収集]
図2は、実施形態に従って、エンドユーザ及びパートナーがCFLフロントエンドにおいて地理データの異常の情報を提出できるようにするウェブアプリケーションのフローチャートの一例を示す図である。ウェブアプリケーションは、図3に示す「ウェルカム」ページ、図5A及び図5Bに示す「位置特定(Where)」ページ、図6A及び図6Bに示す「対象特定(What)」ページ、図9に示す「確認(Verify)」ページ、並びに図10に示す「謝辞(Acknowledgment)」ページを含む5つのメインページを含む。
この処理の2つの重要な要素は、異常の位置及び種類を作成することである。異常の位置に対して、ユーザの地図ナビゲーションは、問題の地理的範囲を特定する地図表示を作成する。異常の種類に対して、ウェブアプリケーションは、ユーザが地図メーカのデータベースにおいて補正される必要のある問題の種類を記述するのを補助する。異常の位置及び種類に加えて、ユーザは、補正情報を記述する補足情報、例えば誤った名称を付けられた街路の正確な名称及び任意のユーザコメントを入力できる。
処理はステップ200から開始する。ステップ205において、「ウェルカム」ページが表示される。図3は、実施形態に従って、ウェブアプリケーションの「ウェルカム」ページの一例を示す図である。このページにより、ユーザは現在のページ及び後続のページが表示される言語を選択できる。例えば、英語、フランス語、スペイン語、オランダ語、イタリア語及びドイツ語という言語選択肢をユーザが選択可能なリンクEN、FR、ES、NL、IT及びDE310として図3に示される。このページにより、ユーザは異常が位置する初期地図位置を更に選択できる。ユーザは、「国」ドロップダウンボックス320から国名を選択することにより初期地図位置を特定する。図4は、実施形態に従って、図3の「ウェルカム」ページと共に使用される国名及び対応する国コードの表の一例を示す図である。ユーザが「国」ドロップダウンボックス320を選択すると、図4の表に示す国名の局地化リストがユーザに対してドロップダウンボックス内に表示され、ユーザは国名を選択する。局地化リストは、ユーザが「ウェルカム」ページ上で選択した現地語に国名が翻訳されることを意味する。実施形態において、国は入力必須欄である。選択された国が米国又はカナダである場合、ユーザは、「州(state/province)」ドロップダウンボックス330から州を選択する必要がある。ユーザが初期地図位置を選択すると、ユーザは「地図のフィードバックを報告する」仮想ボタン340をクリックして「位置特定」ページに移動する。
図2のステップ210において、「位置特定」ページは、「ウェルカム」ページ上でユーザにより選択された位置の動的地図画像と共にユーザに対して表示される。「位置特定」ページ及び全ての後続のページは、「ウェルカム」ページ上でユーザにより選択された言語で表示される。図5A及び図5Bは、実施形態に従って、ウェブアプリケーションの「位置特定」ページの例を示す図である。図5Aは米国のMAのBoston内の要求された住所に対する地図を示し、図5Bは要求された緯度及び経度に対する地図を示す。
あるいは、パートナーは、自身のアプリケーション独自のものであり且つ「位置特定」ページに直接ハイパーリンクされる独自の「ウェルカム」ページを作成できる。この場合、パートナーの「ウェルカム」ページは、言語及び初期地図位置の双方に対するフォーム変数を「位置特定」ページに渡すことができる。
図5A及び図5Bにおいて、「位置特定」ページがユーザに対して最初に示される場合、デフォルトの地図画像位置は、「ウェルカム」ページ上でユーザにより特定された国320及び州330に対する動的地図枠510内に示される。ステップ215において、地図画像が異常の位置を表示しない場合、ステップ220において、ページの場所検索領域520に住所情報を入力するか、ページの緯度/経度入力領域525に緯度座標及び経度座標を入力するか、あるいは動的地図枠510上の地図方向制御バー530又は動的地図枠510の右側の地図ズーム制御バー535を使用することにより、ユーザは地図のビューを変更する。「位置特定」ページは、地図に含まれる地理的範囲を操作するために、ページの場所検索領域520及び緯度/経度入力領域525を含む種々の制御を含む。地図に含まれる地理的範囲は、ある特定の尺度レベル又はズームレベルにおいて地図に含まれる地理地域である。システムにおいて、地理的範囲は、空間内に矩形領域を定義する2対の緯度/経度座標により特定される。
場所検索サービスは、「位置特定」ページの場所検索領域520においてユーザにより特定された場所に対する地理データの場所を探し出すために使用される。図1のCFLフロントエンド105により利用されるウェブサービスである場所検索サービスを図12に関する説明において以下により詳細に説明する。場所検索サービスは、ユーザエントリを入力とする。ユーザは、「国」ドロップダウンボックス565から選択すると共に、「番地(House Number)」欄540、「街路名(Street Name)」欄545、「都市(City)」欄550、「州(State/Province)」欄555及び「郵便番号(Postcode)」又は「zipコード」欄560を含む画面欄の組合せに情報を入力することにより、動的地図枠510内の地図画像をある特定の異常の位置に再配置できる。「国」ドロップダウンボックス565は、図3の「ウェルカム」ページに対して上述したように使用される。ユーザが住所情報の入力を終了すると、ユーザは「地図場所」仮想ボタン570をクリックし、その結果、場所検索サービスが呼び出される。場所検索サービスは0個以上の結果のリストを返し、これは場所検索結果領域575に表示される。結果は、最初の結果が選択された状態でリストボックスに表示される。
選択された結果の地理的範囲は地図サービスに対する要求に含まれ、地図サービスは、結果として得られる地図画像を「位置特定」ページ上の動的地図枠510内に描画する。図1のCFLフロントエンド105により利用されるウェブサービスである地図サービスを図12に関する説明において以下により詳細に説明する。図5Aの例において、ユーザは「都市」欄550に「Boston」を入力し、「州」欄555に「MA」(Massachusetts)を入力した。ユーザは、「国」ドロップダウンボックス565を更に使用して「United States」を選択した。本例において、ユーザは番地、街路名又は郵便番号を入力しなかった。ユーザが「地図場所」仮想ボタン570をクリックすると、結果として得られるUnited StatesのMAのBostonの画像は地図サービスにより描画され、ウェブアプリケーションにより動的地図枠510に表示される。実施形態において、地図サービスは、自社開発の地理データの複数のバージョンを表示できる。
「位置特定」ページの緯度/経度入力領域525において、ユーザは、動的地図枠510内の地図画像をある特定の異常の位置に再配置するために、緯度座標及び経度座標をそれぞれ「緯度」欄580及び「経度」欄585に更に入力できる。緯度及び経度の入力後、ユーザは「地図位置」仮想ボタン590をクリックし、地図サービスは結果として得られる地図画像を描画し、これはウェブアプリケーションにより「位置特定」ページ上の動的地図枠510内に表示される。図5Bは「位置特定」ページの一例を示す。図5Bにおいて、ユーザは、ページの緯度/経度入力領域525の「緯度」欄580に緯度「41.073」を入力し且つ「経度」欄585に経度「-74.048」を入力した。ユーザが「地図位置」仮想ボタン590をクリックすると、ウェブアプリケーションは、「位置特定」ページ上の動的地図枠510において中心に配置された緯度座標及び経度座標に対して、緯度座標及び経度座標に関連する地理位置を表示する。本例において、これは米国のNYのChestnut Ridge内の位置である。
ユーザは、異常の位置を選択するために、仮想ボタンを使用して動的地図枠510内の地図画像を直接操作することもできる。ユーザは、動的地図枠510の右側に示す地図ズーム制御バー535をクリックできる。図5A及び図5Bに示すように、ズームレベルは街路(STREET)から都市(CITY)、地方(REGION)及び国(COUNTRY)までを範囲に含む。下方のズームバーは国レベルまでズームアウトする。上方のズームバーは街路レベルまでズームインする。図5Aにおける指示計536は、動的地図枠510内の地図画像が地方のズームレベルで表示されることを示す。図5Bにおける指示計536は、地図画像が都市のズームレベルで表示されることを示す。ユーザは地図画像をクリックして、地図画像の中心をクリック点に再配置できる。ユーザは、地図の4つの側部にある地図方向制御バー530、531、532及び533を使用して、北、南、東又は西にそれぞれ移動することもできる。ユーザは、地図をクリック及びドラッグして矩形を形成できる。これにより、再描画される地図は矩形により示される地理的範囲に最適に収まる。ユーザは、異常を完全に含む最大尺度までズームインするのが好ましい。実施形態において、動的地図の任意の制御及び他のツールを使用する方法に関する指示は、「位置特定」ページ上でエンドユーザに与えられる。エンドユーザは、所望の位置が所望の尺度で示されるまで、「位置特定」ページ上の任意のツール及び全てのツールを繰り返し使用できる。
ある異常は点上に存在し、他の異常は街路の側に沿って又は街路セグメント上に線として存在し、更に他の異常は水域特徴又は国境特徴等の領域として存在する。ユーザが領域特徴ではなく点特徴を記述したい場合、ユーザは「十字形表示」チェックボックス592をクリックする。ユーザが「十字形表示」チェックボックスをクリックすると、「+」記号のように見える十字形593が動的地図枠510内の地図画像上に出現し、地図の中心を明確に識別する。十字形593が異常の位置の中心にまだ配置されていない場合、ユーザは地図上で異常の位置をクリックして位置を識別する。ユーザは、点の位置を記述していると知覚する。それとは関係なく、データを格納する目的で、上述のような地図の境界線の座標又は地図範囲は収集される。
「位置特定」ページを使用中の任意の時点において、異常が修正済みであることにユーザが気付いた場合、ユーザは「位置特定」ページ上の「問題点修正済み」チェックボックス595をクリックできる。このチェックボックス595の目的は、地理データベースの検証を行うことである。ユーザは、図2において説明したのと同一のレポート作成処理を続行するが、ユーザによりアプリケーションに最終的に提出されるデータは、ユーザが地理データに対する更新を要求しているのではなく、「異常」の位置及び種類に対する地理データが実際には正確であることをユーザが確認することを示す。ユーザがこのチェックボックス595を使用する必要がある場合の例は、地理データが任意の期間更新されていなかったポータブルナビゲーションシステム上でユーザが問題点に最初に気付いた場合である。
図2のフローチャートを再度参照すると、ステップ215において、ユーザが異常の位置を示す地図表示を作成すると、ステップ225において、ユーザは「次へ」仮想ボタンをクリックして「対象特定」ページへ進むことができる。ユーザが「対象特定」ページに移動する際、アプリケーションは複数のフォーム変数で地図の地理的範囲を取り込む。フォーム変数は、図1に示すように、ユーザ115のウェブブラウザとサーバ側のCFLウェブアプリケーション130との間で渡されるパラメータの総称である。
ステップ230において、「対象特定」ページが表示される。図6A及び図6Bは、実施形態に従って、ウェブアプリケーションの「対象特定(What)」ページの例を示す図である。「対象特定」ページは、「位置特定」ページの動的地図枠510内に事前に表示されたがより小さな静的地図画像610を含む。「対象特定」ページは、異常の種類を特定するために使用される処理及び対象の集合を示す。小さな地図610の右側の欄の太字ラベルは、ユーザが問題点に対処するように地図メーカに要求できる高レベル処理615〜645のリストを提供し、それらの各処理の下のハイパーリンクは、処理が実行される対象である。「追加(Add)」615の処理は、ある特定の地理データが自社開発の地理データベースに追加されることを要求し、「除去(Remove)」620は、ある特定の地理データが除去される必要があることを示す。「名称変更(Rename)」625は、自社開発の地理データベース内のある特定の地理データ要素の名称が変更される必要があることを示す。「移動(Move)」630は、自社開発の地理データベースにおいて、地図メーカがある特定の地理データ要素を再配置する必要があることを示す。「交通規制更新(Update Traffic Restrictions)」635は、自社開発の地理データベースにおいて、地図メーカがある特定の交通関連属性を変更する必要があることを示す。「ルーティングルール修正(Fix Routing Rules)」640は、自社開発の地理データベースにおいて、地図メーカがある特定のルーティング関連属性を変更する必要があることを示す。最後に、「その他(Other)」645は、上記の処理に含まれない他の要求を示す。
これらの各処理の下層には、処理が実行される対象が編成される。処理「追加」615に対する対象の例は、「所在地住所」650、「道路又は特徴」651、「幹線道路の入口/出口」652、「料金」653及び「地点情報」654である。これらの対象は、対象をハイパーリンクにすることにより実現される。組み合わせて見た場合、処理及び対象は地図メーカに対する「所在地住所の追加」等の要求を記述する。これらの処理及び対象を更なる情報を用いて絞り込むことにより、ユーザは非常に特定された異常の種類の集合を記述できる。
地図メーカに対する特定の指示、例えば「所在地住所の追加」に関して異常の種類を記述することにより、ユーザは異常の種類をより容易に識別できる。
「位置特定」ページにおける異常の位置と「対象特定」ページにおける異常の種類とを分離することにより、ユーザが報告している特定の対象又は属性は識別され、これは自動化に対して非常に有益である。
図2を再度参照すると、ステップ235において、ユーザは地図メーカが実行する処理を「対象特定」ページ上で判定する。ステップ240において、ユーザはこの処理の対象をクリックする。対象のハイパーリンクが「対象特定」ページ上でクリックされると、ステップ245において、記述欄の集合は、ユーザにより選択された処理660及び対象661でラベル表示される記述欄領域670内にページ上で表示される。例えば図6Aにおいて、ユーザは、処理660に示す処理「交通規制更新」635を選択し且つ対象661に示す対象「方向転換規制」656を選択した。記述欄領域670により、ユーザは追加情報を選択及び/又は入力できる。ステップ250において、ユーザが記述したい問題の種類を見つけなかった場合、ステップ235に戻り、ユーザは処理及び対象の別の組合せを判定する。ステップ250において、ユーザが記述したい問題の種類を見つけた場合、ステップ255において、ユーザは「対象特定」ページ上の異常記述欄に入力する。
例えば図6Aに示すように、処理「交通規制更新」635に対して、ユーザが対象「方向転換規制」656をクリックする場合、処理及び対象の組合せに特有の記述欄領域670がユーザに対して表示される。「異常の種類」欄671は記述欄の1つの一例である。ユーザは、関連する「種類」ドロップダウンボックスをクリックして、処理及び対象の組合せに対する異常の種類の有限集合を閲覧する。
図7は、実施形態に従って、図6Aの「対象特定」ページの例に対する異常の種類の集合の一例を示す図である。処理「交通規制更新」635及び対象「方向転換規制」656の場合、ユーザは、自分が記述しようとしている異常に適合する種類、例えば、図7における記述欄領域670の「種類」ドロップダウンボックス671に示すような「Uターン禁止」677又は「右折限定」678を選択する。本例において、ユーザによる選択の結果得られる異常の種類は図7における「左折禁止」676であり、これを図6Aの種類ドロップダウンボックス671に同様に示す。
図6Aにおける記述欄の他の例は、「開始街路名」欄672及び「終了街路名」欄673である。別の例は「問題点を見つけたウェブサイト又はデバイス」欄674であり、ユーザは異常を発見したアプリケーション又はデバイスをこの欄に記述できる。別の例は「コメント」欄675であり、ユーザが追加情報を追加したい場合、ユーザは異常を更に記述するための補足情報をこの欄に入力できる。これは、ユーザが「開始街路名」欄672、「終了街路名」欄673又は「問題点を見つけたウェブサイト又はデバイス」欄672等の構造化データ欄を汚損しないようにするために行われる。ユーザが「コメント」欄675に入力したデータは、自動処理により解釈されない非構造化言語依存データであるため、自動処理はこのデータを使用しない。しかし、この欄はシステムの手動監査に対して有用である。
図6Bは、実施形態に従って、「対象特定」ページの別の例を示す図である。ユーザは、処理「追加」615及び対象「地点情報(Points of interest)」654を選択した。ユーザにより選択された処理660及び対象661でラベル表示される記述欄領域670において、「POIの名称」680と呼ばれる記述欄の別の例がユーザに対して表示され、ユーザは地図上で欠落している地点情報名をこの欄に入力できる。記述欄の他の例は、「問題点を見つけたウェブサイト又はデバイス」欄674及び「コメント」欄675であり、これらは図6Aに対して説明したものと同一である。しかし、以下に更に詳細に説明するように、異常の種類が「MissingPOI」であるとシステムが判定するため、「種類」ドロップダウンボックス671は図6Bの「対象特定」ページにおいて不要である。
図8は、実施形態に従って、図6A及び図6Bの「対象特定」ページにおける処理及び対象に対する異常の種類の集合の更なる例を示す。しかし、図8は異常の種類の完全な集合であることを意図しない。これらの異常の種類は、「追加」615等の処理及び処理が実行される「道路又は特徴」651等の対象を選択するユーザにより選択される。更に、ユーザは、選択された処理及び対象の組合せに関する任意の補足詳細をオプションで選択又は入力する。
処理及び対象のいくつかの組合せは、異常の種類を完全に記述する。例えば、図6Bにおける処理「追加」615及び対象「地点情報」654の場合、異常の種類は「MissingPOI」である。これはシステムにより判定され、図8における異常の種類の集合内に見つけられる。この場合、ユーザからの異常の種類の追加情報は不要である。そのため、例えば「対象特定」ページ上の「種類」プルダウンボックス671はユーザに対して表示されない。処理「移動」630及び対象「所在地住所」655に対する別の例において、図8に示すように、システムは異常の種類が「MisplacedAddress」であると判定する。
処理及び対象のいくつかの組合せは、例えば図6Aの例のように、異常の種類を完全には記述しない。処理「交通規制更新」635及び対象「方向転換規制」656の場合、自社開発の地理データベースに追加可能な種々の交通規制を記述する多くの異常の種類が図8において存在する。従って、この場合、ユーザが関連するドロップダウンボックスから異常の種類のうちの1つを選択できるように、「種類」欄671は「対象特定」ページ上に必要である。この場合、処理及び対象は、「種類」欄671においてユーザにより選択されたエントリと組み合わされ、図8における異常の種類を形成する。例えば、結果として得られる異常の種類は「UTurnNotRequired」であってもよい。
何らかの理由により、「対象特定」ページを使用中の任意の時点において、ユーザが異常の位置を適切に記述しなかったと考えた場合、ユーザは、異常の位置を更に絞り込むため、「前へ」仮想ボタン690をクリックして「位置特定」ページに戻ることができる。
図2を再度参照すると、エンドユーザが異常記述欄領域670を完了すると、異常の種類は完全に記述される。この時点で、ステップ260において、ユーザは「次へ」ボタンをクリックし、それによりステップ265において「確認」ページが表示される。
従って、ユーザは、自動処理が認識可能な態様で問題の種類及び問題の位置を記述できるが、システムは、これらの問題を解決するためにいくつかの手動処理を使用することもできる。エンドユーザの地理データ更新要求の種類は、「MissingAddress」又は「MisnamedStreet」等の文字列定数の集合として実現される列挙値及び構造化データ記述欄、例えばユーザが誤った名称を付けられた街路の正確な名称を入力する「正確な名称」欄を使用して記述される。問題の位置は、空間内に矩形領域を定義する2対の緯度/経度座標により特定される地理的範囲により示される。列挙値、構造化データ欄及び地理的範囲は言語的に中立であるため、翻訳に対する任意の依存性を回避する。
従って、列挙値、構造化データ欄及び地理的範囲により、地理データに対する更新の自動処理が可能になる。用語「自動的に処理する」及び「地理データに対する更新の自動処理を可能にする」の使用は、処理を自動処理に限定しない。1つ以上の手動処理は、自動処理に加えて依然として使用可能である。互いに組み合わされたこれらの処理の全ては、異常の処理及び他の関連する処理を実行し、地理データに対する更新の処理を最終的に実行する。
図9は、実施形態に従って、ウェブアプリケーションの「確認(Verify)」ページの一例を示す図である。「確認」ページは、図6Aの「対象特定」ページ上と同一のより小さな静的地図画像610を表示し且つユーザが図6Aの「対象特定」ページ上で選択した処理660、対象661及び更なる記述要素670を要約する。「確認」ページは、地図メーカがユーザの異常提出の状態の変化をユーザに通知できるように、電子メールアドレスを「電子メールアドレス」欄910に入力するようにユーザを更に誘導する。
ステップ270において、ユーザは「確認」ページに表示されるデータを点検する。ステップ275において、ユーザが入力したデータに満足しない場合、ユーザは「前へ」仮想ボタン920をクリックしてステップ230における「対象特定」ページに戻り、ページ上で情報を追加、変更又は除去できる。表示されたデータが報告したい異常を記述しているとユーザが満足する場合、ステップ277において、ユーザは「提出する」仮想ボタン930をクリックできる。
ステップ280において、「位置特定」ページ上でユーザにより特定された異常の位置及び「対象特定」ページ上でユーザにより特定された種類を含む異常データは、異常収集サービス1225に転送される。異常収集サービス1225は、異常を収集データベース1250に格納し、固有の追跡番号を返す。この転送及び格納の詳細を以下の図12に関する説明において記述する。
ステップ285において、「謝辞(Acknowledgment)」ページは、ユーザにより入力された地図の不一致がシステムに提出にされたというメッセージと共に、ユーザに対して表示される。図10は、実施形態に従って、ウェブアプリケーションの「謝辞」ページの一例を示す。「謝辞」ページは、異常が収集された時に異常収集サービス1225により供給される固有の追跡番号1010を表示する。「謝辞」ページは、ユーザが追加のフィードバックを報告できるようにするハイパーリンク1020を更に提供する。ステップ290において、ユーザが追加のフィードバックを提供するためにハイパーリンク1020をクリックすると、ステップ210におけるフローチャートの「位置特定」ページに戻り、ユーザは地図の別の不一致を入力する。ステップ290において、ユーザが追加のフィードバックを提供するためにハイパーリンク1020をクリックしない場合、処理はステップ295において終了する。
図11は、実施形態に従って、図2のウェブアプリケーションのフローチャートにおいて説明したページの流れの一例を高レベルで示す図である。ウェルカムページ1110又はパートナー独自のバージョンのウェルカムページ、すなわちパートナーのウェルカムページ1120のいずれかを使用して、このページ上でユーザにより入力された言語及び初期地図位置情報は位置特定ページ1130に渡される。ユーザは、位置特定ページ1130を使用して異常の位置を判定し、「次へ」をクリックして対象特定ページ1140へ進む。対象特定ページにおいて、ユーザは異常の種類を判定し、その後「次へ」をクリックして確認ページ1150へ進む。確認ページ1150において、ユーザは自身の提出における情報を確認し、「提出する」をクリックして異常を提出する。この時点において、ユーザは謝辞ページ1160を表示され、追加の異常を入力するための位置特定ページ1130に戻るために、追加のフィードバックを提供するためのハイパーリンクをクリックする。対象特定ページ1140及び確認ページ1150の双方において、ユーザは、位置特定ページ1130上で位置を絞り込むため又は対象特定ページ1140上で異常の種類を絞り込むためにそれぞれ前のページに戻ることを選択できる。
[CFLフロントエンド]
図12は、実施形態に係る顧客フィードバックループ(CFL)のフロントエンドの一例を示す図である。CFLフロントエンド1210は多くのウェブサービスを含み、その全ては、CFLウェブサービスAPI1240を介して単純なHTTPのget要求及びpost要求を用いてアクセスされる。ウェブサービスは、場所を探し出すための場所検索サービス1215、地図画像を描画するための地図サービス1220、提出された異常を収集するための異常収集サービス1225、異常データ及び状態を供給し且つユーザのフィードバックを処理するためのフィードバックサービス1230、並びにシステムの適切な動作を監視する監視サービス1235を含む。CFLフロントエンド1210は、図1におけるCFLフロントエンド105の更なる詳細を示す。場所検索サービス1215及び地図サービス1220はオプションサービスであるが、システムは異常収集サービス1225及びフィードバックサービス1230を使用する必要がある。監視サービス1235は動作サポートサービスであり、CFLウェブサービスAPI1240の一部ではない。従って、監視サービスはパートナーによる使用を意図しない。
場所検索サービス1215及び地図サービス1220は、CFL地理サービスサーバ1275上のサポートサービス1290として示される地理サポートサービスの集合を利用する。サポートサービス1290は地理データ1295にアクセスする。場所検索サービス1215及び地図サービス1220に対するサポートサービス1290の選択における融通性を可能にするため、場所検索サービス1215及び地図サービス1220のウェブサービス機能性はサポート機能性から分離されるように設計される。
CFL更新レポート作成ウェブアプリケーション1245により、エンドユーザは異常を記述し且つそれらを報告できる。パートナーは、場所検索サービス1215及び地図サービス1220を利用して同様のウェブアプリケーションを実現することを選択でき又は独自の場所検索サービス及び地図サービスを異常収集サービス1225と共に使用できる。例えば、顧客向け地図及び運転指示サービスをホストするパートナーは、自社開発の地図及び場所検索機能をエンドユーザに提示でき且つ知覚された誤りを依然として異常収集サービス1225に提出できる。収集において、スロワ(thrower)アプリケーション1255が異常を読み出し且つそれらをCFLバックエンド1610に転送するまで、異常は収集データベース1250に格納される。この詳細を図16に関連して説明する。
CFLユーザフィードバックウェブアプリケーション1265により、エンドユーザはシステムに報告した異常の状態を閲覧でき且つ問題が補正されたか否かを示すことができる。このCFLユーザフィードバックウェブアプリケーション1265は、報告された異常の現在の状態にフィードバックデータベース1280を介してアクセスするため及びそれらの状態に関するユーザのコメントを提供するためにフィードバックサービス1230を利用する。パートナーは、フィードバックサービス1230を利用する同様のウェブアプリケーションを実現することを選択できる。
場所検索サービス1215、地図サービス1220、異常収集サービス1225、フィードバックサービス1230及び監視サービス1235は、CFLウェブサービスサーバ1270と呼ばれる単一のコンピュータ上で1つにまとめられる。複数のCFLウェブサービスサーバ1270はシステム内に存在できる。これらの各サーバは、核となる場所検索及び地図描画機能性のために、CFL地理サービスサーバ1275として示される1つ以上のサーバを使用する。
スロワアプリケーション1255は継続的に実行し、CFLバックエンド1610にまだ転送されていない異常がないか収集データベース1250を検査するために定期的に動作する。そのような異常を見つけた場合、スロワアプリケーション1255はそれらを読み出し、通常はインターネットであるネットワークを介してHTTPのpostコマンドを用いて、図16に示すようなCFLバックエンド1610内に位置するキャッチャ(catcher)サービス1612と呼ばれるウェブサービスにそれらを転送する。
監視アプリケーション1285は外部アプリケーションであり、厳密にはCFLフロントエンド1210の一部ではない。監視アプリケーション1285は、適切なシステム動作を検証するため、監視サービス1235に対して要求を定期的に発行する。
異常を単一のCFLバックエンドに転送する複数のCFLフロントエンドが存在する。追加のCFLフロントエンドは、エンドユーザによる使用の増加に適応するために追加可能である。
[CFLウェブサービスアプリケーションプログラミングインタフェース]
図12においてCFLフロントエンド1210内に示すように、CFLウェブサービスAPI1240は、単純なHTTPのget要求及びpost要求を用いて複数のウェブサービスにアクセスする。サービスは、ジオコーディングのための場所検索サービス1215、地図を描画するための地図サービス1220、異常を収集するための異常収集サービス1225及び異常の状態に関するエンドユーザのフィードバックを集約するためのフィードバックサービス1230を含む。これらの各サービスは、顧客識別変数又はClientIdを特定する必要がある。ClientIdはシステムにより定義される文字列であり、ビジネスパートナーを示す。システムは有効なClientIdを検査できる。各要求のClientIdを追跡することにより、システムは種々の顧客の使用パターンを判定できる。
図13は、実施形態に従って、CFLフロントエンドの場所検索サービスと共に使用される地図場所フォーム変数の表の一例を示す図である。場所検索サービス1215は、図13において説明する変数の任意の組合せを含むフォーム「http://{cflservice}/PlaceFind」のURLに対してHTTPのpostコマンドを実行することによりアクセスされる。他のサービスの場合と同様に、ClientIdは必須パラメータであり、システムにより供給される有効値を有さなければならない。HouseNumber、StreetName、Place、AdministrativeArea、Postcode及びCountryの変数は、顧客が検索したい住所の要素を含む。HouseNumber及びStreetNameはオプションであり、ある特定の点住所を返すための番地を含まなければならない。Placeはオプションであり、一般に都市又は地域の他の種類である。AdministrativeAreaはオプションであり、異なる国において異なるものを意味するために使用される。米国又はカナダにおいて、これは州として解釈される。適宜それを特定することにより、ユーザに返される曖昧な結果の数が減少する。Postcode又はZIP Codeはオプションである。実施形態において、Countyは必須である。これは空白であってはならず、図4に示すような3文字のISO国コードのうちの1つとして認識されなければならない。これらのISO国コードは、国際標準化機構(ISO)により最初に発行された規格国コードであり、仕様書「3166-1 Alpha-3」の国コードである。
場所検索サービス1215は、変数が供給される場合に可能な位置記述のうち最も正確な位置記述を返そうとする。例えば、街路が特定されなかった場合、最も正確な位置記述は都市又は郵便番号であってもよい。場所検索サービス1215が位置を正確に判定する場合、場所検索サービス1215は検索された位置の名称を含むテキスト応答文字列及び位置の地理的範囲を返す。複数の結果が検索される場合、各結果の名称及び位置は全結果を含む地理的範囲と共に特定される。場所検索サービス1215は、地図メーカの自社開発の地理データベースの最新バージョンを利用する核となる参照サポートサービスに依存する。地図メーカが自身の地理データの品質及び完全性を向上する場合、このデータベースは、エンドユーザが利用可能な最新の経験を提供するように更新される。
図14は、実施形態に従って、CFLフロントエンドの地図サービスと共に使用される地図位置フォーム変数の表の一例を示す図である。地図サービス1220は、図14において説明する変数を含むフォーム「http://{cflservice}/Map」のURLに対してHTTPのget要求を実行することによりアクセスされる。他のサービスの場合と同様に、ClientIdは必須パラメータであり、システムにより供給される有効値を有さなければならない。MinLon、MaxLon、MinLat及びMaxLatはシステムにより判定され、最小及び最大の経度及び緯度を特定する。これらの4つの変数は、要求された地図の境界線又は範囲を構成する。これらの変数は必須であり、要求された地図境界を記述するWGS84の経度値及び緯度値である。WGS84は1984年の世界測地系を意味し、地理データに対する座標系を定義するデータである。これらのWGS84の値は10進値でなければならず、分単位及び秒単位であってはならない。10進数の区切り記号は点又はコンマの文字のいずれかである。SizeX及びSizeYはシステムにより判定される必須の数字であり、地図画像のサイズを画素単位で記述する。これらの数字は10〜500の整数である。
ユーザに対して表示するための正確な地図画像を正確に判定した場合、地図サービス1220は、結果として得られるポータブルネットワークグラフィックス(png)ファイルを顧客にストリーム送信する。pngファイルは地図画像を表示する。任意のパラメータが無効の場合、地図サービス1220はHTTP400エラーを返す。地図範囲は、有効な緯度値及び経度値により特定されなければならない。北アメリカの地図を返すユニフォームリソースロケータ(URL)又はウェブアドレスの一例は、「http://MapMaker'sWebsite.com/Map?ClientId=AClientID&MinLat=40&MinLon=75&MaxLat=41&MaxLon=-74&SizeX=500&SizeY=450」である。
地図サービス1220は、地図メーカの自社開発の地理データベースの最新バージョンを利用する核となる地図描画サポートサービスに依存する。地図メーカが自身のデータの品質及び完全性を向上する場合、このデータベースは、エンドユーザが利用可能な最新の経験を提供するために更新される。
フィードバックサービス1230は、異常追跡番号をパラメータとして有するHTTPのget要求を実行することによりアクセスされる。フィードバックサービス1230は、フィードバックデータベース1280においてそのグローバル一意識別子を参照し、異常の現在の状態を含む異常に関する情報を返す。フィードバックサービス1230により、CFLユーザフィードバックウェブアプリケーション1265等のエンドユーザウェブアプリケーションは、エンドユーザが評価するための異常に関する全ての関連情報を表示できる。
フィードバックサービス1230は、異常追跡番号及び異常の現在の状態に関するエンドユーザの評価の記述を有するHTTPのpostコマンドを実行することにより更にアクセス可能である。フィードバックサービス1230により、CFLユーザフィードバックウェブアプリケーション1265等のエンドユーザアプリケーションは、自身が報告した異常に対するフィードバックを提供できる。
異常収集サービス1225は、フォーム「http://{cflservice}/Collection」のURLに対して種類、位置及び異常に関する他の詳細を記述する変数を含むHTTPのpostコマンドを実行することによりアクセスされる。サービスは、ポストされた変数の最低限の検証を実行し、このデータを収集データベース1250に挿入する。異常は、大文字・小文字を区別するフォーム変数の形態で提供される。各異常は、異常の種類を記述する異常種類フォーム変数、例えば「MissingStreet」を含まなければならない。この変数を含まないと、HTTPのpostからエラーが返され、収集データベース1250は更新されない。他のサービスの場合と同様に、ClientIdも必須パラメータであり、システムにより供給される有効値を有さなければならない。異常の各種類に対して、その種類に適切なパラメータの集合が存在する。例えば、MissingStreetという異常は、欠落している街路の名称等のパラメータを含まなければならない。厳密には、異常の種類及びClientId以外の異常の全パラメータはオプションである。従って、HTTPのpostコマンドは欠落している街路の名称を特定できなくても正確に動作し、データは収集データベース1250に挿入される。しかし、挿入された記録が欠落している街路を記述しない場合、その記録は欠落している街路を記述する場合ほど有用ではない。
図15A及び図15Bは、実施形態に従って、CFLフロントエンド1210の異常収集サービス1225により受け付けられる異常パラメータのリストの一例を示す図である。図15A及び図15Bは、パラメータ定義の説明及びそれらがシステムにおいて使用される方法に関する注意を更に含む。
図15Aにおいて、Typeパラメータは全ての異常に対して必須である。これは記述される地理データの異常であり、図8において特定される値のうちの1つでなければならない。ClientIdパラメータは全ての異常に対して必須であり、有効値を有さなければならない。これは、地図メーカにより供給される顧客を示す文字列である。Applicationパラメータは、問題点が発見されたアプリケーションを記述するオプションの自由形式の文字列である。Commentsパラメータはオプションのコメントの文字列であり、全ての異常に対して受け付けられる。MapVersionパラメータもオプションであり、ユーザが問題点を報告した際にユーザが閲覧していた地理データのバージョンを記述する。ProblemDataVersionパラメータはオプションであるが、供給される場合はシステムにより定義される有効値のうちの1つでなければならない。ProblemDataVersionは、異常が発見されたデータのバージョン又はユーザが異常を報告しているバージョンである。例えば、自社開発の地理データの2005.2リリースをユーザが使用している場合、「2005.2」が特定される。有効値のリストは、APIを使用して開発者に提供される。
MapPixelsWidth及びMapPixelsHeightはそれぞれ、ユーザがCFLの異常を入力している間に表示される地図の幅及び高さである。これらの値の一方を特定する場合、双方を特定しなければならない。AlreadyFixedパラメータは、地理データにおいて異常が修正済みであることを現在閲覧可能な地図が示すかを示す。このパラメータが存在する場合、図5A及び図5Bに示すように、ユーザが「位置特定」ページ上で「問題点修正済み」仮想ボタン595をクリックする時にユーザにより設定されるように、その値は真又は偽のいずれかでなければならない。例えばルーティングの異常等、全ての異常が地図を閲覧することにより確認可能なわけではないため、異常の全ての種類がこのパラメータを含むわけではない。
MinLon、MaxLon、MinLat及びMaxLatパラメータは、異常の位置を含む地図範囲を記述する。地図範囲値のうちの1つを特定する場合、全ての値を特定しなければならない。地図範囲パラメータが特定される場合、CenterPointSignificantパラメータは地図の中心点が重要であるかを示すために特定可能である。例えばユーザは、問題の正確な位置を示すために、地図の中心に十字形を描くチェックボックスを選択しておくことができる。このパラメータが存在する場合、その値は真又は偽でなければならない。
異常に関連付けられる住所情報パラメータは、Country、AdministrativeArea、City、Postcode、StreetAddress、StreetName及びHouseNumberを含む。この場合、StreetAddressは街路名及び番地の双方を含む。
図15Bは、OriginCountry、DestinationCountry、OriginCity、DestinationCity、OriginAdministrativeArea、DestinationAdministrativeArea、OriginStreetAddress及びDestinationStreetAddressパラメータを含む。ルーティングの異常(Routing anomalies)は、ルートの始点及び終点を記述するために、これらの出発地住所及び目的地住所のコンテキストを利用する。OriginCountry及びDestinationCountryの値が特定される場合、それらは、図4における場所検索に必要な3文字のISOコードのうちの1つであるのが好ましい。
FromStreetName及びToStreetNameパラメータは、異常の種類に応じて異なる方法で使用される。例えば、これらの2つのパラメータは、ある道路から別の道路に移動する際の問題を記述できる。あるいは、これらのパラメータは当該位置が存在する交差街路を記述できる。Nameパラメータは任意の地図特徴の名称を表し、WrongNameは任意の地図特徴の不正確な名称を表し、Languageは提出の言語を表す2文字又は3文字のISO639言語コードである。UserIdパラメータはエンドユーザを識別するためのオプションの文字列である。EmailAddressは地図メーカが使用するためのものであり、パートナーがこのパラメータを供給することは推奨されない。Comments以外の全ての文字列パラメータは256文字未満でなければならず、Commentsは1024文字であってもよい。
異常収集サービス1225に対する正確なポスト動作により、成功フラグ(ゼロ「0」)及びグローバル一意識別子(guid)を含む文字列が返される。これは、ポスト動作に対する追跡番号「0:{guid}」として役立つ。内部サーバのエラーの場合、一時的技術問題を示すエラーフラグ(「1」)が返される。誤ったポスト動作の場合、HTTPのpostコマンドに関する問題を示すエラーフラグ(「-1」)及びそれに続いてコロンにより区切られる一連のエラー記述「-1:{エラー記述1}:{エラー記述2}」が返される。
postが異常の種類を含まない場合又は認識不能な異常の種類を含む場合、エラー記述はサポートされる異常の全種類のリストを含む。postが異常の種類を含むがパラメータを含まないか又は認識不能なパラメータを含む場合、エラー記述はその種類に対して許容可能な全パラメータのリストを含む。
ユーザにとって最も直感的であると考えられる特定用途向け用語で地理データの問題を特定することと地図メーカにとって最も有用であると考えられる実際の地理データの用語で地理データの問題を特定することとの間には根本的な緊張状態が存在する。これらの目的の均衡を取ろうとする場合、異常収集サービス1225は、特定用途向け用語で記述され且つ同一の基礎となる地理データの問題を記述できる複数の異常の種類を定義する。しかし、異常の異なる種類は、特定性の程度の差があるが問題を記述できる。この主な例は、2つの異常「StreetNotFound」及び「MissingStreet」である。「StreetNotFound」という異常は、所定の街路が所定の都市における街路リスト内に見つけられない場合のアプリケーションの問題点を記述する。一方、「MissingStreet」はユーザが既知の街路を地図内に見つけられない場合を記述する。街路が基礎となる地理データに存在しない場合、それが地図上に表示されず又は街路リストに列挙されないことは明らかである。この場合、「MissingStreet」という異常が問題に関してより強く主張するため、「MissingStreet」を受信することが好ましい。より正確な異常を提出するようにユーザを誘導するためにCFL更新レポート作成ウェブアプリケーション1245が実行可能な任意の処理の結果、より多くの処理可能なデータが収集される。
異常収集サービス1225は、コンピュータ自動制御により処理可能な構造化された異常データの収集をサポートする。これは、異常の2つの重要な要素である位置及び種類が機械可読形式で記述されるため達成される。位置は、緯度/経度値を表す浮動小数点数を用いて地図範囲の2つの角を記述することにより特定される。種類は、文字列定数の列挙集合を用いて特定される。このように、システムは、自動化された手段を使用して非常に大量のデータを処理できる。
異常収集サービス1225は言語的に中立である。サービスは、エンドユーザの言語に依存しない変数情報の記述をサポートする。地理データの大部分の問題に対して、重要な情報は問題の位置及び問題の種類である。APIは、位置情報を地図範囲又は緯度/経度の対のうちの一対、すなわち緯度/経度座標の4つの組として表し且つ問題の種類を文字列定数の列挙集合として表すことにより、言語翻訳に対する依存性を回避する。従って、顧客フィードバックループシステムにおいて、ユーザ向けCFL更新レポート作成ウェブアプリケーション1245のみがユーザに対してユーザの言語に翻訳される必要がある。
ウェブサービス1215、1220、1225及び1230はCFL更新レポート作成ウェブアプリケーション1245をサポートし、図16に示すように、異常の情報をCFLバックエンド1610に最終的に格納する。
あるパートナーは、自身の顧客が問題の種類及び位置を記述するレポート作成アプリケーションの完全制御を所望する。そのため、パートナーがアプリケーションとして作成する必要のある地図描画及び場所検索を含み且つ異常収集を当然含む核となるサービスを提供するために、CFLウェブサービスAPI1240はシステムに含まれる。API1240は、独自の地図描画又はジオコーディングを提供したいパートナー又は他の手段から位置及び種類を取得するパートナーをサポートするために、この細部性と共に提示される。これらのパートナーは異常収集サービスのみを利用する。
[CFL監視サービス]
ウェブサービスの所期の動作を検証する監視サービス1235として知られる追加サービスは、CFLウェブサービスAPI1240から独立して存在する。監視サービス1235は、CFLウェブサービスサーバ1270のローカルネットワーク上の監視アプリケーション1285により定期的に呼び出される。このように監視サービス1235が定期的に呼び出される結果、場所検索サービス1215、地図サービス1220及び異常収集サービス1225が呼び出され、それらの所期の動作が保証される。更に、監視サービス1235は、スロワアプリケーション1255の所期の動作を保証するために収集データベース1250を直接監視する。特に、監視サービス1235は、スロワアプリケーション1255のスリープ期間に従って、全ての異常がCFLバックエンド1610に投入されるかを検証する。任意の失敗が検出されると、通常は外部監視アプリケーションである呼び出し元に通知される。
監視サービス1235が異常収集サービス1225にデータをポストする場合、Heartbeatと呼ばれる異常の特別な種類を使用する。このHeartbeatという異常の種類も図8に示される。この異常の種類は、大部分の演算プロセスにより無視されるが、全ての異常と同様に、スロワアプリケーション1255を介して図16に示すCFLバックエンド1610内の異常リポジトリ1614までシステムを通過する。図16において、異常リポジトリ1614はheartbeatを最終的に収集サービス正常性レポートウェブアプリケーション1676に提供する。監視サービス1235がこのheartbeatという異常を異常収集サービス1225にポストする場合、異常収集サービスはCFLウェブサービスサーバ1270の名称を異常に追加する。これらの異常がシステムを通過して異常リポジトリ1614に到着すると、それらは収集サービス正常性レポートウェブアプリケーション1676により検査される。このウェブアプリケーションは異常リポジトリ1614を継続的に検査し、システム内の全てのCFLウェブアプリケーションサーバ1270からのこれらのheartbeatの規則的な受信、例えば数分後の受信を検証する。収集サービス正常性レポートウェブアプリケーション1676は、個々のCFLウェブサービスサーバ1270の適切な動作だけではなく、複数のCFLフロントエンド1210及び単一のCFLバックエンド1610から構成される疎結合システム全体の適切な動作も示す。通常の演算プロセスは、異常リポジトリ1614内のこれらのheartbeatという異常を無視する。
[異常の処理:CFLバックエンド]
図16は、実施形態に係る顧客フィードバックループ(CFL)のバックエンドの一例を示す図である。異常はCFLバックエンド1610を通じて追跡される。これは一例に過ぎないが、CFLバックエンドの大部分の要素に言及する。CFLバックエンド1610は、図1におけるCFLバックエンド110の追加の詳細を示す。
異常の一例がキャッチャサービス1612にポストされると、これは異常リポジトリ1614に即座に格納される。異常データは、異常リポジトリ1614内の読出し専用テーブル異常1616に格納される。異常データを作成することにより、その異常に関連する属性の集合の自動作成がトリガされる。これらの異常属性1618は、異常リポジトリ1614内の別個のデータベーステーブルに格納される。これらの属性は、初期状態である「Start」に設定される異常の状態を含む。
種々の自律エージェントは、異常リポジトリ1614において継続的に実行する。電子メールエージェント1622は新規の異常を継続的に探し出し、それらがエンドユーザの電子メールアドレスを含むかを判定するためにそれらを検査する。新規の異常がエンドユーザの電子メールアドレスを含む場合、電子メールエージェントは、ユーザが報告した異常例を地図メーカが受信したという通知をエンドユーザに送出し、この電子メールが完了したことを示すために、この異常例の対応する異常属性1618を更新する。
事象エージェント(incident agent)1624は新規の異常を検査する。報告された異常例が重要な情報を含まないこと、すなわち異常が処理不能であることが判明すると、事象エージェントは異常の状態を「BadIncident」に更新する。異常の状態の更なる詳細は、以下の図19に関する説明において記述される。しかし、異常が処理可能な場合、事象エージェントは異常の状態を「New」に更新し、異常は検証候補になる。
地理拡大エージェント1626は継続的に実行し且つ新規の異常を探し出す。新規の異常例を見つけると、地理拡大エージェント1626は、異常の地図境界の中心点において地理参照手順を実行する。この参照手順は、国、州及び郡等の種々の政治及び行政地域を記述する一連の多角形を使用する。この手順により所定の範囲の名称が形成され、エージェントは、この所定の範囲名を追加するように異常の対応する異常属性1618を更新する。
ケース生成エージェント1628及びクラスタ化エージェント1630は、異常リポジトリ1614に対して継続的に実行して新規の異常を探し出す。新規の異常例を見つけると、これらのエージェントは、新規の異常例が既存の異常の重複であるか又は他の関連する異常に地理的に近接するかを判定するためにそれを検査する。既存の異常の重複である場合、双方の異常は同一のケースに属すると称される。他の関連する異常に地理的に近接する場合、これらの異常は同一のクラスタに属する。ケース及びクラスタの双方は、メタデータ1620として異常リポジトリ1614内に保持される。例えば、自社開発の地理データベース1652においてクラスタを構成する異常を補正するように設計される演算プロセス1650が既に開始されている優先順位の非常に高いクラスタに異常例が属すると仮定する。
自動検証エージェント1632は、異常リポジトリ1614に対して継続的に実行して新規の異常を探し出す。例えば、自動検証エージェント1632が異常例を検査する際に、その異常が自動検証をサポートする最新の地理データ1634における実際の問題点であると判明したと仮定する。その場合、自動検証エージェント1632は異常の状態を「Open」に更新する。
任意の時点において、地図メーカは、異常例の詳細を閲覧し、それらの詳細を自社開発の地理データベース1652と比較し且つ異常がデータベース内の実際の問題を記述することを単独で検証するために異常ブラウザアプリケーション1640を使用できる。
自社開発の地理データベース1652は、地図メーカの参照データベースである。CFLバックエンド1610における地理データ1634及びCFLフロントエンド1210における地理データ1295の双方は、ユーザが自身の製品において使用しているユーザの地理データ(不図示)と同様に、自社開発の地理データベース1652から取得される。一般に、地理データ1634は地理データ1295より頻繁に更新され、地理データ1295は、ユーザが自身の製品において使用している地理データより頻繁に更新されてもよい。実施形態において、自社開発の地理データベース1652は、地理データ1634及び/又は1295の更新バージョンを取得するため及びユーザに対する製品において使用可能になるデータをリリースするために使用される。
異常例に対して、新規の異常例が属する高優先順位のクラスタにより開始された演算プロセス1650が完了すると、更新の大きな集合が自社開発の地理データベース1652に対して確定される。所定時間後、この参照データベースは、自動検証エージェント1632をサポートする地理データ1634に対して複製される。自動検証エージェント1632が異常例に対して次に実行する時、異常を補正するために地理データ1634が更新されたため、自動検証エージェント1632は問題が補正されたと判定する。この時点において、エージェント1632は異常の状態を「Closed」に更新し、修正データが含まれるデータベースの製造バージョンを記録する。異常の状態及びデータベースのバージョンは、異常属性1618において異常に対して更新される。
所定時間後、異常例に対する修正データを含むデータのこの新バージョンはCFLフロントエンド1210にロードされ、図12におけるCFL地理サービスサーバ1275内の地理データ1295にロードされる。この時点において、電子メールエージェント1622はトリガされ、異常の提出と共に電子メールアドレスを含むことにより異常を検査し且つ問題点が正確に対処されたか否かに関するフィードバックを提供するためにCFLユーザフィードバックウェブアプリケーション1265を使用することを提案したユーザに対して電子メールを送出する。
エンドユーザは、CFLユーザフィードバックウェブアプリケーション1265において異常の状態を検査できる。CFLユーザフィードバックウェブアプリケーション1265は、フィードバックサービス1230を利用して異常のデータ及び最新状態を表示し、異常が正確に対処されたことを確認又は否定できる。フィードバックサービス1230は、異常が適切に対処されたことをエンドユーザが確認又は否定したことを示すメッセージをCFLバックエンド1610に送出し、異常に関連する異常属性1618は、このユーザのフィードバックに従って更新される。
[CFLバックエンドの詳細]
キャッチャサービス1612は、ユーザが報告した異常を記述する全データを含むHTTPのpostコマンドを実行することによりアクセスされるウェブサービスである。キャッチャサービス1612は、多くのCFLフロントエンドサーバ1270上のスロワアプリケーション1255からポストされたデータを受信し、CFLバックエンド1610により更に処理するためにこのデータを異常リポジトリ1614に格納する。
異常リポジトリ1614自体は、未処理の異常1616及び異常属性1618と呼ばれる異常に関するデータの双方を含むデータベースである。異常がリポジトリに書込まれると、異常は読出しのみが可能であるが、関連する異常属性は読出し又は書込みが可能である。これらの属性は、エンドユーザに送出された電子メールを示すフラグ、異常の地図境界の中心点を含む郡、州又は国等の住所情報及び異常の状態値を含むが、これらに限定されない。状態値は、異常がリポジトリに到着した直後であることを示す「Start」、異常が処理不能であることを示す「BadIncident」、異常が地図メーカの自社開発の地理データベースに関する実際の問題を示すことを示す「Open」及び異常が地図メーカの自社開発の地理データベースに関する実際の問題を現時点で又は今後も示さないことを示す「Closed」を含むが、これらに限定されない。実施形態において、他の状態値は、自社開発の種々の演算プロセスによる異常の使用を容易にするために使用される。
種々のアプリケーションは、異常ブラウザアプリケーション1640を含むリポジトリ上で動作する。異常ブラウザアプリケーションにより、地図メーカは異常リポジトリ1614内の異常を全体的及び個別に点検できる。図17は、実施形態に従って、CFLバックエンドの異常ブラウザアプリケーション1640により提供される異常グループレポートの一例を示す図である。異常ブラウザアプリケーション1640により、図17のグループレポートに示すように、例えば「CenterPointCountry」欄1710における国の異常属性により異常をグループに分割できる。グループ化は、他の異常属性(不図示)に従っても可能である。図17は、各国に対して異常数を「総数」欄1720に更に示す。各国に対する異常の総数の割合を「割合」欄1730に示す。地図メーカは、「選択」欄1740内の関連するチェックボックスを選択することにより、国に対する異常に関する追加情報を見ることを選択できる。地図メーカによる国の選択を更に補助するために、地図メーカは、「選択項目を表示」仮想ボタン1760を選択して選択された国のみを表示し、「全てを選択」仮想ボタン1770を選択して全ての国を選択し且つ「全解除」仮想ボタン1780を選択して全ての国の選択を解除できる。ユーザは、「CFLレポートに戻る」ハイパーリンク1790をクリックして、以下に説明する他のレポートを閲覧してもよい。
図18は、実施形態に従って、CFLバックエンドの異常ブラウザアプリケーション1640の画面の一例を示す図である。異常ブラウザアプリケーション1640は、個々の異常及びそれらに関連する属性の詳細な検査をサポートする。この画面は、地図メーカが図17における国の異常等の閲覧する異常のグループをグループレポートにおいて選択する場合に地図メーカに対して表示される。図18において、現在強調表示されている異常1840に対して、AnomalyID1810、種類1815、状態1820及びRTC1825として示される再成形数等の異常属性が示される。RTC1825は、この異常から再成形された異常数を示す。再成形を以下に説明する。地図メーカによる異常の閲覧を補助するために、地図メーカは、異常リストナビゲーション領域1827内のボタン、ドロップダウンボックス及びハイパーリンクを使用する。例えば、地図メーカは仮想ボタン「先頭へ」1830を選択して異常リストの先頭に移動し、「末尾へ」1831を選択して異常リストの末尾に移動し、「上へ」1832を選択して異常リスト内で1ページ上に移動し且つ「下へ」1833を選択して異常リスト内で1ページ下に移動できる。地図メーカは、「グループ化」ドロップダウンボックス1834を使用して、異常の属性により異常をグループ化することもできる。地図メーカは、AnomalyIDをテキストボックス1835に入力して「実行」仮想ボタン1836をクリックすることにより、ある特定の異常を閲覧できる。地図画像1850は、現在強調表示されている異常1840に対して、この特定の異常に対する更なる異常属性情報と共に示される。
異常ブラウザアプリケーション1640は、システム外の演算プロセス1650をサポートする異常リポジトリ1614からのエクスポート1644として示すように、異常及びそれらに関連する属性のエクスポートをサポートする。これらのプロセスは、異常の確認及び解決において使用するのに適切な地理参照データを見つけることを含む。ユーザがシステムに異常を入力した後、地理データの誤りが存在するとユーザが主張するからといって、これらの異常は単純に解決されない。従って、各異常は、適切な参照リソースからの地理参照データを用いて検証される。例えば、適切な地理参照データは郡政府から取得されてもよい。データの更なる分析はシステム外で実行されてもよい。システムは、特に元の異常の地図境界及び異常の種類を含むコンマで区切られた単層ファイルに異常及び関連する属性をエクスポートする。図18において、地図メーカは、「エクスポート」仮想ボタン1837を使用して、異常データを演算プロセス1650にエクスポートできる。ドロップダウンボックス1838において、地図メーカはエクスポートされるデータの形式を選択できる。本例において、これはISO-8859-1である。
異常ブラウザアプリケーション1640は、インポート1642として示す演算プロセス1650から異常リポジトリ1614への異常属性に対する更新データのインポートをサポートする。異常の状態値は、システム外で実行する自動処理により作成されるコンマで区切られたファイルをインポートすることにより更新可能である。このように、このファイルは、多くの異常の状態を一度に更新するために使用可能である。
異常ブラウザアプリケーション1640は、同様にインポート1642として示す演算プロセス1650から異常リポジトリ1614への異常データの直接インポートをサポートする。これにより、図12におけるCFL更新レポート作成ウェブアプリケーション1245以外の供給元からシステムに異常データを入力する方法が提供される。
異常ブラウザアプリケーション1640は、異常の対話型検証をサポートする。対話型検証は、地図技術者により指示され且つ異常ブラウザアプリケーションにより助長される処理である。対話型検証において、技術者は、地図メーカの自社開発の地理データベース1652内の入手可能な最新の地理データを使用して異常を詳細に検査し、報告された問題点がデータベース内に存在するか否かを判定する。尚、検証に使用される地理データのバージョンは、場所検索サービス1215及び地図サービス1220をサポートするために使用されるCFL地理サービスサーバ1275における地理データ1295より新しくてもよい。
対話型検証は、自動検証エージェント1632を統計的にサンプリング検査するため及び自動検証エージェント1632が判定できない異常を検証するために主に使用される。
異常ブラウザアプリケーション1640は、GPSデバイスをエミュレートすることにより対話型検証をサポートする。地図メーカは個々の異常を選択でき、異常ブラウザアプリケーション1640は、仮想的又はその他のシリアルポートを介して、全米船舶電子機器協会0183(NMEA0183)規格を使用して異常の位置を送信する。NMEA0183の文字列の読取りをサポートし且つ地理データを視覚化するように設計される地理データビューワ1648等の他のアプリケーション又はデバイスは、この信号を読取り且つ地図上の特定された位置に「スナップ化」できる。その後、この処理は、地図メーカの自社開発の地理データベース1652を含む地理データと異常リポジトリ1614内の異常と共に報告されたデータとを比較するために使用される。
異常ブラウザアプリケーション1640により、地図メーカは、不正確にフォーマットされるか又は処理可能になるために十分な情報を特定していない異常を再成形できる。再成形処理は、地図技術者により指示される対話型処理である。処理は、ソース異常から大部分のデータをコピーすることにより、ユーザが報告した異常から新規の異常を作成する。この処理により、地図技術者は異常を処理可能にする追加データ又は変更データを特定できる。図18に1825として示すRTC欄でソース異常が選択される場合、再成形処理によりソース異常から作成された異常の数は異常ブラウザアプリケーション1640内に示される。
異常ブラウザアプリケーション1640は、ビジネスプラクティス1646を分析するために更に使用可能である。大量のエンドユーザの更新要求を分析することにより、パートナーが自社開発の地理データを使用している態様に関するビジネスインテリジェンスが提供される。大量のエンドユーザの更新要求を分析することにより、データベースを向上するために実施されたある特定のプロジェクトの有効性に関する情報が更に提供される。
自律処理である種々のエージェントも異常リポジトリ1614において動作する。エージェントは、異常及びそれらの属性を分析するために継続的に動作する。エージェントは、更新された異常属性1618及び異常リポジトリ1614に格納される種々の形態のメタデータ1620を用いて異常リポジトリ1614を更新できる。
図19は、実施形態に従って、異常の状態例を示す図である。事象エージェント1624は、異常の状態を更新するために異常リポジトリ1614において動作する。事象エージェント1624は、リポジトリ1614に最近格納されたため状態値「Start」1910を有する異常に対してのみ動作する。事象エージェント1624は、「処理可能」1915及び「処理不能」1920としてそれぞれ示すように、異常が処理可能であるか否かを判定する役割を有する。報告された問題が地図メーカの自社開発の地理データベースに関する問題を表すか否かを地図メーカが判定するのに十分な情報を含む場合、異常は「処理可能」1915である。十分な情報を含まない場合、異常は「処理不能」1920である。
事象エージェント1624は、異常において報告される種類及び地図境界を検査することにより、異常が処理可能であるか否かを判定する。いくつかの異常の種類は、本質的に処理不能である。例えば、ルーティング命令に関する異常は、特定のデータの誤りに結び付けるのが非常に困難であるため、一般にこれらの異常は処理不能であると見なされる。それに対して、誤った名称を付けられた街路に関する異常は、基礎となる地理データへの関連付けが比較的容易なため、一般にこれらの異常は処理可能であると見なされる。一般に、処理可能となる異常の場合、地図境界は適度に正確な地理的範囲を表す必要がある。Vermont州の地図と対にされる場合、誤った名称を付けられた街路の異常は処理不能であるが、地理的範囲が限定された拡大地図と共に表示される場合、これは処理可能である。
事象エージェント1624は、検査する異常の状態を異常が処理可能であることを意味する「New」1925又は異常が処理不能であることを意味する「BadIncident」1930のいずれかに更新する。状態「BadIncident」1930を有する異常は個別には処理不能であるが、全体として見ると、それらは地図メーカに地図のデータ品質を知らせるのに有用であることが判明する。例えば、多くのルーティング異常が所定の都市において報告される場合、地図メーカはその地域におけるルーティング属性を検査及び向上するためのプロジェクトを作成できる。
図19において、自動検証エージェント1632は異常リポジトリ1614において動作する。あるいは、対話型検証は、異常ブラウザアプリケーション1640、GPSエミュレーション及び地理データビューワ1648を使用して地図メーカにより実行される。便宜上、エージェント1632及びアプリケーション1640の双方の動作をエージェント1632に関して説明する。自動検証エージェント1632は、状態値「New」1925を有する処理可能な異常及び地図メーカの自社開発のデータベース内の問題であると示されている状態「Open」1935を有する異常を検査する。「New」1925を有する異常に対して、自動検証エージェント1632は、報告された問題点が地図メーカのデータベース内に実際に存在するかを判定しようとする。例えば、当該異常が誤った名称を付けられた街路である場合、自動検証エージェント1632はその街路を地図メーカのデータベースの最新バージョンに配置し、街路名をエンドユーザにより報告された名称と比較する。
「New」1925を有する異常に対して、異常が地図メーカのデータベース内の問題を正確に記述すると考えられる場合、異常は「有効」1940であると見なされ、異常の状態値は「Open」1935に設定される。異常が地図メーカのデータベース内の問題を正確に記述すると考えられない場合、異常は「無効」1945であると見なされ、異常の状態値は「Closed」1950に設定される。異常が地図メーカのデータベース内の問題を正確に記述すると考えられるか否かを判定することが困難又は不可能な場合、異常は「不明」1955であると見なされ、自動検証エージェントは異常の状態を変更せず「New」1925のままにする。状態「Open」1935を有する異常に対して、報告された問題点が地図メーカのデータベースにおいて正確であると考えられる場合、「補正処理」1960が実行され、異常の状態は「Closed」1950に設定される。
自動検証エージェントは、新規に報告された処理可能な異常である「New」1925を有する異常及び地図メーカのデータベース内の問題であると判定された「Open」1935を有する異常の双方を定期的に検査する。このように、エージェントは、異常が地図メーカの補正処理により対処される場合を発見し、地理データベースに対する更新と異常の状態の変化とが直接結び付くことを回避する。自動検証に使用される地理データは、CFLウェブサービスサーバ1270における場所検索サービス1215及び地図サービス1220をサポートする地理データより新しくてもよい。
図16に示すように、ケース生成エージェント1628は異常リポジトリ1614において動作する。ケース生成エージェント1628は、同一の実世界の問題点を参照する複数の更新レポートを識別しようとする。要約すると、ケース生成エージェント1628は重複する異常を識別する。重複する異常を識別する方法は、異常の種類に応じて多種多様である。方向転換規制等の単一の点において発生する異常の種類の場合、重複を判定する際に地図の中心及び境界が優先されることが多い。誤った名称を付けられた街路等のより広い地理地域にわたって発生する異常の種類の場合、街路名等の補足データが優先可能である。
ケース生成エージェント1628が重複する異常を検出すると、エージェントはケースと呼ばれるメタデータ1620を作成し、各異常をそのケースに追加する。従って、ケースはそれ自体を構成する多くの異常を含む。ケース内の異常数は動作の優先順位を表すことができる。例えば、ある特定の街路が誤った名称を付けられていると500個の既存のレポートが示す場合、街路は誤った名称を付けられている可能性が高く、問題点は地図メーカのデータベースの更新時に優先される必要がある。
ケース生成エージェント1628は、未処理の異常データからオペレーションインテリジェンスを取得する自律処理である。このオペレーションインテリジェンスは、地図メーカの地理データベース更新能力を最大限にするように設計される演算プロセスを知らせるために使用可能である。
クラスタ化エージェント1630はケース生成エージェント1628に類似し、異常リポジトリ1614において同様に動作する。クラスタ化エージェント1630は異常を検査し、同様の異常が互いに対して有意義に近接して出現する位置を識別する。エージェントがこれらの異常を識別すると、エージェントはクラスタと呼ばれる一種のメタデータ1620を作成し、各異常をこのクラスタに追加する。従って、クラスタはそれ自体を構成する多くの異常を含む。いくつかの実施形態において、クラスタ内の異常数は動作の優先順位を表すことができる。例えば、クラスタ化エージェントが所定の経路に沿った幹線道路の出口に関連する多くの問題点を識別する場合、これらの問題点は地図メーカのデータベース更新時に優先される必要がある。
クラスタ化エージェント1630は、未処理の異常データからオペレーションインテリジェンスを取得する自律処理である。このオペレーションインテリジェンスは、地図メーカの地理データベース更新能力を最大限にするように設計される演算プロセスを知らせるために使用可能である。
他のエージェントは、電子メールアドレスを提供したエンドユーザに異常の処理における種々のイベントを通知する電子メールエージェント1622及び異常の地図境界に基づいて異常の属性を国等の地理的属性を用いて拡大する地理拡大エージェント1626を含む。
他のアプリケーションは、地図メーカにより作成され且つ内部で使用される種々の正常性レポートを含む。これらの正常性レポートは、事象エージェント正常性レポート1670、電子メールエージェント正常性レポート1672、地理拡大正常性レポート1674及び収集サービス正常性レポート1676を含む。これらの正常性レポートは、事象エージェント1624、電子メールエージェント1622及び地理拡大エージェント1626の各エージェント、並びにCFLフロントエンド1210内の異常収集サービス1225がリポジトリに書込まれた最新の異常を処理したことを確認するために異常リポジトリ1614を検査することにより、同様の態様で動作する。これらの正常性レポートは、各エージェントの状態を報告するウェブアプリケーションとして実現される。
CFLバックエンド1610は、会社管理に対する内部的なレポート作成及びパートナーに対する外部的なレポート作成を容易にするレポート作成リポジトリ1660を更に含む。レポート作成リポジトリ1660は、異常リポジトリ1614の完全なデータのサブセットを含み、異常リポジトリから定期的に更新される。レポート作成リポジトリ1660内のデータは、異常リポジトリ1614内のデータよりレポート作成に対して有用な表示で入手可能である。会社管理に対するこれらの内部レポート及びパートナーに対する外部レポートは、レポート作成アプリケーション1662を使用して地図メーカにより内部で作成される。レポートは、エンドユーザのレポートに対する分析及び処理の進捗状況を記述する情報を含む。
[拡張性及び頑強性]
システムアーキテクチャは、収集される異常の数に関して拡張性を助長するように設計される。CFL更新レポート作成ウェブアプリケーション1245の多くの例が存在し、実際、CFLウェブサービスAPI1240に従って通信する限り、任意の数のCFLウェブサービスサーバ1270を利用する異なるアプリケーション1245すら存在する。これらの種々のウェブサービスサーバ1270は異常の異なる集合を含み、その場合、それらは単一の中央異常リポジトリ1614に集約される。
システムは、ネットワーキング問題を許容するように更に設計される。ウェブサービスサーバ1270がキャッチャサービス1612と通信できない場合、収集された異常は収集データベース1250内に単に蓄積される。そのような失敗は、延長された期間において許容される。ネットワークの接続性が復元されると、スロワアプリケーション1255は長い異常リストをキャッチャサービス1612に単純に転送する。そのような停止に対する唯一のコストは、エンドユーザの提出と分析のために異常リポジトリ1614にデータを配置することとの間の転送時間が増加することである。
[ループの終了:エンドユーザのフィードバック処理]
図20は、実施形態に従って、エンドユーザのフィードバック処理のフローチャートの一例を示す図である。この処理はステップ2000から開始する。ステップ2005において、異常の状態は、自動検証エージェント1632又は異常ブラウザアプリケーション1640を使用する地図技術者による対話型検証のいずれかにより「Closed」に設定される。この時点において、地図メーカは、異常が対処され且つ補正処理が自社開発の地理データベース1652に組み込まれたと考えている。
ステップ2010において、補正処理を含むデータベースのバージョンが作成されておらず且つ地理データ1295においてCFL場所検索サービス1215及び地図サービス1220に対して入手可能になっていない場合、ステップ2015において、データベースのバージョン検査が繰り返されるまでの期間待機する。ステップ2010において、補正処理を含むデータベースのバージョンが作成され且つ地理データ1295においてCFL場所検索サービス1215及び地図サービス1220に対して入手可能になった場合、ステップ2020において、電子メールエージェント1622は異常が電子メールアドレスを含むかを判定する。
ステップ2020において、異常が電子メールアドレスを含まない場合、異常の状態はエンドユーザに対して電子メールで送出されず、ステップ2095において処理は終了する。ステップ202において、異常が電子メールアドレスを含む場合、ステップ2025において、電子メールエージェントは、CFLエンドユーザフィードバックウェブアプリケーション1265を使用して自分が報告した異常が対処されたことを確認するように提案する電子メールをエンドユーザに送出する。
ステップ2030において、エンドユーザはフィードバックウェブアプリケーション1265を利用して、自分が元々報告した問題点を更新された地理データが対処したかを判定する。ステップ2035において、問題点が適切に対処されたとユーザが判定する場合、ステップ2040において、ユーザは問題点が「修正済み」であると投票する。ステップ2045において、フィードバックウェブアプリケーション1265は、問題点に関連する異常が「修正済み」であるとユーザが投票したことを示すこの情報をフィードバックウェブサービス1230内のフィードバックデータベース1280にポストする。
ステップ2035において、問題点が適切に対処されていないとユーザが判定する場合、ステップ2050において、ユーザは問題点が「未修正」であると投票する。ステップ2055において、フィードバックウェブアプリケーション1265は、問題点に関連する異常が「未修正」であるとユーザが投票したことを示すこの情報をフィードバックウェブサービス1230内のフィードバックデータベース1280にポストする。
ステップ2060において、フィードバックサービス1230は、スロワアプリケーション1255及びキャッチャサービス1612の技術と同様の技術を使用して、エンドユーザの「投票」をCFLバックエンド1610に転送する。ステップ2065において、CFLバックエンド1610は、異常が修正済みであるとユーザが考えるか否かを示すために、異常の属性1618のうちの1つを更新する。ステップ2095において、処理は終了する。
実施形態において、地図メーカは、エンドユーザに直接接触するのではなく、エンドユーザとの顧客関係を維持したいパートナーを介してエンドユーザに通知する。この場合、異常が提出された際にパートナーに対して発行される異常の固有の追跡番号は、エンドユーザと異常とを結び付ける働きをする。パートナーは、エンドユーザに接触するために独自のフィードバックウェブアプリケーションを構築できる。しかし、パートナーのアプリケーションは、エンドユーザの「投票」をCFLバックエンド1610に通信するためにフィードバックサービス1230を使用できる。
[システムの利点]
ユーザ及びパートナーの更新要求が言語的に中立な態様で構造化データとして収集されるため、システムはエンドユーザの地理データ更新要求の自動処理をサポートする。システムは、問題の種類及び問題の位置を自動処理が認識可能な態様で記述できる。エンドユーザの地理データ更新要求の種類は、「MissingAddress」又は「MisnamedStreet」等の文字列定数の集合として実現される列挙値及び構造化データ記述欄、例えばユーザが誤った名称を付けられた街路の正確な名称を入力する「正確な名称」欄を使用して記述される。問題の位置は、空間内に矩形領域を定義する2対の緯度/経度座標により特定される地理的範囲により示される。列挙値、構造化データ欄及び地理的範囲は言語的に中立であるため、翻訳に対する任意の依存性を回避する。これらの構造化要素を与えられると、システムはこれらの事象を自動的にグループ化及び分析し、傾向又は問題の地域を判定できる。システムは、大量のこれらの事象に対処するために自動処理を使用して、自社開発の地理データベースに対する更新を効率的に優先順位付けできる。
大量のエンドユーザの更新要求を分析することにより、パートナーが自社開発の地理データを使用している態様に関するビジネスインテリジェンスが提供される。大量のエンドユーザの更新要求を分析することにより、データベースを向上するために実施されたある特定のプロジェクトの有効性に関する情報が更に提供される。
システムは、エンドユーザが報告した問題点に対する修正データを自社開発の地理データベースが含むことをエンドユーザに確認又は否定するように求めるために、エンドユーザに対する「ループ終了」をサポートする。データベースが現在は正確であると問題を元々報告したエンドユーザが考えているかを知ることにより、地図メーカは問題が実際に対処されたという自信を持つことができる。
システムを疎結合分散システムとして構成することにより、システムは、ユーザの更新要求の量が増加するにつれて拡大することが可能になる。システムは、ユーザの更新要求の収集をサポートするように設計される構成要素を含む。これらの構成要素は、分析及び処理をサポートするバックエンドシステムに非常に疎に結合される。データ提出量が大幅に増加する場合、これらの構成要素は、システムの残りの部分に影響を与えることなく、必要性に適合するように複製可能である。
このツールセットにより、エンドユーザが供給したデータを自社開発のデータベースの製造プロセス及びビジネスプランニングプロセスを指導するための情報に変換することが可能になる。
[システムハードウェア、ソフトウェア及び構成要素]
本発明の実施形態は、本開示の教示に従ってプログラムされた従来の汎用又は専用デジタルコンピュータ又はマイクロプロセッサを使用して実現可能なコンピュータを用いる方法及びシステムを含むことができる。適切なソフトウェア符号化は、本開示の教示に基づいてプログラマにより容易に準備される。
本発明の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体等のコンピュータ可読媒体を含むことができる。コンピュータ可読記憶媒体は、本明細書中に提示される任意の特徴を実行するようにコンピュータをプログラムするために使用可能な命令を格納できる。記憶媒体は、フロッピディスク、光ディスク、DVD、CD−ROM、マイクロドライブ及び光磁気ディスクを含む任意の種類のディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、DRAM、フラッシュメモリ素子、あるいは命令及び/又はデータを格納するのに適した任意の媒体又は素子を含むことができるが、これらに限定されない。本発明は、汎用/専用コンピュータ又はマイクロプロセッサ等のコンピュータのハードウェアを制御し且つそれらが人間のユーザ又は本発明の結果を利用する他の機構と対話できるようにするソフトウェアを含むことができる。そのようなソフトウェアは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、実行環境/コンテナ、ユーザインタフェース及びユーザアプリケーションを含むことができるが、これらに限定されない。
本発明の実施形態は、本発明の処理を実行するためのコードを提供することを含むことができる。提供することは、任意の態様でユーザにコードを提供することを含むことができる。例えば、提供することは、コードを含むデジタル信号をユーザに送信すること、物理媒体上のコードをユーザに提供すること又はコードを利用可能にする他の任意の方法を含むことができる。
本発明の実施形態は、本発明の実施形態の任意の処理を実行するためにコンピュータで実行可能なコードを送信するためのコンピュータにより実現される方法を含むことができる。送信することは、インターネット等のネットワークの任意の部分、電線、大気又は空間を介する転送、あるいは他の任意の種類の送信を含むことができる。送信することは、コードの送信を開始すること、あるいは任意の地方又は国から別の地方又は国へコードを通過させることを含むことができる。ユーザへの送信は、送信が送出される位置に関係なく、任意の地方又は国に存在するユーザにより受信される任意の送信を含むことができる。
本発明の実施形態は、本発明の実施形態の任意の処理を実行するためにコンピュータで実行可能なコードを含む信号を含むことができる。信号は、インターネット等のネットワーク、電線、大気又は空間、あるいは他の任意の種類の送信を介して送信可能である。信号全体が同時に伝送中である必要はない。信号は、その転送期間にわたって時間を延長できる。信号は、現在伝送中のもののスナップショットとして考えられるべきではない。
本発明の好適な実施形態の上記説明は、例示及び説明のために与えられた。これは、全ての実施形態を含むこと又は本発明を開示される形態に限定することを意図しない。多くの変更及び変形は当業者には明らかだろう。例えば、開示された本発明の実施形態において実行されるステップは別の順序で実行可能であり、ある特定のステップは省略可能であり、追加のステップは追加可能である。本発明の他の実施形態が考案可能であり且つ本発明及び請求の範囲の趣旨の範囲に含まれることは理解されるべきである。実施形態は、本発明の原理及びその実際の用途を最適に説明し、それによって他の当業者が、種々の実施形態に対して及び考えられる特定の使用に適した種々の変更を用いて本発明を理解できるようにするために選択及び説明された。本発明の範囲は、以下の請求の範囲及びその均等物により定義されることが意図される。

Claims (42)

  1. 地理データに対する更新の自動処理を可能にするために、前記地理データと実世界との間の地理的不一致に関するユーザ更新レポートを収集する機能性を含むコンピュータにより実現される方法であって:
    地理データと実世界との間の地理的不一致を含む異常を記述するユーザの入力を収集する工程と;
    前記地理データに対する更新の自動処理を可能にする言語的に中立な構造化データとして前記ユーザの入力を格納する工程と
    を有することを特徴とするコンピュータにより実現される方法。
  2. ユーザの入力を収集する工程は、前記ユーザが前記異常の記述を入力するアプリケーションを提供する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  3. 前記アプリケーションはウェブアプリケーションを含むことを特徴とする請求項2に記載のコンピュータにより実現される方法。
  4. ウェブアプリケーションを提供する工程は、ユーザが前記異常の位置を記述できるようにする第1のウェブページを提供する工程を含むことを特徴とする請求項3に記載のコンピュータにより実現される方法。
  5. 異常の位置に対する前記構造化データの値は、空間内に矩形領域を定義する2対の緯度座標及び経度座標により特定される地理的範囲を含むことを特徴とする請求項4に記載のコンピュータにより実現される方法。
  6. 前記第1のウェブページを提供する工程は、位置の住所情報欄及び位置の緯度/経度座標欄のうちの1つ以上を含み且つ前記ユーザが異常の位置情報を入力できるようにする入力欄を提供する工程を含むことを特徴とする請求項4に記載のコンピュータにより実現される方法。
  7. 前記第1のウェブページを提供する工程は、動的地図及び前記動的地図の表示を前記異常の位置に変更するために前記ユーザが操作するユーザ地図制御を提供する工程を含むことを特徴とする請求項4に記載のコンピュータにより実現される方法。
  8. 動的地図及びユーザ地図制御を提供する工程は、前記動的地図の尺度の表示を前記異常を示す尺度に変更するために前記ユーザが前記ユーザ地図制御を操作する工程を更に含むことを特徴とする請求項7記載のコンピュータにより実現される方法。
  9. ウェブアプリケーションを提供する工程は、ユーザが前記異常の種類を記述できるようにする第2のウェブページを提供する工程を含むことを特徴とする請求項3に記載のコンピュータにより実現される方法。
  10. 異常の種類に対する前記構造化データの値は、文字列定数の集合として実現される列挙値を含むことを特徴とする請求項9に記載のコンピュータにより実現される方法。
  11. 前記第2のウェブページを提供する工程は、前記ユーザが異常の処理を判定する元となる異常の処理のリストを提供することを含むことを特徴とする請求項9に記載のコンピュータにより実現される方法。
  12. 前記第2のウェブページを提供する工程は、前記ユーザがハイパーリンクをクリックすることにより異常の対象を選択する元となる異常対象ハイパーリンクのリストを提供する工程を含むことを特徴とする請求項11に記載のコンピュータにより実現される方法。
  13. 前記第2のウェブページを提供する工程は、前記ユーザにより選択される前記異常の処理及び対象の組合せに対する追加の異常種類情報を前記ユーザが入力するための複数の構造化データ記述欄を提供する工程を含むことを特徴とする請求項12に記載のコンピュータにより実現される方法。
  14. 前記第2のウェブページを提供する工程は、前記ユーザが前記異常の種類に関するオプションのコメントを入力する非構造化データ欄を提供する工程を含むことを特徴とする請求項13に記載のコンピュータにより実現される方法。
  15. 前記言語的に中立な構造化データは、音声言語の翻訳に対する依存性を回避するデータを含むことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  16. 地理データに対する更新の自動処理を可能にするために、実世界と前記地理データとの間の地理的不一致に関するユーザ更新レポートを収集する機能性を含むシステムであって:
    地理データを含む地理データベースへのアクセスと;
    ユーザに対して提供され且つユーザが前記実世界と前記地理データとの間の地理的不一致を含む異常を記述できるようにするアプリケーションと;
    前記アプリケーションにおいて収集される異常を記述するユーザの入力と;
    ユーザの入力をリポジトリに格納し且つ前記地理データに対する更新の自動処理を可能にする言語的に中立な構造化データと
    を含むことを特徴とするシステム。
  17. 前記アプリケーションはウェブアプリケーションを含むことを特徴とする請求項16記載のシステム。
  18. 前記ウェブアプリケーションは、ユーザが前記異常の位置を記述できるようにする第1のウェブページを含むことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  19. 異常の位置に対する前記構造化データの値は、空間内に矩形領域を定義する2対の緯度座標及び経度座標により特定される地理的範囲を含むことを特徴とする請求項18に記載のシステム。
  20. 前記第1のウェブページは、位置の住所情報欄及び位置の緯度/経度座標欄のうちの1つ異常を含み且つ前記ユーザが異常の位置情報を入力できるようにする入力欄を含むことを特徴とする請求項18に記載のシステム。
  21. 前記第1のウェブページは、動的地図及び前記動的地図の表示を前記異常の位置に変更するために前記ユーザが操作するユーザ地図制御を含むことを特徴とする請求項18に記載のシステム。
  22. 前記動的地図及びユーザ地図制御は、前記動的地図の尺度の表示を前記異常を示す尺度に変更するための前記制御のユーザ操作を更に含むことを特徴とする請求項21に記載のシステム。
  23. ウェブアプリケーションの提供には、ユーザが前記異常の種類を記述できるようにする第2のウェブページが含まれることを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  24. 異常の種類に対する前記構造化データの値は、文字列定数の集合として実現される列挙値を含むことを特徴とする請求項23に記載のシステム。
  25. 前記第2のウェブページは、前記ユーザが異常の処理を判定する元となる異常の処理のリストを含むことを特徴とする請求項23に記載のシステム。
  26. 前記第2のウェブページは、前記ユーザがハイパーリンクをクリックすることにより異常の対象を選択する元となる前記ユーザにより判定された前記異常の処理に対する異常対象ハイパーリンクのリストを含むことを特徴とする請求項25に記載のシステム。
  27. 前記第2のウェブページは、前記ユーザにより選択される前記異常の処理及び対象の組合わせに対する追加の異常種類情報を前記ユーザが入力するための複数の構造化データ記述欄を含むことを特徴とする請求項26に記載のシステム。
  28. 前記第2のウェブページは、前記ユーザが前記異常の種類に関するオプションのコメントを入力する非構造化データ欄を含むことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
  29. 前記言語的に中立な構造化データは、音声言語の翻訳に対する依存性を回避するデータを含むことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  30. 地理データに対する更新の自動処理を可能にするために、前記地理データと実世界との間の地理的不一致に関するユーザ更新レポートを収集する機能性を含むウェブアプリケーションであって:
    地理データを含む地理データベースへのアクセスと;
    1つ以上の異常が言語的に中立な構造化データとして格納されるように、ユーザが前記1つ以上の異常を記述する入力を提供できるようにするウェブページとを含み、
    前記1つ以上の異常は、前記地理データと前記実世界との間の地理的不一致を含み、
    前記言語的に中立な構造化データは、前記地理データに対する更新の自動処理を可能にすることを特徴とするウェブアプリケーション。
  31. 地理データに対する更新の自動処理を可能にするために、前記地理データと実世界との間の地理的不一致に関するユーザ更新レポートを収集する機能性を含むポータブルハンドヘルドデバイスであって:
    地理データを含む地理データベースへのアクセスと;
    1つ以上の異常が言語的に中立な構造化データとして格納されるように、ユーザが前記1つ以上の異常を記述する入力を提供できるようにするアプリケーションへのアクセスとを含み、
    前記1つ以上の異常は、前記地理データと前記実世界との間の地理的不一致を含み、
    前記言語的に中立な構造化データは、前記地理データに対する更新の自動処理を可能にすることを特徴とするポータブルハンドヘルドデバイス。
  32. 地理データに対する更新の自動処理を可能にするために、前記地理データと実世界との間の地理的不一致に関するユーザ更新レポートを収集する機能性を含む車載ナビゲーションシステムであって:
    地理データを含む地理データベースへのアクセスと;
    1つ以上の異常が言語的に中立な構造化データとして格納されるように、ユーザが前記1つ以上の異常を記述する入力を提供できるようにするアプリケーションへのアクセスとを含み、
    前記1つ以上の異常は、前記地理データと前記実世界との間の地理的不一致を含み、
    前記言語的に中立な構造化データは、前記地理データに対する更新の自動処理を可能にすることを特徴とする車載ナビゲーションシステム。
  33. 地理データに対する更新の自動処理を可能にするために、前記地理データと実世界との間の地理的不一致に関するユーザ更新レポートを収集する機能性を含む地理情報システム(GIS)系アプリケーションであって:
    地理データを含む地理データベースへのアクセスと;
    1つ以上の異常が言語的に中立な構造化データとして格納されるように、ユーザが前記1つ以上の異常を記述する入力を提供できるようにする第2のアプリケーションへのアクセスとを含み、
    前記1つ以上の異常は、前記地理データと前記実世界との間の地理的不一致を含み、
    前記言語的に中立な構造化データは、前記地理データに対する更新の自動処理を可能にすることを特徴とするGIS系アプリケーション。
  34. 地理データに対する更新の自動処理を可能にするために、前記地理データと実世界との間の地理的不一致に関するユーザ更新レポートを収集する機能性を含む演算が格納されたコンピュータ可読媒体であって、1つ以上のプロセッサにより処理される場合:
    地理データと前記実世界との間の地理的不一致を含む異常を記述するユーザの入力を収集する工程と;
    前記地理データに対する更新の自動処理を可能にする言語的に中立な構造化データとして前記ユーザの入力を格納する工程と
    をシステムに実行させることを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  35. 地理データと実世界との間の地理的不一致に関する収集されたユーザ更新レポートに対して前記地理データに対する更新を自動的に処理する機能性を含むコンピュータにより実現される方法であって:
    言語的に中立な構造化データとして格納される異常を記述するユーザの入力に対する第1の自動処理により、前記異常が前記地理データにおける実際の問題点であるかを判定する工程を有し、前記異常は実世界の地理データの問題を含むコンピュータにより実現されることを特徴とする方法。
  36. 地理データと実世界との間の地理的不一致に関する収集されたユーザ更新レポートに対して前記地理データに対する更新を自動的に処理する機能性を含むコンピュータにより実現される方法であって:
    言語的に中立な構造化データとして格納される異常を記述するユーザの入力に対する第2の自動処理により、前記異常が有効であるかを判定する工程を有し、前記異常は実世界の地理データの問題を含むコンピュータにより実現されることを特徴とする方法。
  37. 前記第2の自動処理により、処理可能な異常により記述される前記地理データが補正されたことを発見する工程を更に含むことを特徴とする請求項36に記載のコンピュータにより実現される方法。
  38. 地理データと実世界との間の地理的不一致に関する収集されたユーザ更新レポートに対して前記地理データに対する更新を自動的に処理する機能性を含むコンピュータにより実現される方法であって:
    言語的に中立な構造化データとして格納される異常を記述するユーザの入力に対する第3の自動処理により、実世界の地理データの問題を含む前記異常により記述される前記地理データが補正されたことを判定する工程と;
    前記異常が前記地理データにおいて正確に対処されたことを確認又は否定するために、前記異常を記述したエンドユーザに電子メールを送信する工程とを有することを特徴とするコンピュータにより実現される方法。
  39. 地理データと実世界との間の地理的不一致に関する収集されたユーザ更新レポートに対して前記地理データに対する更新を自動的に処理する機能性を含むコンピュータにより実現される方法であって:
    言語的に中立な構造化データとして格納される異常を記述するユーザの入力に対する第4の自動処理により、前記異常を前記異常の重複である1つ以上の他の異常と共にグループ化する工程を有し、前記異常は実世界の地理データの問題を含むコンピュータにより実現されることを特徴とする方法。
  40. 地理データと実世界との間の地理的不一致に関する収集されたユーザ更新レポートに対して前記地理データに対する更新を自動的に処理する機能性を含むコンピュータにより実現される方法であって:
    言語的に中立な構造化データとして格納される異常を記述するユーザの入力に対する第5の自動処理により、前記異常を前記異常に地理的に近接する1つ以上の他の異常と共にクラスタ化する工程を有し、前記異常は実世界の地理データの問題を含むコンピュータにより実現されることを特徴とする方法。
  41. 地理データと実世界との間の地理的不一致に関する収集されたユーザ更新レポートに対して前記地理データに対する更新を自動的に処理する機能性を含むコンピュータにより実現される方法であって:
    言語的に中立な構造化データとして格納される異常を記述するユーザの入力に対するものであり且つ自動処理及び対話型処理の1つのバックエンドと共に動作する複数のフロントエンドを用いるシステム拡張性を提供する工程を有し、前記異常は実世界の地理データの問題を含むコンピュータにより実現されることを特徴とする方法。
  42. 地理データと実世界との間の地理的不一致に関する収集されたユーザ更新レポートに対して前記地理データに対する更新を自動的に処理する機能性を含むコンピュータにより実現される方法であって:
    言語的に中立な構造化データとして格納される異常を記述するユーザの入力に対する複数のフロントエンドを各フロントエンド上のサービスにより監視する工程を有し、
    ここでで各サービスは監視の目的でheartbeatという異常を定期的に作成し、
    各サービスはバックエンドにおいてheartbeatという異常の規則的な受信を検証し、
    前記異常は実世界の地理データの問題を含むコンピュータにより実現されることを特徴とする方法。
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