JP2009542144A - パケット交換ハンドオーバ後の送信パラメータネゴシエーション - Google Patents

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Abstract

ユーザイクイップメント(UE)が、通信システムにおけるパケット交換ハンドオーバ成功後の期間を計るリセット可能タイマを備える。当該期間が経過する前に、パケットデータ送信パラメータを設定する命令メッセージがネットワークから受信されない場合、UEが望むなら、UEは送信パラメータネゴシエーションを開始する。このように、UEは、パケットデータ送信にとって最適なパラメータについてネゴシエーションを行うことが可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子通信システムに関し、より具体的にはパケットデータ通信システムに関する。
GSM電気通信規格、及びその拡張、例えば汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)やGSM発展用拡張データレート(EDGE:Enhanced Data Rates for GSM Evolution)などに準拠するセルラー式無線電話システムのような時分割多元アクセス(TDMA:time‐division multiple access)システムと、IS‐95、cdma2000及び広帯域CDMA(WCDMA:wideband CDMA)電気通信規格に準拠するセルラー式無線電話システムのような符号分割多元アクセス(CDMA:code‐division multiple access)システムとを、電子通信システムは備える。ユニバーサル移動電気通信システム(UMTS:universal telecommunications system)規格に準拠するセルラー式無線電話システムのような「ブレンドされた(blended)」TDMA及びCDMAシステムも電子通信システムは備え、UMTSは、国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)のIMT‐2000フレームワークの中で欧州電気通信標準化機構(ETSI:European Telecommunications Standards Institute)が開発している第3世代(3G)移動システムを定めるものである。3GPP(Third Generation Partnership Project:第3世代パートナーシッププロジェクト)は、UMTS、WCDMA及びGSM通信システム用仕様書を公布する。
図1は、セルラー式無線電話システム10を示す。基地局コントローラ(BSC:base station controller)12と無線ネットワークコントローラ(RNC:radio network controller)14とが、例えば無線アクセスベアラセットアップやダイバーシチハンドオーバ等を含む様々な無線ネットワーク機能を制御する。より一般的には、BSCとRNCとは、携帯電話又は他のリモート端末である場合がある移動局(MS:mobile station)16及びユーザイクイップメント(UE:user equipment)18へ/からの接続を、各MS及びUEとダウンリンク(すなわちBTS/ノードBからMS/UE)及びアップリンク(すなわちMS/UEからBTS/ノードB)チャネルを通して通信する適当な基地トランシーバ局(BTS:base transceiver station)及びノードBを介して方向付ける。各BTS/ノードBは、1又は2以上のセルに分割可能な地理的エリアにサービスする。BTS/ノードBは、それらに対応するBSC/RNCに専用電話線、光ファイバリンク、マイクロ波リンク等で連結される。BSC12とRNC14とは、公衆交換電話ネットワーク(PSTN:public switched telephone network)やインターネット等のような外部ネットワークへ、破線で示すコアネットワーク28における1又は2以上のノードを通して接続される。図1に示すように、コアネットワーク28は、移動交換センター(MSC:mobile switching center)30と、サービングGPRSサポートノード(SGSN:serving GPRS support node)32、34のようなパケット無線サービスノードと、ゲートウェイGPRSサポートノード36とを備える。図1に示す装置には様々な名称が使用可能であり、単純化のために、本願では端末16、18を共通してUEと呼ぶことにするが、これは言うまでもなく了解されることであろう。
ハンドオーバとは、ハンドオフと呼ばれる場合もあるが、一般に、BTS/ノードBについてUEが移動する際に進行中の接続を保持する処理であり、場合によっては逆もあり得る。例えば、UEがあるセルから別のセルへ移動する際、UEの接続はノードB26からノードB24へハンドオーバされる。初期のセルラー式システムはハードハンドオーバ(HHO:hard handover)を用いており、(UEが出て行こうとするセルをカバーする)第1のBTSが、(UEが入ろうとするセルをカバーする)第2のBTSが通信を開始すると直ちにUEとの通信を停止するであろう。現代のセルラー式システムは典型的にはダイバーシチハンドオーバ、あるいはソフトハンドオーバ(SHO:soft handover)を用いており、UEが2又は3以上の
BTS/ノードBへ同時接続される。BSC/RNC12、14間の制御通信リンクは、BTS/ノードB20〜26を介したUE16、18へ/からのダイバーシチ通信を許可する。
パケット交換(PS:packet‐switched)ハンドオーバ(HO:handover)が、パケットデータ伝送中、例えばGPRSセッション中にネットワークがセル変更を制御することを可能とする。ここでの「ネットワーク(network)」とは、一般にBSC/RNC14とコアネットワーク28におけるエンティティとを意味すること理解されるであろう。PSHO手続のあるバーションは、3GPP技術仕様書(TS:Technical Specification)43.129V6.8.0、GERAN A/Gbモード用パケット交換ハンドオーバ、ステージ2(リリース6)(2006年6月)において定められている。
PSHO手続中、ネットワークは旧セルにおいて使用されたある送信パラメータをそのデフォルト値へリセットするか、又はネットワークはかかるパラメータをそのまま変えずに維持する場合がある。これを示すのが、PSHO命令メッセージのPSHO情報要素部分用非アクセス層(NAS:non‐access stratum)コンテナに含まれる旧交換識別子(XID:eXchange IDentifier)識別子である。旧XID識別子が設定されると、PSHO命令メッセージの受信前に適用可能な論理リンク制御(LLC:Logical Link Control)レイヤ及びレイヤ3送信パラメータ値が維持されなければならない。さもなければ、全部のLLCレイヤ及びレイヤ3送信パラメータはデフォルト値へリセットされなければならない。送信パラメータは、GPRSプロトコルスタックのサブネットワーク依存コンバージェンスプロトコル(SNDCP:Sub‐Netwrk Dependent Convergence Protocol)エンティティとLLCエンティティとに対する送信属性を定める。このようなエンティティは典型的にUEとSGSNとに含まれる。送信パラメータについては、UEとSGSNとの間のアクティブセッション中にネットワークとUEとによってネゴシエーションが行われ、ネゴシエーションはいつでもどちらの側(すなわちネットワーク又はUE)からも開始可能である。ネゴシエーションの目的は、UEとネットワークとが使用するパケットデータ送信に対する最良のSNDCP関連又はLLC関連パラメータについて合意することである。
SNDCPとLLCと、GPRSプロトコルスタックにおけるそれらの位置とについては、例えば3GPP TS 44.065V6.6.0(2005年6月)、技術仕様書グループコアネットワーク及び端末、移動局(MS)‐サービングGPRSサポートノード(SGSN)、サブネットワーク依存コンバージェンスプロトコル(SNDCP)(リリース6)と、3GPP TS 44.064V6.1.0(2005年9月)、技術仕様書グループコアネットワーク、移動局‐サービングGPRSサポートノード(MS‐SGSN)、論理リンク制御(LLC)レイヤ仕様書、(リリース6)と、他の技術仕様書とにおいて説明されている。一般に、SNDCP及びLLC仕様書はUEとパケット無線サービスノードとの間の通信の性質を定め、SNDCP機能はネットワークレベル特性を基礎ネットワークの特性上にマッピングし、LLCレイヤは信頼できる論理リンクを提供する。論理リンク管理機能は、無線インターフェースにわたるUEとネットワークとの間の通信チャネルの保持と、UEとネットワークとの間のリンク状態情報の調整と、UEとネットワークとの間の論理リンクにわたるデータ伝送アクティビティの監督とに関する。
一般に、レイヤ3におけるエンティティは、個々のメッセージごとに必要に応じてアクセスポイントと、論理制御チャネルと、レイヤ2のオペレーションのモード(肯定又は非肯定)とを選択する。レイヤ3ついては、例えば3GPP TS 44.018V7.9.0(2007年6月)、移動無線インターフェースレイヤ3仕様書、無線資源制御(RRC:Radio Resource Control)仕様書(リリース7)と、他の技術仕様書とにおいて説明されている。
国際公開第01/47206(A)号パンフレットは、GSM/GPRS XIDネゴシエーション方法の改善にも使用可能であるUMTSにおけるパケットデータ制御プロトコル(PDCP:packet data control protocol)パラメータネゴシエーションの実施形態を説明しており、ただし新しいパラメータが効く正確なタイミングは認知されてなければならず、GPRS型リセット解決法又はPDCPヘッダペースの変化インジケータ解決法を含むという。
国際公開第02/25888(A)号パンフレットは、通信システムにおけるオペレーション用ネゴシエーションユニットを説明しており、第2の通信ユニットへの第1のネゴシエーションメッセージの送信と、それに応じた第2の通信ユニットから第1の通信ユニットへの第2のネゴシエーションメッセージの送信とによってプロトコルのオペレーションに使用するパラメータについてネゴシエーションを行うステップを含むプロトコルによって、第1の通信ユニットが第2の通信ユニットへデータを送信してもよく、ネゴシエーションメッセージは、パラメータの値を定めるデータを含むことが可能であるものであるという。メッセージがパラメータの値を含む場合、値に関する格納された基準のどれがみたされるかが検査される。基準が満たされない場合、基準を満たすパラメータの値を含むようにメッセージは修正される。
現行のPSHO手続は、送信パラメータについてネゴシエーションを行うUEの能力を制限する。LLCレイヤ及びレイヤ3パラメータをデフォルト値へリセットするよう、ネットワークがUEに指示した(すなわち旧XID識別子がPSHO命令メッセージにおいて設定されていなかった)場合、PSHO実行直後、UEは、ネットワークが送信するXID命令又はメッセージを待機しなければならず、かかる命令又はメッセージは、ネゴシエーションを示すものであるか、又はデフォルト値が使用されるべきであることを確認するものであるかのどちらかである。送信パラメータのデフォルト値の使用を確認するXID命令を送信可能であることは、3GPP準拠ネットワークに対して強制であるが、異なる値のネゴシエーションを開始するXID命令は強制ではない。
このようなオペレーションは、PSHO後にUEが自身の送信パラメータネゴシエーションを開始する前にUEが待機する時間制限を現行のPSHO手続は設定しないため、問題を引き起こしかねない。PSHO直後に送信パラメータ値を対処するXIDメッセージをネットワークが送信しない場合、UEはネゴシエーションを開始できないのである。この結果として、パケットデータ送信の条件が最適ではなくなる場合がある。
加えて、いくつかのネットワークは、デフォルトとは異なる値を提示することで送信パラメータネゴシエーションを開始せず、UEにネゴシエーション開始の主導権をとらせる。現行のPSHO手続に準拠するために、このようなネットワークはその実施形態を変化させられるか、又はデッドロックに直面する、すなわちUE及びネットワークの両者が互いに相手がネゴシエーションを開始するのを待機するであろう。
さらに、PSHO直後にデフォルト値へリセットする場合、SGSNは、デフォルトパラメータを使用することを望む場合、空XID命令メッセージを送信する責任がある。このようなオペレーションは様々な状況における問題を引き起こしかねないものであり、例えば無線リンクにおける空XID命令メッセージの損失(すなわちUEがメッセージを受信しない)や、誤(非3GPP準拠)SGSN実施形態による空XID命令メッセージ送信失敗がある。
さらに、3GPP TS 44.065がSNDCPに、また3GPP TS 44.064がLLCレイヤに定めるデフォルト値は、単純に、SNDCP及びLLCレイヤに対して、その機能を実行するようにとの最小限の要求である。より良いパフォーマンスは典型的により良い値を必要とし、このことが、低待ち時間が必要なパケットベースのサービス、例えば会話型QoS(quality‐of‐service:サービスの質)サービスクラスには重要である場合がある。
PSハンドオーバ後、UEがそのネゴシエーションを開始可能になる前に、UEに対して待機時間制限があるべきである。この時間の中で、SDNCP及び/又はLLC送信パラメータを含むメッセージ(すなわちXID命令)がネットワークから受信されない場合、UEはそのネゴシエーションを開始可能となる。
本発明の観点によれば、パケット交換通信システムにおいてハンドオーバ後に受信機を操作する方法が提供され、受信機は、LLCレイヤ及びレイヤ3エンティティに基づくシステムから情報を受信するものである。当該方法は、パケットデータに対する少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値を決定又は確認するXID命令を待機することと、期間を計ることと、当該期間がタイムアウト期間を超えてしまう前にXID命令が受信される場合にはXID命令に従って行動することと、当該期間がタイムアウト期間を超えてしまう前にXID命令が受信されない場合には所望されるならばパケットデータ送信パラメータネゴシエーションを開始することとを含む。
本発明の他の観点によれば、LLCレイヤ及びレイヤ3エンティティの制御のもとで情報を受信する、パケット交換通信システムにおける受信機が提供される。当該受信機は、ハンドオーバ後にパケットデータに対する少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値を決定又は確認する受信XID命令に従って行動するプロセッサと、タイムアウト期間を計るタイマとを備える。タイマがタイムアウトしてしまう前にXID命令が受信される場合にはプロセッサはXID命令に従って行動し、タイマがタイムアウトしてしまう前にXID命令が受信されない場合にはプロセッサは所望されるならばパケットデータ送信パラメータネゴシエーションを開始する。
本発明のさらなる観点によれば、パケット交換通信システムにおいてハンドオーバ後に受信機を操作するコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ読取可能媒体が提供され、受信機は、LLCレイヤ及びレイヤ3エンティティのもとで情報を受信するものである。当該コンピュータプログラムは実行されると、少なくとも、パケットデータに対する少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値を決定又は確認するXID命令を待機するステップと、期間を計るステップと、当該期間がタイムアウト期間を超えてしまう前にXID命令が受信される場合にはXID命令に従って行動するステップと、当該期間がタイムアウト期間を超えてしまう前にXID命令が受信されない場合には所望される場合にはパケットデータ送信パラメータネゴシエーションを開始するステップとをコンピュータに行わせる。
通信システムを示す。 XIDネゴシエーション手続を示す。 XIDネゴシエーション手続を示す。 メッセージフォーマットを示す。 パケット交換通信システムにおいてハンドオーバ後に受信機を操作する方法のフローチャートである。 通信システム用受信機のブロック図である。
本発明の様々な特徴、目的及び効果は、図面とともにこの発明を実施するための形態を読むと明らかとなるであろう。
本発明の観点によれば、UEは、例えば成功したPSHO後の期間等のような期間を計るリセット可能なタイマを備える。送信パラメータについてネゴシエーションを行うXID命令メッセージが、タイムアウト期間経過前にネットワークから受信されない場合、UEがそう望むならば、UEは送信パラメータネゴシエーションを開始する。このように、例えばネットワークにとってネゴシエーション開始が強制ではないため、又はネットワークよりもUEがネゴシエーションを開始したほうが、ネットワークパフォーマンスが良い可能性があるため、UEの視点から、ネットワークはネゴシエーションを開始しなかったという状況において、UEは、PSHO後パケットデータ送信に対する最適パラメータについてネゴシエーションを行うことができる。
このような待機期間は、ネットワークからのメッセージ、例えばSGSNがデフォルトパラメータ使用を望むことを確認する空XID命令メッセージ等の受信失敗が引き起こす問題も解決する。タイムアウト期間を用いて、UEは空XID命令を限りなく待機することはせず、例えば会話型QoSサービスクラス等の低待ち時間が必要なパケットベースのサービスに対する最適接続をもつことができるであろう。
XIDパラメータネゴシエーション手続について待機期間及びその利益の詳細を説明する前に、3GPP準拠通信システムにおいては、論理リンクエンティティ(LLE:logical link entity)が、LLCレイヤにおける、2つのLLEピア間の論理接続である論理リンク接続を制御する状態機械(state machine)であることが思い出されるであろう。一般に、LLCレイヤとは、1又は2以上の論理リンク管理エンティティと、1又は2以上のLLEと、多重化手続を含んだ、UEとSGSNとの間のプロトコルレイヤである。サービスアクセスポイント識別子(SAPI:service access point identifier)とUEの一時的論理リンク識別子(TLLI:temporary logical link identifier)とを含むデータリンク接続識別子(DLCI:data link connection identifier)がLLCレイヤ接続を識別する。「アクティブな(active)」LLEとは、レイヤ3エンティティに割り当てられたSAPIを有するLLEである。
各LLEは、正しいピアツーピア情報移送に必要なLLCレイヤパラメータを初期化する責任のある関連の論理リンク管理エンティティ(LLME:logical link management entity)を有する。送信パラメータは、デフォルト値か、又はパラメータネゴシエーション手続を通して供給される値に設定される。ネゴシエーション可能な送信パラメータは、LLCバーション番号と、異なる種類のフレームに対する暗号化入力オフセット値と、再送信タイムアウト期間と、再送信の最大数と、異なる種類のフレームに対する最大情報フィールド長と、アップリンク及びダウンリンクフレームバッファ及びウィンドウサイズと、1又は2以上のレイヤ3パラメータとを含むことができる。ネゴシエーション可能なパラメータは、特に、XIDフレームの交換を介してネゴシエーションが行われるリセットパラメータも含む。LLCレイヤ及びレイヤ3パラメータについては、XIDフレームの交換を介してネゴシエーションを行ってもよい。ネゴシエーションが行われたXIDパラメータは、XIDフレームが使用するDLCIによって識別されるLLEに適用するが、ただしレイヤ3パラメータはLLEの上のレイヤ3に適用するので除く。
送信パラメータネゴシエーション手続において、発信LLEは、LLEがネゴシエーションを行うことを望むパラメータを含むXID命令を発し、再送信タイムアウト期間を計るタイマT200のような1又は2以上のタイマを設定する。受信ピアLLEは、ピアLLEがサポート可能であるパラメータ値のリストを含むXID応答でXID命令に応える。発信LLEは、XID応答が受信されると、タイマT200をリセットする。
LLCレイヤエンティティが開始する送信パラメータネゴシエーション手続におけるLLCレイヤエンティティによるXIDメッセージの交換を図2Aで説明するが、ネットワーク開始のパラメータネゴシエーションについては発信機がSGSNであって受信機がUEであり、UE開始のパラメータネゴシエーションについてはその逆である。図2Aに示すように、パラメータネゴシエーション手続は、LLCレイヤエンティティからレイヤ3エンティティのメッセージ、例えばLL‐XID‐INDメッセージ等の送信にも関する場合がある。
レイヤ3エンティティが開始する送信パラメータネゴシエーション手続におけるLLCレイヤエンティティによるXIDメッセージの交換を図2Bで説明するが、ネットワーク開始のパラメータネゴシエーションについては発信機がやはりSGSNであって受信機がやはりUEである場合があり、UE開始のパラメータネゴシエーションについてはその逆である。図2Bに示すように、パラメータネゴシエーション手続は、レイヤ3エンティティから発信機におけるLLCレイヤエンティティまでのLL‐XID‐REQ要求メッセージの送信から始まり、発信機におけるLLCレイヤエンティティは、受信機におけるLLCレイヤエンティティへXIDメッセージを送信することで応じる。受信機におけるLLCIレイヤエンティティは、受信機におけるレイヤ3エンティティへLL‐XID‐INDメッセージを送信し、受信機におけるレイヤ3エンティティはLL‐XID‐RES応答メッセージで応答し、LL‐XID‐RES応答メッセージは、発信機におけるLLCレイヤエンティティへXIDメッセージを送信するよう、受信機におけるLLCレイヤエンティティを促す。発信機におけるLLCレイヤエンティティは、LL‐XID‐CNF確認メッセージを発信機のレイヤ3エンティティへ送信することで応じる。
図3は、XIDメッセージの有用なフォーマット及びそのパラメータフィールドを示す。XIDメッセージは、常に所定の値、例えば1等に設定されたポール/ファイナル(poll/final)ビットのようなビットを有してもよい。他のビットは、メッセージ自体と送信パラメータ値とについての情報を輸送する。図3に示すように、XIDメッセージの第1オクテットと、場合によっては第2オクテットとにおけるビットは、メッセージの(オクテットにおける)タイプと長さとを示す。他のオクテットは、リセットパラメータのような送信パラメータ値を示す。
XIDメッセージにおけるリセットパラメータは、SGSN発信の送信パラメータリセットと、UE受信の様々な目的のリセットとに使用可能であり、同一のXIDメッセージに存在するいかなる追加XIDパラメータの前に処理される。例えば、リセットパラメータは、レイヤ3からLLEまでペンディングした要求全部を、さらなる行為もなく放棄とする場合がある。リセットパラメータについてのネゴシエーションを行うために使用されるXIDネゴシエーション手続以外の、いかなる進行中の非同期平衡モード(ABM:asynchronous balanced mode)確立、ABM解放及びXIDネゴシエーション手続もアボート可能である。旧XID識別子が設定されると、リセットの受信前に適用可能であったLLCレイヤ及びレイヤ3パラメータ値は維持されるか、さもなければLLCレイヤ及びレイヤ3パラメータ全部がデフォルト値へリセットされる。例えば3GPP TS 44.064はデフォルト値の組を定める。ABM状態におけるいかなるLLEも非同期切断モード(ADM:asynchronous disconnected mode)状態へ変更可能である。様々な状態変数と未確認情報伝送に対するOCが初期化可能である。
PSHO中にUEがLLCレイヤ及びレイヤ3パラメータをリセットするよう要求されると、UEは、上述の行為を行き、PSHO手続が成功裏に完結した後、アクティブSAPI上でXID応答を送信する。UEのXID応答は、一般に、図3に示す形を有することが可能である。
LLCレイヤパラメータ及びレイヤ3パラメータのリセットが旧XID識別子なく要求された場合、各アクティブLLEは、XID応答を送信後、タイマT100を設定可能である、ということに当発明者は気付いた。タイマT100が終了するまで、すなわちタイマT100が計る待機期間が経過するまで、アクティブLLEはXIDネゴシエーション手続を開始しない。タイマT100経過後、LLEは送信パラメータネゴシエーション手続を開始可能となる。タイマT100は、いかなる適当なデフォルト値にも設定可能であり、大抵は数秒程度、例えば3秒等であろう。さらに、T100の値を、ネゴシエーションが行われる送信パラメータのうちの1つとすると効果的である場合がある。
したがって、PSHO後にUEを操作する方法を図4に示す。UEは、タイマT100を初期化し(ステップ402)、ネットワークからのXID命令を待機する。このXID命令は、例えば1又は2以上のパラメータ値を含むことによって、少なくとも1つの送信パラメータ値を決定可能であるか、又は例えば1又は2以上のデフォルトパラメータ値を用いるべきであると示すことによって、少なくとも1つの送信パラメータ値を確認可能である。タイマT100がタイムアウトしておらず(ステップ404においてNo)、XID命令が受信される(ステップ406においてYes)場合、UEは命令に従って行動する(ステップ408)。
例えば、受信XID命令が空XID命令でない、すなわち受信XID命令が1又は2以上の送信パラメータ値を定める場合、UEはXID命令に従って行動し、XID応答を送信し、空ではないXID命令に基づいてLLCレイヤ及びレイヤ3パラメータのネゴシエーションを進める。UEは、典型的に応答送信前に、例えば巡回冗長検査(CRC;cyclic redundancy check)フィールド又はXID命令における同様の完全性識別子を試験することによって、受信命令の正当性について検査する、ということが理解されるであろう。例えば3GPP TS 44.064のセクション8.5.3が、XID命令の正当性検査を説明している。
受信XID命令が「空(empty)」XID命令である場合、これは、SGSNが送信パラメータに対するデフォルト値の使用又は使用続行を望むという指示であり、UEはXID命令に従って行動し、1又は2以上のLLCレイヤ及びレイヤ3パラメータに対する1又は2以上のデフォルト値を使用することが可能である。空XID命令は、ネゴシエーションを行うべきいかなるパラメータも含まないものであるが、デフォルト値の使用の指示を通して、空XID命令は送信パラメータのうちの少なくとも1つの値を確認する。UEは、正しい空XID命令の後にXID応答を返信する場合もあり、命令を廃棄して応答を返信しないことがUEにとって最適である場合もある。
UEがネットワークからXID命令を受信した前にタイマがタイムアウトした場合(ステップ404においてYes)、UEが望むならば、UEは送信パラメータネゴシエーションを開始する(ステップ410)。
送信パラメータネゴシエーション手続きはワンステップ手続であるということは了解されるであろう。送信エンティティがネゴシエーションを行うことを望む1又は2以上のパラメータの組に対する値を提示するXID命令を送信することによって、発信側は処理を開始する。応じて、提示パラメータ値を確認する(例えばXID応答において提示値を除外する又は含むことによって)か、又は提示パラメータ値の代わりに異なるものを提供するかのXID応答を、受信側は送信する。XID命令にもXID応答にも含まれないパラメータは、その目下の値を維持可能であり、XIDメッセージの交換が先行していない場合には、パラメータのデフォルト値が適用される。
応答側は、XID命令に含まれなかったパラメータで応答可能であり、この場合、XID命令に含まれなかったパラメータは、パラメータの目下の値がXID命令に含まれなかったかのように処理される。パラメータについて明示的にネゴシエーションが行われるまで、応答側は、パラメータを含むXID命令に応答することによってか、又は次にXID命令が送信される際にパラメータを明示的に含むことによって、全部のXID応答にこのようなパラメータを含む。
図5は典型的UE16のブロック図であり、典型的UE16は、ネットワーク(図5では図示せず)においてBTS/ノードBと無線信号を交換するに適当な送受信部502を備える。かかる信号が輸送する情報はプロセッサ504が対処し、プロセッサ504は、1又は2以上のサブプロセッサを備えてもよく、タイマT100のような1又は2以上のソフトウェアモジュール及びアプリケーションを実行し、本願において説明する送信パラメータネゴシエーション手続を実行する。タイマT100は、ハードウェア装置等を含む多くの方法でUEにおいて実施可能である、ということは了解されるであろう。端末へのユーザ入力は任意のキーパッド又は他の装置を通して提供可能であり、情報は任意のディスプレイ506上でユーザへ提示可能である。キーパッド/ディスプレイ506は任意のものと考慮され、したがって、組込移動装置や機械対機械通信モジュールのようないくつかの装置はキーパッド/ディスプレイを必要としない場合もあるので、破線で示してある。ソフトウェアアプリケーションは、適当なアプリケーションメモリ508に格納してもよく、また装置は所望の情報を適当なメモリ510にダウンロード及び/又はキャッシュしてもよい。UE16は、コンピュータやキーパッド等のような他の要素をUE16へ接続するのに使用可能なインターフェース512も含んでもよい。
従来のQoSサービスクラスのようなサービスは、XIDネゴシエーション手続を通して最適化された送信パラメータの利益を享受可能ということを必要とする。例えば、アップリンクフレームにおける情報フィールドの最大長であるN‐201‐Uパラメータのデフォルト値は、大抵、異なるSAPIに対して約500より大きくはない。いくつかのサービスに対するN‐201‐Uパラメータのより良い値は約1500である可能性がある。
上記のように、ハンドオーバUEを受信するSGSNが、3GPP準拠通信システムにおいて、SGSNが送信パラメータに対するデフォルト値の使用を望む場合にXID命令を送信するのに必要である。このような空XID命令は、例えば、ネットワークからUEまでの途中で損失又は破損される場合があり、さもなければUEが従って行動しない場合がある。加えて、空XID命令は、不適当なSGSN実施形態が原因で送信さえされない場合もある。さらに、例えば従来のQoSサービスクラスを使用するアプリケーション等、UEにおいて動作中のアプリケーション及び他のソフトウェアが要求するデータ伝送パラメータをUEは認知しており、したがってUEはデフォルト値が不適当であるときがわかる。
このような状況を補正し、非最適接続の使用を避けるために、UEは、タイマT100によってXIDネゴシエーション手続を開始することが効果的に可能となり、このタイマT100は、UEがXIDネゴシエーション手続を開始する前にSGSNからの空XID命令メッセージをUEが待機する期間を効果的に設定する。
例えば送信機と受信機との間の通信チャネルの時変性質に対応するために、上述の手続は必要に応じて繰り返し実行される、ということは了解されるであろう。理解を簡単にするために、本発明の多くの観点を、例えばプログラム可能コンピュータシステムの構成要素が実行可能な行為のシーケンスについて説明した。様々な行為が、専門の回路(例えば専門機能を行うように相互接続された離散論理ゲートや特定用途向け集積回路)、1又は2以上のプロセッサが実行するプログラム命令、又はそれらの組合せによって実行可能である、ということは認識されるであろう。
さらに、コンピュータに基づくシステムやプロセッサ包含システム等のような命令実行システム又は装置が使用する又は組み合わされる、命令の適当な組を格納したコンピュータ読出可能格納媒体のいかなる形のうちでも、本発明は全体的に実施されると追加的に考えることもできる。ここで使用する「コンピュータ読出可能媒体(computer‐readable medium)」とは、命令実行システム又は装置が使用する又は組み合わされる、プログラムを含む、格納する、通信する、伝搬する又は移送することができるいかなる手段であってもよい。コンピュータ読出可能媒体は、例えば電子、磁気、光、電磁、赤外線又は半導体システム、装置又は伝搬媒体等である場合があるが、これらに限定はしない。コンピュータ読出可能媒体のより多くの特例(非包括的リスト)は、1又は2以上のワイヤを有する電子接続と、形態コンピュータディスケットと、RAM(ランダムアクセスメモリ)と、ROM(読出専用メモリ)と、削除可能プログラム可能読出専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)と、光ファイバとを含む。
このように、本発明は多くの異なる形態で実施可能であり、その全部を上述したわけではないのだが、このような形態はすべて本発明の範囲内に含まれる。本発明の様々な観点の各々について、このような形態のいずれかを、説明した行為を行う「論理(logic configured to又はlogic that)」と呼んでいる場合がある。
「含む/備える(comprises及びcomprising)」という言葉を本願で用いた場合、記載の特徴、整数、ステップ又は要素の存在を特定するが、1又は2以上の他の特徴、整数、ステップ、要素又はそれらの組合せの存在又は追加を排除するものではない、ということを強調する。
上述した特定の実施形態は、単に説明のためのものであり、限定的なものと考慮されるべきものでは決してない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定められるものであり、特許請求の範囲の範囲内に含まれる変更及び均等物はすべて本発明の範囲に含めることを意図している。

Claims (22)

  1. パケット交換通信システムにおいてハンドオーバ後に受信機を操作する方法であって、前記受信機は論理リンク制御(LLC)レイヤ及びレイヤ3エンティティの制御のもとで情報を受信するものであり、前記方法は、
    パケットデータに対する少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値を決定又は確認する交換識別子(XID)命令を待機するステップと、
    期間を計るステップと、
    前記期間がタイムアウト期間を超えてしまう前に前記XID命令が受信される場合、XID命令に従って行動するステップと、
    前記期間が前記タイムアウト期間を超えてしまう前に前記XID命令が受信されない場合、所望されるならばパケットデータ送信パラメータネゴシエーションを開始するステップと
    を含む方法。
  2. 前記XID命令は、少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つのデフォルト値の使用を確認する空XID命令である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記期間が前記タイムアウト期間を超えてしまう前に空XID命令が受信される場合、前記XID命令に従って行動するステップは、XID応答を送信することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記XID命令は少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値を含み、前記XID命令に従って行動するステップは、少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値についてネゴシエーションを行うことを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの送信パラメータは前記タイムアウト期間を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 少なくとも1つの送信パラメータの値がデフォルト値へリセットされると定めるリセット命令を受信するステップをさらに含み、前記XID命令を待機するステップは、前記リセット命令に対する確認メッセージ又は少なくとも1つの送信パラメータ値についてのネゴシエーションを開始するXID命令を待機すること含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記タイムアウト期間は数秒程度である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記期間を計ることは、前記ハンドオーバによって開始される、請求項1に記載の方法。
  9. パケット交換通信システムにおける、論理リンク制御(LLC)レイヤ及びレイヤ3エンティティのもとで情報を受信する受信機であって、
    ハンドオーバの後、パケットデータに対する少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値を決定又は確認する受信された交換識別子(XID)命令に従って行動するプロセッサと、
    タイムアウト期間を計るタイマと、
    を備え、
    前記XID命令が、前記タイマがタイムアウトしてしまう前に受信される場合には、前記プロセッサは前記XID命令に従って行動し、前記タイマがタイムアウトしてしまう前に前記XID命令が受信されない場合には、前記プロセッサは、所望されればパケットデータ送信パラメータネゴシエーションを開始する、受信機。
  10. 前記XID命令は、少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つのデフォルト値の使用を確認する空XID命令である、請求項9に記載の受信機。
  11. 前記期間が前記タイムアウト期間を超えてしまう前に前記空XID命令が受信される場合、前記プロセッサは前記空XID命令に従って行動し、XID応答を送信する、請求項10に記載の受信機。
  12. 前記XID命令が少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値を含み、前記プロセッサは、前記XID命令に従って行動し、少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値についてネゴシエーションを行う、請求項9に記載の受信機。
  13. 前記少なくとも1つの送信パラメータは前記タイムアウト期間を含む、請求項12に記載の受信機。
  14. 前記プロセッサは、少なくとも1つの送信パラメータの値がデフォルト値へリセットされると定める受信されたリセット命令に従って行動し、前記受信されたXID命令は、前記リセット命令に対する確認メッセージ又は少なくとも1つの送信パラメータ値についてのネゴシエーションを開始するXID命令を含む、請求項9に記載の受信機。
  15. 前記タイムアウト期間は数秒程度である、請求項9に記載の受信機。
  16. パケット交換通信システムにおいてハンドオーバ後に受信機を操作するコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ読出可能媒体であって、前記受信機は論理リンク制御(LLC)レイヤ及びレイヤ3エンティティの制御のもとで情報を受信するものであり、前記コンピュータプログラムは実行されると、コンピュータに、
    パケットデータに対する少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値を決定又は確認する交換識別子(XID)命令を待機するステップと、
    期間を計るステップと、
    前記期間がタイムアウト期間を超えてしまう前に前記XID命令が受信される場合、XID命令に従って行動するステップと、
    前記期間が前記タイムアウト期間を超えてしまう前に前記XID命令が受信されない場合、所望されるならばパケットデータ送信パラメータネゴシエーションを開始するステップと
    を行わせるものである、コンピュータ読出可能媒体。
  17. 前記XID命令は、少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つのデフォルト値の使用を確認する空XID命令である、請求項16に記載の媒体。
  18. 前記期間が前記タイムアウト期間を超えてしまう前に前記空XID命令が受信される場合、前記空XID命令は従われて行動され、XID応答が送信される、請求項17に記載の媒体。
  19. 前記XID命令は少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値を含み、前記XID命令に従って行動するステップは、少なくとも1つの送信パラメータの少なくとも1つの値についてネゴシエーションを行うことを含む、請求項16に記載の媒体。
  20. 前記少なくとも1つの送信パラメータは前記タイムアウト期間を含む、請求項19に記載の媒体。
  21. 前記コンピュータプログラムは実行されると、コンピュータに、少なくとも1つの送信パラメータの値がデフォルト値へリセットされると定めるリセット命令を受信するさらなるステップを少なくとも行わせるものであり、前記XID命令を待機するステップは、前記リセット命令に対する確認メッセージ又は少なくとも1つの送信パラメータ値についてのネゴシエーションを開始するXID命令を待機することを含む、請求項16に記載の媒体。
  22. 前記タイムアウト期間は数秒程度である、請求項16に記載の媒体。
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