JP2009540226A - 少なくとも一本のシャフトを介して振動を減衰してトルクを伝達するためのトルク伝達装置 - Google Patents

少なくとも一本のシャフトを介して振動を減衰してトルクを伝達するためのトルク伝達装置 Download PDF

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Abstract

少なくとも1本のシャフトを介して、トルクを振動減衰して伝達するためのトルク伝達装置(910)が、駆動素子(912)と、該駆動素子(912)に結合された被動素子(914)とを備えている。駆動素子(912)と被動素子(914)との間に少なくとも1つの緩衝装置が形成されており、該緩衝装置が、駆動素子(912)と被動素子(914)とを互いに相対的に回動可能に結合しており、駆動素子(912)と被動素子(914)との間の相対回動の増大に伴い緩衝装置が段階的に変化する特性線を有している。

Description

本発明は、駆動素子と、駆動素子に結合された被動素子とを備え、少なくとも1本のシャフトを介して振動を減衰してトルクを伝達するためのトルク伝達装置に関する。
冒頭で述べた形式のトルク伝達装置は、例えば自動車の動力伝達経路内、例えばカルダンシャフトと伝動装置との間、駆動軸とディファレンシャルとの間、およびステアリングコラム装置で使用される。この場合、トルクはできるだけ損失なしに一方の軸から他方の軸へ伝達されることが望ましい。しかしながら、両方の軸がこのように直接的に結合されている場合に生じる可能性のある振動および回転振動は不十分にしか緩衝されず、このことが、自動車の乗客室内で聞き取れる雑音をもたらす。こうした理由から、トルク伝達装置には、このような振動または回転振動を補償するための緩衝素子が設けられている。したがって、例えば駆動素子と被動素子との間には円筒状に形成されたゴム弾性的な緩衝部分が設けられており、この緩衝部分は、駆動素子と被動素子との間に圧入されている。
本発明の課題は、トルク伝達装置において、緩衝特性を改善し、それぞれの用途に合わせて意図的に調整することのできるものを提案することである。
この課題を解決するために、本発明では、駆動素子と、駆動素子に結合された被動素子とを備え、少なくとも1本のシャフトを介して振動を減衰してトルクを伝達するためのトルク伝達装置を設け、この場合に、駆動素子と被動素子との間には少なくとも1つの緩衝装置が形成されており、この緩衝装置は、駆動素子を被動素子に互いに相対回動可能に結合し、緩衝装置は、駆動素子と被動素子との間の相対回動の増大に対応して段階的に変化する特性線を有している。
段階的に変化する特性線を有する緩衝装置の構成により、平均的にトルクを伝達する通常の作動範囲で、回転振動の信頼性良い緩衝を達成することができる。しかしながら、極めて大きいトルクの伝達が生じた場合には、特性線は急峻な変化を示し、ついにはトルクはさらに振動を減衰されることなしに直接に伝達される。
本発明の改良形態では、駆動素子がストッパ構造部を有しており、被動素子が相補的な対向ストッパ構造部を有しており、ストッパ構造部と対向ストッパ構造部とは、互いの半径方向遊びおよび回転遊びによって互いに係合する。これにより、まず平均的にトルクを伝達する通常の作動範囲では振動緩衝作用を利用してストッパ構造部および対向ストッパ構造部の回転遊びが使用される。しかしながら、回転遊びがほぼ完全に使用されるとすぐに、駆動素子から被動素子へトルクが直接的に伝達される。ストッパ構造部および対向ストッパ構造部は、あらかじめ成形しておくか、またはあとから駆動素子および被動素子に形成することができる。例えば、管状に形成された駆動素子もしくは被動素子に、圧延成形により、対応したストッパ構造部もしくは対向ストッパ構造部が設けられる。
これに関しては、本発明の有利な実施形態では、ストッパ構造部と対向ストッパ構造部とが、遊びを有するスプラインの形態で形成されていてもよい。これに対して代替的に、ストッパ構造部と対向ストッパ構造部とは、遊びを有する多角状の形状接続部として形成されていてもよい。いずれの場合にも、ストッパ構造部と対向ストッパ構造部との間には、必要な回転遊びを提供するそれぞれ1つの中間室が形成されている。
本発明の改良形態では、ストッパ構造部と対向ストッパ構造部との間に、ゴム材料からなる圧縮可能な緩衝層が設けられている。この緩衝層の所定の動的特性を達成するために、本発明の改良形態では、ゴム層内に、過剰に強い変形に抗して作用する補強繊維インサートが埋設されている。これに対して代替的または択一的に、ゴム層内に金属インサートが埋設されていてもよい。補強繊維インサートまたは金属インサートは、いずれも特性線の変化に影響する。
本発明の別の変化態様によれば、本発明によるトルク伝達装置の段階的に変化する特性線は、協働するストッパ構造部および対向ストッパ構造部の外部で、駆動素子と被動素子との間に少なくとも1つのゴム弾性的な予備緩衝体が設けられており、この予備緩衝体は、駆動素子を、回転振動を緩衝して被駆動体に結合していることにより得られる。この実施態様では、少なくとも予備緩衝体は、振動を低減するように変形可能である。なぜなら、予備緩衝体は剛性が低く形成されているからである。予備緩衝体の変形時には、ストッパ構造部と対向ストッパ構造部との間の回転遊びが使用される。この遊びが使用された場合には、ストッパ構造部と対向ストッパ構造部とは、場合によってはこれらの間に設けられたさらなる緩衝層を介在させてトルクを伝達するように協働する。
本発明の改良形態では、駆動素子と被動素子との間に中間素子が配置されており、この場合、中間素子は管状に形成されており、それぞれ緩衝装置を介在させて駆動素子と被動素子とに結合されている。すなわち、この実施態様では、駆動素子と被動素子とは互いに直接に結合されているのではなく、中間素子を介在させて結合されている。
中間素子を備える実施態様では、さらに中間素子が軸線方向で見て前後に駆動素子と被動素子とに結合されており、この場合、駆動素子と被動素子とはオーバラップしない。すなわち、空間的に直列した配置である。これに対して代替的に、駆動素子、被動素子および中間素子などの構成部材は、スペースを節約するために軸線方向にオーバラップする。
中間素子を備える装置に関して、本発明の改良形態では、駆動素子または/および被動素子はストッパ構造部を有しており、中間素子は、駆動素子および被動素子と協働するそれぞれの領域に、相補的な対向ストッパ構造部を有しており、この場合、ストッパ構造部と対向ストッパ構造部とは、それぞれ相互の半径方向遊びおよび回転遊びをもって互いに係合する。さらにこの関連では、本発明によれば中間素子は管状に形成されており、一端では駆動素子を、他端では被動素子を収容している。
歯列などを有する装置においては、このような歯列が動的に負荷された場合に互いの相互作用によって不都合な噛み合い雑音が接触面に生じることが問題である。このような騒音は、車両内に伝搬し、乗客室の乗員には不快に感じられる場合もある。こうした雑音の発生に対処するために、本発明の改良形態では、駆動素子または/および被動素子または/および中間素子内に、固体伝搬音を緩衝するための孔付きゴム体が収容されている。ゴム体の孔の境界面では、音響が屈折し、部分的に反射される。これにより、干渉および実質的な音響緩衝が得られる。
本発明によれば、駆動素子および被動素子の一方はシャフト端部に取り付けられるように、かつ駆動素子および被動素子の他方は、管継手または等速継手または自在継手に取り付けるように形成されている。シャフト端部に対するそれぞれのインターフェイスは、各用途に合わせて構成される。
本発明のさらなる実施態様では、駆動素子と被動素子との間に、駆動素子と被動素子とを結合するゴム弾性的な緩衝層が設けられており、この緩衝層には転動体が埋設されている。この場合、本発明によれば、ゴム弾性的な緩衝層は、転動体の領域に、トルク伝達装置の周方向にそれぞれの転動体に対して遊びが設けられている。この解決手段では、作動時には、まずゴム弾性的な緩衝層が比較的小さい抵抗で変形され、ついには転動体が、遊びを画定する、ゴム弾性的な緩衝層の境界面に当接する。この場合に特性線に飛躍が生じる。さらなる変形はいずれも著しく大きい抵抗下にのみ達成されうる。なぜなら、転動体は境界面で転動し、ゴム弾性的な緩衝層は面圧下にのみ変形するからである。これによっても段階的に変化する特性線が得られる。
現在の車両構成では、衝突時の意図的な動作にも、次第により大きい価値がおかれるようになっている。したがって、この関連で駆動伝達経路を、入れ子状に伸縮可能に、または崩壊可能に形成する試みがなされている。すなわち、駆動伝達経路は、事故状況でのみ駆動伝達経路に作用する所定の最小限の軸線方向負荷が加えられた結果、例えば、エンジンブロックがフロント衝突により車両内で後方にずらされるので、軸線方向に短縮することができる。このことを支援するために、本発明の改良形態では、駆動素子と被動素子とが、所定の軸線方向力が超過された場合に軸線方向に互いに入れ子状に短縮可能である。これにより、本発明によるトルク伝達装置の領域内で不都合な折れ曲がりを防止することができる。
次に例示的に添付の図面に示す複数の実施形態に関して本発明を説明する。
本発明によるトルク伝達装置を示す、図2のI−I線に沿う縦断面図である。 図1を左側から見た側面図である。 本発明によるトルク伝達装置の本発明による第2実施形態を示す縦断面図である。 本発明による第2実施形態を左側から見た側面図である。 本発明によるトルク伝達装置の第3実施形態を示す、図6のV−V線に沿う断面図である。 図5に示すトルク伝達装置を左側から見た側面図である。 本発明によるトルク伝達装置の第4実施形態を示す、図8のVII−VII線に沿う断面図である。 図7に示すトルク伝達装置を左側から見た側面図である。 本発明によるトルク伝達装置のさらなる実施形態を示す、図10のIX−IX線に沿う側面図である。 図9に示すトルク伝達装置を左側から見た側面図である。 本発明による別のトルク伝達装置を示す、図12のXI−XI線に沿う断面図である。 図11に示すトルク伝達装置を左側から見た側面図である。 図14のXIII−XIII線に沿う断面図である。 図13に示す本発明によるトルク伝達装置を左側から見た側面図である。 本発明によるさらなるトルク伝達装置を示す、図16のXV−XV線に沿う軸線を含む縦断面図である。 図15を左側から見た側面図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態の図18のXVII−XVII線に沿う軸線を含む縦断面図である。 図17に示す装置を左側から見た側面図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。 本発明によるトルク伝達装置の別の実施形態を示す図である。
図1に、本発明によるトルク伝達装置の縦断面図を示し、全般に符号10を付す。このトルク伝達装置は、管状の駆動素子12とこの駆動素子12に結合された被動素子14とを含む。被動素子14は右側領域内に駆動素子12の左側領域を収容している。
図1および図2からわかるように、駆動素子12および被動素子14は、軸線方向のオーバラップ領域15では、駆動素子12がストッパ面18を提供し、被動素子14が対応する対向ストッパ面20を提供するように特徴付けられて形成されている。ストッパ面18および対向ストッパ面20は、駆動素子もしくは被動素子の全周にわたってストッパ構造部40および対向ストッパ構造部42を形成している。
ストッパ面18と対向ストッパ面20との間には、次のように充填された半径方向の中間室が位置している。この中間室は補強繊維インサート22を含む。さらに中間室内には、軸線方向に延在する唯一の金属ストリップ24が設けられている。補強繊維インサート22も金属ストリップ24もゴム層26内に埋設されている。これにより、駆動素子12は、トルク伝達により縦軸線Aを中心として被動素子に対して相対的に回動することができるように被動素子に結合されている。この回動は、まずゴム層に剪断力が負荷された状態で得られる。しかしながら、相対回転角度の増大に伴い抵抗が急激に増大する。なぜなら、補強繊維インサート22がさらなる回転に抗して作用するからである。金属ストリップ24もさらなる相対回動を阻止する。最終的には、ストッパ面18および対向ストッパ面20の領域では、それぞれ補強繊維インサート22およびゴム層26は強く圧縮されており、したがってさらに撓むことは実質的に不可能である。さらなるトルク伝達が、駆動素子12と被動素子14との間のさらなる相対回動なしに直接に得られる。
これにより、急激な特性を伴う回転振動を緩衝することができ、最終的には駆動素子12と被動素子4との間の相対回転角が最大値となった場合に相対回転角がさらに増大されることなしに直接的なトルク伝達が得られる。図1および図2に示す本発明のトルク伝達装置の遊端28および30は、好ましくは溶接により取り付けられる2つのシャフト端部、特にカルダンシャフトの2つのシャフト端部を結合するために利用することもできることに留意されたい。
さらに図1からわかるように、十分に大きい軸線方向力および対応した対向力を駆動素子12と被動素子14とに加えた場合に、これらの素子は入れ子状に互いに内外に押し込み可能であり、この場合に、ゴム層16を介した駆動素子12と被動素子14との間の結合は分断される。このことは、例えば動力伝達経路を崩壊させることが望ましい事故状況では特に有利である。特にエンジンブロックが車両内に押し込まれる事故では、カルダンシャフトをこのように崩壊させ、無制御な折れ曲がりまたはスペースを要するその他の変形を防止することが望ましい。
図3は、本発明による変化態様を示している。図1と同じ参照番号を用いるが、図1の参照番号の前に「1」を付す。
図3および図4に示す実施形態は、補強繊維インサートを含んでいない点で図1および図2に示す実施形態とは本質的に異なっている。駆動素子112と被動素子114との間の結合は、もっぱらゴム層126と金属ストリップ124とによって得られる。さらにこの実施形態は、ストッパ構造部140と対抗ストッパ構造部142とが図1および図2に示すように歯列によって実施されているのではなく、互いに対応する2つの多角形、ここでは六角形により実施されており、六角形の互いに平行な面が互いに間隔をおいて配置されており、これらの面の間にゴム層126と金属ストリップ124とが配置さている点で、図1および図2に示す実施形態とは異なっている。
しかしながら、作動時の特性は上述のものと類似している。ここでも急激な特性線を伴う相対回動が行われ、最終的にはさらなる相対回動が実質的にもはや可能ではない最大圧縮状態に達する。
図3および図4に示す装置は、振動減衰のために、例えば2つのシャフト端部を溶接によりシャフトに取り付けることもできる。
図5および図6に示すさらなる実施形態を、同じ参照番号を用いるが、「2」を前に付して、説明する。この実施形態では、駆動素子212と被動素子214とが、より大きい軸線方向領域216でオーバラップする。この軸線方向領域216は、第1の軸線方向部分領域232と第2の軸線方向部分領域234とに分割可能である。第1の軸線方向部分領域232では、駆動素子212および被動素子214はそれぞれ円筒状に形成されている。駆動素子212と被動素子214とは、互いにかなりの間隔をおいて、すなわち、比較的広幅な環状ギャップをおいて、配置されている。この環状ギャップ内には、2つのゴム層236および238が取り付けられており、これらのゴム層は、駆動素子212と被動素子214とを結合している。
第2の軸線方向部分領域234内では、駆動素子212は、周囲が波状に形成されており、これにより、ストッパ構造部240が形成されている。同様に被動素子214は、内室に対応する波状構造を備え、これにより、対向ストッパ構造部242が形成されている。ストッパ構造部240と対向ストッパ構造部242とは、互いに相補的に形成されている、すなわち、互いに係合し、この場合に両者の間に周方向の中間室が形成されるように形成されている。この中間室はゴム層244により充填されている。
軸線方向部分領域232は予備ダンパを形成しており、軸線方向部分領域234は主ダンパを形成している。作動時には、まず部分領域232の予備ダンパがねじられ、これにより、トルク伝達時には縦軸線Aを中心として駆動素子212を被動素子214に対して相対的に回動させることができる。このために主ダンパは対応する遊び、回動遊びを有している。予備ダンパの剛性は比較的小さい。主ダンパの軸線方向領域234に設けられた遊びが使用されると、駆動部分212と被駆動部分214との間のさらなる相対回動はいずれも、軸線方向部分領域232および234で予備ダンパおよび主ダンパのねじり変形下にのみ行われる。したがって、この場合にも振動緩衝時には段階的に変化する特性線が生じる。
図5および図6に示した実施例では、ストッパ構造部240と対向ストッパ構造部242とは、同様に上述の実施例および以下に詳しく説明する実施例では圧延成形により作製することもできる。
図7および図8に示すさらなる実施形態を、同様に既に用いた参照番号を用るが、前に「3」を付して、説明する。
図7および図8に示す実施形態は、主ダンパと予備ダンパとが互いに軸線方向に隣接して配置されているのではなく、両ダンパが軸線方向に互いにオーバラップして配置されている点で、図5および図6に示す実施形態とは本質的に異なっている。これにより、両方の軸線方向領域232および234を著しく小さい軸線方向領域316にとどめることができる。このために、駆動素子312が複数部材により、すなわち、外側部材344と内側部材346とにより形成されていることがわかる。これらの両素子は、接触領域348で互いに溶接されている。外側部分344はストッパ構造部340を有しており、内側部材346は軸線方向領域316では本質的に円筒状に形成されている。被動素子314は鋳込み部材として構成されており、図7の左側端部330で自在継手に取り付けるために対応して形成されている。軸線方向の領域316内では被動素子314は本質的に円筒状の内周面を有しており、外周領域には対応する対向ストッパ構造部342を備えている。内側部材346と、被動素子314の円筒状の内周面との間には予備ダンパの両方のゴム体336および338が配置されている。ストッパ構造部340と対向ストッパ構造部342との間には、主ダンパのゴム層344が取り付けられている。
この装置は、図5および図6に示したように動作する。すなわち、装置はねじれ振動を緩衝する場合に段階的に変化する特性線を示す。
この装置も縦軸線Aの方向の衝突時に所定の力が超過された場合には破壊するように入れ子状に収縮可能であり、この場合に被動素子314は、両方のゴム体336および338とゴム層344とによって形成された結合部を破壊して、駆動素子312内に押し込まれる。これにより、動力伝達経路の長さを意図的に減じることができる。
図9および図10に示すさらなる本発明の実施形態を、上述の実施例で用いた参照番号を用いるが、前に「4」を付して、説明する。
この実施形態の特徴は、駆動素子412と被動素子414とが中間素子450を介して互いに結合されていることである。駆動素子412には、ここでもストッパ構造部440が設けられている。同様に、中間素子450の軸線方向の領域452には対応する対向ストッパ構造部442が設けられている。ストッパ構造部と対向ストッパ構造部との間には、主ダンパを形成するゴム層444が形成されている。軸線方向の部分領域454内では中間素子450および被動素子414が、剛性の低いゴム層456を介して金属インサート458に結合されている。さらに、中間素子450が被動素子414に、軸線方向の部分領域460内で周方向の遊びを有する歯列462により結合されていることを指摘しておく。
トルク伝達装置410も段階的に変化する特性線を示す。まず比較的剛性の低いゴム層456の領域で中間素子450と被動素子414との間の相対回動が生じる。次いでこの相対回動により、歯列462の遊びが使用される。次いでゴム層444は、中間素子450と駆動素子412との間の相対回動を、著しく急峻な特性線をもってのみ可能にし、最終的にはゴム層444内に最大圧縮状態が生じ、ストッパ構造部440と対向ストッパ構造部442とを介したトルク伝達が行われる。
図9および図10に示す装置も衝突時には入れ子状に収縮可能であり、この場合、駆動素子412と被動素子414とは、それぞれ互いに入れ子状に、かつ中間素子450内に押し込むことができる。
ストッパ構造部440と対向ストッパ構造部442とは、図10に示したようにここでも対応する多角状面によって得られることを補足的に述べておく。
図9および図10に示す実施形態は、両方の端部428および430を対応するシャフト端部に溶接することによりカルダンシャフトに取り付けるように構成されていることを述べておく。
図11および図12に示す実施形態は、被動素子514が、等速継手のための継手ボルトとして形成されていることによってのみ、図9および図10に示す実施形態とは異なっている。
図13および図14に示す実施形態は、本質的に2つの点で図9および図10に示す実施形態とは異なっている。一方では、被動素子614の端部は、自在継手に取り付けるように形成されている。他方では、軸線方向領域660に中空に形成された被動素子614の内部にゴム体665が配置されており、このゴム体665は、軸線方向および軸線方向に対して横方向に孔を有している。このゴム体665は、歯列662に生じる噛み合いによる雑音を音響的に遮断するために役立つ。歯列662の噛み合い面の相互作用によって生じる噛み合い雑音が固体伝搬音としてゴム体665内に伝搬する。軸線方向および軸線方向に対して横方向に延びる通路の境界面で固体伝搬音は屈折し、反射される。これにより、生じた音響の干渉および減衰が行われ、これにより、噛み合い雑音の強度は弱められる。
図15および図16に示す実施形態では、段階的に変化する特性線は予備ダンパと主ダンパとによって得られるのではなく、転動体の使用により得られる。トルク伝達装置710は、駆動素子712と被動素子714とを有している。被動素子714は内側歯列を備え、管状の駆動素子712の内部に配置されている。駆動素子712と被動素子714とは、環状中空室内にこれらの駆動素子712と被動素子714との間に形成され、かつ駆動素子712と被動素子714とに加硫されたゴム層726によって互いに結合されている。ゴム層726内には、転動ローラ760が埋設されている。転動ローラが周方向に直接にゴム層726に隣接していないことに留意されたい。むしろ周方向には空気を充填された三日月形の遊び762あるいは764がローラ760の両側に設けられている。
駆動素子712に対する被動素子714の軸線方向位置が、締り嵌めにより管状の駆動素子712内に圧入されている保持板766および768によって確保されている。
駆動素子712は、端部728でシャフトに溶接することができる。被動素子は、歯構造部770を介して、対応して噛み合わされた波状部分に結合させることができる。
作動時には、まず駆動素子712と被動素子714との相対回動が生じ、ゴム層726が変形される。この場合に三日月形の中間室762および764も変形される。このような相対回動が比較的わずかな抵抗下に行われる。しかしながら、最終的には、ローラ760は、三日月形の中間室762および764を画定する、ゴム層726の境界面に当接する。このような当接が生じると変形は極めて困難になる。なぜならば、ゴムは面圧によって変形されなければならないからである。したがって、段階的に変化する特性線は駆動素子712と被動素子714との相対回動の過程で得られる。
さらに、既に何度も説明した破壊機能が付与される。トルク伝達装置710が軸線方向に負荷され、所定の最小限の力が超過されると、保持板766が締り嵌めから解放されて駆動素子712から押し出され、これにより、被動素子714は、ゴム層726を破壊して、駆動素子712に対して相対的に変位することができる。これにより、既に説明したように、駆動力伝達経路の入れ子状の崩壊を達成することができる。
図17および図18に示す実施形態は、ローラ760が列状に配置された球状の転動体860によって代替されており、この転動体860が、対応して転動体860の両側に三日月形の中間室862および864を形成して周方向にゴム層826に埋設されている点でのみ、図15および図16に示す実施形態とは異なっている。その他の構成および機能形式は、図15および図16に関する説明と同一である。
図19および図20は、トルク伝達装置910の本発明によるさらなる実施形態を示しており、図19は全体の斜視図を、図20は破断図を示している。
駆動素子912には内側歯列970が設けられており、この内側歯列970によって駆動素子912をシャフトに結合することができる。駆動素子912の外周には、振動を緩衝するゴム層974が加硫されており、このゴム層974内には金属インサート976が埋設されている。ゴム層974は、さらに中間素子950の内周に加硫されている。中間素子950と金属インサート976とは、互いに噛み合う歯列972および978を介して回動遊びと係合しているが、回動遊びの範囲内で互いに対して回動可能である。
中間素子950は、駆動素子912を収容している軸線方向部分領域932から、被動素子914によって収容されている軸線方向部分領域934内へ延在している。軸線方向部分領域934では、中間素子950および被動素子914には、ストッパ構造部940と対向ストッパ構造部942が形成されている。軸線方向部分領域934では、中間素子950と被動素子914との間にゴム弾性的な緩衝層944が設けられている。軸線方向部分領域932内には、したがって予備ダンパが配置されており、軸線方向部分領域934内には主ダンパが形成されている。機能形式は、図9および図10に示す実施例の機能形式と比較可能であり、構成はさらにコンパクトである。
図21および図22に示す実施形態は、被動素子914aの外周が波状ではなく、円筒状に形成されている点でのみ図19および図20に示す実施形態とは異なっている。その他の構成は同一である。機能形式は、図9および図10に示す実施例の機能形式と比較可能であるが、構成はさらにコンパクトになっている。
図23および図24に示す実施形態は、軸線方向領域934bが、中間素子950bにおいても被動素子914においても、ストッパ構造部および対向ストッパ構造部なしに円筒状に形成されている点でのみ、図19および図20に示す実施形態とは異なっている。その他の構成は同一である。機能形式は、図9および図10に示す実施例の機能形式と比較可能であるが、構成はさらにコンパクトになっている。
図25および図26に示す実施形態は、軸線方向領域934cが、直径を減じられて形成されている点でのみ図23および図24に示す実施形態とは異なっている。その他の構成は同一である。機能形式は、図9および図10に示す実施例の機能形式と比較可能であるが、構成はさらにコンパクトになっている。
図27〜図30には、トルク伝達装置のさらなる4つの実施形態が示されている。図27〜図30の全てにおいて、参照番号の下三桁は、本明細書に記載のトルク伝達装置の同一の構成部材、または機能に関して類似した構成部材を示している。最初の桁は、それぞれの実施形態を示している。図27〜図30の左半部は、それぞれトルク伝達装置の斜視図を示しており、右半部は、トルク伝達装置を部分的に破断した図を示している。それぞれの実施形態の構成部材の説明に続いて機能形式を簡潔に説明する。
図27のトルク伝達装置1000は、円筒状に形成された駆動素子1100と、この駆動素子1100に対して同軸的に配置された円筒状の被動素子1200とを含み、これらの駆動素子は、共通の回転軸線を中心として回動可能である。さらに駆動素子1100は、半径方向外方に延びる突出部(3つの半径方向リブとして示されている)1300を有している。これらの突出部は、駆動素子1100の周囲に沿って等しい角度間隔をおいて配置されており、被動素子1200の半径方向内側の表面に形状接続的に当接している。中間素子1400が、回転軸線を中心として回動可能に駆動素子1100と被動素子1200との間に設けられている。図27に示した実施形態では、3つの中間素子1400がほぼ等間隔で周方向に配置されている。
中間素子1400は、駆動素子1100と被動素子1200との間に円形アーチ状の中間室1920,1930を画定しており、これらの中間室内には弾性的なゴム部材1920a,1930aが格納されている。中間素子1400は、湾曲されたH字形の異形材として形成されており、約π/2の長さを有している。さらに中間室1900が、中間素子1400の端部と、駆動素子1100の半径方向外方に延びる突出部1300との間に画定されている。さらに半径方向内方に突出したストッパ1500が、中間室1920の内部で被動素子1200に配置されており、これらのストッパ1500は、中間素子1400の回動を制限している。好ましくは、中間素子1400の回動1〜3°に制限される。
図27の右半部からわかるように、ゴム部材1920a,1930aは、中間室1920,1930を完全に充填する。しかしながら、これらの中間室1920,1930を完全に充填することは不可欠ではない。ゴム部材1920a、1930aが、中間素子1400をそれぞれ駆動素子1100および被動素子1200に結合していることのみが重要である。このために、ゴム部材1920aは、中間室1920の領域内で中間素子1400および被動素子1200に摩擦接続的に当接しており、ゴム部材1930aは、中間室1930の領域で中間素子1400および駆動素子1100に摩擦接続的に当接している。この実施形態では、ゴム部材1930の硬さは、ゴム部材1920aの硬さよりも小さい。
駆動素子1100がシャフト(図示していない)に取り付けられると、シャフトの回転運動がトルク伝達装置1000によって、被動素子1200に取り付けられたハブ(図示していない)に伝達される。回転運動の伝達時には、まず駆動素子1100が被動素子1200に対して相対的に摺動される。この相対運動時に、ゴム部材1930aは、突出部1300が中間素子1400に当接するまで剪断される(ねじられる)。同時にゴム部材1920aは剪断力に屈する。ゴム部材1930aの硬さ(剪断力)が、ゴム部材1920aの硬さよりも明らかに小さい場合には、ゴム部材1920aが著しい剪断力を受ける前に突出部1300が中間素子1400に当接するということが起こりうる。突出部1300が中間素子1400に当接し、駆動素子1100ひいては突出部1300が被動素子1200に対して相対的に回動された場合には、ゴム部材1930aの剪断の程度は変わらない。すなわち、ゴム部材1930aの剪断は「凍結」される。ゴム部材1920aは、H字形の中間素子1400の端部がストッパ1500に当接するまでさらに剪断される。
図27に示した実施形態とは異なり、図28に示したトルク伝達装置2000は、ゴム部材2920a(図22のゴム部材1920aに対応する)の軸線方向幅(厚さ)が増大されており、ここではゴム部材2930a(図27のゴム部材1930aに対応する)の軸線方向幅(厚さ)と等しくなっているという違いを除いては、本質的に同じ構成を有している。ゴム部材2920aの幅の変更により、このゴム部材2920aの剪断力(剪断に対する抵抗)が減少する。これにより、ゴム部材1920aは、駆動素子2100および中間素子2400の回転運動時に、図27の対応したゴム部材1920aよりも大きいねじれ(剪断)を被る。
ゴム部材1920a,1930a,2920a,2930aの硬さおよび幅(形状、幾何学配置)を意図的に選択することにより、トルク伝達装置1000,2000のねじれ特性に意図的に影響を及ぼすことができる。ゴム部材1930a,2930aは、ゼロ点通過領域のねじれ特性線の変化を決定するが、この変化はできるだけ平坦に保持されることが望ましく、それ故、比較的柔軟な材料がゴム部材1930a、2930aのために用いられるので、ゴム部材1920a,2920aの硬さは、より大きい回転角でねじれ特性線を決定する。ゴム部材1920a,2920aのために所定の硬さを選択することにより、ねじれ特性線の対応した急激な変化が得られる。
図27および図28に示した実施形態とは異なり、図29に示した実施形態は、閉じられたリング形状に形成された中間素子3400を示している。この中間素子3400は、半径方向内方に延びる突出部3420を有しており、これらの突出部を、半径方向外方に延びる、駆動素子3100の突出部3300に係合させることができる。したがって、図29からわかるように、中間素子3400のそれぞれ2つの突出部3420が周方向に駆動素子3100の突出部3300に隣接して配置されている。突出部3300は、互いに等しい角度間隔をおいて駆動素子3100の周囲に配置されている。図29の右半部に関連して、内側のゴム部材3930bが、中間素子3400と駆動素子3100との間に摩擦接続的に圧入されている。図29の実施形態は、3つのゴム部材3930bを含み、これらのゴム部材は、アーチ状に形成された中間室3930内に圧入されている。外側のゴム部材3920aは、閉じられたリング状に形成されており、被動素子3200と中間素子3400との間の閉じられた円筒状の中間室3920内に摩擦接続的に格納されている。
駆動素子3100が、被動素子3200に対して相対的に回動された場合、両方のゴム部材3920a,3930aは剪断される。突出部3300が突出部3420に当接するとすぐにゴム部材3930aの剪断状態は「凍結される」。駆動素子3100の回動がさらに持続された場合、ゴム部材3920aは、ゴム部材3920aの剪断抵抗が克服され、被動素子3200が回動させられるまでさらに剪断される。ここでもゴム部材3920a,3930aの硬さおよび幅(厚さ)を意図的に選択することにより、トルク伝達装置3000のねじれ特性(ねじれ特性線)に意図的に影響を及ぼすことができる。
図29に示した実施形態とは異なり、図30の実施形態は、閉じられた形で形成された中間素子4400を有しており、この中間素子は、駆動素子4100a,100bと噛み合い係合することができる。駆動素子は、外側が六角形に、内側が円筒状に形成された素子4100aを含む。素子4100aの軸線方向端部には、環状に閉じられた素子4100bが取り付けられている。素子4100bは、外周に、等しい角度間隔をおいて配置された突出部4300を有している。図30に示した六角形は、端面側の端部素子4100bを簡単に取り付けるために役立つ。駆動素子が比較的短い間隔をおいて等間隔で周方向に配置された突出部4300を有していることにより、駆動素子4100を中間素子4400に摩擦接続的に結合しているゴム部材4930aは、トルク伝達装置4400の環状に閉じられた中空室4920の軸線方向中央に配置されている(図30の右半部を参照)。ゴム部材4920aは、被動素子4200と中間素子4400との間の閉じられて円筒状に形成された中間室4920内に格納されている。
図30の右半部からわかるように、ゴム部材4920a,4930aは異なる幅を有している。さらにゴム部材4920aと中間素子4400との摩擦接続的な接触はゴム部材4930aの摩擦接続的な接触よりも大きい。図30に示した実施形態においても、ゴム部材4930aの剪断作用がゼロ点通過領域のねじれ特性線の変化を決定し、比較的肉薄に形成されたゴム部材4920aはより大きい回転角度で急激な特性線を可能にする。
図27〜図30に示した実施形態は、ゴム部材1920a,1930a〜4920a,4930aが中間素子1400〜4400を駆動素子1100〜4100および被動素子1200〜4400の回転方向にばね弾性的に結合することに基づいている。さらに、ゴム部材1920a,1930a〜4920a,4930aは、駆動および被動素子を半径方向にばね弾性的に中間素子に結合する。
さらに駆動素子の機能を被動素子の機能と交換することもできる。すなわち、ここで説明した駆動素子は被動素子となり、ここで説明した被動素子は駆動素子となる。
さらにゴム部材1920a,1930a〜4920a,4930aのばね弾性的な機能を、他のばね体、例えばコイルばね、平坦な渦巻きばねなどによって実施することも可能である。
ここで説明した図27〜図30までに示した全ての実施形態において、駆動素子1100〜4100、被動素子1200〜4200および中間素子1400〜4400は、金属、例えばアルミニウム、またはプラスチックから作製されていてもよい。ゴム部材1920a,1930a〜4920a,4930aには、好ましくは40〜80までの範囲のショア硬さを有するゴムが用いられる。
さらに駆動素子1100〜4100はゴム部材1930a〜4930aによって、かつ被駆動部分1200〜4200はゴム部材1920a〜4920aによって、中間素子1400〜4400に摩擦接続的に結合されている。
中間素子1400〜4400は、図27〜図30までに示した全ての実施形態において振動吸収体として働くことができる。なぜなら、これらの中間素子は、被動素子1200〜4200と駆動素子1100〜4100との間で回動可能に(「浮遊して」)支承されているからである。駆動部分1100〜4100に振動が生じた場合、ゴム素子1930a〜4930aによる摩擦接続的な結合を介して、中間素子1400〜4400は振動に反対の位相の振動を形成する。中間素子1400〜4400は、自由に可動な補償質量体として働き、この補償質量体により、駆動素子1100〜4100の振動が補償され、したがって、この振動は被動素子1200〜4200には伝達されない。

Claims (27)

  1. 少なくとも1本のシャフトを介して、振動を減衰してトルクを伝達するためのトルク伝達装置において、
    駆動素子と、該駆動素子に結合された被動素子とを備え、前記駆動素子と前記被動素子との間に少なくとも1つの緩衝装置が形成されており、該緩衝装置が、前記駆動素子と前記被動素子とを互いに相対的に回動可能に結合しており、駆動素子と被動素子との間の相対回動の増大に伴い、緩衝装置が段階的に変化する特性線を有しているトルク伝達装置。
  2. 請求項1に記載のトルク伝達装置において、
    前記駆動素子が、ストッパ構造部を有しており、前記被動素子が、相補的な対向ストッパ構造部を有しており、前記ストッパ構造部と前記対向ストッパ構造部とが、相互の半径方向遊びと回転遊びとによって互いに係合するトルク伝達装置。
  3. 請求項2に記載のトルク伝達装置において、
    前記ストッパ構造部と前記対向ストッパ構造部とが、遊びを有するスプラインの形態で形成されているトルク伝達装置。
  4. 請求項2に記載のトルク伝達装置において、
    前記ストッパ構造部と前記対向ストッパ構造部とが、遊びを有する多角状の形状接続部の形態で形成されているトルク伝達装置。
  5. 請求項2から4までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置において、
    前記ストッパ構造部と前記対向ストッパ構造部との間に、ゴム材料からなる圧縮可能な緩衝層が設けられているトルク伝達装置。
  6. 請求項5に記載のトルク伝達装置において、
    ゴム層内に補強繊維インサートが埋設されているトルク伝達装置。
  7. 請求項5に記載のトルク伝達装置において、
    ゴム層内に金属インサートが埋設されているトルク伝達装置。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置において、
    協働する前記ストッパ構造部および前記対向ストッパ構造部の外部で、前記駆動素子と前記被動素子との間に少なくとも1つのゴム弾性的な予備緩衝体が設けられており、該予備緩衝体が、前記駆動素子を、回転振動を緩衝するよう前記被動素子に結合しているトルク伝達装置。
  9. 請求項1から8までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置において、
    前記駆動素子と前記被動素子との間に中間素子が配置されており、該中間素子が、緩衝装置をそれぞれ介在させて前記駆動素子と前記被動素子とに管状に接続されているトルク伝達装置。
  10. 請求項9に記載のトルク伝達装置において、
    前記中間素子が、軸線方向で見て前後に前記駆動素子と前記被動素子とに結合されており、前記駆動素子と前記被動素子とがオーバラップしていないトルク伝達装置。
  11. 請求項9または10に記載のトルク伝達装置において、
    駆動素子または/および被動素子が、ストッパ構造部を有しており、中間素子が、前記駆動素子および前記被動素子と協働するそれぞれの領域に、相補的な対向ストッパ構造部を有しており、ストッパ構造部と対向ストッパ構造部とが、それぞれ相互の半径方向遊びと回転遊びとをもって互いに係合するトルク伝達装置。
  12. 請求項9から11までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置において、
    前記中間素子が管状に形成されており、一端に前記駆動素子を、かつ他端に被動素子を収容するトルク伝達装置。
  13. 請求項1から12までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置において、
    前駆駆動素子または/および前記被動素子または/および前記中間素子内に、固体伝搬音を緩衝するための孔付きゴム体が収容されているトルク伝達装置。
  14. 請求項1から13までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置において、
    前記駆動素子および前記被動素子の1つの構成部材が、シャフト端部に取り付けるために形成されており、かつ前記駆動素子および前記被動素子の別の構成部材が、管継手または等速継手または自在継手に取り付けるように形成されているトルク伝達装置。
  15. 請求項1から14までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置において、
    前記駆動素子と前記被動素子との間にゴム弾性的な緩衝層が設けられており、該緩衝層が、前記駆動素子と前記被動素子とを結合しており、前記緩衝層内に転動体が埋設されているトルク伝達装置。
  16. 請求項15に記載のトルク伝達装置において、
    前記ゴム弾性的な緩衝層が、転動体の領域に、トルク伝達装置の周方向に、それぞれの転動体に対して遊びを備えているトルク伝達装置。
  17. 請求項1から16までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置において、
    前記駆動素子と前記被動素子とが、所定の軸線方向力が超過された場合に、軸線方向に互いに入れ子状に収縮可能であるトルク伝達装置。
  18. 外側の被動素子(1200)と、該被動素子(1200)の内部に配置され、被動素子(1200)に対して相対的に回動可能な内部の駆動素子(1100)と、前記駆動素子(1100)および前記被動素子(1200)の間に回動可能に配置された中間素子(1400)とを備える、シャフトを結合するためのトルク伝達装置(1000)において、
    前記中間素子(1400)が、第1結合部材(1930a)を介して前記駆動素子(1100)に、かつ第2結合部材(1920a)を介して前記被動素子(1200)に、摩擦接続的に結合されているトルク伝達装置(1000)。
  19. 請求項18に記載のトルク伝達装置(1000)において、
    前記中間素子(1400)の回転運動が、前記被動素子(1200)に配置された少なくとも1つのストッパ(1500)により制限されているトルク伝達装置。
  20. 請求項18または19に記載のトルク伝達装置(1000)において、
    前記駆動素子(1100)が、半径方向外方に延びる少なくとも1つの突出部(1300)を有し、該突出部を、前記中間素子(1400)に係合させることができるトルク伝達装置。
  21. 請求項18から20までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置(1000)において、
    前記駆動素子(1100)が、半径方向外方に延びる複数の突出部(1300)を有し、該突出部が、等角度間隔をおいて、駆動部(1100)の周囲に沿って配置されているトルク伝達装置。
  22. 請求項18から21までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置(1000)において、
    前記駆動素子(1100)を、前記中間素子(1400)に噛み合い係合させることができるトルク伝達装置。
  23. 請求項18から22までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置(1000)において、
    前記第1連結部材(1930a)および前記第2結合部材(1920a)が、弾性的なゴム部材であるトルク伝達装置。
  24. 請求項23に記載のトルク伝達装置(1000)において、
    前記第1結合部材(1930a)の弾性的なゴム部材と、前記第2結合部材の弾性的なゴム部材とが、異なるショア硬さを有しているトルク伝達装置。
  25. 請求項23または24に記載のトルク伝達装置(1000)において、
    前記第1結合部材(1930a)のショア硬さが、前記第2結合部材(1920a)のショア硬さよりも小さいトルク伝達装置。
  26. 請求項18から25までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置(1000)において、
    前記第1結合部材(1930a)と前記第2結合部材(1920a)とが、軸線方向および/または半径方向の断面で見て異なる幅を有しているトルク伝達装置。
  27. 請求項18から26までのいずれか1項に記載のトルク伝達装置(1000)において、前記中間素子(1400)が、前記第1結合部材(1930a)を介して駆動素子(1100)に、かつ前記第2結合部材(1920a)を介して被動素子(1200)に、材料接続的に結合されているトルク伝達装置。
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