JP2009539692A - 航空機の着陸補助方法および装置 - Google Patents

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Abstract

航空機の着陸補助装置および方法である。本発明によれば、滑走路(2)に取り付けられている着陸手順規則に基づき、航空機(1)に許容できる、全エネルギーの下限閾値と上限閾値とが決定され、航空機(1)の現在の全エネルギーが上記の閾値と比較される。
【選択図】 図1

Description

本発明は航空機の着陸補助方法および装置に関する。
滑走路への航空機の着陸に到る進入段階では、航空機の操縦が特に難しいことはよく知られている。この進入段階では、操縦士は大量の情報を有し、この幾らかにより操縦士は尾部あるいは翼が地上との衝突、難しい着陸あるいは滑走路からの逸脱さえも回避できなければならない。この情報は主として航空機の速度、航空機の傾斜(勾配)および航空機の地上からの高さを含み、これらの情報の3つのアイテムは、操縦士が簡単に監視できるように操縦室に表示される。更に、周囲の景色が操縦士に、操縦士の進入平面を感知させる。
航空機の全エネルギー・レベル、即ちその速度と高さとの組み合わせは、滑走路からの逸脱の危険を予想するための必須のパラメータであるが、操縦士が常に予側できるものではない。更に、エネルギ−・レベルは風により影響され得る。
本発明の目的は、よって、航空機の進入段階での全ての時点で航空機のエネルギー状態を操縦士に知らせることである。
このため、本発明によれば、現在の高さhに位置し、滑走路に向けて現在の進入速度Vで降下して、上記の滑走路と現在の進入角度γを形成する現在の進入軌道を辿り、上記の現在の進入速度Vと上記の現在の進入角度γとは、それぞれ、理想的には、上記の滑走路と関連する一定の基準進入速度Vrと一定の基準進入角度γrとに近いことを必要とする、進入段階の航空機の着陸補助方法では、
− 現在の進入角度γが少なくとも上記の基準進入角度γrにほぼ等しい場合、上記の滑走路に航空機を完全に停止させる、上記の基準進入速度Vrの両側である、進入速度値の範囲が前もって決定され、上記の進入速度値の範囲は下限値Vinfと上限値Vsupとにより制限され、
− 現在の進入速度Vが少なくとも上記の基準進入速度Vrにほぼ等しい場合、上記の滑走路に航空機を完全に停止させる、上記の基準進入角度γrの両側である、進入角度値の範囲が前もって決定され、上記の進入角度値の範囲は下限値γinfと上限値γsupとにより制限され、
−・ 現在の進入速度Vと現在の進入角度γとがそれぞれ、上記の下限値Vinfと下限値γinfとに等しい状況に対応する全エネルギーの下限閾値Einfと
・ 現在の進入速度Vと現在の進入角度γとがそれぞれ、上記の上限値Vsupと上限値γsupとに等しい状況に対応する全エネルギーの上限閾値Esupと、
・ 上記航空機の現在の全エネルギーEとが計算され、
− 上記の現在の全エネルギーEが上記の全エネルギーの下限閾値Einfと上限閾値Esupと比較され、航空機が上記の滑走路で停止できる理論的可能性についての指示を得ることを特徴とする。
本発明は、各滑走路が、着陸勧告(あるいは強制)、基準進入速度および基準進入角度に関するものを含む1組の関連する手順規則を有するという事実を利用する。更に、本発明は、民間空輸では、航空機の操縦はこれらの着陸手順規則をできる限り遵守することも心得ている。
よって、本発明によれば、最低の可能な進入速度と進入勾配とを考慮する上記の全エネルギーの下限閾値は、航空機が正しい着陸を無事できる最低限度のエネルギー・レベルを示す。然し、このためには、最高の可能な進入速度と勾配とを考慮する上記の全エネルギー・レベルの上限閾値は最高限度のエネルギー・レベルを構成する。よって、航空機の現在の全エネルギーはこれらの最低限度のエネルギー・レベルと最高限度のエネルギー・レベルとの間に位置する必要がある。全エネルギー・レベルの最低限度未満では、航空機は、エンジンおよび/または迎角制御面に作用して克服しようとしなければならない全エネルギーの不足を呈する。他方、上記の最高全エネルギー・レベルを越えると、航空機の全エネルギーは過剰になり、操縦士はエンジン、迎角制御面、エア・ブレーキ等を用いてエネルギーを発散させようとしなければならない。
現在の全エネルギーEを上記の下限閾値Einfと上限閾値Esupとを比較するだけで航空機が停止できるかどうかを決定できることは明らかであり、(滑走路から逸脱してあるいは逸脱することなく)滑走路で航空機が有効に停止するには、滑走路の状態(雨、氷等)、着陸装置のタイヤの状態等のその他の標準パラメータに左右される。
一方では、航空機の現在の全エネルギーEと、(他方では)全エネルギーの上記の下限閾値Einfおよび上限閾値Esupのとの間での比較が多くの異なる方法でなされ得る。
例えば、以下の指標I1が計算でき、
Figure 2009539692

指標は、正しい進入と着陸のために許容できるエネルギー・レベルに対応する0と1との間になければならない。
変形例として、
− 進入速度と進入角度とがそれぞれ基準進入速度Vrと基準進入角度γrとに等しい状況に対応する基準全エネルギーErを計算して、
− 上記の現在の全エネルギーEと上記の基準全エネルギーErとを比較することができ、この比較の結果それ自体が、上記の下限閾値Einfと上限閾値Esupの少なくとも1つに匹敵することができる。
この場合、
− 現在の全エネルギーEが基準全エネルギーErより大きければ、E−ErがEsup−Erに匹敵し得、
− 現在の全エネルギーEが基準全エネルギーEr未満であれば、E−ErがEinf−Erに匹敵し得る。
上記の進入速度の下限値Vinfおよび上限値Vsupが上記の基準進入速度Vrに、数ノットのプラスマイナス(誤差)があっても、少なくともほぼ等しいのが好ましい。例えば、下限値VinfはVr−3ノットに等しくてもよく、上限値VsupはVr+10ノットに等しくてもよい。
同様に、上記の進入角度の下限値γinfおよび上限値γsupが上記の基準進入角度γrに、1度の数十分の1のプラスマイナス(誤差)があっても、少なくともほぼ等しいのが好ましい。例えば、基準進入角度γrが3度に近い場合、下限値および上限値は、γr−0.3度およびγr+0.3度に等しくてもよい。角度編差は当該滑走路に対し認められている範囲に従って選択されるのは明白である。
航空機の全エネルギー・レベルが正しい、過剰あるいは不足していることを示すこの比較の結果は、可聴あるいは可視の警告、表示等のいずれかの既知の手段により操縦士に知らされる。よって、操縦士は、原因を知って、適宜、不正エネルギー・レベルを修正あるいは再復行操縦を行なうことさえするように努めることができる。このため、この比較の結果が、操縦士の近く、特に、PFDスクリーンのような、操縦士が頻繁に観れる標準操縦スクリーンに表示されるのが重要である。
航空機の全エネルギーの変化は比較的遅い、よって、更に、操縦士に航空機のこの状況のより早い動向を与えることが望ましい。よって、これと関連している上記の全エネルギー比較結果に対し、上記の滑走路での航空機の完全な停止に関する、例えば、2006年2月17日出願のフランス特願第06 01395号に記載されている方法を実施して生じるような、滑走路での航空機の完全な停止の予想指示を提供することができる。
本発明による方法を実施するため、
−・ 少なくとも、航空機の現在の質量m、現在の高さh、現在の進入速度V、現在の進入角度γと、下限速度値Vinf、上限速度値Vsup、進入角度の下限値γinfと進入角度の上限値γsupと、適宜、基準進入速度Vrと、基準進入角度γrとに関する情報を受け取り、
・ その値が航空機の現在の全エネルギーEのレベルが正しい、過剰あるいは不足しているとの事実を示す少なくとも1つの指標を計算する
計算手段と、
− 上記の指標と、正しい全エネルギー・レベルと過剰あるいは不足の全エネルギー・レベルとの間での変わり目に対応する少なくとも1つの閾値とを比較する比較手段とからなる装置を用いることができ、上記の比較手段は、少なくとも航空機の上記の現在の全エネルギー・レベルEが過剰あるいは不足している場合少なくとも1つの警告装置を作動できる。
添付図面の図により本発明がどのように実施されるかが明確に示めされる。これらの図中、同一の符号は同一の要素を示す。
図1に略示されている状況では、飛行機1は滑走路2に着陸する目的で進入段階中であり、滑走路2の使用可能な長さLは近位端入口Spと遠位端入口Sdとの間に制限される。飛行機1は現在の進入角度γで現在の進入軌道3を辿り、現在の進入速度Vで滑走路2に向け降下する。飛行機1が上記の近位端入口Spから水平距離X、即ち、地上5の点4に対する垂直面で、近位端入口Spから距離X離れていると、現在の軌道3での現在の高さはhに等しい。
正しい着陸の可能性を最適にする、滑走路2に付与されている着陸手順規則に従えば、飛行機1の現在の進入軌道3は近位端入口Spの上方で、軌道3の水平飛行の開始点6に対応する規定高度hoに位置する基準点Poを通過しなければならない。更に、これらの着陸手順規則に従えば、飛行機1は基準進入軌道7に位置するのが理想的であり、基準点Poを通過し、基準進入角度γrを提示するのは明白である。上記基準進入軌道7上での上記飛行機の速度は基準進入速度Vrに等しい。そのような理想的な状況では、航空機1は、予想されない状況は別として、滑走路2の使用可能な長さL未満の距離lで滑走路2の近位端入口Spから離れている、滑走路2の点8で停止できるのは確実である。この点に対する垂直面で、上記の基準進入軌道7の高さはhrにより示されている。
本発明によれば、航空機がその現在の速度Vと現在の勾配γとで滑走路2上に完全に停止できる可能性を有するかどうかを予測するために、第1工程は
− 現在の進入角度γが基準進入角度γrに少なくともほぼ等しい場合、滑走路2上で飛行機1を完全に停止させる進入速度値の範囲である、基準進入速度Vrの両側を、(図1には示されていない方法で)前もって決定し、この進入速度値の範囲は下限値Vinfと上限値Vsupとにより制限され、
− 現在の進入速度Vが基準進入角度Vrに少なくともほぼ等しい場合、滑走路2上で飛行機1を完全に停止させる進入角度値の範囲10である、基準進入角度γrの両側を前もって決定し、上記の進入角度値の範囲10は下限進入軌道11に対応する下限値γinfと、上限進入軌道12に対応する上限値γsupとにより制限され、上記の点4に対する垂直面で、上記の下限および上限進入軌道11と12とはそれぞれhinfとhsupとにより示されている。
進入速度値と進入角度値とのこれら2つの範囲を決定した後、以下が計算される。
Figure 2009539692

ここで、hは飛行機1の機内で知ることができ、mは飛行機1の質量、gは重力の加速度である、
− 全エネルギーの下限閾値Einfは、飛行機1の進入速度と進入角度がそれぞれ下限値Vinfと下限値γinfとに等しい状況に対応し、よって、上記の下限閾値は
Figure 2009539692

に等しい。
ここで、tanγinfは進入角度の下限値γinfの正接で、
距離Xはh/tanγに等しく、tanγは現在の進入角度γの正接である、
− 全エネルギーの上限閾値Esupは、飛行機1の進入速度と進入角度がそれぞれ上限値Vsupと上限値γsupとにそれぞれ等しい状況に対応し、よって、上記の閾値は
Figure 2009539692

に等しい。
ここで、tan γsupは進入角度の上限値γsupの正接である
そして、飛行機1の現在の全エネルギーEを全エネルギーの下限閾値Einfと上限閾値Esupと比較する。
このため、指標I1が所定の式
Figure 2009539692

により計算できる。
− I1が1より大きければ、飛行機1の現在の全エネルギーEは高すぎて、滑走路を長手方向に逸脱する危険が現実のものとなり、
− I1が0未満であれば、飛行機1の現在の全エネルギーEは低すぎで、飛行機は滑走路の近位端入口Spを越えて接地できないという危険を冒し、
− 他方、I1が0と1との間にあれば、飛行機1の現在の全エネルギーEは、航空機1を滑走路2上で停止させ得る、上手く行なわれる進入に対応する。
現在の全エネルギーEを上記の全エネルギーの下限閾値Einfと上限閾値Esupと比較するため、変形例として、飛行機1の進入速度と進入角度とがそれぞれ基準進入速度Vrと基準進入角度γrとに等しい状況に対応する基準全エネルギーErを用いることができる。この基準全エネルルギーは、よって、
Figure 2009539692

に等しい。
ここで、tan γrは基準進入角度γrの正接である
現在の全エネルギーEが基準全エネルギーErより大きければ、以下の指標
Figure 2009539692

が計算でき、正しい進入に対応する1未満にとどまらなくてはならない。I2が1より大きければ、飛行機1は過剰なエネルギーを呈し、滑走路2上で停止できない。
EがEr未満であれば、以下の指標
Figure 2009539692

が計算でき、滑走路2に対する飛行機1の正しい進入に対応する1より大きくなくてはならない。I3が1より未満であれば、飛行機1の全エネルギーは滑走路2への正しい進入には不十分である。
上記の計算と比較とを行なうため、図2に示されている装置を使うことができる。この装置は、基準点Poの規定高度ho、質量m、高度h、現在の進入速度V、現在の進入角度γ、速度下限値Vinf、速度上限値Vsup、進入角度下限値γinf、進入角度上限値γsupをその入力で受け取るコンピュータ20を備える。このコンピュータ20は、又、その入力で基準進入速度Vrと基準進入角度γrとを受け取る。
式(1)、(2)、(3)および(4)を用いて、コンピュータ20はそれぞれ現在の全エネルギーEと、全エネルギーの下限閾値Einfおよび全エネルギーの上限閾値Esupとを計算する。また、コンピュータ20は指標I1も計算する。式(5)、(6)および(7)を用いて、コンピュータ20は、変形例として、基準全エネルギーErと、指標I2とI3とを計算する。
上記のコンピュータ20は、指標I1あるいは指標I2およびI3を示す指標Iを(上記のコンピュータ20の一体部分である)比較器21に送信する。比較器21は、飛行機1が正しい進入および着陸を行なえないエネルギーの過剰あるいは不足を指標Iの値が示す場合、上記の指標Iの値を(上記の結果0あるいは1に等しい)少なくとも1つの閾値と比較して、可視警告22および/または可聴警告23を作動させ、および/またはスクリーン25に警告メーセージ24を表示できる。
図3では、スクリーン25の代表としてPFD(主飛行表示)スクリーンが示されており、このスクリーン上に、操縦士に飛行機のエネルギーが正しい着陸には過剰であることを知らせるメッセージ“High Energy(高エネルギー)”24が表示される。エネルギーが不足している場合は、上記のメッセージ24が例えば“Low Energy(低エネルギー)”となることは明かである。
正しければ、飛行機の全エネルギー・レベルも又、例えば“Correct Energy(正しいエネルギー)”の形態で上記のスクリーン25に表示され得る。
図1は本発明による方法を示す略図を示す。 図2は本発明の方法を実施する装置のブロック図を示す。 図3は本発明の方法の実施により生じる警告信号の表示の例を示す。

Claims (10)

  1. 現在の高さ(h)に位置し、滑走路(2)に向けて現在の進入速度(V)で降下して、上記の滑走路(2)と現在の進入角度(γ)を形成する現在の進入軌道(3)を辿り、上記の現在の進入速度(V)と上記の現在の進入角度(γ)とは、それぞれ、理想的には、上記の滑走路(2)と関連する一定の基準進入速度(Vr)と一定の基準進入角度(γr)とに近いことを必要とする、進入段階の航空機(1)の着陸補助方法では、
    − 現在の進入角度(γ)が少なくとも上記の基準進入角度(γr)にほぼ等しい場合上記の滑走路(2)に航空機(1)を完全に停止させる、上記の基準進入速度(Vr)の両側である、進入速度値の範囲が前もって決定され、上記の進入速度値の範囲は下限値(Vinf)と上限値(Vsup)とにより制限され、
    − 現在の進入速度(V)が少なくとも上記の基準進入速度(Vr)にほぼ等しい場合上記の滑走路(2)に航空機(1)を完全に停止させる、上記の基準進入角度(γr)の両側である、進入角度値の範囲(10)が前もって決定され、上記の進入角度値の範囲(10)は下限値(γinf)と上限値(γsup)とにより制限され、
    −・ 現在の進入速度(V)と現在の進入角度(γ)とがそれぞれ、上記の下限値(Vinf)と下限値(γinf)とに等しい状況に対応する全エネルギーの下限閾値(Einf)と、
    ・ 現在の進入速度(V)と現在の進入角度(γ)とがそれぞれ、上記の上限値(Vsup)と上限値(γsup)とに等しい状況に対応する全エネルギーの上限閾値(Esup)と、
    ・ 上記航空機の現在の全エネルギーEとが計算され、
    − 上記の現在の全エネルギー(E)が上記の全エネルギーの下限閾値(Einf)と上限閾値(Esup)と比較され、航空機が上記の滑走路で停止できる理論的可能性についての指示を得ることを特徴とする方法。
  2. 上記の比較を行なうため、指標I1が式
    Figure 2009539692

    により計算されることを特徴とする請求項1に記載された方法。
  3. − 進入速度と進入角度とがそれぞれ基準進入速度(Vr)と基準進入角度(γr)とに等しい状況に対応する基準全エネルギーErが計算され、
    − 上記の現在の全エネルギー(E)と上記の基準全エネルギー(Er)とが比較され、この比較の結果それ自体が上記の全エネルギーの下限閾値(Einf)と上限閾値(Esup)との少なくとも1つに匹敵することを特徴とする請求項1に記載された方法。
  4. − 現在の全エネルギー(E)が(基準全エネルギーEr)より大きければ、(E−Er)が(Esup−Er)に匹敵でき、
    − 現在の全エネルギー(E)が基準全エネルギー(Er)未満であれば、(Er−E)が(Er−Einf)に匹敵できることを特徴とする請求項3に記載された方法。
  5. 上記の進入速度の下限値(Vinf)と上限値(Vsup)とが、それぞれ数ノットのプラスマイナスのある上記の基準進入速度(Vr)に少なくともほぼ等しいことが好ましいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載された方法。
  6. 上記の進入角度の下限値(γinf)と上限値(γsup)とが、それぞれ1度の数十分の1の±のある上記の基準進入角度(γr)に少なくともほぼ等しいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載された方法。
  7. 上記の比較の結果が航空機の操縦士の近くで表示されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載された方法。
  8. 上記の滑走路上での航空機の完全な停止についての予想指示が上記の比較の結果と関連していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. −・ 少なくとも、航空機(1)の現在の質量(m)、現在の高さ(h)、現在の進入速度(V)、現在の進入角度(γ)と、下限速度値(Vinf)、上限速度値(Vsup)、進入角度の下限値(γinf)と進入角度の上限値(γsup)と、適宜、基準進入速度(Vr)と、基準進入角度(γr)とに関する情報を受け取り、
    ・ その値が航空機(1)の現在の全エネルギー(E)のレベルが正しい、過剰あるいは不足しているとの事実を示す少なくとも1つの指標(I1、I2、I3)を計算する
    計算手段(20)と、
    − 上記の指標(I1、I2、I3)と、正しい全エネルギー・レベルと過剰あるいは不足の全エネルギー・レベルとの間での変わり目に対応する少なくとも1つの閾値とを比較する比較手段(21)とからなり、この比較手段(21)が、少なくとも航空機(1)の上記の現在の全エネルギー・レベル(E)が過剰あるいは不足している場合少なくとも1つの警告装置(22、23、24)を作動できることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載された方法を実施する装置。
  10. 少なくとも1つの警告装置(25)が、上記の比較手段(21)の作動のもとに現在の全エネルギー・レベルに関し警告メッセージ(24)が書ける標準操縦スクリーンからなることを特徴とする請求項9に記載された装置。
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