JP2009539101A - 等電点電気泳動による分離装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、特に「pHシンク領域」を用いることによりpHの変化の方向が逆転される等電点電気泳動による分離に使用される装置に関する。
Description
本発明は、分離装置の分野に関し、特に生体分子の等電点電気泳動による分離装置の分野に関する。
生体分子、特に多数の生体分子を含みうるサンプルの分離において、等電点電気泳動として知られる技法が、広く使われている。この分離技法において、タンパク質のような多くの生体分子が、規定されるpHを有し、そのpHにおいては、それらが電気的に中性であり、そのpH以下又は以上では、それらが帯電されることが利用される。
例えば国際公開第2004/036204A2号パンフレット及び米国特許出願公開第20050150769号公報にあるように、pHが段階的に変えられる装置が提案されているが、通常、等電点電気泳動は、連続的に変化するpHを有する装置において行われる。
しかしながら、特に、より自動化された分離を提供するように設計される分離装置に関して、生体分子が分離後に有する位置が、分離されたサンプルの自動的な読み取りを容易にするように規定されるべきである必要がある。
従って、本発明の目的は、分離装置、特に、多くのアプリケーションに関して、より自動化された分離及び分離されたサンプルの読み取りが達成されうる等電点電気泳動に関する分離装置を提供することである。
この目的は、本発明の請求項1に記載の装置によって解決される。従って、分離、特に等電点電気泳動に用いられる装置であって、分離方向に沿って互いに隣り合って設けられる多数の領域を含む装置が提案されており、装置は、少なくともpHシンク領域を有し、ここでpH値は、一定であり、又はpH値が増加又は減少する少なくとも1つの隣り合う領域と比較して、符号の異なる勾配を有する曲線を有する。
本発明の意味において、「分離」なる語は、最も広い意味及び意義に理解されるべきであり、以下の1又は複数を含むことに注意すべきである。
−吸光度の差によって混合物を分離するために使用されるプロセス。
−液体又は気体によって保持される化学的混合物が、それらが静止した液相又は固相の周りを又は上を流れるとき、溶質の差分布の結果として、成分に分離されるプロセス。
−2つの異なる媒体に関する物質の相対的親和性の差に基づいて、物質の混合物を分離するために使用される技法の多様なグループの任意のもの。2つの異なる媒体の一方(移動相)は、動く流体であり、他方(固定相又は吸収剤)は、多孔性の固体及び/又はゲル及び/又は固体の支持体上にコーティングされた液体である。
−例えば等電点電気泳動のような、特に外部電場及び/又はpHである外力の影響化で異なる電荷及び/又は量の結果として生じる分離技法。
−吸光度の差によって混合物を分離するために使用されるプロセス。
−液体又は気体によって保持される化学的混合物が、それらが静止した液相又は固相の周りを又は上を流れるとき、溶質の差分布の結果として、成分に分離されるプロセス。
−2つの異なる媒体に関する物質の相対的親和性の差に基づいて、物質の混合物を分離するために使用される技法の多様なグループの任意のもの。2つの異なる媒体の一方(移動相)は、動く流体であり、他方(固定相又は吸収剤)は、多孔性の固体及び/又はゲル及び/又は固体の支持体上にコーティングされた液体である。
−例えば等電点電気泳動のような、特に外部電場及び/又はpHである外力の影響化で異なる電荷及び/又は量の結果として生じる分離技法。
本発明による装置は、これに制限されないが、生物学的分子化合物の分離に有用でありえることに注意すべきである。生物学的分子化合物は、これらに限定されないが、例えば、核酸及び関連する化合物(例えば、DNA、RNA、オリゴヌクレオチド又はそれの類似体、PCR製品、ゲノムDNA、細菌性人工染色体、プラスミド、その他)、タンパク質及び関連する化合物(例えばポリペプチド、ペプチド、モノクローナル又はポリクローナル抗体、可溶性の又は結合されたレセプタ、転写因子、その他)、抗原、リガンド、ハプテン、炭水化物及び関連する化合物(例えば多糖類、オリゴサッカライド、その他)、メンブレンフラグメントのような細胞フラグメント、細胞オルガネラ、無傷細胞、細菌、ウィルス、原生動物、その他である。
このような装置を使用することによって、多くのアプリケーションについて、以下の利点のうちの少なくとも1つが、達成されうる:
−pHシンク領域を設けることにより、生体分子は、本質的に、このpHシンク領域には現れない。分離を行った後に生体分子が存在しうる装置の領域、特に装置の分離領域が、規定されるので、これは、より良好な自動化を可能にし、よって、多くのアプリケーションにおいて、解析の自動化を容易にする。
−装置は、この理由により、例えば高スクリーニング及び高いスループット解析のためにチップ上に適用されることができる自動解析装置において、より良く実現されることができる。
−生体分子が実質的に現れない明確に規定された領域(pHシンク領域)があるとともに、pHシンク領域は、分離領域に個別のセンサ素子を整合させる(そして、センサのより感受性がない領域、すなわち個別のセンサ素子間の領域とpHシンク領域を並べる)ことを可能にするので、装置は、すべての生体分子の処理の非常に効率的なやり方を可能にし、例えば他の解析のために分離チャネルで初期のアナライト物質のほぼ100%を分離することを可能にし、すなわち非常に効率的な解析を可能にする。
−互いに非常に近い等電気泳動点を有する生体分子でも、本発明の範囲内の広範囲のアプリケーションについて、アナライト材料の損失無く又は取るに足らない損失のみを伴って、(シングルステップ装置において)効率的に分離されることができる。
−本発明の装置は、広範囲のアプリケーションにおいて適用可能であり、特に2D分離技法に関して有用である。
−本発明の装置は、広範囲のアプリケーションにおいて、非常に少ない量のアナライトであっても迅速且つ信頼性のある非常に効率的な臨床診断ツールを与えることを可能にする。このようなアプリケーションにおいて、アナライトの量は、多くの場合、制限されている(例えば患者の血液サンプル)。更には、解析時間が、重要な主要パラメータである。非常に少ない量の専用のタンパク質(又は例えば特定の病原体をマークする他の分子)であっても、検出されなければならない。
−本発明の装置は、広範囲のアプリケーションにおいて、シングルランで定量的解析を実施することを可能にする。
本発明の好適な実施例によれば、装置は、多数のpHシンク領域を含む。
本発明の好適な実施例によれば、装置は、pHシンク領域の次に分離領域が続く一連の領域を含み、ここで、分離領域は、特に分離後に生体分子が存在しうる領域を意味し及び/又は含む。
本発明の範囲内の多くのアプリケーションによれば、(複数の)分離領域におけるpHの勾配は、(複数の)pHシンク領域とは符号が異なることに注意すべきである。
本発明の異なる好適な実施例によれば、装置は、pHシンク領域の次に遷移領域が続き、遷移領域の次に分離領域が続く一連の領域を含む。ここで、本発明の意味において遷移領域は、特に、分離方向においてpHシンク領域の直後に設けられ、分離時には本質的にアナライトがない領域を意味し及び/又は含む。
このような遷移領域において、pHの勾配は、pHシンク領域とは符号が異なりうる(これは必ずしもそうでなければならないというわけではないが)ことに注意すべきである。しかしながら、このような遷移領域の取り入れが、本発明の範囲内の広範囲のアプリケーションにおいて、本発明の範囲内の広範囲のアプリケーションについて分離の質を更に高め、それにより、pHシンク領域の長さが、低減されることができることが示されている。
本発明の範囲内の多くのアプリケーションにおいて、このような遷移領域が存在する場合、遷移領域のpHの勾配は、pHシンク領域とは符号が異なる。
本発明の好適な実施例によれば、pHシンク領域の長さは、隣り合う2つの分離領域の平均の2%以上200%以下である。これは、本発明の範囲内でほとんどのアプリケーションについて、コンパクトな設計を可能にする。
上述したように、遷移領域が、pHシンク領域及び分離領域の間にあってもよいので、「隣り合う」なる用語は、必ずしも、pHシンク領域が2つの分離領域の間でそれらに直接隣接することを意味しないことに注意すべきである。
本発明の好適な実施例によれば、pHシンク領域の長さは、2つの隣り合う分離領域の平均の5%以上100%以下である。
本発明の好適な実施例によれば、pHシンク領域の長さは、2つの隣り合う分離領域の平均の10%以上50%以下である。
本発明の好適な実施例によれば、(等電点電気泳動の間の生体分子フローの方向における)pHシンク領域の長さは、1μm以上500μm以下である。これは、本発明の範囲内の多くのアプリケーションについて、コンパクトな設計を可能にする。
本発明の好適な実施例によれば、pHシンク領域の長さは、100μm以下である。
本発明の好適な実施例によれば、pHシンク領域の長さは、50μm以下である。
本発明の好適な実施例によれば、いくつかのpHシンク領域が装置に存在する場合、pHシンク領域の長さは、同じ又は本質的に同じでありえ、別の好適な実施例によれば、pHシンク領域の長さは、互いに異なることに注意すべきである。
本発明の好適な実施例によれば、分離領域の長さは、同じ又は本質的に同じでありえ、別の好適な実施例によれば、分離領域の長さは互いに異なることに注意すべきである。
好適な実施例によれば、各々の単一の分離領域のpHの差(最高から最低を引いたpHの増加又は減少グラジエント)は、0.05以上4.0以下である。
好適な実施例によれば、各々の単一の分離領域におけるpHの差(増加又は減少グラジエント)は、0.1以上2.0以下である。
好適な実施例によれば、各々の単一の分離領域におけるpHの差(増加又は減少グラジエント)は、0.1以上1.0以下である。
本発明の好適な実施例によれば、分離領域におけるpHの平均差は、すべての分離領域について、同じ又は本質的に同じであり、本発明の別の好適な実施例によれば、分離領域のpHの平均差は、それぞれ異なる分離領域について異なる。
本発明の好適な実施例によれば、pHシンク領域におけるpHの平均差は、すべてのpHシンク領域について同じであり又は本質的に同じであり、本発明の別の好適な実施例によれば、pHシンク領域におけるpHの平均差は、異なるpHシンク領域について異なる。
本発明の好適な実施例によれば、装置は、(分離方向に関して)(複数の)pHシンク領域及び(複数の)分離領域の両方の前に設けられる開始領域を少なくとも有する。
実際に、このような開始領域が、分離の品質を改善することができることが示された。
本発明の好適な実施例によれば、分離後、pHシンク領域には、本質的にアナライトがない。
「本質的」なる語は、サンプル内のすべてのアナライトの3重量パーセント未満を、好適には1重量パーセント未満を、より好適には0.1重量パーセント未満を意味し及び/又は含む。
本発明の好適な実施例によれば、2つの隣り合う分離領域間に配置されるpHシンク領域を有し、増加する(又は減少する)pHを有する隣り合う分離領域の数は、2以上100以下である。
これは、広範囲のアプリケーションが、シングルランで解析を実施することを可能にする。
本発明の好適な実施例によれば、2つの隣り合う分離領域間に配置されるpHシンク領域を有し、増加(又は減少)するpHを有する隣り合う分離領域の数は、20以上である。
本発明の好適な実施例によれば、2つの隣り合う分離領域間に配置されるpHシンク領域を有し、増加(又は減少)するpHを有する隣り合う分離領域の数は、50以上である。
本発明の好適な実施例によれば、領域は、基板材料内に設けられ、少なくとも1つの二官能性モノマー及び少なくとも1つの多官能性(f>2)モノマーの重合から生成されるポリアクリル酸物質を含む。
モノマーは、一実施例によれば、モノマーから形成されるポリマーが、膨張した媒体を形成するために、水を容易に吸収するようなレンジから選択される。
本発明の一実施例によれば、アクリルモノマーは、アクリルアミド、特にソプロピルアクリルアミド、N,Nジメチルアクリルアミド、アクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレート、エトキシエトキシエチルアクリレート、メタクリル酸又はその混合物を含むグループから選択される。
本発明の一実施例によれば、多官能性アクリルモノマーは、ビスアクリル及び/又はトリアクリル及び/又はテトラアクリル及び/又はペンタアクリルモノマーである。
本発明の一実施例によれば、多官能性モノマーは、N,Nメチレンビスアクリルアミド、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングルコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングルコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート又はその混合物を含むグループから選択される。
本発明の好適な実施例によれば、多官能性アクリルモノマー混合物は、少なくとも1つのpH設定モノマーを含む。
本発明の好適な実施例によれば、少なくとも1つのpH設定モノマーは、アクリル酸、緩衝剤モイエティのアクリルアミノ誘導体又はその混合物のグループから選択される。これらの物質は、本発明の範囲内の広範囲のアプリケーションに最も良く適していることが実際に示された。
本発明の好適な実施例によれば、装置は、(複数の)pHシンク領域及び分離領域のpHを調整するために、少なくとも1つのpH設定層を含む。
本発明の好適な実施例によれば、pH設定層は、重合された有機酸(例えばアクリル酸又はアクリルスルホン酸)、重合された有機アミン、ピリジン又はその混合物のグループから選択される物質を含む。これらの物質は、実際に、本発明の範囲内の広範囲のアプリケーションに最も良く適していることが示された。
本発明の好適な実施例によれば、ポリカーボハイドレート物質を含む、特に3,6−アンヒドロガラクトース及びDグラクトースのポリマーを含む、領域が、基板材料内に設けられる。
本発明の好適な実施例によれば、装置は、更に、自動化されたアナライザ及び多数のpHシンク領域を含む。ここで、pHシンク領域及び/又は分離領域の幅は、自動化されたアナライザの形状に適応される。
本発明の好適な実施例によれば、自動化されたアナライザは、CCDカメラである。CCDカメラは、リンクされた、又は結合されたキャパシタ(ピクセル)のアレイを含む集積回路を含む、画像を記録するためのセンサである。外部回路の制御下において、各々のキャパシタは、その近傍の1又は他のものにその電荷を移し、最終的に、各々のピクセルを最初に帯電させた光の強度の情報を提供することができる。キャパシタのアレイは、例えば水平の行についてはph、垂直の列についてはpvの期間で編成される1280x1024ピクセルのマトリクスを形成する。
本発明の好適な実施例によれば、自動化されたアナライザは、光学センサ、磁気センサ、電気センサ、容量センサのグループから選択される少なくとも1つのセンサを有する。広範囲のアプリケーションにおいて、これらのセンサは、実際に真価を示された。
本発明の好適な実施例によれば、(複数の)pHシンク領域及び/又は分離領域の幅は、分離チャネル及び/又は分離方向を含む分離媒体に整合される。
このような分離媒体は、例えば欧州特許出願公開第05111940号公報に開示されており、その内容は、参照によって本願明細書に盛り込まれるものとする。
本発明は、更に、分離領域、pHシンク領域及び/又は遷移領域を生成する方法であって、
a)段階的に増加する及び/又は減少するpHを有する第1の分離ゾーンを設けるステップと、
b)特にpH設定層を達成するために、pH設定手段を加えることによって、分離ゾーン内にpHシンク領域及び/又は遷移領域を導入するステップと、
を含む。
a)段階的に増加する及び/又は減少するpHを有する第1の分離ゾーンを設けるステップと、
b)特にpH設定層を達成するために、pH設定手段を加えることによって、分離ゾーン内にpHシンク領域及び/又は遷移領域を導入するステップと、
を含む。
本発明の好適な実施例によれば、分離ゾーンは、好ましくは架橋剤としてメチレンビスアクリルアミドを用いる、特にアクリルアミドに溶解したアクリルアミド緩衝剤である2つの緩衝剤を選択し、分離ゾーンに沿って緩衝剤の間の比率を連続的に変化させることによって、提供される。
好適には、分離ゾーンは、アクリルアミド溶液内のアクリルアミド緩衝剤のグラジエントが、プラスチック支持フィルムに架橋されるスラブゲルにキャストされ、分離ゾーンを形成するゲルが、重合副産物を除去するために洗われ、その後、ゲルが、保存のために乾燥されるやり方で製造される。分離ゾーンの任意のポイントにおけるpHは、当該部位においてゲルに架橋される緩衝剤の混合物によって決定されることができる。
好適な実施例によれば、ステップb)は、印刷によって、好適には分離ゾーンの選択された部分に酸性及び/又は基本の分子を、好適にはストライプ形に、インクジェット印刷することによって提供される。
別の好適な実施例によれば、ステップb)は、分離ゾーンに光酸発生剤を最初に組み込み、グレースケールマスクを通じた分離ゾーンの照光によって、領域にpHの変化を引き起こし、pHシンク領域及び/又は遷移領域を生じさせることによって、提供される。ここで、マスクは透過可能である。
本発明は、更に分離領域、pHシンク領域及び/又は遷移領域を生成する方法であって、好適には架橋剤としてメチレンビスアクリルアミドを用いて、特にアクリルアミドに溶解したアクリルアミド緩衝剤である2つの緩衝剤を選択し、分離領域、pHシンク領域及び/又は遷移領域を生成するために緩衝剤の間の比率を連続的に変化させることを含む。
これは、上述した方法のステップb)を回避し、従って、本発明の範囲内の広範囲のアプリケーション内で有用である。しかしながら、この方法は、pHグラジエントのより滑らかな勾配を提供するためにより有利である一方で、上述の方法は、pHのより急峻な勾配を生じさせるためにより有用であることが示された。
本発明による装置は、幅広い多様なシステム及び/又はアプリケーションにおいて有用でありえ、その幾つかを以下に示す。
−分子診断のために使用されるバイオセンサ。
−例えば血液又は唾液のような複雑な生物学的混合物におけるタンパク質及び核酸の迅速且つセンシティブな検出。
−化学、医薬又は分子生物学に関する高スループットスクリーニング装置。
−犯罪学、(病院内の)オンサイトテスト、中央研究所又は科学研究における診断に関する、例えばDNA又はタンパク質のテスト装置。
−心臓病学、感染症及び腫瘍学、食品、環境診断に関する、DNA又はタンパク質診断のツール。
−コンビナトリアルケミストリーのツール。
−解析装置。
−分子診断のために使用されるバイオセンサ。
−例えば血液又は唾液のような複雑な生物学的混合物におけるタンパク質及び核酸の迅速且つセンシティブな検出。
−化学、医薬又は分子生物学に関する高スループットスクリーニング装置。
−犯罪学、(病院内の)オンサイトテスト、中央研究所又は科学研究における診断に関する、例えばDNA又はタンパク質のテスト装置。
−心臓病学、感染症及び腫瘍学、食品、環境診断に関する、DNA又はタンパク質診断のツール。
−コンビナトリアルケミストリーのツール。
−解析装置。
上述した構成要素、請求項に記載される構成要素、及び記述される実施例において本発明により使用される構成要素は、当該分野において知られている選択基準が、制限なく適用されることができるように、それらのサイズ、形状、物質選択及び技術的概念に関して、いかなる特別な除外も受けない。
本発明の目的の付加の詳細、特徴、特性及び利点は、従属請求項、図面並びに個々の図面及び例示の以下の記述において開示される。個々の図面及び例示は、本発明による分離媒体及び装置のいくつかの好適な実施例を例示的な形態で示している。
図1は、本発明の第1の実施例による装置1の分離領域の非常に概略的な上面図を示している。この分離領域において、分離領域10及びpHシンク領域20は、分離方向に沿って交互に並べられる(図1では左から右である)。「pH]曲線によって概略的に示されているように、pHは、分離領域10において増加し、pHシンク領域20において減少する。
装置1は、更に分離の前にサンプルが注入される開始領域30を含む。
結果として、分離を実施した後、生体分子は、pHシンク領域20には存在せず、分離領域10にのみ存在する。
図1において、pHシンク領域20及び分離領域10の幅は、或る程度同じであることに注意すべきである。しかしながら、多くのアプリケーションにおいて、状況は異なり、pHシンク領域20の幅は、分離領域10の幅と比較して非常に狭い。
図1において、あるpH値は、装置1の分離領域において「2倍」又は偶数倍で生じうることに更に留意すべきである。しかしながら、当業者であれば、これは、分離方向があるということにより、各々のpHについて、生体分子が「終わる」ただ1つの位置があるので、問題ではないことが容易に分かるであろう。
分離の質を高めるために、特に分離技法が等電点電気泳動であるとき、外部電界(図示せず)が、印加されることができることに注意すべきである。
図2は、本発明の第1の実施例による、装置1の分離領域の非常に概略的な上面図を示している。この装置は、2D分離に適しており、分離領域10及びpHシンク領域20を含む。分離領域10及びpHシンク領域は、壁40及び壁40の間のチャネル50に適応される。この構造は、例えば欧州特許出願公開第05111940号公報から知られており、その内容は、参照によって本願明細書に盛り込まれるものとする。
サンプルは、本実施例において、(「X」によってマークされる)開始領域30に注入される。その後、pHによる第1の分離、例えば等電点電気泳動が実施される。ここで、本実施例において分離方向は、右から左であり、すなわち図1の装置とは逆である。
結果として、分離領域10は、壁40に適応されるので、サンプルのすべてのアナライトは、チャネルの前にくる。分離の第2のステップ(例えばSDS−PAGEでありうる)において、アナライトは、チャネル50内でのみ移動することができ、これは、非常により高い程度の分離を伴う広範囲のアプリケーションを可能にする。
更に、別の好適な実施例(図示せず)によれば、チャネルは「井戸」のような構造を有することができることにも注意すべきである。このような構造は、例えば、欧州特許出願公開第05111940号公報に開示されており、本発明の範囲内の広範囲のアプリケーションについて、光学及び/又は機械的センサによる大きな程度の解読率を可能にする。
図3は、本発明の第3の実施例による、分離方向(「x」により示される)に沿ったpHグラジエントの非常に概略的な図を示している。
図3において、左から右に向かう分離方向に沿って、分離領域10、pHシンク領域20及び遷移領域25が、連続的に設けられ、その後、次の分離領域10が続くことが明確に見られることができる。
図3において、分離領域と比較したpHシンク領域の長さは、かなり短いが、遷移領域25があるということにより、分離領域の長さに対する、生体分子が存在しない又は本質的に存在しない領域の長さの比率は、約20%である。
図4は、本発明の第4の実施例による、分離方向(「x」によって示される)に沿ったpHグラジエントの非常に概略的な図を示している。図5は、本発明の第5の実施例による、分離方向(それは、「x」によって示される)に沿ったpHグラジエントの非常に概略的な図を示している。
図4乃至図5の実施例において、pHプロファイルは、同一であるが、図4では、分離方向が、左から右に向かい、図5は、右から左に向かい、すなわち反対方向にある。
図4及び図5においても、分離方向に沿って、分離領域10、pHシンク領域20及び遷移領域25が、連続的に設けられ、その後、次の分離領域10が続くことが、明確に見られることができる。しかしながら、図4の実施例において、生体分子を有しない又は本質的に有しない領域(すなわち領域20及び25)の長さは、図5と比較して、非常に大きく、これは、分離方向を単に変更することによって、本発明の範囲内で、分離状態を大きく変化させることが可能であることを示している。
上述の詳細な実施例の構成要素及びフィーチャの特定の組み合わせは、単なる例示的なものであり、これらの教示と本明細書及び参照によって盛り込まれる特許/アプリケーションの他の教示との入れ替え及び置き換えもまた、明確にはっきりと企図される。当業者であれば分かるように、ここに記述されるものの変更、変形及び他の実現は、請求項に記載される本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、当業者に思いつくであろう。従って、前述した説明は、単なる例示にすぎず、制限することは意図されない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びそれと同等のものにおいて規定される。更に、明細書及び特許請求の範囲において使用される参照符号は、請求項に記載される本発明の範囲を制限しない。
Claims (10)
- 分離方向に沿って互いに隣り合って設けられる多数の領域を有する、特に等電点電気泳動による分離に用いられる装置であって、
前記装置は、少なくともpHシンク領域を有し、ここでpH値は、一定であり、又は増加若しくは減少するpH値を有する少なくとも1つの隣り合う領域と比較して、符号が異なる勾配を有する曲線を有する、装置。 - 前記装置は、前記pHシンク領域の次に分離領域が続く一連の領域を有し、前記分離領域は、分離後に生体分子が存在しうる領域を意味し及び/又は含む、請求項1に記載の装置。
- 前記装置は、pHシンク領域の次に遷移領域が続き、前記遷移領域の次に分離領域が続く一連の領域を有し、前記遷移領域は特に、分離方向において前記pHシンク領域の直後に設けられ、分離後は本質的にアナライトがない領域を意味し及び/又は含む、請求項1又は2に記載の装置。
- 前記pHシンク領域の長さは、隣り合う2つの分離領域の平均の5%以上100%以下である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の装置。
- 各々の単一の分離領域におけるpHの差は、0.05以上4.0以下である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装置。
- 前記装置は、前記分離方向に関して、1又は複数のpHシンク領域及び1又は複数の分離領域の双方の前に設けられる開始領域を少なくとも有する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装置。
- 前記領域は、基板材料内に設けられ、少なくとも1つのアクリルモノマー及び少なくとも1つの多官能性アクリルモノマーの重合から生成されるポリアクリル酸物質を含む、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の装置。
- 多官能性アクリルモノマーが、少なくとも1つのpH設定モノマーを含む、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の装置。
- 前記装置は、更に、自動化されたアナライザ及び多数のpHシンク領域を有し、前記pHシンク領域の幅は、自動化されたアナライザの形状に適応される、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の装置。
- 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の装置を組み込んだシステムであって、
分子診断に使用されるバイオセンサ、
血液又は唾液のような複雑な生物学的混合物のタンパク質及び核酸の迅速且つセンシティブな検出、
化学、医薬又は分子生物学に関する高スループットスクリーニング装置、
犯罪学、病院内のオンサイトテスト、中央研究所又は科学研究の診断のための、例えばDNA又はタンパク質の、テスト装置、
心臓病学、感染症及び腫瘍学、食品、環境診断に関するDNA又はタンパク質診断のツール、
コンビナトリアルケミストリーのためのツール、
解析装置、
の1又は複数において使用されるシステム。
Applications Claiming Priority (2)
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