JP2009537799A - セパレーター及びセパレーション・ストリップ - Google Patents

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Abstract

【解決手段】ある血液検体から血清あるいは血漿をセパレーション・ストリップから取り出すための本発明に係るセパレーター(1a)は、上部部品(3)、下部部品(4)およびジョイント(5)から構成されている。上部部品(3)は、下部部品(4)とジョイントを介して(5)開閉自在に接続されている。下部部品(4)は、セパレーション・ストリップをセットできるように構成されている。下部部品(4)および/あるいは上部部品(3)の下面には、少なくとも一つの、上部部品(3)と下部部品(4)を閉じる際に、セパレーション・ストリップに局所的に圧力をかけるための凸部(7a, 7b)が形成されているため、セパレーション・ストリップを引っ張ることにより、血清あるいは血漿が、セパレーション・ストリップの後部末端から放出される。
【選択図】図1A

Description

本発明は、血液検体から血清あるいは血漿を分離するためのセパレーター及びセパレーション・ストリップに関する。

WO 2003/073095」より、血液検体から血清を分離するためのセパレーション・ストリップが既知である。しかしこのセパレーション・ストリップでは、例えば、指や爪で血清を押し出さなければならない。これでは便利さを欠き、セパレーション・ストリップの破損や血清の汚染などのリスクがある。
WO 2003/073095
よって本発明の課題は、一定量の血清あるいは血漿を簡単に、セパレーション・ストリップが破損したり、血清あるいは血漿が汚染されたりすることなく分離できる装置ならびに方法を提供することである。
本発明によれば、上記課題は、血清あるいは血漿をセパレーション・ストリップから取り出すためのセパレーター、並びに、ある検体から血清あるいは血漿を、独立請求項記載のセパレーターを用いて分離するためのセパレーション・ストリップによって解決される。
セパレーション・ストリップからある血液検体の血清あるいは血漿を取り出すための本発明に係るセパレーターは、上部部品、下部部品、セパレーターを開閉できるように上下の部品を回転自在につなぐジョイントから構成され、閉じられた状態において、上部部品の下面と下部部品の上面の少なくとも一部が接触している。下部部品には、セパレーション・ストリップが収められるようになっており、即ち、該ストリップは、下部部品ないし下部部分に設けられたくぼみに入れられる乃至差し込まれる。下部部品および/あるいは上部部品の下面には、凸部が設けられており、上下部品が閉じ合わされた際、セットされたセパレーション・ストリップに局所的な圧力をかけるようになっている。セパレーション・ストリップをずらす乃至少なくとも部分的に引き出すと、血清あるいは血漿は、後部末端から搾り出され、セパレーション・ストリップから放出される。
本発明の基本的な考えに基づけば、このようなセパレーターを用いることにより定義された、局所的な圧力がセパレーション・ストリップにかかり、セパレーション・ストリップをずらす或いはセパレーターからその少なくとも一部を引き出すことにより血清あるいは血漿は、簡単な方法で、接触や破損無しにセパレーション・ストリップから取り出される。よって本発明に係るセパレーターは、煩雑で特殊な分離装置を代替できる。
本発明に係るセパレーターの第一実施形態では、セパレーション・ストリップに局所的な圧力をかける、丁度一つの凸部がセパレーターに設けられる。凸部は、上部部品の下面、下部部品の上面あるいは凹部、特に、凹部の底面上に設けられる。
セパレーターの単純な実施形態では、下部部品に、セパレーション・ストリップを差し込むことができ、且つ、ここからセパレーション・ストリップを引き出すことができる凹部を設けている。このような凹部によりセパレーション・ストリップの位置は、正確に定義され、このようなセパレーターによれば、定義された量の血清あるいは血漿を、非常に信頼性高くセパレーション・ストリップから取り出すことができる。このような凹部の代わりに、ガイド・エレメント、特に、ガイド・ピンやガイド・レールを下部部品上面に設け、セパレーション・ストリップを差し込み、且つ、ここから引き出すことを可能にすることもできる。
本発明の更なる実施形態では、上部部品下面に第一凸部、凹部の底面上に第二凸部を形成し、セパレーターを閉じた状態において、これらが相互に、特に、セパレーション・ストリップの同部分に向かい合って両面から圧力をかけるようになっている。これにより、局所的圧力がより集中し、このようなセパレーターによれば、定義された量の血清あるいは血漿を、非常に信頼性高くセパレーション・ストリップから取り出すことができる。
このように向かい合った凸部を有する実施形態の代案として、血清あるいは血漿を、セパレーション・ストリップから搾り出すために、凸部の向かいに凹部を設けることも可能である。
少なくとも一つの凸部が敷居状に形成されていれば、セパレーション・ストリップを、特に好ましく、セパレーターにより傷つけることなく、動かし、ずらすことが可能である。
特に好ましい取り出し効果は、凸部の少なくとも一つが凹部の縦方向に対して横方向に形成されていることにより得られる。この形態では、セパレーション・ストリップの略全幅に圧力がかかるため、血清あるいは血漿を、セパレーション・ストリップから非常に効率良く且つ一定的に搾り出すことが可能である。
更なる実施形態では、少なくとも一つの凸部が、矢の形に配置された辺を有している。この際、矢の先は、セパレーション・ストリップがセパレーターから引かれる方向、或いは、ジョイントの方向を向いている。このようにすると、血清あるいは血漿は、セパレーション・ストリップを引き抜く際に、セパレーション・ストリップの中央部に集まり、セパレーション・ストリップの中央から搾り出される。
更なる実施形態では、少なくとも一つの凸部が、弓状に形成されるが、この弓の開口側は、セパレーターからセパレーション・ストリップが引かれる方向とは逆方向を向いている。このようにすると、血清あるいは血漿は、セパレーション・ストリップを引き抜く際に、セパレーション・ストリップの中央部に集まり、セパレーション・ストリップの中央から搾り出される。
代替案となる実施形態では、少なくとも一つの凸部が、ローラー乃至シリンダーとして形成されている。このようにすれば、血清あるいは血漿を、セパレーション・ストリップから損傷無しに搾り出すことができる。またこれにより、セパレーション・ストリップを非常に軽くセパレーターから引く抜くことができるため、力強い引っ張りによるセパレーション・ストリップのちぎれを回避できる。尚、ローラー乃至シリンダーは、上部部品あるいは下部部品に取り付けた軸を中心に回転自在とすることが好ましい。
本発明の更なる実施形態では、ローラー乃至シリンダーに駆動モーターが取り付けられており、これにより、はめ込まれたセパレーション・ストリップを自動的に動かす乃至ずらすことが可能になっている。
本発明の更なる実施形態では、上部部品が、少なくとも一つの凸部の傍に切り込み部を有しており、セパレーション・ストリップから取り出された血清あるいは血漿が、セパレーターの下部部品上に残り、セパレーターを閉じた状態において、血清あるいは血漿をこの切り込み部から取り出すことができるようになっている。これにより、セパレーション・ストリップから搾り出された血清あるいは血漿を、ピペットや毛細管を用いて、非常に簡単に、セパレーターを開くことなく取り出すことができるようになるため、セパレーターのユーザー・フレンドリーさが更に改善される。
本発明の更なる実施形態では、少なくとも一つの凸部が、弾力性を有する材料製、特にゴム製である。代案としては、少なくとも一つの凸部が、金属性の舌状に形成され、その構造から弾力性を有していてもよい。これにより、セパレーション・ストリップが、血清あるいは血漿が、セパレーション・ストリップから高い信頼性で搾り出されるように、十分な圧力で押さえつけられる一方、少なくとも一つの凸部の弾力性によって、例え、セパレーション・ストリップが、セパレーターから急速に引き抜かれる、或いは、上部部品ないし下部部品が、過度に押されたとしても、作業中にセパレーション・ストリップに傷がつくことを回避できる。
上部部品および下部部品は、耐性が高い、耐衝撃性のある、簡単に消毒可能な材料、例えば、適したプラスチックや金属を用いて製造することができる。
本発明の更なる実施形態では、ジョイントを上部部品と下部部品に設けた穿孔にジョイント・ピンを差し込むことで安価に形成している。ジョイント・ピンも、適した材料、例えば金属やプラスチックで作製することができる。ジョイント・ピンの少なくとも一端に、マイナスあるいはプラス状の切り込み部を設け、ジョイント・ピンを非常に簡単に、穿孔に差し込み、これをドライバーで穿孔にはめ込む乃至ねじ込めるようにすることも可能である。
更なる実施形態では、上部部品と下部部品に永久磁石を設け、これらが、閉じた状態において、磁石の引き合う力により、固定できるように配置されている。これにより、上部部品と下部部品が、定義どおりの力で固定され、血清あるいは血漿をセパレーション・ストリップから押し出すのに十分であると同時にセパレーション・ストリップを傷つけない、定義された力がセパレーション・ストリップにかかるようになっている。
これの代替案となる実施形態では、上部部品あるいは下部部品のどちらか一方にのみに永久磁石が備えられている。もう一方の永久磁石が備えられていない部品は、金属製あるいは、磁性のある金属プレートを備えている。永久磁石と金属プレートは、閉じた状態で向かい合って、上部部品と下部部品を磁力で固定できるように配置されている。この実施形態は、永久磁石の数が減らせるため安価である。
本発明は、ある血液検体から血清あるいは血漿をセパレーション・ストリップから取り出すための、下部部品と該下部部品に対して摺動自在な上部部品から構成されるセパレーターにも関する。下部部品には、セパレーション・ストリップが収められるようになっており、即ち、該ストリップは、下部部品ないし下部部分に設けられたくぼみに入れられる乃至差し込まれる。上部部品の下面には、挿入されたセパレーション・ストリップに局所的な圧力をかける、少なくとも一つの凸部がセパレーターに設けられている。挿入されているセパレーション・ストリップの前端部側へ上部部品をずらすと、血清あるいは血漿が、前部末端から搾り出され、セパレーション・ストリップから放出される。
本発明の基本的な考えに基づけば、このようなセパレーターを用いることにより、上部部品を下部部品に対してずらす際に、凸部により定義された、局所的な圧力がセパレーション・ストリップにかかり、血清あるいは血漿は、接触や破損無しにセパレーション・ストリップから取り出される。
上部部品を、下部部品に対して定義された間隔で取り付け、ずらすことにより、凸部から、セパレーション・ストリップに一定の圧力がかかるため、血清あるいは血漿は、一定の効率でセパレーション・ストリップから搾り出される。
この発明に係るセパレーターの第一実施形態においては、凸部が、ローラー乃至シリンダーであるため、セパレーション・ストリップを、負荷無しに処理でき、セパレーション・ストリップの破損を回避し、血清あるいは血漿の搾り出しに関して非常に高い効率が確保される。尚、ローラー乃至シリンダーは、上部部品に取り付けた軸を中心に回転自在とすることが好ましい。
本発明の更なる実施形態では、ローラー用の、例えば、上部部品にはめ込まれる電動駆動モーターが取り付けられ、これにより、血清あるいは血漿を自動的に、設定されたスピードで、即ち、より高い信頼性でセパレーション・ストリップから搾り出すことができるようになっている。
上部部品の下部部品に対する摺動メカニズムは、任意に構成できる。本発明の更なる実施形態では、ガイド・レールを装備し、その上において上部部品を下部部品に対して、例えば、ガイド・レールにはまり込み、その上を摺動するスライダーによって、ずらすことができるように構成している。
上部部品の下部部品に対する最大摺動位置を定めるため、少なくとも一つのリミッターを設けることができる。これは、例えば、ガイド・レールの末端に取り付けられ、スライダーやスライド・エレメントにぶつかるようになっている。
本発明の更なる実施形態では、上部部品が下部部品に対して摺動され、凸部の効果で血清あるいは血漿が、セパレーション・ストリップの後部末端から搾り出された場合、セパレーション・ストリップの後部末端から出てきた血清あるいは血漿が入り込める切り込み部を上部部品が有している。この切り込み部は、特に、上部部品の後端部の中央部に配置されることが好ましい。
このような切り込み部の代替案として、上部部品を短めに実施し、最大摺動位置において、末端にセパレーション・ストリップの後部末端から出てきた血清あるいは血漿が入り込めるように構成されていてもよい。
本発明の更なる実施形態では、凹部の少なくとも一方の長辺側に、少なくとも一つの浮き彫り部が形成されている。尚、双方の長辺にそれぞれ浮き彫り部を形成することが特に好ましい。
開閉式セパレーターでは、セパレーション・ストリップの狭窄部の前および後リミッターを有する浮き彫り部が、リミッターとなり、セパレーション・ストリップが、リミッターによって制限された間隔のみを動け、少なくとも一つの凸部によって、セパレーション・ストリップから定義された量の血清あるいは血漿が絞り出せるようになっている。これにより、セパレーション・ストリップをセパレーターから完全に引き抜くのではなく、リミッターにより制限された間隔のみを動かすため、ユーザー・フレンドリーさが更に改善される。
スライド式セパレーターでは、浮き彫り部は、セパレーション・ストリップの対応する切り取り部に作用し、セパレーション・ストリップを下部部品内あるいは上に固定できる長さに設定される。
更なる実施形態では、上部部品あるいは下部部品に、シグナル発生手段を有する時間計測ユニットが備えられている。時間計測ユニットは、設定される時間的間隔を測定し、該間隔が過ぎると、シグナル発生手段が視覚的ないし音声シグナルを発生する。時間計測ユニットは、必要な時間的間隔を手動で設定できる操作ボタンを有している。時間的間隔の測定開始は、時間計測ユニットに、操作ボタンを押すこと、セパレーション・ストリップの挿入をスイッチやセンサーで感知すること、開閉式セパレーターでは、上部部品と下部部品との閉じ合わせを、スライド式セパレーターでは、上部部品の下部部品への取り付けをスイッチやセンサーで感知することにより通達できる。シグナル発生手段は、デジタル表示であってもよく、時間的間隔終了時に、表示されている数字が、発光する或いは点滅するようにもできる。シグナル発生手段は、LEDやブザーであってもよい。
本発明は、セパレーターを用いて、ある血液検体から血清あるいは血漿を分離するためのセパレーション・ストリップにも関する。このようなセパレーション・ストリップは、ゲッター(Getter)とも呼ばれ、血液分離部、血液分離部をカバーし固定するホールド部、ホールド部の血液分離部をカバーする領域の前方末端部に形成される血液導入領域、並びに、ホールド部の血液分離部をカバーする領域の後方末端部に形成される血液取り出し開口から構成されている。該セパレーション・ストリップは、少なくとも一方の長辺側に、少なくとも一つの前および後リミッターを有する狭窄部を備え、セパレーション・ストリップがリミッターにより制限された間隔を動けるようになっている。これによりセパレーション・ストリップは、凹部の縦方向あるいはセパレーターのガイドに形成された浮き彫り部に対して、前と後リミッターの間隔ならびにセパレーターの凹部の縦方向の浮き彫り部の幅によって定義される長さ分だけ可動となる。よって、取り出された血清あるいは血漿を更に処理するに当たり、セパレーション・ストリップを完全に引き抜いたり、セパレーターを開いたりする必要は無くなる。
セパレーション・ストリップの好ましい実施形態では、セパレーション・ストリップの狭窄部のリミッターは、下部部品の浮き彫り部、特に、セパレーターの凹部の周縁部の浮き彫り部に対してぶつかるようになっている。
セパレーション・ストリップの好ましい実施形態では、セパレーション・ストリップの狭窄部のリミッターは、セパレーション・ストリップを下部部品の固定用突起に固定するようになっている。
特に好ましい実施形態においてセパレーション・ストリップは、血液検体を一つの血液導入領域から血液分離部に導入でき、導入された血液検体において、毛細管現象によって、血清あるいは血漿が血液分離部の前方端部に、赤血球が血液分離部の後方端部に集まり、分離できるように構成されている。このような対策により、赤血球は、搾り出されずに、血清あるいは血漿のみが絞りだされ、更なる処理のために分離されることが保証される。
セパレーション・ストリップの非常に簡単且つ確実に働く実施形態は、セパレーション・ストリップの長辺側の少なくとも一方に沿って長方形に形成された狭窄部を有している。
このような長方形の狭窄部は、非常に簡単に適した型打ち工具によって作製でき、且つ狭窄部の前および後リミッター間の間隔を正確に定義できる。
セパレーション・ストリップが、半円形ないしV字状の辺を有している場合、血清あるいは血漿を非常に有利にセパレーション・ストリップの中央部に集め、中央部から押し出すことが可能になる。
本発明は、本発明に係る開閉式セパレーターと本発明に係るセパレーション・ストリップを用いて、ある血液検体から血清あるいは血漿を分離するための方法にも関する。先ず血液検体を、セパレーション・ストリップの血液導入領域に乗せる。続いて、セパレーション・ストリップを、下部部品上、好ましくは、セパレーターの下部部品の凹部に乗せ、一定の時間が経過してからセパレーターの上部部品と下部部品を合わせ、互いに押し付け、セパレーション・ストリップをその後部末端の方向に、少なくとも一部引き抜く。これにより、毛細管現象により赤血球から分離された血清あるいは血漿は、少なくとも一つの凸部により、セパレーション・ストリップの後部末端側に押され、セパレーション・ストリップの後部末端の開口部から放出される。
更に、本発明は、本発明に係るスライド式セパレーターと本発明に係るセパレーション・ストリップを用いて、ある血液検体から血清あるいは血漿を分離するための方法にも関する。先ずセパレーション・ストリップは、下部部品上、好ましくは、セパレーターの下部部品の凹部に乗せ、血液検体を、セパレーション・ストリップの血液導入領域に乗せる。続いて、下部部品に上部部品をかぶせ、一定の時間が経過してから上部部品を下部部品に対してスライドさせる。これにより、毛細管現象により赤血球から分離された血清あるいは血漿は、少なくとも一つの凸部により、セパレーション・ストリップの後部末端側に押され、セパレーション・ストリップの後部末端の開口部から放出される。
この方法により、血清あるいは血漿は、セパレーション・ストリップを破損することなく
、非常に簡単且つ信頼性高くセパレーション・ストリップから取り出される。尚、セパレーターとセパレーション・ストリップと関連して記載された特徴、実施形態、長所は、本発明に係る分離方法とも関連している。
特に好ましい実施形態では、その凹部の少なくとも一方の長辺側に、少なくとも一つの浮き彫り部が形成されているセパレーターと少なくとも一方の長辺側に、少なくとも一つの狭窄部を有するセパレーション・ストリップが使用される。
開閉式セパレーターの場合、セパレーターの下部部品に形成されている凹部の側壁の少なくとも一つの浮き彫り部が、セパレーション・ストリップの切り取り部の前方末端にぶつかるまで、セパレーション・ストリップは、その前方末端がセパレーターから引き抜かれる。これにより、セパレーション・ストリップが、予め定義した長さ分正確に動かされるため、定義された量の血清あるいは血漿が、セパレーション・ストリップから押し出される。
特に好ましい実施形態では、押し出された血清あるいは血漿は、即、更なる処理や分析が行えるように、毛細管によって採集される。
本発明に係るある実施例に即した、開いた状態の第一セパレーターの斜視図である。 本発明に係るある実施例に即した、開いた状態の第二セパレーターの斜視図である。 本発明に係るある実施例に即した、開いた状態の第三セパレーターの斜視る。 本発明に係るある実施例に即した、開いた状態の第四セパレーターの斜視図である。 本発明に係るある実施例に即した、開いた状態の第五セパレーターの斜視図である。 本発明に係るある実施例に即した、開いた状態の第六セパレーターの斜視図である。 本発明に係るある実施例に即した、第一セパレーション・ストリップの断面図である。 図2Aに示された第一セパレーション・ストリップの上面図である。 本発明に係るある実施例に即した、第二セパレーション・ストリップの上面図である。 本発明に係るある実施例に即した、第三セパレーション・ストリップの上面図である。 本発明に係るある実施例に即した、第四セパレーション・ストリップの上面図である。 本発明に係るある実施例に即した、第五セパレーション・ストリップの上面図である。 本発明に係るある実施例に即した、第六セパレーション・ストリップの上面図である。 中に図3のセパレーション・ストリップがセットされた、図1Aのセパレーターの開いたい状態の斜視図である。 図1Aに示された第一セパレーターの開いた状態の側面図である。 図1Aに示された第一セパレーターの開いた状態の断面図である。 ジョイント・ピンの斜視図である。 本発明に係るある実施例に即した、下部部品と取り外された状態の上部部品からなる第七セパレーターの斜視図である。 図11に示された上部部品の下から見た斜視図である。 下部部品と、最大スライド位置に取り付けられた状態の上部部品からなる第七セパレーターの斜視図である。
以下本発明を、添付された図面を参照しながら実施例を用いて詳細に説明する。
図1Aは、本発明に係るある実施例に即した開いた状態の、セパレーション・ストリップがセットされていない第一セパレーター1aの斜視図である。
第一セパレーター1aは、下部部品4および、下部部品4に対して略垂直な位置に描かれた上部部品3を有している。上部部品3は、その下の領域に、上部部品3に対して垂直に設けられたジョイント突出部を有している。このジョイント突出部と、これらジョイント突出部に挟まれた図1A左に描かれている下部部品4の段状の末端部には、ジョイント・ピン15が差し込まれた穿孔があり、これらにより下部部品4と上部部品3を開閉/折畳むことができるようにするジョイント5が形成されている。
上部部品3と下部部品4の材料の厚さおよび寸法は、略同じである。図1Aにおいて右側に伸びる下部部品4のエッジは、丸みを帯びており、図1Aにおいて上方に描かれている上部部品3のエッジも同様である。よって、上部部品3と下部部品4の側面は、互いに略揃っている。
図1Aから明らかな如く、上部部品3には、ジョイントの近くに切り込み部8が設けられているため、セパレーター1aが閉じられた状態でも、下部部品4の上面の後方末端には、アクセスできる。
下部部品4の上面の上には、下部部品4の上面の前から後ろまで至り、後方と左右には側壁を有し制限され、前方は開放されている凹部6が形成されている。図1Aの後方に描かれている側壁は、血清あるいは血漿を、より簡単に取り出すことができるよう、貫通孔を有し
ていてもよい。
凹部6の左右の側壁には、互いに向かい合う鼻(ノーズ(Nose))状の、凹部6に横から突き出、この部分の幅を狭くしている浮き彫り部9が形成されている。鼻状の浮き彫り部9は、図1Aでは、凹部6の前方領域に有り、本発明に係る、後に詳しく説明されるセパレーション・ストリップのリミッター9を形成している。
上部部品3の、長方形の切り込み部8の真横には、敷居状かつ凹部6に対して垂直方向に第一凸部7aが形成されており、図1Aでは、前方方向に向いているため、第一セパレーター1aが閉じた状態においては、下向きとなる。
凹部6の底面上、凹部6の後部には、図1Aでは凹部6からはみ出している第二凸部7bが設けられている。第二凸部7bは、第一セパレーター1aを閉じた状態において、第一凸部7aと互いに作用するように配置されている。第二凸部7bも敷居状であり、凹部6の縦方向に対して垂直方向に向けられている。
図1Aの凸部7aおよび7bは、単なる例であり、その形状は任意、例えば双方の凸部の幅を広くする、或いは、凸部は、折れ曲がる乃至湾曲していてもよい。
上部部品3には、時間計測ユニット48がはめ込まれており、図1Aでは、デジタル表示とその右側にある二つの操作ボタンから構成されている。時間計測ユニット48により、セパレーション・ストリップが血清あるいは血漿を毛細管現象によって赤血球から分離し、血液取り出し開口側の血液分離部末端に集めるのに必要な時間が経過したかどうかを計測できる。この時間の経過後、セパレーター1aにより、血清あるいは血漿を、セパレーション・ストリップから搾り出すことができる。
時間設定は、操作ボタンにより手動で設定できる。例えば、成人の血液検体では、約0.5分、新生児の血液検体では、約1分、また未熟児の血液検体では約2分の時間が必要となる。
時間測定は、セパレーション・ストリップに血液を導入した時点から開始される。時間計
測ユニット48による時間測定は、時間計測ユニット48の操作ボタンを押すことで開始される。代案として、図1Aには、図示されていないスイッチやセンサーによって、上部部品3と下部部品4を閉じ合わせた時点から開始させることもできる。
時間経過後、時間計測ユニット48は、音声信号あるいは視覚信号を発し、セパレーション・ストリップを、血清あるいは血漿を搾り出すために引っ張ることができることを知らす。
時間計測ユニット48の最も簡単な実施形態では、デジタル表示の代わりに、時間経過後に点灯ないし点滅するLED、および/あるいは、時間経過後にビープ音を発生するブザーとしてもよい。
時間計測ユニット48は、第一セパレーター1aとのみ図示したが、時間計測ユニット48は、他のセパレーター1b, 1c, 1dや1eにも取り付けることができる。セパレーター1b,1c,1dや1eの時間計測ユニット48に関する独立した記載は、重複を避けるため割愛する。
図1Bは、本発明に係るある第二実施例に即した、開いた状態の、セパレーション・ストリップがセットされていない第二セパレーター1bの斜視図である。
第二セパレーター1bの第一セパレーター1aとの違いは、第一凸部7aと第二凸部7bの代わりに半円形の第三凸部27aと半円形の第四凸部27bが取り付けられていることである。第三凸部27aの開部と第四凸部27bの開部は、ジョイント5の方向を向いている。
図1Cは、本発明に係るある第三実施例に即した、開いた状態の、セパレーション・ストリップがセットされていない第三セパレーター1cの斜視図である。
第三セパレーター1cの第一セパレーター1aとの違いは、第一凸部7aと第二凸部7bの代わりにV字状の第五凸部37aとV字状の第六凸部37bが取り付けられていることであるが、これらは、二等辺三角形の形状をなし、等しい二辺がつながれ、角となり、その角がジョイント5の反対側を向いている。
図1Dは、本発明に係るある第四実施例に即した、開いた状態の、セパレーション・ストリップがセットされていない第四セパレーター1dの斜視図である。
第四セパレーター1dの第一セパレーター1aとの違いは、第一凸部7aと第二凸部7bの代わりにローラー乃至シリンダー47aとローラー乃至シリンダー47bが取り付けられていることである。ローラー47aと47bにより、セパレーション・ストリップを弱い力で、簡単に動かし、ずらすことができる。
第一ローラー47aと第二ローラー47bは、上部部品3の下面約半分の位置、および、下部部品4の上面に配置され、特に、セパレーション・ストリップを動かす、乃至、ずらす際に回転するように、上部部品3と下部部品4の凹部6の縦方向、乃至、セパレーション・ストリップの移動方向に対して直角に配置された第一軸7cと第二軸7dに回転自在に取り付けられていることが好ましい。
代替案として、図1Dには図示されていない、ローラー47aと47bを駆動する少なくとも一つの電動駆動モーターを装備することもできる。この際、動駆動モーターは、第四セパレーター1dの上部部品3乃至下部部品4にはめ込まれることが好ましい。ローラー47aと47bの双方を駆動したいのであれば、共通の駆動モーターを上部部品3乃至下部部品4に取り付ける、乃至、ローラー47a用には、上部部品3に、ローラー47b用には、下部部品4にそれぞれ一つの電動駆動モーターを取り付けることも可能である。
図1Eは、本発明に係るある第五実施例に即した、開いた状態の、セパレーション・ストリップがセットされていない第五セパレーター1eの斜視図である。
第五セパレーター1eの第一セパレーター1aとの違いは、上部部品3の面取りしたエッジと下部部品4の面取りしたエッジに永久磁石22がはめられていることにある。これらは、図1Eの例示では、円形の断面を有しており、第五セパレーター1eを閉じた状態において互いに向かい合うように配置されている。上部部品3の永久磁石22と下部部品4の永久磁石22は、それぞれ反対方向の磁性になっており、引き合うようになっている。そのため、第五セパレーター1eを閉じた状態にすると、上部部品3と下部部品4の間に定義された力がかかり、手動で上部部品3と下部部品4を押さえ合わせる必要がなくなる。
図1Fは、本発明に係るある第六実施例に即した、開いた状態の、セパレーション・ストリップがセットされていない第六セパレーター1fの斜視図である。
第六セパレーター1fの第三セパレーター1cとの違いは、二等辺三角形の形状をなすV字状の凸部38aと38bにおいて、等しい二辺がつながれた角がジョイント5の方向を向いていることにある。
図2Aおよび図2Bは、第一実施例に即した本発明に係る第一セパレーション・ストリップ2aを断面図(図2A)および上面図(図2B)として示している。
この第一セパレーション・ストリップ2aは、ある血液検体から血清あるいは血漿を分離するためのものである。図2Aの中央部には、ホールド部10に囲まれた血液分離部11が示されている。ホールド部10は、下ホールド部10aと上ホールド部10bから構成され、血液分離部11を覆っている。図2A左に示されている上ホールド部10bの前方領域には、第一血液導入領域12aが設けられており、ここから、血液検体は、血液分離部11に導入される。図2A右に示されている上ホールド部10bの後方領域には、血液取り出し開口13が設けられている。
図2Bには、この上面図において点線で示される血液分離部11を覆うホールド部10が示されている。第一血液導入領域12aは、図2B左に示される血液分離部11の前末端部に明確に示されている。
図3は、本発明に係る第二セパレーション・ストリップ20aの上面図である。
第二セパレーション・ストリップ20aの第一セパレーション・ストリップ2aとの違いは、図2Aと2Bに示す如く、第二セパレーション・ストリップ20aの長辺に、それぞれ後リミッター14aと前リミッター14bを有する、それぞれ長方形の切り取り部14が設けられていることである。これらリミッター14aと14bは、セパレーターにセットされた状態では、鼻状の浮き彫り部9にぶつかるため、第二セパレーション・ストリップ20aは、セパレーター内の定義された二箇所の間のみを移動できる。
図2と図3において、セパレーション・ストリップ2a乃至20aの第一血液導入領域12aとして表されている領域は、分離フィールドとも呼ぶことができる。セパレーション・ストリップ2aと20aの図2や図3では見えない下面には、通し番号が振られている。
図4は、第三セパレーション・ストリップ2bの上面図を、図5は、第四セパレーション・ストリップ20bの上面図を示している。
第三セパレーション・ストリップ2bおよび第四セパレーション・ストリップ20bの第一セパレーション・ストリップ2aおよび第二セパレーション・ストリップ20aとの違いは、その後方が半円形になっている血液導入領域12bのみである。
図6は、第五セパレーション・ストリップ2cの上面図を、図7は、第六セパレーション・ストリップ20cの上面図を示している。
第五セパレーション・ストリップ2cおよび第六セパレーション・ストリップ20cの第一セパレーション・ストリップ2aおよび第二セパレーション・ストリップ20aとの違いは、その後方がV字型になっている血液導入領域12cのみである。
図8は、開いた状態の、第二セパレーション・ストリップ20aがセットされている第一セパレーター1aの斜視図である。
この図では、第二セパレーション・ストリップ20aの上面の第一血液導入領域12aは、明確に示されている。そして、第二セパレーション・ストリップ20aの上面にある血液取り出し開口13は、図8左、第二セパレーション・ストリップ20aの後部末端に点線で示されている。凹部6内にある第二凸部7bは、第二セパレーション・ストリップ20aで隠されているため、図4では見えない。
図8では、第二セパレーション・ストリップ20aの切り取り部14の前リミッター14bが、鼻状の浮き彫り部9と接触しており、第二セパレーション・ストリップ20aは、押し込んだ位置にあることも明確に示されている。
図9Aは、第一セパレーター1aの開いた状態の縦断面図である。
上の部品は、垂直に立った上部部品3であり、図9Aでは、水平に描かれている下部部品4とジョイント・ピン15により開閉自在につながれている。後方に向いている上部部品3の上面には、製品名やメーカーのロゴなどが貼り付けられる切り欠き部16が設けられている。
上部部品3の下面には、前方に向いている第一凸部7aが見える。下部部品4の上面には、凹部の側壁に形成された鼻状の浮き彫り部9や凹部6の底面上に形成された第二凸部7bも見える。
図9Bは、第一セパレーター1aの開いた状態の側面図である。
この図では、水平に描かれている下部部品4と垂直に描かれている上部部品3が見える。これらに加え、上部部品3の下面には、第一凸部7aが見える。
図10は、ジョイント・ピン15の斜視図である。
ジョイント・ピン15は、これにドライバーを差し込みジョイント・ピン15を動かす乃至回転させることのできるスリット20が設けられた額面19を有するヘッド18を備えている。ジョイント・ピン15は更に、ヘッド18よりも細い直径を有し、且つ、ヘッド18とは、切り込み21で間隔がおかれたボルト17も備えている。尚、図10のボルト17は、短縮して描かれている。実際にはボルトは、ヘッド18から見て、下部部品4から反対側の上部部品3のジョイント部を越えるような長さに作られている。
第二セパレーション・ストリップ20aを用いるセパレーター1a,1b,1c,1d,1e或いは1fは、以下のように操作される:
約50μlの血液を血液検体として、例えば、ピペットで第一血液導入領域12aに塗布する。
この際毛細管現象により血清あるいは血漿は、赤血球から血清あるいは血漿が、血液分離
部11の後部末端、血液取り出し開口13付近に集まるように分離される。
その後、第二セパレーション・ストリップ20aは、図8に示す如く、第一血液導入領域12aを上に向けた状態で、セパレーター1a,1b,1c,1d,1e或いは1fに、前リミッター14bが、鼻状浮き彫り部9に接触するようにセットされる。即ち、第二セパレーション・ストリップ20aは、差し込まれた状態にある。
分析対象に応じて0.5から2分経過後、上部部品3と下部部品4を合わせ、セパレーターを閉じる。上部部品3と下部部品4を互いに軽く押さえながら第二セパレーション・ストリップ
20aを後リミッター14aに鼻状浮き彫り部9がぶつかるまで、注意深く引っ張る。第五セパレーター1eを用いる場合は、永久磁石22が、上部部品3と下部部品4を磁力により押さえ合せてくれるため、手動で上部部品3と下部部品4を押さえ合わせる必要はない。
凸部7aおよび7bの血液分離部11への作用により、血清あるいは血漿は、血液取り出し開口13から搾り出され、第二セパレーション・ストリップ20aの先端から放出される。
第二セパレーター1b、第三セパレーター1c或いは第六セパレーター1fを用いる場合、半円形凸部27aと27b、V字型凸部37aと37b或いは38aと38bの作用により、第二セパレーション・ストリップ20aを凹部6から引き出す時に、血清あるいは血漿が、第二セパレーション・ストリップ20aの中央に集まり、第二セパレーション・ストリップ20aの中央から押し出される。
第四セパレーター1dを使用する際は、ローラー47aと47bの作用により、第二セパレーション・ストリップ20aを凹部6から引き出す時に、血清あるいは血漿が、第二セパレーション・ストリップ20aから非常に優しく押し出される。
第二セパレーション・ストリップ20aの代わりに、半円形の血液導入領域12bを備えた第四セパレーション・ストリップ20b、或いは、V字型の血液導入領域12cを備えた第六セパレーション・ストリップ20cを用いる場合、血清あるいは血漿を、更に有利にセパレーション・ストリップ12b或いは12cの中央部に集め、中央部から押し出すことが可能になる。
血清あるいは血漿は、例えば毛細管などで吸い込み、手で触れることなく採集することができる。最後に、毛細管は、血清あるいは血漿が漏れないように、密封キットにより密封されることが特に好ましい。この毛細管は、このまま測定に具すことができる。
図11は、下部部品52と取り外された状態の上部部品60からなる第六セパレーター50の斜視図である。
下部部品52と上部部品60は共に、同じ厚さの丸みを帯びたエッジを有する略長方形であり、上部部品60の後部末端の中央には、長方形の切り込み部62が設けられている。下部部品52の上面周縁部には、図11では、縦方向の溝として形成されている、長細いガイド・レール58が二本設けられている。下部部品52の上面の上には、下部部品52の上面の前から後ろまで至り、後方と左右には側壁を有し制限され、前方は開放されている縦長の凹部54が形成されている。後方の側壁は、血清あるいは血漿を、より簡単に取り出すことができるよう、貫通孔を有していてもよい。
凹部54の左右の側壁には、対面に固定用突起56が設けられており、その幅は、セパレーション・ストリップ20a, 20b或いは20cの切り取り部14の幅に対応している。固定用突起56により、凹部54にセットされたセパレーション・ストリップ20a, 20b或いは20cは確実に固定され、一定の位置に保たれる。
図12は、上部部品60の下から見た斜視図である。
長方形の切り込み部62の直前、上部部品60の後部には、上部部品60の略下面レベルに凹部54の縦方向、乃至、セパレーション・ストリップの移動方向に対して直角に置かれた軸に支えられたローラー64が取り付けられている。よって、ローラー64は、上部部品60の下面レベルよりも、少し下にはみ出しており、ローラー64は、セパレーション・ストリップがずれる際に回転し、血清あるいは血漿を搾り出す圧力をセパレーション・ストリップにかける。
上部部品60の周縁部、凹部62の側方には、二つのスライダー66が、表面から下向きに突出している。スライダー66は、下部部品52のガイド・レール58にはめられ、上部部品60を移動中、ガイド・レール58内でガイドする。スライダー66は、第六セパレーター50の縦方向において、これらがガイド・レール58の後部末端にぶつかり、上部部品60の移動が後方で制限され、ローラー64が血液取り出し開口13から血清あるいは血漿を搾り出すものの、搾り出された血清あるいは血漿が、セパレーション・ストリップ20a,20b,20cの後部と接触しないように、ローラー64の後ろに配置されている。
このように、上部部品側のスライダー66と下部部品側のガイド・レール58により、上部部品60を下部部品52に対して摺動自在な、摺動メカニズムが構成されている。
尚、図11から13の該摺動メカニズムは、単なる例にすぎず、任意な方法で実施できる。例えば、下部部品52の側面にガイド・レールを設け、上部部品60の幅を下部部品52よりも広くし、下部部品52の側面のガイド・レールに対応するスライダーを取り付けることも可能である。この際、上部部品60は、下部部品52に対して、凹部54が開放され、セパレーション・ストリップ20a, 20b, 20cがセットできる分、後ろにずらすことが可能としてある。
図11から13の実施形態の如く、スライダーは、縦方向において、これらが側面のガイド・レールの後部末端にぶつかり、上部部品60の移動が後方で制限され、ローラー64が血液取り出し開口13から血清あるいは血漿を搾り出すものの、搾り出された血清あるいは血漿が、セパレーション・ストリップ20a,20b,20cの後部と接触しないように、配置されている。
図13は、下部部品52と、最大スライド位置に取り付けられた状態の上部部品60からなる第六セパレーター50の斜視図である。
図13では見えないが、スライダー66は、ガイド・レール58の後部末端にぶつかり、上部部品60の後部末端は、下部部品52の末端からはみ出している。
上部部品60の上面前方には、第一セパレーター1aの時間計測ユニット48と同様な、デジタル表示とその右側にある二つの操作ボタンから構成されている時間計測ユニット68がはめ込まれている。
セパレーション・ストリップ20a,20b,20cを用いる第六セパレーター50は、以下のように操作される:
先ず、セパレーション・ストリップ20a,20b,20cを、血液導入領域12aを上に向けた状態で、固定用突起56が切り取り部14に嵌り、セパレーション・ストリップ20a, 20b, 20cが、下部部品52に固定され、一定の位置に保たれるようにセパレーター50にセットする。約50μlの血液を血液検体として、例えば、ピペットで第一血液導入領域12a, 12b, 12cに塗布すると、セパレーション・ストリップにより、血清あるいは血漿は、毛細管現象によって赤血球から、血液取り出し開口13側の血液分離部末端11に集まるように分離される。上部部品60をずらした状態で下部部品52に、スライダー66がガイド・レール58に嵌るように取り付ける。ボタン操作、或いは、上部部品60を下部部品52に取り付けたことを認識するスイッチやセンサーにより、時間計測ユニット68が起動される。これが、設定された時間の経過後、音声シグナルあるいは視覚的シグナルが発する。続いて上部部品60が、手動、或いは、内蔵されている電動モーターによって、下部部品52に対して、スライダー66がガイド・レール58の末端にぶつかるまで後方に摺動される。この際、ローラー64の血液分離部11への作用により、血清あるいは血漿は、血液取り出し開口13から搾り出され、セパレーション・ストリップ20a,20b,20cの先端から放出される。
血清あるいは血漿は、上部部品60の切り込み部62から、例えば、毛細管などで吸い込み、採集することができる。最後に、毛細管は、血清が漏れないように、密封キットにより密封されることが特に好ましい。この毛細管は、このまま測定に具すことができる。
1a 第一セパレーター
1b 第二セパレーター
1c 第三セパレーター
1d 第四セパレーター
1e 第五セパレーター
1f 第六セパレーター
2a 第一セパレーション・ストリップ
20a 第二セパレーション・ストリップ
2b 第三セパレーション・ストリップ
20b 第四セパレーション・ストリップ
2c 第五セパレーション・ストリップ
20c 第六セパレーション・ストリップ
3 上部部品
4 下部部品
5 ジョイント
6 凹部
7a 第一凸部
7b 第二凸部
7c 第一軸
7d 第二軸
8 切り込み部
9 浮き彫り部
10 ホールド部
11 血液分離部
12a 第一血液導入領域
12b 第二血液導入領域
12c 第三血液導入領域
13 血液取り出し開口
14 切り取り部
14a 後リミッター
14b 前リミッター
15 ジョイント・ピン
16 切り欠き部
17 ボルト
18 ヘッド
19 額面
20 スリット
21 切り込み
22 永久磁石
27a 第三凸部
27b 第四凸部
37a 第五凸部
37b 第六凸部
38a 第七凸部
38b 第八凸部
47a 第一ローラー
47b 第二ローラー
48 時間計測ユニット
50 第七セパレーター
52 下部部品
54 凹部
56 固定用突起
58 ガイド・レール
60 上部部品
62 切り込み部
64 ローラー
66 スライダー
68 時間計測ユニット

Claims (28)

  1. セパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)からある血液検体の血清あるいは血漿を取り出すための、上部部品(3)、下部部品(4)並びにジョイント(5)を装備したセパレーターであって、
    上部部品(3)は、下部部品(4)とジョイントを介して(5)開閉自在に接続されており、
    下部部品(4)は、セパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)をセットできるように構成されており、
    下部部品(4)および/あるいは上部部品(3)の下面に少なくとも一つの、上部部品(3)と下部部品(4)を閉じる際に、セパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)に局所的に圧力をかけるための凸部(7a-b; 27a-b; 37a-b; 38a-b; 47a-b)が形成され、セパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)を引っ張ることにより、血清あるいは血漿が、セパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)の後部末端から放出されることを特徴とするセパレーター(1a-f)。
  2. 上部部品(3)の下面、或いは下部部品(4)の上面に一つの凸部(7a; 27a; 37a; 38a; 47a)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のセパレーター(1a-f)。
  3. 下部部品(4)が、セパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)をその中にセットし、そこからセパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)を引き出せるようになっている凹部(6)を有していることを特徴とする請求項1或いは2に記載のセパレーター(1a-f)。
  4. ある一つの、ないし特定の凸部(7b; 27b; 37b; 38b; 47b)が凹部(6)、特に好ましくは、凹部(6)の底面上に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のセパレーター(1a-f)。
  5. 上部部品(3)の下面に一つの第一凸部(7a; 27a; 37a; 38a; 47a)が、凹部(6)の底面上に第二凸部(7b; 27b; 37b; 38b; 47b)が、セパレーター(1a-f)を閉じた状態で互いに作用するように形成されていることを特徴とする請求項3或いは4に記載のセパレーター(1a-f)。
  6. 少なくとも一つの凸部(7a-b; 27a-b; 37a-b; 38a-b)が、敷居状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1a-f)。
  7. 少なくとも一つの凸部(7a, 7b)が、凹部(6)の縦方向に対して横向きに形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1a; 1d)。
  8. 少なくとも一つの凸部(27a-b)が、弓状に形成され、弓の開口がジョイント(5)の方向を向いていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1b)。
  9. 少なくとも一つの凸部(37a-b; 38a-b)が、矢の形に配置された二辺として形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1c, 1f)。
  10. 少なくとも一つの凸部(47a-b)が、上部部品(3)ないし下部部品(4)に埋め込まれた軸を中心に回転自在なローラー乃至シリンダーとして形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1d)。
  11. ローラー乃至シリンダー用に駆動モーターが取り付けられていることを特徴とする請求項10に記載のセパレーター(1d)。
  12. 上部部品(3)が、少なくとも一つの凸部(7a-b; 27a-b; 37a-b; 38a-b; 47a-b)の近くに、分離された血清あるいは血漿を、閉じられた状態のセパレーター(1a-f)でも採集できるように、切り込み部(8)を有していることを特徴とする請求項1乃至11のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1a-f)。
  13. 少なくとも一つの凸部(7a-b; 27a-b; 37a-b; 38a-b; 47a-b)が、柔軟性を有するマテリアル製、特に好ましくは、ゴム製であることを特徴とする請求項1乃至12のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1a-f)。
  14. 少なくとも一つの凸部(7a-b; 27a-b; 37a-b; 38a-b)が、柔軟性を有する金属性の舌状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至10および12のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1a; 1b; 1c; 1e; 1f)。
  15. 永久磁石(22)が、上部部品(3)および下部部品(4)に、該永久磁石(22)が、閉じられた状態において、互いに向き合い、互いに引き合うように取り付けられていることを特徴とする請求項1から14のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1e)。
  16. 少なくとも一つの永久磁石(22)が、上部部品(3)に、下部部品(4)には、金属が取り付けられていることを特徴とする請求項1から14のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1e)。
  17. 少なくとも一つの永久磁石(22)が、下部部品(4)に、上部部品(3)には、金属が取り付けられていることを特徴とする請求項1から14のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1e)。
  18. セパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)からある血液検体の血清あるいは血漿を取り出すための、下部部品(52)と、該下部部品(52)に対してスライド自在な上部部品(60)を装備したセパレーターであって、
    下部部品(52)は、セパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)をセットできるように構成されており、
    上部部品(60)の下面に少なくとも一つの、上部部品(60)を下部部品(52)に対して摺動させる際に、セパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)に局所的に圧力をかけるための凸部(64)が形成され、血清あるいは血漿が、セパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)の後部末端から放出されることを特徴とするセパレーター(50)。
  19. 凸部がローラー(64)であることを特徴とする請求項18に記載のセパレーター(50)。
  20. ローラー(64)用に駆動モーターが取り付けられていることを特徴とする請求項18或は19に記載のセパレーター(50)。
  21. 上部部品(60)が、下部部品(52)に対してガイド・レール(58)を介して摺動自在であることを特徴とする請求項18乃至20のうちいずれか一項に記載のセパレーター(50)。
  22. 上部部品(60)が、セパレーション・ストリップ(2a-c; 20a-c)の後部末端から放出された血清あるいは血漿を採集できるように、切り込み部(62)を有していることを特徴とする請求項18乃至21のうちいずれか一項に記載のセパレーター(50)。
  23. 該凹部(6)がその縦方向の少なくとも片側に、少なくとも一つの浮き彫り部(9)を有していることを特徴とする請求項1乃至22のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1a-f; 50)。
  24. 設定できる時間的間隔を測定し、該時間経過後、視覚的ないし音声シグナルを発生する時間計測ユニット(48)が、上部部品(3)或いは下部部品(4)に、取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至23のうちいずれか一項に記載のセパレーター(1a-f; 50)。
  25. セパレーター(1a-f)を用いて、ある血液検体から血清あるいは血漿を分離するための
    血液分離部(11)、
    血液分離部(11)をカバーし固定するホールド部(10)、
    ホールド部(10)の血液分離部(11)をカバーする領域の前方末端部に形成される血液導入領域(12a-c)、並びに、
    ホールド部(10)の血液分離部(11)をカバーする領域の後方末端部に形成される血液取り出し開口(13)、 から構成されるセパレーション・ストリップ(20a-c)であって、
    少なくとも一方の長辺側に、少なくとも一つの前および後リミッター(14a, 14b)を有する狭窄部(14)を備え、セパレーション・ストリップ(20a-c)がリミッター(14a, 14b) により制限された間隔を動けるようになっている、或いは、固定用突起(56)に固定できるようになっていることを特徴とするセパレーション・ストリップ(20a-c)。
  26. 血液検体を一つの血液導入領域(12a-c)から血液分離部(11)に導入でき、導入された血液検体において、毛細管現象によって、血清あるいは血漿が血液分離部(11)の前方端部に、赤血球が血液分離部(11)の後方端部に集まり、分離できるように血液分離部(11)が構成されていることを特徴とする請求項25に記載のセパレーション・ストリップ(20a-c)。
  27. 少なくとも一つの狭窄部(14)が長方形に形成されていることを特徴とする請求項25乃至26記載のセパレーション・ストリップ(20a-c)。
  28. セパレーション・ストリップ(20a-c)の一方が半円形、或いは、V字型であることを特徴とする請求項25乃至27のいずれか一項に記載のセパレーション・ストリップ(20a-c)。
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