JP2009535998A - ブラインド信号源分離(bss)の向上技術 - Google Patents

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Abstract

本開示は、ブラインド信号源分離(BSS)法の性能を向上させることのできる信号処理技術を記述する。詳細には、記述する技術は、BSS法の実行前に異なる信号を相互に無相関化するために役立つ前処理ステップを提示する。加えて、記述する技術は、BSS法の実行後に異なる信号をさらに無相関化することのできる、任意選択の後処理ステップも提案する。これらの技術は、例えば、相互に空間的に近接している2つのマイクロホンなどからの高度に相関する音声信号を用いてBSS性能を向上させるために特に役立つ。
【選択図】図3

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照によりこれの全内容が本明細書に組み込まれる、2006年5月2日に出願した米国仮出願第60/797,264号の利益を主張するものである。
本開示は信号処理に関し、より詳細には、ブラインド信号源分離(BSS)法と関連して使用される処理技術に関する。
多くの信号処理用途において、異なる信号がしばしば雑音で損なわれる。この雑音には、背景雑音、外乱、干渉、クロストーク、または記録される信号への不要な付加信号などが含まれる。したがって、信号を強化するためには雑音を低減し、または除去することが望ましい。音声通信処理では、雑音低減のための信号処理をしばしば音声強化(speech enhancement)と呼ぶ。
ブラインド信号源分離(BSS)を使用すれば、各源信号の複数の独立の混合信号を使って独立の源信号を復元することができる。2つの信号を分離するためには、独立の混合信号を生成するのに2つ以上のセンサが必要である。各センサは異なる場所に配置され、センサごとに源信号の混合である信号を記録する。しかし、各センサは異なる場所において情報を記録するため、記録される信号は相互に独立のものである。BSSアルゴリズムはこれらの信号を、両センサによって記録された共通情報の空間ダイバーシティを明示するこれらの信号の差を利用して分離するために使用される。音声通信処理においては、異なるセンサは、記録される音声の音源に対して異なる場所に配置されたマイクロホンを備える。
発明の概要
本開示は、ブラインド信号源分離(BSS)法の性能を向上させることのできる信号処理技術を記述する。詳細には、記述する技術は、BSS法の実行前に独立のセンサ信号を相互に無相関化(de-correlate)するために役立つ前処理ステップを含む。加えて、記述する技術は、BSS法の実行後に異なる信号をさらに無相関化することのできる任意選択の後処理ステップを含む。BSS法は、例えば、相互に空間的に近接している2つのマイクロホンによって記録された音声信号など、高度に相関する音声信号を用いてBSS性能を向上させるために特に役立つ。
一実施形態において、本開示は、第1のセンサと関連付けられた第1の信号および第2のセンサと関連付けられた第2の信号を受け取ることと、第2の信号を前処理して第2の信号と第1の信号を無相関化することと、第1の信号にBSS法を適用して第1のBSS信号を生成することと、前処理された第2の信号にBSS法を適用して第2のBSS信号を生成することとを備える方法を記述する。
別の実施形態において、本開示は、第1の信号を生成する第1のセンサおよび第2の信号を生成する第2のセンサと、第2の信号を前処理して第2の信号と第1の信号を無相関化する前処理ユニットと、第1の信号と前処理された第2の信号とにBSS法を適用して、それぞれ、第1のBSS信号と第2のBSS信号とを生成するBSSユニットとを備える機器を記述する。任意選択で、この機器は、BSS信号をさらに無相関化する後処理ユニットを含んでもよい。
別の実施形態において、本開示は、第1の信号を生成する手段と、第2の信号を生成する手段と、第2の信号を前処理して第2の信号を第1の信号と無相関化する手段と、第1の信号と前処理された第2の信号とにBSS法を適用して、それぞれ、第1のBSS信号と第2のBSS信号とを生成する手段とを備える装置を記述する。任意選択で、BSS信号をさらに無相関化するために、BSS信号を後処理する手段がBSS信号の一方または両方に適用されてもよい。
本開示で記述する上記および上記以外の技術は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせとして実施され得る。ソフトウェアとして実施される場合、このソフトウェアは、ディジタル信号プロセッサ(DSP)または別種のプロセッサにおいて実行される。これらの技術を実行するソフトウェアは、初めに機械可読媒体に格納され、BSS法を効果的に向上させるためにプロセッサにロードされ、プロセッサにおいて実行される。
したがって、本開示では、それが実行されると第1の信号および第2の信号を受け取り、第2の信号を前処理して第2の信号を第1の信号と無相関化し、第1の信号と前処理された第2の信号とにBSS法を適用して、それぞれ、第1のBSS信号と第2のBSS信号とを生成する命令を備える機械可読媒体も企図されている。
様々な実施形態のさらなる詳細を添付の図面および以下の説明に示す。他の特徴、目的および利点は、以下の説明および図面ならびに特許請求の範囲から明らかになろう。
詳細な説明
本開示は、ブラインド信号源分離(BSS)法の性能を改善することのできる信号処理技術を記述する。詳細には、説明する技術は、他の点では通常のBSS法を実行する前に独立のセンサ信号を相互に無相関化するために役立つ前処理ステップを含む。加えて、説明する技術は、BSS法を実行した後で分離された信号をさらに無相関化することのできる任意選択の後処理ステップを含む。本明細書で説明する技術は、例えば、相互に空間的に近接している2つのマイクロホンによって記録された音声信号など、高度に相関する音声信号を用いてBSSアルゴリズムの性能を向上させるために特に役立つ。
BSSアルゴリズムの中には、特に、2つのセンサが相互に非常に近くに位置するときには有効性が限られるものもある。例えば、音声強化を行うハンドヘルド式機器では、異なるマイクロホンが相互に空間的に近接して位置するマイクロホン配列を有することが望ましい。実際、携帯電話機などの無線通信機器を含むハンドヘルド式機器は、一般に、ユーザの便宜を図るために小型フォームファクタを用いて設計されており、これにより異なるマイクロホンが空間的に近接しているためにBSSとっての問題が生じる。
一般に、BSSは、独立の信号を、これらの信号の複数の混合信号を使って分離するために使用される。本開示で説明する技術では、他の点では通常のBSSアルゴリズムでの使用に対する改善が記述される。説明する技術は、前処理手順の一部として適応フィルタを使って記録された信号を無相関化する。次いで、前処理の一部として無相関化された信号を校正する。校正の後、情報最大化に基づくBSSフィードバックアーキテクチャを使って無相関化された信号が分離される。任意選択で、後処理手順の一部として第2の適応フィルタを使って信号をさらに無相関化することにより信号分離性能をさらに向上させてもよい。
図1は、本開示で説明する前処理法および後処理法によって改善され得るBSS法を実行する機器10を示すブロック図である。BSSは、独立成分分析(independent component analysis)(ICA)とも呼ばれ、信号の複数の混合に基づいてこれらの信号を分離するのに使用することができる。分離プロセスの間には、源信号の混合信号であるいくつかの記録されたセンサ信号が用意される。通常は、混合プロセスに関する情報は利用できず、源信号の直接測定も利用できない。場合によっては源信号の一部または全部の事前統計情報が利用できる。
BSSは、これが多くの信号処理問題において潜在的価値を有するために、研究者らから幅広い注目を集めている。BSSには、通信、音声強化、雑音低減、心電図(ECG)および脳電図(EEG)の処理を含む生体信号処理などの様々な分野における潜在的用途がある。本明細書で説明する技術は、小型フォームファクタがマイクロホンの配置を制限する無線通信機器における音声用途に特に有用である。しかし、これらの技術は音声用途だけに限定されるものではなく、他の信号処理用途や、他の機器でも役立つものである。
いくつかのBSS手法の中でも関心が高いのは情報最大化ベースの方法(information maximization based method)である。というのは、この方法が単純であり、固定小数点プラットフォーム上でのリアルタイムの実施に適するからである。このようなBSS手法は、畳み込み混合信号を分離するために使用される。詳細には、フィードバッククロスフィルタを使って畳み込み混合信号を分離する。
図1に示すように、機器10はセンサユニット12およびBSSユニット14を含む。変数S(t)およびS(t)は2つの独立の源信号を表す。フィルタh11(t)、h12(t)、h21(t)、h22(t)は、各センサと各信号源の間の畳み込み経路を表す。センサ16Aおよびセンサ16Bは加算器として示されているが、より一般的には、異なる場所に位置する、マイクロホンなどの2つの異なるセンサを表す。音声強化において使用される場合には、センサ16Aおよびセンサ16Bが全指向性マイクロホンを備えることが費用効果的であって望ましい。
信号S(t)は、センサ16Aに到達する前に経路h11(t)と絡み、センサ16Bに到達する前に経路h12(t)と絡む。同様に、信号S(t)はセンサ16Aに到達する前にh21(t)経路と絡み、センサ16Bに到達する前に経路h22(t)と絡む。センサ16Aおよびセンサ16Bは、個々の情報を取り込んで、それぞれ信号x(t)と信号x(t)を生成する。次いで、ADC17AおよびADC17Bが、それぞれ信号X(z)と信号X(z)を生成する。よって、信号X(z)および信号X(z)はアナログ/ディジタル変換後のディジタル領域の信号である。これらの信号X(z)およびX(z)は、ブラインド信号源分離を行うためにBSSユニット14に供給される。
詳細には、BSSユニット14は、フィードバッククロスフィルタリング法を実施する。X(z)は、伝達関数W11(z)を有するフィルタに供給され、次いで加算器18Aに供給される。X(z)も同様に伝達関数W22(z)を有するフィルタに供給され、次いで加算器18Bに供給される。加算器18Aの出力は、伝達関数W12(z)を有する別のフィルタに供給されてから、加算器18Bにフィードバックされる。加算器18Bの出力は、伝達関数W21(z)を有する別のフィルタに供給されてから、加算器18Bにフィードバックされる。図1において、変数S’(z)および変数S’(z)はBSSユニット14の出力を表し、これらは、通常、源信号S(t)およびS(t)に似ており、BSSユニット14への入力信号X(z)およびX(z)よりもはるかに良好に分離されたものである。
伝達関数W12(z)およびW21(z)で表されるフィルタは、最小二乗平均(LMS)のような適応フィルタリングアルゴリズムを使って実施することができる。このようなフィルタリングの詳細については、以下の図2の考察においてさらに詳細に論じる。必要ならば、フィルタ係数更新の間にΨ(・)で表される非線形伝達関数(図1には示さない)を使用することもできる。関数Ψ(・)の可能な形には、Ψ(x)=tanh(x)、Ψ(x)=|x|、およびΨ(x)=2P(x)−1が含まれ、式中、P(x)は確率変数(random variable)Xの累積分布関数(cumulative distribution function)(cdf)である。しかし、Ψ(・)で表される関数は簡単にするために図1には示していない。
伝達関数W11(z)およびW22(z)は、BSS法と適合するいくつかの形を取り得る。しかし、さらに簡単にするために、以下の考察ではアルゴリズムの性能を損なわずにW11(z)およびW22(z)をスカラーで置き換えることができる。したがって、以下の考察では、これら2つの伝達関数を1であると設定し、後続の各図から省かれる。
BSSユニット14によって実施されるようなBSSアルゴリズムは、実施するのが非常に簡単であり、多くの場合かなり良好な分離性能をもたらす。しかし、このようなアルゴリズムは、各記録が高度に相関するときには収束が困難になる。この問題が生じると、BSSアルゴリズムは、全信号中で最も目立つ成分を無効にしようとする。音声強化では、最も目立つ成分が、求められる音声信号である可能性が最も高い。このために、本開示では、これらの潜在的問題に対処するための前処理ユニットを実施する。
場合によっては、BSSユニット14によって実施されるようなBSSアルゴリズムは、信号を分離するのに利用可能な情報を十分に活用しないこともある。このような場合には、BSSユニット14による分離後にもなお、分離信号間の相関が認められることがある。これは、アルゴリズムの性能をさらに改善する余地を残す。このために、本開示では、さらなる無相関化を提供する後処理ユニットも実施する。以下で説明する改善されたBSS法は、音声通信における複数マイクロホンの雑音低減の場合のように、ただ1つの源信号が求められる適用例で特に有用である。
一般に、BSSアルゴリズムでは、すべての信号が独立の確率変数として扱われる。信号のブラインド分離に使用される仮定は、すべての確率変数が相互に統計的に独立である、すなわち、すべての確率変数の同時分布はすべての個々の確率変数の積であるというものである。この仮定は以下の式で表すことができる。
Figure 2009535998
式中、
Figure 2009535998
はすべての確率関数S,…Sの同時分布であり、
Figure 2009535998
は第jの確率変数Sの分布である。
BSS問題は、混合プロセスが瞬間行列混合(instantaneous matrix mixing)としてモデル化できる場合には、瞬間BSS問題と呼ぶこともでき、これは以下の式で表される。
Figure 2009535998
式中、
Figure 2009535998
はm×1ベクトルであり、
Figure 2009535998
はn×1ベクトルであり、Aはn×mスカラー行列である。分離プロセスでは、m×nスカラー行列Bが計算され、これを使って信号
Figure 2009535998
が、任意の順列および任意のスケーリングまで
Figure 2009535998
に類似するように再構築される。すなわち、行列BAを、行列Pを順序行列とし行列Dを対角行列とするPDに分解することができる。順序行列とは、同じ次元の恒等行列を並べ替えることによって導出される行列である。対角行列とは、これの対角線上に非ゼロのエントリだけを有する行列である。対角行列Dは、恒等行列である必要はないことに留意されたい。m個の信号源すべてが相互に独立である場合、行列Dの対角線上にはゼロエントリはないはずである。一般に、完全な信号分離のためにはn≧mであることが必要である。
残念ながら、実際には、瞬間混合を使ってモデル化することのできる問題はほとんどない。信号は、典型的には、図1に示すように非理想的通信路を伝わった後でセンサによって記録される。この場合、問題は、畳み込みBSS問題として考察される。これの混合プロセスは以下のようにモデル化することができる。
Figure 2009535998
ここで、s(t)は第jの信号源であり、x(t)は第iのセンサによる測定値である。伝達関数hij(t)は第jの信号源と第iのセンサの間の伝達関数である。記号
Figure 2009535998
は畳み込みを表す。源信号
Figure 2009535998
を復元するためには別のフィルタセットWij(z)が必要である。
復元式は以下の通りである。
Figure 2009535998
ここではZ領域表現が使用されるが、これは分離プロセスがディジタル信号領域で実行されるからである。瞬間混合問題と同様に、S’(z)は、源信号
Figure 2009535998
の離散(discrete)表現である
Figure 2009535998
に、任意の順列および任意の畳み込みまで類似している。混合伝達関数hij(t)が離散表現Hij(t)を使って表される場合、システム全体を式、
W(z)H(z)=PD(z)
として表すことができ、式中、
Figure 2009535998
である。Pは順序行列であり、D(z)は対角伝達関数行列である。D(z)の対角線上の各要素は、瞬間BSS問題で表されるようなスカラーではなく伝達関数である。一方、瞬間BSSにおける完全な分離のための要件、m≧nは、畳み込みBSSにおいてもやはり該当する。
本開示によれば、2つのセンサが使用されると仮定される。すべての源信号のうち、対象とみなされ、強化される必要があるのはただ1つの信号だけである。とはいえ、2センサ構成に焦点を当てはするが、この結果は、複数センサ構成および複数対象信号に容易に拡張することができる。
図1に戻って、BSSユニット14によって実施されるアルゴリズムの出力は以下の式で表すことができる。
S’(z)=W11(z)X(z)+W21(z)S’(z)
S’(z)=W22(z)X(z)+W12(z)S’(z)
上記のように、W11(z)およびW22(z)は、アルゴリズムの性能に関与しないため、1のようなスカラーに設定することができる。以下において、図1に示すW11(z)およびW22(z)は、後の図では1に設定されており、加算されてもよいが表示されない。この場合、BSSユニット14によって実施されるこのアルゴリズムの出力は以下の式で表すことができる。
S’(z)=X(z)+W21(z)S’(z)
S’(z)=X(z)+W12(z)S’(z)
場合によっては、W12(z)およびW21(z)は、最小二乗平均(LMS)のような適応フィルタリングアルゴリズムを使って適応させることもできる。1つの可能なフィルタ更新式を以下に示す。
Figure 2009535998
および
Figure 2009535998
式中、
Figure 2009535998
は時刻tにおける2つのフィルタである。変数s’(t)およびs’(t)は、時刻tにおけるフィルタリングされた出力である。また、これらはそれぞれ、S’(t)とS’(t)の離散表現でもある。変数μは更新ステップサイズであり、φ(・)は非線形関数(図1に示していない)である。例えば、変数φ(・)で表される伝達関数は、シグモイド関数、双曲線正接関数または符号関数である。また、−1と1の間で評価される別の単調関数とすることもできる。
Figure 2009535998

Figure 2009535998
とは、それぞれ、時刻tにおけるフィルタ
Figure 2009535998
とフィルタ
Figure 2009535998
への入力である。すなわち、
Figure 2009535998
であり、式中、Mは2つのフィルタの長さである。
図2は、本開示の一実施形態による、他の点では通常のBSS法に対して前処理法および後処理法を実行する機器20を示すブロック図である。詳細には、機器20は、前処理ユニット22と、BSSユニット24と、後処理ユニット26とを含む。BSSユニット24は、図1のBSSユニット14と比べて簡略化されているが、任意のBSS法と適合する追加の構成要素を備えていてもよい。いずれにせよ、BSSユニット24は、一般に、他の点では通常のBSSアルゴリズムを実行する構成要素を備える。しかし、前処理ユニット22は、信号を前処理することにより、通常のBSS法を実行する前に無相関化を改善するようにBSS法を修正する。加えて、後処理ユニット26も、通常のBSS法の後で信号のさらなる無相関化を達成するようにBSSアルゴリズムを修正する。後処理ユニット26は実施形態によっては任意選択である。
図2において、信号X(z)および信号X(z)は、2つの異なるセンサからの信号であり、例えば、2つの全指向性マイクロホンなど、2つの異なるマイクロホンからの音声信号などである。第1の信号X(z)はBSSユニット24の加算器32Aに送られ、前処理ユニット22にも送られる。前処理ユニット22では、適応フィルタ42を使ってX(z)がフィルタリングされ、適応フィルタ42の出力が、減算ユニット44によってX(z)から減算されてX‘(z)が生成される。適応フィルタ42(「G(z)」)は、比較的少数のタップ、例えば3タップ程度を含む。X‘(z)は、これが本質的にX(z)のフィルタリング後のX(z)とX(z)の差を表すものである限りにおいて、主として雑音を含む。また、X‘(z)は、適応フィルタ42を制御するためのフィードバックとしても使用される。
校正ユニット46は、X‘(z)およびX(z)を使って校正係数「c」を生成する。具体的には、校正ユニット46は、X(z)を時間セグメントに分割し、ある期間にわたるエネルギーを監視することによってX(z)におけるノイズフロアを求める。この期間にわたる最小エネルギーが、X(z)のノイズフロアとして設定される。校正ユニット46は、同様に、例えば、X‘(z)をセグメントに分割し、ある期間にわたるエネルギーを監視し、X‘(z)の最小エネルギー値をノイズフロアとして識別するなどによって、X‘(z)におけるノイズフロアを求める。X(z)のノイズフロアとX‘(z)のノイズフロアの比で校正係数「c」が設定され、この係数を使ってX‘(z)をスケーリングして、X”(z)がX(z)と類似のノイズフロアを有するようにすることができる。乗算ユニット48は、X‘(z)に校正係数「c」を適用して、本明細書で第2の信号X(z)の前処理バージョンと呼ぶX”(z)を生成する。
前処理された第2の信号X”(z)は、元の第1の信号X(z)よりもさらにX(z)と無相関化されている。このため、前処理ユニット22は、BSSユニット24によって実行されるブラインド信号源分離の性能を改善することができる。BSSユニット24は、全体としては図1のBSSユニット14と同様に動作するが、信号X(z)ではなく、前処理された第2の信号X”(z)を使って動作する。フィルタW12(z)は、第1の信号X(z)に最小二乗平均(LMS)適応フィルタリングを適用し、加算器32Bは、LMS適応フィルタリング処理された第1の信号と前処理された第2の信号X”(z)を合算する。同様に、フィルタW21(z)は、第2の信号X”(z)にLMS適応フィルタリングを適用し、加算器2Aは、LMS適応フィルタリングされ、前処理された第2の信号と第1の信号X(z)を合算する。
上述のように、適応フィルタ42は多くのタップを必要としない。多くの用途では、1〜3タップで十分である。3タップが使用される場合、1つの非因果的タップ(non-causal tap)をもっぱら異なるセンサ構成に使用する、すなわち、信号X(z)に1サンプルの遅延を加えることが望ましい。特に、タップがより多いと、実際には信号間の空間ダイバーシティを必要以上に除去することにより畳み込みBSSアルゴリズムの性能を低下させることになり得る。したがって、性能上の理由で3以下のタップが好ましい。
適応フィルタ42の出力は以下のように表すことができる。
Figure 2009535998
式中、τは信号X(z)に加えられる遅延であり、g(i)は時刻tにおける第iフィルタ係数であり、Nは適応フィルタの長さである。適応フィルタ42は、以下の式を使って更新することができる。
Figure 2009535998
式中、
Figure 2009535998
は時刻tにおける適応フィルタ42のフィルタ係数を表し、x’(t)は時刻tにおけるフィルタ出力であり、μは適応ステップサイズであり、
Figure 2009535998
はフィルタG(z)への入力である。
多くの場合、適応フィルタ42の出力レベルは、信号X(z)と信号X(z)の間の差が非常に小さいために非常に低い。この信号がBSSアルゴリズムに直接供給される場合、BSSアルゴリズムは2つの通信路上の励起が均衡を欠くために収束するのが非常に遅くなる傾向にある。したがって、本明細書で説明するように、この信号をある一定のレベルまで校正してBSSアルゴリズムの収束を加速させることが望ましい。詳細には、誤差信号中の雑音レベルが1次マイクロホン信号の雑音レベルと類似したものになるように誤差信号を校正することができる。具体的には、LがX(z)におけるノイズフロアレベルを表し、LがX’(z)におけるノイズフロアレベルを表す場合、校正係数cは以下になるように選択することができる。
Figure 2009535998
BSSユニット24の出力を本明細書ではBSS信号と呼ぶ。場合によっては、これらの出力が相互に無相関化されている最終処理信号を備えることもあり、この場合には、後処理ユニット26を省くことができる。しかし、後処理ユニット26を実装することによってBSSアルゴリズムの性能はさらに改善される。
一般に、信号分離プロセスの後には2つの信号が生成され、これらもやはりBSS信号と呼ばれる。第1のBSS信号は加算器32Aの出力であり、主に、対象とされる信号および他のすべての信号のある程度減衰された部分を含む。音声強化の適用例では、この第1のBSS信号は、減衰された雑音を伴う記録音声を含む。第1のBSS信号中の雑音の低減の程度は、音声信号および雑音の環境および特性によって変化し得る。第2のBSS信号は加算器32Bの出力であり、主に雑音を、減衰されている対象とされる信号(2つの異なるマイクロホンで検出された音声などの)と共に含む。
多くの場合、第1のBSS信号と第2のBSS信号との間には依然として相関がある。この相関をさらに利用して、対象となる信号、例えば音声信号などが改善されてもよい。この目的で、後処理ユニット26を使って第1のBSS信号と第2のBSS信号とをさらに無相関化することができる。
詳細には、図2に示すように、後処理ユニット26は、加算器32Bからの出力である第2のBSS信号をフィルタリングする適応フィルタ52を含む。第1のBSS信号は、加算器32Aからの出力であり、遅延回路54によって遅延される。次いで、適応的にフィルタリングされた第2のBSS信号(適応フィルタ52からの出力)が、減算ユニット56により、遅延された第1のBSS信号(遅延回路54からの出力)から減算される。S‘(z)は、前処理、BSS法および後処理の後の入力信号X(z)と関連付けられた出力を表す。同様に、S‘(z)は、前処理、BSS法および後処理の後の入力信号X(z)と関連付けられた出力を表す。また、S‘(z)信号は、適応フィルタ52を制御するためのフィードバックとしても使用される。
図2の機器20では、2つの信号のうちの1つだけ、すなわち、不要な雑音が除去された入力信号X(z)を表す信号S‘(z)が要求される。この場合、他方の出力信号S‘(z)は単に適応フィルタ52への入力として使用される。前述のように、遅延回路54の後で、対象信号S‘(z)は、適応フィルタ52への参照として使用される。適応フィルタ52の適応は、前処理ユニット22における適応フィルタ42の適応と同様のものとすることができる。後処理ユニット26は音声強化で特に有用であり、音声強化では、典型的には全指向性マイクロホンである2つの異なるマイクロホンを使って1つの強化された音声信号が生成される。この場合、強化された音声信号がS‘(z)として出力される。
図3に本開示の一実施形態による機器60の別の実施形態を示す。図3の機器60は図2の機器20とよく似たものである。しかし、機器60においては、図2の参照して論じたような信号S‘(z)だけが対象となるのではなく、両方の信号(S”(z)およびS”(z))が対象となる。したがって、図3では、異なる後処理ユニット70が使用される。図3において、前処理ユニット22およびBSSユニット24は図2のものと同一であり、よって以下ではこれらの構成要素の説明を繰り返さない。後処理ユニット70は図2のユニット26と類似するが、基本的に、信号経路の一方だけではなく両方の信号経路上で同様の機能を果たす。
図3において後処理ユニット70は、2つの適応フィルタ74Aおよび74Bと、2つの遅延回路75Aおよび75Bとを含む。適応フィルタ75Bは、加算器32Bからの出力である第2のBSS信号をフィルタリングする。第1のBSS信号は、加算器32Aからの出力であり、遅延回路74Aによって遅延される。次いで、適応的にフィルタリングされた第2のBSS信号(適応フィルタ75Bからの出力)が、減算ユニット77Aによって、遅延された第1のBSS信号(遅延回路74Aからの出力)から減算される。S”(z)は、図3に示す前処理、BSS法および後処理の後の入力信号X(z)と関連付けられた出力を表す。また、S”(z)信号は、適応フィルタ75Bを制御するためのフィードバックとしても使用されるが、このフィードバックは、図を簡単にするために図示していない。
第2の信号経路も同様に処理される。詳細には、適応フィルタ75Aが、加算器32Aからの出力である第1のBSS信号をフィルタリングする。第2のBSS信号は、加算器32Bからの出力であり、遅延回路74Bによって遅延される。次いで、適応的にフィルタリングされた第1のBSS信号(適応フィルタ75Aからの出力)が、減算ユニット77Bによって、遅延された第2のBSS信号(遅延回路74Bからの出力)から減算される。S”(z)は、図3に示す前処理、BSS法および後処理の後の入力信号X(z)と関連付けられた出力を表す。また、S”(z)信号は、適応フィルタ75Aを制御するためのフィードバックとしても使用されるが、このフィードバックは、図を簡単にするために図示していない。
図4は、本開示の一実施形態に従って実行される技術を示す流れ図である。図4に示すように、機器20(図2参照)は、第1の信号X(z)および第2の信号X(z)を受け取る(81)。信号X(z)および信号X(z)は、2つのマイクロホンによって取り込まれた音声信号を備えてもよいが、本開示は必ずしもこの点に限定されるものではない。各マイクロホンは、例えば、全指向性マイクロホン(または別種のマイクロホン)を備えてもよく、機器20に含まれていてもよい。第1の信号X(z)は、第1のマイクロホンと第2のマイクロホンが空間的に近接しているために、第2の信号X(z)と高度に相関し得る。
前処理ユニット22は、第2の信号X(z)の前処理を行って第2の信号X(z)と第1の信号を無相関化する(82)。この前処理は、第1の信号X(z)に適応フィルタ42を適用することと、第2の信号X(z)から適応的にフィルタリングされた第1の信号(適応フィルタ42からの出力)を減算することとを含む。加えて、第2の信号X(z)を前処理することは、第2の信号X(z)と適応的にフィルタリングされた第1の信号(適応フィルタ42の出力)との差X’2(z)に対する第1の信号のノイズフロアの比に基づいて校正係数「c」を生成することをさらに備える。加えて、前処理は、差X’(z)に校正係数「c」を適用することをさらに備える。場合によっては、第2の信号X(z)を前処理することが、第2の信号X(z)から適応的にフィルタリングされた第1の信号(適応フィルタ42からの出力)を減算する前に第2の信号X(z)を遅延させることをさらに備えるように、遅延を使用してもよい。遅延要素は図2には示されていないが、必要ならば加えることもできる。
次に、BSSユニット24は、第1の信号X(z)および前処理された第2の信号X”2(z)に対してBSS法を実行する(83)。BSS法は、第1の信号X(z)に最小二乗平均(LMS)適応フィルタリングを適用することと、LMS適用フィルタリングされた第1の信号(W12(z)の出力)と前処理された第2の信号X”2(z)を合算することとを含む。加えて、BSS法は、前処理された第2の信号X”2(z)第2の信号XにLMS適応フィルタリングを適用することと、LMS適応フィルタリングされ、前処理された第2の信号(W21(z)の出力)を第1の信号と合算することも含む。
最後に、後処理ユニット26が後処理を行って、それぞれ、加算器32Aと加算器32Bによる出力である第1のBSS信号と第2のBSS信号とをさらに無相関化する(84)。図2の場合には、第1のBSS信号(加算器32Aの出力)を後処理することは、第2のBSS信号(加算器32Bの出力)に第2の適応フィルタ52を適用することと、第1のBSS信号(加算器32Aの出力)から適応的にフィルタリングされた第2のBSS信号(適応フィルタ52の出力)を減算することとを備える。第1のBSS信号(加算器32Aの出力)を後処理することは、第1のBSS信号から適応的にフィルタリングされた第2のBSS信号(適応フィルタ52からの出力)を減算する前に遅延回路54によって第1のBSS信号を遅延させて、回路54の遅延された出力が減算ユニット56によって使用されるようにすることをさらに含む。
機器20の出力は信号S’(z)を備え、信号S’(z)は、雑音が低減された信号X(z)の非常に正確な表現を備える。代替として、図2の後処理ユニット26が図3の後処理ユニット60で置き換えられる場合、機器70の出力は信号S”i(z)およびS”2(z)を備える。
以上にいくつかの実施形態を説明した。しかし、本明細書で説明する技術には様々な変更を加えることができる。例えば、本明細書で説明する前処理法および/または後処理法は、他のBSSアルゴリズムと共に使用されてもよく、これらは必ずしも図1に示すものに限定されるものではない。加えて、これらの技術は主に音声強化における使用について説明されているが、このような技術は、他の音声信号用途、雑音低減、ならびに心電図(ECG)および脳電図(EEG)の処理を含む生体信号処理などを含めて、BSS法が使用される任意の環境で幅広く応用され得る。オーディオまたは音声処理の用途の中には、信号がリアルタイムで処理されるものもある。
本明細書で説明する技術は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせとして実施され得る。ソフトウェアとして実施される場合、これらの技術は、実行されると、機器に、本明細書で説明する技術の1つまたは複数を実行させるプログラムコードを備えるコンピュータ可読媒体を対象とする。この場合、コンピュータ可読媒体には、シンクロナスDRAM(synchronous dynamic random access memory)、ROM(read-only memory)、不揮発性RAM(non-volatile random access memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、FLASHメモリなどといったRAM(random access memory)が含まれ得る。
プログラムコードは、メモリ上に、コンピュータ可読命令の形で格納され得る。この場合、DSPなどのプロセッサは、本明細書で説明するBSS向上技術の1つまたは複数を実行するために、メモリに格納された命令を実行する。これらの技術は、様々なハードウェア構成要素を呼び出してプロセスを促進するDSPによって実行される場合もある。本明細書で説明する各ユニットが、マイクロプロセッサ、1つまたは複数のASIC(application specific integrated circuit)、1つまたは複数のFPGA(field programmable gate array)、1つまたは複数のCPLD(complex programmable logic device)、または他の何らかのハードウェア/ソフトウェアの組み合わせとして実施される場合もある。本明細書で説明する各ユニットは、共通のハードウェア、回路またはプロセッサに統合されていてもよい。具体的には、本開示で説明する前処理ユニットおよび後処理ユニットを、本明細書で説明するBSSユニットと共に1つの共通ユニットとして実施することもできる。
上記および上記以外の各実施形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれるものである。
本明細書で述べる前処理法および後処理法によって向上し得るブラインド信号源分離(BSS)法を実行する機器を示すブロック図である。 本開示の一実施形態による、他の点では通常のBSS法に対して前処理法および後処理法を実行する機器を示すブロック図である。 本開示の一実施形態による、BSS法に対して前処理法および後処理法を実行する機器を示す別のブロック図である。 本開示の一実施形態に従って実行され得る技術を示す流れ図である。

Claims (37)

  1. 第1のセンサと関連付けられた第1の信号および第2のセンサと関連付けられた第2の信号を受け取ることと、
    前記第2の信号を前処理して前記第2の信号と前記第1の信号を無相関化することと、
    前記第1の信号にブラインド信号源分離(BSS)法を適用して第1のBSS信号を生成することと、
    前記前処理された第2の信号に前記BSS法を適用して第2のBSS信号を生成することと、
    を備える方法。
  2. 前記第2の信号を前処理することは、前記第1の信号に適応フィルタを適用することと、前記第2の信号から前記適応的にフィルタリングされた第1の信号を減算することとを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の信号を前処理することは、前記第2の信号から前記適応的にフィルタリングされた第1の信号を減算する前に前記第2の信号を遅延させることをさらに備える請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2の信号を前処理することは、前記第2の信号と前記適応的にフィルタリングされた第1の信号との差に対する前記第1の信号のノイズフロアの比に基づいて校正係数を生成することをさらに備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前処理することは前記差に前記校正係数を適用することをさらに備える請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1のBSS信号を後処理して前記第1のBSS信号と前記第2のBSS信号をさらに無相関化することと、
    前記後処理された第1のBSS信号を出力することと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2の信号を前処理することは、前記第1の信号に第1の適応フィルタを適応することと、前記第2の信号から前記適応的にフィルタリングされた第1の信号を減算することとを備え、
    前記第1のBSS信号を後処理することは、前記第2のBSS信号に第2の適応フィルタを適用することと、前記第1のBSS信号から前記適応的にフィルタリングされた第2のBSS信号を減算することとを含む、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1のBSS信号を後処理することは、前記第1のBSS信号から前記適応的にフィルタリングされた第2のBSS信号を減算する前に前記第1のBSS信号を遅延させることをさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第2の信号を前処理することは、
    前記第2の信号と前記適応的にフィルタリングされた第1の信号との差に対する前記第1の信号のノイズフロアの比に基づいて校正係数を生成することと、
    前記差に前記校正係数を適用することと、
    をさらに備える請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1のBSS信号および前記第2のBSS信号を後処理して前記第1のBSS信号と前記第2のBSS信号をさらに無相関化することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  11. 前記BSS法を適用することは、
    前記第1の信号に最小二乗平均(LMS)適応フィルタリングを適用することと、
    前記LMS適応フィルタリング処理された第1の信号を前記前処理された第2の信号と合算することと、
    前記前処理された第2の信号にLMS適応フィルタリングを適用することと、
    前記LMS適応フィルタリング処理され、前処理された第2の信号を前記第1の信号と合算することと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1の信号は第1のマイクロホンと関連付けられた第1の音声信号を備え、前記第2の信号は第2のマイクロホンと関連付けられた第2の音声信号を備える、請求項1に記載の方法。
  13. 前記第1のマイクロホンを用いて前記第1の音声信号を取り込むことと、前記第2のマイクロホンを用いて前記第2の音声信号を取り込むこととをさらに備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記取り込まれた音声信号をアナログ信号からディジタル信号に変換することをさらに備える、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1の音声信号は、前記第1のマイクロホンと前記第2のマイクロホンとの空間的近接性により前記第2の音声信号と高度に相関する、請求項13に記載の方法。
  16. 無線通信機器において実行される、請求項15に記載の方法。
  17. 第1の信号を生成する第1のセンサおよび第2の信号を生成する第2のセンサと、
    前記第2の信号を前処理して前記第2の信号と前記第1の信号を無相関化する前処理ユニットと、
    前記第1の信号と前記前処理された第2の信号とにBSS法を適用して、それぞれ、第1のBSS信号と第2のBSS信号とを生成するブラインド信号源分離(BSS)ユニットと、
    を備える機器。
  18. 前記前処理ユニットは、前記第1の信号に適応フィルタを適用し、前記第2の信号から前記適応的にフィルタリングされた第1の信号を減算する、請求項17に記載の機器。
  19. 前記前処理ユニットは、前記第2の信号と前記適応的にフィルタリングされた第1の信号との差に対する前記第1の信号のノイズフロアの比に基づいて校正係数を生成する、請求項18に記載の機器。
  20. 前記前処理ユニットは前記差に前記校正係数を適用する、請求項19に記載の機器。
  21. 前記第1のBSS信号を後処理して前記第1のBSS信号と前記第2のBSS信号をさらに無相関化し、前記後処理された第1のBSS信号を出力する後処理ユニットをさらに備える、請求項17に記載の機器。
  22. 前記前処理ユニットは、前記第1の信号に第1の適応フィルタを適用し、前記第2の信号から前記適応的にフィルタリングされた第1の信号を減算し、
    前記後処理ユニットは、前記第2のBSS信号に第2の適応フィルタを適用し、前記第1のBSS信号から前記適応的にフィルタリングされた第2のBSS信号を減算する、
    請求項21に記載の機器。
  23. 前記後処理ユニットは、前記第1のBSS信号から前記適応的にフィルタリングされた第2のBSS信号を減算する前に前記第1のBSS信号を遅延させる、請求項22に記載の機器。
  24. 前記前処理ユニットは、
    前記第2の信号と前記適応的にフィルタリングされた第1の信号との差に対する前記第1の信号のノイズフロアの比に基づいて校正係数を生成し、
    前記差に前記校正係数を適用する、
    請求項23に記載の機器。
  25. 前記後処理ユニットは、前記第1のBSS信号および第2のBSS信号を後処理して前記第1のBSS信号と前記第2のBSS信号をさらに無相関化する、請求項21に記載の機器。
  26. 前記前処理ユニットは、前記第2の信号から前記適応的にフィルタリングされた第1の信号を減算する前に前記第2の信号を遅延させる、請求項17に記載の機器。
  27. 前記BSSユニットは、
    前記第1の信号に最小二乗平均(LMS)適応フィルタリングを適用し、
    前記LMS適応フィルタリング処理された第1の信号を前記前処理された第2の信号と合算し、
    前記前処理された第2の信号にLMS適応フィルタリングを適用し、
    前記LMS適応フィルタリング処理され、前処理された第2の信号を前記第1の信号と合算する、
    請求項17に記載の機器。
  28. 前記第1のセンサは第1のマイクロホンを備え、前記第2のセンサは第2のマイクロホンを備え、前記第1の信号は前記第1のマイクロホンと関連付けられた第1の音声信号を備え、前記第2の信号は前記第2のマイクロホンと関連付けられた第2の音声信号を備える、請求項17に記載の機器。
  29. 前記第1の音声信号は、前記第1のマイクロホンと前記第2のマイクロホンとの空間的近接性により前記第2の音声信号と高度に相関する、請求項28に記載の機器。
  30. 無線通信機器を備える、請求項17に記載の機器。
  31. 実行されると、
    第1の信号および第2の信号を受け取り、
    前記第2の信号を前処理して前記第2の信号と前記第1の信号を無相関化し、
    前記第1の信号と前記前処理された第2の信号とにブラインド信号源分離(BSS)法を適用して、それぞれ、第1のBSS信号と第2のBSS信号とを生成する、
    命令を備えるコンピュータ可読媒体。
  32. 前記第2の信号の前記前処理は、
    前記第1の信号に適応フィルタを適用することと、
    前記第2の信号から前記適応的にフィルタリングされた第1の信号を減算することと、
    前記第2の信号と前記適応的にフィルタリングされた第1の信号との差に対する前記第1の信号のノイズフロアの比に基づいて校正係数を生成することと、
    前記差に前記校正係数を適用することと、
    を含む、請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。
  33. 前記命令は、
    前記第1のBSS信号を後処理して前記第1のBSS信号と前記第2のBSS信号をさらに無相関化する、
    請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。
  34. 前記第2の信号の前記前処理は、
    前記第1の信号に適応フィルタを適用することと、
    前記第2の信号に遅延を適用することと、
    前記遅延された第2の信号から前記適応的にフィルタリングされた第1の信号を減算することと、
    前記第2の信号と前記適応的にフィルタリングされた第1の信号との差に対する前記第1の信号のノイズフロアの比に基づいて校正係数を生成することと、
    前記差に前記校正係数を適用することと、
    を含み、
    前記第1のBSS信号の前記後処理は、
    前記第1のBSS信号を遅延させることと、
    前記第2のBSS信号に第2の適応フィルタを適用することと、
    前記遅延された第1のBSS信号から前記適応的にフィルタリングされた第2のBSS信号を減算することと、
    を含む、
    請求項33に記載のコンピュータ可読媒体。
  35. 前記第1の信号は第1のマイクロホンと関連付けられた第1の音声信号を備え、前記第2の信号は第2のマイクロホンと関連付けられた第2の音声信号を備える、請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。
  36. 第1の信号を生成する手段と、
    第2の信号を生成する手段と、
    前記第2の信号を前処理して前記第2の信号と前記第1の信号と無相関化する手段と、
    前記第1の信号と前記前処理された第2の信号とにブラインド信号源分離(BSS)法を適用して、それぞれ、第1のBSS信号と第2のBSS信号とを生成する手段と、
    を備える装置。
  37. 前記第1のBSS信号を後処理して前記第1のBSS信号と前記第2のBSS信号をさらに無相関化する手段をさらに備える、請求項36に記載の装置。
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