JP2009533936A - Ｄａｂシステムでｉｐｄｃサービスを提供する装置及び方法 - Google Patents

Abstract

ＤＡＢ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｕｄｉｏ Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ）システムでＩＰＤＣ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｄａｔａ Ｃａｓｔｉｎｇ）サービスを提供する方法及び装置に係り、ＩＰＤＣサービスを提供するデジタル放送伝送装置において、伝送するデータをパケット化してＩＰパケットデータを生成し、ＩＰパケットデータの構成についての情報を生成するＩＰＤＣ処理部と、パケット化されたＩＰパケットデータとＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるサービス連結情報を生成するサービス連結情報処理部と、サービス連結情報及びＩＰパケットデータを多重化して伝送する伝送部と、を備える伝送装置である。これにより、各サブチャンネルを解析してＩＰＤＣサービスを提供しうるので、デジタル放送を利用してＩＰＤＣサービスを迅速に提供しうる。

Description

本発明は、デジタルオーディオ放送（ＤＡＢ：Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｕｄｉｏ Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ）システムに係り、さらに詳細には、ＤＡＢシステムでＩＰＤＣ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｄａｔａ Ｃａｓｔｉｎｇ）サービスを提供する方法及び装置に関する。

高い圧縮率を有する最新の音声符号化方法を使用して、ＣＤレベルの高品質オーディオサービスだけでなく、天気、交通、娯楽及び映像などの多様な付加データサービスを提供するＤＡＢが提供されており、ＤＡＢでさらに発展された形態のデジタルマルチメディア放送（ＤＭＢ：Ｄｉｇｉｔａｌ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ）がサービスされている。

一方、ＩＰＤＣは、ゲーム、ビデオ及びオーディオファイルやコンピュータプログラムのようなデジタルコンテンツを放送網を通じて多数のユーザに伝達する放送技術である。ＩＰＤＣは、放送または１対多サービス技術であるので、多数の聴衆にＩＰ基盤のデジタルコンテンツを、コスト効果が高く、かつ効率的に伝達しうる。ＤＶＢ−Ｈ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｉｄｅｏ Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ−Ｈｏｍｅ）では、ＩＰＤＣ技術を利用したサービスが提供されているが、ＤＡＢまたはＤＭＢでも前記のようなＩＰ基盤の放送コンテンツを提供する技術が必要である。

本発明が解決しようとする技術的課題は、ＤＡＢシステムでＩＰＤＣサービスを効率的に提供する方法及び装置を提供することである。

前記課題を解決するための本発明の一特徴によるＩＰＤＣサービスを提供するデジタル放送伝送装置は、伝送するデータをパケット化してＩＰパケットデータを生成し、ＩＰパケットデータの構成についての情報を生成するＩＰＤＣ処理部と、パケット化されたＩＰパケットデータとＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるサービス連結情報を生成するサービス連結情報処理部と、サービス連結情報及びＩＰパケットデータを多重化して伝送する伝送部と、を備える。

本発明の他の特徴によるＩＰＤＣサービスを提供するデジタル放送受信装置は、受信されたデジタル放送信号がＩＰＤＣサービスを提供するか否かを確認し、デジタル放送信号からＩＰパケットデータ及びＩＰパケットデータとＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるサービス連結情報を生成する受信部と、サービス連結情報を処理するサービス連結情報処理部と、サービス連結情報を利用してＩＰパケットデータを処理するＩＰＤＣ処理部と、を備える。

本発明のさらに他の特徴によるＩＰＤＣサービスを提供するデジタル放送の伝送方法は、伝送するデータをパケット化してＩＰパケットデータを生成するステップと、ＩＰパケットデータの構成についての情報を生成するステップと、パケット化されたＩＰパケットデータとＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるサービス連結情報を生成するステップと、サービス連結情報及びＩＰパケットデータを多重化して伝送するステップと、を含む。
本発明のさらに他の特徴によるＩＰＤＣサービスを提供するデジタル放送の受信方法は、受信されたデジタル放送信号がＩＰＤＣサービスを提供するか否かを確認するステップと、デジタル放送信号からＩＰパケットデータを生成するステップと、デジタル放送信号からＩＰパケットデータとＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるサービス連結情報を獲得して処理するステップと、サービス連結情報を利用してＩＰパケットデータを処理するステップと、を含む。

本発明によれば、ＤＡＢシステムとＩＰＤＣシステムとを連結するためのサービス連結情報を生成して利用することによって、ＤＡＢシステムでＩＰＤＣサービスを効果的に提供しうる。

また、本発明によれば、サービス連結情報がサブチャンネルに複数個含まれるＩＰＤＣサービスごとに構成されるので、いくつかのＩＰＤＣサービスに対して一つのサービス連結情報が伝送される場合に比べて、短い時間がサービス連結情報を受信してＩＰＤＣサービスを提供しうる。

また、本発明によれば、プライマリーサービス連結情報または、プライマリーＩＤ及びコンプリートＩＤをＦＩＣ（ＦＩＣ）チャンネルを通じて伝送することによって、ユーザが受信端末でＩＰＤＣサービスを選択してプライマリーサービス連結情報に基づいたＩＰＤＣサービスを速かに提供されうる。

以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施例について詳細に説明する。

図１は、ＤＡＢシステムのフレームの構造を示す図である。図１を参照するに、ＤＭＢフレーム１００は、同期チャンネル１０２、ＦＩＣ（Ｆａｓｔ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｃｈａｎｎｅｌ）１０４及びＭＳＣ（Ｍａｉｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｃｈａｎｎｅｌ）１０６で構成される。

同期チャンネル１０２は、ＤＭＢフレームの復調時に同期化のための情報を含む。ＦＩＣ１０４は、各種の制御情報と高速伝送の必要な緊急なデータ、及びサービス情報が含まれる。ＦＩＣの信号は、ＭＳＣと異なり、時間インターリーバを経ないため、速い伝送が可能であるという長所があるが、伝送量が３２バイトに制限されるという短所がある。

一方、ＭＳＣ １０６は、複数のオーディオサービス、複数のビデオサービス及び複数のデータサービスのためのデータが含まれる。図示したように、１個のＤＭＢフレーム１００に複数のサービスチャンネル１０８が含まれ、各サービスチャンネルは、複数のサブチャンネル１１０を含む。各サブチャンネルは、独立的に符号化及びインターリービング過程を経て一つのＭＳＣに多重化される。

図２は、ＤＡＢサービスの多重構造を示す図である。図２を参照するに、本発明の一実施例によるＤＡＢサービスの多重構造は、アンサンブル、サービス及びサービス要素を有する。

アンサンブルは、複数のエンコーディングされたオーディオストリーム及び複数のデータがそれぞれチャンネルコーディングを経た後、システムデータと共に一つのビットストリームに多重化されたことを称す。一つの放送局で一つのアンサンブルを提供することが一般的である。サービスは、プログラムサービスまたはデータサービスと共にユーザによって選択される出力を称し、サービス要素は、サービスを構成する要素を称す。与えられたサービスのサービス要素は、多重化構成情報（Ｍｕｌｔｉｐｌｅｘ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ：ＭＣＩ）によって相互連結されている。それぞれのサービス要素は、サブチャンネルまたは高速情報データチャンネル（ＦＩＤＣ：Ｆａｓｔ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｄａｔａ Ｃｈａｎｎｅｌ）に載せられて伝送される。

また、図２を参照するに、本実施例によるＤＡＢサービスは、アンサンブル＃０ ２１０及びアンサンブル＃１ ２１５を含む少なくとも２個のアンサンブルを含む。アンサンブル＃０ ２１０は、サービス＃０ ２３０及びサービス＃１ ２３５を含む少なくとも２個のサービスを提供する。サービス＃０ ２３０は、再びサービス要素＃０ ２５０及びサービス要素＃１ ２５５を含む少なくとも２個のサービス要素を含む。

図３は、本発明の一実施例によるＤＡＢシステムのＩＰデータキャスティングサービスを提供するデジタル放送システムを示す図である。

本明細書で、ＩＰＤＣサービスは、エレメンタリーストリーム（例えば、オーディオ、ビデオ及び他のデータ）及びファイルを含むＩＰ基盤コンテンツをＩＰベアラーによって提供することである。本明細書で、ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスは、ＤＡＢシステムを通じてＩＰＤＣサービスを提供することである。図３に示したように、ＤＡＢ−ＩＰＤＣシステムは、ＤＡＢ放送環境でのＩＰＤＣシステムを称す。放送システムで、ＩＰＤＣシステムは、単方向ネットワークであり、カローセルシグナリング方法を提供し、サーバ側インタラクションを提供せず、制限されたデータ帯域幅を提供するという特徴がある。

ＤＡＢ−ＩＰＤＣシステムは、２つのメカニズムを有している。一つは、サービスセットアップのためのシグナリングであり、他の一つは、データ（メディアストリーム、オブジェクト）の伝送である。ＤＡＢ−ＩＰＤＣシステムシグナリングメカニズムは、サービスデスクリプション情報及びサービス公表を提供せねばならない。

双方向ネットワークでは、ＲＴＳＰ（Ｒｅａｌ−Ｔｉｍｅ Ｓｔｒｅａｍｉｎｇ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）によって、ＳＤＰ（Ｓｅｃｅｓｓｉｏｎ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）が伝えられる。ＳＤＰは、セッション公表、セッションインビテーション、及び他の形態のセッション開始を目的としてマルチメディアセッションを説明するためのものである。しかし、放送網の場合には、与えられた放送環境でＩＰＤＣをサービスを完了するために放送環境内でＳＤＰが伝送されねばならない。そして、この情報は、放送サービス内でランダムアクセスを支援することが必須的である。したがって、この情報は、周期的に伝送されねばならない。

ＩＰブロードキャスターは、本発明のＩＰＤＣサービス伝送装置であり、ＩＰ端末は、本発明のＩＰＤＣサービス受信装置である。ＩＰ端末は、ＩＰブロードキャスターが伝送するサービス公表及びサービス／ストリームデスクリプション情報を受信してサービス／ストリームを構成する。ＩＰ端末は、サービス／ストリームを構成情報によってＩＰブロードキャスターから受信されるメディアストリームをデコーディングする。

図４は、本発明の一実施例によるＤＡＢシステムを通じたＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスのプロトコルスタックを示す図である。

ＤＡＢ−ＩＰＤＣプロトコルスタックは、シグナリングのための層及びＩＰデータ伝送のための層が存在する。オーディオ、ビデオ、データ及びメディアストリームは、圧縮符号化されてＲＴＰ（Ｒｅａｄ−ｔｉｍｅ Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）方式でパケット化され、またＵＤＰ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）方式でパケット化され、ＲＴＰ／ＵＤＰパケットは、再びＩＰ方式でパケット化されてＲＴＰ／ＵＤＰ／ＩＰパケットデータとなる。一方、ファイル及びオブジェクトは、ＦＬＵＴＥ（Ｆｉｌｅ Ｄｅｌｉｖｅｒｙ ｏｖｅｒ Ｕｎｉｄｉｒｅｃｔｉｏｎａｌ Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ）方式でパケット化され、再びＵＤＰ方式でパケットされ、ＦＬＵＴＥ／ＵＤＰパケットは、再びＩＰ方式でパケットされてＦＬＵＴＥ／ＵＤＰ／ＩＰパケットデータとなる。

以下では、このように生成されたＲＴＰ／ＵＤＰ／ＩＰパケットデータ及びＦＬＵＴＥ／ＵＤＰ／ＩＰパケットデータを通称して、ＩＰパケットデータという。ＩＰパケットデータは、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームのようなＩＰベアラーに載せられ、ＤＡＢのＭＳＣに載せられて伝送される。図３で、ＰＳＬＩ（Ｐｒｉｍａｒｙ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｌｉｎｋａｇｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）、ＣＳＬＩ（Ｃｏｍｐｌｅｔｅ ＳＬＩ）及びＦＩＣに載せられるプライマリーＩＤ及びコンプリートＩＤについては後述する。

図５は、本発明の一実施例によるサービス連結情報（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｌｉｎｋａｇｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ：ＳＬＩ）を説明する図である。

ＤＡＢ及びＩＰＤＣシステムは、固有の多重化構造を有する。本発明の一実施例によるＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスで、多数の多重化構造内のそれぞれの層を識別するためのＳＬＩをＤＡＢシステムによって提供する。ＩＰＤＣサービス公表及びセットアップ情報は、ＤＡＢシステムのシグナリングによって提供される。

ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスを構成するために、ＤＡＢシステム内にＩＰＤＣサービスを設定するための必須な情報が伝えられねばならない。一つは、ＩＰパケットデータの構成についての情報のＳＤＰ情報であり、他の一つは、ＩＰベアラー内部のＩＰデータを識別するための識別子である。

ＳＬＩは、ＩＰＤＣサービスを効果的にアクセスするためにＤＡＢシステム内のＩＰＤＣサービスの連結情報を定義する。ＳＬＩは、ＤＡＢシステムのＩＰベアラーからそれぞれのＩＰＤＣサービスを通知して決定する。ＩＰベアラーは、ＩＰデータを伝送する伝送メカニズムでＩＰデータを改造し、それぞれのＩＰＤＣサービス関連情報（ＩＰアドレス、ポート番号、サービスタイプなど）及びそれぞれのＩＰサービスのＳＤＰを改造識別子としてＩＰベアラーに連結する。ＳＬＩを供給することによって、受信機は、ＩＰベアラー改造識別子上の特定アクセス方法でＩＰＤＣサービスのＩＰデータにアクセスし、前記のＩＰデータを処理する。

ＳＬＩは、次の情報を含む。

−伝えられたＳＤＰ情報の位置またはＳＤＰ情報
−ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスでＩＰデータストリームの位置
−ＤＡＢ−ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子
ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスでＩＰデータストリームの位置は、ＤＡＢでサブチャンネルの位置のように、ＤＡＢシステムでＩＰデータの位置を表し、ＤＡＢ−ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子は、ＩＰデータを伝送する伝送フレーム、例えば、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームパケットのＰＩＤを表す。したがって、一つのサブチャンネル内では、ＩＰデータを識別するための識別子のみでＩＰパケットデータの位置を探すことができ、ＤＡＢ内でＩＰパケットデータを探すためには、ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスでＩＰデータストリームの位置及びＤＡＢ−ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子が二つとも必要である。

図５を参照するに、ＳＬＩ情報は、サブチャンネルＩＤ（Ｓ／Ｃ ＩＤ）、データサービス要素のタイプ（Ｄ／Ｔ）、ファイル名やＵＲＬのようなＩＰデータパケットを識別するＵ／Ｌ（Ｕｐｐｅｒ Ｌａｙｅｒ）ＩＤ、及びサブチャンネルのタイトルに該当するサブチャンネル名（Ｓ／Ｃ ｎａｍｅ）を含む。

ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスは、通常的に、多数の多重化構造を利用するため、ＤＡＢ−ＩＰＤＣ受信機は、一回のサービス選択で一つのＩＰＤＣサービスをアクセスすることができない。しかし、本発明では、一回のサービス選択によってアクセスされるプライマリーＩＰＤＣサービスを定義する。したがって、本発明によるＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスは、プライマリーＩＰＤＣサービス及びコンプリートＩＰＤＣサービスに分類されうる。

プライマリーＩＰＤＣサービスは、ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスに対して一回の選択でアクセスされるＩＰＤＣサービスとして定義される。コンプリートＩＰＤＣサービスは、ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスに対して２回以上の選択でアクセスされるＩＰＤＣサービスとして定義される。

ＳＬＩは、２つのタイプ、すなわち、ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスのうち、プライマリーＩＰＤＣサービスのためのプライマリーＳＬＩ（ＰＳＬＩ）及びコンプリートＩＰＤＣサービスのためのコンプリートＳＬＩ（ＣＳＬＩ）と定義される。ＳＬＩは、一つのサブチャンネルに対して定義され、それぞれのサブチャンネルは、対応ＰＳＬＩ及びＣＳＬＩを有する。一つのサブチャンネルには、多数のＩＰＤＣサービスが提供される。

ＰＳＬＩは、ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスについての必須なシグナリング情報であり、ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスのプライマリーＩＰＤＣサービスへの速いアクセスを支援する。ＰＳＬＩの構造は、表１、２、３に示される。

ＰＬＳＩは、表１に表示されたように、次のような情報を含む。

−プライマリーＩＰＤＣサービスに割当てられたＤＡＢ−ＩＰＤＣベアラー識別子
−プライマリーＩＰＤＣサービスのＳＤＰ

表２で、ｎｕｍｂｅｒ＿ｏｆ＿Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒは、８ビットフィールドであって、プライマリーＩＰＤＣサービスに割当てられるＤＡＢＩＰベアラー識別子の数である。Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒは、プライマリーＩＰＤＣサービスに割当てられるＤＡＢＩＰベアラー識別子である。

ｌｅｎｇｔｈ＿ｏｆ＿ｇｚｉｐｐｅｄＳＤＰは、１２ビットフィールドであって、長さフィールドの次に開始される圧縮された（ｇｚｉｐｐｅｄ）ＳＤＰのバイト数を表す。この値は、４０９３を超えない。

ＣＳＬＩは、それぞれのサブチャンネル内のＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスのコンプリートＳＬＩを説明する。ＣＳＬＩは、タイトル、位置情報を公表する。ＣＳＬＩは、次の表の構造を有するバイナリーフォーマットを利用して符号化される。

ＣＳＬＩは、次のようなテーブルを定義する。

−Ｓｅｒｖｉｃｅ＿ｌｉｎｋａｇｅ＿ｔａｂｌｅ：一つのＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスに全てのセットのＩＰＤＣサービスを含む。

−Ｓｅｒｖｉｃｅ＿ｂｕｎｄｌｅ＿ｔａｂｌｅ：２以上のＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスで全てのセットのＩＰＤＣサービスを含む。このテーブルは、一つのサブチャンネルを逸脱して色々なサブチャンネルやＤＡＢサービス、アンサンブルに位置するストリームを縛って一つのサービスを構成する時に利用される。

次の表４は、ＣＳＬＩのテーブルＩＤを表す。

表５は、ＣＳＬＩの構造を表す。

ｔａｂｌｅ＿ｉｄは、８ビットフィールドであって、ＣＳＬＩテーブルの識別子である。

ｌｅｎｇｔｈは、１２ビットフィールドであって、ｌｅｎｇｔｈフィールド直後に開始されるテーブルのバイト数を表す。

ｖｅｒｓｉｏｎ＿ｎｕｍｂｅｒは、５ビットフィールドであって、ＣＳＬＩテーブルのバージョンを表す。バージョンナンバーは、ＣＳＬＩテーブル内部に伝達される情報に変化があるとき、１モジュールで３２に増加される。ｃｕｒｒｅｎｔ＿ｎｅｘｔ＿ｉｎｄｉｃａｔｏｒが‘１’に設定されるとき、バージョンナンバーは、現在利用可能なＣＳＬＩテーブルであることを表す。ｃｕｒｒｅｎｔ＿ｎｅｘｔ＿ｉｎｄｉｃａｔｏｒが‘０’に設定されるとき、バージョンナンバーは、次に適用可能なＣＳＬＩテーブルであることを表す。

ｃｕｒｒｅｎｔ＿ｎｅｘｔ＿ｉｎｄｉｃａｔｏｒは、１ビットインジケータであって、‘１’は、ＣＳＬＩテーブルが現在適用できることを表す。ビットが‘０’に設定される時には、伝送されたＣＳＬＩテーブルがまだ適用されず、次に有効になる次のＣＳＬＩテーブルであることを表す。

ｓｅｒｖｉｃｅ（ｓｔｒｅａｍ）＿ｉｎｆｏ＿ｌｅｎｇｔｈは、１２ビットフィールドであって、第一の２個のビットは‘００’となる。残りの１０個のビットは、サービス情報長フィールドの次に出るデスクリプターのバイト数を指定する。

次のリストは、ＣＳＬＩでデスクリプターである。

−Ｔｉｔｌｅ＿ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ：ＩＰＤＣサービスのタイトルを提供する。

−ＵＲＬ＿ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ：ＩＰＤＣサービスのＳＤＰオブジェクトの遠隔位置を提供する。

−ＳＤＰ＿ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ：ＩＰＤＣサービスのＳＤＰオブジェクトを提供する。

−Ｂｅａｒｅｒ＿ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ：ＩＰＤＣサービスのベアラー情報を提供する。

表６は、ＣＳＬＩでデスクリプターに対するＴａｇ＿ｉｄを定義する。

表７は、Ｔｉｔｌｅ＿ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒの構造を表す。

表８は、ＵＲＬ＿ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒの構造を表す。

表９は、ＳＤＰ＿ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒの構造を表す。

表１０は、Ｂｅａｒｅｒ＿ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒの構造を表す。

図６は、本発明の一実施例によるＩＰデータキャスティングサービスを伝送するＤＡＢ伝送装置を示すブロック図である。本発明の一実施例によるデジタル放送システムでＩＰＤＣサービスを提供する伝送装置は、ＩＰＤＣ処理部６１０、ＳＬＩ処理部６２０、及び伝送部６３０を含む。

ＩＰＤＣ処理部６１０は、伝送するデータをパケット化してＩＰパケットデータを生成し、ＩＰパケットデータの構成についての情報を生成する。ＩＰＤＣ処理部６１０は、メディアエンコーダ６１１、ＳＤＰ処理部６１３及びＲＴＰ／ＵＤＰ／ＩＰ処理部６１５を備えて構成される。

メディアエンコーダ６１１は、オーディオ、ビデオ、イメージのようなメディアをエンコーディングする。また、メディアエンコーダ６１１は、ＭＰＥＧ−４ ＢＩＦＳ（Ｂｉｎａｒｙ Ｆｏｒｍａｔｆｏｒ Ｓｃｅｎｅ）及びＬＡＳｅＲ（Ｌｉｇｈｔ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｃｅｎｅ Ｒｅｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ）のようなメディア構成情報もエンコーディングする。ＳＤＰ処理部６１３は、ＲＦＣ ２３２７によって、ＩＰパケットデータの構成に関する情報を生成する。ＲＴＰ／ＵＤＰ／ＩＰ処理部６１５は、符号化されたメディアに対してＲＴＰ／ＵＤＰ／ＩＰパケット化を行ってＩＰパケットデータを生成する。

ＳＬＩ処理部６２０は、パケット化されたＩＰパケットデータとＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるＳＬＩを生成する。ＳＬＩ処理部６２０は、ＩＰＤＣサービスごとにＳＬＩを構成する。ＳＬＩは、ＩＰパケットデータの構成についての情報、すなわち、ＳＤＰの位置、ＩＰデータストリームの位置及びＩＰベアラーからＩＰパケットデータを識別するための識別子を含む。ＩＰベアラーは、ＩＰパケットを伝送するための伝送フレームであって、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームでありうる。ＩＰパケットデータを識別するための識別子は、ＩＰパケットを伝送するための伝送フレームを識別するための情報であって、例えば、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームパケットのＰＩＤ（Ｐｒｏｇｒａｍ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）でありうる。

ＳＬＩは、１回の選択でアクセスされるプライマリーＩＰＤＣサービスに対するＳＬＩであるプライマリーＳＬＩと、２回以上の選択でアクセスされるコンプリートＩＰＤＣサービスに対するＳＬＩであるコンプリートＳＬＩと、を含む。プライマリーＳＬＩには、ＳＤＰ情報の位置が含まれ、ＳＤＰ情報自体が含まれることもある。

伝送部６３０は、ＳＬＩ及びＩＰパケットデータを多重化して伝送する。伝送部６３０は、ＦＩＣ処理部６３１、ＩＰベアラー処理部６３３、ＭＳＣ処理部６３５及びアンサンブル処理部６３７を備える。

ＦＩＣ処理部６３１は、ＳＬＩ処理部６２０からＦＩＣ生成に必要な情報またはＳＬＩを受信して処理する。また、ＦＩＧ処理部６３０は、ＦＩＧ ０／１３のユーザアプリケーションタイプフィールドに現在のＤＡＢのサブチャンネルを通じてＩＰＤＣサービスが提供されていることを表す情報が含まれるように処理する。ＦＩＣ処理部６３０で、プライマリーＳＬＩがＦＩＣに含まれるように処理しうる。また、ＦＩＣ処理部６３１は、プライマリーＳＬＩを有する伝送フレームの識別子であるプライマリーＩＤ及びコンプリートＳＬＩを有する伝送フレームの識別子であるコンプリートＩＤがＦＩＣのＦＩＧ ０／１３のユーザアプリケーションデータフィールドに含むように処理する。

ＩＰベアラー処理部６３３は、ＩＰパケットデータを多重化してＭＳＣのストリームモードで伝送される伝送フレーム、例えば、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームパケットを生成する。ＭＳＣ処理部６３５は、ＤＡＢでデータが伝送されるＭＳＣを構成して処理する。また、ＭＳＣ処理部６３５は、ＳＬＩ及びＳＤＰ情報がＭＳＣのＭＯＴプロトコルを通じて伝送されるように処理される。

このように、ＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスを伝送することによって、受信端末では、ＩＰＤＣサービスごとに構成されたＳＬＩを利用してＩＰパケットデータに接近できるので、ＩＰＤＣサービスを速かに提供しうる。また、受信端末では、プライマリーＳＬＩにＳＤＰが含まれている場合、ＦＩＣチャンネルを解釈することによって、プライマリーＳＬＩに基づいたＩＰＤＣサービスを提供しうる。したがって、ユーザは、受信端末でＩＰＤＣサービスを選択する動作のみでＩＰＤＣサービスが提供される。

アンサンブル処理部６３７は、ＦＩＣデータとＭＳＣストリームとをアンサンブルストリームを構成して多重化して伝送する。

図７は、本発明の一実施例によるＩＰデータキャスティングサービスを受信して提供するＤＡＢ受信装置を示すブロック図である。本発明の一実施例によるデジタル放送システムで、ＩＰＤＣサービスを提供する受信装置は、受信部７１０、ＳＬＩ処理部７２０、ＩＰＤＣ処理部７３０及びユーザインターフェース部７４０を備える。

受信部７１０は、受信されたデジタル放送信号がＩＰＤＣサービスを提供するか否かを確認する。受信部７１０は、ＦＩＣのＦＩＧ ０／１３を解釈してＩＰＤＣサービスであるか否かを確認することができる。また、受信部７１０は、デジタル放送信号を処理してＩＰパケットデータ及びＩＰパケットデータとＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるＳＬＩを生成する。このために、受信部７１０は、アンサンブル処理部７１１、ＦＩＣ処理部７１３、ＭＳＣ処理部７１５及びＩＰベアラー処理部７１７を備える。

アンサンブル処理部７１１は、受信されたアンサンブルストリームでＦＩＣデータとＭＳＣストリームとを逆多重化する。ＦＩＣ処理部７１３は、ＦＩＣデータを処理してシグナリング情報を構成する。また、ＦＩＣ処理部７１３は、ＳＬＩの接近に必要な情報またはＳＬＩをＳＬＩ処理部７２０に伝達する。特に、ＦＩＣ処理部７１３は、ＦＩＣからプライマリーＳＬＩを有する伝送フレームの識別子であるプライマリーＩＤ及びコンプリートＳＬＩを有する伝送フレームの識別子であるコンプリートＩＤを獲得してＳＬＩ処理部７２０に伝達する。

ＭＳＣ処理部７１５は、ＭＳＣストリームを処理してＳＬＩ、ＳＤＰ情報及びＩＰデータストリームを構成する。ＩＰベアラー処理部７１７は、ＭＳＣのストリームモードで伝送されたデータを逆多重化して、伝送フレーム、例えば、ＭＰＥＧ−２ ＴＳ パケットとして生成する。

ＳＬＩ処理部７２０は、ＭＳＣ処理部７１５から出力されるＳＬＩを処理する。ＳＬＩ処理部７２０は、ＩＰＤＣサービスごとに構成されたＳＬＩを処理する。ＳＬＩ処理部７２０は、ＦＩＣに含まれたプライマリーＳＬＩからＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子及びＩＰパケットデータの構成に関する情報を獲得する。

ＳＬＩは、ＩＰパケットデータの構成に関する情報、すなわち、ＳＤＰデータの位置、またはＳＤＰデータ、ＩＰデータストリームの位置及びＩＰベアラーからＩＰパケットデータを識別するための識別子を含む。ＩＰベアラーは、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームであり、ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子は、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームパケットのＰＩＤでありうる。ＳＬＩは、１回の選択でアクセスされるプライマリーＩＰＤＣサービスに対するＳＬＩのプライマリーＳＬＩと、２回以上の選択でアクセスされるコンプリートＩＰＤＣサービスに対するＳＬＩのコンプリートＳＬＩとを含む。

ＩＰＤＣ処理部７３０は、ＳＬＩを利用してＩＰパケットデータを処理する。すなわち、ＩＰＤＣ処理部７３０は、ＳＬＩ処理部７２０で獲得された識別子及びＩＰパケットデータの構成に関する情報に基づいてＩＰＤＣサービスを処理する。このために、ＩＰＤＣ処理部７３０は、ＳＤＰ処理部７３１、ＲＴＰ／ＵＤＰ／ＩＰ処理部７３３及びメディアデコーダ７３５を備える。ＳＤＰ処理部７３１は、ＳＤＰデータを処理し、ＲＴＰ／ＵＤＰ／ＩＰ処理部７３３は、ＲＴＰ／ＵＤＰ／ＩＰパケット方式でパケット化されたＩＰパケットデータをデパケット化してメディアストリームを生成する。メディアデコーダ７３５は、ＳＤＰ処理部７３１からメディア構成情報を受信し、ＲＴＰ／ＵＤＰ／ＩＰ処理部７３３からメディアストリームを受信してデコーディングする。

ユーザインターフェース部７４０は、ユーザ入力信号を受信してＳＬＩ処理部７２０に伝達する。ユーザインターフェース部７４０からＩＰＤＣサービスを選択するための選択信号が入力されれば、ＳＬＩ処理部７２０は、ＦＩＣに含まれたプライマリーＳＬＩからＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子及びＩＰパケットデータの構成についての情報を獲得し、ＩＰＤＣ処理部７３０が獲得された情報を利用してＩＰＤＣサービスを提供するように制御する。したがって、ユーザは、ＩＰＤＣサービスを選択することのみで、ＦＩＣを通じて伝えられたＳＬＩに基づいたＩＰＤＣサービスを提供されうる。

図８は、本発明の一実施例によるＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスにアクセスする過程を示す図である。

ＦＩＧ ０／１３ユーザアプリケーション情報からＩＰＤＣサービスが提供されることを表す情報及びプライマリーＩＰＤＣＩｄ及びコンプリートＩＰＤＣＩｄが獲得される。プライマリーＩＰＤＣＩｄが指す伝送フレームの識別子（ＦＲ＿ＤＥＬＩＭ＃１）に該当する伝送フレームからＰＳＬＩ情報を得る。また、コンプリートＩＰＤＣＩｄが指す伝送フレームの識別子（ＦＲ＿ＤＥＬＩＭ＃２）に該当する伝送フレームからＣＳＬＩ情報を得る。

ＰＳＬＩ情報からプライマリーＩＰＤＣサービスの伝送フレームの識別子を獲得し、プライマリーＩＰＤＣサービスのＳＤＰを獲得して処理する。次いで、ＰＳＬＩ情報から獲得された伝送フレームの識別子の該当する伝送フレームにアクセスしうるので、その伝送フレームを処理してＩＰパケットデータを得、ＩＰパケットデータを処理してＩＰＤＣサービスが提供される。プライマリーＩＰＤＣサービスは、ユーザがＩＰＤＣサービスを選択する動作によって提供される。

ＣＳＬＩ情報が処理されてＣＳＬＩサービスを提供するための伝送フレームの識別子が獲得される。ＣＳＬＩ情報から獲得された伝送フレームの識別子の該当する伝送フレームにアクセスしうるので、その伝送フレームを処理してＩＰパケットデータを得、ＩＰパケットデータを処理してＩＰＤＣサービスが提供される。ユーザは、プライマリーＩＰＤＣサービスが処理されている間に、コンプリートＩＰＤＣサービスを選択してＩＰＤＣサービスを提供されうる。ＣＳＬＩオブジェクト及びＳＤＰオブジェクトは、ＭＯＴプロトコルを通じて伝送される。

図９は、本発明の一実施例によるＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスを伝送する方法を示すフローチャートである。

ステップＳ９１０で、伝送するデータをパケット化してＩＰパケットデータを生成する
ステップＳ９２０で、ＩＰパケットデータの構成についての情報を生成する。

ステップＳ９３０で、パケット化されたＩＰパケットデータとＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるＳＬＩを生成する。ＳＬＩは、ＩＰＤＣサービスごとに構成される。

ステップＳ９４０で、ＳＬＩ及びＩＰパケットデータを多重化して伝送する。プライマリーＳＬＩは、ＦＩＣチャンネルを通じて伝送される。また、プライマリーＳＬＩを有する伝送フレームの識別子であるプライマリーＩＤ及びコンプリートＳＬＩを有する伝送フレームの識別子であるコンプリートＩＤがＦＩＣを通じて伝送されうる。

図１０は、本発明の一実施例によるＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスを受信する方法を示すフローチャートである。

ステップＳ１０１０で、受信されたデジタル放送信号がＩＰＤＣサービスを提供するか否かを確認する。

ステップＳ１０２０で、デジタル放送信号からＩＰパケットデータを生成する。

ステップＳ１０３０で、デジタル放送信号からＩＰパケットデータとＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるＳＬＩを獲得して処理する。ＳＬＩは、ＩＰＤＣサービスごとに獲得されて処理される。ＳＬＩからＩＰパケットデータの構成に関する情報の位置、すなわち、ＳＤＰデータの位置またはＳＤＰデータ、ＩＰデータストリームの位置及びＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子を獲得する。

ＦＩＣからプライマリーＳＬＩを有する伝送フレームの識別子であるプライマリーＩＤ及びコンプリートＳＬＩを有する伝送フレームの識別子であるコンプリートＩＤを獲得し、プライマリーＩＤ及びコンプリートＩＤに基づいて、デジタル放送信号からプライマリーＳＬＩ及びコンプリートＳＬＩを獲得しうる。

ＩＰベアラーは、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームであるとき、ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子は、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームパケットのＰＩＤでありうる。

ステップＳ１０４０で、ＳＬＩを利用してＩＰパケットデータを処理する。

ステップＳ１０３０で、ＦＩＣに含まれたプライマリーＳＬＩから、ＩＰベアラーからＩＰパケットデータを識別するための識別子及びＩＰパケットデータの構成に関する情報が獲得されれば、ステップＳ１０４０で、獲得された識別子及びＩＰパケットデータの構成についての情報に基づいて、プライマリーＩＰＤＣサービスが処理されて提供されうる。

本発明は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータ可読コードとして具現されうる。前記プログラムを具現するコード及びコードセグメントは、当該分野のコンピュータプログラマーによって容易に推論される。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取られるデータが保存される全ての種類の記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＣＤ−ＲＯＭ、磁気テープ、フロッピー（登録商標）ディスク、光ディスクがあり、またキャリアウェーブ（例えば、インターネットを通じた伝送）の形態に具現されるものを含む。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータ可読コードで保存され、かつ実行されうる。

以上の説明は、本発明の一実施例に過ぎず、当業者は、本発明の本質的特性から逸脱しない範囲で変形された形態に具現されうる。したがって、本発明の範囲は、前述した実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された内容と同等な範囲内にある多様な実施形態が含まれるように解釈されねばならない。

ＤＡＢシステムのフレームの構造を示す図である。 ＤＡＢサービスの多重構造を示す図である。 本発明の一実施例によるＤＡＢシステムのＩＰデータキャスティングサービスを提供するデジタル放送システムを示す図である。 本発明の一実施例によるＤＡＢシステムを通じたＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスのプロトコルスタックを示す図である。 本発明の一実施例によるＳＬＩを説明する図である。 本発明の一実施例によるＩＰデータキャスティングサービスを伝送するＤＡＢ伝送装置を示すブロック図である。 本発明の一実施例によるＩＰデータキャスティングサービスを受信して提供するＤＡＢ受信装置を示すブロック図である。 本発明の一実施例によるＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスにアクセスする過程を示す図である。 本発明の一実施例によるＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスを伝送する方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例によるＤＡＢ−ＩＰＤＣサービスを受信する方法を示すフローチャートである。

Claims (34)

1. ＩＰＤＣ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｄａｔａ Ｃａｓｔｉｎｇ）サービスを提供するデジタル放送伝送装置において、
   伝送するデータをパケット化してＩＰパケットデータを生成し、前記ＩＰパケットデータの構成についての情報を生成するＩＰＤＣ処理部と、
   前記パケット化されたＩＰパケットデータと前記ＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるサービス連結情報を生成するサービス連結情報処理部と、
   前記サービス連結情報及び前記ＩＰパケットデータを多重化して伝送する伝送部と、を備えることを特徴とする伝送装置。
2. 前記サービス連結情報は、
   前記ＩＰパケットデータの構成についての情報の位置、ＩＰデータストリームの位置及び前記ＩＰベアラーからＩＰパケットデータを識別するための識別子を含むことを特徴とする請求項１に記載の伝送装置。
3. 前記サービス連結情報処理部は、
   前記サービス連結情報をＩＰＤＣサービスごとに構成することを特徴とする請求項１に記載の伝送装置。
4. 前記ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子は、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームパケットのＰＩＤであることを特徴とする請求項１に記載の伝送装置。
5. 前記サービス連結情報は、
   １回の選択でアクセスされるプライマリーＩＰＤＣサービスについてのサービス連結情報であるプライマリーサービス連結情報と、
   複数回の選択でアクセスされるコンプリートＩＰＤＣサービスについてのサービス連結情報であるコンプリートサービス連結情報と、を含むことを特徴とする請求項１に記載の伝送装置。
6. 前記伝送部は、前記プライマリーサービス連結情報をＦＩＣ（ＦＩＣ：Ｆａｓｔ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｃｈａｎｎｅｌ）を通じて伝送することを特徴とする請求項５に記載の伝送装置。
7. 前記伝送部は、前記プライマリーサービス連結情報を有する伝送フレームの識別子であるプライマリーＩＤ及び前記コンプリートサービス連結情報を有する伝送フレームの識別子であるコンプリートＩＤをＦＩＣを通じて伝送することを特徴とする請求項５に記載の伝送装置。
8. 前記伝送部は、前記サービス連結情報をＭＳＣ（ＭＳＣ：Ｍａｉｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｃｈａｎｎｅｌ）のＭＯＴプロトコルを通じて伝送することを特徴とする請求項５に記載の伝送装置。
9. ＩＰＤＣサービスを提供するデジタル放送受信装置において、
   受信されたデジタル放送信号がＩＰＤＣサービスを提供するか否かを確認し、前記デジタル放送信号からＩＰパケットデータ及び、前記ＩＰパケットデータと前記ＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるサービス連結情報を生成する受信部と、
   前記サービス連結情報を処理するサービス連結情報処理部と、
   前記サービス連結情報を利用して前記ＩＰパケットデータを処理するＩＰＤＣ処理部と、を備えることを特徴とする受信装置。
10. 前記サービス連結情報は、
    前記ＩＰパケットデータの構成についての情報の位置、ＩＰデータストリームの位置及び前記ＩＰベアラーからＩＰパケットデータを識別するための識別子を含むことを特徴とする請求項９に記載の受信装置。
11. 前記サービス連結情報処理部は、ＩＰＤＣサービスごとに構成されたサービス連結情報を処理することを特徴とする請求項９に記載の受信装置。
12. 前記ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子は、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームパケットのＰＩＤであることを特徴とする請求項９に記載の受信装置。
13. 前記サービス連結情報は、
    １回の選択でアクセスされるプライマリーＩＰＤＣサービスについてのサービス連結情報であるプライマリーサービス連結情報と、
    複数回の選択でアクセスされるコンプリートＩＰＤＣサービスについてのサービス連結情報であるコンプリートサービス連結情報と、を含むことを特徴とする請求項９に記載の受信装置。
14. 前記サービス連結情報処理部は、ＦＩＣに含まれたプライマリーサービス連結情報から、前記ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子及び前記ＩＰパケットデータの構成に関する情報を獲得し、
    ＩＰＤＣ処理部は、前記獲得された識別子及び前記ＩＰパケットデータの構成に関する情報に基づいて、ＩＰＤＣサービスを処理することを特徴とする請求項１３に記載の受信装置。
15. 前記受信部は、ＦＩＣから前記プライマリーサービス連結情報を有する伝送フレームの識別子であるプライマリーＩＤ及び前記コンプリートサービス連結情報を有する伝送フレームの識別子であるコンプリートＩＤを獲得し、前記プライマリーＩＤ及び前記コンプリートＩＤに基づいて、前記デジタル放送信号からプライマリーサービス連結情報及びコンプリートサービス連結情報を獲得して前記サービス連結情報処理部に伝達することを特徴とする請求項１３に記載の受信装置。
16. 前記受信部は、ＭＳＣを通じて受信されるサービス連結情報を前記サービス連結情報処理部に伝達することを特徴とする請求項１３に記載の受信装置。
17. ＩＰＤＣサービスを提供するデジタル放送の伝送方法において、
    伝送するデータをパケット化してＩＰパケットデータを生成するステップと、
    前記ＩＰパケットデータの構成についての情報を生成するステップと、
    前記パケット化されたＩＰパケットデータと前記ＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるサービス連結情報を生成するステップと、
    前記サービス連結情報及び前記ＩＰパケットデータを多重化して伝送するステップと、を含むことを特徴とする伝送方法。
18. 前記サービス連結情報は、
    前記ＩＰパケットデータの構成についての情報の位置、ＩＰデータストリームの位置及び前記ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子を含むことを特徴とする請求項１７に記載の伝送方法。
19. 前記サービス連結情報を生成するステップは、
    前記サービス連結情報をＩＰＤＣサービスごとに生成することを特徴とする請求項１７に記載の伝送方法。
20. 前記ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子は、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームパケットのＰＩＤであることを特徴とする請求項１７に記載の伝送方法。
21. 前記サービス連結情報を生成するステップは、
    １回の選択でアクセスされるプライマリーＩＰＤＣサービスについてのサービス連結情報であるプライマリーサービス連結情報と、
    複数回の選択でアクセスされるコンプリートＩＰＤＣサービスについてのサービス連結情報であるコンプリートサービス連結情報を生成するステップと、を含むことを特徴とする請求項１７に記載の伝送方法。
22. 前記サービス連結情報及び前記ＩＰパケットデータを多重化して伝送するステップは、
    前記プライマリーサービス連結情報を、ＦＩＣ（ＦＩＣ）チャンネルを通じて伝送するステップを含むことを特徴とする請求項１７に記載の伝送方法。
23. 前記サービス連結情報及び前記ＩＰパケットデータを多重化して伝送するステップは、
    前記プライマリーサービス連結情報を有する伝送フレームの識別子であるプライマリーＩＤ及び前記コンプリートサービス連結情報を有する伝送フレームの識別子であるコンプリートＩＤをＦＩＣを通じて伝送するステップを含むことを特徴とする請求項１７に記載の伝送方法。
24. 前記サービス連結情報及び前記ＩＰパケットデータを多重化して伝送するステップは、
    前記サービス連結情報をＭＳＣ（ＭＳＣ）のＭＯＴプロトコルを通じて伝送するステップを含むことを特徴とする請求項１７に記載の伝送方法。
25. ＩＰＤＣサービスを提供するデジタル放送受信方法において、
    受信されたデジタル放送信号がＩＰＤＣサービスを提供するか否かを確認するステップと、
    前記デジタル放送信号からＩＰパケットデータを生成するステップと、
    前記デジタル放送信号から前記ＩＰパケットデータと前記ＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるサービス連結情報を獲得して処理するステップと、
    前記サービス連結情報を利用して前記ＩＰパケットデータを処理するステップと、を含むことを特徴とする受信方法。
26. 前記サービス連結情報は、
    前記ＩＰパケットデータの構成についての情報の位置及びＩＰデータストリームの位置及び前記ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子を含むことを特徴とする請求項２５に記載の受信方法。
27. 前記サービス連結情報を獲得して処理するステップは、
    ＩＰＤＣサービスごとに前記サービス連結情報を獲得することを特徴とする請求項２５に記載の受信方法。
28. 前記ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子は、ＭＰＥＧ−２伝送ストリームパケットのＰＩＤであることを特徴とする請求項２５に記載の受信方法。
29. 前記サービス連結情報は、
    １回の選択でアクセスされるプライマリーＩＰＤＣサービスについてのサービス連結情報であるプライマリーサービス連結情報と、
    複数回の選択でアクセスされるコンプリートＩＰＤＣサービスについてのサービス連結情報であるコンプリートサービス連結情報と、を含むことを特徴とする請求項２５に記載の受信方法。
30. 前記サービス連結情報を獲得して処理するステップは、
    ＦＩＣに含まれたプライマリーサービス連結情報から前記ＩＰベアラーからＩＰデータを識別するための識別子及び前記ＩＰパケットデータの構成に関する情報を獲得するステップを含み、
    前記ＩＰパケットデータを処理するステップは、
    前記獲得された識別子及び前記ＩＰパケットデータの構成に関する情報に基づいてＩＰＤＣサービスを処理するステップと、を含むことを特徴とする請求項２９に記載の受信方法。
31. 前記サービス連結情報を獲得して処理するステップは、
    ＦＩＣから前記プライマリーサービス連結情報を有する伝送フレームの識別子であるプライマリーＩＤ及び前記コンプリートサービス連結情報を有する伝送フレームの識別子であるコンプリートＩＤを獲得するステップと、
    前記プライマリーＩＤ及び前記コンプリートＩＤに基づいて、前記デジタル放送信号からプライマリーサービス連結情報及びコンプリートサービス連結情報を獲得するステップと、を含むことを特徴とする請求項２５に記載の受信方法。
32. 前記サービス連結情報は、ＭＳＣを通じて受信されることを特徴とする請求項２５に記載の受信方法。
33. 伝送するデータをパケット化してＩＰパケットデータを生成するステップと、
    前記ＩＰパケットデータの構成についての情報を生成するステップと、
    前記パケット化されたＩＰパケットデータと前記ＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるサービス連結情報を生成するステップと、
    前記サービス連結情報及び前記ＩＰパケットデータを多重化して伝送するステップと、を含む方法を具現するためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
34. 受信されたデジタル放送信号がＩＰＤＣサービスを提供するか否かを確認するステップと、
    前記デジタル放送信号からＩＰパケットデータを生成するステップと、
    前記デジタル放送信号から前記ＩＰパケットデータと前記ＩＰパケットデータを伝達するＩＰベアラーとの連結情報であるサービス連結情報を獲得して処理するステップと、
    前記サービス連結情報を利用して前記ＩＰパケットデータを処理するステップと、を含む方法を具現するためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。