JP2009533599A - 燃料噴射器制御方法 - Google Patents

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Abstract

充電電流(Icharge)を用いて充電されかつ放電電流(Idischarge)を用いて放電される圧電スタック(14)を有する燃料噴射器の制御方法は、第1の噴射事象(IE1)に関連する電気オン信号の終端と、第2の噴射事象(IE2)に関連する電気オン信号の始端との間の必要な分離時間(tdemand)を決定するステップを含む。この制御方法はまた、必要な分離時間(tdemand)と、充電電流を使用して圧電スタック(14)を第1の基準レベルまで充電するのに必要な時間との間の重複時間(toverlap)を計算するステップと、充電および放電電流(Icharge、Idischarge)の関数として、重複時間(toverlap)を第1および第2の期間(toverlap_portion1、toverlap_portion2)に分割するステップと、重複時間の第1の期間(toverlap_portion1)に基づいて計算された充電時間(tcharge)にわたって、充電電流(Icharge)を圧電スタック(14)に供給するステップと、スタック(14)を第2の基準レベルまで放電するように、重複時間の第2の期間(toverlap_portion2)に基づいて計算される放電時間(tdischarge)にわたって、放電電流(Idischarge)を圧電スタック(14)に供給するステップとを含む。その結果、第1および第2の噴射事象(IE1、IE2)は、組合せパルス動作モードで組み合わされる。

Description

本発明は、内燃エンジンの燃焼空間への燃料の送出に使用するための、燃料噴射器、具体的には圧電燃料噴射器の動作を制御する制御方法に関する。詳細には、本発明は、1つの噴射事象の終了と次の噴射事象の開始との間の時間的な間隔を制御する方法に関する。
圧電燃料噴射器は、自動車のエンジンにおける使用でよく知られており、噴射弁を開閉してエンジン内に噴射される燃料を計量して供給するための、機械的に直列に配置された圧電素子のスタックから形成された圧電アクチュエータを使用する。圧電燃料噴射器の1つのタイプは、EP174615に記載の遮断噴射(de−energise−to−inject)型の噴射器である。噴射器スタックは、噴射していない期間中は充電された状態で保持され、燃料を噴射する必要があるときは遮断される。噴射が終了されるときは、スタックは再び充電される。付勢噴射(energise−to−inject)型の噴射器では、動作は逆であり、したがって、スタックを充電することで噴射を開始し、スタックを放電することで噴射を終了する。
圧電アクチュエータ、したがって燃料送出は、エンジン制御モジュール(ECM)によって制御される。ECMは、トルク、エンジン速度、および動作温度を含む現在のエンジン動作条件に基づき、必要な燃料供給および噴射パルスのタイミングを決定する方策を組み込む。そのような方策は、噴射の回数、規模、およびタイミングを決定しており、大きくかつ複雑になる傾向がある。さらに、そのような方策は、特定の適用分野(すなわち、異なる顧客および異なるエンジン)向けに較正される。
この種の方策により、パイロットおよびポスト噴射などの複数の噴射パルスが可能になる。パイロット噴射は一般に、燃焼騒音を低減させるために使用され、エンジンが旧型のディーゼルエンジンのような音を出さないようにする。ポスト噴射は2通りの形で使用され、メイン噴射の直後には、すすを低減させるために使用され(これは分割メインと呼ばれることがある)、最後のポスト噴射は、後処理システム、すなわちdeNOxフィルタおよび粉塵トラップに使用される。
パイロット噴射は、ディーゼルエンジンで燃焼騒音を低減させるために使用されるが、発煙量の増加を招く可能性がある。パイロットとメインパルスの間隔を最小化することで、煙−騒音のトレードオフを改善でき、すなわち、煙の増加量を少なくしながら、良好な騒音低減を実現することができる。
これらの噴射パルスの量、燃料供給、およびタイミングは、エンジン動作範囲にわたって連続的に可変である。これにより、性能、燃料効率、および排気の点で、エンジン動作の最適化が可能になる。
ECMは、どの噴射器を開放するべきかを選択し、かついつその噴射器を開放するべきか、閉鎖する前にどのくらい噴射器を開放したままにするべきか(これは噴射事象と呼ばれる)、および次の噴射事象の前にどのくらい噴射器を閉鎖したままにするべきかを決定する。
1つの噴射事象と別の噴射事象の間の時間、すなわち第1の噴射事象に関連する電気オン信号の終端と第2の噴射事象に関連する電気オン信号の始端との間の時間は、要求時間と呼ばれ、現在の動作方策(すなわち、駆動装置要求および現在のエンジン動作条件)に応じてECMによって制御される。
要求時間を正確に制御できるということは、ECMの柔軟性への鍵である。それにより、エンジン性能、騒音、ならびに他の不要な排気、たとえば亜酸化窒素および粉塵の点で、最適化が可能になる。
消勢噴射型の既知の噴射器では、スタックは、スタックの両端の電荷が確実に既知のレベルに戻るように完全に充電されて、次の放電段階に対する基準を提供する。その結果、要求時間をどのくらい短くできるかは制限される。というのは、スタックを完全に充電するのに要する時間、噴射器を開放するのに要する時間、および噴射を制御する切替え手段がオン/オフを適宜切り替えるのに要する時間によって左右されるからである。
しかし、動作の柔軟性を高めるために、既知の噴射制御方策によって課される制限以上に要求時間を短縮させることが望ましい。
本発明の第1の態様によれば、充電電流を用いて充電されかつ放電電流を用いて放電される圧電スタックを有する燃料噴射器の制御方法が提供され、この燃料噴射器は噴射器開放時間を有し、この方法は、第1の噴射事象に関連する電気オン信号の終端と、第2の噴射事象に関連する電気オン信号の始端との間の必要な分離時間を決定するステップと、必要な分離時間と、充電電流を使用して圧電スタックを第1の基準レベルまで充電するのに必要な時間との間の重複時間を計算するステップと、充電および放電電流の関数として、重複時間を第1および第2の期間に分割するステップと、重複時間の第1の期間に基づいて計算された充電時間にわたって、充電電流を圧電スタックに供給するステップと、スタックを第2の基準レベルまで放電するように、重複時間の第2の期間に基づいて計算される放電時間にわたって、放電電流を圧電スタックに供給するステップとを含み、第1および第2の噴射事象は、組合せパルス動作モードで組み合わされる。
本発明は、ECMが、有限のハードウェア時間によって設定される制限と、既知のシステムで以前より達成可能な最小要求時間との間の要求時間で動作できるようにすると有利である。
充電時間は、スタックの両端の電圧が低電圧レベルから高電圧レベルへ増大するように、スタックを第1の基準レベルまで充電するのに必要な時間から、重複時間の第1の期間を引くことによって計算されることが好ましい。
放電時間は、スタックの両端の電圧が高電圧レベルから低電圧レベルへ低減するように、スタックを第2の基準レベルまで放電するのに必要な時間から、重複時間の第2の期間を引くことによって計算されることが好ましい。
組合せパルスモードでの動作は、重複時間に応じて選択することができる。これはまた、必要な分離時間および/または噴射器閉鎖時間に応じて選択することもできる。
任意選択で、この方法は、組合せパルスモードで動作していないときは代替動作モードで動作することができ、この代替動作モード方法は、噴射器圧電スタックを第1の基準レベルまで充電するのに必要な時間にわたって、充電電流を噴射器圧電スタックに供給するステップと、スタックの両端の電圧が高電圧レベルから低電圧レベルへ低減するように、圧電スタックを第2の基準レベルまで放電するのに必要な時間にわたって、放電電流を圧電スタックに供給するステップとを含む。
必要な分離時間は、エンジン制御モジュールECMを使用して決定されることが好ましい。
重複時間は、閉鎖時間から必要な分離時間を引くことによって計算することができ、この閉鎖時間は、圧電スタックを第1の基準レベルまで充電するのに必要な充電時間を、少なくともハードウェア切替え時間に依存するドゥエル時間に足すことによって計算することができる。
重複時間は、充電および放電電流に反比例して分割されて、その結果、第1および第2の期間が得られることが好ましい。
任意選択で、第1の基準レベルは、スタックに対する完全に充電されたレベルであり、第2の基準レベルは、スタックに対する完全に放電されたレベルである。
本発明の第2の態様によれば、充電電流を用いて充電されかつ放電電流を用いて放電される圧電スタックを含む燃料噴射器向けの制御装置が提供され、この燃料噴射器は噴射器閉鎖時間を有し、この制御装置は、第1の噴射事象に関連する電気オン信号の終端と、第2の噴射事象に関連する電気オン信号の始端との間の必要な分離時間を決定する手段と、必要な分離時間と、圧電スタックを第1の基準レベルまで充電するのに必要な時間との間の重複時間を計算する手段と、充電および放電電流に応じて、重複時間を第1および第2の期間に分割する手段と、重複時間の第1の期間に基づいて計算された充電時間にわたって、充電電流を圧電スタックに供給する手段と、スタックを第2の基準レベルまで放電するように、重複時間の第2の期間に基づいて計算される放電時間にわたって、放電電流を圧電スタックに供給する手段とを含み、したがって第1および第2の噴射事象は、組合せパルス動作モードで組み合わされる。
したがって、本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様の任意選択の特徴のうちのいずれかを取ることができる。
本発明の第3の態様によれば、実行環境で実行されるとき、本発明の第1の態様の方法のステップのうちの1つまたは複数を実施するように動作可能である、少なくとも1つのコンピュータ・プログラム・ソフトウェア部分を含むコンピュータ・プログラム製品が提供される。
本発明の第4の態様によれば、本発明の第3の態様によるそのまたは各コンピュータ・ソフトウェア部分を有するデータ記憶媒体が提供される。
本発明の第5の態様によれば、本発明の第4の態様によるデータ記憶媒体を備えたマイクロコンピュータが提供される。
図1aから1cを参照すると、圧電動作可能型の燃料噴射器は通常、関連するエンジンシリンダへの燃料送出を制御するように台座に係合可能な弁ニードル10を含む。弁ニードル10に関連する表面は、制御室12内で燃料圧力にさらされる。弁ニードル10は、弁ニードルがその台座に係合される第1の位置と、弁ニードルがその台座から持ち上げられる第2の位置との間で可動である。弁ニードル10がその第1の着座位置にあるときは、燃料噴射は行われず、その第1の位置から離れてその第2の位置の方へ動くとき、噴射が開始される。噴射器は、適切なセンサ(図示せず)によって測定されるレール圧力Rを有する高圧燃料のコモンレール源(図示せず)から燃料を受け取る。
噴射器は、制御室12の容積を変動させるように動作可能な制御ピストン18を含む油圧増幅器構成を含む。制御ピストン18の動きは、圧電材料から形成される1つまたは複数の要素からなるスタック14を含む圧電アクチュエータ構成を用いて制御される。アクチュエータスタック14は、その下端部に、負荷伝達部材20を介して制御ピストン18に結合されたアンビル部材16を保持する。アクチュエータスタック14の長さ、したがって制御ピストン18の位置を制御することによって、弁ニードルの動きは、その着座位置と非着座位置の間で制御され、スタック14の変位の変化は、油圧増幅器構成の特性によって決定される量まで弁ニードル10を動かすように増幅される。バネ22は、弁ニードル10をその台座に押し付ける働きをし、バネの偏倚力は、制御ピストン18を通過するねじ付きロッド24の調整によって設定される。
図1bで最も明らかに見られるように、アクチュエータスタック14の最上端部は、アクチュエータハウジング30内の放射状の穿孔28内に延びる第1および第2の端子26a、26bを含む電気コネクタ26に固定されて、圧電アクチュエータを制御するのに適切な電気接続を形成する。
図1aから1cに示す圧電アクチュエータは、圧電スタックの長さが変動されるにつれ、噴射器の弁ニードルの動きを開放位置と閉鎖位置の間で制御するように動作可能である。第1の比較的高い電圧がアクチュエータスタック14の両端に印加されるとき、圧電材料は第1のより高い付勢レベルまで付勢され、スタックの長さは比較的長くなる。この位置では、弁ニードル10は、着座位置を占める(すなわち、非噴射状態)。第2の比較的低い電圧がアクチュエータスタック14の両端に印加されるとき、圧電材料は第2のより低い付勢レベルまで消勢され、スタック14の長さは縮小される。したがってアクチュエータは変位され、その結果、弁ニードル10が、その台座から持ち上げられる(すなわち、噴射状態)。第1および第2の付勢レベル間で、アクチュエータスタック14は、2つの付勢レベル間のスタック14の長さの変化に等しい「スタック変位」または「ストローク」を有すると言われる。電圧および/または他の制御信号は、下にさらに説明するコンピュータ処理装置またはエンジン制御装置を用いてアクチュエータに供給される。図1aから1cの噴射器のさらなる構造上および動作上の詳細は、本発明者らの同時係属の特許出願第EP0995901A1号に記載されているので、本明細書ではさらに詳細に説明しないこととする。
先に説明したように、スタック14は、事実上平行に接続された複数の容量要素からなる。コンデンサは直流(DC)を遮断するので、スタック変位は、スタック14の両端に電圧を印加することによって、直接制御されない。代わりに、スタック14は、下の関係に従って、所与の時間にわたってスタック中に交流(AC)を駆動することによって、異なる付勢レベルに充電される。その実効値(RMS)は、既知の定数である。
電荷(Q)=電流(I)×時間(t)
図2aは、閉鎖非噴射位置から開放噴射位置(すなわち、開放段階40)へ、そして再び非噴射位置(すなわち、閉鎖段階41)へ駆動されるアクチュエータに対する、時間の関数としての電荷の典型的なグラフを示す。
開放段階中には、電荷は、放電時間tdischargeにわたって、第1の電荷レベルQchargeから第2の電荷レベルQdischargeへ変化する。QchargeとQdischargeの差は、電荷ΔQの変化に等しく、スタック14の長さが比較的長い長さから比較的短い長さへ変化するのに対応する。
図2bは、図2aに対応する、時間の関数としての電圧のグラフを示す。図示のように、電荷の変化の結果、スタックの両端の電圧に対応する変化が生じる。
RMS電流は、異なる動作条件下でECMによって変動できることを理解されたい。
ECMは、エンジンサイクル当たりの噴射事象の回数およびこれらの噴射事象間の時間的な間隔を決定する、燃料供給およびタイミング方策を含む。これらの方策は、限定されないが、エンジン速度、トルク、レール圧力、ならびにエンジンおよび燃料温度など、様々なエンジンパラメータを使用する。これらの方策は、エンジン騒音、排気(NOx、粉塵など)、エンジン性能、および燃料効率の点で、エンジン動作範囲全体にわたって、エンジン性能を最適化するように較正することができる。
特定の条件でのこうした最適化は、噴射事象間の間隔、特にパイロットからメインの間隔または分割メイン動作の最小化を必要とする。パイロットからメインの間隔は、騒音およびNOx形成に影響し、分割メイン動作は、すす生成を防止するために使用される。
図3は、エンジン管理制御ループのブロック図を示す。駆動装置50は、加速器52を使用して、エンジン/車両の速度および加速を制御する。これは、ECM54に供給される。ECM54は、噴射事象間の燃料供給およびタイミング方策を決定するためのサブモジュール56と、噴射器の動作を制御するための噴射器駆動回路58とを含む。エンジン60は、噴射器62と、温度、燃料圧力、およびエンジン速度センサ64とを含むものとして示す。これらのセンサからのデータは、ECMへフィードバックされ、必要な燃料供給およびタイミング方策を決定するために使用される。エンジン62は、動力および速度を車両に送出し、その大きさは、燃料供給およびタイミング方策を決定するためにECM54へフィードバックされる。
図4は、2つの噴射事象、噴射事象1IE1および噴射事象2IE2に対する、燃料送出波形(油圧燃料パルス波形)、ならびに対応する電気信号(燃料パルス)および電圧波形を示す。図示のように、要求時間tdemandは、電気燃料パルスが燃料送出を停止するためにロー0へ移行する時間と、後に燃料送出を再開するためにハイ1へ移行する時間との間の時間的な間隔である。要求時間tdemandは、ECM内でタイミング方策によって計算される。
前述のように、各噴射事象の前には、スタック14の両端の電圧は、第1の電圧レベルVchargeでハイ1に保持されている。ECMは、放電イネーブル信号80を提供して、回路を駆動する。放電イネーブル信号80が論理ロー0から論理ハイ1へ変化するとき、スタック14が放電を開始するように、RMS放電電流Idischargeがスタック14中に駆動され、スタック14の両端の電圧が低減する。放電イネーブル信号80は、所定の放電時間tdischargeにわたってハイ1に保持された後、論理ロー0に戻る。放電時間tdischargeは、ECM内に記憶されたルックアップテーブルを使用して計算され、かつレール圧力Rに依存する。放電時間tdischargeは、制御ループ内でフィードバックされた前回の放電時間tdischarge_previousの割合に従って調整される。放電時間tdischargeの終端で、スタック14の両端の電圧は、第2の電圧レベルVdischargeになる。
ECMは、動作方策に応じて燃料送出時間の長さを制御する。充電イネーブル信号82は、スタックを第2の電荷レベルQdischargeから第1のQchargeに充電して、その結果スタック14の両端の電圧が第2の電圧レベルVdischargeから第1の電圧レベルVchargeに増大するように、いつRMS充電電流がスタック中に駆動されなければならないかを制御する。噴射器が開放するのに要する時間は既知であるため、スタック14を充電するために充電イネーブル信号82が論理ロー0から論理ハイ1に変化しなければならない時間は、決定することができる。
放電時間は、どれだけの電荷が開放段階40中にスタック14から取り出されたかを計算するために使用される。したがって、充電時間tchargeは、放電/開放段階40中に取り出された電荷が、閉鎖/充電段階41中に再び供給されるように計算される。実際には、充電段階41中に供給される電荷は、システム内の何らかの損失を補償するために、放電段階中に取り出された電荷より高くすることができる。充電イネーブル信号82がハイ1に保持される時間は、既知のRMS充電電流および必要な電荷から、以下の式を使用して計算される。
充電イネーブル時間=放電中に取り出された電荷×システム損出利得/RMS充電電流
charge=Qdischarge×Klosses/Icharge
スタック電圧とスタック変位の関係は非線形であり、一方電荷と変位の関係は線形である。電圧は、比較的容易に測定することができるが、スタックの位置を正確に決定するために使用することはできない。これは主に、スタックが延長または圧縮されるので、スタック内のキャパシタンス効果が動的であることによる。スタックの両端の電圧を対象とすることによって燃料噴射器を制御することは共通であるが、実際にはスタック上の電荷が、より正確な制御処置を提供する。いわゆる「電荷制御」方法を使用することは、充電段階41中にスタック14を目標充電レベルまで充電することを含む。これにより、次の放電段階40を制御できる基準点を提供する。
図5に示すように、噴射器が確実に第1の電圧レベルVchargeに戻るのに必要な時間は、
closing=tcharge+tdwell
によって与えられる。
上に説明したように、tchargeは、放電段階中に減らされた電荷に、何らかの損失を補償するための追加量を含めて、RMS充電電流Ichargeで割ることによって計算される。RMS充電および放電電流が等しい必要はないことは、言及するだけの価値がある。したがって、tdischargeはtchargeに等しい必要はない。RMS電流レベルは、スタックの速度(すなわち、スタックの長さが変化する速度)に影響を与える。これは、燃料噴射の速度に影響を与える。RMS電流レベルは、燃料噴射の速度の点で望ましい性能を実現するように、エンジン動作範囲にわたって変動することができる。時間tdwellは、ハードウェアが充電イネーブル信号(すなわち、図4の信号82)をオフに切り替えた後に、放電イネーブル信号(すなわち、図4の信号80)が次の噴射事象のためにオンに切り替えできるようになるのに有限時間が必要であるという事実を補償するために追加される。これは通常、数十マイクロ秒程度である。
既知の噴射器システムでは、前述のように、噴射器は完全に充電された後にのみ放電を開始することができるので、最小要求時間は、噴射器を完全に充電するのに要する時間にドゥエル時間を加えた和に依存する。しかし、柔軟性を改善するためには、要求時間をさらに短縮することが望ましい。
本発明は、充電段階および次の放電段階の調整を通じて、従来のシステムのものより短い要求時間が達成可能になるように、燃料の送出を制御するために使用される。
図5に細かい破線で示すように、ECMによって必要とされる要求時間が比較的長いときは、噴射器が閉鎖段階中に第1の電圧レベルVchargeに充電され(P0からP6)、かつ充電回路がオフに切り替えられる(すなわち、ドゥエル時間、P6からP4)のに十二分の時間がある。この場合は、充電段階および次の放電段階の調整は必要とされず、本発明は従来の形で動作する。これを、従来モードの動作と呼ぶ。
図5の粗い破線は、噴射器が完全に充電され(P0からP6)、かつドゥエル時間が過ぎた(P4で)後に噴射器が放電されるのにちょうど十分な時間がある、閾値条件を示す。図示のように、燃料送出は、充電段階41中に点Aで停止した後、放電段階40中に点Bで再開する。点AとBの差は、閾値要求時間tdemand_thresholdと呼ばれる。閾値要求時間tdemand_thresholdより要求時間が長ければ、その結果本発明は、前述の従来の形で動作するはずである。しかし、閾値要求時間tdemand_thresholdより短い要求時間、たとえば図5に実線で示す時間が必要とされる場合、本発明は、必要な要求時間が確実に満たされるように、異なる形で動作する。後者の形で動作するとき、ECMは、第1のパルスの充電/閉鎖段階を、別の第2のパルスの放電/開放段階と効果的に組み合わせる。これを、組合せパルスモードでの動作と呼ぶ。この閾値条件は、既知の従来のシステムで達成可能な最小要求時間である。要求時間が低減するので、2つの動作モード間で継ぎ目のない遷移が行われる。
要求時間をどのくらい短くできるかの制限は、ECMハードウェア切替え時間によって決定される。充電イネーブルを非アクティブ化できるようになる前には、アクティブでなければならない最小時間があり、次の放電イネーブルをオンに切り替えできるようになる前には、ドゥエル時間が経過しなければならない。合計で、この制限は、50μs程度である。
しかし、本発明は、前述の有限時間によって設定される実際の制限と、既知のシステムで以前より達成可能な最小要求時間である閾値条件との間の要求時間で、ECMが動作できるようにすると有利である。
従来モードまたは組合せパルスモードでのECM動作は、噴射器を完全に充電するのに要する時間、ドゥエル時間、および必要な要求時間に基づいて決定される。閉鎖時間(すなわち、充電時間とドゥエル時間の合計)と要求時間との時間差を、重複時間と呼ぶ。
overlap=(tcharge+tdwell)−tdemand
=tclosing−tdemand
重複時間がマイナスのとき、図5に細かい破線で示すように、パルスは十分に離れているので、調整は必要とされない。この場合は、ECMは、従来モードで動作する。しかし、重複時間がプラスのとき、ECMは、組合せパルスモードで動作しなければならず、充電段階および次の放電段階のタイミングを調整する必要がある。
重複時間toverlapがプラスのとき、充電イネーブル信号82、したがって次の放電イネーブル信号80の時間を短縮させる必要があり、その結果スタック14は、完全に充/放電しない。組合せ重複時間は事実上、スタック14を放電の前に完全に充電できない時間である。したがって、充電および放電段階41、40は、充電および放電段階41、40間で重複時間toverlapを比例的に分割することによって調整される。これらの両段階のRMS電流は異なる可能性があるので、充電および放電時間tcharge、tdischargeを比例的に短縮させることが必要である。言い換えれば、重複時間toverlapを単純に半分に分割するのではなく、充電および放電段階/勾配の両方から等しい量の電荷を取り出すことが必要である。これは、静止電荷レベルに対する第2の噴射事象IE2の電荷の総変化が確実に同じままになるように行われる。というのは、この総電荷がスタック14の長さの相対変化を決定するからである。
重複時間toverlapのうち閉鎖段階41から引かれるべき割合は、充電イネーブル信号82がオフに、すなわち論理ハイ1から論理ロー0に切り替えられるべき時間を再計算するために使用される。ドゥエル時間tdwellが経過した後、次いで放電イネーブル信号80が、スタック14が放電を開始するように、論理ロー0から論理ハイ1に切り替えられる。
図5の実線は、2つのパルスが組み合わされたとき、その結果得られる波形を示す。充電段階41中は、点Aで燃料送出が停止し、放電段階40中は、点Dで燃料送出が開始する。AとDの間の時間は、必要な要求時間tdemandであり、従来のシステムを使用して可能である最小要求時間(tdemand_threshold)より明らかに短い。図示のように、スタック14は、ポイントP1で充電を停止し、ポイントP2で放電を開始する。本発明は、必要な要求時間tdemandが満たされるように、ポイントP1およびP2を計算する。
図6は、組合せパルス波形をさらに詳細に示す。図示のように、充電イネーブル信号82が、時間tP0でハイ1に移行するとき、スタック14の両端の電圧は、充電イネーブル信号82が時間tP1でロー0に移行するまで増大する。スタック14の両端の電圧は、放電イネーブル信号80がハイ1に移行する時間tP2のドゥエル時間tdwellの終端まで、実質的に一定のままである。次いで、スタック14の両端の電圧は低減し始め、放電イネーブル信号80が時間tP3でロー0に移行するまで低減する。
さらに図6は、閉鎖時間tclosing(充電時間tchargeにドゥエル時間tdwellを加えた和)が時間tP0で開始し、ポイントP4に対応する時間tP4まで続くことを示す。P4は事実上、組み合わせていない噴射事象中にスタック14の両端の電圧が第1の電圧レベルVchargeに到達したはずのポイント、すなわち第1の噴射事象IE1が、第2の噴射事象IE2に組み合わされていない場合に終了したはずの点である。
さらに、図6は、tP4で終了する重複時間toverlap(すなわち、tclosingからtdemandを引いた値)が事実上、ポイントP5に対応するtP5で開始することを示す。ポイントP5は実際には、第2の噴射事象が開始したはずのポイント(すなわち、破線で示す、組み合わされていない第2の噴射事象Linj_event2を得るために、スタックが放電を開始したはずのポイント)である。
組合せ重複時間toverlapは2つの部分に分割され、組合せ重複時間の第1の部分toverplap_portion1が閉鎖段階41に加えられ、組合せ重複時間の第2の部分toverplap_portion2が開放段階40に加えられる。調整された充電停止ポイントP1が生じる時間tP1は、従来の組み合わせていない噴射事象で充電が停止するはずであった時間tP6(すなわち、ポイントP6)から、重複時間の第1の部分toverplap_portion1を引くことによって計算される。
閉鎖段階に加えられる、組合せ重複時間の第1の部分toverplap_portion1は、以下の式を使用して計算される。
Figure 2009533599
重複時間toverlapは、閉鎖段階41から取り出される部分と次の開放段階40が確実に同じ電荷に対応するように、RMS電流レベルに反比例して分割される。
時間tP1(充電停止ポイントP1)は、次のように計算される。
P1=tP6−toverplap_portion1
時間tP2(放電開始ポイントP2)は、tP1にドゥエル時間tdwellを加えた和で生じる。
先に述べたように、組合せパルスモードでは、スタックは、時間tP2で放電を開始する。スタックが、組み合わせていないパルスに対して計算された完全放電時間tdischarge_fullにわたって放電された場合は、スタックの両端の電圧は、ポイントP7で示す推奨電圧レベルを下回った可能性がある。したがって、計算され組み合わせていない放電時間tdischarge_fullから、組合せ重複時間の第2の部分toverplap_portion2を引くことによって、放電時間を調整することが必要である。
開放段階40に加えられた組合せ重複時間の第2の部分toverplap_portion2は、次のように計算される。
overlap_portion2=toverlap−toverlap_portion1
スタック14が放電を停止するべきである時間tP3(ポイントP3)は、完全な放電が停止したはずの時間tP7(すなわち、ポイントP7)から、組合せ重複時間の第2の部分toverplap_portion2を引くことによって計算される。時間tP7は、時間tP2(ポイントP2)に完全放電時間tdischarge_fullを加えた和で生じる。したがって、スタックが放電を停止するべきである時間tP3は、次のように計算される。
P3=tP7−toverplap_portion2
=(tP2+tdischarge_full)−toverplap_portion2
どちらの動作モードが該当するかをECMがどのように決定するか、ならびに上に論じた、充電停止、放電開始、および放電停止時間tP1、tP2、およびtP3の計算について、図8から10に示す流れ図を参照して、次に説明する。
図7は、ECMが従来または組合せパルスのうちのどちらの動作モードで動作するべきかを決定するステップの流れ図を示す。第1のステップ101で、ECM54は、エンジン60によって必要とされる要求時間tdemandを決定する。上に論じたように、要求時間tdemandは、現在のエンジン動作条件に依存する。
第2のステップ102で、スタック14を完全に充電するのに必要な充電時間tcharge_fullが計算される。これは事実上、スタック14の両端の電圧をVchargeに増大させるために、放電段階40中に予め取り出された電荷に一部分をさらに加えた和がスタック14に再び加えられるように、RMS充電電流Ichargeがスタック14中に駆動されるべき時間である。
次いで、第3のステップ103で、噴射器閉鎖時間tclosingが、充電時間tchargeとドゥエル時間tdwellを足すことによって計算される。この時間は、ハードウェア切替え時間を考慮しており、スタック14の両端の電圧がVchargeに戻ったことを保証するのに要する時間である。
次いで第4のステップ104で、第3のステップ103で計算された閉鎖時間tclosing、および第1のステップ101で計算された要求時間tdemandを使用して、第1および第2のパルス/噴射事象IE1、IE2間の重複時間toverlapを決定する。
第5のステップ105で、ECMは、重複時間toverlapがプラスであるかどうかを判定する。重複時間toverlapがプラスではない場合、制御は第6のステップ106へ進み、ECM54は従来モードで動作する。
一方、重複時間toverlapがプラスである場合、ECM54が必要とする要求時間tdemandを実現するために、第2のパルスIE2の放電段階40の前に、第1のパルスIE1の充電段階41中にスタック14を完全に充電するには時間が不十分である。したがって、制御は第7のステップ107へ進み、ECM54は組合せパルスモードで動作する。
重複時間toverlapは、第1の部分toverplap_portion1が第1のパルスIE1の充電段階41から差し引かれ、第2の部分toverplap_portion2が第2のパルスIE2の放電段階40から差し引かれるように調和させる。第8のステップ108で、重複時間の第1の部分toverplap_portion1が計算され、第9のステップ109で、第2の重複時間部分toverplap_portion2が、重複時間全体toverlapから重複時間の第1の部分toverplap_portion1を差し引くことによって計算される。
図8は、図7の第6のステップ106に対応する、従来モード動作に対する流れ図を示し、図9は、図7の第7のステップ107に対応する、組合せパルスモード動作に対する流れ図を示す。
図8の流れ図は、従来モードで動作する本発明を示す。したがって、噴射事象中は、スタック14は、噴射器が開放し燃料が送出されるように、必要な放電時間にわたって放電される。
従来モードの第1のステップ201で、放電イネーブル信号80が論理ハイ1に設定され、スタック14は放電を開始する。第2のステップ202で、放電イネーブル信号80は、必要な放電時間tdischarge_fullにわたってこの状態で保持される。この時間の終端では、スタック14が放電されているので、第3のステップ203で、放電イネーブル信号80は論理ロー0に設定される。第4のステップ204で、スタックは、ECM54によって決定された必要な噴射器開放時間にわたってこの状態で保持される。
第5のステップ205で、ECM燃料供給およびタイミング方策56によって決定される適切な時間に、充電イネーブル信号82は、スタック14が充電を開始するように、論理ハイ1に設定される。第6のステップ206中、充電イネーブル信号82は、必要な充電時間tcharge_fullにわたってハイ1に保持される。tcharge_fullは、スタック14を完全に充電しかつスタック14の両端の電圧をVchargeに戻すのに必要な時間である。
充電時間tchargeの終端では、スタック14が完全に充電されているので、第7のステップ207で、充電イネーブル信号82が、論理ロー0に切り替えられる。第8のステップ208中、スタック14は、ECM燃料供給およびタイミング方策56によって決定された時間にわたってこの状態で保持される。この時間は、ドゥエル時間tdwellより長い。次いでECM54の制御は、図7の第1のステップに戻る。
図9の流れ図は、組合せパルスモードで動作する本発明を示す。組合せパルスモードの第1のステップ301で、放電イネーブル信号80は論理ハイ1に設定され、スタック14は放電を開始する。第2のステップ302で、放電イネーブル信号80は、必要な放電時間にわたってこの状態で保持される。この時間の終端では、スタック14が放電されているので、第3のステップ303で、放電イネーブル信号80は、論理ロー0に設定される。第4のステップ304で、スタック14は、必要な噴射器開放時間にわたってこの状態で保持される。
第5のステップ305で、適切な時間(燃料がどのくらい必要とされるかに応じて計算される)に、充電イネーブル信号82は論理ハイ1に設定され、したがってスタック14が充電を開始する。第6のステップ306中、充電イネーブル信号82は、時間tP1までハイ1で保持される。時間tP1は、スタック14を完全に充電しかつスタック14の両端の電圧がVchargeに戻るのに必要な時間tcharge_fullから、図7の第8のステップ108で計算された重複時間の第1の部分toverplap_portion1を引くことによって決定される。
第7のステップ306で、時間tP1に、充電イネーブル信号82は、論理ロー0に切り替えられる。スタック14は、完全には充電されていないが、噴射器が閉鎖され燃料送出が終了するには十分充電されている。第8のステップ308で、スタック14は、ハードウェア切替え装置が状態を変化させるのに十分な時間を与えるために、ドゥエル時間tdwellにわたってこの状態で保持される。
第9のステップ309で、ドゥエル時間tdwellの終端で、放電イネーブル信号80は、スタック14が再び放電を開始するように、時間tP2で論理ハイ1に設定される。第10のステップ310で、放電イネーブル信号80は、時間tP3までハイ1で保持される。時間tP3は、完全な放電に必要なはずの放電時間tdischarge_fullから、重複時間の第2の部分toverplap_portion2(図7の第9のステップで計算される)を引くことによって決定される。第11のステップ311で、時間tP3に、放電イネーブル信号80は、論理ロー0に設定される。
第12のステップ312で、スタック14は、必要な噴射器開放時間にわたってこの状態で保持された後、スタック14は再び充電され、このシーケンスが繰り返される。
上の例では、第1の噴射事象IE1の充電段階41が、第2の噴射事象IE2の放電段階40に組み合わされる前に、まず完全な放電が行われるものとしている。しかし、スタック14は完全に放電する必要はなく、その場合、それに応じて放電時間は調整されることを理解されたい。
本発明の組合せパルスモードで動作するECM54では、スタック14を完全に充電するのに要する時間を下回って要求時間tdemandを短縮できない従来モードで動作する先行技術のシステムに比べて、要求時間tdemandの柔軟性が確実により高くなる。これは、要求時間を短くするとその結果、動作の柔軟性が高まって、エンジン性能および排気の最適化を実現するので有利である。
本発明は、エンジン動作条件に従ってECMによって必要とされる要求時間に応じて、従来動作モードと組合せパルス動作モードとの間で切り替えできるというさらなる柔軟性を提供することが、理解されるであろう。
図11から14は、異なる動作条件に対する例示的な波形を示す。
図10は、パイロットおよびメイン事象間に重複が存在せず、ECMが従来モードで動作するように十分な間隔を有する、典型的な結合されたパイロットおよびメイン噴射事象を示す。図11に示す結合されたパイロットおよびメイン噴射事象は、図10に示すものと類似であるが、2つの事象間の間隔が短縮されている。
図12は、パイロット噴射の充電段階およびメイン噴射の放電段階が切り捨てられるように組み合わされた(すなわち、組合せパルスモード)、結合されたパイロットおよびメイン噴射を示す。
図13に示すパイロットおよびメイン噴射事象はこの場合も、組み合わされている。しかし、この場合、メイン噴射事象の期間はまた、メイン噴射事象の次の充電段階の前にスタックが完全に放電しないように短縮されている。2つの噴射事象中に、最小スタック電圧が必ずしも等しいわけではないことを理解されたい。
本発明について、消勢噴射型の噴射器に関して上に説明したが、本発明はまた、付勢噴射型の噴射器を使用して実施できることも理解されたい。
本発明の方法が適用されうる、圧電アクチュエータを含むタイプの燃料噴射器の断面図である(先行技術)。 図1の燃料噴射器の上方部分の拡大図である(先行技術)。 図1の燃料噴射器の中央部分の拡大図である(先行技術)。 図2aは、図1aから1cの燃料噴射器の開放および閉鎖段階に対する電荷と時間の関係を示す理想的なグラフである(先行技術)。図2bは、図2aに対応する、圧電作動式燃料噴射器の開放および閉鎖段階に対する電圧と時間の関係を示すグラフである(先行技術)。 図1aから1cに示すタイプの燃料噴射器の動作を制御するための、ECMを含むエンジン制御システムのブロック図である。 充電および放電イネーブル信号を含む、2つの噴射事象に対する油圧燃料パルス波形、ならびに対応する電気信号(燃料パルス)および電圧波形である。 1つの噴射事象の閉鎖段階、および3つの異なる時間に発生しその結果3つの異なる要求時間をもたらす第2の噴射事象の開放段階に対する、電気燃料パルス波形および対応する電圧波形である。 パルスが組み合わされた、1つの噴射事象の閉鎖段階および第2の噴射事象の開放段階に対する電圧波形である。 ECMが、従来または組合せパルスのうちのどちらの動作モードで動作するべきかを決定するのに必要なステップの流れ図である。 従来モードで動作するとき、ECMが取るステップの流れ図である(先行技術)。 組合せパルスモードで動作するとき、ECMが取るステップの流れ図である。 組み合わせていないパイロットおよびメイン噴射事象の図である。 図10に示すものより分離時間が短い、組み合わせていないパイロットおよびメイン噴射事象の図である。 組み合わされたパイロットおよびメイン噴射事象の図である。 メイン噴射事象の期間が短縮された、組み合わされたパイロットおよびメイン噴射事象の図である。

Claims (21)

  1. 充電電流(Icharge)を用いて充電されかつ放電電流(Idischarge)を用いて放電される圧電スタック(14)を有する燃料噴射器の制御方法であって、前記燃料噴射器は噴射器閉鎖時間(tclosing)を有し、前記方法は、
    第1の噴射事象(IE1)に関連する電気オン信号の終端と、第2の噴射事象(IE2)に関連する電気オン信号の始端との間の必要な分離時間(tdemand)を決定するステップと、
    前記必要な分離時間(tdemand)と、前記充電電流を使用して前記圧電スタック(14)を第1の基準レベルまで充電するのに必要な時間との間の重複時間(toverlap)を計算するステップと、
    前記充電および放電電流(Icharge、Idischarge)の関数として、前記重複時間(toverlap)を第1および第2の期間(toverlap_portion1、toverlap_portion2)に分割するステップと、
    前記重複時間の前記第1の期間(toverlap_portion1)に基づいて計算された充電時間(tcharge)にわたって、前記充電電流(Icharge)を前記圧電スタック(14)に供給するステップと、
    前記スタック(14)を第2の基準レベルまで放電するように、前記重複時間の前記第2の期間(toverlap_portion2)に基づいて計算される放電時間(tdischarge)にわたって、前記放電電流(Idischarge)を前記圧電スタック(14)に供給するステップとを含み、
    前記第1および第2の噴射事象(IE1、IE2)は、組合せパルス動作モードで組み合わされる、
    制御方法。
  2. 前記充電時間は、前記スタック(14)の両端の電圧が低電圧レベルから高電圧レベルへ増大するように、前記スタック(14)を前記第1の基準レベルまで充電するのに必要な時間から、前記重複時間の前記第1の期間(toverlap_portion1)を引くことによって計算される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記放電時間は、前記スタック(14)の両端の電圧が高電圧レベルから低電圧レベルへ低減するように、前記スタック(14)を前記第2の基準レベルまで放電するのに必要な時間から、前記重複時間の前記第2の期間(toverlap_portion2)を引くことによって計算される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記方法は、前記重複時間(toverlap)に従って、前記組合せパルスモードにおける動作を選択するステップを含む、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  5. 前記方法は、前記必要な分離時間(tdemand)に従って、前記組合せパルスモードにおける動作を選択するステップを含む、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  6. 前記方法は、前記噴射器閉鎖時間(tclosing)に従って、前記組合せパルスモードにおける動作を選択するステップを含む、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  7. 前記方法は、前記組合せパルスモードで動作しないときは代替動作モードで動作し、前記代替動作モードは、
    前記圧電スタック(14)を前記第1の基準レベルまで充電するのに必要な時間にわたって、前記充電電流(Icharge)を前記圧電スタック(14)に供給するステップと、
    前記圧電スタック(14)の両端の電圧が高電圧レベルから低電圧レベルへ低減するように、前記圧電スタック(14)を前記第2の基準レベルまで放電するのに必要な時間にわたって、前記放電電流(Idischarge)を前記圧電スタック(14)に供給するステップとを含む、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  8. 前記必要な分離時間(tdemand)は、エンジン制御モジュールECM(54)を使用して決定される、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  9. 前記重複時間(toverlap)は、前記閉鎖時間(tclosing)から前記必要な分離時間(tdemand)を引くことによって計算される、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  10. 前記閉鎖時間(tclosing)は、前記圧電スタック(14)を前記第1の基準レベルまで充電するのに必要な充電時間(tcharge)を、少なくともハードウェア切替え時間に依存するドゥエル時間(tdwell)に足すことによって計算される、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  11. 前記重複時間(toverlap)は、前記充電および放電電流(Icharge、Idischarge)に反比例して分割されて、その結果、前記第1および第2の期間(toverlap_portion1、toverlap_portion2)が得られる、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  12. 前記第1の基準レベルは、前記圧電スタック(14)に対する完全に充電されたレベルである、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  13. 前記第2の基準レベルは、前記圧電スタック(14)に対する完全に放電されたレベルである、前記請求項のいずれかに記載の方法。
  14. 充電電流(Icharge)を用いて充電されかつ放電電流(Idischarge)を用いて放電される圧電スタック(14)を含む燃料噴射器向けの制御装置であって、前記燃料噴射器が噴射器閉鎖時間(tclosing)を有し、前記制御装置は、
    第1の噴射事象(IE1)に関連する電気オン信号の終端と、第2の噴射事象(IE2)に関連する電気オン信号の始端との間の必要な分離時間(tdemand)を決定する手段と、
    前記必要な分離時間(tdemand)と、前記圧電スタック(14)を前記第1の基準レベルまで充電するのに必要な時間との間の重複時間(toverlap)を計算する手段と、
    前記充電および放電電流(Icharge、Idischarge)の関数として、前記重複時間(toverlap)を第1および第2の期間(toverlap_portion1、toverlap_portion2)に分割する手段と、
    前記重複時間の第1の期間(toverlap_portion1)に基づいて計算された充電時間(tcharge)にわたって、前記充電電流(Icharge)を前記圧電スタック(14)に供給する手段と、
    前記スタックを第2の基準レベルまで放電するように、前記重複時間の第2の期間(toverlap_portion2)に基づいて計算される放電時間(tdischarge)にわたって、前記放電電流(Idischarge)を前記圧電スタック(14)に供給する手段とを含み、
    前記第1および第2の噴射事象(IE1、IE2)は、組合せパルス動作モードで組み合わされる、制御装置。
  15. 前記重複時間(toverlap)に従って、前記組合せパルスモードにおける動作を選択する手段を含む、請求項14に記載の制御装置。
  16. 前記必要な分離時間(tdemand)に従って、前記組合せパルスモードにおける動作を選択する手段を含む、請求項14または15に記載の制御装置。
  17. 前記噴射器閉鎖時間(tclosing)に従って、前記組合せパルスモードにける動作を選択する手段を含む、請求項14から16のいずれかに記載の制御装置。
  18. 前記制御装置は、前記組合せパルスモードで動作しないときは代替モードで動作し、前記制御装置は、
    前記噴射器圧電スタック(14)を前記第1の基準レベルまで充電するのに必要な時間にわたって、前記充電電流(Icharge)を前記圧電スタック(14)に供給する手段と、
    前記スタック(14)の両端の電圧が高電圧レベルから低電圧レベルへ低減するように、前記スタックを前記第2の基準レベルまで放電するのに必要な時間にわたって、前記放電電流(Idischarge)を前記圧電スタック(14)に供給する手段とを含む、請求項14から17のいずれかに記載の制御装置。
  19. 実行環境で実行されるとき、請求項1から13のいずれかに記載のステップのうちの1つまたは複数を実施するように動作可能である、少なくとも1つのコンピュータ・プログラム・ソフトウェア部分を含むコンピュータ・プログラム製品。
  20. 請求項19に記載の前記または各コンピュータ・ソフトウェア部分がその上に記憶された、データ記憶媒体。
  21. 請求項20に記載のデータ記憶媒体を備えたマイクロコンピュータ。
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