JP2009532781A - 見込み客照会システム - Google Patents

Abstract

見込み客の照会を処理するシステムは、製品ライン、言語、および／またはレプリゼンタティブの空き状況によって見込み客を割り当てることが可能である。本システムは、企業へのリピータ客を新規の見込み客からフィルタリングするステップ、企業の見込み客から個人の見込み客をフィルタリングするステップ、および例えば登録機関によって設定されたブラックアウト期間中に外部データベースに情報をリクエストすることを防止するステップなどを用いて見込み客照会の高スループット化も可能である。

Description

本分野は、見込み客照会システムに関する。

インターネットウェブサイトのウェブページ上で、企業が自社の製品やサービスを宣伝したり、公開したりすることが知られている。企業のウェブサイトを訪問したインターネットユーザは、その企業の製品やサービスに関する情報を購入したり、入手したりすることに関心を持っている可能性がある。インターネットユーザが企業のウェブサイトに訪問しても、企業が自社のウェブサイトへの訪問者のアクセスを追跡調査する措置を取らない限り、訪問者の特定はできない。見込み客（lead）照会に使用される接触管理システムがある。接触管理システムの問題は、ウェブサイトへの接触率がどの接触管理システムにも速すぎるため、接触者または見込み客を企業のレプリゼンタティブ（representative）に照会させる前に手作業による調査を要する点である。

米国特許出願公開第２００４／０２２５６８７Ａ１号には、ウェブサイトへの訪問者を特定するシステムについて記載されている。この特許公開公報では、訪問者のネットワークアドレスをデータベースに対して相互参照してその訪問者が関連付けられた組織を確定することによって、ウェブサイトへの訪問者を特定するシステムが教示されている。しかしながら、この刊行物には、見込み客を製品ライン別にレプリゼンタティブに照会させることが可能なシステムは開示されておらず、高スループットのリードジェネレーション（lead generation）に対応するシステムも開示されていない。

米国特許出願公開第２００４／０１４３４７３Ａ１号には、販売見込み客をレプリゼンタティブに割り当てるシステムについて記載されている。この特許公開公報では、販売区域や雇用主に基づいて、保険見込み客を保険勘定レプリゼンタティブに割り当てるシステムが教示されている。この刊行物には、見込み客を製品ライン別にレプリゼンタティブに照会することが可能なシステムは開示されておらず、高スループットのリードジェネレーションに対応するシステムも開示されていない。

本明細書には、本発明のシステムの様々な形態が、インターネット環境に関連する用語を使用して記載されている。例えば、「ＩＰアドレス」は、ネットワーク上のコンピュータの識別子である。「ドメイン名」は、１または複数のＩＰアドレスを特定する名前である。「ＤＮＳ」は、ドメインネームシステム（Domain Name System）の略であり、ドメイン名をＩＰアドレスに変換するインターネットサービスである。「逆ＤＮＳ」は、ＩＰアドレスをドメイン名に変換するインターネットサービスである。「ＷＨＯＩＳ」は、ドメイン名またはＩＰアドレスに関する所有権情報を返送するインターネットサービスである。ＷＨＯＩＳデータベースは、ドメイン名の登録機関によって維持される。「ＩＳＰ」は、インターネットサービスプロバイダ（Internet Service Provider）の略であり、インターネットへのアクセスを提供する会社である。「ＵＲＬ」は、ユニフォームリソースロケータ（Uniform Resource Locator）の略であり、インターネット上のウェブページまたはドキュメントのアドレスである。検索エンジンによってＵＲＬが生成される場合、ＵＲＬは、検索エンジンの検索文字列の中に、人または装置が入力した１または複数のキーワードまたはキーフレーズを含んでもよい。

見込み客照会システムは、見込み客を企業のレプリゼンタティブに照会する。この照会システムは、ネットワークアドレスを使用することによって、検索エンジンに供給されるキーワードを使用して、かつ／または訪問者が閲覧するウェブページを追跡して決定した特定の製品ラインについての経験を有するレプリゼンタティブなどの適切なレプリゼンタティブに対して見込み客を割り当てる。本発明の見込み客照会システムは、ウェブサイトへの訪問者を自動的に特定し、見込み客をレプリゼンタティブに割り当てることができる。１または複数の製品ラインを、訪問者に関連付けることができる。製品ライン情報は、見込み客にとって興味深い製品ラインについての経験があるレプリゼンタティブにその見込み客を割り当てる際に使用することができる。見込み客を、関心のある製品ラインについての経験があるレプリゼンタティブに一致させることは、特定の製品ラインまたはレプリゼンタティブの知識を考慮しないで見込み客を割り当てるのと較べて、販売上有利である。

企業のレプリゼンタティブには、データベース内の情報に基づいて接触名および／または電話番号を提供することができる。データベースは、企業によって維持されるローカルデータベースであってもよく、またはドメイン名検索に基づいて接触情報にアクセスすることができる登録機関のデータベースなどの、企業によってアクセスされる第三者データベースであってもよい。

ユーザがウェブサイトへの初回訪問者かリピータ客かを決定することができる。ユーザがリピータ客の場合には、そのユーザとの以前の接触に基づいて、レプリゼンタティブを選択することができる。

登録機関は、一定期間に特定サーバから自機関のデータベースが繰り返し検索されるのを防止することが分かっている。エラーまたはハングアッププロセスは、サーバによる登録機関へのアクセス頻度が高過ぎて、この第三者データベースからのデータ検索プロセスが減速することが原因である。データベースが登録機関のデータベースである場合には、
同一サーバによるアクセスを阻止するために登録機関が設定した一定期間内は、同一登録機関のデータベースへの再接触を回避するというルールを適用することができる。代わりに、別のサーバが、その登録機関のデータベースにアクセスすることができ、または、代わりに同一サーバが異なる見込み客のために異なる登録機関のデータベースに接触することもできる。したがって、そのルールは、様々な登録機関のデータベースから情報を検索するプロセスを改善または最適化することができる。その結果、様々な登録機関のデータベースからのスケジュールに基づいて情報を検索することにより、サーバが処理することができる見込み客数が増加する。データベースは、各登録機関に関連付けられたブラックアウト期間を有することができる。

各レプリゼンタティブの効率履歴（historical efficiency）を利用して、各レプリゼンタティブに送られる見込み客数を決定することができる。一実施例では、企業のレプリゼンタティブに支払われるボーナスの計算の際に、効率履歴を利用する。レプリゼンタティブという用語は、例えば企業の従業員または契約社員など、その最も一般的な意味で使用している。一実施例では、既に割り当てられた多数の見込み客に基づいて見込み客を割り当てる。

一つの利点は、ユーザが１または複数の特定製品ラインから製品を購入するのを支援するために必要な技術情報および／またはマーケティング情報を有するレプリゼンタティブを選択することができることである。別の利点は、適切な経験を有する対応可能なレプリゼンタティブの間に多数の見込み客を割り振ることができることである。

別の利点は、初回訪問者からリピータ客を分離すること、および、ブラックアウト期間中にデータベースに再アクセスすることを防止する一連のルールに従ってデータベースへの問い合わせを新規ユーザに対してスケジューリングすることによって、大量の潜在的な見込み客を処理できることである。これによって、登録機関のデータベースへの問い合わせに使用する各サーバに対して、最大毎分約２０人規模の見込み客といった大量の見込み客を生み出すことが可能になる。登録機関のデータベースがそのブラックアウト期間を更新する場合には、ブラックアウト期間を定期的に見直して更新することができる。

図面は、本発明の実施例を示す。

ここで、本発明の具体的な実施形態について、本発明の実施例を詳細に説明する。これらの実施形態は、もっぱら説明に役立つ実施例として意図されるものである。本発明は、これらの具体的な実施例に限定されず、特許請求の範囲自体の言葉によってのみ限定される。

見込み客照会システムは、例えば見込み客に関連する製品ライン別に、レプリゼンタティブに対する見込み客の自動割り付けを提供する。一実施例では、インターネット検索エンジンを使用してウェブページへの訪問を開始する。特定情報が、検索エンジンからウェブページをホストするウェブサーバに送られる。この情報は、訪問者のネットワークアドレスおよび検索で使用するキーワードを含んでもよい。その訪問者に関連する製品ラインは、参照検索エンジンのＵＲＬおよび／または訪問中にアクセスした１または複数のウェブページに関する情報内のキーワードまたはキーフレーズから特定することができる。訪問者に関する情報は、ＤＮＳ逆引きデータベースおよび／またはドメイン名の登録機関のデータベースなどのローカルデータベースまたは外部データベースから取得することができる。この情報は、会社名、アドレス、電話番号、および１または複数の接触名を含んでもよい。

例えば、コンピュータを使用するインターネットユーザが、製品ライン識別子のキーワードをインターネット検索エンジンの検索プロンプトに入力する。コンピュータは、そのキーワードに関連するウェブページリンクのリストをユーザの画面上に表示する。ユーザはそのリンクのうちの１つを選択する。検索エンジンのユーザは、リンクを選択することによって、サーバがホストするウェブページに案内される。そのサーバが見込み客照会システムを使用している場合には、レプリゼンタティブのために見込み客を生み出すことができる。

例えばＣｉｓｃｏ（Ｃｉｓｃｏはシスコテクノロジ社（Cisco Technology, Inc.）の登録商標）が販売する製品ラインなどの特定の製品または製品ラインを特定する他の検索語が、検索エンジンでリストアップされた可能性もある。そのＵＲＬの検索文字列から製品ライン識別子を決定することができる。例えば、システムは、ＵＲＬから製品ライン「Ｃｉｓｃｏ」を抽出する。レプリゼンタティブが後日参照するために、この情報をローカルデータベースに保存してもよい。

訪問者がウェブページにアクセスすることによって、例えば６７．１２９．１８３．２というＩＰアドレスといった訪問者のネットワークアドレスなどの情報を特定することもできる。システムは、ローカルデータベースまたはネットワークデータベースなどのデータベースに対してネットワークアドレスをチェックして、訪問者がその企業にとってリピータ客か、初回訪問者かを判断することができる。訪問者がリピータ客の場合には、システムはデータベースを更新し、訪問者が同一ウェブページまたはそれ以外のウェブページを閲覧しようと戻ってきたことを、その見込み客と既に接触済みのレプリゼンタティブに通知することができる。一実施例では、訪問者に接触すべきでない場合には、エレメントまたはフラグを記録する。接触不要エレメントの指示がない場合には、見込み客へのフォローアップを行うために、システムは見込み客に対して、可能であれば以前に選択したレプリゼンタティブと同じ人を選択することができる。

データベースのチェックに訪問者のネットワークアドレスの記録がない場合には、見込み客に関する情報をデータベースに追加することができる。システムは、例えばＤＮＳ逆引きによって、そのネットワークアドレスに関連付けられたドメイン名を決定することができる。ドメイン名をデータベースと比較して、そのドメイン名がデータベース内に存在するかどうかを判断する。データベース内に存在しない場合には、ドメイン名の登録機関のデータベースなどの別のデータベースから情報を取得することができる。ドメイン名または訪問者に関する情報が、その訪問者がリピータ客であることを示している場合には、上述したようにプロセスを進めることができる。リピータ客でない場合には、ローカルデータベースまたはネットワークデータベースなどのデータベースに、情報および／またはドメイン名を追加することができる。

一実施例では、システムは、接触情報から得られる国名または地域に基づいて、訪問者の地理的言語地域を決定する。また、レプリゼンタティブがウェブサイトからの情報を必要とする場合には、システムは、接触情報またはドメイン名を使用して、訪問者のウェブサイトにアクセスするためのＵＲＬデータ列を作成することができる。例えば、自動ルーチンが、製品ラインに関する情報を求めてウェブサイトを自動的に検索することができる。

一実施例では、システムは、訪問者に関連する製品ラインについての経験を有するレプリゼンタティブを選択することができる。システムは、地理的言語地域に基づいた語学力に基づいて、レプリゼンタティブを選択することもできる。

一実施例では、初回訪問者に対応するレプリゼンタティブは、下記の３つの選択基準に基づいてレプリゼンタティブ要員から選択される。すなわち、１）製品ラインに関するレプリゼンタティブの経験、２）レプリゼンタティブの語学力、および３）レプリゼンタティブに現在割り当てられている担当中の見込み客の人数、である。例えば、ローカルデータベースをチェックして、レプリゼンタティブの技能および空き状況を判断することができる。このデータベースは、表１に示すように、各レプリゼンタティブに対して、または製品ライン別に、最大見込み客数を割り当てることができる。この実施例のシステムは、訪問者に関連する製品ラインを、その製品ラインの経験を有するレプリゼンタティブのリストに一致させる。次に、システムは訪問者の地理的言語地域を一致させて、適切な語学力を有するレプリゼンタティブのリストをさらに限定する。最後に、見込み客数がそのレプリゼンタティブに対して設定された最大限度を超えない限り、現在割り当てられている担当中の見込み客が最も少ない状態の手が空いているエージェントに割り当てるなどによって、システムは対応可能なレプリゼンタティブを見つけ出す。表１の例では、スペイン語を話す地理的言語地域が示された場合には、レプリゼンタティブ３の担当中の見込み客数が２００人を超えない限り、レプリゼンタティブ３が常に選択される。担当中の見込み客数が２００人を超える場合には、管理者または外部業者に見込み客および／または状況を知らせる。

表１
レプリゼンタティブの要員の例
レプリゼンタティブ 言語 メーカ 最大見込み客数
レプリゼンタティブ１ 英語 Ｎｏｒｔｅｌ ５
レプリゼンタティブ１ 英語 Ｃｉｓｃｏ １０
レプリゼンタティブ１ 英語 Ａｎｙ １０
レプリゼンタティブ２ 英語 Ｃｉｓｃｏ ２０
レプリゼンタティブ３ スペイン語 Ａｎｙ ２００
レプリゼンタティブ３ 英語 Ａｎｙ １０
レプリゼンタティブ４ 英語 Ｃｉｓｃｏ １０
レプリゼンタティブ４ 英語 Ｅｘｔｒｅｍｅ １０
例えば、製品ライン情報、見込み客が閲覧する実際の製品ページ、接触情報、および見込み客のＵＲＬなどの見込み客情報を利用して、レプリゼンタティブを選択することができ、またその見込み客情報を割り当てられたレプリゼンタティブに配信することができる。一実施例では、ローカルデータベースに接続することができる接触管理システムを介して見込み客情報を配信する。

本発明の別の実施形態では、コンピュータを使用するインターネットユーザは、ＵＲＬ情報をインターネットブラウザに入力する。ＵＲＬ情報を入力することによって、ユーザは、本発明のシステムを使用しているウェブページへの訪問者となる。システムは、訪問者が訪問するウェブサイトのページを特定することによって訪問者に関連する１または複数の製品ラインを特定する。そうでない場合には、システムは上述したように機能することができる。

さらに別の実施形態では、システムは、キーワードを抽出するとともに訪問したウェブページを追跡することによって、１または複数の製品ラインを特定する。

一実施例では、システムは、選択基準を満足するレプリゼンタティブのグループからレプリゼンタティブを無作為に選択する。

別の実施例では、最初のレプリゼンタティブが担当中の見込み客数の限界を超えない限り、システムは選択基準を満足するレプリゼンタティブのグループから最初のレプリゼンタティブを選択する。例えば、レプリゼンタティブは毎日開始時刻をずらしている可能性もあり、その順序は、最初の開始時刻などを有する最初のレプリゼンタティブを反映してもよい。

さらに別の実施例では、上記の内容を組み合わせたものを使用してもよい。レプリゼンタティブのグループは同時に開始してもよく、無作為に見込み客を割り当ててもよい。また、ヒストリカル記録に基づいてもよい有効率に従って見込み客を割り当てることによって、見込み客照会システムを最適化してもよい。

図１は、見込み客をレプリゼンタティブに自動的に割り当てるシステムを示すフロー図である。一実施例では、システムは、見込み客照会システムを使用するサーバがホストするウェブページにインターネットユーザがアクセスすることから始まる（１）。次に、検索エンジンによって参照する場合、システムは訪問者のＩＰアドレスを取得し、訪問先ページ、訪問期間、参照ドメイン／ＵＲＬ、および使用キーワードなどを含む訪問者のセッションを追跡調査する（２）。この情報はプロセスにおける次のステップ３Ａに送られる（１１）。訪問者のＩＰアドレスは、データベースＤに保存されたＩＰアドレスと比較される（３Ａ）。訪問者が初回訪問者の場合には、情報はデータベースＤに保存され（１１）、次にシステムは、プロセスをプロセスにおける次のステップ３Ｂに移す（１２）。訪問者がリピータ客の場合には、システムはプロセスをプロセスにおける次のステップ３Ｃに移す（１０）。リピータ客用プロセス３Ｃは、訪問者をフォローアップのためにレプリゼンタティブに割り当てるべきかどうかを判断する。例えば、接触不要フラグをチェックする。レプリゼンタティブが以前にその見込み客を割り当てられたか、それともその見込み客が担当中の見込み客か、および／または製品ラインの入手可能性などの他の基準、などに基づいて、レプリゼンタティブを選択する（４Ａ）。その結果、見込み客は、適切であれば新しいレプリゼンタティブに割り当てられ、最初に割り当てられたレプリゼンタティブから移される。次に、割り当てられたレプリゼンタティブには、リピータ客およびリピータ客が関心を持っていた製品ラインが通知される（４Ｂ）。この情報は保存される（１１）。

初回の訪問者に対して、システムはＤＮＳ逆引き３Ｂを使用してＩＰアドレスを決定し、そのＩＰアドレスをドメイン名に変換し（５）、そのドメイン名をローカルデータベースＤに追加する（１１）。システムはドメイン名にフィルタをかけ（６）、個人ドメインおよびＩＳＰドメインのドメイン名を抽出する。この情報は、ローカルデータベースＤに保存され（１４，１１）、レプリゼンタティブによってフォローアップが必要な見込み客であると判断されたドメイン名は、プロセスの次のステップに送られ（７）、登録機関を判断のうえ登録機関のデータベースからそのドメイン名に関する接触情報を検索する。例えば、企業のドメイン名のみをフォローアップのために選択してもよく、または企業ではなく個人で使用するＩＳＰドメイン名などの特定ドメイン名をフォローアップ対象から除いてもよい。次に、システムは、製品ライン、言語、および空き状況などの基準に基づいてレプリゼンタティブ要員の中から選定されたレプリゼンタティブに、見込み客を割り当てる（８）。

システムは、接触情報および選択したレプリゼンタティブをデータベースＤに記録する（１１）。最後に、この情報は、レプリゼンタティブが見込み客としてフォローアップを行うシステムを提供する接触管理システムに送られる（９）。

一実施例では、登録機関のデータベースから情報を検索するプロセス７は、表２に示すように、各登録機関に対して、ブラックアウト期間などに関するルールを使用している。例えば、各登録機関のデータベースに最後に接触した時間または経過時間を利用して、様々な登録機関のデータベースへの問い合わせをスケジュールすることができる。

一実施例では、システムは、単一の登録機関のデータベースサーバからの２人以上の訪問者の接触情報を判断する必要がある。システムは、最初のリクエストを登録機関のデータベースサーバに送り、データベースにリクエストの時間を記録することができる。次に、システムは登録機関に接触する前にデータベースをチェックし、経過時間をブラックアウト期間と比較して、次のリクエストをいつにスケジュールすべきかを決定する。システムは、ブラックアウト期間が過ぎるまで２回目のリクエストを送るのを控える。その間、サーバは、異なるドメイン名に関連する見込み客に関して異なる登録機関のデータベースへのリクエスト処理を行ってもよく、あるいは別途見込み客の処理を行ってもよい。

表２
登録機関データベース検索リクエスト送信の許容頻度の例
登録機関ドメイン 登録機関 国 ブラックアウト
期間（秒）
whois.alabanza.com Alabanza, Inc. 米国 ６０
whois.nic.de Deutsches Info Network ドイツ ６０
whois.encom.com eNom, Inc. 米国 １２０
cc.fsu.edu Florida State University 米国 ６０
whois.ibm.com IBM 米国 ３００
whois.nrl.navy.mil Naval Research Labratory 米国 ６０
whois.networksolutions.com Network Solutions, Inc. 米国 １２０
whois.nsiregistry.net Network Solutions, Inc 米国 ６０
www.nic.mx NIC-Mexico メキシコ ６０
whois.nic.uk Nominet UK 英国 ６０
実際には少なくとも１４０の様々な登録機関があり、ブラックアウト期間などに関する独自に指定したルールを各々が保有している。これらのルールは定期的に変更され、データベースはこれらの変更を反映するように更新される。例えば、ブラックアウト期間は、各登録機関毎に試行錯誤しながら決定される。

図２は、見込み客をレプリゼンタティブに自動的に割り当てるシステムを示すフロー図である。一実施例では、システムは、見込み客照会システムを使用するサーバがホストするウェブページにインターネットユーザがアクセスすることから始まる（１００）。システムは訪問者のＩＰアドレスを取得し（１１０）、訪問者が検索エンジンを使ってウェブページにアクセスした場合には参照検索エンジンのＵＲＬから１または複数のキーワードを抽出することにより、または、訪問した１または複数のウェブページに関連する製品ライン識別子から、訪問者に関連する製品ラインを特定する（１１０）。

ＩＰアドレスによって記録をインデックス化したローカルデータベース５０１は、接触情報、訪問先企業のＵＲＬ、訪問者に以前割り当てられたレプリゼンタティブの識別子、およびレプリゼンタティブが訪問者に接触することによってこの見込み客のフォローアップを行うべきか否かを示すフラグなどの情報を保存している。システムは、訪問者のＩＰアドレスと一致するＩＰアドレスを求めてデータベース５０１を検索する（１２０）。一致するものが見つかった場合、システムは、訪問者に接触するべきかどうかを示すフラグをチェックする（１２０）。訪問者に接触するべきでない場合には、この見込み客の処理を完了する（１３０）。訪問者に接触すべき場合には、製品ライン、接触情報、訪問先企業のＵＲＬ、およびレプリゼンタティブの識別子などの見込み客情報を、接触管理システム２７０に送る（１４０）。訪問者のＩＰアドレスに一致するものがデータベース５０１内で見つからない場合には、逆引きＤＮＳを外部データベース５０２に対して実施して（１５０）、訪問者のＩＰアドレスに関連するドメイン名を取得することができる。

ドメイン名によって記録をインデックス化したローカルデータベース５０３は、接触情報、訪問先企業のＵＲＬ、訪問者に以前割り当てられたレプリゼンタティブの識別子、およびレプリゼンタティブが訪問者に接触することによってこの見込み客のフォローアップを行うべきか否かを示すフラグなどの情報を保存している。システムは、訪問者のドメイン名と一致するドメイン名を求めてデータベース５０３を検索する（１６０）。一致するものが見つかった場合、システムは、訪問者に接触するべきかどうかを示すフラグをチェックする（１６０）。訪問者に接触するべきでない場合には、この見込み客の処理を完了する（１７０）。訪問者に接触すべき場合には、製品ライン、接触情報、訪問先企業のＵＲＬ、およびレプリゼンタティブの識別子などの見込み客情報を、接触管理システム２７０に送る（１８０）。訪問者のドメイン名に一致するものがデータベース５０３内で見つからない場合には、外部の登録機関のデータベース５０４に対して検索を実施して（１９０）、訪問者のドメイン名に関連する接触情報を取得することができる。

会社名によって記録をインデックス化したローカルデータベース５０５は、接触情報、訪問先企業のＵＲＬ、訪問者に以前割り当てられたレプリゼンタティブの識別子、およびレプリゼンタティブが訪問者に接触することによってこの見込み客のフォローアップを行うべきか否かを示すフラグなどの情報を保存している。システムは、訪問者の会社名と一致する会社名を求めてデータベース５０５を検索する（２００）。一致するものが見つかった場合、システムは、訪問者に接触するべきかどうかを示すフラグをチェックする（２００）。訪問者に接触するべきでない場合には、この見込み客の処理を完了する（２１０）。訪問者に接触すべき場合には、製品ライン、接触情報、訪問先企業のＵＲＬ、およびレプリゼンタティブの識別子などの見込み客情報を、接触管理システム２７０に送る（２２０）。訪問者の会社名に一致するものがデータベース５０５内で見つからない場合には、その訪問者は初回訪問者である。

初回訪問者に対して、システムは、英語やスペイン語などの訪問者の地理的言語地域を決定する（２３０）。次に、システムは、訪問者に接触することによって、見込み客をフォーアップするレプリゼンタティブを選択する（２４０）。システムは、製品ラインについての経験、訪問客の言語地域と一致する語学力、および新規の見込み客を受け入れる余裕のあるレプリゼンタティブ要員の中からレプリゼンタティブを選択することができる。次に、システムは、訪問先企業のＵＲＬデータ列を作成する（２５０）。システムは、ローカルデータベース５０１，５０３，および５０５に、接触情報、会社名、ドメイン名、ＩＰアドレス、訪問先企業のＵＲＬデータ列、および選択されたレプリゼンタティブの識別子などの訪問者情報を挿入する（２６０）。最後に、システムは、接触管理システムに、製品ライン、接触情報、訪問先企業のＵＲＬデータ列、および選択されたレプリゼンタティブの識別子などの初回訪問者の見込み客情報を送る（２６０）。

本発明のシステムフロー図の実施例を示す。 本発明のシステムフロー図の別の実施例を示す。

Claims (28)

1. ウェブページへのアクセス時に取得したネットワークアドレスを使用して、見込み客をレプリゼンタティブに割り当てるシステムであって、
   前記見込み客に関連する製品ラインを特定するステップと、
   前記見込み客に関する情報を外部データベースから取得するステップと、
   前記レプリゼンタティブが前記見込み客に関連する前記製品ラインについての経験を有するように、前記情報を受け取るレプリゼンタティブを選択するステップと、
   を備えることを特徴とするシステム。
2. 前記見込み客に関連する前記製品ラインを特定する前記ステップが、参照検索エンジンによって提供されたＵＲＬから少なくとも１つのキーワードを使用することを特徴とする請求項１に記載のシステム。
3. 前記見込み客に関連する前記製品ラインを特定する前記ステップが、アクセスした前記ウェブページに関する情報を使用することを特徴とする請求項１に記載のシステム。
4. 前記特定するステップが、ＵＲＬから少なくとも１つのキーワードを使用するステップをさらに含むことを特徴とする請求項３に記載のシステム。
5. 前記見込み客の前記ネットワークアドレスおよび接触情報を、ローカルデータベースに保存するステップをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
6. 前記ローカルデータベースのエレメントが、前記見込み客と接触するべきかどうかを示すことを特徴とする請求項５に記載のシステム。
7. 前記見込み客と前記ローカルデータベース内の既存の見込み客とを照合するステップと、前記見込み客の前記ネットワークアドレスが、前記既存の見込み客のうちのひとりのネットワークアドレスと一致する場合に、前記見込み客を例外として処理するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項６に記載のシステム。
8. 前記見込み客の前記ネットワークアドレスが、前記既存の見込み客のうちのひとりのネットワークアドレスと一致する場合には、前記ローカルデータベースから前記接触情報を取得するステップをさらに備えることを特徴とする請求項７に記載のシステム。
9. 前記ネットワークアドレスに基づいてドメイン名を決定するステップをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
10. 情報を取得する前記ステップが、前記ドメイン名を使用して前記見込み客の接触情報を取得することを特徴とする請求項９に記載のシステム。
11. 前記接触情報を、前記ローカルデータベースに保存するステップをさらに備えることを特徴とする請求項１０に記載のシステム。
12. 前記ローカルデータベース内のエレメントが、前記見込み客に接触するべきかどうかを示すことを特徴とする請求項１１に記載のシステム。
13. 前記見込み客と前記ローカルデータベース内の既存の見込み客とを照合するステップと、前記見込み客の前記接触情報が、前記既存の見込み客のうちのひとりの接触情報と一致する場合に、前記見込み客を例外として処理するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項１２に記載のシステム。
14. 前記見込み客の前記接触情報が、前記既存の見込み客のうちのひとりの接触情報と一致しない場合には、前記接触情報に基づいて地理的言語地域を決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項１３に記載のシステム。
15. 前記選択されたレプリゼンタティブが、前記見込み客の前記地理的地域と一致する語学力を有するレプリゼンタティブであることを特徴とする請求項１４に記載のシステム。
16. 前記接触情報に基づいて前記見込み客に関連するＵＲＬを解析するステップをさらに備えることを特徴とする請求項１５に記載のシステム。
17. 情報を取得する前記ステップが、登録機関のデータベースにアクセスするステップを備えることを特徴とする請求項１０に記載のシステム。
18. 情報を取得する前記ステップが、アクセスされる登録機関のデータベースのブラックアウト期間に関する情報を有するデータベースをチェックするステップと、前記ブラックアウト期間を避けるようにアクセスをスケジュールするステップとをさらに備えることを特徴とする請求項１７に記載のシステム。
19. 前記接触情報に基づいて前記地理的言語地域を決定するステップをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
20. 前記選択されたレプリゼンタティブが、前記見込み客の前記地理的地域と一致する語学力を有するレプリゼンタティブであることを特徴とする請求項１９に記載のシステム。
21. 前記接触情報に基づいて、前記見込み客に関連するＵＲＬを解析するステップをさらに備えることを特徴とする請求項２０に記載のステップ。
22. 前記システムが、前記見込み客が前記レプリゼンタティブに以前に割り当てられた見込み客と同じ見込み客であると判断するときには、前記選択されたレプリゼンタティブは、以前に選択されたレプリゼンタティブと同じであることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
23. 複数の外部データベースのルールをデータベースに保存するステップをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のシステム。
24. 見込み客を割り当てるシステムであって、
    ブラックアウト期間を有する外部データベースから前記見込み客に関する情報を取得するステップと、
    前記外部データベースの前記ブラックアウト期間を決定するステップと、
    前記ブラックアウト期間を避けるように、前記外部データベースからの情報検索をスケジュールするステップと、
    を備えることを特徴とするシステム。
25. 複数の外部データベースの前記ブラックアウト期間をデータベースに保存するステップをさらに備えることを特徴とする請求項２４に記載のシステム。
26. 前記スケジュールするステップが、前記同一外部データベースへの最後のリクエスト以降の前記ブラックアウト期間が経過するまで他のプロセスを継続し、その後前記同一外部データベースに対して、情報を取得する後続ステップの手続きが処理されることを特徴とする請求項２５に記載のシステム。
27. 前記他のプロセスが、異なる見込み客に関して異なる外部データベースから情報を取得するステップを含むことを特徴とする請求項２６に記載のシステム。
28. 情報を取得する前記ステップを処理するために、異なるサーバを使用するステップをさらに含むことを特徴とする請求項２５に記載のシステム。

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