本願は、米国特許出願第11/700,802号(出願日:2007年1月31日)および米国仮特許出願第60/884,757号(出願日:2007年1月12日)に基づいた恩恵を主張すると共に、米国特許出願第11/384,571号(出願日:2006年3月20日)の一部継続出願である。米国特許出願第11/384,571号は、米国特許出願第11/085,761号(出願日:2005年3月21日)の一部継続出願である。本願は米国特許出願第11/039,288号(出願日:2005年1月20日)に関する。上記の出願の開示内容はすべて参照により本願に組み込まれる。
ネットワークデバイスは、リモートコンテンツプロバイダに対応付けられるキューに所望選択コンテンツを追加するコンテンツ要求インターフェースを備える。メモリは、リモートコンテンツプロバイダから受信する受信選択コンテンツを格納する。ネットワークインターフェースは、メモリに格納される受信選択コンテンツに関連する利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方をリモートコンテンツプロバイダに供給し、メモリに格納される受信選択コンテンツの利用ステータスデータおよび格納ステータスデータのうち少なくとも一方に基づいてリモートコンテンツプロバイダからキューに含まれる追加の所望選択コンテンツを受信し、受信選択コンテンツとしてリモートコンテンツプロバイダから受信する所望選択コンテンツをメモリに格納する。格納ステータスは、隠れステータス、消去ステータス、およびメモリに格納される受信選択コンテンツの量のうち少なくとも1つを含む。
他の特徴によると、ネットワークインターフェースは、ユーザの要求に対して非同期的に、追加の所望選択コンテンツを受信する。システムは上述のネットワークデバイスを備え、上述のキューおよび上述のリモートコンテンツプロバイダの少なくとも一方をさらに備える。受信選択コンテンツはメモリの隠れ部分に格納され、キューにおける所望選択コンテンツの順序と利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方とのうち少なくとも一方に基づいて、受信選択コンテンツがユーザによってアクセス可能となる。
他の特徴によると、メモリの隠れ部分に格納される受信選択コンテンツのステータスは隠れステータスである。受信選択コンテンツのステータスは受信選択コンテンツがメモリに格納されている期間を含む。ネットワークインターフェースは、受信選択コンテンツがメモリから消去されると、所望選択コンテンツを受信する。ユーザは、コンテンツ要求インターフェースを用いたキューに含まれる所望選択コンテンツの順序の変更、所望選択コンテンツの削除、所望選択コンテンツの視聴のうち少なくとも1つを行う。
他の特徴によると、受信選択コンテンツには、予め定められた期間および予め定められた視聴回数のうち少なくとも一方が完了すると、メモリからの消去およびメモリの隠れ部分への移動のうち少なくとも一方が行われる。ネットワークデバイスおよびリモートコンテンツプロバイダのうち少なくとも一方は、受信選択コンテンツを自動的に消去する。ネットワークインターフェースは、受信選択コンテンツが削除された旨をユーザが示すと、所望選択コンテンツを受信する。リモートコンテンツプロバイダは、受信選択コンテンツが消去されているかどうかを判断する。リモートコンテンツプロバイダは周期的にメモリを検索して受信選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。
他の特徴によると、受信選択コンテンツは、ユーザとリモートコンテンツプロバイダとの間の同意に基づいて取外し可能な格納媒体へと転送可能である。インターネットウェブサイトによってコンテンツ要求インターフェースを実現する。システムは上述のネットワークデバイスを備え、光学データ格納システムをさらに備える。システムは上述のネットワークデバイスを備え、ハードディスクドライブ(HDD)システムおよび固体メモリデバイスの少なくとも一方をさらに備える。
ネットワークデバイスは、リモートコンテンツプロバイダに対応付けられるキューに所望選択コンテンツを追加するコンテンツ要求インターフェース手段と、リモートコンテンツプロバイダから受信する受信選択コンテンツを格納するメモリ手段と、メモリ手段に格納される受信選択コンテンツに関連する利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方をリモートコンテンツプロバイダに供給し、メモリ手段に格納される受信選択コンテンツの利用ステータスデータおよび格納ステータスデータのうち少なくとも一方に基づいてリモートコンテンツプロバイダからキューに含まれる追加の所望選択コンテンツを受信し、受信選択コンテンツとしてリモートコンテンツプロバイダから受信する所望選択コンテンツをメモリ手段に格納するネットワークインターフェース手段とを備える。格納ステータスデータは、隠れステータス、消去ステータス、およびメモリ手段に格納される受信選択コンテンツの量のうち少なくとも1つを含む。
他の特徴によると、ネットワークインターフェース手段は、ユーザの要求に対して非同期的に、追加の所望選択コンテンツを受信する。システムは上述のネットワークデバイスを備え、上述のキューおよび上述のリモートコンテンツプロバイダの少なくとも一方をさらに備える。受信選択コンテンツはメモリ手段の隠れ部分に格納され、キューにおける所望選択コンテンツの順序と利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方とのうち少なくとも一方に基づいて、受信選択コンテンツがユーザによってアクセス可能となる。
他の特徴によると、メモリの隠れ部分に格納される受信選択コンテンツのステータスは隠れステータスである。受信選択コンテンツのステータスは受信選択コンテンツがメモリ手段に格納されている期間を含む。ネットワークインターフェース手段は、受信選択コンテンツがメモリ手段から消去されると、所望選択コンテンツを受信する。ユーザは、コンテンツ要求インターフェース手段を用いたキューに含まれる所望選択コンテンツの順序の変更、所望選択コンテンツの削除、所望選択コンテンツの視聴のうち少なくとも1つを行う。
他の特徴によると、受信選択コンテンツには、予め定められた期間および予め定められた視聴回数のうち少なくとも一方が完了すると、メモリ手段からの消去およびメモリ手段の隠れ部分への移動のうち少なくとも一方が行われる。ネットワークデバイスおよびリモートコンテンツプロバイダのうち少なくとも一方は、受信選択コンテンツを自動的に消去する。ネットワークインターフェース手段は、受信選択コンテンツが削除された旨をユーザが示すと、所望選択コンテンツを受信する。リモートコンテンツプロバイダは、受信選択コンテンツが消去されているかどうかを判断する。リモートコンテンツプロバイダは周期的にメモリ手段を検索して受信選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。
他の特徴によると、受信選択コンテンツは、ユーザとリモートコンテンツプロバイダとの間の同意に基づいて取外し可能な格納媒体へと転送可能である。インターネットウェブサイトによってコンテンツ要求インターフェース手段を実現する。システムは上述のネットワークデバイスを備え、光学データ格納システムをさらに備える。システムは上述のネットワークデバイスを備え、ハードディスクドライブ(HDD)システムおよび固体メモリデバイスの少なくとも一方をさらに備える。
ネットワークデバイスにコンテンツを配信するシステムはコンテンツ要求インターフェースを備え、ユーザはコンテンツ要求インターフェースを利用して利用可能コンテンツから所望コンテンツを選択する。キューは、所望選択コンテンツの識別子を格納する。リモートコンテンツプロバイダは、ネットワークデバイスからリモートであり、キューと通信し、キューに格納される所望選択コンテンツの識別子の順序とネットワークデバイスに格納される受信選択コンテンツに対応付けられる利用ステータスデータおよび格納ステータスデータのうち少なくとも一方とに基づいてネットワークデバイスに所望選択コンテンツを送信する。格納ステータスは、隠れステータス、消去ステータス、およびメモリに格納される受信選択コンテンツの量のうち少なくとも1つを含む。
他の特徴によると、ネットワークデバイスは、ユーザの要求に対して非同期的に所望選択コンテンツを受信する。リモートコンテンツプロバイダは、ユーザが所望選択コンテンツを選択すると、ネットワークデバイスに所望選択コンテンツを送信し、ネットワークデバイスはネットワークデバイスの隠れ部分に受信選択コンテンツとして所望選択コンテンツを格納し、受信選択コンテンツには、利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方に基づいて、ユーザがアクセス可能となる。
他の特徴によると、メモリの隠れ部分に格納される受信選択コンテンツのステータスは隠れステータスである。格納ステータスは、ネットワークデバイスに受信選択コンテンツが格納される期間を含む。リモートコンテンツプロバイダは、受信選択コンテンツがネットワークデバイスから消去されると、所望選択コンテンツを送信する。ユーザは、コンテンツ要求インターフェースを用いたキューに含まれる所望選択コンテンツの順序の変更、所望選択コンテンツの削除、および所望選択コンテンツの視聴のうち少なくとも1つを行う。受信選択コンテンツには、ある期間および選択視聴回数のうち少なくとも一方が完了すると、ネットワークデバイスからの削除およびネットワークデバイスの隠れ部分への移動のうち少なくとも一方が行われる。ネットワークデバイスおよびリモートコンテンツプロバイダのうち少なくとも一方が、受信選択コンテンツを自動的に消去する。
他の特徴によると、リモートコンテンツプロバイダは、ユーザが受信選択コンテンツは消去されている旨を示すと、所望選択コンテンツを送信する。リモートコンテンツプロバイダは受信選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。リモートコンテンツプロバイダは周期的にネットワークデバイスを検索して受信選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。受信選択コンテンツはユーザとリモートコンテンツプロバイダとの間の同意に基づいて取外し可能な格納媒体に転送可能である。インターネットウェブサイトによって上述のコンテンツ要求インターフェースを実現する。ネットワークデバイスは光学データ格納媒体を有する。ネットワークデバイスはハードディスクドライブ(HDD)システムおよび固体メモリデバイスの少なくとも一方を有する。
ネットワークデバイスにコンテンツを配信するシステムは、ユーザにアクセスを提供し且つ利用可能コンテンツから所望コンテンツを選択するコンテンツ要求インターフェース手段と、所望選択コンテンツの識別子を格納するキュー手段と、キュー手段と通信し、キュー手段に格納される所望選択コンテンツの識別子の順序と、さらにネットワークデバイスに格納される受信選択コンテンツの利用ステータスデータおよび格納ステータスデータのうち少なくとも一方とに基づいてネットワークデバイスに所望選択コンテンツを送信するリモートコンテンツプロバイダ手段とを備える。格納ステータスは、隠れステータス、消去ステータス、およびメモリに格納される受信選択コンテンツの量のうち少なくとも1つを含む。
他の特徴によると、ネットワークデバイスは、ユーザの要求に対して非同期的に所望選択コンテンツを受信する。リモートコンテンツプロバイダ手段は、ユーザが所望コンテンツを選択すると、ネットワークデバイスに所望選択コンテンツを送信し、ネットワークデバイスは受信選択コンテンツとして所望選択コンテンツを格納し、受信選択コンテンツには、利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方に基づいて、ユーザがアクセス可能となる。メモリの隠れ部分に格納される受信選択コンテンツのステータスは隠れステータスである。格納ステータスは、ネットワークデバイスに受信選択コンテンツが格納される期間を含む。
他の特徴によると、リモートコンテンツプロバイダ手段は、受信選択コンテンツがネットワークデバイスから消去されると、所望選択コンテンツを送信する。ユーザは、コンテンツ要求インターフェース手段を用いたキュー手段に含まれる所望選択コンテンツの順序の変更、所望選択コンテンツの削除、および所望選択コンテンツの視聴のうち少なくとも1つを行う。受信選択コンテンツには、ある期間および選択視聴回数のうち少なくとも一方が完了すると、ネットワークデバイスからの削除およびネットワークデバイスの隠れ部分への移動のうち少なくとも一方が行われる。ネットワークデバイスおよびリモートコンテンツプロバイダ手段のうち少なくとも一方が、受信選択コンテンツを自動的に消去する。
他の特徴によると、リモートコンテンツプロバイダ手段は、ユーザが受信選択コンテンツは消去されている旨を示すと、所望選択コンテンツを送信する。リモートコンテンツプロバイダ手段は受信選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。リモートコンテンツプロバイダ手段は周期的にネットワークデバイスを検索して受信選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。受信選択コンテンツはユーザとリモートコンテンツプロバイダ手段との間の同意に基づいて取外し可能な格納媒体に転送可能である。インターネットウェブサイトによって上述のコンテンツ要求インターフェース手段を実現する。ネットワークデバイスは光学データ格納媒体を有する。ネットワークデバイスはハードディスクドライブ(HDD)システムおよび固体メモリデバイスの少なくとも一方を有する。
ネットワークデバイスにおいてリモートコンテンツプロバイダから選択コンテンツを受信する方法は、リモートコンテンツプロバイダに対応付けられるキューに所望選択コンテンツを追加することと、リモートコンテンツプロバイダから受信する受信選択コンテンツをメモリに格納することと、メモリに格納される受信選択コンテンツに関連する利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方をリモートコンテンツプロバイダに供給することと、メモリに格納される受信選択コンテンツの利用ステータスデータおよび格納ステータスデータのうち少なくとも一方に基づいてリモートコンテンツプロバイダからキューに含まれる追加の所望選択コンテンツを受信することと、受信選択コンテンツとしてリモートコンテンツプロバイダから受信する所望選択コンテンツをメモリに格納することとを含む。格納ステータスは、隠れステータス、消去ステータス、およびメモリに格納される受信選択コンテンツの量のうち少なくとも1つを含む。
他の特徴によると、ネットワークデバイスは、ユーザの要求に対して非同期的に、所望選択コンテンツを受信する。当該方法はさらに、受信選択コンテンツをメモリの隠れ部分に格納することと、キューにおける所望選択コンテンツの順序と利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方とのうち少なくとも一方に基づいて、受信選択コンテンツがユーザによってアクセス可能となるようにすることとを含む。メモリの隠れ部分に格納される受信選択コンテンツのステータスは隠れステータスである。格納ステータスは受信選択コンテンツがネットワークデバイスに格納されている期間を含む。
他の特徴によると、ネットワークデバイスは、受信選択コンテンツがネットワークデバイスから消去されると、所望選択コンテンツを受信する。ユーザは、コンテンツ要求インターフェースにおいてキューに含まれる所望選択コンテンツの順序の変更、所望選択コンテンツの削除、所望選択コンテンツの視聴のうち少なくとも1つを行う。受信選択コンテンツには、予め定められた期間および予め定められた視聴回数のうち少なくとも一方が完了すると、ネットワークデバイスからの消去およびネットワークデバイスの隠れ部分への移動のうち少なくとも一方が行われる。ネットワークデバイスおよびリモートコンテンツプロバイダのうち少なくとも一方は、受信選択コンテンツを自動的に消去する。
他の特徴によると、ネットワークデバイスは、受信選択コンテンツが削除された旨をユーザが示すと、所望選択コンテンツを受信する。リモートコンテンツプロバイダは、受信選択コンテンツが消去されているかどうかを判断する。リモートコンテンツプロバイダは周期的にネットワークデバイスを検索して受信選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。受信選択コンテンツは、ユーザとリモートコンテンツプロバイダとの間の同意に基づいて取外し可能な格納媒体へと転送可能である。インターネットウェブサイトによってコンテンツ要求インターフェースを実現する。
ネットワークデバイスに選択コンテンツを供給するシステムは、選択コンテンツの識別子を格納するキューと、選択コンテンツをネットワークデバイスに送信するリモートコンテンツプロバイダとを備える。ここで、選択コンテンツは利用可能コンテンツから選択される。ネットワークデバイスは選択コンテンツを受信および格納する。ネットワークデバイスに格納される選択コンテンツは、ユーザから隠されている状態およびユーザが利用できない状態のうち少なくとも一方の状態にある。ネットワークデバイスに格納される選択コンテンツは、キューに格納される識別子の順序に従って、ユーザに見える状態およびユーザが利用できる状態のうち少なくとも一方の状態になる。
他の特徴によると、選択コンテンツはネットワークデバイスの隠れ部分に格納される。選択コンテンツは、選択コンテンツを見ることができるようになると、ネットワークデバイスの可視部分に転送される。ネットワークデバイスは選択コンテンツを格納するメモリを有する。メモリは、ハードディスクドライブ(HDD)および固体メモリデバイスの少なくとも一方を有する。リモートコンテンツプロバイダはユーザの要求に対して非同期的に選択コンテンツを送信する。ユーザはコンテンツ要求インターフェースにおいて選択コンテンツを選択する。
他の特徴によると、選択コンテンツは、ネットワークデバイスに格納される受信選択コンテンツのステータスにさらに応じて、ユーザに見える状態およびユーザが利用できる状態のうち少なくとも一方の状態になる。受信選択コンテンツのステータスは、ネットワークデバイスに格納される受信選択コンテンツの数および以前に配信された選択肢がネットワークデバイスに格納される期間のうち少なくとも一方を含む。選択コンテンツは、受信選択コンテンツがネットワークデバイスから消去されると、ユーザに見える状態およびユーザが利用できる状態のうち少なくとも一方の状態になる。ユーザは、コンテンツ要求インターフェースを用いたキューに格納される識別子の順序の変更、選択コンテンツの削除、および選択コンテンツの視聴のうち少なくとも1つを行う。
他の特徴によると、選択コンテンツには、予め定められた期間および予め定められた視聴回数のうち少なくとも一方が完了すると、ネットワークデバイスからの消去およびネットワークデバイスの隠れ部分への移動のうち少なくとも一方が行われる。ネットワークデバイスおよびリモートコンテンツプロバイダの少なくとも一方が選択コンテンツを自動的に消去する。ユーザが受信選択コンテンツが消去されている旨を示すと、選択コンテンツはユーザに見える状態およびユーザが利用可能な状態の少なくとも一方の状態になる。リモートコンテンツプロバイダは受信選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。リモートコンテンツプロバイダは周期的にネットワークデバイスを検索して受信選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。選択コンテンツは、ユーザとリモートコンテンツプロバイダとの間の同意に基づいて取外し可能な格納媒体へと転送可能である。インターネットウェブサイトによって上述のコンテンツ要求インターフェースを実現する。
システムは、利用可能コンテンツの識別子を格納するサーバモジュールを備える。リモートコンテンツプロバイダは、ネットワークデバイスに対応付けられるコンテンツの識別子のリストを含むキューに基づいて利用可能コンテンツから選択される選択コンテンツをネットワークデバイスに送信する。リモートコンテンツプロバイダは、隠れ状態および利用不可状態のうち少なくとも一方で、ネットワークデバイスに選択コンテンツを格納する。リモートコンテンツプロバイダは、ネットワークデバイスにおいて非隠れ状態および利用可能状態の少なくとも一方に以前に変更された選択コンテンツの利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方に基づいて、隠れ状態および利用不可状態の少なくとも一方を非隠れ状態および利用可能状態の少なくとも一方に、それぞれ、選択的に変更する。
他の特徴によると、選択コンテンツはネットワークデバイスの隠れ部分に格納される。選択コンテンツは、ユーザが選択コンテンツを見ることができるようになると、ネットワークデバイスの非隠れ部分に転送される。ネットワークデバイスは選択コンテンツを格納するメモリを有する。メモリは、ハードディスクドライブ(HDD)および固体メモリデバイスの少なくとも一方を有する。リモートコンテンツプロバイダはユーザの要求に対して非同期的に選択コンテンツを送信する。
他の特徴によると、ユーザはコンテンツ要求インターフェースにおいて選択コンテンツを選択する。リモートコンテンツプロバイダはキューに含まれる識別子の順序にさらに基づいて状態を変更する。格納ステータスデータは、ネットワークデバイスに格納される選択コンテンツの量および選択コンテンツがネットワークデバイスに格納される期間のうち少なくとも一方を含む。リモートコンテンツプロバイダは、以前に変更された選択コンテンツがネットワークデバイスから消去されると、隠れ状態および利用不可状態のうち少なくとも一方を非隠れ状態および利用可能状態の少なくとも一方に変更する。ユーザは、コンテンツ要求インターフェースにおいてキューに含まれる識別子の順序の変更、選択コンテンツの削除、および選択コンテンツの視聴のうち少なくとも1つを行う。
他の特徴によると、選択コンテンツには、予め定められた期間および予め定められた視聴回数のうち少なくとも一方が完了すると、ネットワークデバイスからの消去およびネットワークデバイスの隠れ部分への移動のうち少なくとも一方が行われる。ネットワークデバイスおよびリモートコンテンツプロバイダの少なくとも一方が選択コンテンツを自動的に消去する。リモートコンテンツプロバイダは、ユーザが以前に変更された選択コンテンツが消去されている旨を示すと、隠れ状態および利用不可状態の少なくとも一方を非隠れ状態および利用可能状態の少なくとも一方に変更する。リモートコンテンツプロバイダは以前に変更された選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。リモートコンテンツプロバイダは周期的にネットワークデバイスを検索して以前に変更された選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。選択コンテンツは、ユーザとリモートコンテンツプロバイダとの間の同意に基づいて取外し可能な格納媒体へと転送可能である。インターネットウェブサイトによって上述のコンテンツ要求インターフェースを実現する。
システムは、利用可能コンテンツの識別子を格納するサーバ手段と、ネットワークデバイスに対応付けられるコンテンツの識別子のリストを含むキューに基づいて利用可能コンテンツから選択される選択コンテンツをネットワークデバイスに送信するリモートコンテンツプロバイダ手段とを備える。リモートコンテンツプロバイダ手段は、隠れ状態および利用不可状態のうち少なくとも一方で、ネットワークデバイスに選択コンテンツを格納する。リモートコンテンツプロバイダ手段は、ネットワークデバイスにおいて非隠れ状態および利用可能状態の少なくとも一方に以前に変更された選択コンテンツの利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方に基づいて、隠れ状態および利用不可状態の少なくとも一方を非隠れ状態および利用可能状態の少なくとも一方に、それぞれ、選択的に変更する。
他の特徴によると、選択コンテンツはネットワークデバイスの隠れ部分に格納される。選択コンテンツは、ユーザが選択コンテンツを見ることができるようになると、ネットワークデバイスの非隠れ部分に転送される。ネットワークデバイスは選択コンテンツを格納するメモリ手段を有する。メモリ手段は、ハードディスクドライブ(HDD)および固体メモリデバイスの少なくとも一方を有する。リモートコンテンツプロバイダ手段はユーザの要求に対して非同期的に選択コンテンツを送信する。ユーザはコンテンツ要求インターフェースにおいて選択コンテンツを選択する。
他の特徴によると、リモートコンテンツプロバイダ手段はキューに含まれる識別子の順序にさらに基づいて状態を変更する。格納ステータスデータは、ネットワークデバイスに格納される選択コンテンツの量および選択コンテンツがネットワークデバイスに格納される期間のうち少なくとも一方を含む。リモートコンテンツプロバイダ手段は、以前に変更された選択コンテンツがネットワークデバイスから消去されると、隠れ状態および利用不可状態のうち少なくとも一方を非隠れ状態および利用可能状態の少なくとも一方に変更する。ユーザは、コンテンツ要求インターフェースにおいてキューに含まれる識別子の順序の変更、選択コンテンツの削除、および選択コンテンツの視聴のうち少なくとも1つを行う。
他の特徴によると、選択コンテンツには、予め定められた期間および予め定められた視聴回数のうち少なくとも一方が完了すると、ネットワークデバイスからの消去およびネットワークデバイスの隠れ部分への移動のうち少なくとも一方が行われる。ネットワークデバイスおよびリモートコンテンツプロバイダ手段の少なくとも一方が選択コンテンツを自動的に消去する。リモートコンテンツプロバイダ手段は、ユーザが以前に変更された選択コンテンツが消去されている旨を示すと、隠れ状態および利用不可状態の少なくとも一方を非隠れ状態および利用可能状態の少なくとも一方に変更する。リモートコンテンツプロバイダ手段は以前に変更された選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。リモートコンテンツプロバイダ手段は周期的にネットワークデバイスを検索して以前に変更された選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。選択コンテンツは、ユーザとリモートコンテンツプロバイダ手段との間の同意に基づいて取外し可能な格納媒体へと転送可能である。インターネットウェブサイトによって上述のコンテンツ要求インターフェースを実現する。
選択コンテンツを提供する方法は、利用可能コンテンツの識別子を格納することと、利用可能コンテンツからコンテンツを選択することと、ネットワークデバイスに対応付けられるコンテンツの識別子のリストを含むキューに従ってネットワークデバイスに選択コンテンツを送信することと、隠れ状態および利用不可状態のうち少なくとも一方の状態でネットワークデバイスに選択コンテンツを格納することと、ネットワークデバイスにおいて非隠れ状態および利用可能状態のうち少なくとも一方に以前に変更された選択コンテンツの利用ステータスデータおよび格納ステータスデータのうち少なくとも一方に基づいて、隠れ状態および利用不可状態のうち少なくとも一方を非隠れ状態および利用可能状態のうち少なくとも一方に、それぞれ、選択的に変更することとを含む。
他の特徴によると、上記の方法はさらに、キューに含まれる識別子の順序にさらに従って、隠れ状態および利用不可状態のうち少なくとも一方を非隠れ状態および利用可能状態のうち少なくとも一方に選択的に変更することを含む。選択コンテンツを送信することはユーザの要求に対して非同期的に選択コンテンツを送信することを含む。コンテンツを選択することはコンテンツ要求インターフェースでコンテンツを選択することを含む。以前に変更された選択コンテンツの格納ステータスデータは、ネットワークデバイスに格納される選択コンテンツの量および選択コンテンツがネットワークデバイスに格納される期間のうち少なくとも一方を含む。以前に変更された選択コンテンツがネットワークデバイスから消去されると、隠れ状態および利用不可状態のうち少なくとも一方を非隠れ状態および利用可能状態のうち少なくとも一方に変更する。
他の特徴によると、ユーザは、コンテンツ要求インターフェースにおいて、キューに含まれる選択コンテンツの視聴、選択コンテンツの削除および識別子の順序の変更のうち少なくとも1つを行う。選択コンテンツには、予め定められた期間および予め定められた視聴回数のうち少なくとも一方が完了すると、ネットワークデバイスからの消去および隠れ状態および利用不可状態のうち少なくとも一方への変更のうち少なくとも一方が行われる。ユーザが以前に変更された選択コンテンツが消去されている旨を示すと、隠れ状態および利用不可状態のうち少なくとも一方を非隠れ状態および利用可能状態のうち少なくとも一方に変更する。上記の方法はさらに、ネットワークデバイスを周期的に検索して以前に変更された選択コンテンツが消去されたかどうか判断することを含む。
ネットワークデバイスを動作させるプロセッサによって利用されるべく格納されるコンピュータプログラムは、リモートコンテンツプロバイダに対応付けられるキューに所望選択コンテンツを追加することと、リモートコンテンツプロバイダから受信する受信選択コンテンツをメモリに格納することと、メモリに格納される受信選択コンテンツに関連する利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方をリモートコンテンツプロバイダに供給することと、メモリに格納される受信選択コンテンツの利用ステータスデータおよび格納ステータスデータのうち少なくとも一方に基づいてリモートコンテンツプロバイダからキューに含まれる追加の所望選択コンテンツを受信することと、受信選択コンテンツとしてリモートコンテンツプロバイダから受信する所望選択コンテンツをメモリに格納することとを含む。格納ステータスは、隠れステータス、消去ステータス、およびメモリに格納される受信選択コンテンツの量のうち少なくとも1つを含む。
他の特徴によると、ネットワークデバイスは、ユーザの要求に対して非同期的に、所望選択コンテンツを受信する。当該コンピュータプログラムはさらに、受信選択コンテンツをメモリの隠れ部分に格納することと、キューにおける所望選択コンテンツの順序と利用ステータスデータおよび格納ステータスデータの少なくとも一方とのうち少なくとも一方に基づいて、受信選択コンテンツがユーザによってアクセス可能となるようにすることとを含む。メモリの隠れ部分に格納される受信選択コンテンツのステータスは隠れステータスである。格納ステータスは受信選択コンテンツがネットワークデバイスに格納されている期間を含む。
他の特徴によると、ネットワークデバイスは、受信選択コンテンツがネットワークデバイスから消去されると、所望選択コンテンツを受信する。ユーザは、コンテンツ要求インターフェースにおいてキューに含まれる所望選択コンテンツの順序の変更、所望選択コンテンツの削除、所望選択コンテンツの視聴のうち少なくとも1つを行う。受信選択コンテンツには、予め定められた期間および予め定められた視聴回数のうち少なくとも一方が完了すると、ネットワークデバイスからの消去およびネットワークデバイスの隠れ部分への移動のうち少なくとも一方が行われる。ネットワークデバイスおよびリモートコンテンツプロバイダのうち少なくとも一方は、受信選択コンテンツを自動的に消去する。
他の特徴によると、ネットワークデバイスは、受信選択コンテンツが削除された旨をユーザが示すと、所望選択コンテンツを受信する。リモートコンテンツプロバイダは、受信選択コンテンツが消去されているかどうかを判断する。リモートコンテンツプロバイダは周期的にネットワークデバイスを検索して受信選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。受信選択コンテンツは、ユーザとリモートコンテンツプロバイダとの間の同意に基づいて取外し可能な格納媒体へと転送可能である。インターネットウェブサイトによってコンテンツ要求インターフェースを実現する。
本発明は上記以外の分野でも応用することができ、それらの利用可能分野は以下の詳細な説明から明らかになる。詳細な説明および具体例は、本発明の好ましい実施形態を示すものであるが、例示を目的としたものに過ぎず本発明の範囲を限定するものではないと理解されたい。
好ましい実施形態を以下で説明するが、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その用途または利用を限定するものでは決してない。本明細書で使用する場合、モジュールまたはデバイスという用語は、1以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行する特定用途集積回路(ASIC)、電子回路、プロセッサ(共有、専用または群)およびメモリ、組み合わせ論理回路、および/または本明細書で記載する機能を提供する上記以外に適切な構成要素を指すものとする。本発明を明確に説明するべく、類似の構成要素を図中で指定する際には複数の図面にわたって同一の参照番号を使用する。
図1を参照すると、ローカルネットワーク2は、ルータ3と、モデム4と、プロバイダネットワークデバイス5とを備える。以下で説明するように、プロバイダネットワークデバイス5は、1以上のローカルリクエスタネットワークデバイスに対して保護コンテンツ6を選択的に供給する。プロバイダネットワークデバイス5は、ローカルネットワーク判断モジュール7を有するネットワーク適応デバイスである。1以上のリクエスタネットワークデバイス8−1、8−2、・・・8−N(リクエスタ8と総称)は選択的に、保護コンテンツ6の複製を要求する。ルータ3および配線が図示されているが、これ以外のネットワーク構成は当業者には明らかである。他のネットワーク構成の例を挙げると、これらに限定されないが、ワイヤレスアクセスポイント(AP)、アドホックネットワーク接続構成および/またはワイヤレスネットワーク構成がある。図示されているプロバイダネットワークデバイス5は保護コンテンツ6用に不揮発性メモリなどのメモリを有するが、保護コンテンツ6はプロバイダネットワークデバイス5の内部および/または外部に格納されるとしてもよい。
モデム4はブロードバンドサービスプロバイダ9に接続されている。ブロードバンドサービスプロバイダ9は、分散通信システム(DCS)10および/またはその他のネットワークデバイスに対してビデオコンテンツ、デジタルコンテンツ、ブロードバンド接続を与える。ブロードバンドサービスプロバイダ9は、有線接続または無線接続、同軸ケーブル、デジタル加入者回線(DSL)、衛星通信および/またはこれ以外の任意の接続システムまたは方法を用いてブロードバンドアクセスを実現し得る。
DCS10は、1以上のサーバ11−1、11−2、・・・11−Mによって、ネットワークデバイス12−11、12−12、・・・12−1P、12−21、12−22、・・・12−2P、・・・12−M1、12−M2、・・・、12−MP(ネットワークデバイス12と総称)に接続されている。ローカルネットワーク判断モジュール7は、リクエスタネットワークデバイスが保護コンテンツ6の複製を要求すると、リクエスタネットワークデバイスがローカルステータスまたはリモートステータスのいずれであるかを選択的に判断する。このようなアプローチを採用すると、リモートのネットワークデバイスによる保護コンテンツへのアクセスが阻止されるので、セキュリティが上がる。
ローカルネットワーク判断モジュール7がリクエスタネットワークデバイスのステータスがローカルステータスかリモートステータスかを判断する方法には多くの異なるものがある。例えば一部の実施例によると、プロバイダネットワークデバイス5は、リクエスタネットワークデバイスからレスポンスを受信するまでに必要な時間を判断することによって、ローカルステータスかリモートステータスかを判断する。レスポンス時間が予め定められた時間未満であれば、リクエスタネットワークデバイスのステータスはローカルステータスであると判断される。予め定められた時間以上である場合には、リクエスタネットワークデバイスはリモートステータスにあり、保護コンテンツの複製は拒否される。サービスプロバイダ9、DCS10およびサーバ11を介してリモートネットワークデバイス12との間でデータの送受信を行うために必要な時間は、ローカルリクエスタネットワークデバイスがレスポンスするために必要な時間よりもはるかに長い。つまり、上述した予め定められた時間は、ローカルリクエスタネットワークデバイスに必要なレスポンス時間よりも長く、且つリモートリクエスタネットワークデバイスに必要なレスポンス時間よりも短く設定する。
他の実施例によると、プロバイダネットワークデバイスは、ローカルネットワークデバイスのメディアアクセス制御(MAC)アドレスを判断するべく、DHCP(ダイナミックホストコンフィギュレーションプロトコル)サーバにあるDHCPテーブルを確認する。リクエスタネットワークデバイスがテーブルに含まれるローカルMACアドレスと一致する場合、リクエスタネットワークデバイスのステータスはローカルステータスで保護コンテンツの複製の送信が可能となる。一致しない場合、リクエスタネットワークデバイスのステータスはリモートステータスであり保護コンテンツの複製は送信されない。
さらに別の実施例によると、プロバイダネットワークデバイス5は、サービスプロバイダ9(およびDCS10)に対するルータ3またはモデム4の外部ポートを一時的に遮断するべく、ルータ3にメッセージを送信するとしてもよい。外部ポートを遮断した後、プロバイダネットワークデバイス5はリクエスタネットワークデバイスがまだ通信可能かどうか判断する(リクエスタネットワークデバイスがローカルステータスであれば通信可能)。プロバイダネットワークデバイスがリクエスタネットワークデバイスと通信可能である場合には、プロバイダネットワークデバイスは保護コンテンツの複製を送信する。当業者であれば想到するように、上述したアプローチのうち1以上のアプローチを組み合わせるとしてもよいし、および/または、他のアプローチを用いてリクエスタネットワークデバイスのステータスがローカルであるかリモートであるかを判断するとしてもよい。
以下に述べる説明の一部ではプロバイダネットワークデバイスとしてDVDシステムおよび/またはDVD/HDD統合システムを採用し、リクエスタネットワークデバイスとしてDVD/HDD統合システムおよび/またはHDDシステムを含む別のネットワークデバイスを採用しているが、当業者であれば他のプロバイダネットワークデバイスおよび/またはリクエスタネットワークデバイスを利用し得ることに想到する。また当業者には、DVDシステムおよびHDDシステムに関連付けて以下で説明される実施例はすべて他の任意の適切なネットワークデバイスで実施し得ることが明らかである。
図2は、ネットワーク化DVD/HDDシステムの第1の例を示す機能ブロック図である。ローカルネットワーク13は、媒体16を介してサービスプロバイダ18と通信するモデム14を備える。サービスプロバイダ18は、インターネット、LAN、WANまたはその他の分散ネットワークなどの分散通信システム(DCS)22に対する接続を提供し、および/または、ビデオコンテンツ、電話サービス等の他のネットワークサービスを提供する。モデム14はルータ28に接続されるとしてもよく、ルータ28によって複数のネットワークデバイス30−1、30−2、・・・30−N(ネットワークデバイス30と総称)はモデム14に接続される。ネットワークデバイスのうちの1つ(30−1)はハードディスクドライブ(HDD)システム34に接続され、HDDシステム34はテレビまたはモニタ38に接続され得る。テレビまたはモニタ38はさらに、直接またはセットトップボックス(不図示)を介して媒体16に接続されるとしてよく、サービスプロバイダ18からコンテンツを受信するとしてもよい。
ローカルネットワーク13はアクセスポイント(AP)40を備え得る。AP40は、ルータ28および1以上のワイヤレスステーション42−1、42−2、・・・42−N(ワイヤレスステーション42と総称)と通信する。図2によるとAP40はルータ28に接続されているが、APおよびルータの機能は単一デバイスに統合されるとしてもよい。これに代えて、APとルータとを組み合わせたものはモデム14に直接接続されるとしてもよい。当業者には、上記以外の種類のネットワーク構成およびネットワーク接続が明らかである。
ネットワークデバイス30−2は、ルータ28およびDVDプレーヤまたはDVD/HDD統合プレーヤ44(どちらも以下ではDVDプレーヤ44と呼ぶ)と通信する。DVDプレーヤ44は例えば米国特許出願第11/039,288号(出願日:2005年1月19日)に図示および記載されたもので、当該出願の内容はすべて参照により本願に組み込まれる。DVDプレーヤ44はテレビまたはモニタ46と通信するとしてもよく、テレビまたはモニタ46は媒体16またはセットトップボックス50に接続され得る。サービスプロバイダ18はDCS22、ビデオコンテンツおよび/またはその他のサービスに対するブロードバンドアクセスを提供する。1以上のその他のサーバ54−1および54−2(サーバ54と総称する)は、ネットワークデバイス60、コンピュータ62、携帯情報端末(PDA)等の、DCS22に対するインターフェースとして機能する。
一部の実施例によると、テレビまたはモニタ38のユーザはDVDプレーヤ44に対応付けられているDVDコンテンツへのアクセスを所望し得る。まずHDD34は、DVDプレーヤで利用可能なコンテンツのリストを要求するとしてもよい。DVDは利用可能なコンテンツのリストを送信する。HDD34は、ネットワークを介して、リストから選択したコンテンツの複製を要求するメッセージをDVDプレーヤ44に送信する。DVDシステムはHDDシステムがローカルステータスであるかどうかを判断する。HDDシステムまたはその他のリクエスタネットワークデバイスがローカルステータスである場合、コンテンツファイルが送信される。HDDシステムまたはその他のリクエスタネットワークデバイスがリモートステータスである場合、要求は拒否される。ステータスがローカルであるかリモートであるかの判断は、レスポンス時間、DHCPテーブルのMACアドレス、外部ポート遮断および対話のやり取り、および/またはその他の適切な方法を用いて行われ得る。
一部の実施例によると、DVD44はHDD34に鍵を要求することによって応答する。DVD44は、HDD34が応答するのに必要な時間を判断するためのタイマーを開始する。HDD34は要求された鍵をDVD44に送信する。DVD44は、予め定められた時間内にHDD34が応答するかどうか判断する。
HDD34が予め定められた時間内に応答すれば、DVD44は受信した鍵を用いて選択されたコンテンツにスクランブルをかけ、スクランブル加工されたコンテンツをネットワークを介してHDD34に送信する。HDD34は、鍵を用いてコンテンツのスクランブルを解いてテレビまたはモニタ38でコンテンツを再生させる。想到されるように、鍵のやり取りは、より早い時点で、つまり、HDDが最初に利用可能コンテンツリストを要求する時点で行うとしてもよい。
HDD34は、DVDプレーヤから、利用を制限する利用データをさらに受信するとしてもよい。例えば、利用データはN回の再生を許可するとしてもよいし、および/または、予め定められた期間における再生を許可するとしてもよい。利用データが特定する利用許可期間が過ぎると、HDD34はビデオコンテンツを利用できないようにする。例えば、HDDはビデオコンテンツを削除するとしてもよい。
一部の実施例によると、HDD34はユーザアクセス可能部分と隠し部分とを有する。DVD44から取得するビデオコンテンツはDVD44の隠し部分に格納される。HDD34が供給する鍵は、公開鍵/私有鍵暗号化システムの一部であってもよいし、および/または、他の適切なデータ暗号化の一部であってもよい。これに代えて、他の種類の、鍵を利用するスクランブルを実行するとしてもよい。
DVDプレーヤが単一のDVDプレーヤである場合、DVDは当該DVDプレーヤのDVDで利用可能なコンテンツのリストを送信する。DVDプレーヤがカルーセルを備える場合、DVDプレーヤはカルーセル内の複数のDVDで利用可能なDVDコンテンツのリストを送信する。DVDプレーヤがDVD/HDD統合プレーヤである場合、DVD/HDDプレーヤは、対応HDDに格納されているDVDコンテンツと共に、プレーヤにある1または複数のDVDで利用可能なDVDコンテンツのリストを送信する。
図3乃至図5は、本発明のさまざまな構成例を示す。図示する実施例によると、プロバイダネットワークデバイスはDVDシステムおよび/またはDVD/HDD統合システムを有し、リクエスタネットワークデバイスはHDDシステムおよび/またはDVD/HDD統合システムを有する。図3によると、HDD34はステーション42−1によってネットワークに接続されている。ステーション42−1はAP40とワイヤレスに通信している。DVD44およびテレビ46は、ネットワークデバイス30−2および媒体16によってルータ28に接続されている。図4によると、HDD34は、ネットワークデバイス30−1および媒体16によってルータ28に接続される。DVD44は、ワイヤレスにAP40と通信するステーション42−2によってネットワークに接続される。図5によると、HDD34およびDVD44は、1以上のステーション42−1および/または42−2によってネットワークに接続される。当業者には上記以外にもさまざまなネットワーク構成が明らかである。
図6を参照しつつ説明すると、リクエスタネットワークデバイスの一例はHDD PCB114を有するHDDシステム110を備える。バッファ118は、HDDシステム110の制御に関連する、読み出しデータ、書き込みデータおよび/または揮発性制御データを格納する。バッファ118には通常、低レイテンシの揮発性メモリを利用する。例えば、SDRAMまたはその他の種類の低レイテンシメモリを利用し得る。フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ119をさらに設けるとしてもよく、不揮発性制御コード等の重要なデータを格納する。
HDD PCB114に配設されるプロセッサ122は、HDDシステム110の動作に関連するデータ処理および/または制御処理を実行する。ハードディスク制御モジュール(HDC)126は、入出力インターフェース124と通信し、スピンドル/ボイスコイルモータ(VCM)ドライバまたはモジュール130および/または読み書きチャネルモジュール134と通信する。HDC126は、スピンドル/VCMドライバ130、読み書きチャネルモジュール134およびプロセッサ122の制御を調整するとともに、インターフェース124を介したホスト135に対するデータ入出力を調整する。
書き込み動作では、読み書きチャネルモジュール134は読み書きデバイス159によって書き込まれるべきデータを符号化する。読み書きチャネルモジュール134は、信頼性向上のために書き込み信号を処理し、例えば、エラー訂正符号化(ECC)、ランレングスリミテッド符号化(RLL)等を適用するとしてもよい。読み出し動作では、読み書きチャネルモジュール134は、読み書きデバイス159から出力されるアナログ読み出し信号をデジタル読み出し信号へと変換する。変換された信号は続いて、HDDに書き込まれたデータを再生するための公知技術を用いて検出および復号化される。
ハードディスクドライブアセンブリ(HDDA)150は、磁場を格納する磁気コーティングを有するハードドライブプラッタ152を1以上有する。プラッタ152は、154として概略的に図示されているスピンドルモータによって回転させられる。一般的にスピンドルモータ154は、読み書き動作において速度を制御しつつハードドライブプラッタ152を回転させる。1以上の読み書きアーム158は、ハードドライブプラッタ152に対してデータの読み出しおよび/または書き込みを実行するべく、プラッタ152と相対的に移動する。スピンドル/VCMドライバ130は、プラッタ152を回転させるスピンドルモータ154を制御する。スピンドル/VCMドライバ130はまた、例えばボイスコイルアクチュエータ、ステッパモータまたはそれ以外の任意の適切なアクチュエータを用いて読み書きアーム158を位置付けるための制御信号を生成する。
読み書きデバイス159は読み書きアーム158の末端付近に位置する。読み書きデバイス159は、磁場を生成するインダクタのような書き込み素子を有する。読み書きデバイス159はまた、プラッタ152上の磁場を感知する読み出し素子(例えば、磁場抵抗(MR)素子)を有する。HDDA150は、アナログの読み書き信号を増幅するプリアンプ回路160を有する。データを読み出す場合、プリアンプ回路160は読み出し素子からの低レベル信号を増幅して、増幅した信号を読み書きチャネルモジュール134に出力する。データを書き込む場合には、読み書きデバイス159の書き込み素子を流れる書き込み電流を生成する。書き込み電流は、正または不の極性を有する磁場を生成するべく切り替えられる。正または不の極性は、ハードドライブプラッタ152によって格納されデータを表す。
図7Aおよび図7Bを参照しつつ説明すると、プロバイダネットワークデバイスの一例はDVDシステム210を備える。DVD PCB214は、DVDシステム210の制御に関連する、読み出しデータ、書き込みデータおよび/または揮発性制御コードを格納するバッファ218を有する。バッファ218には、SDRAMまたはその他の種類の低レイテンシメモリなどの揮発性メモリを利用し得る。フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ219をさらに設けるとしてもよく、DVD書き込みフォーマットに関するデータおよび/または他の不揮発性制御コード等の重要なデータを格納する。DVD PCB214に配設されるプロセッサ222は、DVDシステム210の動作に関連するデータ処理および/または制御処理を実行する。プロセッサ222はまた、必要に応じて、複製防止の復号化および/または圧縮/伸長を実行する。DVD制御モジュール226は、入出力インターフェース224と通信し、スピンドル/フィードモータ(FM)ドライバ230および/または読み書きチャネルモジュール234と通信する。DVD制御モジュール226は、スピンドル/FMドライバ、読み書きチャネルモジュール234およびプロセッサ222の制御を調整するとともに、インターフェース224を介したデータ入出力を調整する。
書き込み動作では、読み書きチャネルモジュール234は光学読み書き(ORW)または光学読み出し専用(OR)デバイス259によってDVDプラッタに書き込まれるべきデータを符号化する。読み書きチャネルモジュール234は、信頼性向上のために信号を処理し、例えば、ECC、RLL等を適用するとしてもよい。読み出し動作では、読み書きチャネルモジュール234は、ORWまたはORデバイス259からのアナログ出力をデジタル信号へと変換する。変換された信号は続いて、DVDに書き込まれたデータを再生するための公知技術を用いて検出および復号化される。
DVDアセンブリ(DVDA)250はデータを光学的に格納するDVDプラッタ252を有する。プラッタ252は、254として概略的に図示されているスピンドルモータによって回転させられる。スピンドルモータ254は、読み書き動作において速度を制御および/または変化させつつDVDプラッタ252を回転させる。ORWまたはORデバイス259は、DVDプラッタ252に対してデータの読み出しおよび/または書き込みを実行するべく、DVDプラッタ252と相対的に移動する。ORWまたはORデバイス259は通常、レーザと光学センサとを含む。
DVD読み書きシステムおよびDVD読み出し専用システムにおいて、読み出し動作では、ランドとピットとを含むDVDのトラックに対してレーザが当てられる。光学センサはランドおよびピットが生じさせる反射を感知する。一部のDVD読み書き(R/W)アプリケーションによると、書き込み動作においてDVDプラッタのダイ層を加熱するためにもレーザが利用され得る。ダイがある温度まで加熱されると、ダイは透明になり1つのバイナリデジタル値を表す。ダイが別の温度まで加熱されると、ダイは不透明になり別のバイナリデジタル値を表す。上記以外のDVD書き込み技術を利用するとしてもよい。
スピンドル/FMドライバ230は、DVDプラッタ252を制御可能に回転させるスピンドルモータ254を制御する。スピンドル/FMドライバ230はまた、例えばボイスコイルアクチュエータ、ステッパモータまたはそれ以外の任意の適切なアクチュエータを用いてフィードモータ258を位置付けるための制御信号を生成する。フィードモータ258は通常、DVDプラッタ252と相対的にORWデバイスまたはORデバイス259を径方向に移動させる。レーザドライバ261は読み書きチャネルモジュール234の出力に基づいてレーザ駆動信号を生成する。DVDA250は、アナログの読み出し信号を増幅するプリアンプ回路260を有する。データを読み出す場合、プリアンプ回路260はORWまたはORデバイスからの低レベル信号を増幅して、増幅した信号を読み書きチャネルモジュール234に出力する。
DVDシステム210はさらに、MPEGフォーマットのいずれか等のビデオを符号化および/または復号化するコーデックモジュール240を備える。オーディオデジタルシグナルプロセッサおよび/またはモジュール242および/またはビデオデジタルシグナルプロセッサおよび/またはモジュール244はそれぞれ、オーディオ信号および/またはビデオ信号を処理する。
HDDシステム110と同様に、DVDシステム210の一部は1以上の集積回路(IC)またはチップによって実施され得る。例えば、プロセッサ222およびDVD制御モジュール226は単一のチップによって実現され得る。スピンドル/FMドライバ230および/または読み書きチャネルモジュール234は、プロセッサ222、DVD制御モジュール226と同じチップおよび/または追加のチップによって実現され得る。DVDA250以外のDVDシステム210の大半は、SOCによって実現され得る。
図7Cは、本発明の一部の実施例に係るDVD/HDD統合システム280の一例を示す簡略化機能ブロック図である。DVD/HDD統合システムはプロバイダネットワークデバイスとしてもリクエスタネットワークデバイスとしても使用され得る。DVD/HDD統合システム280は、不揮発性メモリ290および揮発性メモリ292と通信する統合システム制御モジュール284を備える。不揮発性メモリ290および揮発性メモリ292は、DVD動作およびHDD動作両方用のデータを格納する。システム制御モジュール284は、インターフェース294を介して、ホスト298のインターフェース296と通信する。一部の実施例によると、インターフェース294および296は、シリアルATAインターフェース、ファイバチャネル(FC)、シリアルアタッチドスモールコンピュータシステムインターフェース(SAS)またはその他の適切なインターフェースであってよい。
DVD/HDD統合システムはDVDシステムおよびHDDシステムの両方を制御する。DVD/HDDシステムによれば、総システムコストが削減され、機能および性能が改善される。コスト削減の効果が得られるのは、DVDおよびHDDのデータストレージとして単一のDRAMおよびフラッシュメモリを使用するためである。電源が単一で外部接続が少なくてすむので、コストはさらに削減される。
さらに、DVD/HDD統合システムによれば、複製防止コンテンツの複製は直接HDDに対してビット単位で実行され得る。つまり複製防止コンテンツは、複製防止技術またはデジタル著作権管理(DRM)を復号化することなく、且つオペレーティングシステムの多大な関与を必要とせずに、複製を行うことが可能である。従来のようにDVDシステムとHDDシステムとが別個になっている場合は、DVDは出力前に、DRMまたはその他の複製防止技術をデコード/復号化する必要がある。DRMまたはその他の複製防止技術によって、後にHDDへ複製することが許可されてもされなくてもよい。両システムを統合することによって、DRMまたは複製防止技術はそのままとなるので、複製防止技術またはDRM技術が実現するセキュリティが内部に組み込まれ、さらなる機能が実現される。一例を挙げると、複製防止またはDRMを解除することなく、単一のDVDドライブによる複製動作がサポートされる。また、HDDはバーチャルDVDチェンジャーとして動作し得る。上記以外のDVD/HDD統合システムの変形は米国特許出願第11/039,288号(出願日:2005年1月19日)に図示且つ説明されている。
図8は、一部の実施例に従ってHDDの不揮発性メモリ300をユーザアクセス可能領域と隠し領域とに分割する様子を示す。HDDの不揮発性メモリ300は、ユーザがアクセス可能な第1の部分304とユーザのアクセスが不可能な(または隠された)第2の部分308とに割り振られる。第2の隠し部分308は、本発明の一部の実施例によると、以下に記載する方法のうち1以上の方法に基づいて使用される。隠し部分308は、複製されるDVDのコンテンツを格納するべく利用される。また、HDDの隠し部分308は、バーチャルDVDカルーセルを実現するべく利用される。つまり、複数のDVDがHDDに複製され後日再生されるとしてもよい。
図9Aは、ネットワークデバイスが実行するステップを示す。ステップ350から制御が開始される。ステップ352では、プロバイダネットワークデバイスが保護コンテンツの複製に対する要求を受信したかどうかを判断する。受信していなければ、ステップ352に戻る。ステップ352で真であれば、ステップ354において、リクエスタネットワークデバイスはローカルネットワーク上に位置するかどうかを判断する。ステップ354が偽であれば、要求を拒否してステップ352に戻る。ステップ354が真であれば、プロバイダネットワークデバイスはリクエスタネットワークデバイスに対して保護コンテンツの複製を送信する。
リクエスタネットワークデバイスがローカルネットワーク上にあるかどうかプロバイダネットワークデバイスが判断するのは、任意の適切な方法に従って行われる。例えば、リクエスタネットワークデバイスのレスポンス時間を予め定められたしきい値と比較し得る。別の実施例によると、プロバイダネットワークデバイスはルータまたはモデムの外部ポートを一時的に遮断するよう要求して、ファイル送信の前にリクエスタネットワークデバイスのステータスがローカルであるかリモートであるか確認することができる。別の実施例によると、ローカルネットワークデバイスのステータスを判断するべくローカルサーバに問い合わせすることもできる。さらに上記以外の方法を用いてステータスがローカルかリモートかを判断するとしてもよい。
図9Bは、外部ポートを一時的に遮断してステータスがローカルかリモートかを判断するためのステップを示す。ステップ360から制御が開始される。ステップ362において、プロバイダネットワークデバイスは複製防止ファイルに対する要求を受信しているかどうか判断する。ステップ362が偽である場合、ステップ362に戻る。ステップ362が真である場合、ステップ364に進みプロバイダネットワークデバイスはルータまたはモデムの外部ポートの遮断を要求する。ステップ368において、プロバイダネットワークデバイスはリクエスタネットワークデバイスのステータスがローカルであるかどうか判断する。例えば、プロバイダネットワークデバイスはリクエスタネットワークデバイスに対してメッセージを送信しレスポンスを待つとしてもよい。ステップ368が偽である場合、プロバイダネットワークデバイスは要求を拒否してステップ362に戻る。ステップ368が真である場合、ステップ370においてプロバイダネットワークデバイスはリクエスタネットワークデバイスに対してファイルの複製を送信する。ステップ374において、プロバイダネットワークデバイスは、ルータまたはモデムの外部接続またはポートの遮断を解除する。
図9Cは、ステータスがローカルかリモートかを判断するべくローカルサーバ(例えば、DHCPサーバ)に確認するためのステップを示す。ステップ380で制御が開始される。ステップ382において、プロバイダネットワークデバイスが複製防止ファイルに対する要求を受信しているかどうかを判断する。ステップ382が偽であれば、ステップ382に戻る。ステップ382が真であれば、ステップ384に進んで、プロバイダネットワークデバイスはローカルネットワークデバイスの識別情報についてサーバに問い合わせる。識別情報はMACアドレスを含み得るが、他の種類の識別情報を利用してもよい。ステップ386において、プロバイダネットワークデバイスはリクエスタネットワークデバイスのステータスがローカルであるかどうかを判断する。ステップ386が偽であれば、プロバイダネットワークデバイスは要求を拒否してステップ382に戻る。ステップ386が真である場合、ステップ388においてプロバイダネットワークデバイスはリクエスタネットワークデバイスに対してファイルの複製を送信する。
図9Dは、ネットワークシステムが実行するステップを一般的に400として示す。ステップ402において制御が開始される。ステップ404において、プロバイダネットワークデバイスはリクエスタネットワークデバイスがコンテンツの複製を要求しているかどうかを判断する。要求していなければ、ステップ404に戻る。要求している場合は、ステップ408に進みプロバイダネットワークデバイスはリクエスタネットワークデバイスに鍵を要求する。ステップ412において、プロバイダネットワークデバイスはタイマーを開始させる。
ステップ416において、プロバイダネットワークデバイスは鍵を受信したかどうか判断する。鍵を受信しておらず、且つ(一部の実施例では)予め定められた期間が経っていない場合、ステップ416に進む。その他の場合は、ステップ420に進み、プロバイダネットワークデバイスはタイマーを停止させる。ステップ422において、タイマーが予め定められた時間より短いかどうか判断する。
一部の実施例によると、予め定められた時間は、パケットが1つまたは2つのホップを移動するのに必要な時間以下である。レスポンス時間に制限を課すことによって、セキュリティが高くなる。ホームネットワーク外のコンピュータまたはその他のデバイスが応答するのに必要な時間は予め定められた時間よりも長い。つまり、ホームネットワーク外で接続されているコンピュータ62のようなコンピュータまたはネットワークデバイス60のようなネットワークデバイスからの鍵を含むパケットは、ホップ数が1または2よりも多い。これは、モデムおよびサービスプロバイダを通過するために必要な時間が原因である。
ステップ422が偽である場合、ステップ404に戻る。ステップ422が真の場合、ステップ426においてプロバイダネットワークデバイスは鍵を用いてコンテンツを暗号化するかスクランブルをかけて、ネットワークを介してリクエスタデバイスに対して暗号化コンテンツまたはスクランブルがかかったコンテンツを送信して、ステップ404に進む。
図10は、リクエスタネットワークデバイスにおける複製防止ファイルのN回の再生を許可する方法に含まれるステップを示す。ステップ600において制御が開始される。ステップ602において、リクエスタネットワークデバイスに複製防止ファイルが格納されているかどうか判断する。格納されていない場合、ステップ602に戻る。ステップ602が真の場合、ステップ604においてファイルについてN=1と設定する。ステップ606において、リクエスタネットワークデバイスに格納された複製防止ファイルがこれまでに再生されたかどうか判断する。ステップ606が偽であれば、ステップ606に戻る。ステップ606が真であれば、ステップ610においてNをインクリメントする。ステップ614においては、N=Nmaxであるかどうか判断する。ステップ614が偽であれば、ステップ606に戻る。ステップ614が真であれば、ステップ618において複製防止ファイルをリクエスタネットワークデバイスから削除するか、そうでなければリクエスタネットワークデバイスで利用できないようにして、ステップ602に戻る。
図11は、リクエスタネットワークデバイスに格納されている複製防止ファイルが再生され得る期間を限定する方法に含まれるステップを示す。ステップ640で制御が開始される。ステップ644において、複製防止ファイルがリクエスタネットワークデバイスに格納されているかどうか判断する。ステップ644が偽である場合、ステップ644に戻る。ステップ644が真である場合、ステップ646に進みタイマーをセットする。ステップ648において、タイマーが切れたかどうか判断する。ステップ648が偽である場合、ステップ648に戻る。ステップ648が真である場合、ステップ652において複製防止ファイルをリクエスタネットワークデバイスから削除して、ステップ644に進む。タイマーを利用すると説明したが、利用状態の測定方法および/または比較方法はどのようなものを利用するとしてもよい。例えば、日付および/またはタイムスタンプを利用して現在のデータおよび/または時刻と比較するとしてもよい。上記以外の種類の利用データは当業者には明らかである。
図12Aを参照しつつ説明すると、プロバイダ702からの保護コンテンツをリクエスタ704に供給するべくメディアサーバ700が利用され得る。同図によると、ルータを用いてメディアサーバ700、プロバイダ702およびリクエスタ704が接続されているが、これ以外のネットワーク構成および接続を利用してもよい。例えば、これらに限定されないが、アドホックネットワークモード、ピアツーピアモード、および他のアプローチを用いてもよい。一部の実施例によると、メディアサーバは上述したようにローカル/リモートステータス判断モジュール701を有する。メディアサーバ700は、リクエスタ704に対して利用可能コンテンツリストを供給する。リクエスタ704はコンテンツを要求する。メディアサーバ700は、上述した方法のうちいずれかを用いて、リクエスタがローカルネットワーク上にあることを確認する。リクエスタ704がローカルネットワーク上にあれば、メディアサーバ700はプロバイダ702にコンテンツを要求する。プロバイダ702は、リクエスタ704に直接コンテンツを送信するか、メディアサーバ700にコンテンツを送信してメディアサーバ700がコンテンツをリクエスタ704に送信する。
図12Bおよび図13を参照しつつ説明すると、メディアサーバ700はDVDシステム710から取得する保護コンテンツをHDDシステム712に供給する。DVDシステム710およびHDDシステム712は上述の実施形態で説明したように実施され得る。図13に示すように、メディアサーバ700は図示されているネットワーク内で実施され得る。本明細書において説明する他のネットワーク構成およびその他のネットワーク構成が考慮されている。メディアサーバは有線または無線でネットワークに接続され得る。
図14は、本発明に係るメディアサーバが実行するステップを説明するフローチャートを示す。ステップ720において制御が開始される。ステップ722において、リクエスタから保護ファイルの複製に対する要求をサーバが受信したかどうかを判断する。偽であれば、ステップ722に戻る。真であれば、メディアサーバはリクエスタのステータスがローカルであるかどうか判断する。リクエスタのステータスがローカルであるかどうかは、上述した情報のいずれで決定するとしてもよい。真であれば、サーバはプロバイダにファイルを要求してファイルをリクエスタに送信する。これに代えて、プロバイダはファイルを直接リクエスタに送信するとしてもよい。
図15を参照しつつ説明すると、プロバイダネットワークデバイス5は保護コンテンツを要求しているワイヤレスネットワークデバイスのステータスがローカルであるかリモートであるか判断する。プロバイダネットワークデバイス5は、ルータ3を介してアクセスポイント800と通信するとしてもよい。アクセスポイント800は物理層(PHY)デバイス802を備えるとしてもよく、PHYデバイス802はワイヤレス媒体および媒体アクセス制御(MAC)デバイス804に対するインターフェースとして機能する。MACデバイス804は物理層デバイス802とホストデバイスとの間のインターフェースとして機能する。
物理層デバイス802は、クライアントステーションに対するリンクのリンクスピード、クライアントステーションに対するリンクの信号品質、クライアントステーションまでのリンク距離、および/またはクライアントステーションに対するリンク方向のうち少なくとも1つを判断するとしてもよい。ワイヤレスアクセスポイント800は1以上のアンテナを有するアンテナシステム805を備える。一例を挙げると、アンテナシステムはMIMO(Multiple Input Multiple Output)アンテナシステムであってよい。複数のアンテナが用いられる場合、物理層デバイス802は、アクセスポイント800に対してクライアントステーションが位置している方向を選択的に決定して、プロバイダネットワークデバイス5に方向情報を渡すとしてもよい。物理層デバイス802は、三角測定法および/または他のアプローチに基づいて方向を判断するとしてもよい。
一例を挙げると、ワイヤレスネットワークデバイスはクライアントステーション810−1を有し得る。クライアントステーション810−1は、ワイヤレス媒体に対するインターフェースとして機能する物理層(PHY)デバイス812−1を有する。クライアントステーション810−1はさらに、物理層デバイス812−1とノート型、携帯情報端末および/またはその他の適切なデバイスであるホストとの間のインターフェースとして機能するメディアアクセス制御(MAC)デバイス814−1を有する。追加のクライアントステーション812−2および812−3(クライアントステーション812と総称)もまた、ワイヤレスアクセスポイント800との間でワイヤレスリンクを構築し得る。ワイヤレスアクセスポイント800はさらに、クライアントステーション812−2および812−3が保護コンテンツへのアクセスを要求すると、クライアントステーション812−2および812−3に対するリンクスピード、信号品質、リンク距離および/またはリンク方向を判断するとしてもよい。
ワイヤレスアクセスポイント800は、対応するクライアントステーション810のリンクスピード、信号品質、リンク距離および/またはリンク方向を、ローカルネットワーク判断モジュール7に対して選択的に送信するとしてもよい。ローカルネットワーク判断モジュール7は、リンクスピード、信号品質、リンク距離および/またはリンク方向を予め定められたしきい値および/または適応しきい値と比較して、特定のクライアントステーション810がローカルかリモートかを判断する。クライアントステーション810がローカルであれば、上述するように保護コンテンツはクライアントステーション810に送信され得る。クライアントステーション810がリモートであれば、保護コンテンツはクライアントステーション810に送信されず、および/または、さらに検証ステップを実行するとしてもよい。
ワイヤレスアクセスポイント800とクライアントステーション810との間のリンクスピードおよび/または信号品質は、ワイヤレスアクセスポイント800とクライアントステーション810との間の距離の関数として、低減する傾向が見られる。このため、クライアントステーション810が保護コンテンツに対するアクセスを要求すると(リクエスタネットワークデバイス)、プロバイダネットワークデバイスはクライアントステーションがローカルかリモートかを評価することができる。このようにして、プロバイダネットワークデバイス5は保護コンテンツに対する不正要求を制限することができる。図15に示す実施形態例はインフラストラクチャーモードのワイヤレスネットワークに関連しているが、アドホックモードのワイヤレスネットワークを利用するとしてもよい。
図17を参照しつつ説明すると、プロバイダネットワークデバイス5は、物理層デバイス852とメディアアクセス制御(MAC)デバイス854とを有するワイヤレスネットワークインターフェース850を備えるとしてもよい。ワイヤレスネットワークインターフェース850は、インフラストラクチャーモードではアクセスポイント/ルータとして動作し、アドホック構成においてはクライアントステーションとして動作し、および/または任意のほかの適切なネットワーク構成で動作するとしてもよい。
図16A乃至図16Eは、アクセスポイントまたはワイヤレスネットワークインターフェースのようなワイヤレスネットワークデバイス用の物理層デバイスの例を示す機能ブロック図である。物理層デバイス802は図16Aに示すようにリンクレート判断モジュール820を備え得る。リンクレート判断モジュール820は、データがクライアントステーション810からアクセスポイント800に対して送信されるリンクレートを判断して、リンクレート情報をプロバイダネットワークデバイス5に渡す。物理層デバイス802は図16Bに示すようにリンク信号品質判断モジュール830を備え得る。リンク信号品質判断モジュール830は、リンクの信号品質を推定して信号品質情報をプロバイダネットワークデバイスに渡す。信号品質の推定は、受信信号強度(RSSI)、ビットまたはパケットエラーレートおよび/またはその他の適切な基準に基づいて行われ得る。
図16Cによると、物理層デバイス802はリンク方向判断モジュール840を備え得る。リンク方向判断モジュール840は、三角測量法(例えば、複数のアンテナを用いて行う)および/またはその他の方法を用いて、物理層デバイス802と相対的にクライアントステーションが位置している方向を判断するとしてもよい。物理層デバイス802は、ローカルネットワーク判断モジュール7にリンク方向情報を渡す。例えば、アクセスポイントは建物の外壁に隣接した位置に設けられている場合がある。クライアントステーション810が建物の内部を示す方向に位置している場合には、クライアントステーションがローカルかリモートかを判断するべく、さらにスピード、距離および/または信号品質を判断し得る。しかし、クライアントステーション810が建物の外部を示す方向に位置する場合には、クライアントステーション810はさらに分析を進めることなくリモートであると判断され得る。リンク方向、リンク距離、リンク信号品質、および/またはリンクデータレートの推定は、アクセスポイント、ネットワークインターフェースおよび/またはプロバイダネットワークデバイスのメディアアクセス制御(MAC)デバイスにおいて行われ得る。
図16Dによると、物理層デバイス802はクライアントステーション810までの距離を推定するリンク距離判断モジュール850を備え得る。距離の推定は、アクセスポイント800とクライアントステーション810との間におけるデータの送信および/または受信に必要な時間に基づいて行われるとしてもよい。
図16Eによると、物理層デバイス802はリンク方向、リンクスピード、リンク距離およびリンク信号品質のうち2つ以上を推定するとしてもよい。プロバイダネットワークデバイスは上記の推定値のうち2つ以上に基づいてステータスがローカルかリモートかを判断するとしてもよい。
図18Aおよび図18Bを参照しつつ説明すると、プロバイダネットワークデバイスは、リクエスタワイヤレスネットワークデバイスからの信号が1の中継器および/またはR個より多い中継器を介して受信されたかどうかを判断することによって、リクエスタワイヤレスネットワークデバイスのステータスがローカルかリモートかを判断するとしてもよい。ここでRは2以上の整数である。1以上の中継器が使用されているということは、リクエスタワイヤレスネットワークデバイスのステータスがローカルでないことを示し得る。
図18Aによると、リクエスタワイヤレスネットワークデバイス900は、1以上の中継器902−1、・・・902−Rを介してプロバイダネットワークデバイス910と通信する。ここでRは1以上の整数である。この実施例によると、プロバイダネットワークデバイス910は、アクセスポイント904とルータ906とを介して、インフラストラクチャーモードでリクエスタワイヤレスネットワークデバイス900と通信している。しかし、アドホックモードも使用し得る。プロバイダネットワークデバイス910は、リクエスタネットワークデバイスが1以上の中継器を介して通信しているかどうか、および/または使用されている中継器の数を判断する。プロバイダネットワークデバイス910は、中継器に関する判断に基づいて、リクエスタネットワークデバイスのステータスがローカルであるかリモートであるかを判断する。
例えば、一部のプロバイダネットワークデバイスは、中継器が使用されていればリクエスタネットワークデバイスはリモートであると判断するとしてもよい。別のネットワークの例を挙げると、プロバイダネットワークデバイスは、使用されている中継器の数がRよりも多い場合にはリクエスタネットワークデバイスがリモートであると判断するとしてもよい。ここでRは2以上である。プロバイダネットワークデバイス910は、任意の適切な方法を用いて中継器が利用されているかどうか感知し得る。例えば、プロバイダネットワークデバイスは、リクエスタネットワークデバイスからの確認応答(ACK)に必要な時間を1つの基準として用いてもよい。
図18Bは、リクエスタワイヤレスネットワークデバイスが1以上の中継器を介して通信しているかどうかを特定するための方法の一例に含まれるステップを説明するフローチャートである。ステップ920において制御が開始される。ステップ924において、リクエスタネットワークデバイスのステータスがローカルであるかリモートであるか判断する必要があるかどうか判断する。真であれば、ステップ926に進みタイマーをスタートさせる。
ステップ928において、リクエスタネットワークデバイスにメッセージを送信する。ステップ930において、確認応答(ACK)をリクエスタネットワークデバイスから受信したかどうか判断する。受信していない場合は、ステップ934においてタイマーが最大しきい値Tthmax未満であるかどうか判断する。真である場合は、ステップ930に戻る。ステップ930が真である場合は、ステップ940においてタイマーを止める。ステップ942において、タイマーが第2のしきい値Tth未満であるかどうか判断する。真であれば、ステップ944に進んでリクエスタネットワークデバイスのステータスをローカルに設定する。ステップ942が偽であるか、またはステップ934が偽である場合には、ステップ946に進みリクエスタネットワークデバイスのステータスをリモートに設定する。ステップ950において制御を終了する。
図19は、リクエスタネットワークデバイスを操作する方法に含まれるステップを示す。リクエスタネットワークデバイスはまず、プロバイダネットワークデバイスが貸し出し得るコンテンツへのアクセスを要求するとしてもよい。当該コンテンツに関する制約がリクエスタネットワークデバイスで終了すると、リクエスタネットワークデバイスは当該コンテンツについて再度アクセスを要求するとしてもよい。プロバイダネットワークデバイスがアクセスをM回与えると(Mは2以上の整数)、プロバイダネットワークデバイスは当該コンテンツの所有権を持ち、リクエスタネットワークデバイスは無制限のアクセスが与えられ得ると考えられる。
ステップ960で制御が開始される。ステップ964で、リクエスタネットワークデバイスが制限が課されたコンテンツを受信したかどうか判断する。ステップ964が真であれば、ステップ966に進み制限を格納する。カウンタをN=1に設定する。ステップ970において、制限を適用する。ステップ974において、制限が終了したかどうか判断する。偽であれば、ステップ974に戻る。真であれば、ステップ978に進んでユーザが同一コンテンツを再度要求しているかどうか判断する。要求していなければ、ステップ978に戻る。ステップ978が真であれば、リクエスタネットワークデバイスが承認を受信しているかどうか判断する。真であれば、ステップ986においてNをインクリメントする。ステップ990において、NがM以上かどうか判断する(Mは2以上の整数)。ステップ990が偽である場合、ステップ970に戻って制限の適用を続ける。ステップ990が真である場合、ステップ994に進んでコンテンツに課された制限を外す。
図20Aを参照しつつ説明すると、コンテンツ要求インターフェース1000は所望の保護コンテンツを要求且つキューするべく利用され得る。所望の保護コンテンツは、キュー1002に追加され、リモートコンテンツプロバイダ1004のようなリモート格納箇所から配信される。
コンテンツ要求インターフェース1000は、これに限定されないが、サーバ1006に位置するインターネットウェブサイト(またはその他のDCS)のようなインターフェースを含み得る。ローカルネットワーク13のユーザは、コンテンツ要求インターフェース1000において利用可能なコンテンツから所望の保護コンテンツを選択(および検索)するとしてもよい。つまり、ユーザはコンテンツ要求インターフェース1000に、以下に限定されないが、デスクトップパーソナルコンピュータ(PC)1008、ノート型PC1010、携帯電話1012、携帯情報端末(PDA)1014、およびテレビ1016などのデバイスを用いて、アクセスし得る。各デバイスは、コンテンツ要求インターフェース1000と(有線媒体または無線媒体を介して)遠隔対話するべく、ユーザインターフェース(UI)1018を備え得る。例えば、UI1018は、これらに限定されないが、ウェブブラウザまたは別のリモートブラウザインターフェースを含み得る。コンテンツ要求インターフェース1000はログイン手続き(例えば、ユーザ名および/またはパスワード)を利用し得る。
デスクトップPC1008は、モデム14、ブロードバンドサービスプロバイダ18およびDCS22を介して、コンテンツ要求インターフェース1000に接続されるとしてもよい。同様に、ノート型PC1010は、モデム14、ブロードバンドサービスプロバイダ18およびDCS22を介して、コンテンツ要求インターフェース1000に接続されるとしてもよい。携帯電話1012は、携帯電話用ネットワーク1020(および/またはワイヤレスネットワーク1022)およびDCS22を介して、コンテンツ要求インターフェース1000に接続されるとしてもよい。PDA1014は、ワイヤレスネットワーク1022およびDCS22を介して、コンテンツ要求インターフェース1000に接続されるとしてもよい。テレビ1016は、STB50およびDCS22を介して、コンテンツ要求インターフェース1000に接続されるとしてもよい。
ローカルネットワーク13のユーザがデバイスのうちのいずれか1つのUI1018を用いてコンテンツ要求インターフェース1000を介して所望の保護コンテンツ(例えば選択コンテンツ)を選択すると、選択コンテンツはそのユーザのキュー1002に追加される。例えば、キュー1002は、選択コンテンツを含むファイルそのものではなく、選択コンテンツの識別子を格納するとしてもよい。本実施例によると、キュー1002(つまりキューの格納コンテンツ)はサーバ1006に格納される。別の実施例では、キュー1002は、DCS22(図2乃至図5を参照のこと)および/またはローカルネットワーク13に接続される別のリモートコンピュータまたはサーバなどの別のリモート記憶位置に格納されるとしてもよい。
選択コンテンツがキュー1002に追加されるのは、コンテンツ要求インターフェース1000とのユーザ対話に基づいて行われるとしてもよいし、および/または、ローカルネットワーク13との対話によって行われるとしてもよい。ローカルネットワーク13はコンテンツ要求インターフェース1000を組み込むとしてもよい(例えば、コンテンツ要求インターフェース1000へのアクセスを与えるとしてもよい)。キュー1002は、リモートコンテンツプロバイダ1004またはローカルネットワーク13に、統合されていてもよいし、格納されていてもよいし、および/または通信するとしてもよい。ユーザはコンテンツ要求インターフェース1000を介して、キュー1002のコンテンツを視聴するとしてもよいし、キュー1002から選択を削除するとしてもよいし、キュー1002の選択コンテンツの順序を変更するとしてもよい。
リモートコンテンツプロバイダ1004は順次且つ非同期的に(つまり、オンデマンドではなく)、キュー1002の選択コンテンツをDCS22を介してローカルネットワーク13に供給する。例えば、リモートコンテンツプロバイダ1004は、ユーザが利用可能な(つまり、選択可能な)コンテンツをすべて格納するメモリを備えるとしてもよい。本実施例によると、リモートコンテンツプロバイダ1004はサーバ1006に位置している。他の実施例によると、リモートコンテンツプロバイダは別のリモートサーバまたはローカルサーバに位置しているとしてもよい。リモートコンテンツプロバイダ1004は、キュー1002に基づいてユーザがコンテンツを選択した順序に従って(例えば、先入れ先出し式で)ローカルネットワーク13に選択コンテンツを、リモートにキャッシュおよび配信する。つまり、リモートコンテンツプロバイダ1004は、ユーザが要求を出すと同時に選択コンテンツを提供する(つまりオンデマンド)のではなく、キュー1002に基づいてローカルネットワークに選択コンテンツをキャッシュおよび配信する。
リモートコンテンツプロバイダ1004は、上述したように、キュー1002のコンテンツに基づいてローカルネットワーク13に選択コンテンツを順次配信する。配信されたコンテンツには、図1乃至図14に基づいて上述したように、ローカルネットワーク13のユーザがアクセス可能である。例えば、配信されたコンテンツは特定回数または特定期間のみ視聴可能であるとしてもよい。これに代えて、配信されたコンテンツの利用条件には何の制限もないとしてもよい。特定の選択コンテンツに関しては、ローカルネットワークのユーザとリモートコンテンツプロバイダ1004との間の同意に基づいて、DVDまたはその他の可搬な(つまり取外し可能な)デジタル格納媒体またはその他の格納媒体に転送可能であるとしてもよい。
このため、リモートコンテンツプロバイダ1004は、キュー1002のコンテンツに基づいて、ローカルネットワーク13に選択コンテンツを選択的且つ順次配信する。特に、リモートコンテンツプロバイダ1004は、ユーザの要求とは非同期的に選択コンテンツを配信する(つまり、オンデマンドではない)。例えば、リモートコンテンツプロバイダ1004は、先に配信された選択が予め定められた回数または予め定められた期間視聴された後で(例えば、先に配信された選択が視聴されてから1週間後)キュー1002の次の選択を配信するとしてもよい。別の実施例によると、視聴された選択は自動的にローカルネットワーク13から消去されるとしてもよいし、ローカルネットワーク13の隠し部分に移されるとしてもよいし、任意の期間の経過後はユーザが利用できないようにするとしてもよい。キュー1002の次の選択は、先に視聴された選択が消去されるとローカルネットワーク13に配信される。
ローカルネットワーク13のユーザは、視聴した選択を任意の時点で消去して、コンテンツ要求インターフェース1000において視聴した選択が消去されたことを提示するとしてもよい。リモートコンテンツプロバイダ1004は、提示された選択が消去されたかどうか判断するべくローカルネットワークを検索してから次の選択を配信するとしてもよい。リモートコンテンツプロバイダ1004は、ユーザの動作に関わらず、配信されたコンテンツが存在するかどうか確認するべくローカルネットワーク13を、常時または周期的に検査するとしてもよい。これに代えて、ローカルネットワーク13は、先に配信された選択が消去されたことを示すメッセージをリモートコンテンツプロバイダ1004に送信し得る。リモートコンテンツプロバイダ1004は、先に配信した選択が消去されたと判断すると、自動的に選択コンテンツを配信する。
リモートコンテンツプロバイダ1004は、ローカルネットワーク13が受信した選択コンテンツのステータスに応じて選択コンテンツを配信するとしてもよい。例えば、リモートコンテンツプロバイダは、ローカルネットワーク13に存在する配信された選択の数に応じて選択コンテンツを配信するとしてもよい。ローカルネットワーク13のユーザが任意の時点で所有を許可される配信選択コンテンツの数は決まっているとしてもよい(例えば、3つ)。リモートコンテンツプロバイダ1004は、ローカルネットワーク13に存在する配信選択コンテンツの数が許可されている数よりも少なくなるまで、キュー1002の選択コンテンツのいずれも配信しない。受信した選択コンテンツ(つまり、先に配信されたコンテンツ)のうちのいずれかをユーザが消去すると、リモートコンテンツプロバイダ1004は自動的にキュー1002に基づいて選択コンテンツを配信する。例えば、受信した選択コンテンツのうち2つをユーザが消去すると、リモートコンテンツプロバイダ1004はキュー1002の次の2つの選択を自動的に配信する。
キュー1002の選択コンテンツは、コンテンツ要求インターフェース1000によってキューに入れられると、ローカルネットワーク13に自動的に配信されるとしてもよい。配信されたコンテンツはローカルネットワーク13でキャッシュされ、最初はユーザによるアクセス(例えば、視認および/または利用)が不可能である。例えば、配信されたコンテンツは、図2に示したようなHDD34の隠し部分に格納されるとしてもよい。ユーザは配信コンテンツがHDD34に格納されていることに気付かないとしてもよい。これに代えて、配信されたコンテンツをユーザは視認はできるが利用できない(つまり、アクセスできない)としてもよい。先に視聴されたコンテンツのいずれかが消去されると、キュー1002内のコンテンツの順序に従って、ユーザは配信されたコンテンツを利用できるようになる。例えば、リモートコンテンツプロバイダ1004は、配信されたコンテンツをアクセス可能にするべく(例えば、コンテンツを、図2に示したようなHDD34の隠し部分からユーザアクセス可能部分へと移すべく)、ローカルネットワーク13と通信するとしてもよい。このように、ローカルネットワーク13のユーザは、他の基準が満たされている場合(例えば、配信コンテンツへのアクセスが、選択コンテンツの許可数の基準を満たせば許可される場合)、キュー1002に基づいて選択コンテンツをリモートコンテンツプロバイダ1004が配信するまで待つ必要はない。
選択コンテンツを非同期に配信することによってロードバランシングを実現し得る。例えば、リモートコンテンツプロバイダ1004は、トラフィックが少ない特定の期間にローカルネットワーク13に選択コンテンツを配信するとしてもよい。一実施例によると、リモートコンテンツプロバイダ1004は特定の期間(例えば、トラフィックが少ない公知の期間)またはトラフィックがしきい値未満の場合にローカルネットワーク13に選択コンテンツを配信する。まず、選択コンテンツはHDD34の隠し部分に格納される。先に視聴されたコンテンツのいずれかが消去されると、キュー1002内のコンテンツの順にしたがってユーザは配信コンテンツを利用できるようになる。
図20B乃至図20Dは、コンテンツ要求インターフェース1000のほかの実施例を示す。図20Bに示すように、コンテンツ要求インターフェース1000およびキュー1002はサーバ1006に位置している。リモートコンテンツプロバイダ1004は別のサーバ1024に位置している。例えば、サーバ1024はローカルネットワーク13に近接して配置されたローカルサーバであってよい。
図20Cに示すように、サーバ1026は利用可能コンテンツ1028を格納する。選択コンテンツがキュー1002に追加されると、サーバ1026上の利用可能コンテンツ1028からリモートコンテンツプロバイダ1004に選択コンテンツが送信される。例えば、リモートコンテンツプロバイダ1004は、キュー1002のコンテンツに基づいてサーバ1026に選択コンテンツの要求を送信するとしてもよい。つまり、リモートコンテンツプロバイダ1004は、利用可能コンテンツ1028の全てを格納するわけではなく、選択コンテンツのみを格納する。
図20Dに示すように、ユーザはローカルネットワーク13を介してコンテンツ要求インターフェース1000にアクセスするとしてもよい。例えば、ノート型PC1010のユーザインターフェース1018を介して、ユーザはコンテンツ要求インターフェース1000にアクセスするとしてもよい。ノート型PC1010はネットワークデバイス30−Nを介してコンテンツ要求インターフェース1000に接続されている。
図20A乃至図20Dを参照して上述したように、同図によると、コンテンツ要求インターフェース1000はキュー1002のコンテンツに基づいてローカルネットワーク13に選択コンテンツを非同期的に(つまり、ユーザの要求とは非同期的に)配信する。当業者であれば想到するように、ある状況では選択コンテンツが同期的に配信されるとしてもよい。例えば、キュー1002に何も入っておらずローカルネットワーク13に受信した選択コンテンツがない場合(または、選択コンテンツの許可数未満の場合)、特定の選択は、ユーザによってキュー1002に追加されると即座に配信されるとしてもよい。
当業者であれば、本明細書で説明したようなほかのネットワーク構成ならびにその他のネットワーク構成も可能であることに想到する。
図21A乃至図21Eは、選択コンテンツを配信するさまざまな方法を説明するための図である。図21Aを参照しつつ説明すると、選択コンテンツ配信方法1100はステップ1102で開始される。ローカルネットワーク13のユーザはステップ1104において所望のコンテンツを選択する。ステップ1106において所望のコンテンツはキュー1002に追加される。ステップ1108において、リモートコンテンツプロバイダ1004は選択コンテンツをローカルネットワーク13に配信するための準備が整っている(例えば、配信が許可されている)かどうかを判断する。例えば、リモートコンテンツプロバイダ1004は、ローカルネットワーク13にある配信選択コンテンツの数が最大許可選択コンテンツ数を下回っているかどうか判断するとしてもよい。真であれば、方法1100はステップ1110に進む。偽であれば、方法1100はステップ1108に進む。ステップ1110において、リモートコンテンツプロバイダ1004はキュー1002内の選択コンテンツの順序に従ってローカルネットワーク13に選択コンテンツを配信する(または、アクセス可能にする)。
図21Bを参照しつつ説明すると、選択コンテンツ配信方法1120はステップ1122で開始される。ローカルネットワーク13のユーザはステップ1124において所望のコンテンツを選択する。ステップ1126において、コンテンツ要求インターフェース1000は所望のコンテンツをキュー1002に追加する。ステップ1128において、リモートコンテンツプロバイダ1004はローカルネットワーク13に存在する配信選択コンテンツMの数Mを判断する。例えば、リモートコンテンツプロバイダ1004はMを判断するべく(例えば、受信された選択コンテンツが消去されたかどうか判断するべく)ローカルネットワーク13を常時または定期的に検索する。別の実施例によると、ローカルネットワーク13が配信選択コンテンツの数Mを判断する。ステップ1130において、リモートコンテンツプロバイダ1004はMが配信選択コンテンツの許可数Nよりも少ないかどうか判断する。真であれば、方法1120はステップ1132に進む。偽であれば、方法1120はステップ1128に進む。ステップ1132では、リモートコンテンツプロバイダ1004はキュー1002の選択コンテンツの順序に従ってローカルネットワーク13に選択コンテンツの次の選択を配信する。
図21Cを参照しつつ説明すると、選択コンテンツ配信方法1140はステップ1142で開始される。ローカルネットワーク13のユーザはステップ1144において所望のコンテンツを選択する。ステップ1146において所望のコンテンツはキュー1002に追加される。ステップ1148において、ユーザは、受信した選択コンテンツが消去されたことをコンテンツ要求インターフェース1000において提示する。ステップ1150において、リモートコンテンツプロバイダ1004は、受信された選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。つまり、リモートコンテンツプロバイダ1004は受信された選択コンテンツが消去されているかどうか確認を試みる。真であれば、方法1140はステップ1152に進む。偽であれば、方法1140はステップ1154に進む。ステップ1152において、リモートコンテンツプロバイダ1004はキュー1002の選択コンテンツの順序に従ってローカルネットワーク13に選択コンテンツの次の選択を配信する。ステップ1154において、リモートコンテンツプロバイダ1004は受信されている選択コンテンツは消去されていない旨を示すメッセージをユーザに送信する。例えば、リモートコンテンツプロバイダ1004はユーザが受信した選択コンテンツを消去しなければならない旨を示すメッセージをコンテンツ要求インターフェース1000に送信するとしてもよい。
図21Dを参照しつつ説明すると、選択コンテンツ配信方法1160はステップ1162で開始される。ローカルネットワーク13のユーザはステップ1164において所望のコンテンツを選択する。ステップ1166において所望のコンテンツはキュー1002に追加される。ステップ1168において、ローカルネットワーク13は受信した選択コンテンツが消去されているかどうか判断する。真であれば、方法1160はステップ1170に進む。偽であれば、方法1160はステップ1168に進む。ステップ1170においては、ローカルネットワーク13は受信した選択コンテンツが消去されている旨を示すメッセージをリモートコンテンツプロバイダ1004に送信する。ステップ1172において、リモートコンテンツプロバイダ1004はキュー1002の選択コンテンツの順序に従ってローカルネットワーク13に選択コンテンツの次の選択を配信する。
図21Eを参照しつつ説明すると、選択コンテンツ配信方法1180はステップ1182で開始される。ローカルネットワーク13のユーザはステップ1184において所望のコンテンツを選択する。ステップ1186において所望のコンテンツはキュー1002に追加される。ステップ1188において、リモートコンテンツプロバイダ1004は、選択コンテンツに含まれる選択のうち1以上をローカルネットワーク13に配信する。例えば、選択コンテンツは、図2に示すようなHDD34の隠し部分に格納され得る。ステップ1190においてリモートコンテンツプロバイダ1004(またはローカルネットワーク13)は受信された選択コンテンツのいずれかが消去されているかどうか判断する(例えば、図21A乃至図21Dを参照しつつ先述したように)。真であれば、方法1180はステップ1192に進む。偽であれば方法1180はステップ1190に進む。ステップ1192において、リモートコンテンツプロバイダ1004またはローカルネットワーク13は、キュー1002の選択コンテンツの順序に応じて、ローカルネットワーク13の配信選択コンテンツを、ユーザに対して利用可能な状態にする。例えば、ローカルネットワーク13は、図2に示したようなHDD34のユーザアクセス可能部分に選択コンテンツを移動させるとしてもよい。
当業者であれば、以上の説明に基づき、本発明の広義の教示が様々な形態によって実施し得ることに想到し得る。このため、本発明は具体的な例を挙げて説明してきたが、本願の添付図面、明細書および請求項から当業者にはほかの変形が明らかであるので、本発明の真の範囲はそれらの具体例に限定されるべきではない。