JP2009528892A - カテーテル用の可撓性スリーブ - Google Patents

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Abstract

患者の体内の標的部位に治療薬を注入するためのカテーテルを提供する。該カテーテルは、先端と基端、及び先端と基端との間に伸びるルーメンを有する第1の長尺状シャフトを備えている。該カテーテルはまた、第1の長尺状シャフト内に摺動可能なように配置された針の形態の第2の長尺状シャフトも備え、前記針は、先端と基端、及び先端と基端との間に伸びるルーメンを有している。カテーテルは、湾曲部の内側に沿って圧縮されかつ湾曲部の外側に沿って伸長する可撓性スリーブを備えることができる。カテーテルは、追加又は代替として、針の前進を停止させるための停止面に関して位置を調節することのできる、調節可能な先端組織接触面を備えてもよい。カテーテルは、追加又は代替として、液圧式接触モニタを備えてもよい。

Description

本発明は、医療用カテーテル、例えば注入カテーテル、及びそのようなカテーテルの使用方法に関する。
医療用カテーテルは、侵襲性を最小限とする数々の医学的処置に使用される。例えば、カテーテルは、組織の切除、閉塞性沈着物の剥離又は心筋の血管再生のような外科処置を実施するために、標的部位に医療機器を誘導するために使用することができる。カテーテルはまた、管腔強化用ステント又は薬物溶出ステントのような植え込み型の医療用デバイスを、体内の植え込み部位に送達するために使用することもできる。カテーテルは、標的組織に治療薬を送達するために使用することもできる。特定用途のための注入カテーテルの1例は、心筋の血管形成及び心筋の組織再生を刺激するために、治療薬、例えば細胞及びウイルス治療薬を心筋壁に送達するために使用される針を備えた、心筋用の注入カテーテルである。
注入カテーテルに伴う課題の1つは、注射針が標的組織内に十分な深さまで侵入するのを確実にすることである。針の注入の深さが原因で針先端部が組織(例えば心室壁)を通り抜けた場合、あるいは針の注入の深さが十分に組織内に達しなかった場合、治療薬は所望の位置に送達されず、したがって処置の有効性が損なわれることになる。
正確な深さに注入する際の困難の1つは、所望の組織部位に到達するためにカテーテルが屈曲及び湾曲することが原因で、カテーテルシャフトもしくはカテーテルチューブに対する針の相対的な長さが増減することである。例えば、カテーテルが体内に挿入され、体内を通って移動するとき、カテーテルチューブ内に配置された針はカテーテルチューブと同様の動き及び屈曲にさらされることになる。しかしながら、様々な理由、例えば、摩擦、カテーテルチューブの内側面と針との間の空隙の広さ、及び可撓性レベルの違いから、カテーテルが湾曲した状態にあるときの針の先端とカテーテルチューブの先端との相対位置は、カテーテルが直線状態にあるときと同じ状態のままではないことがある。針がカテーテルチューブほどの可撓性を持たず、またカテーテルが捻じ曲げられて多数の湾曲部を有している場合には、針はカテーテルチューブ内で「抵抗が最小の経路」をたどって湾曲部をショートカットしてしまうので、針は先端側へと寄りすぎるか、あるいはカテーテルの端部を通り越してしまうこともある。したがって、注入するために針を先端方向へと前進させると、針が所望するよりも遠くに達し、その結果注入の深さが深くなりすぎる可能性がある。
反対に、屈曲及び湾曲の結果、針先端部がカテーテルチューブ内で十分に先端側まで達しない場合もある。例えば、ボストン・サイエンティフィック・コーポレイションから販売されている「Stiletto」カテーテルのようなある種の設計のカテーテルは、ポリマー押出成形品に比べて改善された耐キンク性を伴って可撓性を提供するために、カテーテルチューブ内にコイルが組み込まれている。しかしながら、屈曲の際に、コイルの巻線が湾曲部の外側で分離する可能性があり、このコイルの巻線の分離が中心線沿いのコイル長を増大させる。このことからコイルが針に対して長くなり、その結果として針先端部がカテーテルの先端に対して基端側に寄りすぎた位置になる。その結果、設置の際に針が十分な位置まで押し進められず、結果として注入の深さが浅くなるか、注入されない可能性すらある。例えば、注入の深さが2mmであって、内側にある針がカテーテル先端近くの静止位置から1.5mm後退してしまった場合、実際の注入の深さはわずか0.5mmとなる。
カテーテルの先端に対する針の相対的な長さの増減は、長手方向にかかる力によって生じることもある。例えば、コイルが組み込まれているカテーテルの場合には、カテーテルに長手方向の力がかかるとコイルが圧縮される可能性がある。するとコイルは長手方向に短くなり、針の先端に対するカテーテル先端の相対的な位置が変化するかもしれない。コイルの巻線が堅く巻かれている場合でも、長手方向の力がコイルの巻きのオフセットを引き起こす可能性があるので、やはりそのような長さの縮小が生じる可能性がある。
的確な深さに注入するという課題は、組織の違いによってさらに難しくなる。例えば、心筋注射の例に関しては、すべての患者が等しい厚さの心室壁を有しているわけではなく、このことが単一の深さの針ですべての患者を治療することを困難にしている。同様に、一人の患者の心臓の中でさえ壁厚は様々である。
米国特許出願第10/781,775号明細書 米国特許出願第11/037,154号明細書
注入の深さが変わりやすいこと、及びカテーテルチューブと針との間の長さの差に関する課題は、心筋用の注入カテーテルに限らず様々なタイプの注入カテーテルにおいて起こりうる。これらの課題を解決するある手法は、2004年2月20日出願の特許文献1(参照によって本願に組込まれる)に示されている。本明細書に記載される本発明のある実施形態は、これらの課題の解決への付加的かつ代替的手法に関するものである。
カテーテル、特に注入カテーテルに関する別の課題は、該デバイスの操作者が、デバイスが所望の位置にある時を認識できるようにすることである。例えば、注入カテーテルでは、注入部位でカテーテルの先端が組織と十分に接触した時を操作者が認識し、その後で針を設置できることが望ましい。この問題を解決するある手法は、2005年1月19日出願の特許文献2(参照によって本願に組込まれる)に示されている。本明細書に記載される本発明のある実施形態は、この課題の解決への付加的かつ代替的手法に関するものである。
発明の要約
本発明のある実施形態は、長さの著しい変化を伴わない良好な可撓性を提供する設計のカテーテルに関する。例えば、注入カテーテルは、長手方向に可撓性を有するスリーブであって針がその中を通り抜けるスリーブを有しうる。この可撓性スリーブは、該スリーブ内の開口部又はスロットにより可撓性をなす。該可撓性スリーブは力を加えられても著しい圧縮を示さず、また該可撓性スリーブの中心軸に沿って測定される可撓性スリーブの長手方向の長さは、該スリーブが曲げられても長さの著しい変化を示さない。このように、スリーブに対する針の相対的な長さが著しくは変化しないことにより、カテーテル端の先へと針が伸びる長さは、より信頼性の高いものとなる。本発明のある実施形態は、そのようなカテーテルの使用方法に関する。
本発明に従って注入カテーテルにおいて使用される可撓性スリーブは、スナイダー(Snyder)らの米国特許出願第2003/0009208A1号及びヤコブセン(Jacobsen)らの米国特許第6,428,489号(これらの開示内容は参照により本願に組込まれる)に示されているようなトルク性チップに幾何学的形状が類似しているかもしれない。本発明によれば、そのような設計の可撓性スリーブは、長さの変化に抵抗するため、したがって従来技術の設計の注入カテーテルにおける長さの変化に関連して存在する課題に取り組むために使用される。
本発明のある実施形態は、針の注入の深さを制御するための調節可能な先端接触面を備えた設計のカテーテルに関する。例えば、注入カテーテルは、カテーテル中の停止面に関して長手方向に移動させることができる調節可能なフードを備えることができる。停止面は、針を前進させうる距離を制限し、針が該停止面を越えて伸びる距離を事実上既知とする。停止面に関してフードを調節することによって、針の注入の深さを調節することができる。本発明のある実施形態は、調節可能な先端接触面を備えたカテーテルの使用方法に関する。
本発明のある実施形態は、カテーテルの先端に液圧式センサを備えた設計のカテーテルに関する。液圧式センサは、カテーテルの先端が標的組織と十分に接触しているときに感知する。本発明のある実施形態は、液圧式センサを備えたカテーテルの使用方法に関する。
本発明の実施形態の他の態様は、添付の特許請求の範囲に記載されている。
詳細な説明
図1は従来技術のカテーテル10を示している。カテーテルの基端側部分12は概略図で示され、カテーテルの先端側部分14はわずかに拡大された断面図で示されている。図2は、カテーテル10の最も先端側の部分のさらなる拡大断面図を示している。図1及び2に示されたカテーテル10は注入カテーテルである。当業者には明らかであるように、カテーテル10はボストン・サイエンティフィック・コーポレイション製の「Stiletto」カテーテルに類似している。
当業者には明らかであるように、カテーテル10の基端側部分12はハブ16及びマニホールド18を有している。カテーテル10は、組み立て式に構築可能な長尺状の外側カテーテルシャフト又はチューブ20を備えている。例えば、カテーテルチューブ20は、基端側部分22、第1の先端側部分24及び第2の先端側部分26を有していてもよい。カテーテルチューブ20のこれらの部分は、任意の適切な構築物でよい。例えば、基端側部分22は複合編組構造であってもよい。
治療的注射用の針ルーメンを有する針30は、カテーテル10の基端からカテーテル10の先端へとカテーテルチューブ20を通って伸びる。図に示されるように、針30は、注射剤を送達するための標的組織内への侵入を容易にするように、斜角をなした先端部32を有している。
図のカテーテル10では、フード40がカテーテルチューブ20の先端にある。該フードは、標的組織と接触するための接触面42を提供する。針30の先端は、フード40の中のフードルーメン44を通って伸びる。
カテーテル10は、カテーテルチューブ20の少なくとも一部に沿って伸びるコイル48を有している。例えば、コイル48は、カテーテル10の先端側部分14のほとんど又は全体にわたって伸びていてもよい。単なる例をあげれば、カテーテルチューブ20の長さがおよそ145cmで、コイル48がその長さの先端側33cmのほとんどにわたって伸びていてもよい。その他の多様な長さも当然可能である。
当業者には明らかであるように、カテーテルチューブ20の中のコイル48は、ポリマー押出成形品と比較して改善された耐キンク性を伴った可撓性をカテーテル10に提供する。すなわち、ポリマーチューブが圧縮力を受ける場合、特に屈曲部上に受ける場合、該
チューブはねじれ(キンク)を生じ易い。ねじれ傾向を低減する1つの方法は、より硬いポリマーチューブを提供することであるが、硬いポリマーチューブは可撓性を低下させる。カテーテルが曲がりくねった脈管を辿って標的部位に達することができるように、可撓性は重要である。
コイル48が、可撓性と、ポリマー押出成形品と比較して改善された耐キンク性との両方を提供する一方、屈曲の際にコイル48の巻線は湾曲部の外側において分離する場合がある。コイル48の巻線が分離すると、中心線に沿ったコイル48の長さが増大する。このことによりコイルが針30に対して長くなる結果、針先端部32がカテーテルの先端に関して基端側へ寄りすぎた位置になる。その結果、設置する際に針30が十分な位置まで押し進められず、結果として注入の深さが浅くなるか、注入されない可能性すらある。
このような長さの縮小をもたらす1つの要因は、コイル48の巻線が緊密で、隣りあう巻線が互いに当接するか又は非常に接近しており、その結果コイルは長手方向の圧縮に抵抗することができるという事実である。したがって、コイル48が曲げられると、湾曲部の内側の巻線は互いに接近する方向に移動する余地がほとんどない。このため、屈曲のために生じるはずの湾曲部の内側と外側との間の長さの変化の、全て又はほとんど全てが、コイル48の内側における圧縮ではなくコイル48の外側における伸長によって生じる。このことから、中心線上では伸長する結果がもたらされる。
コイル48の巻線が堅く巻かれている場合でも、長手方向の力のもとでは、長手方向の力がコイルの巻きのオフセットを引き起こす場合があるため、依然として長さの縮小が生じる可能性がある。すなわち、このような相対的な動きが生じる可能性から、コイル48は多少不安定となる。さらに、コイル48が曲げられてかつ長手方向の力を受ける場合、湾曲部の外側で巻線が一緒に動くことにより、あるいはコイルのオフセットにより、巻線が移動しやすくなる。
図3,4,5は本発明の実施形態を例示しており、それぞれ長手方向に可撓性を有するカテーテル用スリーブを示している。これらの図に示すような長手方向に可撓性を有するスリーブは、図1に示すようなカテーテルにおいてコイルの代わりに使用することができる。その他のすべての点において、カテーテルは同じであってよい。図3は、長手方向に可撓性を有するスリーブ50の一部を示している。図4は、長手方向に可撓性を有するスリーブ60の末端部分を示している。図5は、長手方向に可撓性を有するスリーブ70を示している。
図3に示す長手方向に可撓性を有するスリーブ50は、直線状のバー型コネクタ54によって接続された一連のリング52を含んでなる。隣接するリング52どうしが互いに接続されていない場所では、リング52どうしの間である程度の長手方向の相対的移動が可能であり、スリーブ50が屈曲可能となっている。さらに、湾曲部の内側においてスリーブ50の長さが短縮可能であると同時に湾曲部の外側においてスリーブ50の長さが増大可能であるため、中心線は比較的一定の長さを維持することができる。したがって、スリーブ50はカテーテルの中で針に対して比較的一定した相対位置を保つことができる。
図4に示す長手方向に可撓性を有するスリーブ60は、スリーブが長手方向の圧縮に十分抵抗することができるように設計された代替実施形態を示している。スリーブ60では、一連のリング62を接続するために2本の長いコネクタ64,66を使用することができる。長いコネクタ64,66はそれぞれ、スリーブ60の長手方向軸と平行な線に沿って伸びる。このようにして、スリーブ60が長手方向の圧縮力を受けると、2本の長いコネクタ64,66が長手方向の圧縮に抵抗することによって、スリーブ60の長さが維持される。同様の実施形態では、リング62を、図5でねじれ形になっているのとは対照的
にスリーブの長手方向軸と平行な線に沿って並んだ、1又は複数の一連の直線状バー型コネクタによって接続することも考えられる。コネクタを一列に並べることによって、スリーブが圧縮力に抵抗できるようになる。
図5に示す長手方向に可撓性を有するスリーブ70は、スリーブ70が長手方向の圧縮に抵抗することができるように、かつスリーブがあらゆる方向に撓みうるように設計された別の代替実施形態を示している。スリーブ70では、一連のリング72を接続するために2本の長いコネクタ74,76が使用されるが;この実施形態では長いコネクタ74,76はスリーブの長さに沿って螺旋形をなす向きに伸びる。このようにして、スリーブ70が長手方向の圧縮力を受けると、2本の長いコネクタ74,76が長手方向の圧縮に抵抗することによって、スリーブの長さが維持される。さらに、長いコネクタ74,76は螺旋形のパターンで伸びているので、該コネクタはいかなる1方向に沿った屈曲も妨げることがなく、スリーブ70が任意の向きに屈曲することができるようになっている。同様の実施形態では、リング72を、スリーブの長さに沿って螺旋形をなすように並んだ、1又は複数の一連の直線状バー型コネクタによって接続することも考えられる。この場合も、このようにしてコネクタを一列に並べることによって、スリーブが圧縮力に抵抗できるようになる。
既述のような長手方向のスリーブを、注入カテーテル中の針を囲むために使用することができる。例えば、上述のように、図示及び説明した長手方向に可撓性を有するスリーブを、図1に示すようなカテーテルにおいてコイルの代わりに使用することができる。スリーブ50を用いる場合のように、スリーブ60,70のいずれにおいても、隣接するリングが互いに接続されていない場所ではリングとリングとの間である程度の長手方向の相対的移動が可能であり、該スリーブが屈曲可能となっている。さらに、湾曲部の外側ではスリーブの長さが増大可能であると同時に湾曲部の内側ではスリーブの長さが縮小可能であるため、中心線は比較的一定の長さを維持することができる。したがって、スリーブはカテーテルの中で針に対して比較的一定した相対位置を保つことができる。
可撓性スリーブの他の実施形態も、本発明の範囲内において可能である。概して、該スリーブにより、可撓性を有すると同時に、中心線の長さを概ね維持しかつ長手方向の著しい圧縮を回避することが可能となる。
本発明によれば、カテーテルの材料特性を、カテーテルチューブと針とが圧縮力又は引張力のうち少なくともいずれか一方を相殺するように選択することができる。カテーテルチューブは、カテーテルを前進させる際ならびにカテーテルの先端が心臓壁のような組織に対して押し付けられる際に、圧縮力を受ける可能性がある。同様に、針は、組織内に設置される際に圧縮力を受ける可能性がある。カテーテルが屈曲部にある場合には、引張力を受ける可能性がある。
本発明によれば、前記の力を相殺し、かつカテーテルチューブと針との間の長さ変化の差を最小限にするために、所望の弾性率を備えた材料を選択することができる。材料は可撓性及び圧縮性の両方を考慮に入れて選択できる。考えられる材料の選択肢には、ニチノール、ステンレス鋼、PEEK(R)、cristamid(R)、ポリマーナイロンファミリー、及びナノ複合材料が挙げられる。カテーテルチューブ又は針のうち少なくともいずれか一方のためのチューブ材料は、任意の適切な構造のもの、例えば限定するものではないが巻き針金、スロット付きの(例えばニチノール製)チューブ材料、又は複合編組されたポリマー金属の構造のうち少なくともいずれかであってよい。
図1,2を参照すると、カテーテル10は針30の上に針止め34をさらに備えてもよい。針止め34は、押し進められた時にフード上の停止面46に当接するような大きさで
ある。このことにより、針がカテーテルの先端接触面42を越えて伸びることができる距離が制限され、注入の深さが制御される。
図6は、針の侵入深度の制御を支援することができる、別のカテーテル改良例を示している。図6は、カテーテルチューブ80、針82及びフード84を含んでなるカテーテルの先端部を示す。フード84の内側には、成型された停止リング86がある。針82を取り囲んでいるスリーブ88、例えばPTFE収縮チューブは、針が押し進められた時に該スリーブが停止リング86と接触するような大きさとすることができる。
図7は、針止め付きフードを備え、フードの位置を調節可能なカテーテルの先端部を示している。図7に示すように、カテーテルはカテーテルチューブ90、針92及びフード94を含んでなる。該カテーテルは、この図では成型ねじ部分95の一部である止め部96を含んでなる。針92を取り囲んでいるスリーブ98は、針92が押し進められた時に該スリーブが止め部96と接触するような大きさとすることができる。
図7に示すように、フード94は、成型ねじ部分95のねじ面97と係合するねじ面93を有する。フード94を成型ねじ部分95に対して回転させることによって、フードを止め部96に関して先端側及び基端側に移動させることができる。このように、止め部96からフード94の先端組織接触面99までの距離を調節可能である。フード94の先端組織接触面99は、組織と接触する面であるため、フードの位置の調節により針の侵入の深さが調節される。
図7の実施形態における針の侵入の調節により、操作者が針の侵入の深さを選択することが可能となる。操作者は、針の侵入について適切に設定するにあたり、処置の種類、患者、注入を受ける組織の性質などを考慮に入れることができる。
注入カテーテルに関する1つの問題は、カテーテルが注入を受ける組織と接触している時を、操作者が判断するのが難しい場合があることである。図8は、液圧式組織接触モニタを備えたカテーテルの先端を示す。図8に示すように、カテーテルはカテーテルチューブ100及び針102を含んでなる。カテーテルチューブ100の先端に液圧式組織接触モニタ104がある。モニタ104は、膨張式のカテーテルバルーンと同様に、小さな形状からより大きな形状まで膨張することができる。モニタ104は弾性材料で作られてもよいし非弾性材料で作られてもよい。図のように、モニタ104は概ね円環体の形状であるが、任意の適切な形状であってよい。モニタ104は液体で充填され、モニタルーメン106の先端に接続されている。図8に概略的に示すように、モニタルーメン106はその基端において、水圧ゲージ108と連通している。該ゲージはカテーテル自体の一部として、例えばマニホールド内に形成されてもよいし、あるいは外部デバイスであってもよい。ゲージは、モニタ104に対する圧力を計測することができる。ゲージはアナログ式でもデジタル式でもよく、所望の用途に特有の読み出し値を与えるように較正するとよい。例えば、ゲージは圧力を表示してもよいし、較正された力を表示してもよい。
カテーテルを押し進めて組織110と接触させると、モニタ104が圧迫され、モニタ内の液圧が上昇する。ゲージはこの圧力上昇を検知し、操作者に対してカテーテルが組織と接触したことを確認する。ゲージは、カテーテルが組織に対して押し付けられる力の大きさを測定するために使用することもできる。このように、操作者は、カテーテルの前進を停止させ、針を伸ばし、注入を行なうための適切な時を決定することができる。このことは、カテーテルが組織に達する前には針を伸ばさないことを確実にする助けとなり、また、カテーテルが標的位置に到着した後で操作者がカテーテルに前進させる力を加え続けることのないよう確実にする助けにもなる。力を多く加えすぎると組織を損傷する可能性があり、不正確な針の設置も組織を損傷する可能性がある。
モニタ104のための膨張流体はX線造影剤であってもよい。この方法により、操作者は、圧迫によるモニタ104の変形を通して接触を視覚化することもできる。
当然のことであるが、本発明の注入カテーテルは、任意の薬学的に許容可能な治療薬、例えば非遺伝子治療薬、生体分子、小分子、又は細胞などを送達するために使用することができる。
典型的な非遺伝子治療薬には、抗血栓形成剤、例えばヘパリン、ヘパリン誘導体、プロスタグランジン(ミセル状プロスタグランジンE1を含む)、ウロキナーゼ、及びPPack(デキストロフェニルアラニン・プロリン・アルギニン・クロロメチルケトン)など;抗増殖性作用薬、例えばエノキサプリン(enoxaprin )、アンギオペプチン、シロリムス(ラパマイシン)、タクロリムス、エベロリムス、ゾタロリムス、平滑筋細胞の増殖を阻害することができるモノクローナル抗体、ヒルジン、及びアセチルサリチル酸など;抗炎症薬、例えばデキサメタゾン、ロシグリタゾン、プレドニゾロン、コルチコステロン、ブデソニド、エストロゲン、エストラジオール、スルファサラジン、アセチルサリチル酸、ミコフェノール酸、及びメサラジンなど;抗新生物性/抗増殖性/抗有系分裂性の作用薬、例えばパクリタキセル、エポチロン、クラドリビン、5−フルオロウラシル、メトトレキセート、ドキソルビシン、ダウノルビシン、シクロスポリン、シスプラチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、エポチロン、エンドスタチン、トラピジル、ハロフギノン、及びアンギオスタチンなど;抗がん剤、例えばc−myc腫瘍遺伝子のアンチセンス阻害剤など;抗微生物薬、例えばトリクロサン、セファロスポリン、アミノグリコシド、ニトロフラントイン、銀イオン、銀化合物もしくは銀塩など;バイオフィルム合成阻害剤、例えば非ステロイド性抗炎症薬、及びキレート剤、例えばエチレンジアミン四酢酸、O,O’ビス(2−アミノエチル)エチレングリコール−N,N,N’,N’−四酢酸及びこれらの混合物など;抗生物質、例えばゲンタマイシン、リファンピン、ミノサイクリン、及びシプロホルキサシン(ciprofolxacin )など;キメラ抗体及び抗体フラグメントを含む抗体;麻酔薬、例えばリドカイン、ブピカイン、及びロピバカインなど;酸化窒素;酸化窒素(NO)ドナー、例えばリンシドミン、モルシドミン、L−アルギニン及びNO・炭水化物付加物、ポリマーもしくはオリゴマーのNO付加物など;抗凝血剤、例えばD−Phe−Pro−Argクロロメチルケトン、RGDペプチド含有化合物、ヘパリン、抗トロンビン化合物、血小板受容体アンタゴニスト、抗トロンビン抗体、抗血小板受容体抗体、エノキサパリン、ヒルジン、ワルファリンナトリウム、ジクマロール、アスピリン、プロスタグランジン阻害剤、シロスタゾールのような血小板凝集阻害剤、及びダニの抗血小板因子など;血管細胞増殖促進剤、例えば成長因子、転写活性化因子及び翻訳促進因子など;血管細胞増殖阻害剤、例えば成長因子阻害剤、成長因子受容体アンタゴニスト、転写抑制因子、翻訳抑制因子、複製阻害剤、遮断抗体、成長因子に対する抗体、成長因子と細胞毒素とから構成されている二官能性分子、抗体と細胞毒素とから構成されている二官能性分子など;コレステロール低下剤;血管拡張剤;内因性のバスコアクティブな(vascoactive )機構を妨げる作用薬;熱ショックタンパク質の阻害剤、例えばゲルダナマイシンなど;アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤;β遮断薬;bARキナーゼ(bARKct)阻害剤;ホスホランバン阻害剤;ABRAXANETMのようなタンパク質結合小粒子剤;ならびに上記のものの任意の組み合わせ及びプロドラッグ、が挙げられる。
典型的な生体分子には、ペプチド、ポリペプチド及びタンパク質;オリゴヌクレオチド;核酸、例えば二本鎖又は一本鎖DNA(裸のDNA及びcDNAを含む)、RNA、アンチセンス核酸、例えばアンチセンスDNA及びアンチセンスRNA、小型干渉RNA(siRNA)、及びリボザイム;遺伝子;炭水化物;成長因子を含む血管新生因子;細胞周期阻害剤;ならびに抗再狭窄剤、が挙げられる。核酸は、例えばベクター(ウイルスベクターを含む)、プラスミド又はリポソームのような送達システムに組み込まれてもよい。
限定するものではないがタンパク質の例としては、serca−2タンパク質、単球走化性タンパク質(MCP−1)及び骨形成タンパク質(「BMP」)、例えばBMP−2、BMP−3、BMP−4、BMP−5、BMP−6(Vgr−1)、BMP−7(OP−1)、BMP−8、BMP−9、BMP−10、BMP−11、BMP−12、BMP−13、BMP−14、BMP−15などが挙げられる。好ましいBMPは、BMP−2、BMP−3、BMP−4、BMP−5、BMP−6及びBMP−7のうち任意のものである。これらのBMPは、ホモダイマー、ヘテロダイマー、又はこれらの組み合わせとして、単独で又は他の分子と一緒に提供することができる。別例として、又は追加として、BMPの上流又は下流の作用を誘導することができる分子を提供することができる。そのような分子には、「ヘッジホッグ」タンパク質のうち任意のもの、又は該タンパク質をコードするDNAが挙げられる。限定するものではないが遺伝子の例としては、細胞死に対して防御するサバイバル遺伝子、例えば抗アポトーシス性のBcl−2ファミリー因子及びAktキナーゼなど;serca2遺伝子;ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。限定するものではないが血管新生因子の例としては、酸性及び塩基性の線維芽細胞増殖因子、血管内皮成長因子、上皮成長因子、形質転換成長因子α及びβ、血小板由来内皮成長因子、血小板由来増殖因子、腫瘍壊死因子α、肝細胞増殖因子及びインスリン様成長因子などが挙げられる。限定するものではないが細胞周期阻害剤の例としては、カテプシンD(CD)阻害剤が挙げられる。限定するものではないが抗再狭窄剤の例としては、p15、p16、p18、p19、p21、p27、p53、p57、Rb、nFkB及びE2Fデコイ、チミジンキナーゼ(「TK」)及びこれらの組み合わせ、ならびに細胞増殖を妨げるのに役立つその他の作用薬が挙げられる。
典型的な小分子には、ホルモン、ヌクレオチド、アミノ酸、糖及び脂質があり、化合物は100kD未満の分子量を有する。
典型的な細胞には、幹細胞、前駆細胞、内皮細胞、成人の心筋細胞、及び平滑筋細胞が挙げられる。細胞は、ヒト起源のもの(自己又は同種異型)でも動物源由来のもの(異種)でもよいし、遺伝子操作したものでもよい。限定するものではないが細胞の例としては、サイドポピュレーション(SP)細胞、リニエージ陰性(Lin)の細胞(LinCD34、LinCD34、LincKitを含む)、間葉系幹細胞(間葉系幹細胞と5−aza)、臍帯血細胞、心臓もしくはその他の組織由来の幹細胞、全骨髄、骨髄単核細胞、内皮前駆細胞、骨格の筋芽細胞もしくは衛星細胞、筋肉由来の細胞、go細胞、内皮細胞、成人の心筋細胞、繊維芽細胞、平滑筋細胞、成人の心臓繊維芽細胞+5−aza、遺伝子組換え細胞、組織工学によって作製された移植片、MyoD瘢痕繊維芽細胞、ペースメーカー細胞、胚性幹細胞クローン、胚性幹細胞、胎児もしくは新生児の細胞、免疫学的にマスクされた細胞、ならびに奇形腫由来の細胞が挙げられる。
治療薬のうちの任意のものを、生物学的に両立可能な程度に組み合わせることもできる。
本発明の特定の実施形態について例証し、詳細に説明してきたが、当然ながら様々な変更、置換、及び改変を本発明の範囲内で行うことができる。本発明は、様々な修正形態及び等価な配置構成を包含するように意図されている。その他の例は、当業者には上記の説明から容易に確認可能であり、また添付の特許請求の範囲に定めた本発明の思想及び範囲から逸脱することなく作製することができる。
カテーテルシャフト又はカテーテルチューブの中にコイルを有する先行技術のカテーテルを示す図。 図1のカテーテルの先端の拡大図。 長手方向に可撓性を有するカテーテル用スリーブの第1の実施形態を示す図。 長手方向に可撓性を有するカテーテル用スリーブの第2の実施形態を示す図。 長手方向に可撓性を有するカテーテル用スリーブの第3の実施形態を示す図。 針止め付きフードの第1の実施形態を備えたカテーテルの先端を示す図。 針止め付きフードの第2の実施形態を備え、かつフードの位置を調節可能なカテーテルの先端を示す図。 液圧式組織接触モニタを備えたカテーテルの先端を示す図。

Claims (20)

  1. 注入カテーテルであって、
    先端と基端、及び先端と基端との間に伸びる第1のルーメンを有する長尺状シャフトと、
    基端と先端、及び基端と先端との間に伸びる針ルーメンを有する針であって、長尺状シャフトの第1のルーメン内に配置され、カテーテルの基端からカテーテルの先端へと伸びている針と、
    複数のリングと、該複数のリングのうち少なくとも2つを接続するための少なくとも1つのコネクタとを含んでなる可撓性スリーブと
    からなる注入カテーテル。
  2. コネクタは、可撓性スリーブのリングのうち少なくとも3つを接続する、請求項1に記載の注入カテーテル。
  3. コネクタは、可撓性スリーブの全てのリングを接続する、請求項1に記載の注入カテーテル。
  4. コネクタは、スリーブの長手方向軸に平行な向きに伸びる、請求項1に記載の注入カテーテル。
  5. コネクタは、可撓性スリーブのリングのうち少なくとも3つを接続する、請求項4に記載の注入カテーテル。
  6. コネクタは、可撓性スリーブの全てのリングを接続する、請求項4に記載の注入カテーテル。
  7. コネクタは、スリーブの長手方向軸に関して螺旋形をなす向きに伸びる、請求項1に記載の注入カテーテル。
  8. コネクタは、可撓性スリーブのリングのうち少なくとも3つを接続する、請求項7に記載の注入カテーテル。
  9. コネクタは、可撓性スリーブの全てのリングを接続する、請求項7に記載の注入カテーテル。
  10. 注入カテーテルの使用方法であって、
    (i)(a)先端と基端、及び先端と基端との間に伸びる第1のルーメンを有する長尺状シャフトと、
    (b)基端と先端、及び基端と先端との間を伸びる針ルーメンを有する針であって、長尺状シャフトの第1のルーメン内に配置され、カテーテルの基端からカテーテルの先端へと伸びている針と、
    (c)可撓性スリーブと
    からなる注入カテーテルを提供することと、
    (ii)湾曲部に沿ってカテーテルを屈曲させることと、可撓性スリーブが湾曲部の内側に沿って圧縮され、かつ可撓性スリーブが湾曲部の外側に沿って伸長することを伴うことと
    からなる方法。
  11. 注入カテーテルであって、
    先端と基端、及び先端と基端との間に伸びる第1のルーメンを有する長尺状シャフトと、
    基端と先端、及び基端と先端との間に伸びる針ルーメンを有する針であって、長尺状シャフトの第1のルーメン内に配置され、カテーテルの基端からカテーテルの先端へと伸びている針と、
    長尺状シャフトに対して固定された停止面と、
    針に対して固定された針止めと、
    停止面に関して位置を調節することのできる先端組織接触面と
    からなる注入カテーテル。
  12. 調節可能なフードからさらになり、該調節可能なフード上に先端組織接触面が設けられている、請求項11に記載の注入カテーテル。
  13. 調節可能なフードはねじ式係合により調節可能である、請求項12に記載の注入カテーテル。
  14. 注入カテーテルの使用方法であって、
    (i)(a)先端と基端、及び先端と基端との間に伸びる第1のルーメンを有する長尺状シャフトと、
    (b)基端と先端、及び基端と先端との間に伸びる針ルーメンを有する針であって、長尺状シャフトの第1のルーメン内に配置され、カテーテルの基端からカテーテルの先端へと伸びている針と、
    (c)長尺状シャフトに対して固定された停止面と、
    (d)針に対して固定された針止めと、
    (e)先端組織接触面と
    を含んでなる注入カテーテルを提供することと、
    (ii)停止面に関する先端組織接触面の位置を調節することと
    からなる方法。
  15. カテーテルは調節可能なフードからさらになり、該調節可能なフード上に先端組織接触面が設けられている、請求項14に記載の方法。
  16. 調節可能なフードはねじ式係合により調節可能である、請求項15に記載の方法。
  17. カテーテルであって、
    先端と基端、及び先端と基端との間に伸びる第1のルーメンを有する長尺状シャフトと、
    長尺状シャフトの先端に設けられた液圧式接触モニタと、
    基端と先端とを有するモニタルーメンと、モニタルーメンの先端は液圧式接触モニタに接続され、モニタルーメンの基端はゲージに接続されるように作られていることと
    からなるカテーテル。
  18. 液圧式接触モニタは膨張式バルーンを含んでなる、請求項17に記載のカテーテル。
  19. カテーテルの使用方法であって、
    (i)(a)先端と基端、及び先端と基端との間に伸びる第1のルーメンを有する長尺状シャフトと、
    (b)長尺状シャフトの先端に設けられた液圧式接触モニタと、
    (c)基端と先端とを有するモニタルーメンと、モニタルーメンの先端は液圧式接触モニタに接続され、モニタルーメンの基端はゲージに接続されるように作られている
    ことと
    からなるカテーテルを提供することと、
    (ii)カテーテルを体腔内で押し進めることと、
    (iii)液圧式接触モニタにおける圧力を検知することと
    からなる方法。
  20. 液圧式接触モニタは膨張式バルーンを含んでなる、請求項19に記載の方法。
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