JP2009528113A - 締結装置 - Google Patents
締結装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009528113A JP2009528113A JP2008556874A JP2008556874A JP2009528113A JP 2009528113 A JP2009528113 A JP 2009528113A JP 2008556874 A JP2008556874 A JP 2008556874A JP 2008556874 A JP2008556874 A JP 2008556874A JP 2009528113 A JP2009528113 A JP 2009528113A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastening
- fastening element
- carrier
- state
- orientation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Prostheses (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
Description
一般に、装置によって取り付けられる1つまたは複数の物体を、穿通するようになされることが最も多い要素を備え、それらの向きは、穿通中に変えることができる。この種類の様々なコネクタの例を、以下で提示する。
穿通方向に延び、前記第1の物体から突出し、またはそれに連結され、かつ固定部分を有する、少なくとも1つの締結要素を提供する工程であって、締結要素は、固定部分が前記第2の物体を穿通するのに適した穿通向きを有する穿通状態と、前記固定部分が穿通向きに対して横向きの取付け向きを有する取付け状態との間で、その状態を変化するようになされ、前記固定部分の前記取付け向きは、前記締結要素が初めに製作された所定の状態であり、締結要素に拘束力を加えることにより、固定部分を穿通向きにし、拘束力が加えられなくなるときに、固定部分がその第2の向きから前記所定の状態に戻ることを可能にする可能性を有する工程と、
少なくとも1つの固定部分が穿通向きにある間に、前記第2の物体を穿通させる工程と、
締結要素の状態を前記取付け状態に変化させるために、前記拘束力を加えなくする工程とを含む。
前記固定部分が、取付け向きと少なくとも同様の初期向きにあり、拘束力がそこに加えられるときに、前記初期向きを穿通向きに変化させる可能性を有する状態で、前記締結要素を製作する工程と、
固定部分を前記穿通向きにするために前記拘束力をそこに加えるように、締結要素上に拘束要素を配置する工程であって、前記拘束力を固定部分から取り除き、それにより固定部分を前記取付け向きにするために、前記拘束要素を締結要素に沿った方向に動かすことができ、拘束要素が、前記方向において締結要素より短い寸法を有する工程とを含む。
1. 血管内に挿入するための締結装置の準備:上記のように締結装置は、ステントグラフトと一体に、またはそれと別個に製作することができるので、さらなる説明では、締結装置の担持体への言及はそれぞれ、締結装置の締結要素が取り付けられたステントグラフト、または、内部に配備される締結装置の締結要素により穿通されるステントグラフトの連結領域として、理解されるべきである。
2. ステントグラフトの挿入に伴う、またはそれに続く、締結装置の部位への送達および血管内部での位置決め。
3. 締結装置を血管穿通準備完了状態にすること。
4. 穿通プロセス。
5. 血管へのステントグラフトの取付け。
締結装置は、血管内に挿入されるとき、脈管系の関連部分を通って送達されるために十分小さくなるように、折り畳まれたまたは縮小された状態となるべきである。そのような状態では、担持体は縮小状態にあり、締結要素は穿通状態にあるが、所望の配置と異なる配置では、締結要素は、それらの固定部分の固定向きを穿通方向にするべきである。そのような縮小された配置の例は、図9Aから図10Bを参照しながら上記で説明した。締結要素をこれらの配置に維持するために、外部シースまたは他の適当な手段を使用することができる。締結要素に加えて、同じシースもまた、担持体が自己拡張式である場合、担持体をその縮小状態に保持することができる。
締結装置は、当業界で知られた一般的な方法に従って、たとえばガイドワイヤおよびカテーテルなどを使用して、動脈瘤へと送達される。折り畳まれた締結装置が動脈瘤に送達されると、位置決めが行われる。締結装置を血管内部の正しい位置に位置決めするために、位置決め手段が使用される。
締結装置が血管内部に位置決めされた後、締結要素は、穿通状態となることが求められ、穿通方向、すなわち血管の想像軸Cに対して径方向に、方向付けられる必要がある。既に上記で説明したように、締結装置は、折り畳まれた状態で血管内部のその所望の位置に送達され、そこで締結要素は、穿通方向と平行ではない。締結要素を穿通方向にすることは、上記で説明したように、その血管内への挿入中に直接的または間接的に締結装置を覆っていた外部シースを、取り外すことによって実行される。図22は、締結要素221を示しており、締結要素221は、ステントグラフトの担持体223と、穿通状態にある締結要素225とを備え、締結要素225は、締結要素225が穿通するべき壁部Wを有する血管の中心に位置決めされ、穿通方向に向けられている。締結要素は、たとえば図4Aに示す保持部など、本発明によって説明された上記の任意の保持部とすることができる、保持部227とともに示される。
担持体は、穿通プロセス中に担持体の種類に応じて、以前に説明した手段によって(図2に示すように)拡張され、それに連結された締結要素は、血管壁を穿通する。担持体が自己拡張式である場合、穿通は自動的に進行する。しかし、図17Aから図17Eの担持体171など、担持体がその塑性域内で拡張させられる場合、その拡張は、バルーンによって実行される。図23Aから図23Cは、前記担持体を膨張させるのに適したバルーンの一例を示す。図23Aは、嵩張る形成物233をその上に有するバルーン231を示しており、バルーン231は、収縮状態(図23B)、または膨張状態(図23C)となるようにされる。形成物233は、図17Aから図17Eに示す担持体171の担持部分175を押し、それによってそれらの形を凹状から凸状に屈曲させるようになされる。形成物233は、バルーン231の同じ膨張システムにより、または別個のシステムにより、膨張させることができる。上記のバルーンは、それらの軸のいくつかまたは全てに関して対称とすることができる。
上記のいくつかの例で説明したように、拘束可能部分を拘束して保持するための拘束手段を締結要素が備える場合、ステントグラフトの取り付けは、拘束手段が解放された後に行われ、締結要素の固定部分が、図4B、図4C、図5B、図5C、図6Bおよび図25に示すような取付け向きとなることを可能にする。拘束手段は、たとえば図25の例など、締結要素によって穿通される血管壁によりその上に加えられる力によって、あるいは、図17Aから図19Cを参照して説明されるように、担持体の形の変化または回転手段によって解放され、後者の場合、上記で議論したようにバルーンなどの追加手段が必要となることがある。
13 担持体
15 締結要素
17 基部部分
18 固定部分
19 拘束可能部分
33 担持体
41 保持部
43 フランジ
45 近位端
51 保持部
53 ケーブル
55 ワイヤ
61 保持部
63 ケーブル
71 停止部
80 締結要素
81 締結要素
82 保持部
83 保持部
84 スロット
85 ねじ切りされた部分
86 突起
91 ステント
93 締結要素
95 締結要素
97 締結要素
99 締結要素
103 締結要素
110 締結要素
111 ステント
113 締結要素
115 締結要素
117 上端
119 下端
121 担持体
122 基部部分
123a 締結要素
123b 締結要素
124 拘束可能部分
126 固定部分
128 物体
129 物体
133 締結要素
134a 基部部分
134b 基部部分
135 拘束可能部分
136 固定部分
137 先端
138 固定部分
139 締結要素
141 固定部分
143 保持部
145 先端
151 固定部分
153 保持部
161 締結要素
163 基部部分
165a 拘束可能部分
165b 拘束可能部分
166 ワイヤ
167a 固定部分
167b 固定部分
168a 保持部
168b 保持部
171 担持体
173 締結要素
174 頂点
175 担持部分
175a 連結部
175b 連結部
176 制限ストラット
177 屈曲点
181 担持体
183 締結要素
185 ステントグラフト
190 吻合用締結装置
191 担持体
193 締結要素
195 回転手段
197 固定部分
198 バルーン
199 基部部分
201 位置決め手段
203 締結装置
205 担持体
206 上方部分
207 下方部分
211 位置決め手段
211a 上端部
211b 下端部
212 シース
213 締結装置
214 ガイドワイヤ
216 保護カバー
221 締結要素
223 担持体
225 締結要素
227 保持部
231 バルーン
233 形成物
241 締結装置
243 ステントグラフト
245 締結要素
247 ガイドワイヤ
260 連結線
261 締結装置
262 位置決め手段
263a 上方シース
263b 下方シース
264 締結要素
265 ステント担持体
266 グラフト
267 保持部
268 固定部分
271 締結要素
273 下方部分
275 保持部
277 上方部分
W 血管壁
LH 長さ
LR 長さ
LB 長さ
F 作動力
S ストラット
L 突出長さ
Δa 距離
Δb 距離
R 半径
r 半径
DPM 直径
LPM 長さ
β 角度
DC 直径
A 大動脈
Claims (67)
- 第1の物体を第2の物体に取り付けるための、第1の物体に結合される締結装置であって、前記装置は、基部部分と少なくとも1つの固定部分とを有する、少なくとも1つの締結要素を備え、前記締結要素が初めは、その固定部分が前記基部部分に対する第1の向きを有する状態で製作され、前記少なくとも1つの固定部分が第2の向きにある間に、それに対して露出された前記第2の物体を穿通することを可能にするように、前記固定部分を前記基部部分に対する前記第2の向きにする可能性を有し、前記締結要素がさらに、前記取付けをもたらすために前記第2の向きを前記第1の向きに変えるように適合される、締結装置。
- 前記少なくとも1つの締結要素が、前記基部部分と前記固定部分との間に拘束可能部分を備え、前記締結要素が初めは、その固定部分が前記基部部分に対する前記第1の向きを有する状態で製作され、前記拘束可能部分を拘束することにより、前記固定部分を前記基部部分に対する前記第2の向きにする可能性を有し、それにより、前記拘束可能部分から拘束力が解放されるときに、前記固定部分がその第2の向きからその第1の向きに戻ることを可能にし、前記装置内の前記締結要素は、穿通状態を有し、前記穿通状態においては前記拘束可能部分が拘束されて、前記少なくとも1つの固定部分を、その穿通向きを構築する前記第2の向きに維持し、前記少なくとも1つの固定部分が前記穿通向きにある間に前記第2の物体を穿通することを可能にし、前記締結要素がさらに、前記穿通状態を取付け状態に変えるようになされ、前記取付け状態では、前記拘束力が解放されて前記少なくとも1つの固定部分をその前記第1の向きに戻し、前記第1の物体が前記第2の物体に取り付けられるその取付け向きを構築する、請求項1に記載の締結装置。
- ステントとともに使用されるように適合された医療用締結装置である、請求項2に記載の締結装置。
- 前記ステントが、ステントグラフトを備え、前記装置が、少なくとも1つの担持部分を有する担持体をさらに備え、前記少なくとも1つの担持部分上に、少なくとも1つの締結要素が取り付けられ、前記ステントグラフトが、少なくとも1つの連結領域を有し、前記担持体は、前記締結要素が前記連結領域にて前記ステントグラフトを穿通し前記連結領域から突出することを可能にするように、前記ステントの内側に挿入可能である、請求項3に記載の締結装置。
- 前記ステントの一体部分を構築し、前記ステントが、少なくとも1つの担持部分を有する担持体を構築し、前記少なくとも1つの担持部分上に、前記少なくとも1つの締結要素が取り付けられる、請求項3に記載の締結装置。
- 少なくとも1つの担持部分を有する担持体をさらに備え、前記少なくとも1つの担持部分に複数の前記締結要素が取り付けられる、請求項1に記載の締結装置。
- 前記締結要素が穿通される第2の物体から比較的離れて配置される縮小状態と、前記締結要素の少なくとも一部が前記第2の物体付近に接近させられ、前記物体を穿通させられる拡張状態との間で、前記担持体がその状態を変化するようになされる、請求項4または5のいずれか一項に記載の締結装置。
- 前記担持体がその縮小状態にあるとき、前記締結要素が、穿通方向とは異なる方向に向けられ、前記担持体は、前記締結要素が前記第2の物体に接近させられる前に前記締結要素を前記穿通方向と位置合せするように適合される、請求項7に記載の締結装置。
- 前記担持体を前記縮小状態に保持するために、前記担持体に少なくとも間接的に圧縮力をかけるためのシースをさらに備え、前記シースは、前記担持体を拡張させるために取り外すことができる、請求項7または8に記載の締結装置。
- 前記担持体が、その中に挿入可能なバルーンの膨張により拡張され、収縮により縮小されるようになされる、請求項7または8に記載の締結装置。
- 前記装置が、複数の締結要素と、少なくとも1つの締結要素の前記拘束可能部分をそれぞれ前記拘束状態に維持するための、複数の拘束要素とを備え、前記拘束要素がそれぞれ、前記拘束可能部分を解放するための作動力をそこに加え、それにより前記締結要素の前記固定部分をそれらの取付け向きにするようになされる、請求項2から10のいずれか一項に記載の締結装置。
- 前記担持体が、前記作動力を加えるための作動手段の一部を構成する、請求項6から9のいずれか一項に従属する請求項11に記載の締結装置。
- 前記担持体は、前記担持体が前記少なくとも1つの固定部分の長さによって規定される所定の程度まで拡張されたときに、前記各拘束要素に前記作動力を加えるようになされた構成を備える、請求項12に記載の締結装置。
- 各締結要素は、前記少なくとも1つの固定部分が、前記固定部分の長さによって規定される所定の程度まで前記第2の物体を穿通したときに、前記拘束要素に前記作動力を加えるようになされた構成を備える、請求項11に記載の締結装置。
- 前記程度は前記固定部分の長さより長い、請求項14に記載の締結装置。
- 前記拘束要素が拘束力を前記拘束可能部分に直接的または間接的に加えて前記少なくとも1つの固定部分を前記穿通位置に維持する拘束位置と、前記拘束力を前記拘束可能部分から取り除く解放位置との間で、少なくとも1つの前記拘束要素を前記締結要素に対して動かすことができ、それにより前記少なくとも1つの固定部分を前記取付け向きにする、請求項11から15のいずれか一項に記載の締結装置。
- 前記少なくとも1つの固定部分が、前記締結要素の遠位端と前記拘束可能部分との間に延び、前記固定部分は、前記穿通向きにあるとき、前記拘束要素が前記締結要素の前記遠位端から離れる方向に移動するにつれて前記拘束要素から突出する、請求項16に記載の締結要素。
- 前記拘束要素が、その近位端に配置され前記拘束要素から横方向に延びるフランジを有し、そのフランジに前記固定部分から離れる方向の力が加えられるときに動くようになされ、前記力が前記作動力を構成する、請求項14から17のいずれか一項に記載の締結要素。
- 前記フランジが、前記拘束要素の近位端に配置され、前記拘束要素から横方向に突出する、請求項18に記載の締結要素。
- 前記基部部分および前記固定部分が、前記拘束可能部分において互いに機械的に連結される個別の部品である、請求項1から19のいずれか一項に記載の締結装置。
- 前記締結要素が、少なくとも前記拘束可能部分にて弾性的に変形可能な単一体である、請求項2から19のいずれか一項に記載の締結装置。
- 前記締結要素が、超弾性材料または形状記憶材料を含む、請求項21に記載の締結装置。
- 前記締結要素の前記初期状態では、その固定部分が、前記基部部分に対して第1の角度に配置され、前記締結要素の前記穿通状態では、前記固定部分が、前記基部部分に対して前記第1の角度と異なる第2の角度に配置され、それにより前記固定部分が、前記第1の角度にあるときよりも前記基部部分と位置合せされる、請求項20、21、または22に記載の締結装置。
- 前記締結要素の前記初期状態および前記取付け状態では、前記締結要素が屈曲させられ、または、前記締結要素の穿通状態では、前記締結要素が直線状にされる、請求項21または22に従属する場合の請求項23に記載の締結装置。
- 前記締結要素が、複数の固定部分と、前記締結要素の長さに沿って連続的に構成されたそれぞれの複数の拘束可能部分とを有する、請求項1から24のいずれか一項に記載の締結装置。
- 前記締結要素を前記取付け向きに係止するようになされた係止手段をさらに備える、請求項1から25のいずれか一項に記載の締結装置。
- 第1の物体を第2の物体に取り付けるための、前記第1の物体に結合される締結装置であって、前記装置が、少なくとも1つの締結要素を備え、前記締結要素が、基部部分、少なくとも1つの固定部分、および前記基部部分と前記少なくとも1つの固定部分との間の拘束可能部分を有し、前記締結要素が、穿通状態を有し、前記穿通状態においては、前記拘束可能部分が拘束されて、前記少なくとも1つの固定部分を前記基部部分に対する穿通向きに維持し、それにより、前記少なくとも1つの固定部分が前記穿通向きにあるとき、前記穿通向きにある間に前記第2の物体を穿通することを可能にし、前記締結要素が、前記穿通状態を取付け状態に変化させるようになされ、前記取付け状態では、前記拘束可能部分が解放されて、前記少なくとも1つの固定部分を前記穿通向きと異なる取付け向きにし、前記締結要素の前記取付け状態は、前記拘束可能部分が拘束される前の前記締結要素の初期状態と少なくとも類似しており、前記装置が、少なくとも1つの拘束要素をさらに備え、前記少なくとも1つの拘束要素が、前記拘束可能部分を前記拘束状態に維持するために少なくとも前記拘束可能部分上に配置され、前記拘束要素が、前記拘束可能部分を解放しそれにより前記締結要素の前記固定部分をそれらの取付け向きにするように、前記拘束可能部分に作動力を加えるようになされる、締結装置。
- 各締結要素は、前記少なくとも1つの固定部分が前記固定部分の長さに対応する所定の程度まで前記第2の物体を穿通したときに、その拘束要素に前記作動力を加えるようになされた構成を備える、請求項27に記載の締結装置。
- 前記程度が、前記固定部分の長さより長い、請求項28に記載の締結装置。
- 前記拘束要素が拘束力を前記拘束可能部分に直接的または間接的に加えて前記少なくとも1つの固定部分を前記穿通位置に維持する拘束位置と、前記拘束力を前記拘束可能部分から取り除く解放位置との間で、少なくとも1つの前記拘束要素を前記締結要素に対して動かすことができ、それにより前記少なくとも1つの固定部分を前記取付け向きにする、請求項27、28、または29に記載の締結装置。
- 前記少なくとも1つの固定部分が、前記締結要素の遠位端と前記拘束可能部分との間に延び、前記固定部分は、前記穿通向きにあるとき、前記拘束要素が前記締結要素の前記遠位端から離れる方向に移動するにつれて前記拘束要素から突出する、請求項30に記載の締結要素。
- 前記拘束要素の少なくとも近位端が、その残りの部分から横方向に向かって突出する、請求項27から31のいずれか一項に記載の締結要素。
- 第1の物体を第2の物体に取り付けるための締結装置であって、前記装置は、担持体を備え、前記担持体は、少なくとも1つの担持部分と、前記担持部分に対して固定されるようにそれに取り付けられた少なくとも1つの締結要素とを有し、前記担持体は、前記第1の物体を構成し、または前記第1の物体に連結可能であり、前記担持体の前記少なくとも1つの担持部分は、前記締結要素が前記第2の物体を穿通するために穿通方向に方向付けられるその初期状態から、前記第2の物体を前記担持体に向かって少なくとも部分的に押すために、前記締結要素が前記穿通方向に対して横方向に方向付けられるその最終状態へと、塑性的に変形可能である、締結装置。
- 血管内に配備され少なくとも1つの連結領域を有するようになされたステントであって、前記ステントが、少なくとも前記血管内に配備された後に、締結装置として機能し、少なくとも1つの締結要素を備えるようになされ、前記少なくとも1つの締結要素が、前記連結領域から穿通方向に突出し、かつ固定部分を有し、少なくとも前記固定部分が前記血管壁を穿通することを可能にする穿通向きと、前記固定部分が前記穿通方向に対して横方向に向けられ、前記血管壁を前記ステントの前記連結領域に向かって少なくとも部分的に押すようになされる取付け向きとの間で、前記穿通方向に対する前記固定部分の向きを変更可能なステント。
- 前記ステントが、ストラットと、前記連結領域に沿ってストラット上に取り付けられた少なくとも1列の締結要素とを有し、前記領域が、前記締結要素のための担持体を構築する、請求項34に記載のステント。
- ストラットとそれにより担持されるグラフトとをさらに備え、締結装置を内部に受けるようになされ、前記締結装置が、担持体と複数の前記締結要素とを備え、前記締結要素が、前記血管壁の前記穿通前に前記ステントの前記連結領域において前記グラフトを穿通するようになされた、請求項35に記載のステント。
- 前記締結要素が前記血管壁から比較的離れて配置される縮小状態と、前記締結要素の少なくとも一部が前記血管壁の付近に接近させられ、前記血管壁を穿通させられる拡張状態との間で、前記担持体がその状態を変化するようになされる、請求項35または36に記載のステント。
- 前記担持体がその縮小状態にあるとき、前記締結要素が、穿通方向と異なる方向に向けられ、前記担持体は、前記締結要素を前記血管壁に接近させる前に、前記締結要素を前記穿通方向と位置合せするようになされる、請求項37に記載のステント。
- 前記ステントを前記縮小状態に保持するために、前記ステントに圧縮力をかけるシースをさらに備え、前記シースは、前記ステントを拡張させるために取り外すことができる、請求項34に従属する請求項37または38に記載のステント。
- 拡張させられ、縮小されるようになされる、請求項36または37に記載のステント。
- 前記担持体が、その中に挿入可能なバルーンによって膨張および収縮させられるようになされ、それにより、前記ステントをその前記連結領域において、それぞれ拡張、縮小するようになされる、請求項36に従属する請求項39に記載のステント。
- 前記担持体が担持部分を有し、前記担持部分に前記締結要素が取り付けられ、前記担持部分が、それらの形状および/または向きを、前記担持体の隣接する部分に対して変化させるようになされ、それにより前記締結要素の特殊な配置を、その前記固定部分が前記穿通向きを有するそれらの穿通配置と、前記固定部分が前記穿通方向に対して横方向に向けられる前記取付け向きとの間で変化させる、請求項35から41のいずれか一項に記載のステント。
- 前記担持部分が、それらの形状および/または向きの前記変化のために塑性変形するようになされる、請求項42に記載のステント。
- 前記担持部分は、前記担持体が前記拡張状態にされたとき前記塑性変形をするようになされる、請求項35に従属する請求項43に記載のステント。
- 前記担持部分が、前記担持体の残りの部分の材料と異なる材料で製作される、請求項42、43、または44に記載のステント。
- 前記担持部分は、それらの形状および/または向きの前記変化の前に、前記担持体の隣接領域のジオメトリと異なるジオメトリを有する、請求項42から45のいずれか一項に記載のステント。
- 前記少なくとも1つの締結要素が、前記固定部分の前記向きを変化させるために前記担持体に対して移動することが可能である、請求項35から46のいずれか一項に記載のステント。
- 前記担持体が、複数の担持部分を有し、前記締結要素が、前記担持部分に対して固定されるように取り付けられ、前記担持体が、前記第1の物体を構築し、またはそれに連結可能であり、前記担持体の前記担持部分は、前記締結要素が前記第2の物体を穿通するように穿通方向に方向付けられるそれらの初期状態を、前記締結要素が前記第2の物体を前記担持体に向かって少なくとも部分的に押すように、前記穿通方向に対して横方向に方向付けられるそれらの最終状態に変えるために、塑性変形可能である、請求項35から47のいずれか一項に記載のステント。
- 第1の物体を第2の物体に取り付けるための、前記第1の物体と結合される締結装置の製作方法であって、前記装置が、少なくとも1つの締結要素を備え、前記締結要素が、基部部分および固定部分を備え、前記固定部分は、前記固定部分が前記第2の物体を穿通するようになされる穿通向きと、前記穿通向きに対して横方向である取付け向きとの間で、前記基部部分に対する向きを変化させることができ、
前記固定部分が、前記取付け向きと少なくとも類似した初期向きにあり、前記拘束力がそこに加えられるときに、前記初期向きを穿通向きに変化させる可能性を有する状態で、前記締結要素を製作する工程と、
前記固定部分を前記穿通向きにするために前記拘束力をそこに加えるように、前記締結要素上に拘束要素を配置する工程であって、前記拘束要素は、前記拘束力を前記固定部分から取り除き、それにより前記固定部分を前記取付け向きにするために、前記締結要素に沿った方向に動かすことができ、前記拘束要素が前記方向において前記締結要素より短い寸法を有する工程とを含む方法。 - 第1の物体を第2の物体に取り付けるための方法であって、
穿通方向に延び、前記第1の物体から突出し、またはそれに連結され、かつ固定部分を有する、少なくとも1つの締結要素を提供する工程であって、前記締結要素は、前記固定部分が前記第2の物体を穿通するのに適した穿通向きを有する穿通状態と、前記固定部分が前記穿通向きに対して横向きの取付け向きを有する取付け状態との間で、その状態を変化するようになされ、前記固定部分の前記取付け向きは、前記締結要素が初めに製作された所定の状態であり、前記締結要素に拘束力を加えることにより、前記固定部分を前記穿通向きにし、前記拘束力が加えられなくなるときに、前記固定部分がその第2の向きから前記所定の状態に戻ることを可能にする可能性を有する工程と、
少なくとも1つの前記固定部分が前記穿通向きにある間に、前記第2の物体を穿通させる工程と、
前記締結要素の状態を前記取付け状態に変化させるために、前記拘束力を加えなくする工程とを含む方法。 - 複数の締結要素を提供する工程を含み、前記締結要素の固定部分は、前記取付け向きにあるとき、前記第2の物体上または前記第2の物体内に縫目を形成するように位置合せされる、請求項50に記載の方法。
- 前記締結要素が屈曲可能であり、前記方法がさらに、前記固定部分が前記穿通向きにある非屈曲状態から、前記要素が前記屈曲領域にて屈曲させられ、前記固定部分が前記取付け向きにある屈曲状態へと、前記締結要素の前記状態を変化させる工程を含む、請求項51に記載の方法。
- 前記締結要素を非屈曲状態にする前に、前記締結要素を屈曲力により所定の屈曲状態に設定する工程をさらに含む、請求項52に記載の方法。
- 少なくとも1つの保持部により前記屈曲力に対抗する相殺力をもたらすことによって、少なくとも1つの締結要素を前記非屈曲状態に維持する工程と、前記少なくとも1つの締結要素に対する前記少なくとも1つの保持部の移動により、前記屈曲力が前記締結要素を前記屈曲領域において屈曲させることを可能にする工程とをさらに含む、請求項50から53のいずれか一項に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの締結要素を係止手段によって前記取付け向きに維持する工程をさらに含む、請求項50から54のいずれか一項に記載の方法。
- 共通の担持体上に取り付けられる複数の前記締結要素を提供する工程をさらに含む、請求項50から55のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1および第2の物体が、管状物体であり、そのうちの前記第1の物体が前記第2の物体を用いて配備される、請求項56に記載の方法。
- 前記担持体が前記第1の物体の一部である、請求項57に記載の方法。
- 前記締結装置が、前記第1の物体内に配備され、前記締結要素の前記突出は、前記締結要素が前記第2の物体を穿通する前に前記第1の物体を穿通することによって達成される、請求項57に記載の方法。
- 前記担持体が、初めは縮小状態にあり、前記締結要素が、それらの穿通状態において、前記穿通方向と異なる方向に方向付けられ、前記方法が、前記締結要素を実質的に同時に前記穿通方向に位置合せする工程をさらに含む、請求項58または59に記載の方法。
- 前記担持体は、縮小、拡張させることができ、前記締結要素を前記穿通方向に前記位置合せする工程は、前記担持体がその拡張状態となることにより前記締結要素が前記第2の物体を穿通するより前に実行される、請求項60に記載の方法。
- 前記担持体の前記縮小状態が、シースによって前記担持体に圧縮力をかけることによって得られる、請求項61に記載の方法。
- 前記担持体を前記拡張させることおよび前記縮小することが、それぞれバルーンによるその膨張および収縮によって行われる、請求項62に記載の方法。
- 前記第2の物体を所定の程度まで前記穿通するとき、前記担持体のさらなる拡張により、前記拘束力の解放が生じ、それにより、前記締結要素の前記固定部分の前記向きが、前記穿通向きから前記固定向きに変わる、請求項63に記載の方法。
- 前記第2の物体を、それが前記保持部に接触するまで前記穿通するとき、前記担持体のさらなる拡張により、前記保持部が締結要素に対して動かされ、それにより前記拘束力を解放する、請求項54に従属する請求項63に記載の方法。
- 前記締結装置を前記第2の物体内で所望の位置に前記配備するための、位置決め手段をさらに備える、請求項57から65のいずれか一項に記載の方法。
- 前記締結装置を前記第2の物体の前記軸に対して中心合せする工程をさらに含む、請求項57から65のいずれか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US77836706P | 2006-03-03 | 2006-03-03 | |
PCT/IB2007/000511 WO2007099448A2 (en) | 2006-03-03 | 2007-03-05 | A fastening device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009528113A true JP2009528113A (ja) | 2009-08-06 |
JP2009528113A5 JP2009528113A5 (ja) | 2010-04-22 |
Family
ID=40494746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008556874A Pending JP2009528113A (ja) | 2006-03-03 | 2007-03-05 | 締結装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009528113A (ja) |
CN (1) | CN101394815A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021526423A (ja) * | 2018-06-13 | 2021-10-07 | エンドロン メディカル エルティーディー | グラフト固定システム、アプリケーター、および方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5893856A (en) * | 1996-06-12 | 1999-04-13 | Mitek Surgical Products, Inc. | Apparatus and method for binding a first layer of material to a second layer of material |
JP2002224123A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-08-13 | Ethicon Endo Surgery Inc | ヘルニアメッシュを固定するためのファスナ |
JP2003517349A (ja) * | 1999-07-30 | 2003-05-27 | シー・アール・バード・インク | カテーテル定位システム |
JP2003521988A (ja) * | 2000-02-09 | 2003-07-22 | アンソン メディカル リミテッド | 動脈を修復するための装置 |
JP2004270918A (ja) * | 2003-02-17 | 2004-09-30 | Wakai & Co Ltd | 軟質ボードへの取り付け用ピン |
-
2007
- 2007-03-05 CN CNA2007800077139A patent/CN101394815A/zh active Pending
- 2007-03-05 JP JP2008556874A patent/JP2009528113A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5893856A (en) * | 1996-06-12 | 1999-04-13 | Mitek Surgical Products, Inc. | Apparatus and method for binding a first layer of material to a second layer of material |
JP2003517349A (ja) * | 1999-07-30 | 2003-05-27 | シー・アール・バード・インク | カテーテル定位システム |
JP2003521988A (ja) * | 2000-02-09 | 2003-07-22 | アンソン メディカル リミテッド | 動脈を修復するための装置 |
JP2002224123A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-08-13 | Ethicon Endo Surgery Inc | ヘルニアメッシュを固定するためのファスナ |
JP2004270918A (ja) * | 2003-02-17 | 2004-09-30 | Wakai & Co Ltd | 軟質ボードへの取り付け用ピン |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021526423A (ja) * | 2018-06-13 | 2021-10-07 | エンドロン メディカル エルティーディー | グラフト固定システム、アプリケーター、および方法 |
JP7359787B2 (ja) | 2018-06-13 | 2023-10-11 | エンドロン メディカル エルティーディー | グラフト固定システム、アプリケーター、および方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101394815A (zh) | 2009-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10893940B2 (en) | Triggering anchor launchers for heart valve repair/replacement anchors | |
US20090048665A1 (en) | Fastening Device | |
US7128754B2 (en) | Catheter-based fastener implantation apparatus and methods | |
US7955380B2 (en) | Prosthesis fixation apparatus and methods | |
CN109890331B (zh) | 具有收缩护套的支架移植物递送系统和使用方法 | |
EP2387379B1 (en) | Stent graft and introducer assembly | |
EP2204141B1 (en) | Prosthesis deployment system retention device | |
JP4405262B2 (ja) | 血管内動脈瘤修復システム | |
EP1369098B2 (en) | Controlled deployment delivery system | |
JP2008507331A (ja) | 長さ方向に支持されていない部分を有する血管内ステント−移植片を送出すための装置および方法 | |
US20080177301A1 (en) | Apparatus and method for anchoring a prosthetic structure to a body tissue | |
JP2009528113A (ja) | 締結装置 | |
CN116963697A (zh) | 瓣环成形术植入物系统及相关方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100305 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100305 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120207 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120626 |